JP3008880B2 - 送受信システム - Google Patents

送受信システム

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JP3008880B2
JP3008880B2 JP9065236A JP6523697A JP3008880B2 JP 3008880 B2 JP3008880 B2 JP 3008880B2 JP 9065236 A JP9065236 A JP 9065236A JP 6523697 A JP6523697 A JP 6523697A JP 3008880 B2 JP3008880 B2 JP 3008880B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は送受信システムに関
し、特に複数の加入者側装置と局側装置とをn対1接続
して送受信を行うパッシブダブルスター(Passiv
e DoubleStar;以下、PDSと略す)方式
の送受信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の加入者側装置と局側装置
をn対1で構成するPDS制御回路は、複数存在する加
入者側装置を一つの局側装置と通信を行うために用いら
れてきた。
【0003】図6は加入者側装置と局側装置のn対1で
送受信を行うPDS方式の従来の送受信システムの構成
例を示すブロック図である。同図において、局側装置3
9内の送信回路41は、N個(Nは2以上の整数)の加
入者側装置43−1〜43−Nへの下りペイロードの位
置を示すポインタ値と各加入者側装置43−i(i=1
〜N)が送信する上りペイロードの位置を示すポインタ
値とを多重したオーバヘッド(以下、OHと略す)の生
成と、送信ペイロードのバースト信号への変換とを行
う。受信回路42は送信回路41で生成された上りポイ
ンタ値により各加入者側装置からの上りペイロードの受
信を行う。
【0004】各加入者側装置43−iの送受信回路45
−iは局側装置39から受取るOH信号から自加入者側
装置に割当てられた上りポインタ値及び下りポインタ値
を取込む。そして、送受信回路45−iは、自装置の下
りペイロードの受信を行うと共に、上りポインタ値によ
って割当てられた時刻位置に上りペイロード信号の送信
を行う。なお、6,6−1〜6−Nは光電気/電気光変
換部(O/E,E/O)である。46−1〜46−Nは
インタフェース回路である。10はスターカプラ又は光
分岐素子である。
【0005】次に動作を説明する。局側装置39では、
各加入者側装置43−iの台数Nを認識し、送信回路4
1で夫々の加入者側装置43−iに割当てる下りペイロ
ード信号の先頭ポインタ値と、夫々の加入者側装置43
−iからの上りペイロード信号が重ならないような上り
信号送出ポインタ値とを各加入者側装置分生成する。そ
して、局側装置39では下り信号のOHにこれらポイン
タ値を多重し、同時に加入者側装置43−iでどのポイ
ンタ値を使用するかを示すID(識別情報)等を多重す
る。
【0006】加入者側装置43では、下りバースト信号
のフレーム同期がとれたら、自装置が使用する下りポイ
ンタ値と上りポインタ値をOHから取得する。そして、
そのポインタ値に従い、自装置用の下りペイロード信号
を受信し、加入者インタフェース回路46−iを介して
図示せぬ端末にペイロードの信号を送信する。
【0007】一方、端末から受信した信号はバースト信
号に変換しOH内の上りポインタ値が示した時刻位置に
送信を行う。局側装置39では送信回路41で生成した
上りポインタ値に従い、加入者側装置43−iからの上
りペイロード信号の受信を行う。以上の動作は、各加入
者側装置43−iにおいて夫々行われる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の送受信
システムにおける局側装置では、伝送速度(伝送容量)
が同一の加入者側装置に対応する送信回路と受信回路の
み装備し単一のサービスだけを提供している。このた
め、要求されるサービスが異なる場合、加入者側装置が
異なることによって局側装置の伝送路とを変更しなくて
はならない。そのため経済的な問題が生ずる他、局内で
の実装密度(設置場所)が問題になるという欠点があ
る。
【0009】なお、特開平1−241230号公報に
は、システム制御情報を多重化する技術が記載されてい
るにすぎず、上述した従来技術の欠点を解決することは
できない。同様に、特開平5−336143号公報に
は、PDS型伝送路における多重化技術が記載されてい
るにすぎず、上述した従来技術の欠点を解決することは
できない。
【0010】本発明は上述した従来の技術の欠点を解決
するためになされたものであり、その目的は提供サービ
スが異なる複数の異速度の加入者側装置との通信を一つ
の局側装置で行うことによって要求される伝送容量の変
化に対応できる送受信システムを提供することである。
また、本発明の他の目的は提供サービスが異なる複数の
異速度の加入者側装置との通信を一つの局側装置で行う
ことによって要求される伝送容量の変化に対して経済的
に対応できる送受信システムを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明による送受信シス
テムは、複数の加入者側装置と単一の局側装置との間で
送受信を行う送受信システムであって、前記局側装置は
前記複数の加入者側装置夫々に送信を行う際に各加入者
側装置から自装置への送信タイミングを指定する送信タ
イミング情報を送信データに付加する送信タイミング情
報付加手段を含み、前記複数の加入者側装置各々は前記
送信タイミング情報により指定された送信タイミングに
従って該局側装置に対する送信を行う送信手段を含むこ
とを特徴とする。
【0012】また、本発明による局側装置は、複数の加
入者側装置との間で送受信を行う局側装置であって、前
記複数の加入者側装置夫々に送信を行う際に各加入者側
装置から自装置への送信タイミングを指定する送信タイ
ミング情報を送信データに付加する送信タイミング情報
付加手段を含むことを特徴とする。
【0013】さらにまた、本発明による加入者側装置
は、単一の局側装置との間で送受信を行う加入者側装置
であって、前記局側装置からの送信データに付加された
送信タイミング情報により指定された送信タイミングに
従って該局側装置に対する送信を行う送信手段を含むこ
とを特徴とする。
【0014】なお、送信タイミング情報は、各加入者側
装置毎に互いに異なる送信タイミングを示すことを特徴
とする。
【0015】要するに本システムでは、局側装置におい
て、送信したい信号を伝送速度(伝送容量)が異なる加
入者側装置毎に適した伝送速度をもったバースト信号に
変換して送出する。こうすることにより伝送速度に適し
た加入者側装置だけが受信できる。そして、伝送速度が
異なる信号に対応した受信回路を複数種類設けておくこ
とにより、伝送速度が異なる複数種の加入者側装置の信
号を一つの装置で受信できる。
【0016】加入者側装で使用するポインタ値は、局側
装置で演算し、各加入者側装置へ与える。このポインタ
値で受信位置と送信位置とを決定することにより、伝送
速度が異なるバースト信号同士が重ならなくなるので、
時分割処理が可能となる。
【0017】また、加入者側装置で自装置に適した伝送
速度を持つバースト信号だけを受信すれば、他の伝送速
度のバースト信号内の情報に誤動作することもなく、ま
た加入者側装置の回路規模が変わることはない。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の一形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0019】図1は本発明による送受信システムの実施
の一形態を示すブロック図である。同図において、図6
と同等部分は同一符号により示されており、その部分の
詳細な説明は省略する。
【0020】図1においては、局側装置1と互いに伝送
速度が異なる3個(N=3)の加入者側装置2−1〜2
−3各々が光分岐素子10を介して1本の光ファイバで
接続されている。
【0021】局側装置1内の送受信回路5は、ペイロー
ド信号を加入者側装置のもつ複数の伝送速度のバースト
信号へ変換して出力する。それと共に送受信回路5は、
加入者側装置2−1〜2−3が受信すべき下りポインタ
値と加入者側装置が送信するバースト信号を示す上りポ
インタ値とを生成し、それらのポインタ値を各加入者側
装置2−1〜2−3夫々に合った伝送速度のOHに多重
する。さらに、送受信回路5は、その上りポインタ値に
従い、伝送速度が異なる複数の加入者側装置2−1〜2
−3からの複数の下りバースト信号を受信する。
【0022】加入者側装置2−1〜2−3は低速度〜高
速度までの異なった伝送速度を持つ加入者装置群であ
る。各加入者側装置2−1〜2−3の伝送速度に合った
送受信回路7,8,9を有する。各回路7,8,9はビ
ット同期回路(以下、DPLLと称する)とフレーム同
期回路とを装備し、局側装置1から受信する下り信号で
フレーム同期がとれたOHに多重されている下りペイロ
ード用ポインタ値及び上りペイロード用ポインタ値に従
い、自装置の伝送速度である下りペイロードのバースト
信号の受信と上りペイロードのバースト信号の送信とを
行う。
【0023】ここで、図2は局側装置1の詳細なブロッ
ク図である。同図において、分離回路12は、局側装置
1内のペイロード信号を各加入者側装置別に分離する。
各エラスティックストア(以下、ESと称する)23は
分離回路12から分離された加入者側ペイロード信号の
速度変換を行うためのメモリであり、位相制御回路13
からの読出し/書込み信号によって制御される。
【0024】低速用OH生成回路24は低速度の加入者
側装置2−1用のビット同期/フレーム同期信号と下り
ペイロードのバースト信号の位置を示すポインタ値及び
加入者側装置2−1が送出すべき上りペイロードのバー
スト信号の位置を示すポインタ値をOHへ多重し加入者
側装置に合った速度に変換し出力する。中速用OH生成
回路25及び高速用OH生成回路26は、低速用OH生
成回路24と同様に、対象にする加入者側装置2−2,
2−3の伝送速度に応じたOHの生成を行う。
【0025】低速用ペイロード生成回路27は、ES2
3のペイロード信号を低速加入者側装置2−2の速度で
読出し生成した低速のバースト信号を低速加入者側装置
用OH内の下りペイロードのバースト信号の位置を示す
ポインタ値に合わせて出力する。中速用ペイロード生成
回路28及び高速用ペイロード生成回路29は、低速用
ペイロード生成回路27と同様に、対象にする加入者側
装置2−2,2−3の伝送速度に応じたペイロードのバ
ースト信号の生成を行う。
【0026】ポインタ制御回路14は、各加入者側装置
別の下りペイロード用バースト信号の送出位置とを演算
する。そして、この回路14はその演算結果を各速度別
のOH生成回路24,25,26及び位相制御回路13
に出力する。
【0027】DPLL17は低速加入者側装置2−1の
ペイロード用バースト信号のビット同期回路であり、低
速加入者側装置2−1からのバースト信号に同期したク
ロックを生成する。DPLL18及びDPLL19は中
速加入者側装置2−2用と高速加入者側装置2−3用の
ビット同期回路である。
【0028】フレーム同期回路20は低速加入者側装置
2−1のパイロット用のバーストのフレーム同期をポイ
ンタ制御回路14で生成した低速加入者側装置2−1用
の上りポインタ値により行い、バースト信号内のペイロ
ード部をES23に書込む。フレーム同期回路21及び
22は中速加入者側装置2−2用と高速加入者側装置2
−3用のフレーム同期回路である。
【0029】多重回路11は、位相制御回路13の出力
に従って、ES23の出力を多重して出力する。
【0030】選択回路31は回路24〜29によって生
成されたOHやペイロードを選択して出力する。
【0031】なお、61は光電気変換回路、62は電気
光変換回路である。
【0032】一方、図3は加入者側装置2−iの詳細な
ブロック図である。同図において、DPLL32は、局
側装置1からの受信信号より自加入者側装置2−iのク
ロックを生成する回路である。フレーム同期回路33は
DPLL32で生成したクロックを用いて局側装置1か
らの受信信号から自装置の伝送速度に合った信号のフレ
ーム同期を行う。そして、同期がとれた信号のうちOH
はポインタ分離回路37に出力され、ペイロード部はE
S23に書込まれる。ポインタ分離回路37は、同期の
とれたOHから自加入者側装置が使用する、ペイロード
用バースト信号の位置を示す下りポインタ値と局側に送
出するバースト信号の位置を示す上りポインタ値とを取
得する。メモリ制御回路36はポインタ分離回路37で
取得した上りポインタ値と下りポインタ値とを用いて、
ES230とバースト生成回路35とを制御する。バー
スト生成回路35はES230からペイロード部の読出
しを行い、下りポインタ値が示す位置へペイロード用バ
ースト信号の送出を行う。加入者インタフェース回路3
8は、図示せぬ端末とのインタフェースを行う。
【0033】かかる構成からなる本システムの動作につ
いて、図4及び図5を参照して説明する。図4は局側装
置から加入者側装置への下り方向のフレームフォーマッ
トを示す図であり、図5は加入者側装置から局側装置へ
の上り方向のフレームフォーマットを示す図である。
【0034】局側装置1内のポインタ制御回路14は、
各低速〜高速加入者側装置2−1〜2−3に対応する、
下り方向(加入者側装置方向)ペイロードのバースト信
号の位置を示すポインタ値(下りポインタ値)と各低速
〜高速加入者側装置2−1〜2−3が出力する上り方向
(局側装置方向)ペイロードのバースト信号の出力位置
を示すポインタ値(上りポインタ値)とを各バーストが
重ならないような値に演算する。その演算結果は各低速
〜高速用OH生成回路24,25,26と、位相制御回
路13と、各低速〜高速用のフレーム同期回路20,2
1,22に送出される。
【0035】ここで例えば、低速OH生成回路24では
ポインタ制御回路14生成された低速加入者側装置用の
下りポインタ値及び上りポインタ値と低速度用のビット
同期フレーム同期信号をOHに多重し、図4中の低速用
OHバースト信号53として出力する。その間に位相制
御回路13は、ポインタ制御回路14で生成された低速
加入者側装置2用の下りポインタ値を基に、分離回路1
2で分離されES23に書込まれた低速加入者側装置2
用のペイロード信号を読出し、低速加入者側装置2−1
用の低速用ペイロード生成回路27に出力する。低速用
ペイロード生成回路27では受取ったペイロード信号を
低速の加入者側装置2−1の伝送速度のバースト信号に
変換する。そして、このペイロード信号は、ポインタ制
御回路14からの低速加入者側装置2−1用の下りポイ
ンタ値の示す図4中の下り低速用ペイロード用バースト
信号56として出力される。この同様の作業は、中速用
及び高速用のOH生成回路25,26並びにペイロード
生成回路28,29で行われ、図4中の下り信号のフレ
ームフォーマットを形成する。
【0036】要するに、バースト信号51は、下り高速
用ポインタ値を含み、このポインタ値はバースト信号5
1から何秒後の位置にバースト信号54が存在するのか
を示すことになる。また、バースト信号52は下り中速
用ポインタ値を含み、このポインタ値はバースト信号5
5が存在するのかを示すことになる。さらに、バースト
信号53は下り低速用ポインタ値を含み、このポインタ
値はバースト信号53から何秒後の位置にバースト信号
56が存在するのかを示すことになる。
【0037】一方、低速加入者側装置2−1ではDPL
L32とフレーム同期回路33と低速用OHバースト信
号内のビット同期/フレーム同期信号により同期を確立
する。速度が異なる他のバースト信号と同期することは
なく同期が確立した低速用OHバースト信号53内から
上りポインタ値と下りポインタ値とをポインタ分離回路
37で分離する。そして、メモリ制御回路36によっ
て、下りポインタ値に従い下りペイロード用バースト信
号56を受信しES230へ書込む。さらに、図示せぬ
端末と通信を行う加入者インタフェース回路38への読
出しを制御し、同時に加入者インタフェース回路38か
らの上り信号のES230への書込みとバースト信号生
成回路35への読出しを制御する。加入者インタフェー
ス回路38から受信した上り信号は、低速用の上りポイ
ンタ値に従い、図5の上り低速ペイロイード用バースト
信号59として出力される。同様の動作を、中速用/高
速用の加入者側装置が行い、バースト信号57,58を
出力することによって、図5の上り信号のフレームフォ
ーマットを形成する。
【0038】次に、局側装置1の受信部の動作を、例え
ば低速加入者側装置2−1からの受信の動作について説
明する。低速用フレーム同期回路20でポインタ制御回
路14で生成した低速用上りポインタ値と低速用DPL
Lで生成したクロックとにより低速ペイロード用バース
ト信号59を受信する。また、位相制御回路13の制御
によって、受信した低速ペイロード用バースト信号から
ペイロードをES23へ書込む。同様に、下り中速ペイ
ロード用バースト信号58及び下り高速ペイロード用バ
ースト信号57も受信され、ES23に書込まれる。多
重回路11では各ES23からの各ペイロード信号の多
重を行い局側装置1から送出される。
【0039】
【実施例】次に、より具体的な実施例の説明を行う。上
述した図1において、光分岐素子10を介して局側装置
1と伝送速度が異なる各加入者側装置2−1〜2−3と
が1本の光ファイバで接続され1対nで構成されるPD
S方式の通信を行うものとする。そして、低速加入者側
装置2は1.5[Mb/s](Mは106 ,bはビッ
ト)の伝送速度で、高速加入者側装置4は伝送容量が多
く52[Mb/s]の伝送速度であり、中速加入者側装
置3はこれら各加入者側装置の中間の6.3[Mb/
s]の伝送速度を持っているものとする。
【0040】局側装置1内のポインタ制御回路14で
は、各低速〜高速加入者側装置2−1〜2−3に対応す
る、下り方向ペイロードのバースト信号の位置を示すポ
インタ値(下りポインタ値)と各低速〜高速加入者側装
置2−1〜2−3が出力する上り方向(局側装置方向)
ペイロードのバースト信号の出力位置を示すポインタ値
(上りポインタ値)とを各バースト信号が重ならないよ
うに演算する。そして、その演算結果は、各低速〜高速
用OH生成回路24,25,26と、位相制御回路13
と、各低速〜高速用のフレーム同期回路20,21,2
2に送出される。
【0041】ここで、1.5[Mb/s]の低速加入者
側装置2−1への信号送信について説明する。低速用O
H生成回路24ではポインタ制御回路14で生成された
低速加入者側装置2−1用の下りポインタ値及び上りポ
イント値と低速度用のビット同期フレーム同期信号とを
OHとして多重し、図4の低速加入者側装置用バースト
信号53として1.5[Mb/s]の伝送速度で出力す
る。
【0042】その間同時に位相制御回路13は、ポイン
タ制御回路14で生成された1.5[Mb/s]の低速
加入者側装置2−1用の下りポインタ値により、分離回
路12で分離されES23に書込まれた低速加入者側装
置2−1用のペイロード信号が1.5[Mb/s]の低
速加入者側装置2−1用の低速用ペイロード生成回路2
7に書込む。1.5[Mb/s]の低速用ペイロード生
成回路27では1.5[Mb/s]の速度で読出された
ペイロード信号を、低速加入者側装置2−1の伝送速度
である1.5[Mb/s]のバースト信号に変換する。
そして、ポインタ制御回路14からの1.5[Mb/
s]の低速加入者側装置2−1用の下りポインタ値の示
す図4の下り低速用ペイロード用バースト信号56とし
て1.5[Mb/s]の速度で出力する。
【0043】以上と同様の処理が6.3[Mb/s]及
び52[Mb/s]のOH生成回路25,26及びペイ
ロード生成回路28,29で行われる。これにより、図
4に示す下り信号のフレームフォーマットが形成され
る。すなわち、1.5,6.3,52[Mb/s]の各
々伝送速度の異なるオーバーヘッド及びペイロード信号
にてフレームフォーマットが形成される。
【0044】次に加入者側装置の動作について、低速加
入者側装置2−1の場合で説明する。1.5[Mb/
s]の低速加入者側装置2−1では1.5[Mb/s]
のクロックを生成するDPLL32と、1.5[Mb/
s]のオーバヘッドのみに同期するフレーム同期回路3
3との動作によって、伝送速度1.5[Mb/s]の低
速OHバースト信号内のビット同期/フレーム同期信号
により同期が確立される。この時、速度が異なる6.3
[Mb/s]と52[Mb/s]のバースト信号と同期
することはない。
【0045】同期が確立した低速用OHバースト信号5
3内から上りポインタ値及び下りポインタ値がポインタ
分離回路37で分離される。そして、メモリ制御回路3
6によって、下りポインタ値に従って、受信した下りペ
イロード用バースト信号56のペイロード部分が同期し
た1.5[Mb/s]でES230に書込まれる。ま
た、1.5[Mb/s]の容量の端末と通信を行う加入
者インタフェース回路38への読出しの制御が行われ
る。それと同時に加入者インタフェース回路38からの
上り信号のES230の書込みとバースト信号生成回路
35への読出しの制御が行われる。
【0046】加入者インタフェース回路から送られた上
り信号は、取得した上りポインタ値に従い、図5の上り
ペイロード用バースト信号59として1.5[Mb/
s]の伝送速度で出力される。同様の動作は、各6.3
[Mb/s]用及び52[Mb/s]用の加入者側装置
2−2,2−3において行われる。これにより、図5に
示されている上り信号のフレームフォーマットが形成さ
れる。すなわち、1.5,6.3,52[Mb/s]の
各々伝送速度の異なった上りペイロード用バースト信号
57,58,59にてフレームフォーマットが形成され
る。
【0047】次に、局側装置1の受信部の動作を、例え
ば1.5[Mb/s]の低速加入者側装置2−1からの
受信の動作について説明する。1.5[Mb/s]用の
フレーム同期回路20ではポインタ制御回路14で生成
した1.5[Mb/s]の加入者側装置2−1用上りポ
インタ値と低速用DPLLで生成した1.5[Mb/
s]のクロックにより、1.5[Mb/s]の低速ペイ
ロード用バースト信号59を受信する。また、位相制御
回路13の制御によって、受信した低速ペイロード用バ
ースト信号からペイロードをES23へ書込む。この
時、6.3[Mb/s]又は52[Mb/s]のバース
ト信号とのフレーム同期はあり得ない。
【0048】同様に6.3[Mb/s]の下り中速ペイ
ロード用バースト信号58と52[Mb/s]の下り高
速ペイロード用バースト信号57についての受信とES
23への書込みが、各フレーム同期回路21,22によ
って行われる。
【0049】多重回路11では各ES23からの各ペイ
ロード信号を、光加入者線上で最速の52[Mb/s]
で読出して多重化し、その多重信号を出力する。
【0050】要するに本システムの局側装置は、複数の
加入者側装置夫々に送信を行う際に各加入者側装置から
自装置への送信タイミングを指定する送信タイミング情
報を送信データに付加しているのである。また、複数の
加入者側装置各々は、その送信タイミング情報により指
定された送信タイミングに従って局側装置に対する送信
を行うのである。そして、送信データに付加される送信
タイミング情報は、各加入者側装置毎に互いに異なる送
信タイミングを示しているのである。
【0051】加入者側装置毎に互いに異なる送信タイミ
ングを示す送信タイミング情報は、以下のようにして生
成する。すなわち、まず本システムの立上げ時におい
て、局側装置と各加入者装置との伝送路の距離を測定す
る。例えば、局側装置から送信した時刻と加入者装置が
受信した時刻との差を求めれば、伝送路の距離を容易に
測定することができる。次に、この求めた伝送路の距離
と、各伝送路の通信速度(上記の例では1.5,6.
3,52[Mb/s])とに基づいて、各バースト信号
が重ならないようなポイント値を算出する。この算出し
たポイント値が送信タイミング情報であり、各加入者側
装置毎に互いに異なる送信タイミングを示すのである。
【0052】つまり、加入者側装置の送信タイミング
を、局側装置で決定しているので、各バースト信号同士
が重なることはないのである。各バースト信号同士が重
ならないので、上述した図4及び図5のようなフレーム
フォーマットが得られるのである。
【0053】以上のように、局側装置内に伝送速度の異
なる複数の送信回路と受信回路とを設け、光加入者線上
(光分岐素子を含む光ファイバ上)に伝送速度が異なる
バースト信号を時分割に存在させることにより、伝送速
度(伝送容量)が異なる複数種類の加入者装置とn対1
のPDS方式の通信が単一の局側装置で実現できるので
ある。
【0054】請求項の記載に関連して本発明は更に次の
態様をとりうる。
【0055】(7)前記送信タイミング情報が示す前記
送信タイミングは、前記局側装置と前記複数の加入者側
装置夫々との間の伝送路の距離に応じて定められること
を特徴とする請求項1又は2記載の送受信システム。
【0056】(8)前記局側装置と前記複数の加入者側
装置との間の伝送路は、各加入者側装置毎に夫々伝送速
度が異なることを特徴とする請求項1又は2若しくは7
のいずれかに記載の送受信システム。
【0057】(9)前記送信タイミング情報が示す前記
送信タイミングは、前記局側装置と前記複数の加入者側
装置夫々との間の伝送路の距離に応じて定められること
を特徴とする請求項3又は4記載の局側装置。
【0058】(10)前記局側装置と前記複数の加入者
側装置との間の伝送路は、各加入者側装置毎に夫々伝送
速度が異なることを特徴とする請求項3又は4若しくは
9のいずれかに記載の局側装置。
【0059】(11)前記送信タイミング情報が示す前
記送信タイミングは、前記局側装置と前記複数の加入者
側装置夫々との間の伝送路の距離に応じて定められるこ
とを特徴とする請求項5又は6記載の加入者側装置。
【0060】(12)前記局側装置と前記複数の加入者
側装置との間の伝送路は、各加入者側装置毎に夫々伝送
速度が異なることを特徴とする請求項5又は6若しくは
11のいずれかに記載の加入者側装置。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、局側装置
から複数の加入者側装置夫々に送信を行う際に各加入者
側装置から自装置への送信タイミングを指定する送信タ
イミング情報を送信データに付加すると共に、複数の加
入者側装置各々は送信タイミング情報により指定された
送信タイミングに従って局側装置に対する送信を行うこ
とにより、提供サービスが異なる複数の異速度の加入者
側装置との通信を単一の局側装置で行うことができ、要
求される伝送容量の変化にも経済的に対応できるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態による送受信システムの
構成を示すブロック図である。
【図2】図1中の局側装置の内部構成例を示すブロック
図である。
【図3】図1中の各加入者側装置の内部構成例を示すブ
ロック図である。
【図4】局側装置から加入者側装置への下り方向のフレ
ームフォーマットを示す図である。
【図5】加入者側装置から局側装置への上り方向のフレ
ームフォーマットを示す図である。
【図6】従来の送受信システムの構成を示すブロック図
である。
【符号の説明】
1 局側装置 2−1〜2−3 加入者側装置 5 送受信回路 7 低速送受信回路 8 中速送受信回路 9 高速送受信回路

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の加入者側装置と単一の局側装置と
    の間で送受信を行う送受信システムであって、前記局側
    装置は前記複数の加入者側装置夫々に送信を行う際に各
    加入者側装置から自装置への送信タイミングを指定する
    送信タイミング情報を送信データに付加する送信タイミ
    ング情報付加手段を含み、前記複数の加入者側装置各々
    は前記送信タイミング情報により指定された送信タイミ
    ングに従って該局側装置に対する送信を行う送信手段を
    含むことを特徴とする送受信システム。
  2. 【請求項2】 前記送信タイミング情報は、各加入者側
    装置毎に互いに異なる送信タイミングを示すことを特徴
    とする請求項1記載の送受信システム。
  3. 【請求項3】 複数の加入者側装置との間で送受信を行
    う局側装置であって、前記複数の加入者側装置夫々に送
    信を行う際に各加入者側装置から自装置への送信タイミ
    ングを指定する送信タイミング情報を送信データに付加
    する送信タイミング情報付加手段を含むことを特徴とす
    る局側装置。
  4. 【請求項4】 前記送信タイミング情報は、各加入者側
    装置毎に互いに異なる送信タイミングを示すことを特徴
    とする請求項3記載の局側装置。
  5. 【請求項5】 単一の局側装置との間で送受信を行う加
    入者側装置であって、前記局側装置からの送信データに
    付加された送信タイミング情報により指定された送信タ
    イミングに従って該局側装置に対する送信を行う送信手
    段を含むことを特徴とする加入者側装置。
  6. 【請求項6】 前記送信タイミング情報は、各加入者側
    装置毎に互いに異なる送信タイミングを示すことを特徴
    とする請求項5記載の加入者側装置。
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