JPH09502067A - 自動対話式行動誘導システムのための方法及び装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 特定の行動を催促すべくユーザが一連の動機付けメッセージ若しくは質問を依頼人（５０）に送給することを可能にするシステム（１０）。システム（１０）は依頼人毎に名前、コールのスケジュール、個人認識番号を含む依頼人データベース（１２）と、依頼人の応答を要求する電子体重計（３８）、嗅覚ユニット（４０）、音声ストレス分析機（４２）の如き装置と共に使用され或いは単独で使用されるユニークな動機付けメッセージ若しくは質問を含む依頼人用プログラム（１４）とよりなっている。データベース及びプログラムはコンピュータ（１６）により動作され、コンピュータ（１６）は所定の時間にコンバータ（１８）及びネットワーク（２４）を経てメッセージ若しくは質問を依頼人の電話機（２６）へ送出する。

Description

【発明の詳細な説明】 自動対話式行動誘導システムのための方法及び装置 技術分野 本発明は、情報交換サービス、教育、人の健康管理の分野に係り、特に健康把 握メッセージを伝達し、依頼人の対話を必要とする行動動機付け催促メッセージ 若しくは質問を定期的に送給することにより依頼人に対する監視を維持するコン ピュータ化された電話システムに係る。 従来の技術 現代社会の主要な利点の一つはコンピュータ化された電気通信の分野にある。 今日行動医療の成長分野に於いては、形式に即した言葉の交換が行動の修正や催 促を行う上で必須である。音声認識技術と組み合せてコンピュータ化された電気 通信を使用することにより、依頼人が何処へ行こうとも依頼人の行動は行動が行 われる場所に於いて修正され催促される。催促フィードバックの頻度が高くなる ほど依頼人は特定の目標に向けてより迅速に進歩することが判っている。コンピ ュータ化された連続的な催促のシステムを使用することにより、人による治療の 場合に比して高い機会及び頻度の治療接触やフィードバックが依頼人に与えられ る。更に対話式のシステムを使用することにより行動修正及び催促に関するこの 方法の治療効果が大きく増大される。 対話式のフィードバックにより学習が向上され、或る形態に於けるフィードバ ックにより学習経験が高められる。 学校に於いて教師が一人の子供に答えを求める回数は大きく限られている。多く の場合子供達は手を挙げて応答し、「正解」又は「誤り」の返答を得る。もし子 供達が間違っていれば彼等は答える機会を失い、他の誰かが指名される。従来の 精神教育及び行動修正に於いては、連続的なフィードバックの量はカウンセラー が実際に費やす時間やセミナーに於いて実際に費やされる時間に制限される。従 ってかかる場合にもフィードバックは依頼人と対話するためにカウンセラーやト レーナーが費やす実際の時間に制限される。これに対しコンピュータや電気通信 又は放送伝達を付加することにより、依頼人が何処へ行こうとも２４時間に亘り 連続的に依頼人に対し有線放送による対話やフィードバックを行うことができ、 これにより対話の頻度を大きく増大させることができる。更に成人の行動修正の 場合には、このフィードバックは行動が行われる場所に於いて初めて可能になる 。 遊んだり仕事をしたりすることによる学習は全ての動物にとって基本的なこと である。オーディオ放送や電気通信は聴覚に基づく媒体であり、ビデオ放送は視 覚に基づく媒体であるが、これらのアーキテクチャを使用する対話式のフィード バックは行動したりフィードバックの刺激に対し応答したりすることに基づく媒 体である。最近の研究により、哺乳類の知能を増大させる唯一の最良の方法は対 話式の刺激を与えることであることが判っている。我々が受け るフィードバックの頻度は学習に影響を与え行動を修正する際の唯一の最大の因 子である。更にすぐにフィードバックを受けることによる学習は遅延して応答を 受けることよりも好ましい。子供達はただ単にテレビ番組を見ることよりも対話 型のテレビゲームを好む。子供達は長い一連のセリフにはすぐ飽きてしまい、彼 等の注目点は迅速なフィードバックを与える装置により逸らされてしまう。成人 は一生に亘り同一の行動を示す。例えば成人が機器を購入する場合には、それを 使用しようとする前にその指示書を読むことは希である。如何なる生活レベルの 場合にも連続的なフィードバックを受ける必要があることは人間に特徴的なこと であり、これにより学習や連続的な成長を促す基本的な生存メカニズムが得られ る。 また研究により、学習は対話式のフィードバックにより向上されることが判っ ている。対話式のフィードバックの量が増大されると、注意力が維持又は増大さ れ、これによりビデオゲームの場合と同様鋭敏な応答が刺激される。刺激的な質 問に答えることによって応答することが必要な能動的な関与は、身近な事象を意 識的に感知したり注目したりすることを刺激する。迅速なフィードバックが組み 込まれた学習及び行動修正システムは、問題解決能力、パターン認識、管理、リ ソースの割り当て、論理的な思考パターン、記憶力、迅速な思考、合理的な判断 を育成する。更にこれらの技術が所望の行動が行われるべき場所に於て実施 されると、学習は一層効果的になり、また現実の生活に迅速に組み込まれる。 フィードバックを与えることにより或る意味の制御が感知される。依頼人の注 意の方向付けを行い刺激的な質問を発することにより、改善度合が向上され、刺 激が得られる。個人の学習者が成功を納めすぐに明確なフィードバックをを受け ると、迅速に自尊心が形成される。成功が報いられると、自信及び回復力が向上 され、知識が形成される。 歴史的に見ると、個人は自助書籍、セミナーの研修会、不定期又は短期間のプ ログラムによって自己改善を求めている。強固な意思をもってしても、通常本を 読んだりセミナーに出席した後の数日以内に又は行動修正プログラムの終了後の 数か月までの間に退行が生じる。 これに対しコンピュータにより誘導される自動調整式の動機付け誘導（対話式 に依頼人を調査し、一年間に亘り依頼人が日常生活により行動する際の依頼人の 行動についてコメントする）は永続的な効果を有する。かかる誘導は、個人的な 、即ちカスタマイズされた関与によって行動が行われる場所に於いて行動が修正 されるという点に於いて、セミナーやカウンセラーを訪問することとは大きく異 なる。カウンセラーにより制御されるコンピュータと依頼人との間の対話の頻度 が高いほど、教育や娯楽の如き他の対話式通信設備に於いて従来より経験してい るのと同程度にフィードバック及び治療刺激が向上される。例えば消費者は対 話式の娯楽ソフトウェアによれば高い剌激が得られるので、受動的なソフトウェ アよりも対話式の娯楽ソフトウェアに高い価値を与える。娯楽ソフトウェアの一 例は、人が対話を選択するまでアニメーション漫画の如き動作モードを与える幾 つかの新しいビデオゲームである。アニメーション漫画と同様ビデオも通常数分 のうちに退屈なものになってしまう。しかし対話式のビデオゲームの如きソフト ウェアはユーザーを刺激して数時間に亘りユーザーを娯楽に興じさせる。 以上要するに、コンピュータ化された対話型システムは行動する場所に於いて 問題を解決する依頼人の能力を増大させ、また予め設定された目標の枠内に於い て依頼人を調整する。個人的なメッセージの枠内に於いて質問の形態にて挑戦を 含ませることにより、新しい電気通信技術のフィードバックや対話性が増大され ることによって人に娯楽を与え刺激を与えるプロセスを付加することができる。 従来技術に於いても、電気通信リンクを用いて行動修正されるべき依頼人を監 視するための有効な手段を与えるべく多くの種々のシステムが使用されている。 しかしこれらの従来のシステムは、デュアルトーン複数周波数電話機によって依 頼人により答えられる明確な動機付けメッセージ若しくは質問を与えるよう電話 機と組み合せてコンピュータを使用する十分にしてコスト的に有効な電気通信ネ ットワークを示すものではない。 更に従来のシステムは、依頼人により使用される更に他の行動修正装置として 電気通信リンクとの関連で音声ストレス分析機、嗅覚ユニット、ＣＤ−ＲＯＭプ ラットホーム、対話型テレビの如きハードウェアを使用することを示すものでは ない。 種々の型式のフィードバック機構を示す従来技術の米国特許として以下のもの がある。 前述の米国特許第５，０２３，９０１号は音声認識を受動的なモニタ機構と組 み合せる監視機構を開示している。このシステムは監視機関に配置された中央局 と複数の遠隔の音声照合ユニットとを含んでいる。各音声照合ユニットは監視さ れる個人毎に指定された位置に配置されており、電話回線を介して中央局に接続 されている。中央局は制御用コンピュータシステムと侵害防止用コンピュータシ ステムとよりなっている。中央局は各個人毎に全ての関連するデータを維持する と共に分析し、各音声認識ユニットよりの情報を初期化し検索する。各音声認識 ユニットは中央局により指示される検査スケジュールに従って各個人について音 声認識検査を行う。所定の監視期間中に得られた検査及び監視の結果は定期的に 又は緊急時に中央局へ伝達される。各遠隔局はモデム入力端子、マイクロホンに 接続された検査装置入力端子、受動的な監視信号を受けるための第三の入力端子 を有している。能動的信号及び受動的信号は中央局より受けるアルゴリズム及び 指令信号に従って分析 される。また検査装置は個人を刺激して所定の一連の言葉を話させるための出力 端子を有している。各遠隔局に於ける検査スケジュールは各機関及び各個人毎に ランダムに生成される。 また米国特許第４，９１６，４３５号は特定の幽閉者を自動的に選択する装置 を与える中央局を有する遠隔幽閉監視ステーション及びシステムを開示している 。中央局は幽閉者により高度に予測されることを防止すべく予め設定された又は 半ば無作為の監視コールを選択し、自動ダイヤル装置が予め録音された又は合成 された音声指示メッセージを幽閉者に伝達し、また伝達されたメッセージに対し 応答して行われた所定の幽閉者の行動について受けた情報を記録する。また中央 局は電話回線のモデム、音声合成装置、ビジュアルカメラ画像及び呼吸分析装置 の結果を含む受信したデータを自動的に記録するためのディスプレイ内のたの周 辺機器を有するコンピュータを有しており、自動画像比較装置及び侵害信号警報 装置を含んでいてよい。 米国特許第４，２３７，３４４号は迅速応答型の病院用健康管理通信システム を開示している。この通信システムは、患者が病院外より通信して患者の医療方 針により示されるアドバイスや健康管理の情報を受けることを可能にする自動ダ イアラー式の電話システムを含んでいる。また通信システムは健康管理コンソー ルを含み、このコンソールは種々の通信経路により院内患者に接続されまた電話 装置 により院外患者に接続された情報記録コンピュータを有している。各院外患者の 位置には電話、コンソール、手持ち式のリモートコントローラとの通信インター フェースが設けられており、リモートコントローラは複数のセンサ、インジケー タ及び他の種々の機構を含んでいる。インタフェースは健康管理コンソールにダ イヤルしコンピュータにより認識可能なコードにて患者を同定する自動ダイヤラ ー及び自動同定装置を含んでいる。 米国特許第４，９３３，８７３号は、所定の服用量の薬品を有し、また電話シ ステムを介して遠隔の医療センターと通信することができる肉体検査装置を有す る対話型の患者補助装置を開示している。この装置は種々の活動のスケジュール を設定するようプログラム可能なクロック／カレンダーユニットと、薬品ディス ペンサと、音声合成及び認識ユニットと、コンピュータと、ディスプレイと、血 圧、酸素摂取量、体温のためのモニタ装置とを含んでいる。遠隔地と通信し得る よう、自動ダイヤラー、モデム、電話も含まれている。 米国特許第４，９２２，５１４号は警報信号に応答して遠隔地へリソースを配 送するための方法及びシステムを開示している。プロセッサが遠隔地より受けた 警報信号に応答して特定の遠隔地にサビースを提供するよう指示された現場サー ビスエンジニアのデータベースにアクセスする。次いでプロセッサは現場サービ スエンジニアと電話接続し、 合成された音声メッセージによる情報をエンジニアに提供する。このシステムは 遠隔診断プログラムを実行し、その診断結果を判定して所定のリソースと通信す る。またこのシステムはデータベース、音声合成装置、音声システム、自動ダイ ヤラーを有する従来のプロセッサを有している。このシステムがダイヤルし電話 の応答があると、システムは通信を開始する前にタッチトーンボタンによる認識 コードを要求する。 米国特許第３，８０８，６９４号は体重及び身長測定装置を開示している。こ の装置は特に遠隔デジタル読取りシステムに使用されるよう構成されている。ま たこの装置はケーブルにより遠隔デジタル読取りユニットに接続され体重に応答 して変位するプラットホームを含んでいる。この米国特許に記載された発明の目 的の一つは、遠隔読取り装置若しくはコンピュータ入力装置に使用されるよう構 成された体重測定装置を提供することである。 米国特許第３，７４２，９３８号は一対のセンサよりの情報が電話機の受話器 及びトランスミッタにより商用電話システムを経て遠隔の受信者へ伝達される遠 隔診断のための心拍ペースメーカー及び心拍モニタを開示している。受信者が受 けた情報は適当なコンピュータ及びプログラムシステムにより処理される。 米国特許第４，９５２，９２８号は適合化可能な電子モニタシステムを開示し ている。このシステムは適当なモジ ュールを選択することにより特定の監視アプリケーション又は認識アプリケーシ ョンの必要性に適合するよう構成されている。またこのシステムは中央局の位置 に於いて監視することを可能にし、また通常の電話通信システムにより情報が検 出される位置と情報処理位置との間の通信を可能にする。 前述の他の米国特許は本願発明の背景を示すためのものであり、本発明に関連 する技術を示すものである。 上述の従来の機構やシステムは、特定の人についての所定のメッセージや質問 に関する依頼人データベース及び依頼人用プログラムについてユニークに且つラ ンダムにコールする要領にて種々の周知の装置を使用可能にするものではない。 特に本発明の装置及び方法は特定の人についての所定のメッセージや質問を使用 することを可能にするユニークな催促方法を提供するものである。また本発明の 装置及び方法は依頼人がいる可能性のある場所のリストよりランダムに場所を選 択してランダムにコールすることを可能にするユニークな催促方法を提供する。 更に本発明のシステムは前述の従来の多くの装置の場合とは異なり、既存の電話 技術を使用するものである。 発明の開示 本発明による自動化された対話式の積極的動機付けシステムは、行動、体重、 暴力、又は動機に関し問題のある依頼人に対し動機付けメッセージや質問を与え るべく医者、 精神科医、カウンセラー又は他のトーレナーにより使用されるよう構成されてい る。その基本的な構成は、 （ａ）各依頼人毎に名前、各２４時間の間に依頼人に電話するための電話番号 のスケジュール、個人認識番号、メッセージ及び依頼人の応答ついてのそれまで の履歴を含む依頼人データベースを記録しこれにアクセスする手段と、 （ｂ）依頼人に体重を見せることなく依頼人の体重を測定して記録し、前記体 重の情報を体重減量プログラムに於いて使用されるよう電話により伝達する手段 と、 （ｃ）各依頼人毎に特定の動機付けメッセージ、ユニークな個人照合情報、電 話又は対話型ビーパー又はパーソナル通信装置又は対話型テレビによって依頼人 により応答されるべき質問を含む依頼人用プログラムを記録しこれにアクセスす る第一の手段と、 （ｄ）依頼人データベース及び依頼人用プログラムにアクセスするための手段 を有するコンピュータであって、依頼人データベースと依頼人用プログラムとの 間に一致点が見出だされると、コンピュータは依頼人の電話番号又はビーパーの 番号又はパーソナル通信装置の番号に対応するデジタル電話信号、依頼人を確認 するためのデジタルリクエスト信号、デジタル動機付けメッセージ若しくは質問 を順次出力し、メッセージ若しくは質問は依頼人を確認するためのリクエスト信 号に対し依頼人が電話モードの場合には有効な個人認識番号（ＰＩＮ）にて応答 し、ビーパーやパ ーソナル通信装置の場合にはＰＩＮを使用することなく放送により応答した場合 にのみ送給されるコンピュータと、 （ｅ）コンピュータにより発生されるデジタル信号を電話ネットワークを経て 依頼人のデュアルトーン複数周波数電話機へ供給される電話トーン信号に変換す る変換手段であって、電話機は依頼人を確認するためのリクエスト信号に応答し 、動機付けメッセージを聞き、質問に応答するために使用される変換手段と、 （ｆ）依頼人の電話機に於いて発生される電話トーン信号をコンピュータへ供 給されコンピュータにより処理されるデジタル信号に変換する手段と、 （ｇ）依頼人が送受信した全ての通信情報を永久的に記録する第二の手段と、 を含んでいる。 本発明の一つの重要な目的は、オーディオテープ式の記録システムに於いて一 般的なアナログフォーマットではなく、リードオンリのコンパクトディスク、コ ンピュータのハードディスクドライブ等に記録されるデジタルフォーマットにて 記録される会話メッセージを取り扱うシステムを提供することである。コンパク トディスクを使用することによりシステムはファイルに迅速に且つ正確にアクセ スすることができる。従ってコンピュータは一度に一つ以上の会話ファイルにア クセスすることができる。本発明のシステムが使用する各電話回線は実際にはコ ンピュータの時間 が細切れされた時間であり、この細切れの時間の間に会話ファイルがプレーされ 記録される。使用される回線の数が多ければ多いほど管理されなければならない 細切れ時間の数が多くなる。本発明のシステムは同時に一つ以上の電話回線を使 用して作動し、これによりカウンセラーは２４時間の期間のあらゆる時刻に於い て他の場合よりも多数の依頼人を処理し管理することができる。更に本発明のシ ステムによれば、依頼人は任意の時間に他の場合よりも多量の関与を受けること ができる。 本発明の他の一つの目的は、依頼人のデュアルトーン複数周波数電話機より入 力されるキーパッドに基づく情報を受け入れ、認識し、判定することにより音声 応答アプリケーションに於ける大抵のタスクを達成することである。キーパッド は一般にデュアルトーンの複数周波数（ＤＴＭＦ）のトーン信号を送出するが、 電話交換機の種類によっては複数周波数（ＭＦ）のトーン信号が使用されること がある。これら二種類の信号による通信方法は相互に互換性がないが、本発明の システムは何れの信号が使用される場合にも良好に機能する。 本発明の更に他の一つの目的は、依頼人にメッセージを伝達するためにデジタ ル音声信号を使用することである。デジタル音声信号は一般に、高品位の会話を 正確に再現すべく音声波形を毎秒６０００〜８０００回サンプリングすることに より生成される。各サンプルは８〜１２ビットを 必要とし、記憶されるべき毎秒当りの情報は４８０００〜９６０００ビットにな る。電話のアプリケーションに於いては、サンプルの間の差のみを記憶すること によりデジタル音声信号を圧縮することが一般に行われている。従って本発明の システムがサポートする会話カードは適応差動パルス符号変調システム（ＡＤＰ ＣＭ）として知られている圧縮法を使用し、この圧縮法は会話サンプルの間に極 く僅かな差があることを認識し、会話サンプルの間の差の対数関数を記憶する。 従ってデータスループットの毎秒当りのバイトとして３０００バイトしか必要と せずに良好な会話品質が得られる。 本発明の更に他の一つの目的は、動機付けが毎日行われようと定期的に行われ ようと、依頼人用プログラムを営業部課長、精神科医、聖職者、カウンセラーに より動機付け訓練、教育、精神病理学的行動修正、宗教的訓練、教義の教育、催 促の如き主題に関連付けることである。 下記のリストは依頼人用プログラムが対象とする項目の一部である。 １．栄養 ２．創造力 ３．運動 ４．体重減量（ダイエット／体重管理） ５．楽観（及び希望） ６．生涯学習 ７．時間管理 ８．ストレス管理 ９．幸福感（及び目的） １０．最適の健康 １１．人間関係 １２．倹約／経済的自由度（消費の低減） １３．危険／勇気 １４．新しいバランスのとれたイメージ、高い自尊心（美貌） １５．免疫系の強化 １６．中年の方向転換／逆境からの脱出 １７．男女の老化及び更年期（心臓病、閉経等） １８．自制又は自戒 １９．直感力の向上 ２０．高エネルギ ２１．精神的洞察力 従って本発明の目的は、電話又は依頼人が昼間又は夜間に何処にいるかに拘ら ず依頼人にコンタクトするために使用される英数字ページプリンタやモデムの如 き他の装置により、スケジュールに従って又はランダムに依頼人にコンタクトす ることを可能にする各依頼人の日常活動のスケジュールを記録することである。 依頼人がコールに気付かなくても、依頼人はコンピュータにコールし特定のパス ワードを使用してメッセージを受け取ることができる。 本発明の装置の理論的根拠は、人が常に成長したり進歩したりする状態にある ということである。本発明の装置は最適の健康、個人的成功、長寿、幸福等に関 する依頼人の基本的な目標に向けて努力している依頼人を連続的に毎日監視する ことによって動機付けするものである。刺激フィードバックを使用して毎日催促 したり誘導したりすることにより、本発明の装置は依頼人とその目標との間に有 機的な関係及び関与を維持することができる。 本発明のこれら及び他の目的及び利点は添付の図面を参照して行われる以下の 好ましい実施形態の詳細な説明及び添付の請求の範囲より明らかとなる。 図面の簡単な説明 図１は、システムと依頼人の間の対話動作を示すブロック図である。 図２Ａはコンピュータソフトウェアプログラムの応用フローチャートである。 図２Ｂは図２Ａの応用フローチャートの続きである。 図３は図１及び図２に示された本発明の説明図である。 好ましい実施形態の説明 本発明を実施するための最良の方法は、医者、心理学者、カウンセラー及び他 のトレーナーが遠隔通信リンクを利用して自動化された情報交換を実行すること により彼らの依頼人の監視を維持し得るよう設計された好ましい実施形態につい て示される。自動化された対話式の能動的な動機付 けシステム１０の好ましい実施形態は、図１に示されている如く、デジタル信号 −電話トーン信号コンバータ１８及びプリンタ２２を有するコンピュータ１６を 使用することにより依頼人データベース１２及び依頼人用プログラム１４を記録 しこれにアクセスするためのアクセス装置を含んでおり、アクセス装置は電話ネ ットワーク２４及び依頼人のデュアルトーン式複数周波数電話機２６を含んでい る。依頼人５０は、電話ネットワーク２４によって操作される以下の周辺機器の 組込みによって性能が高められるシステム１０を使用し、この場合の周辺機器と してファクシミリ装置３２のコンピュータプリンタを操作するモデム３０、英数 字ページプリンタ３４、双方向対話型のメッセージディスプレイ３６、電子体重 計３８、嗅覚ユニット４０、音声ストレス分析機４２、対話型テレビシステム４ ４、ＥＥＧ（脳波図）測定及び記録装置４６、個人化されたモノグラフ５２、レ ベルＩＩＩの対話型ビデオ、光ディスク、即ちＣＤ−ＲＯＭ、及び携帯電話があ る。好ましい実施形態に於ける依頼人データベース１２は、図１に示されている 如く、コンピュータ１６とインターフェースするＣＤプレヤーに於いてプレイバ ックされるコンパクトディスク（ＣＤ）の記録よりなる。しかし他のデータベー ス記録及びプレイバックユニットも使用可能である。かかるユニットとして、テ ープカートリッジプレヤーによってコンピュータに対しプレイバックされるテー プカートリッジ又は光ディ スク及び光ディスクプレイバックユニットがあるが、これらに限定される訳では ない。依頼人データベースは各依頼人毎に依頼人の名前、週及び日時による依頼 人の電話予定、各依頼人の個人識別番号（ＰＩＮ）、及びメッセージのそれまで の履歴を含んでいる。 また図１に示されている如く、好ましい実施形態に於ける依頼人用プログラム １４も、依頼人データベース１２について上述した如きＣＤプレヤー又は他の記 録及びプレイバックユニットによって記録されると共にプレイバックされ、コン ピュータ及び電話ネットワーク２４に接続される。依頼人用プログラム１４は特 に複数の特定の依頼人に役立つよう設計される。プログラム１４は特定の行動の 問題に対処するに必要な数の動機付け及び催促メッセージを含んでいてよい。動 機付け及び催促メッセージは特定の時刻又はランダムな時刻に治療の関与を与え るよう、また特に矯正されるべき行動が行われる場所に於いて治療の関与を与え るよう設計される。行動催促の分野に於いては、強い意志をもってしても、通常 本を読んだりセミナーに出席した後の数日以内に又は行動修正プログラムの終了 後の数ヶ月までの間に退行が生じることが判っている。かくして、周期的に又は ランダムに行動の動機付け及び催促のメッセージを送ることにより、行動修正プ ログラムは治療可能な結論に必ず到達することができる。 またメッセージに加えて又はメッセージとの組合せにて、 システム１０は依頼人の行動修正のための質問を送給するよう設計されている。 これらの質問はデュアルトーン複数周波数電話機２６のキーパッドの特定のキー を押すことによって依頼人により答えられる。質問に対する回答は、根源的な問 題を究明すべく、また次回の伝達期間に依頼人５０へ伝達されるべき次の一連の メッセージ若しくは質問を決定すべく、依頼人の医者やトレーナーにより分析さ れる。全てのメッセージ、質問、依頼人の質問に対する回答、各コールの日時及 び継続時間、依頼人５０により入力されたタッチトーンは、図１に示されている 如くコンピュータ１６に直接接続されたプリンタ２２により永久的な記録として 保存される。 電話はその性質上常に双方向の対話用であり、また広く使用されていることに より実質的に全ての依頼人にとって安楽な手段である。電話はまた価格の割に効 果的であり、電話をかける者及び依頼人の両方に便利である。更に社会学習の理 論により、行動が行われている環境に於いて実施される教育が最も高い効果を有 することが示されている。かくして自宅又は仕事場に於ける電話によるカウンセ リングは、直接診療よりも行動に対し高い効果を有する。面会接触による親密化 を不可能にする肉体的状態、距離、又は精神的疾患の存在に起因して診療所に来 ることができない依頼人にとって、電話はカウンセリングのための唯一の手段で ある。携帯電話５８にて依頼人に電話をかけることに より、絶えず行動する依頼人に行動を催促することができ、また行動が行われる 場所に於いて動機付けが与えられる機会を増大させることができる。 依頼人データベース１２及び依頼人用プログラム１４は、好ましい実施形態に 於いては少なくとも８０３８６コプロセッサを有しＩＢＭ−ＡＴと互換性のある コンピュータ１６よりなるコンピュータ１６とインターフェースする。上述の如 き依頼人データベース１２及び依頼人用プログラム１４は図１に示されている如 く外部記憶装置に記憶される。しかしこれらの情報はコンピュータ１６内に設け られたハードディスク又はＣＤ−ＲＯＭやリムーバブルマスメディアカートリッ ジの如き他のマスメディア記憶装置に記憶されてもよい。コンピュータ１６は、 システムソフトウェア１６Ｄによって動作されるリアルタイムクロック１６Ｂ及 び論理ネットワーク１６Ｃを有するDialogic D41の４ライン会話カード１６Ａを 一部に含むよう構成されている。 会話カード１６Ａは、会話サンプルの間の僅かな相違をサンプリングすると共 に会話サンプルの間の相違の対数関数を記憶する会話圧縮の技術が使われること を可能にする。この技術は毎秒３０００バイトに於いてしか会話の質を良好にす ることができない。リアルタイムクロック１６Ｂは、特定の依頼人が依頼人デー タベース１２及び依頼人用プログラム１４よりアクセスされる適切な時間を設定 し選定する。論理ネットワーク１６Ｃはデータベース１２に記憶さ れた依頼人と依頼人用プログラム１４とを一致させることができるか否かを決定 するために必要な論理を与える。システムソフトウェア１６Ｄは論理ネットワー ク１６Ｃとの組合せにてシステム１０を動作するためのアルゴリズムを与える。 ソフトウェアの動作ステップは、１９９３年８月３０日に出願された米国特許出 願第０８／１１２，９５５号（発明の名称「METHOD AND APPARATUS FOR AN AUTO MATED AND INTERACTIVE BEHAVIORAL GUIDANCE SYSTEM」、現在既に特許されてい る）の付録１にソースコードの書式にてリストされている。 図２に示されている如く、コンピュータプログラムは依頼人データベースを構 築し、そのデータベースをコンピュータのクロックタイムに設定する。典型的な 動作シーケンスに於いては、コンピュータ１６は所定の週及び時刻に依頼人デー タベース１２及び依頼人用プログラム１４にアクセスする。依頼人データベース １２と依頼人用プログラム１４との間に一致点が見出だされると、コンピュータ １６は論理ネットワーク１６Ｃを介してデジタル電話番号及び依頼人を確認する ためのデジタルリクエスト信号を順次出力する。 これらの信号はデジタル信号−電話トーン信号コンバータ１８へ供給される。 コンバータ１８はコンピュータ１６よりデジタル信号を受けこれを依頼人の電話 番号及び個人認識番号に対応する電話トーン信号に変換する回路装置を 含んでいる。またコンバータ１８は電話番号リダイヤル回路及びランダム電話番 号ダイヤラー回路を含むよう構成されてもよい。リダイヤル回路は依頼人の話し 中の電話番号が所定の時間間隔にて自動的に再度ダイヤルされることを可能にす る。またランダム電話番号ダイヤラー回路は依頼人データベース１２に記憶され ている依頼人の電話番号がランダムに選択されコールされることを可能にする。 電話トーン信号はデジタル信号−電話トーン信号コンバータ１８より図１に示 されている如く電話ネットワーク２４へ供給される。ネットワーク２４はトーン 信号を依頼人のデュアルトーン複数周波数電話機２６へ中継し、これにより依頼 人５０は電話２６に出て質問に応答することにより個人識別番号を発することが できる。依頼人５０は電話機２６のキーパッドの特定のキーを押すことにより応 答する。依頼人５０が有効な番号にて応答すると、その番号は電話ネットワーク ２４及びコンバータ１８を介してコンピュータ１６内の論理ネットワーク１６Ｃ へ供給される。論理ネックワーク１６Ｃは有効な番号を受けると、依頼人用プロ グラム１４がメッセージ若しくは質問を伝達するオーディオ信号を電話ネットワ ーク２４を経て依頼人の電話機２６へ伝達することを可能にし、これにより依頼 人５０はメッセージを受けて質問に応答することができる。 好ましい実施形態に於いて使用される電話ネットワーク２４は地方の電話公社 により運営されている。しかし限ら れた領域や建物の範囲内の如く閉回路の動作が必要とされる場合には、構内電話 ネットワークが使用されてもよい。上述の何れの電話ネットワークの場合にも、 依頼人のデュアルトーン複数周波数電話機２６は電話ネットワーク２４に接続さ れ、或いは無線周波数リンク又は衛星通信リンクを使用する携帯電話５８が使用 される。依頼人５０の携帯電話５８にコールすることにより、多くの場合行動が 行われる場所及びメッセージがその最大の効果を発揮するときに動機付けメッセ ージを送給することができる。また図１に於いて破線にて示されている如く、電 話機２６を使用することによって依頼人との連絡を取る代わりに、連絡はモデム ３０、英数字ページプリンタ３４、双方向対話型のコンピュータにより駆動され るメッセージディスプレイ３６又は他の同様の装置により行われてもよい。モデ ム３０が使用される場合には、モデムはコンピュータのプリンタ又はファクシミ リ装置（ＦＡＸ）に直接接続されてよい。かかる依頼人警告媒体に於ては、依頼 人５０が動機付けメッセージ又は質問を受けた後に、依頼人５０は特定のコンピ ュータアクセス用電話番号を用いてデュアルトーン複数周波数電話機２６にてコ ンピュータ１６にコールすることにより応答することができる。同様に英数字ペ ージプリンタ３４が使用される場合には、依頼人は前述の如く応答する。双方向 対話型のメッセージディスプレイ３６を使用することにより、グラフィックスが メッセージや質問に含まれて いてよい点に於いて依頼人とのインターフェースが向上される。ディスプレイ３ ６は電話ネットワーク２４及びデジタル信号−電話トーン信号コンバータ１８を 介してコンピュータ１６に直接接続される。同様に対話型テレビシステム４４が 使用されてよく、その場合には各依頼人又は全ての加入者がカスタマイズされた 放送に応答することができ、これにより個人別にカスタマイズされた指示を与え るための低廉な代替手段が得られる。対話型テレビシステム４４に加えて又はこ れの代わりに、マイコンに接続されたビデオディスクプレーヤー及びモニタを含 む対話型ビデオディスクシステム５４が使用されてもよい。 光ディスク又はＣＤ−ＲＯＭ５６を使用することによりコンピュータベース情 報解析システムを構築することが考えられ、その場合には依頼人５０は彼がアク セスしたい量の治療についてのみ暗号化及び解読装置により対価を請求される。 また動機付け及び行動催促メッセージや依頼人に対する質問は依頼人のメッセ ージや質問を強化するための補助装置との組合せにて使用されてもよい。例えば 体重減量の分野に於いては、依頼人の体重をタイムリーに供給して報告期間中に 体重の増減が生じたか否かを判定するために電子体重計３８が使用されてよい。 図１に示されている如く、電子体重計は通常の電話回線に接続されており、電話 回線は動作システムに対応する電話番号を自動的にダイヤルし、 体重計３８に乗っている依頼人５０の体重を示すデジタル信号を体重減量プログ ラムに従って後に分析されるよう依頼人用プログラム１４及びデータベース１２ へ伝達する。 体重計３８は依頼人５０がその日々の体重変化を知ることがないよう構成され ている。このことは、遠隔の位置に設けられ体重の傾向や平均値に基づいて時々 に依頼人５０に案内するコンピュータ１６や、グルコースの監視、血圧、脈搏、 コレステロールの監視の如き他の装置を使用することにより、コンピュータを使 用する観察者やインストラクタが定期的に依頼人の体重を考察することを可能に する人に対する動機付けに関する行動理論に於ける新しい洞察と一致するもので ある。 １９９１年にMori及びMoreyにより報告された研究には、抑圧を受けた個人や 自尊心のレベルの低い個人は脆弱な肉体イメージや否定的に歪められた肉体イメ ージを持ち易いことが示されている（「Journal of Research in Personality」 第２５巻、第３４３頁〜第３５４頁の「The vulnerable body image of females with feelings of depression」参照）。更にNelson及びCraigheadの１９７７ 年の研究（「Journal of Abnormal Psychology」第８６巻、第３７９頁〜第３８ ８頁の「Selective recall of positive and negative feedback，self-control behaviors，and depression」参照）には、抑圧は常に否定的な結論に到達する よう環境入力を歪めることが示されている。抑圧を受け た人は或る量の明確なフィードバックを濾過し、否定的なフィードバックに特に 敏感であるので、否定的なフィードバック（例えば体重の測定値）の頻度を制御 し制限することが重要である。 体重計３８はその外面に見ることが可能な測定値ディスプレイを有しておらず 、依頼人の住居内の種々の部屋に配置されるよう歪みゲージ技術等を使用するこ とによって平坦なマットの形状に形成されてよい。添付の図面には示されていな いが、体重計３８は冷蔵庫のドアの前に配置されてよく、その場合には依頼人が 食べ物を摂取する前に依頼人の体重が計測される。 図１に示された他の一つの好ましい実施形態は、日常的な電話による会話と記 憶上対応して使用されるべき種々の匂いを依頼人５０へ供給する嗅覚ユニット４ ０を使用するものである。研究者は動物を訓練して幾つかの種々の匂いを認識さ せ、動物が匂いを認識したときには食べ物や水を期待して舌なめずりしたり咀嚼 したりするという特定の動作にて行動させることに成功している（「Scientific American」（１９９１年２月）の第７８頁〜第８５頁にW．J．Freemanにより報 告された「The physiology of perception」参照）。またA．Cann及びD．A．Ros sにより「Olfactory stimuli as context cues in human memory」と題して「Am erican Journal of Psychology」（１９８９年）の第９１頁〜第１０２頁に報告 されたより最近の研究には、 嗅覚による合図が学習経験と組み合わされると学習した行動をより一層効率的に 行うために後に使用されることが示されている。事実依頼人５０は行為が完了し た決定的な時間に放出される嗅覚刺激４０を受け、これにより従来技術に於いて は示されていない要領にてアクセス用の合図を受けることによって動機付けの訓 練が向上される。 エール大学のFrank R．Schabによる１９９０年の研究（「Journal of Experim ental Psychology: Learning，Memory and Cognition」第１６巻、第６４８頁〜 第６５５頁に報告された「Odors and the remembrance of things past」参照） には、匂いが学習及び行為を向上させるための記憶回復の合図として効果的に使 用されてよいことの証拠が示されている。このことはTulving及びThompsonの「 符号化の特異性の仮説（encoding specificity hypothesis）」（「Psychologic al Review」第８０巻（１９７３年）、第３５２頁〜第３７２頁の「Encoding sp ecificity and retrieval processes in episodic memory」参照）と一致してお り、この文献には環境刺激（例えば嗅覚的合図）が学習時に目標情報と共に符号 化され、回復時に目標情報に対する記憶の合図として作用することが示されてい る。 図１に示された更に他の一つの好ましい実施形態には音声ストレス分析機４２ を使用することが含まれており、音声ストレス分析機４２は話す人の音声ストレ スのレベルのデジタル数値の評価値を与え、これにより行動を動機付け し催促する質問を受けている際の依頼人の応答を監視する。また「Human Relati ons」第４０巻（１９８７年）の第１頁〜第１４頁に記載されたD．O´Hair及びM ．J．Codyによる「Gender and vocal stress differences during truthful and deception information sequences」と題する研究には、音声ストレス分析機が 嘘を示す音声ストレスを検出するために客観的に且つ控え目に使用されてよいこ とが示されている。依頼人５０が自らの正直さが試験されていること及び彼の応 答が嘘について分析されていることを知ると、依頼人にはプログラム１４に固執 する高い動機が生じ、従って特定の目標へ向けてより一層迅速に進歩する。更に かかるモードを使用することにより一般的に現れる自己欺瞞が低減される。 また他の一つの好ましい実施形態に於いては、依頼人５０の面前に於いて又は 種々の脳波状態を示す信号を伝達するモデムを使用することによって或る距離を 於いて催眠の受け易さを評価するために使用されてよいＥＥＧ測定及び記録装置 ４６を使用することが含まれている。行動の研究により、被験者が催眠、リラク ゼーション、瞑想の如き行動関与法に曝されるとＥＥＧに於けるα波の活性が増 大することが示されている。更に向精神薬に関する研究により、増大し同期した α波活性は主要な全ての精神安定剤に特徴的なものであることが判っている。G ．A．Ulett、S．Akpinar、T．M．Itilによる１９７２年の研究（「Electroenc ephalography and Clinical Neurophysiology」第３３巻の第３６１頁〜第３６ ８頁の「Quantative EEG analysisduring hypnosis」参照）には、催眠状態と覚 醒状態との間に大きいＥＥＧの相違があり、全ての被験者は催眠状態に於いて高 いα波活性を示すことが報告されている。コンピュータ１６はこのモードに於い て信号を受けこれを分析すると、依頼人５０の脳波に対応するよう関与を調整す ることができる。 図１に示された他の一つの好ましい実施形態は、種々のモードの対話型テレビ ４４に適用されてよい動機付け催促及び誘導のためのコンピュータにより動作さ れるシステムである。カスタマイズされた指示、学習、動機付けの催促及び合図 を与えるこの実施形態の特徴は、多くの場合行動が行われる場所に於て、所望の 対話式学習及び行動修正に向かうユニークなアプローチを与える。対話型テレビ ４４を使用することにより、コンピュータにより動作されるシステムは従来の放 送フォーマットをカスタマイズされた有線放送のフォーマットに変換し、有線放 送のフォーマットに於いては特定のカテゴリーに拘束されることなく個々の事象 に応じて種々の学習者や各加入者が話しかけられ、各学習者や加入者は質問や調 査に対しそれぞれ特定の応答を返し、それらの応答は依頼人データベース１２に 記録される。かかる適用例は双方向の対話を可能にする光ファイバケーブルを使 用することによって多数のチャンネルが使用 可能であることにより可能になる。 以下の三つのモードのコンピュータよりの信号伝達手段が使用されてよい。 （１）双方向通信のための光ファイバケーブル コンピュータの伝達内容は加入者のスクリーン上に現れ、加入者はリモートコ ントロールユニット又は電話により光ファイバケーブルを介して応答する。コン ピュータは加入者の応答を受け、それをメモリに記憶する。定期的で微妙に調整 された追跡催促が依頼人の応答に基づいて所定の時間に亘り電話を介して行われ る。 （２）同軸ケーブル 既存の同軸ケーブルシステムは通常の電話回線の数百倍のデータを伝達するこ とができるので、コンピュータにより動作される本発明のシステムは既存の同軸 ケーブルシステムを経て学習、動機付け誘導、催促の情報をあらゆる種類の加入 者へ伝達することができ、加入者は同軸ケーブルを経て応答するためのコンピュ ータハードウェアを含む遠隔ユニットを用いて応答することができる。遠隔ユニ ットは電話回線を経て応答するためのモデムを含んでいてもよい。 （３）ワイヤレスケーブル ケーブルを有しない加入者は局所的な伝達の場合にはアンテナにより、また衛 星通信の場合には皿形アンテナにより信号を受ける。伝達内容はコンピュータに より操作され る学習、動機付け、催促の情報を含む。加入者は電話を介して応答する。 各モードの伝達手段に於いては、加入者は電話２６又はワイヤレス無線ビーパ ー３４により間もなく情報の伝達が行われることが知らされる。更に依頼人５０ を特定の目標へ向けて更に催促するための一つの方法として、説明書が上述の対 話と共に使用されてよい。今日の技術及び規則の構造基盤に於いては、対話型テ レビのためのプログラミングはその現在のアナログ形式のままであり、特殊なユ ニット（通常はテレビ上に配置されるコントローラボックスである）により見る 者がデータの流れに入り込み、テレビの画面上に表示されるものを操作すること ができる。デジタル信号圧縮技術（一つのアナログチャンネルと同一の帯域幅に ６乃至それ以上のデジタルチャンネルを圧縮する）によれば、リアルタイムにビ デオ信号やオーディオ信号を解読し解凍するためにセットトップボックスが使用 される。 他の一つの好ましい実施形態は輸送及び保存媒体として光ディスク５６を使用 するコンピュータ化された情報解読システムであり、このシステムはデータを保 護するためにデータを暗号化し、情報の使用毎の支払い又は情報のビット単位で の支払いの方式にて依頼人が情報を使用することができるよう情報を解読する。 暗号化−解読装置はデジタル技術を使用し、携帯電話、ワイヤレスケーブルによ る信号伝達、対話型テレビ、ＣＤ−ＲＯＭを使用することによ って可能になる。情報は暗号化された形態にてユーザーに頒布される。ユーザー が無料にてメニューや目次を一読し、必要な項目を選択した後、暗号化−解読装 置は必要な情報を解読し、誰によりどの事象についてのデータが使用されたかを 記録し、ユーザーが使用したデータについてのみ請求されるようにする。この情 報はユーザーが選択し解読された情報のビット数に基づいて請求されるまで読ん だり聞いたりすることができない。解読チップやコンピュータボードが電力メー タが消費電力を追跡するのと同様に使用されるデータを計測するために使用され る。解読プログラムはどれほどのデータが解読されたかを追跡し、一種の支払い 形態としてチップに保存された予め納付された勘定よりその費用を減算すること ができる。暗号化−解読技術は、ユーザーが慣れている一般的なグラフィカルイ ンターフェース及びメニュー表示システムを有するMicrosoft Windows（登録商 標）上にて動作するアプリケーションを使用し、種々のコンピュータプラットホ ーム上にて利用可能である。 他の一つの好ましい実施形態は、莫大な量のデータをデジタル形式にて保存す るデジタルオーディオコンパクトディスクと同様の高密度保存及び供給媒体であ るＣＤ−ＲＯＭ５６（リードオンリメモリのコンパクトディスク）を使用するも のである。各ＣＤ−ＲＯＭ５６は約１００フィート（３０m）の長さに亘る一連 の書物と等価な約６００メガバイドのデータ保持する。ＣＤ−ＲＯＭ５６は大き いデ ータベースの情報にアクセスするための最も早く最も便利な手段を与える。しか し現在の多くのＣＤ−ＲＯＭシステムに於いては、ユーザーはＣＤ−ＲＯＭに記 録されたデータベース全体を購入する必要がある。これに対し暗号化及び解読の 技術を使用すれば、業者はＣＤ−ＲＯＭを無料又は実質的に無料にて頒布し、実 際に使用された情報についてのみユーザーに請求することができる。ＣＤ−ＲＯ Ｍ５６は標準的なＣＤ−ＲＯＭプレーヤーに使用されてもよく、また携帯用のＣ Ｄ−ＲＯＭプレーヤーに使用されてもよく、これによりユーザーは実質的に任意 の場所に於て情報に瞬間的にアクセスすることができる。 図１に示された更に他の一つの好ましい実施形態は、オーディオやビデオによ る個人的なフィードバックに対する付属物としてモノグラフ又は読書療法５２を 使用するものである。体重減量プログラムを受けている女性の研究に於いて、書 面を使用することは自尊心、自信、ボディサイズに対する姿勢、体重コントロー ルに関する自分自身の効力のレベルを改善することが判った（「Behavioural Ps ychotherapy」第２０巻（１９９２年）の第２７９頁〜第２９６頁のA．J．Blair 、V．J．Lewis、D.A.Boothによる「Response to leaflets about eating and sh ape by women concerned about their weight」参照）。 他の一つの好ましい実施形態は学習プロセスを促進するために対話型ビデオデ ィスクシステム５４を使用するもの である。対話型ビデオディスクシステム５４はビデオディスクプレーヤー及びモ ニタがマイクロコンピュータと接続され、これによりプログラム１４の進捗を制 御することを可能にするシステムである。従来のシステムはコンピュータのメモ リが低いことに対応して低い能力しか有していない。またこれらの従来のシステ ムに於いてはユーザーは十分な制御や対話を確保することができない。研究によ り、対話型ビデオディスクシステム５４を使用すれば、従来の方法により与えら れる内容と同一の内容に必要な時間の３分の１乃至半分の時間のうちに効果的な 学習が行われることが示されている（「Educational Technology」（１９８５年 ３月）の第７頁〜第１３頁に記載されたG．Kearsley及びJ．Frostによる「Desig n factors for successful videodisc-based instruction」参照）。対話型ビデ オ技術（ＩＶＴ）の使用に対する積極的な学生の反応が文献（「T．H．E．Journ al」（１９８９年３月）の第７８頁〜第８５頁に記載されたL．Jones及びS．G． Smithによる「Lights，camera，reaction! The interactive videodisc: A tool for teaching chemistry」）に報告されている。ＩＶＴは学習及び行動修正に 特に適しているものと考えられ、学習は観察や評価が行われない環境に於いて行 われ、ユーザーは自由に試行錯誤したり彼等の判断結果を見ることができ、また 修正された行動を取るための問題解決策を使用することができる。カリフォルニ ア大学バークレー校 のMarion Diamond博士は鼠に関する広範囲に亘る実験に基づき、感覚環境を向上 させることにより大脳皮質の組織及び能力を一生に亘り変化させることができる ことを報告しており、同博士は脳に適正な刺激や環境を与えれば我々は年を取る につれて現実に利口になると結論付けている。事実最近の学習理論や最近の脳の 研究に於いては、能動的で有能な学習者が自らの学習の創造に十分に参加し対話 することの重要性が強調されている。 図には示されていないが、他の一つの好ましい実施形態は多面的な行動修正プ ログラムに螺旋状の又は段階的な変化モデルを適用することである。研究者Jame s Prochaska、Carlo DiClemente、John Norcrossは、非直線的な枠組みに於ける 変化のプロセスを概念化する螺旋状の変化モデルを創造した。彼等の研究により 、付加的な行動パターンを示す個人の場合には退歩は例外ではなく当たり前のこ とであることが判った。従ってプロセスに於ける一つの正常な段階として退歩を 枠組みに組み込むことにより、彼等のモデルは退歩がただ単に一時的な後戻りで あり、退歩した人の殆どは彼等が治療を開始した位置まで完全に後戻りする訳で はないこと示唆している。事実彼等は退歩を学習経験として使用し、その状況よ り螺旋状の変化プロセスに於いて新たな高みに到達し前進する。螺旋状の変化モ デルは５又はそれ以上の明確な段階よりなる変化サイクルを示している。Procha ska等はこれらの各段階が一組の特定の行動 パターンにて特徴付けられることを発見した。良好な変化を達成する可能性は各 個人の螺旋状の位置（即ちモデル内の特定の段階）に直接関連しているものと思 われる。事実プロフェッショナルな関与を受けたことの結果として患者が示す進 歩は、患者が治療の開始時にいた段階の関数になる傾向がある。 Prochaska等により示された通りに治療プロセス及び変化の段階を統合して多 面的且つ多次元的な治療システムを作り出すことにより、このシステムは、各サ イクルに於ける依頼人の位置及び上述の螺旋状プロセスに於ける段階に応じたカ スタマイズされた態様にて本発明及びその実施形態が依頼人に対し達成する特定 の行動に対する関与を調節する。例えば「瞑想段階」に於いては、個人は意識高 揚法に対し最も受け入れ易い状態にあり、読書療法や他のフィードバック及び催 促教育法を使用し易い状態にある。「活動段階」に於いては、依頼人は退歩を防 止するために反対条件付けや刺激の制御の如き行動プロセスにて手助けされるこ とを必要とする。そして「メンテナンス段階」に於いては、対処能力が連続的に 強調され、また自己能力レベルを改善することに焦点が合わされる。場合によっ ては同一の関与が変化の種々の段階に亘り使用されてよいが、その強さや頻度の 程度が変化される。治療プログラムやプロセスを上述のProchaska等により概念 化された依頼人の変化段階に適合させることは大多数の依頼人に良好に作用する という考えを支持する多数の研究結果がある。 螺旋状の対話や道筋を上昇するオンライン若しくはＣＤ−ＲＯＭマルチメディ アやビデオゲームがプログラム１４の一部として使用されてよい。依頼人５０は 彼等がゲームを楽しむ度毎に螺旋状のイメージを彼等の脳裏に意識的に又は無意 識のうちに焼き付け、瞑想、活動、メンテナンス、退歩のプロセスを実行し実現 し、しかる後同一のサイクルを繰返して開始し、これにより個人的又は具体的危 険を伴うことなく劇的な勝利の強い感覚を獲得する。問題解決、パターン認識、 迅速な思考、リソースの管理、合理的判断の如き学習した内容は徐々に依頼人の 生活に取り込まれる。オンラインのユーザーに於いてはタイマ式の３Ｄグラフィ ックスをリアルタイムなものにするためにセットトップボックスが使用されてよ い。 更にオーディオ、動画ビデオ、静止画像、グラフィックス、アニメーション、 テキストの如きマルチメディアを個別に又は組み合わせて使用することが、新し い情報を吸収して学習し対応する挙動の修正を行うというユーザーの能力を高め るために使用されてよい。 また依頼人データベースを発展させてオーディオ、ビデオ、及び個人的な上述 の行動修正法を改善し向上させるべく、上述の装置が１対１のインタビューによ り個人的にモノグラフ５２との関連にて使用されてもよい。 以上に於いては本発明を詳細に説明し添付の図面に図示 したが、本発明は上述の詳細な内容に限定されるものではない。何故ならば、本 発明の範囲内にて本発明に多くの変更や修正が行われてよいからである。例えば 開発される種々の電気通信法により行動修正や催促の情報を伝達するための種々 のプラットホームが与えられる。これらの装置として、データやグラフを表示す るためのＬＣＤディスプレイスクリーンを含む高機能電話、低出力のデジタル無 線を使用するパーソナル通信ネットワーク、全国的なネットワークの一部として 衛星通信情報を受けるパームトップ計算機、全国的な規模でデータを交換するワ イヤレス無線ネットワーク、所有者が世界中の何処にいようとも衛星通信ネット ワークまで直線的に所有者の周りに連続的に信号を出力するデジタル携帯電話、 データを受け、それを加工し、依頼人の活動を監視し、催促し、内部モデムを介 して依頼人の発展性について中央メインフレームコンピュータと通信するパーソ ナルデジタル補助装置（ＰＤＡ）の如き装置がある。また変化の螺旋状の又は段 階的なモデルを適用することは前述の全ての行動修正プログラムに適用されてよ い。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＭＷ，ＳＤ)，ＡＭ，ＡＴ， ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，Ｃ Ｚ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＨＵ，ＪＰ ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＴ，ＬＵ， ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＮ，ＭＷ，ＮＬ，ＮＯ，ＮＺ，Ｐ Ｌ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．自動化された対話式の積極的動機付けシステムにして、 （ａ）依頼人データベースを記録しこれにアクセスする手段であって、各依頼 人毎に電話のスケジュール及び個人認識番号を有する依頼人用のプログラムを含 む手段と、 （ｂ）前記依頼人データベースを記録しこれにアクセスする前記手段に基づき 、各依頼人毎に特定の動機付けメッセージ、刺激、又は依頼人により応答される べき質問の何れか一つを含む情報にて所定の依頼人の行動を催促する催促手段と 、 （ｃ）前記依頼人データベース及び前記依頼人用プログラムにアクセスするた めの手段を有するコンピュータであって、依頼人の電話番号に対応するデジタル 電話信号及び依頼人を確認するためのデジタルリクエスト信号を出力し、前記依 頼人を確認するためのリクエスト信号が有効な個人認識番号をもって依頼人によ り応答された場合にのみ前記催促手段の前記動機付けメッセージ、刺激、又は質 問の何れか一つを出力するコンピュータと、 （ｄ）前記コンピュータにより発生されるデジタル信号を電話ネットワークを 経て依頼人のデュアルトーン複数周波数電話機へ供給される電話トーン信号に変 換する変換手段であって、前記電話機は前記デジタルリクエスト信号に応答し前 記動機付けメッセージを聞き前記質問に応答し得るよう作動される変換手段と、 （ｅ）前記依頼人の電話機に於いて発生される電話トーン信号を前記コンピュ ータに供給され前記コンピュータにより処理されるデジタル信号に変換する手段 と、 （ｆ）依頼人が送受信した全ての通信内容を永久的に記録する手段と、 を含んでいることを特徴とするシステム。 ２．請求の範囲第１項のシステムに於いて、依頼人データベースを記録しこれに アクセスする前記手段はコンパクトディスク及び前記コンピュータとインタフェ ースするコンパクトディスクプレーヤーを含んでいることを特徴とするシステム 。 ３．請求の範囲第１項のシステムに於いて、依頼人用プログラムを記録しこれに アクセスする前記手段はコンパクトディスク及び前記コンピュータとインタフェ ースするコンパクトディスクプレーヤーを含んでいることを特徴とするシステム 。 ４．請求の範囲第１項のシステムに於いて、前記コンピュータは３０３８６プロ セッサを含みDialogic D41の４ライン会話カード又は互換カードを含むＩＢＭ− ＡＴと互換性のあるコンピュータを含んでいることを特徴とするシステム。 ５．請求の範囲第１項のシステムに於いて、前記コンピュータにより発生される デジタル信号を電話トーン信号に変換する前記手段は、両方向に変換を行う回路 手段を有する デジタル信号−電話トーン信号コンバータを含んでいることを特徴とするシステ ム。 ６．請求の範囲第１項のシステムに於いて、前記催促手段は依頼人が自分の体重 を見ることを許さない電子体重計を含んでいることを特徴とするシステム。 ７．請求の範囲第１項のシステムに於いて、前記催促手段は前記依頼人データベ ースに関連する匂いを与える嗅覚ユニットを含んでいることを特徴とするシステ ム。 ８．請求の範囲第１項のシステムに於いて、前記催促手段は音声ストレス分析機 を含んでいることを特徴とするシステム。 ９．請求の範囲第１項のシステムに於いて、前記催促手段は対話型テレビシステ ムを含んでいることを特徴とするシステム。 １０．請求の範囲第１項のシステムに於いて、前記催促手段はＥＥＧ測定及び記 録装置を含んでいることを特徴とするシステム。 １１．請求の範囲第１項のシステムに於いて、前記催促手段は対話型ビデオシス テムを含んでいることを特徴とするシステム。 １２．請求の範囲第１項のシステムに於いて、前記催促手段は光ディスクより保 存された情報をアドレスすることを特徴とするシステム。 １３．積極的催促及びフィードバックのシステムにして、 （ａ）各依頼人毎に名前、電話のスケジュール及び個人認識番号を含む依頼人 データベースと、 （ｂ）依頼人毎に特定の動機付けメッセージ、刺激、又は依頼人により応答さ れるべき質問を有する依頼人用プログラムを含む情報を前記依頼人データベース より選択することにより依頼人の行動を催促する催促手段と、 （ｃ）前記催促手段よりのデジタル信号を対応する電話トーン信号に変換し、 電話トーン信号を対応するデジタル信号に変換する回路手段を有するデジタル信 号−電話トーン信号コンバータと、 （ｄ）前記コンバータより前記電話トーン信号を受け前記トーン信号を依頼人 のデュアルトーン複数周波数電話機へ伝達する回路手段を有する電話ネットワー クであって、依頼人は前記複数周波数電話機より前記催促手段の前記特定の動機 付けメッセージ、刺激、又は質問の何れか一つを受けてこれに応答する電話ネッ トワークと、 （ｅ）一部にソフトウェアプログラム、リアルタイムクロック、論理ネットワ ークを含み、前記催促手段及び前記デジタル信号−電話トーン信号コンバータに 組み込まれたコンピュータであって、前記コンピュータの前記ソフトウェアプロ グラムは予め設定された日時に前記論理ネットワークと共働して前記依頼人デー タベース及び前記依頼人用プログラムにアクセスし、前記依頼人データベースと 前記依頼人用プログラムの間に一致点が見出だされると、前記 コンピュータは前記デジタル信号−電話トーン信号コンバータと共働して依頼人 の電話番号に対応するデジタル電話信号及び依頼人を確認するためのデジタルリ クエスト信号を生成し、前記デジタル電話信号及び前記依頼人を確認するための デジタル信号は前記コンバータへ供給され、前記デジタル電話信号及び前記依頼 人を確認するためのデジタル信号は前記コンバータにより依頼人の電話番号及び 個人識別番号に対応する電話トーン信号に変換され、前記電話トーン信号は依頼 人が個人識別要求に応答するための前記依頼人の電話機へ前記電話ネットワーク を経て伝達され、依頼人が前記デュアルトーン複数周波数電話機のキーパッドの 特定のキーを押すことにより有効な個人認識番号にて前記電話ネットワーク及び 前記コンバータを経て前記コンピュータに応答すると、前記コンピュータは前記 ソフトウェアプログラム及び前記論理ネットワークと共働して前記依頼人用プロ グラムが前記催促手段の前記メッセージ、刺激、質問の何れか一つを前記電話ネ ットワークを経て前記依頼人の電話機へ伝達し得るようにし、依頼人は前記催促 手段の前記メッセージ、刺激、又は質問の何れか一つを受けこれに応答するよう 構成されたコンピュータと、 を含んでいることを特徴とするシステム。 １４．請求の範囲第１３項のシステムに於いて、前記コンピュータは３０３８６ プロセッサを含みDialogic D41の４ライン会話カード又は互換カードを含むＩＢ Ｍ−ＡＴと互 換性のあるコンピュータを含んでいることを特徴とするシステム。 １５．請求の範囲第１３項のシステムに於いて、前記依頼人データベースはコン パクトディスクプレーヤーにより前記コンピュータに対しプレイバックされるコ ンパクトディスクに記録されることを特徴とするシステム。 １６．請求の範囲第１３項のシステムに於いて、前記依頼人データベースはテー プカートリッジプレーヤーにより前記コンピュータに対しプレイバックされるテ ープカートリッジに記録されることを特徴とするシステム。 １７．請求の範囲第１３項のシステムに於いて、前記依頼人用プログラムはコン パクトディスクプレーヤーにより前記コンピュータに対しプレイバックされるコ ンパクトディスクに記録されることを特徴とするシステム。 １８．請求の範囲第１３項のシステムに於いて、前記依頼人用プログラムはテー プカートリッジプレーヤーにより前記コンピュータに対しプレイバックされるテ ープカートリッジに記録されることを特徴とするシステム。 １９．請求の範囲第１３項のシステムに於いて、前記電話ネットワークは閉領域 の範囲内にて動作する構内電話ネットワークよりなっていることを特徴とするシ ステム。 ２０．請求の範囲第１３項のシステムに於いて、前記依頼人のデュアルトーン複 数周波数電話機は前記電話ネットワークに接続された標準的な電話機よりなって いることを特 徴とするシステム。 ２１．請求の範囲第１３項のシステムに於いて、前記依頼人のデュアルトーン複 数周波数電話機は携帯電話を含んでいることを特徴とするシステム。 ２２．請求の範囲第１３項のシステムに於いて、前記催促手段はＥＥＧ測定及び 記録装置を含んでいることを特徴とするシステム。 ２３．請求の範囲第１３項のシステムに於いて、前記催促手段は対話型ビデオシ ステムを含んでいることを特徴とするシステム。 ２４．請求の範囲第１３項のシステムに於いて、前記催促手段は光ディスクより 保存された情報をアドレスすることを特徴とするシステム。 ２５．請求の範囲第１３項のシステムに於いて、前記催促手段は依頼人が自分の 体重を見ることを防止する枠体を有する電子体重計を含んでいることを特徴とす るシステム。 ２６．請求の範囲第１３項のシステムに於いて、前記催促手段は前記依頼人デー タベースに割り当てられた匂いを与える嗅覚ユニットを含んでいることを特徴と するシステム。 ２７．請求の範囲第１３項のシステムに於いて、前記催促手段は音声ストレス分 析機を含んでいることを特徴とするシステム。 ２８．請求の範囲第１３項のシステムに於いて、前記催促手段は対話型テレビシ ステムを含んでいることを特徴とす るシステム。 ２９．請求の範囲第１３項のシステムに於いて、 前記デジタル信号−電話トーン信号コンバータにより生成される電話信号によ り前記電話ネットワークを介して作動されるモデムと、 前記モデムの出力が依頼人が考察したり依頼人が前記デュアルトーン複数周波 数電話機により応答したりするために後に依頼人によって受けられるよう、前記 モデムの出力を受けこれを記録する手段と、 を含んでいることを特徴とするシステム。 ３０．請求の範囲第２９項のシステムに於いて、前記モデムの出力を受けこれを 記録する前記手段はパーソナルコンピュータを含んでいることを特徴とするシス テム。 ３１．請求の範囲第２９項のシステムに於いて、前記モデムの出力を受けこれを 記録する前記手段はプリンタを含んでいることを特徴とするシステム。 ３２．請求の範囲第２９項のシステムに於いて、前記モデムの出力を受けこれを 記録する前記手段はファクシミリ装置を含んでいることを特徴とするシステム。 ３３．請求の範囲第２９項のシステムに於いて、依頼人に譲渡され前記電話ネッ トワークによって生成される電話信号により動作される英数字ページプリンタを 含み、前記メッセージは依頼人が前記デュアルトーン複数周波数電話機により応 答することを要求するメッセージを含んでいるこ とを特徴とするシステム。 ３４．請求の範囲第１３項のシステムに於いて、コンピュータにより動作される 双方向対話型のメッセージディスプレイユニットであって、前記電話ネットワー ク及び前記デジタル信号−電話トーン信号コンバータを介して前記コンピュータ に直接接続されたメッセージディスプレイユニットを含んでいることを特徴とす るシステム。 ３５．請求の範囲第１３項のシステムに於いて、依頼人の体重を測定し、前記電 話ネットワーク及び前記デジタル信号−電話トーン信号コンバータを介して前記 コンピュータへ測定された体重を報告する手段を有する電子体重計を含んでいる ことを特徴とするシステム。 ３６．請求の範囲第１３項のシステムに於いて、前記依頼人データベース及び前 記依頼人用プログラムは前記コンピュータ内に設けられたハードディスクに保存 されることを特徴とするシステム。 ３７．請求の範囲第１３項のシステムに於いて、前記催促手段は更に 依頼人の話し中の電話番号を選択可能な時間間隔にて自動的に再度ダイヤルす る電話番号リダイヤル回路と、 前記依頼人データベースに保存された依頼人の電話番号をランダムに選択しそ の番号にてコールするランダム電話番号ダイヤラー回路と、 含んでいることを特徴とするシステム。 ３８．請求の範囲第１３項のシステムに於いて、前記コンピュータに接続された プリンタであって、依頼人が送受信した全ての通信内容を記録するプリンタを含 んでいることを特徴とするシステム。 ３９．自動化された対話式の積極的動機付けシステムのための方法にして、 （ａ）依頼人へのコールのスケジュール及び依頼人の個人認識番号を記録する 工程と、 （ｂ）依頼人へのコールのスケジュール及び依頼人の個人認識番号の前記記録 を依頼人データベースに保存する工程と、 （ｃ）依頼人毎に特定の動機付けメッセージ、刺激、又は依頼人により応答さ れるべき質問を有する依頼人用プログラムを含む情報を前記依頼人データベース より選択することにより依頼人の行動を催促する工程と、 （ｄ）前記依頼人データベース内の前記依頼人へのコールのスケジュールに従 って前記個人認識番号の前記記録及び前記保存に対応するデジタル電話信号を生 成する工程と、 （ｅ）前記依頼人データベース内の前記依頼人へのコールのスケジュールに従 って前記デジタル電話信号を前記個人認識番号の前記記録及び前記保存に対応す る電話トーン信号に変換する工程と、 （ｆ）前記依頼人データベース内の前記依頼人へのコールのスケジュールの前 記記録及び前記保存に従って前記デ ジタル電話信号を変換することにより得られた前記電話トーン信号を依頼人のデ ュアルトーン複数周波数電話機へ送出する工程と、 （ｇ）前記依頼人データベース内の前記個人認識番号に対応する前記デジタル 電話信号を変換することにより得られた前記電話トーン信号を依頼人により入力 された電話トーン信号と比較し、両者の電話トーン信号が一致していればプログ ラム手段により動機付けメッセージ、刺激又は質問の何れか一つを依頼人に供給 する工程と、 （ｈ）前記プログラム手段により供給された前記動機付けメッセージ、刺激又 は質問に対する依頼人の応答を処理し、更新された依頼人へのコールのスケジュ ールに従って前記デジタル電話信号を生成し変換することにより他の一組の動機 付けメッセージ、刺激又は質問を依頼人へ供給すべく、前記プログラム手段によ り前記依頼人データベース内の前記依頼人へのコールのスケジュールを更新する 工程と、 を含んでいることを特徴とする方法。