JPH09325289A - 光学部品の固定構造 - Google Patents

光学部品の固定構造

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JPH09325289A
JPH09325289A JP16046496A JP16046496A JPH09325289A JP H09325289 A JPH09325289 A JP H09325289A JP 16046496 A JP16046496 A JP 16046496A JP 16046496 A JP16046496 A JP 16046496A JP H09325289 A JPH09325289 A JP H09325289A
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JP
Japan
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optical component
housing
fixing structure
protrusion
fixing
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JP16046496A
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English (en)
Inventor
Masaki Narita
昌樹 成田
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成装置の書込光学系において、部品点
数を減少でき、しかもリサイクル性も確保できる光学部
品の固定構造を提供する。 【解決手段】 一平面内を偏向する光線を結像面の一直
線上に結像させるレンズ、ミラーなどの光学部品10を
ハウジング内に固定する光学部品の固定構造において、
上記ハウジングの光学部品取付面14に、光学部品10
の接着面と重なる平面13aを有した突起13をハウジ
ングと一体的に形成し、該突起13に凹部13bを形成
する。上記突起13に光学部品10を接着固定したと
き、上記凹部13bが光学部品10の外縁部10bに開
口するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザプリンタ、
レーザ複写機、レーザファックスなどの画像形成装置に
使用される走査用レンズ又はミラーなどの光学部品の位
置決め固定構造に関し、特に、光学部品のリサイクルが
可能な固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は、従来の画像形成装置におけるレ
ーザ書込光学系の構成を示す図である。同図に示すよう
に、半導体レーザユニット1からの画像信号により変調
された出射ビームは、アパーチャ2により整形され、回
転多面鏡3により所定の角度範囲を繰り返し偏向させ、
結像レンズ4、反射鏡5、シリンドリカルレンズ6を経
て感光体7上にスポット状に結像させて、感光体7の軸
方向aに主走査し、感光体7の移動により、矢印b方向
の副走査を行うようにしている。
【0003】図10は、結像レンズとして凹面を有した
ミラー8を使用したもので、図9の場合と同様に感光体
7上にスポット状の画像を結像させ、感光体7の軸方向
に主走査させ、感光体7の移動方向に副走査を行うもの
である。
【0004】近年環境保護、省資源などの観点から、リ
サイクル性の高い製品の要求が高まってきている。そこ
で、製品設計においては、ねじ点数の低減を図るとか、
大物樹脂材料へ異種材料の小部品をカシメ、圧入、接着
などにより取り付けることを止めるとか、大物樹脂部品
の本体への締結にイモねじ、Cリング、Eリングなどを
使用しないといったことが行われている。すなわち、こ
うすることによって、製品の解体を容易にし、材料の再
利用、部品のユニットの再使用を可能にするようにして
いる。
【0005】レーザ書込装置を用いた画像形成装置にお
ける走査用レンズやミラーに関しても例外ではなく、リ
サイクル性を高めるために、上記の対策が求められるよ
うになってきた。
【0006】図9及び図10で示した従来のものでは、
レンズ4やミラー8の固定は、板ばねなどの弾性部材な
どによっている。このような構成であれば、部品のリサ
イクルは一応可能である。
【0007】しかし、光学系の量産性の向上、部品点数
の低減、トータルコストの低減といった観点からすれ
ば、板ばねなどの部品を使用するのは、要請に反した逆
向きの対策となる。
【0008】本来、ハウジングとレンズやミラーとは、
基本的に各々単一材質で構成されており、分解すれば、
再利用が可能なものである。そして、部品としては勿
論、ユニットとしての再利用も理論的には可能なはずで
ある。しかし、ユニットで再利用する場合には、ハウジ
ングやレンズに付着したゴミや埃を完全に除去すること
ができずに残存してしまうので、好ましくない。
【0009】また、板ばねなどの部品を使用せずに、接
着で固定する方法もあったが、レンズやミラーなどの接
着面とハウジング側の接着面とが共に平面であるから、
接着部を剥がし、単一部品に分解しようとしても、作業
工具の入る隙間がなく、分解が非常に困難となってい
た。
【0010】本発明は、上記の事実から考えられたもの
で、部品点数を減少でき、しかもリサイクル性も確保で
きる光学部品の固定構造を提供することを目的としてい
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、一平面内を偏向する光線を結像面の一直
線上に結像させるレンズ、ミラーなどの光学部品をハウ
ジング内に固定する光学部品の固定構造において、上記
ハウジングの光学部品取付面に、光学部品の接着面と重
なる接着面を有した突起をハウジングと一体的に形成
し、該突起に凹部を形成し、上記突起に上記光学部品を
接着固定し、上記凹部が光学部品の外縁部に開口するよ
うにしたことを特徴としている。
【0012】または、一平面内を偏向する光線を結像面
の一直線上に結像させるレンズ、ミラーなどの光学部品
をハウジング内に固定する光学部品の固定構造におい
て、上記ハウジングの光学部品取付面に、光学部品の接
着面と重なる接着面を有した突起を2以上離間して形成
し、突起相互間と上記光学部品下面との間にできる空間
が、光学部品の外縁部に開口するようにしたことを特徴
としている。
【0013】または、一平面内を偏向する光線を結像面
の一直線上に結像させるレンズ、ミラーなどの光学部品
をハウジング内に固定する光学部品の固定構造におい
て、上記ハウジングの光学部品取付面に、光学部品の接
着面と重なる接着面を有した突起を形成し、光学部品の
対向面に凹溝を形成し、上記突起に上記光学部品を接着
固定したとき上記凹溝が光学部品の外縁部に開口するこ
とを特徴としている。
【0014】または、一平面内を偏向する光線を結像面
の一直線上に結像させるレンズ、ミラーなどの光学部品
をハウジング内に固定する光学部品の固定構造におい
て、上記ハウジングの光学部品取付面に、光学部品の接
着面と重なる接着面を有した突起を形成するとともに該
突起近傍に穴部を形成し、上記突起に上記光学部品の下
面を接着固定したとき上記穴部が光学部品の外縁部に開
口することを特徴としている。
【0015】上記穴部が上記突起に隣接して形成された
構成や、上記穴部が、光学部品外縁部に開口する部分に
傾斜面を有する構成や、上記光学部品の接着面及び突起
の接着面が、ともに平面である構成とすることができ
る。また、上記光学部品及びハウジングの双方が、熱膨
張係数の近いプラスチック製である構成とすることが望
ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例を図面によ
って説明する。図1は、本発明の第1の実施例である。
同図では結像レンズを例示して固定構造を説明している
が、ミラーなど、他の光学部品にも共通するものであ
る。図において、10は光学部品としての結像レンズ
で、11,12は位置決め部材、13は突起である。こ
れらのうちの位置決め部材11,12と突起13とは、
ハウジングの取り付け面14にハウジングと一体的に形
成されたものである。
【0017】位置決め部材11,12は、仮想線で示す
位置において、結像レンズ10の入出射が当接する面1
0aの両端部に当接し、結像レンズ10の光軸方向とこ
れに直交する方向の位置決めをする。また、突起13
は、頂部13aが平面で、その一部に凹部13bが形成
されている。そして、頂部13aは、結像レンズ10の
下面に接着固定され、結像レンズ10のハウジングの取
付面14からの高さを固定する。以上によってハウジン
グの取付面14に対して所定の位置に結像レンズ10が
固定できることになる。
【0018】図1において、位置決め部材11,12と
突起13とが結像レンズ10に対して仮想線に示す位置
に接着されたとき、結像レンズ10の外周縁10b側か
ら凹部13b内部に進入できるようになっている。そこ
で、結像レンズ10を再使用する場合には、マイナスド
ライバー等をこの凹部13aにさし込み、こじることに
よって簡単に接着を剥がし、分離することができる。
【0019】図2は本発明の第2実施例を示す図であ
る。この実施例では、突起13の代わりに、2つの突起
15,15を離間して設け、これらの間に空間15aを
形成したものである。結像レンズ10の剥がし方は図1
の実施例と同じである。
【0020】図3は、本発明の第3実施例を示す図であ
る。この実施例では、突起16に凹部を形成せず、結像
レンズ10に凹溝10cを形成している。
【0021】図4の実施例では、図3と同じく結像レン
ズ10に凹溝10dを形成しているが、この凹溝10d
は、結像レンズ10の光軸方向の前端から後端までを貫
通した状態に形成されている。
【0022】図5の実施例では、凹部あるいは凹溝を突
起17にも結像レンズ10にも作らずに、ハウジングの
取付面14の突起17のそばに穴部18として形成して
いる。この場合、結像レンズ10を突起17及び位置決
め部材11,12に接着固定したとき、結像レンズ10
の外周縁10b側に穴部18が開口して、外周縁10b
側からマイナスドライバ等を挿入できる位置に穴部18
が形成されていなければならない。
【0023】図6及び図7の実施例では、突起19の外
側に穴部20を形成している。突起19の厚さが、マイ
ナスドライバを挿入できないほど薄い場合等に効果的で
ある。
【0024】図8の実施例では、穴部20の手前側に傾
斜面20aを形成している。このようにすれば、マイナ
スドライバの挿入の際のガイドとなり、挿入が容易にな
る。以上の構成において、通常では、ハウジングはプラ
スチックの射出成型等で一体形成されるので、位置決め
部材や突起などを一体的に形成でき、あとからこれらを
取り付ける作業は不用である。また、結像レンズやミラ
ー等の固定する光学部品を、線膨張計数が近似したプラ
スチック製とすれば、雰囲気温度の変化により、レンズ
とハウジングとの伸縮量が異なって接着部が剥がれると
いったトラブルも生じない。
【0025】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によれば、
ハウジングの光学部品取付面に、光学部品の接着面と重
なる接着面を有した突起をハウジングと一体的に形成
し、該突起に凹部を形成し、上記突起に上記光学部品を
接着固定し、上記凹部が光学部品の外縁部に開口するよ
うにしたので、この凹部にマイナスドライバ等を差し込
んでこじれば、簡単に接着を剥がして光学部品を取り出
すことができ、光学部品のリサイクル性を向上させるこ
とができる。
【0026】また、凹部は、2つの突起の中間に形成さ
れた空間や、光学部品に形成された凹溝や、ハウジング
に穿設された穴部に代替えすることができる。光学部品
とハウジングとを、線膨張係数の近似したプラスチック
で形成すれば、雰囲気温度が変化しても接着部が剥がれ
るのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における光学部品の固定構造の実施例を
示す分解斜視図である。
【図2】本発明の第2実施例を示す分解斜視図である。
【図3】本発明の第3実施例を示す分解斜視図である。
【図4】本発明の第4実施例を示す分解斜視図である。
【図5】本発明の第5実施例を示す分解斜視図である。
【図6】本発明の第6実施例を示す上面図である。
【図7】図6のA−A断面図である。
【図8】図7の実施例の一部を変更した実施例の断面図
である。
【図9】画像形成装置における従来の書込光学系の構成
を示す斜視図である。
【図10】図9と同様の従来の書込光学系で、凹面を有
したミラーを使用した構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 光学部品 10b 光学部品の外縁部 10d 凹溝 13 突起 13a 突起の接着面 13b 凹部 14 ハウジングの取付面 15 突起 15a 突起相互間と光学部品下面との間にできる空
間 16 突起 18 穴部 20 穴部 20a 傾斜面

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一平面内を偏向する光線を結像面の一直
    線上に結像させるレンズ、ミラーなどの光学部品をハウ
    ジング内に固定する光学部品の固定構造において、 上記ハウジングの光学部品取付面に、光学部品の接着面
    と重なる接着面を有した突起をハウジングと一体的に形
    成し、該突起に凹部を形成し、上記突起に上記光学部品
    を接着固定し、上記凹部が光学部品の外縁部に開口する
    ようにしたことを特徴とする光学部品の固定構造。
  2. 【請求項2】 一平面内を偏向する光線を結像面の一直
    線上に結像させるレンズ、ミラーなどの光学部品をハウ
    ジング内に固定する光学部品の固定構造において、 上記ハウジングの光学部品取付面に、光学部品の接着面
    と重なる接着面を有した突起を2以上離間して形成し、
    突起相互間と上記光学部品下面との間にできる空間が、
    光学部品の外縁部に開口するようにしたことを特徴とす
    る光学部品の固定構造。
  3. 【請求項3】 一平面内を偏向する光線を結像面の一直
    線上に結像させるレンズ、ミラーなどの光学部品をハウ
    ジング内に固定する光学部品の固定構造において、 上記ハウジングの光学部品取付面に、光学部品の接着面
    と重なる接着面を有した突起を形成し、光学部品の対向
    面に凹溝を形成し、上記突起に上記光学部品を接着固定
    したとき上記凹溝が光学部品の外縁部に開口することを
    特徴とする光学部品の固定構造。
  4. 【請求項4】 一平面内を偏向する光線を結像面の一直
    線上に結像させるレンズ、ミラーなどの光学部品をハウ
    ジング内に固定する光学部品の固定構造において、 上記ハウジングの光学部品取付面に、光学部品の接着面
    と重なる接着面を有した突起を形成するとともに該突起
    近傍に穴部を形成し、上記突起に上記光学部品の下面を
    接着固定したとき上記穴部が光学部品の外縁部に開口す
    ることを特徴とする光学部品の固定構造。
  5. 【請求項5】 上記穴部が上記突起に隣接して形成され
    たことを特徴とする請求項4記載の光学部品の固定構
    造。
  6. 【請求項6】 上記穴部が、光学部品外縁部に開口する
    部分に傾斜面を有することを特徴とする請求項4又は5
    記載の光学部品の固定構造。
  7. 【請求項7】 上記光学部品の接着面及び突起の接着面
    が、ともに平面であることを特徴とする請求項1から6
    のいずれかに記載の光学部品の固定構造。
  8. 【請求項8】 上記光学部品及びハウジングの双方が、
    熱膨張係数の近いプラスチック製であることを特徴とす
    る請求項1から7のいずれかに記載の光学部品の固定構
    造。
JP16046496A 1996-06-03 1996-06-03 光学部品の固定構造 Pending JPH09325289A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6607129B1 (en) 1999-05-25 2003-08-19 Canon Kabushiki Kaisha Optical scanner and image forming apparatus

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6607129B1 (en) 1999-05-25 2003-08-19 Canon Kabushiki Kaisha Optical scanner and image forming apparatus
US6793137B2 (en) 1999-05-25 2004-09-21 Canon Kabushiki Kaisha Optical scanner and image forming apparatus

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