JPH11122253A - マルチドロップシステム及びそのシステム同期方法 - Google Patents

マルチドロップシステム及びそのシステム同期方法

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JPH11122253A
JPH11122253A JP9280785A JP28078597A JPH11122253A JP H11122253 A JPH11122253 A JP H11122253A JP 9280785 A JP9280785 A JP 9280785A JP 28078597 A JP28078597 A JP 28078597A JP H11122253 A JPH11122253 A JP H11122253A
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JP
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synchronization signal
system synchronization
time slot
communication
transmission
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JP9280785A
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English (en)
Inventor
Chiharu Suzuki
千春 鈴木
Tadao Ichinose
忠夫 一ノ瀬
Keiko Mizojiri
桂子 溝尻
Mitsutaka Terada
光孝 寺田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少ない伝送路数で、伝送路に接続されたすべ
ての通信装置の同期をとり任意の通信装置間で直接通信
を行う。 【解決手段】 マスタ装置11は動作タイミングをクロッ
ク/タイミング生成部21で生成する。システム同期信号
生成部17で生成したシステム同期用ビット列は、送信デ
ータ組立部18で伝送フレームの所定タイミングにモデム
部16から伝送路10に出力される。スレーブ装置12は受信
データから、データ受信用PLL19で受信データクロッ
クを再生、データ受信部20でデータを再生する。システ
ム同期信号を検出した位相と、前回のシステム同期信号
から生成の仮システム同期信号の位相をシステム同期用
PLL23で比較、動作クロックをマスタ装置11と同期さ
せる。動作クロックとシステム同期信号検出タイミング
を基にクロック/タイミング生成部24でスレーブ装置12
の動作タイミングを生成する。この動作タイミングによ
りスレーブ装置12間で直接通信を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、集合住宅システム
やインターホンシステム、及びホームテレホンシステム
など通信端末装置のマルチドロップ方式と呼ばれる有線
接続によるマルチドロップシステム及びそのシステム同
期方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のマルチドロップシステム
は、図8に示したように構成されている。図8におい
て、1はマスタ装置、2はスレーブ装置、3は下り伝送
路、4は上り伝送路、5はタイムスイッチである。前記
従来例によれば、伝送路に複数の通信装置(マスタ装置
1や複数のスレーブ装置2)がバス接続されるマルチド
ロップシステムで、時分割多重方式により通信を行うシ
ステムにおいては、マスタ装置1−スレーブ装置2間の
通信に限定し、マスタ装置1から下り伝送路3によって
伝送される下り信号により、スレーブ装置2は送受信ク
ロックを再生して上り伝送路4に信号を出力するように
構成されていた。この方式でスレーブ装置間で通信を行
う場合には、マスタ装置1内でタイムスイッチ5等を介
して交換を行い、それぞれのスレーブ装置から受信した
上り信号を下り伝送路3に出力することによりスレーブ
装置間の通信を実現していた。
【0003】また、他の従来例として、図9に示すマル
チドロップシステムにおいて、1はマスタ装置、2はス
レーブ装置、6は通信用伝送路、7は同期信号伝送路で
ある。このマルチドロップシステムは、すべての通信装
置を送受信兼用の伝送路(通信用伝送路6)に接続し、時
分割多重交換を行う場合には伝送クロックやフレームパ
ルス等の同期信号を伝送する同期信号伝送路7を用い
て、マスタ装置1からスレーブ装置に供給する必要があ
った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ように構成されるマルチドロップシステムの従来例にお
いては、伝送路に上り,下り2組を必要とし、さらに、
交換接続のためにマスタ装置内にタイムスイッチが必要
であり、小規模なシステムでも構成するシステム規模が
大きくなり、さらに制御も複雑になるという問題を有し
ていた。
【0005】また、他の従来例においては通信を行う伝
送路以外に、別の伝送路によりクロックやフレームパル
ス等の同期信号を伝送しなければならず、前記従来例と
同様に伝送路数の増加する問題や、通信データと同期信
号の遅延差により通信エラーを引き起こすという問題が
あった。
【0006】本発明は、前記従来技術の問題を解決する
ことに指向するものであり、少ない伝送路数で、伝送路
に接続されたすべての通信装置が任意の通信装置間で直
接通信が可能であり、小規模、低トラフィックなマルチ
ドロップシステム及びそのシステム同期方法を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明に係るマルチドロップシステム及びそのシス
テム同期方法は、伝送路に複数の通信装置が接続され、
伝送されるデータのフィールドで時分割多重交換を行う
マルチドロップシステムにおいて、送受信兼用であり通
信用のタイムスロットが伝送される伝送路へ、接続され
る唯一のマスタ装置からタイムスロット以外のフィール
ドに複数のビット列からなるシステム同期信号を定周期
で送出するシステム同期信号生成部と、伝送路に接続さ
れるすべてのスレーブ装置が受信データを正しく再生す
るために受信データの伝送クロックを再生するデータ受
信用PLLと、受信したシステム同期信号を基準にスレ
ーブ装置の動作クロック同期をとるためのシステム同期
用PLLとを備えたことを特徴とする。
【0008】また、伝送路に複数の通信装置が接続さ
れ、伝送されるデータのフィールドで時分割多重交換を
行うマルチドロップシステムのシステム同期方法であっ
て、送受信兼用でありタイムスロットが伝送される伝送
路へ、マスタ装置からタイムスロット以外のフィールド
に複数のビット列からなるシステム同期信号を定周期で
送出し、伝送路に接続されるすべてのスレーブ装置が受
信データを正しく再生するための伝送クロックを再生
し、さらにシステム同期信号を基準にスレーブ装置の動
作クロック同期をとりすべての通信装置の動作クロック
を同期させることを特徴とする。
【0009】さらに、1フレームのすべてのタイムスロ
ットの先頭にシステム同期信号を配し、システム同期信
号内にタイムスロットに対応する番号を付す手段によ
り、システム同期信号の直後に配置される前記タイムス
ロットの番号を明示して、タイムスロットの番号を決定
することを特徴とする。
【0010】また、1フレームのすべてのタイムスロッ
トの先頭にシステム同期信号を配し、フレームの先頭の
システム同期信号内にユニークなビットコードを埋め込
む手段により、システム同期信号の直後に配置されるタ
イムスロットの番号を明示して、タイムスロットの番号
を決定することを特徴とする。
【0011】また、1フレームに1つのシステム同期信
号を配し、システム同期信号の直後からタイムスロット
を固定的に配置する手段により、タイムスロットの番号
を明示して、タイムスロットの番号を決定することを特
徴とする。
【0012】また、マスタ装置はシステム同期信号内に
任意のビットフィールドを設定できる手段を有し、スレ
ーブ装置はビットフィールドの内容を認識できる手段を
有するように構成したものである。
【0013】前記構成及びその方法によれば、送受信兼
用でタイムスロットが伝送される伝送路に、マスタ装置
からスレーブ装置にタイムスロットの区切りを示すシス
テム同期信号を伝送し、マルチドロップシステム内のす
べての通信装置の動作クロックを同期させることがで
き、任意の通信装置間で直接通信を行うことができる。
【0014】また、システム同期信号内にその直後に配
置されるタイムスロットの番号、先頭を示すユニークな
ビットコードを格納し、あるいは1フレームの先頭に1
つのシステム同期信号を配して、単一の送受信兼用の伝
送路により、すべての通信装置の動作クロックを同期さ
せて、任意の通信装置間で通信を行うことができる。
【0015】また、システム同期信号内に任意のビット
フィールドを設定できる手段と、そのビットフィールド
の内容を認識できる手段により、すべての通信装置の動
作クロックを同期させ、タイムスロットによる通信以外
にマスタ装置からスレーブ装置への制御指示の通信を行
うことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明にお
ける実施の形態を詳細に説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の実施の形態1におけるマ
ルチドロップシステムの各装置の接続を示す図である。
図1において、10は送受信兼用の伝送路、10′は同期信
号伝送路、11は通信装置の中で唯一のマスタ装置、12
a,12b,…,12nは残りの通信装置である第1,2,
…,nスレーブ装置、13a,13b,…,13nは第1,2,
…,n通話回路、14は映像圧縮回路、15は映像伸張回路
である。また、図2は本実施の形態1における通信装置
で伝送路に接続されるマスタ装置とスレーブ装置の構成
を示すブロック図である。図2において、10は伝送路、
11はマスタ装置、12はスレーブ装置、16はモデム部、17
はシステム同期信号生成部、18は送信データ組立部、19
はデータ受信用PLL、20はデータ受信部、21はマスタ
装置11のクロック/タイミング生成部、22はシステム同
期信号検出部、23はシステム同期用PLL、24はスレー
ブ装置12のクロック/タイミング生成部である。
【0017】以上のように構成される本実施の形態1の
マルチドロップシステムの動作を説明する。マルチドロ
ップシステム(以下、システムという)は、図1に示すよ
うに送受信兼用の通信用と同期用を含む1組の伝送路10
に唯一のマスタ装置11と複数のスレーブ装置12が接続さ
れて構成される。
【0018】図2に示すように、マスタ装置11はシステ
ムの基本装置であり、自己のクロックによりすべての動
作タイミングをクロック/タイミング生成部21により生
成する。システム同期信号生成部17において生成したシ
ステム同期用ビット列(システム同期信号)は、送信デー
タ組立部18において伝送フレームの所定のタイミングに
伝送路インタフェースであるモデム部16を介して伝送路
10に出力される。
【0019】システムに複数台存在するスレーブ装置12
においては、モデム部16を介し受信したデータから、デ
ータ受信用PLL19により受信データクロックを再生
し、そのクロックを用いてデータ受信部20によりデータ
を再生する。一方、再生したデータからシステム同期信
号を検出した位相情報と、前回のシステム同期信号受信
を基に内部的に生成していた仮システム同期信号の受信
位相をシステム同期用PLL23で比較することにより、
内部動作クロックをマスタ装置11の動作クロックと同期
させる。この動作クロックとシステム同期信号検出タイ
ミングを基にクロック/タイミング生成部24でスレーブ
装置12の動作タイミングや通信用クロックを生成する。
この結果、システム内のすべての通信装置は、通信状態
に無関係に同期したクロック/タイミングを有すること
となり、定ビットレートの通信を任意の通信装置間で周
波数誤差によるビットスリップを起こすことなく継続す
ることができる。
【0020】また、通信装置が複数の外部インタフェー
スを有している場合、例えば図1に示すように、マスタ
装置11が映像圧縮回路14を有し、第1スレーブ装置12a
が第1通話回路13aを有し、第2スレーブ装置12bが第2
通話回路13bと映像伸張回路15を有している場合、マス
タ装置11から第2スレーブ装置12bに映像データを伝送
すると同時に第1スレーブ装置12aと第2スレーブ装置1
2bで相互通話を行うことも可能となる。
【0021】図3(a)は伝送路を伝送される1フレーム
のタイムスロットのフォーマットの一例を示し、図3
(b)はマスタ装置とスレーブ装置間のタイムスロットの
流れを説明する図である。図3(a),(b)において、25は
マスタ装置11が送信するシステム同期信号、26はタイム
スロット、26aはタイムスロットの#0TS、26bは#1
TS、26cは#2TS、27は、伝送されるデータのタイ
ムスロット以外のフィールドの区間で、各通信装置の送
受信遅延時間を吸収するガードの区間、制御データなど
継続しない短時間データ通信等に使用する区間である。
【0022】図3(a),(b)を用いて、マスタ装置11から
第2スレーブ装置12bに映像データを伝送すると同時に
第1スレーブ装置12aと第2スレーブ装置12bで相互通話
を行う動作を説明する。マスタ装置11は圧縮映像データ
を#0TS26aに送信し、第2スレーブ装置12bは#0T
S26aを受信し外部映像伸張回路に受信データを出力す
ることによりマスタ装置11から第2スレーブ装置12bへ
映像データが伝送される。また、第1スレーブ装置12a
は通話回路の送信データを#1TS26bに送信し、#2
TS26cを受信して外部通話回路受信側に出力し、第2
スレーブ装置12bは通話回路の送信データを#2TS26c
に送信し、#1TS26bを受信して外部通話回路受信側
に出力することにより、第1スレーブ装置12aと第2ス
レーブ装置12b間で相互通話を行うことができる。
【0023】また、本実施の形態1において、通信用の
タイムスロットの番号を決定することは重要ではなく、
マスタ装置11からスレーブ装置12に対して伝送路10とは
別の同期信号伝送路10′によって、1フレーム毎にその
区切りを示すフレーム同期パルスを与え、そのフレーム
同期信号によってタイムスロットの番号を明示させてい
る。
【0024】(実施の形態2)図4は本発明における実施
の形態2の伝送路を伝送される1フレームのタイムスロ
ットのフォーマットの一例を示す図である。ここで、前
記実施の形態1を示す図3において説明した構成要件に
対応し実質的に同等のものには同一の符号を付してこれ
を示し、以下の各図においても同様とする。図4におい
て、25はシステム同期信号、26はタイムスロット、28は
システム同期信号25内に設けたタイムスロット26の番号
を格納する番号フィールドである。
【0025】本実施の形態2は、伝送路を伝送されるデ
ータの#0TS〜#nTS26のタイムスロットの番号を
明示するために、マスタ装置から送信されるシステム同
期信号25の中にタイムスロット番号の番号フィールド28
を設けたものである。この動作を図2を用いて説明す
る。マスタ装置11はシステム同期信号生成部17におい
て、システム同期信号25内に順次増加する0〜nまでの
タイムスロット番号をコーディングして送信する。スレ
ーブ装置12においては、システム同期信号検出部22によ
りシステム同期信号内のタイムスロット番号をデコード
して、これをクロック/タイミング生成部24に伝え、シ
ステム同期信号25に後続するタイムスロットの番号を決
定する。これにより、伝送路10を伝送されるデータの1
フレームの同期情報がマスタ装置11からスレーブ装置12
へ送られ、単一の送受信兼用の伝送路において複数のタ
イムスロットを有するシステムが構築できる。
【0026】(実施の形態3)図5は本発明における実施
の形態3の伝送路を伝送される1フレームのタイムスロ
ットのフォーマットの一例を示す図である。図5におい
て、25はシステム同期信号、26はタイムスロット、29は
番号フィールド28に代えてユニークなビットコードとし
て“1”を設定したビットフィールド、29′はビットコ
ードとして“0”を設定したビットフィールドである。
【0027】本実施の形態3において、伝送路を伝送さ
れる#0TS〜#nTS26のタイムスロットの番号を明
示するために、マスタ装置11から送信されるシステム同
期信号25の中に1ビットのフレーム先頭を示すビットフ
ィールド29を、フレーム先頭以外のシステム同期信号25
にはビットフィールド29′を設けたものである。この動
作を図2を用いて説明する。マスタ装置11はシステム同
期信号生成部17において、フレーム内の先頭システム同
期信号の場合、フレーム先頭を示すビットフィールド29
に“1”を、それ以外のシステム同期信号内のビットフ
ィールド29′には“0”をコーディングして送信する。
スレーブ装置12においては、1フレーム内のすべてのタ
イムスロット数(n+1)は既知の値であるから、システ
ム同期信号検出部22においてフレーム先頭を示すビット
フィールド29が“1”、すなわち#0TSの直前のタイ
ミング検出し、これをクロック/タイミング生成部24に
伝え後続する通信用タイミングスロット番号を決定す
る。
【0028】これにより、タイムスロット数によらずシ
ステム同期信号内の1ビットフィールドを使用するだけ
で、伝送路10を伝送されるデータの1フレームの同期情
報がマスタ装置11からスレーブ装置12に伝送され、単一
の送受信兼用の伝送路において複数のタイムスロットを
有するシステムの構築が可能となる。
【0029】また、1ビットフィールドをフレーム位置
表示用として確保するのではなく、変調違反等の特殊コ
ーディングでフレーム位置を表示しても実現できる。
【0030】(実施の形態4)図6は本発明における実施
の形態4の伝送路を伝送される1フレームのタイムスロ
ットのフォーマットの一例を示す図である。図6におい
て、25はシステム同期信号、26はタイムスロットであ
る。
【0031】本実施の形態4において、システム同期信
号25は1フレーム内に1つとし、タイムスロットの#0
TS〜#nTS26はシステム同期信号25に後続して連続
に配置される構造としたものである。この動作を図2を
用いて説明する。マスタ装置11はシステム同期信号生成
部17において、1フレームの先頭にシステム同期信号生
成し送信する。スレーブ装置12においては、タイムスロ
ット数(n+1)は既知の値であるから、システム同期信
号検出部22において検出したシステム同期信号位置、す
なわち#0TS直前のタイミングを検出し、これをクロ
ック/タイミング生成部24に伝え、後続するタイムスロ
ットの番号を決定する。タイムスロット数によらずシス
テム同期信号を1フレームに1個配置構成するだけで、
伝送路10を伝送されるデータの1フレームの同期情報も
マスタ装置11からスレーブ装置12に伝送され、単一の送
受信兼用の伝送路において複数のタイムスロットを有す
るシステムの構築が可能となる。
【0032】(実施の形態5)図7は本発明における実施
の形態5の通信装置で伝送路に接続されるマスタ装置と
スレーブ装置の構成を示すブロック図である。図7にお
いて、10は伝送路、16はモデム部、17はシステム同期信
号生成部、18は送信データ組立部、19はデータ受信用P
LL、20はデータ受信部、21はマスタ装置11のクロック
/タイミング生成部、22はシステム同期信号検出部、23
はシステム同期用PLL、24はクロック/タイミング生
成部、30はマスタ装置、31はスレーブ装置、32はマスタ
装置30のCPUインタフェース、33はマスタ装置30のC
PUバス、34はスレーブ装置31のCPUインタフェー
ス、35はスレーブ装置31のCPUバスである。
【0033】本実施の形態5において、マスタ装置30は
CPUインタフェース32を有し、マスタ装置30に接続さ
れたCPU部(図示せず)からCPUバス33を介してシス
テム同期信号生成部17で生成する同期信号ビット列の少
なくとも1ビットの値を任意の設定できるように構成す
る。作成されたシステム同期信号は送信データ組立部1
8,モデム部16を介して伝送路10に規定のタイミングで
送信される。スレーブ装置31ではシステム同期信号を常
に受信し、システム同期信号検出部22でマスタ装置30が
設定したビットデータをデコードし、CPUインタフェ
ース34によりCPUバス35を介してスレーブ装置制御用
CPU(図示せず)でこの値を参照することができる。シ
ステム同期信号は、マスタ装置30とスレーブ装置31のク
ロック誤差を吸収するために有為のビット長を必要とす
るが、そのビットをさらにマスタ装置30からスレーブ装
置31への制御指示データとして有効に使用することがで
きる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
送受信兼用でタイムスロットが伝送される伝送路に、タ
イムスロットの区切りを示すシステム同期信号を伝送
し、マルチドロップシステム内のすべての通信装置の動
作クロックを同期させることができ、任意の通信装置間
で直接通信を行うことができる。
【0035】また、1フレームのすべてのシステム同期
信号内に、その直後に配置されるタイムスロットの番号
や、フレームの先頭を示すユニークなビットコードを格
納し、あるいはフレームの先頭に1つのシステム同期信
号を配して、単一の送受信兼用の伝送路により、すべて
の通信装置の動作クロックを同期させて、任意の通信装
置間で通信を行うことができる。
【0036】また、マスタ装置にはシステム同期信号内
に任意のビットフィールドを設定できる手段と、スレー
ブ装置にはそのビットフィールドの内容を認識できる手
段を備え、すべての通信装置の動作クロックを同期さ
せ、タイムスロットによる通信以外に、さらにマスタ装
置からスレーブ装置への制御指示の通信を行うことがで
きるという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるマルチドロップ
システムの各装置の接続を示す図
【図2】本発明の実施の形態1における通信装置で伝送
路に接続されるマスタ装置とスレーブ装置の構成を示す
ブロック図
【図3】(a)は本発明の実施の形態1における伝送路を
伝送される1フレームのタイムスロットのフォーマット
の一例を示す図、(b)はマスタ装置とスレーブ装置間の
タイムスロットの流れを説明する図
【図4】本発明における実施の形態2の伝送路を伝送さ
れる1フレームのタイムスロットのフォーマットの一例
を示す図
【図5】本発明における実施の形態3の伝送路を伝送さ
れる1フレームのタイムスロットのフォーマットの一例
を示す図
【図6】本発明における実施の形態4の伝送路を伝送さ
れる1フレームのタイムスロットのフォーマットの一例
を示す図
【図7】本発明における実施の形態5の通信装置で伝送
路に接続されるマスタ装置とスレーブ装置の構成を示す
ブロック図
【図8】従来のマルチドロップシステムの各装置の接続
を示す図
【図9】従来の他の例であるマルチドロップシステムの
各装置の接続を示す図
【符号の説明】
1,11,30 マスタ装置 2,12,31 スレーブ装置 3 下り伝送路 4 上り伝送路 5 タイムスイッチ 6 通信用伝送路 7,10′ 同期信号伝送路 10 伝送路 12a 第1スレーブ装置 12b 第2スレーブ装置 12n 第nスレーブ装置 13a 第1通話回路 13b 第2通話回路 13n 第n通話回路 14 映像圧縮回路 15 映像伸張回路 16 モデム部 17 システム同期信号生成部 18 送信データ組立部 19 データ受信用PLL 20 データ受信部 21,24 クロック/タイミング生成部 22 システム同期信号検出部 23 システム同期用PLL 25 システム同期信号 26 タイムスロット 26a #0TS 26b #1TS 26c #2TS 27 区間 28 番号フィールド 29,29′ ビットフィールド 32,34 CPUインタフェース 33,35 CPUバス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 寺田 光孝 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝送路に複数の通信装置が接続され、伝
    送されるデータのフィールドで時分割多重交換を行うマ
    ルチドロップシステムにおいて、 送受信兼用であり通信用のタイムスロットが伝送される
    伝送路へ、接続される唯一のマスタ装置から前記タイム
    スロット以外のフィールドに複数のビット列からなるシ
    ステム同期信号を定周期で送出するシステム同期信号生
    成部と、前記伝送路に接続されるすべてのスレーブ装置
    が受信データを正しく再生するために受信データの伝送
    クロックを再生するデータ受信用PLLと、受信した前
    記システム同期信号を基準に前記スレーブ装置の動作ク
    ロック同期をとるためのシステム同期用PLLとを備
    え、前記マルチドロップシステム内のすべての通信装置
    の動作クロックを同期させ、任意の通信装置間で片方向
    または双方向で通信を行うことを特徴とするマルチドロ
    ップシステム。
  2. 【請求項2】 伝送路に複数の通信装置が接続され、伝
    送されるデータのフィールドで時分割多重交換を行うマ
    ルチドロップシステムのシステム同期方法であって、 送受信兼用であり通信用のタイムスロットが伝送される
    伝送路へ、接続される唯一のマスタ装置から前記タイム
    スロット以外のフィールドに複数のビット列からなるシ
    ステム同期信号を定周期で送出し、前記伝送路に接続さ
    れるすべてのスレーブ装置が受信データを正しく再生す
    るために受信データの伝送クロックを再生し、さらに受
    信した前記システム同期信号を基準に前記スレーブ装置
    の動作クロック同期をとることによって、前記マルチド
    ロップシステム内のすべての通信装置の動作クロックを
    同期させることを特徴とするシステム同期方法。
  3. 【請求項3】 1フレームのすべてのタイムスロットの
    先頭にシステム同期信号を配し、前記システム同期信号
    内に前記タイムスロットに対応する番号を付すことによ
    り、前記システム同期信号の直後に配置される前記タイ
    ムスロットの番号を明示して、前記タイムスロットの番
    号を決定し、単一の送受信兼用の伝送路によりすべての
    通信装置の動作クロックを同期させて、任意の通信装置
    間で通信を行うことを特徴とする請求項1記載のマルチ
    ドロップシステム。
  4. 【請求項4】 1フレームのすべてのタイムスロットの
    先頭にシステム同期信号を配し、前記フレームの先頭の
    システム同期信号内にユニークなビットコードを埋め込
    むことにより、前記システム同期信号の直後に配置され
    る前記タイムスロットの番号を明示して、前記タイムス
    ロットの番号を決定し、単一の送受信兼用の伝送路によ
    りすべての通信装置の動作クロックを同期させて、任意
    の通信装置間で通信を行うことを特徴とする請求項1記
    載のマルチドロップシステム。
  5. 【請求項5】 1フレームに1つのシステム同期信号を
    配し、前記システム同期信号の直後からタイムスロット
    を固定的に配置することにより、前記タイムスロットの
    番号を明示して、前記タイムスロットの番号を決定し、
    単一の送受信兼用の伝送路によりすべての通信装置の動
    作クロックを同期させて、任意の通信装置間で通信を行
    うことを特徴とする請求項1記載のマルチドロップシス
    テム。
  6. 【請求項6】 マスタ装置はシステム同期信号内に任意
    のビットフィールドを設定できる手段を有し、スレーブ
    装置は前記ビットフィールドの内容を認識できる手段を
    有するように構成することにより、タイムスロットによ
    る通信以外に前記マスタ装置から前記スレーブ装置への
    制御指示の通信を行うことを特徴とした請求項1記載の
    マルチドロップシステム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008160458A (ja) * 2006-12-22 2008-07-10 Matsushita Electric Works Ltd 音声伝送システム
JP2010532604A (ja) * 2007-07-04 2010-10-07 エアバス・オペレーションズ・ゲーエムベーハー 確定的通信システム
JP2016531530A (ja) * 2013-09-11 2016-10-06 オーディオテクニカ ユーエス インコーポレーテッド 連続的な送信なしにデジタルネットワークにおいてクロック同期を維持すること

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