JPH0939146A - ラミネートフィルム - Google Patents

ラミネートフィルム

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Publication number
JPH0939146A
JPH0939146A JP7211136A JP21113695A JPH0939146A JP H0939146 A JPH0939146 A JP H0939146A JP 7211136 A JP7211136 A JP 7211136A JP 21113695 A JP21113695 A JP 21113695A JP H0939146 A JPH0939146 A JP H0939146A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
resin
base film
treatment
peeling
Prior art date
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Pending
Application number
JP7211136A
Other languages
English (en)
Inventor
Narutoshi Sakumichi
成俊 作道
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
INTER KOSUMOSU KK
YAMADA SANGYO KK
Original Assignee
INTER KOSUMOSU KK
YAMADA SANGYO KK
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Publication date
Application filed by INTER KOSUMOSU KK, YAMADA SANGYO KK filed Critical INTER KOSUMOSU KK
Priority to JP7211136A priority Critical patent/JPH0939146A/ja
Publication of JPH0939146A publication Critical patent/JPH0939146A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 剥離可能接着ラミネートフィルムにおいて、
剥離が簡単で、綺麗に剥離できるようにすること。 【解決手段】 ポリエステルフィルム又はポリオレフィ
ンフィルムをベースフィルムとし、その一方の面にアン
カー処理を施し、他方の面に剥離を可能にする剥離処理
を施し、それぞれの面に軟化点の低い樹脂を押出ラミネ
ート法によって積層したもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ラミネートフィル
ムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ラミネートフィルムは、フィルムを積層
したものであり、その用途ごとに種々のものが開発され
ている。その種々の用途の中に、一旦密着させたものを
簡単に剥離でき、一旦剥離すると再度密着できなくする
というものがある。以下、この用途のものについて説明
するが、本発明はこの用途に限定するものではない。
【0003】この用途の例として、カタログ、未使用の
製品であることを示すシール、秘密情報をカバーするシ
ール等の接着用中間フィルム等がある。ここでは、仮
に、2つ折れ葉書(往復はがきのような形状)について
説明する。
【0004】通常、情報や連絡事項を相手側に連絡する
場合、葉書が最も安価である。よって、葉書に記載でき
る程度の量の情報であればかならず葉書によっている。
しかし、葉書は誰にでも読め、且つ読まれたか否かがま
ったく分からないため、個人のプライバシーに関する情
報等は、葉書では連絡できない。よって、高価な封書に
よらざるを得なかった。
【0005】そこで、最近、2つ折れ葉書を折り畳ん
で、中間を剥離可能に接着して郵送するという方法が考
案され、実際に用いられている。これは、2つ折れ葉書
を折り畳み1枚の葉書の大きさにすると、郵便葉書の郵
送料で郵送することができるためである。この2つ折れ
葉書の接着用にラミネートフィルムを用いるのである。
単に接着剤で接着すると、後に剥離できないためであ
る。
【0006】よって、この種のラミネートフィルムとし
ては、剥離が可能であることが必須であるが、且つ再接
着が不可能であることも要件となる。なぜならば、秘密
事項を読まれたかどうかを判別するためである。勿論、
後のことを考えずに、葉書を破って捨てるような悪質な
人間の場合には、封書でも防止できないため同じことで
あるのでここでは考えない。
【0007】このようなラミネートフィルムとしては、
従来、3層型、5層型があった。3層型とは、ベースフ
ィルムの上下に接着層を設けたものである。この接着層
は、感熱接着剤層である。使用法は、この3層ラミネー
トフィルムを葉書の間に嵌挿し加熱圧着すればよい。両
接着剤層が溶融して葉書と接着する。そして、ベースフ
ィルムとしてこの接着剤と強固に接着しなものを用いれ
ば、接着後に剥離も可能なものである。
【0008】また、5層型とは、ベースフィルムを2枚
用いて、その間に擬似接着剤層を設け、両ベースフィル
ムの表面に接着剤層を設けたものである。これは、使用
法は上記の3層ラミネートフィルムと同様であるが、剥
離はベースフィルムと擬似接着剤層との間で生じるもの
である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
3層型のラミネートフィルムでは、接着した後ベースフ
ィルムの上下どちらの面で剥離するかわからないため、
剥離の途中で逆側が剥離を始めることがあり、綺麗に剥
離できないことが多い。また、剥離は、葉書とベースフ
ィルムとの接着力の差によって可能となるものであるた
め、葉書の材質や印刷面の保護フィルムによっては所定
の箇所から剥離できない場合がある。
【0010】また、5層型ラミネートフィルムでは、葉
書との接着剤と、剥離する接着部分とが異なるため、上
記のような葉書の材質の問題や剥離が困難である等の欠
点はない。しかし、2枚のベースフィルムのどちら側で
剥離するかは、これも不明であり、上記の綺麗に剥離で
きないという欠点はまったく解消されていない。
【0011】
【課題を解決するための手段】以上のような現状に鑑
み、本発明者は鋭意研究の結果本発明ラミネートフィル
ムを完成したものであり、その特徴とするところは、ポ
リエステルフィルム又はポリオレフィンフィルムをベー
スフィルムとし、その一方の面にアンカー処理を施し、
他方の面に剥離を可能にする離型処理を施し、それぞれ
の面に軟化点の低い樹脂を押出ラミネート法によって積
層した点にある。
【0012】ベースフィルムとは、中間にあり、押出ラ
ミネート(熱圧着)する時にも溶融しない透明、又は半
透明なフィルムをいう。フィルムとしては、ポリエステ
ルが強度の点から最も好ましい。しかし、ポリオレフィ
ンでもよい。ポリオレフィンとしては、2軸延伸のポリ
エチレン(OPP)等が好適である。厚みは、20〜4
0μが好適である。延伸程度は、5〜8倍程度でよい。
2軸延伸ポリプロピレンフィルムを用いる理由は、安価
であること、且つ接着させることも、剥離容易にするこ
ともできるためである。
【0013】アンカー処理とは、コロナ放電処理がその
代表であるが、接着容易にするための表面処理を言う。
コロナ放電処理とは、フィルムの両面に高電圧をかけ被
処理フィルムの両面に間隔をあけて高電圧コロナを発生
させる。これにより、被処理フィルムが接着容易性を持
つこととなる。これは、通常の方法であり、ポリエチレ
ンフィルムやポリプロピレンを接着させる場合によく用
いられている。本発明においても、その通常の方法でよ
い。
【0014】離型処理とは、接着剤が硬化した後におい
ても、剥離可能にするための処理で離型剤を塗布するこ
とである。離型剤は、通常のものでよく、シリコン系離
型剤、フッ素系離型剤等がある。
【0015】軟化点の低い樹脂とは、ベースフィルムよ
りも軟化点が低いという意味であり絶対的な意味ではな
い。例えば、EVA(エチレン酢酸ビニル樹脂)や、E
EA(エチレンアクリレート)、又EVAとEEAを混
合したポリエチレン等である。EVAを10〜20%、
EEAを7〜20%混合した3成分型のポリエチレンが
最も好適であった。勿論、これ以外に添加物を加えても
問題はない。これらは、軟化点が低く、50〜65℃が
好適である。また、両面に施すこの樹脂層は、同じ材質
のものが好ましい。軟化温度等が同じである方が、押出
ラミネート装置の運転が容易であり、できたフィルムも
安定し、カール等も生じにくいためである。
【0016】この樹脂層は、感熱の接着剤であり、加熱
すれば溶融しベースフィルムに接着する。勿論、温度が
下がれば固化してフィルム状になる。ベースフィルムに
加熱した液状のものを塗布してもよい。この樹脂層も当
然透明又は半透明であり、厚みは自由であるが20〜5
0μが好適である。
【0017】このラミネートフィルムの特徴は、基本的
には3層(上から、樹脂層、ベースフィルム、樹脂層)
であることである。また、その使用方法は、これを2枚
の紙等のシート間に挟持し加熱圧着(90〜140℃程
度)するだけで、上下の樹脂層のみが溶融し、紙等と接
着する。また、剥離する場合には、その接着部分は剥離
せず、剥離処理した部分から一定して剥離する。
【0018】また、ハガキ等を多量に高速に密着処理す
る場合、ハガキとのすべりを良くする必要があるため、
樹脂層にスリップ剤や静電防止剤等を3000〜900
0PPM混入しておくことが好ましく、これにより、動
摩擦係数を0.15〜0.25程度にする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下図面に示す実施の形態に基づ
き本発明ラミネートフィルムをより詳細に説明する。図
1は、本発明ラミネートフィルム1の1例を示す断面図
である。ベースフィルム2の下方にコロナ処理3を施し
ている。ここではベースフィルムとして厚さ20μのポ
リエステルフィルムを使用した。また、ベースフィルム
2の上面には剥離処理剤4(シリコン系剥離剤)が塗布
されている。更に、これらの両面に樹脂層5が設けられ
ている。樹脂としては、EVAを10%、EEAを10
%混合した3成分型のポリエチレンを用いた。
【0020】このフィルムは、ベースフィルムにコロナ
処理を施し、その反対側に剥離剤を塗布し、その両面に
押出ラミネートにより樹脂をラミネートして製造したも
のである。そして、温度が下がれば両面とも粘着性はな
く、取扱いは非常によい。
【0021】図2は、図1に示す例を用いて2枚の紙6
を接着したところの断面を示す。これにより、通常の取
扱い程度では、2枚の紙6は剥がれない。例えば、2つ
折り葉書とすると、郵送中に剥がれるということはな
い。この方法は、2枚の紙、又は2つ折りの場合折り返
した両面の間に本発明フィルムを挟持し、加熱圧着(1
00℃程度)すればよい。
【0022】図3は、図2のものを矢印の地点で、矢印
方向に力を掛けて剥がそうとしたところを示している。
この図からも明らかなように、剥離は離型剤4の上方で
生じる。これ以外のところでは、剥離は生じない。それ
は、樹脂層5と離型剤4間の剥離力がその他の部分と比
較して非常に小さいためである。また、樹脂と剥離層と
は樹脂が溶融して接着されたものであり、再度溶融させ
なければ接着はできず、通常では再接着はしない。よっ
て、一度剥離すると、元の状態に戻すことはできず、剥
離されたことは直ちに判明することとなる。
【0023】
【発明の効果】以上詳細に説明した本発明ラミネートフ
ィルムには次のような大きな効果がある。 被接着物の剥離が容易で、且つ剥離箇所が限定され
ている。 一度剥離すると、再接着ができない。 ラミネートフィルム自体の製造や使用が容易であ
る。 安価で、被接着物の両側にフィルム層が残るため、
剥離後が綺麗である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るラミネートフィルムの1例を示す
断面図である。
【図2】図1に示す例の使用方法を示す断面図である。
【図3】図2の例の剥離状況を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ラミネートフィルム 2 ベースフィルム 3 コロナ処理 4 離型剤 5 樹脂層 6 紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09J 7/02 JJN C09J 7/02 JJN JJP JJP JLE JLE

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリエステルフィルム又はポリオレフィ
    ンフィルムをベースフィルムとし、その一方の面にアン
    カー処理を施し、他方の面に剥離を可能にする離型処理
    を施し、それぞれの面に軟化点の低い樹脂を押出ラミネ
    ート法によって積層したことを特徴とするラミネートフ
    ィルム。
JP7211136A 1995-07-26 1995-07-26 ラミネートフィルム Pending JPH0939146A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7211136A JPH0939146A (ja) 1995-07-26 1995-07-26 ラミネートフィルム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7211136A JPH0939146A (ja) 1995-07-26 1995-07-26 ラミネートフィルム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0939146A true JPH0939146A (ja) 1997-02-10

Family

ID=16600989

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7211136A Pending JPH0939146A (ja) 1995-07-26 1995-07-26 ラミネートフィルム

Country Status (1)

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JP (1) JPH0939146A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002007666A (ja) * 2000-06-26 2002-01-11 Adms Co Ltd マーケティングデータ収集システム
JP2011094057A (ja) * 2009-10-30 2011-05-12 Nitto Denko Corp 剥離ライナー付き粘着シート

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002007666A (ja) * 2000-06-26 2002-01-11 Adms Co Ltd マーケティングデータ収集システム
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