JPH06102423B2 - スリツプ制御用ブレーキ装置 - Google Patents
スリツプ制御用ブレーキ装置Info
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- JPH06102423B2 JPH06102423B2 JP60103637A JP10363785A JPH06102423B2 JP H06102423 B2 JPH06102423 B2 JP H06102423B2 JP 60103637 A JP60103637 A JP 60103637A JP 10363785 A JP10363785 A JP 10363785A JP H06102423 B2 JPH06102423 B2 JP H06102423B2
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- slip control
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- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60T—VEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
- B60T8/00—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
- B60T8/32—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration
- B60T8/88—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration with failure responsive means, i.e. means for detecting and indicating faulty operation of the speed responsive control means
- B60T8/92—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration with failure responsive means, i.e. means for detecting and indicating faulty operation of the speed responsive control means automatically taking corrective action
- B60T8/94—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration with failure responsive means, i.e. means for detecting and indicating faulty operation of the speed responsive control means automatically taking corrective action on a fluid pressure regulator
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- B60T13/00—Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems
- B60T13/10—Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems with fluid assistance, drive, or release
- B60T13/12—Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems with fluid assistance, drive, or release the fluid being liquid
- B60T13/14—Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems with fluid assistance, drive, or release the fluid being liquid using accumulators or reservoirs fed by pumps
- B60T13/142—Systems with master cylinder
- B60T13/145—Master cylinder integrated or hydraulically coupled with booster
- B60T13/146—Part of the system directly actuated by booster pressure
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- B60T8/885—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration with failure responsive means, i.e. means for detecting and indicating faulty operation of the speed responsive control means using electrical circuitry
Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は自動車に使用されるスリップ制御用ブレーキ
装置に関し、特に制御が行われている時，制御弁を介し
て動圧流体回路からに圧力流体が適切に供給される少な
くとも１つの静圧流体回路及びマスタシリンダと、上記
静圧流体回路に動的制御された圧力流体が流入する時，
マスタシリンダピストンを所定位置に維持するブレーキ
ペダル力に抗して戻すことのできる位置決め手段を備え
たブレー圧力発生装置とを具備するスリップ制御用ブレ
ーキ装置に関する。
装置に関し、特に制御が行われている時，制御弁を介し
て動圧流体回路からに圧力流体が適切に供給される少な
くとも１つの静圧流体回路及びマスタシリンダと、上記
静圧流体回路に動的制御された圧力流体が流入する時，
マスタシリンダピストンを所定位置に維持するブレーキ
ペダル力に抗して戻すことのできる位置決め手段を備え
たブレー圧力発生装置とを具備するスリップ制御用ブレ
ーキ装置に関する。
［従来の技術］ スリップ制御付きブレーキ装置の作動状態を監視するこ
とは、安全性を確保するために特に重要である。何故な
らばエラーの種類又はブレーキ装置に応じてスリップ制
御が部分的に又は全体的に停止するような故障が発生し
た場合であっても少なくとも自動車をスリップ制御する
ことなく減速できる能力を確保することが必要だからで
ある。ブレーキスリップ制御装置に故障が生じると、通
常はブレーキを完全に作動させてもホイールブレーキ内
のブレーキ圧は全て排除されてしまうことになり、この
ような状態は１個又は複数の自動車ホイールがロックさ
れることよりももっと危険なことだからである。
とは、安全性を確保するために特に重要である。何故な
らばエラーの種類又はブレーキ装置に応じてスリップ制
御が部分的に又は全体的に停止するような故障が発生し
た場合であっても少なくとも自動車をスリップ制御する
ことなく減速できる能力を確保することが必要だからで
ある。ブレーキスリップ制御装置に故障が生じると、通
常はブレーキを完全に作動させてもホイールブレーキ内
のブレーキ圧は全て排除されてしまうことになり、この
ような状態は１個又は複数の自動車ホイールがロックさ
れることよりももっと危険なことだからである。
アンチロック制御付きブレーキ回路に使用されるドイツ
特許出願公告公報、第2411173号に記載されている従来
の監視装置においては、補助圧力源の圧力を監視しその
圧力が低下すると既に開始されているブレーキ動作の終
了後，直ちにブレーキスリップの制御が停止されるよう
になっている。
特許出願公告公報、第2411173号に記載されている従来
の監視装置においては、補助圧力源の圧力を監視しその
圧力が低下すると既に開始されているブレーキ動作の終
了後，直ちにブレーキスリップの制御が停止されるよう
になっている。
しかし圧力を監視して制御する装置が補助圧力供給源に
配置されているので、適切な作動圧が残っている場合
は、ブレーキ装置に影響を及ぼすブレーキ圧発生装置内
の故障を検出することができない。
配置されているので、適切な作動圧が残っている場合
は、ブレーキ装置に影響を及ぼすブレーキ圧発生装置内
の故障を検出することができない。
さらに上記形式のブレーキ装置において，ブレーキ圧発
生装置内における複数個所の位置で同時にかかる流体圧
を検出して，これらの圧力を比較し、ブレーキ圧発生装
置の各構成部材，例えば流体圧ブレーキブースタや，静
圧ブレーキ回路内等に動圧制御された流体圧を供給する
マスター弁等の各部材と、エネルギー供給装置との双方
を含めてモニターすることは既に知られている。
生装置内における複数個所の位置で同時にかかる流体圧
を検出して，これらの圧力を比較し、ブレーキ圧発生装
置の各構成部材，例えば流体圧ブレーキブースタや，静
圧ブレーキ回路内等に動圧制御された流体圧を供給する
マスター弁等の各部材と、エネルギー供給装置との双方
を含めてモニターすることは既に知られている。
又、ドイツ特許出願公開公報、第3232051号に記載され
たブレーキ装置においては、故障が検出されると，ブレ
ーキシステムは、ブレーキ圧の減少及び静圧ブレーキ回
路内への動圧制御された圧力流体の供給を停止するよう
に，その制御動作を一部停止し、又その故障の種類によ
ってはブレーキスリップ制御が完全に停止される。
たブレーキ装置においては、故障が検出されると，ブレ
ーキシステムは、ブレーキ圧の減少及び静圧ブレーキ回
路内への動圧制御された圧力流体の供給を停止するよう
に，その制御動作を一部停止し、又その故障の種類によ
ってはブレーキスリップ制御が完全に停止される。
しかしこれら従来のブレーキ装置における監視装置によ
れば検出されない部材のエラーが生じる可能性もある。
れば検出されない部材のエラーが生じる可能性もある。
［発明が解決しようとする課題］ この発明の目的は従来検出していなかった各構成部材の
エラーや故障を自動的に検出し、そのブレーキスリップ
制御を部分的に或いは全体的に停止し、故障が発生した
場合でも，なお自動車をスリップ制御しない状態で或い
はいくつかのホイールへの制御機能を規制した状態で効
果的に減速させることができるように改良し、従来と比
較して安全で信頼性の高いスリップ制御付きブレーキ装
置を提供することにある。
エラーや故障を自動的に検出し、そのブレーキスリップ
制御を部分的に或いは全体的に停止し、故障が発生した
場合でも，なお自動車をスリップ制御しない状態で或い
はいくつかのホイールへの制御機能を規制した状態で効
果的に減速させることができるように改良し、従来と比
較して安全で信頼性の高いスリップ制御付きブレーキ装
置を提供することにある。
［課題を解決するための手段］ 上記目的を達成するために本発明においては、ブレーキ
ペダル（22）の踏込み量に応じてブースタチャンバ内に
形成される圧力によって移動するブースタピストン（21
a）を有するブースタ装置（11）と、上記ブースタピス
トン（21a）によって押圧され，マスターシリンダ孔内
を移動する作動ピストン（42,43）を有するマスターシ
リンダ（12）と、上記マスターシリンダ（12）の作動チ
ャンバ（15,16）とホイールブレーキ（VL,VR）とを接続
するブレーキ管路（17,18）中に配置された電磁切換弁
（4,5）と、ホイールブレーキ（VL,VR）とリザーバ
（３）とを接続する戻り管路（10）中に配置された電磁
切換弁（7,8）とを有するブレーキ圧制御弁装置と、ホ
イールセンサ（S1,S2）からの信号を受けて各ホイール
（VL,VR）の回転状態を検出し、各ホイールのいずれか
かがロックしそうな状態となった時，上記ブレーキ圧制
御弁装置を介して上記ホイールブレーキ内のブレーキ圧
を制御する電子回路装置（38）と、上記電子回路装置
（38）によって制御され，上記作動ピストン（43）によ
り作動チャンバ（16）から区画形成される環状チャンバ
（30）を、リザーバ（３）或いはブースタチャンバ（2
1）のいずれか一方に連通させ、ホイールブレーキ内の
ブレーキ圧制御の開始時，ブースタチャンバ（21）から
上記環状チャンバ（30）を介してマスターシリンダ（1
2）の作動チャンバ（16）内に動圧制御された圧力流体
を補給するマスタ弁装置（24,25）と、上記マスターシ
リンダ孔内に摺動可能に収容され、ブレーキペダル（2
2）から離隔した側で上記環状チャンバ（30）に臨む端
面（33b）と、ブレーキペダル（22）側にブースタピス
トン（21a）に係合する係合部（33a）とを有し、ブレー
キ圧の制御作動時，環状チャンバ（30）内に流入する圧
力媒体が上記端面（33b）に作用し、上記係合部（33a）
を介して上記ブースタピストン（21a）に押圧係合し、
該ピストンをブレーキ踏込み圧に抗して押し戻す位置決
めスリーブ（33）と、上記位置決めスリーブ（33）の移
動路に配置され、該スリーブ（33）のマスターシリンダ
孔内における移動位置を検出して，その移動位置検出信
号を電子回路装置（38）に送る通路センサ（39,40）と
を具備し、上記電子回路装置（38）が上記位置検出信号
によりブレーキ装置における故障部位を評価して，ブレ
ーキ装置のブレーキ制御を部分的又は全体的に停止させ
るように構成したことを特徴とする。
ペダル（22）の踏込み量に応じてブースタチャンバ内に
形成される圧力によって移動するブースタピストン（21
a）を有するブースタ装置（11）と、上記ブースタピス
トン（21a）によって押圧され，マスターシリンダ孔内
を移動する作動ピストン（42,43）を有するマスターシ
リンダ（12）と、上記マスターシリンダ（12）の作動チ
ャンバ（15,16）とホイールブレーキ（VL,VR）とを接続
するブレーキ管路（17,18）中に配置された電磁切換弁
（4,5）と、ホイールブレーキ（VL,VR）とリザーバ
（３）とを接続する戻り管路（10）中に配置された電磁
切換弁（7,8）とを有するブレーキ圧制御弁装置と、ホ
イールセンサ（S1,S2）からの信号を受けて各ホイール
（VL,VR）の回転状態を検出し、各ホイールのいずれか
かがロックしそうな状態となった時，上記ブレーキ圧制
御弁装置を介して上記ホイールブレーキ内のブレーキ圧
を制御する電子回路装置（38）と、上記電子回路装置
（38）によって制御され，上記作動ピストン（43）によ
り作動チャンバ（16）から区画形成される環状チャンバ
（30）を、リザーバ（３）或いはブースタチャンバ（2
1）のいずれか一方に連通させ、ホイールブレーキ内の
ブレーキ圧制御の開始時，ブースタチャンバ（21）から
上記環状チャンバ（30）を介してマスターシリンダ（1
2）の作動チャンバ（16）内に動圧制御された圧力流体
を補給するマスタ弁装置（24,25）と、上記マスターシ
リンダ孔内に摺動可能に収容され、ブレーキペダル（2
2）から離隔した側で上記環状チャンバ（30）に臨む端
面（33b）と、ブレーキペダル（22）側にブースタピス
トン（21a）に係合する係合部（33a）とを有し、ブレー
キ圧の制御作動時，環状チャンバ（30）内に流入する圧
力媒体が上記端面（33b）に作用し、上記係合部（33a）
を介して上記ブースタピストン（21a）に押圧係合し、
該ピストンをブレーキ踏込み圧に抗して押し戻す位置決
めスリーブ（33）と、上記位置決めスリーブ（33）の移
動路に配置され、該スリーブ（33）のマスターシリンダ
孔内における移動位置を検出して，その移動位置検出信
号を電子回路装置（38）に送る通路センサ（39,40）と
を具備し、上記電子回路装置（38）が上記位置検出信号
によりブレーキ装置における故障部位を評価して，ブレ
ーキ装置のブレーキ制御を部分的又は全体的に停止させ
るように構成したことを特徴とする。
［作用］ 上記のように構成されたスリップ制御用ブレーキ装置
は、マスタシリンダ内にある位置決めスリーブ或いはそ
の一部の相対的位置及び及び位置の変化を通路センサに
より検出し、この検出値をブレーキシステムの適切な作
動を示す信号として評価する監視手段を備え、上記位置
決めスリーブのマスタシリンダ内における戻りストロー
クを監視し、異常時には直ちにスリップ制御を部分的，
或いは全面的に停止することによってブレーキ操作の安
全性を確保する。
は、マスタシリンダ内にある位置決めスリーブ或いはそ
の一部の相対的位置及び及び位置の変化を通路センサに
より検出し、この検出値をブレーキシステムの適切な作
動を示す信号として評価する監視手段を備え、上記位置
決めスリーブのマスタシリンダ内における戻りストロー
クを監視し、異常時には直ちにスリップ制御を部分的，
或いは全面的に停止することによってブレーキ操作の安
全性を確保する。
この発明の有効な実施例における位置決め手段の主要な
構成は、マスタシリンダピストンの移動方向に沿う軸方
向に移動可能とした位置決めスリーブであり、マスタシ
リンダ内におけるこの位置決めスリーブの位置は、１個
以上の通路センサにより検知可能である。
構成は、マスタシリンダピストンの移動方向に沿う軸方
向に移動可能とした位置決めスリーブであり、マスタシ
リンダ内におけるこの位置決めスリーブの位置は、１個
以上の通路センサにより検知可能である。
上記位置決めスリーブは、マスタシリンダ孔の内壁に沿
って摺動可能に配置され、マスタシリンダ孔の後端壁側
に当接支持されるよう復帰ばねにより押圧付勢されてい
る。ブレーキペダルの作動時，即ちペダルが踏込まれる
と、ブースタピストンが軸方向に移動することによりマ
スタシリンダピストンを押圧移動させると共に，上記位
置決めスリーブに当接係合して該スリーブを同じく軸方
向に押圧移動させる。ブレーキペダルの踏込みが解放さ
れると、マスタシリンダピストン及びブースタピストン
の復帰と共に，上記スリーブも又上記付勢ばねの作用に
より元位置に復帰する。
って摺動可能に配置され、マスタシリンダ孔の後端壁側
に当接支持されるよう復帰ばねにより押圧付勢されてい
る。ブレーキペダルの作動時，即ちペダルが踏込まれる
と、ブースタピストンが軸方向に移動することによりマ
スタシリンダピストンを押圧移動させると共に，上記位
置決めスリーブに当接係合して該スリーブを同じく軸方
向に押圧移動させる。ブレーキペダルの踏込みが解放さ
れると、マスタシリンダピストン及びブースタピストン
の復帰と共に，上記スリーブも又上記付勢ばねの作用に
より元位置に復帰する。
さらにブレーキペダルの作動中，ブレーキスリップ制御
が行われる時、マスターシリンダ内に導入される動圧制
御された圧力流体により、上記位置決めスリーブはブレ
ーキペダルの踏込み圧力に抗して，即ちブースタピスト
ンを押し戻しつつマスターシリンダ孔の上記後端壁方向
に復帰移動する。
が行われる時、マスターシリンダ内に導入される動圧制
御された圧力流体により、上記位置決めスリーブはブレ
ーキペダルの踏込み圧力に抗して，即ちブースタピスト
ンを押し戻しつつマスターシリンダ孔の上記後端壁方向
に復帰移動する。
上述のように移動する位置決めスリーブの戻りストロー
クは、この発明の監視装置により直接的に監視され，マ
スタ弁を含む動圧制御された圧力流体の供給通路におけ
る全ての構成部材も又、必然的に制御される。ブレーキ
圧発生装置内における圧力の監視に関し、摩擦力が大き
い時と小さい時とでかなりの変化を示す弁制御された圧
力流体の供給圧力レベルを監視の対象とすることは特に
構造的に有利である。マスタシリンダピストンの戻りス
トロークを監視することは、実際の制御に利用できる圧
力流体の量を静圧ブレーキ回路内で監視することになる
からである。
クは、この発明の監視装置により直接的に監視され，マ
スタ弁を含む動圧制御された圧力流体の供給通路におけ
る全ての構成部材も又、必然的に制御される。ブレーキ
圧発生装置内における圧力の監視に関し、摩擦力が大き
い時と小さい時とでかなりの変化を示す弁制御された圧
力流体の供給圧力レベルを監視の対象とすることは特に
構造的に有利である。マスタシリンダピストンの戻りス
トロークを監視することは、実際の制御に利用できる圧
力流体の量を静圧ブレーキ回路内で監視することになる
からである。
この発明の他の好ましい実施例によれば，通路センサ
は、機械的に作動可能に形成され、或いは不作動状態，
又はブレーキシステムが正常に作動している状態におい
ては閉位置をとる電気コンタクトに電気的に接続されて
いる。さらに又，上記通路センサは電気的，電磁誘導
的，或いは容量式の位置測定手段として形成することも
できる。
は、機械的に作動可能に形成され、或いは不作動状態，
又はブレーキシステムが正常に作動している状態におい
ては閉位置をとる電気コンタクトに電気的に接続されて
いる。さらに又，上記通路センサは電気的，電磁誘導
的，或いは容量式の位置測定手段として形成することも
できる。
この発明の実施例によれば，監視手段の信号は、スリッ
プ制御の制御開始信号と論理的に組合わされている。例
えば動圧制御された圧力流体が供給された場合，即ちブ
レーキスリップ制御が行われている時のみ監視手段が作
動する。
プ制御の制御開始信号と論理的に組合わされている。例
えば動圧制御された圧力流体が供給された場合，即ちブ
レーキスリップ制御が行われている時のみ監視手段が作
動する。
本発明の他の実施例によると、故障が生じた場合，例え
ば全てのブレーキ回路或いは静圧ブレーキ回路の減圧を
停止させることによって，自動的にブレーキスリップ制
御は部分的或いは全体的に停止され、これはモニター手
段が示すマスターシリンダ装置内における上記位置決め
スリーブの相対位置に応じて行われる。
ば全てのブレーキ回路或いは静圧ブレーキ回路の減圧を
停止させることによって，自動的にブレーキスリップ制
御は部分的或いは全体的に停止され、これはモニター手
段が示すマスターシリンダ装置内における上記位置決め
スリーブの相対位置に応じて行われる。
［実施例］ 以下この発明の一実施例を図面に基いて説明する。
図示のごとくこの発明に基くスリップ制御用ブレーキ装
置は、ペダルで作動し，細長く形成されたブレーキ圧発
生装置１と、補助圧力源２と、作動流体を供給するタン
ク３と、上記ブレーキ圧発生装置１に接続されら第１〜
第３のブレーキ回路と、各ブレーキ回路に設けられた電
磁作動する第１〜第３の２方向２位置切換弁４〜６とを
具備し、フロントホイールVLは第１の切換弁４を介して
第１のブレーキ回路17に、フロントホイールVRは第２の
切換弁５を介して第２のブレーキ回路18に、リヤホイー
ルHL及びリヤホイールHRは第３の切換弁６を介して第３
のブレーキ回路14に連結されている。
置は、ペダルで作動し，細長く形成されたブレーキ圧発
生装置１と、補助圧力源２と、作動流体を供給するタン
ク３と、上記ブレーキ圧発生装置１に接続されら第１〜
第３のブレーキ回路と、各ブレーキ回路に設けられた電
磁作動する第１〜第３の２方向２位置切換弁４〜６とを
具備し、フロントホイールVLは第１の切換弁４を介して
第１のブレーキ回路17に、フロントホイールVRは第２の
切換弁５を介して第２のブレーキ回路18に、リヤホイー
ルHL及びリヤホイールHRは第３の切換弁６を介して第３
のブレーキ回路14に連結されている。
第1,第2,第３の切換弁4,5,6は付勢されない限り開成し
ている。さらにフロントホイールVL,VR及びリヤホイー
ルHL,HRとタンク３とを連結する戻し管路10には、同じ
く電磁作動する第4,第５の２方向２位置切換弁7,8及び
９が設けられており、これら切換弁7,8及び９は常閉弁
であり、従って付勢されない限り，戻し管路10とホイー
ルブレーキシリンダとの接続は遮断されている。
ている。さらにフロントホイールVL,VR及びリヤホイー
ルHL,HRとタンク３とを連結する戻し管路10には、同じ
く電磁作動する第4,第５の２方向２位置切換弁7,8及び
９が設けられており、これら切換弁7,8及び９は常閉弁
であり、従って付勢されない限り，戻し管路10とホイー
ルブレーキシリンダとの接続は遮断されている。
さらにブレーキ圧発生装置１は，流体ブレーキ力ブース
タ11とマスタシリンダ12及び位置決め装置13を具備して
おり、ブレーキ力ブースタ11は第３のブレーキ回路14に
直接，接続されている。図示の実施例においてタンデム
型に形成されているマスタシリンダ12は、ピストン42を
収容する第１の作動チャンバ15と、ピストン43を収容す
る第２の作動チャンバ16とからなり、第１の作動チャン
バ15はブレーキ回路17を介してフロントホイールVLに接
続され、第２の作動チャンバ16はブレーキ回路18を介し
てフロントホイールVRに接続されている。
タ11とマスタシリンダ12及び位置決め装置13を具備して
おり、ブレーキ力ブースタ11は第３のブレーキ回路14に
直接，接続されている。図示の実施例においてタンデム
型に形成されているマスタシリンダ12は、ピストン42を
収容する第１の作動チャンバ15と、ピストン43を収容す
る第２の作動チャンバ16とからなり、第１の作動チャン
バ15はブレーキ回路17を介してフロントホイールVLに接
続され、第２の作動チャンバ16はブレーキ回路18を介し
てフロントホイールVRに接続されている。
上記マスタシリンダ12に接続された第1,第２のブレーキ
回路17,18は静圧流体回路であり、ブレーキペダル22の
作動によって，ブースタピストン21aがマスターシリン
ダ12内に移動前進し、上記作動シリンダ16,15内のシリ
ンダピストン43,42を押圧して軸方向に移動させ、その
結果、フロントホイールVL及びVRに連結されている静圧
回路17及び18の第１のチャンバ15及び第２のチャンバ16
内の圧力は増大する。
回路17,18は静圧流体回路であり、ブレーキペダル22の
作動によって，ブースタピストン21aがマスターシリン
ダ12内に移動前進し、上記作動シリンダ16,15内のシリ
ンダピストン43,42を押圧して軸方向に移動させ、その
結果、フロントホイールVL及びVRに連結されている静圧
回路17及び18の第１のチャンバ15及び第２のチャンバ16
内の圧力は増大する。
後軸に接続された第３のブレーキ回路14は動圧流体回路
を構成している。即ち，第３のブレーキ回路14内の圧力
は、ブレーキペダル22の作動によって，ロッド41を介し
てバルブピストン20を移動し，補助圧力源２から圧力流
体がブースタチャンバ21に供給されると共に，該チャン
バ21から上記ブレーキ回路14に供給され、この作動は制
御弁19の位置によって決定される。
を構成している。即ち，第３のブレーキ回路14内の圧力
は、ブレーキペダル22の作動によって，ロッド41を介し
てバルブピストン20を移動し，補助圧力源２から圧力流
体がブースタチャンバ21に供給されると共に，該チャン
バ21から上記ブレーキ回路14に供給され、この作動は制
御弁19の位置によって決定される。
上記位置決め手段13,即ち位置決めスリーブ33は、マス
タシリンダ12の内壁に沿って摺動可能に配置され、ブレ
ーキペダルの非作動時はマスタシリンダ孔の後端壁側に
当接支持されるよう，ばねで押圧付勢されている。
タシリンダ12の内壁に沿って摺動可能に配置され、ブレ
ーキペダルの非作動時はマスタシリンダ孔の後端壁側に
当接支持されるよう，ばねで押圧付勢されている。
上記スリーブ33の内面には段状をなす係合部33aが形成
され、ブレーキペダルが踏込まれると，移動前進するブ
ースタピストン21aの先端部が、上記係合部33aに当接し
てスリーブ33を軸方向に移動させ、又，ブレーキペダル
の踏込みが解放されると，マスタシリンダピストン及び
ブースタピストンの復帰と共に，上記スリーブも又上記
付勢ばねの作用により元位置に復帰する。
され、ブレーキペダルが踏込まれると，移動前進するブ
ースタピストン21aの先端部が、上記係合部33aに当接し
てスリーブ33を軸方向に移動させ、又，ブレーキペダル
の踏込みが解放されると，マスタシリンダピストン及び
ブースタピストンの復帰と共に，上記スリーブも又上記
付勢ばねの作用により元位置に復帰する。
さらに上記位置決めスリーブ33の後端面33bは、第２作
動チャンバ16内に形成される環状チャンバ30に臨み、該
チャンバ30内に，後述する動的制御された圧力流体が流
入すると、上記スリーブ33は、ブレーキペダルの踏込み
圧力に抗して，即ち上記ブースタピストンを押戻しつつ
マスターシリンダ12の後端壁方向に復帰移動するように
構成されている。
動チャンバ16内に形成される環状チャンバ30に臨み、該
チャンバ30内に，後述する動的制御された圧力流体が流
入すると、上記スリーブ33は、ブレーキペダルの踏込み
圧力に抗して，即ち上記ブースタピストンを押戻しつつ
マスターシリンダ12の後端壁方向に復帰移動するように
構成されている。
マスタシリンダ12における予備作動チャンバ33は、弁の
消勢状態，即ち不作動位置においては開状態にある第１
のマスタ弁24を介して作動流体の供給タンク３に連通し
ており、この予備作動チャンバ23は大気圧下にある。
又，他方の第２のマスタ弁25は不作動位置において常閉
弁である。
消勢状態，即ち不作動位置においては開状態にある第１
のマスタ弁24を介して作動流体の供給タンク３に連通し
ており、この予備作動チャンバ23は大気圧下にある。
又，他方の第２のマスタ弁25は不作動位置において常閉
弁である。
自動車のフロントホイールVLにはセンサS1、フロントホ
イールVRにはセンサS2が設けられており、又，リヤホイ
ールHLにはセンサS3、リヤホイールHRにはセンサS4がそ
れぞれ設けられている。これらセンサS1,S2,S3,S4は、
電気制御回路38にホイールの回転状態の情報を与える誘
導センサである。これらに対応する電気制御回路38への
入力はEsとして示されている。
イールVRにはセンサS2が設けられており、又，リヤホイ
ールHLにはセンサS3、リヤホイールHRにはセンサS4がそ
れぞれ設けられている。これらセンサS1,S2,S3,S4は、
電気制御回路38にホイールの回転状態の情報を与える誘
導センサである。これらに対応する電気制御回路38への
入力はEsとして示されている。
この電気信号回路38は、上記センサ信号を評価した後、
出力A1〜A6及びHVに与え，かつ信号ライン（図示しな
い）を介して対応する第１〜第６の電磁切換弁４〜9,及
び第1,第２のマスタ弁24,25に伝達するための制御命令
を発生するハードウェア，又はプログラム化することが
できる回路の電気的論理動作を有する。
出力A1〜A6及びHVに与え，かつ信号ライン（図示しな
い）を介して対応する第１〜第６の電磁切換弁４〜9,及
び第1,第２のマスタ弁24,25に伝達するための制御命令
を発生するハードウェア，又はプログラム化することが
できる回路の電気的論理動作を有する。
ブレーキスリップの制御が行われている時、第１のマス
タ弁24が閉、第２マスタ弁25が開に切り換えられ、ブー
スタチャンバ21と予備作動チャンバ23とを連結する圧力
流体管路26を介して圧力流体が予備作動チャンバ23に流
入供給すると共に，第１の連結通路27を介してマスタシ
リンダ12の第１の環状チャンバ29に、同じく，第２の連
結通路28を介して第２の環状チャンバ30に流入する。
タ弁24が閉、第２マスタ弁25が開に切り換えられ、ブー
スタチャンバ21と予備作動チャンバ23とを連結する圧力
流体管路26を介して圧力流体が予備作動チャンバ23に流
入供給すると共に，第１の連結通路27を介してマスタシ
リンダ12の第１の環状チャンバ29に、同じく，第２の連
結通路28を介して第２の環状チャンバ30に流入する。
さらに圧力流体は環状チャンバ29からチェック弁として
作動する第１のピストン42の周辺に配設されているカッ
プシール31を介して第１の作動チャンバ15に動的に流入
し、同じく上記環状チャンバ30からチェック弁として作
動する第２のピストン43の周辺に配設された第２のカッ
プシール32を介して第２の作動チャンバ16に流入する。
この時，第1,第２の作動チャンバ15,16は夫々フロント
ホイールVL,VRのボイールブレーキに連通している。
作動する第１のピストン42の周辺に配設されているカッ
プシール31を介して第１の作動チャンバ15に動的に流入
し、同じく上記環状チャンバ30からチェック弁として作
動する第２のピストン43の周辺に配設された第２のカッ
プシール32を介して第２の作動チャンバ16に流入する。
この時，第1,第２の作動チャンバ15,16は夫々フロント
ホイールVL,VRのボイールブレーキに連通している。
動圧制御された圧力流体が環状チャンバ30に流入する
と，上記流体圧が位置決めスリーブ33の後端端面33bに
作用し、上記位置決めスリーブは、該スリーブの係合部
33aに当接係合するブースタピストン21aと共にブレーキ
ペダル方向，即ちブレーキ踏込み圧力に抗して押し戻さ
れる。又，この状態において，圧力流体が作動チャンバ
15,16内に流入供給され，作動ピストン42,43はマスタシ
リンダ12内の所定位置をとるように移動する。
と，上記流体圧が位置決めスリーブ33の後端端面33bに
作用し、上記位置決めスリーブは、該スリーブの係合部
33aに当接係合するブースタピストン21aと共にブレーキ
ペダル方向，即ちブレーキ踏込み圧力に抗して押し戻さ
れる。又，この状態において，圧力流体が作動チャンバ
15,16内に流入供給され，作動ピストン42,43はマスタシ
リンダ12内の所定位置をとるように移動する。
即ち，位置決めスリーブ33を押戻すためのリセット圧に
等しい圧力流体が、環状チャンバ30及び前輪VR,VLの静
圧回路内に流入供給されることによって、切換弁7,8が
再度切換えられ，圧力流体を排出する減圧が繰り返され
るような場合であっても、作動チャンバ15,16において
アイドルコントロール（制御不能の状態）が発生するの
を防止することができる。
等しい圧力流体が、環状チャンバ30及び前輪VR,VLの静
圧回路内に流入供給されることによって、切換弁7,8が
再度切換えられ，圧力流体を排出する減圧が繰り返され
るような場合であっても、作動チャンバ15,16において
アイドルコントロール（制御不能の状態）が発生するの
を防止することができる。
逆止弁35と圧力流体ポンプ34とさらに圧力流体を蓄積す
るアキュムレータ36とを備えた本実施例の補助エネルギ
ー源２が故障した場合は、圧力警報回路（DWS）が応答
してブレーキシステムの電子制御装置38に送り、残留圧
力の大きさに応じてブレーキスリップ制御の一部あるい
は全体を停止させる。図示の実施例では、圧力警報スイ
ッチ37を設けることが必要である。何故ならば上記補助
エネルギーは、スリップ制御を行うことなく減速する通
常の制御時においても制動力のブースト用として、又，
動圧ブレーキ回路14内のブレーキ圧形成用として使用さ
れているからである。又一方，本発明によれば、例えば
ブースタチャンバ21或いは管路26内における故障、さら
には第１のマスタ弁24の漏洩或いは第２のマスタ弁25が
開かない等、ブレーキ圧発生装置１内における動圧回路
が故障した場合、これら動圧回路における故障は位置決
めスリーブ33の位置検出装置によって検出される。
るアキュムレータ36とを備えた本実施例の補助エネルギ
ー源２が故障した場合は、圧力警報回路（DWS）が応答
してブレーキシステムの電子制御装置38に送り、残留圧
力の大きさに応じてブレーキスリップ制御の一部あるい
は全体を停止させる。図示の実施例では、圧力警報スイ
ッチ37を設けることが必要である。何故ならば上記補助
エネルギーは、スリップ制御を行うことなく減速する通
常の制御時においても制動力のブースト用として、又，
動圧ブレーキ回路14内のブレーキ圧形成用として使用さ
れているからである。又一方，本発明によれば、例えば
ブースタチャンバ21或いは管路26内における故障、さら
には第１のマスタ弁24の漏洩或いは第２のマスタ弁25が
開かない等、ブレーキ圧発生装置１内における動圧回路
が故障した場合、これら動圧回路における故障は位置決
めスリーブ33の位置検出装置によって検出される。
例えば圧力流体通路内の漏洩や故障によって動圧が環状
チャンバ30内に供給されないような場合、ブレーキスリ
ップ制御中であれば，作動チャンバ15,16の容積は減少
しており、従って前記位置決めスリーブ33は図の左方に
大きく移動している。前輪側静圧ブレーキ回路内に残留
する圧力流体量が少なすぎる場合は、図式的に示されて
いる機械的スイッチ40が図示の矢印方向に移動し、電源
UBからコンタクト39を介して端子Wuへの信号路を開き、
電子制御装置38の入力端子E2にエラー信号を送る。これ
によって切換弁4,5,6,7、８、９、及びメインバルブ24,
25に接続されている出力端子A1、A2、A3、A4、A5、A6及
びHVより作動指令信号が出され、ブレーキシステムのブ
レーキスリップ制御の一部あるいは全体が停止される。
チャンバ30内に供給されないような場合、ブレーキスリ
ップ制御中であれば，作動チャンバ15,16の容積は減少
しており、従って前記位置決めスリーブ33は図の左方に
大きく移動している。前輪側静圧ブレーキ回路内に残留
する圧力流体量が少なすぎる場合は、図式的に示されて
いる機械的スイッチ40が図示の矢印方向に移動し、電源
UBからコンタクト39を介して端子Wuへの信号路を開き、
電子制御装置38の入力端子E2にエラー信号を送る。これ
によって切換弁4,5,6,7、８、９、及びメインバルブ24,
25に接続されている出力端子A1、A2、A3、A4、A5、A6及
びHVより作動指令信号が出され、ブレーキシステムのブ
レーキスリップ制御の一部あるいは全体が停止される。
マスタシリンダ12内における位置決めスリーブ33の相対
的位置は、機械的なスイッチ40に代えて電気的あるいは
電磁的なスイッチで検出することもでき、装置内に故障
した場合，即ち上記スリーブの戻りストロークが少なす
ぎる場合には警報信号及び停止信号を発生する。
的位置は、機械的なスイッチ40に代えて電気的あるいは
電磁的なスイッチで検出することもでき、装置内に故障
した場合，即ち上記スリーブの戻りストロークが少なす
ぎる場合には警報信号及び停止信号を発生する。
さらにマスターシリンダに移動センサの形態をとる複数
の位置検出スイッチを設け、これによって残りの戻りス
トロークの距離に応じ，夫々異なる制御を行わせること
も可能である。この場合，最初の警報段階で、既に開始
したブレーキスリップ制御の一部を停止し或いはその停
止を遅らせ、戻り距離が少なすぎる場合には直ちにブレ
ーキスリップ制御を停止することが安全確保のために好
ましい。その他故障の状態に応じて、様々な変更も可能
である。
の位置検出スイッチを設け、これによって残りの戻りス
トロークの距離に応じ，夫々異なる制御を行わせること
も可能である。この場合，最初の警報段階で、既に開始
したブレーキスリップ制御の一部を停止し或いはその停
止を遅らせ、戻り距離が少なすぎる場合には直ちにブレ
ーキスリップ制御を停止することが安全確保のために好
ましい。その他故障の状態に応じて、様々な変更も可能
である。
マスターシリンダ装置内の位置決めスリーブ33の移動量
或いは位置の検出と共に，必要に応じ，例えば圧力等の
他の値をもモニターすることによってブレーキシステム
の安全性はさらに増大し、欠陥をあらゆる方面から検出
することができる。
或いは位置の検出と共に，必要に応じ，例えば圧力等の
他の値をもモニターすることによってブレーキシステム
の安全性はさらに増大し、欠陥をあらゆる方面から検出
することができる。
［発明の効果］ 上記のように構成されたスリップ制御用ブレーキ装置
は、マスタシリンダ内にある位置決めスリーブ或いはそ
の一部の相対的位置及び又は位置の変化を通路センサに
より検出し、この検出値をブレーキシステムの適切な作
動を示す信号として評価する監視手段を備え、上記位置
決めスリーブのマスタシリンダ内における戻りストロー
クを監視し、異常時には直ちにスリップ制御を部分的，
或いは全面的に停止することによってブレーキ操作の安
全性を確保することができる。
は、マスタシリンダ内にある位置決めスリーブ或いはそ
の一部の相対的位置及び又は位置の変化を通路センサに
より検出し、この検出値をブレーキシステムの適切な作
動を示す信号として評価する監視手段を備え、上記位置
決めスリーブのマスタシリンダ内における戻りストロー
クを監視し、異常時には直ちにスリップ制御を部分的，
或いは全面的に停止することによってブレーキ操作の安
全性を確保することができる。
図面はこの発明の実施例を示すスリップ制御用ブレーキ
装置である。 １……ブレーキ圧発生装置、11……ブースタ、 12……マスターシリンダ、13……位置決め手段、14……
動圧ブレーキ回路、 15……第１作動チャンバ、16……第２作動チャンバ、 17,18……静圧ブレーキ回路、19……制御弁、21……ブ
ースタチャンバ、 21a……ブースタピストン、22……ブレーキペダル、23
……予備作動チャンバ、 24……第１マスタ弁、25……第２マスタ弁、26……管
路、27,28……通路、 29,30……環状チャンバ、33……位置決めチャンバ、33a
……係合部、 33b……端面、 38……電子回路装置、39……コンタクト、 40……スイッチ、
装置である。 １……ブレーキ圧発生装置、11……ブースタ、 12……マスターシリンダ、13……位置決め手段、14……
動圧ブレーキ回路、 15……第１作動チャンバ、16……第２作動チャンバ、 17,18……静圧ブレーキ回路、19……制御弁、21……ブ
ースタチャンバ、 21a……ブースタピストン、22……ブレーキペダル、23
……予備作動チャンバ、 24……第１マスタ弁、25……第２マスタ弁、26……管
路、27,28……通路、 29,30……環状チャンバ、33……位置決めチャンバ、33a
……係合部、 33b……端面、 38……電子回路装置、39……コンタクト、 40……スイッチ、
Claims (7)
- 【請求項１】ブレーキペダル（22）の踏込み量に応じて
ブースタチャンバ内に形成される圧力によって移動する
ブースタピストン（21a）を有するブースタ装置（11）
と、上記ブースタピストン（21a）によって押圧され，
マスターシリンダ孔内を移動する作動ピストン（42,4
3）を有するマスターシリンダ（12）と、上記マスター
シリンダ（12）の作動チャンバ（15,16）とホイールブ
レーキ（VL,VR）とを接続するブレーキ管路（17,18）中
に配置された電磁切換弁（4,5）と、ホイールブレーキ
（VL,VR）とリザーバ（３）とを接続する戻り管路（1
0）中に配置された電磁切換弁（7,8）とを有するブレー
キ圧制御弁装置と、ホイールセンサ（S1,S2）からの信
号を受けて各ホイール（VL,VR）の回転状態を検出し、
各ホイールのいずれかかがロックしそうな状態となった
時，上記ブレーキ圧制御弁装置を介して上記ホイールブ
レーキ内のブレーキ圧を制御する電子回路装置（38）
と、上記電子回路装置（38）によって制御され，上記作
動ピストン（43）により作動チャンバ（16）から区画形
成される環状チャンバ（30）を、リザーバ（３）或いは
ブースタチャンバ（21）のいずれか一方に連通させ、ホ
イールブレーキ内のブレーキ圧制御の開始時，ブースタ
チャンバ（21）から上記環状チャンバ（30）を介してマ
スターシリンダ（12）の作動チャンバ（16）内に動圧制
御された圧力流体を補給するマスタ弁装置（24,25）
と、上記マスターシリンダ孔内に摺動可能に収容され、
ブレーキペダル（22）から離隔した側で上記環状チャン
バ（30）に臨む端面（33b）と、ブレーキペダル（22）
側にブースタピストン（21a）に係合する係合部（33a）
とを有し、ブレーキ圧の制御作動時，環状チャンバ（3
0）内に流入する圧力媒体が上記端面（33b）に作用し、
上記係合部（33a）を介して上記ブースタピストン（21
a）に押圧係合し、該ピストンをブレーキ踏込み圧に抗
して押し戻す位置決めスリーブ（33）と、上記位置決め
スリーブ（33）の移動路に配置され、該スリーブ（33）
のマスターシリンダ孔内における移動位置を検出して，
その移動位置検出信号を電子回路装置（38）に送る通路
センサ（39,40）とを具備し、上記電子回路装置（38）
が上記位置検出信号によりブレーキ装置における故障部
位を評価して，ブレーキ装置のブレーキ制御を部分的又
は全体的に停止させることを特徴とするスリップ制御用
ブレーキ装置。 - 【請求項２】前記マスタシリンダ内における位置決めス
リーブの移動位置は、１個以上の機械的通路センサによ
り検知可能であることを特徴とする特許請求の範囲第１
項に記載のスリップ制御用ブレーキ装置。 - 【請求項３】前記通路センサは、機械的に作動可能な端
部又は静止状態及び正常な動作時に閉じている電気コン
タクトに機械的又は電気的に接続された位置スイッチで
あることを特徴とする特許請求の範囲第２項に記載のス
リップ制御用ブレーキ装置。 - 【請求項４】前記通路センサは、電気的，電磁誘導的，
又は容量的な位置の測定手段であることを特徴とする特
許請求の範囲第１項又は第２項に記載のスリップ制御用
ブレーキ装置。 - 【請求項５】前記監視手段の信号は、スリップ制御の開
始信号に論理的に組合わされることを特徴とする特許請
求の範囲第１項ないし第４項のいずれか１項に記載のス
リップ制御用ブレーキ装置。 - 【請求項６】動的に制御された圧力流体がブレーキスリ
ップ制御が行われている時のみ、前記監視手段が作動す
ることを特徴とする特許請求の範囲第５項に記載のスリ
ップ制御用ブレーキ装置。 - 【請求項７】故障が生じた場合，監視手段により示され
た前記マスタシリンダ内でのブレーキスリップ制御が、
前記位置決めスリーブの相対的位置に応答して全体的又
は部分的に停止されることを特徴とする特許請求の範囲
第１項ないし第６項のいずれか１項に記載のスリップ制
御用ブレーキ装置。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE3418043A DE3418043C2 (de) | 1984-05-15 | 1984-05-15 | Blockiergeschützte Bremsanlage für Kraftfahrzeuge |
| DE3418043.5 | 1984-05-15 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60255556A JPS60255556A (ja) | 1985-12-17 |
| JPH06102423B2 true JPH06102423B2 (ja) | 1994-12-14 |
Family
ID=6235910
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60103637A Expired - Lifetime JPH06102423B2 (ja) | 1984-05-15 | 1985-05-15 | スリツプ制御用ブレーキ装置 |
Country Status (7)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4657312A (ja) |
| JP (1) | JPH06102423B2 (ja) |
| DE (1) | DE3418043C2 (ja) |
| FR (1) | FR2564398B1 (ja) |
| GB (1) | GB2158904B (ja) |
| IT (1) | IT1183608B (ja) |
| SE (1) | SE457430B (ja) |
Families Citing this family (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE3435089C2 (de) * | 1984-09-25 | 1995-11-30 | Teves Gmbh Alfred | Verfahren zur Überprüfung der Dichtheit von hydraulischen Bremsanlagen bei mit Bremsschlupfregelanlagen ausgerüsteten Kraftfahrzeugen |
| DE3531782A1 (de) * | 1985-09-06 | 1987-03-19 | Teves Gmbh Alfred | Hydraulische bremsanlage mit schlupfregelung |
| DE3541833A1 (de) * | 1985-11-27 | 1987-06-04 | Teves Gmbh Alfred | Schlupfgeregelte bremsanlage |
| DE3600924A1 (de) * | 1986-01-15 | 1987-07-16 | Teves Gmbh Alfred | Hydraulischer kraftverstaerker |
| DE3605997A1 (de) * | 1986-02-25 | 1987-08-27 | Teves Gmbh Alfred | Blockiergeschuetzte hydraulische bremsanlage |
| DE3607367C2 (de) * | 1986-03-06 | 1995-06-22 | Teves Gmbh Alfred | Hydraulische Bremsanlage für Kraftfahrzeuge |
| US4856852A (en) * | 1986-06-07 | 1989-08-15 | Alfred Teves Gmbh | Brake system with slip control |
| US4736992A (en) * | 1986-06-17 | 1988-04-12 | Allied Corporation | Anti-lock braking system utilizing booster supply for improved braking in specific failure modes |
| DE3627147C2 (de) * | 1986-08-11 | 1997-09-18 | Teves Gmbh Alfred | Bremsdruckgeber für eine hydraulische Kraftfahrzeugbremsanlage |
| DE3636442A1 (de) * | 1986-10-25 | 1988-05-05 | Teves Gmbh Alfred | Bremsanlage mit schlupfregelung |
| GB2197402B (en) * | 1986-11-06 | 1990-11-14 | Teves Gmbh Alfred | Brake system |
| DE3709265A1 (de) * | 1987-03-20 | 1988-09-29 | Teves Gmbh Alfred | Bremsschlupfgeregelte hydraulische bremsanlage |
| DE3742173A1 (de) * | 1987-12-12 | 1989-06-22 | Teves Gmbh Alfred | Blockiergeschuetzte bremsanlage fuer kraftfahrzeuge |
| DE112014000799T5 (de) * | 2013-02-13 | 2015-10-29 | Advics Co., Ltd. | Bremsvorrichtung für ein Fahrzeug |
Family Cites Families (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2222253B1 (ja) * | 1973-03-19 | 1976-05-21 | Dba | |
| US4176586A (en) * | 1975-01-31 | 1979-12-04 | Manfred Rudle | Piston and cylinder device |
| DE2531264C2 (de) * | 1975-07-12 | 1986-10-02 | Robert Bosch Gmbh, 7000 Stuttgart | Hauptbremszylinder für Zweikreisbremsanlagen |
| DE2726640A1 (de) * | 1977-06-14 | 1978-12-21 | Bosch Gmbh Robert | Pneumatisch-hydraulische bremseinrichtung fuer fahrzeuge |
| US4478461A (en) * | 1981-11-14 | 1984-10-23 | Robert Bosch Gmbh | Hydraulic dual-circuit servo brake apparatus |
| DE3151292A1 (de) * | 1981-12-24 | 1983-07-07 | Robert Bosch Gmbh, 7000 Stuttgart | Bremsblockierschutzeinrichtung |
| DE3232052A1 (de) * | 1982-08-28 | 1984-03-01 | Alfred Teves Gmbh, 6000 Frankfurt | Verfahren und vorrichtung zur steuerung und ueberwachung von fremdenergieversorgten hydraulischen bremsschlupfregelanlagen |
| DE3232051A1 (de) * | 1982-08-28 | 1984-03-01 | Alfred Teves Gmbh, 6000 Frankfurt | Verfahren zur ueberwachung und steuerung von fremdenergieversorgten hydraulischen bremsschlupfregelanlagen und vorrichtung zur druchfuehrung des verfahrens |
| DE3236582A1 (de) * | 1982-10-02 | 1984-04-05 | Robert Bosch Gmbh, 7000 Stuttgart | Hydraulischer bremsdruckerzeuger |
| DE3244560A1 (de) * | 1982-12-02 | 1984-06-07 | Robert Bosch Gmbh, 7000 Stuttgart | Hydraulischer zweikreis-bremsverstaerker |
-
1984
- 1984-05-15 DE DE3418043A patent/DE3418043C2/de not_active Expired - Fee Related
-
1985
- 1985-04-23 FR FR8506116A patent/FR2564398B1/fr not_active Expired
- 1985-05-01 GB GB08511074A patent/GB2158904B/en not_active Expired
- 1985-05-10 IT IT20665/85A patent/IT1183608B/it active
- 1985-05-14 SE SE8502390A patent/SE457430B/sv not_active IP Right Cessation
- 1985-05-15 JP JP60103637A patent/JPH06102423B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1985-05-15 US US06/734,856 patent/US4657312A/en not_active Expired - Fee Related
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