JPH09503218A - ポリアルキレングリコール存在下におけるウイルス不活化法およびそれによって得られる医薬製剤 - Google Patents

ポリアルキレングリコール存在下におけるウイルス不活化法およびそれによって得られる医薬製剤

Info

Publication number
JPH09503218A
JPH09503218A JP7510617A JP51061794A JPH09503218A JP H09503218 A JPH09503218 A JP H09503218A JP 7510617 A JP7510617 A JP 7510617A JP 51061794 A JP51061794 A JP 51061794A JP H09503218 A JPH09503218 A JP H09503218A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pharmaceutical preparation
treatment
polyether
thiocyanate
inactivation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7510617A
Other languages
English (en)
Inventor
アイブル、ヨハン
ドルナー、フリードリッヒ
バレット、ノエル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oesterreichisches Institut fuer Haemoderivate
Original Assignee
Immuno AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from DE4434538A external-priority patent/DE4434538C2/de
Application filed by Immuno AG filed Critical Immuno AG
Publication of JPH09503218A publication Critical patent/JPH09503218A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
    • A61L2/00Methods or apparatus for disinfecting or sterilising materials or objects other than foodstuffs or contact lenses; Accessories therefor
    • A61L2/0005Methods or apparatus for disinfecting or sterilising materials or objects other than foodstuffs or contact lenses; Accessories therefor for pharmaceuticals, biologicals or living parts
    • A61L2/0082Methods or apparatus for disinfecting or sterilising materials or objects other than foodstuffs or contact lenses; Accessories therefor for pharmaceuticals, biologicals or living parts using chemical substances
    • A61L2/0088Liquid substances
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • A61P31/12Antivirals
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K16/00Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies
    • C07K16/06Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies from serum
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S530/00Chemistry: natural resins or derivatives; peptides or proteins; lignins or reaction products thereof
    • Y10S530/827Proteins from mammals or birds
    • Y10S530/829Blood
    • Y10S530/83Plasma; serum

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Oncology (AREA)
  • Communicable Diseases (AREA)
  • Virology (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明は、a)血漿蛋白質溶液、所望によりこの溶液の凍結乾燥物にポリエーテルを加え、b)ポリエーテル存在下で物理化学的処理または化学的処理を行うことによって感染性病原体を不活化し、次いでc)ポリエーテルを除去する工程を含む方法によって得ることができる、感染性病原体を含まず、変性産物を本質的に含まない、血漿蛋白質医薬製剤に関する。

Description

【発明の詳細な説明】 ポリアルキレングリコール存在下におけるウイルス不活化法およびそれによって 得られる医薬製剤 本発明は、血漿蛋白質の生物活性を維持したまま感染性病原体を不活化する極 めて有効な方法によって得ることができる血漿蛋白質医薬製剤に関する。 本発明には、検出可能な、潜在的に存在するウイルスを不活化する該医薬製剤 の製造法も含まれる。 血漿蛋白質はヒトまたは動物の血液および/または血漿から得ることができる 蛋白質である。血漿蛋白質を治療、予防または診断に使用するための医薬製剤と することが意図されている。そのような製剤には酵素、凝固因子を含む酵素コフ ァクター、プロ酵素、酵素阻害剤、免疫グロブリン、アルブミン、プラスミノー ゲン、フィブリノーゲン、フィブロネクチン、t−PA、ウロキナーゼ、プロウ ロキナーゼまたは血漿を含めることができる。上記血漿蛋白質と同等の特性を有 する組み換え型ポリペプチドも血漿蛋白質と理解される。 生物学的起源の、すなわち天然材料もしくは細胞培養から得られるおよび/ま たは組み換えによって製造される医薬的に応用可能な製剤は生物学的製剤と理解 される。 しかしながら、免疫グロブリン製剤、モノクローナル抗体もしくはそのフラグ メント、細胞培養上清およびマウス腹水液も生物学的製剤に入れられる。 生物学的製剤、特に血漿蛋白質製剤を投与することによって、肝炎ウイルスや エイズウイルスのような潜在的に存在する病原体に感染する危険性がある。した がって、これらの製剤の製造法には適切な不活化処理が含まれていなければなら ない。 ある生物から他の生物へと移行し得る病原体、例えばウイルスまたはプリオン は、感染性病原体と理解される。 医薬製剤における感染性病原体の不活化に関する文献は数多くみられる。 溶液中の血漿蛋白質を加熱することはウイルスを不活化するための最も有効な 方法のひとつである。アルブミン水溶液を60℃の温度で10時間加熱すること によって、ウイルスに関して安全なアルブミン含有製剤を製造することができる ことが知られている。アルブミンは比較的安定な血漿蛋白質であるため、アルブ ミンの生物活性はこの処理によって悪影響を受けない。 硫酸アンモニウムを加えることによって、溶液中の血液産物の加熱処理による ウイルス不活化能が増大することは当該分野で知られている(EP124506 )。この処理の結果として、血漿蛋白質が同時に不活化される問題も知られてお り、このため、グリシンのような蛋白質安定化物質を加えることが提案されてい る。しかし、血漿蛋白質の望ましい安定化は、同時に感染性病原体の望ましくな い安定化を意味する。したがって、該製剤の感染性を排除すると同時にその生物 活性をかなり維持することが試みられている。 血漿蛋白質溶液に安定剤を加えることは、例えばEP292003において知 られている。糖類、または糖アルコールおよび酢酸塩、リン酸塩ならびに硫酸塩 のような中性塩が安定剤として加えられる。この場合、塩は安定化作用を有する 。 塩のウイルス不活化作用もWO90/07524に記載されている。プロテイ ンCに対する抗体は、少なくとも2.6Mグアニジンまたは2Mチオシアン酸カ ルシウムの存在下、22℃で少なくとも2時間安定である。このような処理も潜 在的に存在するウイルスを不活化するために提案されている。カオトロピックな 挙動を示すことから、上記化合物はウイルスに対してのみならず蛋白質に対して も不活化作用を有する。したがって、これらの化合物がプロテインCに対する親 和性を失うことなく、抗体を室温で、ある時間これらの化合物とインキュベーシ ョンすることができることが重要である。 血漿蛋白質溶液にチオシアン酸ナトリウムを加えることによって行うウイルス 不活化法はWO90/15613で知られている。血漿蛋白質が変性しないよう に、短い処理時間中4℃で処理が行われる。 さらに、チオシアン酸塩はイムノアフィニティクロマトグラフィーの過程にお いて溶離剤として使用された。溶離後、精製蛋白質がダメージを受けるのを防ぐ ためチオシアン酸は速やかに除去される(US5,055,557参照)。 本発明の目的は、製造法の結果として感染性病原体を含んでおらず、変性産物 も本質的に含んでいない利用可能な血漿蛋白質医薬製剤を製造することである。 本発明により、上記課題は、 a)血漿蛋白質溶液にポリエーテルを加え、所望によりこの溶液を凍結乾燥し、 b)ポリエーテル存在下で物理化学的処理または化学的処理を行うことによって 感染性病原体を不活化し、 c)ポリエーテルを除去する 工程を含む方法によって得られる血漿蛋白質医薬製剤によって解決される。 本発明にはポリエーテルにはポリアルキレングリコールのようなポリヒドロキ シエーテル、および特にポリエチレングリコールならびにポリプロピレングリコ ールも含まれる。 好ましい態様において、工程(b)の感染性病原体の不活化はポリエーテルお よびカオトロピックな薬品の存在下で行われ、このポリエーテルとカオトロピッ クな薬品が工程(c)で除去されることを特徴とする。 さらなる好ましい態様として、工程(a)において、ポリマーはPEG200 、PEG300、PEG400、PEG600、PEG900およびPEG10 00からなる群から選ばれる低分子ポリエチレングリコールであり、(b)感染 性病原体の不活化をポリエチレングリコールの存在下で行い、(c)このポリエ チレングリコールを除去することを特徴とする。 さらなる好ましい態様において、工程(b)の感染性病原体の不活化は、ポリ エーテル存在下で、界面活性剤による処理を除く物理化学的処理または化学的処 理によって生じる。 したがって、本発明の主題は請求項1に記載の医薬製剤である。その好ましい 態様は請求項2〜10、28〜33および49に記載の主題である。 さらなる本発明の主題は、本発明の医薬製剤を製造するための請求項11また は34に記載の方法である。 これらの方法の好ましい態様は請求項12〜27、35〜48および50に記 載の主題である。 驚くべきことに、例えばポリエチレングリコールのようなポリエーテルを5〜 30重量%の濃度で加えることによって、感染性を除去するための不活化処理に おいて予期しない明確な効果が得られることが分かった。これによって、この不 活化処理の条件を血漿蛋白質の生物活性がかなり維持されるように選ぶことがで きる。 ポリエーテルの濃度は沈殿反応が生じないように選ばれる。すでに本明細書に 示したように、同様にカオトロピックな薬品を用いても、蛋白質が沈殿しないよ うに処理されることが好ましい。すなわち、蛋白質が沈殿することにより感染性 粒子がその沈殿物に含まれる危険性が生じ得る。これによって、この感染性粒子 は不活化処理の影響を充分に受けなくなる。すなわち、沈殿物非存在下では、感 染性病原体の不活化の遅延は認められないはずである。また、この効果によって 加熱処理の温度を低下させることができる。 ポリエーテル存在下で不活化処理が改善されることは予期できなかった。すな わち、ポリエーテルのみ、例えばポリエチレングリコールの存在下でウイルスが 不活化されることが初めてわかった。 好ましくは、感染性病原体の不活化処理には、特に20〜60℃の温度の、好 ましくは25〜45℃の範囲の加熱処理が含まれる。 好ましくは、ポリエチレングリコール、特に好ましくは低分子のポリエチレン グリコールが適切なポリエーテルとして用いられる。ここでそのような特に適切 なポリエチレングリコールはPEG200、PEG300、PEG400、PE G600、PEG900およびPEG1000からなる群から選ばれる。ポリエ ーテルを除去するための多くの適切な方法が知られている。血漿蛋白質は処理さ れた溶液から、好ましくは沈殿または吸着、好ましくはクロマトグラフィーによ って除去される。 さらに溶液中にポリエーテルが残っているので、それを血漿蛋白質から分離する 。ポリエーテルを、完全に、および/または投与の準備が整った製剤中で生理学 的に許容される量まで除去する。 本発明では、血漿蛋白質溶液はポリエーテルを加えた後に凍結乾燥してもよく 、 次いで、ポリエーテルの存在下、凍結乾燥物である固体の状態で感染性病原体の 不活化処理が行われる。この処理は物理化学的または化学的処理を構成する。こ の目的のためには、所望により照射処理または加熱処理と組み合わせた、抗ウイ ルス物質存在下での処理も考えられる。 好ましい態様において、感染性病原体の不活化は、さらにカオトロピックな薬 品の存在下で、該製剤の溶液または凍結乾燥品を処理することによって行われる 。例えばチオシアン酸塩のようなカオトロピックに作用する塩と、例えばポリエ チレングリコールのようなポリエーテルと組み合わせることによって、ウイルス の不活化に対する共同効果が認められ、製剤の生物活性が本質的に維持されるこ とがわかってきた。すなわち、ワクシニアウイルスまたはパルボウイルスのよう な耐性ウイルスも、チオシアン酸塩単独による処理と比較してより速やかに、よ り低濃度のチオシアン酸塩で本質的に不活化される。チオシアン酸塩濃度と処理 継続時間の減少は、本製剤の生物活性の好ましい効果をもたらす。 カオトロピックな薬品には、例えばチオシアン酸塩、尿素またはグアニジニウ ム塩が用いられる。チオシアン酸ナトリウム、チオシアン酸アンモニウムまたは チオシアン酸カルシウムが特に適切である。グアニジニウム塩としては塩酸グア ニジニウムが最も好ましい。カオトロピックな薬品は約0.1〜2Mの濃度で用 いられる。また、この場合、上記のような蛋白質が沈澱しない条件下で、加えた カオトロピックな塩の存在下で処理が行われる。 本発明の方法によって、血漿蛋白質の生物活性を本質的に維持したままで、溶 液中、カオトロピックな塩の存在下で、不安定な蛋白質、すなわち変性し易い蛋 白質を処理することが初めて可能となる。 すなわち、ウイルスの不活化時にポリエーテルを加えることによって、変性産 物を本質的に含まない、血漿蛋白質医薬製剤を製造することができる。 既知の方法によって、カオトロピックな薬品は、この製剤の生理学的トレラン スに悪影響を与えない量まで除去される。好ましくは、この量は検出限界以下で あるべきである。カオトロピックに作用する塩を除去するために、血漿蛋白質溶 液を透析および/または限外濾過することができる。この物理的処理と同時に、 潜在的に存在する感染性粒子が分離される。一方、血漿蛋白質は、沈澱技術、お よび/または吸着技術、好ましくはクロマトグラフィーによってカオトロピック な薬品から分離することができる。 本発明の上記の適切な態様のひとつとして、界面活性剤による処理は工程(b )から除外されるが、このような界面活性剤による処理は、当該分野でウイルス を不活化するために通常使用される界面活性剤、すなわちそのような目的に使用 される界面活性剤、特に例えば「Tween」の商標で入手可能なソルビタンエ ステル(ポリソルベート)のポリオキシエチレン誘導体のような界面活性剤を用 いる処理であると理解される。 このような界面活性剤は、ウイルスの不活化に関してか、または少なくとも他 の方法と組み合わせて、例えばEP−A−479597(特にTween80を 使用)、US−A−4764369(ジ−またはトリアルキルホスフェートを界 面活性剤と一緒に用いてウイルスの不活化が行われる)およびEP−B−005 0061(ウイルスの不活化および望ましくない作用、例えば発熱原性(pyroge nicity)を有する物質の減少、排除、除去または分配が、例えばコール酸ナトリ ウムおよびデオキシコール酸ナトリウムから選ばれるコール酸塩、またはC12− C22脂肪酸の部分エステルのポリオキシエチル化誘導体および無水物から選ばれ る非イオン性界面活性剤である両親媒性剤を加えることによって生じる)に記載 されている。 詳細には、本発明から除外される界面活性剤は、非イオン性界面活性剤、脂肪 酸のポリオキシエチレン誘導体、「Tween80」、「Tween20」なら びに「ポリソルベート80」のようなソルビト(ール)無水物の部分エステル、 および「Triton X−100」(オキシエチル化アルキルフェノール)の 商標で販売されている非イオン性油溶性界面活性剤ならびにデオキシコール酸ナ トリウムおよびいわゆる「zwittergents」、すなわち「スルホベタ イン」として知られているN−ドデシル−N,N−ジメチル−2−アンモニオ− 1−エタンスルホネートのような合成両性イオン性界面活性剤、および同様の物 質またはオクチル−β−D−グルコピラノシドのような非イオン性界面活性剤で ある。 一般的には、これらの界面活性剤は非イオン性界面活性オキシエチル化アルキ ルフェノール、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチ レン酸およびポリオキシエチレンオキシプロピレン脂肪酸である。その具体的な 例は、以下の通りである。 アルキルフェノキシポリエトキシ(30)エタノール ポリオキシエチレン(2)ソルビタンモノラウレート ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノパルミテート ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノステアレート ポリオキシエチレン(20)ソルビタントリステアレート ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノオレエート ポリオキシエチレン(20)ソルビタントリオレエート ポリオキシエチレン(20)パルミテート ポリオキシエチレン(20)ラウリルエーテル ポリオキシエチレン(20)セチルエーテル ポリオキシエチレン(20)ステアリルエーテル ポリオキシエチレン(20)オレイルエーテル ポリオキシエチレン(20)水和ひまし油 ポリオキシエチレン(20)オキシプロピレンモノステアレート 親水性水溶性基および疎水性の水に不溶性の基を含み、通常、アニオン性、カ チオン性、両性および非イオン性の界面活性剤に分類される両親媒性界面活性剤 、すなわち本発明から除外されるこのような両親媒性界面活性剤の例としては、 アニオン性剤: 硫酸化オキシエチル化アルキルフェノール(Triton W−30)、 硫酸化ラウリルエーテルアルコール、 ドデシルベンゾールスルホン酸ナトリウム(Nacconol NR)、 2−スルホエチルオレイン酸ナトリウム(Igepon A)、 N−メチル−N−オレイルエタノールスルホン酸ナトリウム(Igepon T )、 ドデシル硫酸ナトリウム、 コール酸ナトリウム、 ドデシルコール酸ナトリウム、 ドデシルスルホン酸ナトリウム、 ナトリウムドデシル−N−ザルコニセート カチオン剤: ドデシルジメチルベンジルアンミニウムクロリド(Triton K−60)、 オキシエチル化アミン(Ethomeen)、 セチルトリメチルアンミニウムブロミド、 テトラデシルアンモニウムブロミド、 ドデシルピリミジニウムクロリド、 ヘキサデシルトリメチルアンモニウムクロリド。 両性剤: ドデシルβ−アラニン、 N−ドデシルアミノエタンスルホン酸、 パルミトイルリゾレシチン、 ドデシル−N−ベタイン。 米国特許第2232820号、第2232821号および第2303432号に 記載されているようなオキシエチル化アルキルフェノール(Triton X− 100)、C12−C22脂肪酸の部分エステル(例えば、ラウリン酸、パルミチン 酸、ステアリン酸およびオレイン酸)およびヘキサイト無水物(例えば、ヘキシ タンおよびヘキシド)(Spans);米国特許第2380166号に記載され ているような非エステル化ヒドロキシ基にポリオキシエチレン鎖を付加すること によって得られるこれらの部分エステルのポリオキシエチル化誘導体(Twee n、例えばTween80またはポリソルベート80);部分ポリオキシエチル 化脂肪酸(Myrj45)およびポリオキシエチレン脂肪酸アルコールエステル (Brij)。 除外されたオキシエチル化アルキルフェノール(Triton X)のうち、 Rがオクチルもしくはノニルであり、nが少なくとも3を意味する、例えばオク チルフェノキシエタノールのような式:RC64(OC24nOHで示される ものが特に挙げられるべきであり、このような界面活性剤は、例えばTrito n X−100、Triton X−165、Triton X−205、Tri ton X−305、Triton X−405およびTriton N−100 など、「Triton」の商標で市販されている。 さらに本発明の適切な態様から除外される界面活性剤は両親媒性界面活性剤: コール酸ナトリウムおよびデキシコール酸ナトリウムのようなコール酸塩である 。 特に本発明の医薬製剤は、驚くべきことに変性度が極めて低いことを特徴とす る。感染性病原体の不活化後の血漿蛋白質の生物活性は、不活化処理前の活性と 比べて、少なくとも50%、好ましくは少なくとも80%、最も好ましくは90 %維持されている。 凝固因子、フィブリン溶解因子もしくは血栓症因子またはその誘導体の場合、 これらが血液凝固の過程の酵素反応に与える影響によって本発明の製剤の生物活 性が測定される。免疫グロブリンの生物活性はHPLCクロマトグラフィーによ って製剤を分別した後に評価することができる。それによって、生じ得る変性産 物および/または凝集物を免疫グロブリンモノマーおよび/またはダイマーから 分別し、定量的に測定することができる。 ポリエチレングリコールのようなポリエーテルによる感染性病原体の不活化に 対する明確な効果は、当業者にとって驚くべきことであった。血漿蛋白質を安定 化する物質もウイルスに対する安定化作用を有することが一般的に知られている 。参考文献としてB.Horowitzらの、Transfusion、25、 523−527(1985)の刊行物があげられる。これによれば、不活化動態 はポリエーテル存在下においてより悪くなると予測されるはずであった。 本発明の方法は、大きな膜で被われたRNAウイルス、小さな膜で被われたR NAウイルス、および膜で被われたDNAウイルスからなる群からの潜在的に存 在するウイルスを完全に不活化することができる期間実施される。このことはモ デルウイルスを用いる試験によって確認することができる。本発明の方法の条件 は、生物学的製剤に加えられた各群からのウイルスが、本発明の方法によってウ イルス力価が検出限界以下となるまで不活化されるような方法が選ばれる。とり わけ、HIV、FSMEウイルスおよびオーエスキー病ウイルス(PSR)がモ デルウイルスとして適切である。 本発明の方法は、肝炎ウイルス、特にB型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルスな らびに非A非B型肝炎ウイルス、およびレトロウイルス、特にエイズウイルスを 不活化するのに特に適切である。 本発明は以下の実施例によってより詳細に例示される。 1.ポリエチレングリコール存在下におけるガンマグロブリン溶液中のモデルウ イルスのチオシアン酸塩による不活化 i.m.ガンマグロブリンを含む10%溶液をChonの血漿分画法によって 調製した。この溶液をHIV−1、FSMEウイルスまたはPSRウイルスを含 む懸濁液と混合した。0.3Mまでの濃度のチオシアン酸アンモニウムと10重 量%までの量のPEG200をこの溶液に加えた。次に、この溶液を30℃に加 熱し、0、1、3、6および10時間後に各々のウイルス力価を測定した。その 結果を下記の表に示す。最初のウイルス懸濁液中のウイルス力価を対照値に用い た。処理時間0の時点におけるウイルス力価を、各例ごとに表に示す。 HPLCによって、この不活化処理において凝集物が生じないことを立証する ことができた。 2.チオシアン酸アンモニウムまたはポリエチレングリコールをそれぞれ単独で 使用したときの比較例 濃度0.3Mのチオシアン酸アンモニウムを、実施例1に記載のガンマグロブ リン溶液に加えた。同時に、この実施例1に記載のガンマグロブリン溶液に10 〜30%までの量のPEG200を加えた。この溶液をHIV−1を含む懸濁液 と混合し、30℃の温度に保った。0、0.5、1、1.5、2、3、6および 10時間におけるウイルス力価を測定した。その結果を以下の表に示す。 表2から、両薬剤とも単独では、それらの併用時に比べて明らかにウイルス不 活化作用が弱いことは明らかである。さらに、特にポリエーテルとカオトロピッ クな薬品を併用したときの不活化動態がこれらの個々の薬品によって得られる該 動態を合計したものより本質的に速やかに進行することから、この併用効果が共 同的なものであることは明らかである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),CA,CZ,FI,HU,J P,KR,RU,US (72)発明者 バレット、ノエル オーストリア、アー―3400クロースタァノ イブルク/ヴァイドリング、シュタインヴ ァントガッセ6アー番

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.血漿蛋白質医薬製剤であって、 a)血漿蛋白質溶液にポリエーテルを加え、所望によりこの溶液を凍結乾燥し、 b)ポリエーテル存在下で物理化学的処理または化学的処理によって感染性病原 体を不活化し、次いで c)ポリエーテルを除去する 工程からなる方法によって得られ、感染性病原体を含んでおらず、変性産物も本 質的に含んでいない該医薬製剤。 2.工程(b)における感染性病原体の不活化がポリエーテルおよびカオトロピ ックな薬品の存在下で行われ、工程(c)において該ポリエーテルおよびカオト ロピックな薬品が除去されることを特徴とする請求項1に記載の医薬製剤。 3.ポリエーテルがポリヒドロキシエーテルからなることを特徴とする請求項2 に記載の医薬製剤。 4.ポリヒドロキシエーテルがポリエチレングリコールまたはポリプロピレング リコールのようなポリアルキレングリコールからなることを特徴とする請求項3 に記載の医薬製剤。 5.該ポリエーテルが低分子ポリエチレングリコールであることを特徴とする請 求項2〜4のいずれか1項に記載の医薬製剤。 6.低分子ポリエチレングリコールがPEG200、PEG300、PEG40 0、PEG600、PEG900およびPEG1000からなる群から選ばれる ことを特徴とする請求項5に記載の医薬製剤。 7.感染性病原体の不活化が5〜30重量%のポリエーテル濃度で実施され、蛋 白質が沈澱しないことを特徴とする請求項2〜6のいずれか1項に記載の医薬製 剤。 8.医薬製剤が免疫グロブリンを含むことを特徴とする上記請求項のいずれか1 項に記載の医薬製剤。 9.医薬製剤が凝固因子、フィブリン溶解因子もしくは血栓症因子、またはそれ らを阻害する物質を含むことを特徴とする上記請求項のいずれか1項に記載の医 薬製剤。 10.感染性病原体を不活化した後の血漿蛋白質の生物活性が、少なくとも50 %、好ましくは少なくとも80%、最も好ましくは少なくとも90%維持されて いることを特徴とする上記請求項のいずれか1項に記載の医薬製剤。 11.製剤の生物活性を本質的に維持しながら、大きな膜で被われたRNAウイ ルス、小さな膜で被われたRNAウイルスおよび膜で被われたDNAウイルスか らなる群のウイルスを不活化することにより生物学的製剤を製造する方法であっ て、ポリエーテルおよび所望によりカオトロピックな薬品の存在下で感染性病原 体を不活化処理することを特徴とする方法。 12.該製剤が溶液中で処理されることを特徴とする請求項11に記載の方法。 13.物理化学的処理または化学的処理が感染性病原体を不活化するために実施 されることを特徴とする請求項11または12に記載の方法。 14.ポリヒドロキシエーテルをポリエーテルとして使用することを特徴とする 請求項11〜13のいずれか1項に記載の方法。 15.ポリエチレングリコールまたはポリプロピレングリコールをポリヒドロキ シエーテルとして使用することを特徴とする請求項14に記載の方法。 16.感染性病原体の不活化が、PEG200、PEG300、PEG400、 PEG600、PEG900およびPEG1000の群から選ばれる低分子ポリ エチレングリコールの存在下で行われることを特徴とする請求項11〜15のい ずれか1項に記載の方法。 17.感染性病原体の不活化が5〜30重量%の濃度のポリエーテルの存在下で 行われ、蛋白質が沈澱しないことを特徴とする請求項11〜16のいずれか1項 に記載の方法。 18.カオトロピックな薬品がチオシアン酸塩、尿素およびグアニジニウム塩か らなる群から選ばれることを特徴とする請求項11〜17のいずれか1項に記載 の方法。 19.チオシアン酸アンモニウム、チオシアン酸ナトリウムまたはチオシアン酸 カルシウムをチオシアン酸塩として用いることを特徴とする請求項18に記載の 方法。 20.塩酸グアニジニウムをグアニジニウム塩として使用することを特徴とする 請求項18に記載の方法。 21.該カオトロピックな薬品を0.1〜2Mの濃度で使用することを特徴とす る請求項11〜20のいずれか1項に記載の方法。 22.0.1〜2Mの濃度のチオシアン酸塩をカオトロピックな薬品として使用 することを特徴とする請求項11〜19のいずれか1項に記載の方法。 23.処理が20〜60℃の範囲の温度で行われることを特徴とする請求項11 〜22のいずれか1項に記載の方法。 24.処理が1〜10時間行われることを特徴とする請求項11〜23のいずれ か1項に記載の方法。 25.血漿蛋白質が免疫グロブリンを含むことを特徴とする請求項11〜24の いずれか1項に記載の方法。 26.凝固因子、フィブリン溶解因子もしくは血栓症因子、またはそれらを阻害 する物質が血漿蛋白質として存在することを特徴とする請求項11〜24のいず れか1項に記載の方法。 27.処理が、該血漿蛋白質の生物活性が少なくとも50%、好ましくは少なく とも80%、最も好ましくは少なくとも90%維持される条件下で実施されるこ とを特徴とする請求項11〜26のいずれか1項に記載の方法。 28.工程(a)において、PEG200、PEG300、PEG400、PE G600、PEG900およびPEG1000の群から選ばれる低分子ポリエチ レングリコールをポリエーテルとして加え、(b)感染性病原体の不活化がポリ エチレングリコールの存在下で行われ、(c)ポリエチレングリコールが除去さ れることを特徴とする請求項1に記載の医薬製剤。 29.感染性病原体を不活化するためにさらにカオトロピックな薬品を加えるこ とを特徴とする請求項28に記載の医薬製剤。 30.感染性病原体の不活化が5〜30重量%のポリエチレングリコールの濃度 で実施され、蛋白質が沈澱しないことを特徴とする請求項28または29に記載 の医薬製剤。 31.医薬製剤が免疫グロブリンを含むことを特徴とする請求項28〜30のい ずれか1項に記載の医薬製剤。 32.医薬製剤が凝固因子、フィブリン溶解因子もしくは血栓症因子またはこれ らを阻害する物質からなることを特徴とする請求項28〜31のいずれか1項に 記載の医薬製剤。 33.感染性病原体を不活化した後の血漿蛋白質の生物活性が少なくとも50% 、好ましくは80%、最も好ましくは90%維持されていることを特徴とする請 求項28〜32のいずれか1項に記載の医薬製剤。 34.ポリエーテル、好ましくはPEG200、PEG300、PEG400、 PEG600、PEG900およびPEG1000の群から選ばれる低分子ポリ エーテルの存在下で、感染性病原体を不活化するために生物学的製剤を処理する ことを特徴とし、該製剤の生物活性が本質的に維持されている、大きな膜で被わ れたRNAウイルス、小さな膜で被われたRNAウイルスおよび膜で被われたD NAウイルスの群のウイルスを不活化することによる生物学的製剤の製造法。 35.該製剤の溶液を処理することを特徴とする請求項34に記載の方法。 36.感染性病原体を不活化するために物理化学的処理または化学的処理を行う ことを特徴とする請求項34または35に記載の方法。 37.感染性病原体の不活化を、5〜30重量%の濃度のポリエチレングリコー ルの存在下で行うことを特徴とし、蛋白質が沈澱しない請求項34〜36のいず れか1項に記載の方法。 38.感染性病原体を不活化するために、ポリエチレングリコールに加えて、カ オトロピックな薬品を使用することを特徴とする請求項34〜37のいずれか1 項に記載の方法。 39.カオトロピックな薬品がチオシアン酸塩、尿素およびグアニジニウム塩か らなる群から選ばれることを特徴とする請求項38に記載の方法。 40.チオシアン酸アンモニウム、チオシアン酸ナトリウムまたはチオシアン酸 カルシウムをチオシアン酸塩として使用することを特徴とする請求項39に記載 の方法。 41.塩酸グアニジニウムをグアニジニウム塩として使用することを特徴とする 請求項39に記載の方法。 42.カオトロピックな薬品を0.1〜2Mの濃度で使用することを特徴とする 請求項38〜41のいずれか1項に記載の方法。 43.濃度0.1〜2Mのチオシアン酸塩をカオトロピックな薬品として使用す ることを特徴とする請求項38〜40のいずれか1項に記載の方法。 44.20〜60℃の範囲の温度で処理を行うことを特徴とする請求項34〜4 3のいずれか1項に記載の方法。 45.該処理を1〜10時間行うことを特徴とする請求項34〜44のいずれか 1項に記載の方法。 46.血漿蛋白質が免疫グロブリンを含むことを特徴とする請求項34〜45の いずれか1項に記載の方法。 47.血漿蛋白質として凝固因子、フィブリン溶解因子もしくは血栓症因子また はこれらを阻害する物質が存在することを特徴とする請求項34〜46のいずれ か1項に記載の方法。 48.血漿蛋白質の生物活性が少なくとも50%、好ましくは少なくとも80% 、最も好ましくは少なくとも90%維持される条件下で処理が行われることを特 徴とする請求項34〜47のいずれか1項に記載の方法。 49.工程(b)の感染性病原体の不活化が、ポリエーテル存在下で、界面活性 剤処理を除く物理的処理、物理化学的処理または化学的処理によって行われるこ とを特徴とする請求項1〜10および28〜33のいずれか1項に記載の医薬製 剤。 50.該不活化が、ポリエーテルおよび所望によりカオトロピックな薬品の存在 下で、界面活性剤処理を除く物理的処理、物理化学的処理または化学的処理によ って行われることを特徴とする請求項11〜27および34〜48のいずれか1 項に記載の方法。
JP7510617A 1993-10-06 1994-10-06 ポリアルキレングリコール存在下におけるウイルス不活化法およびそれによって得られる医薬製剤 Pending JPH09503218A (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE4334087 1993-10-06
DE4334087.3 1993-10-06
DE4434538A DE4434538C2 (de) 1993-10-06 1994-09-27 Verfahren zur Virusinaktivierung in Gegenwart eines Polyethers und eines chaotropen Agens
DE4434538.0 1994-09-27
PCT/EP1994/003298 WO1995009657A1 (de) 1993-10-06 1994-10-06 Verfahren zur virusinaktivierung in gegenwart von polyalkylenglykol sowie die dabei erhaltene pharmazeutische präparation

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09503218A true JPH09503218A (ja) 1997-03-31

Family

ID=25930216

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7510617A Pending JPH09503218A (ja) 1993-10-06 1994-10-06 ポリアルキレングリコール存在下におけるウイルス不活化法およびそれによって得られる医薬製剤

Country Status (12)

Country Link
US (1) US5770199A (ja)
EP (1) EP0722344B1 (ja)
JP (1) JPH09503218A (ja)
AT (1) ATE211927T1 (ja)
CA (1) CA2173625A1 (ja)
CZ (1) CZ95296A3 (ja)
DK (1) DK0722344T3 (ja)
ES (1) ES2173923T3 (ja)
FI (1) FI961536A (ja)
HR (1) HRP940645A2 (ja)
HU (1) HU218490B (ja)
WO (1) WO1995009657A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012509081A (ja) * 2008-11-20 2012-04-19 バイオジェン・アイデック・エムエイ・インコーポレイテッド ウイルスのアルギニン不活化

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999008514A1 (en) * 1997-08-20 1999-02-25 Lxr Biotechnology, Inc. Compositions containing polyethylene glycol and uses thereof
US6078119A (en) * 1997-11-26 2000-06-20 Ebara Corporation Bearingless rotary machine
AUPP276098A0 (en) * 1998-04-01 1998-04-30 Nokuta Pty Ltd A method for treating gelatine
CA2362513C (en) * 1999-02-12 2011-04-26 Baxter Aktiengesellschaft A method for producing a preparation based on fibrinogen and fibronectin as well as protein compositions obtainable according to this method
DE19923027C2 (de) * 1999-05-19 2002-09-19 Aventis Behring Gmbh Verfahren zur Inaktivierung von Viren
US6699465B2 (en) 2001-05-18 2004-03-02 Albany Medical College Covalent attachment of polymer to cell to prevent virus bonding to receptor
US7452539B2 (en) * 2001-12-19 2008-11-18 Genentech, Inc. Stabilizing polypeptides which have been exposed to urea
US8541399B2 (en) 2002-02-19 2013-09-24 Resolution Chemicals Limited Solvent-based sterilisation of pharmaceuticals
US8119115B2 (en) * 2006-02-09 2012-02-21 Gojo Industries, Inc. Antiviral method
US8450378B2 (en) * 2006-02-09 2013-05-28 Gojo Industries, Inc. Antiviral method
US9629361B2 (en) 2006-02-09 2017-04-25 Gojo Industries, Inc. Composition and method for pre-surgical skin disinfection
ES2477293T3 (es) 2007-08-13 2014-07-16 Baxter International Inc. Modulación por IVIG de quimioquinas para el tratamiento de la esclerosis múltiple, la enfermedad de Alzheimer y la enfermedad de Parkinson
KR100900013B1 (ko) 2007-12-04 2009-05-29 씨제이제일제당 (주) 유체로부터 재조합 인간 에리스로포이에틴을 정제하는 방법
ES2382017T3 (es) * 2008-12-12 2012-06-04 Oro Clean Chemie Ag Desinfectante virucida
KR20200126005A (ko) 2012-02-29 2020-11-05 박스알타 인코퍼레이티드 말초 신경의 IgG 자극된 재수초화
HRP20240222T1 (hr) * 2013-11-15 2024-04-26 F. Hoffmann - La Roche Ag Postupci inaktivacije virusa korištenjem ekološki prihvatljivih deterdženata
AU2018357917A1 (en) * 2017-10-30 2020-05-07 Takeda Pharmaceutical Company Limited Environmentally compatible detergents for inactivation of lipid-enveloped viruses

Family Cites Families (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2232820A (en) * 1938-08-19 1941-02-25 Wood John Mfg Co Inc Switch and computer control for fluid dispensing pumps
US2303432A (en) * 1939-10-20 1942-12-01 Atlas Powder Co Shortening
US2232821A (en) * 1940-04-09 1941-02-25 Andrew A Barna Antiskidding device
US2380166A (en) * 1941-05-27 1945-07-10 Atlas Powder Co Emulsions
US4069216A (en) * 1975-06-16 1978-01-17 Edward Shanbrom, Inc. Simplified methods for preparation of very high purity Factor VIII concentrate
CA1101332A (fr) * 1976-01-30 1981-05-19 Edward Shanbrom Procedes simplifies pour la preparation de concentres de facteur viii de tres grande purete
DE3173208D1 (en) * 1980-10-06 1986-01-23 Edward Shanbrom Method of reducing undesirable activities of biological and pharmaceutical products
US4412985A (en) * 1980-10-06 1983-11-01 Edward Shanbrom Depyrogenation process
US4315919A (en) * 1980-10-06 1982-02-16 Edward Shanbrom Depyrogenation process
US4481189A (en) * 1982-04-14 1984-11-06 New York Blood Center Inc. Process for preparing sterilized plasma and plasma derivatives
US5055557A (en) * 1983-03-04 1991-10-08 Scripps Clinic & Research Foundation Ultrapurification of factor IX and other vitamin K-dependent proteins
US4727027A (en) * 1983-05-02 1988-02-23 Diamond Scientific Co. Photochemical decontamination treatment of whole blood or blood components
ATE36457T1 (de) * 1983-05-02 1988-09-15 Immuno Ag Verfahren zur inaktivierung von vermehrungsfaehigen krankheitserregern.
US4764369A (en) * 1983-07-14 1988-08-16 New York Blood Center Inc. Undenatured virus-free biologically active protein derivatives
JPH0669961B2 (ja) * 1984-09-25 1994-09-07 株式会社ミドリ十字 免疫グロブリンの加熱処理方法
JPH0662436B2 (ja) * 1986-05-19 1994-08-17 株式会社ミドリ十字 静注用免疫グロブリン製剤の製造方法
IL86417A (en) * 1987-05-22 1992-09-06 Armour Pharma Process for the inactivation of pathogens in biological or pharmaceutical material by mixing with aqueous solution containing a sugar(alcohol)and neutral salts as stabilizers
CA2006684C (en) * 1988-12-30 1996-12-17 Charles T. Esmon Monoclonal antibody against protein c
DE69002033T2 (de) * 1989-05-24 1993-09-30 Miles Inc Gelfiltration von wärmebehandeltem Faktor VIII.
EP0431129B1 (en) * 1989-06-15 1996-05-29 Rorer International (Overseas) Inc. Methods for the inactivation of viruses in viral-contaminated pharmaceutical compositions
JP3145696B2 (ja) * 1990-10-05 2001-03-12 日本ケミカルリサーチ株式会社 分泌型免疫グロブリンa製剤の製造法
AT408191B (de) * 1991-08-19 2001-09-25 Haemosan Erzeugung Pharmazeuti Verfahren zur inaktivierung von prionen
DE4434538C2 (de) * 1993-10-06 2000-08-10 Immuno Ag Verfahren zur Virusinaktivierung in Gegenwart eines Polyethers und eines chaotropen Agens

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012509081A (ja) * 2008-11-20 2012-04-19 バイオジェン・アイデック・エムエイ・インコーポレイテッド ウイルスのアルギニン不活化

Also Published As

Publication number Publication date
EP0722344B1 (de) 2002-01-16
FI961536A0 (fi) 1996-04-04
ATE211927T1 (de) 2002-02-15
HU9600906D0 (en) 1996-05-28
CZ95296A3 (en) 1996-09-11
DK0722344T3 (da) 2002-03-18
HUT75310A (en) 1997-05-28
WO1995009657A1 (de) 1995-04-13
FI961536A (fi) 1996-04-04
EP0722344A1 (de) 1996-07-24
ES2173923T3 (es) 2002-11-01
CA2173625A1 (en) 1995-04-13
HU218490B (hu) 2000-09-28
US5770199A (en) 1998-06-23
HRP940645A2 (en) 1996-12-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09503218A (ja) ポリアルキレングリコール存在下におけるウイルス不活化法およびそれによって得られる医薬製剤
US4876241A (en) Stabilization of biological and pharmaceutical products during thermal inactivation of viral and bacterial contaminants
US5118794A (en) Process for stabilizing human albumin solutions and the solution obtained
JP3133338B2 (ja) ウイルス的に安全な生物学的組成物の調製方法
JPH06102627B2 (ja) 脂質含有ウイルスを含まない蛋白質含有組成物及びその製造方法
JPH01157917A (ja) 高イオン性濃度媒体中の血漿及び組換え蛋白処方物
JP2605102B2 (ja) ウイルスおよびバクテリア汚染物の熱的不活性化中の生物学的および製薬的生成物の安定化
SK8293A3 (en) Composition for stabilizing bloodplasma during pasteurization and pasteurized plasma solution for therapeutic use
JP5926218B2 (ja) カプリレートによるウイルスの失活
JPH11504644A (ja) 免疫グロブリンの製造
WO1998030230A1 (fr) Compositions proteinees et procede de production
DE4434538C2 (de) Verfahren zur Virusinaktivierung in Gegenwart eines Polyethers und eines chaotropen Agens
JP4629831B2 (ja) ウィルスの不活化方法
JP3024073B2 (ja) タンパク質中のウイルスを不活性化する方法
JP3127232B2 (ja) 蛋白質製剤の製造法
AT402151B (de) Verfahren zur herstellung eines virussicheren biologischen präparates
DK175644B1 (da) Fremgangsmåde til stabilisering af biologiske og farmaceutiske midler under inaktivering af virale og bakterielle kontaminanter
JP3005979B2 (ja) 蛋白質含有組成物
JPH0283332A (ja) 蛋白質製剤中のウイルス不活化法