JPH0940246A - 鋼板張力制御装置 - Google Patents

鋼板張力制御装置

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JPH0940246A
JPH0940246A JP7191966A JP19196695A JPH0940246A JP H0940246 A JPH0940246 A JP H0940246A JP 7191966 A JP7191966 A JP 7191966A JP 19196695 A JP19196695 A JP 19196695A JP H0940246 A JPH0940246 A JP H0940246A
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JP
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speed
plate material
tension
value
control signal
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JP7191966A
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Shogo Mori
省吾 森
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は安定した鋼板張力制御を行なうこと
のできる鋼板張力制御装置を提供することを課題として
いる。 【解決手段】 本発明の鋼板張力制御装置は、ルーパー
設備30に搬入される板材1の搬入速度とルーパー設備か
ら搬出される板材の搬出速度とからサポートロール回転
速度を演算数するサポートロール速度演算回路20とサポ
ートロール回転速度によってトルク制御信号を補正する
加減速補償信号を出力する加減速補償回路21とトルク制
御信号に過減速補償信号を加算して板材の搬送速度を補
正する速度加算部22とを備えたことを特徴としている。 【効果】 本発明により鋼板張力制御の信頼性を向上さ
せることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋼板等の板材を連
続的に表面処理あるいは冷間圧延等を施す連続鋼板処理
設備における鋼板張力制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】連続鋼板処理設備として、コイル(巻き
帯)状に巻かれた板材を巻き戻して板材搬送機構により
表面処理や冷間圧延等の処理設備に搬送し、板材の表面
処理や冷間圧延等の処理を施した後、製品コイルとして
巻き取る一連の処理を行うようにしたものがある。
【0003】このような連続鋼板処理設備においては処
理設備に対して板材を途切れる事なく連続的に供給し続
けるため板材搬送機構の上流側にルーパー(板材溜め込
み)設備と呼ばれる設備を設け、コイルより巻き戻され
た板材をルーパー設備内に滞留させた状態で処理設備に
板材を連続的に供給するようにしている。従って、巻き
戻されたコイル板材が終端に至っても板材がルーパー設
備内に滞留している間に、次のコイルを引き出して先の
コイル板材に溶接等の手段でつなげることにより連続的
な板材の供給を行うことができる。
【0004】ところで、処理設備の板材を連続的に供給
する一方で、これにつながった板材が、ルーパー設備入
側では搬送状態と停止状態を繰り返すわけであるから、
このような板材加減速の繰り返しは、処理設備に供給さ
れる板材の張力変動を引き起こす。表面処理あるいは冷
間圧延等の処理設備での入側での張力変動は、例えば焼
鈍炉を持った表面処理設備においては板材の変形、傷の
要因になり、また冷間圧延設備においては板厚変動の要
因となる。従って、処理設備入側での板材の張力変動制
御は鋼板の品質管理上、非常に重要であり、これを制御
するため、ルーパー設備出側との処理設備入り側に従来
より張力制御装置が用いられている。
【0005】即ち、従来のルーパー設備では、板材が複
数段のループカー(張力付加用車)と複数段の固定ロー
ル(回転体)の間に走行可能に張られ、ルーパー設備入
側から出側にかけて各段のループカーと固定ロール間を
そうこうしていくことで板材の滞留放出が行われる。
【0006】つまり、ループカーを一方向に移動する
と、固定ロール間の距離が伸び、板材1は間を走行する
ので板材滞留がされることになる。逆に、ループカーが
反対方向に移動すると、滞留された板材は放出される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の設備では、ルー
パー入側の板材の搬送速度Veが変化する。
【0008】これは、主に溶接作業のため板材停止と板
材滞留のための搬送を繰り返すために起こる。従って、
ルーパー側の板材の搬送速度は頻繁に変化が起こってお
り、以下に述べる問題発生の原因となっている。
【0009】ルーパー設備内には、板材の滞留放出用に
ループカー、搬送のための固定ロールとループカー上の
キャリアロール及び、板材のサポートのために複数台の
サポートロールが設置されれいる。ルーパー設備の入出
側の板材搬送速度が変化しない場合、すべての搬送ロー
ルすなわちキャルアロール、固定ロール、並びにすべて
のサポートロールの回転速度は一定である。しかし、ル
ーパー設備の入側の板材が加減速、停止すると、搬送ロ
ール並びにサポートロールも速度が変化することにな
る。このとき、まず板材の速度変化と搬送のためのロー
ル並びにサポートロールの回転速度変化は、板材張力変
動を引き起こす。
【0010】すなわち、板材の速度または搬送ロール並
びにサポートロールの回転速度が変化する場合、板材自
体の重量による慣性分と搬送ロール並びにサポートロー
ルの慣性分をも加減速しなければならない。これに必要
な加減速パワーは、板材に対する張力付加分あるいは減
少分となる。しかし、トルク制御は、これら慣性力によ
る張力変化分を正確に予測して制御しているわけではな
く、結果として変化し、測定された張力変化に対してト
ルクの調整をしているにすぎない。従って、板材の速度
と搬送ロール並びにサポートロールの回転速度は変化
は、ルーパー設備出側の板材張力の変動を引き起こす。
【0011】上述した慣性力変化による板材の張力変動
は製品の歩留まりを悪化させたり、板材の振動により操
業上の不具合を引き起こす要因となる。
【0012】しかしながら、上述した原因による張力変
動に対して、板材と搬送ロールは対策されているが、サ
ポートロールに対しては十分な対策が講じられていな
い。
【0013】本発明は、上記事情を鑑みてなされたもの
であり、ルーパー設備における板材速度変動及び搬送ロ
ールの回転数変動に加えてサポートロールの回転数変動
による張力変動を抑制する張力制御装置を提供すること
を目的とし、ひいては板材の変形や板厚変動を抑制す
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の鋼板張力制御装
置は、ループカーと固定ロールの間に板材を滞留させる
ルーパー設備と、ループカーと固定ロールの間に設置さ
れて板材を支持するサポートロールと、ルーパー設備に
直列に設置されて板材を搬送させる板材搬送機構と、板
材に働く張力を検出して張力測定値を出力する張力検出
器と、張力制御の基準となる張力設定値を予め与える張
力設定器と、張力測定値を張力設定値と比較して張力差
値を出力する張力加算部と、板材搬送機構に基準となる
速度基準設定値を予め与える搬送速度基準設定器と、張
力差値を速度基準設定値と比較して速度差値を出力する
速度補正器と、速度補正器から出力された補正信号によ
って速度制御信号を補正される速度制御回路と、速度制
御信号によって板材搬送機構にトルク制御信号を与える
トルク制御回路とからなる鋼板張力制御装置において、
ルーパー設備に搬入される板材の搬入速度とルーパー設
備から搬出される板材の搬出速度とからサポートロール
回転速度を演算するサポートロール速度演算回路と、サ
ポートロール回転速度によってトルク制御信号を補正す
る加減速補償回路と、トルク制御信号に加減速補償信号
を加算して板材の搬送速度を補正する速度加算部とを備
えたことを特徴としている。また、請求項2に記載した
鋼板張力制御装置は、ループカーと固定ロールの間に板
材を滞留させるルーパー設備と、ループカーと固定ロー
ルの間に設置されて板材を支持するサポートロールと、
ルーパー設備に直列に設置されて板材を搬送させる板材
搬送機構と、板材に働く張力を検出して張力測定値を出
力する張力検出器と、張力制御の基準となる張力設定値
を予め与える張力設定器と、張力測定値を張力設定値と
比較して張力差値を出力する張力加算部と、板材搬送機
構に基準となる速度基準設定値を予め与える搬送速度基
準設定器と、張力差値を速度基準設定値と比較して速度
差値を出力する速度補正器と、速度補正器から出力され
た補正信号によって速度制御信号を補正される速度制御
回路と、速度制御信号によって板材搬送機構にトルク制
御信号を与えるトルク制御回路とからなる鋼板張力制御
装置において、ルーパー設備に搬入される板材の搬入速
度設定値とルーパー設備から搬出される板材の搬出速度
設定値とからサポートロール回転速度を演算するサポー
トロール速度演算回路と、サポートロール回転速度によ
ってトルク制御信号を補正する加減速補償信号を出力す
る加減速補償回路と、トルク制御信号に加減速補償信号
を加算して板材の搬送速度を補正する速度加算部とを備
えたことを特徴としている。
【0015】
【発明の実施例の形態】次に本発明の鋼板張力制御装置
の実施例の形態を説明する。図1において、ルーパー設
備30はキャリアロール2c1を搭載したループカー2a
と固定ロール2bとサポートロール3とから構成され、
ループカー2aと固定ロール2bの間に板材1を滞留さ
せる設備である。キャリアロール2cm,2cnはキャ
リアロール2c1と並列に設置され、板材1を折り返す
のに使用される。また、サポートロール3はループカー
2aと固定ロール2bの間に設置されて板材1を支持す
るロールである。板材搬送機構11はルーパー設備30に直
列に設置され、電動機によって駆動されて板材1を搬送
させる機構である。張力検出器5は板材搬送機構11の出
力側に設置され、板材1に働く張力を検出して張力測定
値を出力する検出器である。張力設定器6は板材搬送機
構11の制御回路に基準となる張力設定値を予め与える設
定器である。張力加算部7は張力設定器6および張力検
出器5に接続され、張力測定値を張力設定値と比較して
張力差値を出力する演算部である。搬送速度基準設定器
4は板材搬送機構に基準となる速度基準設定値を予め与
える搬送速度の設定器である。速度補正器8は搬送速度
基準設定器4および張力加算部7の出力端子に接続さ
れ、張力差値を速度基準設定値と比較して速度差値を出
力する補正器である。速度制御回路9は補正器8に接続
され、速度補正器8から出力された補正信号によって速
度制御信号を補正する回路である。トルク制御回路10は
速度制御信号によって板材搬送機構11にトルク制御信号
を与える回路である。サポートロール速度演算回路20は
ルーパー設備30に搬入される板材1の搬入速度とルーパ
ー設備30から搬出される板材1の搬出速度とからサポー
トロール回転速度を演算する回路である。加減速補償回
路21はサポートロール速度演算回路20に接続され、サポ
ートロール回転速度によってトルク制御信号を補正する
加減速補償信号を出力する回路である。速度加算部22は
加減速補償回路21および速度制御回路9に接続され、ト
ルク制御信号に加減速補償信号を加算して板材1の搬送
速度を補正する加算部である。尚、サポートロール速度
演算回路20の入力振動として搬入される板材1の搬入速
度設定値と搬出される板材1の搬出速度設定値とするこ
ともできる。
【0016】このルーパー設備30では、板材1が、複数
段のループカー2aと複数段の固定ロール2bの間に走
行可能に張られ、ルーパー設備30の入側から出側にかけ
て各段のループカー2aと固定ロール2b間を走行して
いくことで板材1の滞留放出が行われる。
【0017】つまり、ループカー2aを方向X1に移動
すると、固定ロール2bの間の距離が伸び、板材1はル
ープカー2aと固定ロール2bの間を走行するので板材
1の滞留がされることになる。逆に、ループカー2a
が、方向X2に移動すると、滞留された板材1は放出さ
れる。
【0018】上記作用により、ルーパー設備30の入側の
搬送速度Veに依らず、ルーパー設備30の出側では板材
1の搬送が続行され、鋼板の表面処理工程あるいは冷間
工程等が連続的に継続される。
【0019】一方、張力制御装置では、ルーパー設備30
の出側の板材1の速度が搬送速度基準設定器4により搬
送速度基準(VREFd;Verocity REFeremce deliver
y,すなわち目標速度)に設定されている。また、張力検
出器5により検出されるルーパー設備30の出側での板材
張力と張力設定器6により設定される張力基準(TRE
F;Tension REFerence )との偏差が、張力加算部7に
より加算され、この偏差に基づいて搬送速度基準(VR
EFd)が速度補正器8に補正される。さらに、補正さ
れた搬送速度基準は、速度制御回路9(ASR;Automa
tic Speed Regulator)に入力され、対応するトルク基準
が計算される。そして、トルク基準に基づきトルク制御
回路10(ATR)によって板材搬送機構11がトルク制御
される。ここで張力変動がない場合は、板材1の搬送速
度Vdが搬送速度の目標値である搬送速度基準(VRE
Fd)に近づくように制御されている。しかし、実際の
は板材1の張力は変動しているので、検出された板材1
の張力値(TFBK;Tension Feed Back)と張力基準T
REFの偏差を基に、搬送速度基準(VREFd)が修
正され、この修正された値をもとに速度制御回路9から
トルク基準が求められ、板材搬送がトルク制御されてい
る。
【0020】また、図示しない手段により、ルーパー設
備30の入側の板材1も必要な搬送速度基準に制御されて
いる。
【0021】そして、この張力制御装置では、搬送速度
基準(VREFd)を設定する搬送速度基準設定器4
と、ルーパー設備30の出側の板材1の張力を設定する張
力設定器6と、ルーパー設備30の出側において張力を検
出する張力検出器5と、検出された板材張力と張力基準
の偏差を検出する張力加算部7と、張力加算部7で計算
された値により、搬送速度基準(VREFd)を補正す
る速度補正器8と、入力された搬送速度値にするための
トルク基準を計算する速度制御回路9と、板材搬送機構
11をトルク制御するトルク制御回路10と、板材1を次設
備へ送りだすための板材搬送機構11とを設けている。
【0022】さらに、張力制御装置は、ルーパー設備30
の入出側の搬送速度Ve,Vdより各ループカー2aと
固定ロール2b間のサポートロール3の各々の回転速度
を求めるサポートロール速度演算回路20と、サポートロ
ール3の回転に必要な加減速パワーによる張力付加分で
ある加減速補償量を演算する加減速補償回路21と、加減
速補償回路21よりトルク基準を補正する速度加算部22と
が加えられ、これら全体より構成されている。ここでサ
ポートロール速度演算回路20はサポートロール速度演算
手段であり、加減速補償回路21と速度加算部22とは張
力変動抑制手段を成している。
【0023】また、図示しない手段により、ルーパー設
備入側の板材も必要な搬送速度基準(VREFe)に制
御されている。さらに、図示しない手段により、入側搬
送速度Veと出側搬送速度Vdが得られている。
【0024】このように構成された連続鋼板設備の張力
制御装置の作用を説明する。
【0025】まず、張力変動がない場合、板材の出側搬
送速度Vdが搬送速度基準設定器4により与えられる搬
送速度の目標値である搬送速度基準(VREFd)に近
づくように板材搬送機構11がトルク制御されている。
【0026】ところが、実際には、種々の理由により板
材張力は変動する。そこで、張力検出器5によりルーパ
ー設備出側の板材の張力が常に検出され、検出された、
板材1の張力値と張力設定器6で与えられた張力基準の
偏差を基に、搬送速度基準設定器4より与えられる搬送
速度基準(VREFd)が修正され、この修正された値
をもとに速度制御回路9によりトルク基準が求められ
る。このトルク基準は、加減速補償回路21により計算さ
れた加減速補償量を用いて加算部22で補正され、補正さ
れたトルク基準を基に板材搬送機構11がトルク制御回路
10によりトルク制御される。
【0027】ここで加減速補償量は、サポートロール速
度演算回路20より求められた各ループカー2aと固定ロ
ール2b間のサポートロール3の回転速度から計算され
る。次にサポートロール速度演算回路20と加減速補償回
路21の作用を述べ、加減速報償量がどのように計算され
るかを説明する。図1においてルーパー内ループカー2
aと固定ロール2b前後の板材の搬送速度V1 、V2
2m-1、V2m、Vnはルーパー設備入側の搬送速度V
e、出側の搬送速度をVdとすると、 V1 =Ve V2 =Ve−2・(Ve−Vd)/n V3 =V2 4 =Ve−4・(Ve−Vd)/n V5 =V4 2m=Ve−2m ・(Ve−Vd)/n (1) V2m+1=V2mn =Vd である。ここで、nはルーパー板材条数、mは搬送ロー
ルの段数を示す。最下段の搬送ロールをm=1段目、最
上段の搬送ロールはm=n/2段であらわされる。サポ
ートロール速度演算回路20は(1)式により、時々刻々
と変わるルーパー入側の搬送速度Veと出側の搬送速度
Vdに対して板材各部分の速度をもとめる。また、サポ
ートロール3の回転は、板材1の搬送に伴っているの
で、各サポートロール3の回転速度も求めることができ
る。
【0028】加減速補償回路21は、通常、ループカー2
aと固定ロール2b間の板材の慣性力による加減速パワ
ーと、搬送ロールの慣性力による加減速パワーが計算さ
れている。
【0029】さらにループカー2aの位置によって本数
の異なるサポートロールの慣性力による加減速パワーを
計算している。
【0030】ここでサポートロール3の加減速パワーは
ループカー2aの位置データを用いる。たとえば、ルー
プカー2aが固定ロール2bに最も近い位置(短端)に
ありループカー2aの移動方向がX1方向の場合、固定
ロール2bからループカー2aが離れるに従ってサポー
トロール3の本数が段階的に増える。また、ループカー
2aが固定ロール2bに最も遠い位置(長端)にありル
ープカー2aの移動方向がX2方向の場合、固定ロール
2bからループカー2aが近づくに従ってサポートロー
ル3の本数が段階的に増える。
【0031】次に求められたサポートロールの加減速パ
ワーと、通常考慮されている板材、搬送ロールの加減速
パワーとを合計した加減速パワーによりトルク補正であ
る過減速補償量を計算する。
【0032】このように本実施例によれば連続鋼板処理
設備の張力制御装置において、ルーパー設備の入出側搬
送速度Ve、Vdを入力してループカー2aと固定ロー
ル2bの間のサポートロール3の回転速度を算出するサ
ポートロール速度演算回路を設け、通常考慮されている
板材と搬送ロールに加えて、さらにサポートロールの慣
性力による加減速パワーを計算する過減速補償回路を設
けてトルク基準の補正を行うようにしたので、ルーパー
設備入出側での搬送速度変化による張力変動に対して張
力変動の抑制を行い、ひいては板材の変形や板厚変動を
抑制し、安定操業と歩留まりの向上がはかれる。また、
従来装置に簡単な回路要素を付加するだけでよいので、
従来装置の安価な改造により所定の効果を得ることが出
来る。
【0033】
【発明の効果】本発明によればルーパー設備における板
材速度変動及びサポートロールの回転数変動による張力
変動を抑制する連続鋼板処理設備の張力制御装置を提供
することができ、ひいては板材の変形や板厚変動を抑制
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す鋼板張力制御装置の構
成図である。
【符号の説明】
1 板材、2a ループカー、2b 固定ロール、2c
キャリアロール、3 サポートロール、4 搬送速度
基準設定器、5 張力検出器、6 張力設定器、7 張
力加算部、8 速度補正器、9 速度制御回路、10 ト
ルク制御回路、11 板材搬送機構、20 サポートロール
速度演算回路 21 加減速補償回路、22 速度加算部、

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ループカーと固定ロールの間に板材を滞
    留させるルーパー設備と、前記ループカーと固定ロール
    の間に設置されて前記板材を支持するサポートロール
    と、前記ルーパー設備に直列に設置されて前記板材を搬
    送させる板材搬送機構と、前記板材に働く張力を検出し
    て張力測定値を出力する張力検出器と、張力制御の基準
    となる張力設定値を予め与える張力設定器と、前記張力
    測定値を前記張力設定値と比較して張力差値を出力する
    張力加算部と、前記板材搬送機構に基準となる速度基準
    設定値を予め与える搬送速度基準設定器と、前記張力差
    値を前記速度基準設定値と比較して速度差値を出力する
    速度補正器と、この速度補正器から出力された補正信号
    によって速度制御信号を補正される速度制御回路と、前
    記速度制御信号によって前記板材搬送機構にトルク制御
    信号を与えるトルク制御回路とからなる鋼板張力制御装
    置において、前記ルーパー設備に搬入される板材の搬入
    速度と前記ルーパー設備から搬出される板材の搬出速度
    とからサポートロール回転速度を演算するサポートロー
    ル速度演算回路と、前記サポートロール回転速度によっ
    て前記トルク制御信号を補正する加減速補償回路と、前
    記トルク制御信号に前記加減速補償信号を加算して前記
    板材の搬送速度を補正する速度加算部と、を具備してな
    る鋼板張力制御装置。
  2. 【請求項2】 ループカーと固定ロールの間に板材を滞
    留させるルーパー設備と、前記ループカーと固定ロール
    の間に設置されて前記板材を支持するサポートロール
    と、前記ルーパー設備に直列に設置されて前記板材を搬
    送させる板材搬送機構と、前記板材に働く張力を検出し
    て張力測定値を出力する張力検出器と、張力制御の基準
    となる張力設定値を予め与える張力設定器と、前記張力
    測定値を前記張力設定値と比較して張力差値を出力する
    張力加算部と、前記板材搬送機構に基準となる速度基準
    設定値を予め与える搬送速度基準設定器と、前記張力差
    値を前記速度基準設定値と比較して速度差値を出力する
    速度補正器と、この速度補正器から出力された補正信号
    によって速度制御信号を補正される速度制御回路と、前
    記速度制御信号によって前記板材搬送機構にトルク制御
    信号を与えるトルク制御回路とからなる鋼板張力制御装
    置において、前記ルーパー設備に搬入される板材の搬入
    速度設定値と前記ルーパー設備から搬出される板材の搬
    出速度設定値とからサポートロール回転速度を演算する
    サポートロール速度演算回路と、前記サポートロール回
    転速度によって前記トルク制御信号を補正する加減速補
    償信号を出力する加減速補償回路と、前記トルク制御信
    号に前記加減速補償信号を加算して前記板材の搬送速度
    を補正する速度加算部と、を具備してなる鋼板張力制御
    装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115780573A (zh) * 2023-02-09 2023-03-14 四川中天瑞能空调设备有限公司 一种铁板压平装置

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CN115780573A (zh) * 2023-02-09 2023-03-14 四川中天瑞能空调设备有限公司 一种铁板压平装置
CN115780573B (zh) * 2023-02-09 2023-05-09 四川中天瑞能空调设备有限公司 一种铁板压平装置

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