JPH10320107A - 手書き文字認識機能を有する手書き文字入力装置 - Google Patents

手書き文字認識機能を有する手書き文字入力装置

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JPH10320107A
JPH10320107A JP12412097A JP12412097A JPH10320107A JP H10320107 A JPH10320107 A JP H10320107A JP 12412097 A JP12412097 A JP 12412097A JP 12412097 A JP12412097 A JP 12412097A JP H10320107 A JPH10320107 A JP H10320107A
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JP
Japan
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character
recognition
kanji
handwritten
input
Prior art date
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Application number
JP12412097A
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English (en)
Inventor
Yojiro Touchi
洋次郎 登内
Toshinori Kawamura
聡典 河村
Naoki Natori
直毅 名取
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH10320107A publication Critical patent/JPH10320107A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】座標入力装置側に手書き文字認識機能を持たせ
ることで、電子情報処理機器に負担をかけずに手書き文
字による当該処理機器への入力が容易に行えるように
し、且つ電子情報処理機器との間のインタフェースの簡
略化を図る。 【解決手段】タブレット部111のタブレット面と表示
部114の表示面とが一体に形成された手書き文字入力
装置110に文字認識部112を設け、タブレット部1
11から入力された手書き文字の筆跡の座標値列をもと
に当該文字認識部112で認識処理を行って、複数の認
識候補の文字コードを取得し、更にその認識候補の中か
ら表示部114を介してユーザと対話することでユーザ
指定の正解文字を選択し、それを文字コード出力部11
3によりPC100の手書き入力装置ドライバ103に
出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーソナルコンピ
ュータに代表される電子情報処理機器と接続して用いて
好適な、手書き文字認識機能を有する手書き文字入力装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パーソナルコンピュータ、ワード
プロセッサ等に代表される電子情報処理機器へのテキス
ト情報の入力は、キーボードに割り当てられた文字のキ
ーを押すことによって行われるのが一般的である。
【0003】ところが、通常キーボードに配置されてい
るキーの数はせいぜい百個程度であり、各キー(文字キ
ー)にはアルファベット、数字、よく使われる記号が割
り当てられている。これらのキーとシフトキーやコント
ロールキーなどの特殊なキーと組み合わせて使用して
も、せいぜい数百通りのコードしか出力することができ
ない。日本語の場合には3000以上の文字種があるた
め、これらの文字(漢字)の入力には、いわゆる仮名漢
字変換処理が必要となる。
【0004】通常、仮名漢字変換処理では、 (1)目的の漢字仮名混じりの文字列(単語等)の読み
をアルファベット(で構成されるローマ字)により入力
し、そのアルファベットの文字列をローマ字仮名漢字変
換処理で仮名文字列に変換する処理 (2)変換された仮名文字列を単語や文節単位で漢字仮
名混じり文へ変換する処理 という2つの変換処理が必要である。
【0005】しかし、これらの処理は初心者にとって煩
わしいものである。また、慣れたとしても、漢字の読み
から変換するために思い通りの文字を入力するのに手間
取る場合もある。
【0006】そこで、従来のキーボードを用いてテキス
ト入力を行う場合の不便さを解消するために、タブレッ
ト装置の座標入力面(タブレット面)を手書きによる文
字の筆記面として用い、当該タブレット装置を通して筆
記された手書き文字の認識を電子情報処理機器側で行う
方法が試みられている。
【0007】この方法を適用するシステムは、図15に
示すように、電子情報処理機器としての例えばパーソナ
ルコンピュータ(以下、PCと称する)210に、キー
ボード211とは別に、表示部221(の表示面)とタ
ブレット部222(のタブレット面)とが一体となっ
た、いわゆる表示一体型のタブレット装置220を接続
して構成される。
【0008】PC210には、当該PC210のキーボ
ード211用のドライバ(キーボードドライバ)21
3、当該PC210のディスプレイ212用のドライバ
(ディスプレイドライバ)214、タブレット部222
用のドライバ(タブレットドライバ)215、及び仮名
漢字変換処理を行うためのアプリケーションプログラム
(仮名漢字変換プログラム)を用いて実現される仮名漢
字変換部216とは別に、タブレット装置220のタブ
レット部222からタブレットドライバ215を介して
入力された手書き文字(の座標値列)の認識処理を行う
ためのアプリケーションプログラム(文字認識プログラ
ム)を用いて実現される文字認識エンジン(文字認識
部)217が組み込まれる。
【0009】このようなシステムにおいて、利用者が表
示一体型のタブレット装置220のタブレット部222
に文字を筆記すると、その文字の筆跡の座標値列が当該
タブレット部222で検出されてPC210のタブレッ
トドライバ215に送られる。
【0010】PC210のタブレットドライバ215に
送られた手書き文字の筆跡座標値列は文字認識エンジン
217に渡され、この入力座標値列の示す手書き文字の
認識処理が当該エンジン217で行われる。
【0011】また、表示一体型のタブレット装置220
の表示部220の制御は、PC210側にてディスプレ
イドライバ214を介して、当該PC210のディスプ
レイ212に対するのと同様に行われる。
【0012】さて、以上のシステムでタブレット装置2
20を用いて文字入力を行うには、筆記者は例えば次の
ような操作手順を行う必要がある。まず筆記者は、タブ
レット装置220の表示部221(及びPC210のデ
ィスプレイ212)の表示画面上に、図16に示すよう
な文字入力ウィンドウをアプリケーションウィンドウと
は別に開く。
【0013】次に筆記者は、表示部221上に開かれた
文字入力ウィンドウ内の文字記入枠231(多くの場合
1文字単位)にペンPにより文字を記入する。この記入
文字の座標値列はタブレット部222からPC210側
に送られて、文字認識エンジン217での認識処理に供
され、複数の認識候補が例えば類似度の大きい順に認識
候補文字表示域232に表示されると共に、先頭の認識
候補が認識結果枠233に表示される。
【0014】筆記者は、認識結果枠233に表示された
認識結果の文字が正しくない場合には、認識候補文字表
示域232から正しい文字を選択する。筆記者は、認識
候補文字表示域232から正しい文字を選択すると、或
いは認識結果枠233に表示された認識結果の文字が正
しい場合には、採用ボタン234をペンPで選択する。
すると、筆記者が選択した文字(の文字コード)が、筆
記者が呼び出した所望のアプリケーション(アプリケー
ションプログラム)218に渡される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上記したようにタブレ
ット装置を手書き文字の入力に用いる従来技術において
は、つぎに列挙するような問題があった。 (1)文字認識エンジン(を実現するための文字認識プ
ログラム)を、当該タブレット装置が接続されるパーソ
ナルコンピュータ(PC)等の電子情報処理機器にイン
ストールする必要がある。
【0016】(2)タブレット装置からのデータをパー
ソナルコンピュータに送るための接続の他に、パーソナ
ルコンピュータからのディスプレイ出力をタブレット装
置(の表示部)側に送るための接続が必要であり、イン
タフェースが複雑となる。
【0017】(3)文字認識エンジンをパーソナルコン
ピュータ上で駆動させる必要があるため、当該パーソナ
ルコンピュータに負荷がかかる。このため、タブレット
装置(座標入力装置)を手書き文字の入力に用いる従来
技術では、キーボードのように手軽にテキスト入力が行
えるわけではない。
【0018】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
でその目的は、座標入力装置側に手書き文字認識機能を
持たせることにより、パーソナルコンピュータ等の電子
情報処理機器に余分な負担をかけることなく、手書き文
字による電子情報処理機器への入力をキーボードと同様
の形態で容易に行うことができ、しかも電子情報処理機
器との間のインタフェースの簡略化が図れる手書き文字
入力装置を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の観点に係
る手書き文字入力装置は、表示装置の表示面と一体に形
成された座標入力面を有し、当該座標入力面に筆記され
た手書き文字の筆跡座標を得るための座標入力装置(即
ち表示一体型の座標入力装置)と、この座標入力装置に
より取得された筆跡座標の示す筆跡の文字認識処理を行
う文字認識手段と、この文字認識手段の認識結果を上位
装置である電子情報処理機器に出力する文字認識結果出
力手段とを備えたことを特徴とする。
【0020】このように、本発明の第1の観点に係る構
成においては、座標入力装置(タブレット装置)と文字
認識装置(文字認識エンジン)とを一体化した手書き文
字入力装置とし、ユーザが座標入力面に筆記した筆跡の
文字認識処理を、当該手書き文字入力装置側で行い、パ
ーソナルコンピュータに代表される上位装置である電子
情報処理機器には、文字認識結果が出力されるようにし
たので、電子情報処理機器に余分な負担をかけることな
く、手書き文字による当該電子情報処理機器への入力を
容易に行うことが可能となる。しかも、手書き文字入力
装置と電子情報処理機器との間の情報の授受は、当該入
力装置から電子情報処理機器への文字認識結果の送信だ
けでよく、したがって電子情報処理機器と手書き文字入
力装置との間のインタフェースが簡略化できる。
【0021】なお、文字認識結果出力手段から電子情報
処理機器に出力される文字認識結果が、上記筆跡座標の
示す筆跡の文字認識処理により得られる複数の認識候補
(上位候補)であっても、或いはその複数の認識候補の
中から、ユーザ操作による正解文字の選択指定に応じて
選択される正解文字であっても構わない。正解文字が電
子情報処理機器に出力される構成では、即ち手書き文字
入力装置の文字認識手段に正解文字選択機能を持たせた
構成では、正解文字を選択するためのインタフェースを
手書き文字入力装置で一体化することになるから、手書
き文字入力装置のみで手書き文字入力から正解文字選択
までを一括して行うことができ、手書き文字入力におけ
る操作性が増し、しかも電子情報処理機器の負担を一層
軽減することが可能となる。
【0022】また、電子情報処理機器側では、手書き文
字入力装置を文字入力専用として単独で用いる構成とし
ても、電子情報処理機器側が通常に有するキーボードと
手書き文字入力装置とを文字入力用に併用する構成とし
ても構わない。また、キーボードから非漢字の文字列を
入力し、その非漢字の文字列を漢字混じりの文字列に変
換する電磁情報処理機器においてキーボードと手書き文
字入力装置とを併用するシステムを構築する場合に、手
書き文字入力装置からの入力文字列は漢字混じりの文字
列への変換対象としない方式、或いは手書き文字入力装
置からの入力文字列を含めて漢字混じりの文字列への変
換対象とする方式が適用可能である。
【0023】本発明の第2の観点に係る手書き文字入力
装置は、表示装置の表示面と一体に形成された座標入力
面を有し、当該座標入力面に筆記された手書き文字の筆
跡座標を得るための座標入力装置と、この座標入力装置
により取得された筆跡座標の示す筆跡の文字認識処理を
行って当該筆跡に類似した複数の認識候補を取得する手
書き文字認識処理手段、及びこの手書き文字認識処理手
段により取得された複数の認識候補の中からユーザ操作
による正解文字の選択指定を受け付けて、ユーザ指定の
正解文字を選択する正解文字選択手段を有する文字認識
手段と、ユーザによるキー入力操作に応じて文字入力が
可能な、上記座標入力装置と同一筐体内に設けられたキ
ーボードと、上記正解文字選択手段により選択された正
解文字の文字コードとユーザによるキー入力操作に応じ
て上記キーボードから入力される文字の文字コードを上
位装置である電子情報処理機器に出力する文字コード出
力手段とを備えたことを特徴とする。
【0024】このように、本発明の第2の観点に係る構
成においては、座標入力装置(タブレット装置)と文字
認識装置(文字認識エンジン)とを一体化した手書き文
字入力装置とした他に、当該入力装置にキーボードを持
たせたことで、キーボードによる入力と手書き文字によ
る入力とを併用することが手書き文字入力装置だけで
(即ちユーザの手元で)可能となり、パーソナルコンピ
ュータ等の電子情報処理機器へのテキスト入力等の操作
性が向上する。
【0025】本発明の第3の観点に係る手書き文字入力
装置は、上記第2の観点に係る手書き文字入力装置にお
ける文字認識手段に代えて、上記正解文字選択手段を持
たない文字認識手段、即ち座標入力装置により取得され
た筆跡座標の示す筆跡の文字認識処理を行って当該筆跡
に類似した複数の認識候補(認識結果の上位候補)を取
得する文字認識手段を設ける他に、上記文字認識手段に
より取得された複数の認識候補とキーボードから入力さ
れた非漢字文字列に対応する仮名文字列とを時間的な順
序を保って組み合わせた複数の漢字混じりの文字列を対
象に、上記認識候補と前後の文字との関係から、その認
識候補の順位を変更しながら、漢字を含んだ文字列に変
換する漢字混じり仮名漢字変換処理を行い、ユーザから
の選択操作を受け付けてユーザ指定の正解文字を含む文
字列を取得する漢字混じり仮名漢字変換手段を追加し、
この漢字混じり仮名漢字変換手段により取得された文字
列の文字コード列を文字コード出力手段から上位装置で
ある電子情報処理機器に出力する構成としたことを特徴
とする。
【0026】このように、本発明の第3の観点に係る構
成においては、手書き文字入力装置に漢字混じり仮名漢
字変換手段を持たせたことにより、仮名漢字変換を含め
て、文字入力に関する操作を全て手書き文字入力装置側
で行えるようになることから、全て手元で入力に関する
操作を行うことができ、操作性が向上する。また、漢字
混じり仮名漢字変換手段により、文字認識手段から得ら
れる認識結果の上位候補の中から、前後の文字関係をも
とに最も適切な候補を選ぶことが可能となる。
【0027】本発明の第4の観点に係る手書き文字入力
装置は、上記第3の観点に係る手書き文字入力装置にお
けるキーボードに代えて、外部のキーボードから入力さ
れる非漢字文字列の取り込みを行うキーボードドライバ
手段を設け、キーボードを内蔵しなくても、外部キーボ
ードを利用したキー入力が可能なようにしたことを特徴
とする。
【0028】このように、本発明の第4の観点に係る構
成においては、キーボードを内蔵しないため、手書き文
字入力装置自体のコンパクト化が図れ、しかも必要に応
じてキーボードを外部接続することで、手書き入力に加
えて、キーボードを用いた入力が利用できるようになる
ため、入力効率の向上が期待できる。
【0029】本発明の第5の観点に係る手書き文字入力
装置は、表示装置の表示面と一体に形成された座標入力
面を有し、当該座標入力面に筆記された手書き文字の筆
跡座標等を得るための座標入力装置と、ユーザからの選
択指定を受け付けて、手書き文字入力を含む上記座標入
力装置を用いた複数の文字入力方法の1つを切り替え設
定する文字入力方法切替手段と、上記座標入力装置によ
り取得された座標データを入力し、上記文字入力切替手
段により切り替え設定されている文字入力方法を用い
て、当該入力座標データを文字コードに変換する文字コ
ード変換手段と、この文字コード変換手段により変換さ
れた文字コードを上位装置である電子情報処理機器に出
力する文字コード出力手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0030】このように、本発明の第5の観点に係る構
成においては、文字入力方法切替手段を設けたことによ
り、ユーザは、手書き文字入力に限らず、座標入力装置
を用いた複数の文字入力方法の1つを状況に応じて選択
的に利用できるため、入力効率の向上が期待できる。こ
こで、手書き文字入力以外の座標入力装置を用いた文字
入力方法としては、座標入力面と一体に形成される表示
面に仮想的なキーボード(ソフトウェアキーボード)を
表示し、その仮想的なキーボード上のキー(ボタン)を
位置指定することでキー入力を実現とするソフトウェア
キーボードによる入力方法等が適用可能である。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につき
図面を参照して説明する。 [第1の実施形態]図1は本発明の第1の実施形態に係
る手書き文字入力装置を備えた電子情報処理システムの
概略構成を示すブロック図である。
【0032】図1のシステムは、電子情報処理機器とし
ての例えばパーソナルコンピュータ(以下、PCと称す
る)100と、当該PC100に接続して用いられる手
書き文字入力装置110とから構成される。
【0033】手書き文字入力装置110は、筆記された
手書き文字の筆跡座標を得るための座標入力装置として
のタブレット部111と、得られた筆跡の認識処理を行
い、複数の認識候補(上位候補)の文字コードを取得す
る文字認識部(文字認識エンジン)112と、得られた
複数の認識候補の中からユーザの指定する認識候補の文
字コード(正解文字コード)をPC100側に出力する
文字コード出力部113と、筆跡の表示等に用いられる
表示部114とから構成される。タブレット部111
は、そのタブレット面が表示部114の表示面と一体に
形成された表示一体型タブレット装置をなしている。
【0034】ここで本発明に直接関係する手書き文字入
力装置110の文字認識部112を中心とする構成につ
いて図2を参照して説明する。文字認識部112は、タ
ブレット部111から入力された手書き文字の筆跡の座
標値列をもとに認識処理を行って、複数の認識候補の文
字コードを取得する手書き文字認識処理部112aと、
複数の認識候補を筆記者(ユーザ)に提示して、ユーザ
による正解文字の選択操作を受け付ける正解文字選択部
112bとから構成される。正解文字選択部112bに
より受け付けられた正解文字(の文字コード)、即ち認
識結果は文字コード出力部113に渡される。この文字
認識部112は、表示部114に対する表示制御機能を
有しているが、図では省略されている。
【0035】再び図1を参照すると、PC100は、キ
ーボード101及びディスプレイ102などの周知の周
辺機器を有すると共に、手書き文字入力装置110用の
ドライバ(手書き入力装置ドライバ)103、キーボー
ド101用のドライバ(キーボードドライバ)104、
及びディスプレイ102用のドライバ(ディスプレイド
ライバ)105を有している。PC100はまた、キー
ボード101からキーボードドライバ104を介して入
力される非漢字で構成される文字列に対して仮名漢字変
換処理を行う仮名漢字変換部106を有している。手書
き入力装置ドライバ103、ディスプレイドライバ10
5及び仮名漢字変換部106は、ユーザの呼び出したア
プリケーション(アプリケーションプログラム)107
との間でデータの授受を行う。
【0036】次に、上記第1の実施形態の動作を説明す
る。まず、手書き文字入力装置110では、文字認識部
112の表示制御機能により、図16に示した文字入力
ウィンドウに相当する文字入力ウィンドウが手書き文字
入力装置110の表示部114の表示画面上に表示され
る。
【0037】ここでユーザがペン等を用いて文字入力ウ
ィンドウ内の文字記入枠に所望の文字を筆記すると、そ
の筆跡の座標値列がタブレット部111により検出され
て、文字認識部112の手書き文字認識処理部112a
に渡される。すると手書き文字認識処理部112aは、
タブレット部111から渡された座標値列の示す筆跡パ
ターンの認識処理を行い、複数の認識候補(の文字コー
ド)を、その認識候補が正解である確からしさの順番に
出力する。なお、正解である確からしさの順番での出力
に代えて、正解である確からしさの評価値(例えば類似
度)を付加し、例えば認識候補取得順に出力するように
しても構わない。
【0038】この手書き文字認識処理部112aでの認
識処理には、筆跡パターンと予め用意されている各文字
の標準パターンとの間で、ペンを下ろしてから上げるま
で、即ちペンがオンからオフになるまでの1ストローク
を単位として、ストローク毎の比較を行って類似度を算
出し、文字全体の類似度を求めることで、類似度が大き
い順に一定数の文字(或いは一定の類似度以上の文字)
を認識候補(上位候補)とする周知の方法が適用可能で
ある。この他、筆跡パターンと予め用意されている各文
字の標準パターンとの間で、順序関係を保ったまま前後
するストロークをつなぐことにより、多対多のストロー
ク対応付けを行った後、対応付けされたストローク同士
の距離を算出し、そのストローク同士の距離の和を各標
準パターン別に計算して、パターン間距離を算出し、各
標準パターン別に算出されたパターン間距離を比較する
ことで、パターン間距離が小さい順に一定数の文字(或
いは一定の距離以下の文字)を認識候補とする方法も適
用可能である。
【0039】正解文字選択部112bは、手書き文字認
識処理部112aから複数の認識候補の文字コードを受
け取ると、図16に示した文字入力ウィンドウ内の認識
候補文字表示域232に相当する表示域に、当該複数の
認識候補を類似度が大きい順(或いは距離が小さい順)
に表示すると共に、先頭の認識候補を図16に示した文
字入力ウィンドウ内の認識結果枠233に相当する認識
結果枠に表示する。
【0040】筆記者は、認識結果枠に表示された認識結
果の文字が正しくない場合には、認識候補文字表示域か
ら正しい文字を選択する。筆記者は、認識候補文字表示
域から正しい文字を選択すると、或いは認識結果枠に表
示された認識結果の文字が正しい場合には、採用ボタン
をペンで選択する。
【0041】以上に述べた筆記者の一連の操作自体は、
図15に示した従来技術におけるのと同様である。さ
て、正解文字選択部112bは、筆記者が正解文字の選
択操作を行うと、その選択操作で指定された正解文字の
文字コードを、文字認識部112での認識結果として文
字コード出力部113に渡す。これにより文字コード出
力部113は、文字認識部112内の正解文字選択部1
12bから渡された正解文字の文字コードをPC100
側の手書き入力装置ドライバ103に送る。すると手書
き入力装置ドライバ103は、手書き文字入力装置11
0内の正解文字選択部112bから送られた文字コード
を、現在呼び出されているアプリケーション107に渡
す。
【0042】ところで、図1のシステムでは、キーボー
ド101からの文字入力(文字コード入力)も可能であ
る。ローマ字入力を例にとると、筆記者がキーボード1
01を操作して、目的の漢字仮名混じりの文字列(単語
等)の読みをアルファベット(で構成されるローマ字)
により入力すると、そのアルファベットの文字列(を表
す文字コード列)がPC100のキーボードドライバ1
04に送られる。キーボードドライバ104は、このア
ルファベットの文字列(文字コード列)を仮名漢字変換
部106に渡す。
【0043】仮名漢字変換部106は、キーボードドラ
イバ104から渡された入力文字コードの列をローマ字
仮名漢字変換処理で仮名文字列に変換し、しかる後に、
その仮名文字列を単語や文節単位で漢字混じりの文字列
に変換する仮名漢字変換処理を行う。仮名漢字変換部1
06により変換された漢字混じりの文字列は、上記手書
き入力装置ドライバ103からアプリケーション107
へ渡される文字列との間で入力の時間的順序を保って当
該アプリケーション107に渡される。
【0044】以上に述べたように本実施形態において
は、文字認識部(文字認識エンジン)112を手書き文
字入力装置110内に持ち、当該入力装置110の持つ
表示部114を対象とする表示に関する制御も、PC1
00から独立に当該入力装置110内で行うことで、当
該入力装置110とPC100との間の情報の授受は、
当該入力装置110からPC100への認識結果(正解
文字の文字コード)の送信だけでよく、したがってPC
100と手書き文字入力装置110との間のインタフェ
ースが簡略化できる。また、文字認識エンジンをPC1
00側にインストールしておく必要がなく、手書き入力
装置ドライバ103をインストールするだけでよい。
【0045】なお、図1の構成では、キーボード101
と手書き文字入力装置110とを併用し、キーボード1
01から入力された非漢字で構成される文字列に対して
仮名漢字変換部106で変換処理を行って漢字混じりの
文字列に変換し、その文字列と、手書き文字入力装置1
10から入力された文字列(例えば漢字、或いは漢字混
じりの文字列等)とを入力の時間的順序を保ってアプリ
ケーション107に渡す場合について説明したが、キー
ボード101なしで、手書き文字入力装置110だけか
らの文字入力としても構わない。 [第2の実施形態]図3は本発明の第2の実施形態に係
る手書き文字入力装置を備えた電子情報処理システムの
概略構成を示すブロック図であり、図1と同一部分には
同一符号を付して説明を省略する。
【0046】図3のシステムが図1のシステムと異なる
点は、図1中の仮名漢字変換部106とは違う仮名漢字
変換処理機能を持つ漢字混じり仮名漢字変換部206を
備えたPC200が用いられていることである。また、
このPC200では、図1中の手書き入力装置ドライバ
103に代えて、手書き文字入力装置110から送られ
た認識結果(正解文字)の文字コードをアプリケーショ
ン107ではなくて漢字混じり仮名漢字変換部206に
渡す手書き入力装置ドライバ203が用いられている。
【0047】漢字混じり仮名漢字変換部206の特徴
は、図1中の仮名漢字変換部106が、キーボード10
1からの非漢字の入力文字列だけを対象に漢字を含んだ
文字列に変換するものであったのに対し、キーボード1
01からの非漢字の入力文字列と手書き文字入力装置1
10(内の文字コード出力部113)から手書き入力装
置ドライバ203を介して入力される文字列とが混在す
る漢字混じりの文字列を対象に漢字を含んだ文字列に変
換する漢字混じり仮名漢字変換処理を行うことである。
【0048】これにより、例えば、画数の少ない簡単な
漢字や、同音異義語が多い単語の一部の入力に手書き文
字入力装置110を用い、それ以外の漢字や単語の残り
部分については、その読みを表す仮名或いはローマ字の
入力にキーボード101を用いるものとすると、漢字混
じり仮名漢字変換部206に例えば「東きょう文字にん
しきえんじん」という文字列が渡された場合には、漢字
混じり仮名漢字変換部206での漢字混じり仮名漢字変
換処理で「東京文字認識エンジン」に変換することが可
能となる。
【0049】なお、図3の構成においても、キーボード
101なしで、手書き文字入力装置110だけからの文
字入力としても構わない。ここでは、図1の構成とは異
なって、手書き文字入力装置110から入力された文字
列に対する漢字混じり仮名漢字変換処理が可能であるこ
とから、キーボード101からの入力と同様に非漢字の
文字列だけを手書き入力すること、或いは上記の「東き
ょう文字にんしきえんじん」における「東きょう」や
「にんしき」のように、本来漢字を使うべき箇所で非漢
字を使用して手書き入力することが可能となる。 [第3の実施形態]図4は本発明の第3の実施形態に係
る手書き文字入力装置を備えた電子情報処理システムの
概略構成を示すブロック図である。
【0050】図4のシステムは、電子情報処理機器とし
ての例えばPC(パーソナルコンピュータ)300と、
当該PC300に接続して用いられる手書き文字入力装
置310とから構成される。
【0051】手書き文字入力装置310は、入力された
手書き文字の筆跡座標を得るための座標入力装置として
のタブレット部311と、得られた筆跡の認識処理を行
い、複数の認識候補の文字コードを取得する文字認識部
(文字認識エンジン)312と、文字認識部312によ
り得られた認識候補の文字コード及び後述するキーボー
ド部315から発生される文字コードをPC300側に
出力する文字コード出力部313と、筆跡等の表示に用
いられる表示部314と、キー入力操作に供されるキー
ボード部315とから構成される。タブレット部311
は、そのタブレット面(タブレット面)が表示部314
の表示面と一体に形成された表示一体型タブレット装置
をなしている。
【0052】図5に、手書き文字入力装置310におい
て、表示一体型のタブレット部311(のタブレット
面)及びキーボード部315が併設されている様子を示
す。ここで、本発明に直接関係する手書き文字入力装置
310の文字認識部312周辺の構成について図6を参
照して説明する。
【0053】文字認識部312は、タブレット部311
から入力された手書き文字の筆跡の座標値列をもとに認
識処理を行って、複数の認識候補の文字コードを取得す
る手書き文字認識処理部312a、及び複数の認識候補
を筆記者(ユーザ)に提示して、ユーザによる正解文字
の選択操作を受け付ける正解文字選択部312bの、前
記第1の実施形態における文字認識部112と同様の構
成を有している。
【0054】本実施形態における手書き文字入力装置3
10の特徴は、キーボード部315を有し、文字認識部
112(内の正解文字選択部312b)で取得される正
解文字の文字コードだけでなく、ユーザがキーボード部
315のキーを操作することで当該キーボード部315
にて発生される(入力文字の)文字コードも文字コード
出力部313に渡されることである。文字コード出力部
313は、文字認識部312(内の手書き文字認識処理
部312a)から渡される文字コードとキーボード部3
15から渡される文字コードを、時間的順序を保って共
にPC100に出力する。
【0055】再び図4を参照すると、PC300は、デ
ィスプレイ302などの周知の周辺機器を有すると共
に、手書き文字入力装置310用のドライバ(手書き入
力装置ドライバ)303、及びディスプレイ302用の
ドライバ(ディスプレイドライバ)305を有してい
る。PC300はまた、手書き文字入力装置310(内
の文字コード出力部313)から手書き入力装置ドライ
バ303を介して入力される漢字混じりの文字列を対象
に漢字を含んだ文字列に変換する漢字混じり仮名漢字変
換処理を行う漢字混じり仮名漢字変換部306を有して
いる。ディスプレイドライバ305及び漢字混じり仮名
漢字変換部306は、ユーザの呼び出したアプリケーシ
ョン(アプリケーションプログラム)307との間でデ
ータの授受を行う。
【0056】次に、上記第3の実施形態の動作を、前記
第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。まず本実
施形態では、ユーザは、手書き文字入力装置310のタ
ブレット部311を用いた手書き入力と、キーボード部
315を用いたキー入力の両入力方法が利用可能であ
る。ここでは、画数の少ない簡単な漢字や、同音異義語
が多い単語の一部の入力にタブレット部311を用い、
それ以外の漢字や単語の残り部分については、その読み
を表す仮名或いはローマ字の入力にキーボード部315
を用いるというように、タブレット部311とキーボー
ド部315とを併用することが可能である。
【0057】さて、ユーザがペン等を用いて(タブレッ
ト部311のタブレット面と一体に形成された)表示部
314の表示面に表示されている文字記入枠に所望の文
字を筆記すると、その筆跡の座標値列がタブレット部3
11により検出されて、文字認識部312に渡される。
この文字認識部312での動作は、前記第1の実施形態
における文字認識部112と同様である。
【0058】即ち、まず文字認識部312内の手書き文
字認識処理部312aが、タブレット部311からの上
記座標値列の示す筆跡パターンの認識処理を行い、複数
の認識候補(の文字コード)を、その認識候補が正解で
ある確からしさの順番に出力する。正解文字選択部31
2bは、手書き文字認識処理部112aから渡された上
記複数の認識候補を正解である確からしさの順に認識候
補文字表示域に表示すると共に、先頭の認識候補を認識
結果枠に表示する。そしてユーザによる正解文字の選択
がなされると、正解文字選択部312bは、その正解文
字の文字コードを、文字認識部312での認識結果とし
て文字コード出力部313に渡す。
【0059】文字コード出力部313は、文字認識部3
12(内の正解文字選択部312b)から文字コードを
渡されると、その文字コードをPC300側の手書き入
力装置ドライバ303に送る。
【0060】一方、ユーザが手書き文字入力装置310
に設けられたキーボード部315を用いて、所望の単語
等の読みを表す仮名或いはローマ字(非漢字)を入力す
るためのキー操作を行うと、当該キーボード部315で
は対応する文字コードが発生される。このキーボード部
315にて発生された文字コードは文字コード出力部3
13に渡される。文字コード出力部313は、キーボー
ド部315から文字コードを渡されると、その文字コー
ドをPC300側の手書き入力装置ドライバ303に送
る。
【0061】このように本実施形態においては、文字コ
ード出力部313からPC300側の手書き入力装置ド
ライバ303には、キーボード部315から入力された
文字(非漢字)の文字コードと、タブレット部311か
ら入力されて文字認識部312で認識された、手書き文
字の認識結果(正解文字)の文字コードとが、入力順を
保って送られる。即ち、手書き文字入力装置310内の
文字コード出力部313からPC300内の手書き入力
装置ドライバ303には、漢字混じりの文字コード列が
送られることになる。
【0062】手書き入力装置ドライバ303は、この漢
字混じりの文字コード列を同じPC300内の漢字混じ
り仮名漢字変換部306に渡す。すると漢字混じり仮名
漢字変換部306は、(前記第2の実施形態における漢
字混じり仮名漢字変換部206と同様に)漢字混じりの
文字コード列を対象に漢字を含んだ文字コード列に変換
する漢字混じり仮名漢字変換処理を行う。
【0063】このように本実施形態においては、手書き
文字入力装置310にキーボード部315を設け、当該
キーボード部315からのキー入力データと手書き入力
文字に対する文字認識部312での認識結果とを、共に
手書き文字入力装置310からの入力文字データ(文字
コード)としてPC300に送る構成としたので、手書
き文字入力装置310とPC300との間の接続インタ
フェースが簡略化できPC300との接続が容易とな
る。また、キーボード部315からのキー入力データと
手書き入力文字に対する文字認識部312での認識結果
とを、PC300側の1つのドライバ(手書き入力装置
ドライバ303)により統一的に管理できる。 [第4の実施形態]図7は本発明の第4の実施形態に係
る手書き文字入力装置を備えた電子情報処理システムの
概略構成を示すブロック図であり、図3と同一部分には
同一符号を付して説明を省略する。
【0064】図7のシステムが図3のシステムと異なる
点は、図3中の文字認識部112における正解文字選択
機能を持たない文字認識部412を備えた手書き文字入
力装置410と、漢字混じり仮名漢字変換結果に対する
ユーザによる選択操作を受け付ける変換結果選択部40
6aを持つ漢字混じり仮名漢字変換部406を備えたP
C400とが用いられていることである。この変換結果
選択部406aと同様の変換結果選択部は、図3では省
略されているが、図3中の漢字混じり仮名漢字変換部2
06も有している。但し、本実施形態における変換結果
選択部406aは、文字認識部112での認識候補の中
から正解文字をユーザ操作に従って選択する正解文字選
択機能を有している点で、通常の変換結果選択部とは異
なる。
【0065】図7のシステムにおいて、例えば画数の少
ない簡単な漢字や、同音異義語が多い単語の一部の入力
のために、ユーザが手書き文字入力装置410のタブレ
ット部111(のタブレット面)上で該当する文字を筆
記すると、その筆跡の座標値列が当該タブレット部11
1により検出されて文字認識部412に渡される。
【0066】文字認識部412は、図8に示すように、
手書き文字認識処理部412aから構成されており、タ
ブレット部111により検出された筆跡の座標値列の示
す筆跡パターンの認識処理を当該手書き文字認識処理部
412aにより行う。そして文字認識部412(内の手
書き文字認識処理部412a)は、認識処理の結果とし
て複数の認識候補(の文字コード)を文字コード出力部
113に出力する。このように、文字認識部412の特
徴は、図1中の文字認識部112とは異なって、正解文
字選択部を有しておらず、当該文字認識部412(内の
手書き文字認識処理部412a)にて取得された認識候
補の文字コードが、そのまま文字コード出力部113に
渡されることである。
【0067】文字コード出力部113は、文字認識部4
12(内の手書き文字認識処理部412a)から出力さ
れた複数の認識候補(の文字コード)をPC400の手
書き入力装置ドライバ203に送る。手書き入力装置ド
ライバ203は、この文字コード出力部113からの複
数の認識候補の文字コードを漢字混じり仮名漢字変換部
406に渡す。
【0068】一方、ユーザがキーボード101を用いて
非漢字を入力するキー操作、例えば手書きによる入力よ
りもキーボード101を用いて非漢字で入力した方がよ
いと思われる文字について、キーボード101のキー入
力操作を行うと、その都度対応する文字コードがキーボ
ード101で発生されて、PC400のキーボードドラ
イバ104に送られる。キーボードドライバ104は、
キーボード101から送られる文字コードの列を漢字混
じり仮名漢字変換部406に渡す。
【0069】このように本実施形態においては、手書き
文字入力装置410とキーボード101とを併用する場
合には、手書き文字入力装置410内の文字認識部41
2で得られた手書き文字に対する認識結果の上位候補
(認識候補)と、キーボード101から入力される非漢
字の文字列(の文字コード列)とが、PC400内の漢
字混じり仮名漢字変換部406に送られる。
【0070】漢字混じり仮名漢字変換部406は、キー
ボード101からの入力にローマ字入力を用いている場
合には、当該キーボード101からキーボードドライバ
104を介して送られた非漢字の文字列(アルファベッ
トの文字列)を仮名文字列に変換する。そして漢字混じ
り仮名漢字変換部406は、手書き文字入力装置410
から手書き入力装置ドライバ203を介して手書き文字
に対する認識結果として複数の認識候補も送られている
場合には、その複数の認識候補とキーボード101から
の仮名文字列とを時間的な順序を保って組み合わせた複
数の漢字混じりの文字列を生成し、その複数の漢字混じ
りの文字列を対象に漢字を含んだ文字列に変換する漢字
混じり仮名漢字変換処理を行う。この際、漢字混じり仮
名漢字変換部406は、各漢字混じりの文字列につい
て、認識候補と前後の文字との関係から、その認識候補
の順位を変更する。
【0071】例えば、認識候補の最上位が「束」で次が
「東」である場合に、後続の文字がキーボード101か
ら入力され(て仮名文字列に変換され)た「きょう」の
場合、「東きょう(東京)」はあり得ても、「束きょ
う」はあり得ない。そこで漢字混じり仮名漢字変換部4
06は、「東」を最上位の認識候補に変更し、当該認識
候補「東」を含む漢字混じりの文字列に対する漢字混じ
り仮名漢字変換処理の結果を、変換結果選択部406a
により優先的にディスプレイドライバ105を介してデ
ィスプレイ102に表示させて、ユーザによる選択操作
に供させる。
【0072】このように本実施形態においては、手書き
文字入力装置410から送られる複数の認識候補と、キ
ーボード101から送られ(て仮名文字列に変換され)
た非漢字の文字列との組み合わせを考慮にいれて、認識
候補の順位を変更しながら、PC400内の漢字混じり
仮名漢字変換部406にて漢字混じり仮名漢字変換処理
を行うようにしたので、1文字単位の文字認識では判別
困難な手書き文字に対して、より正確な手書き文字認識
結果が得られる。また、通常のキーボードから入力した
非漢字文字列に対する仮名漢字変換結果に対するのと同
じ操作性で、キーボード101から正解文字選択を行う
ことが可能となる。
【0073】なお、以上の実施形態では、キーボード1
01と手書き文字入力装置410とが分離している場合
について説明したが、前記第3の実施形態と同様に、キ
ーボード101を手書き文字入力装置410に一体的に
設けるようにすることも可能である。 [第5の実施形態]図9は本発明の第5の実施形態に係
る手書き文字入力装置を備えた電子情報処理システムの
概略構成を示すブロック図である。
【0074】図9のシステムは、電子情報処理機器とし
ての例えばPC(パーソナルコンピュータ)500と、
当該PC500に接続して用いられる手書き文字入力装
置510とから構成される。
【0075】手書き文字入力装置510は、入力された
手書き文字の筆跡座標を得るための座標入力装置として
のタブレット部511と、得られた筆跡の認識処理を行
い、複数の認識候補の文字コードを取得する文字認識部
(文字認識エンジン)512と、漢字混じり仮名漢字変
換結果の文字コート列をPC500側に出力する文字コ
ード出力部513と、表示面がタブレット部511(の
タブレット面)と一体に形成され、筆跡や、漢字混じり
仮名漢字変換結果等の表示に用いられる表示部314
と、キー入力操作に供されるキーボード部515と、漢
字混じり仮名漢字変換部516とから構成される。漢字
混じり仮名漢字変換部516は、文字認識部512によ
り得られた認識候補の文字コード及びキーボード部51
5から発生される文字コードを受けて、前記第4の実施
形態における漢字混じり仮名漢字変換部406と同様の
漢字混じり仮名漢字変換処理を行うもので、(変換結果
選択部406aと同様の)変換結果選択部516aを有
している。
【0076】このように、図9のシステムの特徴は、手
書き文字入力装置510側にキーボード部515だけで
なく、図7中の漢字混じり仮名漢字変換部406と同様
の漢字混じり仮名漢字変換部516を持たせたことを特
徴とする。
【0077】さて、図9のシステムにおいて、例えば画
数の少ない簡単な漢字や、同音異義語が多い単語の一部
の入力のために、ユーザが手書き文字入力装置510の
タブレット部511(のタブレット面)上で該当する文
字を筆記すると、その筆跡の座標値列が当該タブレット
部511により検出されて文字認識部512に渡され
る。
【0078】文字認識部512は、図10に示すよう
に、手書き文字認識処理部512aから構成されてお
り、タブレット部511により検出された筆跡の座標値
列の示す筆跡パターンの認識処理を当該手書き文字認識
処理部512aにより行う。そして文字認識部512
(内の手書き文字認識処理部512a)は、認識処理の
結果として複数の認識候補(の文字コード)をそのまま
漢字混じり仮名漢字変換部516に出力する。
【0079】一方、ユーザがキーボード部515を用い
て非漢字を入力するキー操作、例えば手書きによる入力
よりもキーボード部515を用いて非漢字で入力した方
がよいと思われる文字について、キーボード部515の
キー入力操作を行うと、その都度対応する文字コードが
キーボード部515で発生されて、図10に示すように
漢字混じり仮名漢字変換部516に出力される。
【0080】このように本実施形態においては、タブレ
ット部511を用いた手書き入力と、キーボード515
を用いたキー入力とを併用する場合には、文字認識部5
12で得られた手書き文字に対する認識結果の上位候補
(認識候補)と、キーボード部515から入力される非
漢字の文字列(の文字コード列)とが、同じ手書き文字
入力装置510内の漢字混じり仮名漢字変換部516に
渡される。
【0081】漢字混じり仮名漢字変換部516は、キー
ボード部515からの入力にローマ字入力を用いている
場合には、当該キーボード部515から入力された非漢
字の文字列(アルファベットの文字列)を仮名文字列に
変換する。そして漢字混じり仮名漢字変換部516は、
文字認識部512から手書き文字に対する認識結果とし
て複数の認識候補も送られている場合には、その複数の
認識候補とキーボード部515からの仮名文字列とを時
間的な順序を保って組み合わせた複数の漢字混じりの文
字列を生成し、その複数の漢字混じりの文字列を対象に
漢字を含んだ文字列に変換する(前記第4の実施形態に
おける漢字混じり仮名漢字変換部406と同様の)漢字
混じり仮名漢字変換処理を行う。この際、漢字混じり仮
名漢字変換部516は、各漢字混じりの文字列につい
て、認識候補と前後の文字との関係から、その認識候補
の順位を変更し、変更後の順位の高い認識候補を含む漢
字混じりの文字列に対する漢字混じり仮名漢字変換処理
の結果を、変換結果選択部516aにより優先的に表示
部514に表示させて、ユーザによる選択操作に供させ
る。
【0082】このように本実施形態においては、手書き
文字入力装置510側にキーボード部515を設けると
共に、漢字混じり仮名漢字変換部516を内蔵させたこ
とにより、文字列を決定するまでの操作を全て手書き文
字入力装置510側(手元)で、しかも手書き文字入力
装置510側の表示部514だけを参照して一括して行
うことができる。また、前記第4の実施形態と同様に、
1文字単位の文字認識では判別困難な手書き文字の認識
候補の選択に、キー入力を含めた前後の文字の情報を利
用でき、認識精度を上げることができる [第6の実施形態]図11は本発明の第6の実施形態に
係る手書き文字入力装置を備えた電子情報処理システム
の概略構成を示すブロック図であり、図9と同一部分に
は同一符号を付して説明を省略する。
【0083】図11のシステムが図9のシステムと異な
る点は、図9中の手書き文字入力装置510に代えて、
手書き文字入力とソフトウェアキーボード(仮想的なキ
ーボード)による文字入力(キー入力)とが表示画面の
切り替えにより選択的に利用可能な手書き文字入力装置
610が用いられていることである。
【0084】手書き文字入力装置610は、手書きによ
る(漢字混じりの)文字入力と、ソフトウェアキーボー
ド利用による(非漢字の)文字入力のいずれの入力方法
を適用するかのユーザによる指定を受け付けて、その文
字入力方法を切り替える文字入力方法切替部617を備
えている。この文字入力方法切替部617は、手書きに
よる文字入力方法(手書き文字入力)の適用時には、図
12(a)に示すような手書き文字入力画面(文字入力
ウィンドウ)を、(タブレット部511と一体の)表示
部514に表示する。
【0085】図12(a)の手書き文字入力画面には、
(図16中の文字記入枠231、認識候補文字表示域2
32、認識結果枠233、採用ボタン234に相当す
る)文字記入枠121、認識候補文字表示域122、認
識結果枠123、採用ボタン124の他に、文字入力切
替ボタン部125が配置される。この文字入力切替ボタ
ン部125には各文字入力方法に対応した選択ボタンが
設けられており、(文字認識を伴う)手書き文字入力を
選択指定するためのボタン(「文字認識」ボタン)と、
ソフトウェアキーボード(SKB)入力を選択指定する
ためのボタン(「SKB」ボタン)を含む。この文字入
力切替ボタン部125は、図12(a)の手書き文字入
力画面と図12(b)のソフトウェアキーボード入力画
面で共通であり、手書き文字入力画面では「文字認識」
ボタンが選択状態に表示(例えば反転表示され)され、
ソフトウェアキーボード入力画面では「SKB」ボタン
が選択状態に表示される。なお、本実施形態では、初期
状態においては、手書き文字入力画面が表示されるもの
とするが、ソフトウェアキーボード入力画面が表示され
るものであっても構わない。
【0086】一方、図12(b)のソフトウェアキーボ
ード入力画面には、例えば図5中のキーボード部315
と同一キー配列のソフトウェアキーボード126と、当
該ソフトウェアキーボード126を通して入力された非
漢字の文字列を表示するための入力文字列表示域127
とが配置される。
【0087】再び図11を参照すると、手書き文字入力
装置610は、文字入力方法切替部617により手書き
文字入力(手書き文字入力モード)が選択されている場
合、タブレット部511により得られる座標値列を手書
き文字の筆跡の座標値列として、その筆跡の認識処理を
行い、複数の認識候補の文字コードを取得する文字認識
部(文字認識エンジン)612と、文字入力方法切替部
617によりソフトウェアキーボード入力(ソフトウェ
アキーボード入力モード)が選択されている場合、タブ
レット部511により得られる座標値列をソフトウェア
キーボード126上のキー(ボタン)操作位置を示す座
標値列として、対応するキー(仮想的なキー)の文字コ
ードを発生するソフトウェアキーボード部615とを更
に備えている。
【0088】さて、図11のシステムにおいて、例えば
図12(b)のソフトウェアキーボード入力画面が表示
部514に表示されている状態で、ユーザが文字入力切
替ボタン部125の「文字認識」ボタンをペンPで押す
と、文字入力方法切替部617は、表示部514に表示
する画面をソフトウェアキーボード入力画面から図12
(a)の手書き文字入力画面に切り替えると共に(ソフ
トウェアキーボード部615に代えて)文字認識部61
2を起動する。
【0089】この状態でユーザが、手書き文字入力画面
上の文字記入枠121にタブレット部511(のタブレ
ット面)上でペンPを用いて所望の文字を筆記すると、
その筆跡の座標値列が当該タブレット部511により検
出され、文字入力方法切替部617を介して文字認識部
612に渡される。
【0090】文字認識部612は、図13に示すよう
に、手書き文字認識処理部612aから構成されてお
り、タブレット部511により検出された筆跡の座標値
列の示す筆跡パターンの認識処理を当該手書き文字認識
処理部612aにより行う。そして文字認識部612
(内の手書き文字認識処理部612a)は、認識処理の
結果として複数の認識候補(の文字コード)をそのまま
漢字混じり仮名漢字変換部516に出力する。
【0091】次に、図12(a)の手書き文字入力画面
が表示部514に表示されている状態で、ユーザが文字
入力切替ボタン部125の「SKB」ボタンをペンPで
押すと、文字入力方法切替部617は、表示部514に
表示する画面を手書き文字入力画面から図12(b)の
ソフトウェアキーボード入力画面に切り替えると共に
(文字認識部612に代えて)ソフトウェアキーボード
部615を起動する。
【0092】この状態でユーザが、ソフトウェアキーボ
ード入力画面に配置されているソフトウェアキーボード
126上の所望のキー(文字ボタン)をペンPで押す
と、そのペン位置の座標がタブレット部511により検
出される。このようにして、ユーザがソフトウェアキー
ボード126上の所望のキーをペンPで押す毎に、その
ペン位置の座標がタブレット部511で検出され、文字
入力方法切替部617によりソフトウェアキーボード部
615に渡される。
【0093】ソフトウェアキーボード部615は、ソフ
トウェアキーボード126の各キー(文字ボタン)毎
に、その表示座標範囲の情報(キー配置位置テーブル)
を記憶しており、文字入力方法切替部617から渡され
る各座標値について、その座標値が属する表示座標範囲
のキーを検出することで、そのキーの文字コードを発生
し、漢字混じり仮名漢字変換部516に出力する。
【0094】このように本実施形態においては、手書き
文字入力と、ソフトウェアキーボード入力と切り替えて
使用する場合には、文字認識部612で得られた手書き
文字に対する認識結果の上位候補(認識候補)と、ソフ
トウェアキーボード部615で得られた(ソフトウェア
キーボード126に対するキー入力操作に対する)非漢
字の文字列(の文字コード列)とが、同じ手書き文字入
力装置510内の漢字混じり仮名漢字変換部516に渡
される。
【0095】漢字混じり仮名漢字変換部516は、キー
ボード部515からの入力にローマ字入力を用いている
場合には、当該キーボード部515から入力された非漢
字の文字列(アルファベットの文字列)を仮名文字列に
変換する。そして漢字混じり仮名漢字変換部516は、
文字認識部612から手書き文字に対する認識結果とし
て複数の認識候補も送られている場合には、その複数の
認識候補とソフトウェアキーボード部615からの仮名
文字列とを時間的な順序を保って組み合わせた複数の漢
字混じりの文字列を生成し、その複数の漢字混じりの文
字列を対象に漢字を含んだ文字列に変換する漢字混じり
仮名漢字変換処理を行う。この際、漢字混じり仮名漢字
変換部516は、各漢字混じりの文字列について、認識
候補と前後の文字との関係から、その認識候補の順位を
変更し、変更後の順位の高い認識候補を含む漢字混じり
の文字列に対する漢字混じり仮名漢字変換処理の結果
を、変換結果選択部516aにより優先的に表示部51
4に表示させて、ユーザによる選択操作に供させる。 [第7の実施形態]図14は本発明の第7の実施形態に
係る手書き文字入力装置を備えた電子情報処理システム
の概略構成を示すブロック図であり、図9と同一部分に
は同一符号を付して説明を省略する。
【0096】図14のシステムが図9のシステムと異な
る点は、図9中の手書き文字入力装置510に代えて、
外部のキーボード711からのデータ(文字コード)を
入力して漢字混じり仮名漢字変換部516に出力するキ
ーボードドライバ(キーボード入力部)714を内蔵し
た手書き文字入力装置710が用いられていることであ
る。
【0097】この手書き文字入力装置710において
は、キーボード711を外部接続することができる。手
書き文字入力装置710にキーボード711を接続した
状態で、ユーザが当該キーボード711のキー入力操作
を行うと、当該キーボード711において対応するキー
の文字コードが発生され、その文字コードがキーボード
ドライバ714により入力されて、前記第5の実施形態
において(手書き文字入力装置510に内蔵の)キーボ
ード部515で文字コードが発生された場合と同様に、
漢字混じり仮名漢字変換部516に渡される。
【0098】一方、ユーザが手書き文字入力装置510
のタブレット部511上で所望の文字を筆記すると、前
記第5の実施形態におけるのと同様に、その筆跡の座標
値列が当該タブレット部511により検出されて文字認
識部512に渡され、その筆跡の座標値列の示す筆跡パ
ターンの認識処理が行われる。これにより文字認識部5
12では、認識処理の結果として複数の認識候補(の文
字コード)が取得される。この複数の認識候補は漢字混
じり仮名漢字変換部516に渡される。
【0099】以降の漢字混じり仮名漢字変換部516で
の動作は、本実施形態のように外部接続されたキーボー
ド711が用いられるのと、前記第5の実施形態のよう
に手書き文字入力装置(510)に内蔵のキーボード部
(515)が用いられる点を除けば前記第5の実施形態
と同様である。
【0100】したがって本実施形態においては、適宜キ
ーボード711を接続して使用することにより、手書き
入力の他に当該キーボード711を用いた入力が可能と
なり、入力効率が向上する。
【0101】なお、近年は、タブレット装置等の座標入
力装置を介してペン入力された文字を認識し、文書作成
等に供する携帯情報端末が注目されている。これら携帯
情報端末には文字認識エンジンが搭載されている。そこ
で、この種の携帯情報端末に、文字認識エンジンで取得
された文字コードをPCへ出力する機能を付け加えるこ
とにより、携帯情報端末を手書き文字入力装置として用
いることが可能である。
【0102】この場合にも、PCに文字列を入力する手
段として、従来からあるキーボードと携帯情報端末利用
の手書き文字入力装置とを併用することで、状況に応じ
て、2つの入力装置を使い分けることができる。また、
タブレットとキーボードとを一体化させて、新しい形態
の文字入力装置とすることも可能である。
【0103】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、座
標入力装置側に手書き文字認識機能を持たせることによ
り、パーソナルコンピュータ等の電子情報処理機器に余
分な負担をかけることなく、手書き文字による電子情報
処理機器への入力をキーボードと同様の形態で容易に行
うことができ、しかも電子情報処理機器との間のインタ
フェースの簡略化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る手書き文字入力
装置を備えた電子情報処理システムの概略構成を示すブ
ロック図。
【図2】図1中の手書き文字入力装置110の文字認識
部112を中心とする構成を示すブロック図。
【図3】本発明の第2の実施形態に係る手書き文字入力
装置を備えた電子情報処理システムの概略構成を示すブ
ロック図。
【図4】本発明の第3の実施形態に係る手書き文字入力
装置を備えた電子情報処理システムの概略構成を示すブ
ロック図。
【図5】図4中の手書き文字入力装置310において、
表示一体型のタブレット部311及びキーボード部31
5が併設されている様子を示す図。
【図6】図4中の手書き文字入力装置310の文字認識
部312周辺の構成を示すブロック図。
【図7】本発明の第4の実施形態に係る手書き文字入力
装置を備えた電子情報処理システムの概略構成を示すブ
ロック図。
【図8】図7中の手書き文字入力装置410の文字認識
部412周辺の構成を示すブロック図。
【図9】本発明の第5の実施形態に係る手書き文字入力
装置を備えた電子情報処理システムの概略構成を示すブ
ロック図。
【図10】図9中の手書き文字入力装置510の文字認
識部512周辺の構成を示すブロック図。
【図11】本発明の第6の実施形態に係る手書き文字入
力装置を備えた電子情報処理システムの概略構成を示す
ブロック図。
【図12】図11中の文字入力方法切替部617により
切り替えられる手書き文字入力画面とソフトウェアキー
ボード入力画面の一例を示す図。
【図13】図11中の手書き文字入力装置610の文字
認識部612周辺の構成を示すブロック図。
【図14】本発明の第7の実施形態に係る手書き文字入
力装置を備えた電子情報処理システムの概略構成を示す
ブロック図。
【図15】従来の手書き文字入力装置を備えた電子情報
処理システムの概略構成を示すブロック図。
【図16】図15のシステムにおいてPC(パーソナル
コンピュータ)のディスプレイに開かれた文字入力ウィ
ンドウの一例を示す図。
【符号の説明】
100,200,300,400,500…パーソナル
コンピュータ(PC、電子情報処理機器) 110,310,410,510,610,710…手
書き文字入力装置 111,311,511…タブレット部(座標入力装
置) 112,312,412,512,612…文字認識部 112a,312a,412a,512a,612a…
手書き文字認識処理部 112b,312b…正解文字選択部 113,313,513…文字コード出力部(文字認識
結果出力手段) 114,314,514…表示部(表示装置) 125…文字入力切替ボタン部 315,515…キーボード部 206,306,406,516…漢字混じり仮名漢字
変換部 516a…変換結果選択部 615…ソフトウェアキーボード部 617…文字入力方法切替部 711…キーボード 714…キーボードドライバ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示装置の表示面と一体に形成された座
    標入力面を有し、当該座標入力面に筆記された手書き文
    字の筆跡座標を得るための座標入力装置と、 前記座標入力装置により取得された前記筆跡座標の示す
    筆跡の文字認識処理を行う文字認識手段と、 前記文字認識手段の認識結果を上位装置である電子情報
    処理機器に出力する文字認識結果出力手段とを具備する
    ことを特徴とする手書き文字入力装置。
  2. 【請求項2】 表示装置の表示面と一体に形成された座
    標入力面を有し、当該座標入力面に筆記された手書き文
    字の筆跡座標を得るための座標入力装置と、 前記座標入力装置により取得された前記筆跡座標の示す
    筆跡の文字認識処理を行って当該筆跡に類似した複数の
    認識候補を取得する手書き文字認識処理手段、及び前記
    手書き文字認識処理手段により取得された複数の認識候
    補の中からユーザ操作による正解文字の選択指定を受け
    付けて、ユーザ指定の正解文字を選択する正解文字選択
    手段を有する文字認識手段と、 前記正解文字選択手段により選択された正解文字の文字
    コードを上位装置である電子情報処理機器に出力する文
    字コード出力手段とを具備することを特徴とする手書き
    文字入力装置。
  3. 【請求項3】 表示装置の表示面と一体に形成された座
    標入力面を有し、当該座標入力面に筆記された手書き文
    字の筆跡座標を得るための座標入力装置と、 前記座標入力装置により取得された前記筆跡座標の示す
    筆跡の文字認識処理を行って当該筆跡に類似した複数の
    認識候補を取得する手書き文字認識処理手段、及び前記
    手書き文字認識処理手段により取得された複数の認識候
    補の中からユーザ操作による正解文字の選択指定を受け
    付けて、ユーザ指定の正解文字を選択する正解文字選択
    手段を有する文字認識手段と、 ユーザによるキー入力操作に応じて文字入力が可能な、
    前記座標入力装置と同一筐体内に設けられたキーボード
    と、 前記正解文字選択手段により選択された正解文字の文字
    コードとユーザによるキー入力操作に応じて前記キーボ
    ードから入力される文字の文字コードを上位装置である
    電子情報処理機器に出力する文字コード出力手段とを具
    備することを特徴とする手書き文字入力装置。
  4. 【請求項4】 表示装置の表示面と一体に形成された座
    標入力面を有し、当該座標入力面に筆記された手書き文
    字の筆跡座標を得るための座標入力装置と、 前記座標入力装置により取得された前記筆跡座標の示す
    筆跡の文字認識処理を行って当該筆跡に類似した複数の
    認識候補を取得する文字認識手段と、 ユーザによるキー入力操作に応じて非漢字が入力が可能
    な、前記座標入力装置と同一筐体内に設けられたキーボ
    ードと、 前記文字認識手段により取得された複数の認識候補と前
    記キーボードから入力された非漢字文字列に対応する仮
    名文字列とを時間的な順序を保って組み合わせた複数の
    漢字混じりの文字列を対象に、前記認識候補と前後の文
    字との関係から、その認識候補の順位を変更しながら、
    漢字を含んだ文字列に変換する漢字混じり仮名漢字変換
    処理を行い、ユーザからの選択操作を受け付けてユーザ
    指定の正解文字を含む文字列を取得する漢字混じり仮名
    漢字変換手段と、 前記漢字混じり仮名漢字変換手段により取得された文字
    列の文字コード列を上位装置である電子情報処理機器に
    出力する文字コード出力手段とを具備することを特徴と
    する手書き文字入力装置。
  5. 【請求項5】 表示装置の表示面と一体に形成された座
    標入力面を有し、当該座標入力面に筆記された手書き文
    字の筆跡座標を得るための座標入力装置と、 前記座標入力装置により取得された前記筆跡座標の示す
    筆跡の文字認識処理を行って当該筆跡に類似した複数の
    認識候補を取得する文字認識手段と、 ユーザによるキー入力操作に応じて外部のキーボードか
    ら入力された非漢字文字列の取り込みを行うキーボード
    ドライバ手段と、 前記文字認識手段により選択された複数の認識候補と前
    記キーボードドライバ手段により取り込まれた非漢字列
    に対応する仮名文字列とを時間的な順序を保って組み合
    わせた複数の漢字混じりの文字列を対象に、前記認識候
    補と前後の文字との関係から、その認識候補の順位を変
    更しながら、漢字を含んだ文字列に変換する漢字混じり
    仮名漢字変換処理を行い、ユーザからの選択操作を受け
    付けてユーザ指定の正解文字を含む文字列を取得する漢
    字混じり仮名漢字変換手段と、 前記漢字混じり仮名漢字変換手段により取得された文字
    列の文字コード列を上位装置である電子情報処理機器に
    出力する文字コード出力手段とを具備することを特徴と
    する手書き文字入力装置。
  6. 【請求項6】 表示装置の表示面と一体に形成された座
    標入力面を有し、当該座標入力面に筆記された手書き文
    字の筆跡座標等を得るための座標入力装置と、 ユーザからの選択指定を受け付けて、手書き文字入力を
    含む前記座標入力装置を用いた複数の文字入力方法の1
    つを切り替え設定する文字入力方法切替手段と、 前記座標入力装置により取得された座標データを入力
    し、前記文字入力切替手段により切り替え設定されてい
    る文字入力方法を用いて、当該入力座標データを文字コ
    ードに変換する文字コード変換手段と、 前記文字コード変換手段により変換された文字コードを
    上位装置である電子情報処理機器に出力する文字コード
    出力手段とを具備することを特徴とする手書き文字入力
    装置。
  7. 【請求項7】 表示装置の表示面と一体に形成された座
    標入力面を有し、当該座標入力面に筆記された手書き文
    字の筆跡座標を得るための座標入力装置を備えた手書き
    文字入力装置における文字入力方法であって、 前記座標入力装置により取得された前記筆跡座標の示す
    筆跡の文字認識処理を行い、 当該文字認識処理の認識結果を前記手書き文字入力装置
    から上位装置である電子情報処理機器に出力するように
    したことを特徴とする文字入力方法。
  8. 【請求項8】 表示装置の表示面と一体に形成された座
    標入力面を有し、当該座標入力面に筆記された手書き文
    字の筆跡座標を得るための座標入力装置と、ユーザによ
    るキー入力操作に応じて非漢字が入力が可能な、前記座
    標入力装置と同一筐体内に設けられたキーボードとを備
    えた手書き文字入力装置における文字入力方法であっ
    て、 前記座標入力装置により取得された前記筆跡座標の示す
    筆跡の文字認識処理を行って当該筆跡に類似した複数の
    認識候補を取得し、 この取得した複数の認識候補と前記キーボードから入力
    された非漢字文字列に対応する仮名文字列とを時間的な
    順序を保って組み合わせた複数の漢字混じりの文字列を
    対象に、前記認識候補と前後の文字との関係から、その
    認識候補の順位を変更しながら、漢字を含んだ文字列に
    変換する漢字混じり仮名漢字変換処理を行って、ユーザ
    からの選択操作を受け付けてユーザ指定の正解文字を含
    む文字列を取得し、 この取得した文字列の文字コード列を前記手書き文字入
    力装置から上位装置である電子情報処理機器に出力する
    ようにしたことを特徴とする文字入力方法。
JP12412097A 1997-05-14 1997-05-14 手書き文字認識機能を有する手書き文字入力装置 Pending JPH10320107A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11250180A (ja) * 1998-02-27 1999-09-17 Mitsubishi Electric Corp 手書き文字入力システムおよび手書き文字入力方法
JP2016505908A (ja) * 2012-08-01 2016-02-25 アップル インコーポレイテッド 文字を入力するためのデバイス、方法、及びグラフィカルユーザインターフェース
CN111143541A (zh) * 2020-03-07 2020-05-12 合肥煜极网络科技有限公司 一种基于手写字迹进行深度学习的字体生成系统

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