JP4302195B2 - インターホン装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の装置が、有線を伝送媒体(1対のツイストペア線)を伝送路とし、フリートポロジーでかつ長距離でパラレル接続されるインターホン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のインターホン装置において、音声信号はベースバンド、画像信号はアナログのFM変調、データ端末のデータおよび制御信号は混合しパルス変調を行い、それぞれ専用のペア線に分けて通信を行うのが主流である。図9は従来のインターホン装置全体の構成を示す図であり、以下、その構成について図9を参照しながら説明する。
【0003】
図9において、Aは画像信号を送信できるインターホン装置である。B(1)〜B(N)は画像信号を受信できるインターホン装置である。なお、図9にはインターホン装置B(1)のみを示している。
【0004】
インターホン装置Aにおいて、201はマイク205とレシーバー206を使用してペア線3を経由してインターホン装置B(1)〜B(N)のいずれかとの通話を行うための通話回路、202はカメラ207からのアナログ画像信号をFM変調してペア線2に送信するための変調部、203はデータ端末110のデータおよびシステムを制御するための制御信号をペア線4を経由してパルス信号で送受信を行うためのデータインターフェース部、204は、通話回路201の制御、変調部202の送信制御、データ端末110とのデータ送受信およびデータインターフェース部203との送受信を行うための制御部である。なお、データ端末110は目的に合わせた情報交換を行うためのものである。
【0005】
インターホン装置B(1)において、301はマイク305とレシーバー306を使用してペア線3を経由してインターホン装置A,B(2)〜B(N)のいずれかとの通話を行うための通話回路、302はペア線2からのFM変調信号を受信してアナログ画像信号に復調してモニター307へ出力するための復調部、303はデータ端末110のデータおよびシステムを制御するための制御信号をペア線4を経由してパルス信号で送受信を行うためのデータインターフェース部、304は、通話回路301の制御、復調部302の受信制御、データ端末110とのデータ送受信およびデータインターフェース部303との送受信を行うための制御部である。
【0006】
C(1)〜(M)およびD(1)〜D(X)は、画像信号をインターホン装置Aからすべてのインターホン装置B(1)〜B(N)に送信できるように、ペア線の減衰、マッチングを考慮した分配器,分岐器である。
【0007】
なお、インターホン装置B(1)〜B(N),分配器C(1)〜(M),分岐器D(1)〜D(X)はそれぞれ同じ構成である。
【0008】
上記構成において、双方向1通話路の音声信号、片方向の画像信号、通信装置間の相互の制御信号はそれぞれ専用のペア線が使用される。またペア線2においては分岐する上で分配器Cや分岐器Dが使用される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のインターホン装置では、まず第1に、ある2つのインターホン装置の間で通話している最中に、別のインターホン装置と2つのインターホン装置の間で通話をする機能を加える場合、その構成からもう1ペアの線を必要としていた。つまり同時通話したい分だけペア線本数が増えるという問題があった。
【0010】
第2に、様々に分岐配線される長距離ペア線伝送路において、高い周波数では分岐数やそれぞれのペア線長により様々な反射が起こりインピーダンス整合が得られず、伝送が成り立たない。したがって、高周波のFM変調された映像信号を伝送するために、ペア線の分岐の際に分配器,分岐器,終端器を使用しなければならないという問題があった。
【0011】
第3に、前記分配器,分岐器を設けるため、ある任意のインターホン装置からの画像信号伝送は困難であるという問題があった。
【0012】
第4に、画像信号を1ペアで双方向を行えないため、また、映像に方向性があるため、任意のインターホン装置間で画像信号を送受信するためには、専用のペア線を音声信号よりも大量に必要とした。
【0013】
第5に、パルス変調信号はレベルで検出するため、送信レベルが大きいので音声信号に悪影響を与えるため、音声信号に重畳できないし、また、パルスの高調波成分が影響するため画像信号にも重畳できないという問題があった。
【0014】
本発明は、上記の問題を同時に解決することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決し、目的を達成するために、複数の装置が、有線を伝送媒体とし、フリートポロジーでかつ長距離でパラレル接続されるインターホン装置において、あるインターホン装置にて、通話をするためのアナログの音声信号をディジタル圧縮または伸張するための音声圧縮・伸張手段と、画像を伝送するための画像信号をディジタル圧縮または伸張するための画像圧縮・伸張手段と、各インターホン装置に接続されたデータ端末間の送受信をするためのバーストデータを送受信し、かつ、各インターホン装置間の制御をするための制御手段と、前記ディジタルの音声,画像,バーストデータ,制御信号を時分割で多重送信および受信分離するための多重分離手段と、あるインターホン装置からの他の全インターホン装置に送受信可能な送受信手段を備え、前記多重分離手段においては、ペア線で接続されるすべてのインターホン装置の同期をとるためにマスターとなるある1つのインターホン装置だけが送信する網同期信号と、連続データをある単位で分割し、時間軸で圧縮した固定長のデータと、インターホン装置間で制御を行うため制御信号とそこに接続されるデータ端末からのバーストデータとをつなぎ合わせた固定長の不連続信号とを、網同期信号,固定長のデータ,固定長の不連続信号の順で周期的に繰り返したタイミングで、網同期信号以外は任意のインターホン装置がペア線上に送信できる時分割多重フォーマットにし、前記画像圧縮・伸張手段においては、画像信号を圧縮して帯域を下げたものである。
【0016】
これにより、複数の音声信号や画像信号、データ端末間のバーストデータ、およびインターホン装置間の制御信号を1ペア線で、しかも任意のインターホン装置間で同時に複数の通信ができる。
【0017】
さらに前記多重分離手段は、送信側では、連続データをある単位で分割した時点で、その分割したデータ列の最後にデータ終了信号を付加する終了信号付加手段と、複数の速度のデータ取り込みクロックと、受信側では、データ終了信号を検出する終了信号検出手段と、複数の速度のデータ送出クロックを備える構成したものである。
【0018】
これにより、前記時分割多重フォーマットでは、複数の異なる連続データを分割して多重するため、最小伝送レートの整数倍の伝送レートしか多重できないのに対して、整数倍でなくても多重ができるようになる。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1記載の発明は、あるインターホン装置にて、通話を行う場合は、アナログの音声信号をディジタル圧縮または伸張するための音声圧縮・伸張部と、画像を伝送するための画像信号をディジタル圧縮または伸張するための画像圧縮・伸張部と、各インターホン装置に接続されたデータ端末間の送受信を行う場合は、そのバーストデータを送受信でき、さらに各インターホン装置間の制御を行うための制御部と、前記ディジタルの音声,画像,バーストデータ,制御信号を時分割で多重送信および受信分離するための多重分離部と、あるインターホン装置からの他の全インターホン装置に送受信可能な送受信部を備え、前記多重分離部においては、ペア線で接続されるすべてのインターホン装置の同期をとるためにマスターとなるある1つのインターホン装置だけが送信する網同期信号と、連続データをある単位で分割し、時間軸で圧縮した固定長のデータと、インターホン装置間で制御を行うため制御信号とそこに接続されるデータ端末からのバーストデータとをつなぎ合わせた固定長の不連続信号とを、網同期信号,固定長のデータ,固定長の不連続信号の順で周期的に繰り返したタイミングで、網同期信号以外は任意のインターホン装置がペア線上に送信できる時分割多重フォーマットとし、前記画像圧縮・伸張手段においては、画像信号を圧縮して帯域を下げたものである。
【0020】
この構成により、音声信号や画像信号をすべてディジタルにして1つの送受信部を共有できるようにしたことを基本にすることと、高周波数では減衰しやすいペア線の低周波数帯域のみを使って伝送できるように画像信号を圧縮して帯域を下げることで、分配器や分岐器を使用せずに伝送でき、送信信号の方向性を自由にできる。また、これにより、連続データを分割して周期的に送信することで、伝送レートの異なる音声信号や画像信号および不連続信号を1ペア線で共有できるようになるという作用を有する。
【0021】
本発明の請求項2記載の発明は、さらに前記多重分離部において、送信側では、連続データをある単位で分割した時点で、その分割したデータ列の最後にデータ終了信号を付加する終了信号付加部と、複数の速度のデータ取り込みクロックと、受信側では、データ終了信号を検出する終了信号検出部と、複数の速度のデータ送出クロックを備えたものである。
【0022】
この構成により、前記時分割多重フォーマットでは、連続データをある固定長のデータで周期的に送信するため、最小伝送レートの整数倍の伝送レートしか多重できないのに対して、実際の伝送レートを整数倍よりも細かい伝送レート単位で伝送することができるという作用を有する。
【0023】
以下、本発明の各実施の形態について、図1ないし図8を用いて説明する。
【0024】
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1,2におけるインターホン装置全体の構成を示す図であり、図1は複数のインターホン装置が1ペア線で分配器,分岐器を使用することなくフリートポロジーで接続されていることを示し、さらに1つのインターホン装置内部の構成を示すものである。
【0025】
図1において、Aはインターホン装置である。インターホン装置Aにおいて、101はディジタルの音声,画像,バーストデータ,制御信号を時分割で多重送信および分離する多重分離部、102は、マイク106からのアナログ音声信号をA/D変換し、圧縮して送信し、また、圧縮された信号を伸張し、D/A変換してレシーバー107に送信するための音声圧縮・伸張部、103は、カメラ108からのアナログ画像信号をA/D変換し、圧縮して送信し、また、圧縮された信号を伸張し、D/A変換してモニター109に送信するための画像圧縮・伸張部、104はあるインターホン装置から他の全インターホン装置に送受信可能な送受信部、105は、装置全体を制御し、伝送路上の分割連続データを送受信できるチャネルの制御、各インターホン装置A(X)に接続されたデータ端末110間の通信データであるバーストデータと、各インターホン装置A(X)間の制御を行うための制御信号をつなぎ合わせて送受信し、かつインターホン装置間の制御を行う制御部である。
【0026】
なお、インターホン装置A(1)〜(N)までは同じ構成である。
【0027】
図2は本発明の実施の形態1,2における図1の多重分離部101が行う伝送路上の時分割フォーマットである。
【0028】
図2において、51はマスターインターホン装置から送信される網同期信号、52は、網同期信号51の送信後、各インターホン装置間の送信による衝突を避けるために確保された送信休止時間、53-1は予め許可されたマスターインターホン装置またはスレーブインターホン装置が送信する固定長の分割連続データであり、分割連続データ53-1の送信後は、網同期信号51と同様に送信休止時間52が確保されるものである。54は分割連続データ53-1の送信後の送信休止時間52の後に前記各インターホン装置のいずれかが送信する不連続信号であり、この不連続信号54の送信後も網同期信号51と同様に送信休止時間52が確保されるものである。58は網同期信号51,送信休止時間52,分割連続データ53-1,送信休止時間52,不連続信号54,送信休止時間52を1周期とするフォーマット周期である。さらにフォーマット周期58は分割連続データ53-1が多重されている数nだけ繰り返され、データ周期55を構成する。さらに分割連続データ53-1〜53-nおよび不連続信号54には、送信する任意のインターホン装置以外のインターホン装置で直接受信するためのデータ同期信号56が付加される。
【0029】
図3は本発明の実施の形態1における時分割多重フォーマット(図2)の信号処理を行う図1の多重分離部101の構成を示すブロック図である。
【0030】
図3において、11は、スレーブインターホン装置で必要となるもので、マスターインターホン装置から送信された網同期信号51からスレーブインターホン装置内のマスタークロックを生成するための網同期クロック生成部、12は、スレーブインターホン装置で必要となるもので、マスターインターホン装置から送信された網同期信号51を検出するための網同期信号検出部、13は分割連続データ53-1〜53-nおよび不連続信号54に付加されたデータ同期信号56を検出するためのデータ同期信号検出部、14は伝送路で多重されている各データのタイミングを管理し、受信分割連続データチャネルを制御し、各種送信データのタイミングを管理制御するタイムスロット管理部、15は目的の分割連続データおよび不連続信号を抽出するための受信データ抽出部である。
【0031】
16は送信用の分割連続データおよび不連続信号を制御するための送信データ制御部、17は、マスターインターホン装置で必要となるもので、網同期信号を生成するための網同期信号生成部、18は分割連続データおよび不連続信号を送信する際に付加するデータ同期信号56を生成するためのデータ同期信号生成部、19は網同期信号,データ同期信号,送信分割連続データ,不連続信号をタイムスロット管理部14に従って多重する送信データ多重部である。
【0032】
20は、分割連続データ間隔で受信した音声や画像などのデータを一時記憶し、同時に受信した伝送レートよりも低く一定レートで送出するための受信記憶装置、21は、一定レートで生成された音声や画像などの連続データを一時記憶し、同時に受信した伝送レートよりも高い伝送レートで分割連続データ間隔で送出するための送信記憶装置である。
【0033】
次に本実施の形態1における図1のように構成したインターホン装置全体の動作について説明する。
【0034】
図1において、マイク106から取り込まれたアナログ音声信号は、音声圧縮・伸張部102で圧縮され、カメラ108から取り込まれたアナログ画像信号は、画像圧縮・伸張部103で圧縮され、これらの音声信号と画像信号、および制御部105から送信されたデータ端末110のバーストデータと他のインターホン装置と制御通信するための制御信号をつなぎ合わせた不連続信号は、多重分離部101により時分割多重され、送受信部104により1ペア線1を伝送媒体として他の全インターホン装置に送信される。また、他のインターホン装置から送信された時分割多重信号は、送受信部104で受信され、多重分離部101で分割された音声信号は元の連続データに復元され音声圧縮・伸張部102へ、分別された画像信号は元の連続データに復元され、画像圧縮・伸張部103へ、不連続信号は制御部105へそれぞれ分離送信される。これにより音声通話,画像の送受信,データ端末間の通信,インターホン装置間の制御を行うことができる。
【0035】
さらに、図2のように構成した多重分離部101で行う時分割多重フォーマットの各具体例について図4,図5,図6とともに説明する。
【0036】
図2において、図1のインターホン装置の中のある1つをマスターとしたマスターインターホン装置から送信された網同期信号51により、その他のインターホン装置であるスレーブインターホン装置すべては網同期される。ここで、フォーマット周期58毎に確保されている分割連続データ53-1〜53-nは通信が確立されるまでは未送信状態となる。
【0037】
図4において、81はインターホン装置間を制御するための制御信号、82はインターホン装置に接続されたデータ端末110からのバーストデータである。これらの不連続信号は制御部105によりつなぎ合わせられ、図2の不連続信号54のタイミングでフォーマット周期58毎に任意のインターホン装置へ送信できる。
【0038】
次に、それぞれのインターホン装置へ送信できる順番については、本インターホン装置を導入する場合の具体的な機能に合わせた応答速度を考慮して制御部間での取り決めを行えば良い。送信された不連続信号54はすべてのインターホン装置で受信される。受信された不連続信号54は制御部105で制御信号81と、データ端末へのバーストデータ82に分離される。
【0039】
次に、音声信号または画像信号を送信する場合、制御信号81を使って、あるインターホン装置が図2の分割連続データ53-1〜53-nまでのどのチャネルを使用するか、制御部105間で取り決め、例えば分割連続データ53-1を確保したならば、図5に示すように音声,画像などの送信連続データを61,62,63のように分割し、時間軸で圧縮した分割連続データ53として、データ周期55の周期で送信する。
【0040】
受信については、目的のデータが分割連続データ53-1〜53-nまでのどのチャネルに送信されているか、制御信号81を使って把握し、そのチャネルを受信して時間軸で伸張し、元の連続データに復元する。分割連続データ53は固定長であるための1つのチャネル毎に伝送レートは決まっている。そのレート以上を伝送したい場合は、図6のようにデータ周期55内の分割連続データ53-1〜53-nまでの複数のチャネルを占有することで、伝送レートは最小の伝送レートの整数倍となる。
【0041】
すべてを固定長にし、それぞれを組み合わせた周期的な時分割多重方式であるため、その信号処理は様々な部分で共有することができるので、信号処理の構成を容易に構成することができる。また、送受信部104の許す限りの伝送レートで図2に示す時分割多重フォーマットを構成することで、データ周期55に収まるフォーマット周期58の数nを複数にし、同時に多重できる音声や画像などの連続データの数を複数にし、かつ各インターホン装置からの不連続データを多重することが可能になる。
【0042】
次に、図2のように構成した時分割多重フォーマットの信号処理について説明する。
【0043】
図3において、図1のインターホン装置の中のある1つをマスターとしたマスターインターホン装置ではタイムスロット管理部14で、自己の持つマスタークロックを基準に、多重フォーマットのすべてを管理する。網同期信号生成部17で生成された網同期信号51は送信データ多重部19を介して送受信部104により送信される。マスター以外のすべてのインターホン装置であるスレーブインターホン装置は、送受信部104で網同期信号51を受信する。
【0044】
網同期クロック生成部11は網同期信号51からスレーブインターホン装置内のマスタークロックを生成する。同時に網同期信号検出部12によって網同期信号51が検出される。スレーブインターホン装置のタイムスロット管理部14は網同期信号とマスタークロックを基に多重フォーマットを管理する。不連続信号54の送受信においては、マスターインターホン装置,スレーブインターホン装置のすべて同様の動作であり、送信においては制御部105から送信された制御信号は送信データ制御部16、送信データ多重部19を介してデータ同期信号生成部18によって生成されたデータ同期信号56を付加して送受信部104によって送信される。
【0045】
逆に受信においては送受信部104で受信された信号はデータ同期信号検出部13によって受信タイミングを検出し、タイムスロット管理部14を基に受信データ抽出部15によって制御信号を分離し、制御部105へ送出する。このようにして送受信された不連続信号54は制御部105により、制御信号81とバーストデータ82に分けられ、データ端末110間の通信を行うことと、インターホン装置間の制御を行う。
【0046】
分割連続データ53の送受信においては、データそのものの処理経路が、受信記憶装置20,送信記憶装置21を介するという点が異なる以外は不連続データと同様である。受信記憶装置20は受信した分割連続データ53を元の連続データに復元し、送信記憶装置21は連続データを分割連続データに分割する。
【0047】
以上のような構成による動作を行うことで、異なる伝送レートの複数の連続データである音声信号や画像信号,データ端末間のバーストデータおよびインターホン装置間の制御信号を1ペア線で、かつフリートポロジーで接続された任意のインターホン装置間で、同時に複数の通信を行うことができる。
【0048】
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2におけるインターホン装置全体の構成は前記実施の形態1で説明した図1と同様であり、また、伝送路上の時分割多重フォーマットも前記実施の形態1で説明した図2と同様である。
【0049】
図7は本発明の実施の形態2における時分割多重フォーマット(図2)の信号処理を行う図1の多重分離部101の構成を示すブロック図である。
【0050】
図7において、伝送路上の時分割多重フォーマットは図2と同じであるため、図2の各信号の処理を行う多重分離部101の構成も図3とほぼ同じで、分割連続データ53内の実際の伝送レートを調整するために22,23,24を付加している。ここで、22は分割連続データ53の1チャネルを最小伝送レートとするその整数倍以外の伝送レートのクロックを生成する転送クロック生成部、23は、データ終了信号70(図8参照)を検出し、実際のデータのみを受信記憶装置20に送信する終了信号検出部、24は分割した非圧縮分割連続データにデータ終了信号70を付加することと、ダミーデータ71(図8参照)を付加する終了信号付加部である。
【0051】
図8は本発明の実施の形態2における分割連続データ内の構成を示す図であり、伝送路上の時分割多重フォーマットは前記図2と同じであり、分割連続データ53のデータ長は同じであるが、実際のデータに加えてダミーデータ71を挿入した構成を示す。
【0052】
図8において、61,62は送信する音声や画像などの連続データを分割した時間軸で圧縮されていない非圧縮分割連続データ、70はデータ終了信号、71は、非圧縮分割連続データ61または非圧縮分割連続データ62と、データ終了信号70の合計ビット長に、分割連続データ53のビット長に対して不足分のビットを付加したダミーデータである。
【0053】
次に図5のように分割連続データ53を1チャネル占有した場合の伝送レートの1.5倍の伝送レートで送信する場合を例に説明する。
【0054】
図6のように、まず分割連続データ53を2チャネル(X,Y)確保し、伝送路上の伝送レートを2倍にする。送信するインターホン装置の転送クロック生成部22は1.5倍の伝送レートであることを制御部105により制御され、1.5倍の転送クロックを音声圧縮・伸張部102、または画像圧縮・伸張部103などに送信し、送信記憶装置21に非圧縮分割連続データ61,62を取り込む。終了信号付加部24は非圧縮分割連続データ61,62の最後にデータ終了信号70を付加し、全ビット長が分割連続データ53のビット長と一致するようにダミーデータ71を付加して送信データ制御部16に送信する。1.5倍の伝送レートの場合、分割連続データ53内の実際のデータの有する割合は3/4である。
【0055】
【数1】
1.5=3/2=2×(3/4)
受信するインターホン装置の終了信号検出部23は分割連続データ53内のデータ終了信号70を検出し、実際のデータ長から1.5倍の伝送レートであることを算出して転送クロック生成部22の受信転送クロックを設定することと、実際のデータのみを抽出して受信記憶装置20に送信する。
【0056】
以上のような構成による動作によれば、図2の時分割多重フォーマットを変えることなく実際の伝送レートを最小伝送レートの整数倍よりも細かい単位で異なる伝送レートの伝送ができる。
【0057】
なお、以上の説明では図2のように、フォーマット周期58内に分割連続データ53及び不連続信号54は1つであったが、これらを予め複数にした構成にすることで、連続データの占有率や制御の応答速度のバランスを、目的のアプリケーションに合わせた調整を行うことができる。
【0058】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1の発明は、異なる伝送レートの複数の連続データである音声信号や画像信号、データ端末間のバーストデータ、及びインターホン装置間の制御信号を1ペア線で、かつフリートポロジーで接続された任意のインターホン装置間で、同時に複数の通信を行うことができため、インターホン装置としての機能を大きく拡大できることや、ペア線が1つで良いため、新規設置の場合には1ペア線分の工事で良くなる他、通話路を増やすごとに増線する必要もなく分配器や分岐器を使用せずに伝送できるため送信信号の方向性を自由にできる。また、画像用の伝送路として分配器や分岐器を特別に設けるといった面倒な工事も必要なくなるといった様々な効果が得られる。
【0059】
また、連続データの伝送レートは様々であることが予想されるが、請求項1記載の発明の時分割多重フォーマットでは最小伝送レートの整数倍の伝送レートとなってしまうのに対して、請求項2の発明では時分割多重フォーマットを変えることなく実際の伝送レートを最小伝送レートの整数倍よりも細かい単位で異なる伝送レートの伝送ができる。したがって、伝送路上の時分割多重フォーマットが請求項1記載の発明の時分割多重フォーマットと共通であるため、伝送レートが最小伝送レートの整数倍の範囲である連続データを使用する場合は請求項1記載の発明の図3で可能であるが、後により細かい単位で伝送する必要がでた場合、図7の構成を有するインターホン装置を図3の構成を有するインターホン装置と共存することができる。つまり図3の構成を有するインターホン装置を排除することなく図7の構成を有するインターホン装置間で、より細かい伝送レートでの通信を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1,2におけるインターホン装置全体の構成を示す図
【図2】本発明の実施の形態1,2における時分割多重フォーマットを示す図
【図3】本発明の実施の形態1における時分割多重フォーマットの信号処理を行う多重分離部101の構成を示すブロック図
【図4】本発明の実施の形態1における時分割多重フォーマットを使った具体例図
【図5】本発明の実施の形態1,2における時分割多重フォーマットを使った具体例図
【図6】本発明の実施の形態1,2における時分割多重フォーマットを使った具体例図
【図7】本発明の実施の形態2における時分割多重フォーマットの信号処理を行う多重分離部101の構成を示すブロック図
【図8】本発明の実施の形態2における分割連続データ内の構成を示す図
【図9】従来のインターホン装置全体の構成を示す図
【符号の説明】
1〜4 1対のペア線
11 網同期クロック生成部
12 網同期信号検出部
13 データ同期信号検出部
14 タイムスロット管理部
15 受信データ抽出部
16 送信データ制御部
17 網同期信号生成部
18 データ同期信号生成部
19 送信データ多重部
20 受信記憶装置
21 送信記憶装置
22 転送クロック生成
23 終了信号検出部
24 終了信号付加部
51 網同期信号
52 送信休止時間
53-1〜53-n 分割連続データ
54 不連続信号
55 データ周期
56 データ同期信号
58 フォーマット周期
61〜66 非圧縮分割連続データ
70 データ終了信号
71 ダミーデータ
81-a,81-b 制御信号
82-a,82-b バーストデータ
101 多重分離部
102 音声圧縮・伸張部
103 画像圧縮・伸張部
104 送受信部
105 制御部
106 マイク
107 レシーバー
108 カメラ
109 モニタ
110 データ端末
A(1)〜(N),B(1)〜(N) インターホン装置

Claims (2)

  1. 複数の装置が、有線を伝送媒体とし、フリートポロジーでかつ長距離でパラレル接続されるインターホン装置において、あるインターホン装置にて、通話をするためのアナログの音声信号をディジタル圧縮または伸張するための音声圧縮・伸張手段と、画像を伝送するための画像信号をディジタル圧縮または伸張するための画像圧縮・伸張手段と、各インターホン装置に接続されたデータ端末間の送受信をするためのバーストデータを送受信し、かつ、各インターホン装置間の制御をするための制御手段と、前記ディジタルの音声,画像,バーストデータ,制御信号を時分割で多重送信および受信分離するための多重分離手段と、あるインターホン装置からの他の全インターホン装置に送受信可能な送受信手段を備え、前記多重分離手段においては、ペア線で接続されるすべてのインターホン装置の同期をとるためにマスターとなるある1つのインターホン装置だけが送信する網同期信号と、連続データをある単位で分割し、時間軸で圧縮した固定長のデータと、インターホン装置間で制御を行うため制御信号とそこに接続されるデータ端末からのバーストデータとをつなぎ合わせた固定長の不連続信号とを、網同期信号,固定長のデータ,固定長の不連続信号の順で周期的に繰り返したタイミングで、網同期信号以外は任意のインターホン装置がペア線上に送信できる時分割多重フォーマットにし、前記画像圧縮・伸張手段においては、画像信号を圧縮して帯域を下げたことを特徴とするインターホン装置。
  2. 前記多重分離手段は、送信側では、連続データをある単位で分割した時点で、その分割したデータ列の最後にデータ終了信号を付加する終了信号付加手段と、複数の速度のデータ取り込みクロックと、受信側では、データ終了信号を検出する終了信号検出手段と、複数の速度のデータ送出クロックを備えることを特徴とする請求項1記載のインターホン装置。
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