JPH0949127A - 精紡機の運転制御装置 - Google Patents

精紡機の運転制御装置

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JPH0949127A
JPH0949127A JP20470495A JP20470495A JPH0949127A JP H0949127 A JPH0949127 A JP H0949127A JP 20470495 A JP20470495 A JP 20470495A JP 20470495 A JP20470495 A JP 20470495A JP H0949127 A JPH0949127 A JP H0949127A
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JP
Japan
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spinning
yarn
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doffing
conditions
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Withdrawn
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JP20470495A
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English (en)
Inventor
Atsushi Kitamura
篤志 北村
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01HSPINNING OR TWISTING
    • D01H9/00Arrangements for replacing or removing bobbins, cores, receptacles, or completed packages at paying-out or take-up stations ; Combination of spinning-winding machine
    • D01H9/02Arrangements for replacing or removing bobbins, cores, receptacles, or completed packages at paying-out or take-up stations ; Combination of spinning-winding machine for removing completed take-up packages and replacing by bobbins, cores, or receptacles at take-up stations; Transferring material between adjacent full and empty take-up elements
    • D01H9/14Arrangements for replacing or removing bobbins, cores, receptacles, or completed packages at paying-out or take-up stations ; Combination of spinning-winding machine for removing completed take-up packages and replacing by bobbins, cores, or receptacles at take-up stations; Transferring material between adjacent full and empty take-up elements for preparing machines for doffing of yarns, e.g. raising cops prior to removal
    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01HSPINNING OR TWISTING
    • D01H5/00Drafting machines or arrangements ; Threading of roving into drafting machine
    • D01H5/18Drafting machines or arrangements without fallers or like pinned bars
    • D01H5/32Regulating or varying draft

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 同じ粗糸を使用して異なる番手の糸を紡出す
る場合に自動的に紡出条件の変更を行って無人操業を可
能とし、紡出条件変更時の過渡期に紡出された異番手糸
の最終製品からの除去を容易にする。 【解決手段】 入力装置で入力された2種類の紡出条件
及び紡出条件変更時期が作業メモリに記憶された状態で
機台の運転が開始される。演算手段は紡出条件変更時の
過渡期の紡出糸長を演算し、その値に基づいて玉揚げ停
止時期を演算する。制御装置は各紡出条件に基づいて所
定のドラフト率となるように各駆動モータを制御する。
制御装置は紡出条件変更時の過渡期の紡出糸(異番手
糸)が管糸の巻き終わり部分となる状態で、玉揚げ停止
を行うようにドラフトパート駆動系及びその他の駆動系
の各駆動用のモータを制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はドラフト率を任意に
変更可能とするためドラフトパート駆動系に複数の駆動
モータを設けた精紡機における運転制御装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】リング精紡機等の精紡機においては、紡
出糸の品種、特に番手の変更に対応してドラフト装置に
おけるドラフト率を変更する必要がある。フロントボト
ムローラとミドルボトムローラ以降の他のドラフトロー
ラとがそれぞれ歯車伝動機構で同期駆動されるドラフト
装置においては、チェンジギヤを交換してドラフト率を
変更するようになっている。そして、同じ繊維原料(粗
糸)を使用して、番手の異なる糸を紡出する、紡出条件
の変更を行う場合、従来は精紡機機台を停止させ、作業
者がギヤチェンジを行い、さらに、再起動後、すぐに強
制玉揚げすることによって行っていた。ところが、チェ
ンジギヤの交換には手間がかかり、多品種少量生産を行
う場合はチェンジギヤの交換が問題となる。
【0003】この不都合を解消するため、フロントボト
ムローラとミドルボトムローラ以降の他のドラフトロー
ラとをそれぞれ独立のモータで駆動する構成のドラフト
装置を備えたリング精紡機が提案されている(例えば、
特開平2−91229号公報)。そして、この種のドラ
フト装置を備えた紡機では、ドラフト装置の各ローラを
駆動するモータの回転速度を記憶させ得る記憶装置を有
するモータ制御装置で各モータの回転が制御され、予め
記憶させた所定のドラフト率で紡出が行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ドラフト率の変更を作
業者によるギヤチェンジ作業なしに可能な前記ドラフト
装置を備えた精紡機では、紡出条件を変更する場合、機
台停止後、新しい紡出条件を記憶装置に記憶させて運転
を再開していた。即ち、作業者がギヤチェンジを行う代
わりに、新しい紡出条件を記憶装置に記憶させる作業を
行っていた。即ち、紡出条件を変更する場合には、紡出
条件変更時に作業者が必ずなんらかの作業を行う必要が
あり、無人操業を行うことはできなかった。
【0005】本発明は前記の問題点に鑑みてなされたも
のであって、その第1の目的は同じ繊維原料(粗糸)を
使用して異なる品種の糸(例えば、異なる番手の糸)を
紡出する場合に自動的に紡出条件の変更が行われ、無人
操業が可能な精紡機の運転制御装置を提供することにあ
る。また、第2の目的は紡出条件を変更した場合、変更
前と変更後の間に紡出された異品種糸(例えば、異番手
糸)を最終製品から除去することが容易な精紡機の運転
制御装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記第1の目的を達成す
るため請求項1に記載の発明では、ドラフト率を任意に
変更可能とするためドラフトパート駆動系に複数の駆動
モータを設けた精紡機において、少なくとも2種類の紡
出条件を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に前記紡出
条件を入力する入力手段と、紡出条件変更時期を設定す
る紡出条件変更時期設定手段と、前記各紡出条件に基づ
いて所定のドラフト率となるようにドラフトパート駆動
系の各駆動モータを制御するとともに、紡出条件変更時
期の直前又は後に玉揚げ停止を行うようにドラフトパー
ト駆動系及びその他の駆動系の各駆動用のモータを制御
する制御手段とを備えた。
【0007】前記第2の目的を達成するため請求項2に
記載の発明では、前記制御手段は、紡出条件変更時の過
渡期の紡出糸が管糸の巻き終わり部分となるように玉揚
げ停止を行うように各駆動用のモータを制御する。
【0008】また、請求項3に記載の発明では、請求項
2に記載の発明において、前記制御手段は、紡出条件変
更時の過渡期の紡出糸長を演算し、その値に基づいて玉
揚げ停止時期を演算する演算手段を備えている。
【0009】請求項1に記載の発明では、記憶手段に少
なくとも2種類の紡出条件が記憶された状態で機台が運
転される。制御手段は記憶手段に2種類の紡出条件が記
憶されている場合は、まず第1の紡出条件に基づいてド
ラフトパート駆動系等を制御して機台の運転を行う。制
御手段は紡出条件変更時期の直前又は後に玉揚げ停止を
行うようにドラフトパート駆動系の各駆動モータ等を制
御する。従って、紡出条件変更時の過渡期の紡出糸はボ
ビンの巻き始め又は巻き終わり部分の決まった箇所に巻
かれる。
【0010】請求項2及び請求項3に記載の発明では、
精紡機の運転中に紡出条件の変更が行われ、紡出条件変
更時の過渡期の紡出糸が管糸の巻き終わり部分となるよ
うに玉揚げ停止が行われる。
【0011】請求項3に記載の発明では、演算手段が紡
出条件変更時の過渡期の紡出糸長を演算し、その値に基
づいて玉揚げ停止時期が演算される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明をリング精紡機に具
体化した実施の形態を図1〜図3に従って説明する。
【0013】図1に示すように、スピンドル1はモータ
2により駆動される駆動プーリ3と、被動プーリ4と、
両プーリ3,4間に巻き掛けられたタンゼンシャルベル
ト5とを備えたスピンドル駆動系により回転駆動される
ようになっている。モータ2にはインバータ6を介して
駆動される可変速モータが使用され、ロータリエンコー
ダ2aを備えている。スピンドル列に沿ってラインシャ
フト7が回転自在に配設されている。ラインシャフト7
にはトラベラTが走行するリング8aを備えたリングレ
ール8と、スネルワイヤ9を備えたラペットアングル
(図示せず)とを昇降させる昇降ユニット10が所定間
隔で配設されている(1個のみ図示)。
【0014】昇降ユニット10はラインシャフト7に一
体回転可能に嵌着固定されたねじ歯車11と、リングレ
ール8を支持するポーカピラー12の下部に形成された
スクリュー部12aに螺合するとともにねじ歯車11と
噛合するナット体13とを備えている。ラインシャフト
7はモータ14の駆動軸に歯車機構(図示せず)を介し
て連結されており、モータ14が正逆回転駆動されるこ
とによりリングレール8が昇降するようになっている。
なお、これらの構成は例えば特開平2−277826号
公報に開示された装置と基本的に同様である。モータ1
4にはサーボドライバ15を介して制御されるサーボモ
ータが使用され、ロータリエンコーダ14aを備えてい
る。ラインシャフト7、昇降ユニット10、ポーカピラ
ー12等がリフティング駆動系を構成する。
【0015】ドラフトパート16を構成するフロントボ
トムローラ17は駆動モータとしての第1サーボモータ
18に連結されている。ミドルボトムローラ19は駆動
モータとしての第2サーボモータ20に連結され、バッ
クボトムローラ21は歯車列22を介してミドルボトム
ローラ19と連結されている。即ち、フロントボトムロ
ーラ17とミドルボトムローラ19以降の他のドラフト
ローラとは、それぞれ独立の駆動モータで駆動されるよ
うになっている。両サーボモータ18,20はロータリ
エンコーダ18a,20aをそれぞれ備えている。
【0016】前記各モータ2,14,18,20を制御
する制御手段としての制御装置23は、制御手段及び演
算手段としての中央処理装置(以下、CPUという)2
4を備えている。制御装置23はプログラムメモリ2
5、記憶手段としての作業用メモリ26、紡出条件変更
時期設定手段としての入力装置27、入力インタフェー
ス28、出力インタフェース29、モータ駆動回路3
0,31、第1サーボモータ駆動回路32及び第2サー
ボモータ駆動回路33を備えている。CPU24は入力
インタフェース28を介してロータリエンコーダ2a,
14a,18a,20a及び入力装置27とそれぞれ接
続されている。CPU24は出力インタフェース29及
びモータ駆動回路30を介してインバータ6に、出力イ
ンタフェース29及びモータ駆動回路31を介してサー
ボドライバ15にそれぞれ接続されている。CPU24
は出力インタフェース29、第1サーボモータ駆動回路
32及びサーボドライバ34を介して第1サーボモータ
18に接続され、出力インタフェース29、第2サーボ
モータ駆動回路33及びサーボドライバ35を介して第
2サーボモータ20にそれぞれ接続されている。
【0017】CPU24はプログラムメモリ25に記憶
された所定のプログラムデータに基づいて動作する。プ
ログラムメモリ25は読出し専用メモリ(ROM)より
なり、前記プログラムデータと、その実行に必要な各種
データとが記憶されている。各種データには種々の繊維
種、紡出糸番手及びドラフト率等の紡出条件と、定常運
転時のスピンドル回転速度、第1サーボモータ18及び
第2サーボモータ20の回転数、リングレール8の昇降
速度との対応データ等がある。各種データとして紡出条
件変更時の過渡期に発生する異品種(例えば異番手)の
糸の長さを演算する演算式がある。作業用メモリ26は
読出し及び書替え可能なメモリ(RAM)よりなり、入
力装置27により入力されたデータやCPU24におけ
る演算処理結果等を一時記憶する。
【0018】CPU24はカウンタ36を備え、機台が
玉揚げ(満管)停止されるとカウンタ36に1加算され
るようになっている。CPU24は紡出条件変更時期に
なると、予め入力された紡出条件のドラフト率になるよ
うに両サーボモータ18,20の回転比を変更して紡出
を継続し、紡出条件変更後の品種(番手)に完全に切り
替わるまでの過渡期に発生する異番手の糸がボビンBに
巻き取られた時点で、機台が玉揚げ停止するように各モ
ータ2,14,18,20を制御する。
【0019】次に前記のように構成された装置の作用を
説明する。機台の運転に先立ってまず、入力装置27に
より2種類の紡出条件とその変更時期が入力される。紡
出条件としては繊維種、紡出糸番手、撚数、ドラフト
率、最高スピンドル回転数、紡出長、リフト長、チェイ
ス長等のデータが入力される。変更時期は第1の紡出条
件での玉揚げ回数を基準に設定され、所望の玉揚げ回数
が入力される。例えば、第1の紡出条件でN回玉揚げが
必要な場合はNが入力される。
【0020】そして、機台の起動に伴い制御装置23か
らの指令により、各モータ2,14,18,20が駆動
制御される。CPU24は各ロータリエンコーダ2a,
14a,18a,20aの出力信号に基づいて各モータ
の回転速度を演算し、スピンドル駆動系、ドラフトパー
ト駆動系及びリフティング駆動系を紡出条件に対応した
所定の速度で同期駆動するための指令信号を出力インタ
フェース29、各駆動回路30〜33を介してインバー
タ6及び各サーボドライバ15,34,35に出力す
る。スピンドル駆動系、ドラフトパート駆動系及びリフ
ティング駆動系はそれぞれ独立した状態で同期駆動さ
れ、ドラフトパート16から送出された糸Yはスネルワ
イヤ9及びトラベラTを経てボビンBに巻き取られる。
CPU24はロータリエンコーダ18aからの出力信号
に基づいてフロントボトムローラ17の回転数、即ち紡
出糸長を演算する。所定の紡出長になると、CPU24
はリングレール8に満管停止時の昇降動作を行わせるよ
うにリフティング機構を作動させる。そして、機台が玉
揚げ(満管)停止されるとカウンタ36に1加算され
る。
【0021】紡出条件の変更は第1の紡出条件での所定
回数目の満管停止前に行われる。CPU24は図2のフ
ローチャートに従って、紡出条件(番手)の変更を機台
運転中に自動的に行う。CPU24は機台の運転が開始
されると、ステップS1で玉揚げ回数が所定回(カウン
タ36のカウント値が所定の値)、即ち設定された玉揚
げ回数Nより1少ない(N−1)か否かを判断する。カ
ウント値が(N−1)であれば、今回の運転中に紡出条
件の変更が必要と判断して、ステップS2に進んで両紡
出条件から紡出条件変更時の過渡期の異番手糸の長さを
演算する。異番手糸の長さは、フロントボトムローラ1
7とバックボトムローラ21間の距離と、トータルドラ
フトとの積により求められる。次にステップS3で紡出
条件変更時期を演算する。紡出条件変更時期はステップ
S2で演算された異番手糸の長さの部分が満管糸(満ボ
ビン)の巻き終わり部分となるように、設定紡出長から
異番手糸の長さを引いた長さの紡出糸がボビンBに巻き
取られた時期に設定される。
【0022】次にCPU24はステップS4に進み紡出
条件に従って各モータ2,14,18,20を制御す
る。そして、ステップS5で紡出条件変更時期か否か、
即ち紡出糸長が設定紡出長から異番手糸の長さを引いた
所定長さに達したか否かを判断し、所定長さに達すると
ステップS6に進んで紡出条件を変更する。即ち、第2
の紡出条件として設定されたドラフト率となるように両
サーボモータ18,20の回転比を変更するとともに、
所定の撚数となるようにモータ2、もしくはサーボモー
タ18,20の回転速度を変更する。また、リフティン
グ速度が巻取り速度、即ちスピンドル1の回転速度に対
応するようにモータ14が制御される。そして、満管信
号が出力されると、CPU24はステップS7で満管停
止動作を行わせるようにモータ14を駆動する。即ち、
図3に示すように、ボビンBの頂部にトップバンチ37
を形成し、その後、傾斜巻き38及びボトムバンチ39
を形成して巻取りを終了する。機台の運転が停止される
と、ステップS8でカウンタ36に1が加算される。C
PU24はステップS9でカウンタ36のカウント値が
設定値Nに達しているか否かを判断する。そして、カウ
ント値が設定値Nに達していればステップS10でカウ
ンタ36にリセット信号を出力して一連の動作を終了
し、達していなければそのまま一連の動作を終了する。
【0023】ステップS1でカウンタ36のカウント値
が所定の値(N−1)より少なければ、今回の運転中に
紡出条件の変更が不要と判断してステップS11に進
み、紡出条件に従って各モータ2,14,18,20を
制御する。そして、満管信号が出力されると、CPU2
4はステップS7以降の動作を前記と同様にして行う。
従って、第1の紡出条件での運転回数が設定回数となる
機台運転時において、玉揚げ停止前に紡出条件(主とし
てドラフト率)の変更が自動的に行われる。
【0024】前記のように予め2種類の紡出条件と第1
の紡出条件での玉揚げ回数を入力しておくことにより、
紡出条件変更時に作業者が何の作業を行わなくても自動
的に紡出条件が変更される。従って、無人操業が可能と
なる。
【0025】この実施の形態では前記の効果の他に以下
の効果を有する。 (イ) 紡出条件変更時の過渡期の紡出糸、即ち異番手
糸が管糸(満ボビン)の巻き終わり部分となるように玉
揚げ停止が行われる。従って、管糸がワインダ工程でパ
ッケージに巻き戻される際に、管糸の巻き終わり部分に
巻かれた異番手糸が簡単に除去できる。
【0026】(ロ) 入力装置27により入力された紡
出条件に基づいて、演算手段としてのCPU24が、紡
出条件変更時の過渡期の紡出糸(異番手糸)が管糸の巻
き終わり部分となるように玉揚げ停止時期を演算するた
め、作業者は異番手糸の長さを考慮せずに紡出条件を設
定できる。
【0027】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、例えば次のように具体化してもよい。 (1) 紡出条件変更時期を予め入力する構成に代え
て、図1に鎖線で示すように、紡出条件変更時期設定手
段としての紡出条件変更指令スイッチ40を設ける。そ
して、作業者が当該スイッチ37を操作したとき、CP
U24が図4のフローチャートに従って紡出条件の変更
を行う構成とする。CPU24はスイッチ37からオン
信号が出力されると、ステップS1で両紡出条件から紡
出条件変更時の過渡期の異番手糸の長さを演算し、ステ
ップS2で紡出条件変更時期を演算する。次にステップ
S3に進み、紡出条件に従って各モータ2,14,1
8,20を制御し、ステップS4で紡出条件変更時期か
否かを判断し、所定長さに達するとステップS5に進ん
で紡出条件を変更する。そして、満管信号が出力される
と、CPU24はステップS6で満管停止動作を行わせ
るようにモータ14を駆動して巻取りを終了する。この
場合、予め第1の紡出条件の玉揚げ回数を決めておかず
に、自由に紡出条件変更時期を設定できる。
【0028】(2) 異番手糸の長さの演算をCPU2
4で行う構成に代えて、紡出条件を入力装置27で入力
する際に異番手糸の長さに対応する値を同時に入力して
もよい。この場合、異番手糸の長さとして余裕を持たせ
た値を入力することができる。
【0029】(3) 予め入力する紡出条件の種類を3
種類以上とし、紡出条件変更時期もそれに対応してそれ
ぞれの紡出条件ごとに入力してもよい。 (4) 紡出条件変更時期を玉揚げ回数で入力する代わ
りに、各紡出条件で紡出すべき糸長で入力してもよい。
CPU24は同一紡出条件における紡出長を積算して、
積算紡出長を設定紡出長から差引き、その値が零になっ
たとき紡出条件を変更する。そして、異番手糸が管糸の
巻き終わり位置となるように玉揚げ停止動作が行われ
る。この場合、玉揚げ停止動作は必ずしも満管時になる
とは限らないが、必要な生産量に達したときに紡出条件
の変更ができる。。
【0030】(5) 紡出条件変更時期を運転開始時、
即ち所定回数の玉揚げ終了後、又は所定長さの糸の巻取
り終了後の運転開始時から紡出条件を変更する。この場
合は管糸の巻き始め部分に異番手糸が巻き取られるた
め、ワインダ工程での異番手糸部分の除去が、巻き終わ
り部分にある場合に比較して難しくなる。しかし、管糸
の巻き終わり部分の糸(異番手糸)をパッケージに巻き
取ったときに、所定長さ繰り出してその部分を除去する
等の処置を行うことにより異番手糸部分を除去できる。
【0031】(6) フロントボトムローラ17を駆動
する第1サーボモータ18のロータリエンコーダ18a
の出力信号に基づいて紡出糸長を演算する代わりに、フ
ロントボトムローラ17の回転数を検出する検出手段の
出力信号に基づいて紡出糸長を演算してもよい。
【0032】(7) ドラフトローラの数は3本に限ら
ず、4本以上であってもよく、ミドルボトムローラ以降
のボトムローラをそれぞれ独立の駆動モータで駆動して
もよい。また、各駆動モータを直接ボトムローラと連結
する代わりに、駆動モータとボトムローラとの間に減速
機構を設けてもよい。
【0033】(8) スピンドル1をタンゼンシャルベ
ルト5により駆動する構成に代えて、チンプーリに巻き
掛けられるスピンドルテープで駆動する構成としてもよ
い。 (9) リフティング駆動系の駆動モータとして、サー
ボモータに代えてインバータを介して変速制御される可
変速モータを使用するとともに、その出力軸とラインシ
ャフト7との間に一対の電磁クラッチの励消磁によりラ
インシャフト7の回転方向を変更する機構を設けてもよ
い。
【0034】(10) リフティング装置として、ライ
ンシャフト7をモータで駆動する構成に代えて、ハート
カムとシェーパホイールとを備えた構成としてもよい。 (11) リング精紡機に限らず結束紡績機等ドラフト
パートを有する他の精紡機に適用してもよい。
【0035】前記実施の形態及び変更例から把握できる
請求項記載以外の発明について、以下にその効果ととも
に記載する。 (1) 請求項1又は請求項2に記載の発明において、
制御手段は変更時期設定スイッチの指令信号を入力した
とき、満管停止に先立って紡出条件の変更を行う。この
場合、予め第1の紡出条件の玉揚げ回数を決めておかず
に、自由に紡出条件変更時期を設定できる。
【0036】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1に記載の発
明によれば、同じ繊維原料(粗糸)を使用して異なる品
種の糸(例えば、異なる番手の糸)を紡出する場合、自
動的に紡出条件の変更が行われて無人操業が可能とな
る。
【0037】また、請求項2及び請求項3に記載の発明
によれば、紡出条件を変更した場合、変更前と変更後の
間に紡出された異品種糸(例えば、異番手糸)を最終製
品から容易に除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を具体化した実施の形態の駆動系の概
略構成図。
【図2】 紡出条件変更の手順を示すフローチャート。
【図3】 紡出条件変更時の巻取り状態を示す模式図。
【図4】 変更例の紡出条件変更の手順を示すフローチ
ャート。
【符号の説明】
16…ドラフトパート、18…駆動モータとしての第1
サーボモータ、20…駆動モータとしての第2サーボモ
ータ、23…制御手段としての制御装置、24…制御手
段及び演算手段としてのCPU、26…記憶手段として
の作業用メモリ、27…紡出条件変更時期設定手段とし
ての入力装置、40…紡出条件変更時期設定手段として
の紡出条件変更指令スイッチ、Y…糸。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドラフト率を任意に変更可能とするため
    ドラフトパート駆動系に複数の駆動モータを設けた精紡
    機において、 少なくとも2種類の紡出条件を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に前記紡出条件を入力する入力手段と、 紡出条件変更時期を設定する紡出条件変更時期設定手段
    と、 前記各紡出条件に基づいて所定のドラフト率となるよう
    にドラフトパート駆動系の各駆動モータを制御するとと
    もに、紡出条件変更時期の直前又は後に玉揚げ停止を行
    うようにドラフトパート駆動系及びその他の駆動系の各
    駆動用のモータを制御する制御手段とを備えた精紡機の
    運転制御装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、紡出条件変更時の過渡
    期の紡出糸が管糸の巻き終わり部分となるように玉揚げ
    停止を行うように各駆動モータを制御する請求項1に記
    載の精紡機の運転制御装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、紡出条件変更時の過渡
    期の紡出糸長を演算し、その値に基づいて玉揚げ停止時
    期を演算する演算手段を備えている請求項2に記載の精
    紡機の運転制御装置。
JP20470495A 1995-08-10 1995-08-10 精紡機の運転制御装置 Withdrawn JPH0949127A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1477595A2 (en) * 2003-05-15 2004-11-17 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki Method of operating ring spinning machine during suspension for doffing and method of cutting yarn during doffing

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1477595A2 (en) * 2003-05-15 2004-11-17 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki Method of operating ring spinning machine during suspension for doffing and method of cutting yarn during doffing
EP1477595A3 (en) * 2003-05-15 2005-11-09 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki Method of operating ring spinning machine during suspension for doffing and method of cutting yarn during doffing

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