JP2670444B2 - 多重画像形成装置 - Google Patents

多重画像形成装置

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JP2670444B2
JP2670444B2 JP62292556A JP29255687A JP2670444B2 JP 2670444 B2 JP2670444 B2 JP 2670444B2 JP 62292556 A JP62292556 A JP 62292556A JP 29255687 A JP29255687 A JP 29255687A JP 2670444 B2 JP2670444 B2 JP 2670444B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は夫々異なる特性を有する画像を合成して形成
する多重画像形成装置に関する。 〔従来技術〕 従来同一原稿上に階調性の異なる部分、例えば文字部
と写真部或は低コントラスト部とが混在している場合に
はどちらか割合が多い方、或は強調したい部分に合わせ
て濃度絞りダイヤル或は写真モード選択キー等を用いて
複写していた。しかしこのような方法によるとどうして
も他の部分の画像が犠牲になってしまうことが多かっ
た。たとえば、文字部に合わせて複写すると写真の部分
の階調性がなくなって硬い写真部となってしまったり、
写真の方に合わせると文字部の濃度が低くなったり或は
文字部の画像がダブリ易くなったりすることがあった。 例えば、一つの原稿の中に切り張りで写真原稿や新聞
原稿が混在する原稿を複写する時、階調性が求められる
写真原稿や、カブリがないことを求められる新聞原稿に
対して、これらすべての原稿に対して適正な画像形成手
段がないため、ほとんどの場合標準原稿が適正にでるよ
うな画像形成手段を使用者は選択していた。このためベ
ースとなる標準原稿は適正な画像がえられても、切り張
りした写真原稿は階調性のない画像となり、又新聞原稿
は地肌部がカブってしまうような画像となり、混在して
いるすべての原稿に対して適正な画像がえられるのは困
難であった。 〔目 的〕 本発明は上記の点に鑑みなされたもので、原稿内の階
調特性の異なる画像をそれぞれ適正濃度で複写できる多
重画像形成装置を提供することを目的とする。 即ち、本発明は、原稿を露光する露光手段と、前記露
光手段により露光された原稿の潜像を感光体に形成する
潜像形成手段と、原稿の所望の領域以外の画像に対応し
た潜像を消去する潜像消去手段と、第1の階調特性に対
応し、潜像を現像する第1の現像手段と、第2の階調特
性に対応し、潜像を現像する第2の現像手段と、前記第
1の現像手段により現像された画像と、第2の現像手段
により現像された画像を1枚の記録材に多重転写する多
重転写手段と、原稿の中の前記第1の階調特性を有する
画像の領域と前記第2の階調特性を有する画像の領域と
を分けて指定する指定手段と、前記指定手段の指定に応
じて前記消去手段を動作させて前記第1の階調特性を有
する画像の潜像を前記第1の現像手段により現像させ、
その後前記指定手段の指定に応じて前記消去手段を動作
させて前記第2の階調特性を有する画像の潜像を前記第
2の現像手段により現像させ、それぞれ現像された画像
を前記多重転写手段により多重転写させ合成画像を形成
させる制御手段と、を有する多重画像形成装置にある。 〔実施例〕 まず階調性を変化させる方法について述べる。 原稿がどの程度コピーとして忠実に再現されるかは、
センシトメトリーとして表現できることは良く知られて
いる。第9図がそれを表わしたものである。原稿の反射
濃度(Do)に対するコピーの反射濃度(Dc)は第9図の
第1象限に表わされるが、この曲線は以下の三つの特性
によって求めることができる。すなわち第4象限に示さ
れる原稿反射濃度(Do)と感光体面上に照射される露光
量(E)との関係、及び第3象限に示される露光量
(E)と感光体表面上の電位(V)との関係、更には第
2象限に示される電位(V)とコピー濃度(Dc)との関
係である。従って第1の象限のDo−Dcの特性カーブを変
化させれば階調性が変わるわけで、それは各象限におけ
る特性曲線を単独或は組合わせによって変化させること
で所望のDo−Dc曲線を得ることができる。 例として、第2象限の現像特性(V−Dc)を変化させ
たものの例を示す。通常は各象限共に実線で表したよう
な特性が得られるが、これは第1象限においてはγが立
った特性となっておりラインを再現するのに適している
が、この条件で写真をとると硬調なコピーとなり写真の
デイテールが再現されない。階調の再現性は第1象限に
おける特性曲線が45゜の傾きをもったものが理想である
が、実線で示した曲線はそれに比べて特に低濃度部でγ
が立っており写真の低濃度部を忠実に再現できない。 そこで第2象限で表される現像特性(V−Dc)を変化
させてみる。ここで用いた現像方式はジヤンピング現像
として知られている方式を用いた。この現像方式では現
像バイアスに直流分DCを重畳した交流分ACを用いるが実
線のときのバイアス条件がACのピークtoピークの電圧が
1200Vpp,周波数が1500Hz,直流分DCが200Vであった。そ
こでACの成分を1000Vpp,800Hzにすると破線で示したV
−Dc特性になった。このときDo−Dc特性は破線の如くな
り、γ特性はより改善されたことがわかる。ここで更に
バイアスの直流DC分を200Vから100VにするとV−Dc特性
は白抜矢印で示した如く一点鎖線となりそれに応じたDo
−Dc特性も第1象限の一点鎖線となり理想とする45゜の
直線に近づいたことがわかる。実際の画像でも中間濃度
の再現性がかなり改善されていることが確認された。つ
まり、AC分の周波数を下げること、AC分のピーク電圧Vp
pを下げること、或はDC分の電圧を下げることによってD
o−Dc特性のγを小さくすることが可能となる。 ここでは現像特性を変化させたものを示したが同様に
第3象限に示される潜像特性(E−V)或は第4象限に
示される露光特性(E−Do)を変化させることも可能で
あることはいうまでもない。 また、これらを組合わせれば更に階調再現性を良くす
ることが可能である。 更に現像特性を改善するためには現像器だけではなく
トナー特性を変えることもできる。例えば写真再現性向
上のために通常よりも微粒子のトナーを用いればより写
真にふさわしいきめ細かな画像を得ることができる。 また現像器は1つで現像条件を変えるか或は現像特性
が異なる現像器を複数用いること、或はこれらを組合わ
せることが可能であることはいうまでもない。 潜像特性を変える方法としてはE−V特性において感
光体への帯電量(感光体表面電位Vに相当)を変化させ
る方法が有効である。 例えば第9図の第3象限に示されるように実線のE−
V特性(V=650V)から二点鎖線(V=340V)へ原稿の
暗部に対する帯電量を650Vから340Vへ減少させれば、E
−V特性のγは小さくなり、従ってDo−Dc特性のγ(第
1象限の2点鎖線)も小さくなり、階調性の良い画像を
得ることができる。Vを小さくするには、帯電器2の帯
電電圧を下げれば良い。 潜像特性を変えるもう一つの方法は第9図第4象限の
E−V特性のγを変えることである。 第9図の実線で示されるE−V特性の場合は露光量が
比較的少ないところでγが小さく、露光量が多いところ
ではγが立っているので現状よりも階調性を出したい場
合には不図示の露光ランプの光量を減少させれば良い。
但し、この場合には光量が少ないため画像の白地部がカ
ブリっぽい画像になることがあるが必要に応じて現像バ
イアス(ジヤンピング現象の場合には直流DC分)をふる
ことで適正な濃度に調整することができる。 以下の第1の実施例では2つのγ特性が異なる現像器
を用いた方式について説明する。 第1図は本発明の第1の実施例を示した断面図であ
る。 図において、1は感光ドラムであり帯電器2により一
様に帯電された後に原稿からの光像3に応じて静電潜像
を形成する。4はLEDアレーであり、通常は非画像部の
電荷を消去するために使用されるが、ここでは原稿の任
意の領域を消去するためにも用いられる。 原稿の任意の領域を指定するには、第2図に示される
如く原稿21を表向きにして原稿圧板20の上にセツトす
る。セツトした原稿21にはマス目シート22をかぶせて原
稿位置が正確にわかるようになっている(第3図)。原
稿は左上に突き当てるように置かれる。また左端が基準
となるように表示されている。原稿圧板20上にはデジタ
イザーが埋め込まれていて、領域指定した部分の対角上
の2点(Xi,Yi),(Xj,Yj)を押すことで、この2点を
対角とする領域を指定することができる。 領域指定された原稿21は第4図の如く原稿ガラス上に
セツトされるが、表裏は逆になっている。原稿ガラス21
上は第5図に示すように、左上を突き当て基準とし、原
稿の左端が基準となるように表示されている。従って、
Y方向の上下逆になっている。 このように原稿圧板20上から原稿台ガラス23に原稿21
を左端を基準として裏返してセツトすることによって、
デジタイザーで読み込んだ値と、実際の原稿台ガラス23
上の原稿21との位置はX方向に関しては全く同一である
が、Y方向に関しては、位置が逆転している。 デジタイザーによって指定された座標は第6図に示す
如くA/D変換され、CPUに入力され演算処理されると共に
メモリー(RAM)に蓄えられる。CPUで処理された信号は
駆動回路によってLEDアレーの点滅を制御する。 LEDの点滅は原稿スキヤン方向(X方向)に対してはX
iでの位置のタイミングとXiからXjまでの時間で制御
し、原稿スキヤン方向と直角の方向(Y方向)はLEDの
点滅個数で制御する。デジタイザー上の原稿位置と原稿
ガラス上での原稿の位置はY方向で逆であるがこの補正
もCPUで演算処理する。 原稿の任意の領域を消去された静電潜像は、第1現像
器(写真用現像器)5によって消去されていない領域を
現像する。次に第2現像器6の位置では第2現像器によ
る現像がされないように第2現像器6を感光ドラム1か
ら離すか、或は接触させたままで現像されないバイアス
を印加する等の手段を用いる。写真用としてγの寝た現
像装置で顕画化された画像は、給紙ガイド10を通して搬
送された紙9に転写帯電器7により静電的に転写され、
更に分離除電器8により感光ドラム1から分離され搬送
手段11を通って定着器12で定着される。定着された画像
は切換手段13によって多重コピーのための搬送経路14を
通って給紙ガイド10付近に戻される。 転写分離した後の感光ドラム1はクリーニング手段15
によって残留トナーを除去し、除電ランプ16によって、
ドラム上の電位を均一にした後、次のサイクルに入る。
前回と同様に帯電器2によって均一に帯電された感光ド
ラム1は原稿からの光像3に応じて静電潜像を形成する
が、今度はLEDアレー4によって前のサイクルで除去さ
れた領域は消去せず、逆に前のサイクルで消去されなか
った領域(この場合、消去される領域及び消去されない
領域は全く新たに指定しても良い。)を消去する。 前回指定された領域はメモリー(RAM)に蓄えられて
おり今回のサイクルではCPUによってメモリー(RAM)を
呼び出し演算処理されて、原稿スキヤン方向及び点灯個
所が前回のサイクルと全く逆になるようにLEDの点灯タ
イミング及び点灯個数は制御される。 今回消去されなかった領域は第2現像器(ライン用)
6で現像するのだが、第1現像器5位置では現像しない
ので、第1現像器5は前のサイクルの第2現像器と同様
に感光ドラム1から離すか或は接触させたままで現像さ
れないバイアスを印加する。ライン用としてγの立った
現像装置で顕画化された画像は、前回第1現像器5で現
像したコピー紙をドラムの画像位置とレジストローラ17
でタイミングをとって給紙し、転写帯電器7で静電的に
転写し、分離除電器8で感光ドラム1から分離した後、
搬送手段11を通って定着器12で定着し、切換手段13によ
って今度は機外へ排出され、ライン部と写真部が合成さ
れたコピーが完成する。 次に自動合成コピー時における現像器の動作について
第7図に基づいて説明する。 通常重ね合わせ現像を用いる場合には、非使用時の現
像器は感光ドラムからプランジヤーや偏心カム等によっ
て逃すか或は現像シリンダ上の現像剤の穂をカツトする
などメカ的な方法が用いられる。 またジヤンピング現像においては2成分磁気ブラシに
比べ現像剤が感光ドラムと非接触であるために、現像バ
イアスのみで済む場合もある。 操作ボタンによって領域指定、γ選択、γモードが選
ばれコピーボタンが押されるとCPUにより機械は自動合
成コピーモード動作する。 写真のある領域を第1現像器5でコピーする場合に第
1現像用高圧トランスの出力を第1現像器5に印加する
場合の動作について説明する。 濃度調整ボリユーム(図示せず)の設定値がCPUに入
力され演算されるとD/Aコンバータを通して、第1現像
用高圧トランスへ直流バイアス制御信号が入力される。
この制御信号は差動増巾回路に入り、周波数可変発振回
路からの出力が入力されているDC−DCインバータに入力
される。この出力はパルス発振回路で発生させたパルス
を電流増巾し、昇圧トランスで昇圧された交流成分に重
畳され第1現像器に印加される。この時には、第1現像
用高圧トランスのDCバイアスSW回路、ACバイアスSW回路
共にDC,ACの高圧が発生する方向にスイツチングされて
いる。第2現像用高圧トランスはCPUの信号によりAC出
力はオフでDC高圧の出力のみDCバイアスSW回路によりON
状態になっており、第1現像用トナーが現像器からドラ
ムへ現像されない電圧に制御されている。第1現像器の
ACバイアスはVppを1000V,周波数は800Hzに設定されてい
る。直流DC分は標準濃度で100Vに設定されている。従っ
て第9図の第1,第2象限において一点鎖線で示す様なγ
の寝た特性が得られる。従って写真画の様な階調のある
画像が忠実に再現される。更に濃度調整ボリユームによ
り現像バイアスの直流分を変化させることにより、濃度
を可変することも可能である。 次にROMによりメモリーされた2回目の線画用コピー
においては、写真用コピーの場合とは全く逆に第2現像
用の高圧トランスのDC,AC分はオン状態となるよう前述
の第1現像の場合と同様に制御され逆に第1現像用の高
圧トランスはAC高圧分はオフ、DC高圧分は第1現像用ト
ナーが現像器からドラムへ現像されない電圧に制御され
ている。 第2の現像器のACバイアスはVppは1200V,周波数が150
0Hzに設定されている。又、直流DC分は標準濃度で200V
に設定されている。従って第9図の第1,2象限で実線で
示す様なγの立った特性が得られる。従って線画が忠実
に再現される。又、第1現像器と同様に濃度調整ボリユ
ームにより現像バイアスの直流分を変化させることによ
り濃度を可変する。 本実施例では領域指定の方法はデジタイザーによった
が、これに限らず原稿の座標を読み取り、キー入力する
方法でも良い。 第8図によりキー入力による領域指定自動合成コピー
の操作法について説明する。 まず領域指定ボタン30を押して指定領域の内側31か外
側32かを指定する。33,34はLEDでありボタンによりこの
モードが選ばれたことを示す。次にγ選択ボタン40を押
して指定した領域のγを選択する。例えば指定領域の内
側を写真用コピーとしたい場合には領域指定ボタン30で
31を、γ選択ボタン40で41を選択する。次に指定された
領域の座標指定であるが、矩形領域の対角線上の2点を
キーボード70により入力する。入力は入力キー71を押し
てから、(X1,Y1),(X2,Y2)の座標を入力する。各座
標の区切り或は入力終了時には入力キー71を押すことに
より枚数表示とは区別する。例えばX1=10,Y1=5,X2=2
0,Y2=15の場合には の如く入力する。 次にγモードボタン60により指定された領域のみ選択
されたγでコピーする(61)か、指定された領域を選択
されたγでコピーし、それ以外の領域を選択されていな
いもう一方のγ(例えばラインモード)でコピーする自
動合成コピー(62)にするのかを選択する。 以上により領域指定,γ選択,座標指定,γモードを
選んだ後にコピーボタン80を押せば良い。 別の方法としてγモード選択ボタン60を設けずにそれ
ぞれの表示パネル61,62をそのままコピーボタンにする
こともできる。 本実施例では領域指定は矩形一つとしたがもちろん二
つ以上の領域や複雑な形状の領域もデジタイザーやCPU,
メモリーの容量に余裕があれば可能である。またCCDを
用いれば原稿に書き込んだ領域の指定も可能である。 また、現像器はここではラインと写真としたが、γを
連続的に変化させる可変調整手段を設けてもよいことは
いうまでもない。また現像器が2つ以上の場合にももち
ろん適用できる。更に現像特性を一回毎に切り換えれば
現像器は1つでも良い。又、現像特性はAC分の電圧、周
波数及びDC分の電圧のすべてを変える必要はなく、一部
だけ変えても良い。 また電荷消去手段としてLEDアレーを用いたが液晶シ
ヤツターアレー等の手段でも可能である。 尚領域は、写真調かライン調かを予め判定して決める
こともできる。これはCCDの原稿1ページ分の出力のヒ
ストグラムを取ってレベル分布から判定できる。 以上のように写真や文字の混在したような原稿を簡単
な操作で両方満足できる画像を得ることができる。 以上の第1実施例はマニユアルで原稿の異種特性の領
域を設定する例であった。 次に第2の実施例として自動的に異種特性の領域を判
別し、処理する例について説明する。 第10図は本発明第2実施例の概観図であり、原稿101
は第11図に示されているような地肌濃度が低い標準原稿
(地肌部反射濃度0.07)1011をベースにして、地肌濃度
が高い新聞原稿(地肌部反射濃度0.25)1012や階調範囲
が広い写真原稿(反射濃度0.2から1.3までの連続階調の
ある画像)1013が混在している。使用者は原稿101を原
稿載置台102に置き図示していない操作部上のコピーボ
タンを押すと複写動作に先立ってハロゲンランプ103と
第1ミラー104はv1mm/secで第2ミラー105,第3ミラー1
06はv1/2mm/secで原稿101を走査する原稿検知及び領域
判別工程を行う。位置HPから往動し、HPに復動して1回
の走査を終える。ハロゲンランプ103は定格80V,200Wを
使用しており、原稿検知及び領域判別工程時は60V程度
で点灯し、原稿情報は縮小レンズ155を介してCCD156に
入力される。CCD156はレンズ107に入射される像露光を
ケラない位置に設置されており、CCD156に入力された原
稿情報はA/D変換回路158を介して、DCコントローラ109
に入力される。原稿情報は照明系走査方向と直角方向に
対しては1mm毎にサンプリングを行い、第12図のA走査
においては第13図のような又、B走査においては第14図
のようなヒストグラムがDCコントローラ109で形成され
る。第13図に示されるように、標準原稿1011の地肌部反
射濃度0.07と新聞原稿1012の地肌部反射濃度0.25ではCC
D出力値32と20として明確な差がでてくるためY座標のY
1〜Y2領域は地肌部が濃い原稿であると検出できる。 なお、CCD出力値は反射濃度0.07から1.4を32段階に分
類したデジタル値であり、反射濃度とCCD出力値との対
応は例えば下記に示す関係にある。 <反射濃度> <CCD出力値> 0.07 32 0.25 20 1.3 5 又、原稿情報の照明走査方向に対しても1mm毎にサン
プリング行い原稿のX方向に対しても第13図のY方向と
同じようにヒストグラムを形成することでX座標のX1
X2領域は地肌部が濃い原稿であると検出できる。 次に写真原稿1013と標準原稿1011の領域の検出は、Y
方向においては第14図に示されているように、写真原稿
では反射濃度が0.2から1.3まで幅広い範囲にひろがって
いるため、CCD出力値も分散した値をとる。このため、
ある領域でCCD出力値が分散した値をとったときは写真
原稿であると判断させる機能をDCコントローラ109に設
けることでY座標のY3〜Y4領域は写真原稿であると検出
できる。 また、X方向に対しても同様にX座標のX3〜X4領域は
写真原稿であると検出できる。 以上の検出工程の後、光学系が復動してHPの位置検知
すると露光走査を再開し、複写工程は3回の多重モード
によって行われる。一回目の複写工程ではa方向に周速
v1mm/secで回転しているφ108mmのOPC感光体110に暗部
電位VDとして−650Vが保持される様に一次帯電器111に
よって一次帯電される。ハロゲンランプ103と第1ミラ
ー104,第2ミラー105,第3ミラー106は原稿検知工程時
と同じ条件で作動し、(ランプ電圧60V)固定された第
4ミラー112,第5ミラー113,第6ミラー114を介して像
露光115が−OPC感光体110に照射され明部電位VL=−170
Vの静電潜像が形成される。しかし、新聞原稿に相当す
る(X1,Y1)(X1,Y2)(X2,Y1)(X2,Y2)で囲まれる領
域1012と写真原稿に相当する(X3,Y3)(X3,Y4)(X4,Y
3)(X4,Y4)で囲まれる領域1013はブランク露光制御回
路116によってブランク露光(LEDアレー)117の点灯す
べきLEDのタイミングを制御して、上記、形成された静
電潜像を消去する。次いで周速v1mm/secでb方向に回転
し、正弦波として1400Vpp,2000Hzに直流分として−220V
が印加された現像スリーブ118によって新聞原稿1012
写真原稿1013に相当する領域を除いた標準原稿1011のみ
の領域が可視像化される。次いで第一レジストローラー
119で転写のタイミングを制御された転写紙125は転写ガ
イド120を通って転写帯電器121によって感光体110上の
トナー像は転写紙125に転写される。その後、分離帯電
器122で感光体110から転写紙125は分離され搬送ベルト1
23によって定着器124に搬送される。感光体110上の転写
残りのトナーはクリーナ126によって回収され、次いで
前露光ランプ127によって感光体110の複写メモリが消去
される。定着器124に搬送された転写紙125は、一面コピ
ーの場合はフラツパー128の上を通って排出ローラ129に
よって機外へ排出されるが、多重モード時はフラツパ12
8が矢印C方向に持ち上がり、転写紙125は点線151のよ
うな経路を通過して中間トレー130に収納される。 二回目の複写工程は一回目の露光走査終了し、光学系
が復動してHPの位置検知により走査開始するが、これは
新聞原稿に相当する領域のみの複写を行う。最初に行っ
た原稿検知工程で得られた新聞の地肌部に相当するCCD
出力値に応じて、第15図の関係に従って最適なランプ点
灯電圧が切手位される。即ち標準原稿の地肌反射濃度0.
07のときはCCD出力値は32でありこのときのランプ103の
点灯電圧は60Vでカブリのない画像がえられ、新聞原稿
のような地肌反射濃度0.25のときはCCD出力値は20であ
り、このときランプ103の点灯電圧を70Vにすることでカ
ブリのない画像がえられるのである。よって二回目の複
写動作時のランプ103の点灯電圧はDCコントローラー109
から定電圧レギユレータ(CVR)131を介して70Vで静電
潜像が形成された後、ブランク露光LED117を点灯するこ
とによって新聞原稿領域のみを残して他の静電潜像は消
去される。 新聞原稿領域のみの静電潜像は現像スリーブ118によ
って一回目の複写時と同じ条件で現像される。中間トレ
ー130に収納された転写紙125が給紙ローラー131によっ
て送り出され、分離ローラー132を通って第2レジスト
ローラー133によってタイミングをとりながら第1レジ
ストローラー119に搬送される。そして一回目の複写時
において、転写紙125は新聞原稿領域と写真原稿領域が
第16図(i)のように白抜けになっていたが、二回目の
転写時には新聞原稿に相当する領域にトナー像が転写さ
れ、それ以後は一回目と同じ条件で中間トレー130に第1
6図の(ii)の状態で収納される。 次いで三回目の転写工程は写真原稿に相当する領域の
みの複写を行う。静電潜像形成は一回目の複写工程と同
一の条件(ランプ103の点灯電圧60V)で形成された後、
ブランク露光LED117を点灯することによって写真原稿領
域に相当する部分を除いて他の静電潜像は消去される。
現像条件は中間調の再現性を良くするために原稿バイア
ス条件をVpp=1000V,Vf=400Hzの交流正弦波に直流分と
して−320Vを高圧トランス134を介して現象スリーブ118
に印加する。 第17図はCo−Dcカーブであり、Cは標準原稿時の現像
バイアス条件であり、Dは写真原稿時の現像バイアス条
件を示しており、写真原稿時にはかなり階調再現性が向
上していることを示している。この現像バイアス条件で
現像された写真原稿に相当する静電潜像は可視像化さ
れ、第16図の(iii)の状態で転写紙125に転写された
後、フラツパ128が矢印Cと反対に動き搬出ローラ129を
通って複写動作は完了する。尚、フラツパ128の動作は
コントローラ109、フラツパ駆動回路160により制御され
る。領域判別及び画像形成動作のコントローラ109の制
御フローチヤートを第18図A,Bに示す。 ステツプ1は領域判別のフローチヤートであり、プリ
スキヤンを行い、標準原稿領域があればフラグF1を1に
セツトする。又新聞原稿領域があればフラグF2,写真原
稿領域があればフラグF3をセツトする。 そしてフラグF1,F2,F3がすべて1にセツトされていれ
ば上述した3回の画像形成をステツプ2,3,4で実行し、
ステツプ5でフラツプ128により記録紙を排出する。 一方、原稿が標準原稿領域のみの場合にはF1のみセツ
トされるので、ステツプ2のみ実行され、記録紙が排出
される。 同時に原稿が新聞原稿領域のみ、写真原稿領域のみの
場合はF2或いはF3のみセツトされ、ステツプ3、或いは
ステツプ4のみ実行され、記録紙が排出される。上述の
3領域の内2領域が存在する原稿に対してはフラグF1,F
2,F3の内2つがセツトされ、ステツプ2,3,4の内2つの
処理が行われた後、記録紙が排出される。この様に必要
なプロセスのみが実行されて多重複写画像を得ることが
できる。地肌部の濃い原稿に対する画像形成手段とし
て、本実施例ではランプ点灯電圧を可変するタイプであ
ったが、現像バイアスの直流分を可変するタイプでも可
能であり、又、二つの組み合わせで行っても良い。 〔効 果〕 以上説明したように本発明によれば、原稿中にも自画
像と写真画像が混在していても、それぞれ適正濃度で複
写することができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の第1実施例の模式断面図、 第2図は原稿を原稿圧板上に置いた時の模式断面図、 第3図は原稿圧板を上から見た時の模式図、 第4図は原稿を原稿ガラス台上に置いた時の模式断面
図、 第5図は原稿を原稿ガラス台上に置いた時の上から見た
模式図、 第6図はデジタイザーを用いた時のLEDアレーの制御を
示したブロツク図、 第7図は現像器の動作について示したブロツク図、 第8図はキー入力による領域指定の操作部の説明図、 第9図はセンシトメトリーを示した説明図、 第10図は本発明の第2実施例の概観図、 第11図は異種特性部分が混在したオリジナル図、 第12図はオリジナルの各ポイントでの座標図、 第13図はA走査でのCCD出力図、 第14図はB走査でのCCD出力図、 第15図はCCD出力値と適正なランプ点灯電圧との関係
図、 第16図は多重モード時の画像状態図、 第17図は標準原稿と写真原稿時のD−D特性図、 第18図A,Bは第2の実施例のコントローラ109の制御移動
を示すフローチヤートである。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.原稿を露光する露光手段と、 前記露光手段により露光された原稿の潜像を感光体に形
    成する潜像形成手段と、 原稿の所望の領域以外の画像に対応した潜像を消去する
    潜像消去手段と、 第1の階調特性に対応し、潜像を現像する第1の現像手
    段と、 第2の階調特性に対応し、潜像を現像する第2の現像手
    段と、 前記第1の現像手段により現像された画像と、第2の現
    像手段により現像された画像を1枚の記録材に多重転写
    する多重転写手段と、 原稿の中の前記第1の階調特性を有する画像の領域と前
    記第2の階調特性を有する画像の領域とを分けて指定す
    る指定手段と、 前記指定手段の指定に応じて前記消去手段を動作させて
    前記第1の階調特性を有する画像の潜像を前記第1の現
    像手段により現像させ、その後前記指定手段の指定に応
    じて前記消去手段を動作させて前記第2の階調特性を有
    する画像の潜像を前記第2の現像手段により現像させ、
    それぞれ現像された画像を前記多重転写手段により多重
    転写させ合成画像を形成させる制御手段と、 を有することを特徴とする多重画像形成装置。 2.特許請求の範囲第1項において、前記制御手段は、
    前記第1の現像手段と前記第2の現像手段の現像条件を
    それぞれ異ならせることを特徴とする多重画像形成装
    置。 3.特許請求の範囲第1項において、前記指定手段は前
    記第1の階調特性を有する画像の領域と前記第2の階調
    特性を有する画像の領域を自動的に指定することを特徴
    とする多重画像形成装置。
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