JPH07121049A - シート材剥離装置 - Google Patents

シート材剥離装置

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JPH07121049A
JPH07121049A JP5263230A JP26323093A JPH07121049A JP H07121049 A JPH07121049 A JP H07121049A JP 5263230 A JP5263230 A JP 5263230A JP 26323093 A JP26323093 A JP 26323093A JP H07121049 A JPH07121049 A JP H07121049A
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JP
Japan
Prior art keywords
sheet material
peeling
rolling element
jam
heating roller
Prior art date
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Pending
Application number
JP5263230A
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English (en)
Inventor
Satoshi Misawa
聡 三澤
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP5263230A priority Critical patent/JPH07121049A/ja
Publication of JPH07121049A publication Critical patent/JPH07121049A/ja
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  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シート材が所定の部品としての転動体に巻き
ついたような場合にも、簡単な機構でこのシート材を容
易に剥離できるようにする。 【構成】 加熱ローラ15の外周を記録紙51が一部重
複して巻きつくような直径に設定しておく。そして、記
録紙51が図のように巻きついたら、剥離爪26を記録
紙51の重複した部分に割り込ませて剥離を行う。剥離
爪26は通常の剥離時には他の角度で加熱ローラ15と
接触するようになっている。記録紙51の重ね合わされ
た部分では加熱ローラ15と接触した部分と比べて記録
紙51の剥離を容易に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子複写機やレーザビ
ームプリンタ等の画像形成装置のローラ等の転動体から
シート材を剥離するために使用するシート材剥離装置に
係わり、特に定着ローラ等のローラの表面に巻きついた
シートを簡単に剥離できるようにしたシート材剥離装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置の多くは画像を印字用紙等
のシート材上にトナー像等の形で記録し、これを定着し
ている。シート材にトナー像を転写した場合には、定着
ローラと加圧ローラを対にした定着装置のニップ部にこ
れを通してトナーをシート材に融着させ画像の定着を行
うことが一般に行われている。この定着の段階で定着ロ
ーラの表面には、溶融状態のトナー像が接触することに
なるので、シート材がこれに巻きつく場合が存在する。
【0003】そこで、従来からこのような事故への対策
が採られている。巻きつきを防止する手法としては、定
着ローラのニップ部以外の位置に爪を接触させておき、
シート材の先端が巻きつきかけたら、この爪によって強
制的に剥離することが有効である。それにもかかわらず
巻きつきが発生してしまうことがある。その対策として
例えば特開平3−43266号公報では、シート材が定
着ローラに巻きついた場合のように所定のジャムが発生
したときには、オペレータが定着ローラを逆回転させる
ように指示し、この逆回転によってジャムの除去を行う
ようにしている。特開平4−174485号公報でも、
定着ローラの逆回転を行っている。ここでは、加熱ロー
ラに張りついたシート材を分離する分離板をシート材の
進入側に設けている。そして、その分離板の先端をニッ
プ部に近い位置で定着ローラの外周に近接あるいは当接
させており、巻きついたシート材の分離を行うようにな
っている。
【0004】また、特開平2−286540号公報で
は、これらの従来技術と同様にジャム発生時に定着ロー
ラを逆回転させ、更にジャム解除後の印字装置のイニシ
ャライズ時にもジャムの生じたときと反対方向に搬送動
作を行うようにしている。
【0005】
【発明の解決しようとする課題】このように従来では、
定着ローラ等のローラにシート材が巻きついたときには
このローラを逆回転させてシート材をその進入側に返送
している。定着ローラの場合に話しを戻すと、そのシー
ト材の後端付近にトナーがあまり付着していないときに
は、定着ローラ表面からのシート材の剥離は比較的良好
に行うことができる。しかしながら、シート材の後端が
黒い画像部分でトナーが多く存在しているような場合に
は、シート材がローラ表面に比較的強く付着しているの
で、剥離が失敗する可能性もあった。また、シート材の
進入側にこれを返送する場合には、この進入側に配置さ
れているシート材搬送装置も同様に逆回転させる必要が
あり、通常の剥離機構とは別に逆回転時の剥離機構を設
ける必要もあった。更に逆回転のための機構のみならず
分離板等の他の機構を付加した装置の場合には、機構が
それだけ複雑化し、コストアップとなるばかりでなく、
これらによってもシート材を完全に剥離することはでき
ないという問題があった。
【0006】そこで、このような従来のシート材剥離装
置であっても、なにかの時にはオペレータが定着ローラ
からシート材を直接剥離する必要があった。しかしなが
ら、剥離を自動的に行う装置でそれが失敗しオペレータ
の登場が必要とされる場合には、シート材が定着ローラ
に強力に付着していることが原因であることが多い。し
たがって、オペレータが剥離に直接関与するようになっ
たとしても、シート材の除去を簡単かつ確実に行うこと
は困難であった。また、定着ローラへのシート材の巻き
つきの場合にはローラ表面がかなりの高温に加熱されて
いるので、オペレータがシート材を直接剥離することは
非常に危険な作業となるという問題もあった。
【0007】以上、定着ローラを中心としてローラにシ
ート材が巻きついた場合を説明したが、画像形成装置の
中の感光体やシート材の送りローラについても同様な問
題が発生した。また、シート材の剥離の対象は、ローラ
に限られるものではなく、感光体ベルトのようにシート
材と接触しこれに巻きつくおそれのある他の転動体につ
いても同様の問題が発生した。
【0008】そこで本発明の目的は、シート材が所定の
部品に巻きついたような場合にも、簡単な機構でこのシ
ート材を容易に剥離することのできるシート材剥離装置
を提供することにある。
【0009】本発明の他の目的は、シート材が所定の部
品に巻きついたような場合にこれを剥離する剥離爪を通
常の剥離時と兼用することのできるシート材剥離装置を
提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、記録紙等のシート材の搬送路と、この搬送路の一部
に配置されシート材の搬送方向の長さよりも外周の長さ
が短い定着ローラ等の転動体と、この転動体にシート材
が巻きついたときこれを検出するジャム検出手段と、こ
のジャム検出手段がジャムの検出を行ったとき、所定の
タイミングで転動体を逆回転させる逆回転手段と、逆回
転中の転動体と接触しシート材の重ね合わされた部位に
割り込んでこのシート材を転動体表面から剥離する剥離
手段とをシート材剥離装置に具備させる。
【0011】すなわち請求項1記載の発明では、シート
材の搬送方向の長さよりもこれが巻きついたときの転動
体の外周の長さを短く設定しておいて、巻きつきが行わ
れた際にはシート材同士が重ね合わされるようにしてお
く。そして、巻きつき(ジャム)が生じた場合には、転
動体を逆転させると共に、このシート材同士の重ね合わ
された部分に剥離爪等からなる剥離手段を割り込ませ、
これによってシート材を転動体表面から剥離させるよう
にしている。
【0012】請求項2記載の発明では、記録紙等のシー
ト材の搬送路と、この搬送路の一部に配置されシート材
の搬送方向の長さよりも外周の長さが短い定着ローラ等
の転動体と、この転動体にシート材が巻きついたときこ
れを検出するジャム検出手段と、通常は転動体を通常の
搬送方向に回転させ、このジャム検出手段がジャムの検
出を行ったときには、所定のタイミングで転動体を逆回
転させる双方向回転制御手段と、それ自体回動自在で移
動体が通常方向に回転しているとき転動体表面と第1の
角度で接触し、移動体が逆方向に回転しているときには
転動体表面と第1の角度とは異なる第2の角度で接触す
る剥離爪とをシート材剥離装置に具備させる。
【0013】すなわち請求項2記載の発明では、シート
材の搬送方向の長さよりもこれが巻きついたときの転動
体の外周の長さを短く設定しておいて、巻きつきが行わ
れた際にはシート材同士が重ね合わされるようにしてお
く。そして、転動体表面と二つの異なった角度で接触す
る剥離爪を用意しておき、巻きつきが生じた場合には、
転動体を逆転させると共に、正常時における角度とは異
なる予め定めた角度で剥離爪を転動体表面に接触させる
ようにして、シート材同士の重ね合わされた部分から剥
離爪でシート材の剥離を行うようにしている。
【0014】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0015】図1は本発明の一実施例におけるシート材
剥離装置を適用したプリンタの要部としての定着装置と
その周辺部分を表わしたものである。筐体11の内部に
は、カバー部材12によって熱的に外部と隔離した定着
装置本体13が収容されている。この定着装置本体13
は内部に熱源を有する加熱ローラ15と、これに所定の
圧力で転接する加圧ローラ16を備えている。プリンタ
の図示しない前段部分でトナー像の転写された図示しな
い記録紙は、加熱ローラ15と加圧ローラ16を挟んで
定着装置本体13を斜めに横切るように配置されたガイ
ド板17、18に沿ってその入口19から出口21に向
かって斜め上方に搬送されるようになっている。
【0016】定着装置本体13内部における入口19の
近傍には、記録紙が挿入されたことを検知するための入
口センサ22が配置されている。また、加熱ローラ15
の周囲でカバー部材12の上部側には、記録紙の巻きつ
きを検出するための巻きつきシートセンサ23が配置さ
れている。更に、巻きつきシートセンサ23とガイド板
18の間には、加熱ローラ15および加圧ローラ16と
同軸に剥離爪軸25が配置されており、剥離爪26が取
りつけられている。これら加熱ローラ15および加圧ロ
ーラ16の直径を共にRとすると、これらのローラ1
5、16の間を定着のために通過する記録紙の最短の長
さLに対してこれらは次の(1)式を満足するように直
径Rが設定されている。
【0017】R×3.14>L …(1)
【0018】加熱ローラ15と加圧ローラ16は、図示
しない可逆モータによって正転あるいは逆転するように
なっている。剥離爪軸25は、加熱ローラ15の回転す
る方向に応じた回転方向で回動する力を与えられるよう
になっている。剥離爪軸25には剥離爪26の基部が取
りつけられており、剥離爪軸25の回転方向に応じて図
で実線で示した位置に配置されるか点線で示した位置に
配置されるようになっている。図で実線で示した位置
は、加熱ローラ15が正転したときに記録紙の先端を加
熱ローラ15から剥離する際のものである。これよりも
上方の点線で示した位置は、加熱ローラ15が逆転した
ときに加熱ローラ15に巻きついた記録紙を剥離する際
のものである。それぞれの場合に、剥離爪26の先端は
加熱ローラ15に僅かな圧力で接触するようになってい
る。
【0019】定着装置本体13の外部に延出したガイド
板18の延長上には、1対の排出ローラ31、32が配
置されており、定着の終了した記録紙を筐体11の排出
口33に取り付けられた排出トレイ34上に排出するよ
うになっている。1対の排出ローラ31、32の出口側
近傍には、記録紙の排出をチェックするための排出セン
サ35が配置されている。
【0020】図2は、図1で示した定着装置の要部を断
面で表わしたものである。この図を用いて加熱ローラ1
5の回転によって剥離爪26のこれに対する接触位置が
切り替わる様子を説明する。加熱ローラ15は加熱ロー
ラ軸受41によってカバー部材12に回転自在に取りつ
けられており、その回転軸42の先端部分には駆動ギア
43が取りつけられている。また、カバー部材12に剥
離爪軸受45によって回動自在に支持された剥離爪軸2
5の一端には、駆動ギア43と歯合する従動ギア46が
フリクション機構47を介して取りつけられている。
【0021】したがって、加熱ローラ15が正転すると
剥離爪26が図1で実線の位置まで回転するまで剥離爪
軸25が正方向に回転し、以後、剥離爪26の先端は加
熱ローラ15の外周に所定の圧力で押し当てられること
になる。
【0022】図3は、この通常動作時における記録紙の
剥離動作を説明するためのものである。加熱ローラ15
は図で矢印方向(時計方向)に回転しており、剥離爪2
6は図3に示したように加熱ローラ15の比較的下方の
外周位置にその先端を接触させている。したがって、ガ
イド板17、18を斜め上方向に搬送される記録紙51
の、先端や途中の部分が加熱ローラ15に巻きつきかけ
ると、剥離爪26がこれを阻止し、巻きつきを防止する
ことになる。
【0023】一方、記録紙51が図3に示した剥離爪2
6によっては剥離されず、加熱ローラ15に巻きついて
いくと、図1に示した巻きつきシートセンサ23がこれ
を検出する。これによってプリンタは加熱ローラ15に
おける記録紙の巻きつきを検出し、可逆モータの正転を
停止させると共に、この逆転を開始させる。すると、駆
動ギア43、従動ギア46およびフリクション機構47
を介して剥離爪軸25が逆方向に回転を開始し、剥離爪
26の先端は図1で点線で示す軌跡を描いて加熱ローラ
15のより上方の外周部分に接触することになる。これ
以後、可逆モータが逆回転している間、剥離爪26の先
端は加熱ローラ15の外周に一定の圧力で接触すること
になる。
【0024】図4は、記録紙が巻きついて加熱ローラの
回転が停止した状態を表わしている。剥離爪26はまだ
図3の通常状態の位置にある。前記したように加熱ロー
ラ51の外周の長さは記録紙51の送り方向の長さより
も短くなっている。したがって、加熱ローラ51には記
録紙51の一部が重ね合わされたようにして巻きついて
いる。
【0025】図5は、加熱ローラが逆転を開始して記録
紙の剥離が開始した状態を表わしたものである。記録紙
51の後端部分は先端部分に重なっており、この部分に
はトナーが転写されていない可能性が高い。また、記録
紙51自身同士の方が記録紙51と加熱ローラ15の接
触よりもよりその剥離に要する力が少なくて済む。した
がって、加熱ローラ15が逆転すると、その比較的上方
の位置に先端を配置した剥離爪26によって記録紙51
はその後端から順に剥離されることになる。
【0026】加熱ローラ15の逆転時に剥離の行われた
記録紙51は、図1に示したガイド板18にそって斜め
上方に向かって搬送され、図1に示した排出トレイ34
上に排出されることになる。この排出動作が完了し、更
にシートセンサ23が加熱ローラ15上に記録紙が存在
しないことを確認したら、加熱ローラ15の逆転動作が
終了し、プリンタは正常時の作業を再開することにな
る。
【0027】図6は、以上説明したプリンタの回路構成
の要部を表わしたものである。このプリンタは各種制御
の中枢となるCPU(中央処理装置)61を備えてい
る。CPU61はデータバス等のバス62を通じて装置
内の各部と接続されている。このうちROM63は、こ
のプリンタの各種制御のためのプログラムを格納したリ
ード・オンリ・メモリである。RAM64は、これらの
制御を行うときに一時的に必要となるデータを格納する
ランダム・アクセス・メモリである。センサ入力回路6
5は、各種センサの検出した信号を入力する回路であ
り、図1に示した入口センサ22、シートセンサ23お
よび排出センサ35等のセンサと接続されている。可逆
モータ駆動回路66は、加熱ローラ15の駆動を行うた
めの前記した可逆モータ67を駆動する回路である。温
度制御回路68は、加熱ローラ15内に組み込まれたヒ
ータ69を制御して加熱ローラ15の表面を定着に好適
な温度に制御するための回路である。時計回路71は、
後に説明する時間t1 およびt 2 を測定するための回路
である。
【0028】図7は、加熱ローラが正転を行っている状
態で記録紙が巻きついたときのその回転制御の様子を表
わしたものである。シートセンサ23が記録紙51の巻
きつきを検出したら(ステップS101;Y)、CPU
61は時間t1 の測定を開始し、測定が終了したら(ス
テップS102;Y)可逆モータ駆動回路66を制御し
て可逆モータ67の逆転を開始させる(ステップS10
3)。なお、このとき定着装置本体13の給紙側に搬送
中の記録紙が存在する場合には、これらの搬送を一時的
に停止させる等の措置をとることが必要である。時間t
1 を測定することにしたのは、該当の記録紙を加熱ロー
ラ15に積極的に巻きつかせ、その除去を容易にするた
めである。
【0029】可逆モータ67の逆転は、このときから時
間t2 が経過するまで行われる(ステップS104)。
これは、剥離爪26の位置の移動と図5で説明した剥離
動作が完了するまで可逆モータ67を逆転させる必要が
あるからである。時間t2 が経過したら、シートセンサ
23によって記録紙51が加熱ローラ15から除去され
ているかどうかの確認を行う(ステップS105)。シ
ートセンサ23が記録紙51を検知しなければ(N)、
可逆モータ67を再び正転させて(ステップS10
6)、次のプリント動作に備えることになる。シートセ
ンサ23が記録紙51を検知した場合には(ステップS
105;Y)、時間t2 の計時動作を再び初期状態に戻
し(ステップS107)、再びステップS103に戻っ
て記録紙51の剥離動作を試みることになる。
【0030】以上説明した実施例では加熱ローラに記録
紙が巻きついた場合を説明したが、他のローラあるいは
ベルト等の転動体に用紙が巻きついたときにも本発明を
同様に適用することができることは当然である。また、
実施例では剥離爪を回動自在にして転動体と接触する角
度を2通りに切り替えるようにしたが、ソレノイドある
いはモータ等の他の手法を用いて、個別に設けられた剥
離手段あるいは兼用タイプの剥離手段をシート材の重ね
合わされた部位に所定のタイミングで割り込ませるよう
にして、シート材を転動体表面から剥離するようにして
もよいことは当然である。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように請求項1および請求
項2記載の発明によれば、シート材の搬送方向の長さよ
りもこれが巻きついたときの転動体の外周の長さを短く
設定しておいて、巻きつきが行われた際にはシート材同
士が重ね合わされた部分からこれを剥離するようにして
いる。したがって、剥離動作に際して剥離爪等の剥離手
段がシート材に直接作用することになり、加熱ローラ等
の転動体を傷つけるおそれが少なくなるという利点があ
る。
【0032】また、請求項2記載の発明によれば、巻き
つきが生じた場合には、転動体を逆転させると共に、正
常時における角度とは異なる予め定めた角度で剥離爪を
転動体表面に接触させるようにして、剥離を行うように
している。したがって、1つの剥離爪を通信システムの
剥離動作と巻きつき時の剥離動作に兼用することがで
き、シート材剥離装置の構成を簡略化し、そのコストダ
ウンを図ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例におけるシート材剥離装置
を適用したプリンタの要部を表わした断面図である。
【図2】 図1で示した定着装置の要部を表わした断面
図である。
【図3】 本実施例で通常動作時における記録紙の剥離
動作を示した剥離動作説明図である。
【図4】 本実施例で記録紙が巻きついて加熱ローラの
回転が停止した状態を表わした剥離動作説明図である。
【図5】 本実施例で加熱ローラが逆転を開始して記録
紙の剥離が開始した状態を表わした剥離動作説明図であ
る。
【図6】 本実施例のプリンタの回路構成の要部を表わ
したブロック図である。
【図7】 本実施例で加熱ローラが正転を行っている状
態で記録紙が巻きついたときのその回転制御の様子を表
わした流れ図である。
【符号の説明】
13…定着装置本体、15…加熱ローラ、16…加圧ロ
ーラ、17、18…ガイド板、23…シートセンサ、2
5…剥離爪軸、26…剥離爪、51…記録紙、61…C
PU、62…ROM、63…RAM、65…センサ入力
回路、66…可逆モータ駆動回路、67…可逆モータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート材の搬送路と、 この搬送路の一部に配置され前記シート材の搬送方向の
    長さよりも外周の長さが短い転動体と、 この転動体にシート材が巻きついたときこれを検出する
    ジャム検出手段と、 このジャム検出手段がジャムの検出を行ったとき、所定
    のタイミングで前記転動体を逆回転させる逆回転手段
    と、 前記逆回転中の転動体と接触し前記シート材の重ね合わ
    された部位に割り込んでこのシート材を転動体表面から
    剥離する剥離手段とを具備することを特徴とするシート
    材剥離装置。
  2. 【請求項2】 シート材の搬送路と、 この搬送路の一部に配置され前記シート材の搬送方向の
    長さよりも外周の長さが短い転動体と、 この転動体にシート材が巻きついたときこれを検出する
    ジャム検出手段と、 通常は前記転動体を通常の搬送方向に回転させ、このジ
    ャム検出手段がジャムの検出を行ったときには、所定の
    タイミングで前記転動体を逆回転させる双方向回転制御
    手段と、 それ自体回動自在で前記移動体が通常方向に回転してい
    るとき転動体表面と第1の角度で接触し、前記移動体が
    逆方向に回転しているときには転動体表面と第1の角度
    とは異なる第2の角度で接触する剥離爪とを具備するこ
    とを特徴とするシート材剥離装置。
JP5263230A 1993-10-21 1993-10-21 シート材剥離装置 Pending JPH07121049A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6061544A (en) * 1998-11-20 2000-05-09 Eastman Kodak Company Maximizing image gloss uniformity by minimizing the effect of temperature droop in a fuser for reproduction apparatus
JP2008292633A (ja) * 2007-05-23 2008-12-04 Brother Ind Ltd 画像形成装置
CN107032154B (zh) * 2016-02-03 2018-10-16 柯尼卡美能达办公系统研发(无锡)有限公司 纸张输送装置、图像形成装置、逆转纸张损伤检测方法

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