JP2001206593A - シート搬送装置 - Google Patents

シート搬送装置

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JP2001206593A
JP2001206593A JP2000016131A JP2000016131A JP2001206593A JP 2001206593 A JP2001206593 A JP 2001206593A JP 2000016131 A JP2000016131 A JP 2000016131A JP 2000016131 A JP2000016131 A JP 2000016131A JP 2001206593 A JP2001206593 A JP 2001206593A
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JP
Japan
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sheet
document
sensor
conveyance
roll
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Application number
JP2000016131A
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English (en)
Inventor
Kazuyoshi Kobayashi
一好 小林
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パンチ穴等の穴のあいたシートを搬送する際
にも、シートサイズの誤検知を有効に防止する。 【解決手段】 シートSを搬送する搬送手段1と、前記
シートSの搬送経路中に設けられ通過するシートSの有
無を検知する有無検知センサ2と、前記有無検知センサ
2の検知結果に基づいてシートS中に設けられた穿孔H
及びシートSの先後端を判定する判定手段3と、前記判
定手段3の判定結果に基づいて一枚のシートSの搬送方
向長さを決定するシート長決定手段4と、前記シート長
決定手段4の決定結果に基づいて前記搬送手段1の搬送
プロセスを制御する搬送制御手段5とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、原稿等のシート
を搬送するシート搬送装置に係り、特に、穴のあいたシ
ートを搬送するのに有効なシート搬送装置の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば電子写真複写機やファクシ
ミリ装置等で用いられる自動原稿送り装置としては、原
稿載置トレイに積載された原稿を順次画像読取部へと搬
送し、その後原稿排出トレイ上に排出させるようにした
ものが知られている。このような自動原稿送り装置で
は、原稿搬送経路内に複数の原稿検知センサを設け、こ
れら原稿検知センサからの検知信号に基づいて搬送プロ
セスを制御するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、通常のオフ
ィスで使用される原稿の中には、ファイル用のパンチ穴
があけられたものや、コンピュータフォームやルーズリ
ーフのように連続的に穴があけられたものも少なくな
い。そして、このような穴のあいた原稿を上述した自動
原稿送り装置で搬送しようとした場合、原稿にあけられ
た穴の位置と前記原稿検知センサの配設位置とが一致し
てしまうと、実際の原稿の先端や後端の他、穴の前後も
原稿の先端や後端として誤検知してしまい、原稿の搬送
不良すなわちコンポーネントの動作不良に伴う原稿ジャ
ムを引き起こしてしまうという技術的課題(第一の技術
的課題)がみられた。
【0004】このような技術的課題を解決する手段とし
て、原稿の搬送方向と直交する方向に2個の原稿検知セ
ンサを配設し、これら原稿検知センサから検知信号が同
一となっているときのみ出力を有効にすることで、原稿
の先端後端の誤検知を防止するようにしたものが知られ
ている(特開平8−12184号公報参照)。しかしな
がら、オフィスにおいて用いられる原稿は、サイズや穴
の仕様(2穴、3穴、コンピューターフォーム等)が様
々であり、たとえ2個の原稿検知センサを配置したとし
ても、原稿検知センサの位置と穴のピッチとが一致して
しまえば誤検知を避けることができない。かといって、
多様な穴のサイズ及び位置をすべて考慮して原稿検知セ
ンサの位置を決めるのは困難である。仮に、すべての穴
を避けた位置に原稿検知センサを配置できたとしても、
今度は原稿のずれを殆ど許容できず、慎重に原稿をセッ
トすることが要求され、操作性を著しく損なうことにな
ってしまう。
【0005】また、上述した自動原稿送り装置において
は、原稿の搬送方向と直交する方向に複数の原稿検知セ
ンサを配設し、これら原稿検知センサからの検知信号を
組み合わせて原稿の搬送方向に直交する方向の長さ(原
稿幅)を判断する手法が用いられている(特開昭62−
93158号公報参照)。しかしながら、これら原稿検
知センサの位置と原稿にあけられた穴の位置とが一致し
てしまうと、原稿幅を誤検知してしまい、原稿読み取り
サイズや転写紙の選定等を誤ってしまうという技術的課
題(第二の技術的課題)がみられた。
【0006】本発明は、以上の技術的課題を解決するた
めになされたものであって、パンチ穴等の穴のあいたシ
ートを搬送する際にも、シートサイズの誤検知を有効に
防止することのできるシート搬送装置を提供するもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、前記第一の技
術的課題を解決する本発明の第一の態様は、図1に示す
ように、シートSを搬送する搬送手段1と、前記シート
Sの搬送経路中に設けられ通過するシートSの有無を検
知する有無検知センサ2と、前記有無検知センサ2の検
知結果に基づいてシートS中に設けられた穿孔H及びシ
ートSの先後端を判定する判定手段3と、前記判定手段
3の判定結果に基づいて一枚のシートSの搬送方向長さ
を決定するシート長決定手段4と、前記シート長決定手
段4の決定結果に基づいて前記搬送手段1の搬送プロセ
スを制御する搬送制御手段5とを備えることを特徴とす
る。
【0008】このような技術的手段において、判定手段
3は、有無検知センサ2の検知結果に基づいてシートS
中に設けられた穿孔H及びシートSの先後端を判定する
ことが可能なものであれば適宜選定して差し支えなく、
その具体的態様としては、例えば、前記有無検知センサ
2からの有無情報に基づき、シートなし領域が予め定め
られた長さ未満となる条件下で当該シートなし領域を一
枚のシートS中に設けられた穿孔Hと判定し、前記シー
トなし領域が前記予め定められた長さ以上となる条件下
で当該シートなし領域前後をシートSの後端及び先端と
判定する手法が挙げられる。
【0009】ここで、上述したシート搬送装置のうち、
前記搬送経路中に前記有無検知センサ2が複数設けられ
るタイプのものにおいては、前記複数の有無検知センサ
2をシート搬送方向に沿った直線上に配設することによ
り、いずれの有無検知センサ2においても同一の検知結
果を得ることができ、従って搬送制御手段5による搬送
制御が容易となる。
【0010】また、前記第二の技術的課題を解決する本
発明の第二の態様は、図2に示すように、シートSを搬
送する搬送手段1と、前記シートSの搬送経路中に当該
シートSの搬送方向と直交する方向に複数設けられ、通
過するシートSの有無を検知する有無検知センサ群7
と、搬送されるシートSが前記有無検知センサ群7を通
過する間に、複数回前記有無検知センサ群7を動作させ
る検知制御手段8と、前記有無検知センサ群7の複数回
の検知結果に基づき、前記シートSの搬送方向に直交す
る方向の長さを決定するシート幅決定手段9とを備える
ことを特徴とする。
【0011】そして、本発明に係るシート搬送装置は、
搬送経路中に画像読取手段6を具備しシートSとして原
稿を搬送する原稿搬送装置や、シートSとして例えば転
写用紙を搬送する用紙搬送装置等に適用可能である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に示す実施の形態
に基づいてこの発明を詳細に説明する。図3は、本発明
に係るシート搬送装置としての自動原稿送り装置の実施
の一形態の概略構成を示したものである。ここで、本実
施の形態に係る自動原稿送り装置は、例えば電子写真複
写機やファクシミリ装置等の画像形成装置で使用される
ものである。
【0013】同図において、本実施の形態に係る自動原
稿送り装置は、原稿Mが載置される原稿セットトレイ2
1と、この原稿セットトレイ21にセットされた原稿M
を一枚ずつ搬送しながらこの原稿M上の画像を読み取る
搬送読取部50と、画像読み取り後の原稿Mが排出され
る原稿排出トレイ40とを備えている。
【0014】そして、搬送読取部50には、原稿Mの搬
送経路に沿って種々のロールが配設されている。まず、
原稿セットトレイ21にセットされた原稿Mの先端上部
側に対応する位置には、最上部の原稿Mと当接し且つこ
の原稿Mを送り出すナジャーロール(送り出しロール)
22が配設されている。本実施の形態において、ナジャ
ーロール22は、原稿Mを送り出す際には原稿Mと当接
し、且つ、原稿Mをセットする際には原稿セットトレイ
21と所定距離離間するようになっている。尚、符号2
3は、原稿Mのセット時に原稿Mの先端部を揃えるスト
ッパであり、原稿Mの搬送時には矢印方向に移動して搬
送を妨げることがないようになっている。
【0015】また、ナジャーロール22の下流側の原稿
搬入経路αには、フィードロール24とリタードパッド
25とからなり、この原稿搬入経路αに沿って搬送され
る原稿Mを一枚に捌く捌き機構が設けられている。
【0016】更に、前記捌き機構の下流側には、原稿M
を搬送するテイクアウェイロール26,27が配設さ
れ、更にこのテイクアウェイロール26,27の下流側
には、原稿読取経路βに沿って、搬送される原稿Mを一
旦せき止めることで原稿Mのスキュー(斜め送り)を除
去するレジストロール(レジロール)28,29、原稿
Mの画像を読み取る画像読取部30、及び画像読取後の
原稿Mを搬送するアウトロール33,34が配設されて
いる。
【0017】ここで、画像読取部30は、原稿読取経路
βに対向して固定配置される移動原稿用プラテンガラス
31と、原稿読取経路βを挟んで前記移動原稿用プラテ
ンガラス31に対向配置されるプラテンロール32と、
このプラテンロール32の下流側に配設され、画像読取
部30を搬送される原稿Mの浮き上がりを防止する押さ
え部材32aとを有している。尚、符号Bmは、図示し
ない画像形成装置からの画像読取ビームを示している。
【0018】そして、前記アウトロール33,34の下
流側には、原稿Mを原稿排出トレイ40に排出するため
の原稿排出経路γが設けられ、この原稿排出経路γに
は、原稿排出トレイ40に原稿Mを排出する排出ロール
35,36が配設されている。
【0019】また、本実施の形態に係る自動原稿送り装
置では、両面に画像が形成された原稿M(両面原稿)を
読み取る場合において、両面の画像を1プロセスで読み
取ることができるよう、原稿反転経路δが設けられてい
る。この原稿反転経路δは、前記アウトロール33,3
4の出口側と前記テイクアウェイロール26,27の入
口側との間に設けられており、この原稿反転経路δには
反転ロール33,37が配設されている。ここで、本実
施の形態では、前記アウトロール33を反転ロールとし
ても用いることで、装置をコンパクト化している。
【0020】更に、本実施の形態に係る自動原稿送り装
置では、原稿Mが両面原稿であった場合に、原稿排出時
に再度原稿Mを反転させて原稿排出トレイ40に排出す
るための反転原稿排出経路εが設けられている。この反
転原稿排出経路εは、前記原稿排出経路γの上部側に設
けられており、この反転原稿排出路εには反転排出ロー
ル38,39が配設されている。このようにすること
で、本実施の形態に係る自動原稿送り装置では、片面に
のみ画像が形成されている原稿Mの(片面)画像読取を
行う際も、両面に画像が形成されている原稿Mの(両
面)画像読取を行う際も、画像読取を終了した原稿M
が、共に原稿セットトレイ21上にセットした状態と表
裏の関係が同じ順序で原稿排出トレイ40に排出される
ようになっている。尚、図3において、各ロールのうち
●は駆動ロールであり、○は従動ロールであることを示
している。
【0021】また、前記各原稿搬送経路α〜εには、種
々の原稿検知センサが設けられている。ここで、符号4
1は原稿セットトレイ21への原稿Mのセットを検知す
るセットセンサ、42は原稿搬入経路αの捌き機構(フ
ィードロール24及びリタードパッド25)下流側に設
けられるフィードセンサ、43は原稿読取経路βのレジ
ストロール28,29の上流側に設けられるレジセン
サ、44は原稿読取経路βのアウトロール33,34の
上流側に設けられるアウトセンサ、45は原稿排出経路
γの排出ロール35,36の上流側に設けられる排出セ
ンサ、46は原稿反転経路δの反転ロール33,37の
下流側に設けられる反転センサ、47は反転原稿排出経
路εの反転排出ロール38,39上流側に設けられる反
転排出センサである。
【0022】尚、符号48は原稿読取経路βに沿って設
けられる原稿ガイド、49はフィードセンサ42と並列
に複数設けられ、原稿Mの搬送方向に直交する方向の長
さ(原稿幅)を検出するためのサイズセンサ、51は原
稿Mを固定してその原稿M上の画像を読み取るための固
定原稿用プラテンガラス、52は前記固定原稿用プラテ
ンガラス51上に載置された原稿Mを押さえる原稿カバ
ーである。
【0023】次に、本実施の形態に係る前記各原稿検知
センサの配設位置について説明する。本実施の形態にお
いて、フィードセンサ42、レジセンサ43、アウトセ
ンサ44、排出センサ45、反転センサ46及び反転排
出センサ47は、図4に示すように、原稿Mの搬送方向
に沿う方向すなわち原稿Mの搬送方向と平行な直線L上
に配設されている。
【0024】また、前記フィードセンサ42、サイズセ
ンサ49(具体的には第一サイズセンサ49a、第二サ
イズセンサ49b、第三サイズセンサ49c)について
は、同図に示すように、原稿Mの搬送方向と直交する方
向すなわち前記直線Lと直交する直線V上に配設されて
いる。
【0025】更に、本実施の形態に係る自動原稿送り装
置の搬送制御は、図5に示す制御装置100にて行われ
るようになっている。同図において、制御装置100
は、セットセンサ41、フィードセンサ42、レジセン
サ43、アウトセンサ44、排出センサ45、反転セン
サ46、反転排出センサ47からの原稿検知信号が入力
インターフェース101を介してCPU102に取り込
まれ、次に、CPU102は、ROM103に格納され
ている制御プログラムを実行してRAM104との間で
適宜データ処理を行った後、出力インターフェース10
5を介して、ナジャーロール22,フィードロール2
4,テイクアウェイロール26を駆動するフィードモー
タ81、ナジャーロール22を移動させるナジャーソレ
ノイド励磁装置70、前記フィードモータ81とフィー
ドロール24との間に設けられるフィードクラッチ24
a、前記ナジャーロール22,フィードロール24,テ
イクアウェイロール26以外の駆動ロールを駆動するメ
インモータ82、前記メインモータ82とレジストロー
ル28との間に設けられるレジクラッチ28a、前記メ
インモータ82と排出ロール35との間に設けられる排
出クラッチ35a、そして前記排出ロール35を排出ロ
ール36に対して接離させる排出ソレノイド35bに夫
々駆動信号を送出するようになっている(図6参照)。
尚、図6に示すように、フィードモータ81とナジャー
ロール22,テイクアウェイロール26との間、また、
メインモータ82とプラテンロール32,アウトロール
(反転ロール)33,反転排出ロール38との間には、
クラッチ等の断続器は接続されておらず、各モータの回
転と連動するようになっている。
【0026】次に、本実施の形態に係る自動原稿送り装
置の原稿送りプロセスについて説明する。尚、この説明
においては、穴のない原稿Mを搬送する場合であるもの
とする。
【0027】(1)片面原稿送りプロセス 図3、図6及び図7に示すタイミングチャートに基づい
て、片面のみに読取画像が形成された三枚の原稿Mの原
稿送りプロセスを説明する。
【0028】まず、自動原稿送り装置の原稿セットトレ
イ21に原稿Mがセットされると、セットセンサ41に
よって原稿Mの存在が検知され、自動原稿送り装置が動
作可能な状態に設定される。続いて図示しないスタート
ボタンが押されると、ナジャーソレノイド励磁装置70
によってソレノイド(図示せず)に励磁電流が流され、
これにより、ナジャーロール22はセットされた原稿束
の最上位の原稿Mに接触した状態となり、原稿Mの送り
出しが可能な状態になる。また、スタートボタンが押さ
れるのと同時にフィードモータ81も起動され、これに
伴ってナジャーロール22が駆動され、最上位の原稿M
が送り出される。
【0029】また、スタートボタンが押されてからT0
時間後にフィードクラッチ24aが入れられ、フィード
ロール24が駆動される。このT0は、フィードモータ
81が立ち上がった後、安定した回転が得られ、かつナ
ジャーロール22が原稿束の上に確実に接触するのに必
要な時間より、若干長い時間に設定される。そして、ナ
ジャーロール22によって送り出された原稿Mは、捌き
機構すなわちフィードロール24とリタードパッド25
とによって1枚ずつ分離され、更に搬送される。
【0030】次に、原稿Mが前記捌き機構を通過してフ
ィードセンサ42との対向部に到達すると、フィードセ
ンサ42がオンとなる。このT1時間後、フィードクラ
ッチ24aが切られ、フィードロール24の駆動が停止
される。このT1は、送り出された原稿Mの先端がテイ
クアウェイロール26,27に挟持されるのに必要な期
間より若干長い時間に設定される。尚、この時点でテイ
クアウェイロール26,27は回転しており(連動する
フィードモータ81が起動されているため)、原稿M
は、フィードロール24の駆動が停止された後はテイク
アウェイロール26の駆動力によって搬送されることと
なる。また、フィードクラッチ24aが切られたフィー
ドロール24は自由回転可能な状態となっており、原稿
Mの搬送に伴って従動回転する。
【0031】続いて、原稿Mがテイクアウェイロール2
6,27を通過しレジセンサ43との対向部に到達する
と、レジセンサ43がオンとなり、これに伴ってメイン
モータ82が起動される。また、レジセンサ43がオン
となってからT2時間後、フィードモータ81の駆動が
停止され、これに伴ってテイクアウェイロール26の駆
動が停止される。このT2は、原稿Mのスキューを防止
するために、原稿Mをレジストロール28,29に突き
当てて所定のループを形成させることのできる期間に設
定される。
【0032】そして、フィードモータ81の駆動が停止
されてからT3時間後、レジクラッチ28aが入れら
れ、レジストロール28が駆動される。また、レジスト
ロール28が回転を開始してからT4時間後、フィード
モータ81の駆動が再開され、テイクアウェイロール2
6も再び駆動される。このT4は、レジストロール28
の回転に伴って原稿Mに形成されたループが解消される
程度の期間に設定される。また、その際、フィードモー
タ81は一時的に急加速された後に通常の回転速度とな
るように駆動され、テイクアウェイロール26もこれに
同期して駆動される。これは、原稿Mに若干のループを
形成させながら搬送を行うためである。その後、原稿M
は、プラテンロール32やレジストロール28,29に
よって画像読取部30を等速で搬送され、原稿M上の表
面画像が読み取られる。
【0033】続いて、原稿Mの後端がレジセンサ43と
の対向部を抜けると、レジセンサ43がオフとなり、こ
のT5時間後、レジクラッチ28aが切られ、レジスト
ロール28の駆動が停止される。このT5は、原稿Mの
後端がレジストロール28,29を抜けるまでの期間よ
り若干長く設定される。
【0034】そして、画像読取が終了した原稿Mは、ア
ウトロール33,34、排出ロール35,36によって
搬送され原稿排出トレイ40上に排出される。
【0035】ここで、次の原稿Mが存在しない場合は直
ちに終了動作に入るのであるが、次の原稿Mが存在する
場合は、一枚目の原稿Mの画像読取中であってフィード
センサ42がオフとなった時点すなわち一枚目の原稿M
がフィードセンサ42との対向部を抜けた時点で、フィ
ードクラッチ24aが入れられ、二枚目の原稿Mが捌か
れ搬送される。そして、二枚目の原稿Mが捌き機構を通
過してフィードセンサ42との対向部に到達すると、フ
ィードセンサ42がオンとなり、このT6時間後、フィ
ードクラッチ24aが切られ、フィードロール24の駆
動が一旦停止される。このT6は、二枚目の原稿Mがテ
イクアウェイロール26,27の直前位置まで搬送され
る期間に設定される。
【0036】続いて、レジセンサ43がオフになってか
らすなわち一枚目の原稿Mの後端がレジセンサ43との
対向部を抜けてからT10時間後、再度フィードクラッチ
24aが入れられ、フィードロール24の駆動が再開さ
れる。このT10は、一枚目の原稿Mがレジストロール2
8,29を抜けるのに必要な期間より若干長く設定され
る。その後、二枚目の原稿Mは、上述した一枚目の原稿
Mと同様に画像の読み取りが行われ、画像読取終了後は
原稿排出トレイ40上に排出される。
【0037】更に、三枚目の原稿Mについても上述した
二枚目の原稿Mと同様のプロセスで搬送及び画像読取が
行われるが、三枚目の原稿Mは、このプロセスにおける
最後の原稿Mであるため、レジセンサ43がオフとなっ
た時点すなわち三枚目の原稿Mの後端がレジセンサ43
との対向部を抜けた時点で、フィードモータ81の駆動
停止が開始され、その後停止する。また、レジセンサ4
3がオフとなってからT8時間後に、ナジャーソレノイ
ド励磁装置70によって励磁電流が流され、これにより
ナジャーロール22はセット状態(但し原稿Mは存在し
ない)から上部側に引き上げられた状態となる。そし
て、三枚目の(最後の)原稿Mの後端が排出センサ45
との対向部を抜けたことが排出センサ45にて検知され
てからT9時間後にメインモータ82の駆動が停止さ
れ、一連のプロセスを終了する。このT9は、三枚目の
(最後の)原稿Mが原稿排出トレイ40上に排出される
までの期間より若干長く設定される。
【0038】尚、片面原稿送りプロセスにおいては、用
紙反転経路δを使用せず、従って、原稿Mを反転させる
プロセスで使用する反転センサ46、反転排出センサ4
7、排出クラッチ35a、排出ソレノイド35bも片面
原稿送りプロセスでは使用していない。
【0039】(2)両面原稿送りプロセス 図3、図6及び図8に示すタイミングチャートに基づい
て、両面に読取画像が形成された原稿Mの原稿送りプロ
セスを説明する。
【0040】まず、自動原稿送り装置の原稿セットトレ
イ21に原稿Mがセットされると、セットセンサ41に
よって原稿Mの存在が検知され、自動原稿送り装置が動
作可能な状態に設定される。続いて図示しないスタート
ボタンが押されると、ナジャーソレノイド励磁装置70
によってソレノイド(図示せず)に励磁電流が流され、
これにより、ナジャーロール22はセットされた原稿束
の最上位の原稿Mに接触した状態となり、原稿Mの送り
出しが可能な状態になる。また、スタートボタンが押さ
れるのと同時にフィードモータ81も起動され、これに
伴ってナジャーロール22が駆動され、最上位の原稿M
が送り出される。
【0041】また、スタートボタンが押されてからT0
時間後にフィードクラッチ24aが入れられ、フィード
ロール24が駆動される。このT0は、フィードモータ
81が立ち上がった後、安定した回転が得られ、かつナ
ジャーロール22が原稿束の上に確実に接触するのに必
要な時間より、若干長い期間に設定される。そして、ナ
ジャーロール22によって送り出された原稿Mは、捌き
機構すなわちフィードロール24とリタードパッド25
とによって1枚ずつ分離され、更に搬送される。
【0042】次に、原稿Mが前記捌き機構を通過してフ
ィードセンサ42との対向部に到達すると、フィードセ
ンサ42がオンとなる。このT1時間後、フィードクラ
ッチ24aが切られ、フィードロール24の駆動が停止
される。このT1は、送り出された原稿Mの先端がテイ
クアウェイロール26,27に挟持されるのに必要な期
間より若干長い期間に設定される。尚、この時点でテイ
クアウェイロール26,27は回転しており(連動する
フィードモータ81が起動されているため)、原稿M
は、フィードロール24の駆動が停止された後はテイク
アウェイロール26の駆動力によって搬送されることと
なる。また、フィードクラッチ24aが切られたフィー
ドロール24は自由回転可能な状態となっており、原稿
Mの搬送に伴って従動回転する。
【0043】続いて、原稿Mがテイクアウェイロール2
6,27を通過しレジセンサ43との対向部に到達する
と、レジセンサ43がオンとなり、これに伴ってメイン
モータ82が起動される。また、レジセンサ43がオン
となってからT2時間後、フィードモータ81の駆動が
停止され、これに伴ってテイクアウェイロール26の駆
動が停止される。このT2は、原稿Mのスキューを防止
するために、原稿Mをレジロールに突き当てて所定のル
ープを形成させることのできる期間に設定される。
【0044】そして、フィードモータ81の駆動が停止
されてからT3時間後、レジクラッチ28aが入れら
れ、レジストロール28が駆動される。また、レジスト
ロール28が回転を開始してからT4時間後、フィード
モータ81の駆動が再開され、テイクアウェイロール2
6も再び駆動される。このT4は、レジストロール28
の回転に伴って原稿Mに形成されたループが解消される
程度の期間に設定される。また、その際、フィードモー
タ81は一時的に急加速された後に通常の回転速度とな
るように駆動され、テイクアウェイロール26もこれに
同期して駆動される。これは、原稿Mに若干のループを
形成させながら搬送を行うためである。その後、原稿M
は、プラテンロール32やレジストロール28,29に
よって画像読取部30を等速で搬送され、原稿M上の画
像(表面画像)が読み取られる。
【0045】続いて、原稿Mの後端がレジセンサ43と
の対向部を抜けると、レジセンサ43がオフとなり、こ
のT5時間後、レジクラッチ28aが切られ、レジスト
ロール28の駆動が停止される。このT5は、原稿Mの
後端がレジストロール28,29を抜けるまでの期間よ
り若干長く設定される。
【0046】そして、表面の画像読取が終了した原稿M
は、アウトロール33,34、排出ロール35,36に
よって原稿排出トレイ40側に向けて搬送されるが、原
稿Mの後端がアウトセンサ44との対向部を抜けると、
アウトセンサ44がオフとなり、このT11時間後、メイ
ンモータ82の駆動が停止され、これに伴ってアウトロ
ール33及び排出ロール35の駆動も停止される。この
T11は、原稿Mの後端がアウトロール33,34のニッ
プから排出され、図3及び図6において符号R1で示す
読取原稿反転位置に到達する期間に設定される。
【0047】また、メインモータ82が完全に停止する
のと同時に排出クラッチ35aが切り替えられ、逆方向
に回転せしめられる状態に設定される。このT12時間
後、メインモータ82が再起動され、これに伴って反転
ロール(アウトロール)33及び排出ロール35が駆動
される。このとき、既に排出クラッチ35aは切り替え
られており、排出ロール35はこれまでとは逆方向に駆
動され、また、原稿Mは、位置R1近傍に配設された図
示しない進路切り替え機構により、原稿反転経路δに向
けて搬送される。
【0048】そして、原稿Mの先端が反転センサ46と
の対向部に到達すると、反転センサ46がオンとなり、
同時に、排出ソレノイド35bが駆動されて排出ロール
35,36のニップをリリース(解除)すると共にフィ
ードモータ81が再起動され、テイクアウェイロール2
6が駆動される。
【0049】続いて、原稿Mの先端が再びレジセンサ4
3との対向部に到達すると、レジセンサ43がオンとな
り、このT13時間後、フィードモータ81の駆動が停止
され、テイクアウェイロール26の駆動が停止される。
また、同時にメインモータ82の駆動も停止され、反転
ロール33及び排出ロール35の駆動が停止される。こ
のT13は、前記T2と同様に、原稿Mのスキューを防止
するために、原稿Mをレジロールに突き当てて所定のル
ープを形成させることのできる期間に設定される。一
方、レジセンサ43がオンとなってからT14時間後、排
出クラッチ35aが再び切り替えられ、再び正方向に回
転せしめられる状態に設定される。
【0050】そして、フィードモータ81及びメインモ
ータ82の駆動が停止されてからT15時間後、フィード
モータ81が再起動され、テイクアウェイロール26も
再び駆動される。また、メインモータ82も再起動さ
れ、同時にレジクラッチ28aも入れられ、レジストロ
ール28が駆動される。その後、原稿Mは、プラテンロ
ール32やレジストロール28,29によって画像読取
部30を等速で搬送され、原稿M上の裏面画像が読み取
られる。
【0051】続いて、原稿Mの後端がレジセンサ43と
の対向部を抜けると、レジセンサ43がオフとなり、こ
のT5時間後、レジクラッチ28aが切られ、レジスト
ロール28の駆動が停止される。また、レジセンサ43
がオフとなってからT16時間後、排出ソレノイド35b
が駆動されて排出ロール35,36をニップさせる。こ
のT16は、原稿Mの先端が排出ロール35,36に到達
するまでの期間に設定される。
【0052】そして、画像読取が終了した原稿Mは、ア
ウトロール33,34、排出ロール35,36によって
原稿排出トレイ40側に向けて搬送されるが、原稿Mの
後端がアウトセンサ44との対向部を抜けると、アウト
センサ44がオフとなり、このT17時間後、メインモー
タ82の駆動が停止され、これに伴ってアウトロール3
3及び排出ロール35の駆動も停止される。このT17
は、原稿Mの後端がアウトロール33,34のニップか
ら排出され、図3及び図6において符号R2で示す排出
原稿反転位置に到達する期間に設定される。
【0053】また、メインモータ82が完全に停止する
のと同時に排出クラッチ35aが切り替えられ、逆方向
に回転せしめられる状態に設定される。このT12時間
後、メインモータ82が再起動され、これに伴って排出
ロール35及び反転排出ロール38が駆動される。この
とき、排出クラッチ35aは切り替えられており、排出
ロール35はこれまでとは逆方向に駆動され、また、原
稿Mは、位置R2近傍に配設された図示しない進路切り
替え機構により、反転原稿排出経路εに向けて搬送さ
れ、原稿排出トレイ40に排出される。この間、原稿M
が反転排出センサ47との対向部に到達すると、反転排
出センサ47がオンとなり、同時に、排出クラッチ35
aが切り替えられ、正方向に回転せしめられる状態に設
定される。
【0054】ここで、次の原稿Mが存在しない場合は直
ちに終了動作に入るのであるが、次の原稿Mが存在する
場合は、一枚目の原稿Mの裏面画像の読取動作中であっ
てレジセンサ43がオフとなった時点すなわち反転せし
められた一枚目の原稿Mがレジセンサ43との対向部を
抜けた時点で、フィードクラッチ24aが入れられ、二
枚目の原稿Mが捌かれ搬送される。そして、二枚目の原
稿Mが捌き機構を通過してフィードセンサ42との対向
部に到達すると、フィードセンサ42がオンとなり、こ
のT18時間後、フィードクラッチ24aが切られ、フィ
ードロール24の駆動が一旦停止される。このT18は、
二枚目の原稿Mがテイクアウェイロール26,27の直
前位置まで搬送される期間に設定される。
【0055】続いて、一枚目の原稿Mが反転排出センサ
47との対向部に到達し、反転排出センサ47がオンと
なってからT19時間後、レジクラッチ28aが入れら
れ、レジストロール28が駆動される。また、レジスト
ロール28が回転を開始してからT4時間後、フィード
モータ81の駆動が再開され、テイクアウェイロール2
6も再び駆動される。以降、上述したプロセスを繰り返
し、両面画像読取プロセスが実行される。
【0056】ところで、上述した片面原稿送りプロセス
では、例えばフィードセンサ42のオフタイミングと同
時にフィードクラッチ24aを入れたり、レジセンサ4
3のオフタイミングからT5時間後にレジクラッチ28
aを切ったりする制御が行われている(図7参照)。一
方、上述した両面原稿送りプロセスにおいても、例えば
レジセンサ43のオフタイミングと同時にフィードモー
タ81の駆動を停止させると共にそのT5時間後にレジ
クラッチ28aを切ったり、アウトセンサ44のオフタ
イミングからT11時間後にメインモータ82の駆動を停
止させたりする制御が行われている(図8参照)。
【0057】ここで、穴のない普通の原稿Mを搬送する
場合、各センサの原稿検知パターンは、図9(a)に示
すように、原稿Mの先端でオンとなり後端でオフとなる
だけであるため、何等問題は生じない。一方、穿孔Hを
有する原稿Mを搬送する場合、各センサの原稿検知パタ
ーンは、図9(b)に示すように、原稿Mの先端でオン
となった後、原稿Mの途中に設けられた穿孔Hの始端で
オフとなってしまうため、穿孔Hの始端を原稿Mの後端
と誤検知し、原稿Mのジャム等のトラブルが生じてしま
うこととなる。
【0058】そこで、本実施の形態では、フィードセン
サ42による原稿Mの検知パターンに基づいて、原稿M
の搬送方向長さを決定し、その搬送を制御するようにし
ている。これを図6、図9に示すタイミングチャート及
び図10に示すフローチャートに基づいて詳細に説明す
る。画像形成プロセスのスタート後、原稿Mの先端がフ
ィードセンサ42との対向部に到達すると、フィードセ
ンサ42がオンとなり、このタイミングTON1が記憶さ
れる。その後、原稿Mの搬送に伴ってフィードセンサ4
2がオフとなると、このタイミングTOFFが記憶され
る。更にその後、原稿Mの搬送に伴ってフィードセンサ
42がオンとなると、このタイミングTON2が記憶され
る。
【0059】そして、前記タイミングTON2とTOFFとの
間の時間差が計算され、予め設定された基準時間THと
比較され、基準時間TH以下の場合この原稿なし領域は
穿孔Hであり、前記タイミングTON2で検知されたのは
同一の原稿Mであると判定され、再びフィードセンサ4
2がオフとなるタイミングTOFFを待つ。ここで、基準
時間THは、原稿Mにあけられる最大サイズの穴(例え
ば1cm)がフィードセンサ42を通過するのに必要な
時間に設定される。
【0060】一方、前記タイミングTON2とTOFFとの間
の時間差が基準時間THを超えている場合には、前記タ
イミングTOFFで通過した部位が原稿Mの後端であると
判定され、原稿通過時間TP及び原稿Mの搬送速度Vか
ら原稿Mの搬送方向長さLMが求められる。また、前記
タイミングTON2で検知されたのは異なる原稿Mである
と判定され、タイミングTON2をタイミングTON1に置き
換え、上述したプロセスが繰り返される。
【0061】ここで、本実施の形態に係る自動原稿送り
装置では、上述したように、フィードセンサ42、レジ
センサ43、アウトセンサ44、排出センサ45、反転
センサ46、反転排出センサ47が、原稿Mの搬送方向
と平行な直線L上に配設されている(図4参照)ことか
ら、フィードセンサ42以外のセンサの原稿検知パター
ンもこのフィードセンサ42の原稿検知パターンと同一
になる。従って、フィードセンサ42によって予め原稿
Mの原稿検知パターンを認識できるので、他のセンサの
原稿検知パターンについても正しい原稿Mの後端位置
(二度目のオフとなる位置)を認識しつつ制御を行うこ
とが可能となる。
【0062】また、本実施の形態に係る自動原稿送り装
置では、上述したように、フィードセンサ42とサイズ
センサ49(具体的には第一サイズセンサ49a、第二
サイズセンサ49b、第三サイズセンサ49c)とが、
原稿Mの搬送方向と直交する直線V上に配設されており
(図4参照)、これら各センサからの検知信号を組み合
わせて原稿Mの搬送方向に直交する方向の長さ(原稿
幅)を判断するようになっている。
【0063】これを図4及び図11に基づいて説明する
と、例えば、JISB5サイズ縦送り(B5S)の場合
はフィードセンサ42のみがオンとなり、JISA4サ
イズ縦送り(A4S)の場合フィードセンサ42及び第
一サイズセンサ49aがオンとなる。また、JISB5
サイズ横送り(B5L)あるいはJISB4サイズの場
合はフィードセンサ42及び第二サイズセンサ49bが
オンとなり、JISA4サイズ横送り(A4L)あるい
はJISA3サイズの場合はフィードセンサ42及び第
三サイズセンサ49cがオンとなる。本実施の形態で
は、サイズセンサ49の検知順を49c→49b→49
aの順とし、外側のセンサ(例えば49c)でオンが検
知された後は、他のセンサ(49a,49b)による検
知を省略することで、検知時間の短縮化及び検知プロセ
スの効率化を図っている。
【0064】ここで、図12(a)に示すように、搬送
方向に沿って片側に多数の穿孔Hが設けられたA4Sサ
イズの原稿Mを搬送する場合を考えてみる。ここで、こ
れら穿孔Hの位置は、第一サイズセンサ49aの配設位
置と一致しているものとする。
【0065】原稿Mの通過時、フィードセンサ42は常
にオンとなり、第二サイズセンサ49b、第三サイズセ
ンサ49cは常にオフとなる一方、第一サイズセンサ4
9aは穴の有無に応じてオンとオフとを繰り返す。この
とき、例えばタイミングt2で検知を行うことができれ
ば、原稿MがA4Sであることを正しく認識できるが、
タイミングt1,t3,t4で検知を行ってしまうと、
原稿MがB5Sであると誤検知してしまうことになる。
そこで、本実施の形態では、原稿Mの通過中に複数回
(本実施の形態では四回)フィードセンサ42及びサイ
ズセンサ49によるサイズ検知を行い、最大幅となる結
果に基づいて原稿Mのサイズを決定するようにしてい
る。すなわち、上述したタイミングt1〜t4で検知を
行い、その検知結果が図13(a)(b)に示すものと
なった場合には、フィードセンサ42及び第一サイズセ
ンサ49aがオンであるとし、原稿MがA4Sであると
判定する。このようにすることにより、穿孔Hによる原
稿Mのサイズ誤検知を防止することが可能になる。
【0066】また、フィードセンサ42及びサイズセン
サ49によるサイズ検知を複数回行うのではなく、穿孔
Hが通過するのに必要な時間よりも長時間(例えば図1
4(b)に示す期間t5)にわたって検知し続け、最大
幅となる結果に基づいて原稿Mのサイズを決定するよう
にしても、同様に穿孔Hによる原稿Mのサイズ誤検知を
防止することが可能である。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第一の態
様によれば、シート中に設けられた穿孔とシートの先後
端とを判定し、この判定結果に基づいてシートの搬送方
向長さを決定し、この決定結果に基づいてシートの搬送
制御を行うようにしたので、穴のあいたシートを搬送す
る際にも、シートサイズの誤検知及びこれに伴うシート
の搬送不良を有効に防止することができる。
【0068】また、本発明の第二の態様によれば、シー
ト搬送方向に直交する方向に沿って配設された有無検知
センサ群にて複数回検知を行い、この複数回の検知結果
に基づいてシートの搬送方向に直交する方向の長さを決
定するようにしたので、穴のあいたシートを搬送する際
にも、シートサイズの誤検知を有効に防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一の態様に係るシート搬送装置の
概要を示す説明図である。
【図2】 本発明の第二の態様に係るシート搬送装置の
概要を示す説明図である。
【図3】 本発明に係るシート搬送装置としての自動原
稿送り装置の実施の一形態を示す概略構成図である。
【図4】 各検知センサの配設位置を示す説明図であ
る。
【図5】 搬送制御装置のブロック図である。
【図6】 搬送駆動系の概略構成図である。
【図7】 片面原稿送りプロセスのタイミングチャート
である。
【図8】 両面原稿送りプロセスのタイミングチャート
である。
【図9】 (a)は通常原稿搬送時、(b)は穴あき原
稿搬送時のセンサの検知パターンを示す説明図である。
【図10】 原稿の搬送方向長さを決定するプロセスの
フローチャートである。
【図11】 フィードセンサ及びサイズセンサによる検
知結果と、決定される原稿サイズとの関係を示す図表で
ある。
【図12】 (a)(b)は穴あき原稿搬送時のフィー
ドセンサ及びサイズセンサの検知結果を示す説明図であ
る。
【図13】 (a)(b)は検知結果の一例を示す図表
である。
【符号の説明】
1…搬送手段,2…有無検知センサ,3…判定手段,4
…シート長決定手段,5…搬送制御手段,6…画像読取
手段,7…有無検知センサ群,8…検知制御手段,9…
シート幅決定手段,S…シート,H…穿孔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートを搬送する搬送手段と、 前記シートの搬送経路中に設けられ通過するシートの有
    無を検知する有無検知センサと、 前記有無検知センサの検知結果に基づいてシート中に設
    けられた穿孔及びシートの先後端を判定する判定手段
    と、 前記判定手段の判定結果に基づいて一枚のシートの搬送
    方向長さを決定するシート長決定手段と、 前記シート長決定手段の決定結果に基づいて前記搬送手
    段の搬送プロセスを制御する搬送制御手段とを備えるこ
    とを特徴とするシート搬送装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のシート搬送装置におい
    て、 前記判定手段は、前記有無検知センサからの有無情報に
    基づき、シートなし領域が予め定められた長さ未満とな
    る条件下で当該シートなし領域を一枚のシート中に設け
    られた穿孔と判定し、前記シートなし領域が前記予め定
    められた長さ以上となる条件下で当該シートなし領域前
    後をシートの後端及び先端と判定することを特徴とする
    シート搬送装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のシート搬送装置のう
    ち、前記搬送経路中に前記有無検知センサが複数設けら
    れるタイプのものにおいて、 前記複数の有無検知センサは、シート搬送方向に沿った
    直線上に配設されることを特徴とするシート搬送装置。
  4. 【請求項4】 シートを搬送する搬送手段と、 前記シートの搬送経路中に当該シートの搬送方向と直交
    する方向に複数設けられ、通過するシートの有無を検知
    する有無検知センサ群と、 搬送されるシートが前記有無検知センサ群を通過する間
    に、複数回前記有無検知センサ群を動作させる検知制御
    手段と、 前記有無検知センサ群の複数回の検知結果に基づき、前
    記シートの搬送方向に直交する方向の長さを決定するシ
    ート幅決定手段とを備えることを特徴とするシート搬送
    装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7200350B2 (en) * 2004-01-09 2007-04-03 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus switching developing rollers of mounted process cartridges between contact and spaced states and switching the contact position of a feeding belt contactable to drums of the mounted cartridges
US20090263212A1 (en) * 2008-04-18 2009-10-22 Ricoh Company, Ltd. Bookbinding system, bookbinding method, and computer program product

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