JPH09320009A - 媒体処理装置 - Google Patents

媒体処理装置

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JPH09320009A
JPH09320009A JP13170896A JP13170896A JPH09320009A JP H09320009 A JPH09320009 A JP H09320009A JP 13170896 A JP13170896 A JP 13170896A JP 13170896 A JP13170896 A JP 13170896A JP H09320009 A JPH09320009 A JP H09320009A
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JP
Japan
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medium
magnetic stripe
passbook
reading
unit
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Application number
JP13170896A
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English (en)
Inventor
Yukio Otsuka
幸夫 大塚
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】処理速度の低下が少なく、媒体の磁気ストライ
プの読み取り精度が向上できる媒体処理装置を実現する
こと。 【解決手段】媒体9aの磁気ストライプの読み取り及び
書き込みを行うヘッドを有する磁気ストライプ処理部1
0と、前記媒体9aに印刷を行う印字部30と、前記媒
体9aを搬送する搬送手段5、40とを備えた媒体処理
装置において、前記磁気ストライプ処理部10で前記磁
気ストライプの読み取り時、往路読み取りと復路読み取
りを行って、前記往路読み取りと前記復路読み取りの内
容を比較する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金融機関などの営
業店や無人店舗に設置される現金自動取引装置(AT
M)や記帳機に使用される通帳プリンタ等の媒体処理装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】図15は従来例の説明図であり、図15
(A)は従来技術のリード時のヘッド動作の説明、図1
5(B)は従来技術のライト時のヘッド動作と書き込み
結果の説明である。以下、図面を参照して従来の通帳プ
リンタについて説明する。
【0003】、従来の通帳プリンタでは、磁気ストラ
イプの読み取りビットが無い時は、直ちに取引を中止
し、通帳を顧客に返却していた。 、従来の通帳プリンタでは、磁気ストライプの読み取
り時、磁気ストライプを読み書きするヘッド(以下、M
Sヘッドという)がホームポジションからエンドポジシ
ョンに移動する時は読み取りを行わずにMSヘッドの移
動のみ行い、MSヘッドがエンドポジションからホーム
ポジションに移動する時に読み取りを行っていた。
【0004】図15(A)において、通帳の磁気ストラ
イプ2の読み取り(リード時)は、先ずMSヘッドのホ
ームポジション位置(黒三角で示す)からエンドポジシ
ョン位置(黒三角で示す)に移動する。そして、読み取
りは、次にMSヘッドをエンドポジション位置(黒三角
で示す)からホームポジション位置(黒三角で示す)に
移動する時に行っていた(復路リード)。
【0005】、従来の通帳プリンタでは、磁気ストラ
イプを書き込む時は、直ちに書き込みを行っていた。図
15(B)において、上図(a)の書き込み前の磁気ス
トライプのデータ(位置ズレがある時)のように、書き
込み前の磁気ストライプ2のデータに位置ズレがある時
(図では正規の位置より左側にズレている)、書き込み
は矢印のように往路でライト(書き込み)を行い復路で
リード(確認リード)行っていた。
【0006】このような、位置ズレがある時の書き込み
結果は、下図(b)の位置ずれがある時の書き込み結果
のように、磁気ストライプ2からはみ出して記録できな
い部分ができる。これにより磁気ストライプ2のデータ
が破壊されることになっていた。
【0007】、従来の通帳プリンタでは、磁気ストラ
イプの読み書きを行う場合は、正常位置の確認のため、
一旦通帳の搬送を行って磁気ストライプ処理位置(MS
位置)に通帳を再度セットしていた。
【0008】、印字完了後、通帳の排出を行うが、排
出途中でジャムが発生した時は、処理を中止していた。 、通常の横型通帳よりも幅の短い通帳の印字完了後の
排出の時のジャムでも通帳ガイドはそのままで、処理を
中止していた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前記のような従来のも
のにおいては次のような課題があった。 、通帳の磁気ストライプの読み取りは、MSヘッドが
エンドポジションからホームポジションに移動する時に
1回のみ実行していたためノイズ等により誤読み取りと
なった場合、その通帳の処理が正しく行われない可能性
があった。
【0010】、磁気ストライプ2を書き込むため通帳
をMS位置に停止した時、その停止位置に位置ズレが生
じると、取引にその通帳が使用できなくなっていた。 、通帳の磁気ストライプの読み書きを行う場合は、再
度セットを行うため処理速度が低下していた。
【0011】、排出途中でジャムが発生した時は、処
理が中止となり通帳が返却できなくなっていた。 、幅の短い通帳の印字完了後の排出の時のジャムでも
通帳ガイドはそのままで、処理を中止していたため通帳
が返却できなくなっていた。
【0012】本発明は、このような従来の課題を解決
し、処理速度の低下が少なく、コストも増加せずに、通
帳(媒体)の磁気ストライプの読み取り精度が向上で
き、また、通帳の磁気ストライプの書き込み時に通帳の
停止位置がズレても書き込み対象にならない磁気データ
を破壊することが防止でき、さらに、通帳のジャムによ
る休止の低減ができる媒体処理装置を実現することを目
的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。図1中、5は搬送ローラ、9aは媒体、10
は磁気ストライプ処理部(MS部)、20はページ捲り
部、30は印字部、40は搬送部、90aは媒体回転部
を示している。
【0014】本発明は前記従来の課題を解決するため次
のように構成した。 (1):媒体9aの磁気ストライプの読み取り及び書き
込みを行うヘッドを有する磁気ストライプ処理部10
と、前記媒体9aに印刷を行う印字部30と、前記媒体
9aを搬送する搬送手段5、40とを備えた媒体処理装
置において、前記磁気ストライプ処理部10で前記磁気
ストライプの読み取り時、往路読み取りと復路読み取り
を行って、前記往路読み取りと前記復路読み取りの内容
を比較する。
【0015】(2):媒体9aの磁気ストライプの読み
取り及び書き込みを行うヘッドを有する磁気ストライプ
処理部10と、前記媒体9aに印刷を行う印字部30
と、前記媒体9aを搬送する搬送手段5、40とを備え
た媒体処理装置において、前記磁気ストライプ処理部1
0で前記磁気ストライプを書き込む時、予め読み取りを
行って、イレーズ部分の長さを検出する。
【0016】(3):媒体9aの磁気ストライプの読み
取り及び書き込みを行うヘッドを有する磁気ストライプ
処理部10と、前記媒体9aに印刷を行う印字部30
と、前記媒体9aを搬送する搬送手段5、40とを備え
た媒体処理装置において、前記搬送手段5、40で前記
磁気ストライプ処理部10に前記媒体9aを搬送した直
後の前記磁気ストライプの読み取り又は書き込みは前記
媒体9aの搬送を行わずにその位置で行い、前記搬送手
段5、40で前記磁気ストライプ処理部10に前記媒体
9aを搬送した後に磁気ストライプの読み取り又は書き
込みを1回でも行った後の前記磁気ストライプの読み取
り又は書き込みは前記媒体9aの搬送を行って前記磁気
ストライプ処理部10に前記媒体9aを再セットしてか
ら行う。
【0017】(4):媒体9aの磁気ストライプの読み
取り及び書き込みを行うヘッドを有する磁気ストライプ
処理部10と、前記媒体9aに印刷を行う印字部30
と、前記媒体9aを回転する媒体回転部90aと、前記
媒体9aを搬送する搬送手段5、40とを備えた媒体処
理装置において、途中にジャムが発生した時、前記媒体
9aを前記媒体回転部90aで180度回転させる。
【0018】(5):媒体9aの磁気ストライプの読み
取り及び書き込みを行うヘッドを有する磁気ストライプ
処理部10と、前記媒体9aに印刷を行う印字部30
と、前記媒体9aを搬送する搬送路を有する搬送手段
5,40と、前記搬送路に突出して前記媒体9aを案内
する媒体ガイドとを備えた媒体処理装置において、幅の
短い前記媒体9aの処理の途中にジャムが発生した時、
前記媒体ガイドを前記搬送路より除去する。
【0019】(作用)前記構成に基づく作用を図1に基
づいて説明する。磁気ストライプ処理部10のヘッドで
媒体9aの磁気ストライプの読み取り及び書き込みを行
い、印字部30で前記媒体9aに印刷を行い、搬送手段
5、40で前記媒体9aを搬送する媒体処理装置におい
て、前記磁気ストライプ処理部10で前記磁気ストライ
プの読み取り時、往路読み取りと復路読み取りを行っ
て、前記往路読み取りと前記復路読み取りの内容を比較
する。このため、2回の読み取りを行って内容の比較が
でき、ランダムにノイズ等が発生しても誤読み取りを防
止できて信頼度を高めることができ、処理性能の低下も
防止できる。
【0020】また、磁気ストライプ処理部10のヘッド
で媒体9aの磁気ストライプの読み取り及び書き込みを
行い、印字部30で前記媒体9aに印刷を行い、搬送手
段5、40で前記媒体9aを搬送する媒体処理装置にお
いて、前記磁気ストライプ処理部10で前記磁気ストラ
イプを書き込む時、予め読み取りを行って、イレーズ部
分の長さを検出する。このため、イレーズ部分の長さを
測定して媒体9aが正しい位置にセットされていること
の確認ができ、磁気ストライプの書き込み位置のずれを
防止できる。
【0021】さらに、磁気ストライプ処理部10のヘッ
ドで媒体9aの磁気ストライプの読み取り及び書き込み
を行い、印字部30で前記媒体9aに印刷を行い、搬送
手段5、40で前記媒体9aを搬送する媒体処理装置に
おいて、前記搬送手段5、40で前記磁気ストライプ処
理部10に前記媒体9aを搬送した直後の前記磁気スト
ライプの読み取り又は書き込みは前記媒体9aの搬送を
行わずにその位置で行い、前記搬送手段5、40で前記
磁気ストライプ処理部10に前記媒体9aを搬送した後
に前記磁気ストライプの読み取り又は書き込みを1回で
も行った後の前記磁気ストライプの読み取り又は書き込
みは前記媒体9aの搬送を行って前記磁気ストライプ処
理部10に前記媒体9aを再セットしてから行う。この
ため、再度磁気ストライプの読み取り又は書き込みを行
う場合のみ前記媒体9aの搬送を行うので、処理速度の
低下を防止できる。
【0022】また、磁気ストライプ処理部10のヘッド
で媒体9aの磁気ストライプの読み取り及び書き込みを
行い、印字部30で前記媒体9aに印刷を行い、媒体回
転部90aで前記媒体9aを回転し、搬送手段5、40
で前記媒体9aを搬送する媒体処理装置において、途中
にジャムが発生した時、前記媒体9aを前記媒体回転部
90aで180度回転させる。このため、前記媒体9a
の排出の途中でジャムが発生した時は、前記媒体9aの
排出方向の先端部分に折れ曲がり等の異常があると判断
して、異常部分を180度回転させて再度排出を実施す
るので、処理が中止となり前記媒体9aが返却できなく
なることを防止できる。
【0023】さらに、磁気ストライプ処理部10のヘッ
ドで媒体9aの磁気ストライプの読み取り及び書き込み
を行い、印字部30で前記媒体9aに印刷を行い、搬送
手段5,40で前記媒体9aを搬送路に沿って搬送し、
前記搬送路に突出した媒体ガイドで前記媒体9aを案内
する媒体処理装置において、幅の短い前記媒体9aの処
理の途中にジャムが発生した時、前記媒体ガイドを前記
搬送路より除去する。このため、幅の短い前記媒体9a
のジャムは、前記媒体9aの斜行により前記媒体ガイド
に衝突して発生した可能性があるため、前記媒体ガイド
を前記搬送路より除去して再度排出を実施するので、処
理が中止となり前記媒体9aが返却できなくなることを
防止できる。
【0024】
【発明の実施の形態】図2〜図14は本発明の実施の形
態を示した図であり、以下、本発明の実施の形態である
通帳プリンタ装置を図面に基づいて説明する。
【0025】(1):機構構成の説明 図2は本発明の実施の形態における機構構成図である。
以下、図2に基づいて通帳処理装置である通帳プリンタ
装置の機構を説明する。
【0026】図2において、通帳9の磁気ストライプの
読み書きを行って印刷する通帳プリンタ装置には、複数
の搬送ローラ5、磁気ストライプ処理部(MS部)1
0、ページ捲り部20、印字部30、搬送部40、通帳
回転部90が設けてある。
【0027】搬送ローラ5は、挿入口から挿入された通
帳9を搬送路に沿って所定の位置まで搬送するものであ
る。磁気ストライプ処理部(MS部)10は、通帳9の
磁気ストライプの読み取り、書き込みを行うものであ
る。ページ捲り部20は、複数の頁にまたがって印刷す
るときに頁を捲るものである。印字部30は、通帳9に
文字を印刷するものである。搬送部40は、搬送ローラ
5を回転させ通帳9を各部分まで移動するものである。
通帳回転部90は、通帳9の回転を行うものである。
【0028】(2):回路構成の説明 図3は本発明の実施の形態における回路構成の説明図で
ある。以下、図3に基づいて通帳プリンタ装置の回路構
成の説明をする。
【0029】図3において、通帳プリンタ装置には、M
S制御回路11、ページ捲り制御回路21、印刷制御回
路31、搬送制御回路41、RAM(ランダムアクセス
メモリ)50、ROM(リードオンリメモリ)60、イ
ンタフェース回路70、CPU(中央処理装置)80、
通帳回転制御回路91が設けてある。
【0030】MS制御回路11は、CPU80と接続さ
れMS部10の制御を行うものである。ページ捲り制御
回路21は、CPU80と接続されページ捲り部20の
制御を行うものである。印刷制御回路31は、CPU8
0と接続され印字部30の制御を行うものである。搬送
制御回路41は、CPU80と接続され搬送部40の制
御を行うものである。
【0031】RAM50は、MS(磁気ストライプ)書
き込みバッファ51、MS読み取りバッファ52、印字
データ領域53が設けてあり、CPU80と接続されて
磁気ストライプの読み書きデータや印字データを一時的
に格納するものである。ROM60は、CPU80と接
続され装置全体を制御するためのプログラムを格納する
ものである。
【0032】インタフェース回路70は、CPU80と
接続され上位装置からの磁気ストライプの読み書きの指
示や印刷指示を受信するものである。CPU80は、装
置全体の制御を行うものである。通帳回転制御回路91
は、CPU80と接続され通帳回転部90の制御を行う
ものである。
【0033】(3):通帳処理の説明(正常時) 図2、図3に基づいて通帳処理の説明をする。顧客が通
帳9を挿入口にセットすると、CPU80は、ROM6
0に格納されているプログラムに従って搬送制御回路4
1を駆動して搬送部40により搬送ローラを回転させて
MS部10に通帳9を搬送し、MS制御回路11から通
帳9の磁気ストライプの読み込みを行いRAM50のM
S読み取りバッファ52に格納される。この読み取りが
正常にできると上位装置に通知される。
【0034】通帳9の磁気ストライプには、取引に必要
な口座番号等が書き込まれており、上位装置は受信した
口座番号に対応した印刷データを作成すると共に、縦開
き通帳または横開き通帳かのデータも作成し送信する。
この送信データはインタフェース回路70を経由してR
AM50の印字データ領域53に格納され、通帳を印字
部30に搬送後、印刷が行われる。印刷するデータが複
数頁にまたがる場合は、縦開き通帳であれば通帳回転部
90に搬送して90度通帳9を回転させて、ページ捲り
部20に通帳9を搬送してページ捲りを行って、印字部
30で次の頁に印刷され、印字の終了は上位装置に通知
される。
【0035】通帳9の印刷が完了すると、印字位置から
MS位置に通帳9を搬送し、MS制御回路11によりM
S部10で磁気ストライプの書き込みを行って、MS位
置から挿入口に通帳9を搬送して取引が完了する。
【0036】(4):通帳の種類の説明 図4は本発明の実施の形態における通帳の種類の説明図
であり、図4(a)は縦型通帳(通帳を開いた状態)の
説明、図4(b)は横型通帳(通帳を開いた状態)の説
明、図4(c)は幅の短い横型通帳(通帳を開いた状
態)の説明である。以下、図4に基づいて通帳の種類の
説明をする。
【0037】図4(a)において、縦型通帳を開いた状
態を示している。この通帳9には中央に上下方向の綴じ
部分があり、通帳プリンタ装置の挿入口への挿入方向は
通帳上端から、即ち印字方向が正しい挿入方向となる。
そして、通帳9には印字部20で年月日、取引内容、取
引金額、現在高等が印刷されるものである。
【0038】図4(b)において、横型通帳を開いた状
態を示している。この通帳9には中央に左右方向の綴じ
部分があり、通帳プリンタ装置の挿入口への挿入方向は
通帳上端から、即ち印字方向が正しい挿入方向となる。
【0039】図4(c)において、幅の短い横型通帳を
開いた状態を示している。この通帳9には中央に左右方
向の綴じ部分があり、通帳プリンタ装置の挿入口への挿
入方向は通帳上端から、即ち印字方向が正しい挿入方向
となる。
【0040】(5):リード時のヘッド動作の説明 図5は本発明の実施の形態におけるリード時のヘッド動
作の説明図である。以下、図5に基づいてリード時のヘ
ッド動作の説明をする。
【0041】通帳9の表紙の面に設けられた磁気ストラ
イプ2の読み取り(リード)は、搬送部40が通帳9を
MSユニットがあるMS部10に搬送して、MSヘッド
1により行う。磁気ストライプ2の読み取りにおいて
は、先ず、ホームポジション位置(黒三角で示す)であ
る通帳9の搬送路より下の位置にあるMSヘッド1を搬
送路に飛び出させ、エンドポジション位置(黒三角で示
す)まで移動し磁気ストライプの往路リードを行う。次
に、MSヘッド1をエンドポジション位置(黒三角で示
す)からホームポジション位置(黒三角で示す)に移動
させ復路リードを行う。
【0042】このように、往路リードと復路リードの2
回の読み取りを行って、内容を比較して一致していれ
ば、その内容を上位装置に通知する。もし、この比較で
不一致であれば読み取りエラーを上位装置に通知する。
このためランダムにノイズが発生しても誤読み取りを防
止でき、しかも、処理性能も低下しないものである。
【0043】(6):書き込み時のヘッド動作の説明 図6は実施の形態における書き込み時のヘッド動作の説
明図(停止位置が異常の時)である。以下、図6に基づ
いて書き込み時のヘッド動作の説明をする。
【0044】通帳9の磁気ストライプ2を書き込むとき
は、予め読み取りを行って、磁気ストライプ2に記録し
てあるイレーズ部分を測定する。この測定により通帳9
が正しい位置にセットされていれば、書き込みを行っ
て、その後に確認の読み取りを行って、正常に書き込み
ができたことを上位装置に通知する。もし、イレーズ部
分を測定して、通帳が正しい位置にセットされていなけ
れば、セット位置不良を上位装置に通知する。
【0045】図6において、磁気ストライプ2には、デ
ータのないイレーズ部分2aとデータ部分2bが設けて
ある。そして、この図の通帳9の停止位置は左にズレて
おり、MSヘッド1のホームポジション位置(黒三角で
示す)からデータ部分2bまでのイレーズ部分2aの距
離tが正常時より短くなっている。このため、MSヘッ
ド1を一定速度で移動させた場合一定時間の範囲にデー
タがないので通帳9の位置ズレがあると判断できる。こ
れにより、位置ズレがあると判断された場合は書き込み
を行わないため、磁気ストライプ2の書き込み位置ズレ
を防止でき、書き込み対象にならない磁気データの破壊
を防止できる。
【0046】なお、MS部10のMSユニットは、MS
ヘッド1が移動して磁気ストライプ2の読み書きを行う
構造であり、MSヘッド1がホームポジション以外では
通帳の移動ができないものである。
【0047】(7):誤った方向で通帳を挿入した場合
の説明 図7は実施の形態における誤った方向で通帳を挿入した
場合の説明図であり、図7(a)は誤った方向で通帳を
挿入の説明、図7(b)は磁気ストライプの読み取りの
説明、図7(c)は回転部で90度回転させ、磁気スト
ライプの読み取りの説明、図7(d)は再度、回転部で
90度回転させ、磁気ストライプの読み取りの説明であ
る。以下、図7に基づいて誤った方向で通帳を挿入した
場合の説明をする。
【0048】通帳9を正規の方向で挿入しなかった場合
は、磁気ストライプのデータが検出できないため誤挿入
と判断できる。この時は、通帳回転部90に通帳9を搬
送して、通帳回転部90の回転支点押さえで通帳を固定
して、ローラAを正方向に、ローラBを逆方向に回し
て、通帳9を90度回転させて、再度MS位置に搬送し
て磁気ストライプの読み取りを行う。さらに、磁気スト
ライプのデータが検出できない時は、再度、通帳9を9
0度回転させて、磁気ストライプの読み取りを行うもの
である。
【0049】図7(a)において、通帳9を180度方
向を誤って挿入した場合である。通帳プリンタ装置に
は、上から見て通帳9の挿入口より搬送ローラ5、MS
ヘッド1、搬送ローラ5、印字ヘッド33、搬送ローラ
5、通帳回転部90、通帳回転部90内のローラA、B
が設けてある。
【0050】図7(b)において、通帳9をMS位置に
搬送して磁気ストライプ2の読み取りを行っても、磁気
ストライプ2がMSヘッド1の位置にないためデータな
しになる。
【0051】図7(c)において、通帳9を通帳回転部
90に搬送して、支点押さえで通帳9を固定して、ロー
ラAを正方向に、ローラBを逆方向に回して、通帳9を
90度回転させて、再度MS位置に搬送して磁気ストラ
イプ2の読み取りを行う。しかしさらに、磁気ストライ
プ2がMSヘッド1の位置にないためデータなしにな
る。
【0052】図7(d)において、さらに、通帳9を通
帳回転部90に搬送して、支点押さえで通帳9を固定し
て、ローラAを正方向に、ローラBを逆方向に回して、
通帳9を90度回転させて、再度MS位置に搬送して磁
気ストライプ2の読み取りを行う。これで、通帳9の磁
気ストライプ2とMSヘッド1の位置が一致するためデ
ータの正常読み取りが行われる。
【0053】このように、通帳9の磁気ストライプ2の
読み取りが正常に完了するまで、通帳回転部90で通帳
9を2回まで90度回転させて正しい方向にしてから処
理し、顧客の誤操作があっても自動的に処理が続行でき
る。
【0054】(8):MS位置に搬送直後の磁気ストラ
イプの読み書きの説明 図8は実施の形態におけるMS位置に搬送直後の磁気ス
トライプの読み書きの説明図である。以下、図8に基づ
いてMS位置に搬送直後の磁気ストライプの読み書きの
説明をする。
【0055】通帳9をMS位置に搬送直後の磁気ストラ
イプの読み書きは、通帳9の搬送を行わずにその位置で
読み書きを行う。図8において、通帳プリンタ装置に
は、媒体である通帳9の有無を検出して通帳9をMS位
置に位置付けるMS位置センサ4が設けてある。そし
て、通帳9をMS位置に搬送直後の磁気ストライプの読
み書きは、通帳9の搬送を行わずにその位置で読み書き
を行うため、処理速度の低下を防止することができる。
【0056】(9):MS位置で磁気ストライプの読み
書きを行った後の再試行時の説明 図9は実施の形態におけるMS位置で磁気ストライプの
読み書きを行った後の再試行時の説明図であり、図9
(a)は通帳をMS位置センサが媒体なしになるまで挿
入口方向に搬送する説明、図9(b)は通帳をMS位置
センサが媒体ありになるまで奥方向に搬送する説明、図
9(c)は磁気ストライプの読み書きを行う説明であ
る。以下、図9に基づいてMS位置で磁気ストライプの
読み書きを行った後の再試行時の説明をする。
【0057】上位装置は、磁気ストライプ2の読み取り
時に異常が通知されると、再試行のため磁気ストライプ
2の読み取り指示を通帳プリンタ装置に行うが、通帳プ
リンタ装置は、この時、すでにMS位置で磁気ストライ
プ2の読み取りを行っているため、通帳9の搬送をして
通帳9の再セットを行ってから磁気ストライプ2の読み
取り動作をする。なお、磁気ストライプ2を書き込む時
も同様の処理を行うものである。
【0058】図9において、先ず、通帳9の読み書きの
再試行の場合、図9(a)のように、搬送ローラ5を回
転して通帳9をMS位置センサ4が媒体なしになるまで
矢印の挿入口方向に搬送する。
【0059】次に、図9(b)のように、搬送ローラ5
を回転して通帳9をMS位置センサ4が媒体ありになる
まで矢印の奥方向に搬送する。その後、図9(c)のよ
うに、通帳9をMS位置に再セット行ってから磁気スト
ライプ2の読み書きを行う。
【0060】(10):ジャム通帳の説明 図10は実施の形態におけるジャム通帳の状態の説明図
であり、図10(a)は印字部でジャムが発生した状態
の説明、図10(b)は回転部で通帳を180度回転後
に印字部を通帳が通過中の状態の説明である。以下、図
10に基づいてジャム通帳の状態の説明をする。
【0061】通帳9に印字完了後、通帳9の排出を行う
が、途中でジャムが発生した時は、通帳9の排出方向の
先端部分に折れ曲がり等の異常があると判断して、通帳
9を通帳回転部90で回転して、異常部分を180度回
転させて再度排出を実施する。また、横型通帳よりも幅
の短い通帳9の印字完了後の排出時のジャムは、通帳9
の斜行により通帳ガイドに衝突して発生した可能性があ
るため、通帳ガイドを搬送路より下降させて再度排出を
実施する。
【0062】図10(a)において、印字ヘッド33の
ある印字部30でジャムが発生した状態を横から見た図
であり、この場合、通帳9は、幅の短い横型通帳である
ため通帳ガイド3が搬送路に上がっている。なお、通帳
ガイド3は、挿入口に設けられたセンサ(図示せず)等
により通帳の幅を検出して幅の短い横型通帳の場合に搬
送路に上げるものである。
【0063】図10(b)において、通帳回転部90で
通帳9を180度回転後に印字ヘッド33のある印字部
30を通帳9が通過中の状態を横から見た図であり、通
帳ガイド3が搬送路に上がっている時は、通帳ガイド3
を下げる。
【0064】このように、通帳9の排出時に、排出方向
の先端の折れ曲がり等があると、ジャムが発生するが、
この時は、通帳9を180度回転させ、通帳9の折れ曲
がり部分を後ろにして排出し、さらに、幅の短い通帳9
を処理している時は、通帳ガイド3を搬送路より下降さ
せて排出を行うため、処理が中止となり通帳9が返却で
きなくなることを防止することができる。
【0065】なお、上がった通帳ガイド3をジャム発生
時に下げる説明をしたが、逆に下がった通帳ガイド3を
ジャム発生時に上げるようにしてもよく、また、通路の
幅を広くするように移動してもよい。
【0066】(11):CPUの処理の説明 図11〜図14はCPUの処理の説明であり、図11は
CPUの処理フローチャート(メインフロー1)、図1
2はCPUの処理フローチャート(メインフロー2)、
図13はリード動作の処理フローチャート、図14はラ
イト動作の処理フローチャートである。
【0067】、CPUのメイン処理の説明 以下、図11、図12の処理S1〜処理S21に従っ
て、CPUのメイン処理の説明をする。
【0068】S1:CPU80は、通帳9が挿入口に挿
入されると、MS部10に通帳9を搬送して、磁気スト
ライプ2の読み取りを行い処理S2に移る。 S2:CPU80は、前記処理S1の読み取り処理は、
正常読み取りかどうかを判断する。この判断で正常読み
取りの場合は処理S3に移り、もし正常読み取りでない
場合は処理S10に移る。
【0069】S3:CPU80は、印字部30に通帳9
を搬送して印刷を行い処理S4に移る。 S4:CPU80は、通帳9の次ページの印刷が有るか
無いかを判断する。この判断で次ページの印刷が有る場
合は処理S5に移り、もし次ページの印刷が無い場合は
処理S16(図12)に移る。
【0070】S5:CPU80は、通帳9が縦開き通帳
であるかどうかを判断する。この判断で縦開き通帳であ
る場合は処理S6に移り、もし縦開き通帳でない(横開
き通帳)場合は処理S7に移る。
【0071】S6:CPU80は、頁捲り部20は横開
き通帳しか頁捲りできないため、通帳回転部90に通帳
9を搬送して、通帳9を90度回転し、処理S7に移
る。 S7:CPU80は、頁捲り部20に通帳9を搬送して
頁捲りを行い処理S8に移る。
【0072】S8:CPU80は、通帳9が縦開き通帳
であるかどうかを判断する。この判断で縦開き通帳であ
る場合は処理S9に移り、もし縦開き通帳でない(横開
き通帳)場合は処理S3に戻る。
【0073】S9:CPU80は、通帳回転部90に通
帳9を搬送して、通帳9を90度逆回転し、処理S3に
戻る。 S10:CPU80は、前記処理S2で正常読み取りで
ない場合、通帳回転部90に通帳9を搬送して、通帳9
を90度回転し、処理S11に移る。
【0074】S11:CPU80は、MS部10に通帳
9を搬送して、磁気ストライプ2の読み取りを行い処理
S12に移る。 S12:CPU80は、前記処理S11の読み取り処理
は、正常読み取りかどうかを判断する。この判断で正常
読み取りの場合は処理S3に移り、もし正常読み取りで
ない場合は処理S13に移る。
【0075】S13:CPU80は、前記処理S12で
正常読み取りでない場合、通帳回転部90に通帳9を搬
送して、通帳9を90度回転し、処理S14に移る。 S14:CPU80は、MS部10に通帳9を搬送し
て、磁気ストライプ2の読み取りを行い処理S15に移
る。
【0076】S15:CPU80は、前記処理S14の
読み取り処理は、正常読み取りかどうかを判断する。こ
の判断で正常読み取りの場合は処理S3に移り、もし正
常読み取りでない場合は異常終了とする(通帳9以外又
は通帳9の表紙を上にして挿入した場合)。
【0077】S16:CPU80は、前記処理S4で次
ページの印刷が無い場合、通帳9を印字部30から挿入
口に搬送し処理S17に移る。 S17:CPU80は、排出ジャムが発生したかどうか
を判断する。この判断で排出ジャムが発生した場合は処
理S18に移り、もし排出ジャムが発生しなければ正常
終了する。
【0078】S18:CPU80は、通帳ガイド3を搬
送路より下げ、処理S19に移る。 S19:CPU80は、通帳回転部90に通帳9を搬送
して通帳9を180度回転し、処理S20に移る。
【0079】S20:CPU80は、通帳9を通帳回転
部90から挿入口に搬送して、処理21に移る。 S21:CPU80は、排出ジャムが発生したかどうか
を判断する。この判断で排出ジャムが発生した場合はジ
ャムとして異常終了し、もし排出ジャムが発生しなけれ
ば正常終了する。
【0080】、上位装置から読み取り指示を受信した
時の処理の説明 以下、図13の処理S31〜処理S38に従って、CP
Uのリード動作の説明をする。
【0081】S31:この処理が始まると、CPU80
は、MS位置ですでに通帳9の磁気ストライプ2を読み
取り又は書き込みを実施したかどうかを判断する。この
判断でMS位置ですでに読み取り又は書き込みを実施し
た場合は処理S32に移り、もし実施していなければ処
理S34に移る。
【0082】S32:CPU80は、通帳9をMS位置
センサ4が媒体なしになるまで挿入口方向に搬送して、
処理S33に移る。 S33:CPU80は、通帳9をMS位置センサ4が媒
体有りになるまで奥方向に搬送して、処理S34に移
る。
【0083】S34:CPU80は、MSヘッド1をホ
ームポジションからエンドポジションまで移動し磁気ス
トライプ2の往路リードを行い、処理S35に移る。 S35:CPU80は、MSヘッド1をエンドポジショ
ンからホームポジションに移動させ復路リードを行い、
処理S36に移る。
【0084】S36:CPU80は、磁気ストライプ2
の前記往路リードデータと復路リードデータが一致して
いるかどうかを判断する。この判断で往路リードデータ
と復路リードデータが一致している場合は処理S37に
移り、もし一致していなければ処理S38に移る。
【0085】S37:CPU80は、リードデータを上
位装置に通知して、この処理が終わりとなる(正常終
了)。 S38:CPU80は、リード異常を上位装置に通知し
て、この処理が終わりとなる(異常終了)。
【0086】、上位装置から書き込み指示を受信した
時の処理の説明 以下、図14の処理S41〜処理S51に従って、CP
Uのライト動作の説明をする。
【0087】S41:この処理が始まると、CPU80
は、MS位置ですでに通帳9の磁気ストライプ2を読み
取り又は書き込みを実施したかどうかを判断する。この
判断でMS位置ですでに読み取り又は書き込みを実施し
た場合は処理S42に移り、もし実施していなければ処
理S44に移る。
【0088】S42:CPU80は、通帳9をMS位置
センサ4が媒体なしになるまで挿入口方向に搬送して、
処理S43に移る。 S43:CPU80は、通帳9をMS位置センサ4が媒
体有りになるまで奥方向に搬送して、処理S44に移
る。
【0089】S44:CPU80は、MSヘッド1をホ
ームポジションからエンドポジションまで移動(往路移
動)し、磁気ストライプ2のイレーズ部分の測定を行
い、処理S45に移る。
【0090】S45:CPU80は、MSヘッド1をホ
ームポジションからエンドポジションまで移動(往路移
動)後、一定時間の範囲内にデータがあるかどうかを判
断する。この判断で一定時間の範囲内にデータがある場
合は処理S46に移り、もし一定時間の範囲内にデータ
がない場合は処理S51に移る。
【0091】S46:CPU80は、MSヘッド1をエ
ンドポジションからホームポジションに戻し処理S47
に移る。 S47:CPU80は、MSヘッド1をホームポジショ
ンからエンドポジションまで移動(往路移動)し、磁気
ストライプ2のライト(書き込み)を行い、処理S48
に移る。
【0092】S48:CPU80は、MSヘッド1をエ
ンドポジションからホームポジションに移動させ復路リ
ード(確認リード)を行い、処理S49に移る。 S49:CPU80は、前記処理S48のリードデータ
と処理S47の書き込みデータが一致するかどうかを判
断する。この判断で前記処理S48のリードデータと処
理S47の書き込みデータが一致する場合はこの処理を
終了(正常終了)し、もし一致しない場合は処理S50
に移る。
【0093】S50:CPU80は、ライト異常を上位
装置に通知して、この処理が終わりとなる(異常終
了)。 S51:CPU80は、処理S45の判断で一定時間の
範囲内にデータがない場合、通帳9のセット異常を上位
装置に通知して、この処理が終わりとなる(異常終
了)。
【0094】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
のような効果がある。 (1):磁気ストライプ処理部で磁気ストライプの読み
取り時、往路読み取りと復路読み取りを行って、前記往
路読み取りと前記復路読み取りの内容を比較するため、
2回の読み取り内容の比較ができ、ランダムにノイズ等
が発生しても誤読み取りを防止できて信頼度を高めるこ
とができ、処理性能の低下も防止することができる。 (2):磁気ストライプ処理部で磁気ストライプを書き
込む時、予め読み取りを行って、イレーズ部分の長さを
検出するため、イレーズ部分の長さで媒体が正しい位置
にセットされていることの確認ができ、磁気ストライプ
の書き込み位置のずれを防止できる。
【0095】(3):搬送手段で磁気ストライプ処理部
に媒体を搬送した直後の磁気ストライプの読み取り又は
書き込みは前記媒体の搬送を行わずにその位置で行い、
前記搬送手段で前記磁気ストライプ処理部に前記媒体を
搬送した後に前記磁気ストライプの読み取り又は書き込
みを1回でも行った後の磁気ストライプの読み取り又は
書き込みは前記媒体の搬送を行って前記磁気ストライプ
処理部に前記媒体を再セットしてから行うため、再度磁
気ストライプの読み取り又は書き込みを行う場合のみ前
記媒体の搬送を行うので、処理速度の低下を防止でき
る。
【0096】(4):途中にジャムが発生した時、媒体
を媒体回転部で180度回転させるため、前記媒体の排
出の途中でジャムが発生した時は、前記媒体の排出方向
の先端部分に折れ曲がり等の異常があると判断して、異
常部分を180度回転させて再度排出を実施するので、
処理が中止となり前記媒体が返却できなくなることを防
止できる。
【0097】(5):幅の短い媒体の処理の途中にジャ
ムが発生した時、媒体ガイドを搬送路より除去するた
め、幅の短い前記媒体のジャムは、前記媒体の斜行によ
り前記媒体ガイドに衝突して発生した可能性があるた
め、前記媒体ガイドを前記搬送路より除去して再度排出
を実施するので、処理が中止となり前記媒体が返却でき
なくなることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】実施の形態における機構構成図である。
【図3】実施の形態における回路構成の説明図である。
【図4】実施の形態における通帳の種類の説明図であ
る。
【図5】実施の形態におけるリード時のヘッド動作の説
明図である。
【図6】実施の形態における書き込み時のヘッド動作の
説明図(停止位置が異常の時)である。
【図7】実施の形態における誤った方向で通帳を挿入し
た場合の説明図である。
【図8】実施の形態におけるMS位置に搬送直後の磁気
ストライプの読み書きの説明図である。
【図9】実施の形態におけるMS位置で磁気ストライプ
の読み書きを行った後の再試行時の説明図である。
【図10】実施の形態におけるジャム通帳の状態の説明
図である。
【図11】実施の形態におけるCPUの処理フローチャ
ート(メインフロー1)である。
【図12】実施の形態におけるCPUの処理フローチャ
ート(メインフロー2)である。
【図13】実施の形態におけるリード動作の処理フロー
チャートである。
【図14】実施の形態におけるライト動作の処理フロー
チャートである。
【図15】従来例の説明図である。
【符号の説明】
5 搬送ローラ 9a 媒体 10 磁気ストライプ処理部(MS部) 20 ページ捲り部 30 印字部 40 搬送部 90a 媒体回転部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】媒体の磁気ストライプの読み取り及び書き
    込みを行うヘッドを有する磁気ストライプ処理部と、 前記媒体に印刷を行う印字部と、 前記媒体を搬送する搬送手段とを備えた媒体処理装置に
    おいて、 前記磁気ストライプ処理部で前記磁気ストライプの読み
    取り時、往路読み取りと復路読み取りを行って、前記往
    路読み取りと前記復路読み取りの内容を比較することを
    特徴とした媒体処理装置。
  2. 【請求項2】媒体の磁気ストライプの読み取り及び書き
    込みを行うヘッドを有する磁気ストライプ処理部と、 前記媒体に印刷を行う印字部と、 前記媒体を搬送する搬送手段とを備えた媒体処理装置に
    おいて、 前記磁気ストライプ処理部で前記磁気ストライプを書き
    込む時、予め読み取りを行って、イレーズ部分の長さを
    検出することを特徴とした媒体処理装置。
  3. 【請求項3】媒体の磁気ストライプの読み取り及び書き
    込みを行うヘッドを有する磁気ストライプ処理部と、 前記媒体に印刷を行う印字部と、 前記媒体を搬送する搬送手段とを備えた媒体処理装置に
    おいて、 前記搬送手段で前記磁気ストライプ処理部に前記媒体を
    搬送した直後の磁気ストライプの読み取り又は書き込み
    は、前記媒体の搬送を行わずにその位置で行い、 前記搬送手段で前記磁気ストライプ処理部に前記媒体を
    搬送した後に前記磁気ストライプの読み取り又は書き込
    みを1回でも行った後の前記磁気ストライプの読み取り
    又は書き込みは、前記媒体の搬送を行って前記磁気スト
    ライプ処理部に前記媒体を再セットしてから行うことを
    特徴とした媒体処理装置。
  4. 【請求項4】媒体の磁気ストライプの読み取り及び書き
    込みを行うヘッドを有する磁気ストライプ処理部と、 前記媒体に印刷を行う印字部と、 前記媒体を回転する媒体回転部と、 前記媒体を搬送する搬送手段とを備えた媒体処理装置に
    おいて、 途中にジャムが発生した時、前記媒体を前記媒体回転部
    で180度回転させることを特徴とした媒体処理装置。
  5. 【請求項5】媒体の磁気ストライプの読み取り及び書き
    込みを行うヘッドを有する磁気ストライプ処理部と、 前記媒体に印刷を行う印字部と、 前記媒体を搬送する搬送路を有する搬送手段と、 前記搬送路に突出して前記媒体を案内する媒体ガイドと
    を備えた媒体処理装置において、 幅の短い前記媒体の処理の途中にジャムが発生した時、
    前記媒体ガイドを前記搬送路より除去することを特徴と
    した媒体処理装置。
JP13170896A 1996-05-27 1996-05-27 媒体処理装置 Pending JPH09320009A (ja)

Priority Applications (1)

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JP13170896A JPH09320009A (ja) 1996-05-27 1996-05-27 媒体処理装置

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JP (1) JPH09320009A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010287006A (ja) * 2009-06-11 2010-12-24 Oki Electric Ind Co Ltd 磁気情報読取機構
JP2015087812A (ja) * 2013-10-28 2015-05-07 沖電気工業株式会社 媒体処理装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010287006A (ja) * 2009-06-11 2010-12-24 Oki Electric Ind Co Ltd 磁気情報読取機構
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