JP2002003045A - 除露装置とこの除露装置を備えたシート処理装置及び画像形成装置 - Google Patents

除露装置とこの除露装置を備えたシート処理装置及び画像形成装置

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JP2002003045A
JP2002003045A JP2000190247A JP2000190247A JP2002003045A JP 2002003045 A JP2002003045 A JP 2002003045A JP 2000190247 A JP2000190247 A JP 2000190247A JP 2000190247 A JP2000190247 A JP 2000190247A JP 2002003045 A JP2002003045 A JP 2002003045A
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Japan
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sheet
dew
punch
unit
image forming
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Application number
JP2000190247A
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English (en)
Inventor
Hiroki Motoji
浩喜 本持
Takeshi Yamada
毅 山田
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Canon Inc
Canon Finetech Nisca Inc
Original Assignee
Canon Inc
Canon Aptex Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】画像形成装置において、発熱体によって加熱さ
れたシートから蒸発した水分がシート搬送路で結露し、
水滴になることがあった。シートが連続して搬送される
と、水滴がひどくなり、シートに付着することがあっ
た。そこで用紙の熱によって案内部の結露を防止する。 【解決手段】除露装置として、熱を発生する発熱体の熱
によって加温されたシートを案内するシート案内路44
の結露面40jaにシートPを押圧する押圧手段40h
を備える。また、案内をシート後処理手段内に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート案内路に付
着する露を除去する除露装置と、この除露装置を備えて
シートに孔を明ける孔明け装置、シートを綴じるシート
綴じ装置等のシート処理装置と、除露装置を有するシー
ト処理装置を本体に備えてシートに画像を形成する複写
機、プリンタ、ファクシミリ、及びこれらの複合機器等
の画像形成装置とに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成装置は、画像を形成した
シートに処理を施す手間を軽減するため、画像が形成さ
れたシートに孔明け処理や、綴じ処理等を施すシート処
理装置が本体に取り付けられている場合がある。
【0003】シートには、画像を形成することのできる
普通紙、普通紙の代用品である樹脂製の厚みの薄いも
の、封書、はがき、カット紙等がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、画像形成装置
が、例えば、複写機の場合、複写機の本体内には、シー
トを加熱加圧してシートにトナー像を形成する定着器が
備えられている。このため、定着器によって、シートが
約200度C近くまで熱せられて、シートに含まれてい
る水分が蒸発し、シート搬送路に水分が結露して水滴に
なることがあった。この結果、シート搬送路にシートが
連続して搬送されてくるとき、後続のシートに水滴が付
着することがあった。
【0005】そこで、シート搬送路にリブを形成し、シ
ートとシート搬送路の接触面積を減らしたり、シート搬
送路の間隔を広くしたりして、露の付着を低減させてい
た。しかし、シート搬送路に水滴が発生した場合にはほ
とんど効果がなかった。特に、シート孔明け装置におけ
るシート搬送路の間隔を広くするとシートのたわみ等に
より、シートの一部分がシート搬送路の空間に浮いた状
態になり、孔を明けるとき孔の位置の精度に影響を与え
ることがあった。このため、シート搬送路を拘束してシ
ート処理する必要があり、リブを形成し、シート搬送路
の間隔を広くする構成は困難であった。また、シート孔
明け装置の場合、シート搬送路にパンチ用のダイの孔が
形成され、孔の角が穿孔シートの孔部のバリ防止のた
め、シャープエッジとなっているため、シートの端部が
孔の角に引っ掛り、ジャムを発生させる原因となってい
た。
【0006】(目的)本発明は、露が蓄積し水滴がシー
トに付着することがないようする除露装置と、この除露
装置を備えたシート処理装置及び画像形成装置を提供す
ることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の除露装置は、熱を発生する発熱体の熱によ
って加温されたシートを案内するシート案内路の結露面
に前記シートを押圧する押圧手段を備えている。
【0008】上記目的を達成するため、本発明のシート
処理装置は、上記除露装置と、前記シートに処理を施す
シート処理手段と、を備え、前記シート処理手段内に前
記シート案内路が設けられている。
【0009】上記目的を達成するため、本発明のシート
処理装置は、上記除露装置と、前記シートに処理を施す
シート処理手段と、を備え、前記シート処理手段内に前
記シート案内路が設けられ、前記シート処理手段が、パ
ンチとダイによって前記シートに孔を明ける孔明け手段
であり、前記シート案内路が前記パンチと前記ダイとに
沿った1対の案内部材を有し、前記押圧手段が前記パン
チ側の案内部材に前記シートを押圧する弾性板であり、
前記結露面が前記パンチ側の案内部材である。
【0010】上記目的を達成するため、本発明の画像形
成装置は、シートに画像を形成する画像形成手段と、上
記除露装置と、前記シートに処理を施すシート処理手段
と、を備え、前記シート処理手段内に前記シート案内路
が設けられている。
【0011】上記目的を達成するため、本発明の画像形
成装置は、シートにトナー像を形成する画像形成手段
と、前記トナー像が形成された前記シートを過熱加圧す
る定着手段と、上記除露装置と、前記シートに処理を施
すシート処理手段と、を備え、前記発熱体が前記定着手
段であり、前記シート処理手段が、パンチとダイによっ
て前記シートに孔を明ける孔明け手段であり、前記シー
ト案内路が前記パンチと前記ダイとに沿った1対の案内
部材を有し、前記押圧手段が前記パンチ側の案内部材に
前記シートを押圧する弾性板であり、前記結露面が前記
パンチ側の案内部材である。
【0012】(作用)本発明の除露装置における、シー
ト案内路は、発熱体に加温されたシートを案内する。加
温されたシートに含まれている水分は蒸発して、シート
案内路の結露面に結露する。押圧手段は、シート案内路
を搬送されてきたシートをシート案内路の結露面に押圧
する。このため、結露面に結露された水分は、シートに
吸収され、除去されて、水滴になるようなことがない。
【0013】本発明のシート処理装置における、シート
案内路は、発熱体に加温されたシートを案内する。加温
されたシートに含まれている水分は蒸発して、シート案
内路の結露面に結露する。押圧手段は、シート案内路を
搬送されてきたシートをシート案内路の結露面に押圧す
る。このため、結露面に結露された水分は、シートに吸
収され、除去されて、水滴になるようなことがない。シ
ート処理手段は、結露面の水分を除去したシートに処理
を施す。
【0014】本発明のシート処理装置における、シート
案内路は、発熱体に加温されたシートを案内する。加温
されたシートに含まれている水分は蒸発して、パンチ側
の案内部材に結露する。弾性板は、シート案内路を搬送
されてきたシートをパンチ側のシート案内部材に押圧す
る。このため、パンチ側のシート案内部材に結露された
水分は、シートに吸収されて、除去され、水滴になるよ
うなことがない。パンチは、パンチ側のシート案内部材
に押圧されたシートをダイ側に押圧し、ダイと協働して
シートに孔を明ける。
【0015】本発明の画像形成装置における、画像形成
手段は、シートに画像を形成する。シート案内路は、発
熱体に加温されたシートを案内する。加温されたシート
に含まれている水分は蒸発して、シート案内路の結露面
に結露する。押圧手段は、シート案内路を搬送されてき
たシートをシート案内路の結露面に押圧する。このた
め、結露面に結露された水分は、シートに吸収されて、
除去され、水滴になるようなことがない。シート処理手
段は、結露面の水分を除去したシートに処理を施す。
【0016】本発明の画像形成装置における、画像形成
手段は、シートに画像を形成する。シート案内路は、定
着手段に加温されたシートを案内する。加温されたシー
トに含まれている水分は蒸発して、パンチ側の案内部材
に結露する。弾性板は、シート案内路を搬送されてきた
シートをパンチ側のシート案内部材に押圧する。このた
め、結露面に結露された水分は、シートに吸収され、除
去されて、水滴になるようなことがない。パンチは、パ
ンチ側のシート案内部材に押圧されたシートをダイ側に
押圧し、ダイと協働してシートに孔を明ける。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
実施形態の除露装置を備えたパンチユニット(シート処
理手段、孔明け手段)40を内在したシート処理装置1
02を本体101に備えた複写機(画像形成装置)10
0を説明し、その後、シート処理装置102、パンチユ
ニット40、押圧部材(押圧手段、除露装置)40hを
説明する。
【0018】(複写機)図1において、複写機100
は、複写機100の本体101にシート処理装置102
を結合して構成されている。
【0019】複写機100の本体101は、本体101
の上部に装着された原稿給送装置1から自動給送した原
稿を光学手段2によって光学的に読み取り、その情報を
デジタル信号として画像形成部(画像形成手段)3へ送
信してシートに形成するようになっている。
【0020】複写機100の本体101の下部には、各
種サイズのシートを収納した複数のシートカセット4が
装着されている。本体101の脇には、マルチトレイ8
が設けられている。このシートカセット4から搬送ロー
ラ5によって搬送されたシート、或いはマルチトレイ8
からの手差しシートに、画像形成部(画像形成手段)3
において電子写真方式によって原稿の情報が形成され
る。すなわち、複写機100は、光学手段2で読み取っ
た情報に基づいて光照射手段3aからレーザー光を感光
体ドラム3bに照射して潜像を形成し、これをトナー現
像してシートに転写するようになっている。シートに転
写されたトナー像は、シートが定着手段(発熱体)6へ
搬送され加熱加圧されて、永久定着されるようになって
いる。このとき、この定着手段6は、約200度C近く
の温度でシートを加熱加圧して、トナー像をシートに定
着する。
【0021】そして、複写機100の本体101は、シ
ートの片面のみに画像を形成する片面記録モードの場
合、シートを、シート処理装置102へ送り込むように
なっており、シートの両面に画像を形成する両面記録モ
ードの場合、片面に画像が形成されたシートをスイッチ
バックによって再送パス7へ搬送し、再度、画像形成部
3へ搬送して他方の面にも画像を形成した後、シート処
理装置102へと送り込むようになっている。
【0022】(シート処理装置)図2において、シート
処理装置102は、複写機100の本体101から送り
込まれたシートを単に排出する通常の排出モードのシー
ト処理機構と、パンチモード(孔明け処理)、ステイプ
ルモード(綴じ装置)等の各処理モードに応じたシート
処理機能とを備えている。
【0023】パンチモードは、シート1枚ずつに孔を明
けるモードである。また、ステイプルモードは、各部数
毎にソートして排出する際に、ステイプルトレイ12に
積載整合し、これをステイプラ13によって針止めして
綴じ、各部数毎に排出する動作モードである。なお、シ
ート処理装置102は、シートの排出に際して、シート
を1枚ずつ排出する通常の排出制御と、複写機100の
本体101から送られてきたシートをバッファパス14
に滞留させて2枚同時に排出する2枚排出制御とを行え
るようになっている。また、パンチモードで孔明けした
シートをステイプルトレイ12に積載整合し針止めする
ことも可能である。
【0024】複写機100の本体101からシート処理
装置102に排出されたシートPは、通常モードにあっ
ては、第1搬送ローラ10、第2搬送ローラ15によっ
て搬送されて、上流排出ローラ対16及び下流排出ロー
ラ対17によってスタックトレイ18に排出される。こ
のとき、図3に示すように、第1搬送ローラ10は駆動
源として搬送モータ211を、下流排出ローラ対17は
駆動源として駆動モータ208を、それぞれ単独に有し
ている。しかし、第2搬送ローラ15、上流排出ローラ
対16、及びバッファローラ23は、駆動源として駆動
源排出モータ205を共通に有している。
【0025】上記2枚排出制御において、シート処理装
置102は、図3に示すように、バッファパス14内に
待機している先行シートP2の先端と、複写機100の
本体101から排出された後行シートP3の先端とのズ
レ量が一定となるように搬送する必要がある。そのた
め、シート処理装置102は、後行シートP3が図2に
示す進入センサ27を通過したとき、或いは後行シート
P3が進入センサ27を通過してから所定時間(所定ク
ロック)経過後にバッファローラ23の回転を開始し、
先行シートP2と後行シートP3の先端のズレ量が一定
になるようにしている。
【0026】このため、第2搬送ローラ15と上流排出
ローラ対16と駆動源を同一にするバッファローラ23
は、後行シートP3が進入センサ27を通過するか、或
いは後行シートP3が進入センサ27を通過してから所
定クロック経過後まで停止していなければならず、バッ
ファローラ23と第1搬送ローラ10は別々の駆動源で
ある排出モータ205、搬送モータ211を有してい
る。
【0027】また、ステイプルモード時において、複写
機100の本体101の生産性を落とさないようにする
ため、複写機100の本体102からシートPを排出し
た後、シートPの搬送速度を増速して、後行シートとの
シート間隔を広げ、ステイプルする時間を稼いでいる
が、第1搬送ローラ10の駆動源を他のローラの駆動源
と共通にするとシートPの搬送速度を増速し終わる前
に、後行シートが第1搬送ローラ10に到達し、シート
搬送速度を増速するメリットが無くなる。このため、第
1搬送ローラ10は単独の駆動源である駆動モータ21
1を有している。
【0028】スタックトレイ18は上下方向に移動可能
に複数個設けられている。スタックトレイ18は、その
下部に内蔵される駆動源によって昇降するようになって
いる。シート処理装置102は、ソート排出の場合、複
数のスタックトレイ18を順次排出口に移動させて、シ
ートPを各部数毎にソートした状態でスタックトレイ1
8に排出することができる。また、シート処理装置10
2は、ステイプルモードの場合、スタックトレイ18に
対してステイプル処理してソート状態でシートを排出す
ることができる。
【0029】(パンチユニット)図1、図2、図6、図
7において、パンチユニット40は、透過センサ41、
駆動軸40a、カム40b、摺動フレーム40c、パン
チ40d、下フレーム(ダイ、ダイ側の案内部材)40
e、押圧部材40h、上フレーム(パンチ側の案内部
材)40j、及びパンチモータ40f(図8参照)等で
構成されている。下フレーム40eと上フレーム40j
は、シート案内路44を形成している。
【0030】透過センサユニット41は、パンチユニッ
ト40に固定されている。透過センサ41b,41c,
41d,41eは、複写機100の本体102から排出
されるシートPのサイズに応じてシートの幅端部を検知
できるように配設されている。本実施形態ではB5,B
5R,A4,A4Rのシートサイズに応じて、シートの
幅端部に配置されている。
【0031】カム40bは、駆動軸40aに国定され、
パンチ40dは摺動フレーム40cに固定されており、
パンチモータ40fを駆動すると駆動軸40aに駆動が
伝達されカム40bも回転し、摺動フレーム40c、パ
ンチ40dが上下動する。
【0032】パンチ40dは、上下動によってダイであ
る下フレーム40eに形成されたダイの孔40mを貫通
するように配置されており、シートPに孔を明けること
ができるようになっている。
【0033】下フレーム40eに形成されたダイの孔の
周囲は、シートPの孔40mの品位を保証するため、面
取り処理は施されておらず、角がたっている。
【0034】押圧部材40hは、シート搬送方向の上流
側端部が下フレーム40eの長手方向の中間部に設けら
れ、下流側端部が上フレーム40jに圧接、或いは接近
した、弾性板である。このため、パンチユニット40を
通過するシートは、押圧部材40によって、上フレーム
40jに押圧され、上フレーム40を擦りながら搬送さ
れるようになっている。このため、上フレーム40jの
結露面40jaに付着した結露は、シートによって清掃
され、蓄積して水滴となって、シートに局部的に付着す
るようなことがない。また、シートが常に上フレーム4
0jを擦りながら搬送されるため、該下フレーム40e
に設けられたダイの孔40mにシートが引っ掛かるよう
なこともなくなる。さらに、シート案内路44の上フレ
ーム40jと下フレーム40eとの間隔を従来よりも狭
くして、パンチユニット40を小型にすることができ
る。
【0035】さらに、押圧されたシートが上フレーム4
0jのパンチ孔40n引っ掛からないように、パンチ孔
40nの周囲には面取り(孔の入り口の角を落とす処
理)が施されている。すなわち、図6に示すように、ブ
ッシュ40qがパンチを摺擦自在に保持しているため、
上フレーム40jのパンチ孔40nには面取りを形成す
ることができるようになっている。このように、上側の
パンチ40dのパンチ孔40nに面取りを施すことによ
って、積極的にシートが上フレーム40jに摺擦して搬
送されても、シートの先端がパンチ孔40nに引っかか
るようなことがない。
【0036】また、図7において、パンチユニット40
に設けられたラック部40gとスライドモータ42とが
係合することによって、パンチユニット40を図中矢印
C方向にスライドさせることができ、ラック部40gの
一部に形成されたフラグにより、スライドホームセンサ
43を遮光できるようになっている。
【0037】パンチユニット40の横レジ補正の動作
を、図9のフローチャートに基づいて説明する。まず、
パンチユニット40は、複写機100の本体101から
送られてくるシートサイズ信号により、それぞれのシー
トサイズの幅横端に配置された透過センサ41b,41
c,41d,41eのどのセンサでシートの幅横端を検
知するかを決定する(セクション(以下、「S」と略称
略記する。)1)。
【0038】具体的には、透過センサ41bはB5Rサ
イズのシート、透過センサ41cはA5サイズのシート
及びA4Rサイズのシート、透過センサ41dはB5及
びB4サイズのシート、透過センサ41eはA4及びA
3サイズのシートを検知する。なお、B5Rサイズのシ
ートとは、B5サイズのシートの長手方向を、シート搬
送方向に対して交差する向きにしたシートのことであ
る。同様に、A4Rサイズのシートとは、B4サイズの
シートの長手方向を、シート搬送方向に対して交差する
向きにしたシートのことである。
【0039】その後、複写機100の本体102から送
られたシートの先端を透過センサ41aで検知し、シー
ト後端約100mmの位置が透過センサ41aを通過し
たとき(S2、S3)、スライドモータ42を駆動し
(S4)、パンチユニット40、透過センサユニット4
1を図7中矢印C方向に移動させ、先に決定した透過セ
ンサを遮光した時点で(S5)、スライドモータ42を
停止させる(S6)。
【0040】パンチユニット40は、透過センサユニッ
ト41と同期して移動するため、複写機100の本体1
01から送られたシートPの横レジに合わせて位置を補
正することができる。パンチユニット40は、シートP
の孔明け処理が終了すると(S7)、スライドモータ4
2を先程と逆方向に駆動し(S8)、パンチユニット4
0を矢印Cと逆方向に移動させ、スライドホームセンサ
43を遮光すると(S9)、スライドモータ42を停止
させる(S10)。この制御は、複写機100の本体1
01からシートが送られてくる度に、繰り返して行われ
る。
【0041】次に、パンチユニット40による、シート
の孔明け動作を、図10のフローチャートに基づいて説
明する。まず、透過センサ41aが遮光してから(S1
01)規定クロック後、搬送速度を減速し(S10
2)、透過センサ41aが受光してからLlmm搬送後
(S103)、駆動モータ208を止め、下流排出ロー
ラ対17を停止させる(S104)。駆動モータ208
の停止後、L2mm搬送し、排出モータ205を止め第
2搬送ローラ15、上流排出ローラ対16、バッファロ
ーラ23を停止させる(S105)。排出モータ205
停止後、L3mm搬送し、搬送モータ211を止め、第
1搬送ローラ10を停止させる(S106)。
【0042】このとき、ローラ間のパスでシートPがル
ープ状になるがシートPのループがパス間より大きくな
らない様、搬送量L2,L3を決定する。また、パス形
状をループを考慮した形状にして、シートPを積極的に
ループ状にするように、搬送量L2,L3を決定しても
良い。
【0043】各ローラの停止タイミングに差を持たせる
ことで各ローラ間においてシートPがループ状になるた
め、ローラ間でシートPを引っ張り合うことなく第1搬
送ローラ10の停止精度のみで停止位置が決まる。
【0044】シートを停止させた後パンチユニット40
でシートに孔明けを行う(S107)。孔明け後、再び
第1搬送ローラ10を駆動し(S108)、一定量搬送
後、第2搬送ローラ15を駆動し(S107)、一定量
搬送後、上流排出ローラ対16を駆動し(S110)、
孔明けされたシートを搬送し、上流排出ローラ対16、
及び下流排出ローラ対17で排出口36からスタックト
レイ18に排出する。
【0045】ステイプルモードにあっては、図4、5に
示すように、揺動軸20aを支点として回動可能に構成
された揺動ガイド20を開き、上流排出ローラ対16に
よってシートPをステイプルトレイ12に排出した後、
揺動ガイド20に設けられているパドル31、及び上流
排出ローラ対16の駆動によって回転するローレットベ
ルト32を矢印方向へ回転させてシートPの後端が後端
ストッパ33に当接する位置まで戻す。そしてサイドガ
イド11によってシートPを一方側へ押し込んで整合し
た後に、ステイプラ13によってステイプルする。その
後、揺動ガイド20を降ろし下流排出ローラ対17でス
テイプルされたシート束をスタックトレイ18に排出す
る。
【0046】スタックトレイ18に積載したシート又は
シート束の最上面のレベル検知は、揺動ガイド20上方
に設けられた測距センサ54によって行われる。測距セ
ンサは、赤外線などの光線をシート束に照射する発光部
と、シート束にて乱反射した光線を受光する受光部とを
有しており、この反射光の角度を測ることによりレベル
検知を行うようになっている。
【0047】また、3つのスタックトレイ18をトレイ
フレーム58に各々固定し、この3つのスタックトレイ
18がシート処理装置102に対して一体的に上下動
(昇降)できるようになっている。このトレイフレーム
58の上下動、即ちスタックトレイ18の上下動は、ス
タッカモータ209の正逆転駆動をピニオンギア225
によりトレイフレーム58の一部に設けたラック部58
aに伝達することで行われるようになっている。このよ
うな構成にすることで、スタックトレイ18上に積載さ
れたシートの最上面を検知し排出口36を塞がない位置
にスタックトレイ18を移動させることができる。
【0048】{制御部の構成}ここで、図8を用いて、
シート処理装置102における制御系の構成について簡
単に説明する。
【0049】図8において、200は制御手段としての
MPUであって、このMPU200は、搬入センサ2
8、進入センサ27、バッファセンサ26、排出センサ
29、測距センサ54、スタックセンサ53、駆動モー
タ40の回転数を検出する駆動モータ回転検知センサ5
5、透過型センサ41、紙サイズ信号201、スライド
ホームセンサ43等からの信号を入力する。
【0050】そして、上記信号に基づいて、各ドライバ
D1乃至D11を介して、各第1フラッパ22を切り換
える第1フラッパソレノイド202、第2フラッパ25
を切り換える第2フラッパソレノイド203、バッファ
ローラ23や上流排出ローラ対16やローレットベルト
32を駆動しパドル31を回転させる排出モータ20
5、サイドガイド11をスライド移動させるサイドガイ
ドモータ207、揺動ガイド20の揺動や下流排出ロー
ラ17aの正逆回転駆動を行う駆動モータ208、第1
搬送ローラ10を駆動する搬送モータ211、スタック
トレイ18を上下動させるスタッカモータ209、ステ
イプラ13の綴じや、針の送りを行うステイプラモータ
210、ステイプラ13の位置移動を行うステイプラ移
動モータ211、孔明けを行うパンチモータ40f、パ
ンチユニットの位置移動を行うスライドモータ42等の
制御をしている。
【0051】各モータは、それぞれ制御入力パルス、あ
るいは回転量を検出するエンコーダコーダ入力によって
移動量、速度等を制御している。
【0052】以上の実施形態における押圧部材40h
は、片持ち状態に設けてあるが、図11、図12に示す
押圧部材(押圧手段、除露装置)140hのように両持
ちとし、片側を長孔140pとビス140kによって位
置調節可能にしても同様な効果が得られる。押圧部材1
40hを両持ちにすることでジャムシート処理時、押圧
部材140hがめくれることを防止することが出来る。
【0053】また、押圧部材40h,140hは、シー
ト幅方向全域に配置しても良いが、パンチ40dとダイ
40eの孔40mとを避けて部分的に設けても、シート
を上フレーム40jに押圧することができる。押圧部材
40h,140hを、シート幅方向全域に配置する場合
には、パンチ40dを貫通させる孔を形成しておく必要
がある。押圧部材40h,140hは、本実施形態では
マイラーの様なシート状のものであるが、不図示のファ
ン(除露装置)などによって、パンチユニット40の入
口側で、シートを上フレーム40jに付勢する様にして
もよい。
【0054】
【発明の効果】本発明の除露装置は、押圧手段によって
シートを案内路の結露面に押圧するようになっているた
め、結露面の露をシートに染み込ませて除去し、結露が
水滴になることを防止して、シートに露が局部的に染み
込まないようにしているため、結露によるシートの品位
の低下を防止することができる。
【0055】本発明のシート処理装置は、除露装置の押
圧部材が、パンチ側の案内部材に押圧するようになって
いるため、パンチ側の案内部材に結露した露をシートに
染み込ませて除去し、結露が水滴になってシートに染み
込まないようにしてシートの品位の低下を防止するとと
もに、ダイの孔に対して押圧部材がシート搬送時のジャ
ンプ台となりダイの孔にシートが引っ掛かるようなこと
がなくなり、ジャムの発生を防止することができる。
【0056】本発明の画像形成装置は、シートに結露が
水滴になって染み込まないようにする除露装置を備えて
いるため、品質のよい、画像をシートに形成することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の除露装置を備えた画像形成
装置である複写機の概略正面断面図である。
【図2】本発明の実施形態の除露装置を備えたシート処
理装置の概略正面断面図である。
【図3】シート2枚排出時における先行シートをバッフ
ァパス内に滞留させた状態説明図である。
【図4】シート引き戻し時における揺動ガイド及びパド
ルの状態を示す要部拡大図である。
【図5】サイドガイドによるシートの幅整合状態を示す
図である。
【図6】本発明の実施形態の除露装置を備えたパンチユ
ニットの幅方向断面図である。
【図7】図6のパンチユニットの透過型センサの配置図
である。
【図8】フィニッシャユニットの制御系の概略を示すブ
ロック図である。
【図9】シート処理装置において、パンチモード時の横
レジ補正の制御の流れを示すフローチャートである。
【図10】シート処理装置において、パンチモード時の
搬送系の制御の流れを示すフローチャートである。
【図11】本発明の他の実施形態の除露装置を備えたパ
ンチユニットの幅方向断面図である。
【図12】図11のパンチユニットにおいて、除露装置
の部分を左側から見た図である。
【符号の説明】 P シート P1 シート P2 先行シート P3 後行シート 3 画像形成部(画像形成手段) 6 定着手段(発熱体) 40 パンチユニット(シート処理手段、孔明け装
置) 40d パンチ 40e 下フレーム(ダイ、ダイ側の案内部材) 40h 押圧部材(弾性板、除露装置) 40j 上フレーム(パンチ側の案内部材) 40ja 結露面 40k 固定ビス 40m ダイの孔 40n パンチの孔 44 シート案内路 100 複写機(画像形成装置) 101 複写機(画像形成装置)本体 102 シート処理装置 140h 押圧部材(弾性板、除露装置) 140p 長孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 毅 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2C058 AB18 AD01 AD03 AD04 AE02 AE09 2H033 AA14 AA39 BA10 BA12 2H072 GA02 JA04 3F101 FA01 FB08 FC07 FC19 FD01 LA02 LA05 LA07 LB03 3F108 GA01 GB07 HA02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱を発生する発熱体の熱によって加温さ
    れたシートを案内するシート案内路の結露面に前記シー
    トを押圧する押圧手段を備えたことを特徴とする除露装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の除露装置と、 前記シートに処理を施すシート処理手段と、を備え、 前記シート処理手段内に前記シート案内路が設けられて
    いることを特徴とするシート処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の除露装置と、 前記シートに処理を施すシート処理手段と、を備え、 前記シート処理手段内に前記シート案内路が設けられ、 前記シート処理手段が、パンチとダイによって前記シー
    トに孔を明ける孔明け手段であり、前記シート案内路が
    前記パンチと前記ダイとに沿った1対の案内部材を有
    し、前記押圧手段が前記パンチ側の案内部材に前記シー
    トを押圧する弾性板であり、前記結露面が前記パンチ側
    の案内部材であることを特徴とするシート処理装置。
  4. 【請求項4】 シートに画像を形成する画像形成手段
    と、 請求項1に記載の除露装置と、 前記シートに処理を施すシート処理手段と、を備え、 前記シート処理手段内に前記シート案内路が設けられて
    いることを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 シートにトナー像を形成する画像形成手
    段と、 前記トナー像が形成された前記シートを過熱加圧する定
    着手段と、 請求項1に記載の除露装置と、 前記シートに処理を施すシート処理手段と、を備え、 前記発熱体が前記定着手段であり、 前記シート処理手段が、パンチとダイによって前記シー
    トに孔を明ける孔明け手段であり、前記シート案内路が
    前記パンチと前記ダイとに沿った1対の案内部材を有
    し、前記押圧手段が前記パンチ側の案内部材に前記シー
    トを押圧する弾性板であり、前記結露面が前記パンチ側
    の案内部材であることを特徴とする画像形成装置。
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