JPH09320008A - 磁気ディスク再生装置および該磁気ディスク再生装置の制御方法 - Google Patents

磁気ディスク再生装置および該磁気ディスク再生装置の制御方法

Info

Publication number
JPH09320008A
JPH09320008A JP8139060A JP13906096A JPH09320008A JP H09320008 A JPH09320008 A JP H09320008A JP 8139060 A JP8139060 A JP 8139060A JP 13906096 A JP13906096 A JP 13906096A JP H09320008 A JPH09320008 A JP H09320008A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
level
magnetic disk
reproduction signal
reproducing apparatus
disk reproducing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8139060A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiichirou Kasai
希一郎 笠井
Toshiki Kimura
俊樹 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP8139060A priority Critical patent/JPH09320008A/ja
Priority to US08/790,422 priority patent/US6104557A/en
Priority to DE19706212A priority patent/DE19706212C2/de
Priority to CN97102641A priority patent/CN1111842C/zh
Publication of JPH09320008A publication Critical patent/JPH09320008A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/10009Improvement or modification of read or write signals
    • G11B20/10046Improvement or modification of read or write signals filtering or equalising, e.g. setting the tap weights of an FIR filter
    • G11B20/10203Improvement or modification of read or write signals filtering or equalising, e.g. setting the tap weights of an FIR filter baseline correction
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B19/00Driving, starting, stopping record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor; Control thereof; Control of operating function ; Driving both disc and head
    • G11B19/02Control of operating function, e.g. switching from recording to reproducing
    • G11B19/04Arrangements for preventing, inhibiting, or warning against double recording on the same blank or against other recording or reproducing malfunctions
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/10009Improvement or modification of read or write signals
    • G11B20/10037A/D conversion, D/A conversion, sampling, slicing and digital quantisation or adjusting parameters thereof
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B33/00Constructional parts, details or accessories not provided for in the other groups of this subclass
    • G11B33/10Indicating arrangements; Warning arrangements
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/012Recording on, or reproducing or erasing from, magnetic disks
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B2005/0002Special dispositions or recording techniques
    • G11B2005/0005Arrangements, methods or circuits
    • G11B2005/001Controlling recording characteristics of record carriers or transducing characteristics of transducers by means not being part of their structure
    • G11B2005/0013Controlling recording characteristics of record carriers or transducing characteristics of transducers by means not being part of their structure of transducers, e.g. linearisation, equalisation
    • G11B2005/0016Controlling recording characteristics of record carriers or transducing characteristics of transducers by means not being part of their structure of transducers, e.g. linearisation, equalisation of magnetoresistive transducers

Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気ディスク再生装置および該磁気ディスク
再生装置の制御方法に関し、サーマルアスペリティが生
じた場合でも、再生信号を補正して正確なデータを読み
出すことのできる磁気ディスク再生技術の提供を目的と
する。 【解決手段】 回転するディスク上の任意の位置に記録
されたデータをヘッドにより再生するための磁気ディス
ク再生装置であって、該ヘッドから出力される再生信号
の直流成分のレベルを検出するレベル検出手段4と、該
再生信号を所定の値だけ遅延させる遅延手段5と、前記
レベル検出手段4により検出された直流成分のレベル
が、予め定められたスレッショールドレベルよりも大き
くなったときに、前記遅延手段5から出力される再生信
号の直流成分のレベルを補正する補正手段6とを備える
ように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は磁気ディスク再生装
置および該磁気ディスク再生装置の制御方法に関し、特
に、サーマルアスペリティを検出および補正する磁気デ
ィスク再生装置および該磁気ディスク再生装置の制御方
法に関する。近年、磁気抵抗素子(MR素子)を用いた
ヘッド(磁気抵抗効果型ヘッド:MRヘッド)を用いた
磁気ディスク装置が提供されている。さらに、最近で
は、高記録密度化に伴ってMRヘッドの浮上量を少なく
するようになっており、ディスク媒体上の突起物がMR
ヘッドに衝突し、その際に生じる摩擦熱により再生信号
の波形が変動するサーマルアスペリティが問題となって
来ている。そこで、サーマルアスペリティが生じた場合
でも、再生信号を補正して正確なデータを読み出すこと
のできる磁気ディスク再生装置(磁気ディスク装置)の
提供が要望されている。
【0002】
【従来の技術】近年、磁気ディスク装置の記憶容量は年
々増大する傾向にあるが、その記憶容量の増加はその記
録密度の増加が主たるものである。この記録密度を増加
させる方法には大きく2通りあり、一つは半径方向のデ
ータ・トラックの本数を増加させる方法であり、もう一
つは円周方向の記憶容量を増加させる方法である。
【0003】また、最近の磁気ディスク装置は、再生ヘ
ッドにMR素子を用いて円周方向の記憶容量を増加させ
たものがあり、また、より一層記憶容量を増加させるた
めに再生ヘッド(MRヘッド)の媒体面からの浮上量を
少なくして再生ヘッドの出力におけるS/N比を大きく
することが必要となって来ている。ここで、MR素子は
外部からの磁場変動に応じて素子の電気抵抗が変化する
特性を有し、MRヘッドはこのMR素子の特性を利用し
て該MR素子に一定電流を流すことによって、媒体上の
磁化を電圧信号として取り出すようにしたものである。
また、MRヘッドは、インダクティブヘッドと異なり、
媒体が低速回転でも信号を取り出すことが容易であり、
磁気ディスク再生装置の大記憶容量化および小型化等に
向けて有力な手段となっている。
【0004】図30は磁気抵抗効果型ヘッド(MRヘッ
ド)を用いた場合に生ずるサーマルアスペリティを説明
するための模式図である。同図において、参照符号1は
ディスク(媒体)、10はディスク媒体の表面、10a
は突起部、20はヘッド支持部、そして、24はMRヘ
ッドを示している。図30に示されるように、磁気ディ
スク再生装置(ハードディスク装置)においては、例え
ば、経年変化等によりディスク媒体1の表面10には、
微視的に観ると突起部10aが生じている。そして、記
憶容量を増加させるためにMRヘッドの浮上量を少なく
したものでは、このMRヘッドが上記媒体表面上の突起
部10aに衝突して再生信号の波形が変動するサーマル
アスペリティが問題となる。
【0005】すなわち、高記録密度化のためにMRヘッ
ドの浮上量を少なくすると、ディスク媒体上の突起物
(突起部)がMRヘッドに衝突するといった現象が起き
る。これはMRヘッドに摩擦熱を生じさせ、MR素子に
熱抵抗の変化(増大)を引き起こし、その結果、再生信
号の波形が変動するサーマルアスペリティが生じること
になる。
【0006】図31はサーマルアスペリティにより再生
信号の直流レベルが変動する様子を示す信号波形図であ
る。図31に示されるように、例えば、製造工程上の問
題によりディスク媒体1の表面10に突起部10aが存
在していると、該ディスク媒体上の突起部10aにMR
ヘッド24が衝突して、サーマルアスペリティにより再
生信号の直流レベルが大きく変動して異常波形が発生す
る場合がある。
【0007】この異常波形は数μsec.で元の波形に戻る
が、その間はデータを正しく復調することができない。
このような正しくデータを読み出すことのできない部分
は、装置の出荷前においては、媒体欠陥として登録して
使用しないようにすることが可能であるが、欠陥箇所
(突起部)はヘッドと絶えず衝突を繰り返しているた
め、経年変化によりその媒体表面の欠陥が半径方向/円
周方向に拡大する可能性があり、また、経年変化により
ディスク媒体表面10に新たな突起部が生じることもあ
り得る。このような経年変化によるディスク媒体の表面
状態の変化(突起部の発生および拡大)に対しては、装
置の出荷前における媒体欠陥の登録が不可能である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図32〜図35はサー
マルアスペリティが生じた場合のシミュレーションによ
る再生信号のレベル変動の第1例〜第4例を示す信号波
形図である。ここで、図32はサーマルアスペリティの
時定数τがτ=200の場合、図33はτ=400の場
合、図34はτ=600の場合、そして、図35はτ=
800の場合を示している。なお、データは、ランダム
データをサンプルポイントで結んだものとなっている。
また、信号レベル(振幅)が1.5を回路のダイナミッ
クレンジと仮定し、この振幅が1.5を越えた範囲で波
形が飽和し、この間、データを復調することができなく
なる。
【0009】図32〜図35に示されるように、例え
ば、ディスク媒体上の突起部にMRヘッドに衝突する
と、サーマルアスペリティにより再生信号の波形が変動
する。すなわち、MRヘッドはMR素子の抵抗を電圧変
換しているため、ディスク媒体上の突起部とMRヘッド
とが衝突して摩擦熱が発生すると、この摩擦熱によるM
R素子の抵抗が変化して(大きくなり)再生波形が急激
に変動(上昇)することになる。その結果、再生信号
が、波形エンベロープを一定に調整しようとする自動利
得制御回路(AGC回路)の能力を越えたり、或いは、
信号処理回路のダイナミックレンジを越えて飽和してし
まうことになり、記録データの復調が不可能となる。具
体的に、図32では256ビットが復調不可能となって
おり、図33では521ビット、図34では775ビッ
ト、そして、図35では1128ビットが復調不可能と
なっている。
【0010】このように、サーマルアスペリティが生じ
ると急激に再生信号のレベルが上昇して復調不可能とな
るが、摩擦熱により温度上昇したMRヘッドは、その
後、放熱されて常温に戻り、再生信号のレベル変動も指
数関数的に減衰する。ここで、図32〜図35から明ら
かなように、サーマルアスペリティによる再生レベルの
変動は、各サーマルアスペリティの時定数τの値が大き
い程、復調不可能なビット数が大きくなり、また、レベ
ル変動の減衰に関しても、サーマルアスペリティの時定
数τの値に応じた関数に従って元に戻ることになる。
【0011】このサーマルアスペリティの対処例として
は、米国特許第 5,233,482号に或る解決策が開示されて
いる。これは、再生波形のエンベロープを調整するAG
C回路(自動利得制御回路)をホールドさせるものであ
り、またこのホールド時間を短くしようとする方法であ
る。具体的には、ACカップリングコンデンサによって
カットオフ周波数を変えることにより波形変動ビット数
を少なくしようとする方法、および、ADCの動作範囲
を広くしてサーマルアスペリティによる波形の飽和をな
くそうとする方法である。ただし、この手法はサーマル
アスペリティそのものを補正する方法ではないため、復
調データがエラーとなる個数(ビット数)の低減には限
界がある。
【0012】本発明は上述した従来技術が有する課題に
鑑みてなされたものであり、サーマルアスペリティが生
じた場合でも、再生信号を補正して正確なデータを読み
出すことのできる磁気ディスク再生技術の提供を目的と
する。
【0013】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の第1の原
理構成を示すブロック図である。本発明の第1の形態に
よれば、回転するディスク上の任意の位置に記録された
データをヘッドにより再生するための磁気ディスク再生
装置であって、該ヘッドから出力される再生信号の直流
成分のレベルを検出するレベル検出手段4と、該再生信
号を所定の値だけ遅延させる遅延手段5と、前記レベル
検出手段4により検出された直流成分のレベルが、予め
定められたスレッショールドレベルよりも大きくなった
ときに、前記遅延手段5から出力される再生信号の直流
成分のレベルを補正する補正手段6とを備えることを特
徴とする磁気ディスク再生装置が提供される。
【0014】また、本発明によれば、回転するディスク
上の任意の位置に記録されたデータをヘッドにより再生
するための磁気ディスク再生装置を制御する方法であっ
て、該ヘッドから出力される再生信号の直流成分のレベ
ルを検出し、該再生信号を所定の値だけ遅延させ、前記
検出された直流成分のレベルが、予め定められたスレッ
ショールドレベルよりも大きくなったときに、前記遅延
された再生信号の直流成分のレベルを補正するようにし
たことを特徴とする磁気ディスク再生装置の制御方法が
提供される。
【0015】図2は本発明の第2の原理構成を示すブロ
ック図である。本発明の第2の形態によれば、回転する
ディスク上の複数の位置に記録されたデータをヘッドに
より再生するための磁気ディスク再生装置であって、前
記複数の位置中の一つの位置に記録されたデータが再生
されてから所定の時間が経過するまでに、該ヘッドから
出力される再生信号の平均的なレベルを検出するレベル
検出手段4aと、該レベル検出手段4aから出力される
前記平均的なレベルと、前記ディスク上の一つの位置に
記録されたデータを再生して得られる再生信号のレベル
とを比較するレベル比較手段6aとを備え、該レベル比
較手段6aは、前記平均的なレベルが、前記一つの位置
に記録されたデータの再生信号のレベルよりも大きいと
きに、該一つの位置の近傍に欠陥があると判定すること
を特徴とする磁気ディスク再生装置が提供される。
【0016】また、本発明によれば、回転するディスク
上の複数の位置に記録されたデータをヘッドにより再生
するための磁気ディスク再生装置を制御する方法であっ
て、前記複数の位置中の一つの位置に記録されたデータ
が再生されてから所定の時間が経過するまでに、該ヘッ
ドから出力される再生信号の平均的なレベルを検出し、
該検出された平均的なレベルと、前記ディスク上の一つ
の位置に記録されたデータを再生して得られる再生信号
のレベルとを比較し、前記平均的なレベルが、前記一つ
の位置に記録されたデータの再生信号のレベルよりも大
きいときに、該一つの位置の近傍に欠陥があると判定す
るようにしたことを特徴とする磁気ディスク再生装置の
制御方法が提供される。
【0017】
【発明の実施の形態】図1および図2において、参照符
号1はディスク(磁気ディスク媒体)、2はヘッド(磁
気抵抗効果型ヘッド:MRヘッド)、3はディスク装置
(磁気ディスク再生装置)、そして、30はディスク機
構部を示している。図1に示されるように、本発明に係
る磁気ディスク再生装置の第1の形態は、回転するディ
スク1上の任意の位置に記録されたデータをヘッド2に
より再生するようになっており、該ヘッド2の出力(再
生信号)は読出し/書込み制御部33を介してレベル検
出手段4および遅延手段5に供給(Sr)されている。
【0018】レベル検出手段4は、ヘッド2から出力さ
れる再生信号の直流成分のレベルを検出するもので、該
レベル検出手段4により検出された直流成分のレベル
が、予め定められたスレッショールドレベルよりも大き
くなったときに、補正手段6により遅延手段5から出力
される再生信号の直流成分のレベルを補正するようにな
っている。ここで、遅延手段5は再生信号を所定の値だ
け遅延させるものであり、該遅延手段5によって、レベ
ル検出手段4による再生信号のレベルの検出と、該検出
結果に従った補正手段6による再生信号の補正とを同期
させるようになっている。
【0019】図2に示されるように、本発明に係る磁気
ディスク再生装置の第2の形態は、回転するディスク1
上の複数の位置に記録されたデータをヘッド2により再
生するようになっており、該ヘッド2の出力(再生信
号)は読出し/書込み制御部33を介してレベル検出手
段4aおよびレベル比較手段6aに供給(Sr') されて
いる。
【0020】レベル検出手段4aは、複数の位置中の一
つの位置に記録されたデータが再生されてから所定の時
間が経過するまでに、ヘッド2から出力される再生信号
の平均的なレベルを検出するものである。また、レベル
比較手段6aは、レベル検出手段4aから出力される平
均的なレベルと、ディスク1上の一つの位置に記録され
たデータを再生して得られる再生信号のレベルとを比較
するものである。そして、平均的なレベルが、前記一つ
の位置に記録されたデータの再生信号のレベルよりも大
きいときには、該一つの位置の近傍に欠陥があると判定
することになる。
【0021】本発明の磁気ディスク再生装置によれば、
サーマルアスペリティの検出および補正を行うことがで
き、サーマルアスペリティが生じた場合でも再生信号を
補正して正確なデータを読み出すことが可能となる。
【0022】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明に係る磁気
ディスク再生装置および該磁気ディスク再生装置の制御
方法の実施例を説明する。図3は本発明に係る磁気ディ
スク再生装置の第1の実施例の構成を示すブロック図で
ある。同図において、参照符号14はレベル検出部、5
0は遅延回路、60は補正部、そして、62はアナログ
/ディジタル変換部(ADC)を示している。
【0023】図3に示されるように、本第1実施例にお
いて、レベル検出部14は、ヘッド(MRヘッド)から
出力されるアナログの再生信号(サーマルアスペリティ
によるレベル変動波形)Sr の直流成分のレベルを検出
するもので、該レベル検出部14により検出された直流
成分のレベルが、予め定められたスレッショールドレベ
ル(例えば、再生信号の振幅の約1.5倍程度のレベル
に設定)よりも大きくなったときに、補正部60により
遅延回路50から出力されるアナログの再生信号の直流
成分のレベルを補正するようになっている。ここで、遅
延回路50はアナログの再生信号Sr を所定の値だけ遅
延させるものであり、該遅延回路50によって、レベル
検出部14による再生信号Sr のレベルの検出と、該検
出結果に従った補正部60による再生信号Sr の補正と
を同期させるようになっている。すなわち、遅延回路5
0を設ける理由は、レベル検出部14においてサーマル
アスペリティが生じたかどうかを判断してから補正部6
0により再生信号Sr の補正を行うために、タイミング
を合わせる必要があるからである。
【0024】アナログ/ディジタル変換部62は、補正
部60により直流成分のレベルが補正されたアナログの
再生信号をディジタルの再生信号(Sc)に変換するもの
である。ここで、アナログの再生信号Sr は、図1を参
照して説明したように、回転するディスク1上の任意の
位置に記録されたデータをヘッド(MRヘッド)2によ
り再生したもので、読出し/書込み制御部33を介して
レベル検出部14および遅延課回路50に供給されるよ
うになっている。
【0025】この図3に示す第1実施例では、アナログ
/ディジタル変換部62の前段において、補正部60に
よる再生信号の補正処理がすべてアナログ処理として行
われることになる。なお、サーマルアスペリティによる
レベル変動を有する再生信号Sr の補正処理は、後に数
式を使用して詳述する。このように、本第1実施例によ
れば、ヘッドから出力されるアナログの再生信号の直流
成分のレベルを検出し、該アナログの再生信号を所定の
値だけ遅延させ、検出された直流成分のレベルが予め定
められたスレッショールドレベルよりも大きくなったと
きに遅延されたアナログの再生信号の直流成分のレベル
を補正し、直流成分のレベルが補正されたアナログの再
生信号をディジタルの再生信号に変換することによっ
て、サーマルアスペリティの検出および該サーマルアス
ペリティにより生じた再生信号波形の補正(直流レベル
の補正)を行うことができ、サーマルアスペリティが生
じた場合でも再生信号を補正して正確なデータを読み出
すことが可能となる。
【0026】図4は本発明の実施例に適用されるディス
ク装置の概略的な構成を示す模式図である。同図におい
て、参照符号1はディスク(磁気ディスク媒体)、2は
ヘッド、10はディスクの表面、11はスピンドル、2
0はヘッド支持部(アクチュエータ)、22はキャリッ
ジ部(ボイスコイルモータ:VCM)、そして、30は
ディスク機構部を示している。
【0027】図4に示されるように、ディスク機構部3
0には、スピンドル11に結合されスピンドルモータ
(図示省略)によって回転駆動される複数のディスク1
が同軸上に設けられている。これら複数のディスク1の
内、いずれか一つの磁気ディスクの一面に、サーボ面が
設けてあり、他の磁気ディスクの面はすべてデータ面と
なっている。
【0028】ホストMPU(マイクロプロセッサユニッ
ト:上位コントローラ)32は、ディスク装置(磁気デ
ィスク再生装置)内の各種制御等を行うと共に、上位装
置(ホスト)との間のコマンドやデータの制御等を行う
ものである。読出し/書込み制御部33は、ホストMP
U32からの指示に基づき前置増幅回路(プリアンプ)
31を介してディスク機構部30に対するデータのリー
ド/ライト制御等を行うものである。ここで、読出し/
書込み制御部33の出力である再生信号Sr は変復調回
路35およびインターフェース回路34を介してホスト
MPU32へ供給されると共に、該再生信号Sr は上述
したレベル検出部14に対しても供給されるようになっ
ている。なお、磁気ディスク再生装置の出力信号(デー
タ信号)は、インターフェース回路34を介して出力さ
れる。
【0029】駆動回路36は、ホストMPU32からの
からのシーク命令を受けてキャリッジ部22を駆動制御
し、ディスク機構部30内のヘッド2の位置決め制御等
を行うものである。図5は本発明の実施例に適用される
ディスク装置のディスク機構部30を部分断面にて示す
平面図である。同図において、参照符号12はガードバ
ンド、そして、13はイレーズゾーン55を示してい
る。ここで、図4を参照して説明したように、ヘッド2
は、キャリッジ部(VCM)22により制御されるヘッ
ド支持部(アクチュエータ)22の先端に設けられてい
る。また、ヘッド2は、再生用のMRヘッドを備えてい
る。
【0030】図5に示されるように、スピンドルモータ
により複数枚のディスク1(図4参照)が同時に回転駆
動されるが、各々のディスク1の記録面上のトラックに
は、所定のデータパターンが書き込まれている。ただ
し、例えば、ディスク1の内側および外側の両端部のト
ラックでは、ヘッド2のシーク動作を停止させるための
ある種の特殊なパターンがデータパターンの代わりに書
き込まれたガードバンド12が形成されている。さら
に、これらのガードバンド12の内側および外側には、
ヘッド2をメカニカルに停止させるためのイレーズゾー
ン13が形成されている。
【0031】図6は本発明の第2の実施例の構成を示す
ブロック図である。同図において、参照符号14はレベ
ル検出部、51は遅延回路、60は補正部、そして、6
6はアナログ/ディジタル変換部(ADC)を示してい
る。図6に示されるように、本第2実施例において、レ
ベル検出部14は、ヘッドから出力されるアナログの再
生信号Sr の直流成分のレベルを検出し、また、遅延回
路51はアナログの再生信号Sr を所定の値だけ遅延さ
せる。アナログ/ディジタル変換部66は、レベル検出
部14により検出された直流成分のレベルを示すアナロ
グの検出信号と遅延回路51から出力されるアナログの
再生信号とを、それぞれサンプリングによりディジタル
の検出信号およびディジタルの再生信号に変換する。
【0032】補正部60は、ディジタルの検出信号に含
まれる直流成分のレベルが、予め定められたスレッショ
ールドレベルよりも大きくなったときに、ディジタルの
再生信号の直流成分のレベルを補正するようになってい
る。図6に示す本第2実施例は、前述した図3に示す第
1実施例において、補正部60をアナログ/ディジタル
変換部66の後段に設け、サーマルアスペリティの補正
処理をすべてサンプリングされた量子化信号に対して行
うようになっている。その他の構成は、第1実施例と同
様であり、本第2実施例の磁気ディスク再生装置によっ
ても、サーマルアスペリティが生じた場合でも再生信号
を補正して正確なデータを読み出すことが可能となる。
すなわち、本第2実施例によれば、ヘッドから出力され
るアナログの再生信号の直流成分のレベルを検出し、該
アナログの再生信号を所定の値だけ遅延させ、検出され
た直流成分のレベルを示すアナログの検出信号と前記遅
延されたアナログの再生信号とをそれぞれサンプリング
によりディジタルの検出信号およびディジタルの再生信
号に変換し、該ディジタルの検出信号に含まれる直流成
分のレベルが予め定められたスレッショールドレベルよ
りも大きくなったときにディジタルの再生信号の直流成
分のレベルを補正することによって、サーマルアスペリ
ティが生じた場合でも再生信号を補正して正確なデータ
を読み出すことが可能となる。
【0033】図7は本発明の第3の実施例の構成を示す
ブロック図である。同図において、参照符号40は、比
較器(レベル検出部14)を示している。図7に示され
るように、本第3実施例では、上述した第1または第2
実施例において、レベル検出部(14)を、再生信号S
r の波形と予め設定されたスレッショールドレベルVs
1とを比較する比較器40として構成している。そし
て、再生信号Sr の波形がスレッショールドレベルVs
1を越えたときに、補正部60に対して再生信号Sr の
直流成分のレベルの補正をすべき旨の通知をするように
なっている。
【0034】すなわち、本第3実施例では、図7に示さ
れるように、スレッショールドレベルVs1を設定し、
比較器40により該スレッショールドレベルVs1と再
生波形(再生信号Sr の波形)とのレベル比較を行う。
そして、例えば、再生波形がスレッショールドレベルV
s1を越えたときに高レベルHを出力し、越えないとき
に低レベルLを出力するようにする。これにより、比較
器40の出力が高レベルHとなったときには、サーマル
アスペリティが検出されたと判断することができるよう
になる。
【0035】図8は本発明の第4の実施例の構成を示す
ブロック図である。同図において、参照符号7はローパ
スフィルタ(LPF)、41は第1の比較器、そして、
42は第2の比較器を示している。図3と図8との比較
から明らかなように、本第4実施例は、第1実施例にお
けるレベル検出部14を第1の比較器41と、ローパス
フィルタ7と、第2の比較器42とにより構成するよう
になっている。ここで、上記の構成を有するレベル検出
部14は、図6に示す第2実施例に適用することもでき
る。
【0036】本第4実施例は、サーマルアスペリティの
長さ、つまりサーマルアスペリティが生じたことによっ
て影響を受ける時間の長さを検出するものである。すな
わち、上述した第3実施例の比較器40の出力はサーマ
ルアスペリティが収まると、読み取りデータ成分がスレ
ッショールドに掛かり、高レベルHと低レベルLとの間
でバタツキが生じることになる。このようなバタツキを
なくすために、本第4実施例においては、信号周波数以
下のカットオフ周波数のローパスフィルタ7を第1の比
較器41の出力側に設け、さらに、所定のスレッショー
ルドVe と比較する第2の比較器42を設けるようにな
っている。
【0037】図9は本発明の第4の実施例における各部
の信号波形を示す図である。同図には、図8における第
1の比較器41の出力信号(1),ローパスフィルタ7の出
力信号(2),および, 第2の比較器42の出力信号(3) が
再生信号Sr と共に示されている。なお、参照符号Vs
1は所定のスレッショールドレベル(例えば、通常の再
生信号の振幅の1.5倍のレベル)を示している。
【0038】図9から明らかなように、ローパスフィル
タ7を設けることにより、データ信号成分を消去するこ
とができ、さらに、ローパスフィルタ7の出力を第2の
比較器42により別に設定したスレッショールドレベル
Ve と比較することにより、比較された出力の高レベル
Hの長さがサーマルアスペリティの長さであるとわか
る。また、ローパスフィルタ7の効果で、サーマルアス
ペリティではない高周波のエキストラノイズによるピー
クを除外することができ、その結果、誤動作を防ぐこと
ができる。
【0039】図10は本発明の第5の実施例の構成を示
すブロック図であり、図11は本発明の第5の実施例に
おける各部の信号波形を示す図である。図10におい
て、参照符号9はハイパスフィルタ(HPF)、43は
第3の比較器、44は遅延部、45はアンドゲート、7
1は第1のローパスフィルタ(LPF)、72は第2の
ローパスフィルタを示している。
【0040】図10に示す第5実施例は、スレッショー
ルドレベルVs1に対して、該スレッショールドレベル
Vs1を越えるか越えないかという切り替わり現象が所
定の周波数以上で生じたとき、さらに、この切り替わり
が所定の長さ以上あったときに補正するようになってい
る。すなわち、再生信号Sr がスレッショールドレベル
Vs1を越えるか越えないかという切り替わり現象が所
定の周波数以上で生じたときを示すハイパスフィルタ9
の出力(2)'と、該切り替わりが所定の長さ以上あったと
きを示す第2の比較器42の出力(3)'(遅延部9の出力
(4)') をアンドゲート45により論理積をとり、さら
に、該アンドゲート45の出力(5')を第2のローパスフ
ィルタ72(6')および第3の比較器43を介して補正部
60を制御するようになっている。ここで、第2の比較
器42および第3の比較器43はそれぞれ第1および第
2のローパスフィルタ71および72とスレッショール
ドレベルVe とを比較するようになっている。
【0041】ここで、アンドゲート45の出力(5')は、
データ信号成分がスレッショールドレベルに掛かった時
のみを取り出したものとなり、この間の状態をパルス化
するために第2のローパスフィルタ72およびスレッシ
ョールドレベルVe と比較する第3の比較器43を設け
ている。そして、第3の比較器43により、第2のロー
パスフィルタ72の出力(6')が或る時間以上高レベルH
となる状態が続いたときに、サーマルアスペリティが生
じたと判断するようになっている。
【0042】このように、サーマルアスペリティによる
レベルの変動が収まってくると、データの信号振幅が設
定されたスレッショールドレベルVs1に掛かって来る
が、本第5実施例は、これを検出することでサーマルア
スペリティを判断しようとするものである。図12は本
発明の第6の実施例の構成を示すブロック図であり、図
13は本発明の第6の実施例における比較器の出力信号
波形を示す図である。
【0043】図12および図13から明らかなように、
本第6実施例では、前述して来たようなスレッショール
ドレベル(Vs1)を複数(本実施例では、Vs1〜V
s3の3つ)設定するようになっている。すなわち、本
第6実施例は、複数のスレッショールドレベル(Vs1
〜Vs3)を設定することによって、より正確にサーマ
ルアスペリティを検出することを可能とするものであ
る。
【0044】ここで、サーマルアスペリティは信号が元
のレベルに復帰するまで指数関数的に減衰するが、図1
3に示すように、サーマルアスペリティが生じると、レ
ベルの低いスレッショールドレベルに対して、より長い
時間、再生波形のレベルが上回ることになる。これによ
り、サーマルアスペリティが生じていると判断すること
ができるようになる。
【0045】ここで、複数のスレッショールドレベルの
一つに対して再生信号のレベルが上回り続けた時間に、
所定の定数をかけた時間だけ可変周波数発振器(VF
O)のクロックを停止して該VFOの発振周波数を固定
に保つようにすることもできる。また、複数のスレッシ
ョールドレベルの一つに対して再生信号のレベルが上回
り続けた時間に、所定の定数をかけた時間だけAGC回
路の利得を固定するように構成してもよい。
【0046】図14は本発明の第7の実施例の構成を示
すブロック図であり、図15は本発明の第7の実施例に
おける各部の動作波形を示すブロック図である。図14
および図15に示されるように(図8および図9の第4
実施例を参照)、本第7実施例では、スレッショールド
レベルを複数(Vs1〜Vs3)設定すると共に、ロー
パスフィルタ7を通した信号と他のスレッショールドレ
ベルVeを比較するようになっている。
【0047】図15において、第1の比較器41の出力
である(1b),ローパスフィルタ7の出力である(2
b),および,第2の比較器42の出力である(3b)
は、それぞれ図9における出力(1),(2),および,(3)に対
応している。このように、本第7実施例では、複数のス
レッショールドレベルを設定することにより、それぞれ
レベルを越えた時間がVs1<Vs2<Vs3となった
とき、サーマルアスペリティが生じたと判断するように
なっている。
【0048】ここで、比較器の出力信号の低レベルLと
高レベルHに応じてVFOのクロック抽出を行うか、或
いは、VFOの発振周波数を固定にするように構成して
もよい。また、比較器の出力信号の低レベルLと高レベ
ルHに応じてAGC回路の利得を可変にするか、或い
は、固定するようにしてもよい。図16は本発明の第8
の実施例の構成を示すブロック図であり、図17は本発
明の第8の実施例における第3の比較器の出力信号波形
を示す図である。
【0049】図16および図17に示されるように(図
10および図11の第5実施例を参照)、本第8実施例
では、スレッショールドレベルを複数(Vs1〜Vs
3)設定すると共に、各スレッショールドレベルVs1
〜Vs3を越えるか越えないかという切り替わり現象
が、所定の周波数以上で生じたとき、さらに、この各切
り替わりが所定の長さ以上あったときに補正するように
なっている。すなわち、本第8実施例は、スレッショー
ルドレベルを複数設定すると共に、所定の周波数以上で
切り替わるようにしたものである。
【0050】具体的に、スレッショールドレベルを3つ
(Vs1〜Vs3)に設定した場合、図16の第3の比
較器43の出力3c(3c1〜3c3)は、図17のように
なる。そして、本第8実施例は、この出力出力3c1〜3
c3が高レベルHとなった時をそれぞれ比較し、或る時間
以上の差で3c1<3c2<3c3となったとき、サーマルア
スペリティが生じたと判断するものである。ここで、第
3の比較器43の出力3c1〜3c3は、それぞれスレッシ
ョールドレベルをVs1〜Vs3とした時に対応してい
る。
【0051】図18は本発明の第9の実施例の構成を示
すブロック図であり、図19は本発明の第9の実施例に
おける各部の信号波形を示す図である。図18に示され
るように、本第9実施例は、アナログ再生波形(再生信
号Sr)をローパスフィルタ7に通し、該ローパスフィル
タ7の出力(1d)にスレッショールドレベルVsを設
定し、所定の時間以上当該スレッショールドレベルVs
を上回ったときに補正するようになっている。ここで、
ローパスフィルタ7のカットオフ周波数は、データ信号
成分を消去できる程度の値とされ、これにより、該ロー
パスフィルタ7の出力1dは、サーマルアスペリティが
存在したときは、図19に示すような形となる。そし
て、本第9実施例では、該ローパスフィルタ7の出力1
dと設定されたスレッショールドレベルVsとを比較器
40で比較して、スレッショールドレベルVsを越えた
とき(図19の(2d)参照)にサーマルアスペリティ
が生じたと判断することになる。
【0052】図20は本発明の第10の実施例の構成を
示すブロック図である。同図において、参照符号8はセ
レクタを示している。図20に示されるように、本第1
0実施例において、再生信号Sr はレベル検出部14へ
供給されると共に、第1の遅延回路51および第3の遅
延回路53に供給されている。第1の遅延回路51の出
力は補正部60へ供給され、レベル検出部14によりサ
ーマルアスペリティと判定されると(例えば、図3の第
1実施例を参照)、補正部60による再生信号Sr の直
流成分のレベル補正が行われるようになっている。この
補正部の出力は第2の遅延回路52に供給され、該第2
の遅延回路52の出力Sd2はセレクタ8に供給され、
また、第3の遅延回路53の出力Sd3もセレクタ8に
供給されている。そして、セレクタ8にはレベル検出部
14の出力Sseが供給され、補正部60により直流成分
のレベル補正が行わて再生信号Sd2と、第3の遅延回
路53により遅延されただけの再生信号Sd3との一方
が選択(Sn)されて、アナログ/ディジタル変換部62
を介してディジタル信号(Sc)として出力されるように
なっている。
【0053】すなわち、本第10実施例は、レベル検出
部14において、スレッショルドレベルを越えると補正
部60により再生信号の補正が行われるが、その後、レ
ベル検出部14によりサーマルアスペリティではないと
判定されると、セレクタ8により第3の遅延回路53を
通ってきたデータ信号Sd3を選択するようになってい
る。ここで、第3の遅延回路53は、レベル検出部14
においてサーマルアスペリティではなかったと判定され
たときでも、補正部60において補正処理を始めてしま
った時に戻るために使用されるものである。また、第2
の遅延回路52は信号全体のタイミングを合わせるもの
である。
【0054】このように、本第10実施例は、セレクタ
8により、サーマルアスペリティが有る場合のみ補正さ
れた再生信号を出力するようになっている。これによ
り、サーマルアスペリティを間違えて検出したのち、不
要な補正を無くすことが可能となる。図21は図20の
セレクタの一構成例を示す回路図である。図21に示さ
れるように、セレクタ8は、複数のバイポーラトランジ
スタ(81〜88,91,92,94,95,…,12
6,129,130)および複数の抵抗(90,93,
97,…,127,128,131)による差動構成と
されている。
【0055】すなわち、図20と図21との比較から明
らかなように、図21に示すセレクタ8において、信号
はすべて差動構成(相補信号)となっており、正相信号
の頭にXを付加したものが逆相信号を示している。従っ
て、図21に示すセレクタ8には、相補の第2の遅延回
路の出力Sd2, XSd2、相補の第3の遅延回路の出
力Sd3,XSd3、および、レベル検出部14の出力
Sse,XSseが供給され、該セレクタ8から相補の信号
Sn,XSnが出力されることになる。ここで、レベル
検出部14の出力Sse,XSseが選択制御信号であり、
該信号Sse,XSseのレベルに応じて、第2の遅延回路
の出力Sd2, XSd2、または、第3の遅延回路の出
力Sd3,XSd3が出力Sn,XSnとしてセレクタ
8から出力されることになる。
【0056】図22は本発明の第11の実施例の構成を
示すブロック図である。同図において、参照符号15は
電圧加算器を示している。図22に示されるように、本
第11実施例は、図6に示す第2実施例において、遅延
回路51とアナログ/ディジタル変換部66との間に電
圧加算器15を設けるようにしたものである。この電圧
加算器15は、アナログ再生信号Sr に電圧バイアスを
付与するためのものである。
【0057】すなわち、サーマルアスペリティの補正
(補正部60)を、アナログ/ディジタル変換部66の
後段で行おうとする場合、単純にサーマルアスペリティ
の加わった信号をアナログ/ディジタル変換部66に入
力すると、ダイナミックレンジを越えて出力が飽和する
ことになってしまう。そこで、本第11実施例では、電
圧加算器15での加算レベルを変えることにより、アナ
ログ/ディジタル変換部66での電圧飽和を防ぐように
なっている。
【0058】ここで、サーマルアスペリティの最大レベ
ルAを、後述する式(a)〜(g)によって求め、電圧
加算器15での加算レベルを変えることができ、これに
よりアナログ/ディジタル変換部66での電圧飽和を防
ぐことが可能となる。図23は本発明の第12の実施例
の構成を示すブロック図である。同図において、参照符
号68はハイパスフィルタ、そして、69は加算器を示
している。
【0059】図23に示されるように、本第12実施例
は、ステップ関数にハイパスフィルタ68を掛けて再生
信号Sr に加算し、該加算結果により補正を行う。すな
わち、本第12実施例においては、サーマルアスペリテ
ィによる再生信号のレベルの変動成分はステップ関数の
微分波形に近似させることができるため、予め用意した
ステップ関数にハイパスフィルタ68を掛けてアナログ
再生波形に加算し、レベルの変動分をキャンセルするよ
うになっている。ここで、ハイパスフィルタ68の伝達
関数は、サーマルアスペリティのレベル変動量等に応じ
て決める必要がある。
【0060】次に、ハイパスフィルタ68の伝達関数の
求め方を説明する。ここで、複数スレッショルドの例と
して2種類のレベルを設けた場合を仮定して説明する。
サーマルアスペリティによるレベル変動の現象を指数関
数曲線で近似すると、スレッショルドレベルVs1,V
s2は次のように表せる。 Vs1=A×exp (−t1/τ)………(a) Vs2=A×exp (−t2/τ)………(b) ここで、未知量Aはレベル変動の最大値、未知量τは指
数関数曲線の時定数である。
【0061】A,τを求めれば指数関数曲線の形がわか
るから、この(a),(b)より A=Vs1×exp (t1/τ) =Vs2×exp (t2/τ)………(c) 従って Vs2/Vs1=exp {(t1−t2)/τ}………(d) ∴ τ=(t1−t2)/{ log(Vs2/Vs1)}………(e) このτを上記(a)、もしくは(b)に代入すればAが
求められる。
【0062】従って、この指数関数曲線V(t)は V(t)=A×exp (t1/τ)………(f) と表せるから、伝達関数はこれをラプラス変換して、 F(s)=∫{A×exp (t1/τ)×exp (−st)}dt………(g) となる。
【0063】そこで、予め用意したステップ関数に上記
(g)で求めた伝達関数F(s)を掛ければ、サーマル
アスペリティによるレベル変動が再現できたことにな
る。これもを元のデータ波形から減算すれば、サーマル
アスペリティが補正されたことになる。上記の計算によ
れば、複数のスレッショルドの個数は最低2種類あれば
良いが、より正確に求めるためには、さらに多いほうが
好ましい。
【0064】従って、ハイパスフィルタ68の伝達関数
は、比較器の出力信号の高レベルHと低レベルLの切り
替わり時間を利用して求めることができる。ところで、
サーマルアスペリティを検出するには、判断(判定)す
るまでに時間がかかる。そこで、設定したスレッショル
ドレベルをデータ波形が越えた場合には直ちに補正部に
おいて補正処理を行い、その後、例えば、データにエキ
ストラノイズが乗った場合等でサーマルアスペリティで
はないと判断された場合、補正部での補正処理を停止し
てデータ信号をそのまま送り出すよう制御することがで
きる。
【0065】すなわち、再生信号Sr のレベルがスレッ
ショールドレベルより大きくなったら補正を開始し、且
つ、該再生信号のレベルがスレッショールドレベルより
小さくなったら補正を終了するように構成することがで
きる。以上において、スレッショールドレベルは、再生
信号の振幅の1.5倍を一つの基準として決め、その前
後に他のスレッショールドレベルを設定したが、このス
レッショールドレベルは、適宜最適な値に設定すること
ができるのはいうまでもない。
【0066】図24は本発明の実施例で使用されるアナ
ログ/ディジタル変換器の一構成例を示す回路図であ
り、図24は一構成例を示すものである。図24に示さ
れるように、アナログ/ディジタル変換器66(62)
は、高電位部(高電位電源線)と低電位部(低電位電源
線)との間に直列接続された複数の抵抗R1〜R5、お
よび、複数の比較器A1〜A4を備えて構成されてい
る。各比較器A1〜A4には、それぞれアナログデータ
信号および上記複数の抵抗R1〜R5により分圧された
異なる比較電圧とが供給され、アナログデータ信号を各
比較電圧と比較して該アナログデータ信号に対応したデ
ィジタルデータ信号を出力するようになっている。
【0067】図25〜図27は本発明の実施例で使用さ
れるアナログ/ディジタル変換器66の変形例を示す回
路図である。これらの変形例は、アナログ/ディジタル
変換部66がサーマルアスペリティにより変動した再生
電圧に対しても飽和しないように、動作領域を変えるよ
うに構成されている。ここで、各図において、アナログ
/ディジタル変換器66は、説明のためにビット数を少
なくし、一般に電位可変半導体装置に使用されるフラッ
シュ型のものを一例として示している。
【0068】図25に示されるように、アナログ/ディ
ジタル変換器66の第1変形例は、高電位部に高電位側
電圧加算器160を設け、該高電位側電圧加算器160
の出力電圧を高電位部の電圧とするようになっている。
この高電位側電圧加算器160には、基準電圧と加算変
動電圧が供給され、アナログ/ディジタル変換部66の
高電位側を制御して動作領域をシフトさせるようになっ
ている。
【0069】すなわち、図6の第2実施例において、レ
ベル検出部14がサーマルアスペリティを検出すると、
アナログ/ディジタル変換部66の動作領域を変えるた
めの制御信号が該アナログ/ディジタル変換部66に出
力され、これにより基準電圧(通常の高電位電源電圧)
に対して加算変動電圧が加算され高電位側へシフトされ
た電圧を高電位部の電圧として使用するようになてい
る。これにより、アナログ/ディジタル変換部66のダ
イナミックレンジを拡大してサーマルアスペリティによ
り変動した再生電圧に対しても飽和しないようにするこ
とができる。
【0070】図26に示すアナログ/ディジタル変換器
66の第2の変形例は、低電位部に低電位側電圧加算器
161を設け、該低電位側電圧加算器161の出力電圧
を低電位部の電圧とするようになっている。この低電位
側電圧加算器161には、基準電圧と加算変動電圧が供
給され、アナログ/ディジタル変換部66の低電位側を
制御して動作領域をシフトさせるようになっている。
【0071】すなわち、図6の第2実施例において、レ
ベル検出部14がサーマルアスペリティを検出すると、
アナログ/ディジタル変換部66の動作領域を変えるた
めの制御信号が該アナログ/ディジタル変換部66に出
力され、これにより基準電圧(通常の低電位電源電圧)
に対して加算変動電圧(負の電圧)が加算され低電位側
へシフトされた電圧を低電位部の電圧として使用するよ
うになている。これにより、アナログ/ディジタル変換
部66のダイナミックレンジを拡大してサーマルアスペ
リティにより変動した再生電圧に対しても飽和しないよ
うにすることができる。
【0072】図27に示すアナログ/ディジタル変換器
66の第3の変形例は、上述した第1および第2変形例
における高電位側電圧加算器160(162)および低
電位側電圧加算器161(163)の両方を設け、レベ
ル検出部14がサーマルアスペリティを検出した場合に
は、高電位部および低電位部の両方の電圧をそれぞれ高
電位側および低電位側へシフトさせてダイナミックレン
ジを拡大し、アナログ/ディジタル変換部66がサーマ
ルアスペリティにより変動した再生電圧に対しても飽和
しないように構成したものである。
【0073】このように、本発明に係る磁気ディスク再
生装置によれば、サーマルアスペリティを補正すること
ができ、サーマルアスペリティ検出のための僅かなビッ
トのみのエラーに抑えることが可能となる。図28は本
発明の第13の実施例の構成を示すブロック図である。
基本的な構成は、図4を参照して説明したものと同様で
ある。
【0074】図28に示されるように、本第13実施例
では、複数のヘッド(MRヘッド)2が設けられ、該ヘ
ッド2は前置増幅回路(プリアンプ)31を介して読出
し/書込み制御部33に接続されている。読出し/書込
み制御部33の出力である再生信号Sr'は、変復調回路
35およびインターフェース回路34を介して出力され
るが、ホストMPU32へも供給される。さらに、再生
信号Sr'はレベル検出部40aおよび比較回路60aに
対しても供給され、該比較回路60aの出力(Sc') は
ホストMPU32へ供給されるようになっている。すな
わち、ホストMPU32は、比較回路60aの出力Sc'
が欠陥を示す出力であることを受けるようになってい
る。
【0075】ホストMPU32は、ディスク装置(磁気
ディスク再生装置)内の各種制御等を行うと共に、上位
装置との間のコマンドやデータの制御等を行うものであ
り、また、読出し/書込み制御部33は、ホストMPU
32からの指示に基づきプリアンプ31を介してディス
ク機構部30に対するデータのリード/ライト制御等を
行うものである。駆動回路36は、ホストMPU32か
らのからのシーク命令を受けてキャリッジ部22を駆動
制御してヘッド2の位置決め制御等を行うものである。
【0076】ここで、レベル検出手部40aは、例え
ば、図8の第4実施例と同様に、ノイズ除去用のフィル
タ(ローパスフィルタ)を含むように構成してもよい。
また、このフィルタの特性は、シリンダ毎に切り換える
ようにすることもできる。さらに、比較回路60aがノ
イズ除去用のフィルタを含むように構成し、該フィルタ
の特性をシリンダ毎に切り換えるようにしてもよい。な
お、レベル検出手部40a内のフィルタの特性と比較回
路60a内のフィルタの特性とを同一に設定してもよ
い。
【0077】図29は本発明の第13の実施例の動作を
説明するためのフローチャートである。媒体(磁気ディ
スク媒体)の欠陥検出処理を実行する場合、まず、上位
装置(ホスト)からインタフェース回路34に対して、
媒体の欠陥検出処理を実行するためのコマンドが発行さ
れ、インタフェース回路34はその旨の通知をホストM
PU32に通知する。
【0078】そして、媒体の欠陥検出処理が開始される
と、まず、ステップS1において、ヘッドアドレス/シ
リンダアドレスを初期値(0,0)に設定する。具体的
には、前置増幅回路(プリアンプ)31に接続されたヘ
ッド2のアドレス0を選択し、ヘッドがシリンダ0に位
置決めされるように駆動回路36を制御してキャリッジ
22を動作させる。
【0079】次に、ステップS2に進んで、データを書
き込み、さらに、ステップS3に進んで、書き込まれた
データの読み出しを行う。すなわち、選択された磁気デ
ィスク媒体のトラックにデータをライトした後、そのデ
ータをリードする。そして、ステップS4に進んで、リ
ード不可能な箇所が有るかどうかが判別される。すなわ
ち、選択されたトラックにデータをライトした後、その
データをリードすることによって欠陥の位置を検出する
と同時に、ヘッド2の再生信号を増幅したプリアンプ3
1の出力を元にレベル検出部40aにより該当トラック
1周の平均的な振幅を検出する。そして、該検出した信
号と元のプリアンプ31の出力を比較することによって
異常な振幅変移の発生する箇所を検出する。そして、ス
テップS4において、リード不可能な箇所が有ると判別
された場合には、ステップS5に進んで、比較回路60
aから割り込みが上がっているかどうかが判別される。
【0080】ステップS5において、比較回路60aか
らホストMPU32に割り込みが発生していないと判別
されると、ステップS6に進んで、その読み出し不可能
な箇所を欠陥(通常の欠陥)として登録し、その後、ス
テップS7へ進む。一方、ステップS5において、比較
回路60aからホストMPU32に割り込みが発生して
いると判別されると、具体的に、サーマルアスペリティ
により再生信号が変動して異常な波形(例えば、図32
〜図35に示すような波形)が検出された場合、ステッ
プS11に進んで、媒体上の異常突起による媒体欠陥と
して登録する。そして、ステップS12に進んで、上記
欠陥の前後Nバイトに対しても欠陥の登録を行い、さら
に、ステップS13に進んで、当該欠陥の前後Mトラッ
クの同一位置に対しても欠陥の登録を行って、ステップ
S7へ進む。すなわち、検出された欠陥が拡大する可能
性のある欠陥であるとして、該欠陥の前後Nバイトの位
置および欠陥の存在するトラックの前後Mトラックの同
一位置に欠陥情報を登録し、その後、ステップS7へ進
む。
【0081】ここで、比較回路60aの出力がない場
合、欠陥が広い範囲に拡大する可能性が少ないので、ヘ
ッド毎の欠陥の登録位置が同一でありアドレスが隣り合
っている場合は、前後のトラックについても同一位置に
欠陥を登録する。また、比較回路60aの出力がある場
合(サーマルアスペリティにより再生信号の変動が生じ
ている場合)、ヘッド毎の欠陥の登録位置が同一であり
アドレスが隣り合っている場合は、欠陥が広い範囲に拡
大する可能性があるので、当該ヘッドの領域を使用しな
いよう処理する。
【0082】ステップS7では、ヘッド(ヘッドアドレ
ス)がMAX値かどうかが判別され、ヘッドがMAX値
ではないと判別されると、ステップS8でヘッドアドレ
スに『1』を加えて、ステップS2へ戻る。ステップS
7において、ヘッドがMAX値であると判別されると、
ステップS9に進んで、シリンダ(シリンダアドレス)
がMAX値かどうかが判別される。すなわち、該当トラ
ックの欠陥検出処理が終了すると、ヘッドアドレスを+
1として他のトラックにおいて同様の処理を行い、ヘッ
ドアドレスが最大ヘッド数を越えた場合は、ヘッドアド
レスを0に戻し、そして、シリンダアドレスを+1して
同様の処理を行い、最終的に全トラックにおいて欠陥の
検出/登録処理を行う。
【0083】ステップS9で、シリンダがMAX値では
ないと判別されると、ステップS10でシリンダアドレ
スに『1』を加えてステップS2へ戻る。一方、ステッ
プS9において、シリンダがMAX値であると判別され
ると、すべてのヘッドアドレスおよびシリンダアドレス
(すべてのディスク媒体)に対する処理が済んだとして
欠陥検出処理を終了する。
【0084】このように、本13実施例によれば、装置
を使用している間に(経年変化により)拡大する可能性
のある欠陥を前もって登録することにより、ユーザ先で
のリードエラーレイトの悪化を防止することができる。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の磁気ディ
スク再生装置によれば、サーマルアスペリティの検出お
よび補正を行うことができ、サーマルアスペリティが生
じた場合でも再生信号を補正して正確なデータを読み出
すことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の原理構成を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明の第2の原理構成を示すブロック図であ
る。
【図3】本発明の第1の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図4】本発明の実施例に適用されるディスク装置の概
略的な構成を示す模式図である。
【図5】本発明の実施例に適用されるディスク装置のデ
ィスク機構部を部分断面にて示す平面図である。
【図6】本発明の第2の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図7】本発明の第3の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図8】本発明の第4の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図9】本発明の第4の実施例における各部の信号波形
を示す図である。
【図10】本発明の第5の実施例の構成を示すブロック
図である。
【図11】本発明の第5の実施例における各部の信号波
形を示す図である。
【図12】本発明の第6の実施例の構成を示すブロック
図である。
【図13】本発明の第6の実施例における比較器の出力
信号波形を示す図である。
【図14】本発明の第7の実施例の構成を示すブロック
図である。
【図15】本発明の第7の実施例における各部の動作波
形を示すブロック図である。
【図16】本発明の第8の実施例の構成を示すブロック
図である。
【図17】本発明の第8の実施例における第3の比較器
の出力信号波形を示す図である。
【図18】本発明の第9の実施例の構成を示すブロック
図である。
【図19】本発明の第9の実施例における各部の信号波
形を示す図である。
【図20】本発明の第10の実施例の構成を示すブロッ
ク図である。
【図21】図20のセレクタの一構成例を示す回路図で
ある。
【図22】本発明の第11の実施例の構成を示すブロッ
ク図である。
【図23】本発明の第12の実施例の構成を示すブロッ
ク図である。
【図24】本発明の実施例で使用されるアナログ/ディ
ジタル変換器の一構成例を示す回路図である。
【図25】本発明の実施例で使用されるアナログ/ディ
ジタル変換器の第1の変形例を示す回路図である。
【図26】本発明の実施例で使用されるアナログ/ディ
ジタル変換器の第2の変形例を示す回路図である。
【図27】本発明の実施例で使用されるアナログ/ディ
ジタル変換器の第3の変形例を示す回路図である。
【図28】本発明の第13の実施例の構成を示すブロッ
ク図である。
【図29】本発明の第13の実施例の動作を説明するた
めのフローチャートである。
【図30】磁気抵抗効果型ヘッドを用いた場合に生ずる
サーマルアスペリティを説明するための模式図である。
【図31】サーマルアスペリティにより再生信号の直流
レベルが変動する様子を示す信号波形図である。
【図32】サーマルアスペリティが生じた場合のシミュ
レーションによる再生信号のレベル変動の第1例を示す
信号波形図である。
【図33】サーマルアスペリティが生じた場合のシミュ
レーションによる再生信号のレベル変動の第2例を示す
信号波形図である。
【図34】サーマルアスペリティが生じた場合のシミュ
レーションによる再生信号のレベル変動の第3例を示す
信号波形図である。
【図35】サーマルアスペリティが生じた場合のシミュ
レーションによる再生信号のレベル変動の第4例を示す
信号波形図である。
【符号の説明】
1…ディスク 2…ヘッド 3…ディスク装置 4…レベル検出手段 5…遅延手段 6…補正手段 7…ローパスフィルタ(LPF) 8…セレクタ 9…ハイパスフィルタ(HPF) 10…ディスク媒体表面 10a…突起部 11…スピンドル 12…ガードバンド 13…イレーズゾーン 14…レベル検出部 15…電圧加算器 20…ヘッド支持部 22…キャリッジ部 24…MRヘッド 30…ディスク機構部 31…前置増幅回路(プリアンプ) 32…ホストMPU 33…読出し/書込み制御部 34…インタフェース回路 35…変復調回路 36…駆動回路 40…比較器 40a…レベル検出部 41…第1の比較器 42…第2の比較器 43…第3の比較器 44…遅延部 45…アンドゲート 50…遅延回路 51…第1の遅延回路 52…第2の遅延回路 53…第3の遅延回路 60…補正部 60a…比較回路 62,64,66…アナログ/ディジタル変換器(AD
C) 68…ハイパスフィルタ(HPF) 69…加算器 71…第1のLPF 72…第2のLPF 160,162…高電位側電圧加算器 161,163…低電位側電圧加算器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 20/14 351 9463−5D G11B 20/14 351A

Claims (40)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転するディスク上の任意の位置に記録
    されたデータをヘッドにより再生するための磁気ディス
    ク再生装置であって、 該ヘッドから出力される再生信号の直流成分のレベルを
    検出するレベル検出手段(4)と、 該再生信号を所定の値だけ遅延させる遅延手段(5)
    と、 前記レベル検出手段(4)により検出された直流成分の
    レベルが、予め定められたスレッショールドレベルより
    も大きくなったときに、前記遅延手段(5)から出力さ
    れる再生信号の直流成分のレベルを補正する補正手段
    (6)とを備えることを特徴とする磁気ディスク再生装
    置。
  2. 【請求項2】 回転するディスク上の複数の位置に記録
    されたデータをヘッドにより再生するための磁気ディス
    ク再生装置であって、 前記複数の位置中の一つの位置に記録されたデータが再
    生されてから所定の時間が経過するまでに、該ヘッドか
    ら出力される再生信号の平均的なレベルを検出するレベ
    ル検出手段(4a)と、 該レベル検出手段(4a)から出力される前記平均的な
    レベルと、前記ディスク上の一つの位置に記録されたデ
    ータを再生して得られる再生信号のレベルとを比較する
    レベル比較手段(6a)とを備え、 該レベル比較手段(6a)は、前記平均的なレベルが、
    前記一つの位置に記録されたデータの再生信号のレベル
    よりも大きいときに、該一つの位置の近傍に欠陥がある
    と判定することを特徴とする磁気ディスク再生装置。
  3. 【請求項3】 回転するディスク上のトラックにおける
    任意の位置に記録されたデータをヘッドにより再生する
    ための磁気ディスク再生装置であって、 該ヘッドから出力されるアナログの再生信号の直流成分
    のレベルを検出するレベル検出部(14)と、 前記アナログの再生信号を所定の値だけ遅延させる遅延
    回路(50)と、 前記レベル検出部(14)により検出された直流成分の
    レベルが、予め定められたスレッショールドレベルより
    も大きくなったときに、前記遅延回路(50)から出力
    されるアナログの再生信号の直流成分のレベルを補正す
    る補正部(60)と、 該補正部(60)により直流成分のレベルが補正された
    アナログの再生信号をディジタルの再生信号に変換する
    アナログ/ディジタル変換部(62)とを備えることを
    特徴とする磁気ディスク再生装置。
  4. 【請求項4】 回転するディスク上の任意のトラックに
    記録されたデータをヘッドにより再生するための磁気デ
    ィスク再生装置であって、 該ヘッドから出力されるアナログの再生信号の直流成分
    のレベルを検出するレベル検出部(14)と、 前記アナログの再生信号を所定の値だけ遅延させる遅延
    回路(51)と、 前記レベル検出部(14)により検出された直流成分の
    レベルを示すアナログの検出信号と前記遅延回路(5
    1)から出力されるアナログの再生信号とを、それぞれ
    サンプリングによりディジタルの検出信号およびディジ
    タルの再生信号に変換するアナログ/ディジタル変換部
    (66)と、 該ディジタルの検出信号に含まれる直流成分のレベル
    が、予め定められたスレッショールドレベルよりも大き
    くなったときに、前記ディジタルの再生信号の直流成分
    のレベルを補正する補正部(60)とを備えることを特
    徴とする磁気ディスク再生装置。
  5. 【請求項5】 前記レベル検出部(14)が、前記再生
    信号の波形と、予め設定されたスレッショールドレベル
    (Vs1)とを比較し、該再生信号の波形が該スレッシ
    ョールドレベル(Vs1)を越えたときに、前記補正部
    (60)に対し前記再生信号の直流成分のレベルの補正
    をすべき旨の通知をするようにしたことを特徴とする請
    求項3または4記載の磁気ディスク再生装置。
  6. 【請求項6】 前記レベル検出部(14)が、第1の比
    較器(41)と、ローパスフィルタ(7)と、第2の比
    較器(42)とを有することを特徴とする請求項3また
    は4記載の磁気ディスク再生装置。
  7. 【請求項7】 前記スレッショールドレベルに対し、あ
    る一定時間以上再生信号の直流成分のレベルが上回りつ
    づけたときに補正するようにしたことを特徴とする請求
    項3または4記載の磁気ディスク再生装置。
  8. 【請求項8】 前記スレッショールドレベルに対して、
    当該スレッショールドレベルを越えるか越えないかとい
    う切り替わり現象が、所定の周波数以上で生じたとき、
    さらに、この切り替わりが所定の長さ以上あったときに
    補正するようにしたことを特徴とする請求項3または4
    記載の磁気ディスク再生装置。
  9. 【請求項9】 前記スレッショールドレベルを複数設定
    するようにしたことを特徴とする請求項3または4記載
    の磁気ディスク再生装置。
  10. 【請求項10】 前記スレッショールドレベルを複数設
    定すると共に、前記ローパスフィルタを通した信号と他
    のスレッショールドレベルを比較するようにしたことを
    特徴とする請求項7記載の磁気ディスク再生装置。
  11. 【請求項11】 前記スレッショールドレベルを複数設
    定すると共に、所定の周波数以上で切り替わるようにし
    たことを特徴とする請求項8記載の磁気ディスク再生装
    置。
  12. 【請求項12】 前記アナログ再生波形をローパスフィ
    ルタに通し、該ローパスフィルタの出力にスレッショー
    ルドレベルを設定し、所定の時間以上当該スレッショー
    ルドレベルを上回ったときに補正するようにしたことを
    特徴とする請求項3または4記載の磁気ディスク再生装
    置。
  13. 【請求項13】 セレクタ回路により、サーマルアスペ
    リティが有る場合のみ補正するように選択することを特
    徴とする請求項3または4記載の磁気ディスク再生装
    置。
  14. 【請求項14】 前記磁気ディスク再生装置は、さら
    に、前記アナログ再生信号に電圧バイアスを付与する電
    圧加算器(15)を備えることを特徴とする請求項4記
    載の磁気ディスク再生装置。
  15. 【請求項15】 ステップ関数にハイパスフィルタをか
    けてアナログ再生信号に加算し、該加算結果により補正
    を行うようにしたことを特徴とする請求項3または4記
    載の磁気ディスク再生装置。
  16. 【請求項16】 比較器の出力信号の高レベル(H)と
    低レベル(L)の切り替わり時間を利用して前記ハイパ
    スフィルタの伝達関数を求めるようにしたことを特徴と
    する請求項15記載の磁気ディスク再生装置。
  17. 【請求項17】 前記再生信号のレベルがスレッショー
    ルドレベルより大きくなったら補正を開始し、且つ、該
    再生信号のレベルがスレッショールドレベルより小さく
    なったら補正を終了するようにしたことを特徴とする請
    求項3〜12のいずれか1項に記載の磁気ディスク再生
    装置。
  18. 【請求項18】 前記アナログ/ディジタル変換部(6
    6)の動作領域をシフトさせるようにしたことを特徴と
    する請求項4記載の磁気ディスク再生装置。
  19. 【請求項19】 前記アナログ/ディジタル変換部(6
    6)の高電位側を制御するようにしたことを特徴とする
    請求項18記載の磁気ディスク再生装置。
  20. 【請求項20】 前記アナログ/ディジタル変換部(6
    6)の低電位側を制御するようにしたことを特徴とする
    請求項18記載の磁気ディスク再生装置。
  21. 【請求項21】 前記アナログ/ディジタル変換部(6
    6)の高電位側および低電位側の両方を制御するように
    したことを特徴とする請求項18記載の磁気ディスク再
    生装置。
  22. 【請求項22】 前記複数のスレッショールドレベルの
    一つに対して再生信号のレベルが上回り続けた時間に、
    所定の定数をかけた時間だけ可変周波数発振器のクロッ
    クを停止して該可変周波数発振器の発振周波数を固定に
    保つようにしたことを特徴とする請求項9記載の磁気デ
    ィスク再生装置。
  23. 【請求項23】 比較器の出力信号の低レベル(L)と
    高レベル(H)に応じて可変周波数発振器のクロック抽
    出を行うか、或いは、該可変周波数発振器の発振周波数
    を固定にするようにしたことを特徴とする請求項10記
    載の磁気ディスク再生装置。
  24. 【請求項24】 前記複数のスレッショールドレベルの
    一つに対して再生信号のレベルが上回り続けた時間に、
    所定の定数をかけた時間だけ自動利得制御回路の利得を
    固定するようにしたことを特徴とする請求項9記載の磁
    気ディスク再生装置。
  25. 【請求項25】 前記比較器の出力信号の低レベル
    (L)と高レベル(H)に応じて自動利得制御回路の利
    得を可変にするか、或いは、固定するようにしたことを
    特徴とする請求項10記載の磁気ディスク再生装置。
  26. 【請求項26】 前記レベル検出手段が、ノイズ除去用
    のフィルタを含むレベル検出部(40a)を有すること
    を特徴とする請求項2記載の磁気ディスク再生装置。
  27. 【請求項27】 前記フィルタの特性をシリンダ毎に切
    り換えるようにしたことを特徴とする請求項26記載の
    磁気ディスク再生装置。
  28. 【請求項28】 前記レベル比較手段が、ノイズ除去用
    のフィルタを含む比較回路(60a)を有することを特
    徴とする請求項2記載の磁気ディスク再生装置。
  29. 【請求項29】 前記フィルタの特性をシリンダ毎に切
    り換えるようにしたことを特徴とする請求項28記載の
    磁気ディスク再生装置。
  30. 【請求項30】 前記レベル検出部内のフィルタの特性
    と前記比較回路内のフィルタの特性を同一にするように
    したことを特徴とする請求項2記載の磁気ディスク再生
    装置。
  31. 【請求項31】 前記比較回路の出力が欠陥を示す出力
    であることを受けるマイクロプロセッサユニットを設け
    るようにしたことを特徴とする請求項28記載の磁気デ
    ィスク再生装置。
  32. 【請求項32】 欠陥トラックの同一位置、および、前
    後の位置にも欠陥を登録するようにしたことを特徴とす
    る請求項31記載の磁気ディスク再生装置。
  33. 【請求項33】 欠陥数をヘッド毎にカウントし、カウ
    ント数が一定値以上の場合、ヘッドの領域を使用しない
    ようにしたことを特徴とする請求項31記載の磁気ディ
    スク再生装置。
  34. 【請求項34】 前記比較回路の出力がない場合、ヘッ
    ド毎の欠陥の登録位置が同一でありアドレスが隣り合っ
    ている場合は、前後のトラックについても同一位置に欠
    陥を登録するようにしたことを特徴とする請求項31記
    載の磁気ディスク再生装置。
  35. 【請求項35】 前記比較回路の出力がある場合、ヘッ
    ド毎の欠陥の登録位置が同一でありアドレスが隣り合っ
    ている場合は、ヘッドの領域を使用しないようにしたこ
    とを特徴とする請求項31記載の磁気ディスク再生装
    置。
  36. 【請求項36】 前記ヘッドは磁気抵抗素子を用いた磁
    気抵抗効果型ヘッドを備え、該磁気抵抗効果型ヘッドと
    前記ディスク上の突起部との衝突によるサーマルアスペ
    リティに起因して生じる再生信号の変動を補正するよう
    にしたことを特徴とする請求項1〜35のいずれか1項
    に記載の磁気ディスク再生装置。
  37. 【請求項37】 回転するディスク上の任意の位置に記
    録されたデータをヘッドにより再生するための磁気ディ
    スク再生装置を制御する方法であって、 該ヘッドから出力される再生信号の直流成分のレベルを
    検出し、 該再生信号を所定の値だけ遅延させ、 前記検出された直流成分のレベルが、予め定められたス
    レッショールドレベルよりも大きくなったときに、前記
    遅延された再生信号の直流成分のレベルを補正するよう
    にしたことを特徴とする磁気ディスク再生装置の制御方
    法。
  38. 【請求項38】 回転するディスク上の複数の位置に記
    録されたデータをヘッドにより再生するための磁気ディ
    スク再生装置を制御する方法であって、 前記複数の位置中の一つの位置に記録されたデータが再
    生されてから所定の時間が経過するまでに、該ヘッドか
    ら出力される再生信号の平均的なレベルを検出し、 該検出された平均的なレベルと、前記ディスク上の一つ
    の位置に記録されたデータを再生して得られる再生信号
    のレベルとを比較し、 前記平均的なレベルが、前記一つの位置に記録されたデ
    ータの再生信号のレベルよりも大きいときに、該一つの
    位置の近傍に欠陥があると判定するようにしたことを特
    徴とする磁気ディスク再生装置の制御方法。
  39. 【請求項39】 回転するディスク上のトラックにおけ
    る任意の位置に記録されたデータをヘッドにより再生す
    るための磁気ディスク再生装置を制御する方法であっ
    て、 該ヘッドから出力されるアナログの再生信号の直流成分
    のレベルを検出し、 前記アナログの再生信号を所定の値だけ遅延させ、 前記検出された直流成分のレベルが、予め定められたス
    レッショールドレベルよりも大きくなったときに、前記
    遅延されたアナログの再生信号の直流成分のレベルを補
    正し、 該直流成分のレベルが補正されたアナログの再生信号を
    ディジタルの再生信号に変換するようにしたことを特徴
    とする磁気ディスク再生装置の制御方法。
  40. 【請求項40】 回転するディスク上の任意のトラック
    に記録されたデータをヘッドにより再生するための磁気
    ディスク再生装置を制御する方法であって、 該ヘッドから出力されるアナログの再生信号の直流成分
    のレベルを検出し、 前記アナログの再生信号を所定の値だけ遅延させ、 前記検出された直流成分のレベルを示すアナログの検出
    信号と前記遅延されたアナログの再生信号とを、それぞ
    れサンプリングによりディジタルの検出信号およびディ
    ジタルの再生信号に変換し、 該ディジタルの検出信号に含まれる直流成分のレベル
    が、予め定められたスレッショールドレベルよりも大き
    くなったときに、前記ディジタルの再生信号の直流成分
    のレベルを補正するようにしたことを特徴とする磁気デ
    ィスク再生装置の制御方法。
JP8139060A 1996-05-31 1996-05-31 磁気ディスク再生装置および該磁気ディスク再生装置の制御方法 Pending JPH09320008A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8139060A JPH09320008A (ja) 1996-05-31 1996-05-31 磁気ディスク再生装置および該磁気ディスク再生装置の制御方法
US08/790,422 US6104557A (en) 1996-05-31 1997-01-30 Magnetic disk reproduction with offset compensation for thermal asperity
DE19706212A DE19706212C2 (de) 1996-05-31 1997-02-18 Magnetplatten-Wiedergabevorrichtung und Verfahren zum Steuern derselben
CN97102641A CN1111842C (zh) 1996-05-31 1997-02-21 磁盘重现装置和用于控制该装置的方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8139060A JPH09320008A (ja) 1996-05-31 1996-05-31 磁気ディスク再生装置および該磁気ディスク再生装置の制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09320008A true JPH09320008A (ja) 1997-12-12

Family

ID=15236563

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8139060A Pending JPH09320008A (ja) 1996-05-31 1996-05-31 磁気ディスク再生装置および該磁気ディスク再生装置の制御方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US6104557A (ja)
JP (1) JPH09320008A (ja)
CN (1) CN1111842C (ja)
DE (1) DE19706212C2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007087537A (ja) * 2005-09-22 2007-04-05 Rohm Co Ltd 信号処理装置、信号処理方法、および記憶システム
JP2007087536A (ja) * 2005-09-22 2007-04-05 Rohm Co Ltd 信号処理装置、信号処理方法、および記憶システム
JP2008077742A (ja) * 2006-09-21 2008-04-03 Hitachi Maxell Ltd 磁気記録媒体の評価方法および評価装置

Families Citing this family (30)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6038091A (en) * 1997-10-06 2000-03-14 Cirrus Logic, Inc. Magnetic disk drive read channel with digital thermal asperity detector
JP3998307B2 (ja) 1997-12-25 2007-10-24 富士通株式会社 磁気ディスク装置及び磁気ディスク装置のエラー訂正方法
US6494085B2 (en) * 1998-09-14 2002-12-17 Seagate Technology Llc Method and system for detecting thermal asperity on discs used in a disc drive
US6452735B1 (en) * 1999-07-19 2002-09-17 Maxtor Corporation Disk drive that monitors the flying height of a dual element transducer using a thermally induced signal during write operations
US6307719B1 (en) * 1999-11-17 2001-10-23 Maxtor Corporation Suspension assembly with adjustable gramload
US6510015B2 (en) * 1999-12-10 2003-01-21 Seagate Technology Llc Magnetic disc having physical servo patterns with a magnetic carrier, and method of making and using the same
US6975467B1 (en) 2000-10-11 2005-12-13 Maxtor Corporation Method and apparatus for high fly write detection in a disk drive
US6724550B2 (en) 2001-01-23 2004-04-20 Seagate Technology Llc Adaptive dampening of thermal asperity events in disc drives
US7286311B1 (en) 2001-05-07 2007-10-23 Marvell International Ltd. Thermal asperity compensation in perpendicular recording
US6995932B1 (en) 2001-05-07 2006-02-07 Marvell International Ltd. Thermal asperity compensation in perpendicular recording system
US6801376B2 (en) * 2001-06-21 2004-10-05 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands B.V. Method and apparatus for evaluating a head-disk interface condition for disk drives
US6654191B2 (en) 2001-07-12 2003-11-25 International Business Machines Corporation Restoration of hard disk drive readback signal in the presence of thermal modulation
WO2003085646A1 (en) * 2002-03-29 2003-10-16 Seagate Technology Llc Mr head thermal asperity cancellation
US7330320B1 (en) * 2003-06-16 2008-02-12 Marvell International Ltd. Method and apparatus to limit DC-level in coded data
US7595948B1 (en) * 2003-10-24 2009-09-29 Marvell International Ltd. Thermal asperity detection for perpendicular magnetic recording
US7440209B1 (en) 2005-02-15 2008-10-21 Marvell International Ltd. Communications channel with programmable coupling
JP2006252445A (ja) * 2005-03-14 2006-09-21 Fujitsu Ltd データ記憶装置及びデータ記憶装置のライト処理方法。
US7626777B2 (en) 2005-09-23 2009-12-01 Agere Systems Inc. Variable threshold bipolar signal peak detector
US7679853B2 (en) * 2005-12-28 2010-03-16 Agere Systems Inc. Detection of signal disturbance in a partial response channel
JP2008071388A (ja) * 2006-09-12 2008-03-27 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands Bv 磁気ディスクの欠陥検査方法、その装置及び磁気ディスク・ドライブ装置
US20080204922A1 (en) * 2007-02-28 2008-08-28 Motomu Hashizume Methods and apparatus to monitor hard-disk drive head position
US7697223B2 (en) * 2007-08-20 2010-04-13 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands B.V. Monitoring a fly height of a magnetic transducer
CN101877570B (zh) * 2009-04-28 2013-02-13 普诚科技股份有限公司 音圈马达的驱动电路及驱动方法
EP2569771A1 (en) 2010-05-10 2013-03-20 Marvell World Trade Ltd. Method and apparatus for offset and gain correction
EP2754153A1 (en) 2011-09-08 2014-07-16 Marvell World Trade Ltd. Method and apparatus for offset and gain correction
US8705198B1 (en) 2012-08-27 2014-04-22 Seagate Technology Llc Write position compensation
US8681438B1 (en) * 2012-09-26 2014-03-25 Seagate Technology Llc Storage media asperity detection
US8891192B1 (en) * 2012-11-15 2014-11-18 Western Digital Technologies, Inc. Disk drive calibrating parameter by injecting noise signal and measuring off-track read capability
JP6826017B2 (ja) * 2017-10-05 2021-02-03 株式会社東芝 磁気ディスク装置及びリード処理方法
US10388314B1 (en) 2018-04-12 2019-08-20 Seagate Technology Llc Adaptive configuration of thermal asperity guard bands

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5719984A (en) * 1986-04-03 1998-02-17 Canon Kabushiki Kaisha Video signal recording apparatus with facility for displaying of identification information relating to the video signal
JPH0636255B2 (ja) * 1988-10-27 1994-05-11 日本ビクター株式会社 磁気再生装置
US5057785A (en) * 1990-01-23 1991-10-15 International Business Machines Corporation Method and circuitry to suppress additive disturbances in data channels
US5233482A (en) * 1991-07-31 1993-08-03 International Business Machines Corporation Thermal asperity compensation for PRML data detection
JPH0660307A (ja) * 1992-06-03 1994-03-04 Alps Electric Co Ltd 磁気抵抗効果型ヘッドの出力信号制御方式
JPH06131612A (ja) * 1992-10-14 1994-05-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd 磁気再生装置
US5367409A (en) * 1993-04-29 1994-11-22 International Business Machines Corporation Even harmonic distortion compensation for digital data detection
JP3175415B2 (ja) * 1993-08-09 2001-06-11 株式会社日立製作所 磁気記録再生装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007087537A (ja) * 2005-09-22 2007-04-05 Rohm Co Ltd 信号処理装置、信号処理方法、および記憶システム
JP2007087536A (ja) * 2005-09-22 2007-04-05 Rohm Co Ltd 信号処理装置、信号処理方法、および記憶システム
US7864890B2 (en) 2005-09-22 2011-01-04 Rohm Co., Ltd. Signal processing apparatus, signal processing method and storage system
JP2008077742A (ja) * 2006-09-21 2008-04-03 Hitachi Maxell Ltd 磁気記録媒体の評価方法および評価装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN1167321A (zh) 1997-12-10
DE19706212A1 (de) 1997-12-04
US6104557A (en) 2000-08-15
DE19706212C2 (de) 2000-01-05
CN1111842C (zh) 2003-06-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09320008A (ja) 磁気ディスク再生装置および該磁気ディスク再生装置の制御方法
KR100418740B1 (ko) 자기 헤드 부상량 이상 검출 방법, 데이터 기록 방법 및하드디스크 드라이브 장치
US6525891B1 (en) Apparatus for compensating thermal asperity and DC undershoot in the data channel of a disk storage system
JP3553292B2 (ja) サーマルアスペリティ除去方法及び磁気ディスク装置
US8359527B1 (en) Averaging signals to improve signal interpretation
US6504663B2 (en) Disk apparatus and disk medium having a ramp loading mechanism
JPH113504A (ja) 記憶装置
US7483227B1 (en) Detecting a thermal asperity condition of a disk drive head responsive to data value transitions
JP4724098B2 (ja) ヘッドic、リード回路及び媒体記憶装置
JP3645505B2 (ja) ディスク記憶装置及び同装置に適用するリード方法
JPH1011709A (ja) 磁気ディスク装置及び磁気ディスク装置におけるエラー訂正方法
US6999261B2 (en) Magnetic disk device and servo write method
JP2005346815A (ja) ディスク装置、そのヘッドの位置決め制御方法、及び信号処理回路
JPH0714107A (ja) 磁気ディスク装置及び記録電流設定方法
JPH0997401A (ja) データ記録再生装置用衝撃検出回路、同衝撃検出回路を有するデータ記録再生装置、及び同衝撃検出回路に適用するフィルタの感度設定方法
JPH08321149A (ja) 磁気ディスク装置及びその制御方法
US7940488B2 (en) Storage device and gain adjusting device
JP2010080014A (ja) 磁気記憶装置及びサーボ情報再生方法
JPH1196510A (ja) 磁気ディスク装置及びそのリトライ方法
US6674591B1 (en) Method and apparatus for identifying a track of a rotating disk using EPR4 data equalization and detection techniques
JP4356280B2 (ja) ディフェクト検出装置
JPH10326403A (ja) 磁気ディスク装置
JPH11185203A (ja) データ記録再生装置及び同装置に適用される不規則ノイズ検出方法
JPH10143804A (ja) サーボagc回路及び同回路を持つデータ記録再生装置
JPH087482A (ja) データ記録再生装置とその回路調整方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040311

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040330

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040531

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041207

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050405