JP2005064702A - 自動原稿搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は原稿の読取位置への搬送と読取開始までの待ち時間を削減して原稿読取の生産性を向上させる自動原稿搬送装置を提供する。
【解決手段】自動原稿搬送装置1は、画像読取装置50の本体制御部からの指示に基づいて、原稿台4上の原稿を1枚ずつ分離してスキャンラインSLに搬送するとともに、スキャンラインSLに原稿が停止すると、原稿停止信号を本体制御部に送信し、本体制御部が原稿停止信号に基づいて画像読取部段を駆動して原稿の読み取りを行わせ、読み取りの完了した原稿を、コンタクトガラス51から排出するが、このとき、原稿の給紙開始からスキャンラインSLに停止するまでの搬送停止時間から、本体制御部による画像読取部の駆動開始から読取可能までの助走時間を差し引いて、搬送停止通知タイミングを算出し、当該搬送停止通知タイミングに本体制御部へ原稿停止信号を送信する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動原稿搬送装置に関し、詳細には、原稿の読取位置への搬送と読取開始までの待ち時間を削減して原稿読取の生産性を向上させる自動原稿搬送装置に関する。
原稿台にセットされた原稿を1枚ずつ分離して読取位置に搬送する自動原稿搬送装置は、スキャナ、ファクシミリ装置、複写装置等の画像読取装置を本体装置として、当該本体装置に搭載され、本体装置の本体制御部との間で、予め決められたコマンドを授受することで、同期を取って、原稿の搬送と原稿の画像の読み取りを行っている。
自動原稿搬送装置は、原稿台上の原稿を読取位置に搬送させて停止させると、原稿の停止を示すコマンドを本体制御部に送信し、本体制御部は、原稿停止のコマンドを受信すると、画像読取部の駆動を開始させて、画像読取部を原稿読取位置まで移動させる間に読取に必要な移動速度を取得させる。すなわち、自動原稿搬送装置からの停止信号から原稿読取動作開始まで、必ず読取助走時間を必要とし、この読取助走時間が原稿読取の生産性を低下させる原因となっている。
そこで、本出願人は、先に、原稿の搬送量を本体装置に通知して、本体装置で、原稿の読み取りを開始するタイミングを調整する用紙給紙装置を提案している(特許文献1参照)。
特開2000−226134号公報
しかしながら、上述のような従来公報記載の自動原稿搬送装置にあっては、原稿の搬送量を本体装置に通知して、本体装置で、原稿の読み取りを開始するタイミングを調整しているため、本体装置側に、原稿の搬送量から読取タイミングを算出して制御する機構が必要となり、原稿の搬送量を通知しない自動原稿搬送装置を搭載している際には、正常に動作しないという自動原稿搬送装置と本体装置との組み合わせにおいて汎用性に欠けるという問題があった。
そこで、請求項1記載の発明は、原稿読取位置に停止する原稿の画像を画像読取手段を移動させて読み取る本体装置に搭載され、当該本体装置の本体制御手段からの指示に基づいて、原稿台上に載置された複数枚の原稿を1枚ずつ分離して原稿読取位置に搬送するとともに、少なくとも原稿読取位置に原稿が停止すると、当該原稿の停止を示す原稿停止信号を本体制御手段に送信し、当該本体制御手段が当該原稿停止信号に基づいて画像読取手段を駆動して、当該画像読取手段に原稿の読み取りを行わせ、当該読み取りの完了した原稿を、当該原稿読取位置から排出するに際して、原稿の給紙開始から原稿読取位置に停止するまでの搬送停止時間から、本体制御手段による画像読取手段の駆動開始から読取可能までの助走時間を差し引いて、搬送停止通知タイミングを算出し、当該算出した搬送停止通知タイミングに本体制御手段へ原稿停止信号を送信することにより、原稿が原稿読取位置に実際に停止するよりも早く原稿停止信号を送信し、本体制御手段に特別な制御機構を設けることなく、原稿読取の生産性を向上させて、利用性が良好で汎用性の高い自動原稿搬送装置を提供することを目的としている。
請求項2記載の発明は、原稿台から原稿読取位置に搬送する原稿の後端を検知してから原稿が停止するまでの表面レジスト量を任意に調整する表面レジスト量調整機能を設け、搬送停止時間から、当該表面レジスト量に相当する表面レジスト時間と助走時間とを差し引いて、搬送停止通知タイミングを算出し、当該算出した搬送停止通知タイミングに本体制御手段へ原稿停止信号を送信することにより、原稿の搬送量と表面レジスト量から最適な原稿読取開始タイミングを算出して、原稿が原稿読取位置に実際に停止するよりも早く原稿停止信号を送信し、本体制御手段に特別な制御機構を設けることなく、また、原稿の特性や湿度、温度等の使用環境による制限を受けることなく、原稿読取の生産性を向上させて、利用性がより一層良好で汎用性の高い自動原稿搬送装置を提供することを目的としている。
請求項3記載の発明は、原稿台から原稿読取位置を所定量通過した位置に搬送して、当該原稿を逆方向に戻して所定のガイド板に予め任意に設定された突き当て量で突き当てて原稿読取位置に停止させる突き当て機能を設け、搬送停止時間から、原稿読取位置を所定量通過した位置から原稿を逆方向に戻してガイド板へ突き当て量に応じた突き当てを完了するまでの突き当て時間と助走時間とを差し引いて、搬送停止通知タイミングを算出し、当該算出した搬送停止通知タイミングに本体制御手段へ原稿停止信号を送信することにより、原稿の搬送量と突き当て量から最適な原稿読取開始タイミングを算出して、原稿が原稿読取位置に実際に停止するよりも早く原稿停止信号を送信し、本体制御手段に特別な制御機構を設けることなく、また、原稿の実際の読み取り停止位置を外すことなく、原稿読取の生産性を向上させて、利用性がより一層良好で汎用性の高い自動原稿搬送装置を提供することを目的としている。
請求項4記載の発明は、突き当て動作を行うか否かを選択する選択手段で突き当て動作を実施することが選択されているときにのみ、搬送停止通知タイミングの算出において、搬送停止時間から突き当て時間を差し引くことにより、突き当て動作で折れたり、しわになる薄い原稿等の場合のように選択手段で突き当て動作が選択されないときには、突き当て時間を搬送停止通知タイミングの算出で組み込まないようにして、突き当て動作を行うか否かで、適切な原稿読取開始タイミングを算出して、原稿が原稿読取位置に実際に停止するよりも早い適切なタイミングで原稿停止信号を送信し、原稿読取の生産性を向上させて、利用性がより一層良好で汎用性の高い自動原稿搬送装置を提供することを目的としている。
請求項5記載の発明は、画像読取手段による原稿表面の読み取りの完了した原稿を、原稿読取位置から一旦搬送した後、表裏反転させて当該原稿読取位置に再度搬送する反転機構を設け、当該反転機構による原稿の反転位置から原稿読取位置に停止するまでの反転搬送停止時間から、助走時間を差し引いて、反転搬送停止通知タイミングを算出し、当該算出した反転搬送停止通知タイミングに本体制御手段へ原稿停止信号を送信することにより、原稿を反転させてから原稿が停止するまでの最適な原稿裏面読取開始タイミングを算出し、原稿読取位置に反転原稿が実際に停止するよりも早く原稿停止信号を送信し、本体制御手段に特別な制御機構を設けることなく、原稿裏面の読取の生産性を向上させて、利用性が良好で汎用性の高い自動原稿搬送装置を提供することを目的としている。
請求項6記載の発明は、反転位置から原稿読取位置方向に搬送する原稿を所定のガイド板に予め任意に設定された裏面突き当て量で突き当てる裏面突き当て機能を設け、反転搬送停止時間から、反転原稿の後端を反転位置付近の所定位置で検出した後当該原稿が裏面突き当て量に応じた突き当てを完了して停止するまでの裏面突き当て時間と助走時間を差し引いて、反転搬送停止通知タイミングを算出し、当該算出した反転搬送停止通知タイミングに本体制御手段へ原稿停止信号を送信することにより、原稿の搬送量と裏面突き当て量から最適な原稿読取開始タイミングを算出して、裏面原稿が原稿読取位置に実際に停止するよりも早く原稿停止信号を送信し、本体制御手段に特別な制御機構を設けることなく、また、原稿の特性や湿度、温度等の使用環境による影響を受けることなく、原稿読取の生産性を向上させて、利用性がより一層良好で汎用性の高い自動原稿搬送装置を提供することを目的としている。
請求項1記載の発明の自動原稿搬送装置は、原稿読取位置に停止する原稿の画像を画像読取手段を移動させて読み取る本体装置に搭載され、当該本体装置の本体制御手段からの指示に基づいて、原稿台上に載置された複数枚の原稿を1枚ずつ分離して前記原稿読取位置に搬送するとともに、少なくとも前記原稿読取位置に原稿が停止すると、当該原稿の停止を示す原稿停止信号を前記本体制御手段に送信し、当該本体制御手段が当該原稿停止信号に基づいて前記画像読取手段を駆動して、当該画像読取手段に原稿の読み取りを行わせ、当該読み取りの完了した原稿を、当該原稿読取位置から排出する排紙機構を備えた自動原稿搬送装置であって、前記原稿の給紙開始から前記原稿読取位置に停止するまでの搬送停止時間から、前記本体制御手段による前記画像読取手段の駆動開始から読取可能までの助走時間を差し引いて、搬送停止通知タイミングを算出し、当該算出した搬送停止通知タイミングに前記本体制御手段へ前記原稿停止信号を送信することにより、上記目的を達成している。
この場合、例えば、請求項2に記載するように、前記自動原稿搬送装置は、前記原稿台から前記原稿読取位置に搬送する原稿の後端を検知してから原稿が停止するまでの表面レジスト量を任意に調整する表面レジスト量調整機能を備え、前記搬送停止時間から、前記表面レジスト量に相当する表面レジスト時間と前記助走時間とを差し引いて、前記搬送停止通知タイミングを算出し、当該算出した搬送停止通知タイミングに前記本体制御手段へ前記原稿停止信号を送信するものであってもよい。
また、例えば、請求項3に記載するように、前記自動原稿搬送装置は、前記原稿台から前記原稿読取位置を所定量通過した位置に搬送して、当該原稿を逆方向に戻して所定のガイド板に予め任意に設定された突き当て量で突き当てて前記原稿読取位置に停止させる突き当て機能を備え、前記搬送停止時間から、前記原稿読取位置を所定量通過した位置から前記原稿を逆方向に戻して前記ガイド板へ前記突き当て量に応じた突き当てを完了するまでの突き当て時間と前記助走時間とを差し引いて、前記搬送停止通知タイミングを算出し、当該算出した搬送停止通知タイミングに前記本体制御手段へ前記原稿停止信号を送信するものであってもよい。
さらに、例えば、請求項4に記載するように、前記自動原稿搬送装置は、前記突き当て動作を行うか否かを選択する選択手段を備え、当該選択手段で前記突き当て動作を実施することが選択されているときにのみ、前記搬送停止通知タイミングの算出において、前記搬送停止時間から前記突き当て時間を差し引くものであってもよい。
また、例えば、請求項5に記載するように、前記自動原稿搬送装置は、前記画像読取手段による原稿表面の読み取りの完了した原稿を、前記原稿読取位置から一旦搬送した後、表裏反転させて当該原稿読取位置に再度搬送する反転機構を備え、当該反転機構による前記原稿の反転位置から前記原稿読取位置に停止するまでの反転搬送停止時間から、前記助走時間を差し引いて、反転搬送停止通知タイミングを算出し、当該算出した反転搬送停止通知タイミングに前記本体制御手段へ前記原稿停止信号を送信するものであってもよい。
さらに、例えば、請求項6に記載するように、前記自動原稿搬送装置は、前記反転位置から前記原稿読取位置方向に搬送する原稿を所定のガイド板に予め任意に設定された裏面突き当て量で突き当てる裏面突き当て機能を備え、前記反転搬送停止時間から、前記反転原稿の後端を前記反転位置付近の所定位置で検出した後当該原稿が前記裏面突き当て量に応じた突き当てを完了して停止するまでの裏面突き当て時間と前記助走時間を差し引いて、前記反転搬送停止通知タイミングを算出し、当該算出した反転搬送停止通知タイミングに前記本体制御手段へ前記原稿停止信号を送信するものであってもよい。
請求項1記載の発明の自動原稿搬送装置によれば、原稿読取位置に停止する原稿の画像を画像読取手段を移動させて読み取る本体装置に搭載され、当該本体装置の本体制御手段からの指示に基づいて、原稿台上に載置された複数枚の原稿を1枚ずつ分離して原稿読取位置に搬送するとともに、少なくとも原稿読取位置に原稿が停止すると、当該原稿の停止を示す原稿停止信号を本体制御手段に送信し、当該本体制御手段が当該原稿停止信号に基づいて画像読取手段を駆動して、当該画像読取手段に原稿の読み取りを行わせ、当該読み取りの完了した原稿を、当該原稿読取位置から排出するに際して、原稿の給紙開始から原稿読取位置に停止するまでの搬送停止時間から、本体制御手段による画像読取手段の駆動開始から読取可能までの助走時間を差し引いて、搬送停止通知タイミングを算出し、当該算出した搬送停止通知タイミングに本体制御手段へ原稿停止信号を送信するので、原稿が原稿読取位置に実際に停止するよりも早く原稿停止信号を送信することができ、本体制御手段に特別な制御機構を設けることなく、原稿読取の生産性を向上させて、利用性を向上させることができるとともに、汎用性を向上させることができる。
請求項2記載の発明の自動原稿搬送装置によれば、原稿台から原稿読取位置に搬送する原稿の後端を検知してから原稿が停止するまでの表面レジスト量を任意に調整する表面レジスト量調整機能を設け、搬送停止時間から、当該表面レジスト量に相当する表面レジスト時間と助走時間とを差し引いて、搬送停止通知タイミングを算出し、当該算出した搬送停止通知タイミングに本体制御手段へ原稿停止信号を送信するので、原稿の搬送量と表面レジスト量から最適な原稿読取開始タイミングを算出して、原稿が原稿読取位置に実際に停止するよりも早く原稿停止信号を送信することができ、本体制御手段に特別な制御機構を設けることなく、また、原稿の特性や湿度、温度等の使用環境による制限を受けることなく、原稿読取の生産性を向上させて、利用性をより一層向上させることができるとともに、汎用性を向上させることができる。
請求項3記載の発明の自動原稿搬送装置によれば、原稿台から原稿読取位置を所定量通過した位置に搬送して、当該原稿を逆方向に戻して所定のガイド板に予め任意に設定された突き当て量で突き当てて原稿読取位置に停止させる突き当て機能を設け、搬送停止時間から、原稿読取位置を所定量通過した位置から原稿を逆方向に戻してガイド板へ突き当て量に応じた突き当てを完了するまでの突き当て時間と助走時間とを差し引いて、搬送停止通知タイミングを算出し、当該算出した搬送停止通知タイミングに本体制御手段へ原稿停止信号を送信するので、原稿の搬送量と突き当て量から最適な原稿読取開始タイミングを算出して、原稿が原稿読取位置に実際に停止するよりも早く原稿停止信号を送信することができ、本体制御手段に特別な制御機構を設けることなく、また、原稿の実際の読み取り停止位置を外すことなく、原稿読取の生産性を向上させて、利用性をより一層向上させることができるとともに、汎用性を向上させることができる。
請求項4記載の発明の自動原稿搬送装置によれば、突き当て動作を行うか否かを選択する選択手段で突き当て動作を実施することが選択されているときにのみ、搬送停止通知タイミングの算出において、搬送停止時間から突き当て時間を差し引くので、突き当て動作で折れたり、しわになる薄い原稿等の場合のように選択手段で突き当て動作が選択されないときには、突き当て時間を搬送停止通知タイミングの算出で組み込まないようにして、突き当て動作を行うか否かで、適切な原稿読取開始タイミングを算出して、原稿が原稿読取位置に実際に停止するよりも早い適切なタイミングで原稿停止信号を送信することができ、原稿読取の生産性を向上させて、利用性をより一層向上させることができるとともに、汎用性を向上させることができる。
請求項5記載の発明の自動原稿搬送装置によれば、画像読取手段による原稿表面の読み取りの完了した原稿を、原稿読取位置から一旦搬送した後、表裏反転させて当該原稿読取位置に再度搬送する反転機構を設け、当該反転機構による原稿の反転位置から原稿読取位置に停止するまでの反転搬送停止時間から、助走時間を差し引いて、反転搬送停止通知タイミングを算出し、当該算出した反転搬送停止通知タイミングに本体制御手段へ原稿停止信号を送信するので、原稿を反転させてから原稿が停止するまでの最適な原稿裏面読取開始タイミングを算出し、原稿読取位置に反転原稿が実際に停止するよりも早く原稿停止信号を送信することができ、本体制御手段に特別な制御機構を設けることなく、原稿裏面の読取の生産性を向上させて、利用性をより一層向上させることができるとともに、汎用性を向上させることができる。
請求項6記載の発明の自動原稿搬送装置によれば、反転位置から原稿読取位置方向に搬送する原稿を所定のガイド板に予め任意に設定された裏面突き当て量で突き当てる裏面突き当て機能を設け、反転搬送停止時間から、反転原稿の後端を反転位置付近の所定位置で検出した後当該原稿が裏面突き当て量に応じた突き当てを完了して停止するまでの裏面突き当て時間と助走時間を差し引いて、反転搬送停止通知タイミングを算出し、当該算出した反転搬送停止通知タイミングに本体制御手段へ原稿停止信号を送信するので、原稿の搬送量と裏面突き当て量から最適な原稿読取開始タイミングを算出して、裏面原稿が原稿読取位置に実際に停止するよりも早く原稿停止信号を送信することができ、本体制御手段に特別な制御機構を設けることなく、また、原稿の特性や湿度、温度等の使用環境による影響を受けることなく、原稿読取の生産性を向上させて、利用性をより一層向上させることができるとともに、汎用性を向上させることができる。
以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施例は、本発明の好適な実施例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
図1〜図7は、本発明の自動原稿搬送装置の一実施例を示す図であり、図1は、本発明の自動原稿搬送装置の一実施例を適用した自動原稿搬送装置1の正面概略構成図である。
図1において、自動原稿搬送装置1は、筐体2内に、呼出・分離部10、給紙部20、搬送部30及び反転・排紙部40が配設されており、筐体2の下部に、自動原稿搬送装置1の適用される電子写真方式の複写装置等の画像読取装置50のコンタクトガラス51が設けられている。また、自動原稿搬送装置1は、筐体2の上部に排紙トレイ3が形成され、排紙トレイ3の上方に原稿台4が設けられている。
画像読取装置50の画像読取部は、コンタクトガラス51上の原稿読取位置に搬送されてきた原稿に図示しない光源から読取光を照射して、原稿で反射された原稿の画情報を含む反射光を光電変換素子で光電変換することで、原稿の画像を読み取る。
原稿台4上には、読取対象の原稿がセットされ、原稿台4には、当該セットされた原稿の幅を検出する原稿幅検知センサ5が設けられている。
呼出・分離部10は、呼出コロ11と分離コロ12等を備えており、呼出コロ11を図示しない呼出モータで回転駆動することで、原稿台4上にセットされた原稿を呼び出して、分離コロ12で、原稿を1枚のみ分離する。上記原稿幅検知センサ5は、この分離された原稿の主走査幅を検出する。
給紙部20は、プルアウトセンサ21、給紙ローラ22及びレジストセンサ23等を備えており、給紙ローラ22を図示しない給紙モータで回転駆動することで、呼出・分離部10から送り出されてきた原稿を、搬送部30に給紙する。給紙部20は、上記原稿の給紙時に、原稿の先端をレジストセンサ23で検知した後、原稿の後端部をプルアウトセンサ21で検知し、その間に駆動した給紙モータの回転量、例えば、ステップ数で、原稿の副走査長を算出する。
自動原稿搬送装置1は、給紙部20の算出した原稿の副走査長と上記原稿幅検知センサ5の検知した原稿の主走査長から原稿サイズを算出して、本体側の画像読取装置50の本体制御部52(図2参照)に通知する。また、自動原稿搬送装置1は、本体側の画像読取装置50から両面給紙指示が行われているときには、当該算出した原稿サイズが反転搬送可能なサイズであるかを判定し、反転搬送可能か否かの通知を行う。
給紙部20は、レジストセンサ23が原稿の後端部を検出すると、レジストセンサ23から画像読取装置50の画像読取部による走査開始位置であるスキャンラインSLまでの距離に相当する給紙モータの回転駆動量、例えば、ステップ数のカウントを行った後、給紙モータを停止させる。
搬送部30は、搬送ベルト31、搬送ローラ32及び複数のローラ33等を備えており、原稿後端部がスキャンラインSLにセットされた状態で、画像読取装置50の画像読取部がコンタクトガラス51上の原稿の画像を読み取ると、搬送ローラ32を図示しない搬送モータが回転駆動させて、搬送ベルト31を反時計方向に回転させて原稿を反転・排紙部40に搬送する。
反転・排紙部40は、排紙入口センサ41、反転ローラ42、反転切換爪43、排紙出口センサ44及び排紙ローラ45等を備えており、搬送ベルト31により原稿が搬送されてくると、同時に、反転ローラ42を図示しない排紙モータで回転駆動させて、排紙入口センサ41に到達した原稿を、反転切換爪43方向に搬送する。
反転・排紙部40は、反転動作を行う場合には、反転切換爪43を図示しない反転ソレノイドで反転経路側、すなわち、排紙ローラ45方向への通路を閉じる方向に駆動して、原稿を反転ローラ42の周囲に沿って反転経路上を搬送させる。
自動原稿搬送装置1は、反転・排紙部40により反転経路に入った原稿の先端部が排紙入口センサ41に到達すると、反転・排紙部40にさらに原稿を一定量だけ搬送させた後、搬送部30の搬送モータを逆転させて、搬送ベルト31を時計方向に逆転させ、反転経路から抜けて、再び、逆転する搬送ベルト31部分にさしかかった原稿をスキャンラインSL方向に搬送する。そして、この反転・排紙部40は、原稿の反転動作を行うことのできる原稿サイズに限界があり、その反転搬送可能な原稿サイズの上限サイズと下限サイズが予め自動原稿搬送装置1内に格納されている。
自動原稿搬送装置1は、原稿をスキャンラインSL方向に搬送して、当該スキャンラインSL側の原稿先端がスキャンラインSLに到達すると、搬送モータを停止させて、搬送ベルト31による原稿の逆送搬送を停止する。
原稿後端部がスキャンラインSLにセットされた状態で、画像読取装置50の画像読取部がコンタクトガラス51上の原稿の画像を読み取ると、自動原稿搬送装置1は、搬送モータを正転させて、搬送ベルト31を反時計方向に回転させて原稿を反転・排紙部40に搬送する。
反転・排紙部40は、搬送ベルト31により原稿が搬送されてくると、同時に、反転ローラ42を図示しない排紙モータで回転駆動させて、排紙入口センサ41に到達した原稿を、反転切換爪43方向に搬送する。
反転・排紙部40は、原稿を排紙する場合には、反転切換爪43を図示しない反転ソレノイドで排紙経路側、すなわち、排紙ローラ45方向への通路を開く方向に駆動して、原稿を排紙出口センサ44を通過させて排紙ローラ45へと搬送させ、排紙ローラ45が、原稿を排紙トレイ3上に排出させる。このとき、反転・排紙部40は、原稿の後端部が排紙出口センサ44を通過してから原稿の副走査長分(長さ分)だけカウントして、排紙モータを回転駆動させて排紙ローラ45で原稿を搬送することで、原稿の排紙トレイ3上への排出を行う。
上記自動原稿搬送装置1は、図2に示すように、回路ブロック構成されており、CPU(Central Processing Unit )101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103、エンジンI/O104、本体I/F105、各種デバイス106及び各種センサ107等を備えていて、CPU101、ROM102、RAM103、エンジンI/O104及び本体I/F105は、バス108で接続されている。
各種デバイス106は、上記呼出モータ、給紙モータ、搬送モータ、排紙モータ、給紙モータの駆動を接続/切断する給紙クラッチ、排紙モータの駆動を接続/切断する排紙クラッチ、反転ソレノイド等を総称したものであり、各種センサ107は、上記原稿幅検知センサ5、プルアウトセンサ21、レジストセンサ23、排紙入口センサ41、排紙出口センサ44等を総称したものである。
そして、本体I/F105には、本体側の画像読取装置(本体装置)50の本体制御部(本体制御手段)52が接続されており、本体I/F105は、バス108を介して、本体制御部52との間でデータを双方向に通信して、本体制御部52から自動原稿搬送装置1へのデータ受信や自動原稿搬送装置1から本体制御部52へのデータの送信を行う。特に、オペレータの操作に応じて、本体制御部52から自動原稿搬送装置1に、片面原稿の給紙開始指示、両面原稿の給紙開始指示、表面レジスト値と裏面レジスト値と突き当て量の指示、突き当てを行うか否かの切り換え情報等のコマンドが出力され、自動原稿搬送装置1から本体制御部52へは、原稿停止の情報と残紙情報及び自動原稿搬送装置1の各部のカバー状態情報、原稿ジャム情報、反転搬送不可の発生/解除等のコマンドが出力される。
エンジンI/O104に上記プルアウトセンサ21から排紙クラッチまでの各部が接続されていて、エンジンI/O104は、バス108を介して、これら各部とCPU101との間で情報の授受を行う。
自動原稿搬送装置1は、CPU101がROM102内のプログラムに基づいてRAM103をワークメモリとして利用しつつ自動原稿搬送装置1の各部を制御して、自動原稿搬送装置1としての処理を行うとともに、後述する原稿搬送制御処理を実行する。
CPU101は、プルアウトセンサ21の検知結果に基づいて、呼出・分離部10での分離ジャム原稿の監視と原稿給紙の待機位置の基準を判定し、レジストセンサ23の検出結果に基づいて、給紙部20での給紙ジャム原稿の監視と原稿の副走査長の判定及びスキャンラインSLまでの原稿搬送位置のカウントを行う。また、CPU101は、排紙入口センサ41の検出結果に基づいて、反転・排紙部40での滞留ジャム原稿の監視と反転タイミングのカウントを行い、排紙出口センサ44の検出結果に基づいて、排紙ジャム原稿の監視と排紙タイミングのカウントを行う。
そして、これらの原稿幅検知センサ5、プルアウトセンサ21、レジストセンサ23、排紙入口センサ41、排紙出口センサ44等の各種センサ107は、例えば、原稿搬送経路上に設けられたフォトセンサであり、原稿の有無を白から黒のアナログレベルの信号を2値データに変換したデジタル信号をエンジンI/O104を介してCPU101に出力して、CPU101が、ROM102内のプログラムに基づいて原稿の有無を決定して、結果をRAM103に格納する。
次に、本実施例の作用を説明する。本実施例の自動原稿搬送装置1は、原稿の搬送量から最適な原稿読取開始タイミングを算出し、原稿の読取位置停止を、実際の原稿停止よりも早く、本体制御部52に通知することで、原稿読取の生産性を向上させるところにその特徴がある。
まず、自動原稿搬送装置1による原稿搬送処理での原稿停止タイミングについて、図3及び図4に基づいて説明する。図3は、原稿表面読取時の原稿読取位置(スキャンラインSL)での原稿停止タイミングを示すタイミング図であり、自動原稿搬送装置1は、原稿台4から給紙した原稿の後端がレジストセンサ23を通過したタイミングをトリガーONとして、表面レジスト量Hrをモータ回転数を変えずに原稿の搬送を行う。この表面レジスト量Hrは、予め決められた表面レジスト量と本体制御部52から通知された表面レジスト量の調整値を反映したものである。
自動原稿搬送装置1は、表面レジスト量Hrが経過した後、スルーダウンを行い、一定時間のインターバルを経過した後、本体制御部52から突き当てモード指示がある場合は、モータを逆転させてスルーダウンを行う。
自動原稿搬送装置1は、モータが所定の回転数だけ回転すると、表面突き当て量Htだけ搬送させる。この表面突き当て量Htは、予め決められた表面突き当て量と本体制御部52から通知された表面突き当て量の調整値を反映した搬送量である。
自動原稿搬送装置1は、上記表面突き当て量Htを搬送した後、スルーダウンを行ってモータを停止させる。
そして、自動原稿搬送装置1は、トリガーONから原稿停止までの時間Ts1に対して、本体制御部52の読取助走時間Thjを差し引いた時間Ts2(Ts2=Ts1−Thj)を経過したタイミングで、本体制御部52に原稿停止の通知を行う。
一方、図4は、原稿裏面読取時の原稿読取位置(スキャンラインSL)での原稿停止タイミングを示すタイミング図であり、自動原稿搬送装置1は、反転・排紙部40で反転する原稿の後端が排紙入口センサ41を通過したタイミングをトリガーONとして、裏面レジスト量Brをモータ回転数を変えずに原稿の搬送を行う。この裏面レジスト量Brは、予め決められた裏面レジスト量である。
自動原稿搬送装置1は、裏面レジスト量Brが経過した後、スルーダウンを行い、一定時間のインターバルを経過した後、モータを逆転させて、スルーダウンを行う。そして、自動原稿搬送装置1は、モータが所定の回転数だけ回転すると、裏面突き当て量Btだけ搬送させる。この裏面突き当て量Btは、予め決められた裏面突き当て量と本体制御部52から通知された裏面突き当て量の調整値を反映した搬送量である。
自動原稿搬送装置1は、上記裏面突き当て量Btを搬送した後、スルーダウンを行ってモータを停止させる。
そして、自動原稿搬送装置1は、トリガーONから原稿停止までの時間Ts3に対して、本体制御部52の読取助走時間Tbjを差し引いた時間Ts4(Ts4=Ts2−Tbj)を経過したタイミングで、本体制御部52に原稿停止の通知を行う。
次に、表面原稿搬送時の原稿停止通知時間算出処理について、図5に基づいて説明する。自動原稿搬送装置1のCPU101は、図5に示すように、原稿後端がレジストセンサ23を通過したかをレジストセンサ23がオフしたかでチェックし(ステップS101)、原稿後端がレジストセンサ23を通過すると、まず、1ステップ当たりの所要時間を表すパラメータを変数Kに格納する(ステップS102)。次に、CPU101は、予め決められた表面レジストステップ数を変数REGに格納した後(ステップS103)、表面レジスト調整の有無の判定を行う(ステップS104)。この表面レジスト調整の有無の判定は、本体制御部52からの調整データを格納したRAM103に調整データがあるかどうか等に基づいて判定する。
ステップS104で、RAM103に調整データがあり、表面レジスト調整を行う場合には、CPU101は、変数Aに表面レジスト調整ステップ数のデータを格納し(ステップS105)、変数REGに当該変数A(表面レジスト調整ステップ数)を加算する(ステップS106)。この場合、表面レジスト調整データがマイナス値の場合には、ステップS106での処理は、減算となる。
次に、CPU101は、変数REGにパラメータの変数Kを乗算した結果を、変数REG_TIMEに格納し(ステップS107)、突き当て動作の有無を判定する(ステップS108)。この突き当て動作の有無は、本体制御部52カラーの指示を格納するRAM103のデータ等を確認することで判定する。
そして、上記ステップS104で、表面レジスト調整を行わないときには、CPU101は、上記表面レジスト調整ステップの設定を行うことなく、ステップS107に移行して、変数REGにパラメータの変数Kを乗算した結果を、変数REG_TIMEに格納し(ステップS107)、突き当て動作の有無を判定する(ステップS108)。
ステップS108で、突き当て動作を行うときには、CPU101は、まず、変数TUKI1に予め決められている突き当てステップ数を格納し(ステップS109)、本体制御部52から突き当て調整値の指定があるかチェックする(ステップS110)。
ステップS110で、突き当て調整値の指定があるときには、CPU101は、当該突き当て調整値(突き当て調整ステップ数)を変数Bに格納し(ステップS111)、変数TUKI1に当該突き当て調整値を格納した変数Bを加算する(ステップS112)。ただし、突き当て調整値がマイナスの場合には、ステップS112での処理は、減算となる。
次に、CPU101は、変数TUKI1にパラメータの変数Kを乗算した結果を、変数TUKI1_TIMEに格納し(ステップS113)、スルーダウン、スルーアップ及びインターバルに要する時間をその他所要時間として変数RUN1_TIMEに格納する(ステップS114)。
さらに、CPU101は、変数RUN1_TIMEからスキャナ助走時間を減算して、変数RUN1_TIMEとして格納する(ステップS115)。このスキャナ助走時間は、本体装置である画像読取装置50の画像読取部が、原稿の画像を読み取るために、駆動を開始してから原稿の読み取りを開始することができるまでに要する時間である。
そして、CPU101は、上記変数REG_TIMEと変数TUKI1_TIMEとステップS115で算出した変数RUN1_TIMEの合計を算出して、変数TIMEとして格納し、タイマーカウント処理の起動を行う(ステップS116)。
また、CPU101は、上記ステップS108で、突き当て動作突き当て動作を行わないときには、変数TUKI1をクリア(TUKI1=0)し(ステップS117)、ステップS113に移行して、変数TUKI1にパラメータの変数Kを乗算した結果を、変数TUKI1_TIMEに格納する処理から上記同様に処理する(ステップS113〜S116)。
さらに、ステップS110で、突き当て調整を行わないときには、CPU101は、突き当て調整処理を行うことなく、ステップS113に移行して、変数TUKI1にパラメータの変数Kを乗算した結果を、変数TUKI1_TIMEに格納する処理から上記同様に処理する(ステップS113〜S116)。
そして、自動原稿搬送装置1は、原稿を反転させてコンタクトガラス51上のスキャンラインSLに搬送して停止させる場合の原稿停止を本体制御部52へ通知するまでの時間の算出処理について、図6に基づいて説明する。
CPU101は、排紙入口センサ41がオフになったかをチェックすることで、原稿の後端が排紙入口センサ41を通過したかチェックし(ステップS201)、原稿の後端が排紙入口センサ41を通過すると、まず、1ステップ当たりの所要時間を表すパラメータを変数Kに格納する(ステップS202)。
次に、CPU101は、予め決められた裏面突き当てステップ数を変数TUKI2に格納した後(ステップS203)、裏面突き当て調整の有無を判定する(ステップS204)。CPU101は、この裏面突き当て調整の有無を、本体制御部52からの調整データを格納するRAM103に調整データが格納されているかどうかで判定し、本体制御部52が、画像読取装置50の操作部(選択手段)でのオペレータによる選択に基づいて、調整データの自動原稿搬送装置1のRAM103への転送・格納を行う。
ステップS204で、RAM103に調整データが格納されていて、裏面突き当て調整を行う場合には、CPU101は、変数Cに裏面突き当て調整ステップ数のデータを格納し(ステップS205)、変数TUKI2に当該変数Cを加算した結果を、変数TUKI2に格納する(ステップS206)。この場合、裏面突き当て調整値がマイナス値の場合には、ステップS206での処理は、減算となる。
次に、CPU101は、変数TUKI2にパラメータの変数Kを乗算した結果を変数TUKI2_TIMEに格納し(ステップS207)、スルーダウン、スルーアップ及びインターバルに要する時間をその他所要時間として変数RUN2_TIMEに格納する(ステップS208)。
上記ステップS204で、裏面突き当て調整を行わない場合には、CPU101は、突き当て調整処理を行うことなく、ステップS207に移行して、変数TUKI2にパラメータの変数Kを乗算した結果を変数TUKI2_TIMEに格納し(ステップS207)、スルーダウン、スルーアップ及びインターバルに要する時間をその他所要時間として変数RUN2_TIMEに格納する(ステップS208)。
さらに、CPU101は、変数RUN_TIMEからスキャナ助走時間を減算して、変数RUN_TIMEとして格納する(ステップS209)。このスキャナ助走時間は、本体装置である画像読取装置50の画像読取部が、原稿の画像を読み取るために、駆動を開始してから原稿の読み取りを開始することができるまでに要する時間である。
そして、CPU101は、上記変数TUKI2_TIMEと変数RUN2_TIMEの合計を算出して、変数TIMEとして格納し、タイマーカウント処理の起動を行う(ステップS210)。
次に、自動原稿搬送装置1は、上記図5で説明した表面原稿搬送時の原稿停止通知時間算出処理及び図6で説明した反転搬送時の原稿停止通知時間算出処理に基づく原稿停止通知タイマーカウント処理について、図7に基づいて説明する。
このタイマーカウント処理は、定期的な周期で発生する割り込みベクタプログラムに基づいて実行され、図5の表面原稿搬送時の原稿停止通知時間算出処理で算出された時間データの変数TIME及び図6で説明した反転搬送時の原稿停止通知時間算出処理で算出された時間データの変数TIMEをカウントダウンして、「0」になった時点で原稿停止を本体制御部52に送信する。
すなわち、CPU101は、インターバル割り込みが発生したかチェックし(ステップS301)、インターバル割り込みの発生がないときには、タイマーカウント処理を行うことなく処理を終了する。ステップS301で、インターバル割り込みの発生があると、CPU101は、時間データの変数TIMEが「0」であるか判定し(ステップS302)、変数TIMEが既に「0」であると、既に原稿停止の送信処理を完了していると判断して、今回のベクタプログラムの処理を終了する。
ステップS302で、変数TIMEが「0」ではなく、データが存在すると、CPU101は、変数TIMEから割り込み周期に相当する時間を差し引いて、再び変数TIMEに格納(TIME=TIME−1)し(ステップS303)、再度、変数TIMEが「0」であるか判定する(ステップS304)。
CPU101は、ステップS304で、変数TIMEが「0」ではなく、データが存在すると、まだ、原稿停止の送信タイミングではないと判断して、今回のベクタプログラムの処理を終了し、変数TIMEが「0」であると、通知タイミングであると判断して、原稿停止を示すコマンドを本体制御部52に送信して、処理を終了する(ステップS305)。
このように、本実施例の自動原稿搬送装置1は、コンタクトガラス51上のスキャンラインSLに停止する原稿の画像を画像読取部を移動させて読み取る本体装置である画像読取装置50に搭載され、画像読取装置50の本体制御部52からの指示に基づいて、原稿台4上に載置された複数枚の原稿を1枚ずつ分離してスキャンラインSLに搬送するとともに、少なくともスキャンラインSLに原稿が停止すると、当該原稿の停止を示す原稿停止信号を本体制御部52に送信し、本体制御部52が原稿停止信号に基づいて画像読取部段を駆動して、画像読取部に原稿の読み取りを行わせ、当該読み取りの完了した原稿を、コンタクトガラス51から排出するに際して、原稿の給紙開始からスキャンラインSLに停止するまでの搬送停止時間から、本体制御部52による画像読取部の駆動開始から読取可能までの助走時間を差し引いて、搬送停止通知タイミングを算出し、当該算出した搬送停止通知タイミングに本体制御部52へ原稿停止信号を送信している。
したがって、原稿がスキャンラインSLに実際に停止するよりも早く原稿停止信号を送信することができ、本体制御部52に特別な制御機構を設けることなく、原稿読取の生産性を向上させて、利用性を向上させることができるとともに、汎用性を向上させることができる。
また、本実施例の自動原稿搬送装置1は、原稿台4からスキャンラインSLに搬送する原稿の後端を検知してから原稿が停止するまでの表面レジスト量を任意に調整する表面レジスト量調整機能を設け、搬送停止時間から、当該表面レジスト量に相当する表面レジスト時間と助走時間とを差し引いて、搬送停止通知タイミングを算出し、当該算出した搬送停止通知タイミングに本体制御部52へ原稿停止信号を送信している。
したがって、原稿の搬送量と表面レジスト量から最適な原稿読取開始タイミングを算出して、原稿がスキャンラインSLに実際に停止するよりも早く原稿停止信号を送信することができ、本体制御部52に特別な制御機構を設けることなく、また、原稿の特性や湿度、温度等の使用環境による制限を受けることなく、原稿読取の生産性を向上させて、利用性をより一層向上させることができるとともに、汎用性を向上させることができる。
さらに、本実施例の自動原稿搬送装置1は、原稿台4からスキャンラインSLを所定量通過した位置に搬送して、当該原稿を逆方向に戻して所定のガイド板に予め任意に設定された突き当て量で突き当ててスキャンラインSLに停止させる突き当て機能を設け、搬送停止時間から、スキャンラインSLを所定量通過した位置から原稿を逆方向に戻してガイド板へ突き当て量に応じた突き当てを完了するまでの突き当て時間と助走時間とを差し引いて、搬送停止通知タイミングを算出し、当該算出した搬送停止通知タイミングに本体制御部52へ原稿停止信号を送信している。
したがって、原稿の搬送量と突き当て量から最適な原稿読取開始タイミングを算出して、原稿が原稿読取位置に実際に停止するよりも早く原稿停止信号を送信することができ、本体制御部52に特別な制御機構を設けることなく、また、原稿の実際の読み取り停止位置を外すことなく、原稿読取の生産性を向上させて、利用性をより一層向上させることができるとともに、汎用性を向上させることができる。
また、本実施例の自動原稿搬送装置1は、突き当て動作を行うことが選択されているときにのみ、搬送停止通知タイミングの算出において、搬送停止時間から突き当て時間を差し引いている。
したがって、突き当て動作で折れたり、しわになる薄い原稿等の場合のように、突き当て動作が選択されないときには、突き当て時間を搬送停止通知タイミングの算出で組み込まないようにして、突き当て動作を行うか否かで、適切な原稿読取開始タイミングを算出して、原稿がスキャンラインSLに実際に停止するよりも早い適切なタイミングで原稿停止信号を送信することができ、原稿読取の生産性を向上させて、利用性をより一層向上させることができるとともに、汎用性を向上させることができる。
さらに、本実施例の自動原稿搬送装置1は、画像読取部による原稿表面の読み取りの完了した原稿を、スキャンラインSLから一旦搬送した後、表裏反転させてスキャンラインSLに再度搬送する反転・排紙部40による原稿の反転位置からスキャンラインSLに停止するまでの反転搬送停止時間から、助走時間を差し引いて、反転搬送停止通知タイミングを算出し、当該算出した反転搬送停止通知タイミングに本体制御部52へ原稿停止信号を送信している。
したがって、原稿を反転させてから原稿が停止するまでの最適な原稿裏面読取開始タイミングを算出し、スキャンラインSLに反転原稿が実際に停止するよりも早く原稿停止信号を送信することができ、本体制御部52に特別な制御機構を設けることなく、原稿裏面の読取の生産性を向上させて、利用性をより一層向上させることができるとともに、汎用性を向上させることができる。
また、本実施例の自動原稿搬送装置1は、反転位置からスキャンラインSL方向に搬送する原稿を所定のガイド板に予め任意に設定された裏面突き当て量で突き当てる裏面突き当て機能を設け、反転搬送停止時間から、反転原稿の後端を反転位置付近の所定位置で検出した後当該原稿が裏面突き当て量に応じた突き当てを完了して停止するまでの裏面突き当て時間と助走時間を差し引いて、反転搬送停止通知タイミングを算出し、当該算出した反転搬送停止通知タイミングに本体制御部52へ原稿停止信号を送信している。
したがって、原稿の搬送量と裏面突き当て量から最適な原稿読取開始タイミングを算出して、裏面原稿がスキャンラインSLに実際に停止するよりも早く原稿停止信号を送信することができ、本体制御部52に特別な制御機構を設けることなく、また、原稿の特性や湿度、温度等の使用環境による影響を受けることなく、原稿読取の生産性を向上させて、利用性をより一層向上させることができるとともに、汎用性を向上させることができる。
以上、本発明者によってなされた発明を好適な実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
ファクシミリ装置、複写装置、スキャナ等の画像読取装置を本体装置として、原稿の読取効率を向上させる自動原稿搬送装置に適用することができる。
本発明の自動原稿搬送装置の一実施例を適用した自動原稿搬送装置の正面概略構成図。 図1の自動原稿搬送装置の要部回路ブロック図。 図1の自動原稿搬送装置の原稿表面での停止時のタイミングチャート。 図1の自動原稿搬送装置の原稿裏面での停止時のタイミングチャート。 図1の自動原稿搬送装置による表面原稿搬送時の原稿停止通知時間算出処理を示すフローチャート。 図1の自動原稿搬送装置による反転搬送時の原稿停止通知時間算出処理を示すフローチャート。 図1の自動原稿搬送装置による原稿停止通知タイマーカウント処理を示すフローチャート。
符号の説明
1 自動原稿搬送装置
2 筐体
3 排紙トレイ
4 原稿台
5 原稿幅検知センサ
10 呼出・分離部
11 呼出コロ
12 分離コロ
20 給紙部
21 プルアウトセンサ
22 給紙ローラ
23 レジストセンサ
30 搬送部
31 搬送ベルト
32 搬送ローラ
33 ローラ
40 反転・排紙部
41 排紙入口センサ
42 反転ローラ
43 反転切換爪
44 排紙出口センサ
45 排紙ローラ
50 画像読取装置
51 コンタクトガラス
SL スキャンライン
101 CPU
102 ROM
103 RAM
104 エンジンI/O
105 本体I/F
106 各種デバイス
107 各種センサ
108 バス

Claims (6)

  1. 原稿読取位置に停止する原稿の画像を画像読取手段を移動させて読み取る本体装置に搭載され、当該本体装置の本体制御手段からの指示に基づいて、原稿台上に載置された複数枚の原稿を1枚ずつ分離して前記原稿読取位置に搬送するとともに、少なくとも前記原稿読取位置に原稿が停止すると、当該原稿の停止を示す原稿停止信号を前記本体制御手段に送信し、当該本体制御手段が当該原稿停止信号に基づいて前記画像読取手段を駆動して、当該画像読取手段に原稿の読み取りを行わせ、当該読み取りの完了した原稿を、当該原稿読取位置から排出する排紙機構を備えた自動原稿搬送装置であって、前記原稿の給紙開始から前記原稿読取位置に停止するまでの搬送停止時間から、前記本体制御手段による前記画像読取手段の駆動開始から読取可能までの助走時間を差し引いて、搬送停止通知タイミングを算出し、当該算出した搬送停止通知タイミングに前記本体制御手段へ前記原稿停止信号を送信することを特徴とする自動原稿搬送装置。
  2. 前記自動原稿搬送装置は、前記原稿台から前記原稿読取位置に搬送する原稿の後端を検知してから原稿が停止するまでの表面レジスト量を任意に調整する表面レジスト量調整機能を備え、前記搬送停止時間から、前記表面レジスト量に相当する表面レジスト時間と前記助走時間とを差し引いて、前記搬送停止通知タイミングを算出し、当該算出した搬送停止通知タイミングに前記本体制御手段へ前記原稿停止信号を送信することを特徴とする請求項1記載の自動原稿搬送装置。
  3. 前記自動原稿搬送装置は、前記原稿台から前記原稿読取位置を所定量通過した位置に搬送して、当該原稿を逆方向に戻して所定のガイド板に予め任意に設定された突き当て量で突き当てて前記原稿読取位置に停止させる突き当て機能を備え、前記搬送停止時間から、前記原稿読取位置を所定量通過した位置から前記原稿を逆方向に戻して前記ガイド板へ前記突き当て量に応じた突き当てを完了するまでの突き当て時間と前記助走時間とを差し引いて、前記搬送停止通知タイミングを算出し、当該算出した搬送停止通知タイミングに前記本体制御手段へ前記原稿停止信号を送信することを特徴とする請求項1記載の自動原稿搬送装置。
  4. 前記自動原稿搬送装置は、前記突き当て動作を行うか否かを選択する選択手段を備え、当該選択手段で前記突き当て動作を実施することが選択されているときにのみ、前記搬送停止通知タイミングの算出において、前記搬送停止時間から前記突き当て時間を差し引くことを特徴とする請求項3記載の自動原稿搬送装置。
  5. 前記自動原稿搬送装置は、前記画像読取手段による原稿表面の読み取りの完了した原稿を、前記原稿読取位置から一旦搬送した後、表裏反転させて当該原稿読取位置に再度搬送する反転機構を備え、当該反転機構による前記原稿の反転位置から前記原稿読取位置に停止するまでの反転搬送停止時間から、前記助走時間を差し引いて、反転搬送停止通知タイミングを算出し、当該算出した反転搬送停止通知タイミングに前記本体制御手段へ前記原稿停止信号を送信することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の自動原稿搬送装置。
  6. 前記自動原稿搬送装置は、前記反転位置から前記原稿読取位置方向に搬送する原稿を所定のガイド板に予め任意に設定された裏面突き当て量で突き当てる裏面突き当て機能を備え、前記反転搬送停止時間から、前記反転原稿の後端を前記反転位置付近の所定位置で検出した後当該原稿が前記裏面突き当て量に応じた突き当てを完了して停止するまでの裏面突き当て時間と前記助走時間を差し引いて、前記反転搬送停止通知タイミングを算出し、当該算出した反転搬送停止通知タイミングに前記本体制御手段へ前記原稿停止信号を送信することを特徴とする請求項5記載の自動原稿搬送装置。
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