JPH1139280A - 対話型助言装置 - Google Patents

対話型助言装置

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JPH1139280A
JPH1139280A JP19571797A JP19571797A JPH1139280A JP H1139280 A JPH1139280 A JP H1139280A JP 19571797 A JP19571797 A JP 19571797A JP 19571797 A JP19571797 A JP 19571797A JP H1139280 A JPH1139280 A JP H1139280A
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JP19571797A
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Yoshikazu Nakamura
芳和 中村
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 自己啓発、願望達成等に対する意識の高揚、
及び、ストレスの解消、不安の除去等の心のケアーにつ
いて、アドバイス、激励、指令、カウンセリング等々の
助言を行う。 【解決手段】 利用方法に関する情報の入力及び記録手
段、提供する助言内容を予め記録しておく記録手段、利
用者との対話内容を入力及び記録する手段、利用者に適
した助言内容を選択する手段、並びに選択された助言内
容を出力する手段を備え、助言内容に係る利用者との対
話データを記録する。また、努力の度合い、ストレスの
大きさ、疲労の程度を、数値化し、適切な助言内容を選
択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンピュータを利用
して個人の心理的側面に働きかける装置に関し、より詳
しくは、自己啓発や願望達成等に対する意識の高揚、及
びストレスの解消や不安の除去等の心のケアーについ
て、アドバイスや激励や指令やカウンセリング等の助言
を行う対話型の装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】近年、コンピュータ技
術の進展は目ざましいものがあり、特に、電気通信分野
やゲーム分野における新商品の開発には顕著なものがあ
る。これらの新技術、新商品は、主に生活の利便性を向
上させるものであり、その結果、人々の生活は物質的な
豊かさと時間の余裕を得ることができた。しかしなが
ら、人間にとって大切なメンタルな側面については、あ
まり目を向けられることがなかったため、物質的及び時
間的豊かさとは裏腹に、心を悩む人が増大し、深刻な社
会的不安を引き起こしつつある。しかしながら、適切に
対応するカウンセラーは少なく、直接病院に行きにくい
面もあり、速めに対処する方法が望まれている。
【0003】本来人間は、前向きに向上しようとして努
力している時に幸せを感じ生き甲斐を覚えるものであ
る。現在社会に欠けていて最も必要とされることは、未
来に向け自分の能力を啓発しようとする意思を持つこ
と、将来に向かって強い願望を達成させる意思や、成功
を志向する意思を持つことである。かつては学校教育や
家庭教育の果たす役割が大きく、このような意思を歓迎
する社会でもあった。近年は生活の利便性だけが追求さ
れ、人間の幸せにとって大切なメンタルな面がないがし
ろにされてきたといえる。このため、それをバランス良
く両立させることが求められている。
【0004】したがって、社会環境や他人に頼ることな
く、自ら努力して、向上志向の強い意思を意識的に継続
維持し、高揚することに努めなければならない。気を抜
けば直ぐに社会の風潮に流され、物質的な価値判断だけ
が評価される社会に埋没してしまい、ついには、心の病
に倒れてしまうことにもなるであろう。具体的には、刺
激になる本を読んだり、講演を聴いたり、志を同じにす
る友人と話し合ったりする機会を意識的に作ることに努
めなければならないが、それは強い意思と実行力を必要
としてなかなか難しいものである。本人が自由に操作も
でき、あるいは定期的に向上心を刺激し高揚させる仕組
みがあれば非常に価値あることであり、その開発が期待
されている。
【0005】勉学やスポーツの練習等においても向上志
向の強い意思が必要である。学校や通信教育では、本人
の能力や性格の違いを無視して一律的かつ一方的な教育
が行われており、学習効率も悪く学習意欲を高めること
にも成功していない。近年、コンピュータを使用した教
育、CAI等が普及して、それなりの効果が見られるよ
うになった。すなわち、個人毎の学習進度を把握して、
それに応じて個人毎のカリキュラムを作成し、教材等を
提供するものであり、従来の学習方法に較べて改良され
た面が多くある。しかしながら、指導するのはあくまで
も学習内容だけであり、学習しようとする意欲の高揚等
のメンタルな面には及んでいない。学習者の全人格的な
面まで踏み込めるのは家庭教師か、あるいは、少人数制
の塾等は可能かもしれないが、学習者にとっては利用で
きる時間と場所が限られている。したがって、楽しく学
習している間に知らず知らずの内に、やる気が養われた
り、人間の心のあるべき姿が自覚されたり、ストレス発
散に役立たりする、ゲーム性を備えたシステムが必要と
されている。
【0006】一方、現代社会におけるまた別の大きな問
題は、仕事、健康問題、家庭問題、人間関係等々におけ
る悩みから生ずるストレスや不安であるが、これらの解
決についてもコンピュータは有効に利用されていない。
低成長の成熟社会を迎えて、ビジネスに伴うストレスは
益々増大する傾向にある。また高齢化社会の到来によっ
て独居高齢者が増加し、身体の衰えや孤独感、経済的要
因等々による不安が拡がりつつある。あるいはまた、物
質的豊かさとは逆に、家庭内や地域社会における人間関
係に暖かさが失われてきたことによって、種々の深刻な
問題が発生するようになってきた。子猫や子犬の可愛い
仕種によって、人間は一人でいる時でも心がほのぼのと
し、笑顔がでて心が和むものであり、孤独感が慰められ
る。したがって、実際にペットを飼うことの出来ない人
には、子猫や子犬や新キャラクター等の、可愛い仕種の
映像や鳴き声が簡便に供給されるシステムの開発が待た
れている。
【0007】上述したいくつかの問題は全てメンタルな
心の問題である。確かに、それなりの病院もあればカウ
ンセラーもいるが、わざわざ訪問して手当てを受けるの
は面倒であるし、殆どの場合、病院などを訪れた時には
手遅れであり、回復に苦労する状態にまで悪化している
ことが多い。もっと軽症の初期段階に何らかの対策・処
置が取られなければならない。また、心の問題であるか
ら、これに対するには、本人の性格をよく見据えた適切
な手段・方法が選択されなければならない。一方的に押
しつける方式ではなく、本人の意思を尊重する形の双方
向型、すなわち、対話型の対策・処置でなければならな
い。
【0008】そこで本発明者は、自己啓発や願望達成等
に対する意識の高揚、及びストレスの解消や不安の除去
等の心のケアーに関し、アドバイスや激励や指令やカウ
ンセリング等の助言を適切に行う対話型の装置について
鋭意検討した結果、本発明に至ったのである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、コンピュータ
システムによって上記課題を解決したものであり、本発
明に係わる対話型助言装置の要旨とするところは、自己
啓発や願望達成等に対する意識の高揚、及びストレスの
解消や不安の除去等の心のケアーに関し、アドバイスや
激励や指令やカウンセリング等の助言を行う対話型の装
置であって、少なくとも、利用目的、出力方式、呼び出
し方法、呼び出し時間等の、装置の利用方法に関する利
用データーを入力する手段、該入力された利用データー
を記録しておく利用データー記録手段、多種類の助言内
容を予め記録しておく助言データー記録手段、該利用デ
ーター記録手段に記録されている利用データー、及び、
対話データー記録手段に記録されている対話データーに
基づき、前記助言データー記録手段から助言内容を選択
する手段、該選択された助言内容を出力する出力手段、
該出力された助言内容に対する利用者の返答を入力する
手段、該利用者の返答等の対話データーを記録する対話
データー記録手段、から構成することにある。
【0010】さらにかかる対話型助言装置において、前
記出力方式に関し、利用者の性格分析に必要なデーター
を入力する手段と、該入力されたデーターに基づいて性
格を判断する手段と、判断された性格に適した出力モー
ドを自動的に選択する手段とを備えることにある。
【0011】またさらに、かかる対話型助言装置におい
て、前記出力方式に関し、利用者の心理状況、疲労状
況、ストレス状況、努力状況、実績状況等、その他の分
析に必要なデーターを入力する手段と、該入力されたデ
ーターに基づいて心理状況、疲労状況、ストレス状況、
努力状況、実績状況等を判断する手段と、判断された心
理状況、疲労状況、ストレス状況、努力状況、実績状況
等に適した出力モードを自動的又は個別的に選択する手
段とを備えることにある。
【0012】また、かかる対話型助言装置において、前
記対話データー及び入力されたデーターに基づいて判断
された、心理状況、疲労状況、ストレス状況、努力状
況、実績状況等を数値化し、これに基づいて適切な助言
内容を選択し、該選択した助言内容と併せて出力するこ
とにある。
【0013】さらにまた、かかる対話型助言装置におい
て、音声、映像、画像等を使用し、自宅で直接ペットを
飼えない人達のため、あるいは常に持ち歩いて好むとき
に、小鳥や子猫、子犬等の電子ペットやキャラクターと
遊べるようにすることにある。
【0014】またさらに、かかる対話型助言装置におい
て、利用者の手首や腕部又はベルトに装着され、あるい
はポケットやバッグ内に収容されて携帯可能であるか、
又は市販のパーソナルコンピュータ等を利用することに
ある。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係わる対話型助言
装置の実施形態について、図面に基づいて詳細に説明す
る。
【0016】図1は、本発明に係わる対話型助言装置の
一例を説明するシステム構成図である。ファイル装置に
は、利用データーファイル、助言データーファイル、対
話データーファイルが収容されている。利用データーフ
ァイルには、利用者が希望する利用内容に関して必要な
全てのデーターが記録されている。また、助言データー
ファイルには、本装置で使用される助言内容に関して必
要な全てのデーターが予め記録されている。対話データ
ーファイルには、助言に対する利用者の返答に関するデ
ーター等が記録されている。
【0017】図2は本装置により実行される処理のフロ
ーである。まず、パネルスイッチ、ボタンスイッチやキ
ーボード等の入力装置から、本装置の利用方法に関し、
利用者が希望する内容の利用データが入力され、利用デ
ーターファイルに記録される。次に、1回目の助言内容
が、利用データーファイルに記録された利用データーに
基づき、メインメモリーに収容された制御プログラムに
よって選択され、利用データーとして入力・記録された
1回目の呼び出し時間に出力される。この助言内容に対
しての返答は、パネルスイッチ、ボタンスイッチやキー
ボード、あるいは、音声認識装置等の入力装置から入力
され、対話データーファイルに記録される。
【0018】2回目以降も同様にして対話が続けられ
る。1回目と異なる点は、助言データーファイルから助
言内容を選択するのに関し、利用データーファイルに記
録された利用データーだけではなく、対話データーファ
イルに記録されている、前回までの返答内容にも基づく
ことである。すなわち、助言とこれに対する返答という
対話の経過を踏まえて逐次適切な助言内容が選択される
のである。
【0019】質問に対する返答は次のようにして実行さ
れる。すなわち、イエスとノーからの選択、数種類の返
答内容からの選択、保留やチェンジの選択等々、通常ポ
ケベルや携帯電話等で採用されている文字による入力方
式を用いることもできる。また、入力装置としては、パ
ネルスイッチやキーボード等、あるいは、音声入力装置
等を使用できる。
【0020】利用者が希望する利用方法に関して入力さ
れる利用データーは、少なくとも、利用目的と、出力方
式と、呼び出し時間とを含むものである。利用目的と
は、例えば図3に示されるような分類からなり、予め用
意された区分に従って逐次利用者が選択して入力するも
のである。本装置とは別に用意された分類表に基づいて
パネルスイッチ、キーボード等の入力装置によって入力
されてもよいし、本装置の画面に示される項目をボタン
スイッチ等によって選択する方法を取ることもできる。
【0021】また、出力方式とは、少なくとも次の2つ
の内容を含むものである。1つは、出力媒体の指定であ
り、音声、メロデー、画像、図形、映像、文字、発光、
振動等の、本装置に用意された出力媒体から、利用者に
とって最も利用しやすいものを選択することである。助
言内容は、これら出力媒体の中の1種だけでしか用意さ
れていない場合もあるし、数種類で用意されてる場合も
ある。選択の幅は主に利用目的によって左右される。
【0022】もう1つは、助言の効果を高めるために、
利用者の性格に合わした助言を行うための出力モードの
選択である。図4に例示される内容で説明すれば、性格
が強くて命令調で強く言われるのがよい人に対しては強
モードを、性格が比較的弱くて、褒めたり煽てたりする
のがよい人には弱モードを選択すると良い。また、その
中間的性格の人には普通モードが適する。図4はあくま
でも一例を示したものであり、本発明はこれに限定され
ず、心理学的に裏付けされた種々の出力モードを用いる
ことができる。
【0023】出力モードの選択は利用者が直接行っても
よいが、一般に、自分の性格を正しく理解することは難
しい面もあり、第三者に評価してもらうほうが良い場合
がある。出力モードとセットにして設定された、予め用
意された性格分析用の質問に答えることで性格を判定
し、性格に最適の出力モードを間接的に選択することが
できれば、より効果的な助言システムとすることができ
る。図5には、性格分析用に質問する項目の一例が示さ
れている。これらの項目に対する答えの組み合わせと性
格の対応表、および、性格と出力モードとの対応表は予
め用意されているので、質問に答えることで直ちに出力
モードが選択されることになる。
【0024】また、呼び出し時間とは、本装置が利用者
を呼び出して助言する時間を指し、予め利用者が指定す
るものである。例えば1時間ごと、半日ごと、1日ご
と、3日ごと、1週間ごと、あるいは、朝8時から夜1
1時迄の間にランダムに何回、等々というように入力さ
れ記録される。したがって、本装置は時計機能と、分、
時、日、週、月単位での入力機能を備えなければならな
い。本装置の特徴は、本装置から利用者に働きかけるこ
とにあるので、呼び出し時間の設定は重要な役割を果た
すものである。しかしながら、自由に使用したい場合、
装置からの呼び出しをオフにして、利用者の都合のよい
ときだけに利用することもできる。
【0025】利用者に出力される助言内容は、助言デー
ターとして、予め用意され助言データーファイルに記録
されている。第一回目の助言内容は、利用データーに含
まれる利用目的と出力方式に基づいて選択され出力され
るが、2回目以降は、前回までの対話データーにも基づ
く。図6は、出力される助言内容が選択されるプロセス
の一例を示している。利用目的、出力方式、1回目の返
答、2回目の返答、に基づき、逐次、用意された助言デ
ータの中からの選択が行われる道筋が明らかである。
【0026】本装置から利用者に出力される助言内容に
は、利用者の状況を把握して適正な助言を行うため、原
則的に質問事項が含まれる。例えば、学習者には予定通
りに計画が実施されているか、健康に不安がある人には
身体の調子が良いか、等という質問を行うのである。そ
して、これらの質問に対する返答は入力され、対話デー
ターとして対話データーファイルに記録される。上述し
たように、この対話データーは逐次記録され、利用者の
心理状況、疲労状況、ストレス状況、努力状況、目標達
成状況等々が把握され、これに基づき、次回の助言内容
が選択されることになるのである。しかしながら、例え
ば心を静めるための音楽を提供する場合、孤独を癒すた
めにペットや新キャラクターの映像や鳴き声を提供する
場合などのように、利用目的によっては助言内容に質問
事項が含まれないこともある。
【0027】利用者は、質問事項に対する返答とは別
に、心理状況、疲労状況、ストレス状況、努力状況、目
標達成状況等々に関するデーターを直接入力することも
出来る。長時間連続して利用する場合等には、種々の状
況が変化するため、当初に設定された出力モードでは適
切でなくなることもある。したがって、適宜、心理状
況、疲労状況、ストレス状況、努力状況、目標達成状況
等々に関するデーターを入力して、出力モードの見直し
を行い、より適切な助言を行う必要がある。
【0028】また、このようにして適宜入力されるデー
ター、及び、逐次蓄積される対話データに基づいて把握
される、心理状況、疲労状況、ストレス状況、努力状
況、目標達成状況等々を数値化することによって、より
適切な助言内容を選択することができる。また、利用者
は状況を客観的に判断できるようになるので助言内容を
より深く理解できる効果が得られる。数値化は、例えば
最良を100とし、最悪を0とする%表示が好ましい
が、これに限定されるものではない。%表示された努力
状況に対しては、努力指数とかガンバリ指数とか呼ぶこ
ともできる。%表示された疲労状況、ストレス状況に対
しては、疲労度とかストレス度とか呼ぶことができる。
なお、数値化された心理状況等の数値をそのまま画面に
表示したり、音声で表示してもよく、あるいは数値をグ
ラフ化又は図形化して画面表示するようにしてもよく、
特に限定されない。
【0029】利用データーや対話データーの入力方法
は、通常、コンピュータ、ワープロ、ポケベル、各種通
信機器、テレビ、各種ゲーム機器、時計等々に用いられ
る入力装置を用いることが出来て特に限定されない。す
なわち、キーボードやボタンスイッチあるいはペン入力
装置、音声入力装置等々によって行われる。また、リモ
コン方式も可能である。例えば、高齢者が自宅で利用す
る目的には、比較的大型で机上置きタイプが適している
が、常時携帯する利用目的のためには、パネルスイッチ
やボタンスイッチのように小型の入力装置が好ましい。
【0030】利用データー、助言データー、対話データ
ー等の記録手段もまた特に限定されない。通常、コンピ
ュータ、ワープロ、各種通信機器、テレビ、各種ゲーム
機器、時計等々に用いられるものでよい。半導体メモリ
ーやハードディスク等々の内部メモリー、フロッピーデ
ィスクや各種光ディスク、磁気テープ等々の外部メモリ
ーを用いることができる。携帯用に小型にするために
は、半導体メモリーが適している。
【0031】利用データーファイルに記録された利用デ
ーターと、対話データーファイルに記録された対話デー
ターに基づき、助言データーファイルに記録された助言
内容を選択する手段は、コンピュータのメインメモリー
と中央処理装置を組み合わせて構成することができる。
すなわち、メインメモリー中の制御プログラムの指令を
受けて、中央処理装置が選択を実行するようにする。
【0032】呼び出し又は助言内容を出力する手段もま
た、通常、コンピュータ、ワープロ、各種通信機器、テ
レビ、各種ゲーム機器、時計等に用いられるものあれば
よく特に限定されない。ブラウン管、プリンター、液晶
表示盤等によって文字、映像、画像等の出力が可能であ
る。あるいは、スピーカー、ベル、電子音発生部品等に
よって音声、ベル音、メロデー等の出力が可能である。
液晶表示盤や電子音発生部品を用いると、小型の出力装
置とすることができるので携帯に便利となる。
【0033】本発明に係わる対話型助言装置は、好きな
ときに何時でも自由に使用もできるが、定期的な呼び出
しに基づく対話もできることを特徴にしている。したが
って、定期的な呼び出しにセットしている時は、利用者
は本装置を常に身近に置いておく必要がある。在宅が多
い高齢者が利用する場合などには、比較的大型にして、
操作性や入力・出力機能の充実を重視するタイプ、例え
ばデスクトップ型又はラップトップ型のパソコン等の利
用が好ましいが、一般的な利用者にとっては、何処へで
も携帯できる小型の装置であることが好ましい。例え
ば、腕時計のように腕部に装着するとか、腰部のベルト
に装着するとか、ポケットの中に入れて持ち歩くことが
出来れば、非常に便利であり利用価値が高まることにな
る。特に、専用の小型装置として構成してもよいが、例
えば腕時計内蔵型、あるいは携帯電話内蔵型等で構成
し、常時は腕時計、あるいは携帯電話等として使用し得
るのが好ましい。
【0034】その他、本発明はその趣旨を逸脱しない範
囲内で、システムの構成、利用データー、助言データ
ー、入力手段、記録手段、演算手段、出力手段等々につ
き、当業者の知識に基づき種々なる改良、修正、変形を
加えた態様で実施し得るものである。
【0035】本発明の実施例を、以下に詳しく説明す
る。
【0036】第1の実施例 図1に示される構成のように、中央処理装置にマイクロ
コンピュータ、内蔵のメインメモリーに半導体メモリ
ー、入力装置に3個のボタンスイッチ、出力装置に電子
音発生部品と液晶表示盤、利用データーファイル、助言
データーファイル、対話データーファイルの各々には内
蔵の半導体メモリーを用いて本発明に係わる小型で携帯
に便利な対話型助言装置を構成した。メインメモリーに
は、図2のフローを実行できる制御プログラムが記録さ
れている。また、利用データーファイルには、利用目的
と出力方式に関して使用可能な全てのメニューが予め記
録されており、利用者によって入力された呼び出し時間
を追加記録できるようになっている。また、助言データ
ーファイルには、出力可能な全ての出力内容が記録され
ている。対話データーファイルには、当初、なにも記録
されていない。利用者への出力と利用者からの返答との
やりとりからなる対話データーが逐次記録されるように
なっている。
【0037】利用目的に関するメニューは、図3に示さ
れるように準備された。すなわち、意欲高揚、心のケア
ー、その他の3つに大分類し、さらに、中分類、小分類
に分けて逐次選択・設定されるようにした。また、出力
モードに関しては、図4に示されるように、5つのモー
ドを用意した。1回目に出力する助言内容は、予め助言
データーファイルに記録されている助言データーから、
図6に示されるようにして選択される。
【0038】本例の対話型助言装置を用いれば、図2に
示されるフローは、例えば、次のように実施される。ま
ず、利用目的に関し図3の大分類の3項目が液晶表示盤
に文字で表示されるので、利用者はボッタンスイッチに
よって、このうちのどれかを選択する。その他を選択す
ると次には中分類の各項目が表示される。同様にして、
この中のペットを選択すると、小分類の各項目が表示さ
れるので、この中から犬の項目を選ぶとする。出力方式
に関しては、出力媒体は画像を選択し、出力モードは普
通を選択した。また、呼び出し時間は毎日朝10時と夜
10時の2回に設定した。
【0039】1回目の呼び出しは、翌日の朝10時に子
犬の鳴き声によって行われ、子犬の戯れる様子が液晶表
示盤上に表示された。また、現在の孤独感に対する質問
が文字で表示され、yesとnoの何方かを選択するこ
とで行なわれた返答結果は対話データーファイルに記録
された。
【0040】2回目以降の助言内容は、1回目と同じく
子犬の戯れる様子の画像であったが、犬の動作は毎回異
なっていた。各回の返答結果に基づいて逐次対話データ
ーが蓄積されて適切な助言内容が選択され、適宜入力さ
れる種々の状況に関するデータによって出力モードの見
直しが行われて、利用者の気持ちや環境が正しく判断さ
れながら助言が実行された。また、助言と併せて、疲労
状況、ストレス状況、が%表示で出力されたので、利用
者は現在の状況を正しく理解することができ、早めに適
当な処置を取ることができた。
【0041】第2の実施例 出力モードの設定を、利用者が直接行うのではなく、性
格分析に必要な項目について質問結果を基にして性格を
判断し、性格に適した出力モードを間接的に選択される
ようにした他は、第1の実施例と同じ仕様の対話型助言
装置を製作した。性格分析に必要な項目としては、図5
に示される項目を使用した。本例の対話型助言装置によ
れば、利用者が自分で意識していない性格の特徴までが
分析されることになるので、利用者により適した出力モ
ードを選択することができるようになった。
【0042】
【発明の効果】本発明の対話型助言装置によれば、利用
目的別に用意された助言が、利用者の性格に適したモー
ドで提供されるので、意欲の高揚や心のケアーに対して
大きな効果を発揮する。また、定期的に助言が実行され
るので、初期の意思・意欲を継続しさらに高める効果が
得られる。またさらに、助言時の質問に対する返答が記
録され、次回の助言内容に反映されるので、利用者の現
況に細かく対応した助言を行うことができ、意欲の高揚
や心のケアーに対してより大きな効果を発揮することが
できる。
【0043】また、利用者の性格に適した出力モードの
選択に関し、本人が直接選択するのではなく、客観的な
性格分析を経て間接的に選択することが出来るので、利
用者にとって、さらに適した助言内容が提供されること
になり、意欲の高揚や心のケアーに対してさらに効果を
高めることができるようになる。
【0044】またさらに、利用者の性格に適した出力モ
ードの選択に関し、利用者の心理状況、疲労状況、スト
レス状況、努力状況、実績状況に関するデーターを直接
入力できるので、利用者の性格だけでなく状況の変化を
も考慮して、適切な出力モードの選択が可能となる。
【0045】さらに、利用者の心理状況、疲労状況、ス
トレス状況、努力状況、実績状況等を数値化することに
より、利用者は、現在の状況をより正しく把握できるよ
うになるので、助言内容をよく理解できるようになり、
早めに適切な処置を取ることができるようになる。
【0046】さらにまた、小鳥や子猫や子犬等の電子ペ
ットやキャラクター等の、映像や鳴き声や音声を出力さ
せることにより、心が安らぎ孤独感が癒される効果が得
られる。
【0047】また、本装置を比較的小型にして携帯に便
利にすることにより、何処にでも持ち歩くことが出来る
ようになるので、適宜利用できるし、定期的な呼び出し
に対応しても何時でも利用できることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる、対話型助言装置の一例を説明
するシステム構成図である。
【図2】本発明に係わり、対話型助言装置によって実行
される処理の一例を説明するフロー図である。
【図3】本発明に係わり、予め準備される利用目的の項
目についての一例である。
【図4】本発明に係わり、予め準備される出力モードの
項目についての一例である。
【図5】本発明に係わり、予め準備される性格分析に関
する質問項目の一例である。
【図6】本発明に係わり、予め準備される助言内容が選
択される過程の一例を説明するものである。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自己啓発や願望達成等に対する意識の高
    揚、及びストレスの解消や不安の除去等の心のケアーに
    関し、アドバイスや激励や指令やカウンセリング等の助
    言を行う対話型の装置であって、少なくとも、 利用目的、出力方式、呼び出し方法、呼び出し時間等
    の、装置の利用方法に関する利用データーを入力する手
    段、 該入力された利用データーを記録しておく利用データー
    記録手段、 多種類の助言内容を予め記録しておく助言データー記録
    手段、 該利用データー記録手段に記録されている利用データ
    ー、及び、対話データー記録手段に記録されている対話
    データーに基づき、前記助言データー記録手段から助言
    内容を選択する手段、 該選択された助言内容を出力する出力手段、 該出力された助言内容に対する利用者の返答を入力する
    手段、 該利用者の返答等の対話データーを記録する対話データ
    ー記録手段、からなることを特徴とする対話型助言装
    置。
  2. 【請求項2】 前記出力方式に関し、利用者の性格分析
    に必要なデーターを入力する手段と、該入力されたデー
    ターに基づいて性格を判断する手段と、判断された性格
    に適した出力モードを自動的に選択する手段とを備えた
    ことを特徴とする請求項1に記載する対話型助言装置。
  3. 【請求項3】 前記出力方式に関し、利用者の心理状
    況、疲労状況、ストレス状況、努力状況、実績状況等、
    その他の分析に必要なデーターを入力する手段と、該入
    力されたデーターに基づいて心理状況、疲労状況、スト
    レス状況、努力状況、実績状況等を判断する手段と、判
    断された心理状況、疲労状況、ストレス状況、努力状
    況、実績状況等に適した出力モードを自動的又は個別的
    に選択する手段とを備えたことを特徴とする請求項1又
    は請求項2に記載する対話型助言装置。
  4. 【請求項4】 前記対話データー及び入力されたデータ
    ーに基づいて判断された、心理状況、疲労状況、ストレ
    ス状況、努力状況、実績状況等を数値化し、これに基づ
    いて適切な助言内容を選択し、該選択された助言内容と
    併せて出力することを特徴とする請求項1乃至請求項3
    のいずれかに記載する対話型助言装置。
  5. 【請求項5】 音声、映像、画像等を使用し、自宅で直
    接ペットを飼えない人達のため、あるいは常に持ち歩い
    て好むときに、小鳥や子猫、子犬等の電子ペットやキャ
    ラクターと遊べるようにすることを特徴とする請求項1
    乃至請求項4のいずれかに記載する対話型助言装置。
  6. 【請求項6】 利用者の手首や腕部又はベルトに装着さ
    れ、あるいはポケットやバッグ内に収容されて携帯可能
    であるか、又は市販のパーソナルコンピュータ等を利用
    することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか
    に記載する対話型助言装置。
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