JPS6336587B2

JPS6336587B2 -

Info

Publication number: JPS6336587B2
Application number: JP55018483A
Authority: JP
Inventors: Mutsuto Noda
Original assignee: Nippon Electric Co Ltd
Current assignee: NEC Corp
Priority date: 1980-02-19
Filing date: 1980-02-19
Publication date: 1988-07-20
Also published as: JPS56116353A

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、複数の遠方に散在、若しくは移動す
る監視局装置の送受信同期方式に関する。

従来、この種監視装置において、局情報の送信
信号および受信信号に対して相互に同期をとるた
めには、ポーリングによる同期方式にみられるよ
うに、監視制御局から被監視制御局へ制御信号を
送出することによつてなされていた。すなわち、
この送受信同期方式は、ある局が制御局から送信
された制御信号の受信終了後、制御内容が自局へ
の監視要求かどうかの判断を行い、自局への監視
要求の場合には監視送信回路を動作させるように
制御を行うものであつた。そのために、このよう
な従来の技術のみによつては、受信信号回線断、
又は受信信号符号誤り等の発生により被監視局が
制御信号を受信できない状態では、監視信号を送
出できないという欠点があつた。

本発明の目的は、上記の問題点を解決するため
に、複数の被監視局のうち、現時点で送信中の被
監視局からの監視信号をその他の被監視局で受信
させることによつて、各局は送信中の被監視局を
識別し、次回送信局が自局かどうかの判断を行な
つて順次該当局から監視信号を送出させるととも
に、受信中の各被監視局は監視信号中の同期フレ
ーム信号により同期を維持し、その後回線断や符
号誤りで監視信号を受信できない局が生じても、
同期調整のマージン内で復旧させることによつて
各被監視局の送受信シーケンスを確立させるよう
にした監視装置の送受信同期方式を提供するにあ
る。

本発明によれば、他局の監視情報を受信する手
段と、自局の被監視情報を送信する手段とを含ん
でなる監視装置において、前記受信手段から受信
同期フレーム信号をうけて同期制御されるクロツ
ク発生手段と、前記受信手段から監視局コードの
並列信号をうけて該信号をセツトするカウンタ
と、自局コードを設定する手段と、前記カウンタ
の出力と前記コード設定手段の出力とを比較する
手段とを備え、前記受信手段が他局からの監視情
報を前記クロツク発生手段の出力のクロツク周期
を超える時間受けないか受信誤りを生じた場合に
は、前記クロツク発生手段自身のクロツク信号に
より前記カウンタを歩進せしめ、該カウンタの出
力と前記コード設定手段の出力とが一致したとき
のみ、前記比較手段の出力により前記送信手段を
駆動し、また、前記受信手段が他局の監視情報を
受信した場合には、該受信手段からの同期フレー
ム信号により前記クロツク発生手段を同期制御
し、かつ受信した監視局のコード信号を前記カウ
ンタにセツトするようにしたことを特徴とする監
視装置の送受信同期方式が得られる。

次に、本発明による監視装置の送受信同期方式
について図面を参照して説明する。

第５図は本発明による実施例の送受信同期方式
が適用されるシステム全体の構成例を示した図で
ある。この図において、Ａ，Ｂ，Ｃ，ＤおよびＥ
局はそれぞれ被監視局であり、各局には監視装置
１０１〜１０５およびMODEM（変復調装置）２
０１〜２０５が設けられており、これ等各局の間
は回線上の３方向分岐器３０１〜３０３を介して
それぞれ接続されている。監視装置がMODEM
を介して送り受けする信号のうち、１ａ，１ｂ，
１ｃ，１ｄおよび１ｅは各局の送信信号、２ａ，
２ｂ，２ｃ，２ｄおよび２ｅは各局の受信信号を
表わしている。

第１図は、第５図のシステムにおける監視装置
の構成例を示すブロツク図である。図において、
他の被監視局からの監視信号が本装置の受信回路
１に監視受信信号４として入力される。受信回路
１は受信された監視信号から監視情報I_rをうける
とともに、同期フレーム信号を検出し、また、監
視局コードをデコードして、送受信同期調整部２
に同期フレーム検出信号６と監視局コード並列入
力信号５を送出する。送受信同期調整部２はこの
同期フレーム検出信号６をうけ、これをクロツク
発生回路１１に与えて基本クロツクの同期制御を
行う。このような同期制御は、回線に接続される
送信中の被監視局装置以外の全装置について行な
われ、結果として、回線に接続される全装置の同
期がとれたことになる。

監視局コード並列入力信号５はカウンタ１２の
それぞれ該当する段に加えられてカウンタをセツ
ト（記憶）する。それから、カウンタ１２はクロ
ツク発生手段１１からのカウンタ歩進用クロツク
信号７により１つ歩進される。歩進されたカウン
タ信号はカウンタ出力信号８として出力される。
なお、クロツク発生回路１１は短時間受信回路１
からの同期フレーム検出信号６をうけなくとも、
クロツク周期に近い独自の動作周期によつて歩進
用クロツク信号７を出力することができる。自局
コード設定回路１４には局ごとに指定されたコー
ドが記憶されており、この出力の自局コード信号
９とカウンタ出力信号８とは比較回路１３で送信
タイミング信号（クロツク信号７に同じ）入力時
に比較される。両者が一致した場合には送信スタ
ート信号１０を送出し、これによつて送信回路３
を駆動し、被監視情報I_tをのせて他の被監視局へ
送信信号１５を送出する。

第２図ａおよびｂは、それぞれ上記第１図にお
ける送信回路３に含まれる伝送信号の作成手段お
よびその動作を示すタイムチヤートである。これ
等の図から判るように、伝送信号を作成するため
にレジスタ３ａが設けられている。このレジスタ
には送信タイミング信号の制御をうけて送信用同
期パターンとデータとが並列に入力される。そし
て、この同期パターンとデータは基本クロツク信
号のタイミングで１ビツト毎に伝送信号として送
出される。

また、第３図ａおよびｂは、第１図におけるク
ロツク発生回路１１の具体的な構成例およびその
動作を示すタイムチヤートである。これ等の図か
ら判るように、送信タイミング信号を作成するた
めにカウンタが用いられており、他局の監視信号
を受信した信号回路１から同期フレーム検出信号
をうけると、その信号によりカウンタがリスター
ト値をセツトし、同期調整を行う。すなわち、他
局からの受信信号から得られたフレーム信号を同
期調整用として使用する。この送信タイミング信
号発生用のカウンタは、カウントオーバー値が送
信信号および受信信号の送信時間および受信時間
プラスマージン期間後にカウントオーバーとな
る。このカウンタによれば、他局からの送信信号
が無い場合、自局の基本クロツクを基準にしてカ
ウントオーバー毎にリセツトされ、カウントが再
スタートされる。また、他局からの受信信号が受
かると、フレーム同期信号を検出し、その同期フ
レーム検出信号によつて送信タイミング信号発生
用カウンタのリスタート値を並列入力でセツトし
て同期調整を行ない、カウンタリスタート値から
基本クロツクのタイミングでカウントアツプす
る。そして、カウンタがカウントオーバーしたと
き、送信タイミング信号を発生する。

第４図は、第１図の装置を複数の被監視局に適
用した場合の動作状態の一例を示すタイムチヤー
トである。図において、Ａ，Ｂ，Ｃ，ＤおよびＥ
はそれぞれ順序的に指定された被監視局の動作波
形を示している。このうち、Ａ局の送信タイミン
グ信号７ａ，Ｂ局の送信タイミング信号７ｂ、以
下Ｅ局のタイミング信号７ｅまですべて時間的に
一致する。これは、各局のクロツク発生回路１１
ａ，１１ｂ，１１ｃ，１１ｄおよび１１ｅがそれ
ぞれ同期フレーム検出信号６ａ，６ｂ，６ｃ，６
ｄおよび６ｅにより同期調整されているからであ
る。まず、Ａ局に注目すると、送信タイミング信
号７ａのパルスが発生する時点で比較部１３への
入力信号であるカウンタ出力信号８と自局コード
信号９とが一致した場場合には、送信スタート信
号１０が送出される為、Ａ局の送信信号ａが送出
される。送信信号ａを送信中は、Ａ局は送信局と
なる為、同期フレーム検出信号６ａのパルスは発
生しない。それ以後の送信タイミング発生時に
は、Ａ局の装置のカウンタ回路１２が送信タイミ
ング信号７ａごとに歩進される為、比較回路１３
での一致は見られず、タイムチヤートに示すよう
に他局の受信信号ｇ〜ｊを受信することになる。
そして、他局の監視信号を受信する毎に同期フレ
ーム検出信号６ａのパルスが発生するから、その
都度クロツク発生回路１１ａのクロツク同期調整
が行なわれる。

なお、自局の比較回路の一致によつて得られる
送信信号の送出は、回線上に他局からの送信信号
が時間的に送出されていない時点で行われるの
で、前局の送信信号との衝突はない。また、自局
からの送信信号が回線上に送出されると、他局は
受信回路を介してその信号を受信し、かくして、
全局の同期がとられる。各局のクロツク発生回路
から得られる送信タイミング信号７ａ〜７ｅは、
第４図に見られるように、送信信号の出力タイミ
ングで発生し、それぞれの送信信号はそれぞれ前
局の送信信号の送出期間とある程度の同期調整の
マージン期間ｍをとつて送出される。

以上の説明によつて明らかなように、本発明に
よれば、他の局の監視送信信号がそれぞれ自局装
置の同期信号として利用でき、また、ある局間に
一定期間回線断、若しくは受信符号誤りが生じて
も同期調整のマージン内で容易に復旧できるか
ら、各被監視局はそれぞれ同期を乱すことなくサ
イクリツクに被監視情報を送出することが可能と
なる。さらに、特別に専用の制御局を設ける必要
のないことは勿論、例えば、FSK方式の監視信
号用として１波、または少ない波数の周波数割当
によるも各局が時分割的に使用することができる
点において、信頼性および経済性を向上すべく得
られる効果は大である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による監視装置の構成を示すブ
ロツク図、第２図ａおよびｂは、それぞれ第１図
における送信回路に含まれる伝送信号の作成手段
およびその動作を示すタイムチヤート、第３図ａ
およびｂは、第１図におけるクロツク発生回路の
具体的な構成例およびその動作を示すタイムチヤ
ート、第４図は、第１図の装置を複数の被監視局
に適用した場合の動作状態の一例を示すタイムチ
ヤート、第５図は本発明による実施例の送受信同
期方式が適用されるシステム全体の構成例を示す
図である。図において、１は受信回路、２は送受信同期調
整部、３は送信回路、１１はクロツク発生回路、
１２はカウンタ、１３は比較回路、１４は自局コ
ード設定回路である。

Claims

【特許請求の範囲】

１他局の監視情報を受信する手段と、自局の被
監視情報を送信する手段とを含んでなる監視装置
において、前記受信手段から受信同期フレーム信
号をうけて同期制御されるクロツク発生手段と、
前記受信手段から監視局コードの並列信号をうけ
て該信号をセツトするカウンタと、自局コードを
設定する手段と、前記カウンタの出力と前記コー
ド設定手段の出力とを比較する手段とを備え、前
記受信手段が他局からの監視情報を前記クロツク
発生手段の出力のクロツク周期を超える時間受け
ないか受信誤りを生じた場合には、前記クロツク
発生手段自身のクロツク信号により前記カウンタ
を歩進せしめ、該カウンタの出力と前記コード設
定手段の出力とが一致したときのみ、前記比較手
段の出力により前記送信手段を駆動し、また、前
記受信手段が他局の監視情報を受信した場合に
は、該受信手段からの同期フレーム信号により前
記クロツク発生手段を同期制御し、かつ受信した
監視局のコード信号を前記カウンタにセツトする
ようにしたことを特徴とする監視装置の送受信同
期方式。