JP2001147751A - 情報端末及びその制御方法 - Google Patents

情報端末及びその制御方法

Info

Publication number
JP2001147751A
JP2001147751A JP33227599A JP33227599A JP2001147751A JP 2001147751 A JP2001147751 A JP 2001147751A JP 33227599 A JP33227599 A JP 33227599A JP 33227599 A JP33227599 A JP 33227599A JP 2001147751 A JP2001147751 A JP 2001147751A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
command
stroke
input
characters
symbols
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33227599A
Other languages
English (en)
Inventor
Shunji Nishimura
俊司 西村
Koichi Harada
晃一 原田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP33227599A priority Critical patent/JP2001147751A/ja
Publication of JP2001147751A publication Critical patent/JP2001147751A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Character Discrimination (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示画面が狭い場合でも簡単な操作で所望の
機能を選択して実行することができる情報端末及びその
制御方法を提供することである。 【解決手段】 コマンドデータ格納テーブル13に、文
字(ストローク)入力枠20から入力される記号や文字
に対応するコマンドが予め格納されており、入力枠20
に入力した記号や文字が、コマンドデータ格納テーブル
13に格納している記号や文字と一致すると認識部9が
判断した場合に、コマンド実行部10が対応するコマン
ドを実行し、そのコマンドによって情報端末1の状態を
遷移させることで実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画面上に設けたタ
ッチパネルによる入力フォームに、記号や文字を入力す
ることによって状態を遷移させる情報端末及びその制御
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】昨今、急激な速度で小型、軽量で携帯性
に優れた情報端末が普及しております。この情報端末は
いろいろな機能を実現することができ、さらに、サポー
トしている機能もどんどん増えてきている。しかしなが
ら、操作者にとって所望の機能を実行する手段がなかな
かわからないといった問題が発生してきており、こうい
った問題を解決するための手法もいろいろと開発されて
きている。
【0003】例えば、特開平5−346902号公報に
は、ユーザIDに基づくメニュー表示方法が開示されて
いる。これは、ユーザIDから操作者の情報を取得し、
この操作者の情報を識別することでメニュー表示の遷移
を簡略化するようにしたものであり、不必要なメニュー
あるいは機密度の高いデータに関するメニュー等の表示
における機密保護、操作性の向上を目的として考案され
たものである。
【0004】また、特開平5−316266号公報に
は、ファクシミリ装置において、ボタンを操作するごと
に、ボタンの発光色を変え、発光色に応じた状態を読み
出すといった技術が開示されている。これは、1個のワ
ンタッチボタンに対し、複数の状態が割り振られた場合
でも、所望の状態の呼び出しをワンタッチボタン操作の
みで行うことができ、操作性を向上させると共に、ワン
タッチボタンの押下の確認を簡単な構成で行うことを目
的として考案されたものである。
【0005】また、パーソナルコンピュータのアプリケ
ーション起動に関しては、そのアプリケーションへのシ
ョートカット等の機能をアイコンに持たせ、アイコンを
操作すればそのアプリケーションが起動するといったこ
とが実現されている。
【0006】また、例えば文章編集アプリケーションに
おいて、編集したい文、単語等の上で、入力ペン等で予
め登録されているジェスチャーを表すストロークを入力
することで、そのジェスチャーに対応する機能(センタ
リング、アンダーライン、一文字削除等)を実行すると
いったことも実現されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記記
載の技術においては、なお以下のような課題を有してい
る。
【0008】前記特開平5−346902号公報に記載
されている技術では、各操作者に応じたメニュー設定は
可能であるが、操作者を識別する必要がある。また、操
作を行うためには、必ずメニュー表示を行った後でない
と実行できないようになっており、表示画面が小さい場
合には、メニュー表示を行うだけで、表示内容が全て見
えなくなってしまう場合や、表示したいメニューを全て
表示できないといったことも考えられ、操作者にとって
わかりにくくなってしまう。また操作者にとって、必ず
メニュー表示を行わなければならないということは、所
望の状態に遷移するのに操作性が悪くなってしまうとい
った問題がある。
【0009】また、特開平5−316266号公報に記
載されている技術では、ボタンの数が少ない程、またボ
タンに割り振る機能が多い程、所望の機能を選択するま
でに操作するボタンの数が多くなってしまう。逆に、ボ
タンの数を多くすると、どのボタンに対して所望の機能
が割り振られているかがわかりにくくなってしまい、や
はり、使い勝手が悪くなってしまうといった問題があ
る。
【0010】また、画面上にアイコンを表示する場合に
は、パーソナルコンピュータ等、表示部分が広いという
前提で考えられており、表示部分が狭いPDA(Person
al Digital Assistants:個人向け携帯型情報通信機
器)等の場合には、ある機能を実行させながら、同時に
他の機能を選択したいとき等、非常に見にくくなってし
まう。
【0011】文章編集アプリケーション等で使用されて
いるジェスチャー機能等は、そのアプリケーションの中
でのみ有効なコマンドを実行させるだけである。例え
ば、文章編集中にスケジュールアプリケーションを起動
させてスケジュールの確認を行うといったような、他の
アプリケーションを起動させて状態を遷移させるといっ
たことまでは考慮されていない。
【0012】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、その目的とするところは、手書きでスト
ロークを入力することで、ストロークに対応付けて予め
登録されているコマンドを実行し、状態を簡単に遷移さ
せることができる情報端末及びその制御方法を提供する
ことである。
【0013】また、本発明の別の目的とするところは、
複数のモードに応じたストローク入力を行い、各モード
に応じた状態遷移を簡単にできる情報端末及びその制御
方法を提供することである。
【0014】また、本発明のさらに別の目的とするとこ
ろは、コマンドとして登録されているデータ部へのアク
セス権を規定することで、アクセス権を管理し、セキュ
リティも考慮した形での状態遷移を簡単にできる情報端
末及びその制御方法を提供することである。
【0015】また、本発明のさらに別の目的とするとこ
ろは、手書きストローク及びそれに対応するコマンドを
追加登録し、簡単に状態遷移が行える情報端末及びその
制御方法を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明における情報端末
は、文字や記号を手書き入力することが可能であって、
文字や記号を手書き入力するための手書き入力手段と、
前記手書き入力手段にて入力された文字や記号を表示す
る表示手段と、前記手書き入力手段にて入力された文字
や記号のストロークデータを抽出するストロークデータ
抽出手段と、文字や記号のストロークデータと、そのス
トロークデータに対応する処理を実行するコマンドとが
対になって格納されているコマンドデータ格納手段と、
前記ストローク抽出手段にて抽出された文字や記号のス
トロークデータと、前記コマンドデータ格納手段に格納
されているデータとが、一致するかどうかを判別する手
書きストロークパターン判別手段と、前記手書きストロ
ークパターン判別手段による判別の結果、一致した場合
には、その一致したストロークデータに対応するコマン
ドを実行するコマンド実行手段と、前記コマンド実行手
段にて実行したコマンドによって状態を遷移させる状態
遷移制御手段と、を備えてなることを特徴とする。
【0017】本発明における情報端末は、前記手書き入
力手段と前記表示手段とが一体で構成され、前記表示手
段にて表示する内容を制御する表示制御手段をさらに備
え、前記表示制御手段は、前記手書き入力手段の入力枠
の移動、サイズ変更、前面と後面の表示切替を含む表示
制御を行うことを特徴とする。
【0018】本発明における情報端末は、前記手書き入
力手段にて入力する文字や記号のストロークデータを、
複数のモードに応じて設定することができるストローク
モード設定手段をさらに備え、前記コマンド実行手段
は、前記ストロークモード設定手段にて設定されたモー
ドに応じて、前記手書きストロークパターン判別手段に
よる判別処理の結果にしたがってコマンド実行を行うこ
とを特徴とする。
【0019】本発明における情報端末は、前記コマンド
データ格納手段に格納されているデータに対するアクセ
ス権を規定するコマンドデータアクセス制限設定手段を
さらに備え、前記コマンド実行手段は、前記コマンドデ
ータアクセス制限設定手段にて許可されているアクセス
権の範囲でコマンド実行を行うことを特徴とする。
【0020】本発明における情報端末は、前記コマンド
データ格納手段に、前記手書き入力手段で入力されて前
記ストローク抽出手段にて抽出された文字や記号のスト
ロークデータと、そのストロークデータに対応する処理
を実行するためのコマンドと、そのコマンドの実行によ
る状態遷移を対にして、設定する状態遷移登録手段をさ
らに備えてなることを特徴とする。
【0021】本発明における情報端末の制御方法は、文
字や記号を手書き入力することが可能な情報端末の制御
方法であって、文字や記号を手書き入力するための手書
き入力ステップと、前記手書き入力ステップにて入力さ
れた文字や記号を表示する表示ステップと、前記手書き
入力ステップにて入力された文字や記号のストロークデ
ータを抽出するストロークデータ抽出ステップと、前記
ストローク抽出ステップにて抽出された文字や記号のス
トロークデータと、予め格納されている文字や記号のス
トロークデータとが、一致するかどうかを判別する手書
きストロークパターン判別ステップと、前記手書きスト
ロークパターン判別ステップによる判別の結果、一致し
た場合には、その一致したストロークデータに対応する
コマンドを実行するコマンド実行ステップと、を順次実
行し、前記コマンド実行ステップで実行したコマンドに
よって状態を遷移させることを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に、本発明における情報端末
及びその制御方法の実施形態に関して図面を用いてその
実施例を詳細に説明する。
【0023】図1は、本発明における手書き入力による
アプリケーション起動手段を備えた情報端末の機能構成
の一例を示したブロック図である。
【0024】情報端末1は、ROM(リードオンリーメ
モリ)からなる第1メモリ2と、RAM(ランダムアク
セスメモリ)や電気的に書き換え可能なメモリ(不揮発
性のメモリで、EEPROMやフラッシュメモリ等)か
らなる第2メモリ3と、CRTやLCD等の表示装置
(LCD)4と、タッチパネルやタブレットからなる入
力装置5と、画像データを蓄積するメモリである画像メ
モリ(VRAM)6と、入力装置5において操作者が入
力した文字あるいは記号の入力位置情報を検出する入力
位置検出部7と、表示している入力枠の場所やサイズ等
の変更を行う入力枠制御部8と、操作者によって入力さ
れたストロークと第1メモリ2の辞書データを比較して
入力した記号や文字を特定して認識する認識部9と、認
識部9にて認識された記号や文字に対応するコマンドを
実行するコマンド実行部10と、現在の表示情報を保存
しておく表示保存メモリ11と、モード設定判定部12
と、から構成され、さらにこれらのメモリや処理手段は
図示はしていないが、CPU等の制御手段にて制御され
る構成となっている。
【0025】以下の記載においては、説明をわかりやす
くするために便宜上、第1メモリ2はROM、第2メモ
リ3はRAM、画像メモリ6はVRAM、表示装置4は
LCD、入力装置5はタッチパネルとする。
【0026】図示されていないCPUは、ROM2に格
納されているプログラムに従い、情報端末1を制御す
る。ROM2は情報端末1を制御するためのプログラム
や、コマンドデータ格納テーブル13、入力されたスト
ローク情報を認識するための辞書等のデータが格納され
ている。尚、表示装置4と入力装置5は一体型の液晶表
示一体型タブレットあるいはポインティング機能を備え
たCRTであってもよい。
【0027】図2は、本発明における情報端末で使用す
るコマンドデータ格納テーブルの一例を示した図であ
る。
【0028】コマンドデータ格納テーブル13には、実
行するコマンドを起動させるための記号や文字と、それ
ぞれの記号や文字に対応したコマンド及びコマンド起動
に関する条件とが格納されている。
【0029】図2において、例えば“メ”に対応するコ
マンドは、“メール送受信画面に遷移する”を示してお
り、“メ”を入力することで、メール送受信画面に遷移
する動作を行うようになっている。
【0030】このコマンドデータ格納テーブル13への
実際の記述は、格納している記号及びそれに対応したコ
マンド、条件を一組として、その一組の長さをカウント
し、カウントした長さを記号の先頭に付与しておくこと
で、どこからどこまでが、1つの文字であるのか、記号
に対するコマンドの記述であるのかがわかる。また、こ
の長さの部分に0xFFなる長さとしては存在しない特
殊な記号を用いることでテーブルの終了(テーブルの最
後)を表すことができる。
【0031】図2において、コマンドの部分は、端末装
置1が解釈できる形で記述されており、記号の先頭部に
格納されている長さ情報で管理されているため、格納す
る記号や文字に対する制限は無い。
【0032】また、コマンド実行に対する条件は、コマ
ンドの最後のコードを2種類準備し、条件有りの場合
と、条件無しの場合とでそれぞれ異なったコードを用い
ることで、条件の有無を判定することができる。
【0033】RAM3は、情報端末1を制御するのに必
要なワーキングメモリや、ユーザが追加登録したコマン
ドデータ格納テーブル13等が格納されている。この追
加登録したコマンドデータ格納テーブル13は、ROM
2に配置されているものと同一の形式で格納されてお
り、追加するコマンドデータが存在しない場合は、テー
ブルの先頭に0xFFが格納されており、コマンドデー
タ格納テーブルの終了を示している。すなわち、情報端
末1は、後述するフローチャートに従い、ROM2のコ
マンドデータ格納テーブル13を検索した後、RAM3
のコマンドデータ格納テーブル13を検索し、パターン
一致を判定することになる。
【0034】尚、RAM3のコマンドデータ格納テーブ
ル13は、実行するコマンドを起動させるための記号や
文字と、それぞれの記号や文字に対応したコマンド及び
コマンド起動に関する条件とを、ユーザが追加設定でき
るため、ユーザがより利用しやすい環境にすることがで
きる。
【0035】LCD4は、情報端末1の出力を表示する
もので、本発明の手書き文字を入力するための文字入力
枠20(以降、ストローク入力枠と表記する)もLCD
4上に表示される。
【0036】表示保存メモリ11は、入力した記号や文
字によりコマンドを実行による状態遷移が行われた場合
に、元の状態の画面に戻る必要がある場合のためのもの
である。
【0037】モード設定判定部12は、コマンド実行部
10がコマンドを実行する際に、複数個のモードが設定
されているかどうかを判定するものであり、コマンド実
行部10はこの判定結果に応じて、実行するコマンドを
選択することもできるようになっている。
【0038】上記情報端末の機能構成をさらに処理の手
段に分解した場合、以下のような構成内容となる。
【0039】文字や記号を手書き入力するための手書き
入力手段は入力装置5が、入力された文字や記号を表示
する表示手段は表示装置4が、文字や記号のストローク
データと、そのストロークデータに対応する処理を実行
するコマンドとが対になって格納されているコマンドデ
ータ格納手段はコマンドデータ格納テーブル13が、そ
の機能をつかさどる。
【0040】入力された文字や記号のストロークデータ
を抽出するストロークデータ抽出手段は認識部9が、ス
トローク抽出手段にて抽出された文字や記号のストロー
クデータと、コマンドデータ格納手段に格納されている
データとが、一致するかどうかを判別する手書きストロ
ークパターン判別手段は認識部9が、それぞれその処理
をつかさどる。さらに、一致したストロークデータに対
応するコマンドを実行するコマンド実行手段はコマンド
実行部10が、実行したコマンドによって状態を遷移さ
せる状態遷移制御手段は図1には示していないCPUに
よる制御手段がその処理をそれぞれつかさどる。
【0041】また、手書き入力手段である入力装置5と
表示手段である表示装置4とが一体化されて、表示する
内容を制御する表示制御手段は、手書き入力の入力枠の
移動、サイズ変更、前面と後面の表示切替の制御をつか
さどり、実際には入力位置検出部7と入力枠制御部8に
てその処理が実行される。
【0042】また、入力する文字や記号のストロークデ
ータを、複数のモードに応じて設定することができるス
トロークモード設定手段と、コマンドデータ格納手段で
あるコマンドデータ格納テーブル13に格納されている
データに対するアクセス権を規定するコマンドデータア
クセス制限設定手段と、コマンドデータ格納手段である
コマンドデータ格納テーブル13に、手書き入力されて
ストローク抽出手段にて抽出された文字や記号のストロ
ークデータと、そのストロークデータに対応する処理を
実行するためのコマンドと、そのコマンドの実行による
状態遷移を対にして、設定する状態遷移登録手段の各手
段は、図1には示していないCPUによる制御手段がそ
の設定あるいは登録処理をそれぞれつかさどる。
【0043】図3は、本発明における情報端末の動作を
示したすフローチャートである。図4は、本発明におけ
る情報端末のストローク入力枠を表示画面上に表示した
一例を示した図である。
【0044】情報端末1は状態Aという状態(例えばス
ケジュール管理の画面)にあり、その表示画面上にスト
ローク入力枠20が配置され、操作者はストローク入力
枠20の枠内に記号または文字などを入力することによ
って、所望の状態に遷移させることができる。この動作
について、タッチパネル5を用いてタッチペン等で情報
端末1を操作した場合を例として、図3のフローチャー
トを用いて詳細に説明する。
【0045】タッチペンにてタッチパネル5を操作した
場合、まず、タッチペンによる入力を待機する(ステッ
プS1)。タッチペンによる入力があった場合、入力位
置検出部7で入力位置を検出する(ステップS2)。位
置検出後、入力された位置がストローク入力枠20の内
部か外部かを判断する(ステップS3)。この判断は、
入力枠制御部8がストローク入力枠20の表示位置を把
握しているため、この把握している表示位置と、入力さ
れたタッチペンの入力位置とを比較することで実現でき
る。ストローク入力枠20の外部に対するペン入力の場
合は、例えば入力されたペンの筆跡を表示する等の処理
を行うため、本プログラムを終了する。
【0046】ストローク入力枠20内部に対するペン入
力の場合は、コマンド入力のための記号や文字を入力す
る(ステップS4)。入力されたデータを、ROM2に
ある文字認識用の辞書データと線形マッチングなどの方
法により認識する(ステップS5)。認識処理が正しく
できたか否かを判断し(ステップS6)、正しく認識で
きなかった場合は、ステップS20に移行してアラート
表示を行い、本プログラムを終了する。
【0047】正しく認識できた場合は、ROM2に存在
するコマンドデータ格納テーブル13に認識できた記号
や文字が存在するか否かを調べる(ステップS7)。認
識した記号や文字がROM2のコマンドデータ格納テー
ブル13に存在しない場合は、RAM3のコマンドデー
タ格納テーブル13に存在するか否かを調べる(ステッ
プS8)。ステップS8において調べた結果、認識した
記号や文字がコマンドデータ格納テーブル13に存在し
ない場合には、ステップS20に移行し、アラート表示
を行い、本プログラムを終了する。
【0048】ステップS7及びステップS8において、
コマンドデータ格納テーブル13に記号や文字が存在し
た場合、その入力に対するモードが設定されているか否
かを調べる(ステップS9)。
【0049】この入力モードの設定は、ストローク入力
枠20への入力に対して複数の入力モードを持つことで
実現でき、入力に対応する処理(画面遷移や機能実行)
を、設定された条件によって変化させるためのものであ
る。例えば、入力を行った時間帯によってコマンドを変
更したり、あるいはパスワードが設定されている否かで
異なったコマンドを実行するように設定することができ
る。尚、入力モードが設定されているか否かはRAM3
に格納されているワークエリアを確認することで、判断
することができる。
【0050】入力モードが設定されているときは、操作
者が登録したコマンドの処理内容を設定する(ステップ
S10)。入力のモードが設定されていないときは、あ
らかじめ登録されているコマンドの実行処理を設定する
(ステップS11)。
【0051】ステップS10またはステップS11にお
いて、実行するとして設定したコマンドの処理を実行す
べく準備を行う(ステップS12)。この準備とは、現
在の状態及び表示内容を待避したり、コマンドを実行す
るまでに終了しておく必要のあるタスクを終了したりの
作業を行うことである。
【0052】コマンドを実行すべく設定した後、コマン
ド実行部10においてそのコマンドを実行し、状態の遷
移を行う(ステップS13)。状態の遷移を行った後、
本プログラムは終了する。元の状態に戻る必要がある場
合には、ステップS12において待避している状態や、
表示内容を元に戻すことで実現できる。
【0053】ステップS6において入力した記号や文字
の認識が正しく行えなかった場合や、ステップS8にお
いてROM2、RAM3上のコマンドデータ格納テーブ
ル13に入力された記号や文字が存在しない場合は、
“該当するコマンドが見つかりません。”等のアラート
表示を行い(ステップS20)、処理を終了する。ま
た、以上の動作により、ストローク入力枠20内に筆記
した記号や文字に応じたコマンドを実行させ、状態遷移
を行うことができる。尚、上記説明で、ステップS20
のところでアラート表示をするようにしているが、これ
は、アラート表示を行わずにそのまま終了してもよいこ
とはいうまでもない。
【0054】上記説明した状態遷移について、図4乃至
図8を用いてさらに具体的に説明する。
【0055】図5は、図4において“状態A”という状
態である情報端末1のストローク入力枠20内部に、手
書き入力により“B”と入力した状態を示す図である。
ストローク入力枠20の内部に“B”が記載されている
が、状態としては、まだ“状態A”のままである。
【0056】図5は、本発明における情報端末のストロ
ーク入力枠に文字“B”を入力したところを示した図で
ある。図6は、本発明における情報端末のストローク入
力枠に文字“B”を入力した結果、状態が(状態Bへ)
変化したことを示した図である。図7は、本発明におけ
る情報端末のストローク入力枠の大きさ及び表示位置を
変えたときの表示例を示した図である。
【0057】具体的には、図5は、図4においてストロ
ーク入力枠20内部に記載された“B”を認識し、認識
した結果、この“B”が“状態B”に遷移するための記
号であると判断した場合に、ストローク入力枠20の内
部が消去されて、“状態B”に遷移した状態を示す図で
ある。
【0058】また、図7は、図6の状態からストローク
入力枠20の部分にペンタッチを行い、ストローク入力
枠20の表示位置及びサイズを変更したときの表示例で
ある。ストローク入力枠20はその表示を裏面に移動さ
せたり、また、最小化することも可能である。図7にお
いても、ストローク入力枠20の位置及びサイズが変更
されているだけで、状態としては“状態B”のままで変
わっていない。
【0059】このように、ストローク入力枠20の内部
に記号や文字等を入力することで、それに対応付けて登
録しているコマンドを実行し、状態を遷移させることが
できる。
【0060】また、ストローク入力枠20に対する入力
時に、コマンドデータ格納テーブル13を複数個準備す
るか、またはステップS9で行ったようにコマンドデー
タ格納テーブル13のところに入力モードの条件を付与
することによって、条件に応じて別々のコマンドが実行
されるようにすることも可能である。すなわち、同じ記
号や文字を入力したとしても、入力する時刻、日時等の
条件に応じて別々のコマンドを実行し、別々の状態に遷
移させるといったことが可能になる。
【0061】図8は、本発明における情報端末の入力モ
ードの条件が異なることによる状態遷移の違いを示した
図である。
【0062】図8において、最初、“状態A”の状態で
あったところに、任意の同じ文字を入力した場合、条件
がXの場合には状態“B”に、条件がYの場合には状態
“C”に、それぞれ遷移することを示している。
【0063】例えば、図2のコマンドデータ格納テーブ
ル13の格納例において、記号“T”として、毎週月曜
日から金曜日までの9時から17時までの間は、“会社
関係の電話帳表示”といったコマンドを登録し、その他
の場合には、“私用関係の電話帳表示”といったコマン
ドを登録して入力モードの条件付けをしておくと、
“T”という文字を入力した時刻によって、会社関係の
電話帳が表示されたり、私用関係の電話帳が表示された
りする。このようにして、一つの記号や文字を入力して
コマンドを使い分けることが可能になる。
【0064】また、入力モードの条件の例として、パス
ワードがあげられる。これは操作者があらかじめパスワ
ードを設定している場合としていない場合での処理コマ
ンドが異なるというものである。例えば、上記と同様に
電話帳画面に遷移するために操作者がストローク入力枠
20に“T”と入力したときに、パスワードが設定され
ていれば、その設定されているパスワードを解除しない
と画面が遷移しないように制御することが考えられる。
【0065】このことにより、人に知られたくないよう
なデータを他人からアクセスされることを防いだり、ま
た、間違って消去してしまうといったような問題から、
大切なデータを守ることができるようになる。
【0066】以上、ここまで挙げた実施形態における内
容は、本発明の主旨を変えない限り、上記記載に限定さ
れるものではない。
【0067】
【発明の効果】本発明における情報端末及びその制御方
法においては、以下の効果が得られる。
【0068】まず、表示されている文字(ストローク)
入力枠(入力部)に、登録されている文字や記号を手書
きで入力するだけで、その入力された文字や記号のスト
ロークに対応付けされているコマンドの実行が行われる
ことから、操作自体が簡単で、かつ素早く所望の状態に
遷移させることができるようになる。
【0069】また、表示されている画面のどこにでも自
由にコマンドを入力するための手書きの文字(ストロー
ク)入力枠(入力部)を移動させることができるため、
今現在実行中のアプリケーションの表示に関係なく、次
の状態への遷移が簡単に行うことができるようになる。
【0070】また、入力した文字や記号のストロークに
対応するコマンドを複数のモードに切り換えて実行させ
ることができるため、同じ文字や記号を入力しても、操
作する人、場所、時間帯に応じたそれぞれのコマンドを
使い分けることができるようになる。
【0071】また、入力した文字や記号のストロークに
対応するコマンドを使用するための権利を有する人にし
かコマンドが使用できないようになるため、個々のコマ
ンドを実行するうえでのセキュリティを確保することが
できるようになる。
【0072】また、入力した文字や記号のストローク及
びそれに対応するコマンドを新規に追加することができ
るため、情報端末を操作者にカスタマイズすることがで
きるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における情報端末の機能構成の一例を示
したブロック図である。
【図2】本発明における情報端末で使用するコマンドデ
ータ格納テーブルの一例を示した図である。
【図3】本発明における情報端末の動作を示したフロー
チャートである。
【図4】本発明における情報端末のストローク入力枠を
表示画面上に表示した一例(状態A)を示した図であ
る。
【図5】本発明における情報端末のストローク入力枠に
文字“B”を入力したところを示した図である。
【図6】本発明における情報端末のストローク入力枠に
文字“B”を入力した結果、状態が(状態Bへ)変化し
たことを示した図である。
【図7】本発明における情報端末のストローク入力枠の
大きさ及び表示位置を変えたときの表示例を示した図で
ある。
【図8】本発明における情報端末の入力モードの条件が
異なることによる状態遷移の違いを示した図である。
【符号の説明】
1 情報端末 2 第1メモリ(ROM:リードオンリーメモリ) 3 第2メモリ(RAM:ランダムアクセスメモリ) 4 表示装置(LCD) 5 入力装置(タッチパネル) 6 画像メモリ(VRAM) 7 入力位置検出部 8 入力枠制御部 9 認識部 10 コマンド実行部 11 表示保存メモリ 12 モード設定判定部 13 コマンドデータ格納テーブル 20 ストローク入力枠
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B064 AA07 AB04 AB17 DD08 5E501 AA13 BA05 CA03 CA04 CB05 CC04 DA11 FA14 FA45 FA46 FB04 FB22

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字や記号を手書き入力することが可能
    な情報端末であって、 前記文字や記号を手書き入力するための手書き入力手段
    と、 前記手書き入力手段にて入力された文字や記号を表示す
    る表示手段と、 前記手書き入力手段にて入力された文字や記号のストロ
    ークデータを抽出するストロークデータ抽出手段と、 文字や記号のストロークデータと、そのストロークデー
    タに対応する処理を実行するコマンドとが対になって格
    納されているコマンドデータ格納手段と、 前記ストローク抽出手段にて抽出された文字や記号のス
    トロークデータと、前記コマンドデータ格納手段に格納
    されているデータとが、一致するかどうかを判別する手
    書きストロークパターン判別手段と、 前記手書きストロークパターン判別手段による判別の結
    果、一致した場合には、その一致したストロークデータ
    に対応するコマンドを実行するコマンド実行手段と、 前記コマンド実行手段にて実行したコマンドによって状
    態を遷移させる状態遷移制御手段と、を備えてなること
    を特徴とする情報端末。
  2. 【請求項2】 前記手書き入力手段と前記表示手段とが
    一体で構成され、前記表示手段にて表示する内容を制御
    する表示制御手段をさらに備え、 前記表示制御手段は、前記手書き入力手段の入力枠の移
    動、サイズ変更、前面と後面の表示切替を含む表示制御
    を行うことを特徴とする請求項1記載の情報端末。
  3. 【請求項3】 前記手書き入力手段にて入力する文字や
    記号のストロークデータを、複数のモードに応じて設定
    することができるストロークモード設定手段をさらに備
    え、 前記コマンド実行手段は、前記ストロークモード設定手
    段にて設定されたモードに応じて、前記手書きストロー
    クパターン判別手段による判別処理の結果にしたがって
    コマンド実行を行うことを特徴とする請求項1記載の情
    報端末。
  4. 【請求項4】 前記コマンドデータ格納手段に格納され
    ているデータに対するアクセス権を規定するコマンドデ
    ータアクセス制限設定手段をさらに備え、 前記コマンド実行手段は、前記コマンドデータアクセス
    制限設定手段にて許可されているアクセス権の範囲でコ
    マンド実行を行うことを特徴とする請求項1記載の情報
    端末。
  5. 【請求項5】 前記コマンドデータ格納手段に、前記手
    書き入力手段で入力されて前記ストローク抽出手段にて
    抽出された文字や記号のストロークデータと、そのスト
    ロークデータに対応する処理を実行するためのコマンド
    と、そのコマンドの実行による状態遷移を対にして、設
    定する状態遷移登録手段をさらに備えてなることを特徴
    とする請求項1記載の情報端末。
  6. 【請求項6】 文字や記号を手書き入力することが可能
    な情報端末の制御方法であって、 前記文字や記号を手書き入力するための手書き入力ステ
    ップと、 前記手書き入力ステップにて入力された文字や記号を表
    示する表示ステップと、 前記手書き入力ステップにて入力された文字や記号のス
    トロークデータを抽出するストロークデータ抽出ステッ
    プと、 前記ストローク抽出ステップにて抽出された文字や記号
    のストロークデータと、予め格納されている文字や記号
    のストロークデータとが、一致するかどうかを判別する
    手書きストロークパターン判別ステップと、 前記手書きストロークパターン判別ステップによる判別
    の結果、一致した場合には、その一致したストロークデ
    ータに対応するコマンドを実行するコマンド実行ステッ
    プと、を順次実行し、前記コマンド実行ステップで実行
    したコマンドによって状態を遷移させることを特徴とす
    る情報端末の制御方法。
JP33227599A 1999-11-24 1999-11-24 情報端末及びその制御方法 Pending JP2001147751A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33227599A JP2001147751A (ja) 1999-11-24 1999-11-24 情報端末及びその制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33227599A JP2001147751A (ja) 1999-11-24 1999-11-24 情報端末及びその制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001147751A true JP2001147751A (ja) 2001-05-29

Family

ID=18253133

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33227599A Pending JP2001147751A (ja) 1999-11-24 1999-11-24 情報端末及びその制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001147751A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007173938A (ja) * 2005-12-19 2007-07-05 Ricoh Co Ltd 画像処理装置、画像処理方法、及び、画像処理プログラム
JP2009053834A (ja) * 2007-08-24 2009-03-12 Sharp Corp 情報表示装置
WO2010113350A1 (ja) * 2009-03-31 2010-10-07 シャープ株式会社 表示シーン作成システム
JP2011232953A (ja) * 2010-04-27 2011-11-17 Sony Corp 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム、並びに情報処理システム
WO2014041607A1 (ja) * 2012-09-11 2014-03-20 株式会社東芝 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007173938A (ja) * 2005-12-19 2007-07-05 Ricoh Co Ltd 画像処理装置、画像処理方法、及び、画像処理プログラム
JP4741363B2 (ja) * 2005-12-19 2011-08-03 株式会社リコー 画像処理装置、画像処理方法、及び、画像処理プログラム
JP2009053834A (ja) * 2007-08-24 2009-03-12 Sharp Corp 情報表示装置
WO2010113350A1 (ja) * 2009-03-31 2010-10-07 シャープ株式会社 表示シーン作成システム
JP2011232953A (ja) * 2010-04-27 2011-11-17 Sony Corp 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム、並びに情報処理システム
WO2014041607A1 (ja) * 2012-09-11 2014-03-20 株式会社東芝 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム
JPWO2014041607A1 (ja) * 2012-09-11 2016-08-12 株式会社東芝 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100197037B1 (ko) 정보 처리 장치 및 정보 처리 방법
US9176663B2 (en) Electronic device, gesture processing method and gesture processing program
JP4297442B2 (ja) 手書き情報入力装置
JP5204305B2 (ja) 携帯用端末機におけるパターン認識を用いたユーザインターフェース装置及び方法
US8413069B2 (en) Method and apparatus for the automatic completion of composite characters
EP0917040A2 (en) Method for providing a cue in a computer system
JPH06242885A (ja) 文書編集方法
EP2871563A1 (en) Electronic device, method and storage medium
EP2434376A1 (en) Mobile terminal device, and control method and storage medium for mobile terminal device
KR20120134504A (ko) 터치 스크린을 구비한 단말기 및 그 단말기에서 키 표시 방법
JPH07325881A (ja) 文字入力装置
JP3292752B2 (ja) ジェスチャー処理装置およびジェスチャー処理方法
JPH08137611A (ja) ジェスチャイメージ登録方法及び文書作成装置
JP2001147751A (ja) 情報端末及びその制御方法
US20150338945A1 (en) Information processing device and information updating program
JP4584329B2 (ja) 手書き情報入力装置
JP2007087146A (ja) 情報表示制御装置、電子辞書装置及びプログラム
JP2003140791A (ja) 情報処理装置及び情報処理装置の制御方法
JPH0950433A (ja) 手書き文字認識装置
JP2015127953A (ja) 携帯端末、及びその制御方法、プログラム
JPH11345072A (ja) ジェスチャ―処理装置及びジェスチャ―処理方法
KR20020030843A (ko) 터치스크린을 이용한 디바이스에서의 제스처를 통한필기입력 방법
JP2889444B2 (ja) キーボード映像を切換えて使用可能な情報処理装置
US20200293159A1 (en) Character input device, character input method, and character input program
JP2003015807A (ja) 入力制御方法と入力制御プログラム