JP3983590B2 - シート搬送装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シート搬送装置に関し、より詳しくはファクシミリ、複写機などを含む画像形成装置に用いられるシート搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のシート搬送装置として、特許第3098833号公報には、シートが搬送経路内に存在している場合に後続のシートを装置外に設けられた排出トレイに排出するように搬送経路を切り換え、シートが存在する搬送経路内に後続のシートが搬送されないようにすることで、先に搬送されたシートが後続のシートと搬送経路内で衝突してシートが破損することを防止したものが記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のシート搬送装置にあっては、搬送経路内に存在するシートに後続するシートのうち少なくとも1枚のシートは必ず排出トレイに排出されるため、ユーザは後続するシートを排出トレイから給紙トレイに戻されければならなかった。
【0004】
そこで、本発明は、後続するシートを排出トレイに排出することなく、先に搬送されたシートが後続のシートと搬送経路内で衝突してシートが破損することを防止できるシート搬送装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るシート搬送装置は、上記課題を解決するため、給紙トレイに載置されたシートをシート読取位置に搬送した後に、シート読取位置からシート待機位置に一旦シートを待機させて、シート排出トレイに排出するシート搬送装置であって、前記シート読取位置からシートを搬送するシート搬送手段と、前記シート読取位置から搬送されてきたシートを前記シート待機位置側に搬送する排出搬送手段と、前記排出搬送手段によって搬送されてきたシートを前記シート待機位置に搬送する待機位置搬送手段と、前記シート待機位置から搬送されてきたシートを前記シート排出トレイに排出するシート排出手段と、前記排出搬送手段と前記待機位置搬送手段及び前記シート排出手段を駆動する駆動力を発生する駆動手段と、前記シート読取位置と前記待機位置との間に配設され、前記シート読取位置から前記シート待機位置に搬送されるシートの存否を検知する第1シート検知手段と、前記待機位置の下流側に配設され、前記シート待機位置から前記シート排出トレイに搬送されるシートの存否を検知する第2シート検知手段と、前記駆動手段で発生した駆動力を制御する伝達制御手段とを備え、前記伝達制御手段は、前記シート読取位置にあるシートが前記シート読取位置から前記シート待機位置を介して前記シート排出トレイに搬送される際、前記第1シート検知手段がこのシートの存在を検知してから、このシートの存在を検知しなくなった後、前記駆動手段が所定量の駆動を行った時点を第1時点、前記第2シート検知手段が前記シート待機位置から前記シート排出トレイに搬送されるシートの存在を検知してから、このシートの存在を検知しなくなった時点を第2時点として、前記第1時点から前記第2時点までの間においては、前記駆動手段で発生した駆動力を前記排出搬送手段に伝達しないように制御する構成を有する。ここで、シートの存否とは、前記第1シート検知手段又は前記第2シート検知手段の検知可能な範囲にシートが存在すること、および前記第1シート検知手段又は前記第2シート検知手段の検知可能な範囲にシートが存在しないことを検知することである。さらに、前記第1時点とは、前記第1シート検知手段がシートの搬送方向先端部を検知してからシートの搬送方向後端部を検知しなくなった時点を意味する。また、前記第2時点とは、前記第2シート検知手段が搬送方向先端部を検知してからシートの搬送方向後端部を検知しなくなった時点を意味する。
【0006】
この構成によって、前記第1時点から前記第2時点までの間においては、前記搬送排出手段がシートを前記シート待機位置に搬送しないので、先に搬送されたシートと後続するシートとの距離間隔が調整され、先に搬送されたシートが後続のシートと搬送経路内で衝突してシートが破損することを防止できる。
【0009】
本発明に係るシート搬送装置においては、前記伝達制御手段は、前記シート読取位置から前記シート待機位置に前記排出搬送手段によって搬送される際、前記第1シート検知手段が、シートの存在を検知してから、このシートの存在を検知しなくなった後、前記駆動手段が所定量の駆動を行った時点において、前記駆動手段で発生した駆動力を前記排出搬送手段に伝達しないように制御することが好ましい。ここで、前記駆動手段が所定量の駆動を行った時点とは、前述した各手段の特定動作の時点を具体化したものである。
【0010】
この構成によれば、前記第1シート検知手段が前記シート読取位置から前記シート待機位置に搬送されるシートの存在を検知しなくなった後も、前記駆動手段が所定量の駆動を行った時点まで、前記駆動手段で発生した駆動力が前記排出搬送手段に伝達されるので、前記排出搬送手段は、先に搬送されたシートに後続するシートを搬送する途中の状態で停止し、先に搬送されたシートに後続するシートを前記シート待機位置に搬送する動作をさらに効率的に行うことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0018】
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態に係るシート搬送装置100は、図1に示すように、シートが載置されるシート載置トレイ111と、シート載置トレイ111にシート載置されたことを検知するシート載置検知センサ112と、シート載置トレイ111に載置されたシートを搬送する給紙機構113と、給紙機構113によって搬送されたシートの存否を検知するプルアウトセンサ114と、給紙機構113によって搬送されたシートを搬送する給紙シート搬送コロ115と、給紙シート搬送コロ115によって搬送されたシートの存否を検知するレジストセンサ116と、図示しない読取装置に対向するコンタクトガラス117とを備える。
【0019】
シート搬送装置100は、給紙シート搬送コロ115によって搬送されたシートを搬送する搬送機構120と、搬送機構120によって搬送されたシートを検知する入口センサ130と、搬送機構120によって搬送されたシート搬送する排紙コロ140とを備える。ここで、搬送機構120は、シート搬送手段を構成するものであって、本実施の形態では正逆転可能なベルト車であるが、ベルト車以外のものである場合を妨げない。入口センサ130は、第1シート検知手段を構成するものである。排紙コロ140は、排出搬送手段を構成するものである。なお、正転する方向とは、図1に示す矢印の方向である。また、逆転する方向とは、図1に示す矢印の方向とは反対の方向である。以下の記述でも、正転する方向とは図1に示す矢印の方向を意味し、逆転する方向とは図1に示す矢印の方向とは反対の方向を意味する。
【0020】
シート搬送装置100は、図1に示すように、排紙コロ140によって搬送されたシートをその搬送方向を切り換えて搬送するスイッチバックコロ151と、スイッチバックコロ151によって搬送されたシートを待機させる待機部152と、スイッチバックコロ151によって待機部152から搬送されたシートを検知する排紙センサ153と、スイッチバックコロ151によって待機部152から搬送されたシートを排出する排出コロ154と、排出コロ154によって排出されたシートが載置される排紙トレイ155とを備える。ここで、排紙センサ153は、第2シート検知手段を構成するものである。排出コロ154は、シート排出手段を構成するものである。また、排紙コロ140、スイッチバックコロ151、および排出コロ154は、駆動手段を構成する1個の排紙モータ160によって駆動されている。また、排紙モータ160と排紙コロ140との間には、図2に示すように、排紙モータ160で発生する駆動力を排紙コロ140のみに伝達する伝達手段を構成する排紙クラッチ161が設けられている。
【0021】
シート搬送装置100は、図1に示すように、排紙コロ140とスイッチバックコロ151との間に設けられて所定の角度回転するスイッチバック爪171と、スイッチバック爪171の排紙コロ140側の端部と隣り合う端部を有して所定の角度回転する両面爪172と、スイッチバック爪171より排紙コロ140側に設けられシートの存否を検知するスイッチバックセンサ173とを備える。ここで、スイッチバック爪171は、図2に示すように、スイッチバックソレノイド174によって駆動される。また、両面爪172は、両面ソレノイド175によって駆動される。スイッチバック爪171、スイッチバックソレノイド174、両面爪172、および両面ソレノイド175は、切換手段を構成するものである。
【0022】
シート搬送装置100は、図2に示すように、入出力ポートを備えたエンジン部181と、各センサからエンジン部181を経て得たデータに基づいて各部を制御する制御プログラムを格納するROM182(Read Only Memory)と、データの書き込みと読み取りができるRAM183(RamdomAccess Memory)と、ROM182に格納された各制御プログラムを実行するCPU184(Central Processing Unit)と、ユーザからの指示を装置各部に伝達する操作部186とを備える。また、各部は、バス187によって接続されている。ここで、ROM182に格納される伝達制御プログラム185は、入口センサ130および排出センサなどからエンジン部181を介して取得したデータに基づいて排紙クラッチ161を制御しており、伝達制御手段を構成するものである。
【0023】
次に、シート搬送装置100の動作について説明する。前述のように構成されたシート搬送装置100においては、操作部186によりシートを搬送するように指示がなされると、シート載置検知センサ112が、シート載置トレイ111にシートが載置されているか否かを検知する。シート載置検知手段がシートの存在を検知すると、給紙機構113および給紙コロがシートをシート載置トレイ111からコンタクトガラス117側に搬送する。このとき、ROM182に格納されたプログラムおよびCPU184が、プルアウトセンサ114がシートの端部を検知し始めた時間とレジストセンサ116がシートの端部を検知し始めた時間とからシートのサイズを演算する。給紙コロがシートをコンタクトガラス117側に搬送すると、搬送機構120が、正方向に回転してシートを排紙コロ140側に搬送する。
【0024】
搬送機構120がシートを排紙コロ140側に搬送した後におけるシート搬送装置100の動作は、図3に示す通りである。排紙コロ140側の動作において(S101)、排紙クラッチ161が排紙モータ160の駆動力を排紙コロ140に伝達し、排紙コロ140は正方向に回転してシートを搬送する。他方、スイッチバックコロ151も排紙モータ160によって正方向に回転する(S102)。
【0025】
ここで、操作部186からシートを反転搬送する指示があると(S103)、スイッチバックソレノイド174は、シートが排紙コロ140側から搬送機構120側に反転搬送されるようにスイッチバック爪171の角度を調整する(S104)。
【0026】
次いで、入口センサ130が搬送機構120によって搬送されたシートの存在を検知する(S105)。排紙コロ140が搬送機構120によって搬送されたシートをスイッチバック爪171側に搬送する。
【0027】
次いで、スイッチバックセンサ173は排紙コロ140によって搬送されたシートの存在を検知する(S106)。このとき、搬送機構120は、排紙モータ160によって正方向に一定ステップ数回転してから逆方向に回転して、スイッチバック爪171によって反転されたシートをコンタクトガラス117側に搬送する(S107)。このとき、入口センサ130が搬送機構120によって搬送されたシートの存在を検知しなくなっても、排紙クラッチ161は、伝達制御プログラム185によって制御されて排紙モータ160で発生した駆動力を排紙ローラに伝達している。
【0028】
次いで、図示しない読取装置がコンタクトガラス117上のシートを読み取る(S108)。
【0029】
以上に対して、操作部186からシートを反転搬送する指示がなければ、スイッチバックソレノイド174は、シートが排紙コロ140側から待機部152側に搬送されるスイッチバック爪171の角度を調整する(S109)。これによって排紙動作が開始され(S110)搬送機構120は、正方向に回転してシートをコンタクトガラス117側から排紙コロ140側に搬送する。他方、排紙コロ140もシートをスイッチバックコロ側に搬送するように正方向に回転している(S111)。
【0030】
次いで、両面ソレノイド175も、シートが排紙コロ140側から待機部152側に搬送されるように両面爪172の角度を調整する(S112)。
【0031】
搬送機構120がシートをコンタクトガラス117側から排紙コロ140側に搬送すると、スイッチバックセンサ173は排紙コロ140によって搬送されたシートの存在を検知する(S113)。
【0032】
その後、排紙コロ140は、シートをスイッチバックコロ151側に搬送する。次いで、スイッチバックコロ151が排紙コロ140によって搬送されたシートを待機部152に搬送する。これによって、スイッチバックセンサ173がシートの存在を検知しなくなると、スイッチバック爪171および両面爪172、シートが待機部152から排出コロ154側に搬送される角度に調整される。また、スイッチバックコロ151は、正方向に数回転してから逆方向に回転する。
【0033】
次いで、スイッチバックコロ151がシートを待機部152から排出コロ154側に搬送し、排紙センサ153はスイッチバックコロ151によって搬送されたシートの存在を検知する(S114)。
【0034】
次いで、入口センサ130がシートの存在を検知しなくなった時点で(S115)、排紙クラッチ161が、伝達制御プログラム185によって制御されて排紙モータ160で発生した駆動力を排紙ローラに伝達しなくなる。これによって、排紙コロ140は、搬送機構120によって搬送されたシートをスイッチバックコロ151側に搬送しなくなる。また、搬送機構120も、シートを搬送する動作を停止する。ここで、先出しするシートがあれば、搬送機構は、先出しするシートの搬送を終了した時点でシートを搬送する動作を停止する(S116)。なお、ステップS114およびステップS115の順番は、入口センサ130から排紙センサ153までの距離と搬送されるシートのサイズとの関係に応じて入れ替わってもよい。
【0035】
次いで、排出コロ154が、逆方向に回転するスイッチバックコロ151によって搬送されたシートを排紙トレイ155側に搬送する。このとき、排紙センサ153がスイッチバックコロ151によって搬送されたシートの存在を検知しなくなると(S117)、排紙モータ160が正方向に一定ステップ数回転した後に停止する。また、スイッチバック爪171および両面爪172はシートが排紙コロ140側から待機部152側に搬送される角度に調整される。また、排紙クラッチ161が、伝達制御プログラム185によって制御されて排紙モータ160の駆動力を排紙コロ140に伝達可能になる(S118)。これによって、排紙コロ140が、排出コロ154によって搬送されたシートに後続するシートをスイッチバックコロ151側に搬送するようになる。
【0036】
以上の動作は、シート載置検知手段がシートの存在を検知しなくなり、かつ、排紙センサ153がシートを検知しなくなった後に、終了する(S119)。
【0037】
本実施の形態によれば、入口センサ130が搬送機構120側から排紙コロ140側に搬送されたシートの存在を検知しなくなった時点から、排紙センサ153がスイッチバックコロ151側から排出コロ154側に搬送されるシートの存在を検知しなくなった時点までの間においては、排紙コロ140がシートをスイッチバックコロ151側に搬送しないので、先に搬送されたシートの後端部と後続するシートの先端部との距離間隔が広く保たれ、先に搬送されたシートが後続のシートと搬送経路内で衝突してシートが破損することを防止できる。
【0038】
本実施の形態によれば、先に搬送されたシートが反転搬送される場合、入口センサ130が反転搬送を施される前のシートの存在を検知しなくなった時点以後も、排紙コロ140はシートを搬送し続けるので、反転搬送されシートをスイッチバックコロ151側に搬送する動作を円滑にすることができ、待機部152で生じるシートに対する負荷を回避することができる。
【0039】
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施形態に係るシート搬送装置200について、図を用いて説明する。なお、本発明の第1の実施形態に係るシート搬送装置100の説明と同様の説明については、これを省略する。
【0040】
次に、シート搬送装置200の動作について説明する。前述のように構成されたシート搬送装置200においては、操作部186によりシートを搬送するように指示がなされると、シート載置検知センサ112が、シート載置トレイ111にシートが載置されているか否かを検知する。シート載置検知手段がシートの存在を検知すると、給紙機構113および給紙コロがシートをシート載置トレイ111からコンタクトガラス117側に搬送する。このとき、ROM182に格納されたプログラムおよびCPU184が、プルアウトセンサ114がシートの端部を検知し始めた時間とレジストセンサ116がシートの端部を検知し始めた時間とからシートのサイズを演算する。給紙コロがシートをコンタクトガラス117側に搬送すると、搬送機構120が、正方向に回転してシートを排紙コロ140側に搬送する。
【0041】
搬送機構120がシートを排紙コロ140側に搬送した後におけるシート搬送装置200の動作は、図4に示す通りである。排紙コロ140側の動作において(S201)、排紙クラッチ161が排紙モータ160の駆動力を排紙コロ140に伝達し、排紙コロ140は正方向に回転してシートを搬送する。他方、スイッチバックコロ151も排紙モータ160によって正方向に回転する(S202)。
【0042】
ここで、操作部186からシートを反転搬送する指示があると(S203)、スイッチバックソレノイド174は、シートが排紙コロ140側から搬送機構120側に反転搬送されるようにスイッチバック爪171の角度を調整する(S204)。
【0043】
次いで、入口センサ130が搬送機構120によって搬送されたシートの存在を検知する(S205)。排紙コロ140が搬送機構120によって搬送されたシートをスイッチバック爪171側に搬送する。
【0044】
次いで、スイッチバックセンサ173は排紙コロ140によって搬送されたシートの存在を検知する(S206)。このとき、搬送機構120は、排紙モータ160によって正方向に一定ステップ数回転してから逆方向に回転して、スイッチバック爪171によって反転されたシートをコンタクトガラス117側に搬送する(S207)。このとき、入口センサ130が搬送機構120によって搬送されたシートの存在を検知しなくなっても、排紙クラッチ161は、伝達制御プログラム185によって制御されて排紙モータ160で発生した駆動力を排紙ローラに伝達している。
【0045】
次いで、図示しない読取装置がコンタクトガラス117上のシートを読み取る(S208)。
【0046】
以上に対して、操作部186からシートを反転搬送する指示がなければ、スイッチバックソレノイド174は、シートが排紙コロ140側から待機部152側に搬送されるスイッチバック爪171の角度を調整する(S209)。これによって排紙動作が開始され(S210)搬送機構120は、正方向に回転してシートをコンタクトガラス117側から排紙コロ140側に搬送する。他方、排紙コロ140もシートをスイッチバックコロ側に搬送するように正方向に回転している(S211)。
【0047】
次いで、両面ソレノイド175も、シートが排紙コロ140側から待機部152側に搬送されるように両面爪172の角度を調整する(S212)。
【0048】
搬送機構120がシートをコンタクトガラス117側から排紙コロ140側に搬送すると、スイッチバックセンサ173は排紙コロ140によって搬送されたシートの存在を検知する(S213)。
【0049】
その後、排紙コロ140は、シートをスイッチバックコロ151側に搬送する。次いで、スイッチバックコロ151が排紙コロ140によって搬送されたシートを待機部152に搬送する。これによって、スイッチバックセンサ173がシートの存在を検知しなくなると、スイッチバック爪171および両面爪172、シートが待機部152から排出コロ154側に搬送される角度に調整される。また、スイッチバックコロ151は、正方向に数回転してから逆方向に回転する。
【0050】
次いで、スイッチバックコロ151がシートを待機部152から排出コロ154側に搬送し、排紙センサ153はスイッチバックコロ151によって搬送されたシートの存在を検知する(S214)。
【0051】
次いで、入口センサ130がシートの存在を検知しなくなった後、排紙モータ160が正方向に一定ステップ数回転した時点で(S215)、排紙クラッチ161が、伝達制御プログラム185によって制御されて排紙モータ160で発生した駆動力を排紙ローラに伝達しなくなる。これによって、排紙コロ140は、搬送機構120によって搬送されたシートをスイッチバックコロ151側に搬送しなくなる。また、搬送機構120も、シートを搬送する動作を停止する。ここで、先出しするシートがあれば、搬送機構は、先出しするシートの搬送を終了した時点でシートを搬送する動作を停止する(S216)。なお、ステップS214およびステップS215の順番は、入口センサ130から排紙センサ153までの距離と搬送されるシートのサイズとの関係に応じて入れ替わってもよい。
【0052】
次いで、排出コロ154が、逆方向に回転するスイッチバックコロ151によって搬送されたシートを排紙トレイ155側に搬送する。このとき、排紙センサ153がスイッチバックコロ151によって搬送されたシートの存在を検知しなくなると(S217)、排紙モータ160が正方向に一定ステップ数回転した後に停止する。また、スイッチバック爪171および両面爪172はシートが排紙コロ140側から待機部152側に搬送される角度に調整される。また、排紙クラッチ161が、伝達制御プログラム185によって制御されて排紙モータ160の駆動力を排紙コロ140に伝達可能になる(S218)。これによって、排紙コロ140が、排出コロ154によって搬送されたシートに後続するシートをスイッチバックコロ151側に搬送するようになる。
【0053】
以上の動作は、シート載置検知手段がシートの存在を検知しなくなり、かつ、排紙センサ153がシートを検知しなくなった後に、終了する(S219)。
【0054】
本実施の形態によれば、入口センサ130が搬送機構120側から排紙コロ140側に搬送されたシートの存在を検知しなくなるとともに排紙コロ140が正方向に数回転した時点から排紙センサ153がスイッチバックコロ151側から排出コロ154側に搬送されるシートの存在を検知しなくなった時点までの間においては、排紙コロ140がシートをスイッチバックコロ151側に搬送しないので、先に搬送されたシートの後端部と後続するシートの先端部との距離間隔が広く保たれ、先に搬送されたシートが後続のシートと搬送経路内で衝突してシートが破損することを防止できる。
【0055】
本実施の形態によれば、さらに、入口センサ130が搬送機構120側から排紙コロ140側に搬送されたシートの存在を検知しなくなった後も、排紙コロ140が正方向に数回転して、先に搬送されたシートに後続するシートを搬送する途中の状態で待機するので、先に搬送されたシートに後続するシートをスイッチバックコロ151側に搬送する動作をさらに効率的に行うことができる。
【0056】
【発明の効果】
本発明によれば、シート載置トレイに載置されたシートを載置された順に搬送しつつ、先に搬送されたシートが後続のシートと搬送経路内で衝突してシートが破損することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の各実施の形態に係るシート搬送装置を示すその側面図
【図2】本発明の各実施の形態に係るシート搬送装置を示すそのブロック図
【図3】本発明の第1の実施形態のシート搬送動作を示すフローチャート
【図4】本発明の第2の実施形態のシート搬送動作を示すフローチャート
【符号の説明】
120 搬送機構(シート搬送手段)
130 入口センサ(第1シート検知手段)
140 排紙コロ(排出搬送手段)
153 排紙センサ(第2シート検知手段)
154 排出コロ(シート排出手段)
160 モータ(駆動手段)
161 排紙クラッチ(伝達手段)
171 スイッチバック爪(切換手段)
172 両面爪(切換手段)
174 スイッチバックソレノイド(切換手段)
175 両面ソレノイド(切換手段)
185 伝達制御プログラム(伝達制御手段)

Claims (1)

  1. 給紙トレイに載置されたシートをシート読取位置に搬送した後に、シート読取位置からシート待機位置に一旦シートを待機させて、シート排出トレイに排出するシート搬送装置であって、
    前記シート読取位置からシートを搬送するシート搬送手段と、
    前記シート読取位置から搬送されてきたシートを前記シート待機位置側に搬送する排出搬送手段と、
    前記排出搬送手段によって搬送されてきたシートを前記シート待機位置に搬送する待機位置搬送手段と、
    前記シート待機位置から搬送されてきたシートを前記シート排出トレイに排出するシート排出手段と、
    前記排出搬送手段と前記待機位置搬送手段及び前記シート排出手段を駆動する駆動力を発生する駆動手段と、
    前記シート読取位置と前記待機位置との間に配設され、前記シート読取位置から前記シート待機位置に搬送されるシートの存否を検知する第1シート検知手段と、
    前記待機位置の下流側に配設され、前記シート待機位置から前記シート排出トレイに搬送されるシートの存否を検知する第2シート検知手段と、
    前記駆動手段で発生した駆動力を制御する伝達制御手段とを備え、
    前記伝達制御手段は、前記シート読取位置にあるシートが前記シート読取位置から前記シート待機位置を介して前記シート排出トレイに搬送される際、前記第1シート検知手段がこのシートの存在を検知してから、このシートの存在を検知しなくなった後、前記駆動手段が所定量の駆動を行った時点を第1時点、前記第2シート検知手段が前記シート待機位置から前記シート排出トレイに搬送されるシートの存在を検知してから、このシートの存在を検知しなくなった時点を第2時点として、前記第1時点から前記第2時点までの間においては、前記駆動手段で発生した駆動力を前記排出搬送手段に伝達しないように制御することを特徴とするシート搬送装置。
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