JPH09321725A - フレーム送受信方法及び装置 - Google Patents

フレーム送受信方法及び装置

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JPH09321725A
JPH09321725A JP8116586A JP11658696A JPH09321725A JP H09321725 A JPH09321725 A JP H09321725A JP 8116586 A JP8116586 A JP 8116586A JP 11658696 A JP11658696 A JP 11658696A JP H09321725 A JPH09321725 A JP H09321725A
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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    • H04J3/00Time-division multiplex systems
    • H04J3/02Details
    • H04J3/06Synchronising arrangements
    • H04J3/0602Systems characterised by the synchronising information used
    • H04J3/0605Special codes used as synchronising signal
    • H04J3/0608Detectors therefor, e.g. correlators, state machines

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  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】様々なフレーム構成に柔軟に対応できるプログ
ラマブルなフレームの送受信を実現する。 【解決手段】フレームを構成するビット数の1/Nのm
を1マシンサイクルとし、受信時には、マシンサイクル
の所定位相にフレームを引き込む受信同期化処理59を
行う。受信した該フレーム中の制御チャネルデータを、
マシンサイクルでRAM内に予め書き込まれた受信用の
mビット列プログラム情報に従って処理を行いRAMへ
書き込む受信データ処理S10をマシンサイクルの一部
で行う。送信時には、前記RAMに予め書き込まれた送
信用のmビット列プログラム情報に従ってRAMに予め
格納された送信用制御チャネルデータを読み出しながら
送信データ処理S13を該マシンサイクルの残りの部分
で行い、送信用制御チャネルデータをビットレベル又は
クロックレベルの位相で送信する送信位相制御処理を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明はフレーム送受信方法
及び装置に関し、特に、ディジタル多重通信方式におけ
るフレームの送受信方法及び装置(トランシーバー)に
関するものである。
【0001】ディジタル多重通信方式は、従来の幹線網
から末端の端末機器へと広く採用されるようになり、様
々な方式が実現もしくは提案されている。
【0002】たとえば、近年ではCATV網におけるイ
ンタラクティブなサービスを実現する上で必須となる双
方向通信方式の一つとして、TDM/TDMA通信方式
が知られているが、そのフレーム構成(フレームフォー
マット)は様々である。
【0003】このような事から、様々なフレーム構成に
柔軟に対応できると共に開発期間の短期化、且つ小型化
・低消費電力化・経済化を可能とするLSI化に適した
フレームの送受信方法及び装置が望まれている。
【0004】
【従来の技術】ディジタル多重通信方式においては、一
般的に一定周期で繰り返すフレームや時間的に定めたタ
イムスロットの概念があり、それに対応してフレームの
分解組立を行うことによって送受信が行われる。
【0005】図36及び図37はそのフレームフォーマ
ットとタイムスロットの一例を示す図である。
【0006】図36及び図37において、局から宅内機
器に向けたフレームを下りフレーム(図37参照)と呼
び、その逆方向を上りフレームと呼ぶと、図示の如く、
下りフレームは4ms周期で連続して送信され、上りフ
レームはガードタイムGTがあるように、バースト信号
である。言い換えると、下りフレームは時分割多重(T
DM)方式であり、上りフレームは、局からの指示に
(下りフレームを介して)従ってバースト信号を送信す
る時分割多重アクセス(TDMA)方式である。
【0007】そして、上り/下りの各フレームは、それ
ぞれ通話チャネル(以下、B−CHと略称することがあ
る)と制御チャネルから成り、制御チャネルは更にメン
テナンスチャネル(M−CH)と2つの呼制御チャネル
(C,D)から成り、その2つの呼制御チャネルは電話
サービス用のD−CHとビデオ・オン・デマンド(VO
D)サービスのためのC−CHから成っている。
【0008】また、上りフレームについては、下り制御
チャネルD−CH及びC−CHに対する受信確認応答信
号を返すためのチャネルとして、AD−CH及びAC−
CHが組み込まれている。これらの各チャネルは、図示
のような各フォーマットで構成されている。
【0009】図38は、上記フレームの分解・組立を行
いながら送受信処理を行う従来例を機能ブロック図で示
したもので、動作概要は以下の通りである。
【0010】なお、この従来例は、CATVシステムの
CATV局(以下、単に局とも記す)と加入者宅内機器
(以下、単に宅内機器又は宅内端末とも記す)とのディ
ジタル多重通信における宅内機器に適用された場合を示
している。
【0011】モデム(図示せず)の復調部からの受信フ
レームのビット列は、受信処理手段101に入ると先ず
ジッタなどを除去するために、受信クロックから従属ク
ロックに乗り替える。従属クロックはPLLなどで構成
される従属クロック発生手段102によって作られる。
【0012】受信処理手段101では、従属クロックに
乗り替えた受信フレームのビット列からマルチフレーム
同期パターンを検出して受信制御手段103に伝える。
【0013】受信制御手段103は、周知の同期保護を
行い、同期確立状態になると、外部制御装置CPU(図
示せず)に対して同期確立状態であることを表示する。
【0014】同期確立後の受信制御手段103は、CP
Uから受信要求があると、図36に示した下りフレーム
フォーマットに従った各制御チャネルに対する必要な処
理、たとえばデスクランブルやCRCチェックの有無な
どを受信処理手段101やB−CH受信処理手段104
にそれらの起動/停止タイミングとして出力する。
【0015】この受信制御信号の発生動作は、マルチフ
レーム同期パターン検出タイミングを基点に、ビット数
をカウントして行き、必要なビット位置から必要な処理
を行うように、ビットレベルでのタイミング制御が基本
となる。
【0016】受信処理手段101は、前記の受信制御信
号に従い、各制御チャネルに対して必要な処理を施しな
がらデータを取り込み、受信データバッファ(図示せ
ず)へ順次蓄積して行く。
【0017】一方、B−CH受信処理手段104も受信
制御手段103によりタイミング信号で指定されたタイ
ムスロットからPCMデータを受信し、PCM・COD
ECインタフェースに変換して出力する。
【0018】送信制御手段105は、受信制御手段10
3からマルチフレーム同期確立状態でのマルチフレーム
同期パターン検出タイミングを受け、且つCPUから送
信要求があったとき、予め決められた受信フレームとの
位相差で送信フレームが開始するように制御する送信遅
延制御や、各バースト信号のフォーマットに基づいた処
理を施して送信するための制御を行う。
【0019】その送信制御は、前述の上りフレームフォ
ーマットに従った各制御チャネルに対する必要な処理、
たとえばスクランブルやブロックチェックキャラクタ
(BCC)付加の有無などを送信処理手段106やB−
CH送信処理手段107にそれらの起動/停止タイミン
グとして出力することで行われる。
【0020】この送信制御信号の発生動作は、送信フレ
ーム開始タイミングを基点に、ビット数をカウントして
行き、必要なビット位置から必要な処理を行うようにビ
ットレベルでのタイミング制御が基本となる。
【0021】但し、CATVシステムの様に局と宅内機
器の距離がある範囲で一定で、且つ伝送効率を上げる必
要のあるディジタル多重通信では、前記の送信遅延制御
はクロック周期の数分の1という精度で行われることが
あり、そのような場合は、クロックレベルでのタイミン
グ制御が基本となる。
【0022】送信処理手段106は、前記の送信制御信
号を受けると、送信データバッファ(図示せず)から送
信データを順次読み込み、各バースト信号を組立ながら
送信する。
【0023】一方、B−CH受信処理手段107もPC
M・CODECインタフェースで受けたPCMデータを
B−CHフォーマットに組み立てて、送信制御手段10
5からのタイミング信号で指定されたタイムスロットへ
出力する。
【0024】外部制御装置CPUとのデータ授受は、受
信制御チャネルのデータ部分は受信データ、送信制御チ
ャネルのデータ部分は送信データの各バス線を介して行
われ、その際の送受データバッファのアクセス制御は、
それぞれ送信状態表示と受信状態表示をCPUが参照し
ながら衝突が起こらないように行われる。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】先ず、従来例におい
て、前述のようにフレーム構成に基づき、様々なタイミ
ング信号をビットレベルまたはクロックレベルで生成
し、各ビット処理機能部に分配する必要があったため、
フレーム構成の変更に柔軟に対応できず、従ってフレー
ム構成の詳細仕様が決定されるまでは、送受信装置の具
体設計も進められず、開発の効率化を阻害するという問
題があった。
【0026】さらに、送受信フレーム構成が異なる(非
対称)と、疑似的な対向装置を準備して単体試験を行う
などの手間もかかるという問題や、製造性、保守・運用
性を高めるための自己試験を取り入れることはコストア
ップが避けられないという問題があった。
【0027】従って本発明は、上記課題を解決するた
め、ディジタル情報の開始点を示す固有のパターン情報
を含むフレームを送受信する方法及び装置において、様
々なフレーム構成に柔軟に対応でき且つ自己試験機能を
備えたプログラマブルなフレームの送受信方法及び装置
を実現することを目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】
〔1〕上記の目的を達成するため、本発明に係るフレー
ム送受信方法は、フレームを構成するビット数の1/N
(Nは正の整数) のm(mは2より大きい正の整数)を
1マシンサイクルとし、受信時には、該マシンサイクル
の所定位相に該フレームを引き込む受信同期化処理を行
い、受信した該フレーム中の制御チャネルデータを、該
マシンサイクルで共有RAM内に予め書き込まれた受信
用の処理手順を定義したmビット列プログラム情報に従
って処理を行い該共有RAMへ書き込む受信データ処理
を該マシンサイクルの一部を構成する受信処理実行フェ
ーズで行い、送信時には、該共有RAMに予め書き込ま
れた送信用の処理手順を定義したmビット列プログラム
情報に従って該共有RAMに予め格納された送信用制御
チャネルデータを読み出しながら送信データ処理を該マ
シンサイクルの残りの部分を構成する送信処理実行フェ
ーズで行い、該送信用制御チャネルデータをビットレベ
ル又はクロックレベルの位相で送信する送信位相制御処
理を行うことを特徴としている。
【0029】すなわち、本発明方法においては、フレー
ム構成ビット数の1/N( Nは整数) のmビット列毎を
送受信処理単位とし、その処理単位を周期とするマシン
サイクルに実受信フレームの位相を引き込み、mビット
列毎の受信処理手順を定義するmビット列プログラム情
報を共有RAM(ランダムアクセスメモリ)から読み出
しながら受信処理を実行する。
【0030】これと共に、同様に共有RAMから該プロ
グラム情報を読み出しながら送信処理を実行し、前記マ
シンサイクルで処理された送信フレームを実送信フレー
ムの位相に変換する。
【0031】従って、mビット列毎に送受処理を行って
も実送受信フレームは、ビットレベルの位相変化に対応
できるので、送受信データのリード/ライトのみなら
ず、送受信タイムスロットやデータ長、送信FASパタ
ーンやその長さ、スクランブル/デスクランブルの有
無、CRCチェックの有無、ガードタイム長などのフレ
ーム構成が変更になっても前記mビット列プログラム情
報を変更することによって容易に対応することができ
る。
【0032】さらにまた、互いに独立した受信処理実行
フェーズと送信処理実行フェーズに分割してmビット列
毎の処理ができるので、共有RAMは一般的なRAMチ
ップを1個だけ用意すればよい。
【0033】〔2〕また本発明方法では、上記〔1〕に
おいて、該受信同期化処理が、ビットレベルの該パター
ン情報または該パターン情報の検出保護ハンティング信
号と該マシンサイクルに基づいて予め決められた該共有
RAMの書込タイミングとの時間差に従って該受信した
制御チャネルデータの遅延時間を補正し、該送信位相制
御処理が、該共有RAMの読出タイミングと外部から与
えられた該ビットレベル又はクロックレベルの所定送信
フレーム開始タイミングとの時間差に従って送信データ
の遅延時間を補正することができる。
【0034】〔3〕また本発明方法では、上記〔1〕又
は〔2〕において、該受信同期化処理が、該同期化処理
されたマシンサイクルレベル位相の該パターン情報で次
フレームのマシンサイクルレベルの検出ハンティングタ
イミングを先ず生成し、該マシンサイクルレベルのハン
ティングタイミングを、該ビットレベルへ位相変換を行
って次フレームの該パターン情報の検出ハンティングを
行うことができる。
【0035】〔4〕また本発明方法では、上記〔1〕〜
〔3〕のいずれかにおいて、該送信位相制御処理が、受
信フレーム位相に対する送信フレームの送信位相を制御
する送信遅延制御処理を含み、該送信遅延制御処理が、
最大遅延制御時間だけ受信フレーム位相より先に該マシ
ンサイクルレベル位相で制御し、該マシンサイクルレベ
ル位相制御が終了次第、ビットレベル位相及びクロック
レベル位相で順次制御することもできる。
【0036】〔5〕また本発明方法では、上記〔1〕〜
〔4〕のいずれかにおいて、該送信データ処理が、該共
有RAMの送信データ領域からガードタイムに対応する
送信データの特定ビットを送信要求として読み出したと
き、該ガードタイムに続く送信データを送信すると共
に、該送信要求を解除するために該特定ビットを所定値
に書き戻すことができる。
【0037】〔6〕また本発明方法では、上記〔1〕〜
〔5〕のいずれかにおいて、該プログラム情報に従った
受信処理完了タイミングで共通バスを外部CPU側に切
り替え、1フレーム毎の該送信遅延制御処理開始直前に
引き戻すことができる。
【0038】〔7〕また本発明方法では、上記〔1〕〜
〔6〕のいずれかにおいて、該送信用のプログラム情報
が通話チャネルに関するものであるとき、図19に概念
的に示すように、該受信処理実行フェーズで通話チャネ
ル送信用RAM(BTx−RAM)110に、該送信用
のプログラム情報(オペコード)及びヘッダーを共有R
AM6より転送して書き込むと共に外部(PCMコーデ
ック300等)からの送信通話チャネルデータを書き込
んでおき、該送信処理実行フェーズで該送信用のプログ
ラム情報に従って該ヘッダー及び該送信通話チャネルデ
ータを該通話チャネル送信用RAM110から読み出し
て送信することができる。
【0039】〔8〕また本発明方法では、上記〔7〕に
おいて、該受信用のプログラム情報が通話チャネルに関
するものであるとき、図19に概念的に示すように、該
送信処理実行フェーズで該共有RAM6から通話チャネ
ル受信用RAM(BRx−RAM)210に該受信用の
プログラム情報を転送して書き込んでおくと共に受信通
話チャネルデータを読み出して外部(PCMコーデック
300等)に出力し、該受信処理実行フェーズで該受信
用のプログラム情報に従って該受信通話チャネルデータ
を該通話チャネル受信用RAM210に書き込むことが
できる。
【0040】
〔9〕さらに上記の目的を達成するため、
本発明に係るフレーム送受信装置は、フレームを構成す
るビット数の1/N( Nは正の整数) のm(mは2より
大きい正の整数)ビット列長を1周期とするマシンサイ
クルを生成するマシンクロック発生手段と、受信時に
は、該マシンサイクルの所定位相に該フレームを引き込
む受信同期化手段と、受信用及び送信用の処理手順を定
義したmビット列プログラム情報ならびに送信用制御チ
ャネルデータを予め書き込んだ共有RAMと、受信時に
は、該フレーム中の制御チャネルデータを、該マシンサ
イクルで該共有RAM内の該受信用のmビット列プログ
ラム情報に従って処理し且つ該共有RAMへ書き込む受
信データ処理を該マシンサイクルの一部を構成する受信
処理実行フェーズで行うとともに、送信時には、該共有
RAM内の該送信用のmビット列プログラム情報に従っ
て該送信用プログラム中の送信用制御チャネルデータを
読み出しながら送信データ処理を該マシンサイクルの残
りの部分を構成する送信処理実行フェーズで行う送受信
処理手段と、該送信用制御チャネルデータをビットレベ
ル又はクロックレベルの位相で送信する送信位相制御手
段と、を備えている。
【0041】すなわち、本発明装置においては、フレー
ム構成ビット数の1/Nのmビット列毎を送受信処理単
位とし、その処理単位を周期とするマシンサイクルをマ
シンクロック発生手段により発生する。
【0042】そして、このマシンクロックに実受信フレ
ームの位相を受信同期化手段によって引き込み、mビッ
ト列毎の受信処理手順を定義するmビット列プログラム
情報を送受信処理手段が共有RAM(ランダムアクセス
メモリ)から読み出しながら受信処理を実行する。
【0043】これと共に、送信処理も同様に共有RAM
から該プログラム情報を該送受信処理手段が読み出しな
がら実行され、前記マシンサイクルで処理された送信フ
レームを送信位相制御手段によって実送信フレームの位
相に変換する。
【0044】従って、mビット列毎に送受処理を行って
も実送受信フレームは、ビットレベルの位相変化に対応
できるので、送受信データのリード/ライトのみなら
ず、送受信タイムスロットやデータ長、送信FASパタ
ーンやその長さ、スクランブル/デスクランブルの有
無、CRCチェックの有無、ガードタイム長などのフレ
ーム構成が変更になっても前記mビット列プログラム情
報を変更することによって容易に対応することができ
る。
【0045】〔10〕また本発明装置では、上記
〔9〕
において、外部CPUが該共有RAMをアクセスするた
めの共通バス切替手段を備えることができる。
【0046】〔11〕また本発明装置では、上記
〔9〕
又は〔10〕において、該受信同期化手段が、該パター
ン情報をビットレベル位相で検出するパターン情報検出
手段と、そのパターン情報検出を安定化する受信フレー
ム同期保護手段と、該マシンサイクル位相で歩進する受
信フレーム長カウント手段と、該パターン情報検出手段
で検出された該ビットレベル位相のパターン情報検出信
号を該マシンサイクル位相に同期化してマシンサイクル
レベル位相のパターン情報検出信号を出力するパターン
情報同期化手段と、該受信フレーム長カウント手段から
1フレーム長カウント直前で出力されるマシンサイクル
レベル位相のパターン情報ハンティング信号をビットレ
ベル位相のパターン情報ハンティング信号に変換する位
相レベル変換手段を備え、該受信フレーム長カウント手
段が該マシンサイクルレベル位相のパターン情報検出信
号で初期設定及び歩進を開始すると共に1フレーム長カ
ウント直前にマシンサイクルレベル位相のパターン情報
ハンティング信号を発生し、該受信フレーム同期保護手
段が、該パターン情報検出手段からのビットレベル位相
のパターン情報検出信号と該位相レベル変換手段からの
ビットレベル位相のパターン情報ハンティング信号で受
信フレーム同期保護を行うことができる。
【0047】すなわち、受信フレーム長カウント手段は
パターン情報同期化手段からのマシンサイクルレベル位
相のパターン情報検出信号で初期設定及び歩進を開始す
ると共にオーバーフローでマシンサイクルレベル位相の
パターン情報ハンティング信号を発生し、受信フレーム
同期保護手段は、パターン情報検出手段からのビットレ
ベル位相のパターン情報検出信号と位相レベル変換手段
からのビットレベル位相のパターン情報ハンティング信
号で受信フレーム同期保護を行うので、実受信フレーム
位相に追従した受信フレーム同期保護を行うことができ
る。
【0048】〔12〕また本発明装置では、上記〔1
1〕において、該送信位相制御手段が、受信フレーム位
相に対する送信フレームの送信位相を制御する送信遅延
制御手段を含み、該受信フレーム長カウント手段が、該
送信遅延制御手段の最大制御時間だけ受信フレーム位相
より先に該送信遅延制御手段を起動することができる。
【0049】すなわち、上記受信フレーム長カウント手
段は、送信遅延制御手段の最大制御時間だけ受信フレー
ム位相より先に送信遅延制御手段を起動するので所定の
送信位相で送信することができる。
【0050】〔13〕また本発明装置では、上記〔1
2〕において、該送信遅延制御手段が、マシンサイクル
レベル位相の遅延カウント手段、ビットレベル位相の選
択手段、及びクロックレベル位相の選択手段を含み、マ
シンサイクルレベルの遅延制御終了後、ビットレベル及
びクロックレベルの各位相での遅延制御を順次行うと共
に、該送受信処理手段が該共有RAMのアクセスを開始
することができる。
【0051】すなわち、マシンサイクルレベルの位相遅
延制御終了後、ビットレベル及びクロックレベルの各位
相での遅延制御を順次行うと共に、送受信処理手段の送
信処理部は共有RAMのアクセスを開始するので、該送
信処理部は常にマシンサイクルレベルで処理が出来、且
つ送信フレームはクロックレベルまでのきめ細かな送信
遅延制御を受けることができる。
【0052】〔14〕また本発明装置では、上記
〔9〕
乃至〔13〕のいずれかにおいて、該送受信処理手段
が、該共有RAMの送信データ領域に書き込む送信結果
書込手段を含むと共に、ガードタイムに対応する送信デ
ータの特定ビットを送信要求フラグに意味付けすること
によって、読み出した送信データが該送信要求フラグで
あった場合に、該ガードタイムに続く送信データを送信
すると共に該送信要求フラグを落とすために該ビットを
論理反転して同一アドレスに書き戻すことができる。
【0053】すなわち、ガードタイムに対応する送信デ
ータの特定ビットを送信要求フラグに意味づけすること
によって、読み出した送信データが送信要求フラグであ
った場合に、該ガードタイムに続く送信データを送信す
ると共に、送信要求フラグを落とすために該ビットを論
理反転して同一アドレスに書き戻すので、CPUは送信
要求フラグの状態を読み出すことで、送信完了を知るこ
とができる。
【0054】〔15〕また本発明装置では、上記〔1
0〕乃至〔14〕のいずれかにおいて、該共通バス切替
手段が、該mビット列プログラム情報に従った受信処理
完了タイミングで該CPU側に共通バスを引き渡すと共
に1フレーム毎の送信処理開始直前に引き戻すことがで
きる。
【0055】すなわち、共通バス切替手段は、mビット
列プログラム情報に従った受信処理完了タイミングでC
PU側に共通バスを引き渡すと共に、1フレーム毎の送
信処理開始直前に引き戻すので、CPUはフレーム単位
での制御が確実にできる。
【0056】〔16〕また本発明装置では、上記
〔9〕
において、該共有RAMにさらに送受信のフレーム単位
での動作モードや処理条件を定義する定期的初期化プロ
グラム情報が予め書き込んであり、該送受信処理手段
が、該定期的初期化プログラム情報に従って処理を実行
することができる。
【0057】〔17〕また本発明装置では、上記〔1
6〕において、該受信同期化手段が、該パターン情報を
ビットレベル位相で検出するパターン情報検出手段と、
そのパターン情報検出を安定化する受信フレーム同期保
護手段と、該マシンサイクル位相で歩進する受信フレー
ム長−Xカウント手段と、該パターン情報検出手段で検
出されたビットレベル位相のパターン情報検出信号を該
受信フレーム長−Xカウント手段の歩進位相に同期化す
るパターン情報同期化手段と、該定期的初期化プログラ
ム情報に従って受信部を初期化する受信部定期的初期化
実行手段と、該受信部定期的初期化の終了で発生される
マシンサイクルレベル位相のパターン情報ハンティング
信号をビットレベル位相のパターン情報ハンティング信
号に変換する位相レベル変換手段を備え、該受信フレー
ム長−Xカウント手段が該パターン情報同期化手段から
のマシンサイクルレベル位相のパターン情報検出信号で
初期設定及び歩進を開始し、オーバーフローで停止する
と共に該受信部定期的初期化実行手段を起動し、該受信
部定期的初期化実行手段が、該Xで初期化を終了してマ
シンサイクルレベル位相のパターン情報ハンティング信
号を発生すると共に該受信フレーム長−Xカウント手段
を再起動し、該受信フレーム同期保護手段が、該パター
ン情報検出手段からのビットレベル位相のパターン情報
検出信号と該位相レベル変換手段からの該ビットレベル
位相のパターン情報ハンティング信号で受信フレーム同
期保護を行うことができる。
【0058】すなわち、受信フレーム長−Xカウント手
段はパターン情報同期化手段からのマシンサイクルレベ
ル位相のパターン情報検出信号で初期設定及び歩進を開
始し、オーバーフローで停止すると共に受信部定期的初
期化実行手段を起動し、該受信部定期的初期化実行手段
は、前記Xで初期化を終了してマシンサイクルレベル位
相のパターン情報ハンティング信号を発生すると共に受
信フレーム長−Xカウント手段を再起動し、受信フレー
ム同期保護手段は、パターン情報検出手段からのビット
レベル位相のパターン情報検出信号と位相レベル変換手
段からのビットレベル位相のパターン情報ハンティング
信号で受信フレーム同期保護を行うので、実受信フレー
ム位相に追従した受信フレーム同期保護を行うことがで
き、且つ、毎フレーム定期的に動作モードの設定が可能
である。
【0059】〔18〕また本発明装置では、上記〔1
7〕において、該送信位相制御手段が、該定期的初期化
プログラム情報に従って送信部を初期化する送信部定期
的初期化実行手段と、受信フレーム位相に対する送信フ
レームの送信位相を制御する送信遅延制御手段を備え、
該受信フレーム長−Xカウント手段が、該送信遅延制御
手段の最大制御時間に該送信部定期的初期化実行に必要
な時間Zを加えたYのタイミングだけ受信フレーム位相
より先に該送信部定期的初期化実行手段を起動し、該送
信部定期的初期化実行手段が実行終了のZ時間後に該送
信遅延制御手段を起動することができる。
【0060】すなわち、上記受信フレーム長−Xカウン
ト手段は、送信遅延制御手段の最大制御時間に前記送信
部定期的初期化実行に必要な時間Zを加えたYのタイミ
ングだけ受信フレーム位相より先に送信部定期的初期化
実行手段を起動し、該送信部定期的初期化実行手段は実
行終了のZ時間後に送信遅延制御手段を起動するので、
所定の送信位相で送信することができ、且つ、フレーム
毎に送信遅延制御を行うことができる。
【0061】〔19〕また本発明装置では、上記〔1
8〕において、該送信遅延制御手段が、マシンサイクル
レベル遅延カウント手段、ビットレベル位相の選択手
段、及びクロックレベル位相の選択手段を含み、該送信
部定期的初期化実行手段からの起動を受けて、先ず該マ
シンサイクルレベル遅延カウント手段がマシンサイクル
レベルの遅延制御を行い、その後、該ビットレベル位相
の選択手段及びクロックレベル位相の選択手段がビット
レベル及びクロックレベルの各位相での遅延制御を順次
行うと共に、該送受信処理実行手段の送信処理部が該処
理を開始することができる。
【0062】〔20〕また本発明装置では、上記〔1
6〕乃至〔19〕のいずれかにおいて、該送受信処理手
段が該共有RAMの送信データ領域に書き込む送信結果
書込手段を含むと共に、ガードタイムに対応する送信デ
ータの特定ビットを送信要求フラグに意味付けすること
によって、読み出した送信データが該送信要求フラグで
あった場合に、該ガードタイムに続く送信データを送信
すると共に、該送信要求フラグを落とすために該ビット
を論理反転して同一アドレスに書き戻すことができる。
【0063】〔21〕また本発明装置では、上記〔1
6〕乃至〔20〕のいずれかにおいて、外部CPUが該
共有RAMをアクセスするための共通バス切替手段をさ
らに備え、該共通バス切替手段が、該プログラム情報に
従った受信処理完了タイミングで該CPU側に共通バス
を引き渡すと共に1フレーム毎の該送信部定期的初期化
実行直前に引き戻すことができる。
【0064】〔22〕また本発明装置では、上記〔1
6〕乃至〔21〕のいずれかにおいて、該定期的初期化
プログラム情報が、送信部初期化と受信部初期化の各プ
ログラム情報を含み、該送信部初期化には少なくとも送
信遅延制御の遅延量データを含み、受信部初期化には少
なくとも該パターン情報が含まれているものとすること
が可能である。
【0065】また、 前記定期的初期化プログラム情報
は、送信部初期化と受信部初期化の各プログラム情報を
含み、前記送信部初期化には少なくとも送信遅延制御の
遅延量データを含み、受信部初期化には少なくともパタ
ーン情報が含まれているので、送信部においては、遅延
量データの変化の有無に関わらず、該送信部の定期的初
期化シーケンスで毎フレーム送信フレームの位相に反映
される。
【0066】また、受信部においては、受信部の定期的
初期化シーケンスで毎フレーム、パターンが設定される
ので、フレーム単位での機能検証試験が容易になる。
【0067】〔23〕また本発明装置では、上記
〔9〕
乃至〔22〕のいずれかにおいて、通話チャネル送信用
RAMを含み、該送信用のプログラム情報が通話チャネ
ルに関するものであるとき、該受信処理実行フェーズで
該通話チャネル送信用RAMに、該送信用のプログラム
情報及びヘッダーを該共有RAMより転送して書き込む
と共に外部からの送信通話チャネルデータを書き込んで
おき、該送信処理実行フェーズで該送信用のプログラム
情報に従って該ヘッダー及び該送信通話チャネルデータ
を該通話チャネル送信用RAMから読み出して送信する
通話チャネル送信部を設けることができる。
【0068】〔24〕また本発明装置では、上記〔2
3〕において、通話チャネル受信用RAMを含み、該受
信用のプログラム情報が通話チャネルに関するものであ
るとき、該送信処理実行フェーズで該共有RAMから該
通話チャネル受信用RAMに該受信用のプログラム情報
を転送して書き込んでおくと共に受信通話チャネルデー
タを読み出して外部に出力し、該受信処理実行フェーズ
で該受信用のプログラム情報に従って該受信通話チャネ
ルデータを該通話チャネル受信用RAMに書き込む通話
チャネル受信部を設けることができる。
【0069】すなわち、上記〔23〕又は〔24〕にお
いては、図19に概念的に示すように、共有RAM6か
ら、該通話チャネル(B−CH)送信用又は受信用RA
M(BTx−RAM110,BRx−RAM210)に
転送するので、CPU5は該共有RAM6経由で通話チ
ャネルのmビット列プログラム情報(オペコード)を変
更できる。
【0070】また、前記のマシンサイクルを少なくとも
通話チャネル送信処理実行フェーズとビット列プログラ
ム情報転送フェーズの2つに分け、それぞれのフェーズ
で独立してmビット列毎の通話チャネル送信/受信処理
が可能となる。
【0071】また、通話チャネル送信部は、mビット列
プログラム情報転送フェーズに続く送信PCMデータ書
込フェーズを備え、外部(PCMコーデック300等)
からの送信PCMデータを連続的に該通話チャネル送信
用RAM110に書き込み、通話チャネル送信処理実行
フェーズにおいて該mビット列プログラム情報に従って
独立して該mビット列毎の送信処理が可能であり、通話
チャネル送信用RAM110が一般的なRAMチップ1
個で構成できるので、RAM内蔵/外付けに関わらずゲ
ートアレイ化に適している。
【0072】また、通話チャネル受信部は、mビット列
プログラム情報転送フェーズに続く受信PCMデータ読
み出しフェーズを備え、外部(PCMコーデック300
等)への受信PCMデータを連続的に該通話チャネル受
信用RAM210から読み出し、該通話チャネル受信処
理実行フェーズにおいて該mビット列プログラム情報に
従って独立して該mビット列毎の受信処理が可能であ
り、該通話チャネル受信用RAM210も一般的なRA
Mチップ1個で構成できるので、RAM内蔵/外付けに
関わらずゲートアレイ化に適している。
【0073】また、通話チャネル送信部におけるmビッ
ト列プログラム情報転送フェーズと送信PCMデータ書
込フェーズの時間的位置は、上記共有RAM6の受信処
理実行フェーズに、また該通話チャネル受信部における
mビット列プログラム情報転送フェーズと受信PCMデ
ータ読出フェーズは、該共有RAM6の送信処理実行フ
ェーズに、それぞれ対応すると共に、通話チャネル送信
部における通話チャネル送信処理実行フェーズは該送信
処理実行フェーズに、また通話チャネル受信部における
通話チャネル受信処理実行フェーズは該共有RAM6の
受信処理実行フェーズにそれぞれ対応しているので、通
話チャネルの実送受信フレーム位相制御は、上記の受信
同期化手段と送信位相制御手段に任せることができる。
【0074】〔25〕また本発明装置では、上記
〔9〕
乃至〔24〕のいずれかにおいて、該送信位相制御手段
が、該マシンサイクルレベル位相で歩進する送信フレー
ム長カウント手段と送信モード設定手段とを備え、該送
信モード設定手段が、受信フレームの同期が確立した
後、予め決められたタイミングで送信フレームを送信す
るスレーブモードと、受信フレームの有無に関わらず自
律的に送信フレームを送信するマスターモードとを備
え、該スレーブモードにおいては該受信フレーム長カウ
ント手段が該送信遅延制御手段を起動し、該マスターモ
ードにおいては該送信フレーム長カウント手段が該送信
遅延制御手段を起動することができる。
【0075】〔26〕また本発明装置では、上記〔2
5〕において、該受信同期化手段を、受信入力信号切替
手段と、ノーマルモード又はループバックモードを設定
する受信モード設定手段を備え、該受信入力信号切替手
段は、該受信モード設定手段が該ループバックモードに
設定されたとき、送信フレームを選択受信するように構
成することができる。
【0076】〔27〕また本発明装置では、上記〔2
6〕において、該通話チャネル送信部及び該通話チャネ
ル受信部が、通話チャネル受信データを通話チャネル送
信データとして転送する通話チャネルデータループバッ
ク手段と、通話チャネルノーマルモード及び通話チャネ
ルループバックモードを設定する通話チャネルモード設
定手段を備えたものとすることができる。
【0077】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係るフレーム送受
信方法を実現するフレーム送受信装置の実施例(1)を
示したものであり、特に制御チャネル送受信部CSRの
実施例を示している。まずこのフレーム送受信装置の構
成を説明する。
【0078】受信クロック信号RCLKがフェーズロックル
ープ(PLL)発振回路1に与えられており、発振回路
1はさらに8相クロック作成回路2に接続されている。
この8相クロック作成回路2はさらにパワーオン検出回
路3及びマシンクロック作成回路8に接続されており、
さらにクロック位相選択回路69にも接続されている。
【0079】パワーオン検出回路3はさらにパワーオン
イニシャライズ回路7に接続されており、このパワーオ
ンイニシャライズ回路7はマシンクロック作成回路8及
び定期的イニシャライズ回路(受信部)9に接続されて
おり、CPU5から外部リセット信号ExTRSTが入力され
ている。
【0080】定期的イニシャライズ回路9はフライホイ
ールカウンタ10に制御信号FWCRUNを送るとともに、こ
のフライホイールカウンタ10からオーバーフロー信号
FWOVFをフィードバックして受けるようになっている。
【0081】さらに定期的イニシャライズ回路9は制御
信号PMFTを受信フレーム可変遅延回路68に与えてお
り、この受信フレーム可変遅延回路68は出力信号PMFT
Sをフレーム同期保護回路62に与えている。
【0082】このフレーム同期保護回路62はマルチフ
レームパターン検出回路61からの出力信号RMFTが入力
されており、出力信号MFTを受信データ位相同期化回路
64と受信フレーム可変遅延回路68と受信フレーム同
期化回路63とに共通して送るようにしており、受信フ
レーム同期化回路63から出力信号MFTSがフィードバッ
クして定期的イニシャライズ回路9に与えられている。
なお、マルチフレームパターン検出回路61及び受信デ
ータ位相同期化回路64には受信データRxBITが与えら
れるようになっている。
【0083】さらに、この定期的イニシャライズ回路9
は定期的イニシャライズ用レジスタ(送信部)28〜3
5を定期的にイニシャライズするように接続されてお
り、また、出力信号PTOVF,RxINCをデコード回路36に
与え、さらにオペコード用アドレスカウンタ(受信部)
15及びデータ用アドレスカウンタ(受信部)16に対
して出力信号RxARSTを与えるように接続されている。な
お、レジスタ28〜35はデータバスDB及び共通バス
切替回路4を介してCPU5に接続されている。
【0084】デコード回路36はバイトレジスタ(受信
部)40,一次機能レジスタ41(受信部)、バイトカ
ウンタ(受信部)42、及び二次機能レジスタ43、に
対して制御信号を与えるように接続されており、最初は
データバスDBからデータがレジスタ40,41に保持
され、さらにバイトカウンタ42及びレジスタ43に移
され、レジスタ43から機能デコード回路(受信部)4
4を介してデータが受信タスクタイミング回路37に与
えられるようになっている。また機能デコード回路44
はバイトカウンタ42からの出力信号TOVFを入力するよ
うになっている。なおこの受信タスクタイミング回路3
7にはデコード回路36からマシンサイクルM0〜M7
が与えられるようになっている。
【0085】タスクタイミング回路37からの出力信号
DSCRCTLはデスクランブル回路50に与えられ、出力信
号CRCCTLはCRCチェック回路52に与えられ、出力信
号RxDSETは直並列変換回路51に与えられ、そして出力
信号RxTINC,RxDINCがそれぞれアドレスカウンタ15,
16に与えられるようになっている。
【0086】デスクランブル回路50は受信データ位相
同期化回路64から受信データRDを受けてデスクラン
ブル処理を行った後、この処理結果をCRCチェック回
路52及び直並列変換回路51に送るようにしており、
CRCチェック回路52及び直並列変換回路51の出力
データは書込データセレクタ(受信部)53に与えられ
るように接続されており、このデータセレクタ53はタ
スクタイミング回路37からの制御信号によって選択さ
れてその出力データをデータバスDBに与えるように接
続されている。
【0087】また、アドレスカウンタ15,16の出力
信号はアドレスマルチプレクサ(受信部)38を介して
アドレスバスABに送られるように接続されており、こ
のマルチプレクサ38にはタイミングバスTBを介して
マシンクロック作成回路8からセレクト信号が与えられ
るようになっている。
【0088】また、データバスDB及びアドレスバスA
Bには共有RAM6が接続されており、タスクタイミン
グ回路37からバス切替回路4及びCPU5に割り込み
信号INTが与えられるようになっている。
【0089】上記のフライホイールカウンタ10の出力
信号TxINIは定期的イニシャライズ回路12に与えられ
ており、この定期的イニシャライズ回路12はタイミン
グバスTBからタイミング信号を受けるとともに、送信
遅延カウンタ39に出力信号DLLDを与え、出力信号TxIN
Cをマシンサイクルデコード回路26に与えるととも
に、その出力信号TxARSTをアドレスカウンタ13、アド
レスカウンタ14に共通して与え、さらに出力信号TxIN
Sをバス切替回路4に与えるようにしている。
【0090】また、この定期的イニシャライズ回路12
は定期的イニシャライズ回路9と同様にレジスタ18〜
25に制御信号を与えるように接続されており、送信遅
延カウンタ39の出力信号DVOFをフィードバックして受
けるようになっている。
【0091】デコード回路26は受信部におけるレジス
タ40〜43,及びデコード回路44と同様にレジスタ
45〜48,及びデコード回路49に接続されており、
さらにデコード回路49は送信タスクタイミング回路2
7に接続されており、このタスクタイミング回路27は
デコード回路26からの出力信号も受けるように接続さ
れている。
【0092】そして、このタスクタイミング回路27は
出力信号TxTINC,TxDINCをそれぞれアドレスカウンタ1
3,14に与えており、出力信号TxDRDを送信データバ
ッファレジスタ54に与え、出力信号TxWRTを共有RA
M6に与え、出力信号CRCCTLをCRC発生回路56に与
え、出力信号TxDLDを並直列変換回路55に与え、出力
信号CARRONをキャリアON/OFF信号用エラスティックスト
ア71に与え、そして出力信号SCRCTLをスクランブル回
路57に与えるように接続されている。
【0093】また、アドレスカウンタ13,14の出力
信号はアドレスマルチプレクサ(送信部)17に送ら
れ、このマルチプレクサ17はタイミングバスTBから
のタイミング信号により出力信号をアドレスバスABに
送るように接続されている。
【0094】また、送信データバッファレジスタ54は
データバスDBに接続されており、その出力データは並
直列変換回路55及び書込データセレクタ(送信部)5
8に与えられており、このデータセレクタ58には並直
列変換回路55からシリアル送信データを入力とするC
RC発生回路56からのデータが与えられており、タス
クタイミング回路27からの制御信号によってその出力
データをデータバスDBに与えるように接続されてい
る。
【0095】また、並直列変換回路55及びCRC発生
回路56の出力はOR回路70を介してスクランブル回
路57に与えられるようになっており、このスクランブ
ル回路57の出力信号は送信フレーム用エラスティック
ストア72に与えられるように接続されている。
【0096】また、送信遅延カウンタ39の出力信号DO
VFはレジスタ66,65にも与えられており、ビット位
相選択回路67はレジスタ66からのデータとタイミン
グバスTBからのマシンクロックを受けることによりバ
イトタイミング信号BYTETを出力して並直列変換回路5
5とCRC発生回路56及びスクランブル回路57に与
えている。
【0097】そして、クロック位相選択回路69にはレ
ジスタ65からのデータと8相クロック作成回路2から
の出力信号Φ0〜7が入力され、出力信号SCLKがエラス
ティックストア71,72に出力するように接続され、
そのクロック位相選択結果を示す状態信号PQ0〜2と
PLSはデータセレクタ58に接続されている。
【0098】なお、これらのエラスティックストア7
1,72には前記の信号SCLKの他に基本クロック8MCLK
も与えられており、送信タスクタイミング回路27の出
力信号CARRONとスクランブル回路57の出力信号を信号
SCLKに乗せ換えて出力信号をCARRON,TxBITをそれぞれ
出力するように接続されている。
【0099】次に、上記の本発明に係る送受信装置の実
施例の動作を図2〜図18を参照して詳しく説明する。
【0100】1.電源投入から第1回目の共有RAM読
出開始直前まで 電源が入ると、受信クロック信号の有無に関わらず、発
振回路1が32MHzのクロックを発振し、8相クロッ
ク作成回路2に与える。この8相クロック作成回路2
は、上記の32MHzのクロックから8MHzのクロッ
クを8種類(Φ0〜Φ7の8相)作成する。それぞれの
8MHzクロックは互いに約15nsの時間的ずれを有
するものである。なお、受信クロック信号がある場合に
は、これに同期した32MHzが出力されることは言う
までもない。
【0101】ここで予め、上記の8相クロックの用途を
簡単に述べておくと、相Φ0の8MHzクロックは、受
信部と送信部で基本クロックとして使用されており、そ
の他の相Φ1〜Φ7は、後述する如く送信部で送信遅延
制御のために使用されるものである。そのようなことか
ら、以後は相Φ0の8MHzクロックを単に8MCLK
(図3参照)と呼ぶ。
【0102】8相クロック作成回路2からパワーオン検
出回路3に前記8MCLKが入力されると、各回路はリ
セットされる。このリセット状態では、バス切替回路4
は、共通バスをCPU5の側に切り替え、CPU5が共
有RAM6に書込可能な状態で停止する。
【0103】CPU5は、図4に概略的に示されてお
り、図5及び図6にそれぞれ受信部及び送信部について
示されているプログラム情報を共有RAM6に書き終え
ると、パワーオンイニシャライズ(初期化)回路7に対
する外部リセット信号ExTRSTを解除する(図2のS1参
照)。
【0104】ExTRST信号が解除されたパワーオンイニシ
ャライズ回路7は、マシンクロック作成回路8と受信部
の定期的イニシャライズ回路9を起動する。ここで、両
イニシャライズ回路8と9は同期して動作するようにな
る。
【0105】同期動作とは、マシンクロック作成回路8
から、タイミングバスTBに出力される4MHzクロッ
ク(Q0)、2MHzクロック(Q1)および1MHzクロック
(Q2)の3つのマシンクロックで定義されるマシンサイク
ルM0〜M7(図3)のタイミングに従って、予め決め
られた動作をすることである。具体的には、マシンクロ
ック作成回路8がマシンサイクル・タイミングM7を発
生したとき、定期的イニシャライズ回路9はマシンサイ
クルの変化点と認識して入力信号の判定を行い、出力信
号もそのタイミングM7を基準に出力するように動作す
る。
【0106】ここで、マシンサイクルは、本発明の基本
に関わるものなので、以下にもう少し詳しく述べる(図
3参照)。
【0107】タイミングM0〜M7の連続した繰り返し
周期を1マシンサイクルと呼び、このマシンサイクルが
これから述べる各部の動作の基本タイミングとなり、プ
ログラマブル送受信処理単位の基本概念となる。
【0108】なお、本実施例では8MBPSのシリアル
信号を処理する場合を示しており、マシンサイクルM0
〜M7は、ビット0〜ビット7(1バイト又は1タイム
スロット)の時間的位置に対応させて考えることもでき
る。すなわち、シリアルに8ビットが入力(または出
力)される度に1マシンサイクルが経過する。
【0109】本実施例では、図3に示す如く、1タイム
スロットに8ビット(1バイト)のシリアルデータが入
るようにタイムスロットを定義している。このことは、
1マシンサイクルで1タイムスロット(8ビット分) の
送受信処理ができれば、1タイムスロット毎のプログラ
ム化が可能であることを示している。
【0110】本実施例では1マシンサイクルをM0〜M
3と、M4〜M7の2つに分け、前者は受信処理、後者
は送信処理のメモリ−アクセス用に割り振ることによっ
て、一つのランダムアクセスメモリ(共有RAM) を利
用できるようにしたものである(図7参照)。
【0111】すなわち、図7に示す如く、プログラム情
報を読み出したり、処理結果のリード/ライトは前述の
ように送受信部で時分割的に行われるが、ビットシリア
ル信号処理に関わるすべての動作は、送受信部で独立に
並行して行われ、それぞれの共有RAMアクセスタイミ
ングに合わせて、8ビット単位の処理が完結するように
リアルタイムで行われる。
【0112】話を戻し、定期的イニシャライズ回路9
は、パワーオンイニシャライズ回路7から起動される
と、フライホイールカウンタ10をタイミングM7で起
動する(同S3)。
【0113】フライホイールカウンタ10は予め設定さ
れている「7」からカウントを開始する。これは、同期
保護回路62からのマルチフレームパターン検出信号MF
Tをマシンサイクルに同期させるために1サイクル必要
であり(同S7)、さらに予測マルチフレームタイミン
グ信号PMFTをビット位相レベルのハンティング信号PMFT
Sに変換するための遅れ分を考慮したもの(同S5)で
ある。
【0114】カウント開始後、3679のカウント値
(タイムスロットTS)で送信部の定期的イニシャライ
ズ起動信号TxINI を出力し、4095TSでオーバーフ
ロー信号FWOVFを出力し、“0”で停止する(図8参
照)。
【0115】このフライホイールカウンタ10の歩進タ
イミングは、前述のようにマシンサイクルのタイミング
M7である。従って、定期的イニシャライズ起動信号Tx
INIやオーバーフロー信号FW0VFの長さは、マシンサイク
ルM0〜M7の1マシンサイクル長である。
【0116】信号TxINIを受けた送信部の定期的イニシ
ャライズ回路12は、バス切替回路4にCPU5から本
送受信装置側への切替信号TxINSを送ってCPU5から
アクセスできないようにすると共に、送信部のオペコー
ド用アドレスカウンタ13と、送信データ用アドレスカ
ウンタ14にアドレスリセット信号TxARSTを出力し、共
有RAM6の読出準備に入る。
【0117】一方、受信部の定期的イニシャライズ回路
9は信号FWOVFを受けて、受信部のアドレスカウンタ1
5と、アドレスカウンタ16にアドレスリセット信号Rx
ARSTを出力し、共有RAM6の読出準備に入る。
【0118】なお、送受信時のオペコード(オペレーシ
ョンコードの略)の実施例が図9に示されている。
【0119】以上が電源投入から第1回目の共有RAM
アクセスに入る直前までの動作である。
【0120】これまで述べた動作は、共有RAM6から
プログラム情報(フレームフォーマット情報)を読み出
す直前までなので、当然ながら、動作モードやフレーム
フォーマットあるいは受信信号の有無などとは全く関係
なく、常に上記のごとく動作する 。
【0121】2.送受信部の定期的イニシャライズ(動
作モードの決定からプログラム情報読出直前まで)。 まず、回路動作の説明に入る前に、決定(又は指定)さ
れる動作モードとは、具体的にどのようなものなのか、
4ms長フレーム毎の定期的イニシャライズによって決
定されるパラメータについて述べる。
【0122】共有RAM6のメモリマップ(図4〜図
6)を参照しながら、若番地から説明すると、まず、図
4に示す如く受信部の定期的イニシャライズプログラム
領域があり、そこには、図5の「受信イニシャライズ定
義」に示す如く、ノーマル/ループバックモード、フレ
ーム同期パターン反転/非反転、デスクランブラ有無効
の3項目が第1バイト目の中で独立に指定できるように
なっている。第2バイト目はデスクランブラの初期セッ
トパターンを指定でき、第3及び第4バイト目では、マ
ルチフレームパターンを指定できる。第5及び第6バイ
ト目は、第1回線目の下り通話チャネル(B1)の指定
(パス設定) 、第7と第8では第2回線目の下り通話チ
ャネル(B2)の指定(パス設定) がそれぞれできる。
【0123】次に送信部の定期的イニシャライズプログ
ラム領域では、図6の「送信イニシャライズ定義」に示
す如く、第1バイト目でマスタ/スレーブモード、連続
・バーストフレームモード、スクランブラ有無効、キャ
リアレベルの4項目が独立に指定できる。第2バイト目
では、スクランブラの初期セットパターンを指定でき、
第3及び第4バイト目では、送信遅延時間を指定でき
る。第5及び第6バイト目は、第1回線目の上り通話チ
ャネル(B1)の指定(パス設定) 、第7と第8では第
2回線目の上り通話チャネル(B2)の指定(パス設
定) がそれぞれできる。
【0124】上記の指定内容に基づき、図1に示した実
施例を参照しながら送信部及び受信部の定期的イニシャ
ライズの動作を説明する。
【0125】まず、送信部の定期的イニシャライズ動作
(同S8)に関しては、前述のように、送信部の定期的
イニシャライズ回路12がフライホイールカウンタ10
から信号TxINIを受けて起動し、共通バスは本送受信装
置側に切り替わりCPU5側からアクセスできないよう
になっている。
【0126】また、送信部のオペコード用アドレスカウ
ンタ13、及びデータ用アドレスカウンタ14もリセッ
トされ、“0”を出力している。
【0127】ここで、マシンサイクルのタイミングM4
になると、送信部の定期的イニシャライズ回路12は、
レジスタ18にセットパルスを出力し、第1バイト目を
読み出す(図7及び図11参照)。
【0128】このときの共有RAMアドレスは、アドレ
スカウンタ13の7ビットの出力に、タイミングM4を
定義する前記Q0〜Q2の3ビット情報のうちQ1及び
Q2を最上位ビット、Q0を最下位ビットとして加え、
10ビットのアドレス信号としてマルチプレクサ17か
ら出力される。従って、この場合のアドレスは、16進
表示(以下同様)で200番地を示していることになる
(図6参照)。
【0129】次にタイミングM5になると、Q0は
“0”から“1”に変わっているので、マルチプレクサ
17の出力は201番地になる。
【0130】このタイミングM5で定期的イニシャライ
ズ回路12は、レジスタ19にセットパルスを出力し、
第2バイト目を読み出すと共に、マシンサイクルデコー
ド回路26に歩進指示信号TxINCを出し、1マシンサイ
クルでの2バイト読出を完了する。
【0131】一方、信号TxINC を受け取ったデコード回
路26は、タスクタイミング回路27経由でアドレスカ
ウンタ13を一つ進め(+1)させ、次のマシンサイク
ルのタイミングM4及びM5に備える。
【0132】以上の動作を4マシンサイクル繰り返すこ
とによって、レジスタ18〜25まで順次読み出し、2
00番地から207番地に格納された前記8バイトから
成る送信部の定期的イニシャライズ動作が終了する。こ
の終了タイミングは、遅延カウンタロードスタート信号
DLLDを発することで送信遅延カウンタ39へ通知され
る。
【0133】受信部の定期的イニシャライズ動作(同S
4)は、前述のように定期的イニシャライズ回路9が信
号FWOVFを受けると開始される。
【0134】共有RAM6の000番地から007番地
に格納された8バイトを、マシンサイクルのタイミング
M0とM1で(1マシンサイクル当たり2バイトづつ)
順次、レジスタ28〜35に読み出し、定期的イニシャ
ライズを終了する(図7及び図10参照)。
【0135】このように、マシンサイクルの割り当てが
異なるだけで、送信部の場合と全く同じである。
【0136】但し、この終了タイミングは、定期的イニ
シャライズ終了信号PTOVF(1マシンサイクル幅) でデコ
ード回路36へ通知される。
【0137】定期的イニシャライズ回路9はまた、終了
マシンサイクルのタイミングM7で、予測マルチフレー
ムタイミング信号PMFTを出力し、点線のルートを経由し
てフライホイールカウンタ10がリスタート(同S3)
できるようにする。
【0138】このフライホイールカウンタ10のリスタ
ートについては、フレーム同期保護動作(同S6)との
関連があるので、後で述べる。
【0139】なお、受信部における送信部に対応する上
記の各回路は、アドレスカウンタ15、デコード回路3
6に対する歩進指示信号はRxINC、アドレスマルチプレ
クサ38、タスクタイミング回路37である。
【0140】3.送受信処理(プログラム情報読出開始
からCPU側への共通バス切替まで) 電源投入後、先ず送信部の定期的イニシャライズ(同S
8)が終了し、次に受信部の定期的イニシャライズ(同
S4)が行われることを上記に示した。
【0141】ここからは、共有RAM6からのプログラ
ム情報(オペコード)の読出と、それに基づくタスク制
御、そして実際の送受信データをリアルタイム処理とそ
の処理対象となるデータの共有RAM6におけるリード
/ライトについて、次の3項に分けて述べる。
【0142】第3-1項で、共有RAM6のアクセス(リ
ード/ライト)に関わる動作を中心に説明し、次の第3ー
2項では、タスク制御部がオペコードを解読し、処理部
を制御するまでの動作、第3-3項では、その処理部の動
作について説明する。なお、前記定期的イニシャライズ
動作で設定された動作モードに従った振る舞いをする部
分については、その都度説明する。
【0143】3ー1.共有RAMの時分割アクセス(リード
/ライト) 送受信部の定期的イニシャライズが終了し、プログラム
情報(オペコード)の読出を開始させる信号は、受信部
は前述の定期的イニシャライズ終了信号PTOVF(1マシン
サイクル幅) であり、送信部は、前記の送信遅延カウン
タ39のオーバーフロー信号DOVFである(同S12)。
このように送受信部の共有RAM6に対するアクセス動
作は、開始信号と、マシンサイクルの割り当てが異なる
だけで、他は互いに同じであるので、受信部の共有RA
M6のアクセス動作について説明する(図7,図10〜
図13参照)。
【0144】前記デコード回路36は、前述の定期的イ
ニシャライズ終了信号PTOVF(1マシンサイクル幅) を受
信すると、そのマシンサイクルのタイミングM0でレジ
スタ40にセットパルスを出力し、図5のオペコードに
おける受信フレームフォーマット定義に示す如く、共有
RAM6の008番地に格納されている処理バイト数を
読み出す。
【0145】そのタイミングM0に続くタイミングM1
ではレジスタ41にセットパルスを出力して、009番
地に格納されている処理内容(機能定義)を読み出すと
共に、アドレスカウンタ15にインクリメント信号RxTI
NCを出力してカウントを一つ進める。
【0146】これで、一つのフォーマット情報(実施例
では図9に示すオペコード「01」,「03」でマルチ
フレームパターン検出を意味する。)の読出は終了であ
る。
【0147】その後のタイミングM2及びM3では、こ
のマシンサイクル前に読み出されたオペコードによる処
理結果の書込タイミングであり、書込が行われる。但
し、この場合は、定期的イニシャライズ動作が終了して
から最初のオペコード読出状態であるので、共有RAM
6への書込は発生せず何も実行されない。
【0148】以上が受信部に割り当てられた1/2マシ
ンサイクルM0〜M3の動作である(図10参照)。
(この後の1/2マシンサイクルM4〜M7は、送信部
が共有RAM6へアクセスできるように構成されてい
る) 。
【0149】次のマシンサイクルのタイミングM0,M
1で共有RAM6のリードが行われるかどうかは、レジ
スタ40にセットされているバイト数による。
【0150】もし、それが1バイトの指定であったなら
ば、リードが行われ、2バイト指定であったならば、一
つ置いて次のマシンサイクルで行われることになる(図
12参照)。
【0151】このように、指定された処理バイト数が終
了する度に、オペコードのリード及びアドレス歩進が行
われ、ストッパーであるALL“0”のデータが読み出
されるまで繰り返される。
【0152】なお、図10及び図11に示す如く受信に
関しては受信したチャネルデータの書込と受信処理結果
の書込であり、送信に関しては送信制御チャネルデータ
の読出と送信処理結果の書込である。
【0153】ここまでが、共有RAM6のアクセスに関
わる動作説明である。前述のように送受信部は時分割的
に共有RAM6をアクセスし、また動作モードに関わら
ず、同様に振る舞う動作である。
【0154】3-2.タスク制御(同時並行の送受信動作の
個別制御) 以下に説明する動作は、受信部のレジスタ40,41及
び送信部のレジスタ45,46に読み出されたオペコー
ドを受けてタスク制御部がどのように動作するかを説明
する。この動作説明は、受信部を主に説明するが、送信
部のタスク制御部にも機能ブロックの番号を読み替える
だけで当てはまるので、以下の説明ではカッコを付して
記す。
【0155】これから説明するマシンサイクルM0〜M
7で、何番目のマシンサイクルであるかを示す必要があ
る場合には、「#nM0〜7」の表記方法をとるものと
する。たとえば、上記の定期的イニシャライズ終了後、
第1回目のマシンサイクルのタイミングM0からM7を
特定する場合には、#1M0〜7と表記する。また、第
1回目とは、受信部の場合はPTOVF 、送信部の場合はDO
VFの各信号が出力されたマシンサイクルを指す。
【0156】前記のようにして、#1M0〜1(#1M
4〜5)でレジスタ40,41(45,46)にオペコ
ードを読み出すと、デコード回路36(26)は、#1
M7のタイミングでバイトカウンタ42(47)にレジ
スタ40(45)の処理バイト数をロードし、レジスタ
43(48)にはレジスタ41(46)の処理機能定義
を#1M7でロードする。
【0157】なお、本実施例ではバイトカウンタ42
(47)はバイナリーアップカウンタを使用し、そのオ
ーバーフロー信号TOVFを得ることでバイト数を時間軸に
変換している。
【0158】具体的には、共有RAM6には実際のバイ
ト数より1バイト少ない値を予め格納し、レジスタ40
(45)に読み出す。その値を前記バイトカウンタ42
(47)にロードするとき、論理反転してロードする
(図12参照)。バイトカウンタ42(47)はその値
からカウントアップを開始し、オーバーフローで所定の
バイト数に達したことをマシンサイクルデコード回路3
6(26)と機能デコード回路44(49)に通知す
る。
【0159】このバイトカウンタ42(47)の歩進は
タイミングM7毎に行われる。デコード回路36(2
6)は、オーバーフロー信号TOVFを受けるとそのマシン
サイクルのタイミングM0(M4)及びM1(M5)で
次のオペコードをレジスタ40,41(45,46)に
読み出すことを繰り返し、ALL“0”のデータが読み
出されると停止する。
【0160】従って、レジスタ43(48)には処理バ
イト数に応じた長さの(1マシンサイクルは1バイト長
なので) 処理機能定義情報が常に存在することになる。
【0161】機能デコード回路44(49)は、レジス
タ43(48)からの処理機能定義情報を受け、それを
解読してタスク種別信号をタスクタイミング回路37
(27)に出力する。
【0162】タスクタイミング回路37(27)は、そ
のタスク種別信号とデコード回路36(26)からのマ
シンサイクルM0〜M7の信号をもとにタスク制御信号
を生成し、#2M0(#2M4)のタイミングから出力
を開始することによって、処理部を制御する。
【0163】このように、#nM0〜1(#nM4〜M
5)で読み出されたオペコードは#n+1M0〜7で実
行に移され、この動作を繰り返す。
【0164】なお、送信に関してはMODEMに対するキャ
リアのON/OFF制御が必要であるので、これを送信タスク
タイミング回路27で行う。
【0165】これは、送信部の動作モードでバースト送
信モードに設定された場合に必要となる機能であり、次
のように動作する。
【0166】まず、オペコードがガードタイム有の時
で、それに対応する送信データの先頭バイトの最下位ビ
ットDB0が“1”であった場合、それを送信要求フラ
グと認識し、ガードタイムのオペコードで指定されるバ
イト数(図6では2バイト)だけ遅延させてキャリア0N
/0FF信号をONにした信号CARRONを出力する。
【0167】また、前記先頭バイトはマシンサイクルの
タイミングM6で読み出されているから、直後のタイミ
ングM7でそれを“0”にして書き戻す。“0”に反転
するのは、EXOR回路59で行う。
【0168】こうして、送信が完了したことをCPU5
に通知する。
【0169】一方、キャリアOFFは、オペコードがCR
C終了の場合、そのオペコードを実行後にOFFにする
(同S13)。
【0170】以上述べたように、送受信部とも、オペコ
ードで指定されたバイト数の処理が完了すると同時に、
次のオペコードを読み出し、連続した処理を行うように
なっている。そして、受信部は割り込みのオペコードが
読み込まれると、次のマシンサイクルでバス切替回路4
とCPU5に割り込み信号INTを送出して停止する(同
S11)。
【0171】この後は、CPU5が共有RAM6をアク
セスし、送受信データの処理を行う。この処理は、次の
TxINS 信号で共通バスが切り替えられる直前まで行うこ
とができる。
【0172】なお、送受信部のタスク制御部は、B-CH起
動のオペコードがあった場合、それぞれ通話チャネルの
受信または送信部を起動する。このB-CHのデータ送受信
に関しては、従来から知られた方法で実行すればよい。
【0173】3-3. 処理部の動作(共有RAMに格納す
る前の処理) 受信部の制御チャネル処理部50〜52は、ビットシリ
アル受信データをデスクランブル回路50でデスクラン
ブル処理し、直並列変換回路51でデータを取り込み、
CRCチェック回路52でCRCチェックを行う。タス
クタイミング回路37からタイミング信号を受けて、そ
れらの処理を施す。その処理結果はタスクタイミング回
路37がデータセレクタ53とアドレスカウンタ16を
制御し、マシンサイクルのタイミングM2及びM3で共
有RAM6の受信データ領域に書き込む。
【0174】受信処理の実行例が図12に示されてい
る。
【0175】なお、このように、予め決められたマシン
サイクルのタイミングM2及びM3で共有RAM6に書
き込むために、受信フレームの位相をマシンサイクルの
位相に同期化させている。この受信同期化については、
図14及び図15に示されており、この動作説明は後述
する。
【0176】送信部の制御チャネル処理部は、マシンサ
イクル・タイミングM6で共有RAM6の送信データ領
域から送信データバッファレジスタ54に読み出された
並列データを、レジスタ66からの3ビットデータによ
って規定されたビット位相選択回路67からのバイトタ
イミング信号BYTETにより所望の送信遅延時間を与える
ビット位相(後述)で並列直列変換回路55がシリアル
データへ変換し、更に、CRC演算回路56でBCCの
付加、スクランブル回路57でスクランブル処理(図示
せず)を施す。
【0177】タスクタイミング回路27からタイミング
信号を受けて、それらの処理を実行する(図17参
照)。
【0178】処理結果のBCCや、送信完了フラグは、
タスクタイミング回路27がデータセレクタ58とアド
レスカウンタ14を制御し、マシンサイクルのタイミン
グM6及びM7で共有RAM6の送信データ領域に書き
込む。
【0179】送信処理の実行例を図13に示す。
【0180】なお、このように、予め決められたマシン
サイクルのタイミングM6及びM7で共有RAM6にリ
ード/ライトし、且つ、送信フレームの位相をマシンサ
イクルより短いビット位相レベルで可変にするため、マ
シンサイクルの位相からビット位相レベルに変換してい
る。この位相変換については、図16及び図17に示さ
れており、この動作説明は後述する。
【0181】4.受信同期化と送信位相制御 これまで述べた動作説明は、「電源投入から定期的イニ
シャライズ」、「フレームフォーマット(オペコード)
の読出」、「オペコード解読」、「処理実行」、と流れ
に沿って説明した。この流れは、受信部及び送信部に共
通した一連の流れであり、その個々の動作は、マシンサ
イクルM0〜M7に基づいて行われることを特徴として
いる。すなわち、送信や受信のビットタイミング(ビッ
ト位置)を意識せず、常にビットストリームB0〜B7
(図7参照)の1バイト(1タイムスロット)単位で動
作するものである。
【0182】しかし、実際の送受信フレームはビットタ
イミングレベルでフレーム同期が取られ、送信フレーム
においては、ビットレベルより更に高精度な多相のクロ
ック位相レベルで送信タイミング制御(遅延制御) が行
われる。
【0183】そこで本発明では、次に示すような受信同
期化と送信位相制御を行っている。
【0184】4.1. 受信同期化 上記の最初では、フライホイールカウンタ10がカウン
トを開始し、信号FWOVFで受信部の定期的イニシャライ
ズ回路9が起動されることを示し、更にその定期的イニ
シャライズが終了すると、フライホイールカウンタ10
がリスタート(同S3)することを述べた。この繰り返
し状態を、フリーランニング(自走) 状態と呼んでい
る。
【0185】この状態は、入力端子RxBITから受信フレ
ームが入力されていないなどの理由で、マルチフレーム
パターン検出回路61から、その検出信号RMFT(同S
9)がない状態であり、前記のフライホイールカウンタ
10のリスタートは、仮のマルチフレームパターン検出
信号で行われていると考える。すなわち、リスタートの
周期はマルチフレーム長(実施例では4ms)である。
【0186】また、そのフライホイールカウンタ10の
歩進タイミングはマシンサイクルのタイミングM7であ
る。
【0187】この自走状態で、実際のマルチフレームパ
ターンFAS(ディジタル情報の開始点を示す固有のパタ
ーン情報)が検出されると(同S9)、マルチフレーム
パターン検出回路61から、受信マルチフレームパター
ン検出信号RMFTがフレーム同期保護回路62に出力され
る。
【0188】フレーム同期保護回路62(同S6)は、
その信号RMFTを受信フレーム同期化回路63(同S
7)、受信データ位相同期化回路64及び受信フレーム
可変遅延回路68にマルチフレームパターン検出信号MF
Tとして渡すとともに、後方保護状態(図18参照) に
移行する。
【0189】受信フレーム同期化回路63、受信データ
位相同期化回路64及び受信フレーム可変遅延回路68
は、その信号MFTを受ける度に、その受け取った位相を
マシンサイクルの各タイミングM0〜M7に変換して記
憶する。その記憶に基づいて、図14に示すような遅延
量を与えて(同S7)出力することにより、入力受信フ
レーム位相と、マシンサイクル受信位相の同期化を行う
(図15参照)。
【0190】また、マシンサイクル位相に同期化された
n番目のマルチフレームパターン検出信号MFTSは、受信
部の定期的イニシャライズ回路9を経由してフライホイ
ールカウンタ10をリスタートさせるので、共有RAM
6からプログラム情報を読み出しながら処理する受信処
理の位相も一致することになる。
【0191】リスタートしたフライホイールカウンタ1
0のオーバーフロー信号FWOVFで定期的イニシャライズ
回路9が起動され、その終了で出力されるn+1番目の
仮の(又は予測)マルチフレームタイミング信号PMFT
は、受信フレーム可変遅延回路68によってビットレベ
ル位相に変換され(同S5)、ハンティング信号PMFTS
としてフレーム同期保護回路62に与えられる。
【0192】ここで、受信フレーム同期保護について、
第18図に従って説明する。 (1)サーチ0の状態 アパーチャゲートは同期パターンが検出されるまでオー
プン状態である。この状態では、パワーオンリセット解
除時に作られたフレームタイミングの予測信号、又はハ
ンティング2からの予測信号が毎フレーム通過し、カウ
ンタFWCを起動する。従って、同期外れの割込INT
−F(同S11)も発生する。ここで、同期パターンが
検出されると、アパーチャゲートは即刻閉じられ、予測
信号も通過できなくなる。また、後方保護カウンタを+
1し、ハンティング1の状態に移行する。
【0193】(2)ハンティング1の状態 サーチ0又は1で検出されたフレームタイミングでカウ
ンタFWCを起動し、次フレームの検出タイミングをナ
ローアパーチャでハントする。もし、このナローアパー
チャで検出されなかった場合には、即刻アパーチャゲー
トをオープンすると共に、後方保護カウンタをリセット
し、サーチ1の状態に移行する。(予測信号は出力しな
い)
【0194】検出された場合には、後方保護カウンタを
+1し、ハンティング2の状態に移行する。
【0195】(3)サーチ1の状態 アパーチャゲートは同期パターンが検出されるまでオー
プン状態である。予測信号は届いていないので、カウン
タFWCを起動することはできない。従って、同期外れ
の割込も発生することができない。同期パターンが検出
されると、アパーチャゲートを即刻閉じると共に、(こ
の検出タイミングは次のフレームの予測信号となる)後
方保護カウンタを+1し、ハンティング1の状態に移行
する。
【0196】(4)ハンティング2の状態 ハンティング1で検出されたフレームタイミングでカウ
ンタFWCを起動し、次フレームの検出タイミングをナ
ローアパーチャでハントする。もし、このナローアパー
チャで検出されなかった場合には、即刻アパーチャゲー
トをオープンと同時に予測信号も出力し、後方保護カウ
ンタをリセットしてサーチ0の状態に移行する。検出さ
れた場合には、後方保護カウンタをリセットすると同時
に同期確立ビットを「1」にして、ハンティング3の状
態に移行する。
【0197】(5)ハンティング3の状態 ハンティング2で検出されたフレームタイミングでカウ
ンタFWCを起動し、次フレームの検出タイミングをナ
ローアパーチャでハントする。もし、このナローアパー
チャで検出されなかった場合には、このタイミングを予
測信号として出力すると共に、前方保護カウンタを+1
し、ハンティング4の状態に移行する。検出された場合
には、この状態にとどまる。
【0198】(6)ハンティング4の状態 ハンティング3の予測信号でカウンタFWCを起動し、
次フレームの検出タイミングをナローアパーチャでハン
トする。もし、このナローアパーチャで検出されなかっ
た場合には、このタイミングを予測信号として出力する
と共に、前方保護カウンタを+1し、ハンティング5の
状態に移行する。検出された場合には、前方保護カウン
タをリセットし、ハンティング3の状態に戻る。
【0199】(7)ハンティング5の状態 ハンティング4の予測信号でカウンタFWCを起動し、
次フレームの検出タイミングをナローアパーチャでハン
トする。もし、このナローアパーチャで検出されなかっ
た場合には、即刻アパーチャゲートをオープンと同時に
予測信号も出力し、前方保護カウンタ及び同期確立ビッ
トをリセットしてサーチ0の状態に移行する。検出され
た場合には、前方保護カウンタをリセットし、ハンティ
ング3の状態に戻る。
【0200】なお、後方保護カウンタと前方保護カウン
タは、実際には同一の2ビットカウンタである。同期確
立ビット(SYNC)の状態によって、使い分けられる。すな
わち、同期外れ中は後方保護カウンタとして、同期確立
中は前方保護カウンタとして使われる。
【0201】4-2. 送信位相制御(ビットレベル/クロ
ックレベルで位相調整) 上記において、フライホイールカウンタ10がカウント
を開始し、3679のカウント値で出力される信号TxIN
Iで送信部の定期的イニシャライズ回路12が起動され
ることを示し、さらにその定期的イニシャライズが終了
すると、遅延カウンタロードスタート信号DLLDが送信遅
延カウンタ39に出力される(同S12)ことを述べ
た。
【0202】このとき、信号DLLDのタイミングで送信遅
延カウンタ39にパラレルロードされる値が、マシンサ
イクルレベルの送信遅延時間である(図16及び図17
参照)。
【0203】ここで、その遅延時間の指定方法について
あらかじめ説明しておく。
【0204】実施例では、距離に応じて(M−CHを使
用して)局から送信される制御データをCPU5が処理
し、送信部の定期的イニシャライズ定義領域(図6参
照)に2バイトデータで書き込むことで指定する。
【0205】それは定期的イニシャライズ動作でレジス
タ20(下位バイト)、21(上位バイト) に読み出さ
れる。
【0206】最上位ビットをD15、最下位ビットをD
0とすると、D0〜2の3ビットが8相クロックφ0〜
7の選択(細微調整)、D3〜5の3ビットでマシンサ
イクルのM0〜7に対応したビット位相(D0〜7) の
選択(微調整)、残りD6〜14がマシンサイクル数で
ある(粗調整)。
【0207】なお、D15は±符号を示し、D0〜2の
φ0〜7を選択する際にΦ0を中心として方向を指定で
きるようになっている。
【0208】通常は“+" 指定でΦ0より遅い方向(Φ
1,Φ2,Φ3,・・・,Φ7の順で遅い)を用いる。
“−" を指定した場合には、Φ0より早い方向(Φ1,
Φ2,Φ3,・・・,Φ7の順で早い)が使用でき、1
ビット以内というわずかな時間であるが、もっとも遅延
の少ない送信タイミングとすることができる。
【0209】送信遅延カウンタ39にパラレルロードさ
れる値は、D6〜14の9ビットである。送信遅延カウ
ンタ39はアップカウンタで構成され、パラレルロード
されるとマシンサイクルのタイミングM7毎にカウント
アップして行く。そしてオーバーフロー信号DOVFを出力
して停止する。このオーバーフロー信号DOVFが、マシン
サイクル位相レベルの送信フレーム開始タイミングとな
る(図8参照)。
【0210】すなわち、上述したように、送信部のプロ
グラム情報(オペコード) の読出はこの信号DOVFで開始
される(同S13)。オーバーフロー信号DOVFを受けた
マシンサイクルが、第1回目のオペコード読み出してサ
イクル#1Mnとなり、#2Mnで処理実行に移される
ことは、既に述べたとおりである。
【0211】オーバーフロー信号DOVFは、上記のような
処理開始の起動のほかに、前記の遅延時間データ2バイ
トのうち、8相クロックφ0〜7の選択データ(D0〜
2)をレジスタ65に、ビット位相(D0〜7) の選択
データ(D3〜5) をレジスタ66にそれぞれセットす
る。
【0212】レジスタ65の8相クロック位相選択デー
タに基づいて、セレクタ69がクロック作成回路2から
の8相クロックを選択してエラスティックストア71,
72に与える。
【0213】このうちエラスティックストア71にはタ
スクタイミング回路27からのキャリアオン制御信号CA
RRONが与えられているので、選択された8相クロックの
位相で制御され出力される。
【0214】また、エラスティックストア72にはスク
ランブラ回路57からの送信データが与えられているの
で、やはり選択された8相クロックにより制御されて出
力される(同S15)。
【0215】なお、ビット位相選択回路67はレジスタ
66の制御を受けて並直列変換回路55,CRC発生回
路56,スクランブル回路57をビットタイミング制御
している。
【0216】なお、キャリアレベルの制御データも信号
DOVFのタイミングでキャリアレベル制御レジスタ73に
セットされてMODEMに出力される(同S16)。
【0217】また、上記の実施例ではCPU5と本送受
信装置との共通バス切替を、バス切替回路4を用いて行
っているが、共有RAM6としてデュアルポートRAM
を使用すれば各ポートを介してメモリを共有できるの
で、切替制御が不用となるため、上記のバス切替回路4
は必要なくなる。
【0218】さらに、上記の実施例では、1個の共有R
AMを用いて制御を行っているが、受信部と送信部の動
作が独立して行われるところから、2個のRAMを用い
て別々に処理を行っても同様の効果が得られる。
【0219】更には、処理速度を一層早めるため、オペ
コード及びイニシャライズ用の定義領域と制御チャネル
データ領域とに対してそれぞれ別個のRAMを用意して
も良い。
【0220】上記の実施例においては、制御チャネルデ
ータについてのみ取扱い、通話チャネル(以下、できる
だけB−CHと略称する)データについては通常の方法
で処理しているが、図20は、図1に示した制御チャネ
ル送受信部CSRに関する実施例(1)に、破線で図示
した本発明におけるB−CH送信部100(2カ所あ
り)及びB−CH受信部200を組み込んだときの接続
関係を追加した実施例(2)の回路図であり、B−CH
送信部100及びB−CH受信部200の実施例はそれ
ぞれ図21及び図22に示されている(ただし、B−C
H1回線分のみ示す)。
【0221】なお、その他の部分については、図1と同
一又は相当部分には同一符号を用いてその説明を省略す
るが、この通話チャネルデータに関しては、以下に述べ
るように上記の制御チャネルデータとは独立して処理す
ることができる。
【0222】また、図21における各部の番号はB−C
H送信部100に対応させて101から始まる連番と
し、図22における各部の番号はB−CH受信部200
に対応させては201から始まる連番としている。ただ
し、図20に示した制御チャネル送受信部CSRにおけ
る送信部(符号13,14,26,27,45〜49,
54,55で示される部分)と同等の機能ブロックに
は、その同符号にサフィックスAが付されている。
【0223】また、ブロックの名称については、B−C
H用という冠詞はできるだけ省略するものとし、例え
ば、B−CH用バイトカウンタは単に「バイトカウン
タ」と略称する。
【0224】図21において、B−CH送信部100
は、図20に示すデータバスDBが一時バイトレジスタ
101と一時機能レジスタ102と送信データ読出レジ
スタ103に接続されており、これらのレジスタ101
〜103にはそれぞれマシンサイクルデコード回路26
からの信号TREAD及びOPREAD並びにタスクタイミング回
路27からの信号BTXDRDが与えられており、各出力デー
タは転送データ選択回路104に与えられている。
【0225】転送データ選択回路104はさらにPCM
データセレクタ120からの出力データも入力してお
り、タイミングバスTBからのマシンクロックQ0〜Q
2を受けて、その出力データがローカルデータバスLD
Bを介してB−CH送信用RAMとしてのBTx−RA
M110に接続されている。
【0226】また、レジスタ101,102の出力デー
タは転送用機能デコード回路105に与えられており、
この転送用機能デコード回路105はレジスタ47から
の信号TOVFとタイミングバスTBからのマシンサイクル
タイミングにより出力信号TWAINC, DWAINC, PWAINC, 及
びBWP をそれぞれオペコードアドレスカウンタ106と
ヘッダーアドレスカウンタ107とPCM書込アドレス
カウンタ107とBTx−RAM110とに与えてい
る。
【0227】カウンタ106及び107はさらに定期的
イニシャライズ回路(送信部)12からの信号TXARSTを
受け、カウンタ108とともに出力データを書込用アド
レスマルチプレクサ109に与える。書込用アドレスマ
ルチプレクサ109はタイミングバスTBからのマシン
クロックを受けてアドレスデータADDRをローカルア
ドレスバスLADを介してBTx−RAM110に与え
ている。
【0228】図20に示したレジスタ22,23のB1
−CHデータは図21の送信タイムスロット一致回路1
16と上りパス設定デコード回路118に与えられる。
【0229】このうち、送信タイムスロット一致回路1
16は送信タイムスロットカウンタ119からのカウン
タ値も入力しており、出力信号TXBTSをマシンサイクル
デコード回路26Aに与えている。
【0230】なお、このカウンタ119は、図20のタ
スクタイミング回路27からの出力信号BHXACTを受けて
B2−CH用の送信部400にも同様にしてカウンタ値
を与えるとともに出力信号TDRARSTを送信部400及び
レジスタ13A,14Aに与えている。
【0231】PCMコーデック300の出力データPCMI
N は直並列変換回路121に与えられ、直並列変換回路
121の出力データは受信部200(図22)からのデ
ータとともにPCMデータセレクタ120に与えられ、
その出力データが選択回路104に与えられている。
【0232】PCMデータセレクタ120は選択制御信
号BTLPはデコード回路118から与えられている。デコ
ード回路118からの出力信号BTXREQはコーデックイン
タフェース回路122に与えられており、このコーデッ
クインタフェース回路122の出力信号BCLK及びBXSYN
はPCMコーデック300に与えられ、出力信号64Kは
直並列回路121に与えられ、出力信号64KR, BRSYはB
−CH受信部200に与えられ、そして出力信号PDWE(8
K)はデコード回路105に与えられている。
【0233】また、レジスタ13A,14A,マシンサ
イクルデコード回路26A,タスクタイミング回路27
A,レジスタ45A〜49A,送信データバッファレジ
スタ54A,及び並直列変換回路55Aは、上記のよう
に図20に示した制御チャネルデータの送信部(符号1
3,14,26,27,45〜49,54,55で示さ
れる部分)に対応しており、ただし、PCM読出アドレ
スカウンタ111が設けられ、これにはレジスタ108
の出力データがマルチプレクサ109と並列に与えられ
ており、かつタスクタイミンク回路27Aから信号PRAL
D, PRAINCを受けて読出用アドレスマルチプレクサ11
5に出力データを送っている。
【0234】マルチプレクサ115はタイミングバスT
Bからのマシンクロック及びタスクタイミング回路27
Aからの信号PCMRDを受けてアドレステータADDRを
BTx−RAM110に与えている。
【0235】図22に示すB−CH受信部200は、図
20に示すレジスタ32,33からのB1−CHデータ
を下りパス設定デコード回路201と受信タイムスロッ
ト一致回路202で受信している。
【0236】また、受信タスクタイミング回路37から
の出力信号BHRACTを受信タイムスロットカウンタ203
で受け、このカウンタ203はカウンタ値を一致回路2
02とB2−CH用の受信部500に与えている。
【0237】さらに、デスクランブル回路50からの出
力信号RXDBは直並列変換レジスタ204で受け、その出
力データはバッファレジスタ205と受信データループ
バック回路207とに与えられる。バッファレジスタ2
05は一致回路202からの信号RXBTSを受けて出力デ
ータを並直列変換回路209に送り、この並直列変換回
路209は、デコード回路201からの出力信号BRXREQ
を受けたコーデックインタフェース回路208から出力
された信号8K及び64K を受けて直列データPCMOUTをPC
Mコーデック300に与えている。このPCMコーデッ
ク300にはインタフェース回路208からの信号BRSY
Nが与えられている。
【0238】受信データループバック回路207は、デ
コード回路201からの信号BRLP及び一致回路202か
らの信号RXBTSを受けてループバック制御回路206か
ら出力された信号PLOAD及びCNTUPにより出力データを図
20のデータバスDBに戻すようにしている。
【0239】5.B−CH送信部100の動作 図20におけるB−CH送信部100の詳細ブロック図
は、図21に示されている。以下に図21の動作を詳し
く説明するが、この動作は、上述して来た制御チャネル
データの送信処理(図2のステップS13)の動作概念
と基本的には同じである。
【0240】そこで重複を避けるため、具体的動作説明
に入る前に先ず動作概念を対応付けながら相違点を明ら
かにし、その相違点について具体的に説明する。
【0241】(1)プログラム情報(オペコード)と送
信データの格納 図2のステップS13では、予めCPU5から共有RA
M6に格納されているオペコードと送信データに従って
制御チャネルデータの送信処理を実行する。
【0242】これに対して、B−CH送信部100は、
ステップS17(破線)に示すように、それらを転送サ
イクル(図24及び図25)で共有RAM110からB
−CH受信用RAMとしてのBTx−RAM110に取
り込む。この転送サイクルの実行は、共有RAM6に格
納されたB−CHのプログラム情報に従って行われる。
これについては、「バックグラウンド処理」として後述
する。
【0243】(2)送信処理の起動信号 図2のステップS13の送信処理は、送信遅延カウンタ
39(図20参照)のオーバーフロー信号DOVFによって
起動される。
【0244】これに対して、ステップS17でのB−C
H送信処理開始は、送信タイムスロット一致回路116
(図21参照)から出力される送信タイムスロット信号
TXBTSによって行われる。これについては、「B−CH
送信起動」として後述する。
【0245】(3)送信処理内容 図2のステップS13での処理は、送信データの読み
出しと、CRC制御、スクランブル制御、処理結
果の書き込み、及びキャリアON/OFF制御である。
【0246】これに対して、ステップS17でのB−C
H送信処理は、CRC制御は行わない、送信データ
には通話チャネルデータ(以下、できるだけPCMデー
タと称する)が含まれる、処理結果の書き込みが無
い、キャリアのOFF制御をPCMデータの終わりで行
う、点が異なる。キャリアのOFF制御は、オペコードで
指定されたバイト数だけPCMデータの読み出しが実行
された後に行われる。
【0247】このステップS17の送信処理は、ステッ
プS13の送信処理動作と一見異なるように見えるが、
図21ではローカルデータバスLDBとローカルアドレ
スバスLADを介して行うので、バス切替とは無関係に
BTx−RAM110の読み出しができ、且つ、ステッ
プS13の処理に割り当てられたマシンサイクルと同じ
タイミングM4〜M7で行えるので、その回路動作は同
様となる。更に具体的にその理由を以下に説明する。
【0248】PCMデータもステップS13の送信デー
タの処理と同様に扱えることについて説明すると、図3
6に示されるB−CHデータのフォーマットにおける、
ガードタイムGT、プリアンブルワードPW、及びユニ
ークワードUWがステップS13での送信データ(ヘッ
ダー)に相当し、通話信号であるPCMデータは、B−
CH固有の送信データである。
【0249】しかしながら、このPCMデータは、BT
x−RAM110への書き込みが転送サイクル(M0〜
M3)の一部(マシンサイクルのタイミングM3)を使
用して行われるので、B−CH送信データの読み出し処
理としては、ステップS13の場合のように、予めCP
U5から共有RAM6に格納されているデータと同様に
扱うことができる。
【0250】このように、B−CHの送信データは、す
べて、BTx−RAM110を経由して送信される。
【0251】B−CHのオペコードとその対象となる送
信データ(PCMデータを含む)は、マシンサイクルの
タイミングM0〜M3でBTx−RAM110に書き込
みが行われ、マシンサイクルのタイミングM4〜M7で
読み出しが行われる。
【0252】ここで、マシンサイクルのタイミングM4
〜M7のことは、すでに説明した制御チャネルデータの
送信処理(ステップS13)と同じ動作である。マシン
サイクルのタイミングM0〜M3は、制御チャネルデー
タの受信処理に与えられていたが、B−CH送信部10
0にとってはバックグラウンド処理のためのマシンサイ
クルである。
【0253】すなわち、バックグラウンド処理とは、B
Tx−RAM110に対し予め、オペコードとB−CH
送信データを共有RAM6から転送(書き込み)し、外
部からのPCMデータを書き込む処理のことであり、図
1について示したマシンサイクルのタイミングM0〜M
3の受信処理実行フェーズにおいて実行されるものであ
る。
【0254】以上述べたように、相違点は、バックグラ
ウンド処理とB−CH送信起動信号である。以下の説明
では、このバックグラウンド処理に対して、マシンサイ
クルのタイミングM4〜M7で行われるステップS17
のB−CH送信処理(ステップS13と同等;BTx−
RAM110に書き込まれたPCMデータを読み出す処
理)をフォアグラウンド処理と呼び、これは図1におけ
る送信処理実行フェーズにおいて実行されるものであ
る。
【0255】また、フォアグラウンド処理は、上記の如
くステップS13と同等なので、その動作説明を最小限
にすると共に、図21においても、その動作に関する機
能ブロックの符号は、図20のそれに対応する「符号+
サフィックスA」で表示する。
【0256】したがって、次の第(4)項ではバックグ
ラウンド処理について、第(5)項ではB−CH送信起
動について詳しく述べ、第(6)項ではフォアグラウン
ド処理について簡単に述べる。
【0257】なお、今後の説明で、GT、PW、UWと
PCMデータを特に区別する必要がある場合には、G
T、PW、UWをまとめてヘッダー(PCMデータの開
始を規定するもの)と呼ぶ。
【0258】(4)バックグラウンド処理(受信処理実
行フェーズ) 先ず、第(4)-1項でオペコードとヘッダー(送信デー
タ)の転送処理、第(4)-2項でPCMデータの書き込み
処理について説明する。
【0259】(4)-1.オペコードとヘッダーの転送処理 この転送処理は、上述した制御チャネルデータ送信部
(図20)のタスク制御とB−CH送信部100の連携
動作であるが、制御チャネルデータ送信部にとっては、
すでに述べたタスク制御そのものである。
【0260】すなわち、マシンサイクル#nM4〜5で
レジスタ45,46(図20参照)にオペコードを読み
出し、マシンサイクル#n+1M6でヘッダーを読み出
すことになる。
【0261】ここで、読み出したオペコードがB−CH
に関するものであれば(図6参照)、B−CH送信部1
00は送信タスクタイミング回路27(図20参照)か
らヘッダー読み出し信号BTXDRDとB−CH送信アクティ
ブ信号BHXACTとを入力し、信号BTXDRDはB−CH送信部
100の送信データ読出レジスタ103にデータバスD
Bを介してヘッダーを読み込む。なお、信号BHXACTにつ
いては第(5)項のB−CH起動で説明する。
【0262】一方、B−CH送信部100は、前記制御
チャネルデータ送信部のオペコード読み出しと並行し
て、B−CH用オペコードを常時モニタしている。すな
わち、制御チャネルデータ送信部からバイト数読出信号
TREADと処理内容読出信号OPREADを受けて、一時バイト
レジスタ101と一時機能レジスタ102にマシンサイ
クル#nM4〜5のタイミングでB−CH用オペコード
を読み出しながら、常時モニタしている。
【0263】転送用機能デコード回路105はレジスタ
101,102の内容を入力して、B−CH用オペコー
ドであることを認知すると、マシンサイクル#n+1M
0〜1のタイミングで且つ信号TOVFを受信している時、
書込信号BWPを出力してBTx−RAM110にそのオ
ペコードをアドレスカウンタ107を歩進しながら書き
込む。
【0264】また、そのオペコードがヘッダー送信であ
れば、#n+1M2のタイミングで信号BWPを出力し、
レジスタ103の内容を転送データ選択回路104を介
してBTx−RAM110に書き込む。
【0265】このヘッダーの書き込みは、そのオペコー
ドが存在している間(信号TOVFが出るまでの間)、マシ
ンサイクルのタイミングM2で繰り返し実行される。
【0266】書き込まれるアドレスは、書込用アドレス
マルチプレクサ109を経由してオペコードアドレスカ
ウンタ106及びヘッダーアドレスカウンタ107によ
って指定される。
【0267】ここで、マルチプレクサ109の出力であ
る書込アドレス信号について詳細に述べる。
【0268】マルチプレクサ109は、タイミングバス
TBからマシンクロックQ0,Q1,Q2を受けて、マ
シンサイクルのタイミングM0,M1では、アドレスカ
ウンタ106の4ビットとQ0,Q1及びQ2の計7ビ
ット、タイミングM2では、アドレスカウンタ107の
5ビットとQ1及びQ2の計7ビット、タイミングM3
では、PCM書込アドレスカウンタ108の5ビットと
Q1及びQ2の計7ビットをアドレス信号として、それ
ぞれローカルアドレスバスLADに出力する。
【0269】ここで、マシンクロックQ1及びQ2は、
BTx−RAM110を図23(1)に示すメモリーマ
ップのように領域を分割使用するために、アドレスの最
上位ビットとして使用される。
【0270】なお、アドレスカウンタ106及び107
は、制御チャネルデータ送信部の定期的イニシャライズ
回路12(図20参照)からの信号TXARSTでフレーム毎
にリセットされ、機能デコード回路105から出力され
るアドレス歩進指示信号TWAINC及びDWAINCによってそれ
ぞれ歩進する。
【0271】以上のようにして、図6に示されたB−C
Hのプログラム情報(オペコード)と送信データ(ヘッ
ダー)のすべてが、BTx−RAM110のアクセスタ
イミングに割当てられたマシンサイクルのタイミングM
0〜M2を使用して、共有RAM6からBTx−RA
M110に転送される。
【0272】(4)-2.PCMデータ(通話チャネルデー
タ)の書込処理 宅内機器等の外部から局側に送られるPCMデータの書
込の概略動作は、以下の通りである。
【0273】PCMコーデック300から出力される直
列PCM信号PCMINを直並列変換回路121で8ビット
の並列信号に変換し、PCMデータセレクタ120と書
込データ選択回路104を介してBTx−RAM110
に書き込む。この書き込みタイミングは、マシンサイク
ルのタイミングM3を使用して行われる。
【0274】なお、PCMコーデック300は、コーデ
ックインタフェース回路122からの64kHzのビット
クロックBCLKと8kHzの同期信号BXSYNを受けて、64kb
psの直列PCM信号PCMINを出力する。このPCMコー
デック300は、公知のものなので、これ以上の動作説
明は省略する。
【0275】BTx−RAM110へのPCMデータ書
込処理の動作を更に詳しく以下に説明する。この処理
は、後述のB−CH送信起動(図21に示す信号TXBTS)
によって、前記のフォアグラウンド処理が開始されなけ
れば実行されないので、ここでは起動されたものとして
説明する。
【0276】フォアグラウンド処理が開始され、タスク
タイミング回路27AからPCM送信タイミング信号PC
MSTAが(図6に示す「238」,「239」番地のオペ
コードで)出力されると、それを受けてコーデックイン
タフェース回路122は、マシンサイクルのタイミング
M7に同期したビットクロックBCLKと8kHzの同期信号B
XSYNをPCMコーデック300に出力すると共に、直並
列変換回路121には前記のビットクロックBCLKの逆相
クロック信号64KTを出力する。
【0277】PCMコーデック300は、これらの信号
を受けると、前述したようにビットクロックBCLKに同期
して直列PCM信号PCMINを出力するので、直並列変換
回路121は、逆相クロック信号64KTでその直列PCM
信号PCMINを受信し、PCMデータセレクタ120に並
列変換して出力する。
【0278】また、コーデックインタフェース回路12
2は、1マシンサイクル幅のPCMデータ書込許可信号
PDWEを8kHz周期でデコード回路105に出力する。
【0279】デコード回路105は、タイミングバスT
Bからマシンクロック(図3参照)を受けて、マシンサ
イクルのタイミングM3をデコードすると共に、PCM
データ書込許可信号PDWEがあった時、タイミングM3で
書込信号BWPを出力し、BTx−RAM110にPCM
データを書き込ませると共に、PCM書込アドレスカウ
ンタ108にはアドレス歩進指示信号PWAINCを出力し
て、送信PCMデータ領域(図23(1)参照)のアド
レスを1つ進める。
【0280】このように、PCMデータは、8kHz(1
25μS フレーム)毎に1バイトずつBTx−RAM1
10の送信PCMデータ領域(図23(1)参照)にバ
ックグラウンド処理として書き込まれ、フォアグラウン
ド処理としての読み出しは、B−CHバースト送信時に
32バイト(上り送信フレームの周期は4msなので)
まとめて読み出される(図36参照)。
【0281】(5)B−CH送信起動 上記の第(4)-1項で述べたように、バックグラウンド処
理で、B−CH用のオペコード(図6参照)がBTx−
RAM110のmビット列プログラム情報領域(図23
(1)参照)に転送されているから、送信タイムスロッ
ト信号TXBTSがマシンサイクルデコード回路26Aに入
力されると、そのmビット列プログラム情報に従ってフ
ォアグラウンド処理が開始される。
【0282】送信タイムスロット信号TXBTSは、送信す
べきタイムスロットを規定するもので、既に述べた制御
チャネルデータ送信部の定期的イニシャライズ動作(同
ステップS8)で設定された上り通話パス設定データ
(タイムスロット番号)から得られるタイミング信号で
ある。
【0283】局から下りのD-チャネル(図36参照)を
介して上り通話パスの設定要求があると、CPU5が共
有RAM6の「204」と「205」番地(2回線目は
「206」と「207」番地)にタイムスロット番号を
バイナリーで書き込む(図6参照)。
【0284】このタイムスロット番号は、定期的イニシ
ャライズ動作(同ステップS8)で図20のレジスタ2
2と23(2回線目はレジスタ24と25)に読み出さ
れ、タイムスロット一致回路116の片方の入力側に与
えられる(図21参照)。
【0285】タイムスロット一致回路116のもう一方
の入力には、12ビットの送信タイムスロットカウンタ
119の値が与えられているので、このカウンタ119
がカウントを開始すると、通話パス設定データと一致し
たカウント値で、すなわちタイムスロット番号が時間軸
に変換されたタイミング信号として、送信タイムスロッ
ト信号TXBTSが一致回路116から出力される。
【0286】局からチャネル番号N(N=0〜94)を
受信するとCPU5は、そのチャネル番号N×38+1
(バイト)の計算をし、タイムスロット番号に変換して
共有RAM6に書き込むので、この送信タイムスロット
信号TXBTSは、チャネル当り38タイムスロットの、先
頭タイムスロットを示していることになる。
【0287】「38」の値は、PCMデータ32バイト
とヘッダー6(=2GT+3PW+1UW)バイトとを
合計したものである。ヘッダー6バイトはmビット列プ
ログラム情報で指定できるので、たとえば4バイトにな
った場合には「36」の値になる。
【0288】送信タイムスロットカウンタ119は、タ
スクタイミング回路27(図20参照)から出力される
B−CH送信アクティブ信号BHXACTによって起動し、マ
シンサイクルのタイミングM7毎に歩進する。
【0289】なお、実施例では信号BHXACTで歩進する
際、「2」から「4095」,「0」,「1」とカウン
トするようになっている。これには、2つの理由があ
る。一つは前述の計算式N×38+1から分るように、
N=0の場合、先頭タイムスロット番号が「1」になる
ようにすることによって、「通話パス断」として使用し
ているオールゼロデータと区別するためであり、もう一
つは、内部論理遅延があるからである。
【0290】上記のオールゼロデータの判断は、上りパ
ス設定デコード回路118で行われる。デコード回路1
18は、パス設定データがゼロの場合、送信要求信号BT
XREQを論理「0」で出力し、コーデックインタフェース
回路122をディセーブル状態に保つ。
【0291】逆に、ゼロ以外のパス設定データがある
と、送信要求信号BTXREQを論理「1」にしてコーデック
インタフェース回路122をイネーブル状態にする。
【0292】また、パス設定デコード回路118は、そ
のパス設定データがB−CHループバック(下りB−C
Hを上りB−CHに折返す)モードであるか否かの判断
も行う。
【0293】これは、2バイトで設定されるパス設定デ
ータの最上位ビットD15をB−CHループバック指定ビ
ットに割当て、該ビットが論理「1」の場合はループバ
ック指示信号BTLPをPCMデータセレクタ120に出力
し、データセレクタ120は、その信号BTLPに従ってB
−CH受信部200からのPCMデータを出力する。
【0294】以上のように、B−CH送信起動は、定期
的イニシャライズ動作(同ステップS8)で図20に示
すレジスタ22と23(2回線目はレジスタ24と2
5)にパス設定データを読み出し、所定のタイムスロッ
ト位置で送信タイムスロット信号TXBTSがマシンサイク
ルデコード回路26Aに入力されることで行われる。こ
の動作は、パス設定データが存在する限り4msフレー
ム毎に繰返される。
【0295】なお、送信タイムスロットカウンタ119
の出力は、2回線目のB−CH送信部400にも供給さ
れる。また、レジスタ54A、並直列変換回路55A
は、図20におけるレジスタ54及び並直列変換回路5
5と同じ動作なので説明は省略する。
【0296】(6)フォアグラウンド処理(送信処理実
行フェーズ) 起動された後のフォアグラウンド処理の動作は、前述の
ように図2のステップS13の処理動作と殆ど同じであ
るが、独自のPCM読み出し処理があるので、そのアド
レス指定について説明する。
【0297】PCM読出アドレスカウンタ111は、タ
スクタイミング回路27Aから、PCM送信タイミング
信号PCMSTAが出力されるマシンサイクルのタイミングM
4(#nM4)で出力されるパラレルセット信号PRALD
によって、PCM書込アドレスカウンタ108の値を引
継いで歩進する。
【0298】これは、次のマシンサイクルのタイミング
M3(#n+1M3)で書き込もうとするアドレス(3
2バイトの中で一番古いPCMデータ)から(タイミン
グM6で)読み出しを開始することを意味する。このよ
うにして、125μs毎の書き込みと4ms毎の読み出
しの順番が保てるようになっている。
【0299】読出用アドレスマルチプレクサ115は、
タイミングバスTBからマシンクロックQ0,Q1,Q
2と、タスクタイミング回路27AからのPCMデータ
読出信号PCMRDを受けて、マシンサイクルのタイミング
M4〜M5では、アドレスカウンタ13Aの4ビットと
Q0,Q1及びQ2の計7ビット、ヘッダー読み出しの
タイミングM6では、アドレスカウンタ14Aの5ビッ
トとQ1及びQ2の計7ビット、PCMデータ読み出し
のタイミングM6では、PCM読み出しアドレスカウン
タ111の5ビットとQ1及びQ2の計7ビットをアド
レス信号として、それぞれローカルアドレスバスLAD
に出力する。
【0300】マシンクロックQ1及びQ2はBTx−R
AM110を図23(1)に示すメモリーマップのよう
に領域を分割使用するために、アドレスの最上位ビット
として使用される。
【0301】なお、カウンタ13A及び14Aは、タイ
ムスロットカウンタ119のオーバーフローで出力され
るアドレスリセット信号TDRARSTで4msフレーム毎に
リセットされ、タスクタイミング回路27Aから出力さ
れるアドレス歩進指示信号TRAINC及びDRAINCによってそ
れぞれ歩進する。
【0302】6.B−CH受信部200の動作 図22に示すB−CH受信部200の実施例では、下り
フレームフォーマットが図37にも示されるように、P
CMデータを125μs毎に1バイト受信するシングル
フレーム構造である。この実施例の動作説明を図22を
参照しながら、以下に示す。
【0303】局から下りのD-チャネルを介して下り通話
パスの設定要求があると、CPU5が共有RAM6の
「005」番地(2回線目は「007」番地)にタイム
スロット番号をバイナリーで書き込む(図5参照)。
【0304】PCM受信フレームは、前記のようにシン
グルフレーム(タイムスロット数は128)なので、そ
のタイムスロット指定データは7ビットで足りる。図5
に示される「004」、「006」番地のデータは、X
X(HX表示)で示されているように内容は無視され
る。
【0305】このタイムスロット番号は、定期的イニシ
ャライズ動作(同ステップS4)で図20のレジスタ3
3(2回線目はレジスタ35)に読み出され、受信タイ
ムスロット一致回路202の片方の入力側に与えられる
(図22参照)。
【0306】タイムスロット一致回路202のもう一方
の入力には、7ビットの受信タイムスロットカウンタ2
03の値が与えられているので、このカウンタ203が
カウントを開始すると、通話パス設定データと一致した
カウント値で、受信タイムスロット信号RXBTSがタイム
スロット一致回路202から出力される。
【0307】局からチャネル番号N(N=0〜94)を
受信するとCPU5は、そのチャネル番号N+1の計算
をし、タイムスロット番号に変換して共有RAM6に書
き込む。
【0308】受信タイムスロットカウンタ203は、タ
スクタイミング回路37(図20参照)から出力される
B−CH受信アクティブ信号BHRACTによって起動し、マ
シンサイクルのタイミングM7毎に歩進する。
【0309】従って、「5F」,「42」(B-CH ACT)の
オペコード(図5の「010」, 「011」番地)が実
行されたタイミングが基点となって、タイムスロット番
号が1マシンサイクル長の受信タイムスロット信号RXBT
Sとして時間軸上に変換される。
【0310】一方、シリアルPCM受信データRXDBは、
直並列変換レジスタ204を常時流れており、その1タ
イムスロット毎の8ビットデータは、すでに説明したよ
うにマシンサイクルの位相に同期しているので、受信バ
ッファーレジスタ205は、このタイムスロット信号RX
BTSを受けると、マシンサイクルのタイミングM7で取
り込む。
【0311】この取り込み動作は、タイムスロットカウ
ンタ203が一旦起動されると、受信アクティブ信号BH
RACTが無くなっても125μs周期でカウントを繰り返
すフライホイール機能を持っているので、パス設定デー
タが存在する限り、125μs毎に繰り返される。従っ
て、バッファレジスタ205の受信PCMデータも12
5μs(8kHz )に一度更新される。
【0312】コーデックインタフェース回路208は、
B−CH送信部100から8kHzの同期信号BRSYと64k
Hzのビット同期信号64KRを受けて、PCMコーデック3
00に受信同期信号BRSYNを出力すると共に、並直列変
換回路209にフレーム同期信号8Kとビット同期信号64
Kを送る。
【0313】並直列変換回路209は、前記の信号8Kと
64Kの両同期信号によって8ビット並列PCMデータを
64kbpsの直列PCMデータに変換してPCMコーデッ
ク300に送出する。
【0314】なお、この実施例では信号BHRACTで歩進す
る際、「2」から「127」,「0,「1」とカウント
するようになっている。これには、二つの理由がある。
一つは前述の計算式N+1から分るように、N=0の場
合、先頭タイムスロット番号が1になるようにすること
によって、(上りパス設定と同じように)「通話パス
断」として使用しているオールゼロデータと区別するた
めであり、もう一つは内部論理遅延である。
【0315】上記の前記オールゼロデータの判断は、下
りパス設定デコード回路201で行われる。デコード回
路201は、パス設定データがゼロの場合、受信要求信
号BRXREQを論理「0」で出力し、コーデックインタフェ
ース回路208をディセーブル状態に保つ。逆に、ゼロ
以外のパス設定データがあると、受信要求信号BRXREQを
論理「1」にしてコーデックインタフェース回路208
をイネーブル状態にする。
【0316】また、パス設定デコード回路201は、そ
のパス設定データがB−CHループバック(下りB−C
Hを上りB−CHに折返す)モードであるか否かの判断
も行う。
【0317】これは、1バイトで設定されるパス設定デ
ータの最上位ビットD7 をB−CHループバック指定ビ
ットに割当て、該ビットが論理「1」の場合はループバ
ック指示信号BRLPをループバック制御回路206に出力
し、ループバック制御回路206は、その信号BRLPに従
って受信データループバック回路207を制御する。
【0318】ループバック回路207は、パラレルセッ
トが可能な8ビットバイナリーカウンタで構成され、通
常は、パラレルセット・パラレルアウトのバッファレジ
スタとして機能する。
【0319】以上のように、B−CH受信は、定期的イ
ニシャライズ動作(同ステップS4)で図20のレジス
タ32と33(2回線目はレジスタ34と35)に下り
パス設定データを読み出し、受信タイムスロット信号RX
BTSで所定のタイムスロットのPCMデータをパラレル
に取り込み、PCMコーデックインタフェースに変換し
て64Kbpsのシリアルデータとして出力する。この
動作は、パス設定データが存在する限り125μsフレ
ーム毎に繰返される。
【0320】なお、受信タイムスロットカウンタ203
の出力は、2回線目のB−CH受信部500にも供給さ
れる。
【0321】以上述べたB−CH受信部200の実施例
の動作説明は、PCMデータを125μs毎に1バイト
受信する「シングルフレーム」構造に対応したものであ
るが、他の実施例として、B−CH送信部100と同じ
考え方に基づいたプログラマブルなB−CH受信部を構
成することも可能である。
【0322】その場合のB−CH受信用メモリー(BR
x−RAM)をアクセスするマシンサイクルの割り当て
と、処理実行例を図26及び図27に示す。
【0323】すなわち、マシンサイクルタイミングM4
〜M7(送信処理実行フェーズ)で共有RAM6からの
受信用オペコードをBRx−RAMに転送(書込)する
(図23(2)参照)と共に受信PCMデータを読み出
して外部の宅内機器側に送り(バックグラウンド処
理)、マシンサイクルタイミングM0〜M3(受信処理
実行フェーズ)においては、受信用のオペコードに従っ
て該受信PCMデータをBRx−RAMに書き込むよう
にする(フォアグラウンド処理)。
【0324】このように、B−CH受信部においても、
プログラム情報の転送処理や(制御チャネル受信処理と
同様な)フォアグラウンド処理と(B−CH送信部の逆
操作処理である)、バックグラウンド処理は、今まで述
べて来た動作原理に基づけば、容易にプログラマブル化
が可能である。
【0325】7.試験機能の動作 試験機能は大別して2つある。1つはローカルループバ
ック試験機能であり、もう1つは対向装置(局)で折返
すリモートループバック機能である(局から見て宅内機
器はリモート)。
【0326】実施例のローカルループバック試験は、自
己試験を主たる目的として備えられており、自己の送信
部からのフレームを受信し、その受信データをチェック
できるようにしたものである。
【0327】一方、リモートループバック試験は、局側
で伝送路を含めた試験をするためのもので、下りB−C
Hを上りB−CHに折り返す機能を指している。そこ
で、以下の説明ではローカルループバックを単にループ
バック(第(1)項で説明)、リモートループバックを
B−CHループバック(第(2)項で説明)と呼ぶこと
にする。
【0328】(1)ループバック試験機能 このループバック試験を行うために、送信部と受信部に
は図28に示すような動作モードを備えている。これら
のモード設定詳細は図5及び図6の定期的イニシャライ
ズ領域で指定される。ループバック試験は、図示の如
く、送信モードをマスターに、受信モードをループバッ
クに設定して行われる。
【0329】まず、マスターモードでは、制御チャネル
送信部は受信フレームの同期状態によらず自律的に送信
する。そのために、図20に示すように、送信フレーム
カウンタ99を備えており、送信定期的イニシャライズ
は送信フレームカウンタ99からのオーバーフロー信号
TFOVFによって起動される(図29参照)。
【0330】なお、送信フレームカウンタ99は、電源
投入後の第一回目の送信定期的イニシャライズ起動信号
TFRUN でクリアスタートし、その後は4mフレーム周期
でオーバーフロー信号TFOVFを出力し続けるカウンタで
ある。
【0331】定期的イニシャライズ起動後の動作は、今
まで述べてきた通りなので説明を省略する。
【0332】ループバックモードでは、制御チャネル受
信部は自己の送信フレームを受信する。そのために、図
20に示すように、入力信号選択回路98を備えてお
り、レジスタ28からのループバック指示信号N/LPを受
けて、受信クロックRCLKと受信ビット列RXBITをそれぞ
れ、送信クロックSCLK、送信ビット列TXBITに切り替え
る。
【0333】試験条件は、図28に示すように、送信条
件として(レジスタ18)、バーストフレーム/連続フ
レーム、スクランブラー有効/無効、が独立して指定で
き、受信条件として(レジスタ28)、マルチフレーム
パターンの反転/非反転、デスクランブラー有効/無
効、が独立して指定できるので、これらを組み合わせて
各種機能の正常性を試験することができる。
【0334】また、すでに述べたように、レジスタ19
にはスクランブルの初期パターン、レジスタ29にはデ
スクランブルの初期パターン、レジスタ30,31には
マルチフレームパターンをそれぞれ設定することができ
るので、これらを駆使して動作試験を行う。
【0335】マスターモードでの試験構成例を図30に
示す。同図(1)はLSI単体試験での構成例を示し、
特に同図(a)はは共有RAMから被試験LSIの送信
部から受信部を通って共有RAMに戻るループを形成し
ており、同図(b)は同図(a)の被試験LSIからさ
らに外部遅延線路等を経由した場合のループを示してい
る。さらに、同図(2)は宅内端末装置単体の試験構成
例を示しており、疑似センター(局)の送信部(LS
I)から被試験宅内端末の受信部及び送信部を経由し
て、センターの受信部(LSI)に戻るループを示して
いる。
【0336】また、このような場合のプログラミング例
を図31及び32に示す。
【0337】このプログラムでは、連続フレームモード
で、マルチフレームパターンMFP(2バイト)、プリ
アンブルワードPW(29バイト)、ユニークワードU
W(1バイト)、端末識別子TID(2バイト)、デー
タDA TA(4バイト)、ブロックチェックキャラク
タBCC(2バイト)を送信し、フレーム同期保護機能
や共有RAM6の受信データ領域に受信されたデータを
CPU5がチェックするというものである。
【0338】(2)B−CHループバック試験機能 B−CHループバックは、前記のように、本来局側で試
験を行うためのものであるが、実施例ではプログラマブ
ルである点を最大限に活かし、上記のループバックモー
ドと組み合わせることにより、B−CHの自己試験も行
うことができる。
【0339】まず、単純なB−CHだけのループバック
動作を説明する。(局から指示があった時)CPU5
は、折り返すB−CHの下りと上りのパス設定を行う。
【0340】このとき、パス設定データの最上位ビット
を論理「1」にして設定する。すると、デコード回路2
01と118(図21参照)は、ループバック制御回路
206(図22参照)とPCMデータセレクタ120
(図21参照)に対してB−CHループバック指示信号
BRLPとBTLPをそれぞれ出力する。
【0341】これで、上り下りのB−CHが折り返され
るので、局は試験信号を送信して戻って来た信号を受信
比較することによって、伝送路を含めた試験を行うこと
ができる。
【0342】このB−CHループバックと前記ループバ
ックの組み合わせによる自己試験は、2重ループバック
試験とも言える。すなわち、図33に示すように、送信
データを共有RAMに設定し、制御チャネルのデータと
して送信する。このデータはループバックで受信部に入
力され、受信部ではB−CH受信部が受信し、B−CH
送信部に折り返す(B−CHループバック)。
【0343】B−CH送信部はそのデータを送信するの
で、再び受信部にループバックされ、受信部ではそのデ
ータを制御チャネル受信部で受信し、共有RAMに書き
込む。CPU5は、このデータを共有RAMから読み出
してチェックする。
【0344】このように2重ループバックさせること
で、本来CPU5がアクセスすることの出来ないBTx
−RAM110を間接的にアクセスすることができる。
【0345】上記の2重ループバックを実現するプログ
ラム例を図34及び35に示す。この例では、共有RA
Mの「304h」番地にコマンド(80h)をセットし
てBTx−RAMのテストを開始し、ループバック部が
80hからスタートするカウンタ値を自動的にBTx−
RAMに書き込む。開始コマンドとしては8Xh〜FX
hまで使用可能である。カウンタはこのコマンド値を初
期値としてスタートする。「107」番地は80hが受
信され、「108〜126」番地は81h〜9Fhが受
信される。同番地40hでテストか終了し、「107」
番地は40hが受信され、「108〜126」番地は0
0hが受信される。
【0346】従来、図36のような上り下りのフレーム
フォーマットが非対称な場合には、送信部出力を受信部
入力に接続するという単純な操作で実現する事はできな
かった。送受信どちらかのフレームフォーマットに合わ
せ、送信(または受信)できるように予め回路を構成す
るか、または、外部に対向する試験装置を接続し、フレ
ームフォーマットを変換する必要があったが、本発明に
よると、プログラマブルなのでその自己試験は容易に実
現できる。
【0347】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、該フ
レームを構成するビット数の1/Nのmを1マシンサイ
クルとし、受信時には、該マシンサイクルの所定位相に
該フレームを引き込む受信同期化処理を行い、受信した
該フレーム中の制御チャネルデータを、該マシンサイク
ルでRAM内に予め書き込まれた受信用のmビット列プ
ログラム情報に従って処理を行い該RAMへ書き込む受
信データ処理を該マシンサイクルの一部で行い、送信時
には、該RAMに予め書き込まれた送信用のmビット列
プログラム情報に従って該RAMに予め格納された送信
用制御チャネルデータを読み出しながら送信データ処理
を該マシンサイクルの残りの部分で行い、該送信用制御
チャネルデータをビットレベル又はクロックレベルの位
相で送信する送信位相制御処理を行うように構成したの
で、ビット/クロックレベルの送受信フレーム位相を、
処理単位の「mビット長」を周期とするマシンサイクル
に「受信同期化」及び「送信位相制御」を行うので、
「mビット列」毎に送受信処理をプログラムできる。
【0348】また、「mビット列」毎に送受信処理をプ
ログラムできるので、フレーム構成が変わっても柔軟に
対応できる。
【0349】さらに、マルチプルアドレッシング機能な
ので、プログラムと送受信データを同一RAMチップ上
に格納でき、ゲートアレイLSIに内蔵することが容易
であり、外付けでも汎用RAMを使用することができ
る。
【0350】さらに、定期的イニシャライズプログラム
情報もRAMに組み込むことができるので、動作条件を
設定する従来の制御レジスタ類は不要となり、CPUイ
ンタフェースはRAMメモリーマップ一つになるので制
御し易く、LSI入出力ピンも少なくなり、小形化が可
能となる。
【0351】また、通話チャネルデータについては、通
話チャネル送信用/受信用RAMを設け、プログラム情
報(及びヘッダー)を共有RAMより転送して書き込む
と共に外部からの送信/受信通話チャネルデータを書き
込み/読み出すことにより、CPUは共有RAMを経由
して通話チャネルのプログラム情報(オペコード)を変
更できる。
【0352】また、前記のマシンサイクルを少なくとも
通話チャネル送信処理実行フェーズとビット列プログラ
ム情報転送フェーズの2つに分け、それぞれのフェーズ
で独立してmビット列毎の通話チャネル送信/受信処理
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフレーム送受信装置の一実施例を
示す回路ブロック図である。
【図2】本発明に係るフレーム送受信方法及び装置の原
理を説明する流れ図である。
【図3】本発明に用いられるマシンクロックを説明する
ためのタイムチャート図である。
【図4】本発明に用いられる共有RAMのメモリマップ
概略図である。
【図5】本発明に用いられる共有RAMのメモリマップ
(受信部)の詳細図である。
【図6】本発明に用いられる共有RAMのメモリマップ
(送信部)の詳細図である。
【図7】送受信フレーム位相とマシンサイクル位相の関
係を示すタイムチャート図である。
【図8】本発明における送受信タイミングを示す図であ
る。
【図9】本発明及び従来例に示されるフレームのフォー
マット図である。
【図10】本発明における受信部での処理サイクルを示
したタイムチャート図である。
【図11】本発明における送信部での処理サイクルを示
したタイムチャート図である。
【図12】本発明における受信処理の実行例(CRC処
理例)を示すタイムチャート図である。
【図13】本発明における送信処理の実行例(CRC処
理例)を示すタイムチャート図である。
【図14】本発明における受信遅延制御実施例を示した
図である。
【図15】本発明における受信同期化動作例のタイムチ
ャート図である。
【図16】本発明における送信遅延制御の実施例を示し
た図である。
【図17】本発明におけるマシンサイクルからビットレ
ベルへの位相変換例を示したタイムチャート図である。
【図18】本発明における受信フレーム同期保護動作の
状態遷移を示す図である。
【図19】本発明に係るフレーム送受信方法及び装置に
おける通話チャネル(B−CH)の送受信処理の概念を
説明するためのブロック図である。
【図20】図1に示した制御チャネル送受信部に本発明
に係るフレーム送受信装置における通話チャネル送信部
及び通話チャネル受信部を組み込んだ回路ブロック図で
ある。
【図21】通話チャネル送信部の実施例を示した回路ブ
ロック図である。
【図22】通話チャネル受信部の実施例を示した回路ブ
ロック図である。
【図23】通話チャネル送信部及び受信部に用いられる
メモリー(BTx−RAM,BRx−RAM)のマップ
図である。
【図24】通話チャネル送信用RAMの受信処理実行フ
ェーズ(バックグラウンド処理)を説明するためのタイ
ムチャート図である。
【図25】通話チャネル送信用RAMの送信処理実行フ
ェーズ(フォアグラウンド処理)を説明するためのタイ
ムチャート図である。
【図26】通話チャネル受信用RAMの受信処理実行フ
ェーズ(バックグラウンド処理)を説明するためのタイ
ムチャート図である。
【図27】通話チャネル送信用RAMの送信処理実行フ
ェーズ(フォアグラウンド処理)を説明するためのタイ
ムチャート図である。
【図28】本発明に係るフレーム送受信方法及び装置の
マスター/スレーブ動作モードを示したマトリックス図
である。
【図29】マスターモードの送受信タイムチャート図で
ある。
【図30】マスターモードの応用例を示したブロック図
である。
【図31】マスターモードでの自己試験機能の送信部プ
ログラミング例(1)を示した図である。
【図32】マスターモードでの自己試験機能の受信部プ
ログラミング例(1)を示した図である。
【図33】ローカルループバックと通話チャネルループ
バックとを組み合わせた自己試験例を示したブロック図
である。
【図34】二重ループバック自己試験機能を実現するた
めの送信部プログラミング例(2)を示した図である。
【図35】二重ループバック自己試験機能を実現するた
めの受信部プログラミング例(2)を示した図である。
【図36】本発明及び従来例に示されるフレームのフォ
ーマット図である。
【図37】図19のフレームをマルチフレームとして示
した図である。
【図38】従来例の機能概念図である。
【符号の説明】
1 フェーズロックループ発振回路 2 8相クロック作成回路 3 パワーオン検出回路 4 共通バス切替回路 5 CPU 6 共通RAM 7 パワーオンイニシャライズ回路 8 マシンクロック作成回路 9 定期的イニシャライズ回路(受信部) 10 フライホイールカウンタ 12 定期的イニシャライズ回路(送信部) 13 オペコード用アドレスカウンタ(送信部) 14 データ用アドレスカウンタ(送信部) 15 オペコード用アドレスカウンタ(受信部) 16 データ用アドレスカウンタ(受信部) 17 アドレスマルチプレクサ(送信部) 18〜25 定期的イニシャライズ用レジスタ(送信
部) 26 マシンサイクルデコード回路(送信部) 27 送信タスクタイミング回路 28〜35 定期的イニシャライズ用レジスタ(受信
部) 36 マシンサイクルデコード回路(受信部) 37 受信タスクタイミング回路 38 アドレスマルチプレクサ(受信部) 39 送信遅延カウンタ 40 バイトレジスタ(受信部) 41 一次機能レジスタ(受信部) 42 バイトカウンタ(受信部) 43 二次機能レジスタ(受信部) 44 機能デコード回路(受信部) 45 バイトレジスタ(送信部) 46 一次機能レジスタ(送信部) 47 バイトカウンタ(送信部) 48 二次機能レジスタ(送信部) 49 機能デコード回路(送信部) 50 デスクランブル回路 51 直並列変換回路 52 CRCチェック回路 53 書込データセレクタ(受信部) 54 送信データバッファレジスタ 55 並直列変換回路 56 CRC発生回路 57 スクランブル回路 58 書込データセレクタ(送信部) 59 EXOR回路 61 マルチフレームパターン検出回路 62 フレーム同期保護回路 63 受信フレーム同期化回路 64 受信データ位相同期化回路 65 クロック位相選択レジスタ 66 ビット位相選択レジスタ 67 ビット位相選択回路 68 受信フレーム可変遅延回路 69 クロック位相選択回路 70 OR回路 71 キャリアON/OFF信号用エラスティックスト
ア 72 送信フレーム用エラスティックストア 73 キャリアレベル制御レジスタ DB データバス AB アドレスバス TB タイミングバス CSR 制御チャネル送受信部 13A オペコード用カウンタ 14A データ用カウンタ 26A マシンサイクルデコード回路 27A タスクタイミング回路 54A 送信データバッファレジスタ 55A 並直列変換回路 98 入力信号選択回路 99 送信フレームカウンタ 100 B−CH送信部 101 一時バイトレジスタ 102 一時機能レジスタ 103 送信データ読出レジスタ 104 転送データ選択回路 105 転送用機能デコード回路 106 オペコードアドレスカウンタ 107 ヘッダーアドレスカウンタ 108 PCM書込アドレスカウンタ 109 書込用アドレスマルチプレクサ 110 BTx−RAM(B−CH送信用RAM) 111 PCM読出アドレスカウンタ 115 読出用アドレスマルチプレクサ 116 送信タイムスロット一致回路 118 上りパス設定デコード回路 119 送信タイムスロットカウンタ 120 PCMデータセレクタ 121 直並列変換回路 122 コーデックインタフェース回路 201 下りパス設定デコード回路 202 受信タイムスロット一致回路 203 受信タイムスロットカウンタ 205 バッファレジスタ 206 ループバック制御回路 207 受信データループバック回路 208 コーデックインタフェース回路 209 並直列変換回路 300 PCMコーデック 400 2回線目のB−CH送信部 500 2回線目のB−CH受信部 図中、同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディジタル情報の開始点を示す固有のパタ
    ーン情報を含むフレームを送受信する方法において、 該フレームを構成するビット数の1/N(Nは正の整
    数) のm(mは2より大きい正の整数)を1マシンサイ
    クルとし、受信時には、該マシンサイクルの所定位相に
    該フレームを引き込む受信同期化処理を行い、受信した
    該フレーム中の制御チャネルデータを、該マシンサイク
    ルで共有RAM内に予め書き込まれた受信用の処理手順
    を定義したmビット列プログラム情報に従って処理を行
    い該共有RAMへ書き込む受信データ処理を該マシンサ
    イクルの一部を構成する受信処理実行フェーズで行い、
    送信時には、該共有RAMに予め書き込まれた送信用の
    処理手順を定義したmビット列プログラム情報に従って
    該共有RAMに予め格納された送信用制御チャネルデー
    タを読み出しながら送信データ処理を該マシンサイクル
    の残りの部分を構成する送信処理実行フェーズで行い、
    該送信用制御チャネルデータをビットレベル又はクロッ
    クレベルの位相で送信する送信位相制御処理を行うこと
    を特徴としたフレーム送受信方法。
  2. 【請求項2】請求項1において、 該受信同期化処理が、ビットレベルの該パターン情報ま
    たは該パターン情報の検出保護ハンティング信号と該マ
    シンサイクルに基づいて予め決められた該共有RAMの
    書込タイミングとの時間差に従って該受信した制御チャ
    ネルデータの遅延時間を補正し、該送信位相制御処理
    が、該共有RAMの読出タイミングと外部から与えられ
    た該ビットレベル又はクロックレベルの所定送信フレー
    ム開始タイミングとの時間差に従って送信データの遅延
    時間を補正することを特徴としたフレーム送受信方法。
  3. 【請求項3】請求項1又は2において、 該受信同期化処理が、該同期化処理されたマシンサイク
    ルレベル位相の該パターン情報で次フレームのマシンサ
    イクルレベルの検出ハンティングタイミングを先ず生成
    し、該マシンサイクルレベルのハンティングタイミング
    を、該ビットレベルへ位相変換を行って次フレームの該
    パターン情報の検出ハンティングを行うことを特徴とし
    たフレーム送受信方法。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3のいずれかにおいて、 該送信位相制御処理が、受信フレーム位相に対する送信
    フレームの送信位相を制御する送信遅延制御処理を含
    み、該送信遅延制御処理が、最大遅延制御時間だけ受信
    フレーム位相より先に該マシンサイクルレベル位相で制
    御し、該マシンサイクルレベル位相制御が終了次第、ビ
    ットレベル位相及びクロックレベル位相で順次制御する
    ことを特徴としたフレーム送受信方法。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4のいずれかにおいて、 該送信データ処理が、該共有RAMの送信データ領域か
    らガードタイムに対応する送信データの特定ビットを送
    信要求として読み出したとき、該ガードタイムに続く送
    信データを送信すると共に、該送信要求を解除するため
    に該特定ビットを所定値に書き戻すことを特徴としたフ
    レーム送受信方法。
  6. 【請求項6】請求項1乃至5のいずれかにおいて、 該プログラム情報に従った受信処理完了タイミングで共
    通バスを外部CPU側に切り替え、1フレーム毎の該送
    信遅延制御処理開始直前に引き戻すことを特徴としたフ
    レーム送受信方法。
  7. 【請求項7】請求項1乃至6のいずれかにおいて、 該送信用のプログラム情報が通話チャネルに関するもの
    であるとき、該受信処理実行フェーズで通話チャネル送
    信用RAMに、該送信用のプログラム情報及びヘッダー
    を該共有RAMより転送して書き込むと共に外部からの
    送信通話チャネルデータを書き込んでおき、該送信処理
    実行フェーズで該送信用のプログラム情報に従って該ヘ
    ッダー及び該送信通話チャネルデータを該通話チャネル
    送信用RAMから読み出して送信することを特徴とした
    フレーム送受信方法。
  8. 【請求項8】請求項7において、 該受信用のプログラム情報が通話チャネルに関するもの
    であるとき、該送信処理実行フェーズで該共有RAMか
    ら通話チャネル受信用RAMに該受信用のプログラム情
    報を転送して書き込んでおくと共に受信通話チャネルデ
    ータを読み出して外部に出力し、該受信処理実行フェー
    ズで該受信用のプログラム情報に従って該受信通話チャ
    ネルデータを該通話チャネル受信用RAMに書き込むこ
    とを特徴としたフレーム送受信方法。
  9. 【請求項9】ディジタル情報の開始点を示す固有のパタ
    ーン情報を含むフレームを送受信する装置において、 該フレームを構成するビット数の1/N( Nは正の整
    数) のm(mは2より大きい正の整数)ビット列長を1
    周期とするマシンサイクルを生成するマシンクロック発
    生手段と、 受信時には、該マシンサイクルの所定位相に該フレーム
    を引き込む受信同期化手段と、 受信用及び送信用の処理手順を定義したmビット列プロ
    グラム情報ならびに送信用制御チャネルデータを予め書
    き込んだ共有RAMと、 受信時には、該フレーム中の制御チャネルデータを、該
    マシンサイクルで該共有RAM内の該受信用のmビット
    列プログラム情報に従って処理し且つ該共有RAMへ書
    き込む受信データ処理を該マシンサイクルの一部を構成
    する受信処理実行フェーズで行うとともに、送信時に
    は、該共有RAM内の該送信用のmビット列プログラム
    情報に従って該送信用プログラム中の送信用制御チャネ
    ルデータを読み出しながら送信データ処理を該マシンサ
    イクルの残りの部分を構成する送信処理実行フェーズで
    行う送受信処理手段と、 該送信用制御チャネルデータをビットレベル又はクロッ
    クレベルの位相で送信する送信位相制御手段と、 を備えたことを特徴とするフレーム送受信装置。
  10. 【請求項10】請求項9において、 外部CPUが該共有RAMをアクセスするための共通バ
    ス切替手段を備えたことを特徴としたフレーム送受信装
    置。
  11. 【請求項11】請求項9又は10において、 該受信同期化手段が、該パターン情報をビットレベル位
    相で検出するパターン情報検出手段と、そのパターン情
    報検出を安定化する受信フレーム同期保護手段と、該マ
    シンサイクル位相で歩進する受信フレーム長カウント手
    段と、該パターン情報検出手段で検出された該ビットレ
    ベル位相のパターン情報検出信号を該マシンサイクル位
    相に同期化してマシンサイクルレベル位相のパターン情
    報検出信号を出力するパターン情報同期化手段と、該受
    信フレーム長カウント手段から1フレーム長カウント直
    前で出力されるマシンサイクルレベル位相のパターン情
    報ハンティング信号をビットレベル位相のパターン情報
    ハンティング信号に変換する位相レベル変換手段を備
    え、該受信フレーム長カウント手段が該マシンサイクル
    レベル位相のパターン情報検出信号で初期設定及び歩進
    を開始すると共に1フレーム長カウント直前にマシンサ
    イクルレベル位相のパターン情報ハンティング信号を発
    生し、該受信フレーム同期保護手段が、該パターン情報
    検出手段からのビットレベル位相のパターン情報検出信
    号と該位相レベル変換手段からのビットレベル位相のパ
    ターン情報ハンティング信号で受信フレーム同期保護を
    行うことを特徴としたフレーム送受信装置。
  12. 【請求項12】請求項11において、 該送信位相制御手段が、受信フレーム位相に対する送信
    フレームの送信位相を制御する送信遅延制御手段を含
    み、該受信フレーム長カウント手段が、該送信遅延制御
    手段の最大制御時間だけ受信フレーム位相より先に該送
    信遅延制御手段を起動することを特徴としたフレーム送
    受信装置。
  13. 【請求項13】請求項12において、 該送信遅延制御手段が、マシンサイクルレベル位相の遅
    延カウント手段、ビットレベル位相の選択手段、及びク
    ロックレベル位相の選択手段を含み、マシンサイクルレ
    ベルの遅延制御終了後、ビットレベル及びクロックレベ
    ルの各位相での遅延制御を順次行うと共に、該送受信処
    理手段が該共有RAMのアクセスを開始することを特徴
    としたフレーム送受信装置。
  14. 【請求項14】請求項9乃至13のいずれかにおいて、 該送受信処理手段が、該共有RAMの送信データ領域に
    書き込む送信結果書込手段を含むと共に、ガードタイム
    に対応する送信データの特定ビットを送信要求フラグに
    意味付けすることによって、読み出した送信データが該
    送信要求フラグであった場合に、該ガードタイムに続く
    送信データを送信すると共に該送信要求フラグを落とす
    ために該ビットを論理反転して同一アドレスに書き戻す
    ことを特徴としたフレーム送受信装置。
  15. 【請求項15】請求項10乃至14のいずれかにおい
    て、 該共通バス切替手段が、該mビット列プログラム情報に
    従った受信処理完了タイミングで該CPU側に共通バス
    を引き渡すと共に1フレーム毎の送信処理開始直前に引
    き戻すことを特徴としたフレーム送受信装置。
  16. 【請求項16】請求項9において、 該共有RAMにさらに送受信のフレーム単位での動作モ
    ードや処理条件を定義する定期的初期化プログラム情報
    が予め書き込んであり、該送受信処理手段が、該定期的
    初期化プログラム情報に従って処理を実行することを特
    徴としたフレーム送受信装置。
  17. 【請求項17】請求項16において、 該受信同期化手段が、該パターン情報をビットレベル位
    相で検出するパターン情報検出手段と、そのパターン情
    報検出を安定化する受信フレーム同期保護手段と、該マ
    シンサイクル位相で歩進する受信フレーム長−Xカウン
    ト手段と、該パターン情報検出手段で検出されたビット
    レベル位相のパターン情報検出信号を該受信フレーム長
    −Xカウント手段の歩進位相に同期化するパターン情報
    同期化手段と、該定期的初期化プログラム情報に従って
    受信部を初期化する受信部定期的初期化実行手段と、該
    受信部定期的初期化の終了で発生されるマシンサイクル
    レベル位相のパターン情報ハンティング信号をビットレ
    ベル位相のパターン情報ハンティング信号に変換する位
    相レベル変換手段を備え、該受信フレーム長−Xカウン
    ト手段が該パターン情報同期化手段からのマシンサイク
    ルレベル位相のパターン情報検出信号で初期設定及び歩
    進を開始し、オーバーフローで停止すると共に該受信部
    定期的初期化実行手段を起動し、該受信部定期的初期化
    実行手段が、該Xで初期化を終了してマシンサイクルレ
    ベル位相のパターン情報ハンティング信号を発生すると
    共に該受信フレーム長−Xカウント手段を再起動し、該
    受信フレーム同期保護手段が、該パターン情報検出手段
    からのビットレベル位相のパターン情報検出信号と該位
    相レベル変換手段からの該ビットレベル位相のパターン
    情報ハンティング信号で受信フレーム同期保護を行うこ
    とを特徴としたフレーム送受信装置。
  18. 【請求項18】請求項17において、 該送信位相制御手段が、該定期的初期化プログラム情報
    に従って送信部を初期化する送信部定期的初期化実行手
    段と、受信フレーム位相に対する送信フレームの送信位
    相を制御する送信遅延制御手段を備え、該受信フレーム
    長−Xカウント手段が、該送信遅延制御手段の最大制御
    時間に該送信部定期的初期化実行に必要な時間Zを加え
    たYのタイミングだけ受信フレーム位相より先に該送信
    部定期的初期化実行手段を起動し、該送信部定期的初期
    化実行手段が実行終了のZ時間後に該送信遅延制御手段
    を起動することを特徴としたフレーム送受信装置。
  19. 【請求項19】請求項18において、 該送信遅延制御手段が、マシンサイクルレベル遅延カウ
    ント手段、ビットレベル位相の選択手段、及びクロック
    レベル位相の選択手段を含み、該送信部定期的初期化実
    行手段からの起動を受けて、先ず該マシンサイクルレベ
    ル遅延カウント手段がマシンサイクルレベルの遅延制御
    を行い、その後、該ビットレベル位相の選択手段及びク
    ロックレベル位相の選択手段がビットレベル及びクロッ
    クレベルの各位相での遅延制御を順次行うと共に、該送
    受信処理実行手段の送信処理部が該処理を開始すること
    を特徴としたフレーム送受信装置。
  20. 【請求項20】請求項16乃至19のいずれかにおい
    て、 該送受信処理手段が該共有RAMの送信データ領域に書
    き込む送信結果書込手段を含むと共に、ガードタイムに
    対応する送信データの特定ビットを送信要求フラグに意
    味付けすることによって、読み出した送信データが該送
    信要求フラグであった場合に、該ガードタイムに続く送
    信データを送信すると共に、該送信要求フラグを落とす
    ために該ビットを論理反転して同一アドレスに書き戻す
    ことを特徴としたフレーム送受信装置。
  21. 【請求項21】請求項16乃至20のいずれかにおい
    て、 外部CPUが該共有RAMをアクセスするための共通バ
    ス切替手段をさらに備え、該共通バス切替手段が、該プ
    ログラム情報に従った受信処理完了タイミングで該CP
    U側に共通バスを引き渡すと共に1フレーム毎の該送信
    部定期的初期化実行直前に引き戻すことを特徴としたフ
    レーム送受信装置。
  22. 【請求項22】請求項16乃至21のいずれかにおい
    て、 該定期的初期化プログラム情報が、送信部初期化と受信
    部初期化の各プログラム情報を含み、該送信部初期化に
    は少なくとも送信遅延制御の遅延量データを含み、受信
    部初期化には少なくとも該パターン情報が含まれている
    ことを特徴としたフレーム送受信装置。
  23. 【請求項23】請求項9乃至22のいずれかにおいて、 通話チャネル送信用RAMを含み、該送信用のプログラ
    ム情報が通話チャネルに関するものであるとき、該受信
    処理実行フェーズで該通話チャネル送信用RAMに、該
    送信用のプログラム情報及びヘッダーを該共有RAMよ
    り転送して書き込むと共に外部からの送信通話チャネル
    データを書き込んでおき、該送信処理実行フェーズで該
    送信用のプログラム情報に従って該ヘッダー及び該送信
    通話チャネルデータを該通話チャネル送信用RAMから
    読み出して送信する通話チャネル送信部を設けたことを
    特徴とするフレーム送受信装置。
  24. 【請求項24】請求項23において、 通話チャネル受信用RAMを含み、該受信用のプログラ
    ム情報が通話チャネルに関するものであるとき、該送信
    処理実行フェーズで該共有RAMから該通話チャネル受
    信用RAMに該受信用のプログラム情報を転送して書き
    込んでおくと共に受信通話チャネルデータを読み出して
    外部に出力し、該受信処理実行フェーズで該受信用のプ
    ログラム情報に従って該受信通話チャネルデータを該通
    話チャネル受信用RAMに書き込む通話チャネル受信部
    を設けたことを特徴とするフレーム送受信装置。
  25. 【請求項25】請求項9乃至24のいずれかにおいて、 該送信位相制御手段が、該マシンサイクルレベル位相で
    歩進する送信フレーム長カウント手段と送信モード設定
    手段とを備え、該送信モード設定手段が、受信フレーム
    の同期が確立した後、予め決められたタイミングで送信
    フレームを送信するスレーブモードと、受信フレームの
    有無に関わらず自律的に送信フレームを送信するマスタ
    ーモードとを備え、該スレーブモードにおいては該受信
    フレーム長カウント手段が該送信遅延制御手段を起動
    し、該マスターモードにおいては該送信フレーム長カウ
    ント手段が該送信遅延制御手段を起動することを特徴と
    したフレーム送受信装置。
  26. 【請求項26】請求項25において、 該受信同期化手段が、受信入力信号切替手段と、ノーマ
    ルモード又はループバックモードを設定する受信モード
    設定手段を備え、該受信入力信号切替手段は、該受信モ
    ード設定手段が該ループバックモードに設定されたと
    き、送信フレームを選択受信するように構成されたこと
    を特徴とするフレーム送受信装置。
  27. 【請求項27】請求項26において、 該通話チャネル送信部及び該通話チャネル受信部が、通
    話チャネル受信データを通話チャネル送信データとして
    転送する通話チャネルデータループバック手段と、通話
    チャネルノーマルモード及び通話チャネルループバック
    モードを設定する通話チャネルモード設定手段を備えた
    ことを特徴としたフレーム送受信装置。
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