JPH10170847A - 光ビーム走査装置 - Google Patents

光ビーム走査装置

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JPH10170847A
JPH10170847A JP34454896A JP34454896A JPH10170847A JP H10170847 A JPH10170847 A JP H10170847A JP 34454896 A JP34454896 A JP 34454896A JP 34454896 A JP34454896 A JP 34454896A JP H10170847 A JPH10170847 A JP H10170847A
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JP
Japan
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mirror
optical
light beam
plastic
theta
Prior art date
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Pending
Application number
JP34454896A
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English (en)
Inventor
Masaki Narita
昌樹 成田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い精度を求められる場合のプラスチック製
シータミラーの支持方法を提案することを目的としてい
る。特に、Fシータミラーの中央部が光軸方向に振動す
ることに起因して発生する画質の低下等の不具合を解消
する。 【解決手段】 光ビ−ムを出射する光源1と、光ビ−ム
を収束させる収束レンズ群2と、光ビ−ムを走査する回
転多面鏡3と、回転多面鏡により走査された光ビ−ムを
反射させる反射ミラ−4、6、8と、これらの各光学素
子を収納支持する光学ハウジング5とより構成される光
ビ−ム走査装置であって、これらの光学素子の一つとし
てプラスチック製の凹面鏡6を用いたものにおいて、プ
ラスチック製凹面鏡の略中央背面に突出部20を設け、
この突出部を光学ハウジングに固定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチック製凹
面鏡を光学素子として用いた光ビ−ム走査装置の改良に
関し、特にプラスチック製凹面鏡の支持構造の改良に関
する。
【0002】
【従来の技術】プラスチック製凹面鏡は、光ビームを内
部に透過させるプラスチック製レンズとは異なり、光ビ
ームを内部に透過させずに表面に蒸着した反射膜にて反
射することにより光学性能を達成するものである為に、
プラスチック成形品特有の内部歪みによる影響を受ける
ことがなく、しかも成形容易且つ低コストの、有用性の
高い光学部品である。このため、光ビーム走査装置にお
いて反射光学素子として多用されている。即ち、従来の
光ビ−ム走査装置に用いられてきたプラスチック透過型
Fシ−タレンズに対して、反射型のFシ−タ特性を有す
る凹面鏡(Fシ−タミラ−)は、次に述べるいくつかの
メリット/デメリットを持つ。 1:Fシ−タミラ−は、プラスチック製レンズに比較し
て光ビ−ムをその内部に透過させず表面に蒸着した反射
膜にて反射することにより光学性能を達成するものであ
るために、プラスチック成形品特有の内部歪による影響
を受けない有利な方法である。 2:Fシ−タミラ−においては、反射面を蒸着により形
成することが必須である。蒸着釜によって1回に蒸着可
能な枚数は、Fシ−タミラ−の厚みによって、変化す
る。当然、厚みが薄い方が1度の蒸着枚数が多い。しか
し、厚みが薄くなるほどFシ−タミラ−の剛性が低下し
て、振動等の影響を受け易くなる。振動はレ−ザ−光の
反射光路を変え、画像を劣化させる。 3:Fシ−タミラ−6の反射面6aは、図4に示すよう
に凹面となっているため、仮に反射面6aの裏側(反反
射面)を平面6bとすると、中央部分が最も薄くなる。
このような形状の場合、極端に中央部分の機械的強度が
弱くなる。このとき、振動や熱膨張によるミラ−面の変
形は特に中央部分に応力の集中をもたらして光学性能に
悪影響を及ぼす。また、外部からの振動によって中央部
分が光軸方向と平行な方向Xへ振動すると画像劣化の原
因となる。実開昭57−63328号公報「光学部品の
位置決め装置」には、凹面鏡の位置決め方法について開
示され、特開昭62−75671号公報「画像形成装
置」には温度変化/固定方法により光学系に影響を及ぼ
さない光学素子の位置決め方法が開示されているが、こ
れらによっても上記不具合は解消されない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】次に、図5(a) 及び
(b) はFシータミラー6を用いた従来の光書込みユニッ
トの全体図及び断面図であり、符号1は光ビームを出射
するレーザダイオードから成る光源、2は光源1からの
光ビームを収束する収束レンズ、3は偏向器としての回
転多面鏡(ポリゴンミラー)、4は第1折り返しミラ
ー、5は光学ハウジング、6はFシ−タミラ−、7はシ
リンドリカルレンズ、8は第2折り返しミラーである。
Fシータミラー6は、光学ハウジング5の内底面適所に
立設した2つの位置決め板11にその反射面側の両端部
を突き当てられて前後方向の位置決めを受けると共に、
ミラー6の背面中央部に設けた位置決め突起12を、ハ
ウジング5側に設けた位置決め溝13に嵌合(非固定)
することにより長手方向の位置決めを受ける。しかし、
この従来例に於ては、位置決め突起12を位置決め溝1
3内に嵌合することにより位置決め(固定ではない)し
ているに過ぎない為、Fシータミラー6の中央部のX方
向への振動を十分に阻止することができず、従って振動
による不具合を解消することはできなかった。本発明は
上記に鑑みてなされたものであり、高い精度を求められ
る場合のプラスチック製シータミラーの支持方法を提案
することを目的としている。特に、Fシータミラーの中
央部が光軸方向に振動することに起因して発生する画質
の低下等の不具合を解消することを目的としている。
【0004】
【課題を解決する為の手段】上記目的を達成する為、請
求項1の発明は、光ビ−ムを出射する光源と、光ビ−ム
を収束させる収束レンズ群と、光ビ−ムを走査する回転
多面鏡と、回転多面鏡により走査された光ビ−ムを反射
させる反射ミラ−と、これらの各光学素子を収納支持す
る光学ハウジングとより構成される光ビ−ム走査装置で
あって、これらの光学素子の一つとしてプラスチック製
の凹面鏡を用いたものにおいて、プラスチック製凹面鏡
の略中央背面に突出部を設け、この突出部を光学ハウジ
ングに固定したことを特徴とする。請求項2の発明は、
上記突出部を上下方向に弾性変形容易な薄板状に構成し
たことを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示した
形態例により詳細に説明する。図1は本発明の一形態例
のFシータミラーの支持構造を示す分解斜視図であり、
図2は組縦状態を示す斜視図である。このFシータミラ
ーの支持構造は、上記従来例の説明で用いた光ビーム走
査装置に示したFシータミラーの支持構造を改善したも
のである。従って、上記従来例と同一部分には同一符号
を付して説明する。図1に示すようにFシ−タミラ−
(プラスチック製凹面鏡)6の反射面6aの反対側面で
ある反反射面6bの中央部の上部には薄肉矩形の突出部
20を設けることにより、Fシータミラー6のX方向
(中央部への入射光の光軸方向)及びY方向(X方向と
交差する方向)への振動、変形を防止する一方で、Z方
向(上下方向)への変形を許容するようにした点にあ
る。Fシータミラー(プラスチック製凹面鏡)6は、所
定の角度範囲を偏向するレーザ光線を通過させて感光体
の概ね幅いっぱいに走査させるため、偏向面に平行な2
つの平面を有する短冊状のミラーとして形成される。
【0006】本発明の一形態例では、光学ハウジング5
の内底面の適所に設けた2つの支持突起25によりFシ
ータミラー6の両端部前面を支持すると共に、各支持突
起25に対応するFシータミラー6の背面側(後面側)
には板バネ等の弾性手段から成る弾性支持部材26を配
置してFシータミラー6を前後両側から支持する。ま
た、支持突起25の後方のハウジング底面上には平坦な
台座27を配置してFシータミラー6の両端部底面を支
持し、中央部底面は浮かせた状態とする。また、両支持
突起25の中央部後方には2つの平行な板部材28を突
設固定して両板部材28の間の溝28a内に上記突出部
20を嵌合してY方向への移動を禁止する。また、溝2
8aの後方には台29を設け、この台29の上面で突出
部20の後部下面を支持し、台29に設けたネジ穴30
と、突出部20に設けた穴20aを利用してネジ31に
より固定する。このようにしてハウジング内に支持され
たFシータミラー6の上方への移動を規制する手段とし
ては、通常ハウジング5の上面開口を閉止する図示しな
い蓋を用いる。このようにこの形態例によれば、Fシー
タミラー(プラスチック製凹面鏡)6の長手方向両端2
個所でX方向の位置決め及びZ方向の位置決めがなされ
るように、Fシータミラー6の両端部の前面及び後面を
支持突起25及び板バネ26により押えると共に、底面
及び上面を台座27及びハウジングの蓋により押えてい
る。また、Fシータミラーの中央部では板ばね状の突出
部20が中央部のX方向及びY方向への振動、変形を禁
止しつつ、Z方向への変形を可能にしている。
【0007】また、図3は変形例であり、溝28aから
後方へ突出した突出部20の後部の支持方法を板バネ3
5を利用してフレキシブルに行った点が特徴的である。
この形態例によれば、板バネ状の突出部20自体の弾性
に加えて、突出部20が板バネ35により非リジッドに
支持されているので、板バネ35による突出部20の締
めつけの程度によってはミラーのZ方向への動きが更に
自由になる。なお、ミラー中央部の突出部20は、Fシ
ータミラー6のZ方向への変形に対して十分弱い厚みと
長さを有しており、上記のように突出部20を固定した
としてもFシータミラー6のZ方向への形状に制限を与
えない。しかも、突出部20を固定することによって、
X方向、Y方向への規制力を発揮する。
【0008】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば、
Fシータミラー(プラスチック製凹面鏡)の背面中央部
分に上下方向への弾性変形が容易な薄板状の突出部を設
け、この突出部をハウジング側に固定することによっ
て、FシータミラーのX、Y方向への振動を防止して、
良好な画像を得ることが可能となる。請求項2の発明に
よれば、Fシータミラーの背面中央部の板バネ状の突出
部をX方向、Y方向へ剛性を発揮する形状としたこと
で、FシータミラーのX、Y方向の振幅を防止するとと
もに、Z方向の位置決めは両端のみとなり、中央突出部
の精度をラフにすることが可能になる。このため、中央
部のハウジングの熱変形等を無視することが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一形態例のFシータミラーの支持構造
の分解斜視図。
【図2】図1のFシータミラーの組立状態を示す斜視
図。
【図3】図1の形態例の変形例を示す要部斜視図。
【図4】従来の欠点を説明する斜視図。
【図5】(a) 及び(b) はFシータミラー6を用いた従来
の光書込みユニットの全体図及び断面図。
【符号の説明】
1 光源、2 収束レンズ、3 回転多面鏡(ポリゴン
ミラー)、4 第1折り返しミラー、5 光学ハウジン
グ、6 Fシ−タミラ−、7 シリンドリカルレンズ、
8 第2折り返しミラー、11 位置決め板、12 位
置決め突起、13位置決め溝、20 突出部、25 支
持突起、26 弾性支持部材、27 台座、28 板部
材、28a 溝,29 台,30 ネジ穴,31 ネ
ジ、35板バネ、

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ビ−ムを出射する光源と、光ビ−ムを
    収束させる収束レンズ群と、光ビ−ムを走査する回転多
    面鏡と、回転多面鏡により走査された光ビ−ムを反射さ
    せる反射ミラ−と、これらの各光学素子を収納支持する
    光学ハウジングとより構成される光ビ−ム走査装置であ
    って、これらの光学素子の一つとしてプラスチック製の
    凹面鏡を用いたものにおいて、 プラスチック製凹面鏡の略中央背面に突出部を設け、こ
    の突出部を光学ハウジングに固定したことを特徴とする
    光ビーム走査装置。
  2. 【請求項2】 上記突出部を上下方向に弾性変形容易な
    薄板状に構成したことを特徴とする請求項1記載の光ビ
    ーム走査装置。
JP34454896A 1996-12-09 1996-12-09 光ビーム走査装置 Pending JPH10170847A (ja)

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