JPH09502942A - 電子制御式ブレーキブースタを有する自動車ブレーキ装置 - Google Patents

電子制御式ブレーキブースタを有する自動車ブレーキ装置

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JPH09502942A
JPH09502942A JP7505561A JP50556195A JPH09502942A JP H09502942 A JPH09502942 A JP H09502942A JP 7505561 A JP7505561 A JP 7505561A JP 50556195 A JP50556195 A JP 50556195A JP H09502942 A JPH09502942 A JP H09502942A
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Abstract

(57)【要約】 − ブレーキペダルの作動運動をマスタブレーキシリンダに伝達するアクチュエータ(22)と、2つの当接表面(90,92)の間に収容されることにより前記アクチュエータ(22)の軸方向作動運動を制限する移動制限部材(80)とを備えた、電子制御式ブレーキブースタ(10)を有する自動車ブレーキ装置において制動圧を制御する装置において、スイッチ手段が、移動制限部材(80)と、前記当接表面(90,92)のうちの1つ(90)との共働により作動させられ、前記移動制限部材(80)が一方の前記当接表面(90)に当接すると、前記スイッチ手段(88)が前記ブレーキブースタに信号を供給することを特徴とする、電子制御式ブレーキブースタ(10)を有する自動車ブレーキ装置において制動圧を制御する装置。

Description

【発明の詳細な説明】 電子制御式ブレーキブースタを有する自動車ブレーキ装置 本発明は、電子制御式ブレーキブースタを有する自動車ブレーキ装置に関する 。 ブレーキブースタを有する自動車ブレーキ装置に対して望まれることは、運転 者の挙動が、その都度の状況に必ずしも適合していなくとも、運転者が開始した 制動を最適に遂行することにある。空気を追加するために電磁的に作動される制 御手段が、この目的のために設けられ、この制御手段は、ブレーキペダルの作動 ダイナミックスすなわち、動的特性に応じて作動させられる(ドイツ特許出願第 42 17 409号参照)。 非常制動の場合、制動動作(braking operation)がブレーキブースタにより強 められると、倍力作用は、ブレーキブースタの個々のチャンバ間の圧力差により 許容される程度まで増強されている。ブレーキペダルの作動速度は、トリガ基準 として用いられる。該作動速度の、所与の閾値が越えられると、ブレーキ倍力作 用の可及的最大増強が開始される。この動作は制動経路の大幅な短縮として示さ れるが、運転者は制動作用を制御できなくなる。すなわち、開始されれた全制動 (full braking)は完全に自動的に進行する。すなわち、運転者は、もはや、制動 作用に介入できなくなる。しかし、全制動又は非常制動を、運転者の介入により 停止することが望ましい場合がある、例えば、当該の危険がもはや存在しない場 合等である。 DE−OS 39 02 215に開示されているバキュームブレーキブース タでは、コンタクトスイッチ(contact switch)が、制御弁ハウジングの中の弁ピ ストンの運動領域内に設けられている。コンタクトスイッチの第1の接触子は、 制御弁ハウジング中の凹部に設けられた金属リングである。コンタクトスイッチ の第2の接触子は弁ピストン自身であり、同弁ピストンの中で、軸方向に摺動で きる金属製コンタクト部材が、リングの中に配置されている絶縁材製ガイドスリ ーブの中を案内され、圧力ばねによって賦勢され、該リングと該弁ピストンとの 間の電気接続を形成する。制御弁ハウジング中に設けられている2つのコンタク ト片に弁が接続され、前記弁ピストンと共働するコンタクト片は、該制御弁ハウ ジングの中で、圧力ばねに押されて前記弁ピストンに押しつけられている。ブレ ーキブースタの作用チャンバと真空源との間の連通が自由であるように、前記圧 力ばねは常に負荷されている。作動させられると、弁部材が前記リングから離さ れて、弁への動力供給は中断され、従って、作用チャンバと真空源との間の接続 が中断される。 EP 0 327 276に示されているブレーキブースタでは、弁素子のほ かにスイッチ装置が、制動警報照明を作動させるために設けられ、当接部材が該 弁素子により担持され、前記スイッチ装置は、該当接部材の運動に応答して弁素 子により作動させられる。該スイッチ装置を有する組立体は、サーボピストンを 収容する、ブレーキブースタのハウジングに固定されている。 DE 33 46 140に開示されているバキュームブレーキブースタでは 、ブレーキペダルによって作動できるピストンロッドが制御弁ピストンに連接さ れ、同制御弁ピストンはリアクションディスクを介して押し棒に作用し、同押し 棒はマスターシリンダに連結されている。リアクションディスクは段状孔の中に 収容され、前記制御弁ピストンの自由端にはペダルが設けられ、このペダルは段 状部分の中に収容され、同段状部分は制御弁ピストンの軸方向可動範囲を制限す る。 EP 0 379 329に開示されているブレーキブースタでは、2つのタ ッチコンタクトを有するスイッチが、ブレーキブースタのハウジングの中に設け られている。ブレーキペダルにより軸方向に変位させられる作動部材が、横方向 に突出するバーを有し、このバーは、前記2つのコンタクトを橋絡し、従って、 回路を閉じる。 前述の説明を基礎にして言えば、本発明の土台となる問題は、運転者が非常制 動動作を突然に停止する操作を行うと、この停止操作を、安全にかつ干渉無しに 検出する装置を提供することである。 上記問題を解決するために、前述の装置は、請求の範囲第1項の特徴部分に記 載の特徴により更に改善された。 自動車ブレーキ装置の電子制御装置に、ブレーキ倍力の最大レベル制御を再び (前述の従来技術で教示されているように)解除するために供給される信号が発 生させられるようにこの構造によってスイッチ手段を作動させることが達成でき るのは、運転者がブレーキペダルを引っ込めることによってのみである。 最大倍力作用を解除する前述の信号をスイッチ手段が供給するのは、非常制動 又は全制動のプロセスの間にブレーキペダルから運転者が圧力を逃した場合のみ であるように、すなわち、運転者が、ブレーキペダルが解放される程度に足を引 っ込めた場合のみであるようにスイッチ手段を配置するよう注意しなければなら ない。この場合、スイッチ手段により発生された信号により、最大ブレーキ倍力 作用は再び終了させられ、通常のブレーキブースタ応答曲線(normal brake ampl ifier response curve)が再び採用される。 前述の自動車ブレーキ装置の、1つの好ましい実施例が、本発明の第2の変形 に至る。この第2の変形においては、自動車ブレーキ装置の安全性が、前記手段 の監視(monitoring)に関して改善される。同第2の変形によれば、該スイッチ手 段は、その機能に関して監視される。 本発明の前述の更なる改善の要旨は、アクチュエータを具備し、ブレーキペダ ルが作動させられると前記アクチュエータがブレーキブースタにより制動圧増強 をトリガし、制動作動の後に前記ブレーキペダルが解放されると、前記アクチュ エータが電気スイッチを第1の状態に切換え、前記第1の状態において前記電気 スイッチが、前記ブレーキブースタの電子制御装置に信号を、制動圧増強を低減 又は終了するために供給する、電子制御式ブレーキブースタを有する自動車ブレ ーキ装置において、 前記スイッチが、ブレーキが作動させられると第2の状態に切換えられ、前記 第2の状態においては、前記スイッチが制動圧増強作動を終了する信号を供給せ ず、かつ、前記スイッチの機能が監視されるように構成された、電子制御式ブレ ーキブースタを有する自動車ブレーキ装置にある。ブレーキが作動させられると 前記スイッチが、そのスイッチ状態を切換えるということが重要である。 前記自動車ブレーキ装置の1つの好ましい実施例によれば、前記スイッチが、 前記2つの状態を調節する可動部分を有し、前記可動部分が、前記ブレーキブー スタの前記ハウジングに対して定置された構造部材と、前記ブレーキブースタの 前記ハウジングに対して可動な構造部材との何れによっても動かされる。 前述の自動車ブレーキ装置の更に別の1実施例は、非常制動のブレーキ倍力作 用の突然の終了或は不作動化が可能であり、同時に、誤動作に対する保護が増強 され、取り付け及び検査が容易にされ、スイッチ作動が、ブレーキブースタの膜 (membrane)の運動に可能な限り正確に追従することが保証されるという構成に至 る。 上記問題を解決するために、該自動車ブレーキ装置は、第2のアクチュエータ にブレーキペダルの作動運動を伝達するために同第2のアクチュエータに連結さ れた第1のアクチュエータと、ブレーキブースタの制御装置に供給される信号を 発生させるための信号発生手段と、スイッチ手段と共働し、かつ、前記ブレーキ ペダルが作動運動すると該スイッチ手段に作用するトリガ領域とを備え、前記第 2のアクチュエータが前記運動をマスタブレーキシリンダに伝達し、前記信号発 生手段が、前記第1のアクチュエータと前記第2のアクチュエータとを連結する 領域の中に配置され、前記トリガ領域がキャリヤに設けられ、前記キャリヤが前 記作動運動の向きに移動分或は距離Sだけ変位させられ得、前記距離Sが、前記 スイッチ手段を作動させるために必要な、前記作動運動の行程より大きいように 構成されている。 前述の構成の利点は、アクチュエータの運動と、信号発生手段の作動との間に 厳密な関係が存在することにより、非常制動作用の突然の終了時に信号を確実に 発することが保証されることである。更に、信号発生手段及びその付属品を部分 的に予め組立て、完全な組立体が取付けられる前に、それが適切に機能するかど うかについて検査することが可能である。組立てられた状態の、最終的な別の検 査が、もはや全く不要となる。更に、信号発生手段は容易に交換できる。付加的 な、ストップライトスイッチ(stop light switch)は不要である。 本発明の更なる特徴及び利点は、添付の図面を用いて、本発明の実施例に関す る以下の説明の中で詳細に説明される。 第1図はブレーキブースタを略示する側断面図、第2図は第1図に示すブレー キブースタの制御弁の第1の実施例を拡大して略示する側断面図、第3図は第1 図に示すブレーキブースタの制御弁の第2の実施例を拡大して略示する側断面図 、第4図は第2図に示す前記弁の一部を拡大して略示する側断面図、第5図は、 移動制限部材を伴うアクチュエータにおける第4図のV−V切断線に沿って略示 する横断面図、第6図ないし第8図は、第1図ないし第5図に関して変更されて いるブレーキブースタを有し、スイッチ手段の機能が監視されるブレーキ装置の 別の実施例の詳細を示す図、第9図は本発明による自動車ブレーキ装置の一部の 別の実施例を示す分解斜視図、第10図は第9図に示すものの組立時の一部破断 側面図、第11図はブレーキブースタの制御弁の、別の1実施例の断面図、第1 2図は第11図の実施例で用いられるスイッチ手段の部分拡大図、第13図はブ レーキブースタ用制御弁の別の1実施例の断面図、第14図は第13図の実施例 で用いられるスイッチ手段の部分拡大図、第15図はブレーキブースタ用制御弁 の 別の1実施例の拡大断面図、第16図は第11図の実施例で用いられるスイッチ 手段の部分拡大図、第17図はブレーキブースタ用制御弁の別の1実施例の拡大 断面図、第18図はブレーキブースタ用制御弁の別の1実施例の拡大断面図、第 19図は第16図の実施例で用いられる別のスイッチ手段の部分拡大図である。 第1図は、本発明によるスイッチ手段が設けられている自動車ブレーキ装置用 ブレーキブースタの概略図である。 図示のブレーキブースタ10は、ほぼ回転対称のハウジング12を有し、該ハ ウジング12は、後部チャンバ14と前部チャンバ16とを有し、後部チャンバ 14と前部チャンバ16とは、可動な仕切り18により仕切られている。該ブレ ーキブースタは第1の制御弁20を有し、同制御弁20は、ハウジング12に対 して一緒に相対運動を行うことができるように、前記可動な仕切り18に連結さ れている。棒状のアクチュエータ22の、前端は、弁20に作用し、該アクチュ エータ22は、組込まれた状態、すなわち、組立てられた状態では、自動車のブ レーキペダル(図示せず)に連結されている。 後部チャンバ14は、ブレーキブースタ10において境界を定められている中 央スペース24に、逆止弁を解して接続されている。この接続により、同スペー ス24からの空気が後部チャンバ14の中に流入できるが、戻ることはできない ようになっている。中央スペース24は、空気が流入できるようにハウジング1 2のポート26にも連通している。ハウジング12の別のポート28が、前部チ ャンバ16を外部の真空源に接続する。 出力部材30が、ブレーキブースタ10の中央スペース24の中に設けられ、 制御弁20に接して支持されている。出力部材30は、マスタブレーキシリンダ (図示せず)を作動させるために設けられている。 図示の作動していない状態では、低圧源或は真空源は、スイッチオフの状態に あり、大気圧が、双方のチャンバ14及び16の中に加えられている。真空が前 部チャンバ16の中に形成されるのは、真空源がスイッチオンされている場合で ある。例えば、内燃機関の吸気管に真空ポート28が連通して、内燃機関が運転 されており、従って、弁20の動きを伴って可動な仕切り18が僅かに前方にシ フトされると、圧力平衡が、再び2つのチャンバ14と16との間に実現される 。この準備完了位置は、この位置からブレーキ圧ブースタを、距離損失無しに作 動させ得ることを保証する。 ブレーキが正常に運転者により作動させられ、2つのチャンバ14と16との 間の接続が制御弁20によって中断され、大気が後部チャンバ14に流入する場 合には、ブレーキブースタは通常のように作動する。この場合、ブレーキブース タにより増強された作動力は、出力部材30から出力できる。真空状態が、中央 スペース24の中において、前記チャンバ16の中におけると同様に続く場合も 同様である。 第2図は、制御弁20を詳細に示す。アクチュエータ22は、空気浸透性円筒 形フィルタ40を貫通して制御ハウジング42の中に突入し、同制御ハウジング 42は、可動な仕切り18に固着されて、ハウジング12の中で軸方向に変位で きるように構成されている。アクチュエータ22は、制御ハウジング42の内部 に位置する端部に弁閉鎖部材44を支持しており、該弁閉鎖部材44は、弁ピス トン48の内部弁座46に着座可能で、更に、制御ハウジング42の内側に形成 された、外部弁座50にも着座できる。弁ピストン48は、アクチュエータ22 の自由端に確実に連結されている。弁閉鎖部材44は、プレテンションスリーブ (pretension sleeve)52を介して、圧縮ばね54により内部弁座46に押しつ けられ、圧縮ばね54は、アクチュエータ22に支持されている。後部チャンバ 14は、通路58が閉じられると、前部チャンバ16に対して密閉される。 弁ハウジング42の前端の凹部の中に収容されている弾性部材(resilient mem ber)60と、ヘッドフランジ部分62を有する押し棒64とを介して、アクチュ エータ22の矢印V方向への前進運動は、ブレーキ装置のマスタブレーキシリン ダ(図示せず)の作動ピストンに伝達される。同マスタブレーキシリンダは、真 空源側に配置されて、ブレーキブースタの端部に取付けられている。 第2の圧縮ばね68が、アクチュエータ22と弁閉鎖部材44との間に配置さ れ、アクチュエータ22、或は内部弁座46を、弁閉鎖部材44に対してプレテ ンション(pretensioning)する役割を果たす。 センサディスク70が弁ピストン48と弾性ディスク状部材60との間に設け られ、弾性ディスク状部材60は非圧縮性流体(incompressible fluid)のように 挙動し、ディスク70の軸方向可動性は、一方では、弾性部材60により制限さ れ、他方では、当接部材として挙動するカラー72により制限され、カラー72 を貫通してアクチュエータ22は作用し、センサディスク70に作用する。 弁ピストン48の軸方向可動性、従って、弁ピストン48に連結されているア クチュエータ22の可動性は移動制限部材80により制限され、同移動制限部材 80は、弁ピストン48に形成されている環状溝82の中に積極的にはめ込まれ ている。移動制限部材80は、ほぼU字状のクランプ(clamp)の形状を有し、そ の脚部は互いに向き合うように部材中央部で曲げられ、従って、弁ピストン48 は、脚部により、確実に包囲される。移動制限部材80は、後部チャンバ14に 連通した通路84の中に延びている。スイッチ手段88が、2つの脚部80a, 80bの間に配置されている(第5図参照)。通路84の壁は、当接表面90, 92として形成され、当接表面90と92との間で、移動制限部材80は、軸方 向に往復運動可能である。 第4図の詳細図において、距離Aは、当接部材として作用するカラー72と、 移動制限部材80と共働してスイッチ88を作動させる当接表面90との間の距 離であり、距離Aは、次のように定められている。すなわち、ディスク70がカ ラー72に当接しているときに、移動制限部材80、或は、その中に収容されて いるスイッチ手段88が、当接表面90から移動分すなわち距離Sだけ、なお離 れているように定められている。スイッチ手段88を作動させるために移動制限 部材80が当接表面90に向って移動分すなわち距離Sをなお克服しなければな らないことが、このようにして保証される。 移動分すなわち距離Sは、例えば、アンチロック制御モードによる作動の際、 液圧によりアクチュエータ64又はディスク70をリセットすることに起因して 発生するようなスイッチ手段88の誤作動が排除されるように定められる。 後に、作動モードに関連して詳細に説明するように、制御弁ハウジング42は 、ブレーキブースタ10のその他の部分の、ハウジング12に対して、アクチュ エータ22に関し同軸の方向に変位可能である。 このことから、移動分すなわち距離Sを定めるための別の規則が生れる。すな わち、移動分すなわち距離Sは、アンチロック制御モードによる作動により発生 させられる圧力衝撃(pressure impacts)に起因して発生し得るスイッチ手段88 の誤作動が排除されるように定められなければならないという規則であり、この ような圧力衝撃は、ブレーキペダルにより発生させられる力の向きとは逆の向き に向いており、アクチュエータ22側に配置されている移動制限部材80と、同 移動制限部材80と共働してスイッチ手段88の作動を引き起す当接表面90と の間の相対運動を招く。 このようなスイッチ手段は、多種多様の形態を有する。移動分すなわち距離S が、その都度の使用スイッチ手段88により変化せずにすむためには、短いが定 められているスイッチ移動量が重要であることに留意しなければならない。さも なければ、スイッチ手段88の内部における作動行程の長さが、移動分すなわち 距離Sを定める際に加算されなければならない。 スイッチ手段88は、移動制限部材80の脚部80aと80bとの間に収容さ れて被成形体102の中にあるように取付けられ、該被成形体102は、脚部8 0a及び80bの中の、それぞれ形状化されている凹部108及び110に、2 つの横方向掛け部104及び106によりとめられている。被成形体102は、 ほぼT字状であり、2つの突出部112及び114と掛け部104,105とに よって被成形体102の、長手方向の可動性が制限されるように、横方向に突出 している2つの突出部112及び114が、脚部80a及び80bの自由端に当 接している。 移動制限部材80が弁ピストン48を包囲する包囲領域120の中で、弁ピス トン48は、約340°にわたり抱込まれ、移動制限部材80の脚部80aと8 0bとの間に狭い間隙122が、抱込まれずに残り、この間隙122から、移動 制限部材80は、弁ピストン48の溝82の中に嵌め込まれる。2つの脚部80 a及び80bが2つの曲げ部分124,126を有することにより、弁ピストン 48の実質的な抱込みが達成される。 次に、ブレーキブースタの機能が、移動制限部材80と、スイッチ手段88の いろいろなスイッチ状態とに関連して説明される。 初期状態では、ブレーキブースタは、第1図に示す位置をとる。移動制限部材 80又はその中に収容されているスイッチ手段88は、当接表面90に当接し、 従って、アクチュエータ22に結合されている弁ピストン48と、弁閉鎖部材4 4との最終位置が定められる。制御弁ハウジング42は移動制限部材80にばね (図示せず)により押しつけられ、このばねはブレーキブースタハウジング12 の内部に設けられており、従って、制御弁20は開かれ、換気(後部)チャンバ 14は大気に接続される。 自動車内燃機関の始動に続いて真空状態が前部チャンバ16に発生させられる と、圧力差が、可動な仕切り18の両側の間に形成される。この圧力差に起因し て、仕切り18は、制御弁ハウジング42と一緒に前部チャンバ16の方に動き 、内部弁座46が弁閉鎖部材44により閉鎖されると同時に停止する。ブレーキ ブ ースタがこの位置に留まるのは、圧力差と、ばね54,68のそれぞれのリセッ ト力とが平衡状態にある間である。ブレーキペダルを作動してアクチュエータ2 2を移動させると、ブレーキ力が直接的に増大させられる。 第2の機能位置(部分的に負荷されている位置)では、ブレーキブースタは、 その可能なエネルギの一部のみしか供給しない。これは、通常の制動作動の間に 行われる。この場合、内部弁座46と外部弁座50とは弁閉鎖部材44により閉 じられ、制御部材ハウジング42は、前部チャンバ16の方へ移動させられてい る位置にある。 制御弁ハウジング42に対する移動制限部材80の位置は、準備完了位置でも 、部分的に負荷されている位置でも同一である。すなわち、所定移動分すなわち 距離Sは、移動制限部材80と、制御弁ハウジング42との間でも、移動制限部 材80と、当接表面90との間でも、そのまま残っており、従って、スイッチ手 段88は作動させられない位置にある。 一杯に制動されると、内部弁座46は、弁閉鎖部材44に関して前部圧力チャ ンバ16の方向に移動させられ、この移動の程度は、大気が自由にフィルタ40 を通過して後部チャンバ14に到達する程度である。従って、可及的な最大圧力 差がブースタ装置の中に生じる。そのとき、ディスク70は、弾性部材60の中 にアクチュエータ22により押込まれる。この位置では、移動制限部材80は、 当接表面92の近くに位置するか、又は、当接表面92に係合している。スイッ チ手段88と当接表面90との間の距離は、この状態で最大であり、従って、ス イッチ手段88も作動されず、信号も制御手段に供給されない。 運転者が、一杯の制動動作を突然停止することを望む場合、リセットばね54 ,68がアクチュエータ22を、矢印Vと逆の方向に移動させて戻すように、ブ レーキペダルは、ほぼ完全に解放されなければならない。この場合、弁閉鎖部材 44も、外部弁座50から離れるように動く。このようにして、圧力平衡が、通 路 58及び通路84を介して、前部チャンバ16と後部チャンバ14との間に達成 される。 移動制限部材80、又は、その中に収容されているスイッチ手段88は、スイ ッチ手段88が作動されて信号が制御手段に供給されるように、前述の位置では 、当接表面90に当接する。前述の説明から、ブレーキブースタの、それぞれの 機能位置に対して、移動制限部材80又はそのスイッチ手段88のそれぞれ1つ の所定位置を割当てることができることが明らかである。この所定の位置は、制 御弁ハウジング42とアクチュエータ22との間の相対運動により、又は、制御 弁ハウジング42と、アクチュエータ22に配置されている部材との間の相対運 動により定められる。 又、スイッチ手段88は、当接表面90に嵌め込むことができ、移動制限部材 80により作動できる(第3図)。非常に簡単な実施例が得られるのは、被成形 体102(第5図参照)が絶縁材から成り、スイッチ手段88が、単に、コンタ クトボタン130を有する場合である。コンタクトボタン130は、当接表面9 0に接触すると、該当接表面90と電気的に接続される。 信号が、ブレーキ制御手段に電気接続ケーブル132を介して供給される。該 信号は、ブレーキブースタが急速に自己の倍力特性曲線上に退いている、すなわ ち戻っていると解される。このようにして、運転者により開始された全制動の作 動は突然停止される。 各場合に発生する振動を考慮して、又は、作動のアンチロック制御モードによ る制御の間の圧力変動を考慮して距離距離A又は移動分Sを定めることは、誤っ て開始することを効果的に防止する。すなわち、運転者が意図しない、全制動作 動の突然の停止を効果的に防止できる。 第6図、第7図及び第8図は、前述のブレーキブースタの変形例を示し、これ らの場合、変更された部材のみが、第6図、第7図及び第8図に示され、その他 の部材及び状態は、第1図ないし第5図に示された実施例によるものに対応する 。 第6図ないし第8図に示された実施例では、スイッチ手段88の作動の可能か 不可能かが監視される。スイッチ手段88は、第1図ないし第5図に示された実 施例では比較的希にしか使用されないことが考慮されている。いわゆる非常制動 が行われ、その際、ペダルが非常にしっかりと押下げられ、運転者が、ブレーキ ペダルを解放することにより非常制動動作を突然停止すると、機能しないスイッ チ88が、悪影響をもたらすことがある。このことは、第6図ないし第8図に示 された、ブレーキ装置の変形例では防止される。スイッチ手段88の動作の可能 か不可能かの検査で、スイッチ手段88が機能していないことが検出されると、 ブレーキブースタの電子制御は、このことを考慮に入れる。すなわち、スイッチ 手段88の機能が停止すると、最大ブレーキ力増強は、もはや特に供給されず、 いわゆる非常制動又は全制動の場合にも供給されない。勿論、自動車の電子工学 的検査の間に通常の方法でスイッチ手段88の故障を検出し、そのことを、任意 の適切な場所(例えばダッシュボード等)に表示することも可能である。 第6図ないし第8図に示されているように、スイッチ手段88の動作の可能か 不可能かをテストできるように(上記の)スイッチ手段88は、(クロスブラケ ットとも呼ばれる)移動制限部材80に取付けられている。スイッチ手段88は 可動部分140を有し、該可動部分140はタペットとして形成され、軸方向に (すなわち移動制限部材80の長手方向に対して直角に)可動である。 スイッチ手段88を検査するために当接部材142がブレーキブースタのハウ ジング12に定置して取付けられている。ブレーキの或る作動状態では、該当接 部材142は、スイッチ手段88の可動部分140と共働する。第6図ないし第 8図には、ブレーキ装置の、いろいろな作動状態が示されている。 第6図には、ブレーキ装置が、非作動状態で示されている。前述のように、ア クチュエータ22(第6図ないし第8図には示されていない)は、移動制限部材 80と共に、該状態では、図中、右側へ強制的に動かされる。この位置では、移 動制限部材80は当接部材142に当接し、スイッチ手段88の可動部分140 は移動制限部材80の当該凹部の中に押込まれる。可動部分140は第6図にお いて破線で示されている。スイッチ手段88は、2つの接点144,146を有 する。第6図によれば、移動制限部材80の中に押込まれていた可動部分140 (第7図参照)は、一方のスイッチ接点144が開かれ、他方のスイッチ接点が 閉じられるように挙動する。スイッチ手段88の作動の可能か不可能かの検査は 、このようにして、ブレーキの非作動状態で既に行われ得る。 第7図は、いわゆる通常制動動作(すなわち、最大の制動圧増強を伴う全制動 でも非常制動でもない制動動作)の状態を示す。第1図ないし第5図を基礎とし た前述の説明から、制動動作によって、移動制限部材80及び制御ハウジング4 2が前方向すなわち図の左方へ動かされることが分かる。この運動は、ブレーキ ブースタのハウジング12に対して相対的に行われる。従って、制動動作時には 、移動制限部材80は、従って、スイッチ手段88の可動部分140も、当接部 材142から離れ、従って、第7図に示されているように、可動部分140が、 ばねの力(ばねは図示せず)に起因して移動制限部材80から突き出る。第7図 に示されているように、スイッチ手段88の、一方のスイッチ接点144は、こ の状態では閉じられ、他方のスイッチ接点146は、開かれている。このような 制動動作においては、スイッチ接点144,146の状態は、ブレーキブースタ の電子制御装置により検出され、このように、この電子制御装置は、スイッチ手 段88の動作の可能か不可能かを検査できる。 第8図は、非常制動作動又は全制動作動の突然の停止を示し、これは、重要で ある。ブレーキブースタの前述の説明から、制動動作がこのように停止されると 、(可動な仕切り18に結合させられている)制御ハウジング42は、なおも或 る時間間隔にわたって前進した位置に留まり(すなわち、図中で左に移動して) 、 アクチュエータ22は、移動制限部材80と一緒に、ばね力に応答して後方位置 へ(図中の右方へ)強制的に動かされることが分かる。第1図ないし第5図によ って説明したように、スイッチ手段88の可動部分140は、制御ハウジング4 2に固定された当接表面90に、このとき係合する。電子制御装置は、前にブレ ーキ圧増強が最大レベルで行われたことを「知っており」、第8図の位置にある スイッチ手段88の信号を、ブレーキブースタの電子制御が最大ブレーキ圧増強 (非常制動又は全制動)から切換えられて、通常のブレーキブースタ応答曲線を 採ったと解釈する。 ブレーキ装置の機能状態に応じて、スイッチ手段88の可動部分140は、従 って、2つの部材により作動させらる。すなわち、一方では、ブレーキブースタ に対して定置された当接部材142により作動させられ、他方では、ブレーキブ ースタに対して可動であり、かつ、制御ハウジング42に結合させられている当 接表面90により作動させられる。この目的のために、可動部分140の端面の 位置決めは、可動部分140の上半分が当接表面90によってとらえられ、可動 部分140の下半分が当接部材142によってとらえられるように行われる。 ブレーキの各操作は、スイッチ手段88の作動を伴い、従って、スイッチ手段 88の作動の可能か不可能かが連続的に監視される。第1の状態(第8図)では 、最大のブレーキ圧増強を低減又は停止するために、スイッチ手段88は信号を ブレーキブースタの電子制御装置に供給する。第2の状態(第7図)では、スイ ッチ手段88は、最大のブレーキ圧増強を停止する信号を供給しないが、スイッ チ手段88の機能を監視するために、なおもスイッチオンされている。 第9図は、棒状アクチュエータ22の前端を示し、アクチュエータ22は、そ の自由端に一体的に形成された、フォーク形の継手200を有する。それぞれ1 つの孔202,204がフォーク形継手200のそれぞれの脚部200a,20 0bに形成され、該孔202,204を通して、横方向ボルト206が横方向に 通せる。自由スペース208が、フォーク形継手200の2つの脚部200a, 200bの間に設けられ、該自由スペース208の中へ、輪郭を合わせたU字形 のキャリヤ210を導入できる。 シート材料から曲げ加工及び打抜き加工により形成されたキャリヤ210は、 2つの脚部210a,210bを有し、脚部210a,210bのそれぞれは、 その自由端に、開いた細長い切欠き212,214を有し、切欠き212,21 4は、孔202,204、或は、横方向ボルト206に適合している。作用面2 18は、キャリヤ210と一体的であり、キャリヤ210の横方向部216の領 域内で横方向に、かつ上方に延びており、該作用面218の寸法決めは、該作用 面218が、フォーク形継手200の外で横方向に突出するように行われ、更に 、作用面218の寸法決めは、作用面218が、2つのマイクロスイッチにより 構成されている信号発生手段224の、2つの作動ピン220,222に次の場 合に同時に作用するように行われる。すなわち、キャリヤ210がブレーキペダ ルの作動運動に応答して矢印Pの方向に動かされる場合に同時に作用するように 行われる。 信号発生手段224は、ほぼU形の合成樹脂製の部材であり、前記2つのマイ クロスイッチを、その横桁の中に収容している。信号発生手段224は、アクチ ュエータ22の運動方向に対して横方向に、フォーク形継手200の溝226の 中に収容される。信号発生手段224は、弾力性のある材料から成り、従って、 該信号発生手段224の2つの脚部は、互いから離れるように湾曲でき、この湾 曲の程度は、該脚部のそれぞれの端部に設けられている掛け突起228a,22 8bが溝226を抱込み、信号発生手段224をフォーク形継手200に安全か つ永続的に固定する程度である。 キャリヤ210には、フォーク形継手200に面するその端面230に、中央 に配置されたガイドピン232が設けられ、該ガイドピン232は、フォーク形 継手200の段状孔234(第10図参照)の中に、遊びを伴って収容されてい る。ガイドピン232は、コイルばね236により包囲され、コイルばね236 の一端は、段238において段状孔234上に支えられ、コイルばね236の他 端は、キャリヤ210の端面230に当接している。ガイドピン232は、リベ ットボルトとして設計され、そのリベットヘッド240は、キャリヤ210の2 つの脚部210a,210bの間のスペースの中に延びている。 組立てられた状態では、ブレーキペダル(図示せず)の作動運動を伝達する第 1のアクチュエータ250は、キャリヤ210の脚部210aと210bとの間 に、かつ、フォーク形継手200の脚部200aと200bとの間に収容され、 これらの収容は、第1のアクチュエータの自由端面252がリベットヘッド24 0に当接するように行われる。コイルばね236は、リベットヘッド240が、 第1のアクチュエータ250の端面252に弾性的に、かつ、ぴったりと当接す ることを可能にする役割を果たす。 横方向ボルト206は、フォーク形継手200の2つの脚部200a,200 bと、キャリヤの脚部210a,210bと、第1のアクチュエータ250とを 貫通して延びている。横方向ボルト206に設けられている安全リング258に より、第1のアクチュエータ250と、第2のアクチュエータ220のフォーク 形継手200との間の連結が失われないようにされ、更に、第1のアクチュエー タ250とフォーク形継手200との間に収容されているキャリヤ210と、第 1のアクチュエータ250との間の連結も失われないようにされる。 キャリヤ210は、2つの脚部210a,210bの側面にそれぞれ横方向に 突出するガイドブラケットすなわちストップブラケット260a,260b,2 62a,262bを有し、ガイドブラケット又はストップブラケット260a, 260b,262a,262bは、脚部200a,200bの側面に形成されて いる対応する案内溝264a,264b,266a,266bに係合することに より、フォーク形継手200中でキャリヤ210が同軸に案内されることを保証 し、かつ、アクチュエータ装置が予め組立てされている状態で、横方向ボルト2 06がたとえ失われていても、キャリヤが外れて落下することを防止し、かつ、 キャリヤが軸方向に移動することをなお許し、従って、信号発生手段224の安 全な作動を許す。組込まれた、すなわち組立てられた状態では、段状孔234の 中のガイドピン232は、フォーク形継手200の中でのキャリヤ210の軸方 向案内の役割を引受け、横方向ボルト206は、個々の部材の、互いに対する軸 方向の可動性を、後述のように制限する。 ブレーキペダルが解放されている状態では、ブレーキペダルは、その戻しばね により解放位置に維持されている。従って、第1のアクチュエータ250の貫通 孔270の中に位置している横方向ボルト206は、孔肩部272(第10図で 左側)に当接し、該孔肩部272は、第1のアクチュエータ250の自由端25 2に面する。第1のアクチュエータ250が、空いた経路すなわち遊びS1を克 服できるように、孔270の内径は、横方向ボルト206の外径より大きい。遊 びS1の長さは、アクチュエータ250が横方向ボルト206を矢印Pの方向に 動かす前の状態において、孔270の直径と横方向ボルト206の直径との差に 対応する。コイルばね236は、キャリヤ210と、従って、リベットヘッド2 40とを、矢印Pの反対方向に(右方へ)強制的に動かせ、このことにより、横 方向ボルト206は、孔肩部272を介して、矢印Pの反対の方向に動かされ、 この移動は、横方向ボルト206が、フォーク形継手200の脚部200a,2 00bの貫通孔202,204の領域内に到達し、脚部200a,200bの、 右側のそれぞれの孔肩部274a,274bに当接するまで行われる。貫通開口 202,204の内径も横方向ボルト206の外径より大きいので、第1のアク チュエータ250の更なる作動によりフォーク形継手200と、連結された第2 のアクチュエータ22とが変位させられる前に、第1のアクチュエータ250が 、 空いた移動分すなわち距離S2だけ矢印Pの方向に変位させられることが可能で ある。 第1のアクチュエータ250が作動のために矢印Pの方向に動かされることに よって第2のアクチュエータ22が変位させられる前に第1のアクチュエータが 空いた経路すなわち遊びの全長SL=S1+S2を克服しなければならないとい う事実とは無関係に、第1のアクチュエータ250が矢印Pの方向にその端面2 52及びリベットヘッド240を経由して僅かに変位させられるだけで、作用面 218が信号発生手段224の作動ピン220,222に向かって変位させられ る。何故ならば、コイルばね236の作用に起因して、キャリヤ210は、弾力 的に、第1のアクチュエータ250の端面252にリベットヘッド240を介し て当接しているからである。同様に、ブレーキペダルを僅かに解放するだけで、 コイルばね236の力により、一体に形成された作用面218を有するキャリヤ 210は、当該信号がブレーキブースタの電子制御装置に供給されるように信号 発生手段224のピン220から離される。 信号発生手段224は、非接触コンタクト例えばホール素子でもよい2つの制 御素子を有するので、冗長で、従って、安全な信号発生が可能であり、更に、そ の機能の電気・機械的検査が可能である。 どのような場合でも、ブレーキペダルが矢印Pの方向に作動させらると第2の アクチュエータ22の変位が生ずる前に信号発生手段224が作動させられるよ うに第1のコイルばね236が圧縮される。ブレーキブースタの戻しばね54, 68(第2図)に対して、コイルばね236のばね力は、このように定められる 。 ブレーキペダルが運転者により解放されると、電子制御機能をスイッチオフす るために、前述の信号発生手段が発生する信号は、電子制御装置により処理され る。しかし、電子工学的に支援されている制動の開始後に信号発生手段が故障す ると、ブレーキペダルの解放は、電子制御装置により検出されない。従って、自 動車は、速度を落とし、ひいては停止する。このような望ましくない状態が発生 することを避けるために、更には、フェールセーフで、かつ、冗長なシステムを 実現するために、次の様な(付加的な)発生手段を、ブレーキブースタの中に組 込むことが望ましい。 これら実施例すべての共通点は、第1の信号発生手段とは無関係に第2の信号 発生手段が設けられていることであり、従って、自動的な(支援されている)制 動が開始された後に2つの信号発生手段のうちの1つが故障すると、支援されて いる制動の中断を検出できる。 これを実現するために、ディスク70又はプレート374とピン368とが接 触したことと、その接触が解除されたことが検出される。このことは、次に記す 、信号発生手段のすべての実施例が、前記の接触したことと、接触が解除された こととを検出でき、対応する信号を電子制御装置に供給できることを意味する。 第11図及び第12図は、ブレーキブースタの、第3図におけると同様の部分 を示す。第3図の実施例と第11図及び第12図の実施例との主な相違は、電磁 コイル361とプランジャ363と信号発生手段365とにより行われる制御弁 20の電磁的作動にある。第11図及び第12図の信号発生手段365は、第1 のアクチュエータ350と第2のアクチュエータ360との間に配置され、第1 及び第2のアクチュエータ350,360は、ブレーキペダルの作動運動Pを( 図示されていない)マスタブレーキシリンダに伝達する。第3図の弁ピストン4 8は、第11図のスリーブ部材362に相当する。スリーブ部材362は、段状 孔364を有し、該段状孔364は、信号発生手段365を形成するコンタクト 部材の、ヘッド部分366を収容する。コンタクト部材365のピン368は、 スリーブ362を貫通している。コンタクト部材365のヘッド部分366は、 弾性的に、コイルばねにより賦勢されて、段状孔364の段372に押しつけら れている。ピン368の自由端は、第3図のディスク70に相当するプレート3 74に面する。ブレーキブースタの非作動位置では、自由端373は、プレート 374からの所定の距離Tを有する。 スリーブ362は、管376の中で軸方向にスライドできるように管376の 中に収容されている。ブレーキブースタが非作動状態にある場合、管376は、 プレート374に面する端部の側で、スリーブ362より距離T1だけ長く延び ている。 第1のアクチュエータ350が、距離T1だけ軸方向に動くと、プレート37 4は、プレート374に面する、ピン368の端部373に接触する。従って、 信号発生手段365が、トリガされて信号が供給され、電線378を介して(図 示されていない)電子制御装置に伝えられる。アクチュエータ350が、距離T −T1だけ更に軸方向に動くと、スリーブ362は、プレート374に接触する 。このことにより、プレート374は、第2のアクチュエータ360にゴム部材 380を介して強制的に押しつけられる。ゴム部材380は、第3図の部材60 に相当する。一杯に作動させられている位置では、コンタクト部材365のピン 368は、スリーブ362の中に完全に後退させられ、コイルばね370に抗し て第1のアクチュエータ350に向かって動かされる。 第11図及び第12図に見られるように、電気的絶縁リング384によりコン タクト部材365のピン368は段状孔364の中で、プレート374に面する スリーブ362の端部に保持されている。コンタクト部材365のヘッド部分3 66も、電気的絶縁材で作られている。このようにして、ピン368は、所定の 電位に保持できる。ピン368の自由端でありプレート374に面する自由端が 、自動車のアース電位に接続されているプレート374に電気的及び、又は機械 的に接触する都度、この接触は検出される。このことにより発生させられる信号 SGは、電子制御装置(図示せず)により使用される。 第13図及び第14図は、本発明の別の1実施例を示す。第11図及び第12 図におけるのと同一又は同様の部分は、同一の引用符号により示されている。こ の実施例では、信号発生手段365はスリーブ362の中に収容され、スリーブ 362の中で、コイルばね370は信号発生手段を強制的に動かせてリング38 9に押しつけ、リング389は、信号発生手段365の軸方向の運動を、アクチ ュエータ350の運動Pの方向とは反対の方向において制限する。非作動位置で は、信号発生手段365は、当接部材391から距離Y−Xの位置に、皿ばね装 置370に対応する皿ばねにより保持されている。当接部材391は、皿ばね3 70に向かって突出させられ、トリガ部材(trigger member)386と一体に形成 されている。第1のアクチュエータ350が、矢印Pの方向に軸方向に移動する と、第1のアクチュエータ350は距離Xを克服しなければならず、このことに より、第1のアクチュエータ350は信号発生手段365によって信号をトリガ することができる。第1のアクチュエータ350がトリガ部材386を距離Y( Y>X)だけ押し動かすと直ちに、トリガ部材のフランジがばね部材382を圧 縮し、トリガ部材386がスリーブ393に当接する。 第15図は、変更されたスイッチ手段を有する、制御弁の別の1実施例を示す 。この実施例では、スイッチ手段はプレート374により形成され、プレート3 74はリング348の中に取付けられ、リング348はプレート374を弁ハウ ジングに対して電気的に絶縁する。ピン368の自由端373に向けられている 、プレート374の端面401は、ピン368が第1のアクチュエータ350の 軸方向運動により矢印Pの方向に動かされると、ピン368の自由端373と接 触する。プレート374が電気絶縁ゴムプレート380により保持されているの で、ピン368とプレート374との接触は、プレート374にはんだ付け又は 溶接されているワイヤ403を介して検出される。従って、ピン368の電位( 通常、アース電位)は、ピン368とプレート374との間の接触が形成される と、電子制御装置により検出できる。 スイッチング手段の種々の実施例を組合せることにより、冗長性のある、従っ て、より信頼性の大きな、運動の検出ができる。 第16図に示す実施例が、第11図に示す実施例と異なる点は、コンタクト片 380がコンタクト部材のヘッド366に取付けられていることにある。このコ ンタクト部材は2つの皿ばね382,384により包囲され、皿ばね382,3 84は、非作動位置では、トリガ部材386をコンタクト部材から所定の距離U の位置に維持する。このトリガ部材386には、作動部材350の末端部387 のための座部388が設けられている。第1のアクチュエータ350が距離Uだ け軸方向に動かされると、信号SFがコンタクト片380によりトリガされる。 この場合も、このコンタクト片380は、ヘッド部分366から電気的に絶縁さ れるようにヘッド部分366とトリガ部材386との間に取付けられている。 第16図の実施例では、コンタクト片380とトリガ部材386との間の距離 Uと、トリガ部材386とコンタクト片380との間に配置されているばね38 2,384のばね力と、ピン368とプレート374との間の距離Tと、ヘッド 部分366と段状孔364との間の(第11図の実施例における)ばね部材37 0とは、次のように定められている。すなわち、アクチュエータ350が作動位 置から非作動位置に戻ると、コンタクト片380とトリガ部材386とが互いか ら解放され、次いで、ピン368の端部373がプレート374から解放される ように定められている。このことは、まず初めにコンタクト片380とトリガ部 材386とが接触し、次いで、アクチュエータ350が非作動位置から作動位置 に動かされるとピン368の自由端373がプレート374と接触することを意 味する。ばね382,384及び370の物理的性質は、それぞれ知られており 、距離T,T1及びUも知られているので、電子工学的に制御されているブース タの解放のための条件を、2つの信号SFとSGとの間の時間の遅れから求める ことが可能である。 第16図の実施例は、電気的絶縁ハウジング390の中に取付けられている。 プレート374も、ブレーキブースタハウジングから電気的に絶縁でき、特定 の電位に接続できるので、所定の電気信号が電子制御装置に供給され得る。 第11図ないし第16図の前述の実施例では、作動部材又はピンが信号発生手 段に接触すると、信号発生手段は電子制御装置に信号を供給する。自動車の中の 種々の電子装置に起因して、ノイズ及び電磁放射干渉(electromagnetic radiati on interferences)が、アース電位と重なることがある。このことにより、後続 の電子制御装置で信号を更に処理する際に問題が発生する。このような問題を克 服するために、第17図ないし第19図の実施例を、代替のものとして使用でき る。 第17図の実施例は、弁手段20、電磁作動手段361、第1及び第2の作動 手段350及び360等が関する限り、第11図の実施例に対応する。信号発生 手段365は、次のように変更される。すなわち、(第11図でのように)一様 な金属プレート374を有する代りに、第17図のプレート374′には、少な くとも2つのコンタクト領域が設けられ、これらのコンタクト領域は、互いに電 気的に絶縁されている。プレートと、そのコンタクト領域とは、電気的に絶縁さ れた仕方で、金属リング410の中に取付けられている。導電性のピン368の 自由端373が、作動手段350が作動位置にある場合にプレート374′の( 少なくとも2つの)コンタクト領域411a及び411bに接触すると、コンタ クト領域はピンにより橋絡される。ピン368は、スリーブ362から電気的に 絶縁されている。2つのコンタクト領域411a,411bにはワイヤ413a ,413bが設けられ、ワイヤ413a,413bは、(図示されていない)電 子制御装置につながっている。 2つより大きい数のコンタクト領域411a,411bを設けることにより信 号発生の確実性を高めることは、勿論、可能である。しかし、このことは、更に 、 ワイヤ413a,413bを必要とし、更に、電子制御装置に信号入力端子を設 けることも必要とする。 自由端373とコンタクト領域411a及び411bとの間の接触のオンオフ ができるように、ピン368は、ピン368の端部、すなわち自由端373の反 対側の端部に設けられているばね部材370により支持されている。 第18図の実施例では、プレート374には、1つ(又は複数の)コンタクト 領域411が設けられ、該コンタクト領域411は、コンタクトプレート374 に対して電気的に絶縁されている。しかし、コンタクトプレート374全体を、 プレート374を包囲する金属部分のアース電位に対して絶縁することも可能で ある。コンタクト領域411はピン368の自由端373に電気的及び機械的に 接触させることができ、ピン368は、ばね部材370によりプレート374に 向かって賦勢され、スリーブ362に対して電気的に絶縁されている。コンタク ト領域411と、ピン368の自由端373とには、ワイヤ413a,413b が設けられ、ワイヤ413a,413bは、(図示されていない)電子制御装置 につながっている。 第19図は、第16図に示すスイッチ手段の変形例を示す。主な相違点は、共 通の信号入力ワイヤ420がピン368につながっていることにあり、更に、プ レート374に、プレート374の中に設けられたコンタクト領域411に接続 された第1の信号出力ワイヤ422が設けられ、ばね負荷されているコンタクト 部材380に第2の信号出力ワイヤ424が接続されていることにある。この場 合にも、ピン368はばね部材370により弾性的に賦勢され、スリーブ362 に対して電気的に絶縁されている。 第11図ないし第19図に示す前述の実施例により供給される信号により、ブ レーキロールバック(brake roll back)が検出できる。これは、第19図に関連 して以下に説明する。運転者がブレーキペダルを作動すると、作動手段350は 矢印Pの方向に動かされる。ばね部材370,382と、第1及び第2の信号発 生手段中の距離T及びUとの大きさを定めることにより、第1の信号がワイヤ4 22に供給される。第1の作動手段350が矢印Pの方向に動かされるとばね部 材382が圧縮されるので、経路Uが克服され、第2の信号が、運転者がブレー キペダルに作用させる力及び速度に応じた長さの時間後に、他方のワイヤ424 に供給される。 第1の信号の発生と第2の信号の発生との間の時間差が所定長さの時間より短 い場合、ソレノイドの稼働により弁を電子工学的に作動させることは、電子制御 装置によりトリガできる。 第1及び第2の信号発生手段により供給される第1及び第2の信号の発生の順 序から、ブレーキ装置の各種作動モードを検出及び識別できる。ばね部材の寸法 決めと、第1作動手段350及びピン368の一般的自由行程(free general pa th)の寸法決めとに応じて、第1及び第2の信号は、ブレーキペダルが押される と或る順序で供給され、これらの信号は、ブレーキペダルが運転者により解放さ れる場合も、特定の順序で発生させられる。ブレーキペダルが、踏み下げられた 位置に保持されている間、双方の信号は同時に存在する。このように、ブレーキ ペダルの踏み下ろし及び解放の動的特性は、第1及び第2の信号発生手段からの 信号の発生の順序から求めることができる。 このことは、冗長性の一面が、2つ(或は、これ以上)の互いに独立な信号発 生手段を設けることにより、うまく扱われるだけでなく、運転者によるブレーキ ペダル作動の経路における臨界的な、及び特性的な点を検出し、及び、又は決定 することも可能であることを意味する。例えば、ブレーキペダルが、或る閾値を 越える作動力により、及び、又は所定の作動速度を越えて作動させられると、第 1及び第2の信号発生手段からの信号は、予め定められた長さの時間内で発生す る。その後、運転者がブレーキペダルを僅かにでも解放すると、2つの信号発生 手段のうちの1つだけが再び解放され、2つの信号のうちの一方が消え、他方の 信号は、なおも存在する。運転者が、ブレーキペダルを完全に解放した場合にの み、他方の信号発生手段が、これを検知し、この信号発生手段からの信号も消え る。 この、フェールセーフであり、非常に効果的なブレーキペダル作動検出方法は 、非常に効果的であり、非常に信頼性が高く、かつ、経済的な手段により実現で きる。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1995年7月21日 【補正内容】 の第2の接触子は弁ピストン自身であり、同弁ピストンの中で、軸方向に摺動で きる金属製コンタクト部材が、リングの中に配置されている絶縁材製ガイドスリ ーブの中を案内され、圧力ばねによって賦勢され、該リングと該弁ピストンとの 間の電気接続を形成する。制御弁ハウジング中に設けられている2つのコンタク ト片に弁が接続され、前記弁ピストンと共働するコンタクト片は、該制御弁ハウ ジングの中で、圧力ばねに押されて前記弁ピストンに押しつけられている。ブレ ーキブースタの作用チャンバと真空源との間の連通が自由であるように、前記圧 力ばねは常に負荷されている。作動させられると、弁部材が前記リングから離さ れて、弁への動力供給は中断され、従って、作用チャンバと真空源との間の接続 が中断される。 EP 0 327 276に示されているブレーキブースタでは、弁素子のほ かにスイッチ装置が、制動警報照明を作動させるために設けられ、当接部材が該 弁素子により担持され、前記スイッチ装置は、該当接部材の運動に応答して弁素 子により作動させられる。該スイッチ装置を有する組立体は、サーボピストンを 収容する、ブレーキブースタのハウジングに固定されている。 DE 92 02 154 UIに開示されている自動車用空気圧ブレーキブ ースタは、第1のチャンバと第2のチャンバとを有するハウジングを備え、該第 1のチャンバと該第2のチャンバとは、可動な壁により互いに分離され、第1の 弁が、前記2つのチャンバの間に圧力差を発生させて可動な壁を動かせるために 、機械的作動部材により制御されるよう構成され、第2の弁が、前記2つのチャ ンバの間の前記圧力差を変化させるために電磁石で作動可能である。作動中のこ のブレーキブースタの安全性を改善するために、すなわち、前記第2の弁が意図 せずに作動させられて意図しない非常制動が引き起こされることを防止するため に、2つのチャンバを互いに接続する安全弁が設けられている。この安全弁は、 前記可動な壁が前記作動部材に対して、予め定められた距離より長く動かされる と、 これらのチャンバの間に少なくとも部分的に圧力補償を行う。 前記安全弁は弁座を有し、この弁座は、前記第1の弁の弁ハウジングの中に配 置されている。該弁ハウジングは、前記可動な壁に連結されて一緒に動かされ、 弁ハウジングは、弁座に向かって賦勢されている弁胴と共働する。弁胴は、前記 作動部材に固定されている当接部材の中を案内されることにより、予め定められ た距離だけ可動である。 JP 61 268560の要約に開示されている液圧ブレーキ装置は 、人 間の感覚にマッチするブレーキ操作を可能にしている。このことを達成するため に、入力センサが、ブレーキペダルにより作動させられる入力棒の軸方向の運動 を検出し、出力センサが、出力棒の軸方向の運動を検出する。微分回路が、前記 入力センサの出力信号を受取り、この信号を微分し、前記入力棒の移動速度信号 を形成する。2つのセンサと微分回路との出力信号は、論理回路に供給される。 該論理回路の出力信号は、制御弁に供給され、このことにより、同制御弁の開度 の調節が行われる。 この文献は、本発明による解決に対する何等の示唆も開示していない。何故な らば、この先行技術が問題とするところは、全く異なるからである。 JP 62 037261の要約は、小形で安価な、最大許容軽負荷(maximum allowable low load)のセンサの使用を開示している。この文献では、ブースタ 機構が、ブレーキペダルに作用する踏力を強めるために用いられる。同ブースタ 機構のボデーは、該ブレーキペダルと連動するよう連結され、入力検出装置が同 ボデーの中に設けられている。該検出装置は、押しプレートとプッシュロッドと の間に弾力的なボデーを有し、段状孔の、内径の大きい区間の中に収容され、圧 力伝達部材を、該押しプレスプレートの表面に軸方向に形成された、段状孔の外 側部分に結合し、このことにより、圧力伝達部材は、自由にスライド可能である 。該段状孔の中には、自由にスライドできるように圧力センサを収容するホルダ が 設けられており、圧力センサが、必要以上に負荷を受けないように、ばねが該ホ ルダと前記ボデーとの間に設けられている。 DE 33 46 140に開示されているバキュームブレーキブースタでは 、ブレーキペダルによって作動できるピストンロッドが制御弁ピストンに連接さ れ、同制御弁ピストンはリアクションディスクを介して押し棒に作用し、同押し 棒はマスターシリンダに連結されている。リアクションディスクは段状孔の中に 収容され、前記制御弁ピストンの自由端にはペダルが設けられ、このペダルは段 状部分の中に収容され、同段状部分は制御弁ピストンの軸方向可動範囲を制限す る。 EP 0 379 329に開示されているブレーキブースタでは、2つのタ ッチコンタクトを有するスイッチが、ブレーキブースタのハウジングの中に設け られている。ブレーキペダルにより軸方向に変位させられる作動部材が、横方向 に突出するバーを有し、このバーは、前記2つのコンタクトを橋絡し、従って、 【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1995年9月28日 【補正内容】 請求の範囲(補正) 1. − ブレーキペダルの作動運動をマスタブレーキシリンダに伝達するア クチュエータ(22)と、 − 該アクチュエータ(22)に配属され、2つの当接表面(90,9 2)の間に収容されることにより前記アクチュエータ(22)の軸方向作動運動 を制限する移動制限部材(80)とを備え、 − スイッチ手段(88)が移動制限部材(80)と、前記当接表面の うちの1つ(90)との共働により作動させられ、前記移動制限部材(80)が 一方の前記当接表面(90)に当接すると前記スイッチ手段が前記ブレーキブー スタの制御装置に信号を供給し、 − 前記アクチュエータ(22)が、非圧縮性流体と同様に挙動する部 材(60)に係合するよう構成されたディスク(70)に作用し、前記部材(6 0)には、前記ブレーキペダルにより発生させられる、前記アクチュエータ(2 2)の運動方向に対し反対の方向の液圧力が作用でき、前記液圧力が前記ディス ク(70)及び前記アクチュエータ(22)の反対方向運動を引き続き発生させ 、前記アクチュエータ(22)へ向かっての前記ディスク(70)の可動範囲が ストップ手段(72)により制限され、ブレーキペダルの倍力時最大可能速度が 所与の閾値を越える、電子制御式ブレーキブースタを有する自動車ブレーキ装置 において、 前記スイッチ手段(88)を前記移動制限部材(80)と共働して作動 させる前記当接表面のうちの1つ(90)からの前記ストップ手段(72)の距 離(A)が次のように定められることを、すなわち、前記ディスク(70)が前 記ストップ手段(72)に当接すると、前記アクチュエータ(22)に配当され ている前記移動制限部材(80)が前記当接表面の1つ(90)に対して、なお も、次のような距離を有するように定められることを、すなわち、前記スイッチ 手段(88)を作動させるために前記移動制限部材(80)が前記当接表面の1 つ(90)に向かってなお克服しなければならない距離(S)が存することを特 徴とする、電子制御式ブレーキブースタを有する自動車ブレーキ装置。 2. 前記ブレーキ装置により供給される前記液圧力により前記アクチュエー タ(22)又は前記ディスク(70)がリセットされることに起因して前記スイ ッチ手段(88)が誤って作動されることがないように、前記距離(S)が定め られていることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の、電子制御式ブレーキブ ースタを有する自動車ブレーキ装置。 3. 前記スイッチ手段(88)が前記移動制限部材(80)に取付けられて いることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の、電子制御式ブレーキブースタ を有する自動車ブレーキ装置。 4. 前記移動制限部材(80)を作動させる前記当接表面の1つ(90)と 共に前記スイッチ手段(88)が、前記アクチュエータ(22)と軸心を共有し て前記の他方の当接表面(92)に対して移動できることを特徴とする請求の範 囲第1項に記載の、電子制御式ブレーキブースタを有する自動車ブレーキ装置。 5. アンチロック制御モードによる作動により発生させられた圧力衝撃に起 因して前記スイッチ手段(88)が誤って作動することが排除されるように前記 距離(S)が定められ、前記圧力衝撃が、ブレーキペダルにより発生させられる 力の向きとは逆の向きに向いており、前記圧力衝撃が、前記アクチュエータ(2 2)側に配置されている前記移動制限部材(80)と、同移動制限部材(80) と共働して前記スイッチ手段(88)を作動させる前記当接表面(90)との間 の相対運動を生ぜしめることを特徴とする請求の範囲第1項ないし第4項のうち のいずれかに記載の、電子制御式ブレーキブースタを有する自動車ブレーキ装置 。 6. 前記アクチュエータ(22)に作用する、ばね部材(54,68)のば ね力が、前記ブレーキペダルに作用する力が存在しない場合に前記アクチュエー タ(22)が作動位置から、前記スイッチ手段(88)が信号を供給する非作動 位置に戻るように定められることを特徴とする請求の範囲第1項ないし第5項の うちのいずれかに記載の、電子制御式ブレーキブースタを有する自動車ブレーキ 装置。 7. 前記自動車ブレーキ装置中において最大の制動圧増強作動が、まず初め に開始され、前記スイッチ手段(88)により供給された信号が次いで評価され 、この評価は、前記ブレーキブースタ(10)が、時間遅延無しに、その通常の 制動圧増強作動に戻されるように行われることを特徴とする請求の範囲第1項な いし第6項のうちのいずれかに記載の、電子制御式ブレーキブースタを有する自 動車ブレーキ装置。 8. 前記移動制限部材(80)が、前記移動制限部材(80)に取外し可能 に取付けられていることを特徴とする請求の範囲第1項ないし第7項のうちのい ずれかに記載の、電子制御式ブレーキブースタを有する自動車ブレーキ装置。 9. 前記スイッチ手段(88)が、前記移動制限部材(80)に取外し可能 に取付けられていることを特徴とする請求の範囲第1項ないし第8項のうちのい ずれかに記載の、電子制御式ブレーキブースタを有する自動車ブレーキ装置。 10. 前記スイッチ手段(88)が、前記当接表面の1つ(90)に配置さ れていることを特徴とする請求の範囲第1項ないし第9項のうちのいずれかに記 載の、電子制御式ブレーキブースタを有する自動車ブレーキ装置。 11. − 制動作動の後に前記ブレーキペダルが解放されると、前記スイッ チ手段(88)が第1の状態に切換えられ、前記第1の状態において、前記スイ ッチ手段(88)が、前記ブレーキブースタの電子制御装置に信号を、制動圧増 強を低減又は終了するために供給し、その際、 − 前記スイッチ(88)が、ブレーキが作動させられると第2の状 態に切換えられ、前記第2の状態においては、前記スイッチ(88)が制動圧増 強作動を終了する信号を供給せず、かつ、前記スイッチ(88)の機能が監視さ れ、 前記スイッチ(88)が、前記2つの状態を調節する可動部分(140)を有 し、前記可動部分(140)が前記ブレーキブースタ(10)の前記ハウジング (12)に対して定置された部材(142)と、前記ブレーキブースタ(10) の前記ハウジング(12)に対して可動な部材(42,90)との何れによって も動かされ得ることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の、電子制御式ブレー キブースタを有する自動車ブレーキ装置。 12. − 第2のアクチュエータ(22)にブレーキペダルの作動運動(P )を伝達するために同第2のアクチュエータ(22)に連結された第1のアクチ ュエータ(250)と、 − ブレーキブースタ(10)の制御装置に供給される信号を発生さ せるための信号発生手段(224)と、 − 前記信号発生手段(224)と共働し、かつ、前記ブレーキペダ ルが作動運動すると信号発生手段(224)に作用するトリガ手段(218)と を備え、 前記第2のアクチュエータ(22)が前記運動(P)をマスタブレーキシリン ダに伝達し、前記信号発生手段(224)が、前記第1のアクチュエータ(25 0)を前記第2のアクチュエータ(22)に連結する領域(200)の中に配置 された、電子制御式ブレーキブースタを有する自動車ブレーキ装置において、 前記トリガ手段(218)がキャリヤ(210)に取付けられ、前記キ ャリヤ(210)が前記作動運動(P)の向きに距離(S)だけ可動であり、前 記距離(S)が、前記信号発生手段(224)を作動させるために必要な、前記 作動運動(P)の行程より大きいことを特徴とする、電子制御式ブレーキブース タを有する自動車ブレーキ装置。 13. 前記第1のアクチュエータ(250)が前記第2のアクチュエータ( 22)にフォークジョイントを介して連結され、前記フォークジョイントに横方 向ピン(206)が設けられ、前記ブレーキペダルの作動運動が前記第1のアク チュエータ(250)に、空いた経路(S)を通らせ、前記アクチュエータ(2 50)がこのように前記空いた経路(S)を通る間、作動運動(P)が前記第2 のアクチュエータ(22)に伝達されず、かつ、前記信号発生手段(224)の 作動が前記トリガ手段(218)により実現されるように前記横方向ピン(20 6)が前記第1のアクチュエータ(250)を前記第2のアクチュエータ(22 )にジョイント結合させたことを特徴とする請求の範囲第1項ないし第12項の うちの何れかに記載の、電子制御式ブレーキブースタを有する自動車ブレーキ装 置。 14. 前記キャリヤ(210)が、前記ブレーキペダルの前記作動運動(P )に対抗して弾性的に押されていることを特徴とする請求の範囲第1項ないし第 13項のうちの何れかに記載の、電子制御式ブレーキブースタを有する自動車ブ レーキ装置。 15. 前記キャリヤ(210)が、長手方向に動けるように、フォークジョ イント(200)に接触して案内されていることを特徴とする請求の範囲第1項 ないし第14項の何れかに記載の、電子制御式ブレーキブースタを有する自動車 ブレーキ装置。 16. 前記信号発生手段(224)が2つのスイッチ素子を有し、前記スイ ッチ素子が前記ブレーキブースタ(10)の制御手段に冗長な信号を供給するこ とを特徴とする請求の範囲第1項ないし第15項の何れかに記載の、電子制御式 ブレーキブースタを有する自動車ブレーキ装置。 17. 前記キャリヤ(210)が前記フォークジョイント(200)に収容 されていることを特徴とする請求の範囲第1項ないし第16項の何れかに記載の 、 電子制御式ブレーキブースタを有する自動車ブレーキ装置。 18. − 第2のアクチュエータ(360)にブレーキペダルの作動運動( P)を伝達するために同第2のアクチュエータ(360)に接続された第1のア クチュエータ(350)と、 − ブレーキブースタ(10)の制御手段に供給される信号を発生さ せるために前記第1のアクチュエータ(350)と前記第2のアクチュエータ( 360)との間に配置された信号発生手段(365)とを備え、 前記第2のアクチュエータ(360)が前記作動運動(P)をマスタブレーキ シリンダに伝達し、 前記信号発生手段(365)が、前記第1のアクチュエータ(350)と前記 第2のアクチュエータ(360)との間の相対運動によりトリガされる、ブレー キペダルの倍力時最大可能速度が所与の閾値を越える電子制御式ブレーキブース タを有する自動車ブレーキ装置において、 − 前記信号発生手段(365)が前記第1のアクチュエータ(35 0)と前記第2のアクチュエータ(360)との間に配置され、導電性プレート (374)を有し、前記導電性プレート(374)が、導電性ピン(368)に 隣接して取付けられ、前記導電性ピン(368)が、自身が前記プレート(37 4)に接触すると前記信号を供給し、前記ピン(368)の端部(373)が前 記プレート(374)に面し、非作動位置において、前記プレート(374)か ら予め定められた距離Tを有することを特徴とする、電子制御式ブレーキブース タを有する自動車ブレーキ装置。 19. − 前記ピン(368)が、ヘッド部分(366)を有し、スリーブ (362)の中に収容され、 − 前記ヘッド部分(366)が、ばね部材(370)により弾性的 に賦勢されていることを特徴とする請求の範囲第18項に記載の、電子制御式ブ レーキブースタを有する自動車ブレーキ装置。 20. 前記スリーブ(362)が、中で軸方向にスライド可能であるように 管(376)の中に収容され、前記管(376)の端部であり前記プレート(3 74)に面する端部が、前記スリーブ(362)を越えて距離(T1)だけ延び ており、前記ピン(373)の前記端面が、自己の非作動位置において、前記ス リーブ(362)と同一平面中に位置することを特徴とする請求の範囲第19項 に記載の、電子制御式ブレーキブースタを有する自動車ブレーキ装置。 21. 前記第1のアクチュエータ(350)が、距離T1だけ軸方向に動く と、前記ピン(373)の、前記プレート(374)に面する端面に前記プレー ト(374)が接触し、前記信号がトリガされ、 前記アクチュエータ(350)が、更に軸方向に距離(T−T1)だけ 動かされると、前記スリーブ(362)が前記プレート(374)に接触し、前 記プレート(374)が、前記第2のアクチュエータ(360)に対し強制的に 押しつけられ、その際、前記スリーブ(362)中の前記コンタクト部材(36 5)が前記第1のアクチュエータ(350)に向かって後退することを特徴とす る請求の範囲第18項に記載の、電子制御式ブレーキブースタを有する自動車ブ レーキ装置。 22. 前記コンタクト部材(365)の前記ピン(368)が、前記スリー ブ(362)の中に組込まれることによって電気的に絶縁されることを特徴とす る請求の範囲第21項に記載の、電子制御式ブレーキブースタを有する自動車ブ レーキ装置。 23. コンタクト片(380)が前記コンタクト部材(365)の前記ヘッ ドに設けられ、前記第1のアクチュエータ(350)が軸方向に距離Uだけ動く と、前記コンタクト部材(365)が前記信号をトリガすることを特徴とする請 求の範囲第22項に記載の、電子制御式ブレーキブースタを有する自動車ブレー キ装置。 24. トリガ部材(386)が、前記コンタクト片(380)と前記第1の アクチュエータ(350)との間に設けられて前記第1のアクチュエータ(35 0)に対してばね部材(382,384)により弾性的に賦勢され、非作動位置 で、前記コンタクト片(380)から距離(U)だけ離れて位置することを特徴 とする請求の範囲第23項に記載の、電子制御式ブレーキブースタを有する自動 車ブレーキ装置。 25. 前記コンタクト片(380)が、前記ヘッド部分(366)から電気 的に絶縁されるように取付けられていることを特徴とする請求の範囲第24項に 記載の、電子制御式ブレーキブースタを有する自動車ブレーキ装置。 26. 前記第1のアクチュエータ(350)が作動位置から非作動位置に戻 ると前記コンタクト片(380)と前記トリガ部材(386)とが解放されてか ら前記ピン(368)が前記プレート(374)から解放されるように、前記コ ンタクト片(380)と前記トリガ部材(386)との間の距離(U)と、前記 トリガ部材(386)と前記コンタクト片(380)との間に配置されているば ね部材(382,384)と、前記ピン(386)と前記プレート(374)と の間の距離(T)と、前記ヘッド部分(366)と前記段状孔(364)との間 のばね部材とが定められていることを特徴とする請求の範囲第24項に記載の、 電子制御式ブレーキブースタを有する自動車ブレーキ装置。 27. 前記プレート(374)が、前記ブレーキブースタのハウジングに対 して電気的に絶縁されていることを特徴とする請求の範囲第18項に記載の、電 子制御式ブレーキブースタを有する自動車ブレーキ装置。 28. 前記信号発生手段(365)が、前記スリーブ(362)の中に収容 され、前記信号発生手段(365)の運動の方向においてばね部材(370)に より弾性的に前記第1のアクチュエータ(350)に向かって賦勢され、前記第 1のアクチュエータ(350)が、前記信号発生手段(365)による信号をト リガする前に第1の距離(X)を克服し、前記スリーブ(362)の当接表面( 382)に当接する前に距離(X)より大きい全距離(Y)を克服できることを 特徴とすることを特徴とする請求の範囲第18項に記載の、電子制御式ブレーキ ブースタを有する自動車ブレーキ装置。 29. 前記信号発生手段(365)が、前記スリーブ(362)の孔(36 4)の中に収容されて電気的に絶縁され、ばね部材(370)により賦勢されて 突出部に押しつけられていることを特徴とする請求の範囲第28項に記載の、電 子制御式ブレーキブースタを有する自動車ブレーキ装置。 30. 前記第1のアクチュエータ(350)が、ばね部材(370)により 前記スリーブ(362)に対し弾性的に支持されていることを特徴とする請求の 範囲第28項に記載の、電子制御式ブレーキブースタを有する自動車ブレーキ装 置。 31. 前記プレート(374)に少なくとも2つのコンタクト領域(411 a,411b)が設けられ、前記コンタクト領域(411a,411b)が電気 的に互いに対し絶縁され、前記ピン(368)が作動位置において前記プレート (374)に接触して少なくとも2つの前記コンタクト領域(411a,411 b)を橋絡するように前記コンタクト領域(411a,411b)が設けられ信 号を前記電子制御装置に供給するためにこれらコンタクト領域(411a,41 1b)が前記電子制御装置に機能上、接続されていることを特徴とする請求の範 囲第18項に記載の、電子制御式ブレーキブースタを有する自動車ブレーキ装置 。 32. 少なくとも2つの異なる信号発生手段(380,368)の信号が、 前記電子制御装置の中での信号発生のために用いられることを特徴とする請求の 範囲第18項ないし第31項のうちのいずれかに記載の、電子制御式ブレーキブ ースタを有する自動車ブレーキ装置。 33. 第1の信号発生手段(380)からの第1の信号と、第2の信号発生 手段(368)からの第2の信号とが、前記ブレーキ装置の作動モードを検出及 び識別するために用いられることを特徴とする請求の範囲第32項に記載の、電 子制御式ブレーキブースタを有する自動車ブレーキ装置。 34. 前記ブレーキペダルの踏み下げ及び解放の動的特性が、前記第1の信 号発生手段(380)及び前記第2の信号発生手段(368)からの信号が発生 する順序から決定され、この信号が、ばね部材(370)の特性に応じて、更に 、センサ手段と、前記作動手段との間の距離に応じて、また、前記ブレーキペダ ルが踏み下げられる、及び、又は解放される力及び、又は速度にも応じて発生す ることを特徴とする請求の範囲第33項に記載の、電子制御式ブレーキブースタ を有する自動車ブレーキ装置。 35. 第1の信号発生手段(380)からの第1の信号と、第2の信号発生 手段(368)からの第2の信号との間の、予め定められた長さの時間遅れが、 前記電子制御装置に自動制動シーケンスを開始させるために用いられることを特 徴とする請求の範囲第32項に記載の、電子制御式ブレーキブースタを有する自 動車ブレーキ装置。 36. 第1の信号発生手段(380)又は第2の信号発生手段(368)に よる信号発生を生ぜしめる圧縮、すなわち、前記ばね部材(370,382)の うちの少なくとも1つのばね部材の圧縮が、自動制動シーケンスを開始させるた めに前記電子制御装置を作動させる閾値として用いられるようにばね部材(37 0,382)の特性が定められることを特徴とする請求の範囲第32項に記載の 、電子制御式ブレーキブースタを有する自動車ブレーキ装置。 37. − 前記スリーブ(362)が、段状孔(364)を有し、 − 前記ヘッド部分(366)が、ばね部材(370)により弾性的 に賦勢されて、前記段状孔(364)の段に押しつけられていることを特徴とす る請求の範囲第19項に記載の、電子制御式ブレーキブースタを有する自動車ブ レーキ装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 P4400688.8 (32)優先日 1994年1月12日 (33)優先権主張国 ドイツ(DE) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),JP,KR,US (72)発明者 ミヘルス,エルヴィン ドイツ連邦共和国、56829 カイル、ブル ンネンシュトラーセ 3 (72)発明者 コールト,イェンス‐ペーター ドイツ連邦共和国、56075 コブレンツ、 リヒャルト―ヴァーグナー―シュトラーセ 7 (72)発明者 ディーリンガー,ヴェルナー ドイツ連邦共和国、56179 ファレンダー、 ウルバーラー・シュトラーセ 2 (72)発明者 モーア,クルト ドイツ連邦共和国、56283 ハルゼンバッ ハ‐エーア、イム・ホーフ 3

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. − ブレーキペダルの作動運動をマスタブレーキシリンダに伝達するア クチュエータ(22)と、 − 該アクチュエータ(22)に配属され、2つの当接表面(90,9 2)の間に収容されることにより前記アクチュエータ(22)の軸方向作動運動 を制限する移動制限部材(80)とを備え、電子制御式ブレーキブースタ(10 )を有する自動車ブレーキ装置において、 − スイッチ手段(88)が移動制限部材(80)と、前記当接表面の うちの1つ(90)との共働により作動させられ、前記移動制限部材(80)が 一方の前記当接表面(90)に当接すると、前記スイッチ手段が前記ブレーキブ ースタの制御装置に信号を供給することを特徴とする、電子制御式ブレーキブー スタを有する自動車ブレーキ装置。 2. 非圧縮性流体と同様に挙動する部材(60)に係合するよう構成された ディスク(70)に前記アクチュエータ(22)が作用し、前記部材(60)に は、前記ブレーキペダルにより発生させられる、前記アクチュエータ(22)の 運動方向に対し反対の方向の液圧力が作用でき、前記液圧力が前記ディスク(7 0)及び前記アクチュエータ(22)の反対方向運動を引続き発生させ、前記ア クチュエータ(22)へ向かっての前記ディスク(70)の可動範囲がストップ 手段(72)により制限され、前記スイッチ手段(88)を前記移動制限部材( 80)と共働して作動させる前記当接表面(90)からの前記ストップ手段(7 2)の距離(A)が次のように定められることを、すなわち、前記ディスク(7 0)が前記ストップ手段(72)に当接すると、前記アクチュエータ(22)に 配当されている前記移動制限部材(80)が前記当接表面(90)に対して、な おも、次のような距離を有するように定められることを、すなわち、前記スイッ チ手段(88)を作動させるために前記移動制限部材(80)が前記当接表面 (90)に向かってなお克服しなければならない距離(S)が存することを特徴 とする請求の範囲第1項に記載の、電子制御式ブレーキブースタを有する自動車 ブレーキ装置。 3. 前記ブレーキ装置により供給される前記液圧力により前記アクチュエー タ(22)又は前記ディスク(72)がリセットされることに起因して前記スイ ッチ手段(88)が誤って作動されることがないように、前記距離(S)が定め られていることを特徴とする請求の範囲第2項に記載の、電子制御式ブレーキブ ースタを有する自動車ブレーキ装置。 4. 前記スイッチ手段(88)が前記移動制限部材(80)に取付けられて いることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の、電子制御式ブレーキブースタ を有する自動車ブレーキ装置。 5. 前記移動制限部材(80)を作動させる前記当接表面(90)と共に前 記スイッチ手段(88)が、前記アクチュエータ(22)と軸心を共有して他方 の当接表面(92)に対して移動できることを特徴とする請求の範囲第1項に記 載の、電子制御式ブレーキブースタを有する自動車ブレーキ装置。 6. アンチロック制御モードによる作動により発生させられた圧力衝撃に起 因して前記スイッチ手段(88)が誤って作動することが排除されるように前記 距離(S)が定められ、前記圧力衝撃が、ブレーキペダルにより発生させられる 力の向きとは逆の向きに向いており、前記圧力衝撃が、前記アクチュエータ(2 2)側に配置されている前記移動制限部材(80)と、同移動制限部材(80) と共働して前記スイッチ手段(88)を作動させる前記当接表面(90)との間 の相対運動を生ぜしめることを特徴とする請求の範囲第2項ないし第5項のうち のいずれかに記載の、電子制御式ブレーキブースタを有する自動車ブレーキ装置 。 7. 前記アクチュエータ(22)に作用する、ばね部材(54,68)のば ね力が、前記ブレーキペダルに作用する力が存在しない場合に前記アクチュエー タ(22)が作動位置から、前記スイッチ手段(88)が信号を供給する非作動 位置に戻るように定められることを特徴とする請求の範囲第1項ないし第6項の うちのいずれかに記載の、電子制御式ブレーキブースタを有する自動車ブレーキ 装置。 8. 前記自動車ブレーキ装置中において最大の制動圧増強作動が、まず初め に開始され、前記スイッチ手段(88)により供給された信号が次いで評価され 、この評価は、前記ブレーキブースタ(10)が、時間遅延無しに、その通常の 制動圧増強作動に戻されるように行われることを特徴とする請求の範囲第1項な いし第7項のうちのいずれかに記載の、電子制御式ブレーキブースタを有する自 動車ブレーキ装置。 9. 前記移動制限部材(80)が、前記アクチュエータ(22)を抱込むク ランピング部材であることを特徴とする請求の範囲第1項ないし第8項のうちの いずれかに記載の、電子制御式ブレーキブースタを有する自動車ブレーキ装置。 10. 前記スイッチ手段(88)が、前記移動制限部材(80)に取外し可 能に取付けられていることを特徴とする請求の範囲第1項ないし第9項のうちの いずれかに記載の、電子制御式ブレーキブースタを有する自動車ブレーキ装置。 11. 前記スイッチ手段(88)が、前記当接表面(90)に配置されてい ることを特徴とする請求の範囲第1項ないし第9項のうちのいずれか1つの項に 記載の、電子制御式ブレーキブースタを有する自動車ブレーキ装置。 12. アクチュエータ(22)を具備し、ブレーキペダルが作動されると前 記アクチュエータ(22)がブレーキブースタにより制動圧増強をトリガし、制 動動作の後に前記ブレーキペダルが解放されると、前記アクチュエータ(22) が電気スイッチ(88)を第1の状態に切換え、前記第1の状態において前記電 気スイッチ(88)が、前記ブレーキブースタの電子制御装置に信号を、制動圧 増強を低減又は終了するために供給する、電子制御式ブレーキブースタを有する 自動車ブレーキ装置において、 前記スイッチ(88)が、ブレーキが作動させられると第2の状態に切 換えられ、前記第2の状態においては、前記スイッチ(88)が制動圧増強作動 を終了する信号を供給せず、かつ、前記スイッチ(88)の機能が監視されるこ とを特徴とする、電子制御式ブレーキブースタを有する自動車ブレーキ装置。 13. 前記スイッチ(88)が、前記2つの状態を調節する可動部分(14 0)を有し、前記可動部分(140)が、前記ブレーキブースタ(10)の前記 ハウジング(12)に対して定置された部材(142)と、前記ブレーキブース タ(10)の前記ハウジング(12)に対して可動な部材(42,90)との何 れによっても動かされ得ることを特徴とする請求の範囲第12項に記載の、電子 制御式ブレーキブースタを有する自動車ブレーキ装置。 14. − 第2のアクチュエータ(22)にブレーキペダルの作動運動(P )を伝達するために同第2のアクチュエータ(22)に連結された第1のアクチ ュエータ(250)と、 − ブレーキブースタ(10)の制御装置に供給される信号を発生さ せるための信号発生手段(224)と、 − 前記信号発生手段(224)と共働し、かつ、前記ブレーキペダ ルが作動運動すると信号発生手段(224)に作用するトリガ手段(218)と を備え、 前記第2のアクチュエータ(22)が前記運動(P)をマスターブレー キシリンダに伝達し、前記信号発生手段(224)が、前記第1のアクチュエー タ(250)を前記第2のアクチュエータ(22)に連結する領域(200)の 中に配置された、電子制御式ブレーキブースタを有する自動車ブレーキ装置にお いて、 前記トリガ手段(218)がキャリヤ(210)に取付けられ、前記キ ャリヤ(210)が前記作動運動(P)の向きに距離(S)だけ可動であり、前 記距離(S)が、前記信号発生手段(224)を作動させるために必要な、前記 作動運動(P)の行程より大きいことを特徴とする、電子制御式ブレーキブース タを有する自動車ブレーキ装置。 15. 前記第1のアクチュエータ(250)が前記第2のアクチュエータ( 22)にフォークジョイントを介して連結され、前記フォークジョイントに横方 向ピン(206)が設けられ、前記ブレーキペダルの作動運動が前記第1のアク チュエータ(250)に、空いた経路(SL)を通らせ、前記空いた経路(SL )が前記距離(S)より大きく、前記アクチュエータ(250)がこのように前 記空いた経路(SL)を通る間、作動運動(P)が前記第2のアクチュエータ( 22)に伝達されず、かつ、前記信号発生手段(224)の作動が、前記トリガ 手段(218)により実現されるように、前記横方向ピン(206)が前記第1 のアクチュエータ(250)を前記第2のアクチュエータ(22)にジョイント 結合させたことを特徴とする請求の範囲第1項ないし第14項のうちの何れかに 記載の、電子制御式ブレーキブースタを有する自動車ブレーキ装置。 16. 前記キャリヤ(210)が、前記ブレーキペダルの前記作動運動(P に対抗して弾性的に押されていることを特徴とする請求の範囲第1項ないし第1 5項のうちの何れかに記載の、電子制御式ブレーキブースタを有する自動車ブレ ーキ装置。 17. 前記キャリヤ(210)が、長手方向に動けるように、フォークジョ イント(200)に接触して案内されていることを特徴とする請求の範囲第1項 ないし第16項の何れかに記載の、電子制御式ブレーキブースタを有する自動車 ブレーキ装置。 18. 前記信号発生手段(224)が2つのスイッチ素子を有し、前記スイ ッチ素子が前記ブレーキブースタ(10)の制御手段に冗長な信号を供給するこ とを特徴とする請求の範囲第1項ないし第17項の何れかに記載の、電子制御式 ブレーキブースタを有する自動車ブレーキ装置。 19. 前記キャリヤ(210)が前記フォークジョイント(200)に収容 されていることを特徴とする請求の範囲第1項ないし第18項の何れかに記載の 、電子制御式ブレーキブースタを有する自動車ブレーキ装置。 20. − 第2のアクチュエータ(360)にブレーキペダルの作動運動( P)を伝達するために同第2のアクチュエータ(360)に接続された第1のア クチュエータ(350)と、 − ブレーキブースタ(10)の制御手段に供給される信号を発生さ せるために前記第1のアクチュエータ(350)と前記第2のアクチュエータ( 360)との間に配置された信号発生手段(365)とを備え、 前記第2のアクチュエータ(360)が、前記作動運動(P)をマスタ ブレーキシリンダに伝達し、前記信号発生手段(365)が、前記第1のアクチ ュエータ(350)と、前記ブレーキブースタのハウジングとの間の相対運動に よりトリガされることを特徴とする、電子制御式ブレーキブースタを有する自動 車ブレーキ装置。 21. 前記信号発生手段がコンタクト部材を有し、同コンタクト部材が、プ レートに接触すると信号を供給することを特徴とする請求の範囲第20項に記載 の、電子制御式ブレーキブースタを有する自動車ブレーキ装置。 22. − 前記コンタクト部材が、ヘッド部分を有するピンを備え、前記コ ンタクト部材が、段状孔を有するスリーブに収容され、 − 前記ヘッド部分が、前記段状孔の段に対してばね部材により弾性 的に賦勢されており、 − 前記プレートに面する、前記ピンの端面が、非作動位置において 、前記プレートから予め定められた距離Tを有することを特徴とする請求の範囲 第 21項に記載の、電子制御式ブレーキブースタを有する自動車ブレーキ装置。 23. 前記スリーブが、中で軸方向にスライド可能であるように管の中に収 容され、前記管の端部であり前記プレートに面する端部が、前記スリーブを越え て距離T1だけ延びており、前記ピンの前記端面が、自己の非作動位置において 、前記スリーブと同一平面中に位置することを特徴とする請求の範囲第22項に 記載の、電子制御式ブレーキブースタを有する自動車ブレーキ装置。 24. 前記第1のアクチュエータが、距離T1だけ軸方向に動くと、前記ピ ンの、前記プレートに面する端面に前記プレートが接触し、信号がトリガされ、 前記アクチュエータが、更に軸方向に距離T−T1だけ動かされると、 前記スリーブが前記プレートに接触し、前記プレートが前記第2のアクチュエー タに対し強制的に押しつけられ、その際、前記スリーブ中の前記コンタクト部材 が前記第1のアクチュエータに向かって後退することを特徴とする請求の範囲第 23項に記載の、電子制御式ブレーキブースタを有する自動車ブレーキ装置。 25. 前記コンタクト部材の前記ピンが、前記スリーブの中に組込まれるこ とによって電気的に絶縁されることを特徴とする請求の範囲第24項に記載の、 電子制御式ブレーキブースタを有する自動車ブレーキ装置。 26. コンタクト片が前記コンタクト部材の前記ヘッドに設けられ、前記第 1のアクチュエータが軸方向に距離Uだけ動くと、前記コンタクト部材が信号を トリガすることを特徴とする請求の範囲第22項に記載の、電子制御式ブレーキ ブースタを有する自動車ブレーキ装置。 27. トリガ部材が、前記コンタクト片と前記第1のアクチュエータとの間 に設けられて前記第1のアクチュエータに対してばね部材により弾性的に賦勢さ れ、非作動位置で、前記コンタクト片から距離Uだけ離れて位置することを特徴 とする請求の範囲第26項に記載の、電子制御式ブレーキブースタを有する自動 車ブレーキ装置。 28. 前記コンタクト片が、前記ヘッド部分から電気的に絶縁されるように 取付けられていることを特徴とする請求の範囲第27項に記載の、電子制御式ブ レーキブースタを有する自動車ブレーキ装置。 29. 前記アクチュエータが作動位置から非作動位置に戻ると前記コンタク ト片と前記トリガ部材とが解放されてから前記ピンが前記プレートから解放され るように、前記コンタクト片と前記トリガ部材との間の距離Uと、前記トリガ部 材と前記コンタクト片との間に配置されているばね部材と、前記ピンと前記プレ ートとの間の距離Tと、前記ヘッド部分と前記段状孔との間のばね部材とが定め られていることを特徴とする請求の範囲第27項に記載の、電子制御式ブレーキ ブースタを有する自動車ブレーキ装置。 30. 前記プレートが、前記ブレーキブースタのハウジングに対して電気的 に絶縁されていることを特徴とする請求の範囲第21項に記載の、電子制御式ブ レーキブースタを有する自動車ブレーキ装置。 31. 前記信号発生手段(365)が、前記スリーブの中に収容され、前記 信号発生手段(365)の運動の方向においてばね部材により弾性的に前記第1 のアクチュエータに向かって賦勢され、前記第1のアクチュエータが、前記信号 発生手段(365)による信号をトリガする前に第1の距離Xを克服し、前記ス リーブの当接表面に当接する前に距離Xより大きい全距離Yを克服できることを 特徴とする請求の範囲第20項に記載の、電子制御式ブレーキブースタを有する 自動車ブレーキ装置。 32. 前記信号発生手段(365)が、前記スリーブの孔の中に収容されて 電気的に絶縁され、ばね部材により賦勢されて突出部に押しつけられていること を特徴とする請求の範囲第31項に記載の、電子制御式ブレーキブースタを有す る自動車ブレーキ装置。 33. 前記第1のアクチュエータが、ばね部材により前記スリーブに対し弾 性的に支持されていることを特徴とする請求の範囲第31項に記載の、電子制御 式ブレーキブースタを有する自動車ブレーキ装置。 34. 前記プレートに少なくとも2つのコンタクト領域が設けられ、前記コ ンタクト領域が、電気的に互いに対し絶縁され、導電性の前記ピンが作動位置に おいて前記プレートに接触して少なくとも2つの前記コンタクト領域を橋絡する ように前記コンタクト領域が設けられ信号を前記電子制御装置に供給するために これらコンタクト領域が前記電子制御装置に機能上、接続されていることを特徴 とする請求の範囲第22項に記載の、電子制御式ブレーキブースタを有する自動 車ブレーキ装置。 35. 少なくとも2つの異なる信号発生手段の信号が、制御手段の中での信 号発生のために用いられることを特徴とする請求の範囲第1項ないし第34項の うちのいずれかに記載の、電子制御式ブレーキブースタを有する自動車ブレーキ 装置。 36. 第1の信号発生手段からの第1の信号と、第2の信号発生手段からの 第2の信号とが、前記ブレーキ装置の作動モードを検出及び識別するために用い られることを特徴とする請求の範囲第35項に記載の、電子制御式ブレーキブー スタを有する自動車ブレーキ装置。 37. 前記ブレーキペダルの踏み下げ及び解放の動的特性が、前記第1の信 号発生手段及び前記第2の信号発生手段からの信号が発生する順序から決定され 、この信号が、ばね部材の特性に応じて、更に、センサ手段と、同センサ手段の ための作動手段との間の距離に応じて、また、前記ブレーキペダルが踏み下げら れる、及び、又は解放される力及び、又は速度にも応じて発生することを特徴と する請求の範囲第36項に記載の、電子制御式ブレーキブースタを有する自動車 ブレーキ装置。 38. 第1の信号発生手段からの第1の信号と、第2の信号発生手段からの 第2の信号との間の、予め定められた長さの時間遅れが、前記電子制御装置に自 動制動を開始させるために用いられることを特徴とする請求の範囲第35項に記 載の、電子制御式ブレーキブースタを有する自動車ブレーキ装置。 39. 第1の信号発生手段又は第2の信号発生手段による信号供給を生ぜし める圧縮、すなわち、前記ばね部材のうちの少なくとも1つのばね部材の圧縮が 、自動制動を開始させるために前記電子制御装置を作動させる閾値として用いら れるようにばね部材の特性が定められることを特徴とする請求の範囲第35項に 記載の、電子制御式ブレーキブースタを有する自動車ブレーキ装置。
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