JP5571214B1 - 消色装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】消色装置において、省電力化を図ることができるとともに、消色残りなく安定して処理できることができ、かつ処理時間を短くできる熱源部の制御技術を提供すること。
【解決部】一般に、実施形態によれば、消色装置は、第1、第2加熱部と、第1、第2熱源部と、制御部と、を備える。第1、第2加熱部は、加熱すると消色する消色可能色材による画像を消色する。第1、第2熱源部は、第1、第2加熱部を加熱する。制御部は、第2モードでは、第1、第2加熱部を第1、第2熱源部により消色可能温度以上に予熱した後、非消色対象面側の加熱部に対応する熱源部の出力を該加熱部を消色可能温度に維持する出力よりも低下させるとともに、消色対象面側の加熱部を該加熱部に対応する熱源部によって加熱しながら該加熱部によりシートの消色対象面を消色処理する。
【選択図】図5

Description

この明細書に記載の実施形態は、消色装置の熱源部の制御技術に関する。
近年、加熱すると消色する消色可能色材によりシートに画像を形成することが行われる。消色可能色材により画像が形成されたシートは、消色装置によってシートを加熱して画像を消色することによりリユース可能となる。(消色装置として例えば特許文献1)。
特開2012−252314号公報
消色装置は、シートの表面及び裏面にそれぞれ接触して各面を加熱する第1、第2加熱部、および第1、第2加熱部を加熱する第1、第2熱源部を備える。ここで、消色装置のモードにおいて、両面消色モード、片面消色モードを設定することを考える。この場合、両面消色モード時には、第1、第2熱源部により第1、第2加熱部を共に消色可能温度まで予熱した後、第1、第2加熱部によりシートの両面を消色することが考えられる。なお、消色処理中には第1、第2熱源部により第1、第2加熱部を加熱する。
一方、片面消色モード時には、シートの消色対象面に対応する加熱部のみを該加熱部に対応する熱源部により消色可能温度まで予熱した後、該加熱部によりシートの消色対象面を消色することが考えられる。なお、消色処理中には、消色対象面に対応する加熱部を該加熱部に対応する熱源部により加熱する。このようにすれば、片面消色モード時は熱源部に出力しないので、その分省電力化を図ることができる。
ところで、消色装置では、省電力化に加え、消色残りなく安定して処理できること、および処理時間をできる限り短くすることが要求される。
この明細書は、消色装置において、省電力化を図ることができるとともに、消色残りなく安定して処理できることができ、かつ処理時間を短くできる熱源部の制御技術を提供することを目的とする。
一般に、実施形態によれば、消色装置は、第1、第2加熱部と、第1、第2熱源部と、
制御部と、を備える。第1、第2加熱部は、加熱すると消色する消色可能色材による画像を消色するための第1、第2加熱部であって、シートの一面に接触して一面を加熱する第1加熱部、シートの他面に接触して他面を加熱する。第1、第2熱源部は、第1、第2加熱部を加熱する。制御部は、第1モードおよび第2モードを有し、第1モードでは、第1、第2加熱部を第1、第2熱源部により消色可能温度以上に予熱した後、第1、第2加熱部を第1、第2熱源部により加熱しながらシートの両面を第1、第2加熱部により消色処理し、第2モードでは、第1、第2加熱部を第1、第2熱源部により消色可能温度以上に予熱した後、非消色対象面側の加熱部に対応する熱源部の出力を該加熱部を消色可能温度に維持する出力よりも低下させるとともに、消色対象面側の加熱部を該加熱部に対応する熱源部によって加熱しながら該加熱部によりシートの消色対象面を消色処理する。
消色装置の全体構成図である。 消色装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 消色部の構成を説明するための図である。 制御部による消色ジョブ実行時の処理制御を示すフローチャートである。 消色ジョブ実行時の第1、第2熱源部の制御を示すフローチャートである。
以下、実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図1は、消色装置1の全体構成図である。
消色装置1は、消色可能トナーや消色可能インク等の消色可能色材により画像が形成されたシートに対して、画像の色を消す消色処理を施す。消色可能色材は、呈色性化合物、顕色剤、消色剤を含む。呈色性化合物は、例えば青に発色するロイコ染料が挙げられる。顕色剤は、例えばフェノール類が挙げられる。消色剤は、加熱されると呈色性化合物と相溶し、顕色剤と親和性を有さない物質が挙げられる。消色可能色材は、呈色性化合物と顕色剤との相互作用により発色し、消色温度以上の加熱により呈色性化合物と顕色剤との相互作用が絶たれて消色する。
消色装置1は、給紙トレイ11、給紙部12、第1〜第3搬送路131〜133、読取部14、消色部15、シート検知センサ161、フラッパ171,172、搬送ローラ18、リユーストレイ19、リジェクトトレイ20、表示部91、操作入力部92、制御部93(図2)を備える。
給紙トレイ11は、消色可能色材により画像が形成されたシートを積載する。シートは、A4,A3,B5等の様々なサイズであってよい。給紙トレイ11には、シートの片面のみに消色可能色材による画像が形成されている場合、該面を上にしてシートが収容されるものとする。
給紙部12は、ピックアップローラ、供給ローラ、分離ローラを有し、給紙トレイ11が積載するシートを1枚ずつ第1搬送路131に給紙する。
読取部14は、第1搬送路131に沿って配置される。読取部14は、CCD(Charge Coupled Device)を備え、消色前のシート両面(第1面、第2面)の画像および消色部15による消色後のシート両面の画像を読み取る。読取部14は、読み取った画像データを後述するHDD934(図2)に出力する。これにより、ユーザは、HDD934から消色前のシートの画像データを取得できる。
第2搬送路132は、第1搬送路131の下流にある分岐点134にて第1搬送路131から分岐する搬送路であり、第1搬送路131における読取部14よりシート搬送方向上流(以下、単に上流と記載。シート搬送方向下流も単に下流と記載する)の合流点135で第1搬送路131に合流する。分岐点134からは、第3搬送路133も分岐する。
消色部15は、第2搬送路132に沿って配置される。シート搬送方向における読取部14と消色部15との間、および消色部15と読取部14との間は共に、処理対象とする最大のシート長より大きい。
消色部15は、シートの両面を加熱することにより、シートの両面上の画像を消色可能である。消色部15の構成については後述する。
シート検知センサ161は、第1〜第3搬送路131〜133の適宜の場所に配置され、第1〜第3搬送路131〜133中のシートを検知する。
フラッパ171,172は、分岐点134および第3搬送路133の分岐点136にあり、シートの搬送先を切り替える。
搬送ローラ18は、第1〜第3搬送路131〜133の適宜の場所に配置され、シートを搬送する。
第3搬送路133の分岐点136からは、第1分岐路137と第2分岐路138が分岐する。
制御部93は、シート上の画像を消色後、シートを読取部14により再度読み取る。制御部93は、消色後のシートの画像データに基づき、シートが再利用可能か否かを判定し、再利用可能なシートを第1分岐路137からリユーストレイ19に排出する。制御部93は、シートに消色残りが有り再利用不可と判定する場合、シートを第1分岐路137から第2分岐路138にスイッチバック搬送し第2分岐路138からリジェクトトレイ20に排出する。
リユーストレイ19は、第1分岐路137が排出するリユース可能なシートを積載する。
リジェクトトレイ20は、第2分岐路138が排出するリユース不可なシートを積載する。
表示部91は、タッチパネル等であり、消色装置1の設定情報や動作ステータス、ログ情報、ユーザへの通知を表示する。
操作入力部92は、ボタンやキーを備え、ユーザの操作入力を受け付けることにより消色ジョブの実行開始等、消色装置1の機能動作の指示を受け付ける。
図2は、消色装置1のハードウェア構成を示すブロック図である。
制御部93は、プロセッサ931、ASIC932(Application Specific Integrated Circuit)、メモリ933(記憶部)、およびHDD934(Hard Disk Drive、記憶部)を備え、消色装置1全体を制御する。プロセッサ931は、メモリ933やHDD934が格納するプログラムを実行することにより各種の機能を実現する。
メモリ933は、半導体メモリであり、各種の制御プログラムを格納するROM(Read Only Memory)と、プロセッサ931に一時的な作業領域を提供するRAM(Random Access Memory)とを備える。ROMは、消色部15の第1、第2熱源部25,26の制御に用いる各種の閾値等を記憶する。ASIC932は、特定の機能を実現するための専用の回路であり、プロセッサ931が実現する適宜の機能を担ってよい。
図3は、消色部15の構成を説明するための図である。
消色部15は、第1、第2ヒートローラ21,22、第1、第2プレスローラ23,24、第1、第2熱源部25,26、第1、第2温度検知部27,28を備える。
第1、第2ヒートローラ21,22は、3層構造であり、アルミニウム等からなる円筒状の芯金、芯金の外表面上にあるシリコンゴム等の弾性層、弾性層上にあるPFA(Perfluoroalkoxy polymer resin)等の離型層を備える。第1、第2ヒートローラ21,22は、制御部93による制御の下、モータを介して回転駆動可能である。
第1ヒートローラ21は、シートの第1面(給紙トレイ11において上側に来る面)を加熱し、シートの第1面上の画像を消色する。シートの第1面は、シートの片面のみ消色する場合、消色対象面となる面である。第1ヒートローラ21は、片面消色および両面消色の際に共に用いられる。
第2ヒートローラ22は、第1ヒートローラ21より下流側にある。第2ヒートローラ22は、シートの第2面(給紙トレイ11において下側に来る面)を加熱し、シートの第2面上の画像を消色する。シートの第2面は、シートを両面消色する場合、消色対象面となる面である。第2ヒートローラ22は、両面消色の際にのみ用いられる。
なお、本実施形態では、シートを加熱する加熱部としてヒートローラ21,22を用いた例を説明した。しかしながら、加熱部は、例えば、ヒートローラ以外に、シートに面接触可能な面状ヒータであってもよい。
第1、第2プレスローラ23,24は、3層構造であり、芯金、芯金の外表面上にあるシリコンゴムスポンジ層、シリコンゴムスポンジ層上にあるPFA(Perfluoroalkoxy polymer resin)等の離型層を備える。第2プレスローラ24は、第1プレスローラ23より下流側にある。第1、第2プレスローラ23,24は、制御部93による制御の下、モータを介して第1、第2ヒートローラ21,22とは逆回転に回転駆動可能である。第1、第2プレスローラ23,24は、第1、第2ヒートローラ21,22と対向し、第1、第2ヒートローラ21,22に加圧接触する。
第1、第2熱源部25,26は、第1、第2ヒートローラ21,22の内部にあり、第1、第2ヒートローラ21,22を加熱する。第2熱源部26は、メイン熱源部261およびサブ熱源部262を備える。第1、第2熱源部25,26は、例えばハロゲンランプである(第2熱源部26についてはメイン熱源部261およびサブ熱源部262がそれぞれハロゲンランプである)。上流の第1熱源部25が2本のランプで構成されていてもよいし、上流、下流の第1、第2熱源部25,26が共に1本または2本のランプで構成されていてもよい。
第1、第2温度検知部27,28は、第1、第2熱源部25,26の温度(第1、第2熱源部25,26の周囲の温度)を検知する。第1、第2温度検知部27,28は、例えばサーミスタ等を用いた接触型のものである。
以下、図1および図4のフローチャートを参照して制御部93による消色ジョブ実行時の処理制御を簡略に説明する。
制御部93は、消色処理モードとして、シートの両面を消色処理する両面消色モード(第1モード)、およびシートの片面を消色処理する片面消色モード(第2モード)を有する。
制御部93は、消色処理前に操作入力部92により両面消色モードまたは片面消色モードの設定を受け付ける(Act10)。なお、デフォルトの消色処理モードの設定は両面消色モードとなっており、片面消色モードはユーザの操作入力により設定されるようになっていてもよい。
制御部93は、少なくとも一面に画像が形成されたシートを給紙トレイ11から給紙部12により取り出し(Act11)、第1搬送路131に給紙する(Act12)。制御部93は、読取部14によりシートを読み取った後(Act13)、シートを第2搬送路132に搬送する(Act14)。
制御部93は、消色部15によりシート上の画像を消色後(Act15)、シートを第1搬送路131に搬送し(Act16)、シートを再度読取部14により読み取る(Act17)。なお、制御部93は、消色部15の第1、第2熱源部25,26の制御を消色処理モードの設定によって変えて消色処理するが、詳しい内容については後述する。
制御部93は、消色処理後のシートを読み取った後、消色後のシートの画像データに基づいてシートの再利用の可否を判定するとともに、シートを第3搬送路133に搬送する(Act18)。制御部93は、消色後のシートを再利用可能と判定する場合(Act19:YES)、シートをリユーストレイ19に搬送し(Act20)、シートを再利用不可と判定する場合(Act19:NO)、シートをリジェクトトレイ20に搬送する(Act21)。
図5は、消色ジョブ実行時の第1、第2熱源部25,26の制御を示すフローチャートである。以下、まず、両面消色モードでの制御フローを説明した後、片面消色モードでの制御フローを説明する。
制御部93は、消色ジョブ実行の指示を受け付けると、両面消色モードの場合(Act31:NO)、第1、第2熱源部25,26により第1、第2ヒートローラ21,22を予熱する。この際、制御部93は、第1、第2熱源部25,26に対して電力供給を交互に行う(Act32)。
制御部93は、ON時に第1熱源部25に電力を供給し、OFF時に第2熱源部26に電力を供給するスイッチング素子を備える。制御部93は、スイッチング素子のON,OFF時間であるデューティー比を50%(ON時間:OFF時間=1:1)とするPWM(Pulse Width Modulation)制御を行うことにより、第1、第2熱源部25,26への供給電力の出力を等しくする。
制御部93は、第1、第2熱源部25,26がウォーミングアップ終了温度に到達すると(Act33:Yes、Act34:NO)、シート両面上の画像に対して消色処理を行う(Act35)。
ここで、ウォーミングアップ終了温度とは、第1、第2ヒートローラ21,22の予熱時に第1、第2熱源部25,26に電力を供給し続ける際において、第1、第2ヒートローラ21,22を消色可能温度以上(シートを消色処理可能な所定の温度以上)に加熱していることとなる温度のことを指す。すなわち、制御部93は、Act32、Act33において、第1、第2ヒートローラ21,22を消色可能温度以上に予熱する。
また、制御部93は、消色処理時(Act35)において、第1、第2熱源部25,26への供給電力量の比率が9:2となるデューティー比で消色処理を行う。ここで、第2ヒートローラ22は、第1ヒートローラ21によって温められたシート面を消色するので、消色処理に必要な熱量が第1ヒートローラ21に比べて少ないとともに、シート1枚の消色処理に伴う温度低下も第1ヒートローラ21に比べて少ない。そのため、制御部93は、第2熱源部26への供給電力を第1熱源部25への出力電力より少なくして消色処理を行う。
制御部93は、給紙トレイ11内のシートが無くなるまで(Act36:Yes)、消色処理を繰り返す(Act34:NO〜Act36:YES)。
以下、片面消色モード時の制御フローを説明する。
制御部93は、消色ジョブ実行の指示を受け付けると、片面消色モードの場合(Act31:YES)、非消色対象面側の第2熱源部26の温度を検知する(Act37)。
制御部93は、前回の消色ジョブの実行から間があり、第2熱源部26の温度がウォーミングアップ終了温度より低い場合(第2ヒートローラ22を消色可能温度以上に加熱する所定の温度より低い場合、Act38:NO)、第1、第2熱源部25,26により第1、第2ヒートローラ21,22を共に予熱する。この際、制御部93は、デューティー比を50%にし、第1、第2熱源部25,26に対して等しい電力を供給する(Act32)。
制御部93は、第1、第2熱源部25,26が共にウォーミングアップ終了温度に到達すると(Act33:Yes、Act34:YES)、非消色対象面側の第2熱源部26への供給電力を、第2ヒートローラ22を消色可能温度に維持する供給電力よりも低下させる。そして、制御部93は、その分、消色対象面側の第1熱源部25への供給電力を増加させるようにスイッチング素子のデューティー比を調整する(Act41)。
制御部93は、非消色対象面側の第2熱源部26への供給電力を落として消色処理を行う(Act42:NO、Act35)。具体的に、制御部93は、第1、第2熱源部25,26への供給電力量の比率が15:1となるデューティー比で消色処理を行う。このように、制御部93は、消色処理モード(両面/片面)により消色処理時のデューティー比を変え、片面消色モード時における消色処理時の第2熱源部26への供給電力量を、両面消色モード時における消色処理時の第2熱源部26への供給電力量よりも小さくする。
以上のように、本実施形態は、片面消色モードでは、非消色対象面側の第2ヒートローラ22の加熱を抑えて消色処理するので、省電力化を図ることができる。
ここで、第1、第2ヒートローラ21,22が共に低温の状態の場合に消色対象面側の第1ヒートローラ21のみを予熱して消色処理することを考える。
この場合、第1ヒートローラ21のみを予熱するので省電力化を図れるが、第1、第2ヒートローラ21,22を共に予熱する場合に比べ、第2ヒートローラ22側(第2熱源部26側)から第1ヒートローラ21への加熱が無い分、第1ヒートローラ21の予熱に時間がかかる。
また、第2ヒートローラ22が低温のままであるので、消色処理の際に、シートの消色対象面は第1ヒートローラ21に加熱されるが、非消色対象面が第2ヒートローラ22から加熱されず低温のままとなるので、消色対象面において消色残りが生じるおそれがある。
ここで、複数のシートを連続して消色処理するなどして消色対象面側の第1熱源部25の出力時間がある程度継続すると、第1熱源部25の出力により、消色対象面側の第1ヒートローラ21だけでなく、その周辺の部材等、消色部15全体の温度が上昇する。
第1ヒートローラ21のみを予熱して消色処理する場合、このようにして消色部15全体の温度が上昇するまでは第1ヒートローラ21は温度低下が早くなるため、消色処理中のヒートローラ21,22を消色可能温度に維持するためには、消色処理する際のシート間隔を大きく取る必要がある。従って、第1ヒートローラ21のみを予熱して消色処理する場合、パフォーマンスが低くなるという問題がある。
これに対し、本実施形態は、片面消色モードでは、第1、第2ヒートローラ21,22を共に予熱してから消色処理する。消色処理の際には、第2ヒートローラ22の出力を低下させる。そのため、本実施形態では上記問題を解決できる。
すなわち、本実施形態では、予熱時に第1、第2熱源部25,26を共に出力するので第1ヒートローラ21の予熱時間を短縮できる。
本実施形態では、非消色対象面側の第2ヒートローラ22も予熱するので、消色対象面が片面のみであっても良好に消色できる。
本実施形態では、非消色対象面側の第2ヒートローラ22も予熱するので、消色部15全体の温度が上昇しやすく、また、第2ヒートローラ22側からの熱により、消色処理する際の第1ヒートローラ21の温度低下を抑えることができる。そのため、本実施形態では、消色処理する際のシート間隔を短くでき、パフォーマンスを良好にできる。
本実施形態では、第2ヒートローラ22が、片面消色を行う際に用いられる第1ヒートローラ21の下流にあるので、片面消色する際には加熱されたシートに接することとなる。そのため、本実施形態は、消色処理時の第2ヒートローラ22の温度低下を抑制できる。
なお、制御部93は、両面消色ジョブ等を実行した直後で第2熱源部26が消色開始前の時点で既にウォーミングアップ温度以上である場合(Act38:YES)、スイッチング素子のデューティー比を調整し、第1、第2熱源部26へ供給可能な電力を主に第1熱源部25へ振り分け、第1ヒートローラ21を加熱するとともに、第2ヒートローラ22を最低限度加熱する(Act39)。そして、制御部93は、第1熱源部25がウォーミングアップ温度以上であれば(Act40:YES)、消色処理を行う(Act42:NO、Act35)。
このように、制御部93は、片面消色モードでは、非消色面側の第2熱源部26をウォーミングアップ温度以上とした状態で消色処理を開始するが、消色処理中は非消色面側の第2熱源部26の出力を落とした状態で消色処理を行う。第2ヒートローラ22およびその周辺部は、消色処理されたシートが第2ヒートローラ22を通る度に温度が低下していく。従って、消色部15が他数枚を消色処理すると、第2ヒートローラ22やその周辺部の温度は低下しきり、ひいては消色部15全体が温度低下しきることとなる。
この場合、消色処理時にシートの非消色面側が低温状態となることにより消色残りが生じやすくなる等の問題が生じる。そのため、制御部93は、消色部15全体が温度低下しきることとなる所定の処理枚数、消色処理を行うと(Act42:YES)、第2熱源部26に十分な電力を供給できるようにスイッチング素子のデューティー比を調整し、第2熱源部26により第2ヒートローラ22を加熱して昇温させる(Act43)。
本実施形態では、このような制御行うことで、最適な消費電力量で正常に消色処理を施すことが可能であり、かつパフォーマンスを維持することが可能となる。
(変形例)
前記実施形態では、余熱を行うウォーミングアップ時(Act32,Act39)において第1、第2熱源部25、26を交互に点灯制御した。しかしながら、ウォーミングアップ時(Act32,Act39)には、搬送系のモータを駆動させないため、十分な電力を第1、第2熱源部25、26に出力できる。従って、ウォーミングアップ時(Act32,Act39)には、十分な熱量を出力可能とする電力を各第1、第2熱源部25、26に継続して供給し、第1、第2熱源部25、26をフル点灯させてもよい。
消色処理時(Act35)には、シートを給紙トレイ11から消色部15を経て各トレイ19,20まで搬送する必要があり、搬送系のモータを駆動させる必要があるため、両方の第1、第2熱源部25、26を同時に十分な出力では点灯させることが難しい。そのため、前述のように、ウォーミングアップ時(Act32,Act39)に第1、第2熱源部25、26をフル点灯させる場合であっても、消色処理時(Act35)には、前記実施形態のように、第1、第2熱源部25、26を交互に点灯制御する。
前記実施形態では、制御部93は、片面消色モードにおける消色ジョブ実行時において、所定枚数消色処理した場合に第2熱源部26への供給電力を増大させて第2ヒートローラ22、ひいては消色部15全体を昇温させた。
しかしながら、制御部93は、第2熱源部26の温度が所定温度以下あるいは温度低下速度が所定速度以上となった場合に、第2熱源部26への供給電力を増大させて第2ヒートローラ22、ひいては消色部15全体を昇温させてもよい。
また、制御部93は、消色処理枚数や第2熱源部93の温度ではなく、1枚目のシートへの消色処理開始からの経過時間が所定時間経つことにより、第2熱源部26への供給電力を増大させてもよい。
前記実施形態では、制御部93は、片面消色モードにおける消色処理時に、第2熱源部26が冷えきってしまわぬよう第2熱源部26へ最低限の電力を供給したが、全く供給しなくてもよい。制御部93は、Act32,Act39,Act43において、第2熱源部26を単に点灯、消灯するだけでもよい。
前記実施形態では、制御部93は、片面消色モードの際に上流側のヒートローラ21によって消色処理したが、下流側のヒートローラ22によって消色処理してもよい。
前記実施形態における各処理の順序は、前記実施形態で例示した順序と異なっていてもよい。
本発明は、その精神または主要な特徴から逸脱することなく、他の様々な形で実施することができる。そのため、前述の実施の形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には、なんら拘束されない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する全ての変形、様々な改良、代替および改質は、すべて本発明の範囲内のものである。
1…消色装置、21,22…第1、第2ヒートローラ(第1、第2加熱部)、25,26…第1、第2熱源部、27,28…第1、第2温度検知部、93…制御部。

Claims (5)

  1. 加熱すると消色する消色可能色材による画像を消色するための第1、第2加熱部であって、シートの一面に接触して前記一面を加熱する第1加熱部、シートの他面に接触して前記他面を加熱する第2加熱部と、
    前記第1、第2加熱部を加熱する第1、第2熱源部と、
    第1モードおよび第2モードを有し、
    前記第1モードでは、前記第1、第2加熱部を前記第1、第2熱源部により消色可能温度以上に予熱した後、前記第1、第2加熱部を前記第1、第2熱源部により加熱しながらシートの両面を前記第1、第2加熱部により消色処理し、
    前記第2モードでは、前記第1、第2加熱部を前記第1、第2熱源部により消色可能温度以上に予熱した後、非消色対象面側の加熱部に対応する熱源部の出力を該加熱部を消色可能温度に維持する出力よりも低下させるとともに、消色対象面側の加熱部を該加熱部に対応する熱源部によって加熱しながら該加熱部によりシートの消色対象面を消色処理する制御部と、
    を備える消色装置。
  2. 請求項1に記載の装置において、
    前記第1、第2加熱部の温度を検知する第1、第2温度検知部を備え、
    前記制御部は、前記第2モードでは、消色処理前において非消色対象面側の熱源部が所定の温度以下である場合、前記第1、第2加熱部を前記第1、第2熱源部により消色可能温度以上に予熱し、非消色対象面側の熱源部が所定の温度より高い場合、消色対象面側の加熱部を該加熱部に対応する熱源部により消色可能温度以上に予熱する消色装置。
  3. 請求項1に記載の装置において、
    前記制御部は、前記第2モードでは、前記第1、第2加熱部を前記第1、第2熱源部により所定時間加熱することにより消色可能温度まで予熱した後、非消色対象面側の加熱部に対応する熱源部の出力を低下させる消色装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の装置において、
    前記制御部は、前記第2モードでは、非消色対象面側の熱源部の出力を低下させて消色処理し、シートの処理枚数が所定の枚数に達すると、非消色対象面側の熱源部の出力を増大させ、非消色対象面側の加熱部を消色可能温度まで加熱する消色装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の装置において、
    前記制御部は、前記第1、第2熱源部に交互に出力し、前記第2モードでは、非消色対象面側の熱源部の出力時間を、消色対象面側の熱源部の出力時間よりも短くすることにより、該熱源部の出力を低下させる消色装置。
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