JPH0944042A - 消色装置 - Google Patents

消色装置

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JPH0944042A
JPH0944042A JP7209204A JP20920495A JPH0944042A JP H0944042 A JPH0944042 A JP H0944042A JP 7209204 A JP7209204 A JP 7209204A JP 20920495 A JP20920495 A JP 20920495A JP H0944042 A JPH0944042 A JP H0944042A
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JP
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transfer material
processed
erasing
heating
exposure lamp
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JP7209204A
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Masanori Yamanaka
正徳 山中
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で被転写材の消色を適格且つ効率
的に行うことが可能な消色装置を提供する。 【解決手段】 被処理転写材3は、搬送路の搬送中に露
光ランプ10で加熱照光され画像消色され、濃度検知セ
ンサ61、62で、表裏面の濃度が検出され、直接排出
時は、排紙トレイ54に排紙され、同一面再消色時は、
搬送路を逆戻され露光ランプ10で加熱照光され、ガイ
ド板57、58を経て排紙され、両面消色時は、ガイド
板57、58を介し、表裏反転して露光ランプ10で加
熱照光し、要求に応じ適格な消色処理が行われる。温度
センサ65が検出する露光部9の温度と、ジャム発生の
検知に基づき、露光ランプ10が位置O1、O2、O3
に移動され、加熱照光度を調整して、熱効率がよい加熱
照光動作とジャム転写材の発火防止が行われ、上ケース
60を開放すると、露光ランプ10は位置O3に移動
し、メンテナンスが安全に行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、消色可能なトナー
で画像が形成された転写材を、加熱照光することにより
その画像を消色する消色装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置によって画像形成が行われ
る転写材の量は、膨大なものであり、この転写材をその
まま廃棄することは、資源の浪費につながり、廃棄物の
処分の面でも大きな問題となる。このために、転写材に
対して、赤外線に近い波長の光を照射することにより消
色可能なトナーで画像形成を行い、従来廃棄していた画
像形成済みの転写材に対して、熱ローラで加熱処理を行
った後にハロゲンランプから光を照射して、形成されて
いる画像を消色し、転写材を再利用することが可能な消
色装置が提案されている。
【0003】図5に提案に係る消色装置の構成を示し、
この消色装置では、被処理転写材を給紙部70から搬送
路71に送り出し、加熱ローラ72で加熱後の被処理転
写材に、ハロゲンセンプ73から赤外線に近い波長の光
が照射され、画像が消色消去された被処理転写材が排紙
部74に排紙される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、提案に係る消
色装置は、加熱ローラ72の温度コントロールに高度の
技術が要求されると共に、被処理転写材をゆっくりと搬
送する必要があり、処理時間が長くなり、全体の構成も
複雑になり、製造コストの上でも問題があった。
【0005】本発明は、前述したようなこの種の消色装
置の現状に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡
単な構成で被転写材の消色を適格且つ効率的に行うこと
が可能な消色装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、消色可能なトナーで画像が
形成された転写材を、加熱照光することにより、該転写
材の画像を消色する消色装置であり、被処理転写材を加
熱照光する加熱照光手段と、該加熱照光手段を囲んでル
ープ状に配設され、前記被処理転写材が搬送され、且つ
前記加熱照光手段をほぼ閉鎖空間内に位置させる搬送路
と、前記搬送路に設けられ、搬送中の転写材の表裏を反
転する反転手段と、前記搬送路の送入口から搬入され、
消色処理が施された被処理転写材を、前記搬送路の送出
口から直接排出するか、前記反転手段の制御に応じて、
該被処理転写材の同一面または裏面の消色を再度行った
後に、前記送出口から排出するかを判定し、直接排出或
いは再消色の制御を行う制御手段とを有することを特徴
とするものである。
【0007】■同様に前記目的を達成するために、請求
項2記載の発明は、請求項1記載の発明に対して、前記
被処理転写材の被処理面及び該被処理面の裏面の画像濃
度を検出する濃度検出手段が設けられ、前記制御手段
が、該濃度検出手段の検出値に基づいて、直接排出また
は再消色の判定をすることを特徴とするものである。
【0008】同様に前記目的を達成するために、請求項
3記載の発明は、請求項1記載の発明に対して、前記加
熱照光手段と前記搬送路との距離を変更する変更手段が
設けられていることを特徴とするものである。
【0009】同様に前記目的を達成するために、請求項
4記載の発明は、請求項3記載の発明に対して、前記閉
鎖空間内の温度を検出する温度検出手段が設けられ、前
記変更手段が、前記温度検出手段の温度検出値に基づい
て、前記加熱照光手段と前記搬送路との距離を変更する
ことを特徴とするものである。
【0010】同様に前記目的を達成するために、請求項
5記載の発明は、請求項3記載の発明に対して、前記搬
送路に前記被処理転写材の紙詰まりを検出する紙詰まり
検出手段が設けられ、該紙詰まり検出手段による紙詰ま
り検出時には、前記変更手段により、前記加熱照光手段
が、前記搬送路より遠い位置に移動され、その動作が停
止されることを特徴とするものである。
【0011】同様に前記目的を達成するために、請求項
6記載の発明は、請求項3記載の発明に対して、前記搬
送路を境にして、消色装置の上半部が開放自在に構成さ
れ、前記上半部を開放すると、前記変更手段によって、
前記加熱照光手段は、前記搬送路から遠い位置に移動す
ることを特徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施の形態を
図1ないし図4を参照して説明する。図1は本実施の形
態の構成を示す説明図、図2は本実施の形態の加熱照光
手段の第1の切換動作を示す説明図、図3は本実施の形
態の加熱照光手段の第2の切換動作を示す説明図、図4
は本実施の形態の加熱照光手段の第3の切換動作を示す
説明図である。
【0013】本実施の形態では、消色装置1のケース6
4が、下ケース61と上ケース60とで構成され、上ケ
ース60は、下ケース61に対して、軸63を中心に開
閉自在に取り付けられている。下ケース61の一側部の
下部には、消色処理される被処理転写材3が収容される
給紙カセット2が取り付けられ、この給紙カセット2の
上方において、下ケース61には消色処理された被処理
転写材3が排出される排紙トレイ54が取り付けられて
いる。
【0014】そして、下ケース61に対して上ケース6
0を閉じて配設した状態で、下ケース61に設けられ、
その一部が円弧状をなすガイド板11、下ケース61の
排紙トレイ54側に設けられているガイド板57、及び
上ケース60に設けられ、円弧部分を含むガイド板12
が、被処理転写材3の搬送路の外壁を構成している。
【0015】また、ガイド板12の円弧状部分に対向し
て、ケース64内には反射板13が配設され、この反射
板13に一体に、ガイド板12の水平部分に対向し、さ
らに下ケース61に設けられているガイド板57に対向
するほぼV字状のガイド板58が設けられている。
【0016】そして、ガイド板11、ガイド板12、反
射板13、上ケース60に形成された仕切板18、19
及びケース64の側板で、ケース64内には、ほぼ閉鎖
空間となる露光部9とバキューム室20とが形成されて
いる。このバキューム室20には、排気ファン21が設
けられ、露光部9内には軸32を中心に回動して、位置
を変更可能な露光ランプ10(ハロゲンランプ)と、露
光部9内の温度を検出する温度センサ65とが配設され
ている。
【0017】さらに、ケース64内において、反射板1
3の両端部13a、13bには、ガイド板11及びガイ
ド板12の円弧部分に対向して配設され、被処理転写材
3の露光部9への侵入を防止する網状ワイヤ29の両端
が固定されている。そし、ガイド板58と網状ワイヤ2
9とが、被処理転写材3の搬送路の内壁を構成してい
る。
【0018】一方、給紙カセット2の上端側縁部に、最
上位の被処理転写材3を送り出すピックアップコロ4が
配設され、このピックアップコロ4に隣接して、被処理
転写材3を搬送路に送り込むフィードコロ5及びリバー
スコロ6が配設され、フィードコロ5及びリバースコロ
6に隣接して、ガイド板11に孔26が形成され、この
孔26位置に、被処理転写材3の搬送路への送り込みを
検知する反射式センサ25が取り付けられている。
【0019】この反射式センサ25の近傍に、ガイド板
11と網状ワイヤ29に沿って形成される搬送路を、フ
ィードコロ5及びリバースコロ6に続く搬送路の入口に
接続するか、ガイド板57、58に沿って形成される搬
送路に接続するかの切換を行う切換爪60が配設されて
いる。この切換爪60の後段には、被処理転写材3を挟
持して回転し、回転方向が変更自在なグリップローラ
7、8が配設され、ガイド板12の円弧状部に形成され
た取付孔16、17から周面を臨ませて、排気ファン2
1で負圧に設定されるバキューム室20には、搬送ロー
ラ14、15がそれぞれ取り付けられている。
【0020】また、搬送ローラ15の後段において、ガ
イド板12に形成された孔27位置に、被処理転写材3
の搬送を検知する反射式センサ28が取り付けられ、反
射式センサ28の後段には、被処理転写材3を挟持して
回転し、回転方向が変更自在な中継ローラ50、51が
配設されている。さらに、中継ローラ50、51の後段
には、ガイド板58、12に形成された孔58a、12
a位置に、被処理転写材3の表面の色濃度を検出する濃
度検知センサ62と、被処理転写材3の裏面の色濃度を
検出する濃度検知センサ61とがそれぞれ配設され、排
紙トレイ54の近傍に、被処理転写材3を挟持して回転
し、回転方向が変更自在な排紙ローラ52、53が配設
されている。そして、ガイド板57に設けた孔57a位
置に、ガイド板57、58で構成される搬送路に搬送さ
れる被処理転写材3を検知するセンサ59が配設されて
いる。
【0021】このように構成されている本実施の形態の
動作を説明する。給紙カセット2の被処理転写材3の最
上位の一枚が、ピックアップコロ4で送り出され、フィ
ードコロ5とリバースコロ6とに挟持されて搬送され、
反射式センサ25により搬送路への搬入が検知され、実
線位置に配設されている切換爪60を通過して、グリッ
プローラ7、8に挟持されて搬送路内を搬送される。そ
して、露光部9の露光ランプ10によって、赤外線波長
に近い波長の光照射が行われ、搬送路の円弧部分を通過
する間に、被処理転写材3の表面に消色処理が施され表
面の画像が消却される。
【0022】被処理転写材3は、搬送ローラ14、15
での搬送によって、搬送路内を搬送され、その先端部が
反射式センサ28により検知される。この場合、被処理
転写材3の反射式センサ25での検知から、反射式セン
サ28での検知までの所要時間が監視されていて、この
所要時間が予め設定した時間を越えると、ジャムの発生
と判定される。
【0023】このようにして、搬送路を搬送される被処
理転写材3は、中継ローラ50、51によって挟持され
て、搬送が進められ、濃度検知センサ62によって、被
処理転写材3の表面の色濃度が、濃度検知センサ61に
よつて、被処理転写材3の裏面の色濃度が検出される。
【0024】そして、消色処理された被処理転写材3の
表面の色濃度をチェックすることなく、処理を終了する
場合には、被処理転写材3は、排紙ローラ52、53に
よって、排紙トレイ54に直接排出される。
【0025】また、消色処理された被処理転写材3の表
面の色濃度をチェックして、濃度検知センサ62の検出
値が所定値を越える濃度となると、再消色を行う処理を
実行する場合には、濃度検知センサ62の検出値が所定
値を越えたと検出されると、被処理転写材3の後端が反
射式センサ28で検知された段階で、排紙ローラ52、
53、中継ローラ50、51、搬送ローラ14、15、
及びグリップローラ7、8が、同時に逆転し、被処理転
写材3は後端を先頭にして、搬送路を戻るように搬送さ
れ、露光部9の露光ランプ10によって、同一面に再度
加熱照光による消色処理が行われる。この消色処理後、
被処理転写材3は、点線位置に切り換えられている切換
爪60により、ガイド板57、56で形成される搬送路
を搬送され、センサ59で通過が検知されると、逆転駆
動される排紙ローラ52、53によって、排紙トレイ5
4に排出される。
【0026】さらに、被処理転写材3の両面を消色処理
する場合には、表面に消色処理が施された被処理転写材
3の後端が中継ローラ50、51を過ぎ、ガイド板58
の屈曲部56を過ぎた所で、排紙ローラ52、53を逆
転させ、被処理転写材3は、後端を先頭にして、ガイド
板57、58で形成される搬送路を搬送され、センサ5
9の検知信号により、点線位置に切り換えられる切換爪
60によって、ガイド板11と網状ワイヤ29で形成さ
れる搬送路に送り込まれ搬送を続ける。そして、露光部
9の露光ランプ10によって、被処理転写材3の裏面
に、加熱照光による消色処理が施される。
【0027】このようにして、両面に消色処理が施され
た被処理転写材3は、搬送ローラ14、15、中継ロー
ラ50、51、センサ59の被処理転写材3の検知で逆
転している排紙ローラ52、53により、排紙トレイ5
4に排出される。
【0028】この場合、被処理転写材3の消色処理が不
十分なことが、濃度検知センサ60、61で検出された
場合に、再度消色処理を施すことも可能である。濃度検
知センサ62で、被処理転写材3の裏面の消色処理が不
十分であると検出された場合には、すでに説明したよう
に、被処理転写材3を後端を先頭にして、ガイド板12
と網状ワイヤ29で形成される搬送路に送り込み、露光
ランプ10によって再度同一面に消色処理を施し、ガイ
ド板57、58で形成される搬送路を搬送して、排紙ロ
ーラ52、53により排紙トレイ54に排出する。
【0029】また、濃度検知センサ61で、被処理転写
材3の表面の消色処理が不十分であると検出された場合
には、すでに説明したように、排紙ローラ52、53を
逆転させて、被処理転写材3をガイド板57、58で形
成される搬送路を経由して、ガイド板11と網状ワイヤ
29で形成される搬送路に送り込み、露光部9の露光ラ
ンプ10で、被処理転写材3の表面に再度消色処理を施
し、中継ローラ50、51を介し、排紙ローラ52、5
3により排紙トレイ54に排出する。
【0030】一方、本実施の形態では、温度センサ65
が検知する露光部9内の温度とジャムの発生とによっ
て、露光ランプ10が搬送路に対して三段階の位置を取
るように構成されている。この三段階の位置は、図1に
示す位置O1、O2、O3であり、装置の始動から時間
が経過しておらず、露光部9の温度が比較的低い状態で
は、露光ランプ10は搬送路に最も近い位置O1にあ
り、露光部9の温度が比較的低い状態でも、被処理転材
3を効率的に加熱照光することができる。
【0031】装置の始動から時間が経過し、被処理転写
材3が連続的に搬送されて、露光部9の温度が上昇して
くると、露光ランプ10は搬送路から離れた位置O2に
移動する。この位置では、仮に被処理転写材3にジャム
が発生しても、被処理転写材3が発火しない。そして、
被処理転写材3に実際にジャムが発生した場合には、露
光ランプ10は位置O3に移動し、さらに、搬送路から
離れた位置に退避する。
【0032】この露光ランプ10の位置の切換動作を、
図2ないし図4を参照して詳細に説明する。図2に示す
ように、先端に露光ランプ10が固定された保持アーム
30は、軸32を中心に揺動可能可能に取り付けられ、
保持アーム30の軸32近傍の端部にピン31が固着さ
れ、このピン31に、ソレノイド38と連動するリンク
37に軸35で回動自在に係止され、支点33を中心に
揺動するレバー34によって、駆動力が与えられること
によって保持アーム30が回動する。
【0033】即ち、温度センサ64が、予め設定した所
定温度を越える温度を検出すると、ソレノイド38が吸
引動作を行い、リンク37、レバー34、及び保持アー
ム30が、図2の二点鎖線位置から実線位置に移動し、
保持アーム30の回動によって、露光ランプ10は位置
O1から位置O2に移動する。
【0034】位置O2では、露光部9内の温度が上昇し
た状態で、被処理転写材3に的確に消色処理を行い、仮
に被処理転写材3にジャムが発生しても、被処理転写材
3が発火することがなく、安全が維持される。
【0035】このように、露光ランプ10が位置O2に
セットされた状態で、被処理転写材3にジャムが発生す
ると、図3に示すように、保持アーム30の軸32近傍
の端部に固着されたピン39に、ソレノイド45と連動
するリンク44に軸42で回動自在に係止され、支点4
1を中心に揺動するレバー40によって、駆動力が与え
られることによって保持アーム30が回動する。
【0036】即ち、被処理転写材のジャムが検出される
と、ソレノイド45が吸引動作を行い、リンク44、レ
バー40、及び保持アーム30が、図3の二点鎖線位置
から実線位置に移動し、保持アーム30の回動によっ
て、露光ランプ10は位置O2から位置O3に移動す
る。位置O3は、被処理転写材3のジャム発生時の発火
に対して、さらに安全な位置であり、この位置でジャム
の解除まで、被処理転写体3の発火は完全に防止され
る。
【0037】また、露光ランプ10が位置O1にある状
態から、メンテナンスやジャム除去のために、上ケース
60を軸63を中心に回動して、上ケース60を開放状
態にすると、図4に示すように、上ケース60に取り付
けられているピン45が、レバー40の一端側を押し上
げるので、レバー40が支点41を中心に回動し、保持
アーム30のピン38が押されて保持アーム30が回動
し、露光ランプ10は位置O1から位置O3に移動す
る。露光ランプ10が位置O3にあるので、上ケース6
0を開放した状態では、オペレータは、安全にメンテナ
ンスやジャム処理を行うことが可能になる。
【0038】
【発明の効果】請求項1記載の発明によると、消色可能
なトナーで画像が形成されている被処理転写材は、送入
口から搬入され、ループ状に配設された搬送路を搬送さ
れ、閉鎖空間内に位置する加熱照光手段により、加熱照
光されて加熱照光面の画像が消色され、制御手段によっ
て、該被処理転写材を搬送路の送出口から直接排出する
か、該被処理転写材の同一面の消色を再度行った後に送
出口から排出するか、或いは反転手段により、該被処理
転写材を反転して、裏面の消色を行った後に送出口から
排出するかの判定が行われ、該判定に基づいて、該被処
理転写材は、直接送出口から排出され、或いは、同一面
に再度消色処理が施された後に送出口から排出され、或
いは裏面に消色処理が施された後に送出口から排出され
るので、簡単な構成で、被処理転写材の少なくとも一面
に対して、形成されている画像に対して、適格な消色処
理を行うことが可能になる。
【0039】請求項2記載の発明によると、請求項1記
載の発明で得られる効果に加えて、被処理転写材の被処
理面及び該被処理面の裏面の画像濃度を検出する濃度検
出手段が設けられているので、制御手段による再消色の
判定をより適確に行うことが可能になる。
【0040】請求項3記載の発明によると、請求項1記
載の発明で得られる効果に加えて、加熱照光手段と搬送
路との距離を変更する変更手段が設けられているので、
被転写材に対する加熱照光強度を調整して、熱効率がよ
く安全な加熱照光動作を行い、ジャムの発生時の発火を
防止することが可能になる。
【0041】請求項4記載の発明によると、請求項3記
載の発明で得られる効果に加えて、閉鎖空間内の温度を
検出する温度検出手段が設けられているので、変更手段
による加熱照光手段と搬送路との距離の変更を、より熱
効率よく安全に行うことが可能になる。
【0042】請求項5記載の発明によると、請求項3記
載の発明で得られる効果に加えて、搬送路に設けられた
紙詰まり検出手段が、紙詰まり検出すると、変更手段に
より、加熱照光手段が、搬送路より遠い位置に移動さ
れ、その動作が停止されるので、ジャム発生に適確に対
応し安全を保持することが可能になる。
【0043】請求項6記載の発明によると、請求項3記
載の発明で得られる効果に加えて、搬送路を境にして、
消色装置の上半部が開放自在に構成され、上半部を開放
すると、変更手段により加熱照光手段が搬送路から遠い
位置に移動するので、オペレータが、加熱照光手段との
接触事故なく、ジャムの取出しが容易に行え、ジャム発
生により安全適確に対応することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の構成を示す説明図であ
る。
【図2】■同実施の形態の加熱照光手段の第1の切換動
作を示す説明図である。
【図3】同実施の形態の加熱照光手段の第2の切換動作
を示す説明図である。
【図4】同実施の形態の加熱照光手段の第3の切換動作
を示す説明図である。
【図5】従来の消色装置の構成を示す説明図である。
【符号の説明】
1 消色装置 2 給紙カセット 3 被処理転写材 4 排紙トレイ 7、8 グリップローラ 9 露光部 10 露光ランプ 11、12 ガイド板 13 反射板 14、15 搬送ローラ 25、28 反射式センサ 50、51 中継ローラ 52、53 排紙ローラ 57、58 ガイド板 61、62 濃度検知センサ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 消色可能なトナーで画像が形成された転
    写材を、加熱照光することにより、該転写材の画像を消
    色する消色装置であり、 被処理転写材を加熱照光する加熱照光手段と、 該加熱照光手段を囲んでループ状に配設され、前記被処
    理転写材が搬送され、且つ前記加熱照光手段をほぼ閉鎖
    空間内に位置させる搬送路と、 前記搬送路に設けられ、搬送中の転写材の表裏を反転す
    る反転手段と、 前記搬送路の送入口から搬入され、消色処理が施された
    被処理転写材を、前記搬送路の送出口から直接排出する
    か、前記反転手段の制御に応じて、該被処理転写材の同
    一面または裏面の消色を再度行った後に、前記送出口か
    ら排出するかを判定し、直接排出或いは再消色の制御を
    行う制御手段とを有することを特徴とする消色装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の消色装置に対して、前記
    被処理転写材の被処理面及び該被処理面の裏面の画像濃
    度を検出する濃度検出手段が設けられ、 前記制御手段が、該濃度検出手段の検出値に基づいて、
    直接排出または再消色の判定をすることを特徴とする消
    色装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の消色装置に対して、前記
    加熱照光手段と前記搬送路との距離を変更する変更手段
    が設けられていることを特徴とする消色装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の消色装置に対して、前記
    閉鎖空間内の温度を検出する温度検出手段が設けられ、 前記変更手段が、前記温度検出手段の温度検出値に基づ
    いて、前記加熱照光手段と前記搬送路との距離を変更す
    ることを特徴とする消音装置。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の消音装置に対して、前記
    搬送路に前記被処理転写材の紙詰まりを検出する紙詰ま
    り検出手段が設けられ、 該紙詰まり検出手段による紙詰まり検出時には、前記変
    更手段により、前記加熱照光手段が、前記搬送路より遠
    い位置に移動され、その動作が停止されることを特徴と
    する消色装置。
  6. 【請求項6】 請求項3記載の消色装置に対して、前記
    搬送路を境にして、消色装置の上半部が開放自在に構成
    され、前記上半部を開放すると、前記変更手段によっ
    て、前記加熱照光手段は、前記搬送路から遠い位置に移
    動することを特徴とする消色装置。
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