JP2009053834A - 情報表示装置 - Google Patents

Abstract

【課題】情報表示装置に入力された情報に対するジョブを行う場合、簡単な入力によって、ジョブを実行させる。
【解決手段】タッチパネル付きの表示装置を制御する制御装置は、コピー等のジョブに対して、予め特定画像を設定する。表示装置の画面に、ユーザが特定画像として「○３」と描く。制御装置は、画面に入力された画像が特定画像であるかを判別する。特定画像であるとき、制御装置は、特定画像に応じて決められたコピー等のジョブを実行するように処理装置に指示する。処理装置は、表示装置に入力された情報に対するジョブを行う。
【選択図】図９

Description

本発明は、画面に画像を入力可能なインフォメーションディスプレイのような情報表示装置に関する。

従来、電子黒板では、ユーザがホワイトボードにペンで文字や絵等を書くと、ホワイトボードが光学的に走査され、画像が読み取られる。入力された画像は、記録シートに印刷される。例えば、電子黒板を会議に使用すると、書き込まれた画像が議事録として、会議終了後に印刷されて出力される。議事録は、コピーされて、会議の参加者に配布される。あるいは、印刷された議事録が、パーソナルコンピュータに入力され、電子化される。

また、大型ディスプレイを用いた電子会議システムが提案されている。特許文献１には、ホワイトボードとパーソナルコンピュータとがネットワークを通じて接続された電子会議システムが記載されている。パーソナルコンピュータに接続された小型ディスプレイやホワイトボードに電子ペンで画像が書き込まれると、各ディスプレイに画像が表示され、この画像が電子化されて保存される。

また、特許文献２では、大型ディスプレイを使う会議システムにおいて、ホストコンピュータと複数の携帯端末とが無線通信可能とされ、ホストコンピュータは、携帯端末からの描画コマンドにしたがって、ディスプレイに画像を表示する。
特開２０００−５６７４７号公報 特開２００５−４９９９３号公報

画面に画像を入力可能なインフォメーションディスプレイのような情報表示装置は、会議等に使用される。多様な情報が、入力されて、画面に表示される。そして、使用中に作成された議事録等の情報に対して、プリント、送信、保存等のジョブが行われる。このようなジョブは、画像処理装置において実行される。そのため、情報表示装置は、画像処理装置を動作させるためのアプリケーションソフトウェアを搭載している。画像処理装置にジョブの実行を依頼するために、ユーザは、アプリケーションソフトウェアを起動して、表示された設定画面においてジョブの内容を設定する。アプリケーションソフトウェアにより、画像処理装置にジョブの実行が指示される。

このように、情報表示装置に入力された情報に対するジョブを行う場合、ユーザは、情報表示装置において煩雑な操作をしなければならない。そこで、本発明は、上記に鑑み、簡単な入力によって、ジョブを実行させることができる情報表示装置の提供を目的とする。

本発明は、画面に入力された画像を表示する表示部と、入力された画像が予め設定された特定画像であるか否かを判別する判別部と、特定画像が入力されたとき、ジョブを行う制御部とを備えたものである。制御部は、特定画像に応じて決められたジョブを実行するように処理装置に指示する。ここで、表示部、判別部および制御部を備えた情報表示装置と、ジョブを実行する処理装置とが通信可能に接続されている。

ユーザが画面に特定画像を入力すると、判別部は、入力された画像が特定画像であると判別する。制御部が処理装置にジョブの実行を指示すると、処理装置はジョブを開始する。したがって、ユーザの簡単な入力操作により、自動的にジョブが実行される。

付加画像を含む特定画像が入力されたとき、制御部は、付加画像に応じて実行条件を指示する。付加画像を付けることにより、ジョブの実行い際して、詳細な指示を行える。

判別部は、特定のエリアに入力された画像を特定画像であると認識する。特定のエリア外に、特定画像と同じ画像が入力されても、判別部は、この画像を特定画像ではないと判断する。したがって、ユーザが、ジョブの実行を意図せずに、特定画像と同じ画像を入力したとき、制御部は、ジョブを実行するように指示しない。

ジョブが実行されるとき、制御部は、表示されている特定画像を変化させる。すなわち、制御部は、ジョブの実行中、特定画像を点滅させる。ジョブが終了したとき、画面から特定画像を消去する。ジョブの進捗状況に応じて、特定画像を徐々に変化させる。ジョブの実行に際してエラーが発生したとき、特定画像を目立つように特定画像の色あるいは大きさを変更する。

このように、ジョブの実行状況に応じて、特定画像の表示が変化する。画面の特定画像によって、実行状況を把握することができる。ユーザは、処理装置まで行かなくても、表示部の近くで実行状況を確認できる。

特定画像が判別されたとき、制御部は、特定画像を装飾する、あるいは、ジョブ毎に特定画像を異なる表示にする。これによって、入力された画像が特定画像であると認識されたことが一目でわかる。ユーザは、ジョブが行われることを認識できる。

上記のように、情報表示装置において、特定画像を判別する代わりに、処理装置が判別してもよい。情報表示装置の画面に画像が入力されたとき、処理装置は、入力された画像が特定画像であるか否かを判別し、特定画像であると判断すると、特定画像に応じて決められたジョブを実行する。

本発明によると、画面に特定画像を入力するという簡単な操作によって、ジョブを自動的に実行させることができる。したがって、ユーザに煩雑な操作を強いることがなくなり、使い勝手のよい情報表示装置を提供することができる。

本実施形態の情報表示装置を図１に示す。情報表示装置は、画面に画像を入力可能な表示装置１と、表示装置１を制御する制御装置２とからなり、表示装置１と制御装置２とは通信可能に接続されている。そして、制御装置２は、ＬＡＮ等のネットワークに接続される。ネットワークには、画像処理装置３や情報処理装置４が接続される。これらの処理装置３、４と情報表示装置とが通信可能とされ、各装置によって、情報表示システムが形成される。

表示装置１は、タッチパネル付きの大型のディスプレイとされ、画像表示部１０、センサ部１１および通信インターフェース１２を備えている。画像表示部１０は、タッチパネルが重ねられたディスプレイであり、制御装置２からの指示により、画面に画像を表示する。センサ部１１は、赤外線センサを用いて、赤外線遮断検出方式により、タッチパネルへのタッチペンあるいは指の近接を検出する。なお、センサ部１１は、感圧式あるいは静電式によるものであってもよい。

タッチペンがタッチパネルに接触すると、センサ部１１は接触位置を検出し、位置情報を制御装置２に出力する。例えば、ユーザが画面上に文字や絵等の画像を描く操作を行う。センサ部１１が、タッチパネル上の軌跡を検出して、位置情報を制御装置２に出力する。制御装置２は、位置情報に基づいて画像を生成する。制御装置２が画像を表示装置１に出力すると、ユーザの描いた画像が画像表示部１０の画面に表示される。通信インターフェース１２は、ケーブルを介して制御装置２と接続され、制御装置２との間でデータの送受信を行う。

制御装置２は、パーソナルコンピュータからなり、通信インターフェース１５、ネットワークインターフェース１６、記憶部１７および制御部１８を備えている。通信インターフェース１５は、表示装置１との間でデータの送受信を行う。ネットワークインターフェース１６は、ネットワークに接続され、適宜の通信方式により画像処理装置３等の処理装置と通信を行う。記憶部１７は、ハードディスク装置、不揮発性メモリからなり、各種の情報を保存する。制御部１８は、表示装置１のタッチパネルに書き込まれた画像や処理装置から入力された画像を表示するように、表示装置１を制御する。

画像処理装置３は、スキャン、コピー、ファクシミリ通信、ドキュメントファイリング、データ送信といった処理を行う複合機であり、スキャナ２０、印刷部２１を備えている。なお、画像処理装置３は、プリンタであったり、あるいはファクシミリ装置であってもよい。情報処理装置４は、パーソナルコンピュータであり、画像を生成したり、入力された画像を保存する。また、情報処理装置４は、ファクシミリ通信も行う。さらに、画像処理装置３および情報処理装置４は、インターネットを通じて電子メール、インターネットファックス、ＩＰファックスを行う。

電子メールでは、情報表示装置からの画像をメール本文に挿入して送信する。インターネットファックスでは、情報表示装置からの画像を添付ファイルとして、電子メールを送信する。ＩＰファックスでは、情報表示装置からの画像をＩＰパケットにして、インターネットを通じて送信する。

情報表示システムでは、表示装置１の画面に入力された画像が予め設定された特定画像であるとき、処理装置において、特定画像に応じて決められたジョブが実行される。すなわち、制御装置２の制御部１８は、画面に入力された画像が特定画像であるか否かを判別する判別部２３を有する。判別部２３は、ユーザが画面に書き込んだ画像を登録されている特定画像と対比して、特定画像であるかを判別する。判別部が特定画像の入力であると判断したとき、制御部１８は、特定画像に応じて決められたジョブを実行するように処理装置に指示する。

ジョブとして、情報表示装置に入力された画像あるいは情報表示装置において作成された画像に対して、コピー、保存、電子メールによる送信、ファクシミリ送信、インターネットファックス、ＩＰファックスが行われる。

特定画像は、ユーザが任意に決めたユニークな記号、文字あるいは絵とされる。特定画像がジョブに応じて予め設定され、図２に示すようなジョブと特定画像との対応関係を示すジョブ登録テーブルが作成される。このテーブルが制御装置２の記憶部１７のユーザテーブル２４に保存される。また、ジョブを実行するときの実行条件が設定可能であり、各種設定情報、特別機能といった実行条件が特定画像に関連付けられてユーザテーブル２４に登録される。

ユーザが特定画像を登録するとき、制御装置２は、画像表示部１０に設定画面を表示させる。図３に示すように、まずジョブの選択画面が表示される。ユーザがコピーを選択すると、特定画像の設定画面が表示される。ユーザが任意の画像を入力すると、この画像が特定画像として登録される。ここでは、「○」が入力される。なお、画像の大きさ、色等は任意に選択可能とされる。

次に、各種設定情報、特別機能を設定するための実行条件設定画面が表示される。各種設定情報として、濃度、画質、用紙、倍率等である。特別機能として、Ｎアップ、枠消去、ステープル等である。ユーザが所望の実行条件を指定すると、設定確認画面が表示され、制御部１８は、設定された情報をユーザテーブル２４に登録して保存する。

表示装置１が会議等において使用されるとき、入力された情報が画面に画像として表示される。このとき、ユーザが、画像をコピーしたいとき、あるいは記憶部１７に保存されている画像をコピーしたいとき、画面に「○」を描く。

センサ部１１は、この画像の入力を検出して、制御装置２に位置情報を出力する。制御部１８は、この位置情報から「○」という画像を認識し、特定画像であるかを判別する。制御部１８は、この画像が特定画像として登録されていることを確認すると、コピーする画像を画像処理装置３に送信して、コピーの実行を指示する。また、制御部１８は、登録されている実行条件に基づいた指示も行う。

画像処理装置３は、受信した画像を指示された実行条件にしたがって印刷する。このとき、入力された特定画像は、ジョブの対象である画像から除外される。すなわち、特定画像は、印刷されない。

ジョブを実行する画像処理装置３等の処理装置は、特定画像を登録するときに予め設定される。制御部１８は、特定画像に応じて設定された処理装置にジョブを指示する。この代わりに、制御部１８が、ジョブに応じて処理装置を自動的に決めてもよい。あるいは、特定画像が入力されたとき、制御部１８は、画像処理装置３や情報処理装置４の一覧を表示させる。そして、ユーザが処理装置を選択するようにしてもよい。

ここで、特定画像に付加画像を組み合わせて、付加画像に応じた実行条件を追加してもよい。付加画像は、実行条件を指定するための情報を有する。制御部１８は、付加画像の入力が判別されたとき、付加画像に応じて決められた実行条件を認識して、処理装置に追加の実行条件を指示する。例えば、「○」の後に「３」を付加する。「３」が付加画像とされ、コピーの部数を示す。制御部１８は、「○３」のような付加画像を含む特定画像が入力されたとき、コピー３部と認識して、画像処理装置３にコピーを３部するように指示する。なお、付加画像の位置は、特定画像の後に限らず、特定画像の周囲に近接していればよい。

また、付加画像によって、ジョブを依頼する処理装置を指定してもよい。付加画像として、ＩＰアドレス、装置名といった処理装置を特定するための情報を入力する。指定された処理装置がジョブを実行する。このとき、予め設定されている処理装置の代わりに、指定された処理装置がジョブを実行する。

ジョブが画像の保存の場合、上記と同様、図４に示すように、特定画像および実行条件の登録を行う。保存に対する特定画像として、例えば「△」が入力される。実行条件としては、各種設定情報、特別機能以外に、保存先のフォルダ名が入力される。制御部１８は、入力された情報をユーザテーブル２４に登録して保存する。

情報表示装置に入力された画像を保存する場合、ユーザは表示装置１の画面に「△」を描く。制御部１８は、この画像を特定画像と認識して、画像処理装置３あるいは情報処理装置４に画像の保存を指示する。指定された処理装置は、設定された実行条件にしたがって、入力された画像を指定されたフォルダである「議事録」に保存する。

また、付加画像として、フォルダ名を入力してもよい。すなわち、「△朝会議」が入力されると、制御部１８は、登録されている「議事録」フォルダ以外に「朝会議」フォルダにも、画像を保存するように指示する。指示を受けた処理装置は、入力された画像を「議事録」フォルダおよび「朝会議」フォルダに保存する。

ジョブが電子メールの送信の場合、上記と同様、図５に示すように、特定画像および実行条件の登録を行う。電子メールに対する特定画像として、例えば「×」が入力される。実行条件としては、各種設定情報、特別機能以外に、送信先の処理装置のメールアドレスが入力される。制御部１８は、入力された情報をユーザテーブル２４に登録して保存する。

情報表示装置に入力された画像を送信する場合、ユーザは表示装置１の画面に「×」を描く。制御部１８は、この画像を特定画像と認識して、画像処理装置３あるいは情報処理装置４に電子メールの送信を指示する。指定された処理装置は、設定された実行条件にしたがって、入力された画像を含む電子メールを作成して、指定された送信先に電子メールを送信する。

また、付加画像として、他の処理装置のメールアドレスを入力してもよい。すなわち、「×ｚｚｚ＠（公序良俗違反につき、不掲載）．ｃｏ．ｊｐ」が入力されると、制御部１８は、登録されている送信先の「ａａａ＠（公序良俗違反につき、不掲載）．ｃｏ．ｊｐ」以外に「ｚｚｚ＠（公序良俗違反につき、不掲載）．ｃｏ．ｊｐ」にも電子メールを送信するように指示する。指示を受けた処理装置は、各送信先に電子メールを送信する。

ジョブがファクシミリ通信の場合、上記と同様、図６に示すように、特定画像および実行条件の登録を行う。ファクシミリ通信に対する特定画像として、例えば「◇」が入力される。実行条件としては、各種設定情報、特別機能以外に、宛先のファクシミリ装置のＦＡＸ番号が入力される。制御部１８は、入力された情報をユーザテーブル２４に登録して保存する。

情報表示装置に入力された画像をファクシミリ通信する場合、ユーザは表示装置１の画面に「◇」を描く。制御部１８は、この画像を特定画像と認識して、画像処理装置３あるいは情報処理装置４にファクシミリの送信を指示する。指定された処理装置は、設定された実行条件にしたがって、入力された画像を指定された宛先にファクシミリ送信する。

また、付加画像として、他のＦＡＸ番号を入力してもよい。すなわち、「◇（公序良俗違反につき、不掲載）」が入力されると、制御部は、登録されている宛先の「（公序良俗違反につき、不掲載）」以外に「（公序良俗違反につき、不掲載）」にもファクシミリ送信するように指示する。指示を受けた処理装置は、各宛先にファクシミリ送信する。

ジョブがインターネットファックスの場合、上記と同様、図７に示すように、特定画像および実行条件の登録を行う。インターネットファックスに対する特定画像として、例えば「■」が入力される。実行条件としては、各種設定情報、特別機能以外に、送信先の処理装置のメールアドレスが入力される。制御部１８は、入力された情報をユーザテーブル２４に登録して保存する。

情報表示装置に入力された画像をインターネットファックスする場合、ユーザは表示装置１の画面に「■」を描く。制御部１８は、この画像を特定画像と認識して、画像処理装置３あるいは情報処理装置４にインターネットファックスを指示する。指定された処理装置は、設定された実行条件にしたがって、入力された画像を添付ファイルとする電子メールを作成して、指定された送信先に電子メールを送信する。

また、付加画像として、他の処理装置のメールアドレスを入力してもよい。すなわち、「■ｖｖｖ＠（公序良俗違反につき、不掲載）．ｃｏ．ｊｐ」が入力されると、制御部１８は、登録されている送信先の「ｂｂｂ＠（公序良俗違反につき、不掲載）．ｃｏ．ｊｐ」以外に「ｖｖｖ＠（公序良俗違反につき、不掲載）．ｃｏ．ｊｐ」にも電子メールを送信するように指示する。指示を受けた処理装置は、各送信先に電子メールを送信する。

ジョブがＩＰファックスの場合、上記と同様、図８に示すように、特定画像および実行条件の登録を行う。インターネットファックスに対する特定画像として、例えば「◎」が入力される。実行条件としては、各種設定情報、特別機能以外に、送信先の処理装置のＩＰアドレスあるいはＵＲＬといったアドレスが入力される。制御部１８は、入力された情報をユーザテーブル２４に登録して保存する。

情報表示装置に入力された画像をＩＰファックスを行う場合、ユーザは表示装置１の画面に「◎」を描く。制御部１８は、この画像を特定画像と認識して、画像処理装置３あるいは情報処理装置４にＩＰファックスを指示する。指定された処理装置は、設定された実行条件にしたがって、入力された画像をＩＰパケットにして、指定された送信先にデータ送信する。

また、付加画像として、他のアドレスを入力してもよい。すなわち、「◎１０．３６．１０７．３０」が入力されると、制御部は、登録されている送信先の「１０．３６．１０７．２８」以外に「１０．３６．１０７．３０」にもＩＰファックスを行うように指示する。指示を受けた処理装置は、各送信先にＩＰファックスを行う。

複数のジョブを同時に実行させる場合、ユーザは、例えば「○△」のように、複数の特定画像を描く。制御装置２は、それぞれの特定画像を認識して、各特定画像に応じて決められた処理装置にジョブをそれぞれ指示する。

ところで、情報表示装置の指示により、処理装置がジョブを実行するとき、ユーザはジョブの実行状況がわからない。そこで、情報表示装置は、ジョブの実行状況を表示して、ユーザに知らせる。制御装置２は、処理装置からジョブの実行状況に関する情報を取得して、実行状況に応じて特定画像の表示を変化させる。

すなわち、制御装置２は、ユーザによって画面上に描かれた特定画像を画像として画面に表示させる。そして、処理装置がジョブを実行している間、制御装置２は、特定画像を点滅するように表示装置１を制御する。図９に示すように、特定画像は点滅する。ジョブが終了すると、制御装置２は、特定画像を消去する。図１０に示すように、画面には、特定画像が表示されない。これにより、ユーザは、ジョブの現在の状況をその場で確認することができる。

ここで、複数の特定画像が入力されると、複数のジョブが実行される。制御装置２は、全ての特定画像を点滅させる。１つのジョブが終了するたびに、対応する特定画像が消去される。

また、制御装置２は、ジョブの進行に応じて、特定画像を徐々に変化させる。例えば、図１１に示すように、特定画像が「○３」のように表示されている場合、コピーが１部終了するたびに、「○２」、「○１」とカウントダウンしていく。あるいは、特定画像を徐々に消去していってもよい。

ジョブの実行中にエラーが発生した場合、あるいはジョブを指示した処理装置にエラーが発生して、ジョブを開始できない場合、制御装置２は、処理装置からエラーの通知を受ける。そして、制御装置２は、特定画像の色や大きさを変える。図１２に示すように、特定画像は、色が変わり、大きく表示される。これによって、特定画像が目立つ表示となる。このとき、画面にエラーメッセージを表示してもよい。ユーザは、処理装置にエラーが起こったことを気付き、すぐに対処することができる。

また、制御装置２は、入力された特定画像を判別したとき、他の画像と区別できるように、特定画像を装飾する。例えば、制御装置２は、入力された画像が特定画像であると判別すると、特定画像にアンダーバーを付加する。図１３に示すように、特定画像に対して、アンダーバーが描かれる。

あるいは、制御装置２は、ジョブ毎に色情報を設定しておき、各ジョブに対応する特定画像の表示色を異ならせる。例えば、コピーは緑色、保存は黄色、電子メールは赤色、ファクシミリ通信は青色、インターネットファックスは水色、ＩＰファックスは紫色とする。図１４に示すように、コピーの特定画像が入力されたとき、特定画像は緑色に装飾されて表示される。

このように、特定画像を装飾して表示することにより、入力した特定画像が制御装置２により認識され、ジョブが実行されることをユーザに知らしめることができる。

表示装置１の画面には、不特定多数の画像が入力される。そのため、ユーザが意図しないにもかかわらず、特定画像が入力されてしまうことがある。このような事態を防ぐために、制御装置２は、画面の特定のエリアに入力された画像を特定画像とみなす。

図１５に示すように、ユーザが、画面に丸や四角を描くと、囲まれた大きなエリアが形成される。制御装置２は、このエリアを特定画像の入力エリアに設定する。入力エリア内に画像が描かれると、制御装置２は、この画像を特定画像であると判別する。入力エリア外に特定画像が描かれたとき、制御装置２は、この画像を特定画像ではないとみなし、処理装置にジョブの指示を行わない。

したがって、特定画像として決められた画像を入力する必要が生じても、特定画像を入力エリア内に描かなければ、ジョブが実行されない。これによって、特定画像を通常の画像として使用することができる。

上記では、特定画像を記号としたが、特定の文字にしてもよい。すなわち、ジョブ名を特定画像とする。例えば、図１６に示すように、ユーザが画面に「コピー３」と入力すると、制御装置２は、入力された画像を特定画像であると判別する。そして、特定画像にアンダーバーを付加したり、色を変えたりして、特定画像を装飾する。また、他の文字と区別できるように、ユーザは、設定された入力エリア内に特定の文字を描く。

なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多くの修正および変更を加え得ることは勿論である。上記の情報表示装置は、表示装置と制御装置とが別体の構成であるが、一体的な構成としてもよい。特定画像の入力は、タッチパネル以外に、キーボードやマウスを用いてもよい。

また、画像処理装置あるいは情報処理装置が、制御装置の代わりに、特定画像を判別する機能を有していてもよい。表示装置の画面に画像が入力されたとき、制御装置は、画面に入力された画像を検出して、この画像情報を処理装置に出力する。処理装置は、画像情報から入力された画像を特定し、登録されている特定画像と対比して、特定画像であるか否かを判別する。特定画像であるとき、処理装置は、制御装置から出力された画像に対するジョブを実行するように指示する。ジョブは、自装置で行うか、あるいは指定された処理装置で行われる。

本発明の情報表示システムの全体構成を示す図 ジョブ登録テーブルを示す図 ジョブがコピーのときの設定登録の画面を示す図 ジョブが保存のときの設定登録の画面を示す図 ジョブが電子メールのときの設定登録の画面を示す図 ジョブがファクシミリ通信のときの設定登録の画面を示す図 ジョブがインターネットファックスのときの設定登録の画面を示す図 ジョブがＩＰファックスのときの設定登録の画面を示す図 ジョブ実行時に点滅する特定画像を示す図 ジョブ終了時に消去される特定画像を示す図 ジョブ実行中に変化する特定画像を示す図 ジョブのエラーが発生したときに変化する特定画像を示す図 装飾された特定画像を示す図 ジョブに応じて表示色が変わる特定画像を示す図 特定画像の入力エリアを示す図 特定の文字からなる特定画像を示す図

符号の説明

１ 表示装置
２ 制御装置
３ 画像処理装置
４ 情報処理装置
１０ 画像表示部
１１ センサ部
１７ 記憶部
１８ 制御部
２３ 判別部
２４ ユーザテーブル

Claims (12)

1. 画面に入力された画像を表示する表示部と、入力された画像が予め設定された特定画像であるか否かを判別する判別部と、特定画像が入力されたとき、ジョブを行う制御部とを備え、制御部は、特定画像に応じて決められたジョブを実行するように処理装置に指示することを特徴とする情報表示装置。
2. 付加画像を含む特定画像が入力されたとき、制御部は、付加画像に応じて実行条件を指示することを特徴とする請求項１記載の情報表示装置。
3. 判別部は、特定のエリアに入力された画像を特定画像であると認識することを特徴とする請求項１または２記載の情報表示装置。
4. ジョブが実行されるとき、制御部は、表示されている特定画像を変化させることを特徴とする請求項３記載の情報表示装置。
5. 制御部は、ジョブの実行中、特定画像を点滅させることを特徴とする請求項４記載の情報表示装置。
6. 制御部は、ジョブが終了したとき、画面から特定画像を消去することを特徴とする請求項４記載の情報表示装置。
7. 制御部は、ジョブの進捗状況に応じて、特定画像を徐々に変化させることを特徴とする請求項４記載の情報表示装置。
8. 制御部は、ジョブの実行に際してエラーが発生したとき、特定画像を目立つように特定画像の色あるいは大きさを変更することを特徴とする請求項４記載の情報表示装置。
9. 特定画像が判別されたとき、制御部は、特定画像を装飾することを特徴とする請求項４記載の情報表示装置。
10. 特定画像が判別されたとき、制御部は、ジョブ毎に特定画像を異なる表示にすることを特徴とする請求項４記載の情報表示装置。
11. 画面に入力された画像を表示する情報表示装置と、ジョブを実行する処理装置とが通信可能に接続され、情報表示装置は、ジョブに応じて予め特定画像を設定しておき、画面に特定画像が入力されたとき、ジョブを実行するように処理装置に指示し、処理装置は、特定画像に応じて決められたジョブを実行することを特徴とする情報表示システム。
12. 画面に入力された画像を表示する情報表示装置と、ジョブを実行する処理装置とが通信可能に接続され、ジョブに応じて予め特定画像が設定され、情報表示装置の画面に画像が入力されたとき、処理装置は、入力された画像が特定画像であるか否かを判別し、特定画像であると判断すると、特定画像に応じて決められたジョブを実行することを特徴とする情報表示システム。

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