JPH09319248A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
- Publication number
- JPH09319248A JPH09319248A JP13378596A JP13378596A JPH09319248A JP H09319248 A JPH09319248 A JP H09319248A JP 13378596 A JP13378596 A JP 13378596A JP 13378596 A JP13378596 A JP 13378596A JP H09319248 A JPH09319248 A JP H09319248A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paper
- sheet
- fixing device
- image forming
- rotating member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Fixing For Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 用紙が定着装置内で異常走行した場合でも用
紙を除去できるようにすること。 【解決手段】 回転搬送式の定着装置を備える画像形成
装置において、定着装置１の回転部材２付近での用紙の
状態の検出素子１１，１２，１３と、用紙の異常状態の
検知により回転部材２の加圧部の上流側に用紙の引張代
を残す制御手段とを有する。
紙を除去できるようにすること。 【解決手段】 回転搬送式の定着装置を備える画像形成
装置において、定着装置１の回転部材２付近での用紙の
状態の検出素子１１，１２，１３と、用紙の異常状態の
検知により回転部材２の加圧部の上流側に用紙の引張代
を残す制御手段とを有する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転搬送式の定着
装置を備える画像形成装置に関する。
装置を備える画像形成装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の回転搬送式の定着装置は、ヒータ
ーを内蔵する定着ローラと、定着ローラに圧接した加圧
ローラと、両ローラの出側にローラに用紙が巻き付かな
いように設けられた剥離爪とから主としてなっている
（特開昭６３ー２１７３９０号参照）。
ーを内蔵する定着ローラと、定着ローラに圧接した加圧
ローラと、両ローラの出側にローラに用紙が巻き付かな
いように設けられた剥離爪とから主としてなっている
（特開昭６３ー２１７３９０号参照）。
【０００３】図５は従来の回転搬送式の定着装置の縦断
面図である。
面図である。
【０００４】定着装置１は、回転部材２とこの回転部材
２に接してニップ部３を形成する回転部材４が設けら
れ、回転部材２，３の用紙入側には上下に一対の案内板
５，６が設けられ、回転部材２，３の用紙出側には回転
部材２，３に用紙Ｐが巻き付かないように上下に一対の
剥離爪７が設けられている。
２に接してニップ部３を形成する回転部材４が設けら
れ、回転部材２，３の用紙入側には上下に一対の案内板
５，６が設けられ、回転部材２，３の用紙出側には回転
部材２，３に用紙Ｐが巻き付かないように上下に一対の
剥離爪７が設けられている。
【０００５】剥離爪７の後端に上下に一対の排出板８，
９が設けられ、排出板９の用紙出側には排出ローラ１０
が設けられ、排出ローラ１０の用紙出側には用紙検出素
子１１が設けられている。
９が設けられ、排出板９の用紙出側には排出ローラ１０
が設けられ、排出ローラ１０の用紙出側には用紙検出素
子１１が設けられている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】図６は図５に示す定着
装置において、回転部材に巻き付いた用紙の除却処理の
状態図である。
装置において、回転部材に巻き付いた用紙の除却処理の
状態図である。
【０００７】図６において、従来の回転搬送式の定着装
置１は、条件によっては、剥離爪７を備えていても用紙
Ｐを完全に剥離させることは困難であり、用紙Ｐが回転
部材２，３に巻き付いた時、用紙Ｐの引張代がない場合
や１回転以上巻き付いた場合には、使用者が用紙Ｐを除
却することは困難であり、専門の担当者に処理を委託し
なければならないなどの不具合があった。
置１は、条件によっては、剥離爪７を備えていても用紙
Ｐを完全に剥離させることは困難であり、用紙Ｐが回転
部材２，３に巻き付いた時、用紙Ｐの引張代がない場合
や１回転以上巻き付いた場合には、使用者が用紙Ｐを除
却することは困難であり、専門の担当者に処理を委託し
なければならないなどの不具合があった。
【０００８】また、剥離爪７に溜まったトナーが流れ出
して印字用紙を汚したり、回転部材２，３対して接触面
を磨耗させる等の不具合がある。
して印字用紙を汚したり、回転部材２，３対して接触面
を磨耗させる等の不具合がある。
【０００９】そこで、本発明は、用紙が定着装置内で異
常走行した場合でも、用紙を除却できるようにするた
め、用紙の引張代が残るようにするとともに、回転部材
に用紙が巻き付いた時に巻き付いた用紙が重ならないよ
うに制御でき、また、剥離爪を除去して、剥離爪から流
れ出るトナーによる汚れや定着回転部材の磨耗を防止で
きる画像形成装置を提供するものである。
常走行した場合でも、用紙を除却できるようにするた
め、用紙の引張代が残るようにするとともに、回転部材
に用紙が巻き付いた時に巻き付いた用紙が重ならないよ
うに制御でき、また、剥離爪を除去して、剥離爪から流
れ出るトナーによる汚れや定着回転部材の磨耗を防止で
きる画像形成装置を提供するものである。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明による回転搬送式
の定着装置を備える画像形成装置は、走行する用紙の状
態を検知する手段を有し、用紙が定着装置内で異常走行
状態になった時、用紙検出素子からの信号により制御素
子が用紙の引張代が残るように用紙の走行を制御し、ま
た、回転部材に用紙が巻き付いた時、用紙が回転部材上
で重ならないように制御する手段を有する。
の定着装置を備える画像形成装置は、走行する用紙の状
態を検知する手段を有し、用紙が定着装置内で異常走行
状態になった時、用紙検出素子からの信号により制御素
子が用紙の引張代が残るように用紙の走行を制御し、ま
た、回転部材に用紙が巻き付いた時、用紙が回転部材上
で重ならないように制御する手段を有する。
【００１１】
【発明の実施の形態】図１は本発明による定着装置の１
実施例の縦断面図である。
実施例の縦断面図である。
【００１２】定着装置１は、回転部材２とこの回転部材
２に接してニップ部３を形成する回転部材４が設けら
れ、回転部材２，３の用紙入側には用紙Ｐを案内する一
対の案内板５，６が上下に設けられ、回転部材２，３の
用紙出側には上下に一対の排出板８，９が設けられてい
る。
２に接してニップ部３を形成する回転部材４が設けら
れ、回転部材２，３の用紙入側には用紙Ｐを案内する一
対の案内板５，６が上下に設けられ、回転部材２，３の
用紙出側には上下に一対の排出板８，９が設けられてい
る。
【００１３】それぞれの排出板８，９には用紙検出素子
１２，１３が設けられ、排出板９の用紙出側には排出ロ
ーラ１０が設けられ、排出ローラ１０の用紙出側には用
紙検出素子１１が設けられている。
１２，１３が設けられ、排出板９の用紙出側には排出ロ
ーラ１０が設けられ、排出ローラ１０の用紙出側には用
紙検出素子１１が設けられている。
【００１４】用紙の状態の検出手段である用紙検出素子
１１，１２，１３としては、リードタイプのもの、フォ
トタイプのものいずれでも使用でき、応答の早いものが
よい。また、用紙検出素子１２，１３の取付位置は、時
間の関係からニップ部３の用紙排出後の近傍が好まし
い。
１１，１２，１３としては、リードタイプのもの、フォ
トタイプのものいずれでも使用でき、応答の早いものが
よい。また、用紙検出素子１２，１３の取付位置は、時
間の関係からニップ部３の用紙排出後の近傍が好まし
い。
【００１５】図２は、本発明による画像形成装置の定着
装置及び駆動系の回路図である。
装置及び駆動系の回路図である。
【００１６】定着装置１には電源１４からパワーリレー
１５及びリレー（ＳＳＲ）１６を経て電流が供給される
熱定着のための加熱ランプ１７、温度センサー１８及び
過熱防止スイッチ１９が設けられ、制御手段である制御
素子（ＣＰＵ）２０により加熱ランプ１７が制御され
る。
１５及びリレー（ＳＳＲ）１６を経て電流が供給される
熱定着のための加熱ランプ１７、温度センサー１８及び
過熱防止スイッチ１９が設けられ、制御手段である制御
素子（ＣＰＵ）２０により加熱ランプ１７が制御され
る。
【００１７】制御素子２０には、各用紙検出素子１１，
１２，１３の信号が入力し、各用紙検出素子１１，１
２，１３の信号の組合せにより用紙の状態を検知する。
１２，１３の信号が入力し、各用紙検出素子１１，１
２，１３の信号の組合せにより用紙の状態を検知する。
【００１８】また、制御素子２０は、検知された用紙の
状態により、用紙を搬送するための駆動モーター２１を
制御する。制御素子２０には、扉の開閉等のインターロ
ックスイッチ２２からの信号が入力する。
状態により、用紙を搬送するための駆動モーター２１を
制御する。制御素子２０には、扉の開閉等のインターロ
ックスイッチ２２からの信号が入力する。
【００１９】前記構成において、未定着の用紙Ｐは、定
着装置１の案内板５，６より回転部材２，４のニップ部
３に案内され、用紙Ｐの先端がニップ部３を通過後、用
紙検出素子１１，１２，１３により用紙走行が異常か否
かを即時に認識する信号を制御素子に発する。
着装置１の案内板５，６より回転部材２，４のニップ部
３に案内され、用紙Ｐの先端がニップ部３を通過後、用
紙検出素子１１，１２，１３により用紙走行が異常か否
かを即時に認識する信号を制御素子に発する。
【００２０】表１は、各用紙検知素子１１，１２，１３
の信号と用紙の状態の関係を示すもので、各用紙検知素
子１１，１２， １３の信号の組合せにより、用紙の状
態を検知することができる。
の信号と用紙の状態の関係を示すもので、各用紙検知素
子１１，１２， １３の信号の組合せにより、用紙の状
態を検知することができる。
【００２１】
【表１】 図３において、用紙検知素子１１，１２，１３の信号が
表１の異常ー１の状態となり、用紙Ｐが回転部材２に巻
き付いた状態を検知すると、回転部材２，４のニップ部
３より上流側に引張代Ｐ１が残るようにし、また、用紙
Ｐの先端が用紙Ｐと重ならないようにするため、駆動モ
ーター２１（図２）を静止させる。ここで、駆動モータ
ー２１を即時に静止させるために加負荷機構を設けても
よい。
表１の異常ー１の状態となり、用紙Ｐが回転部材２に巻
き付いた状態を検知すると、回転部材２，４のニップ部
３より上流側に引張代Ｐ１が残るようにし、また、用紙
Ｐの先端が用紙Ｐと重ならないようにするため、駆動モ
ーター２１（図２）を静止させる。ここで、駆動モータ
ー２１を即時に静止させるために加負荷機構を設けても
よい。
【００２２】用紙後端の引張代Ｐ１が残るようにする手
段としては、表１の各用紙検知素子１１，１２，１３の
信号の組合せにより、用紙走行が異常と検出した際、用
紙走行方向の長さをｌ0とした場合、図３に示すｌ1及び
ｌ2の関係が必ずｌ1＞ｌ2となるように異常時の走行分
（ｌ0−ｌ1）を制御する。
段としては、表１の各用紙検知素子１１，１２，１３の
信号の組合せにより、用紙走行が異常と検出した際、用
紙走行方向の長さをｌ0とした場合、図３に示すｌ1及び
ｌ2の関係が必ずｌ1＞ｌ2となるように異常時の走行分
（ｌ0−ｌ1）を制御する。
【００２３】また、用紙が重ならないようにする手段と
しては、表１により用紙走行が異常と検出した際、異常
ー１は用紙検出素子１３がＯＮ検知直後に、異常ー３は
用紙検知素子１１が所定の時間にＯＮにならないとき、
即時に駆動を静止させる。なお、用紙検知素子１１の位
置は、回転部材１２，１３の外周長より短いｌ3で設定
するものとし、回転部材は、用紙の走行速さ、検出手段
及び制御手段の応答性等から、円周長４０ｍｍ以上とす
るのが好ましい。
しては、表１により用紙走行が異常と検出した際、異常
ー１は用紙検出素子１３がＯＮ検知直後に、異常ー３は
用紙検知素子１１が所定の時間にＯＮにならないとき、
即時に駆動を静止させる。なお、用紙検知素子１１の位
置は、回転部材１２，１３の外周長より短いｌ3で設定
するものとし、回転部材は、用紙の走行速さ、検出手段
及び制御手段の応答性等から、円周長４０ｍｍ以上とす
るのが好ましい。
【００２４】図４は、本発明において、アコーデオンジ
ャムの用紙を除却する状態を示す概略図である。
ャムの用紙を除却する状態を示す概略図である。
【００２５】図４において、用紙検知素子１１，１２，
１３の信号が表１の異常ー２の状態となり、用紙Ｐが回
転部材１２，１３の出側でアコーデオンジャムの状態を
検知すると、回転部材２，４のニップ部３より上流側に
引張代Ｐ１が残るように駆動モーター２１（図２）を静
止させる。
１３の信号が表１の異常ー２の状態となり、用紙Ｐが回
転部材１２，１３の出側でアコーデオンジャムの状態を
検知すると、回転部材２，４のニップ部３より上流側に
引張代Ｐ１が残るように駆動モーター２１（図２）を静
止させる。
【００２６】
【発明の効果】用紙の異常走行時においても、使用者が
容易に用紙の除去を可能にするため、少ないケースのた
めに必要としていた剥離爪を削除することが可能とな
り、剥離爪から流れ出るトナーによる画質欠陥がなくな
ることと、回転部材の磨耗についても問題が解消する。
容易に用紙の除去を可能にするため、少ないケースのた
めに必要としていた剥離爪を削除することが可能とな
り、剥離爪から流れ出るトナーによる画質欠陥がなくな
ることと、回転部材の磨耗についても問題が解消する。
【００２７】また、上下の剥離爪を必要としなくなるた
め、大幅なコストダウンにつながる。
め、大幅なコストダウンにつながる。
【図１】本発明による定着装置の１実施例の縦断面図で
ある。
ある。
【図２】本発明による画像形成装置の定着器及び駆動系
の回路図である。
の回路図である。
【図３】本発明において、回転部材に巻き付いた用紙を
除却する状態を示す概略図である。
除却する状態を示す概略図である。
【図４】本発明において、アコーデオンジャムの用紙を
除却する状態を示す概略図である。
除却する状態を示す概略図である。
【図５】従来の回転搬送式の定着装置の縦断面図であ
る。
る。
【図６】図５に示す定着装置において、回転部材に巻き
付いた用紙の除却処理の状態図である。
付いた用紙の除却処理の状態図である。
１ 定着装置 ２ 回転部材 ３ ニップ部 ４ 回転部材 ５，６ 案内板 ７ 剥離爪 ８，９ 排出板 １０ 排出ローラ １１，１２，１３ 用紙検出素子 １４ 電源 １５ パワーリレー １６ リレー（ＳＳＲ） １７ ヒーター １８ 温度センサー １９ 過熱防止スイッチ ２０ 制御素子（ＣＰＵ） ２１ 駆動モーター Ｐ 用紙 Ｐ１ 引張代
Claims (6)
- 【請求項１】 回転搬送式の定着装置を備える画像形成
装置において、定着装置の回転部材付近での用紙の状態
の検出手段と、用紙の異常状態の検知により回転部材の
加圧部の上流側に用紙の引張代を残す制御手段とを有す
ることを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項２】 回転搬送式の定着装置を備える画像形成
装置において、定着装置の回転部材付近での用紙の状態
の検出手段と、用紙が定着回転部材に巻き付いた異常状
態の検知により用紙の先端が回転部材でその用紙と重な
らないようにすると共に、回転部材の加圧部の上流側に
用紙の引張代を残す制御手段とを有することを特徴とす
る画像形成装置。 - 【請求項３】 制御手段が回転部材を静止させる制御手
段であることを特徴とする請求項１又は２記載の画像形
成装置。 - 【請求項４】 制御手段が用紙を静止させる制御手段で
あることを特徴とする請求項１又は２記載の画像形成装
置。 - 【請求項５】 回転部材は円周長が４０ｍｍ以上である
ことを特徴とする請求項１、２、３又は４記載の画像形
成装置。 - 【請求項６】 定着装置が剥離爪を備えていないことを
特徴とする請求項１、２、３、４及び５記載の画像形成
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13378596A JPH09319248A (ja) | 1996-05-28 | 1996-05-28 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13378596A JPH09319248A (ja) | 1996-05-28 | 1996-05-28 | 画像形成装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09319248A true JPH09319248A (ja) | 1997-12-12 |
Family
ID=15112953
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13378596A Pending JPH09319248A (ja) | 1996-05-28 | 1996-05-28 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09319248A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007298964A (ja) * | 2006-04-06 | 2007-11-15 | Canon Inc | 画像形成装置 |
| JP2017146501A (ja) * | 2016-02-18 | 2017-08-24 | キヤノンファインテック株式会社 | シート搬送装置、画像形成装置、及びその制御方法 |
-
1996
- 1996-05-28 JP JP13378596A patent/JPH09319248A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007298964A (ja) * | 2006-04-06 | 2007-11-15 | Canon Inc | 画像形成装置 |
| JP2017146501A (ja) * | 2016-02-18 | 2017-08-24 | キヤノンファインテック株式会社 | シート搬送装置、画像形成装置、及びその制御方法 |
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