JP2907661B2 - デジタル多重伝送装置 - Google Patents

デジタル多重伝送装置

Info

Publication number
JP2907661B2
JP2907661B2 JP32524292A JP32524292A JP2907661B2 JP 2907661 B2 JP2907661 B2 JP 2907661B2 JP 32524292 A JP32524292 A JP 32524292A JP 32524292 A JP32524292 A JP 32524292A JP 2907661 B2 JP2907661 B2 JP 2907661B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
time slot
signal
signaling
unit
multiplexed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP32524292A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06177851A (ja
Inventor
朋義 前原
辰則 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP32524292A priority Critical patent/JP2907661B2/ja
Publication of JPH06177851A publication Critical patent/JPH06177851A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2907661B2 publication Critical patent/JP2907661B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデジタル多重伝送装置に
関し、特に、シグナリング信号の多重に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図2は、従来のデジタル多重伝送装置の
構成を示すものであり、このデジタル多重伝送装置が例
えば専用的な伝送路を介して同一構成を有する他のデジ
タル多重伝送装置に接続されている。
【0003】この図2に示したデジタル多重伝送装置1
は、データ系端末(例えばパーソナルコンピュータ)及
び音声系端末(例えば電話機やファクシミリ装置)の双
方を収容するものである。
【0004】デジタル多重伝送装置1は、図示しない音
声系端末との間で、音声信号(ファクシミリ信号を含む
概念とする)とシグナリング信号(ダイヤル信号やオフ
フック信号等)とを授受する。各音声系端末毎に設けら
れた符号化/復号化部2(2a、2b、…)は、音声系
端末から与えられた音声信号をPCM信号に符号化して
音声系のバスインタフェース部(BUS IF部)4
(実際上複数あるが図では1個のみ示している)に与え
たり、バスインタフェース部4から与えられたPCM信
号を音声信号に復号化したりするものである。各音声系
端末毎に設けられたレベル変換部3(3a、3b、…)
は、音声系端末から与えられた地気レベル信号でなるシ
グナリング信号を、デジタル多重伝送装置1内の処理レ
ベルであるTTLレベル信号でなるシグナリング信号に
変換してバスインタフェース部4に与えたり、その逆変
換を行なったりするものである。
【0005】音声系バスインタフェース部4は、同一チ
ャネルの符号化/復号化部2から与えられた主信号(音
声系では音声信号)及びレベル変換部3から与えられた
シグナリング信号を、符号化/復号化部2及びレベル変
換部3によって定まる位置のタイムスロット(例えば6
4kbps)に挿入してタイムスロット変換部(TS
I)5に与えるものである。また、バスインタフェース
部4は、タイムスロット変換部5から出力された所定位
置のタイムスロットに挿入されている主信号及びシグナ
リング信号をそのタイムスロット位置で定まる符号化/
復号化部2及びレベル変換部3に与えるものである。
【0006】図3は、バスインタフェース部4及びタイ
ムスロット変換部5間のインタフェース例を示すもので
ある。所定周波数(aKHz )の1周期がm個のタイムス
ロットTS1〜TSmに分かれており、各タイムスロッ
トに8ビットの主信号及び1ビットのシグナリング信号
が挿入される。ここで、同一の端末に係る主信号及びシ
グナリング信号は、同一タイムスロットに配置されてい
る。なお、各タイムスロットには1ビットのパリティビ
ットも付加されるが、このパリティビットは本発明の特
徴とは関係ないので、以下の説明においてはこのパリテ
ィビットにはふれないこととする。
【0007】デジタル多重伝送装置1は、図示しないデ
ータ系端末との間ではデータ信号を授受する。各データ
系端末毎に設けられたデータインタフェース部6(6
a、6b、…)は、各端末別のインタフェースの終端処
理を行なうものである。データ多重分離部(MLDX)
7(実際上複数あるが図では1個のみ示している)は、
データインタフェース部6からの様々のビットレート
(2400bps、4800bps等)のデータ信号を
多重化してデータ系のバスインタフェース部(BUS
IF部)8(実際上複数あるが図では1個のみ示してい
る)に与えたり、バスインタフェース部8からの多重デ
ータ信号を多重分離して各データインタフェース部6に
与えるものである。
【0008】データ系バスインタフェース部8は、デー
タ多重分離部7から与えられた主信号(データ系の場合
データ信号)を、データ多重分離部7によって定まる位
置のタイムスロットに挿入してタイムスロット変換部
(TSI)5に与えるものである。また、バスインタフ
ェース部8は、タイムスロット変換部5から出力された
所定位置のタイムスロットに挿入されている主信号をそ
のタイムスロット位置で定まるデータ多重分離部7に与
えるものである。なお、データ信号には対応するシグナ
リング信号が存在しないので、図3に示すタイムスロッ
トのシグナリング用ビットには例えばダミーデータを挿
入したり空きビット処理したりする。
【0009】タイムスロット変換部5は、内蔵するアド
レスコントロールメモリに予め設定されたタイムスロッ
トの変換情報に基づいて、音声系バスインタフェース部
4及びデータ系バスインタフェース部8から与えられた
タイムスロットを変換して高速インタフェース部9(9
a、9b、…)に与え、また、高速インタフェース部9
から与えられたタイムスロットを変換して音声系バスイ
ンタフェース部4及びデータ系バスインタフェース部8
に与えるものである。この従来例のタイムスロット変換
部5は、時間軸方向だけでなく空間方向にもタイムスロ
ット変換を行ない、送信時には方路毎のタイムスロット
をまとめ、受信時には、ある方路からのタイムスロット
をバスインタフェース部4及び8に振り分けるようにタ
イムスロット変換する。
【0010】高速インタフェース部9は、伝送路と当該
デジタル多重伝送装置1間のインタフェースを行なうも
のであり、伝送路インタフェース部に該当する。図4は
高速インタフェース部9の詳細構成を示し、図5は伝送
路(1.5Mbps)に係るタイムスロットのフレーム構成
を示す。
【0011】伝送路とで送受する1伝送フレームは、2
4マルチフレームを構成する1ビットの制御ビットOH
Bと、それぞれ4ビットでなる48個のタイムスロット
TS0〜TS47(但し、図3におけるタイムスロット
と1対1で対応するものではない)とから構成されてい
る。先頭のタイムスロットTS0は、16マルチフレー
ムを構成しており、16マルチフレームにおける第2フ
レーム目から第13フレーム目の各ビットにはタイムス
ロットTS1〜TS47に挿入された主信号と同一チャ
ネルに係るシグナリング信号が挿入されるようになされ
ている。
【0012】まず、高速インタフェース部9の送信系に
ついて説明する。タイムスロット変換部5からのタイム
スロットにおける主信号(音声信号又はデータ信号)は
多重化部92に直接与えられると共に、シグナリング信
号はシグナリング多重化部(SIG多重化部)91に与
えられる。シグナリング多重化部91には、0/1の交
番パターンでなるシグナリング用同期ビットSFが与え
られており、この同期情報に基づいて、シグナリング信
号を上述するマルチフレームを構成するように多重化し
て多重化部92に与える。多重化部92にはフレームビ
ットFが与えられており、多重化部92はこのフレーム
同期情報に基づいて、図5に示すフレームを構成するよ
うに主信号、シグナリング信号を多重化して符号変換部
93に与える。符号変換部93は、このような伝送フレ
ームを伝送路符号に変換して伝送路側に出力する。
【0013】次に、高速インタフェース部9の受信系に
ついて説明する。符号変換部94は、伝送路から与えら
れた信号に対して伝送路復号を行なってフレーム同期検
出部(F SYNC)95に与える。フレーム同期検出
部95は、伝送路復号された伝送フレームのフレームビ
ットを検出し、分離部96はこの検出された同期情報に
従って、伝送フレームの情報を主信号及び多重化シグナ
リング信号に分離する。シグナリング用同期検出部97
は、分離された多重化シグナリング信号(マルチフレー
ム)のシグナリング用同期ビットの交番パターンを検出
し、シグナリング分離部(SIG分離部)98はこの同
期情報に従って多重化シグナリング信号を多重分離す
る。同一チャネルに対する、分離部96によって分離さ
れた主信号及びSIG分離部98によって分離されたシ
グナリング信号は、同一のタイムスロットを構成するタ
イミングで両分離部96及び98からタイムスロット変
換部5に送出される。
【0014】以上の構成を有する従来のデジタル多重伝
送装置において、シグナリング信号の送信時の流れは、
以下の通りである。
【0015】音声系端末から出力されたシグナリング信
号は、レベル変換部3によってレベル変換された後、バ
スインタフェース部4によって音声信号と共に同一のタ
イムスロットに挿入された後タイムスロット変換部5に
入力される。このタイムスロット変換部5でタイムスロ
ット変換されたシグナリング信号は、高速インタフェー
ス部9によってマルチフレームが構成され、伝送フレー
ムにおける固定されたタイムスロットに挿入されて伝送
路に送出される。
【0016】受信時のシグナリング信号の流れはこの逆
の流れであるので、その説明は省略する。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来装置によ
れば、伝送フレームにおいてシグナリング信号は図5に
示すようにマルチフレームを構成しているため、図5に
示す伝送フレームは、同一方路に係る情報だけを含むよ
うに構成しなければならない。そのため、図2に示すデ
ジタル多重伝送装置がN個の他のデジタル多重伝送装置
と通信できるようにしようとすると(1:N通信を可能
にすると)、例えば高速インタフェース部9をN個設け
て図5に示す伝送フレームを方路毎にN個形成する構成
としなければ対応することができない。しかしながら、
このようにすると、デジタル多重伝送装置が大形化す
る。
【0018】また、従来装置によれば、シグナリング信
号をマルチフレーム構成としているため、伝送フレーム
が固定化され、1伝送フレームを複数の方路に係るもの
と構成することができない。例えば、ある方路に対する
情報が少ない場合でも伝送フレームに他の方路の情報を
挿入することができず、伝送フレームに空きタイムスロ
ットが多く生じることもあった。
【0019】本発明は、以上の点を考慮してなされたも
のであり、簡易な構成によって1:N通信に応じられる
と共に、複数の方路の情報を必要に応じて同一伝送フレ
ームに挿入できるデジタル多重伝送装置を提供しようと
したものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、第1の本発明においては、音声信号及びシグナリン
グ信号を多重化して送信する送信用のデジタル多重伝送
装置において、予め設定されている内容に従ってタイム
スロット変換を行なうタイムスロット変換部と、同一チ
ャネルの音声信号及びシグナリング信号を所定位置の同
一タイムスロットに挿入してタイムスロット変換部に入
力する音声系バスインタフェース部と、タイムスロット
変換部から出力されたシグナリング信号を多重して所定
タイムスロットに挿入してタイムスロット変換部に入力
するシグナリング変換手段(実施例のシグナリング変換
部と1対1に対応するものではなく、場合によってはデ
ータ多重分離部等を含むものである)と、タイムスロッ
ト変換部から出力された音声信号及びシグナリング信号
を伝送路に出力する伝送路インタフェース部とを備え
た。そして、タイムスロット変換部が、音声系バスイン
タフェース部からの少なくともシグナリング信号をシグ
ナリング変換手段に与え、シグナリング変換手段からの
シグナリング信号を伝送路インタフェース部に与えるよ
うにタイムスロットを変換することとした。
【0021】ここで、デジタル多重伝送装置が、データ
系端末が出力したデータ信号をも処理するものである場
合には、シグナリング変換手段が、データ信号をタイム
スロットに挿入する構成(実施例のデータ多重分離部)
を利用したものであって、多重化されたシグナリング信
号をデータ信号と同様に取り扱うことで多重化されたシ
グナリング信号を所定のタイムスロットに挿入するもの
であることが好ましい。
【0022】また、タイムスロット変換部が、多重化さ
れる以前のシグナリング信号以外の主信号についてタイ
ムスロットを変換する主信号タイムスロット変換部と、
多重化される以前のシグナリング信号についてタイムス
ロットを変換するシグナリングタイムスロット変換部と
でなり、音声系バスインタフェース部からのシグナリン
グ信号をシグナリングタイムスロット変換部を介してシ
グナリング変換手段に与えることが好ましい。
【0023】第2の本発明は、第1の本発明による送信
用のデジタル多重伝送装置によって伝送路に出力された
多重化された音声信号及びシグナリング信号を受信する
受信用のデジタル多重伝送装置に関し、予め設定されて
いる内容に従ってタイムスロット変換を行なうタイムス
ロット変換部と、伝送路から与えられた多重化されてい
る音声信号及びシグナリング信号を受信してタイムスロ
ット変換部に出力する伝送路インタフェース部と、タイ
ムスロット変換部から出力された多重化されているシグ
ナリング信号を多重分離してタイムスロット変換部に入
力するシグナリング変換手段(実施例のシグナリング変
換部と1対1に対応するものではなく、場合によっては
データ多重分離部等を含むものである)と、所定位置の
同一タイムスロットに挿入されている音声信号及びシグ
ナリング信号を分解して同一チャネルのそれぞれの出力
ラインに出力する音声系バスインタフェース部とを備え
る。そして、タイムスロット変換部が、伝送路インタフ
ェース部からの所定位置のタイムスロットに挿入されて
いる少なくとも多重化されているシグナリング信号をシ
グナリング変換手段に与え、シグナリング変換手段から
のシグナリング信号を同一チャネルの音声信号と共に音
声系バスインタフェース部に与えるようにタイムスロッ
トを変換することとした。
【0024】ここで、デジタル多重伝送装置がデータ系
端末をも収容するものである場合には、シグナリング変
換手段が、所定位置のタイムスロットに挿入されている
多重化データ信号を分離する構成(実施例ではデータ多
重分離部)を利用したものであって、多重化データ信号
の一部期間に挿入されている多重化シグナリング信号を
分離するものであることが好ましい。
【0025】また、タイムスロット変換部が、多重分離
された以降のシグナリング信号以外の主信号についてタ
イムスロットを変換する主信号タイムスロット変換部
と、多重分離された以降のシグナリング信号についてタ
イムスロットを変換するシグナリングタイムスロット変
換部とでなり、シグナリング変換手段からのシグナリン
グ信号をシグナリングタイムスロット変換部を介して音
声系バスインタフェース部に与えることが好ましい。
【0026】
【作用】第1の本発明は送信用であり、第2の本発明は
受信用であるが、これらは共に、伝送路に対する伝送フ
レームに複数方路の情報を挿入することができて、伝送
フレームの効率化、装置構成の簡単化、1対N通信の適
用容易性を高めることを期している。
【0027】従来の装置を検討した場合、伝送フレーム
におけるシグナリング信号についてのタイムスロットを
マルチフレーム化していたために、1伝送フレームに複
数方路の情報を挿入し得ないことが分かった。そこで、
マルチフレームを構成しないで方路毎のシグナリング信
号を伝送フレームに挿入できるように送信用及び受信用
の装置を構成した。
【0028】第1の本発明による送信用のデジタル多重
伝送装置においては、音声系バスインタフェース部から
与えられたシグナリング信号を、タイムスロット変換部
を介して同一方路に関するものをまとめて、シグナリン
グ変換手段に与え、シグナリング変換手段は、タイムス
ロット変換部から出力されたシグナリング信号を多重し
て所定タイムスロットに挿入してタイムスロット変換部
に入力し、このように多重化されたシグナリング信号が
挿入されたタイムスロットが主信号のタイムスロットと
同様なものとしてタイムスロット変換部で変換処理され
て伝送路インタフェース部に与えられ、伝送フレームが
構成されて伝送路に出力される。ここで、タイムスロッ
ト変換部による変換内容を適宜設定することによって1
伝送フレームに複数の方路に関する情報を挿入すること
ができる。
【0029】この場合において、デジタル多重伝送装置
がデータ系端末が出力したデータ信号をも処理するもの
であれば、シグナリング変換手段が、データ信号をタイ
ムスロットに挿入する構成を利用したものであって、多
重化されたシグナリング信号をデータ信号と同様に取り
扱うことで多重化されたシグナリング信号を所定のタイ
ムスロットに挿入することが、新規構成要素を少なくで
きて好ましい。
【0030】また、タイムスロット変換部を、多重化さ
れる以前のシグナリング信号以外の主信号についてタイ
ムスロットを変換する主信号タイムスロット変換部と、
多重化される以前のシグナリング信号についてタイムス
ロットを変換するシグナリングタイムスロット変換部と
で構成すれば、音声信号(主信号)の伝送遅延を増加さ
せずに、多重化したシグナリング信号を挿入したタイム
スロットを形成できて好ましい。
【0031】送信構成が以上の通りであるので、第2の
本発明による受信用のデジタル多重伝送装置において、
多重化されているシグナリング信号が挿入されているタ
イムスロットは伝送路インタフェース部からタイムスロ
ット変換部を介してシグナリング変換手段に与えられ、
このシグナリング変換手段によって多重化されているシ
グナリング信号が多重分離され、その後、タイムスロッ
ト変換部を介して同一チャネルに係る音声信号及びシグ
ナリング信号が音声系バスインタフェース部に与えられ
て音声系端末装置に出力される。
【0032】ここで、デジタル多重伝送装置がデータ系
端末をも収容するものである場合には、シグナリング変
換手段が、所定位置のタイムスロットに挿入されている
多重化データ信号を分離する構成を利用したものであっ
て、多重化データ信号の一部期間に挿入されている多重
化シグナリング信号を分離するものであることが既存構
成の有効利用が計れて好ましい。
【0033】また、タイムスロット変換部を、多重分離
された以降のシグナリング信号以外の主信号についてタ
イムスロットを変換する主信号タイムスロット変換部
と、多重分離された以降のシグナリング信号についてタ
イムスロットを変換するシグナリングタイムスロット変
換部とで構成すれば、音声信号(主信号)の伝送遅延を
小さくできて好ましい。
【0034】
【実施例】(A)第1実施例 以下、本発明の第1実施例を図面を参照しながら詳述す
る。ここで、図1が第1実施例のデジタル多重伝送装置
の構成を示すものであり、図2との同一部分には同一符
号を付して示している。なお、タイムスロット変換部1
1を除き、デジタル多重伝送装置10の各機能部は複数
存在するが(数は必ずしも同一ではない)、図では1個
ずつ示している。
【0035】この実施例のデジタル多重伝送装置10に
おいて、符号化/復号化部2、レベル変換部3、音声系
のバスインタフェース部4及びデータインタフェース部
6は従来と同様なものであり、タイムスロット変換部1
1、データ多重分離部12、データ系バスインタフェー
ス部13及び高速インタフェース部14は従来とは処理
及び機能が若干異なっている。
【0036】また、この実施例のデジタル多重伝送装置
10においては、シグナリング多重分離部(SIG多重
分離部)15及び主信号タイミング変換部16でなるシ
グナリング変換部(SIG CONV)17が設けられ
ている。
【0037】この実施例のタイムスロット変換部11
も、内蔵するアドレスコントロールメモリに対する設定
内容に応じてタイムスロット変換を行なうものである
が、この実施例の場合、以下のような2個の処理部間の
タイムスロット変換を行なう。すなわち、データ系のバ
スインタフェース部13と高速インタフェース部14と
の間で授受するようなタイムスロットの変換や、音声系
のバスインタフェース部4とデータ系のバスインタフェ
ース部13との間で授受するようなタイムスロットの変
換や、2個の高速インタフェース部14の間で授受する
ようなタイムスロットの変換を行なう。従って、従来と
は異なって、音声系のバスインタフェース部4と高速イ
ンタフェース部14との間で直接授受するようなタイム
スロットの変換は実行しない。
【0038】この実施例のデータ多重分離部12は、シ
グナリング多重分離部15から与えられたデータ(後述
するようにシグナリング信号を多重化したデータ)を、
データインタフェース部6から与えられたデータと同様
に多重処理する点、データ系バスインタフェース部13
から与えられた多重されているデータを分離してデータ
インタフェース部6に与えるだけでなくシグナリング多
重分離部15に与える点が従来とは異なっている。
【0039】この実施例のデータ系バスインタフェース
部13は、タイムスロット変換部11から与えられた所
定位置のタイムスロットに挿入されているデータを多重
処理部12に与えたり、主信号タイミング変換部16に
与えたりするものである。また、データ系バスインタフ
ェース部13は、データ多重分離部12から与えられた
データを所定位置のタイムスロットに挿入してタイムス
ロット変換部11に与えたり、シグナリング変換部17
から与えられた主信号及びシグナリング信号の組を所定
位置のタイムスロットに挿入してタイムスロット変換部
11に与えたりするものである。
【0040】この実施例の高速インタフェース部14
は、従来の高速インタフェース部と異なり、シグナリン
グ信号についてマルチフレームを組む構成やマルチフレ
ームを分解する構成を備えておらず、逆に、シグナリン
グ信号と主信号とを多重化したり分離したりする構成も
備えていない。
【0041】シグナリング変換部17は、上述したよう
にシグナリング多重分離部15及び主信号タイミング変
換部16からなり、データ多重分離部12及びバスイン
タフェース部13との協働によって、マルチフレームを
構成しないシグナリング信号だけでなるタイムスロット
(主信号だけのタイムスロットと同様に伝送フレームに
挿入される)を形成すると共に、そのシグナリング信号
に対応する主信号を含むタイムスロットの時間軸をずら
せる(遅延させる)ものである。また、シグナリング変
換部17は、今説明した動作の逆動作であるシグナリン
グ信号への分離、及び、シグナリング信号と主信号との
タイミング合わせを行なうものである。
【0042】シグナリング変換部17におけるシグナリ
ング多重分離部15は、データ系バスインタフェース部
13から与えられたシグナリング信号を多重してデータ
多重分離部12に与え、逆に、データ多重分離部12か
ら与えられたデータをシグナリング信号に分離してバス
インタフェース部13に与えるものである。主信号タイ
ミング変換部16は、データ系バスインタフェース部1
3からシグナリング信号とパラレルに与えられた主信号
を遅延させてバスインタフェース部13に与え、また逆
に、バスインタフェース部13から与えられた主信号を
遅延させて、対応するシグナリング信号をシグナリング
多重分離部15がバスインタフェース部13へ出力させ
るタイミングで主信号をバスインタフェース部13に出
力させるものである。
【0043】図6は、シグナリング変換部17周りでの
信号変換の様子を示すタイミングチャートであり、図6
(A)から図6(B)への変換は送信時に行なわれる。
受信時は、この逆の変換が行なわれる。
【0044】図6(A)に示す主信号及びシグナリング
信号の組でなるタイムスロットを含むタイムスロット列
がデータ系バスインタフェース部13から与えられる
と、主信号タイミング変換部16は、シグナリング信号
を含む所定タイムスロットの主信号を固定時間だけ遅延
させてバスインタフェース部13に返信し、シグナリン
グ多重分離部15は所定タイムスロットのシグナリング
信号を多重してデータ多重分離部12に与える。このデ
ータ多重分離部12によってシグナリング信号以外に係
るデータと多重されてバスインタフェース部13に与え
られたシグナリング信号はバスインタフェース部13に
よって対応する主信号が挿入されているタイムスロット
以外の任意のタイムスロットに挿入される。ここで、シ
グナリング多重分離部13によって多重されるシグナリ
ング信号は、同一方路に係る主信号に対するものであ
る。なお、受信時の信号変換は、上記と対称的であるの
でその説明は省略する。
【0045】ここで、同一方路に係る主信号に対するシ
グナリング信号を同一のタイムスロットにまとめるの
を、シグナリング多重分離部15がシグナリング信号に
ついてのタイムスロット変換機能を伴った多重処理を行
なうことで実現しても良く、また、音声系バスインタフ
ェース部4から与えられたタイムスロットをデータ系バ
スインタフェース部13に与える際にタイムスロット変
換部11が行なうタイムスロット変換を同一方路を考慮
して行なうことによって実現するようにしても良い。
【0046】以上の構成を有する実施例のデジタル多重
伝送装置10における信号、特にシグナリング信号の流
れは、以下の通りである。
【0047】音声系端末から出力されたシグナリング信
号は、レベル変換部3によってレベル変換された後、音
声系バスインタフェース部4によって音声信号と共に同
一のタイムスロットに挿入された後タイムスロット変換
部11に入力される。音声系バスインタフェース部4か
らの所定位置のタイムスロットに対して、タイムスロッ
ト変換部11は、アドレスコントロールメモリの設定内
容に従って、タイムスロットを変換してデータ系バスイ
ンタフェース部13に与える。ここで、タイムスロット
変換部11は、同一方路(又は同一伝送路)に係るタイ
ムスロットを同一のデータ系バスインタフェース部13
に与える。データ系バスインタフェース部13において
は、このように与えられたタイムスロットのシグナリン
グ信号をシグナリング多重分離部15に与え、この多重
分離部15は予め設定されている内容に応じてシグナリ
ング信号を多重化してシグナリング信号のフレームデー
タを構成してデータ多重分離部12に与え、データ多重
分離部12はシグナリング信号以外のデータと区別する
ことなく、シグナリング多重分離部15からのフレーム
データを多重してバスインタフェース部13に与える。
バスインタフェース部13は、主信号タイミング変換部
16からの主信号や、データ多重分離部12からのシグ
ナリングフレームデータを含むデータを所定のタイムス
ロットに挿入してタイムスロット変換部11に与える。
タイムスロット変換部11は、送信時においてデータ系
のバスインタフェース部13から与えられたタイムスロ
ットに対しては、予め設定された内容に従ってタイムス
ロット変換して高速インタフェース部14に与える。高
速インタフェース部14においては、伝送路に適合する
ようなインタフェース処理を行なって伝送フレームを出
力する。
【0048】図7は、ある1個の高速インタフェース部
14からの伝送フレームの構成例を示すものである。図
7に示すものは、A方路に対する音声信号が挿入された
複数のタイムスロットと、その音声信号に対応するシグ
ナリング信号が挿入された1以上のタイムスロットを固
め、その後側にB方路に対する音声信号が挿入された複
数のタイムスロットと、その音声信号に対応するシグナ
リング信号が挿入された1以上のタイムスロットを固め
て伝送フレームを構成したものである。ここで、例え
ば、A方路は高速インタフェース部14に接続された伝
送路に直接接続されたデジタル多重伝送装置が収容して
いる端末に係わり、B方路はそのようなデジタル多重伝
送装置を中継装置としてさらに他のデジタル多重伝送装
置が収容している端末に係わるものである。
【0049】このような伝送フレームは、例えば、複数
のデータ系バスインタフェース部13からのタイムスロ
ットをタイムスロット変換部11が変換することで構成
できる。また、データ系バスインタフェース部13から
のタイムスロットと、ある高速インタフェース部14か
らのタイムスロットとを、タイムスロット変換部11の
変換処理によって同一の高速インタフェース部14bに
供給することで構成することができる。
【0050】次に、受信時における信号、特にシグナリ
ング信号の流れを簡単に説明する。ある伝送路からの伝
送フレームは高速インタフェース部14によって伝送路
に対するインタフェース処理がなされた後、タイムスロ
ット変換部11に入力される。タイムスロット変換部1
1は、予め設定された内容に従ってタイムスロットの変
換を行ない、例えば、受信した伝送フレームに当該装置
10を中継装置とする方路のタイムスロットがあればそ
れを他の高速インタフェース部14に出力すると共に、
当該装置に対するタイムスロットがあればそのタイムス
ロット位置によって定まるデータ系バスインタフェース
部13に与える。
【0051】データ系バスインタフェース部13におい
ては、タイムスロットの位置によって主信号に係るタイ
ムスロットとシグナリング信号に係るタイムスロットを
区別しており、主信号に係るタイムスロットに挿入され
ている主信号を主信号タイミング変換部16に与え、シ
グナリング信号に係るタイムスロットに挿入されている
データをデータ多重分離部12に与える。データ多重分
離部12は予め設定されている内容に従ってデータを分
離し、データインタフェース部6やシグナリング多重分
離部15に与える。シグナリング多重分離部15によっ
て分離されたシグナリング信号は、そのシグナリング信
号に対応する主信号タイミング変換部16からの主信号
と同期してバスインタフェース部13に与えられ、その
後、タイムスロット変換部11を介してタイムスロット
変換されて所定の音声系バスインタフェース部4に与え
られる。バスインタフェース部4は、タイムスロット位
置によって定まるレベル変換部3を介してタイムスロッ
トにおけるシグナリング信号を図示しない音声系端末に
出力する。
【0052】従って、上述した第1実施例によれば、シ
グナリング信号でマルチフレームを構成することなく、
同一方路のシグナリング信号を多重化してデータ端末か
らのデータと同様に取り扱って所定のタイムスロットに
シグナリング信号を挿入するようにしたので、伝送路に
おける伝送フレームに、方路毎の主信号及びシグナリン
グ信号のタイムスロットを固めて複数の方路の情報を設
定することができ、伝送フレームにおける有効な情報量
を多くすることができる。
【0053】しかも、タイムスロット変換部11の変換
についての設定内容を変更することで、1伝送フレーム
に挿入する情報の方路数や方路の組み合わせを容易に変
更することができる。
【0054】また、当該デジタル多重伝送装置が通信す
る相手がN個であっても、このデジタル多重伝送装置に
接続する伝送路はNより少なくて良く、そのため、高速
インタフェース部(伝送路インタフェース部)を従来よ
り少なくできて全体構成を従来より簡単なものとするこ
とができる。
【0055】さらに、この実施例の場合、このような効
果を奏するために、新たにシグナリング変換部17を設
けることで対応でき、他の構成は従来とほぼ同様な構成
(方路に応じた設定内容を切り替えれば良い)を用いる
ことができる。
【0056】(B)第2実施例 次に、本発明の第2実施例を図面を参照しながら詳述す
る。図8は、この第2実施例によるデジタル多重伝送装
置20の構成を示すものであり、上述した第1実施例に
係る図1との同一、対応部分には同一符号を付して示し
ている。
【0057】この第2実施例も、基本的には、第1実施
例と同様に、シグナリング信号をマルチフレーム構成と
することなく、データ信号と同様に扱うことで同一方路
に係るシグナリング信号をタイムスロットに挿入して伝
送できるようにしたものである。
【0058】しかしながら、構成上、第1実施例とは以
下の点で異なっている。
【0059】第1実施例のタイムスロット変換部11
は、主信号及びシグナリング信号の組でタイムスロット
変換を行なうものであった。しかし、この第2実施例の
タイムスロット変換部21は、主信号用アドレスコント
ロールメモリ22aに変換内容が設定されている主信号
用のタイムスロット変換部21aと、シグナリング用ア
ドレスコントロールメモリ22bに変換内容が設定され
ているシグナリング用のタイムスロット変換部21bと
からなり、主信号とシグナリング信号とのタイムスロッ
ト変換を別個独立にできるようになされている。
【0060】第1実施例では、シグナリング変換部17
をシグナリング多重分離部15及び主信号タイミング変
換部16によって構成しているが、この第2実施例では
シグナリング多重分離部15だけが設けられている。
【0061】次に、第1実施例と以上の点が異なる第2
実施例について、音声系端末からの信号の流れを説明す
る。
【0062】音声系端末から出力されたシグナリング信
号は、レベル変換部3によってレベル変換された後、音
声信号は符号化/復号化部2によって符号化された後バ
スインタフェース部4に与えられ、このバスインタフェ
ース部4によって同一チャネルの音声信号及びシグナリ
ング信号が同一のタイムスロットに挿入されてタイムス
ロット変換部21に入力される。タイムスロット変換部
21においては、主信号について、主信号用タイムスロ
ット変換部21aがアドレスコントロールメモリ22a
の設定内容に従ってタイムスロット変換して変換したタ
イムスロット(主信号)を高速インタフェース部14に
与える。一方、シグナリング信号については、シグナリ
ング用タイムスロット変換部21bがアドレスコントロ
ールメモリ22bの設定内容に従ってタイムスロット変
換して変換したシグナリング信号(方路毎に固められて
いる)をデータ系のバスインタフェース部13に与え
る。バスインタフェース部13に与えられたシグナリン
グ信号は、シグナリング多重分離部15にそのまま与え
られて多重化されてデータ多重分離部12に与えられ
る。データ多重分離部12はシグナリング信号以外のデ
ータと区別することなく、シグナリング多重分離部15
からの多重化シグナリング信号でなるデータを多重して
バスインタフェース部13に与える。バスインタフェー
ス部13は、データ多重分離部12からの多重化シグナ
リング信号を含むデータを所定のタイムスロットに挿入
して主信号用タイムスロット変換部21aに与える。タ
イムスロット変換部21aは、このように与えられたタ
イムスロットに対しても、予め設定された内容に従って
タイムスロット変換して高速インタフェース部14に与
える。高速インタフェース部14においては、伝送路に
適合するようなインタフェース処理を行なって伝送フレ
ームを出力する。
【0063】以上、送信時の信号の流れを説明したが、
受信時の信号の流れはこの逆であるのでその説明は省略
する。
【0064】以上のように、信号の流れについて言え
ば、主信号(音声信号)をバスインタフェース部4から
タイムスロット変換部21を介して直ちに高速インタフ
ェース部14に与える点が第1実施例とは異なってい
る。このようにしたのは以下の理由による。
【0065】通話を考慮した場合音声信号の遅延は小さ
ければ小さいほど好ましい。しかし、第1実施例の場
合、音声系のバスインタフェース部4から出力された音
声信号(タイムスロット)が高速インタフェース部14
に至るまでには、タイムスロット変換部11を2度通過
すると共に、主信号タイミング変換部16を1度通過す
るので、平均的にはタイムスロットについての3フレー
ム分だけ遅延する。これに対して、第2実施例の場合、
音声系のバスインタフェース部4から出力された音声信
号(タイムスロット)が高速インタフェース部14に至
るまでには、タイムスロット変換部21を1度通過する
だけであるので、平均的にはタイムスロットについての
1フレーム分だけ遅延し、遅延時間を最少に押さえるこ
とができる。
【0066】一方、シグナリング信号は呼の確立時等に
送受される信号であって通話に供しないので遅延は問題
とならない。
【0067】上述のように音声信号での遅延を防止する
ため、シグナリング信号とは異なる流れによって処理
し、遅延量が音声信号とシグナリング信号とで異なるよ
うにしているが、言い換えると、音声信号とシグナリン
グ信号との同期をとっていないが、音声信号とシグナリ
ング信号とは同一の音声系端末が同時に出力することが
ないものであるので、第2実施例のようにしても問題と
なることはない。
【0068】以上のように、第2実施例によっても、第
1実施例と同様な効果を得ることができ、さらに、音声
信号の遅延時間を短くできるという効果をも奏する。
【0069】(C)他の実施例 本発明のデジタル多重伝送装置は専用回線でなる通信シ
ステムに適用して特に好適なものであるが、他の通信シ
ステムに適用することもできる。
【0070】上記実施例では、データ系端末をも収容す
るデジタル多重伝送装置を示したが、音声系端末だけを
収容するデジタル多重伝送装置にも本発明を適用するこ
とができる。この場合、複数のシグナリング多重分離部
を共通のデータ多重分離部と接続するようにすれば良
い。
【0071】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、シグナ
リング信号については、タイムスロット変換部を介して
音声系バスインタフェース部及び伝送路インタフェース
部間で直接授受するのではなく、タイムスロット変換部
の経路設定によって、シグナリング信号を多重する構成
や多重分離する構成を介在させて授受するようにしたの
で、伝送路上の伝送フレームにシグナリング信号をマル
チフレームを構成することなく挿入できて、簡易な構成
によって1:N通信に応じられると共に、複数の方路の
情報を必要に応じて同一伝送フレームに挿入できるデジ
タル多重伝送装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の構成を示すブロック図である。
【図2】従来の構成を示すブロック図である。
【図3】従来のタイムスロット変換部に入出力するタイ
ムスロットの信号割振りを示す説明図である。
【図4】従来の高速インタフェース部の構成を示すブロ
ック図である。
【図5】従来の伝送フレームの構成を示すブロック図で
ある。
【図6】第1実施例のシグナリング変換部17周りでの
信号変換の様子を示すタイミングチャートである。
【図7】第1実施例による伝送フレームの構成例を示す
説明図である。
【図8】第2実施例の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
4…音声系バスインタフェース部、6…データインタフ
ェース部、10、20…デジタル多重伝送装置、11、
21…タイムスロット変換部、12…データ多重分離
部、13…データ系バスインタフェース部、14…高速
インタフェース部(伝送路インタフェース部)、15…
シグナリング多重分離部、16…主信号タイミング変換
部、17…シグナリング変換部、21a…主信号用タイ
ムスロット変換部、21b…シグナリング用タイムスロ
ット変換部。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04J 3/00 - 3/26

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声信号及びシグナリング信号を多重化
    して送信する送信用のデジタル多重伝送装置において、 予め設定されている内容に従ってタイムスロット変換を
    行なうタイムスロット変換部と、 同一チャネルの音声信号及びシグナリング信号を所定位
    置の同一タイムスロットに挿入して上記タイムスロット
    変換部に入力する音声系バスインタフェース部と、 上記タイムスロット変換部から出力されたシグナリング
    信号を多重して所定タイムスロットに挿入して上記タイ
    ムスロット変換部に入力するシグナリング変換手段と、 上記タイムスロット変換部から出力された音声信号及び
    シグナリング信号を伝送路に出力する伝送路インタフェ
    ース部とを備え、 上記タイムスロット変換部が、上記音声系バスインタフ
    ェース部からの少なくともシグナリング信号を上記シグ
    ナリング変換手段に与え、上記シグナリング変換手段か
    らのシグナリング信号を上記伝送路インタフェース部に
    与えるようにタイムスロットを変換することを特徴とし
    たデジタル多重伝送装置。
  2. 【請求項2】 データ系端末が出力したデータ信号をも
    処理する請求項1に記載のデジタル多重伝送装置におい
    て、 上記シグナリング変換手段が、データ信号をタイムスロ
    ットに挿入する構成を利用したものであって、多重化さ
    れたシグナリング信号をデータ信号と同様に取り扱うこ
    とで多重化されたシグナリング信号を所定のタイムスロ
    ットに挿入するものであることを特徴としたデジタル多
    重伝送装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のデジタル多重伝
    送装置において、 上記タイムスロット変換部が、多重化される以前のシグ
    ナリング信号以外の主信号についてタイムスロットを変
    換する主信号タイムスロット変換部と、多重化される以
    前のシグナリング信号についてタイムスロットを変換す
    るシグナリングタイムスロット変換部とでなり、上記音
    声系バスインタフェース部からのシグナリング信号を上
    記シグナリングタイムスロット変換部を介して上記シグ
    ナリング変換手段に与えることを特徴としたデジタル多
    重伝送装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかの送信用のデジ
    タル多重伝送装置によって伝送路に出力された多重化さ
    れた音声信号及びシグナリング信号を受信する受信用の
    デジタル多重伝送装置において、 予め設定されている内容に従ってタイムスロット変換を
    行なうタイムスロット変換部と、 伝送路から与えられた多重化されている音声信号及びシ
    グナリング信号を受信して上記タイムスロット変換部に
    出力する伝送路インタフェース部と、 上記タイムスロット変換部から出力された多重化されて
    いるシグナリング信号を多重分離して上記タイムスロッ
    ト変換部に入力するシグナリング変換手段と、 所定位置の同一タイムスロットに挿入されている音声信
    号及びシグナリング信号を分解して同一チャネルのそれ
    ぞれの出力ラインに出力する音声系バスインタフェース
    部とを備え、 上記タイムスロット変換部が、上記伝送路インタフェー
    ス部からの所定位置のタイムスロットに挿入されている
    少なくとも多重化されているシグナリング信号を上記シ
    グナリング変換手段に与え、上記シグナリング変換手段
    からのシグナリング信号を同一チャネルの音声信号と共
    に上記音声系バスインタフェース部に与えるようにタイ
    ムスロットを変換することを特徴としたデジタル多重伝
    送装置。
  5. 【請求項5】 データ系端末をも収容する請求項4に記
    載のデジタル多重伝送装置において、 上記シグナリング変換手段が、所定位置のタイムスロッ
    トに挿入されている多重化データ信号を分離する構成を
    利用したものであって、多重化データ信号の一部期間に
    挿入されている多重化シグナリング信号を分離するもの
    であることを特徴としたデジタル多重伝送装置。
  6. 【請求項6】 請求項4又は5に記載のデジタル多重伝
    送装置において、 上記タイムスロット変換部が、多重分離された以降のシ
    グナリング信号以外の主信号についてタイムスロットを
    変換する主信号タイムスロット変換部と、多重分離され
    た以降のシグナリング信号についてタイムスロットを変
    換するシグナリングタイムスロット変換部とでなり、上
    記シグナリング変換手段からのシグナリング信号を上記
    シグナリングタイムスロット変換部を介して上記音声系
    バスインタフェース部に与えることを特徴としたデジタ
    ル多重伝送装置。
JP32524292A 1992-12-04 1992-12-04 デジタル多重伝送装置 Expired - Fee Related JP2907661B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32524292A JP2907661B2 (ja) 1992-12-04 1992-12-04 デジタル多重伝送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32524292A JP2907661B2 (ja) 1992-12-04 1992-12-04 デジタル多重伝送装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06177851A JPH06177851A (ja) 1994-06-24
JP2907661B2 true JP2907661B2 (ja) 1999-06-21

Family

ID=18174619

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32524292A Expired - Fee Related JP2907661B2 (ja) 1992-12-04 1992-12-04 デジタル多重伝送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2907661B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06177851A (ja) 1994-06-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
GB2212028A (en) Speech/data communication systems
JPH01162454A (ja) サブレート交換方式
JP2907661B2 (ja) デジタル多重伝送装置
JPH089058A (ja) 伝送路バックアップ機能付の多重化装置
JPH05227119A (ja) 音声・データ多重化方式
JPH0690490A (ja) 制御チャネル中継線方式
JP2543940B2 (ja) 音声交換方式
JP3158758B2 (ja) 端末アダプタ装置とデータ伝送方法
JPH08237213A (ja) 制御信号多重通信方式
JP2727547B2 (ja) 高速ディジタル用時分割多重化装置
JPH09139723A (ja) 時分割多重化装置
KR0148411B1 (ko) 멀티미디어 네트워크의 체널다중화장치
JP3447649B2 (ja) 時分割多重化装置
JP3492006B2 (ja) 通信装置およびその通信方法
JP3305271B2 (ja) 通信装置
JPS62286351A (ja) 電子交換機へのlan収容方式
JP3115067B2 (ja) シグナリングデータ伝送方式
JP3772465B2 (ja) ディジタル回線接続システム
JPH0723014A (ja) タイムスロット信号位相アライナー装置
JPS6314598A (ja) 構内無線通信方式
JPH0744741B2 (ja) 中継交換方式
JPH04130846A (ja) ディジタル伝送方式
JPS6338909B2 (ja)
JPH01238238A (ja) 加入者線多重化チャネル方式
JPH06204967A (ja) シグナリング方式

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees