JP3821894B2 - 時分割多重方式 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、1対のペア線を伝送路とし、マルチポイントで複数接続される構内有線通信装置における時分割多重方式に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、複数のデータを周期的に時分割多重する方式のトポロジーとして、ループ伝送路が知られている。以下、その伝送方式について図6及び図7を参照しながら説明する。
【0003】
図7において、21は同期信号の発生とタイムスロットの管理を行う制御ノードであり、22乃至24は同期信号の発生とタイムスロットの管理機能を有しない通信ノードである。制御ノード21及び通信ノード22乃至24は、図7に示すようにループ状に接続される。
【0004】
図6において、14は多重された信号の1フレームを示し、11はフレーム14を同期させるためのフレーム同期信号、13−1乃至13−nは伝送されるバーストデータであり、12はバーストデータ13−1乃至13−nまでのデータのタイムスロット管理を行うためのタイムスロット予約チャネルである。
【0005】
図7の矢印に示すようにフレーム14は、制御ノード21から送信された通信ノード22で受信される。受信した通信ノード22はタイムスロット予約チャネル12を基にバーストデータ13−1乃至13−nの中からデータを抽出し、または送信用に多重し、フレーム14を通信ノード23に送信する。同様にして、通信ノード23から通信ノード24、制御ノード21へと送受信され、再び制御ノード21から通信ノード22へと送信されていく。
【0006】
以上の様にして、例えば通信ノード24からバーストデータ13−2のタイムスロットを介して通信ノード22へと定期的にデータを送信できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来の時分割多重通信方式をマルチポイントで接続されるトポロジーに適用した場合のフレームの伝送経路は図8に示すようになる。以下、図8を参照しながら説明する。
【0008】
図8において、31は前記制御ノード21と同じ機能を有するマスター装置であり、32乃至34は前記通信ノード22乃至24と同じ機能を有するスレーブ装置である。
【0009】
上記従来の時分割多重方式を図8に示すマルチポイントのトポロジーに適用した場合、マスター装置31がデータを多重送信したい時は、矢印に示すように、フレーム14が各スレーブ装置を1周してマスター装置31に戻るまで送信できない。このようにフレーム14はマスター装置31からスレーブ装置34、スレーブ装置34からスレーブ装置33、スレーブ装置33からスレーブ装置32、スレーブ装置32からマスター装置31というように一巡するため、1周の遅延時間として、それぞれの装置間を経由する伝送路の遅延時間の和分の遅延時間が発生する。更に各装置の送信による衝突を回避するために、各装置はフレーム14を全て受信してからのみ送信可能となる。従って、少なくともフレーム14が各装置を一巡するのに要する遅延時間は、(それぞれの装置間を経由する伝送路の遅延時間の和)と、(各装置が一度フレーム14を取り込む時間)×装置数の総和となる。つまり、装置数が増えるほど遅延時間は比例して大きくなり、伝送効率を低下させてしまう。
【0010】
また、上記従来の時分割多重通信方式では、伝送路の伝送レートが低く充分にタイムスロット予約チャネル12のデータ長が確保できない場合に加えて、更にタイムスロット予約チャネル12にタイムスロット管理以外のシステム制御を行いたい場合、各装置間の通信は前記タイムスロット予約チャネル12を複数回送受信して初めて通信が確立するが、タイムスロット予約チャネルは、フレーム14に1チャネルしかないため、フレーム14の周期が遅くなるほど、各装置間の通信確立までの応答速度が長くなるという問題がある。
【0011】
本発明は、このような従来の問題を解決するものであり、伝送路の使用効率を向上でき、かつ低いクロック精度で各装置間の通信確立までの時間を短くできる時分割多重方式を提供することを目的とする
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、1対のペア線を伝送路とし、マルチポイント接続される複数の構内有線通信装置であるマスター装置及びスレーブ装置を有し、かつ同一周期で繰り返される時分割多重方式において、先頭に網全体の同期を行うために前記マスター装置が送信する網同期信号と、次に予め許可された前記マスター装置または前記スレーブ装置が一定長のデータを順次送信するバーストデータと、最後尾に前記バーストデータのチャネルを前記マスター装置またはスレーブ装置が確保することを主目的とする制御信号と、前記網同期信号と前記複数のバーストデータと前記制御信号のそれぞれの直後に全ての装置が送信を停止する時間を確保するために付加した送信止時間とを1周期とする多重フォーマットを構成し、更に前記複数のバーストデータ内と前記制御信号内にデータ同期信号を付加すると共に、順次送信される前記バーストデータの2番目以降の全てのバーストデータの前に網同期信号と送信休止時間を確保し、前記バーストデータの最後のバーストデータよりも前のバーストデータの全ての後ろに前記制御信号よりも短い制御信号と送信休止時間とを付加したものである。
【0013】
これにより、装置の接続台数が増えることによる影響を受けることがなく、伝送路の使用効率を向上できる。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、1対のペア線を伝送路とし、マルチポイント接続される複数の構内有線通信装置であるマスター装置及びスレーブ装置を有し、かつ同一周期で繰り返される時分割多重方式において、先頭に網全体の同期を行うために前記マスター装置が送信する網同期信号と、次に予め許可された前記マスター装置または前記スレーブ装置が一定長のデータを順次送信するバーストデータと、最後尾に前記バーストデータのチャネルを前記マスター装置またはスレーブ装置が確保することを主目的とする制御信号と、前記網同期信号と前記複数のバーストデータと前記制御信号のそれぞれの直後に全ての装置が送信を停止する時間を確保するために付加した送信止時間とを1周期とする多重フォーマットを構成し、更に前記複数のバーストデータ内と前記制御信号内にデータ同期信号を付加すると共に、順次送信される前記バーストデータの2番目以降の全てのバーストデータの前に網同期信号と送信休止時間を確保し、前記バーストデータの最後のバーストデータよりも前のバーストデータの全ての後ろに前記制御信号よりも短い制御信号と送信休止時間とを付加したものであり、マスター装置及びスレーブ装置は、予め許可されたタイミングで直接全装置にバースデータを周期的に送信可能となり、また直接目的の装置からバースデータを周期的に受信可能となり、伝送路の使用効率を向上させることができ、更に、制御信号が各バーストデータ直後に確保され、制御信号の周期が短くなることによって、低いクロック精度で各装置間の通信確立までの時間を短くできる。
【0015】
本発明の請求項2に記載の発明は、記制御信号をスレーブ装置が送信する上り制御信号と、マスター装置が送信する下り制御信号に分割し、前記上り制御信号と下り制御信号の間に送信止時間を付加したものであり、網全体を管理するマスター装置が送信できる周期が、必ず1バーストデータ周期ごとに確保されるという作用を有して、通信確立までの時間を更に短くできる
【0016】
(実施の形態1)
まず、本発明の実施の形態1について、図1乃至図3を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態におけるバーストデータの伝送経路を示す配線形態(トポロジー)の一例である。同図において、41はシステムの基準クロックを生成しているマスター装置、42乃至44はマスター装置41のクロックにより同期しているスレーブ装置である。各装置41乃至44は1対のペア線でマルチポイント接続されるトポロジーを構成している。
【0017】
図2は、本発明の実施の形態1における時分割多重通信方式のフォーマットを示す。この図2において、1はマスター装置から送信される網同期信号、4は網同期信号1の送信後、各装置間の送信による衝突を避けるために確保された信号休止時間、2−1乃至2−nは予め許可されたマスター装置又はスレーブ装置が送信するバーストデータであり、このバーストデータ2−1乃至2−nの送信後は、それぞれ前記網同期信号1と同様に送信休止時間4が確保される構成になっている。また3はバーストデータ2−nの送信後に前記各装置41乃至44のいずれかが送信する制御信号であり、この制御信号3の送信後も前記網同期信号1と同様に送信休止時間4が確保される構成になっている。5は以上の多重フォーマットを1周期とする周期である。また6は前記バーストデータ2−1乃至2−n及び前記制御信号3が送信装置以外の装置で直接受信するためのデータ同期信号である。
【0018】
図3は、図2の時分割多重方式のフォーマットを実現するためのブロック図である。
【0019】
図3において、51はペア線上の多重データを受信してディジタルデータに復調するための受信復調部、52は送信データ多重部で生成されたデータを変調してペア線上に送信するための送信変調部である。53はスレーブ装置側に付加されるもので、マスター装置から送信された網同期信号からスレーブ装置内のマスタークロックを生成するための網同期クロック生成部、54はスレーブ装置側に付加されるもので、マスター装置から送信された網同期信号を検出するための網同期検出部、55はバーストデータ2−1乃至2−n、及び制御信号3に付加されたデータ同期信号を検出するためのデータ同期信号検出部である。また、56は伝送路で多重されている各データのタイミングを管理し、受信バーストデータチャネルを制御するとともに各種送信データのタイミングを管理制御するタイムスロット管理部、57は目的のバーストデータを抽出するための受信データ抽出部、58は送信用のバーストデータ及び制御信号を制御するための送信データ制御部である。
【0020】
また、59はマスター装置側に付加されるもので、網同期信号1を生成するための網同期信号生成部、60はバーストデータ及び制御信号を送信する際に付加するデータ同期信号を生成するためのデータ同期信号生成部、61は網同期信号、データ同期信号、送信バーストデータ、制御信号をタイムスロット管理部56に従って多重する送信データ多重部であり、この送信データ多重部61で生成されたデータは送信変調52に送出される。62は装置全体を制御し、バーストデータチャネルを確保するとともに、その他のシステム制御を行うための制御データを生成し、かつ受信した制御信号の解析し、送受信チャネルを制御するための制御部である。63はバーストデータ間隔で受信した音声などのデータを一時記憶し、同時に受信した伝送レートよりも低く一定レートで送出するための受信記憶装置であり、64は一定レートで生成された音声などのデータを一時記憶し、同時に受信した伝送レートよりも高い伝送レートでバーストデータ間隔によって送出するための送信記憶装置である。
【0021】
次に、上記のように構成された実施の形態1についてスレーブ装置42と43の双方向通信を例に説明する。
【0022】
図1において、マスター装置41から送信された網同期信号1により、スレーブ装置42乃至44は網同期される。初期においては、その後順次確保されているバーストデータ2−1乃至2−nはどの装置も許可されていないため未送信状態となる。次にマスター装置からスレーブ装置の全てにポーリングするために制御信号3を送信し、1周期5が終了する。スレーブ装置42乃至44は各周期5ごとに制御信号3を送信し、マスター装置に対して要求情報を伝達する。
【0023】
このようにして、スレーブ装置42乃至44はマスター装置41との通信を繰り返し、マスター装置を介してスレーブ装置42と43がそれぞれデータを送受信することを認識する。加えてスレーブ装置42はバーストデータ2−1を送信チャネルと認識し、かつバーストデータ2−2を受信チャネルと認識する。同様にスレーブ装置43はバーストデータ2−2を送信チャネルと認識し、かつバーストデータ2−1を受信チャネルと認識する。互いにバーストデータの送受信タイミングを認識したそれぞれのスレーブ装置は、網同期信号を基準としたバーストデータ2−1、2−2のタイミングで送受信を繰り返す。
【0024】
次に、上記時分割多重方式の信号処理について説明する。図3において、マスター装置41ではタイムスロット管理部56にて、自己の持つマスタークロックを基準に多重フォーマットの全てを管理する。網同期信号生成部59で生成された網同期信号1は送信データ多重部61を介して送信変調部52により送信される。スレーブ装置42乃至44は、ほぼ同時に受信復調部51で網同期信号1を受信する。網同期クロック生成部53は網同期信号からスレーブ装置内のマスタークロックを生成する。同時に網同期信号検出部54によって網同期信号が検出される。スレーブ装置のタイムスロット管理部56は網同期検出信号とマスタークロックを基に多重フォーマットを管理する。
【0025】
制御信号3の送受信においては、マスター装置41、スレーブ装置42乃至44まで全て同様の動作であり、送信時には、制御部62から送信された制御信号に送信データ制御部58、送信データ多重部61を介してデータ同期信号生成部60により生成されたデータ同期信号6を付加して送信変調部52によりペア線上に送信される。逆に受信時には、受信変調部51で受信された信号からデータ同期信号検出部55によって受信タイミングを検出し、タイムスロット管理部56を基に受信データ抽出部57により制御信号を分離して制御部62へ送出する。
【0026】
このようにして送受信された制御信号により前記スレーブ42と43の通信を確立され、バーストデータ2−1,2−2が送受信されるが、そのデータの信号処理経路は、受信記憶装置63、送信記憶装置64以外は同様である。異なるのは送信タイミング及びデータ長である。
【0027】
以上のような構成により、スレーブ装置42と43はバーストデータ2−1、2−2により、他の装置を介さずに直接双方向通信を行うことができる。
【0028】
(実施の形態2)
図4は、前記図1に示すトポロジーに多重される本発明の実施の形態2による時分割多重方式のフォーマットである。
【0029】
図4において、71はマスター装置から送信される網同期信号であり、72は網同期信号71を送信した後、各装置間の送信による衝突を避けるために確保された送信休止時間である。また、73−1は予め許可されたマスター装置又はスレーブ装置が送信するバーストデータであり、このバーストデータ73−1の送信後は、前記網同期信号71と同様に送信休止時間72が確保される構成になっている。また、74はバーストデータ73−1の送信後の送信休止時間72後に前記各装置41乃至44のいずれかが送信する制御信号であり、制御信号74の送信後も前記網同期信号71同様に送信休止時間72が確保される構成になっている。78は以上を1周期とするフォーマット周期である。更にフォーマット周期78はバーストデータが多重されている数nだけ繰り返され、データ周期75を構成する。更にバーストデータ73−1乃至73−n及び前記制御信号74には、本発明の実施の形態1と同様に、送信装置以外の装置で直接受信するためのデータ同期信号が付加される。
【0030】
図4に示す時分割多重方式のフォーマットを実現するためのブロック図は図3に示すブロック図と同様に構成される。
【0031】
次に、上記のように構成された実施の形態2について、スレーブ装置42と43の双方向通信を例に説明する。
【0032】
図1において、スレーブ装置42乃至44はマスター装置41から送信された図4に示す網同期信号71により網同期される。ここでフォーマット周期78ごとに確保されているバーストデータ73−1乃至73−nは通信が確立されるまでは未送信状態となる。次にマスター装置からスレーブ装置の全てにポーリングするために制御信号74を送信し、1フォーマット周期78が終了する。スレーブ装置42乃至44は各フォーマット周期78ごとに制御信号74を送信しマスター装置に対して要求情報を伝達する。
【0033】
このようしてスレーブ装置42乃至44はマスター装置41との通信を繰り返し、マスター装置を介してスレーブ装置42と43がそれぞれデータを送受信することを認識する。加えてスレーブ装置42はバーストデータ73−1を送信チャネルと認識し、かつバーストデータ73−2を受信チャネルと認識する。同様にスレーブ装置43はバーストデータ73−2を送信チャネルと認識し、かつバーストデータ73−1を受信チャネルと認識する。互いにバーストデータの送受信タイミングを認識したそれぞれのスレーブ装置は、それぞれ網同期信号の後に続くバーストデータ73−1、73−2のタイミングで送受信を繰り返す。
【0034】
上記時分割多重方式の信号処理については図3と同様である。異なるところはタイムスロット管理部56で管理するタイムスロットを図4に示すような構成になるようにした点である。
【0035】
以上のような構成により、制御信号74のデータ長は本発明の実施の形態1の図2に示す制御信号3よりも短くなるが、制御信号の周期を短くすることができる。
【0036】
(実施の形態3)
図5は、前記図1に示すトポロジーに多重される本発明の実施の形態3による時分割多重方式のフォーマットである。
【0037】
図5において、図4と異なる点は、図4の制御信号74の部分のみであり、その他は全く同様である。すなわち、図4の制御信号74のデータ長を図5において、更に制御信号76と77との間に送信休止時間72が確保される構成にした点が異なる。制御信号76はスレーブ装置42から44のいずれかがマスター装置41に送信するための上り制御信号であり、制御信号77はマスター装置41がスレーブ装置に対して送信する下り制御信号である。上り制御信号76及び下り制御信号77には、本発明の実施の形態1と同様に、送信装置以外の装置で直接受信するためのデータ同期信号が付加される。
【0038】
図5の時分割多重方式のフォーマットを実現するためのブロック図は図3に示すブロック図と同様に構成される。
【0039】
次に、上記のように構成された実施の形態3について、スレーブ装置42と43の双方向通信を例に説明する。
【0040】
図1において、スレーブ装置42乃至44はマスター装置41から送信された図5に示す網同期信号71により網同期される。ここでフォーマット周期78ごとに確保されているバーストデータ73−1乃至73−nは通信が確立されるまでは未送信状態となる。また、上り制御信号76もマスター装置から送信要求を受信するまでは未送信状態となる。次にマスター装置からスレーブ装置の全てにポーリングするために下り制御信号77を送信し、1フォーマット周期78が終了する。スレーブ装置42乃至44は各フォーマット周期78ごとに上り制御信号76を送信しマスター装置に対して要求情報を伝達する。マスター装置41は各スレーブ装置からの上り制御信号76を受信しつつ、次の応答を各装置に対して順次下り制御信号を送信していく。
【0041】
このようにしてスレーブ装置42乃至44はマスター装置41との通信を繰り返し、マスター装置を介してスレーブ装置42と43がそれぞれデータを送受信することを認識する。加えてスレーブ装置42はバーストデータ73−1を送信チャネルと認識し、かつバーストデータ73−2を受信チャネルと認識する。同様にスレーブ装置43はバーストデータ73−2を送信チャネルと認識し、かつバーストデータ73−1を受信チャネルと認識する。互いにバーストデータの送受信タイミングを認識したそれぞれのスレーブ装置は、それぞれ網同期信号の後に続くバーストデータ73−1、73−2のタイミングで送受信を繰り返す。
【0042】
上記時分割多重方式の信号処理については図3と同様である。異なるところはタイムスロット管理部56で管理するタイムスロットにおいて制御信号を上りと下りに分けて図5に示すように構成した点にある。
【0043】
以上のような構成により、スレーブ装置が送信する上り制御信号76、マスター装置が送信する下り制御信号77のデータ長はそれぞれ本発明の実施の形態2の図4に示す制御信号74よりも短くなるが、制御信号の周期を更に短くすることができる。
【0044】
なお、上記の実施の形態では、スレーブ装置は3台を例にして説明した。本発明はこれに限らず、3台以上の台数でも可能である。また、本発明の実現手段としてハードウェアを例に上げて述べたが、ソフトウェアによる処理も可能である。また、スレーブ装置間の双方向通信を例に上げて述べたがマスター装置とスレーブ装置間の通信や、一つの装置から複数の他の装置への一斉送信なども可能である。
【0045】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、マスター装置及びスレーブ装置は、予め許可されたタイミングで直接全装置にバーストデータを周期的に送信可能であり、また直接目的の装置からバーストデータを周期的に受信可能であるため、音声などの連続データの送受信を可能にすることは当然のこと、自己が送信したバーストデータが全装置を巡回することによる伝送遅延、つまり(それぞれの装置間を経由する伝送路の遅延時間の和)と、(各装置がフレーム全体取り込む時間)×装置数の総和の遅延時間を回避できるため、装置の接続台数が増えることによる影響を受けることがなく、伝送路の使用効率を高く維持することができるという効果が得られる。
【0046】
また、本発明によれば、バーストデータの後ろに必ず制御信号を割り当てることにより、各制御信号のデータ長は短くなるが、制御信号の周期が短くなり、システムとしての応答速度を早めるという効果を有する。加えてバーストデータの前に必ず網同期信号を割り当てることにより、フォーマットはこれで1周期となるため、タイムスロット管理が単純になり、また網同期信号により生成されたクロックの自走時間が短くなり、精度の低い発振子を使用できるという効果が得られる。
【0047】
更に、本発明によれば、制御信号を上り制御信号と下り制御信号に分割することにより、マスター装置、スレーブ装置間の通信間隔が短くなり、応答速度を更に早めるという効果を有する。また、スレーブ装置は上り制御信号を、マスター装置は下り制御信号を専用に使用できるため、マスター装置、スレーブ装置間での制御信号の衝突回避制御の必要がなくなり、容易に送受信できるといった効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における時分割多重方式をマルチポイント接続のトポロジーにした場合のバーストデータの伝送経路
【図2】本発明の実施の形態1における時分割多重通信方式のフォーマット
【図3】本発明の実施の形態における時分割多重方式の信号処理の概略ブロック図
【図4】本発明の実施の形態2における時分割多重通信方式のフォーマット
【図5】本発明の実施の形態3における時分割多重通信方式のフォーマット
【図6】従来のループ伝送路をトポロジーとする時分割多重方式のフォーマット
【図7】従来のループ伝送路をトポロジーとする配線形態を示す図
【図8】従来のループ伝送路に使用される時分割多重方式をマルチポイント接続のトポロジーにした場合のフレームの伝送経路
【符号の説明】
1 網同期信号
2 バーストデータ
3 制御信号
4 送信休止時間
5 周期
6 データ同期信号
41 マスター装置
42〜43 スレーブ装置
51 受信復調部
52 送信変調部
53 網同期クロック生成部
54 網同期信号検出部
55 データ同期信号検出部
56 タイムスロット管理部
57 受信データ抽出部
58 送信データ制御部
59 網同期信号生成部
60 データ同期信号生成部
61 送信データ多重部
62 制御部
63 受信記憶装置
64 送信記憶装置
71 網同期信号
72 送信休止時間
73−1〜73−n バーストデータ
74 制御信号
75 データ周期
76 上り制御信号
77 下り制御信号
78 フォーマット周期

Claims (2)

  1. 1対のペア線を伝送路とし、マルチポイント接続される複数の構内有線通信装置であるマスター装置及びスレーブ装置を有し、かつ同一周期で繰り返される時分割多重方式において、
    先頭に網全体の同期を行うために前記マスター装置が送信する網同期信号と、次に予め許可された前記マスター装置または前記スレーブ装置が一定長のデータを順次送信するバーストデータと、最後尾に前記バーストデータのチャネルを前記マスター装置またはスレーブ装置が確保することを主目的とする制御信号と、前記網同期信号と前記複数のバーストデータと前記制御信号のそれぞれの直後に全ての装置が送信を停止する時間を確保するために付加した送信止時間とを1周期とする多重フォーマットを構成し、更に前記複数のバーストデータ内と前記制御信号内にデータ同期信号を付加すると共に、順次送信される前記バーストデータの2番目以降の全てのバーストデータの前に網同期信号と送信休止時間を確保し、前記バーストデータの最後のバーストデータよりも前のバーストデータの全ての後ろに前記制御信号よりも短い制御信号と送信休止時間とを付加したことを特徴とする時分割多重方式。
  2. 前記制御信号をスレーブ装置が送信する上り制御信号と、マスター装置が送信する下り制御信号に分割し、前記上り制御信号と下り制御信号の間に送信止時間付加したことを特徴とする請求項1記載の時分割多重方式。
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