JPH09322642A - コンバインの穀粒排出装置 - Google Patents

コンバインの穀粒排出装置

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JPH09322642A
JPH09322642A JP8146891A JP14689196A JPH09322642A JP H09322642 A JPH09322642 A JP H09322642A JP 8146891 A JP8146891 A JP 8146891A JP 14689196 A JP14689196 A JP 14689196A JP H09322642 A JPH09322642 A JP H09322642A
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JP
Japan
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shutter
discharge
discharge auger
screw
conveyor screw
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JP8146891A
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English (en)
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Koji Yamagata
山形  浩司
Shigeo Fujita
茂雄 藤田
Mitsuru Takenaka
竹中  満
Tamotsu Soya
保 征矢
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非排出作業時に、排出オーガ内の残留穀粒の
排出口からの零れ落ちを防止するシャッタと排出口を形
成する周壁の隙間から、シャッタで受け止められた穀粒
が漏出する不都合を抑制できるとともに、穀粒の噛み込
みなどによるシャッタの作動不良を招き難いシャッタ構
造を提供できるようにする。 【解決手段】 グレンタンク5に貯留された穀粒を外部
に排出するスクリューコンベヤ式の排出オーガ9の円筒
ケース9Bに、前記円筒ケース9Bに内接する半円筒形
で、かつ、スクリュー軸芯P3周りの回動で前記円筒ケ
ース9Bの先端周面の下部側に形成した排出口aを開閉
するシャッタ14を装備した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、グレンタンクに貯
留された穀粒を外部に排出するスクリューコンベヤ式の
排出オーガを備えたコンバインの穀粒排出装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】スクリューコンベヤ式の排出オーガは、
コンベヤスクリューとそれを外囲する円筒ケースとから
構成されており、コンベヤスクリューが円筒ケース内の
穀粒を円筒ケースの先端周面の下部側に形成した排出口
に向けて押し流すように搬送することによって穀粒を排
出口から排出させるようになっている。また、排出オー
ガは、コンベヤスクリューとの擦れによる穀粒の潰れを
防止することから、コンベヤスクリューと円筒ケースと
の間に籾粒の大きさよりも大きい隙間を有するように構
成されている。従って、排出オーガは、この隙間を有す
ることから、コンベヤスクリューによって円筒ケース内
の穀粒を完全に排出口から排出させることができないよ
うになっているとともに、穀粒排出作業後の走行などの
際には、排出オーガ内に残留している穀粒が機体の振動
などによって排出口から零れ落ちる不都合が生じるよう
になっている。そこで、そのような不都合を回避するた
め、従来では、例えば実開昭64‐28840号公報や
特開平7‐298773号公報などで開示されているよ
うに、排出口を開閉するスライド開閉式あるいは揺動開
閉式に構成された平板状のシャッタを円筒ケースに設け
るようにしたものがあった。つまり、機体の振動などに
よって排出口に移動した残留穀粒を、排出口を閉じた平
板状のシャッタで受け止めさせることによって、非排出
作業時に排出口から残留穀粒が零れ落ちることを防止し
ているのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術においては、排出口に移動した残留穀粒を受け
止めるシャッタが平板状であることから、シャッタで受
け止められた穀粒が機体の振動などによって四方に分散
して、排出口を形成する周壁とシャッタの隙間から漏出
する不都合が生じるようになっていた。この不都合を解
消するために、排出口を閉じた状態では排出口を形成す
る周壁とシャッタとが隙間のない状態で密着するよう構
成することも考えられるが、シャッタを周壁と密着可能
に開閉させる構造を得ることは難しいことから、構造が
複雑化する、あるいは、シャッタの開閉操作が行い難く
なるといった新たな不都合を招くようになる。また、ス
ライド開閉式のシャッタを設けたものにおいては、シャ
ッタの開操作に伴って、シャッタで受け止められていた
穀粒や塵埃などをシャッタとその案内部材との間に挟み
込む状態に引き込む虞があり、一方、揺動開閉式のシャ
ッタを設けたものにおいては、シャッタの開閉操作に伴
って、排出オーガ内の穀粒などを排出口を形成する周壁
とシャッタとの間に噛み込ませる虞があり、それらに起
因したシャッターの作動不良を招く虞があった。
【0004】本発明の目的は、非排出作業時に、排出オ
ーガ内の残留穀粒の排出口からの零れ落ちを防止するシ
ャッタと排出口を形成する周壁の隙間から、シャッタで
受け止められた穀粒が漏出する不都合を抑制できるとと
もに、穀粒の噛み込みなどによるシャッタの作動不良を
招き難いシャッタ構造を提供できるようにすることにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のうちの請求項1記載の発明では、グレンタ
ンクに貯留された穀粒を外部に排出するスクリューコン
ベヤ式の排出オーガの円筒ケースに、前記円筒ケースに
内接する半円筒形で、かつ、スクリュー軸芯周りの回動
で前記円筒ケースの先端周面の下部側に形成した排出口
を開閉するシャッタを装備した。
【0006】上記請求項1記載の発明によると、シャッ
タを円筒ケースに内接する半円筒形に形成していること
から、シャッタで受け止められた穀粒はシャッタの湾曲
(左右)方向中央箇所に集められるようになる。つま
り、機体の振動などによって、シャッタで受け止められ
た穀粒が、シャッタの湾曲端に分散して排出口を形成す
る周壁とシャッタの湾曲端の隙間から漏出することを防
止できるようになる。また、シャッタは、スクリュー軸
芯周りの回動で開閉操作され、円筒ケースの先端周面の
下部側に形成された排出口を開放した状態では円筒ケー
スの上部側に退避するようになることから、シャッタの
開閉操作の際に、シャッタの湾曲方向中央箇所に集めら
れた穀粒を含む円筒ケース内の穀粒などが排出口を形成
する周壁とシャッタとの間、あるいは、円筒ケースの先
端上部とシャッタとの間に噛み込むといったことを防止
できるようになる。つまり、円筒ケース内の穀粒などの
噛み込みによるシャッタの作動不良を防止できるように
なる。しかも、円筒ケースの内部上方空間を排出口を開
放したときのシャッタの格納スペースとして有効利用し
ていることから、新たにシャッタの格納スペースを形成
する手間がない。
【0007】従って、非排出作業時に、排出オーガ内の
残留穀粒の排出口からの零れ落ちを防止するシャッタと
排出口を形成する周壁の隙間から、シャッタで受け止め
られた穀粒が漏出する不都合を抑制できるとともに、穀
粒の噛み込みなどによるシャッタの作動不良を招き難い
シャッタ構造を提供できるようになった。
【0008】本発明のうちの請求項2記載の発明では、
上記請求項1記載の発明に加えて、前記排出オーガのコ
ンベヤスクリューの駆動を検出するセンサと、該センサ
からの検出情報に基づいて前記シャッタを開閉操作する
モータとを設けた。
【0009】上記請求項2記載の発明によると、排出オ
ーガのコンベヤスクリューとシャッタとを、コンベヤス
クリューの駆動をセンサが検出するのに伴ってシャッタ
がモータの作動により開操作され、また、コンベヤスク
リューの駆動停止をセンサが検出するのに伴ってシャッ
タがモータに作動により閉操作される状態に連動させる
ことができるので、コンベヤスクリューの駆動・駆動停
止ごとにシャッタの開閉操作を手動で行う手間を無くす
ことができるようになる。
【0010】従って、非排出作業時にシャッタと周壁の
隙間からシャッタで受け止められた穀粒が漏出する不都
合を抑制でき、かつ、シャッタの作動不良を招き難くす
ることができる上に、シャッタの開閉操作の簡略化をも
図れるようになった。
【0011】本発明のうちの請求項3記載の発明では、
上記請求項1記載の発明に加えて、前記排出オーガの駆
動操作用の操作レバーと前記シャッタとを、前記操作レ
バーによる前記排出オーガの駆動操作に連動して前記シ
ャッタが開操作されるとともに、前記操作レバーによる
前記排出オーガの駆動停止操作に連動して前記シャッタ
が閉操作される状態に機械式連係機構を介して連係し
た。
【0012】上記請求項3記載の発明によると、前記請
求項2記載の発明と同様に、コンベヤスクリューの駆動
・駆動停止ごとにシャッタの開閉操作を手動で行う手間
を無くすことができるようになる。また、コンベヤスク
リューの駆動・駆動停止に応じたシャッタの自動開閉操
作を機械式の連係で行うようにしていることから、コン
ベヤスクリューの駆動・駆動停止に応じたシャッタの自
動開閉操作を、コンベヤスクリューの駆動を検出するセ
ンサと、シャッタを開閉操作する駆動装置(モータやシ
リンダなど)とによって行うよう構成したものに比較し
て製造コストを低減できるようになる。
【0013】従って、非排出作業時にシャッタと周壁の
隙間からシャッタで受け止められた穀粒が漏出する不都
合を抑制でき、かつ、シャッタの作動不良を招き難くす
ることができる上に、製造コストの低減が図られたシャ
ッタの開閉操作の簡略化を遂行できるようになった。
【0014】本発明のうちの請求項4記載の発明では、
上記請求項1記載の発明に加えて、前記排出オーガのコ
ンベヤスクリューの駆動に伴って、その駆動回転方向に
前記シャッタを開操作する摩擦式伝動機構を、前記シャ
ッタと前記コンベヤスクリューとの間に介装するととも
に、前記コンベヤスクリューの駆動停止に伴って、前記
摩擦式伝動機構の摩擦力に抗して前記シャッタを閉操作
する付勢手段を設けた。
【0015】上記請求項4記載の発明によると、排出オ
ーガのコンベヤスクリューが駆動されると、その駆動回
転力が摩擦式伝動機構を介してシャッタに伝達され、そ
の駆動回転力によってシャッタが排出口を開放する状態
にコンベヤスクリューの駆動回転方向に上昇回動するよ
うになる。また、排出オーガのコンベヤスクリューが駆
動停止されると、シャッタをコンベヤスクリューの駆動
回転方向に上昇回動させる駆動回転力が絶たれることか
ら、付勢手段の作用によってシャッタが排出口を閉塞す
る状態に摩擦式伝動機構の摩擦力に抗してコンベヤスク
リューの駆動回転方向と逆方向に下降回動するようにな
る。つまり、コンベヤスクリューの駆動を検出するセン
サとシャッタを開閉操作する駆動装置、あるいは、排出
オーガの駆動操作用の操作レバーとシャッタとを連係さ
せる機構などを設けなくても、コンベヤスクリューとシ
ャッタとの間に摩擦式伝動機構を介装するだけの簡単な
構造で、コンベヤスクリューの駆動・駆動停止に応じた
シャッタの開閉操作を自動的に行えるようになる。
【0016】従って、非排出作業時にシャッタと周壁の
隙間からシャッタで受け止められた穀粒が漏出する不都
合を抑制でき、かつ、シャッタの作動不良を招き難くす
ることができる上に、構造の簡素化ならびに製造コスト
の低減が図られたシャッタの開閉操作の簡略化を遂行で
きるようになった。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0018】図1には自脱型コンバインの全体側面が示
されており、このコンバインは、左右一対のクローラ式
走行装置1を備えた走行機体2、走行機体2の前部に装
着された刈取部3、刈取部3にて刈り取られた穀稈を脱
穀して穀粒を選別回収する脱穀装置4、脱穀装置4にて
選別回収された穀粒を貯留するグレンタンク5、およ
び、グレンタンク5に貯留された穀粒をトラック(図示
せず)の荷台などの穀粒収集箇所に排出する穀粒排出装
置6などによって構成されている。
【0019】穀粒排出装置6は、グレンタンク5の底部
に前後方向に沿う状態に配備された底部スクリューコン
ベヤ7、底部スクリューコンベヤ7の搬送終端部から上
方に向けて延設された縦送りスクリューコンベヤ8、縦
送りスクリューコンベヤ8の上部に横軸芯P1周りに起
伏揺動自在でかつ縦軸芯P2周りに旋回揺動自在に装備
された排出オーガ9、排出オーガ9を縦送りスクリュー
コンベヤ8に対して横軸芯P1周りに起伏駆動する油圧
シリンダ10、および、排出オーガ9を縦送りスクリュ
ーコンベヤ8に対して縦軸芯P2周りに旋回駆動する電
動モータ11などによって構成されている。底部スクリ
ューコンベヤ7は、その搬送始端側の端部がグレンタン
ク5の前部側に露出する状態に延出されたコンベヤスク
リュー7Aから構成されており、その延出端には、走行
機体2の右前部に搭載されたエンジン12から底部スク
リューコンベヤ7への伝動を断続するベルトテンション
式に構成されたクラッチ機構13の出力プーリ13Aが
装着されている。縦送りスクリューコンベヤ8は、底部
スクリューコンベヤ7にベベルギヤ式連動機構(図示せ
ず)を介して連動連結されたコンベヤスクリュー8A
と、それを外囲するとともにグレンタンク5に連通接続
された円筒ケース8Bによって構成されている。排出オ
ーガ9は、縦送りスクリューコンベヤ8のコンベヤスク
リュー8Aにベベルギヤ式連動機構(図示せず)を介し
て連動連結されたコンベヤスクリュー9Aと、それを外
囲するとともに縦送りスクリューコンベヤ8の円筒ケー
ス8Bに連通接続された円筒ケース9Bによって構成さ
れている。排出オーガ9の円筒ケース9Bにおける先端
周面の下部側には、穀粒排出用の矩形状の排出口aが形
成されている。つまり、底部スクリューコンベヤ7、縦
送りスクリューコンベヤ8、および、排出オーガ9は、
クラッチ機構13を介して伝達されるエンジン12から
の動力で駆動されることによって、グレンタンク5に貯
留された穀粒を排出オーガ9の排出口aから排出するよ
うになっている。
【0020】図2および図3に示すように、排出オーガ
9の円筒ケース9Bの先端には、排出口aを開閉するシ
ャッタ14が装備されており、非穀粒排出作業時にはシ
ャッタ14により排出口aを閉塞しておくことによっ
て、機体の振動などによって排出口aへ移動する排出オ
ーガ9内の残留穀粒をシャッタ14で受け止めさせるこ
とができ、これによって、排出オーガ9内の残留穀粒が
排出口aから零れ落ちることを防止できるようになって
いる。シャッタ14は、円筒ケース9Bに内接する半円
筒形に形成されるとともに、排出オーガ9のコンベヤス
クリュー9Aのスクリュー軸芯P3周りの回動で排出口
aを開閉するよう、その前端に固着された略円形の支持
板14Aと、ベアリング15を介して、コンベヤスクリ
ュー9Aにスクリュー軸芯P3周りに回動自在に装着さ
れている。
【0021】以上の構成から、シャッタ14で受け止め
られることによって排出口aからの零れ落ちが防止され
た穀粒をシャッタ14の湾曲(左右)方向中央箇所に集
めることができ、機体の振動などによって、シャッタ1
4で受け止められた穀粒がシャッタ14の湾曲端に分散
して排出口aを形成する周壁9aとシャッタ14の湾曲
端の隙間から漏出することを防止できるようになってい
る。また、シャッタ14は、スクリュー軸芯P3周りの
回動で開閉操作され、円筒ケース9Bの先端周面の下部
側に形成された排出口aを開放した状態では円筒ケース
9Bの上部側に退避するようになることから、シャッタ
14の開閉操作の際に、シャッタ14の湾曲方向中央箇
所に集められた穀粒を含む円筒ケース9B内の穀粒など
が排出口aを形成する周壁9aとシャッタ14との間、
あるいは、円筒ケース9Bの先端上部とシャッタ14と
の間に噛み込むといったことを防止できるようになる。
つまり、円筒ケース9B内の穀粒などの噛み込みによる
シャッタ14の作動不良を防止できるようになってい
る。
【0022】図2および図3に示すように、排出オーガ
9のコンベヤスクリュー9Aとシャッタ14とは、コン
ベヤスクリュー9Aの先端に一体回転可能に固着された
摩擦板16と、シャッタ14の支持板14Aとからなる
摩擦式伝動機構Aによって、コンベヤスクリュー9Aの
駆動に伴って、その駆動回転方向にシャッタ14が開操
作される状態に連動連結されている。排出オーガ9の円
筒ケース9Bにおける先端壁部には、コンベヤスクリュ
ー9Aのスクリュー軸芯P3を中心として、コンベヤス
クリュー9Aの駆動回転方向で下方から上方に亘る半円
弧状の長孔bが形成されている。シャッタ14の支持板
14Aには、円筒ケース9Bの長孔bに対して、シャッ
タ14が排出口aを閉塞している状態では長孔bの下端
に位置するとともに、シャッタ14が排出口aを開放し
ている状態では長孔bの上端に位置するように挿通され
たピン14Bが固着されている。ピン14Bの先端には
ウェイト17が固着されている。
【0023】以上の構成から、クラッチ機構13を介し
て伝達されるエンジン12からの動力により排出オーガ
9のコンベヤスクリュー9Aが駆動されると、その駆動
回転力が摩擦式伝動機構Aを介してシャッタ14に伝達
されるようになり、その駆動回転力によってシャッタ1
4がコンベヤスクリュー9Aの駆動回転方向に上昇回動
して排出口aを開放するようになる。シャッタ14が排
出口aを開放する状態では、シャッタ14のピン14B
が円筒ケース9Bの長孔bの上端に位置するようになる
ことから、それ以上のシャッタ14のコンベヤスクリュ
ー9Aの駆動回転方向への回動が阻止されるようにな
る。つまり、シャッタ14は、排出オーガ9のコンベヤ
スクリュー9Aの駆動に伴って開操作されるとともに、
排出オーガ9のコンベヤスクリュー9Aが駆動されてい
る間は排出口aを開放する状態に保持されるようになっ
ている。また、クラッチ機構13の切り操作により排出
オーガ9のコンベヤスクリュー9Aが駆動停止される
と、シャッタ14をコンベヤスクリュー9Aの駆動回転
方向に上昇回動させる駆動回転力が絶たれることから、
シャッタ14が、ウェイト17の荷重によって摩擦式伝
動機構Aの摩擦力に抗してコンベヤスクリュー9Aの駆
動回転方向と逆方向に下降回動して排出口aを閉塞する
ようになる。つまり、ウェイト17は、コンベヤスクリ
ュー9Aの駆動停止に伴って、摩擦式伝動機構Aの摩擦
力に抗してシャッタ14を閉操作する付勢手段Bとして
機能するようになっている。シャッタ14が排出口aを
閉塞する状態では、シャッタ14のピン14Bが円筒ケ
ース9Bの長孔bの下端に位置するようになることか
ら、それ以上のシャッタ14のコンベヤスクリュー9A
の駆動回転方向と逆方向への回動が阻止されるようにな
る。要するに、上記の構成によって、排出オーガ9のコ
ンベヤスクリュー9Aの駆動・駆動停止に応じたシャッ
タ14の開閉操作を自動的に行えるようになっている。
【0024】〔別実施形態〕以下、本発明の別実施形態
を列記する。 上記の実施形態においてはコンバインとして自脱型
のものを例示したが、全稈投入型のものであってもよ
い。 上記の実施形態においては付勢手段Bとしてウェイ
ト17を例示したが、引張バネやつる巻きバネなどであ
ってもよい。 上記の実施形態においてはシャッタ14の開閉操作
を排出オーガ9のコンベヤスクリュー9Aの駆動・駆動
停止に応じて自動的に行えるように構成したが、手動操
作で行うようにしてもよい。 図4および図5に示すように、排出オーガ9のコン
ベヤスクリュー9Aの駆動を検出するセンサSと、この
センサSからの検出情報に基づいてシャッタ14を開閉
操作するモータ18とを設けることによって、シャッタ
14の開閉操作を排出オーガ9のコンベヤスクリュー9
Aの駆動・駆動停止に応じて自動的に行えるようにして
もよい。尚、センサSとしては、図4に示すように、ク
ラッチ機構13の操作レバー19が「入」位置に操作さ
れたことを検出するリミットスイッチ20であってもよ
く、また、排出オーガ9のコンベヤスクリュー9Aの回
転を検出する回転センサなどであってもよい。さらに、
図4に示すリミットスイッチ20などのセンサSが、ク
ラッチ機構13の操作レバー19が「切」位置から
「入」位置へ操作される際の通過を検出するよう構成し
て、排出オーガ9のコンベヤスクリュー9Aが駆動され
るよりも前の段階でシャッタ14が開操作されるように
構成してもよい。 図6および図7に示すように、クラッチ機構13の
操作レバー(排出オーガ9の駆動操作用の操作レバー)
19とシャッタ14とを、操作レバー19によるクラッ
チ機構13の入り操作(排出オーガ9の駆動操作)に連
動してシャッタ14が開操作されるとともに、操作レバ
ー19によるクラッチ機構13の切り操作(排出オーガ
9の駆動停止操作)に連動してシャッタ14が閉操作さ
れる状態に機械式連係機構Cを介して連係することによ
って、シャッタ14の開閉操作を排出オーガ9のコンベ
ヤスクリュー9Aの駆動・駆動停止に応じて自動的に行
えるようにしてもよい。尚、機械式連係機構Cは、操作
レバー19とシャッタ14のピン14Bとに亘って操作
レバー19の「入」位置への操作に伴ってシャッタ14
を開操作する状態に掛け渡された操作ワイヤ21と、シ
ャッタ14を閉操作方向に付勢する引張バネ22などに
よって構成されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】自脱型コンバインの全体側面図
【図2】シャッタ部の構成を示す排出オーガ先端部の縦
断側面図
【図3】シャッタ部の構成を示す排出オーガ先端部の一
部切り欠き正面図
【図4】排出オーガ駆動検出用のセンサとシャッタ開閉
操作用のモータとを設けた別実施形態を示す排出オーガ
先端部の縦断側面図
【図5】排出オーガ駆動検出用のセンサとシャッタ開閉
操作用のモータとを設けた別実施形態を示す排出オーガ
先端部の一部切り欠き正面図
【図6】排出オーガ駆動操作用の操作レバーとシャッタ
とを機械式に連係した別実施形態を示す排出オーガ先端
部の縦断側面図
【図7】排出オーガ駆動操作用の操作レバーとシャッタ
とを機械式に連係した別実施形態を示す排出オーガ先端
部の一部切り欠き正面図
【符号の説明】
5 グレンタンク 9 排出オーガ 9A コンベヤスクリュー 9B 円筒ケース 14 シャッタ 18 モータ 19 操作レバー a 排出口 A 摩擦式伝動機構 B 付勢手段 C 機械式連係機構 P3 スクリュー軸芯 S センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 征矢 保 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グレンタンクに貯留された穀粒を外部に
    排出するスクリューコンベヤ式の排出オーガの円筒ケー
    スに、前記円筒ケースに内接する半円筒形で、かつ、ス
    クリュー軸芯周りの回動で前記円筒ケースの先端周面の
    下部側に形成した排出口を開閉するシャッタを装備して
    あるコンバインの穀粒排出装置。
  2. 【請求項2】 前記排出オーガのコンベヤスクリューの
    駆動を検出するセンサと、該センサからの検出情報に基
    づいて前記シャッタを開閉操作するモータとを設けてあ
    る請求項1記載のコンバインの穀粒排出装置。
  3. 【請求項3】 前記排出オーガの駆動操作用の操作レバ
    ーと前記シャッタとを、前記操作レバーによる前記排出
    オーガの駆動操作に連動して前記シャッタが開操作され
    るとともに、前記操作レバーによる前記排出オーガの駆
    動停止操作に連動して前記シャッタが閉操作される状態
    に機械式連係機構を介して連係してある請求項1記載の
    コンバインの穀粒排出装置。
  4. 【請求項4】 前記排出オーガのコンベヤスクリューの
    駆動に伴って、その駆動回転方向に前記シャッタを開操
    作する摩擦式伝動機構を、前記シャッタと前記コンベヤ
    スクリューとの間に介装するとともに、前記コンベヤス
    クリューの駆動停止に伴って、前記摩擦式伝動機構の摩
    擦力に抗して前記シャッタを閉操作する付勢手段を設け
    てある請求項1記載のコンバインの穀粒排出装置。
JP8146891A 1996-06-10 1996-06-10 コンバインの穀粒排出装置 Pending JPH09322642A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010044806A (ko) * 2001-03-27 2001-06-05 강영대 곡물 운송용 적재함
JP2011092035A (ja) * 2009-10-27 2011-05-12 Kubota Corp コンバインの穀粒搬出装置
JP2011125273A (ja) * 2009-12-18 2011-06-30 Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd コンバインにおける排出オーガの制御装置
KR101047900B1 (ko) * 2010-12-24 2011-07-08 김용오 정수기 겸용 곡물 저장고의 이중 토출 장치
KR101050360B1 (ko) * 2010-12-24 2011-07-19 김용오 곡물 저장고의 토출 장치

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