JPH0934189A - 複写機の濃度調整方法および濃度調整装置 - Google Patents

複写機の濃度調整方法および濃度調整装置

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JPH0934189A
JPH0934189A JP7183103A JP18310395A JPH0934189A JP H0934189 A JPH0934189 A JP H0934189A JP 7183103 A JP7183103 A JP 7183103A JP 18310395 A JP18310395 A JP 18310395A JP H0934189 A JPH0934189 A JP H0934189A
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JP
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bias
developing bias
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JP7183103A
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English (en)
Inventor
Kenichi Tanabe
謙一 田名辺
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Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
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Priority to US08/678,644 priority patent/US5734947A/en
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/50Machine control of apparatus for electrographic processes using a charge pattern, e.g. regulating differents parts of the machine, multimode copiers, microprocessor control
    • G03G15/5033Machine control of apparatus for electrographic processes using a charge pattern, e.g. regulating differents parts of the machine, multimode copiers, microprocessor control by measuring the photoconductor characteristics, e.g. temperature, or the characteristics of an image on the photoconductor
    • G03G15/5037Machine control of apparatus for electrographic processes using a charge pattern, e.g. regulating differents parts of the machine, multimode copiers, microprocessor control by measuring the photoconductor characteristics, e.g. temperature, or the characteristics of an image on the photoconductor the characteristics being an electrical parameter, e.g. voltage
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/06Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing
    • G03G15/065Arrangements for controlling the potential of the developing electrode

Abstract

(57)【要約】 【課題】各部の濃度差が大きな特殊原稿の複写を良好に
行えるように複写機を調整できる濃度調整方法および装
置を提供すること。 【解決手段】感光体の表面電位が100ボルト下げられ
ることにより、濃度勾配が緩和される(ステップS
4)。これにより、いわゆる前引きや尾引きをが防止さ
れる。表面電位を下げたことにより生じるおそれがある
濃度不足は、原稿を照明する光源の光量を薄い原稿に対
応した値とすることにより補償される(ステップS
5)。光量を少なくしたことにより生じるおそれがある
かぶりは、現像バイアスの調整により防がれる(ステッ
プS6)。さらに、濃度調整キーによって選択可能な濃
度値に対する現像バイアスの勾配が小さくされる(ステ
ップS6)。 【効果】濃度調整キーの操作により、現像バイアスを微
調整できる。そのため、特殊原稿に対する良好な複写物
を得やすい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機の濃度調整
方法および濃度調整装置に関する。さらに詳しくは、本
発明は、濃度の高い部分と低い部分とを併せもつ原稿画
像を良好に再生することができるように複写機の濃度を
調整するための方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、電子写真プロセスに従って原
稿の複写物を得る電子写真複写機が広く用いられてい
る。この種の複写機では、次のようにして原稿の複写像
が形成される。すなわち、原稿が光学的に走査され、そ
の際に原稿から反射されてくる光によって感光体が露光
される。感光体の表面は前もって一様に帯電されてお
り、原稿からの反射光による選択的な除電により、感光
体の表面には、原稿像に対応した静電潜像が形成され
る。この潜像は、感光体に接触する現像ローラを有する
現像装置の働きによって、トナー像に顕像化される。こ
のトナー像は、転写紙に転写される。転写されたトナー
像は、定着装置によって、加圧および加熱され、転写紙
上に定着させられる。
【0003】このような複写機には、一般に、複写濃度
を調整するための濃度調整キーが備えられている。これ
は、複写される原稿には、上質紙上に黒色の文字が印刷
された標準的な原稿の他に、新聞紙のように紙色が真っ
白ではないもの、第2原図のように一定の光透過性があ
るものなど、様々なものがあるからである。原稿の種類
に基づいて複写濃度を適切に設定することによって、様
々な原稿の種類に対応して、良好な複写物が得られる。
【0004】濃度の調整は、たとえば、原稿を照明する
光源の発生光量および/または現像ローラに印加される
現像バイアスを可変することによって達成される。具体
的には、原稿を照明する光量を増加させれば、感光体の
露光量が増加し、濃度が低くなる。また、現像バイアス
を減少させれば、感光体と現像ローラとの間の電位差が
大きくなる。そのため、より多くのトナーが感光体表面
に付着することになるので、濃度を高めることができ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、複写機によ
って複写される原稿は、その各部の濃度が必ずしも一様
ではない。たとえば、文字とイラストが混在しているよ
うな原稿においては、細い線で描かれた比較的濃度が低
い領域と、黒ベタ部のように濃度が極めて高い部分とが
存在する。このような原稿の複写物を得ようとする場合
に、黒ベタ部に合わせて濃度を調整すると、細い線で描
かれた文字が飛んでしまうおそれがある。すなわち、た
とえ黒ベタ部が良好に再生されたとしても、文字部分は
全く再生できなくなる場合がある。そこで、一般的に
は、文字部分のような低濃度領域に合わせて濃度を調整
せざるを得ない。しかし、低濃度領域に合わせて濃度調
整をすると、黒ベタ部の画像に、いわゆる前引きまた尾
引きなどの画像不具合が発生するおそれがある。
【0006】このような不具合は、2段階の濃度領域を
持つ原稿のみならず、たとえば、細い線で描かれた低濃
度領域、通常の文字が描かれた中濃度領域および黒ベタ
部などの高濃度領域の3つ以上の濃度領域を含む原稿に
ついても同様に発生する。この場合、中濃度領域におい
て前引きや尾引きが生じると、複写画像中の文字が判読
できないなどの不具合が生じるおそれがある。
【0007】そこで、本発明の目的は、上述の技術的課
題を解決し、濃度の異なる領域が混在した原稿画像を再
生する際に、いずれの濃度領域の画像も良好に形成する
ことができるように複写機の濃度を調整するための方法
および装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの請求項1記載の調整方法は、各部の濃度差が比較的
少ない通常原稿および各部の濃度差が比較的大きい特殊
原稿を複写することができ、原稿を照明する光源と、原
稿からの反射光によって静電潜像が形成される感光体
と、上記静電潜像をトナー像に現像する現像装置とを備
えた複写機に適用され、上記特殊原稿を複写する際の濃
度を調整する方法であって、上記感光体の表面電位を、
通常原稿複写時の表面電位よりも所定幅だけ低く設定す
るステップと、上記原稿を照明する光源から発生される
光量を濃度の低い原稿に対応した所定値に設定するステ
ップと、上記現像装置に印加される現像バイアスを、少
なくとも所定の標準濃度値に対応した現像バイアス値に
ついて、通常原稿複写時の値よりも所定幅だけ高く設定
するステップとを含むことを特徴とする。
【0009】本発明によれば、表面電位が通常原稿複写
時よりも所定幅だけ低く設定される。表面電位を低くす
ることにより、濃度が全体的に低くなるとともに、濃度
差が緩和される。濃度差が緩和されることで、濃度が高
い画像部分においていわゆる前引きや尾引きのような不
具合が生じることを防止できる。さらに本発明では、原
稿を照明する光源の光量が濃度が低い原稿に対応した所
定値に設定されるから、複写像の濃度が全体的に低くな
りすぎることが防止される。ただし、低濃度の原稿に対
応した光量で複写を行うと、かぶりが生じるおそれがあ
る。そこで、現像バイアスを通常原稿複写時よりも所定
幅だけ高く設定して、かぶりの発生を抑制している。
【0010】請求項2記載の方法は、上記現像装置は、
現像バイアスを、濃度調整入力手段からの入力操作によ
って、上記標準濃度値を含む複数段階の濃度値に対応す
る値に可変設定することができるものであり、上記濃度
調整方法は、さらに、上記複数段階の濃度値の変化に対
する現像バイアスの変化率が通常原稿複写時よりも少な
くなるように、各段階の濃度値に対応した現像バイアス
を設定するステップを含むことを特徴とする。
【0011】さらに、請求項3記載の方法は、原稿を試
験的に複写し、複写物の濃度に応じて、上記濃度調整入
力手段を操作して、現像バイアスを調整するステップを
さらに含むことを特徴とする。このように、濃度調整入
力手段からの入力操作によって現像バイアス値を可変設
定して濃度の微調整が行われる。この場合、複数段階の
濃度値の変化に対する現像バイアスの変化率が通常原稿
複写時よりも小さいので、現像バイアスの微調整を容易
に行える。そのため、良好な複写物を得ることが容易に
なる。
【0012】請求項4記載の方法は、上記現像装置は、
バイアスシフト入力手段からの入力操作によって、上記
複数の濃度値に対応する現像バイアスを等バイアス幅だ
けシフトすることができるものであり、上記濃度調整方
法は、さらに、原稿を試験的に複写し、複写物の濃度に
応じて、上記バイアスシフト入力手段を操作して、複数
の濃度値に対応する現像バイアスを等しいバイアス幅だ
けシフトさせるステップを含むことを特徴とする。
【0013】請求項4の上記のステップは、たとえば、
濃度調整入力手段からの入力操作によっても特殊原稿を
良好に複写できない場合に行われることが好ましい。す
なわち、各濃度値に対応する現像バイアスを並行してシ
フトさせることにより、濃度調整入力手段による濃度調
整によって特殊原稿に対する良好な複写物を得ることが
できるように現像バイアスを設定できる。
【0014】請求項5記載の発明は、各部の濃度差が比
較的少ない通常原稿および各部の濃度差が比較的大きい
特殊原稿を複写することができ、原稿を照明する光源
と、原稿からの反射光によって静電潜像が形成される感
光体と、上記静電潜像をトナー像に現像する現像装置と
を備えた複写機に適用され、上記特殊原稿を複写する際
の濃度を調整するための装置であって、上記感光体の表
面電位を、通常原稿複写時の表面電位よりも所定幅だけ
低く設定する表面電位制御手段と、上記原稿を照明する
光源から発生される光量を濃度の低い原稿に対応した所
定値に設定する光量制御手段と、上記現像装置に印加さ
れる現像バイアスを、少なくとも所定の標準濃度値に対
応した現像バイアス値について、通常原稿複写時の値よ
りも所定幅だけ高く設定する現像バイアス制御手段とを
含むことを特徴とする複写機の濃度調整装置である。
【0015】この構成は、請求項1に記載の方法を実施
するのに適している。また、請求項6記載の装置は、上
記複写機が記所定の標準濃度値を含む複数段階の濃度値
に対応した複数段階の現像バイアスを上記現像装置に可
変設定するための濃度調整入力手段をさらに含むもので
あり、上記複数段階の濃度値の変化に対する現像バイア
スの変化率が通常原稿複写時よりも少なくなるように、
各段階の濃度値に対応した現像バイアスを設定するバイ
アス勾配変更手段をさらに含むことを特徴とする。
【0016】この構成は、請求項2または請求項3に記
載の方法を実施するのに適している。さらに、請求項7
記載の装置は、上記複数の濃度値に対応する現像バイア
スを等バイアス幅だけシフトさせるためにシフト幅を入
力するためのバイアスシフト入力手段と、上記バイアス
シフト入力手段からの入力操作に応答して、上記複数の
濃度値に対応する現像バイアスを等しいバイアス幅だけ
シフトさせるバイアスシフト手段とをさらに含むことを
特徴とする。
【0017】この構成は、請求項4に記載の発明を実施
するのに適している。
【0018】
【発明の実施の形態】以下では、本発明の実施の形態
を、添付図面を参照して詳細に説明する。図2は、本発
明の実施の一形態が適用される電子写真複写機の内部構
成を簡略化して示す断面図であり、図3はその外観構成
を示す斜視図である。この複写機は、たとえば、A0判
(841mm×1189mm)のような大きなサイズの原稿
の複写物を得るためのものである。この複写機では、原
稿が搬送される一方で、固定配置した光学系により原稿
面が照明走査され。この照明走査に基づいて画像が形成
される。
【0019】複写機本体1の上面には、複写に関連する
各種の設定を行うための操作部100、および原稿9を
搬送するための原稿搬送路41が形成されている。原稿
搬送路41に関連して、原稿9を搬送するための原稿搬
送部10が、複写機本体1の上部に設けられている。複
写機本体1の前面1aには、トナー像が転写された複写
用紙が排出される排出口54が開口されている。この排
出口54から排出された複写用紙は、案内部材91によ
って案内されつつ先端を下向きにして落下し、導入開口
93を介してポケット92内へ収容されるようになって
いる。ポケット92は、複写機本体1の前面1aに沿う
前カバー5によって形成されたものである。
【0020】原稿搬送部10は、原稿9を順方向R1ま
たは逆方向R2に沿って原稿9を搬送する。画像形成動
作は、順方向R1への搬送と同期して行われる。同一原
稿から複数枚の複写が行われるときには、原稿搬送部1
0は、搬送方向を順方向R1および逆方向シール2に交
互に切り換えて原稿9を搬送する。8は、原稿の方向を
反転させることにより、複写機本体1の背後への原稿9
の落ち込みを防止するための反転部材である。
【0021】原稿搬送部10は、順方向R1に沿って順
に配置された、第1の搬送ローラ12、第2の搬送ロー
ラ14および第3の搬送ローラ15を有している。第2
の搬送ローラ14は、原稿9をスリット露光するための
透明板13に対向する位置に設けられており、原稿9を
透明板13に密着させる。透明板13に関連して、原稿
9の原稿面を照明するための光源17が固定配置されて
いる。光源17は、たとえば、蛍光灯からなる。この光
源17からの光は、透明板13を介して原稿表面に照射
される。そして、原稿9の表面からの反射光は、セルフ
ォックレンズ18によって、複写機本体1のほぼ中央部
に設けたドラム状の感光体20の表面に導かれる。セル
フォックレンズ18からの光によって露光される以前の
感光体20の表面は、帯電用コロナ放電器21によって
一様に帯電されている。したがって、露光による選択的
な除電により、感光体20の表面には、原稿像に対応し
た静電潜像が形成される。セルフォックレンズ18の近
傍には、感光体20の表面電位を検出するための表面電
位センサ40が配置されている。
【0022】感光体20の表面の静電潜像は、感光体2
0に近接して配置された現像ローラ22aを有する現像
装置22によって、トナー像に現像される。このトナー
像は、感光体20が矢印23方向に回転することによっ
て、転写用コロナ放電器24の近傍に導かれる。転写用
コロナ放電器24と感光体20との間には、給紙部16
1から複写用紙が供給される。この複写用紙に、感光体
20の表面のトナー像が、転写用コロナ放電器24の働
きによって転写される。トナー像の転写後の感光体20
の表面はクリーニング装置26によって清掃され、次回
の複写に備えられる。
【0023】一方、トナー像が転写された複写用紙は、
分離用コロナ放電器25の働きによって感光体20から
剥離され、さらに、搬送路34を通って、定着装置35
に導かれる。定着装置35は、一対のローラ37および
38によって複写用紙上のトナーを加熱および加圧し、
複写用紙に定着させる。定着処理後の複写用紙は、排出
ローラ36を通って、開口54から複写機本体1外に排
出される。
【0024】給紙部161は、複写機本体1の高さ方向
中央部から下方の部分に収容された上中下3段の給紙ユ
ニット161A,161Bおよび161Cを含む。給紙
ユニット161A,161Bおよび161Cは、それぞ
れ、ロール状に巻回されたロールシート4A,4Bおよ
び4Cを収容することができる。ロールシート4A,4
Bおよび4Cは、それぞれ供給リール51,52および
53に巻き取られている。ロールシート4A,4Bおよ
び4Cの種類としては、普通紙、透明フィルムおよびト
レーシングペーパー等を例示することができる。
【0025】複写機本体1の中央部には、A0判からA
4判等の、予め所定長さに切断されたカットシートを、
複写機本体1の前面1aの手差し給紙部30を通して給
紙するためのバイパス給紙経路BPが設けられている。
このバイパス経路BPに関連して、搬送ローラ32およ
び39が配置されており、これらのローラは用紙を感光
体20の直前のレジストローラ33に導く。レジストロ
ーラ33は、感光体20の回転と同期して、感光体20
に向けて用紙を供給する。
【0026】上段の給紙ユニット161Aは、ロールシ
ート4Aから用紙を引き出す給紙ローラ61、引き出さ
れた用紙を上方に導く搬送ローラ62、用紙を切断する
ためのカッタ機構80、および用紙をレジストローラ3
3に導くための搬送ローラ63を備えている。カッタ機
構80は、長尺の固定刃81と、この固定刃81との間
でロールシートを切断する回転刃82とを備えている。
【0027】中段および下段の給紙ユニット161Bお
よび161Cは、それぞれ、ロールシート4Aおよび4
Bから用紙を引き出す給紙ローラ64および65を有し
ている。給紙ローラ64および65からの用紙は、搬送
ローラ62、カッタ機構80および搬送ローラ63を経
てレジストローラ33に導かれる。図4は、複写機本体
1の上面に設けられた操作部100の構成を示す平面図
である。操作部100は、全ての設定を初期状態に戻す
ためのオールクリアキー101、選択した機能を確定さ
せるためのエンターキー102、コピー枚数設定などの
ためのアップ/ダウンキー103、コピー後端部に余白
を形成するための後端ハンギングキー104、コピー先
端部に余白を形成するための先端ハンギングキー10
5、先端マージンコピーを行うための先端マージンキー
108、サンプルコピーや既登録のプログラムコピーの
メッセージを呼び出すためのサンプルコピー/プログラ
ム呼出しキー112、コピー枚数を「1」にリセットし
たりコピーを途中で中止させたりするためのストップ/
クリアキー116、ロールユニットまたは手差し給紙の
選択のための用紙選択キー119、第2原図やフィルム
などのような特殊用紙にコピーするときに操作される特
殊紙選択キー122、ロール紙のカット長さを設定する
ためのカット長さ選択キー126、原稿濃度を選択する
ための原稿濃度切り換えキー129、コピー濃度を調整
するためのコピー濃度調整キー131、およびコピーを
途中で中止させたりロール紙セット後に用紙の先端カッ
トをするときに操作される原稿ストップ/先端カットキ
ー132を備えている。
【0028】操作部100は、さらに、先端マージンが
正の値であるか負の値であるかを表示する先端マージン
表示ランプ106および107、コピー枚数、ロール紙
の使用長さおよび機械の状態等を表示するためのメッセ
ージ表示部113、メッセージ表示部113にロール紙
の指定長さが表示されているときに点灯する長さ表示ラ
ンプ114、メッセージ表示部113にコピー枚数が表
示されているときに点灯する枚数表示ランプ115、原
稿濃度切換えキー129によって薄い原稿が選択された
ときに点灯する薄い原稿表示ランプ127、キー129
によって濃い原稿が選択されたときに点灯する濃い原稿
表示ランプ128、ならびに濃度値「1」から濃度値
「7」までの範囲のコピー濃度を0.5おきの13段階
で表示する複数のコピー濃度表示ランプ130などを備
えている。
【0029】コピー濃度表示ランプ130は、7個のL
ED(発光ダイオード)を有する。左端のLEDが一個
点灯している状態は、濃度値「1」(もっとも濃い)を
表し、右端のLEDが一個点灯している状態は、濃度値
「7」(もっとも薄い)を表す。その間の濃度値は、一
個または隣接する一対のLEDの点灯によって表示され
る。たとえば、左から2番目のLEDが点灯していれ
ば、濃度値は、「2」である。左端およびその右側のL
EDが点灯していれば、濃度値は「1.5」である。
【0030】複写の際には、操作者は、メッセージ表示
部113の表示内容を参照しながら、キー入力操作を行
う。たとえば、アップ/ダウンキー103を操作して、
複写枚数を設定し、原稿濃度切換えキー129を操作し
て原稿9の濃度に対応した原稿濃度を選択する。この
後、原稿9を原稿搬送路41にセットすると、複写が開
始される。できた複写物の濃度が濃すぎたり薄すぎたり
する場合には、コピー濃度調整キー131を操作して、
いずれかの濃度値に対応したコピー濃度表示ランプ13
0を点灯させた状態で、再度複写が行われる。このよう
に、コピー濃度調整キー131は、濃度調整入力手段に
相当している。
【0031】図5は、上記の複写機の濃度制御に関連す
る電気的構成を示すブロック図である。この複写機の各
部の動作を制御するための制御部151は、表面電位制
御手段、光量制御手段および現像バイアス制御手段など
として機能するもので、RAM、プログラムROMおよ
びCPU(中央処理装置)などを備えたマイクロコンピ
ュータを含む。この制御部151には、操作部100お
よび表面電位センサ40の出力信号が与えられている。
制御部151は、操作部100および表面電位センサ4
0からの出力信号に基づき、プログラムROMに格納さ
れているプログラムに従って動作し、メイン高電圧トラ
ンス出力回路152、インバーター回路153、および
現像バイアス高圧トランス回路154を制御する。メイ
ン高圧トランス回路154は、帯電用コロナ放電器21
に高電圧を印加するためのものである。また、インバー
タ回路153は、蛍光灯からなる光源17に電力を供給
する。さらに、現像バイアス高圧トランス回路154
は、現像ローラ22aに現像バイアスを印加する。
【0032】メイン高電圧トランス出力回路152を制
御することによって、感光体20の表面電位を制御でき
る。また、インバータ回路153を制御することによっ
て、光源17の発生光量を制御できるから、感光体20
の露光量を制御することができる。また、現像バイアス
高圧トランス回路154を制御することによって、現像
バイアスを制御することができる。
【0033】図1は、濃度が各部で不均一な特殊原稿の
複写を行う場合の動作を説明するためのフローチャート
である。たとえば、文字領域とイラスト領域とを併せ持
つような原稿については、この図1の処理を行うことが
有効である。まず、操作者は、濃度の低い部分の画像の
飛びが生じることがないように、濃度切換えキー129
を操作して、薄い原稿表示ランプ127を点灯させる。
そして、対象となる原稿を原稿搬送路41にセットする
と、原稿搬送部10が動作して原稿の搬送が開始され、
複写動作が行われる。このようにして、テストコピーが
行われる(ステップS1)。
【0034】操作者は、次に、でき上がった複写物を目
視により検査する(ステップS2)。複写物に不具合が
なければ、できた複写物はそのまま使用することができ
る。2枚以上の複写物が必要であれば、アップ/ダウン
キー103を操作して必要枚数を設定し、原稿を再セッ
トすればよい。できあがった複写物に不具合がある場合
には、ステップS3の操作に移る。すなわち、複写物に
おいて濃度が比較的高い部分に、いわゆる前引きや尾引
きが生じている場合には、通常モードから特殊原稿複写
モードに複写機の動作モードを切り換える。特殊原稿複
写モードとは、原稿の各部で濃度が異なる原稿の複写物
を良好に得るための複写モードである。このモードの移
行は、たとえば、濃度切換えキー129を所定時間以上
(たとえば6秒以上)継続して押下し続けることによっ
て行われる。すなわち、制御部151は、濃度切換えキ
ー129が所定時間以上押下し続けられたことを検知し
て、メイントランス出力回路152、インバータ回路1
53および現像バイアス高圧トランス回路154の制御
態様を変更する。
【0035】具体的には、まず、感光体20の表面電位
が、たとえば100ボルト減少させられる(ステップS
4)。制御部151は、たとえば、130ボルトの範囲
で感光体20の表面電位を変化させることができる。し
たがって、表面電位の100ボルトの減少は、制御部1
51によるメイン高圧トランス回路152の制御によっ
てのみ達成される。制御部151は、通常は、表面電位
センサ40の出力に基づいてメイン高圧トランス出力回
路152を制御することによって、感光体20の表面電
位をたとえば800ボルトに制御している。したがっ
て、ステップS4においては、制御部151は、感光体
20の表面電位を700ボルトに制御することになる。
【0036】表面電位を100ボルト下げることによる
影響は、図6に示されている。図6は、マンセル原稿の
値N9.5ないしN1.0の範囲のテスト原稿を複写し
たときの複写像の濃度を表す。曲線L800は、表面電
位が800ボルトのときの特性を表し、曲線L700は
表面電位が700ボルトのときの特性を表す。曲線L8
00およびL700を比較すると、表面電位を低くする
ことにより、高濃度の原稿に対する複写物が低濃度にな
ることがわかる。さらに、表面電位を100ボルト下げ
たことによって、参照符号Mで示すように、中間濃度領
域における曲線の傾斜がゆるやかになることが理解され
る。つまり、濃淡の差が幾分緩和された複写物が得られ
る。
【0037】図1に戻って、説明を続ける。表面電位が
下げられた後、制御部151は、さらに、インバータ回
路153を制御し、光源17から発生する光量を、薄い
原稿に対応した光量に設定する(ステップS5)。すな
わち、露光量が低くされる。光源17が蛍光灯で構成さ
れている場合、この蛍光灯から発生する光量は、たとえ
ば、次の3段階に切り換え可能とされている。
【0038】28000ルクス −−− 新聞等の濃い
原稿に対応した光量 20000ルクス −−− 普通の原稿に対応した光量 8000ルクス −−− セクション原稿等の薄い原稿
に対応した光量 ただし、上記の各値は、グリーンのフィルタを通して透
明板13上で検出した照度である。
【0039】薄い原稿に対応した上記光量は、具体的に
は、方眼紙の青線の複写像が複写物上に形成されるよう
な光量である。このような光量を設定することにより、
複写像の全体の濃度の上昇が図られる。表面電位を10
0ボルト下げるのみでは、複写像が全体的に薄くなりす
ぎる傾向がある。そこで、露光量を少なくすることによ
り、全体の濃度を上げるようにされる。
【0040】ところが、露光量を少なくすると、複写物
の地肌にかぶりが発生するおそれがある。そこで、本実
施形態においては、さらに、現像バイアスが変更される
(ステップS6)。具体的には、濃度値「1」に対応す
る現像バイアスが、通常値(通常原稿複写時の値)の1
00ボルトから215ボルトに上げられる。また、濃度
値「4」については、通常値の230ボルトから265
ボルトに上げられる。さらに、濃度値「7」について
は、通常値の430ボルトから325ボルトに下げられ
る。濃度値「1」、「4」および「7」以外の濃度値に
対応する現像バイアスは、濃度値「1」、「4」および
「7」の現像バイアスの値をたとえば直線補間するよう
に定められる。このようにして、濃度値の変更に対する
現像バイアスの変化の変化率が少なくなる。還元すれ
ば、現像バイアスの勾配が緩やかになる。各濃度値に対
応する現像バイアスの設定は、バイアス勾配変更手段と
しての機能をも有する制御部151によって行われる。
【0041】既定値である濃度値「4」(標準濃度値と
して把握される)について見ると、通常の場合よりも、
30ボルトだけ現像バイアスが増加されることになる。
したがって、感光体20との間の電位差は、現像バイア
スを変更する前よりも少なくなる。したがって、感光体
20へのトナーの付着量を少なくできる。そのため、露
光量を少なくしたことにより生じるおそれのあるかぶり
を防止することができる。
【0042】次に、操作者は、原稿搬送路41に原稿を
再度セットし、コピー濃度を既定値の「4」としたうえ
で(ステップS7)、テストコピーを行う(ステッフS
8)。操作者は、さらに、できた複写物を検査し、複写
像の良否を判定する(ステップS9)。複写像の濃度が
良好であれば、調整を終了する。複写像の濃度が濃すぎ
たり薄すぎたりする場合には、コピー濃度調整キー13
1を操作して、濃度を微調整する(ステップS10)。
そして、再度テストコピーを行う(ステップS8)。
【0043】上述のように現像バイアスの勾配は、通常
の場合よりも格段に緩やかにされている。そのため、コ
ピー濃度調整キー131を操作することによって、現像
バイアスを微小変化させることができる。これにより、
適切な現像バイアスを正確に設定することができるの
で、濃度が良好に再現された複写物を得ることができ
る。
【0044】特殊原稿複写モードから通常モードへの復
帰は、たとえば、オールクリアキー101を操作するこ
とによって行える。たとえば、濃度値「1」、「4」お
よび「7」に対応した薄い原稿用現像バイアスは、それ
ぞれ、300ボルト、400ボルトおよび500ボルト
に設定されている。この薄い原稿用の現像バイアスを濃
度差の大きな領域が混在する原稿の複写の際に使用する
ことも考えられる。しかし、この薄い原稿用の現像バイ
アスでは、濃度値の変化に対する現像バイアスの変化率
が大きすぎるため、微妙な調整ができないおそれがあ
る。
【0045】図7は、濃度の高い領域と低い領域とが混
在した原稿に対する複写を良好に行えないときに、サー
ビスマンによって行われる処理を説明するためのフロー
チャートである。この図7において、図1の各ステップ
と同等の処理または操作が行われるステップには同一の
参照符号を付して示す。サービスマンは、特殊原稿コピ
ーモード時における現像バイアスを調整する。具体的に
は、ステップS8において濃度値「4」に対応したテス
トコピーを実行した後、複写像の画像が薄すぎるかどう
か(ステップS11)、および/または複写像の画像が
濃すぎるかどうか(ステップS12)が判断される。す
なわち、複写物の濃度が適切かどうかが判断される。複
写物の濃度が不適切である場合には、シミュレーション
モードに移行すべく、操作を行う(ステップS13)。
【0046】シミュレーションモードに入るための操作
は、たとえば、ストップ/クリアキー116および先端
マージンキー108を同時に押下した状態で、電源スイ
ッチ(図示せず)をオフ/オンする操作であってもよ
い。シミュレーションモードでは、特殊原稿複写モード
に対応する現像バイアスのみならず、他のシミュレーシ
ョンも可能である。いずれの種類のシミュレーション処
理を行うかは、アップ/ダウンキー103を操作して、
シミュレーション番号を入力することにより選択でき
る。たとえば、アップキーを10の位の番号の入力に用
い、ダウンキーを1の位の番号の入力に用いてもよい。
【0047】特殊原稿複写モードに対応する現像バイア
スを変更するためのシミュレーションが開始されると、
操作者であるサービスマンは、アップ/ダウンキー10
3を操作することにより、設定値を変更する(ステップ
S14)。これに応答して、制御部151は、濃度値に
対する現像バイアスの勾配を保ちつつ、各濃度値に対応
する現像バイアスを変更する。つまり、濃度値を横軸に
とり現像バイアスを縦軸にとったグラフ上で現像バイア
ス曲線を定義するとすれば、この現像バイアス曲線が上
下に平行移動される。このように、アップ/ダウンキー
103がバイアスシフト入力手段に対応し、制御部15
1はバイアスシフト手段としての機能をも有する。
【0048】現像バイアスの変更が終了すると、再度、
テストコピーが行われ(ステップS8)、同様な処理お
よび操作が繰り返される。そして、良好なテストコピー
が得られると、ステップS15およびS16を経て、シ
ミュレーションモードが解除され、調整処理が終了す
る。シミユュレーションモードの解除は、たとえば、ア
ップダウンキー103を操作してシミュレーション番号
を入力することにより行える。
【0049】以上のように本実施形態によれば、感光体
20の表面電位を下げることによって、高濃度部分の低
濃度化と、濃度勾配の緩和とが図られる。さらに、表面
電位を下げたことによって生じるおそれのある濃度不足
を、薄い原稿用の露光量を設定することによって補うよ
うにしている。さらには、薄い原稿用の露光量を設定す
ることによって生じるおそれのあるかぶりを、既定値の
濃度値「4」において比較的高い値をとる現像バイアス
を設定することによって防止するようにしている。これ
により、露光量や現像バイアスを単独で制御しても良好
な複写像を得ることが困難な原稿についても、各部の濃
度を良好に再現し、かつ、前引きや尾引きの生じること
のない良好な複写物を得ることができる。
【0050】さらに、濃度値に対する現像バイアスの勾
配が緩やかになるように制御されるので、使用者による
微調整が可能である。そのため、たとえば、使用者ごと
の好みの差をこれによりある程度吸収することができ
る。したがって、各部の濃度が均一でない原稿の良好な
複写物を得ることができる。本発明の実施の一形態につ
いて詳細に説明してきたが、本発明が他の実施形態を有
するものであることは言うまでもない。たとえば、上述
の実施形態では、通常の原稿の複写物を得るモードが通
常のモードとされ、特殊原稿複写モードに入るために
は、濃度切換えキー129を一定時間押下し続けること
としている。しかし、濃度の高い部分と低い部分とが混
在した原稿を頻繁に複写する場合には、むしろ、特殊原
稿複写モードを通常のモードとした方が、装置の使い勝
手が向上するであろう。
【0051】また、上記の実施形態では、特殊原稿複写
モード時に感光体20の表面電位を100ボルト下げる
ようにしているが、表面電位の変化幅は、装置の構成に
応じて適宜設定されればよい。ただし、制御部151に
よるメイン高圧トランス出力回路152の制御のみによ
って変化できる範囲にとどめることが好ましい。これ
は、制御部151が実行するプログラム以外の変更を要
しないからである。
【0052】さらに、上述の実施形態では、光源17を
固定配置しておく一方で原稿を搬送することによって原
稿の光学的走査が行われているが、原稿を固定し、光源
を移動することによって原稿の走査が行われてもよい。
その他、特許請求の範囲に記載された技術的事項の範囲
で種々の変更を施すことが可能である。
【0053】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、感光体の
電位を低く設定することにより、濃度勾配が緩和され、
前引きや尾引きの発生が抑えられる。また、原稿を照明
する際の光量が低濃度の原稿に対応した値に設定される
から、表面電位を下げているにも関わらず、全体の濃度
が低くなりすぎることがない。さらに、現像バイアス
を、少なくとも標準濃度値に対応する値については、高
く設定しているので、薄い原稿に対応した光量を設定し
ているにもかかわらず、かぶりが生じることがない。こ
のようにして、各部の濃度差が大きい特殊原稿を複写し
たときに、その良好な複写物を得ることができる。
【0054】また、濃度調整入力手段からの入力操作に
よって現像バイアスを複数段階の濃度値に対応した複数
の値に設定できる場合には、濃度値の変化に対する現像
バイアスの変化が通常原稿複写時よりも少なくなるよう
にしておけば、濃度の微調整を容易に行える。さらに、
バイアスシフト入力手段からの入力操作によって複数段
階の濃度値に対応した現像バイアス値を等バイアス幅だ
けシフトさせることができるようにしておけば、濃度調
整入力手段からの入力操作のみによっては適切な現像バ
イアスを設定できない場合にも対処できる。すなわち、
必要に応じて現像バイアスをシフトさせることにより、
特殊原稿の複写を良好に行うことができる現像バイアス
を設定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態が適用された複写機におけ
る濃度調整の流れを説明するためのフローチャートであ
る。
【図2】上記複写機の内部構成を簡略化して示す断面図
である。
【図3】上記複写機の外観構成を示す斜視図である。
【図4】操作部の構成を説明するための平面図である。
【図5】上記複写機の濃度の調整に関連する部分の電気
的構成を示すブロック図である。
【図6】マンセル原稿値と画像濃度との関係を、表面電
位700ボルトおよび800ボルトについてそれぞれ示
す特性図である。
【図7】サービスマンによって行われるべき濃度調整の
流れを説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
17 光源 20 感光体 21 帯電用コロナ放電器 22 現像装置 22a 現像ローラ 40 表面電位センサ 100 操作部 103 アップ/ダウンキー 131 コピー濃度調整キー 151 制御部 152 メイン高圧トランス出力回路 153 インバータ回路 154 現像バイアス高圧トランス回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各部の濃度差が比較的少ない通常原稿およ
    び各部の濃度差が比較的大きい特殊原稿を複写すること
    ができ、原稿を照明する光源と、原稿からの反射光によ
    って静電潜像が形成される感光体と、上記静電潜像をト
    ナー像に現像する現像装置とを備えた複写機に適用さ
    れ、上記特殊原稿を複写する際の濃度を調整する方法で
    あって、 上記感光体の表面電位を、通常原稿複写時の表面電位よ
    りも所定幅だけ低く設定するステップと、 上記原稿を照明する光源から発生される光量を濃度の低
    い原稿に対応した所定値に設定するステップと、 上記現像装置に印加される現像バイアスを、少なくとも
    所定の標準濃度値に対応した現像バイアス値について、
    通常原稿複写時の値よりも所定幅だけ高く設定するステ
    ップとを含むことを特徴とする複写機の濃度調整方法。
  2. 【請求項2】上記現像装置は、現像バイアスを、濃度調
    整入力手段からの入力操作によって、上記標準濃度値を
    含む複数段階の濃度値に対応する値に可変設定すること
    ができるものであり、 上記濃度調整方法は、さらに、上記複数段階の濃度値の
    変化に対する現像バイアスの変化率が通常原稿複写時よ
    りも少なくなるように、各段階の濃度値に対応した現像
    バイアスを設定するステップを含むことを特徴とする請
    求項1記載の濃度調整方法。
  3. 【請求項3】原稿を試験的に複写し、複写物の濃度に応
    じて、上記濃度調整入力手段を操作して、現像バイアス
    を調整するステップをさらに含むことを特徴とする請求
    項2記載の濃度調整方法。
  4. 【請求項4】上記現像装置は、バイアスシフト入力手段
    からの入力操作によって、上記複数の濃度値に対応する
    現像バイアスを等バイアス幅だけシフトすることができ
    るものであり、 上記濃度調整方法は、さらに、原稿を試験的に複写し、
    複写物の濃度に応じて、上記バイアスシフト入力手段を
    操作して、複数の濃度値に対応する現像バイアスを等し
    いバイアス幅だけシフトさせるステップを含むことを特
    徴とする請求項2または3に記載の濃度調整方法。
  5. 【請求項5】各部の濃度差が比較的少ない通常原稿およ
    び各部の濃度差が比較的大きい特殊原稿を複写すること
    ができ、原稿を照明する光源と、原稿からの反射光によ
    って静電潜像が形成される感光体と、上記静電潜像をト
    ナー像に現像する現像装置とを備えた複写機に適用さ
    れ、上記特殊原稿を複写する際の濃度を調整するための
    装置であって、 上記感光体の表面電位を、通常原稿複写時の表面電位よ
    りも所定幅だけ低く設定する表面電位制御手段と、 上記原稿を照明する光源から発生される光量を濃度の低
    い原稿に対応した所定値に設定する光量制御手段と、 上記現像装置に印加される現像バイアスを、少なくとも
    所定の標準濃度値に対応した現像バイアス値について、
    通常原稿複写時の値よりも所定幅だけ高く設定する現像
    バイアス制御手段とを含むことを特徴とする複写機の濃
    度調整装置。
  6. 【請求項6】上記複写機は、上記所定の標準濃度値を含
    む複数段階の濃度値に対応した複数段階の現像バイアス
    を上記現像装置に可変設定するための濃度調整入力手段
    をさらに含むものであり、 上記濃度調整装置は、上記複数段階の濃度値の変化に対
    する現像バイアスの変化率が通常原稿複写時よりも少な
    くなるように、各段階の濃度値に対応した現像バイアス
    を設定するバイアス勾配変更手段をさらに含むことを特
    徴とする請求項5記載の濃度調整装置。
  7. 【請求項7】上記複数の濃度値に対応する現像バイアス
    を等バイアス幅だけシフトさせるためにシフト幅を入力
    するためのバイアスシフト入力手段と、 上記バイアスシフト入力手段からの入力操作に応答し
    て、上記複数の濃度値に対応する現像バイアスを等しい
    バイアス幅だけシフトさせるバイアスシフト手段とをさ
    らに含むことを特徴とする請求項6記載の濃度調整装
    置。
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