JPH09320854A - リアクトルの分解輸送方法 - Google Patents
リアクトルの分解輸送方法Info
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- JPH09320854A JPH09320854A JP13788296A JP13788296A JPH09320854A JP H09320854 A JPH09320854 A JP H09320854A JP 13788296 A JP13788296 A JP 13788296A JP 13788296 A JP13788296 A JP 13788296A JP H09320854 A JPH09320854 A JP H09320854A
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- Japan
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- leg
- transportation
- core
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Abstract
(57)【要約】
【課題】輸送限界を大幅に緩和できるリアクトルの分解
輸送方法を提供すること。 【解決手段】ギャップを有する主脚鉄心と、その主脚鉄
心に巻装される巻線と、上・下部ヨーク鉄心と、側脚鉄
心とを備えた単相3脚鉄心からなるリアクトルの分解輸
送方法において、単相3脚鉄心の輸送時に、上部ヨーク
鉄心部分と、主脚鉄心部分と、側脚鉄心と下部ヨーク鉄
心を一体とするU字形鉄心部分に分割し、これら各鉄心
部分及び巻線全てを各々の輸送タンクに納めて密封輸送
するので、特に重量と高さ方向の輸送制限が厳しい場合
においても、これらの輸送制限を満足し、同時に現地に
おける再組立範囲を少なくし、現地作業を容易にすると
共に品質を向上させることができる。
輸送方法を提供すること。 【解決手段】ギャップを有する主脚鉄心と、その主脚鉄
心に巻装される巻線と、上・下部ヨーク鉄心と、側脚鉄
心とを備えた単相3脚鉄心からなるリアクトルの分解輸
送方法において、単相3脚鉄心の輸送時に、上部ヨーク
鉄心部分と、主脚鉄心部分と、側脚鉄心と下部ヨーク鉄
心を一体とするU字形鉄心部分に分割し、これら各鉄心
部分及び巻線全てを各々の輸送タンクに納めて密封輸送
するので、特に重量と高さ方向の輸送制限が厳しい場合
においても、これらの輸送制限を満足し、同時に現地に
おける再組立範囲を少なくし、現地作業を容易にすると
共に品質を向上させることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リアクトルの輸送
限界を大幅に緩和するリアクトルの分解輸送方法に関す
る。
限界を大幅に緩和するリアクトルの分解輸送方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、電力の需要増大と電力品質の安定
化が求められるようになり、それに伴い系統に接続され
るリアクトルも大容量化するようになってきた。また変
電所も地価の安い山間地に建設されることが多くなり、
リアクトル等の電気機器の輸送条件も一段と厳しいもの
となってきた。したがって、リアクトルの輸送限界、す
なわちその重量と高さの大幅な低減が必要となってき
た。このため現地に設置される3相リアクトルをそのま
ま輸送するのではなく、例えば3台の単相リアクトルに
分解して輸送し現地で3相結線を行って3相リアクトル
を構成する方法がとられている。
化が求められるようになり、それに伴い系統に接続され
るリアクトルも大容量化するようになってきた。また変
電所も地価の安い山間地に建設されることが多くなり、
リアクトル等の電気機器の輸送条件も一段と厳しいもの
となってきた。したがって、リアクトルの輸送限界、す
なわちその重量と高さの大幅な低減が必要となってき
た。このため現地に設置される3相リアクトルをそのま
ま輸送するのではなく、例えば3台の単相リアクトルに
分解して輸送し現地で3相結線を行って3相リアクトル
を構成する方法がとられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、現地に設置
される大容量の3相リアクトルでも、これを単相器3台
で構成する場合、現地据付スペースやリアクトルの経済
性等からみると3分割までが一般的であり、輸送重量も
40トン程度に低減するのが限界である。また、鉄道ま
たは船輸送した後の現地トレーラ輸送に対し大掛かりな
橋梁の補強を含めた道路補強工事が必要となるので、単
相器3台輸送方式でも莫大な輸送費が必要となる等の問
題があった。
される大容量の3相リアクトルでも、これを単相器3台
で構成する場合、現地据付スペースやリアクトルの経済
性等からみると3分割までが一般的であり、輸送重量も
40トン程度に低減するのが限界である。また、鉄道ま
たは船輸送した後の現地トレーラ輸送に対し大掛かりな
橋梁の補強を含めた道路補強工事が必要となるので、単
相器3台輸送方式でも莫大な輸送費が必要となる等の問
題があった。
【0004】本発明(請求項1乃至請求項4対応)は、
上記問題を解決するためになされたもので、その目的は
輸送限界を大幅に緩和可能なリアクトルの分解輸送方法
を提供することにある。
上記問題を解決するためになされたもので、その目的は
輸送限界を大幅に緩和可能なリアクトルの分解輸送方法
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の請求項1は、ギャップを有する主脚鉄心
と、その主脚鉄心に巻装される巻線と、上・下部ヨーク
鉄心と、側脚鉄心とを備えた単相3脚鉄心からなるリア
クトルの分解輸送方法において、前記単相3脚鉄心の輸
送時に、前記上部ヨーク鉄心部分と、前記主脚鉄心部分
と、前記側脚鉄心と前記下部ヨーク鉄心を一体とするU
字形鉄心部分に分割し、これら各鉄心部分及び巻線全て
を各々の輸送タンクに納めて密封輸送することを特徴と
する。
めに、本発明の請求項1は、ギャップを有する主脚鉄心
と、その主脚鉄心に巻装される巻線と、上・下部ヨーク
鉄心と、側脚鉄心とを備えた単相3脚鉄心からなるリア
クトルの分解輸送方法において、前記単相3脚鉄心の輸
送時に、前記上部ヨーク鉄心部分と、前記主脚鉄心部分
と、前記側脚鉄心と前記下部ヨーク鉄心を一体とするU
字形鉄心部分に分割し、これら各鉄心部分及び巻線全て
を各々の輸送タンクに納めて密封輸送することを特徴と
する。
【0006】本発明の請求項2は、請求項1記載のリア
クトルの分解輸送方法において、U字形鉄心部分は正規
タンクに納め、前記上部ヨーク鉄心部分と、前記主脚鉄
心部分及び前記巻線は輸送タンクに納めて密封輸送する
ことを特徴とする。
クトルの分解輸送方法において、U字形鉄心部分は正規
タンクに納め、前記上部ヨーク鉄心部分と、前記主脚鉄
心部分及び前記巻線は輸送タンクに納めて密封輸送する
ことを特徴とする。
【0007】本発明の請求項3は、ギャップを有する主
脚鉄心と、その主脚鉄心に巻装される巻線と、上・下部
ヨーク鉄心と、側脚鉄心とを備えた3相5脚鉄心からな
るリアクトルの分解輸送方法において、前記3相5脚鉄
心の輸送時に、上部ヨーク鉄心部分と、主脚鉄心部分
と、下部ヨーク鉄心部分と、前記側脚と前記下部ヨーク
鉄心を一体とするL字形鉄心部分に分割し、これら各鉄
心部分及び巻線全てを各々の輸送タンクに納めて密封輸
送することを特徴とする。
脚鉄心と、その主脚鉄心に巻装される巻線と、上・下部
ヨーク鉄心と、側脚鉄心とを備えた3相5脚鉄心からな
るリアクトルの分解輸送方法において、前記3相5脚鉄
心の輸送時に、上部ヨーク鉄心部分と、主脚鉄心部分
と、下部ヨーク鉄心部分と、前記側脚と前記下部ヨーク
鉄心を一体とするL字形鉄心部分に分割し、これら各鉄
心部分及び巻線全てを各々の輸送タンクに納めて密封輸
送することを特徴とする。
【0008】本発明の請求項4は、請求項3記載のリア
クトルの分解輸送方法において、前記側脚と前記下部ヨ
ーク鉄心を一体とするL字形鉄心部分は正規タンクに納
め、前記上部ヨーク鉄心部分と、前記主脚鉄心部分及び
前記巻線は輸送タンクに納めて密封輸送することを特徴
とする。
クトルの分解輸送方法において、前記側脚と前記下部ヨ
ーク鉄心を一体とするL字形鉄心部分は正規タンクに納
め、前記上部ヨーク鉄心部分と、前記主脚鉄心部分及び
前記巻線は輸送タンクに納めて密封輸送することを特徴
とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図を
参照して説明する。図1は本発明の一実施例である単相
3脚鉄心リアクトルの分割輸送方法を示す図である。
参照して説明する。図1は本発明の一実施例である単相
3脚鉄心リアクトルの分割輸送方法を示す図である。
【0010】同図に示すように、本実施例のリアクトル
は、ギャップを有する主脚鉄心1と上部ヨーク鉄心2と
下部ヨーク鉄心3と側脚鉄心4とから構成されている
が、これを輸送する場合には、主脚鉄心1部分と、上部
ヨーク鉄心2部分と、下部ヨーク鉄心3と側脚鉄心4を
一体としたU字形鉄心部分5に分割されている。
は、ギャップを有する主脚鉄心1と上部ヨーク鉄心2と
下部ヨーク鉄心3と側脚鉄心4とから構成されている
が、これを輸送する場合には、主脚鉄心1部分と、上部
ヨーク鉄心2部分と、下部ヨーク鉄心3と側脚鉄心4を
一体としたU字形鉄心部分5に分割されている。
【0011】このU字形鉄心部分5は、図2(A)及び
(B)に示すように輸送時のショックに耐えられるよう
に補強され、輸送用タンク21内に納められる。すなわ
ち、U字形鉄心部分5の2つの側脚鉄心及び下部ヨーク
鉄心は、それぞれ側脚鉄心部分の補強材14及びヨーク
鉄心部分の補強材15を添えてバインド16にて一体に
締め付けられると共に、補強材14と補強材15を連結
する。さらに、両側脚鉄心の上部間は固定金具17によ
り固定し、輸送時のショックに耐えられるように構成さ
れている。
(B)に示すように輸送時のショックに耐えられるよう
に補強され、輸送用タンク21内に納められる。すなわ
ち、U字形鉄心部分5の2つの側脚鉄心及び下部ヨーク
鉄心は、それぞれ側脚鉄心部分の補強材14及びヨーク
鉄心部分の補強材15を添えてバインド16にて一体に
締め付けられると共に、補強材14と補強材15を連結
する。さらに、両側脚鉄心の上部間は固定金具17によ
り固定し、輸送時のショックに耐えられるように構成さ
れている。
【0012】上述したように組立てられたU字形鉄心部
分5は、上下に分割可能な輸送用タンク21内に納めら
れている。この輸送用タンク21は上部タンク18と下
部タンク19とから構成されており、輸送用タンク21
内に設けられた振れ止め材20a〜20dにより鉄心の
補強材14及び15と、固定金具17を連結・固定する
ことにより輸送用タンク21内に固定されている。
分5は、上下に分割可能な輸送用タンク21内に納めら
れている。この輸送用タンク21は上部タンク18と下
部タンク19とから構成されており、輸送用タンク21
内に設けられた振れ止め材20a〜20dにより鉄心の
補強材14及び15と、固定金具17を連結・固定する
ことにより輸送用タンク21内に固定されている。
【0013】なお、輸送重量面での制約が少ない場合に
は、U字形鉄心部分5を図示しない正規タンク内に納め
輸送することにより鉄心輸送個数を減らすことも可能で
ある。また、本実施例の変形例としてU字形鉄心部分5
と上部ヨーク2の代わりに、側脚鉄心4と下部ヨーク鉄
心3からなるL字形鉄心部分と、側脚鉄心4と上部ヨー
ク鉄心2からなるL字形鉄心部分に分割することも可能
である。
は、U字形鉄心部分5を図示しない正規タンク内に納め
輸送することにより鉄心輸送個数を減らすことも可能で
ある。また、本実施例の変形例としてU字形鉄心部分5
と上部ヨーク2の代わりに、側脚鉄心4と下部ヨーク鉄
心3からなるL字形鉄心部分と、側脚鉄心4と上部ヨー
ク鉄心2からなるL字形鉄心部分に分割することも可能
である。
【0014】また、単相3脚鉄心の主脚鉄心1は、図5
に示すように輸送時のショックに耐えられるように補強
され、輸送用タンク30内に納められる。すなわち、正
規に組立てられたギャップ付き主脚鉄心1は、その上下
に固定金具24a及び24bを取り付けて、この上下の
固定金具24a及び24bを連結材25にて連結し、輸
送用タンク30内に納められる。この輸送用タンク30
は上部タンク26と下部タンク27とから構成されてお
り、タンク30内に設けられた振れ止め材28及び29
と、固定金具24a及び24bによりタンク30内に固
定されるように構成されている。
に示すように輸送時のショックに耐えられるように補強
され、輸送用タンク30内に納められる。すなわち、正
規に組立てられたギャップ付き主脚鉄心1は、その上下
に固定金具24a及び24bを取り付けて、この上下の
固定金具24a及び24bを連結材25にて連結し、輸
送用タンク30内に納められる。この輸送用タンク30
は上部タンク26と下部タンク27とから構成されてお
り、タンク30内に設けられた振れ止め材28及び29
と、固定金具24a及び24bによりタンク30内に固
定されるように構成されている。
【0015】以上説明した実施例においては、巻線は単
体で巻線輸送タンクに納め輸送するものであるが、輸送
条件によっては主脚と巻線を組合わせ一体として輸送タ
ンクに収納して輸送するようにしてもよい。
体で巻線輸送タンクに納め輸送するものであるが、輸送
条件によっては主脚と巻線を組合わせ一体として輸送タ
ンクに収納して輸送するようにしてもよい。
【0016】上述したように、本実施例によれば、輸送
時の鉄心輸送単位の重量・高さ寸法を低減することがで
きるため、輸送制限の厳しい場合でも、鉄心をU字形鉄
心構成またはL字形鉄心構成として、側脚鉄心と下部ヨ
ーク鉄心を組合わせた状態での輸送が可能となる。この
ため、リアクトル鉄心を構成する主脚鉄心と上下部ヨー
ク鉄心を全て分解して輸送する必要がなくなるため、現
地における再組立及び品質の向上を図ることができる。
時の鉄心輸送単位の重量・高さ寸法を低減することがで
きるため、輸送制限の厳しい場合でも、鉄心をU字形鉄
心構成またはL字形鉄心構成として、側脚鉄心と下部ヨ
ーク鉄心を組合わせた状態での輸送が可能となる。この
ため、リアクトル鉄心を構成する主脚鉄心と上下部ヨー
ク鉄心を全て分解して輸送する必要がなくなるため、現
地における再組立及び品質の向上を図ることができる。
【0017】図3は本発明の他の実施例である3相5脚
鉄心リアクトルの分解輸送方法を示す図である。同図に
示すように、本実施例のリアクトルは、3個のギャップ
付き主脚鉄心6と、3個の矩形状上部ヨーク鉄心7と梯
形状上部ヨーク鉄心8a,8bからなる上部ヨーク鉄心
9と、矩形状下部ヨーク鉄心10と梯形状下部ヨーク鉄
心11a,11bからなる下部ヨーク鉄心と、側脚鉄心
12a及び12bとから構成されているが、これを輸送
する場合には、3個の主脚鉄心6と、3個の矩形状上部
ヨーク鉄心7と、梯形状上部ヨーク鉄心8a及び8b
と、矩形状下部ヨーク鉄心10と、梯形状下部ヨーク鉄
心11aと側脚鉄心12aからなるL字形鉄心部分13
aと、梯形状下部ヨーク鉄心11bと側脚鉄心12bか
らなるL字形鉄心部分13bに分割されている。
鉄心リアクトルの分解輸送方法を示す図である。同図に
示すように、本実施例のリアクトルは、3個のギャップ
付き主脚鉄心6と、3個の矩形状上部ヨーク鉄心7と梯
形状上部ヨーク鉄心8a,8bからなる上部ヨーク鉄心
9と、矩形状下部ヨーク鉄心10と梯形状下部ヨーク鉄
心11a,11bからなる下部ヨーク鉄心と、側脚鉄心
12a及び12bとから構成されているが、これを輸送
する場合には、3個の主脚鉄心6と、3個の矩形状上部
ヨーク鉄心7と、梯形状上部ヨーク鉄心8a及び8b
と、矩形状下部ヨーク鉄心10と、梯形状下部ヨーク鉄
心11aと側脚鉄心12aからなるL字形鉄心部分13
aと、梯形状下部ヨーク鉄心11bと側脚鉄心12bか
らなるL字形鉄心部分13bに分割されている。
【0018】このL字形鉄心部分13aは、図4(A)
及び(B)に示すように輸送時のショックに耐えられる
ように補強され、輸送用タンクに納められる。すなわ
ち、側脚鉄心12a部分の補強材14とヨーク鉄心11
a部分の補強材15の一端を連結し、さらに補強材14
の側面に連結材22a及び22bを取り付け、この連結
材22a及び22bを固定金具23a及び23bにて固
定し、さらに上部の固定金具17により補強材14と連
結材22a及び22bとを連結固定し、輸送時のショッ
クに耐えられる構造としている。
及び(B)に示すように輸送時のショックに耐えられる
ように補強され、輸送用タンクに納められる。すなわ
ち、側脚鉄心12a部分の補強材14とヨーク鉄心11
a部分の補強材15の一端を連結し、さらに補強材14
の側面に連結材22a及び22bを取り付け、この連結
材22a及び22bを固定金具23a及び23bにて固
定し、さらに上部の固定金具17により補強材14と連
結材22a及び22bとを連結固定し、輸送時のショッ
クに耐えられる構造としている。
【0019】上述したように組立てられたL字形鉄心部
分13aは、上下に分割可能な輸送用タンク21に納め
られている。この輸送用タンク21内は上部タンク18
と下部タンク19とから構成されており、輸送用タンク
21内に設けられた振れ止め材20a〜20dにより鉄
心の補強材14及び15と、連結材22a及び22b
と、固定金具17を連結・固定することにより輸送用タ
ンク21内に固定されている。
分13aは、上下に分割可能な輸送用タンク21に納め
られている。この輸送用タンク21内は上部タンク18
と下部タンク19とから構成されており、輸送用タンク
21内に設けられた振れ止め材20a〜20dにより鉄
心の補強材14及び15と、連結材22a及び22b
と、固定金具17を連結・固定することにより輸送用タ
ンク21内に固定されている。
【0020】なお、輸送重量面での制約が少ない場合に
は、下部ヨーク鉄心10とL字形鉄心部分13aを図示
しない正規タンク内に納め輸送することにより鉄心輸送
個数を減らすことも可能である。また、本実施例ではL
字形鉄心部分13aについて説明したが、L字形鉄心部
分13bについても、L字形鉄心部分13aと同様であ
るので、その説明は省略する。また、本実施例の3相5
脚鉄心の主脚鉄心6は、上記図5に示した単相3脚鉄心
の主脚鉄心1の輸送方法と同様であるので、重複説明は
省略する。
は、下部ヨーク鉄心10とL字形鉄心部分13aを図示
しない正規タンク内に納め輸送することにより鉄心輸送
個数を減らすことも可能である。また、本実施例ではL
字形鉄心部分13aについて説明したが、L字形鉄心部
分13bについても、L字形鉄心部分13aと同様であ
るので、その説明は省略する。また、本実施例の3相5
脚鉄心の主脚鉄心6は、上記図5に示した単相3脚鉄心
の主脚鉄心1の輸送方法と同様であるので、重複説明は
省略する。
【0021】ところで、本実施例の効果の一例を述べる
と、総重量50トンの鉄心でも最大輸送単位は25トン
程度にできるので、重量的には一般トレーラで道路補強
なしで輸送することが可能となる。また下部ヨーク鉄心
を組合わせた状態で起立させたまま輸送するため現地に
おける鉄心起立作業が不要となる。これにより、起立設
備とこれを支持据付けする基礎工事が不要となることに
より、従来のリアクトル輸送方法による現地据付けに比
べて大幅な据付け時間の削減と経済的効果が大である。
と、総重量50トンの鉄心でも最大輸送単位は25トン
程度にできるので、重量的には一般トレーラで道路補強
なしで輸送することが可能となる。また下部ヨーク鉄心
を組合わせた状態で起立させたまま輸送するため現地に
おける鉄心起立作業が不要となる。これにより、起立設
備とこれを支持据付けする基礎工事が不要となることに
より、従来のリアクトル輸送方法による現地据付けに比
べて大幅な据付け時間の削減と経済的効果が大である。
【0022】以上の各実施例においては、巻線は単体で
巻線輸送タンクに納め輸送するものであるが、輸送条件
によっては主脚鉄心と巻線を組合わせ一体として輸送タ
ンクに収納して輸送することもできる。
巻線輸送タンクに納め輸送するものであるが、輸送条件
によっては主脚鉄心と巻線を組合わせ一体として輸送タ
ンクに収納して輸送することもできる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明(請求項1
乃至請求項4対応)のリアクトル分解輸送方法によれ
ば、輸送重量制限が厳しいため分解輸送方式を適用しな
ければならない場合で、かつ輸送寸法制限、特に重量と
高さ方向の輸送制限が厳しい場合においても、これらの
輸送制限を満足し、同時に現地における再組立範囲を少
なくし、現地作業を容易にすると共に品質を向上させる
ことができる、という優れた効果を奏する。
乃至請求項4対応)のリアクトル分解輸送方法によれ
ば、輸送重量制限が厳しいため分解輸送方式を適用しな
ければならない場合で、かつ輸送寸法制限、特に重量と
高さ方向の輸送制限が厳しい場合においても、これらの
輸送制限を満足し、同時に現地における再組立範囲を少
なくし、現地作業を容易にすると共に品質を向上させる
ことができる、という優れた効果を奏する。
【図1】本発明の一実施例である単相3脚鉄心の分割輸
送方法を示した図。
送方法を示した図。
【図2】同図(A)は図1のU字形鉄心部分の輸送状態
を示す側面図、同図(B)はその正面図。
を示す側面図、同図(B)はその正面図。
【図3】本発明の他の実施例である3相5脚鉄心の分割
輸送方法を示した図。
輸送方法を示した図。
【図4】同図(A)は図3のL字形鉄心部分の輸送状態
を示す側面図、同図(B)はその正面図。
を示す側面図、同図(B)はその正面図。
【図5】図1及び図3の鉄心主脚の輸送状態を示す側面
図。
図。
1,6…主脚鉄心、2…上部ヨーク鉄心、3…下部ヨー
ク鉄心、4,12a,12b…側脚鉄心、5…U字形鉄
心部分、7…矩形状上部ヨーク鉄心、8a,8b…梯形
状上部ヨーク鉄心、9…上部ヨーク鉄心、10…矩形状
下部ヨーク鉄心、11a,11b…梯形状下部ヨーク鉄
心、12a,12b…側脚鉄心、13a,13b…L字
形鉄心部分、14,15…補強材、16…バインド、1
7…固定金具、18…輸送用上部タンク、19…輸送用
下部タンク、20a〜20d…振れ止め材、21,30
…輸送用タンク、22a,22b…連結材、23a,2
3b…固定金具、24a,24b…固定金具、25…連
結材、26…輸送用上部タンク、27…輸送用下部タン
ク、28,29…振れ止め材。
ク鉄心、4,12a,12b…側脚鉄心、5…U字形鉄
心部分、7…矩形状上部ヨーク鉄心、8a,8b…梯形
状上部ヨーク鉄心、9…上部ヨーク鉄心、10…矩形状
下部ヨーク鉄心、11a,11b…梯形状下部ヨーク鉄
心、12a,12b…側脚鉄心、13a,13b…L字
形鉄心部分、14,15…補強材、16…バインド、1
7…固定金具、18…輸送用上部タンク、19…輸送用
下部タンク、20a〜20d…振れ止め材、21,30
…輸送用タンク、22a,22b…連結材、23a,2
3b…固定金具、24a,24b…固定金具、25…連
結材、26…輸送用上部タンク、27…輸送用下部タン
ク、28,29…振れ止め材。
Claims (4)
- 【請求項1】 ギャップを有する主脚鉄心と、その主脚
鉄心に巻装される巻線と、上・下部ヨーク鉄心と、側脚
鉄心とを備えた単相3脚鉄心からなるリアクトルの分解
輸送方法において、前記単相3脚鉄心の輸送時に、前記
上部ヨーク鉄心部分と、前記主脚鉄心部分と、前記側脚
鉄心と前記下部ヨーク鉄心を一体とするU字形鉄心部分
に分割し、これら各鉄心部分及び巻線全てを各々の輸送
タンクに納めて密封輸送することを特徴とするリアクト
ルの分解輸送方法。 - 【請求項2】 請求項1記載のリアクトルの分解輸送方
法において、U字形鉄心部分は正規タンクに納め、前記
上部ヨーク鉄心部分と、前記主脚鉄心部分及び前記巻線
は輸送タンクに納めて密封輸送することを特徴とするリ
アクトルの分解輸送方法。 - 【請求項3】 ギャップを有する主脚鉄心と、その主脚
鉄心に巻装される巻線と、上・下部ヨーク鉄心と、側脚
鉄心とを備えた3相5脚鉄心からなるリアクトルの分解
輸送方法において、前記3相5脚鉄心の輸送時に、上部
ヨーク鉄心部分と、主脚鉄心部分と、下部ヨーク鉄心部
分と、前記側脚と前記下部ヨーク鉄心を一体とするL字
形鉄心部分に分割し、これら各鉄心部分及び巻線全てを
各々の輸送タンクに納めて密封輸送することを特徴とす
るリアクトルの分解輸送方法。 - 【請求項4】 請求項3記載のリアクトルの分解輸送方
法において、前記側脚と前記下部ヨーク鉄心を一体とす
るL字形鉄心部分は正規タンクに納め、前記上部ヨーク
鉄心部分と、前記主脚鉄心部分及び前記巻線は輸送タン
クに納めて密封輸送することを特徴とするリアクトルの
分解輸送方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13788296A JPH09320854A (ja) | 1996-05-31 | 1996-05-31 | リアクトルの分解輸送方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13788296A JPH09320854A (ja) | 1996-05-31 | 1996-05-31 | リアクトルの分解輸送方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09320854A true JPH09320854A (ja) | 1997-12-12 |
Family
ID=15208899
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13788296A Pending JPH09320854A (ja) | 1996-05-31 | 1996-05-31 | リアクトルの分解輸送方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09320854A (ja) |
-
1996
- 1996-05-31 JP JP13788296A patent/JPH09320854A/ja active Pending
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A02 | Decision of refusal |
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