JP2001002297A - スイッチバック搬送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像を形成した複数枚の用紙をそれぞれ反転
排紙しても、それらが常に一定の紙間で排出されるよう
にする。 【解決手段】 用紙送り込み通路４に用紙を検知する入
口センサ７を、用紙送り出し通路６に用紙を検知する出
口センサ８をそれぞれ設ける。また、入口センサ７が用
紙を検知してから出口センサ８がその用紙を検知するま
での時間を基にしてスイッチバックローラ５による中間
トレイ２５上にある用紙の搬送開始タイミングを制御す
る制御装置５０を設ける。用紙の紙種等によってスイッ
チバックローラ５がスリップしたりしても、上記時間に
応じてスイッチバックローラ５による用紙の搬送タイミ
ングを制御するので、紙間を常に一定に保つことができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、用紙を一旦スイ
ッチバック通路に受け入れた後に進行方向を変更して送
り出すスイッチバック搬送装置に関し、特に画像形成装
置の両面装置への使用に適したスイッチバック搬送装置
に関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、複写機等の画像形成装置はデジタ
ル化が進んでいる。また、用紙（転写紙）の排出も、搬
送経路で表裏を反転させてから排紙トレイ等に排出する
ことができるようにしたものが多くなってきている。そ
のため、このような搬送経路上の反転部における搬送性
能の向上が求められるようになってきている。このよう
に、用紙を反転させて排出（反転排出）するための手段
としては、スイッチバック搬送路を使用する方法が広く
知られている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにスイッチバック搬送路で用紙をスイッチバック（進
行方向の変換）させる場合には、その用紙は紙種や紙厚
によってスリップしたりするものがあるため、そのスイ
ッチバック部から搬送された用紙と、次にそのスイッチ
バック部から搬送される用紙との間の紙間距離にバラツ
キが生じてしまう恐れがあった。

【０００４】また、このようなスイッチバック搬送路を
有するスイッチバック搬送装置が、両面装置に設けられ
ている場合には、片面に画像が形成された用紙が中間ト
レイへ放出された際に、その飛び出し量が用紙のカール
の度合いによって異なったときには、その用紙の中間ト
レイ上におけるスタック位置がバラついてしまうという
ことがあった。そのため、その用紙を再給紙したとき
に、そのスタック位置のバラツキに応じて用紙間の紙間
距離が異なってしまうということがあった。

【０００５】この発明は、上記の問題点に鑑みてなされ
たものであり、画像を形成した複数枚の用紙をそれぞれ
順に反転排紙しても、それら用紙の各紙間が常に一定に
保たれるようにすることを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、用紙の進行方向を変更するために用紙が
一旦搬送されるスイッチバック通路と、そのスイッチバ
ック通路に用紙を送り込むための用紙送り込み通路と、
スイッチバック通路に送り込まれた用紙を進行方向を変
えて送り出す反転コロと、その反転コロによりスイッチ
バック通路から送り出される用紙を受け入れる用紙送り
出し通路とを備えたスイッチバック搬送装置において、
上記用紙送り込み通路に用紙を検知する入口センサを、
上記用紙送り出し通路に用紙を検知する出口センサをそ
れぞれ設けると共に、上記入口センサが用紙を検知して
から出口センサがその用紙を検知するまでの時間を基に
して反転コロによるスイッチバック通路にある用紙の搬
送開始タイミングを制御する反転コロ駆動タイミング制
御手段を設けたものである。

【０００７】上記スイッチバック搬送装置において、用
紙送り込み通路からスイッチバック通路に送り込まれる
用紙のカールを押えるカール押え部材を、カールを押え
る位置と退避位置とに移動可能に設け、そのカール押え
部材を上記退避位置に移動させるタイミングを出口セン
サが転写紙を検知したときにするとよい。また、上記カ
ール押え部材を上記用紙のカールを押える位置にするタ
イミングを、反転コロによる用紙の搬送開始タイミング
よりも早くすると効果的である。

【０００８】

【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図１はこの発明の一実施形態例
であるスイッチバック搬送装置が設けられた両面装置を
示す概略構成図、図２は同じくその両面装置を装着した
画像形成装置を示す全体構成図、図３は図１のスイッチ
バック搬送装置を構成する各部の動作タイミングを示す
タイミング図である。

【０００９】図２に示す画像形成装置は、装置本体１の
下部に２段に設けている給紙部の給紙カセット１１ある
いは１２から給紙ローラ１３により用紙Ｐを給紙する。
その給紙された用紙Ｐは、分離搬送装置１４により１枚
に分離されてグリップローラ対１５へ搬送され、さらに
再給紙搬送路１０との合流地点に設けられている中間ロ
ーラ対１６を通過し、レジストローラ対１７によりタイ
ミング調整されて感光体ドラム１８へと搬送される。

【００１０】そこで、感光体ドラム１８の表面には、既
に図示しない作像系により画像（トナー像）が形成され
ており、その画像が用紙Ｐに転写される。その画像は、
用紙Ｐが定着装置１９に搬送されることにより定着され
る。そして、その用紙Ｐは、表裏を反転させずに排出す
る場合には、そのままストレートに搬送されて、対の排
紙コロ２１により機外の排紙トレイ等に排出される。

【００１１】また、その画像が形成された用紙Ｐを、表
裏反転させた後に排出する反転排紙を行う場合や、裏面
にも画像を形成する両面画像形成を行う場合には、搬送
路の分岐部分に設けている分岐爪２２が、図２で反時計
回り方向に回動した位置になるため、用紙Ｐは分岐爪２
２により用紙送り込み通路４に搬送される。そして、そ
の用紙Ｐは、用紙送り込み通路４に設けられている搬送
コロ対２３を経由して中間トレイ入口コロ２４により、
両面装置２の中間トレイ２５上に搬送されて一旦スタッ
クされる。

【００１２】その中間トレイ２５上の用紙Ｐは、所定の
タイミングで給紙位置まで下降する反転コロであるスイ
ッチバックローラ５により、図２で左方に給紙される。
したがって、その用紙Ｐは搬送コロ２６ａと２６ｂとか
らなる搬送コロ対のニップに向けて送り出される。な
お、その際に用紙Ｐは、中間トレイ２５上で搬送方向に
対して直角の方向に移動するジョガーフェンスがジョギ
ング動作を行うため、側縁の位置が規制される。

【００１３】そして、その用紙Ｐを反転排紙する場合に
は、揺動可能に取り付けられている切換爪２７が図２に
示した位置になっているため、用紙Ｐは排紙搬送路２８
を上昇して、表裏が反転された状態で排紙コロ２１によ
り機外の排紙トレイ等に排出される。

【００１４】また、両面画像形成時には、切換爪２７が
図２に示した位置から反時計回り方向に揺動した位置に
なるため、中間トレイ２５上から給紙された用紙Ｐは切
換爪２７の弧状の案内面に案内されて再給紙搬送路１０
に搬送され、再度レジストローラ対１７によりタイミン
グ調整されて搬送され、感光体ドラム１８の位置で今度
は裏面に画像が形成された後に、前述した排紙経路によ
り分岐爪２２からストレートに搬送されて排紙コロ２１
により機外の排紙トレイ等に排出される。なお、分離搬
送装置１４とグリップローラ対１５と中間ローラ対１６
とレジストローラ対１７は、それぞれクラッチ、ステッ
ピングモータ等により、単独で駆動できるようになって
いる。

【００１５】次に、両面装置２について、図１をも参照
して詳しく説明する。両面装置２には、図１に示すよう
に用紙の進行方向を変更するために用紙が一旦搬送され
るスイッチバック通路３と、そのスイッチバック通路３
に用紙を矢示Ａ方向に送り込むための用紙送り込み通路
４と、スイッチバック通路３に送り込まれた用紙を進行
方向を変えて矢示Ｂ方向に送り出す反転コロであるスイ
ッチバックローラ５と、そのスイッチバックローラ５に
よりスイッチバック通路３から送り出される用紙を受け
入れる用紙送り出し通路６とを備えたスイッチバック搬
送装置を設けている。

【００１６】そして、そのスイッチバック搬送装置に
は、用紙送り込み通路４のスイッチバック通路３側に近
い部分に用紙を検知する入口センサ７を、用紙送り出し
通路６のスイッチバック通路３に近い部分に用紙を検知
する出口センサ８をそれぞれ設けている。また、スイッ
チバック通路３を構成している中間トレイ２５上には、
一対のジョガーフェンス３３が互いに接近・離間可能に
設けられている。

【００１７】また、この両面装置２の中間トレイ入口コ
ロ２４に近接する位置には、用紙送り込み通路４からス
イッチバック通路３に送り込まれる用紙のカールを押え
るカール押え部材２９を、図１に仮想線で示すカールを
押える位置と実線で示す退避位置とに移動可能に設けて
いる。なお、カール押え部材２９はＤＣソレノイド（駆
動源）３１により回動され、スイッチバックローラ５は
ＤＣソレノイド（駆動源）３２により上方の退避位置か
ら下方の給紙位置に移動される。

【００１８】さらに、このスイッチバック搬送装置は、
入口センサ７が用紙を検知してから出口センサ８がその
用紙を検知するまでの時間を基にしてスイッチバックロ
ーラ５によるスイッチバック通路３にある用紙の搬送開
始タイミングを、ＤＣソレノイド３２の駆動を制御する
ことにより制御する反転コロ駆動タイミング制御手段と
して機能する制御装置５０を設けている。そして、その
制御装置５０は、出口センサ８が用紙を検知したタイミ
ングのときに、カール押え部材２９を上述した退避位置
に移動させるようにＤＣソレノイド３１を駆動する制御
も行う。

【００１９】その制御装置５０は、各種判断及び処理機
能を有する中央処理装置（ＣＰＵ）と、各処理プログラ
ム及び固定データを格納したＲＯＭと、処理データを格
納するデータメモリであるＲＡＭと、入出力回路(Ｉ/
Ｏ）とからなるマイクロコンピュータを備えており、タ
イマも備えている。

【００２０】この制御装置５０は、入口センサ７と出口
センサ８から、それらのセンサが用紙を検知したときに
出力する信号をそれぞれ入力する。そして、ＤＣソレノ
イド３１と３２に対して、それらを駆動する（オン状態
にする）信号をそれぞれ所定のタイミングで出力する。

【００２１】この両面装置２は、用紙送り込み通路４か
ら用紙が中間トレイ２５に向けて搬送されると、その用
紙を入口センサ７が検知する。そして、図３に示すよう
に、その用紙の後端を入口センサ７が検知してから所定
の時間後に、ＤＣソレノイド３１をオンにしてカール押
え部材２９を図１に仮想線で示した位置に移動させる。

【００２２】したがって、中間トレイ入口コロ２４と搬
送コロ２６ａとにより搬送された用紙は、それがカール
していたときにはそのカールがカール押え部材２９によ
り図１で左方側の端部が押え付けられた状態で、中間ト
レイ２５上にスタックされる。そして、その用紙Ｐは、
ジョギング動作をする一対のジョガーフェンス３３によ
り、中間トレイ２５上で搬送方向に対して直交する紙幅
方向の位置が規制される。

【００２３】なお、この一対のジョガーフェンス３３の
動作も、入口センサ７が用紙の先端及び後端を検知した
トリガを基にして、そのジョガーフェンス３３の駆動系
を所定のタイミングで駆動することにより行われる。そ
の入口センサ７が用紙Ｐの後端を検知してから時間ｔ1
後には、図３に示すようにＤＣソレノイド３２がオンに
なるため、スイッチバックローラ５が図１に仮想線で示
した用紙を反転給紙可能な位置に下降する。

【００２４】それにより、中間トレイ２５上の用紙は、
スイッチバックローラ５により図１で左方に搬送され
る。そして、その用紙Ｐの先端を、今度は出口センサ８
が検知すると、ＤＣソレノイド３１がオフになるためカ
ール押え部材２９が図１に実線で示した退避位置に移動
する。

【００２５】ここで、両面画像形成の場合には、用紙が
図２で説明した再給紙経路を経て両面画像が行われる
が、反転排紙の場合には切換爪２７が図１に示した位置
になるため、用紙は搬送コロ２６ａと２６ｂとにより用
紙送り出し通路６に搬送され、図２に示した排紙搬送路
２８を上昇して排紙コロ２１により、表裏が反転された
状態で機外に排出される。

【００２６】なお、搬送コロ２６ｂを支持する軸（図示
を省略している）と同軸上には、通電時はその軸を搬送
コロ２６ｂに連結せず、非通電時はそれらを連結する図
示しないクラッチが設けてあり、そのクラッチが反転排
紙のときに非通電時になることにより、搬送コロ２６ｂ
が軸に連結されて、図１で反時計回り方向に回転する。

【００２７】ところで、この両面装置２に設けられてい
るスイッチバック搬送装置は、前述したように入口セン
サ７が用紙の後端を検知してから、その用紙がスイッチ
バック搬送されて、その先端を出口センサ８が検知する
までの時間ｔ（図３参照）をタイマにより計測し、その
時間ｔが予め設定した所定の時間よりも早い場合には、
スイッチバックローラ５による用紙の搬送タイミングを
遅らせ（ソレノイド３２のオンタイミングを遅らせ
る）、また上記所定の時間よりも遅い場合にはスイッチ
バックローラ５による用紙の搬送タイミングを早くする
ように、図１に示した制御装置５０が制御する。

【００２８】このように、このスイッチバック搬送装置
では、中間トレイ２５から搬送した用紙の紙間が常に一
定になるようにスイッチバックローラ５による用紙の搬
送タイミングを制御する。

【００２９】したがって、両面装置２で用紙をスイッチ
バックローラ５によりスイッチバック搬送する際に、そ
のスイッチバックローラ５は用紙の種類（紙厚等）によ
ってはスリップして紙間が一定にならなくなったり、用
紙が中間トレイ入口コロ２４と搬送コロ２６ａとにより
中間トレイ２５上に放出される際の飛び出し量のバラツ
キ等により、用紙の中間トレイ２５上における給紙方向
のスタック位置にバラツキが生じたりしてしまうことに
より、スイッチバックローラ５を常に一定の搬送タイミ
ング搬送動作させているときには、そのスイッチバック
搬送以降の用紙の紙間がバラついてしまうことがある
が、上記のように時間ｔに応じてスイッチバックローラ
５による用紙の搬送タイミングを制御することで、紙間
を常に一定に保つことができる。

【００３０】そのため、このスイッチバック搬送装置に
よれば、用紙に第２原図紙等の特殊紙を使用したときで
も、紙間を常に一定に保ちながら確実な搬送ができる。
したがって、所定時間内における排出枚数も正確であ
る。また、この実施の形態では、カール押え部材２９を
退避位置（図１に実線図示位置）に移動させるタイミン
グ（ＤＣソレノイド３１をオフにするタイミング）を、
図３に示したように出口センサ８が用紙の先端を検知し
たとき（同時のタイミング）にしている。

【００３１】したがって、用紙の先端が出口センサ８に
より検知されるタイミング、すなわち図１に示す用紙送
り込み通路４と用紙送り出し通路６の位置関係及び出口
センサ８の位置から明らかなように、用紙が用紙送り込
み通路４を確実に抜けて中間トレイ２５上に搬送される
まで、その用紙はカール押え部材２９により確実にカー
ルが押え付けられるので、大きなカールが生じやすい紙
種の用紙であっても、それを耳折れやジャム等を発生さ
せることなしに、中間トレイ２５上から確実に排紙方向
に搬送させることができる。

【００３２】さらに、この実施の形態では、図３から明
らかなように、カール押え部材２９を用紙のカールを押
える位置にするタイミング（ＤＣソレノイド３１をオン
にするタイミング）を、スイッチバックローラ５による
用紙の搬送開始タイミング（ＤＣソレノイド３２をオン
にするタイミング）よりも早くしている（ｔ2 ＞０）。

【００３３】それにより、中間トレイ２５上のスイッチ
バック部において、カール押え部材２９がカールを押え
る位置に移動してからスイッチバックローラ５により用
紙のスイッチバック搬送が行われるので、中間トレイ２
５上からスイッチバック搬送される用紙の先端のカール
が大であったり、中間トレイ２５上へ放出された際の用
紙の飛び出し量が少ないようなときであっても、その用
紙に耳折れやジャム等を発生させずに確実に搬送するこ
とができる。なお、上記の制御は、図１に示した制御装
置５０が行う。

【００３４】

【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、次に記載する効果を奏する。請求項１のスイッチバ
ック搬送装置によれば、入口センサが用紙を検知してか
ら出口センサがその用紙を検知するまでの時間を基にし
て反転コロによる用紙の搬送開始タイミングを制御する
ので、反転コロによる搬送時にスリップが生じやすい用
紙や、スイッチバック通路におけるスタック位置がずれ
やすい用紙であっても、それをスイッチバック通路から
紙間を常に一定にして搬送することができる。

【００３５】請求項２のスイッチバック搬送装置によれ
ば、カール押え部材を退避位置に移動させるタイミング
を出口センサが用紙を検知したときにしているので、用
紙がスイッチバック搬送路を出て出口センサに検知され
るまでの間は、その用紙はカール押え部材によりカール
が押え続けられるので、そのスイッチバック搬送される
用紙の先端に大きなカールが発生しているときであって
も、用紙端部に耳折れが発生するのを防止できる。ま
た、その用紙がジャムになるのも防止することができ
る。

【００３６】請求項３のスイッチバック搬送装置によれ
ば、カール押え部材を用紙のカールを押える位置にする
タイミングを反転コロによる用紙の搬送開始タイミング
よりも早くしているので、カール押え部材が用紙のカー
ルを押える位置に移動してから反転コロによる用紙の搬
送が開始されるため、上記の場合と同様に用紙端部の耳
折れ発生と、ジャムを防止することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の一実施形態例であるスイッチバック
搬送装置が設けられた両面装置を示す概略構成図であ
る。

【図２】同じくその両面装置を装着した画像形成装置を
示す全体構成図である。

【図３】図１のスイッチバック搬送装置を構成する各部
の動作タイミングを示すタイミング図である。

【符号の説明】

３：スイッチバック通路 ４：用紙送り込み通路 ５：スイッチバックローラ（反転コロ） ６：用紙送り出し通路 ７：入口センサ ８：出口センサ ２９：カール押え部材 ５０：制御装置

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 用紙の進行方向を変更するために用紙が
   一旦搬送されるスイッチバック通路と、該スイッチバッ
   ク通路に用紙を送り込むための用紙送り込み通路と、前
   記スイッチバック通路に送り込まれた用紙を進行方向を
   変えて送り出す反転コロと、該反転コロにより前記スイ
   ッチバック通路から送り出される用紙を受け入れる用紙
   送り出し通路とを備えたスイッチバック搬送装置におい
   て、 前記用紙送り込み通路に用紙を検知する入口センサを、
   前記用紙送り出し通路に用紙を検知する出口センサをそ
   れぞれ設けると共に、前記入口センサが用紙を検知して
   から前記出口センサがその用紙を検知するまでの時間を
   基にして前記反転コロによる前記スイッチバック通路に
   ある用紙の搬送開始タイミングを制御する反転コロ駆動
   タイミング制御手段を設けたことを特徴とするスイッチ
   バック搬送装置。
2. 【請求項２】 請求項１記載のスイッチバック搬送装置
   において、前記用紙送り込み通路から前記スイッチバッ
   ク通路に送り込まれる用紙のカールを押えるカール押え
   部材を、カールを押える位置と退避位置とに移動可能に
   設け、該カール押え部材を前記退避位置に移動させるタ
   イミングを前記出口センサが転写紙を検知したときにし
   たことを特徴とするスイッチバック搬送装置。
3. 【請求項３】 前記カール押え部材を前記用紙のカール
   を押える位置にするタイミングを前記反転コロによる用
   紙の搬送開始タイミングよりも早くしたことを特徴とす
   る請求項２記載のスイッチバック搬送装置。