JPH0940860A - 成形品用熱可塑性ポリウレタン系複合樹脂の製造方法、並びに該樹脂を用いて得られるフィルム及びチューブ - Google Patents
成形品用熱可塑性ポリウレタン系複合樹脂の製造方法、並びに該樹脂を用いて得られるフィルム及びチューブInfo
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- JPH0940860A JPH0940860A JP7211161A JP21116195A JPH0940860A JP H0940860 A JPH0940860 A JP H0940860A JP 7211161 A JP7211161 A JP 7211161A JP 21116195 A JP21116195 A JP 21116195A JP H0940860 A JPH0940860 A JP H0940860A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 熱可塑性ポリウレタン樹脂からフィルムを製
造する場合、延伸性や巻き取り剥離性が劣り、またチュ
ーブを製造する場合は、外径・内径寸法精度、寸法保形
性等が劣ることの改良である。 【解決手段】 成形品用熱可塑ポリウレタン系複合樹脂
において、熱可塑性ポリウレタン樹脂としてパラフェニ
レンジイソシアネート系熱可塑性ポリウレタン樹脂とポ
リエステル系エラストマーとを混練りするに際し、トリ
メリット酸系エステルを加え、溶融混練りすることを特
徴とする該複合樹脂の製造方法によって上記欠点を解決
したフィルム、チューブを得ることができた。
造する場合、延伸性や巻き取り剥離性が劣り、またチュ
ーブを製造する場合は、外径・内径寸法精度、寸法保形
性等が劣ることの改良である。 【解決手段】 成形品用熱可塑ポリウレタン系複合樹脂
において、熱可塑性ポリウレタン樹脂としてパラフェニ
レンジイソシアネート系熱可塑性ポリウレタン樹脂とポ
リエステル系エラストマーとを混練りするに際し、トリ
メリット酸系エステルを加え、溶融混練りすることを特
徴とする該複合樹脂の製造方法によって上記欠点を解決
したフィルム、チューブを得ることができた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、成形品用熱可塑性ポリ
ウレタン系複合樹脂の製造方法、並びに該樹脂を用いて
得られるフィルム及びチューブに関する。更に詳しく
は、熱可塑性ポリウレタン樹脂としてパラフェニレンジ
イソシアネート(PPDI)系熱可塑性ポリウレタン樹
脂とポリエステル系エラストマーにトリメリット酸系エ
ステルを加えて得られる成形品用熱可塑性ポリウレタン
系複合樹脂の製造方法、並びに該樹脂を用いて得られる
フィルム及びチューブに関するものである。
ウレタン系複合樹脂の製造方法、並びに該樹脂を用いて
得られるフィルム及びチューブに関する。更に詳しく
は、熱可塑性ポリウレタン樹脂としてパラフェニレンジ
イソシアネート(PPDI)系熱可塑性ポリウレタン樹
脂とポリエステル系エラストマーにトリメリット酸系エ
ステルを加えて得られる成形品用熱可塑性ポリウレタン
系複合樹脂の製造方法、並びに該樹脂を用いて得られる
フィルム及びチューブに関するものである。
【0002】
【従来の技術】熱可塑性ポリウレタン樹脂は、ゴム弾
性、耐磨耗性、機械的強度等の特性に優れており、通常
の熱可塑性樹脂を成形加工する方法により成形物を得る
ことができる。しかしながら、溶融時の粘着性が高いこ
と、及び極性基を多く有する非晶性ポリマーであるため
成形品フィルムの延伸性に劣り、また巻き取り後のフィ
ルム間の剥離性に劣っている。チューブの押出し成形に
於いては、外形及び内径の寸法精度が要求されるため、
チューブの保形性は、現在装置的な改良により行われて
いる。例えば、冷却水槽の延長、真空度の調整精度の向
上等である。通常、押出し成形フィルム及びチューブ用
に用いられている熱可塑性ポリウレタン樹脂は、硬度が
JIS−A85〜95のものが使用されており、使用さ
れる各種樹脂の中でも、特に低硬度の熱可塑性ポリウレ
タン樹脂ほど押出し成形時のフィルム剥離性及びチュー
ブ成形時の寸法保形性に劣るためその改善が要望されて
いる。フィルム成形時の離型性を向上させる技術として
は、離型剤として金属塩系滑剤、アミド系ワックス、ポ
リエチレン系ワックス等を使用する方法があるが、この
ような離型剤が成形品フィルム表面に移行することによ
る外観不良、離型剤中に残存するカルボン酸による成形
品フィルムの加水分解等の問題がある。従って、ポリウ
レタン樹脂を主成分とするフィルムに於いては、特に内
部離型剤を使用することは好ましくない等の問題があ
る。
性、耐磨耗性、機械的強度等の特性に優れており、通常
の熱可塑性樹脂を成形加工する方法により成形物を得る
ことができる。しかしながら、溶融時の粘着性が高いこ
と、及び極性基を多く有する非晶性ポリマーであるため
成形品フィルムの延伸性に劣り、また巻き取り後のフィ
ルム間の剥離性に劣っている。チューブの押出し成形に
於いては、外形及び内径の寸法精度が要求されるため、
チューブの保形性は、現在装置的な改良により行われて
いる。例えば、冷却水槽の延長、真空度の調整精度の向
上等である。通常、押出し成形フィルム及びチューブ用
に用いられている熱可塑性ポリウレタン樹脂は、硬度が
JIS−A85〜95のものが使用されており、使用さ
れる各種樹脂の中でも、特に低硬度の熱可塑性ポリウレ
タン樹脂ほど押出し成形時のフィルム剥離性及びチュー
ブ成形時の寸法保形性に劣るためその改善が要望されて
いる。フィルム成形時の離型性を向上させる技術として
は、離型剤として金属塩系滑剤、アミド系ワックス、ポ
リエチレン系ワックス等を使用する方法があるが、この
ような離型剤が成形品フィルム表面に移行することによ
る外観不良、離型剤中に残存するカルボン酸による成形
品フィルムの加水分解等の問題がある。従って、ポリウ
レタン樹脂を主成分とするフィルムに於いては、特に内
部離型剤を使用することは好ましくない等の問題があ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように熱可塑性ポ
リウレタン樹脂からフィルムを製造する場合は、延伸性
や巻き取り剥離性が劣り、またチューブを製造する場合
は、外径・内径寸法精度、寸法保形性等が劣るのでその
改良が要望されている。本発明者等は、鋭意研究検討を
重ねた結果、熱可塑性ポリウレタン樹脂としてPPDI
系熱可塑性ポリウレタン樹脂を用い、ポリエステル系エ
ラストマーとを混練するに際して、トリメリット酸系エ
ステルを添加することにより改善できることを見出し本
発明を完成するに至った。
リウレタン樹脂からフィルムを製造する場合は、延伸性
や巻き取り剥離性が劣り、またチューブを製造する場合
は、外径・内径寸法精度、寸法保形性等が劣るのでその
改良が要望されている。本発明者等は、鋭意研究検討を
重ねた結果、熱可塑性ポリウレタン樹脂としてPPDI
系熱可塑性ポリウレタン樹脂を用い、ポリエステル系エ
ラストマーとを混練するに際して、トリメリット酸系エ
ステルを添加することにより改善できることを見出し本
発明を完成するに至った。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、熱
可塑性ポリウレタン系複合樹脂において、硬度がJIS
−A85以上のPPDI系熱可塑性ポリウレタン樹脂5
0〜90重量部と硬度がJIS−A90以上のポリエス
テル系エラストマー50〜10重量部とを混練りするに
際し、トリメリット酸系エステルを0.01〜5重量%
加え、溶融混練りすることを特徴とする成形品用熱可塑
ポリウレタン系複合樹脂の製造方法である。本発明は、
成形品用熱可塑性ポリウレタン系複合樹脂から得ること
を特徴とするフィルムである。本発明は、成形品用熱可
塑性ポリウレタン系複合樹脂から得ることを特徴とする
チューブである。
可塑性ポリウレタン系複合樹脂において、硬度がJIS
−A85以上のPPDI系熱可塑性ポリウレタン樹脂5
0〜90重量部と硬度がJIS−A90以上のポリエス
テル系エラストマー50〜10重量部とを混練りするに
際し、トリメリット酸系エステルを0.01〜5重量%
加え、溶融混練りすることを特徴とする成形品用熱可塑
ポリウレタン系複合樹脂の製造方法である。本発明は、
成形品用熱可塑性ポリウレタン系複合樹脂から得ること
を特徴とするフィルムである。本発明は、成形品用熱可
塑性ポリウレタン系複合樹脂から得ることを特徴とする
チューブである。
【0005】本発明に用いるPPDI系熱可塑性ポリウ
レタン樹脂は、有機ジイソシアネートとしてPPDIを
用い、長鎖ポリオール及び鎖延長剤により製造される。
長鎖ポリオールとしては、分子量500〜6000、好
ましくは850〜4000、更に好ましくは1000〜
2500のエステル系、ラクトン系、エーテル系、カー
ボネート系等のポリオールが挙げられる。これらは、2
種類以上のブレンド、異なる分子量を有するポリオール
の混合物が使用できる。
レタン樹脂は、有機ジイソシアネートとしてPPDIを
用い、長鎖ポリオール及び鎖延長剤により製造される。
長鎖ポリオールとしては、分子量500〜6000、好
ましくは850〜4000、更に好ましくは1000〜
2500のエステル系、ラクトン系、エーテル系、カー
ボネート系等のポリオールが挙げられる。これらは、2
種類以上のブレンド、異なる分子量を有するポリオール
の混合物が使用できる。
【0006】ポリエステルポリオールとしては例えば、
エチレングリコール、プロパンジオール、ブタンジオー
ル、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、
トリメチレングリコール、テトラメチレングリコール、
ヘキサメチレングリコール、デカメチレングリコール、
ネオペンチルグリコール、3−メチルー1,5−ペンタ
ンジオール、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペ
ンタエリスリトール、ソルビトール、ビスフェノールA
の如く、少なくとも2個以上のヒドロキシル基を有する
化合物の一種又は二種以上と、アジピン酸、マロン酸、
琥珀酸、酒石酸、ピメリン酸、セバシン酸、シュウ酸、
フタル酸、テレフタル酸、アゼライン酸、トリメリット
酸、クルタコン酸、α−ハイドロムコン酸、β−ハイド
ロムコン酸、α−ブチル−α−エチルグルタル酸、α,
β−ジエチルサクシン酸、ヘミメリチン酸、1,4−シ
クロヘキサンジカルボン酸等の如く、少なくとも2個以
上カルボキシル基を有する化合物の一種又は二種以上と
を使用し、公知の方法によって製造することができる。
エチレングリコール、プロパンジオール、ブタンジオー
ル、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、
トリメチレングリコール、テトラメチレングリコール、
ヘキサメチレングリコール、デカメチレングリコール、
ネオペンチルグリコール、3−メチルー1,5−ペンタ
ンジオール、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペ
ンタエリスリトール、ソルビトール、ビスフェノールA
の如く、少なくとも2個以上のヒドロキシル基を有する
化合物の一種又は二種以上と、アジピン酸、マロン酸、
琥珀酸、酒石酸、ピメリン酸、セバシン酸、シュウ酸、
フタル酸、テレフタル酸、アゼライン酸、トリメリット
酸、クルタコン酸、α−ハイドロムコン酸、β−ハイド
ロムコン酸、α−ブチル−α−エチルグルタル酸、α,
β−ジエチルサクシン酸、ヘミメリチン酸、1,4−シ
クロヘキサンジカルボン酸等の如く、少なくとも2個以
上カルボキシル基を有する化合物の一種又は二種以上と
を使用し、公知の方法によって製造することができる。
【0007】ポリラクトンポリオールとしては、各種ラ
クトンを開環重合して得られる例えば、ポリカプロラク
トングリコール、ポリプロピオラクトングリコール、ポ
リバレロラクトングリコール等が挙げられる。ポリエー
テルポリオールとしては、例えば、ポリエチレングリコ
ール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレン
エーテルグリコール、ポリヘキサメチレンエーテルグリ
コール等のアルキレンエーテルグリコールが挙げられ
る。これらの単独又は、2種以上の混合物が使用でき
る。
クトンを開環重合して得られる例えば、ポリカプロラク
トングリコール、ポリプロピオラクトングリコール、ポ
リバレロラクトングリコール等が挙げられる。ポリエー
テルポリオールとしては、例えば、ポリエチレングリコ
ール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレン
エーテルグリコール、ポリヘキサメチレンエーテルグリ
コール等のアルキレンエーテルグリコールが挙げられ
る。これらの単独又は、2種以上の混合物が使用でき
る。
【0008】ポリカーボネートポリオールとしては、例
えばエチレングリコール、プロピレングリコール、1,
4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール等の低
分子グリコール類とエチレンカーボネート、ジエチルカ
ーボネート、ジフェニルカーボネート等とを縮合反応す
ることによって得られる。
えばエチレングリコール、プロピレングリコール、1,
4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール等の低
分子グリコール類とエチレンカーボネート、ジエチルカ
ーボネート、ジフェニルカーボネート等とを縮合反応す
ることによって得られる。
【0009】本発明に用いるPPDI系熱可塑性ポリウ
レタン樹脂用の鎖延長剤としては、分子量500未満、
好ましくは62〜250の例えば、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、
1,6−ヘキサンジオール、3−メチル−1,5−ペン
タンジオール、1,4−ビス(β−ヒドロキシエトキ
シ)ベンゼン、ネオペンチルグリコール等が挙げられ
る。
レタン樹脂用の鎖延長剤としては、分子量500未満、
好ましくは62〜250の例えば、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、
1,6−ヘキサンジオール、3−メチル−1,5−ペン
タンジオール、1,4−ビス(β−ヒドロキシエトキ
シ)ベンゼン、ネオペンチルグリコール等が挙げられ
る。
【0010】本発明に用いるPPDI系熱可塑性ポリウ
レタン樹脂を得る方法としては、単軸、2軸等の押出し
機を使用する連続重合方法や、ニーダーなどの混練り攪
拌機能を有するバッチ合成方法などが可能であり、いず
れの方法によっても製造できる。
レタン樹脂を得る方法としては、単軸、2軸等の押出し
機を使用する連続重合方法や、ニーダーなどの混練り攪
拌機能を有するバッチ合成方法などが可能であり、いず
れの方法によっても製造できる。
【0011】PPDI系熱可塑性ポリウレタン樹脂は、
特に好ましくは、(A)PPDI、(B)分子量850
〜5000のヒドロキシル基末端ポリ(ヘキサメチレン
カーボネート)ポリオール及び(C)炭素数2〜10の
短鎖ポリオールを鎖延長剤として、(B):(C)のモ
ル比が1:2〜1:0.05、NCO基:全活性水素基
のモル比が0.93:1〜1.20:1の条件で、MD
I系熱可塑性ポリウレタン樹脂の製造方法と同様の条件
で得ることができる。この場合、PPDIは、PPDI
とポリ(ヘキサメレンカーボネート)ポリオールとをN
CO過剰で反応を行い、NCO基末端プレポリマーが得
られる。得られたNCO末端プレポリマーと短鎖ジオー
ルとを反応させて樹脂化する。硬度は、JIS−A80
以上のものであり、好ましくは83〜98である。
特に好ましくは、(A)PPDI、(B)分子量850
〜5000のヒドロキシル基末端ポリ(ヘキサメチレン
カーボネート)ポリオール及び(C)炭素数2〜10の
短鎖ポリオールを鎖延長剤として、(B):(C)のモ
ル比が1:2〜1:0.05、NCO基:全活性水素基
のモル比が0.93:1〜1.20:1の条件で、MD
I系熱可塑性ポリウレタン樹脂の製造方法と同様の条件
で得ることができる。この場合、PPDIは、PPDI
とポリ(ヘキサメレンカーボネート)ポリオールとをN
CO過剰で反応を行い、NCO基末端プレポリマーが得
られる。得られたNCO末端プレポリマーと短鎖ジオー
ルとを反応させて樹脂化する。硬度は、JIS−A80
以上のものであり、好ましくは83〜98である。
【0012】本発明に用いるポリエステル系エラストマ
ーは、ハードセグメントとソフトセグメントとのセグメ
ント化のバランスにより諸物性を変化させることが出来
る樹脂である。ハードセグメントは高結晶性で、かつ高
融点の性質を有する芳香族ポリエステルであり、一般的
にはそのほとんどがポリブチレンテレフタレートであ
る。ソフトセグメントは大別すると2種類あり脂肪族ポ
リエーテルと脂肪族ポリエステルであり、好ましい成分
は脂肪族ポリエーテルであり低温特性が優れるポリテト
ラメチレンエーテルグリコールが特に好ましい。
ーは、ハードセグメントとソフトセグメントとのセグメ
ント化のバランスにより諸物性を変化させることが出来
る樹脂である。ハードセグメントは高結晶性で、かつ高
融点の性質を有する芳香族ポリエステルであり、一般的
にはそのほとんどがポリブチレンテレフタレートであ
る。ソフトセグメントは大別すると2種類あり脂肪族ポ
リエーテルと脂肪族ポリエステルであり、好ましい成分
は脂肪族ポリエーテルであり低温特性が優れるポリテト
ラメチレンエーテルグリコールが特に好ましい。
【0013】ポリエステル系エラストマーの最大の特徴
は、温度依存性にあまり左右されない流動特性を有して
おり、これは熱間成形における優れた加工性能である。
例えば、東洋紡績のペルプレン、東レ・デュポンのハイ
トレル、大日本インキ化学工業のグリラックスE等が挙
げられる。この硬度は、JIS−A90以上であり、好
ましくは92〜98である。本発明に用いられるPPD
I系熱可塑性ポリウレタン樹脂とポリエステル系エラス
トマーとの重量比率は、PPDI系熱可塑性ポリウレタ
ン樹脂50〜90重量部に対してポリエステル系エラス
トマー50〜10重量部である。
は、温度依存性にあまり左右されない流動特性を有して
おり、これは熱間成形における優れた加工性能である。
例えば、東洋紡績のペルプレン、東レ・デュポンのハイ
トレル、大日本インキ化学工業のグリラックスE等が挙
げられる。この硬度は、JIS−A90以上であり、好
ましくは92〜98である。本発明に用いられるPPD
I系熱可塑性ポリウレタン樹脂とポリエステル系エラス
トマーとの重量比率は、PPDI系熱可塑性ポリウレタ
ン樹脂50〜90重量部に対してポリエステル系エラス
トマー50〜10重量部である。
【0014】本発明に用いるトリメリット酸系エステル
としては、シェル化学製のTOTM、TL79TM、T
L711TM等が挙げられる。トリメリット酸系エステ
ルは、耐熱性に優れており、高温においても飛散するこ
とがなく、高温に於いても容易に形成加工することがで
きる。トリメリット酸系エステルの使用料は、PPDI
系熱可塑ポリウレタン樹脂とポリエステル系エラストマ
ーとの合計量に対して0.01〜5重量%である。
としては、シェル化学製のTOTM、TL79TM、T
L711TM等が挙げられる。トリメリット酸系エステ
ルは、耐熱性に優れており、高温においても飛散するこ
とがなく、高温に於いても容易に形成加工することがで
きる。トリメリット酸系エステルの使用料は、PPDI
系熱可塑ポリウレタン樹脂とポリエステル系エラストマ
ーとの合計量に対して0.01〜5重量%である。
【0015】本発明の熱可塑性ポリウレタン系複合樹脂
を得るに際し溶融混練りする方法としては、公知の混練
り機械を使用することができる。具体的には、単軸、二
軸押出し機、ニーダーのような混練り槽を有する混合装
置が挙げられる。必要により、PPDI系熱可塑ポリウ
レタン樹脂とポリエステル系エラストマーとを溶融混練
りする工程において、各種添加剤を加えることができ
る。例えば、成形品の着色には染料、顔料。成形品の保
形性及び曲げ強さの向上にはタルク、雲母、ガラス繊維
などの無機フィラー。その他、難燃性向上剤、防カビ剤
などを加えることができる。
を得るに際し溶融混練りする方法としては、公知の混練
り機械を使用することができる。具体的には、単軸、二
軸押出し機、ニーダーのような混練り槽を有する混合装
置が挙げられる。必要により、PPDI系熱可塑ポリウ
レタン樹脂とポリエステル系エラストマーとを溶融混練
りする工程において、各種添加剤を加えることができ
る。例えば、成形品の着色には染料、顔料。成形品の保
形性及び曲げ強さの向上にはタルク、雲母、ガラス繊維
などの無機フィラー。その他、難燃性向上剤、防カビ剤
などを加えることができる。
【0016】
【発明の効果】本発明により得られる成形品用熱可塑性
ポリウレタン系複合樹脂は、ポリウレタン樹脂のハード
セグメント凝集効果以外に、ポリエステル系エラストマ
ーが有する潜在的な結晶化能力が加わり、例えば、ポリ
ブチレンテレフタレートに起因する結晶化/分子凝集効
果により、フィルムダイから吐出した溶融樹脂が冷却ロ
ールにより圧着搬送される際、又はチューブダイから吐
出した溶融樹脂がチューブ冷却水槽に真空搬送される
際、結晶化を生じるポリブチレンテレフタレートが樹脂
全体の結晶化を促進することにより、従来の熱可塑性ポ
リウレタン樹脂では成し得なかった押出し成形時の成形
品巻取りフィルムの剥離性およびチューブ成形時の保形
性を可能とし、ベルトダイから吐出する溶融樹脂の延伸
性およびチューブダイから吐出する溶融樹脂の安定性を
トリメリット酸系エステルによって可能とした。
ポリウレタン系複合樹脂は、ポリウレタン樹脂のハード
セグメント凝集効果以外に、ポリエステル系エラストマ
ーが有する潜在的な結晶化能力が加わり、例えば、ポリ
ブチレンテレフタレートに起因する結晶化/分子凝集効
果により、フィルムダイから吐出した溶融樹脂が冷却ロ
ールにより圧着搬送される際、又はチューブダイから吐
出した溶融樹脂がチューブ冷却水槽に真空搬送される
際、結晶化を生じるポリブチレンテレフタレートが樹脂
全体の結晶化を促進することにより、従来の熱可塑性ポ
リウレタン樹脂では成し得なかった押出し成形時の成形
品巻取りフィルムの剥離性およびチューブ成形時の保形
性を可能とし、ベルトダイから吐出する溶融樹脂の延伸
性およびチューブダイから吐出する溶融樹脂の安定性を
トリメリット酸系エステルによって可能とした。
【0017】
【実施例】本発明について実施例、及び比較例により更
に詳細に説明するが、本発明はこれらにより限定されて
解釈されるものではない。なお、実施例、及び比較例に
おいて部は全て重量部を意味し、%は全て重量%を意味
する。本発明で使用した原料を下記に示す。
に詳細に説明するが、本発明はこれらにより限定されて
解釈されるものではない。なお、実施例、及び比較例に
おいて部は全て重量部を意味し、%は全て重量%を意味
する。本発明で使用した原料を下記に示す。
【0018】PPDI系熱可塑性ポリウレタン樹脂 PPDI系(1):PPDI336部と分子量2010
のポリ(ヘキサメメチレンカーボネート)ジオール20
10部とを反応させて、NCO含量3.9%のプレポリ
マーを得た。該プレポリマー2900部と1,4−ブタ
ンジオール121部とをニーダーで反応してPPDI系
樹脂を得た。硬度はJIS−A91であった。 PPDI系(2):PPDI336部と分子量1500
のポリ(ヘキサメメチレンカーボネート)ジオール15
00部とを反応させて、NCO含量5.0%のプレポリ
マーを得た。該プレポリマー2900部と1,4−ブタ
ンジオール156部とをニーダーで反応してPPDI系
樹脂を得た。硬度はJIS−A95であった。 ポリエステル系エラストマー: ペルプレンP−55B (東洋紡績製、硬度JIS−A
94) ペルプレンP−153D(東洋紡績製、硬度JIS−A
96) ペルプレンS−1001(東洋紡績製、硬度JIS−A
96) トリメリット:トリメリット酸系エステル TL79TM(シェル化学製、トリメリット酸系エステ
ル)
のポリ(ヘキサメメチレンカーボネート)ジオール20
10部とを反応させて、NCO含量3.9%のプレポリ
マーを得た。該プレポリマー2900部と1,4−ブタ
ンジオール121部とをニーダーで反応してPPDI系
樹脂を得た。硬度はJIS−A91であった。 PPDI系(2):PPDI336部と分子量1500
のポリ(ヘキサメメチレンカーボネート)ジオール15
00部とを反応させて、NCO含量5.0%のプレポリ
マーを得た。該プレポリマー2900部と1,4−ブタ
ンジオール156部とをニーダーで反応してPPDI系
樹脂を得た。硬度はJIS−A95であった。 ポリエステル系エラストマー: ペルプレンP−55B (東洋紡績製、硬度JIS−A
94) ペルプレンP−153D(東洋紡績製、硬度JIS−A
96) ペルプレンS−1001(東洋紡績製、硬度JIS−A
96) トリメリット:トリメリット酸系エステル TL79TM(シェル化学製、トリメリット酸系エステ
ル)
【0019】〔ポリマーブレンド〕表1に示した実施例
1〜6及び表2に示した比較例1〜4の配合処方の原料
をMTIミキサー(月島機械製)に仕込み500rpm
で5分間、高速攪拌したのち、単軸押出し機のホッパー
へ原料を供給し、シリンダー温度190〜210℃、ス
クリュー回転数60rpmでポリマーブレンドし、押出
成形に供するサンプルを得た。表中に示した熱可塑性ポ
リウレタン樹脂とポリエステル系エラストマーの単位は
重量部であり、トリメリット酸系エステル(TL79T
M)の単位は合計原料に対しての重量%である。
1〜6及び表2に示した比較例1〜4の配合処方の原料
をMTIミキサー(月島機械製)に仕込み500rpm
で5分間、高速攪拌したのち、単軸押出し機のホッパー
へ原料を供給し、シリンダー温度190〜210℃、ス
クリュー回転数60rpmでポリマーブレンドし、押出
成形に供するサンプルを得た。表中に示した熱可塑性ポ
リウレタン樹脂とポリエステル系エラストマーの単位は
重量部であり、トリメリット酸系エステル(TL79T
M)の単位は合計原料に対しての重量%である。
【0020】
【表1】
【0021】
【表2】
【0022】(1)フィルム成形性テスト 実施例1〜6及び比較例1〜4の各成型材料のフィルム
成形性テストを、L/D:20の単軸押出し機にて、シ
リンダー温度180〜200℃、フィルムダイ温度21
0℃、冷却ロール温度20℃に設定したフィルム成形機
にて行った。実施例1〜6により得られた巻取りフィル
ムの成形性は良好である。しかしながら比較例1〜4に
より得られた巻取りフィルムの成形状態はフィルムダイ
からの延伸性に欠けるためフィルム幅方向における寸法
変化を大きく生じるものであった。フィルム外観として
特に優れているものは、実施例として示した全てであ
り、表面平滑性の優れたものであった。結果を表3、表
4に示す。
成形性テストを、L/D:20の単軸押出し機にて、シ
リンダー温度180〜200℃、フィルムダイ温度21
0℃、冷却ロール温度20℃に設定したフィルム成形機
にて行った。実施例1〜6により得られた巻取りフィル
ムの成形性は良好である。しかしながら比較例1〜4に
より得られた巻取りフィルムの成形状態はフィルムダイ
からの延伸性に欠けるためフィルム幅方向における寸法
変化を大きく生じるものであった。フィルム外観として
特に優れているものは、実施例として示した全てであ
り、表面平滑性の優れたものであった。結果を表3、表
4に示す。
【0023】(2)チューブ成形性テスト 実施例1〜6及び比較例1〜4の各成型材料のチューブ
成形性テストを、L/D:20の単軸押出し機にて、シ
リンダー温度180〜200℃、チューブダイ温度20
5℃、真空冷却水槽の真空度300mm水銀柱として内
径6.5mm、外径10mmのチューブ成形を行った。
実施例1〜6の全てにおいてチューブ成形は可能であっ
た。比較例1、2により得られるチューブのみ表面に筋
模様が発生した。比較例3、4により得られたチューブ
は、形状保持性が劣り、径寸法の不均一なものであっ
た。結果を表3、表4に示す。
成形性テストを、L/D:20の単軸押出し機にて、シ
リンダー温度180〜200℃、チューブダイ温度20
5℃、真空冷却水槽の真空度300mm水銀柱として内
径6.5mm、外径10mmのチューブ成形を行った。
実施例1〜6の全てにおいてチューブ成形は可能であっ
た。比較例1、2により得られるチューブのみ表面に筋
模様が発生した。比較例3、4により得られたチューブ
は、形状保持性が劣り、径寸法の不均一なものであっ
た。結果を表3、表4に示す。
【0024】
【表3】
【0025】
【表4】
【0026】〔評価基準〕 (1)フィルム成形性 ○:巻取り性及び剥離性に優れる。 △:フィルム幅、肉厚上僅かに不均一性有り。 ×:フィルム幅、肉厚上不均一性有り、巻き取り性能に
劣り、更に剥離性に劣る。 (2)チューブ成形性 ○:内径、外径の径寸法精度良好。 △:内径、外径の径寸法精度劣る。
劣り、更に剥離性に劣る。 (2)チューブ成形性 ○:内径、外径の径寸法精度良好。 △:内径、外径の径寸法精度劣る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 67/02 LPK C08L 67/02 LPK // B29K 67:00 75:00 B29L 7:00 23:00
Claims (3)
- 【請求項1】 熱可塑性ポリウレタン系複合樹脂におい
て、硬度がJIS−A85以上のパラフェニレンジイソ
シアネート系熱可塑性ポリウレタン樹脂50〜90重量
部と硬度がJIS−A90以上のポリエステル系エラス
トマー50〜10重量部とを混練りするに際し、トリメ
リット酸系エステルを0.01〜5重量%加え、溶融混
練りすることを特徴とする成形品用熱可塑ポリウレタン
系複合樹脂の製造方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載の成形品用熱可塑性ポリ
ウレタン系複合樹脂から得られることを特徴とするフィ
ルム。 - 【請求項3】 請求項1に記載の成形品用熱可塑性ポリ
ウレタン系複合樹脂から得られることを特徴とするチュ
ーブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7211161A JPH0940860A (ja) | 1995-07-27 | 1995-07-27 | 成形品用熱可塑性ポリウレタン系複合樹脂の製造方法、並びに該樹脂を用いて得られるフィルム及びチューブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7211161A JPH0940860A (ja) | 1995-07-27 | 1995-07-27 | 成形品用熱可塑性ポリウレタン系複合樹脂の製造方法、並びに該樹脂を用いて得られるフィルム及びチューブ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0940860A true JPH0940860A (ja) | 1997-02-10 |
Family
ID=16601415
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7211161A Pending JPH0940860A (ja) | 1995-07-27 | 1995-07-27 | 成形品用熱可塑性ポリウレタン系複合樹脂の製造方法、並びに該樹脂を用いて得られるフィルム及びチューブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0940860A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011513564A (ja) * | 2008-03-11 | 2011-04-28 | ア.ピ.イ. アップリカツィオーニ プラスティケ インデュストリアリ ソシエタ ペル アチオニ | 生分解性エラストマー組成物 |
WO2017146051A1 (ja) * | 2016-02-26 | 2017-08-31 | 東レ株式会社 | エンボス加工性に優れたフィルム、及び凸部や凹部を有するフィルム |
-
1995
- 1995-07-27 JP JP7211161A patent/JPH0940860A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011513564A (ja) * | 2008-03-11 | 2011-04-28 | ア.ピ.イ. アップリカツィオーニ プラスティケ インデュストリアリ ソシエタ ペル アチオニ | 生分解性エラストマー組成物 |
WO2017146051A1 (ja) * | 2016-02-26 | 2017-08-31 | 東レ株式会社 | エンボス加工性に優れたフィルム、及び凸部や凹部を有するフィルム |
JPWO2017146051A1 (ja) * | 2016-02-26 | 2018-12-13 | 東レ株式会社 | エンボス加工性に優れたフィルム、及び凸部や凹部を有するフィルム |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040708 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040720 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040921 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041018 |