JPH113504A - 記憶装置 - Google Patents

記憶装置

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JPH113504A
JPH113504A JP9156261A JP15626197A JPH113504A JP H113504 A JPH113504 A JP H113504A JP 9156261 A JP9156261 A JP 9156261A JP 15626197 A JP15626197 A JP 15626197A JP H113504 A JPH113504 A JP H113504A
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Japan
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read
signal
unit
head
fault
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JP9156261A
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Teruyuki Narita
晃之 成田
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Publication date
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    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/10009Improvement or modification of read or write signals
    • GPHYSICS
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    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/24Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor for reducing noise
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    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/012Recording on, or reproducing or erasing from, magnetic disks
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    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/58Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B5/596Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following for track following on disks
    • G11B5/59683Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following for track following on disks for magnetoresistive heads

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Abstract

(57)【要約】 【課題】TA現象を検出してエラー回避処理を適切に行
ってアクセス性能を高める。 【解決手段】MRヘッド15の再生波形信号E2からリ
ードデータ及びヘッド位置決めに使用するサーボデータ
を復調する読取復調部158に対し、再生波形信号E2
に対し所定のスレッショルドを設定して再生波形信号が
スレッショルドを越えた場合にフォルト信号E8を出力
するTA検出部115を設け、フォルト信号E8が発生
した場合に、エラー回避部164でハイパスフィルタ6
2のカットオフ周波数の増加、AGCホールド回路72
によるAGCロック、PLLホールド回路144による
PLLロックを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスク媒体に磁
気的に情報を記録再生する記憶装置に関し、特にMRヘ
ッドのサーマル・アスペリティによるリードエラーを低
減させるための記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のマルチメディア・データを扱う情
報化社会において情報量の増大に伴い、コンピュータの
周辺装置である磁気ディスク装置の記憶容量の増加が要
求されている。記憶容量を増加させるには、単位長さ当
りのビット密度BPIやトラック密度TPIの向上によ
る媒体記録面の密度の増加が必要である。媒体記録面の
ビット密度BPIを増加させるには、磁気ヘッドや媒体
の周波数特性を良くし、高い周波数でもヘッドの出力が
低下せず、高周波ノイズが増加しない磁気ヘッドや媒体
の改良が必要になっている。
【0003】現在、媒体に書き込まれたデータを効率良
く再生するため、磁気ヘッドを再生と記録ヘッドに分
け、再生ヘッドとしてMR(Magneto-Resistive )ヘッ
ドを使うようになっている。このMRヘッドは、記録さ
れた磁場変化を抵抗値変化に変換して、更にヘッドIC
に設けたプリアンプで電圧変化に変換し、記録データを
再生する。
【0004】MRヘッドを使う場合、サーマル・アスペ
リティ(Thermal Asperity:以下「TA」と呼ぶ)現象
が問題になる。このTA現象は、MR素子が媒体上にあ
る媒体傷やゴミに接触して発生する熱で抵抗値が急激に
変化して、再生波形のベースラインをシフトさせ、デー
タ再生ができなくなる現象のことである。特に、データ
再生を効率良く行うためにヘッド浮上量は、益々低下す
る傾向にあり、MRヘッドの媒体クリアランスの低下に
よってTA現象が多発する傾向である。
【0005】従来の磁気ディスク装置では、外来ノイズ
や衝撃等によってデータのリードエラー及びサーボ情報
のリードエラーが発生した場合、再リードすることによ
ってエラーをリカバリさせている。即ち、外来ノイズや
衝撃は一時的な現象であり、通常は、再リードによって
エラーを回避することができる。これに対しTA現象に
よるエラーは、媒体の傷等に起因した固定的なエラーで
あり、再リードによってエラーを回避することはでき
ず、通常は、媒体欠陥と見做して交代処理を行ってい
る。しかし、従来の磁気ディスク装置にあっては、リー
ドエラーが外来ノイズによるものか、TA現象によるも
のかが区別できなかったため、回復不能なTA現象によ
るエラーにもかかわらず再リードを行っている。
【0006】再リードは、通常、その回数が例えば10
0回と決められており、このためTA現象によるリード
エラーについては、100回の再リードを行って初めて
回復不能なエラーと判って上位装置に異常終了を報告す
る。このためTA現象によりリードエラーを起した時の
処理に時間がかかり、磁気ディスク装置のアクセス性能
を大きく低下させる問題があった。
【0007】本発明は、TA現象を検出してエラー回避
処理を適切に行ってアクセス性能を高めるようにした磁
気ディスク装置等の記憶装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。本発明の記憶装置は、図1(A)のように、
読取ヘッドとなるMRヘッド15の再生波形信号からリ
ードデータ及びヘッド位置決めに使用するサーボデータ
を復調する読取復調部158に対し、再生波形信号に対
し所定のスレッショルド・レベル(以下、単に「スレッ
ショルド」という)を設定し、再生波形信号がスレッシ
ョルドを越えた場合にフォルト信号E8を出力するフォ
ルト検出部115と、読取復調部158に設けられ、フ
ォルト信号E8が発生した場合に、リードエラーを回避
させるように動作するエラー回避部164とを設けたこ
とを特徴とする。
【0009】ここでフォルト検出部115は、読取ヘッ
ドとしてMRヘッド15を使用した場合のTA(サーマ
ル・アスペリティ)に起因した再生波形信号の異常変動
を、図1(B)のように検出してフォルト信号を出力す
る。またエラー回避部164は、読取ヘッドとしてMR
ヘッド15を使用した場合のTAに起因した再生波形信
号の異常変動を早く回復させるように動作する。
【0010】エラー回避部164は、フォルト信号が得
られた時点から、TAに起因した再生波形信号の異常変
動が続く所定時間Tに亘り、再生波形信号の異常変動を
早く回復させるように動作する。この回避動作の時間T
は、TAに起因した再生波形信号の異常変動時間に対し
数倍以内の時間とする。エラー回避部164は、フォル
ト信号が得られた際に、読取復調部158に設けている
ハイパスフィルタ62のカットオッフ周波数を高くし、
TAによる再生波形信号の異常変動を早く回復させる。
ハイパスフィルタ62のカットオッフ周波数を高くする
と、TA現象による再生振幅信号のベースラインのパル
ス的に立ち上った際に減衰できる低域成分の周波数帯域
が広くなり、ベースラインの変動量と期間を短縮し、例
えば読取データについては、データ失陥長をECCで訂
正可能な範囲に抑えることが可能になる。
【0011】またエラー回避部164は、フォルト信号
が得られた際に、読取復調部158に設けているAGC
アンプ64のゲインをフォルト信号が得られた時点の値
に保持し、TAによる再生波形信号の異常変動でAGC
ループが乱れるのを抑える。更に、エラー回避部164
は、フォルト信号が得られた際に、読取復調部158に
設けているリードクロックの生成に使用するPLL90
のループゲインをフォルト信号が得られた時点の値に保
持し、TAによる再生波形信号の異常変動でPLLルー
プが乱れるのを抑える。
【0012】更に本発明にあっては、フォルト検出部1
15にTAフォルト検出のための最適なスレッショルド
を設定するスレッショルド設定部168を備える。スレ
ッショルド設定部168は、MRヘッド15をディスク
媒体の所定位置に位置決めして再生した状態で、フォル
ト検出部115のスレッショルドを低下させながらフォ
ルト信号の出力の有無を監視し、フォルト信号が出たり
出なかったりするスレッショルドを検出して再生波形信
号の振幅値AMとする。そして、検出した振幅値AMに
所定の係数α、例えばα=2を乗じた値(α・AM)を
フォルト検出部115にスレッショルドTHとして設定
する。
【0013】スレッショルド設定部164は、ディスク
媒体のサーボ領域にヘッドを位置決めして再生信号波形
の振幅値を検出する。またディスク媒体のデータ領域に
ヘッドを位置決めして再生信号波形の振幅値を検出して
もよい。またディスク媒体の各シリンダ(シリンダ番号
CC)毎に順次ヘッド(ヘッド番号HH)を指定して位
置決めし、フォルト信号が出たり出なかったりする再生
信号の振幅値を検出してメモリ又はディスク媒体に記録
し、リード動作の際に選択ヘッド(HH)及びシリンダ
位置(CC)に対応する振幅値を読み出してフォルト検
出部115にスレッショルドを設定する。
【0014】スレッショルド設定部164は、ディスク
媒体の各シリンダにヘッドを位置決めしてフォルト信号
が出たり出なかったりする再生信号の振幅値を検出する
際に、検出された振幅値が所定の最小値以下であった場
合は、フォルト検出部115の前段に設けているアンプ
110の増幅率を上げた後に、再度、振幅値の検出をや
り直す。これによって振幅レベルが低すぎる再生波形信
号の振幅検出により、TA検出のスレッショルドを低く
設定しすぎないようにし、TA現象によるフォルト信号
の誤検出を防止する。
【0015】ヘッドICとして実装されるR/Wプリア
ンプ回路に接続される読取復調部158としては、リー
ドデータを復調するデータ復調回路、サーボデータを復
調するサーボ復調回路を備え、R/Wプリアンプ回路に
は、利得制御可能な増幅器、TAのフォルト検出回路、
及びMCU等の制御部からのシリアル転送により増幅器
の利得及びフォルト検出回路のスレッショルドを設定す
るレジスタを備える。
【0016】また本発明の変形にあっては、TA現象に
よるフォルト信号とリードエラーの両方が検出されたこ
とを条件にTA現象に起因したエラー回避動作を伴う再
リードを行う。即ち本発明の変形にあっては、まず読取
ヘッドの再生波形信号を増幅する増幅器を備え、アンプ
110の出力する再生波形信号からリードデータ及びヘ
ッド位置決めに使用するサーボデータを復調する読取復
調部158に対し、読取復調部158で復調したリード
データ又はサーボデータのエラーを検出するリードエラ
ー検出部160、アンプ110の出力する再生波形信号
に対し所定のスレッショルドを設定して再生波形信号が
スレッショルドを越えた場合にフォルト信号を出力する
フォルト検出部115、及びフォルト信号が発生した場
合に読取復調部158でのエラーを回避させるように動
作するエラー回避部164を設ける。
【0017】更に、1回のリード処理でリードエラー検
出部160のエラーとフォルト検出部115のフォルト
信号の両方が同時に得られた場合、エラー回避部164
の動作を有効化して再リードする再リード処理部166
を設ける。このためフォルト検出回路がTA現象によら
ず、誤動作によりフォルト信号を出力し、リードエラー
とならずに正常終了する場合、誤検出されたフォルト信
号によってエラー回避部164の不必要なエラー回避動
作を行うことを禁止でき、エラー回避動作によって逆に
リードエラーを誘発してしまうような問題を解消でき
る。
【0018】一方、本発明の別の形態にあっては、フォ
ルト検出部115のスレッショルドが設定変更できる点
を利用し、媒体品質の評価データを測定する機能を実現
する。即ち、本発明の別の形態にあっては、読取ヘッド
の再生波形信号からリードデータ及びヘッド位置決めに
使用するサーボデータを復調する読取復調部158、再
生波形信号に対し所定のスレッショルドを設定して再生
波形信号がスレッショルドを越えた場合にフォルト信号
を出力するフォルト検出部115、フォルト検出部11
5のスレッショルドを所定の媒体品質レベルに設定する
スレッショルド設定部162、更に、ディクス媒体の全
面にヘッドを位置決めしながら、フォルト信号からTA
の数、発生位置、レベル等を検出して試験器に報告する
媒体品質評価部170とを備えたことを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】図2は本発明の記憶装置の実施形
態であり、ハードディスクドライブ(HDD)として知
られた磁気ディスク装置を例にとっている。この磁気デ
ィスク装置は、ディスクエンクロージャ10とコントロ
ール回路ボード11で構成される。ディスクエンクロー
ジャ10にはR/Wプリアンプ回路12、ヘッドアッセ
ンブリィ14、ボイスコイルモータ(以下「VCM」と
いう)16及びスピンドルモータ18が設けられる。
【0020】R/Wプリアンプ回路12は、ヘッドIC
回路として例えば装置筐体とヘッドアクチュエータを連
結するFPC38上に実装されている。R/Wプリアン
プ回路12はヘッド選択、ライト電流設定、MRヘッド
のセンス電流設定が外部からできる多機能化が施されて
おり、コントロール回路ボード11からのシリアル転送
ライン25によって、リード,ライト選択、ヘッド選択
を含む各種の機能をレジスタ設定により制御できるよう
にしている。
【0021】ヘッドアッセンブリィ14にはインダクテ
ィブヘッドを用いたライトヘッドとMRヘッドを用いた
リードヘッドを一体化した複合ヘッドが、ディスク媒体
の記録面に対応した数だけ設けられている。例えばディ
スク媒体の数を3枚とすると、媒体記録面は6面となる
ことから、リードヘッドとライトヘッドを一組とした複
合ヘッドは6つ設けられることになる。もちろん、ヘッ
ドアッセンブリィ14はVCM16により駆動されるヘ
ッドアクチュエータの先端に支持され、ディスク媒体の
トラックを横切る方向に移動される。
【0022】コントロール回路ボード11にはMCU
(マイクロ・コントロール・ユニット)20、発振器2
2、ハードディスクコントローラ(HDC)24、リー
ドチャネル回路(RDC)26、サーボコントローラ2
8、DRAMを用いたデータバッファ32、上位装置と
のインタフェースコネクタ34及びパワーモニタ36が
設けられている。
【0023】MCU20は例えば上位装置からのライト
アクセスを受けると、インタフェースコネクタ34を介
して受信したライトデータをデータバッファ32に格納
した後、ハードディスクコントローラ24によりリード
チャネル回路26にライトゲート信号を出力して書込動
作状態とし、データバッファ32から読み出したライト
データについて所定のフォーマットを行った後に、リー
ドチャネル回路26に供給する。
【0024】リードチャネル回路26はハードディスク
コントローラ24からのNRZライトデータを8/9変
換、プリコード、書込補償(ライト・コンペ)を行った
後にディスクエンクロージャ10のR/Wプリアンプ回
路12に供給し、ライトドライバにより書込電流に変換
し、そのとき選択しているヘッドアッセンブリィ14の
中のライトヘッドによりディスク媒体に対し書込みを行
う。
【0025】一方、MCU20が上位装置からのリード
アクセスを受けた際には、ハードディスクコントローラ
24を起動して、リードチャネル回路26に対しリード
ゲート信号を出力してリード動作を行わせる。この状態
でディスクエンクロージャ10のヘッドアッセンブリィ
14の中の選択されたMRヘッドからの読取信号がR/
Wプリアンプ回路12で増幅された後、リードチャネル
回路26に与えられる。
【0026】リードチャネル回路26は、入力したリー
ド信号についてパーシャルレスポンス・クラス4の最尤
検出のための等化を行った後にビタビ検出を行い、最終
的に8/9逆変換を行ってNRZデータに変換した後、
ハードディスクコントローラ24に出力する。ハードデ
ィスクコントローラ24は、リードチャネル回路26か
らのリードデータについてECC処理を行った後、デー
タバッファ32を経由して上位装置にリードデータを転
送する。
【0027】MCU20によるライトアクセス及びリー
ドアクセスのいずれにあっても、サーボコントローラ2
8はそのときのアクセスアドレスで決まるシリンダアド
レスにヘッドアッセンブリィ14をシークしてオントラ
ックするように、VCM16の駆動によるヘッド位置決
め制御を行う。パワーモニタ36は、磁気ディスク装置
に供給される電源電圧を監視し、電源電圧が所定の電圧
より低下するとMCU20等に対してリセット信号を出
力する。
【0028】図3は図2のコントロール回路ボード12
に設けているリードチャネル回路26のブロック図であ
る。リードチャネル回路26において、まずライト変調
部は、パラレルインタフェース42に続いて設けられた
8/9エンコーダ50、プリコーダ52、書込補償回路
54、ライトFF56で構成される。リードチャネル回
路26の動作状態は、リードチャネル制御ロジック92
に対するポート94,96,98,100の信号設定に
より行われる。
【0029】ポート94にはリードチャネル回路26の
動作に必要な各種のパラメータがシリアル転送によりレ
ジスタ設定される。ポート96にはハードディスクコン
トローラ24からのリードゲート信号E10が与えられ
る。ポート98にはハードディスクコントローラ24か
らのライトゲート信号E11が与えられる。更にポート
100にはハードディスクコントローラ24からサーボ
ゲート信号E12が与えられる。
【0030】書込動作の際にはリードチャネル制御ロジ
ック92のポート98に対するライトゲート信号E11
がイネーブルとなり、パラレルインタフェース42に続
いて設けている8/9エンコーダ50からライトFF5
6までのライト変調回路部が動作状態となる。即ち、パ
ラレルインタフェース42のポート44にはNRZデー
タが与えられ、同時にポート48にはライトクロックが
与えられる。
【0031】パラレルインタフェース42からのNRZ
ライトデータは、8/9エンコーダ50で8/9符号に
変換され、プリコーダ52でパーシャルレスポンス・ク
ラス4の最尤検出のため1/(1+D)のプリコードを
行った後、書込補償回路54で書込補償を行い、ライト
FF56で分周した後にR/Wプリアンプ回路12側の
ライトドライバで書込電流に変換して、ライトヘッドに
よりディスク媒体に磁気的に記録する。
【0032】リードチャネル回路26のリード復調部
は、サーボ復調部とデータ復調部に分かれる。まずR/
Wプリアンプ回路12からのリード信号E2はポート6
0に入力され、ポート60に続いてはハイパスフィルタ
62とAGCアンプ64を設け、続いてプログラマブル
フィルタ65を設けている。このリード信号E2の入力
段については、サーボ系もデータ復調が同じである。
【0033】プログラマブルフィルタ65はAGCアン
プ64からのリード信号について、ローパスフィルタと
しての機能と微分回路としての機能を実現する。ローパ
スフィルタを通った信号はリード信号E4としてサーボ
パルス検出器66に与えられると同時に、データ復調部
側の全波整流回路68と適応型等化器80に与えられて
いる。プログラマブルフィルタ65で実現される微分回
路による微分信号E3は、サーボパルス検出器66に与
えられている。サーボパルス検出器66は、微分信号E
3のゼロクロスのタイミングでローパスフィルタ出力と
なるリード信号E4のピーク検出を行い、サーボ情報に
含まれているシリンダ情報を検出してポート70より出
力する。
【0034】プログラマブルフィルタ65のローパスフ
ィルタから出力されたリード信号E4は、全波整流回路
68で整流されて振幅成分が取り出され、サーボ復調回
路74に入力している。この実施形態にあっては、ディ
スク媒体のサーボ領域に例えば2相サーボパターンを記
録しており、その結果、サーボ復調回路77による復調
信号として2相サーボ信号においてよく知られた位置信
号A,B,C,Dの4つを出力する。尚、ポート76に
対してはサーボ復調のタイミングを制御するストローブ
/リセット信号が与えられる。
【0035】一方、データ復調部は、プログラマブルフ
ィルタ65のローパスフィルタ出力信号E4を入力する
適応型等化器80、ビタビ検出器82及び8/9デコー
ダ84で構成される。即ち、R/Wプリアンプ回路12
からのリード信号E2は、AGCアンプ64での自動利
得制御による増幅を行った後、プログラマブルフィルタ
65のローパスフィルタを通って適応型等化器80に入
力し、パーシャルレスポンス・クラス4(PR4)に適
合した波形等化が行われる。
【0036】続いて、ビタビ検出器82でビタビアルゴ
リズムに従った最尤検出によりリードデータを復調す
る。次に8/9デコーダ84で最尤検出したリードデー
タを8/9逆変換して元のNRZデータに変換した後、
パラレルインタフェース42に出力する。一方、リード
動作の際には、適応型等化器80からのリード信号がデ
ータ分離回路として機能するPLL90に入力されてお
り、ディスク媒体のリード信号に同期したリードクロッ
クを生成し、適応型等化器80及び8/9デコーダ84
に同期クロックとして与えると同時に、分周後にパラレ
ルインタフェース42のポート46からリードクロック
を出力している。尚、リード信号が得られなくなるサー
ボ復調期間については、ポート88からの基準クロック
信号を入力したタイムベース発生回路86からの基準ク
ロックに基づいて、リードクロックを生成している。
【0037】リード信号E2を増幅するAGCアンプ6
4のAGCループは、全波整流回路68、AGCチャー
ジポンプ回路70で構成され、AGCチャージポンプ回
路70からAGCアンプ64のAGC制御信号のライン
にAGCホールド回路72を設けている。AGCホール
ド回路72は、ポート74を備えたAGC制御ロジック
75からのホールド信号E7により、そのときのAGC
チャージポンプ回路70からのAGC制御電圧をホール
ドし、AGCアンプ60のリード信号E2の変動に対す
る追従動作を一時的に停止できるようにしている。
【0038】このようなリードチャネル回路26につ
き、本発明にあっては、R/Wプリアンプ回路12に設
けているMRヘッドのTA現象によるリード信号の異常
変動を検出するTAフォルト検出回路115からのフォ
ルト信号E8をリードチャネル制御ロジック92にポー
ト102から入力している。このTA現象に基づいたフ
ォルト信号E8をリードチャネル制御ロジック92で受
けると、リードチャネル回路26に設けているハイパス
フィルタ62のカットオフ周波数を高くする切替制御、
AGCアンプ64に対するAGCループをロックする制
御、更にはPLL回路90のPLLをロックする制御を
行うことで、MRヘッドのTA現象により変動したリー
ド信号E2によるエラー回避を行うようにしている。
【0039】フォルト信号E8が得られたときのリード
チャネル制御ロジック92によるエラー回避のための制
御信号としては、ハイパスフィルタ62に対しフィルタ
切替信号E13が出力され、AGCホールド回路72に
AGCホールド信号E14から出力され、更にPLL回
路90に対しPLLホールド信号E15が出力される。
【0040】これらエラー回避のための各信号E13,
E14,E15は、ポート102に対するフォルト信号
E8が立ち下がった時点から予め定めた一定時間Tに亘
り出力する。このエラー回避のための信号E13〜E1
5の出力時間は、例えばTA現象によるリード信号E2
の異常変動時間が1μsec であったとすると、T=2〜
5μsec 程度に設定する。即ち、TA現象によるリード
信号E2の変動期間の数倍以内の時間T1に亘りエラー
回避のための信号E13〜E15を出力して、TA現象
により変動したリード信号E2による悪影響を抑え込
む。
【0041】図4は図3のR/Wプリアンプ回路12の
回路ブロック図である。R/Wプリアンプ回路12には
図2のMCU20からのシリアル転送ライン25を接続
した制御用レジスタ回路104が設けられている。この
シリアル転送ライン25は、SCLK転送ライン25−
1、SDEN転送ライン25−2、更にSDATA転送
ライン25−3の3本で構成される。
【0042】SCLK転送ライン25−1はシリアル転
送クロックを供給する。SDEN転送ライン25−2は
シリアルデータイネーブル信号を供給し、このシリアル
データイネーブル信号はハイイネーブルの信号であり、
ディセーブル時にデータが制御レジスタ回路104にセ
ットされる。SDATA転送ライン25−3はシリアル
データを転送するもので、シリアル転送クロックの立ち
上がりで確定されたデータが制御レジスタ回路104に
設定される。
【0043】またリード動作とライト動作を切替える信
号ライン25−4が制御レジスタ回路104に入力さ
れ、この信号ライン25−4のリード・ライト切替え信
号がHレベルであればリード動作を行い、Lレベルであ
ればライト動作を行う。この制御レジスタ回路104に
よるシリアル転送ライン25のレジスタ設定で制御され
る回路部として、R/Wプリアンプ回路12にはヘッド
選択回路105、ライトドライバ106、アンプ11
0、ブースタ112、MRヘッドバイアス制御回路11
4及びTAフォルト検出回路115を設けている。ライ
トドライバ106は図3のリードチャネル回路26から
のライト信号E1を書込電流に変換する。ライトドライ
バ105の書込電流も、制御レジスタ回路104に対す
るレジスタ設定で制御できる。
【0044】ヘッド選択回路105は例えばヘッドアッ
センブリィ14に示すように複合ヘッド14−1〜14
−6を接続しており、各複合ヘッド14−1〜14−6
はライトヘッドとして機能するインダクティブヘッド1
3とリードヘッドとして機能するMRヘッド15を一体
に備えている。このヘッドアッセンブリィ14に設けて
いるヘッド選択は、制御レジスタ回路104に対するヘ
ッド番号のレジスタ設定及びリード・ライト切替え信号
の設定を受けて選択することができる。
【0045】ヘッド選択回路105で選択された適宜の
MRヘッド15からのリード信号は、プリアンプ108
で増幅された後、アンプ110で増幅される。アンプ1
10の利得は、制御レジスタ回路104に対するシリア
ル転送ライン25を使用したレジスタ設定により制御す
ることができる。アンプ110に続いて設けたブースタ
112は、制御レジスタ回路104に対するレジスタ設
定によって例えば高域強調のブースタ周波数を72MH
zと114MHzで切り替えることができる。更にMR
ヘッドバイアス制御回路114は、リード動作時にヘッ
ド選択回路105で選択したMRヘッド15に流すセン
ス電流を制御レジスタ回路104によるレジスタ設定に
より制御することができる。
【0046】更に、TAフォルト検出回路115には制
御レジスタ回路104により利得が制御できるアンプ1
10で増幅したリード信号が入力しており、TAフォル
ト検出回路115のスレッショルドは制御レジスタ回路
104のレジスタ設定により任意に設定することができ
る。本発明にあっては、制御レジスタ回路104による
TAフォルト検出回路115のスレッショルドTHの設
定変更の制御機能を使用して、MRヘッド14及びディ
スク媒体のシリンダ位置ごとに固有のTA現象に伴うフ
ォルト信号を検出するためのスレッショルドを設定でき
るようにしている。
【0047】このような図4のシリアル転送によるレジ
スタ設定で高機能化されたR/Wプリアンプ回路12と
しては、例えばテキサスインスツルメンツ製のTLS2
4F556A等を使用することができる。図5はR/W
プリアンプ回路12に設けたTAフォルト検出回路11
5によるフォルト信号の検出及びリードチャネル回路2
6における各種のエラー回避処理のためのタイムチャー
トである。
【0048】図5(A)はMRヘッド15のTA現象が
起きたときのリード信号E2の波形変化であり、MRヘ
ッド15の媒体の傷等との衝突による発熱を受けてベー
スラインが振幅を増加する方向に急瞬に立ち上がった
後、温度の低下により元に回復する振幅変動を生ずる。
このようなTA現象に起因したリード信号E2の振幅異
常に対し、TAフォルト検出回路115には所定のスレ
ッショルドTHが設定されており、リード信号E2のベ
ースラインの増加がスレッショルドTHを越えると図5
(B)のようにLレベルに立ち下がるフォルト信号E8
が出力される。フォルト信号E8は、リードチャネル回
路26のリードチャネル制御ロジック92に与えられて
おり、フォルト信号E8のHレベルからLレベルへの立
ち下がりに同期して図5(C)(D)(E)のように、
予め定めた所定時間T1に亘りフィルタ切替信号E13
をHレベル,AGCロック信号E14及びPLLロック
信号E15をLレベルとする。
【0049】この各信号E13〜E15のHレベルから
なる出力時間T1は、少なくともリード信号E2がスレ
ッショルドTHを上回っているフォルト信号E8のLレ
ベルの出力期間より長く、図5(A)のリード信号E2
が元に落ち着くまでの時間を超えない程度とする。例え
ばリード信号E2のTA現象による変動時間が1μsで
あったとすれば、T1は2〜5μs程度とすればよい。
【0050】図6は図3のAGCアンプ64の前段に設
けたハイパスフィルタ62、及びAGCループに設けて
いるAGCホールド回路72の具体的な回路図である。
図6において、まずハイパスフィルタ62はR/Wプリ
アンプ回路12からの平行線路120−1〜120−2
に挿入したコンデンサ116,118と両者間に接続し
た抵抗122によりカットオフ周波数f1を設定してい
る。
【0051】この場合のカットオフ周波数f1は、図7
のようにf1=200kHz付近にある。即ちカットオ
フ周波数f1は、データに対し十分に周波数の低いサー
ボ信号についても十分な通過帯域を与えるように設定し
ている。抵抗122と並列に、抵抗124とアナログス
イッチ126が直列接続されている。アナログスイッチ
126は図5(C)のフォルト信号E8に同期したフィ
ルタ切替信号E13のHレベル出力によりオンし、抵抗
122に抵抗124を並列接続して抵抗値を下げること
でハイパスフィルタ62のカットオフ周波数をf1から
f2に高める。この切替え後のカットオフ周波数f2
は、図7のように例えばf2=2MHzに切り替えられ
る。
【0052】図8は図6のハイパスフィルタ62でカッ
トオフ周波数をf1からf2に切り替えたときのリード
信号の変化である。即ち、図8(A)はハイパスフィル
タ62に入力するリード信号E2であり、TA現象によ
ってベースラインがスレッショルドTHを超える変動を
起こしている。これに基づき図8(B)のフォルト信号
E8が得られ、図8(C)のようにフィルタ切替信号E
13がT1に亘りHレベル信号として出力され、図6の
アナログスイッチ126のオンによりハイパスフィルタ
62のカットオフ周波数がf1=200kHzからf2
=2MHzに切り替えられる。
【0053】このカットオフ周波数f2=2MHzへの
切替えで、図8(A)のリード信号E2に含まれるカッ
トオフ周波数f2=2MHzより低い信号成分が減衰除
去される。これによって図8(D)のように、リード信
号の振幅変動と変動期間が抑えられる。このため、リー
ドエラーとなるリード信号の期間がカットオフ周波数f
1=200kHzとした場合に比べてカットオフ周波数
f2=2MHzとすることで十分に短くなる。
【0054】変動期間が短ければ、その間に復調データ
が失陥しても後段のハードディスクコントローラ24に
設けているECC回路による訂正データ長の範囲内に収
まることができ、その結果、TA現象によるリード信号
の失陥が起きてもリードエラーとなることをかなり防止
できる。再び図6を参照するに、AGCチャージポンプ
回路70からAGCアンプ64に至るAGCループに設
けられたAGCホールド回路72は、アナログスイッチ
130に続いてコンデンサ128を設け、コンデンサ1
28のチャージ電圧をAGCアンプ64にAGC制御電
圧として供給している。アナログスイッチ130は図3
のAGC制御ロジック75からのホールド信号E7また
はリードチャネル制御ロジック92からのホールド信号
E13により制御される。
【0055】AGCロックを行わない通常時にあって
は、アナログスイッチ130はオン状態となっており、
AGCループが形成され、AGCアンプ64に入力する
リード信号の振幅変動に応じ所定のAGCレベルを保つ
ようにAGCチャージポンプ回路70がAGC制御電圧
を発生してコンデンサ128にチャージし、AGCアン
プ64の利得制御を行っている。
【0056】これに対し図5(A)のようにTA現象に
よるリード信号A2の変動により図5(B)のフォルト
信号E8が得られると、図5(D)のAGCロック信号
E14がそれまでのHレベルからLレベルに立ち下が
る。このためアナログスイッチ130がオフとなり、フ
ォルト信号E8がLレベルに立ち下がった時点のAGC
チャージポンプ回路70の出力によるコンデンサ128
のチャージ電圧を保持する。
【0057】アナログスイッチ130がオフとなってい
る所定時間T1の間、AGCアンプ64の利得はコンデ
ンサ128のチャージ電圧により固定されており、この
ためリード信号E2が図5(A)のようにTA現象によ
りスレッショルドTHを超えて大きく変動しても、この
レベル変動に追従したAGCアンプ64の利得を低下さ
せる制御は行われない。
【0058】そしてAGCロック信号E4がLレベルと
なっている一定時間T1を過ぎると、TA現象により変
動した図5(A)のリード信号は再び正常なレベルに戻
っており、このときAGCロック信号E14をHレベル
としてアナログスイッチ130をオンすることでAGC
ループを回復させる。この時、変動したリード信号E2
は安定したレベルに既に戻って、AGC制御はリード信
号にほぼ適合した最適な利得制御状態にあり、TA現象
によってAGCループが乱されることなく、安定したA
GC制御によるリード信号の増幅ができる。このような
AGCロック制御により、AGCループが異常に乱れて
リード信号の復調ができなくなり、失陥期間が長くなっ
てしまうことを確実に防止できる。
【0059】図9は図3のPLL回路90の回路ブロッ
ク図である。PLL回路90はマルチプレクサ136、
位相検出器138、電圧制御発振器(VCO)140、
PLLホールド回路144及び分周器150を備える。
マルチプレクサ136は、図3のリードチャネル制御ロ
ジック92のリードゲート信号E10がイネーブルのと
き、適応型等化器80から出力されたリード信号を選択
して位相検出器138に入力する。またサーボゲート信
号E11がイネーブルになるサーホ領域のリード時及び
データのライト時には、適応型等化器80からのリード
信号がなくなるので、マルチプレクサ136は、タイム
ベース発生器86からの基準クロックを位相検出器13
8に入力する。位相検出器138は、リード動作の際に
はマルチプレクサ136から得られた適応型等化器80
からのリード信号と電圧制御発振器140からの発振信
号との位相差を検出してチャージポンプ回路142に出
力する。
【0060】チャージポンプ回路142は、位相検出器
138からの検出位相差に応じた制御電圧E16を電圧
制御発振器140に出力し、発振周波数との位相差を0
とするように電圧制御する。このチャージポンプ回路1
42から電圧制御発振器140に至るPLLループの途
中にはPLLホールド回路144が設けられており、チ
ャージポンプ回路142の出力を定常状態でオンしてい
るアナログスイッチ148を介してコンデンサ146に
供給し、コンデンサ146のチャージ電圧を電圧制御発
振器140に電圧制御信号E16として供給している。
【0061】実際には、PLLループを安定させる目的
でローパスフィルタ145を通して電圧制御信号E16
が電圧制御発振器140に供給される。電圧制御発振器
140からの発振信号は、リードクロックとして直接図
3の適応型等化器80と8/9デコーダ84に与えら
れ、更に分周器150で分周した後にパラレルインタフ
ェース42にリードクロックとして与えられ、ポート4
6に出力している。
【0062】PLL回路90のPLLホールド回路14
4は、図10(A)のようにリード信号E2にTA現象
によるスレッショルドTHを超える振幅変動が起きたと
き、図10(B)のフォルト信号E8に同期した図10
(C)のPLLロック信号E15のLレベル出力を受け
てPLLホールド回路144のアナログスイッチ148
をオフとし、PLLループを遮断する。このためフォル
ト信号E8が得られたときのコンデンサ146のチャー
ジ電圧を固定的に電圧制御信号E16として電圧制御発
振器140に出力する。
【0063】図10(D)は図9のようにPLLホール
ド回路144を設けずにチャージポンプ回路142の出
力を直接電圧制御発振器140に供給したときの制御電
圧E16の変化であり、図10(E)に図9のようにP
LLホールド回路144を設けたときの制御電圧E16
の変化を示す。PLLロックを行わない図10(D)の
場合には、図10(E)のリード信号E2のTA現象に
よるスレッショルドTHを超える振幅変動により急激な
位相差を生じて電圧制御発振器140の制御電圧E16
が変動し、その後にリード信号E2の回復に追従して制
御電圧E16も元の状態に緩やかに戻る。
【0064】これに対し図10(E)のPLLロックを
行う場合については、フォルト信号E8が得られたとき
のアナログスイッチ148のオフによる制御電圧E16
のコンデンサ146による保持で制御電圧E16はT時
間に亘り一定に維持され、T時間を経過した後のアナロ
グスイッチ148のオンによるPLLループの回復時に
は、変動したリード信号E2は元の振幅レベルに安定し
ており、速やかにリード信号に対応したPLLループに
よる位相制御に入る。
【0065】このようなフォルト信号が得られたときの
PLLループのロックにより、PLLループがTA信号
によるリード信号の振幅変動で満たされずリードクロッ
クのタイミング異常によりリードエラーを引き起こして
しまうことを回避できる。図11は、図3のリードチャ
ネル回路26を対象とした本発明の磁気ディスク装置に
おけるTA現象に伴うフォルト信号の検出によるエラー
回避処理の機能ブロック図である。
【0066】図11において、MRヘッド15からのリ
ード信号はR/Wプリアンプ回路12側に設けている利
得制御可能なアンプ110で増幅された後、リードチャ
ネル回路26の回路機能として実現される読取復調部1
58に与えられる。この読取復調部158には、エラー
回避のためのカットオフ周波数切替機能を備えたハイパ
スフィルタ62、AGCロック機能を備えたAGCアン
プ64、更にPLLロック機能を備えたPLL回路90
が設けられている。
【0067】読取復調部158からのサーボデータ及び
リードデータは、リードエラー検出部160に与えられ
ている。リードエラー検出部160は、具体的には図2
のハードディスクコントローラ24で実現される。サー
ボデータのエラーは、図3に示したサーボパルス検出器
68によるパルス失陥等のエラーである。またリードデ
ータのエラーは、ハードディスクコントローラ24に設
けているECC回路による訂正能力を超えるバイト数の
エラーである。
【0068】リードエラー検出部160は、サーボデー
タまたはリードデータのエラーを検出すると、リードエ
ラー検出信号E18を出力する。制御部162にはエラ
ー回避部164、再リード処理部166及びTAフォル
ト検出回路115にスレッショルドを設定するためのス
レッショルド設定部168が設けられている。エラー回
避部164は、図3のリードチャネル回路26に設けて
いるリードチャネル制御ロジック92で実現できる。再
リード処理部166とスレッショルド設定部168は、
図2のコントロール回路ボード12に設けているMCU
20のプログラム制御により実現される。
【0069】本発明の磁気ディスク装置にあっては、磁
気ディスク装置を工場出荷する前の段階でスレッショル
ド設定部168を動作してTAフォルト検出回路115
でフォルト信号E8の検出のために使用するスレッショ
ルドTHを予め設定しておく必要がある。TAフォルト
検出回路115に対するスレッショルドTHの設定は、
図4に示したR/Wプリアンプ回路12に設けている制
御レジスタ回路104に対するシリアル転送ライン25
によるレジスタ設定で実現できる。
【0070】図12は制御レジスタ回路104に対する
TAフォルト検出回路115のスレッショルドTHの設
定に使用する8ビットシリアル転送データ152のフォ
ーマットである。このシリアル転送データ152におい
て、8ビットの内の上位2ビットがアドレス領域154
となり、残り6ビットがデータ領域156となってい
る。
【0071】このようなシリアル転送データ152につ
いて、図13のようにアドレスを指定して各種の動作モ
ードパラメータを設定することができる。動作モードと
しては、スリープモードXLP、アイドルモードXID
L、ヘッド選択HS3〜0、利得制御モードGAIN、
TAリカバリ広域周波数制御TARFH、MRヘッドバ
イアス電流IB3〜IB0、TAリカバリモードTAR
EC、TA補償モードTACMP、TAスレッショルド
TA3〜TA0、ブースタBST1〜0、書込電流IW
3〜0がセットできる。
【0072】このうち本発明で使用するTAフォルト検
出回路115に対するスレッショルドTHの設定は、図
14のように4ビットデータTA3〜TA0を使用し
て、オフを含め49ミリボルトから385ミリボルトま
での15段階にレジスタ設定により制御することができ
る。図15は図11のスレッショルド設定部168によ
るTAフォルト検出回路115のフォルト検出のための
スレッショルドTHの設定処理である。まずステップS
1でスレッショルド設定のためのリード動作を行うシリ
ンダアドレスを指定する。このシリンダアドレスの指定
は、サーボ領域であってもよいしデータ領域であっても
よい。
【0073】実際にはディスク媒体のインナからアウタ
またはその逆に各シリンダ単位にスレッショルドを決め
ていくことから、ステップS1ではシリンダアドレスC
C=0を設定すればよい。またMRヘッドごとにスレッ
ショルドを決めていくことから、ヘッド番号HH=0に
セットする。続いてステップS2に進み、そのとき指定
している番号のヘッドを選択し、同じく指定シリンダに
ヘッドをシークする。
【0074】ステップS3では、予め定めたスレッショ
ルドTHの最大値(TH)max をセットする。この状態
でMRヘッドのリード動作を行い、TAフォルト検出回
路からフォルト信号が得られるか否かステップS4でチ
ェックする。初期段階にあってはスレッショルドTHは
高めに設定してあることからフォルト信号は得られず、
そこでステップS9でスレッショルドTHを1段階下げ
る。
【0075】続いてステップS10で設定可能な最小値
(TH)min 以下となったか否か判断し、最小値(T
H)min に達していなければ、更新したスレッショルド
THによりステップS4でフォルト信号が得られるか否
かチェックする。このようにしてスレッショルドTHを
段階的に下げていくと、そのとき得られているリード信
号の振幅にスレッショルドが接近し、あるスレッショル
ドレベルに下がったときにステップS4でフォルト信号
が得られるようになる。
【0076】ステップS4でフォルト信号が検出された
場合には、ステップS5でカウンタNをカウントアップ
する。このカウンタNのフォルト信号が得られるごとの
カウントアップ動作は、ディスク1回転ごとのインデッ
クスが得られるごとにカウンタをクリアしながら繰り返
す。ディスク1回転で得られるフォルト信号の数を示す
カウンタNの値がステップS6で予め定めた所定値Aよ
り少ない場合には、スレッショルドTHはそのときのリ
ード信号の振幅レベルに十分近付いていないことから、
ステップS9に進んで更にスレッショルドTHを1段階
下げ、ステップS4のフォルト信号の検出を繰り返す。
【0077】スレッショルドTHがそのときのリード信
号の振幅レベルにほぼ一致すると、ステップS5で計数
したカウンタNの値がステップS6で所定値A以上とな
り、そこでステップS7に進み、このときのスレッショ
ルドTHをリード信号の振幅値AMにセットする。そし
てステップS8で、ステップS7で求めた振幅値AMに
所定の係数α例えばα=2を乗じてスレッショルドTH
を算出し、このときのシリンダアドレスCCとヘッド番
号HHをインデックスとしてメモリに記憶する。尚、算
出したスレッショルドTHの代わりに、ステップS7で
求めた振幅値AMを記憶するようにしてもよい。
【0078】続いてステップS9で全ヘッドについて終
了したか否かチェックし、終了していなければステップ
S11でヘッド番号を更新した後、再びステップS3に
戻って次のMRヘッドについて同様な処理を繰り返す。
ステップS9で全ヘッドについて終了したならば、ステ
ップS10で全シリンダについて終了したか否かチェッ
クし、終了していなければステップS12でシリンダ番
号CCを更新すると同時にヘッド番号を初期化した後、
ステップS2に戻り、次のシリンダについて同様な処理
を繰り返す。
【0079】一方、ステップS4,S11,S12のフ
ォルト信号が得られるまでスレッショルドTHを段階的
に下げていく処理において、ステップS4でフォルト信
号が検出されずにステップS14でスレッショルドTH
が最小値(TH)min に達した場合には、ステップS1
5に進み、この状態ではリード信号のレベルが低すぎる
ことから、R/Wプリアンプ回路12に設けているアン
プ110のゲインを増加させ、再びステップS1に戻っ
て最初からスレッショルド設定処理を繰り返すことにな
る。
【0080】尚、図11のスレッショルド設定処理にあ
ってはシリンダ単位にフォルト信号を検出するためのス
レッショルドTHを求めているが、複数トラックごとの
ゾーンに分割し、ゾーン単位にスレッショルドTHを定
めるようにしてもよい。図16は図11の実施形態にお
けるリードエラー処理のフローチャートであり、このリ
ードエラー処理にあっては、TAフォルト検出回路11
5によるフォルト信号E8の出力に対しリアルタイムで
エラー回避部164によるTAエラー回復処理を行うよ
うにしたことを特徴とする。
【0081】即ちステップS1でTAフォルト検出回路
115からのフォルト信号E8の有無をチェックしてお
り、TAフォルト信号が得られるとステップS2に進
み、エラー回避部164がハイパスフィルタのカットオ
フ周波数のアップ、AGCロック及びPLLロックを直
ちに行う。このためTAフォルト信号が得られると常に
TAエラーを回避させるハードウェア的な処理が掛かる
ことになる。
【0082】一方、リードエラー検出部160でステッ
プS3のようにリードエラーが検出された場合には、T
A現象によるエラーであるか外来ノイズや衝撃等による
リードエラーであるかを特に区別することなく、ステッ
プS4で再リード処理を行う。このようなステップS1
〜S4の処理は、ステップS5でリード終了まで繰り返
される。
【0083】図17は本発明のTA現象によるリードエ
ラーに対する他の実施形態の機能ブロック図である。こ
の実施形態にあっては、制御部162に設けている再リ
ード処理部166はリードエラー検出部160によって
リードエラー検出信号E18が得られたときにTAフォ
ルト検出回路115よりTAフォルト信号E8が得られ
ていたか否かチェックし、TAフォルト信号E8が得ら
れている場合にはエラー回避部164の動作機能を有効
化した後に再リード処理を行う。
【0084】これに対しTAフォルト信号E8が得られ
ていなかった場合には、エラー回避部164の回路動作
を無効にした状態で再リードを行う。この理由は、TA
フォルト検出回路115からのフォルト信号E8がMR
ヘッドのTA現象によらずに誤動作により出力された場
合の本来必要としないTA現象のエラー回避動作を防止
するためである。
【0085】即ちTAフォルト検出回路115の誤動作
によりフォルト信号E8が得られた状態で、エラー回避
部164によってハイパスフィルタ62のカットオフ周
波数の広域側への切替え、AGCアンプ64によるAG
Cループのロック、PLL回路90によるPLLロック
を行ってしまうと、リード信号の低域周波数成分の減衰
が多くなって例えばサーボデータの復調が正常にでき
ず、またAGCループやPLLループのロックでリード
信号に追従したAGC制御やリードクロックの生成が乱
れ、不要なエラー回避動作によって逆にリードエラーを
誘発する恐れがある。
【0086】そこで、リード動作を行って得られたサー
ボデータ及びリードデータについてリードエラー検出回
路160でリードエラーが検出されたときに、このリー
ドエラーがTA現象によるものか否かをそれまでにTA
フォルト信号E8が得られているか否かでチェックす
る。このときTA現象によるリードエラーであると判定
した場合にはエラー回避部164を有効として再リード
を行う。一方、フォルト信号E8が得られていなかった
場合には外来ノイズや振動によるリードエラーと判断し
てエラー回避部164を有効化せずに再リードを行う。
【0087】図18は図17の実施形態のリードエラー
処理のフローチャートである。ステップS1でリードエ
ラーが判別されると、ステップS2でTAフォルト信号
があるか否かチェックする。もしTAフォルト信号が得
られていればステップS3でTAエラー回避処理を有効
化し、ステップS4で再リードする。ステップS2でT
Aフォルト信号が得られていなければ、ステップS3の
TAエラー回復処理の有効化を行わずにステップS4で
再リード処理を行う。このような処理をステップS5で
リード終了まで繰り返す。
【0088】図19は本発明の他の実施形態であり、T
Aフォルト検出回路を利用してTA現象の状態を判定し
て媒体の品質を調べるようにしたことを特徴とする。即
ち図19の実施形態にあっては、例えば図17の実施形
態について制御部162に更に媒体品質評価部170を
設けている。媒体品質評価部170はスレッショルド設
定部168を使用して、媒体品質レベルとなるようにT
Aフォルト検出回路115に対するスレッショルドTH
を設定する。この状態でMRヘッド15を媒体全面に位
置決めしながら例えばシリンダ単位にTAフォルト検出
回路115からのフォルト信号E8をカウントし、1シ
リンダ当たりのカウント値、そのときのスレッショルド
THで設定した媒体品質レベル及びフォルト信号が得ら
れたTA位置を記憶し、媒体評価処理終了後に外部の試
験器に対し評価結果のデータを報告する。もちろん、媒
体品質評価部170による媒体品質の評価処理の際には
エラー回避部164や再リード処理部166の機能は停
止されている。
【0089】図20は図19の媒体品質評価部170に
よる媒体品質評価処理のフローチャートである。まずス
テップS1でTAフォルト検出回路115のスレッショ
ルドTHを媒体品質レベルに設定し、ステップS2でシ
リンダアドレスCC及びヘッドアドレスHHを初期化す
る。続いてステップS3で指定シリンダにシークした
後、ステップS4で指定ヘッドによりリードし、ステッ
プS5でインデックスが得られるか否かチェックする。
【0090】インデックスが得られると、ステップS6
でカウンタNをクリアした後、ステップS7でフォルト
信号の検出の有無をチェックする。フォルト信号が得ら
れると、ステップS8でカウンタNをカウントアップす
る。このステップS7,S8のフォルト信号の計数処理
を、ステップS9でインデックスが得られるまで即ちシ
リンダ1回転の間、繰り返す。
【0091】ステップS9でインデックスが得られたな
らば、そのときのカウンタNの値即ちTA現象による媒
体失陥の数NをステップS10でアドレスCC,HHを
使用して記憶する。このような処理をステップS11で
全ヘッドについて終了するまで、ステップS12でヘッ
ド番号を更新しながら繰り返す。ステップS11で全ヘ
ッドについて処理が終了したならば、ステップS13で
全シリンダについて終了したか否かチェックする。
【0092】終了していなければステップS14でシリ
ンダ番号を更新し、ヘッド番号を初期化した後に、ステ
ップS3からの処理を繰り返す。もちろん、ステップS
3で全シリンダについて処理を終了したならば、そのと
き得られている各ヘッドごとの各シリンダのTA失陥の
カウント値、媒体品質レベル及びTA失陥位置の情報を
試験器に報告するようになる。
【0093】尚、図19にあっては、図17の実施形態
について媒体品質評価部170を設けているが、同様に
図11の実施形態について制御部162に媒体品質評価
部170を設けるようにしてもよい。また本発明による
TA現象に起因したエラー回避のための処理としては、
ハイパスフィルタのカットオフ周波数の切替え、AGC
ループのロック、PLLループのロックに限定されず、
TA現象により変動したリード信号の異常変動を早く回
復させるような動作であれば適宜の回路動作を含む。ま
た本発明は上記の実施形態の数値による限定は受けな
い。
【0094】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、MRヘッドのTA現象をリード信号に対する最適な
スレッショルドの設定により適切に検出して、TA現象
により変動した再生波形信号を安定状態に早く回復させ
ることができ、変動した信号回復が早まることで、EC
Cにより訂正可能な読取データの失陥に収め、ECCに
よるリカバリによってTA現象によるリードエラーを大
幅に低減できる。
【0095】またリードエラーが得られたときに同時に
TA現象によるフォルト信号が得られているか否か判断
し、リードエラーと同時にTA現象のフォルト信号が得
られている場合にはTA現象によるエラーと判断してT
Aに対するエラー回避処理を有効化して再リードし、T
A現象によるリードエラーでなかった場合にはTAエラ
ーに対する回復処理を行わずに再リードすることで、T
A現象によるフォルト信号の誤検出に対し不必要なエラ
ー回避処理の回路動作を行って本来生じないリードエラ
ーを誘発してしまうことを確実に防止できる。
【0096】更にTA現象に起因したリード信号の異常
変動を検出してフォルト信号を発生するフォルト検出部
の機能を利用し、フォルト検出のスレッショルドを品質
評価レベルに設定して媒体全面についてフォルト信号の
検出を行うことで、TA現象を起こす媒体の品質状態を
磁気ディスク装置自体で測定して外部の試験器に提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図
【図2】本発明が適用される磁気ディスク装置のブロッ
ク図
【図3】図2のリードチャネル回路のブロック図
【図4】図2のR/Wプリアンプ回路のブロック図
【図5】図3のTA検出回路によるフォルト信号の検出
とエラー回避動作のタイムチャート
【図6】図3のハイパスフィルタとAGCホールド回路
の回路図
【図7】図6ハイパスフィルタのカットオフ周波数の特
性図
【図8】ハイパスフィルタのカットオフ周波数の増加に
よるTAで変動したリード信号の回復状況のタイムチャ
ート
【図9】図3のPLL回路のブロック図
【図10】図3によるPLLロック動作のタイムチャー
【図11】フォルト検出に基づきリアルタイムでTAエ
ラー回避処理を行う本発明の機能ブロック図
【図12】図4のR/Wプリアンプ回路に対するシリア
ル転送データのフォーマット説明図
【図13】シリアル転送データによるレジスタ設定内容
の説明図
【図14】シリアル転送データによるスレッショルドの
設定内容の説明図
【図15】図11のスレッショルド設定部による設定処
理のフローチャート
【図16】図11の実施形態によるリードエラー処理の
フローチャート
【図17】リードエラーとTAフォルトが同時に検出さ
れたときにTAエラー回避処理を伴う再リードを行う他
の実施形態の機能ブロック図
【図18】図17の実施形態によるリードエラー処理の
フローチャート
【図19】TA検出回路のフォルト検出を利用してTA
に対する媒体の品質を評価する他の実施形態の機能ブロ
ック図
【図20】図19の媒体品質評価処理のフローチャート
【符号の説明】
10:ディスクエンクロージャ 11:コントロール回路ボード 12:R/Wプリアンプ回路(ヘッドIC回路) 13:インダクティブヘッド(ライトヘッド) 14:ヘッドアッセンブリィ 14−1〜14−6:複合ヘッド 15:MRヘッド(リードヘッド)16:ボイスコイル
モータ(VCM) 18:スピンドルモータ 20:MCU(マイクロ・コントロール・ユニット) 22:発振器 24:ハードディスクコントローラ(HDC) 25:シリアル転送ライン 25−1:SCLK転送ライン 25−2:SDEN転送ライン 25−3:SDATA転送ライン 26:リードチャネル回路(RDC) 28:サーボコントローラ 30:フラッシュPEROM 32:データバッファ(DRAM) 34:インタフェースコネクタ 36:パワーモニタ 38,40:FPC 42:パラレルインタフェース 50:8/9エンコーダ 52:プリコーダ 54:書込補償回路 56:ライトFF 62:ハイパスフィルタ(HPF) 64:AGCアンプ 65:プログラマブルフィルタ 66:サーボパルス検出器 68:全波整流回路 70:AGCチャージポンプ回路 72:AGCホールド回路 75:AGC制御ロジック 77:サーボ復調回路 80:適応型等化器 82:ビタビ検出器 84:8/9デコーダ 86:タイムベース発生器 90:PLL回路 92:リードチャネル制御ロジック 104:制御レジスタ回路 105:ヘッド選択回路 106:ライトドライバ 108:プリアンプ 110:アンプ(利得制御付) 112:ブースタ 114:MRヘッドバイアス制御回路 115:TAフォルト検出回路(フォルト検出部) 116,118,128,146:コンデンサ 120−1,120−2:平行線路 122,126:抵抗 124,130,148:アナログスイッチ 136:マルチプレクサ 138:位相検出器 140:電圧制御発振器(VCO) 142:チャージポンプ回路 144:PLLホールド回路 145:ローパスフィルタ(LPF) 150:分周器 158:読取復調部 160:リードエラー検出部 162:制御部 164:エラー回避部 166:再リード処理 168:スレッショルド設定部 170:媒体品質評価部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年10月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項9
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】リードチャネル回路26のリード復調部
は、サーボ復調部とデータ復調部に分かれる。まずR/
Wプリアンプ回路12からのリード信号E2はポート6
0に入力され、ポート60に続いてはハイパスフィルタ
62とAGCアンプ64を設け、続いてプログラマブル
フィルタ65を設けている。このリード信号E2の入力
段については、サーボ系も同様にデータ復調が行われ
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】フォルト信号E8が得られたときのリード
チャネル制御ロジック92によるエラー回避のための制
御信号としては、ハイパスフィルタ62に対しフィルタ
切替信号E13が出力され、AGCホールド回路72に
AGCホールド信号E14出力され、更にPLL回路
90に対しPLLホールド信号E15が出力される。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0059
【補正方法】変更
【補正内容】
【0059】図9は図3のPLL回路90の回路ブロッ
ク図である。PLL回路90はマルチプレクサ136、
位相検出器138、電圧制御発振器(VCO)140、
PLLホールド回路144及び分周器150を備える。
マルチプレクサ136は、図3のリードチャネル制御ロ
ジック92のリードゲート信号E10がイネーブルのと
き、適応型等化器80から出力されたリード信号を選択
して位相検出器138に入力する。またサーボゲート信
E12がイネーブルになるサーホ領域のリード時及び
データのライト時には、適応型等化器80からのリード
信号がなくなるので、マルチプレクサ136は、タイム
ベース発生器86からの基準クロックを位相検出器13
8に入力する。位相検出器138は、リード動作の際に
はマルチプレクサ136から得られた適応型等化器80
からのリード信号と電圧制御発振器140からの発振信
号との位相差を検出してチャージポンプ回路142に出
力する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0067
【補正方法】変更
【補正内容】
【0067】読取復調部158からのサーボデータ及び
リードデータは、リードエラー検出部160に与えられ
ている。リードエラー検出部160は、具体的には図2
のハードディスクコントローラ24で実現される。サー
ボデータのエラーは、図3に示したサーボパルス検出器
66によるパルス失陥等のエラーである。またリードデ
ータのエラーは、ハードディスクコントローラ24に設
けているECC回路による訂正能力を超えるバイト数の
エラーである。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0068
【補正方法】変更
【補正内容】
【0068】リードエラー検出部160は、サーボデー
タまたはリードデータのエラーを検出すると、リードエ
ラー検出信号E18を出力する。制御部162にはエラ
ー回避部164、再リード処理部166及びTAフォル
ト検出回路115にスレッショルドを設定するためのス
レッショルド設定部168が設けられている。エラー回
避部164は、図3のリードチャネル回路26に設けて
いるリードチャネル制御ロジック92で実現できる。再
リード処理部166とスレッショルド設定部168は、
図2のコントロール回路ボード11に設けているMCU
20のプログラム制御により実現される。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0071
【補正方法】変更
【補正内容】
【0071】このようなシリアル転送データ152につ
いて、図13のようにアドレスを指定して各種の動作モ
ードパラメータを設定することができる。動作モードと
しては、スリープモードXLP、アイドルモードXI
DL、ヘッド選択HS3〜0、利得制御モードGAI
N、TAリカバリ広域周波数制御TARFH、MRヘッ
ドバイアス電流IB3〜IB0、TAリカバリモードT
AREC、TA補償モードTACMP、TAスレッショ
ルドTA3〜TA0、ブースタBST1〜0、書込電流
IW3〜0がセットできる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0091
【補正方法】変更
【補正内容】
【0091】ステップS9でインデックスが得られたな
らば、そのときのカウンタNの値即ちTA現象による媒
体失陥の数NをステップS10でアドレスCCHHを使
用して記憶する。このような処理をステップS11で全
ヘッドについて終了するまで、ステップS12でヘッド
番号を更新しながら繰り返す。ステップS11で全ヘッ
ドについて処理が終了したならば、ステップS13で全
シリンダについて終了したか否かチェックする。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0092
【補正方法】変更
【補正内容】
【0092】終了していなければステップS14でシリ
ンダ番号を更新し、ヘッド番号を初期化した後に、ステ
ップS13からの処理を繰り返す。もちろん、ステップ
S3で全シリンダについて処理を終了したならば、その
とき得られている各ヘッドごとの各シリンダのTA失陥
のカウント値、媒体品質レベル及びTA失陥位置の情報
を試験器に報告するようになる。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】読取ヘッドの再生波形信号からリードデー
    タ及びヘッド位置決めに使用するサーボデータを復調す
    る読取復調部と、 前記再生波形信号に対し所定のスレッショルドを設定
    し、前記再生波形信号が前記スレッショルドを越えた場
    合にフォルト信号を出力するフォルト検出部と、 前記読取復調部に設けられ、前記フォルト信号が発生し
    た場合に、リードエラーを回避させるように動作するエ
    ラー回避部と、を設けたことを特徴とする記憶装置。
  2. 【請求項2】読取ヘッドの再生波形信号を増幅する増幅
    器を備え、該増幅器の出力する再生波形信号からリード
    データ及びヘッド位置決めに使用するサーボデータを復
    調する読取復調部と、 前記読取復調部で復調した前記リードデータ又はサーボ
    データのエラーを検出するリードエラー検出部と、 前記増幅器の出力する再生波形信号に対し所定のスレッ
    ショルドを設定し、前記再生波形信号が前記スレッショ
    ルドを越えた場合にフォルト信号を出力するフォルト検
    出部と、 前記読取復調部に設けられ、前記フォルト信号が発生し
    た場合に、前記読取復調部でのエラーを回避させるよう
    に動作するエラー回避部と、 1回のリードアクセスで前記リードエラー検出部のエラ
    ーと前記フォルト検出部のフォルト信号の両方が同時に
    得られた場合、前記エラー回避部の動作を有効化して再
    リードする再リード処理部と、を設けたことを特徴とす
    る記憶装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の記憶装置に於いて、
    前記フォルト検出部は、前記読取ヘッドとしてMRヘッ
    ドを使用した場合のサーマル・アスペリティに起因した
    再生波形信号の異常変動を検出してフォルト信号を出力
    することを特徴とする記憶装置。
  4. 【請求項4】請求項1又は2記載の記憶装置に於いて、
    前記エラー回避部は、前記読取ヘッドとしてMRヘッド
    を使用した場合のサーマル・アスペリティに起因した再
    生波形信号の異常変動を早く回復させるように動作する
    ことを特徴とする記憶装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の記憶装置に於いて、前記エ
    ラー回避部は、前記フォルト信号が得られた時点から、
    サーマル・アスペリティに起因した再生波形信号の異常
    変動が続く所定時間に亘り、再生波形信号の異常変動を
    早く回復させるように動作することを特徴とする記憶装
    置。
  6. 【請求項6】請求項4記載の記憶装置に於いて、前記エ
    ラー回避部は、前記フォルト信号が得られた際に、前記
    読取復調部に設けているハイパスフィルタのカットオッ
    フ周波数を高くし、サーマル・アスペリティによる再生
    波形信号の異常変動を早く回復させることを特徴とする
    記憶装置。
  7. 【請求項7】請求項4記載の記憶装置に於いて、前記エ
    ラー回避部は、前記フォルト信号が得られた際に、前記
    読取復調部に設けているAGCアンプのゲインをフォル
    ト信号が得られた時点の値に保持し、サーマル・アスペ
    リティによる再生波形信号の異常変動でAGCループが
    乱れるのを抑えることを特徴とする記憶装置。
  8. 【請求項8】請求項4記載の記憶装置に於いて、前記エ
    ラー回避部は、前記フォルト信号が得られた際に、前記
    読取復調部に設けているPLLのループゲインをフォル
    ト信号が得られた時点の値に保持し、サーマル・アスペ
    リティによる再生波形信号の異常変動でPLLループが
    乱れるのを抑えることを特徴とする記憶装置。
  9. 【請求項9】請求項1又は2記載の記憶装置に於いて、
    更に、ヘッドをディクス媒体の所定位置に位置決めして
    再生した状態で、前記フォルト検出部のスレッショルド
    を低下させながらフォルト信号の出力の有無を監視し、
    フォルト信号が出たり出なかったりするスレッショルド
    を検出して前記再生波形信号の振幅値とし、該振幅値に
    所定の係数を乗じた値を前記フォルト検出部にスレッシ
    ョルドとして設定するスレッショルド設定部を設けたこ
    とを特徴とする記憶装置。
  10. 【請求項10】請求項9記載の記憶装置に於いて、前記
    スレッショルド設定部は前記ディスク媒体のサーボ領域
    にヘッドを位置決めして再生波形信号の振幅値を検出す
    ることを特徴とする記憶装置。
  11. 【請求項11】請求項9記載の記憶装置に於いて、前記
    スレッショルド設定部は前記ディスク媒体のデータ領域
    にヘッドを位置決めして再生波形信号の振幅値を検出す
    ることを特徴とする記憶装置。
  12. 【請求項12】請求項10又は11記載の記憶装置に於
    いて、前記スレッショルド設定部は、前記ディスク媒体
    の各シリンダ毎に順次ヘッドを位置決めしてフォルト信
    号が出たり出なかったりする再生信号の振幅値を検出し
    てメモリ又はディスク媒体に記録し、リード動作の際に
    選択ヘッド及びシリンダ位置に対応する振幅値を読み出
    して前記フォルト検出部にスレッショルドを設定するこ
    とを特徴とする記憶装置。
  13. 【請求項13】請求項10又は11記載の記憶装置に於
    いて、前記スレッショルド設定部は、前記ディスク媒体
    の各シリンダにヘッドを位置決めしてフォルト信号が出
    たり出なかったりする再生信号の振幅値を検出している
    際に、検出された振幅値が所定の最小値以下となった場
    合、前記フォルト検出部の前段に設けている増幅器の増
    幅率を上げた後に、再度、振幅値の検出をやり直すこと
    を特徴とする記憶装置。
  14. 【請求項14】請求項1又は2記載の記憶装置に於い
    て、 前記読取復調部は、R/Wプリアンプ回路、リードデー
    タを復調するデータ復調回路、サーボデータを復調する
    サーボ復調回路を備え、 前記R/Wプリアンプ回路には、利得制御可能な増幅
    器、前記フォルト検出回路、及び制御部からのシリアル
    転送により前記増幅器の利得及び前記フォルト検出回路
    のスレッショルドを設定するレジスタを設けたことを特
    徴とする記憶装置。
  15. 【請求項15】読取ヘッドの再生波形信号からリードデ
    ータ及びヘッド位置決めに使用するサーボデータを復調
    する読取復調部と、 前記再生波形信号に対し所定のスレッショルドを設定
    し、前記再生波形信号が前記スレッショルドを越えた場
    合にフォルト信号を出力するフォルト検出部と、 前記フォルト検出部のスレッショルドを所定の媒体品質
    レベルに設定するスレッショルド設定部と、 ディクス媒体の全面にヘッドを位置決めしながら、前記
    フォルト信号からサーマル・アスペリティの数、発生位
    置、レベル等を検出して試験器に報告する媒体品質評価
    部と、を備えたことを特徴とする記憶装置。
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