JP2008047230A - 利得調整制御装置、記憶装置及び利得調整制御方法 - Google Patents

利得調整制御装置、記憶装置及び利得調整制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】出力の低い磁気ヘッドでも記憶装置に使用可能とし、磁気ヘッドの歩留まりを改善する。
【解決手段】本発明は、装置起動直後のシステム・エリアの読み出し以前において、システム・エリアのサーボ情報の読み出し信号が磁気ヘッドから出力される。そして、読み出されたサーボ情報の読み出し信号に対してHDICにおいて1段階目の利得増幅がなされる。続いて、1段階目の利得増幅がなされたサーボ情報の読み出し信号に対してリード・チャネル内のVGAにおいて2段階目の利得増幅がなされる。このようにして2段階で増幅されたサーボ情報の読み出し信号は、復調成功するのに十分な水準までに増幅されるため、サーボ情報の復調が成功する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、記憶装置において、装置の起動時に該ヘッドから出力されるデータの読み出し信号の利得調整を行う利得調整制御装置、記憶装置及び利得調整制御方法に関し、特に、システム・エリア読み出し以前のサーボ・マーク検出エラーやシーク・エラーの発生を防止する利得調整制御装置、記憶装置及び利得調整制御方法に関する。
磁気ディスク装置などの記憶装置は、内部に収納される磁気ディスクなどの記憶媒体に記録されている情報を磁気ヘッドを介して読み出した際に、プリアンプで増幅された読み出し信号をリード・チャネルで利得調整することによって、適切な利得にて読み出し信号を復調してデータを取得する。
前述の読み出し信号の利得調整について、例えば、特許文献1には、磁気ディスクの内周と外周とで異なる読み出し信号の利得を適切に調整することによって、適切な利得にて読み出し信号を復調してデータを取得することが可能な磁気記憶装置の読み出し回路が開示されている。
また、特許文献2には、磁気ヘッドの読み出し信号の利得に応じて、利得調整回路にて行う利得調整量の設定を可変とすることによって、適切な利得にて読み出し信号を復調してデータを取得することが可能な磁気記録再生装置のデータ再生回路が開示されている。
なお、特許文献3には、利得調整回路にて調整された利得から磁気ヘッドの読み出し信号の出力を判定し、該磁気ヘッドの読み出し信号の出力低下を検出することが可能な磁気ヘッド特性変動監視装置が開示されている。
特開昭57−127904号公報 特開昭62−129973号公報 特開2004−22119号公報
しかしながら、上記特許文献1及び2に代表される従来技術では、磁気ヘッドの読み出し信号の出力が小さいと、これを如何に増幅したとしてもリード・チャネルでの利得調整結果が不十分となってしまうことがあり、復調エラーや磁気ヘッドのシーク・エラーが発生してしまう場合があった。
特に、記憶媒体のシステム・エリアが読み出された後では、磁気ヘッドの読み出し信号の出力が小さくとも、これの利得調整を行うことが可能である。しかし、システム・エリアの読み出し以前の装置起動直後では、磁気ヘッドの読み出し信号の出力が小さいためにこれを利得調整したとしてもなお十分な利得に達さないため、磁気ヘッドのシークに必要なサーボ・マークの情報の復調に失敗して検出ができず、磁気ヘッドをオン・トラックさせることすらできなかった。若しくは、サーボ・マークを検出できたとしても、トラックを特定するためのグレイ・コードの復調エラーが発生してしまう場合があった。
そこで、上記特許文献1及び2に代表される従来技術と特許文献3に代表される従来技術と組み合わせると、磁気ヘッドの読み出し信号の出力が小さいことを検出することが可能となる。しかし、装置起動直後のシステム・エリアの読み出し以前において、依然として磁気ヘッドの読み出し信号の出力を必要十分な水準まで増幅させることができず、なおもサーボ・マークの検出エラーやグレイ・コードの復調エラーの問題を解決することは不可能である。
このような問題は、プリアンプが増幅可能な出力範囲が広くなって対応可能な磁気ヘッドの出力範囲が広くなり、磁気ヘッドの出力差がより許容されるようになってきているものの、利得調整によっても十分な水準まで増幅させることができないために、結果として、出力の低い磁気ヘッドを記憶装置に使用することができず、磁気ヘッドの歩留まりを悪くすることとなっていた。また、近年、記憶媒体の高密度化に伴って垂直磁気記録方式が普及してきているが、垂直記録方式を採用した磁気ヘッドは出力のばらつきが大きく、利得調整が重要な課題になってきている。
本発明は、上記問題点(課題)を解消するためになされたものであって、出力の低い磁気ヘッドでも記憶装置に使用可能とし、磁気ヘッドの歩留まりを改善することができる利得調整制御装置、記憶装置及び利得調整制御方法を提供することを目的とする。
上述した問題を解決し、目的を達成するため、本発明は、記憶装置において、装置の起動時に該ヘッドから出力されるデータの読み出し信号の利得調整を行う利得調整制御装置であって、前記データの読み出し信号の利得調整を行う第1の利得調整部と、前記第1の利得調整部によって利得調整された前記データの読み出し信号の利得調整を行う第2の利得調整部とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、装置の起動時に該ヘッドから出力されるデータの読み出し信号の利得調整を行う記憶装置であって、前記データの読み出し信号の利得調整を行う第1の利得調整部と、前記第1の利得調整部によって利得調整された前記データの読み出し信号の利得調整を行う第2の利得調整部とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、記憶装置において、装置の起動時に該ヘッドから出力されるデータの読み出し信号の利得調整を行う利得調整制御方法であって、前記データの読み出し信号の利得調整を行う第1の利得調整工程と、前記第1の利得調整工程によって利得調整された前記データの読み出し信号の利得調整を行う第2の利得調整工程とを含んだことを特徴とする。
これらの発明によれば、2段階の利得調整を行うことによってより利得を増幅することが可能となり、装置起動時にヘッド出力に応じて第1の利得調整を行ってヘッドのオン・トラックを可能とする。よって、利得調整に対応可能なヘッドの出力の範囲が広がり、出力が小さく従来は使用不可能であったヘッドであっても記憶装置に使用可能となる。
また、本発明は、上記発明において、前記第1の利得調整部は、装置起動直後のシステム・エリアの読み出し以前に前記データの読み出し信号の利得調整を行うことを特徴とする。
また、この発明によれば、様々な出力であって、出力差の大きいヘッドに対しても、装置起動直後のシステム・エリアの読み出し以前にサーボ・マーク検出エラーやシーク・エラーを発生させることなく、ヘッドをオン・トラックさせることが可能となる。
また、本発明は、上記発明において、前記第1の利得調整部及び前記第2の利得調整部による前記データの読み出し信号の利得調整方法を規定するパラメータの組み合わせを順序付けて記憶する利得調整実行順序記憶部をさらに備え、前記第1の利得調整部及び前記第2の利得調整部は、前記利得調整実行順序記憶部により記憶される前記パラメータの組み合わせの記憶順序に従って前記データの読み出し信号の利得調整を行うことを特徴とする。
また、この発明によれば、第1の利得調整部及び第2の利得調整部が行う利得調整を規定するパラメータの複数の組み合わせに実行順序の順序付けを予め行っておくことができ、効率的な利得調整を行うことが可能となる。
本発明によれば、出力の低い磁気ヘッドでも記憶装置に使用可能とし、磁気ヘッドの製造に係る歩留まりを改善することができるという効果を奏する。特に、出力の低い垂直磁気記録方式の磁気ヘッドに効果を奏する。また、いかなる出力の磁気ヘッドでも記憶装置に使用可能となるために、磁気ヘッドを選別・破棄する工程が必要なくなり、記憶装置の生産効率を高め、生産コストを抑制することができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照し、本発明の利得調整制御装置、記憶装置及び利得調整制御方法に係る実施例を詳細に説明する。なお、以下に示す実施例では、記憶媒体として磁気ディスク、記憶装置として磁気ディスク装置に本発明を適用した場合を示すこととするが、本発明はこれに限らず、記憶媒体及び他のディスク装置、例えば、光ディスク若しくは光磁気ディスク、及び光ディスク装置若しくは光磁気ディスク装置などにも適用可能である。
先ず、本実施例の特徴について説明する。図1は、実施例の特徴を説明するための説明図である。同図に示すように、アクチュエータ・ブロックに半回転移動が制御されるアクチェータ・アームの先端に取り付けられている磁気ヘッドが、磁気ディスクからデータ(サーボ・データ及びユーザ・データ)を読み出す処理に、実施例に係る各種工程が含まれる。なお、装置起動時(電源投入時)には、磁気ディスクの所定領域に記録されているシステム・エリアの情報は未だ読み出されていないことを前提とする。
ロード・アンロード方式の装置の場合、起動直後、最初に、ランプから磁気ディスク上に磁気ヘッド・ロードが開始され、最初にシステム・エリアへのシークを行う(図1(1))。なお、コンタクト・スタート・ストップ(CSS)方式の装置の場合には、CSS領域からシステム・エリアへのシークが開始される。続いて、システム・エリアのサーボ情報の読み出し信号が磁気ヘッドから出力される。そして、読み出されたサーボ情報の読み出し信号に対して、プリアンプであるHDIC(Head Integral Circuit)において1段階目の利得増幅がなされる(図1(2))。続いて、1段階目の利得増幅がなされたサーボ情報の読み出し信号に対して、リード・チャネル内のVGA(Variable Gain Amplifier)において2段階目の利得増幅がなされる(図1(3))。このようにして2段階で増幅されたサーボ情報の読み出し信号は、復調が成功するのに十分な水準までに増幅されるため、サーボ情報の復調が成功することとなる(図1(4))。このようにしてシステム・エリアの読み出しに成功し(図1(5))、以後、システム・エリアの情報に基づいて磁気ヘッドの読み出し信号を最適化し、読み出し情報の復調が可能となる。
このように、HDICの利得範囲が広くなり、磁気ヘッドの出力カバー範囲が広がることで、出力差が大きい様々な磁気ヘッドにおいて、利得固定のままで読み出し開始を行うと、リード・チャネルで復調する時にエラーしやすくなり、オン・トラック出来ない場合が発生する。また、HDICの利得が最適でない場合は、リード・チャネルの出力値(以下、VGAS(Variable Gain Amplifier Servo)値と呼ぶ)が必要値に及ばない値に張り付く可能性があり、磁気ヘッドの出力変化に追従出来ず、復調エラーやシーク・エラーが発生しやすくなる。システム・エリア情報の読み出し後はHDICの利得は、システム・エリア情報に従って利得調整された値を使用出来るが、システム・エリア情報を読み出し前では利得調整されず不安定な状態のため、システム・エリアが見つからなかったり、グレイ・コードの復調エラーが発生したりする。本発明は、このような問題点を解決するためになされたものである。
次に、実施例に係る磁気ディスク装置の外観について説明する。図2は、実施例に係る磁気ディスク装置の外観を概略的に示す図である。同図に示すように、磁気ディスク装置100は、箱型の筐体151を有する。筐体151は、例えば平板な直方体の、磁気記憶媒体収納空間を有する箱型の筐体本体152を有する。筐体本体152は、アルミニウムなどの金属から鋳造により成形されるものである。筐体本体152には、カバー153が取り付けられる。カバー153により筐体本体152の磁気記憶媒体収納空間は密閉される。カバー153は、例えばプレス加工により1枚の金属板から成形されるものである。該金属板は、例えば振動吸収性の積層材から構成されていてもよいものである。
筐体本体152の外側には、プリント基板154が取り付けられる。プリント基板154には、図示しないCPU(Central Processing Unit)(又は、MCU(Micro Controller Unit)若しくはMPU(Micro Processing Unit))やハードディスクコントローラ等のLSI(Large Integrated Circuit)チップのほか、コネクタ155が取り付けられる。該CPUやハードディスクコントローラの作動により磁気ディスク装置100の全体制御が実現する。コネクタ155には、例えば当該磁気ディスク装置100が搭載されるコンピュータシステムのメインボードからの制御信号用ケーブルや電源用ケーブル(共に図示せず)が接続される。CPUやハードディスクコントローラは電源用ケーブルから供給される電力により作動する。
次に、図2に示した磁気ディスク装置100の内部構造を概略的に説明する。図3は、図2に示した磁気ディスク装置100の内部構造を概略的に示す図である。同図に示すように、当該磁気ディスク装置100のカバー153を取り外すと、磁気記憶媒体収納空間に記憶媒体としての磁気ディスク117が少なくとも1枚収納されていることがわかる。磁気ディスク117は、スピンドル・モータ118の回転軸に軸着される。スピンドル・モータ118は、例えば7,200rpmや10,000rpmといった高速度で磁気ディスク117を回転させることができる。
さらに磁気記憶媒体収納空間には、磁気ヘッド・アクチュエータ119が収納されている。この磁気ヘッド・アクチュエータ119は、垂直方向に延びる支軸121に回転自在に支持されるアクチュエータ・ブロック122を有する。アクチュエータ・ブロック122には、支軸121から水平方向に剛体のアクチュエータ・アーム123が延設される。アクチュエータ・ブロック122は、例えば鋳造によりアルミニウムから成形されている。
アクチュエータ・アーム123の先端には、磁気ヘッド・サスペンション125が取り付けられる。磁気ヘッド・サスペンション125は、アクチュエータ・アームの先端から前方に向かって延びる。そして、磁気ヘッド・サスペンション125の先端には、浮上磁気ヘッド・スライダが支持されている。このようにして浮上磁気ヘッド・スライダは、アクチュエータ・ブロック122に連結されることとなる。浮上磁気ヘッド・スライダは、磁気ディスク117の表面に向き合うこととなる。
浮上磁気ヘッド・スライダにはいわゆる磁気ヘッド126、即ち、図示しない電磁変換素子が搭載される。この電磁変換素子は、例えばスピンバルブ膜やトンネル接合膜の抵抗変化を利用して磁気ディスク117から情報を読み出す巨大磁気抵抗効果(GMR)素子やトンネル接合磁気抵抗効果(TMR)素子といった読み出し素子と、薄膜コイルパターンで生成される磁界を利用して磁気ディスク117に情報を書き込む薄膜磁気ヘッドといった書き込み素子とで構成されることとなる。
アクチュエータ・ブロック122には例えばボイスコイルモータ(VCM)等の動力源127が接続される。この動力源127の働きでアクチュエータ・ブロック122は支軸121を中心として回転することができる。こうしたアクチュエータ・ブロック122の回転によりアクチュエータ・アーム123および磁気ヘッド・サスペンション125の揺動は実現される。浮上磁気ヘッド・スライダの浮上中に支軸121回りでアクチュエータ・アーム123が揺動すると、浮上磁気ヘッド・スライダは半径方向に磁気ディスク117の表面を横切ることができる。複数枚の磁気ディスク117が筐体本体152内に組み込まれる場合には、隣接する磁気ディスク117同士の間で2本のアクチュエータ・アーム123すなわち2個の磁気ヘッド・サスペンション125が配置されることとなる。
次に、図2に示した磁気ディスク装置100の内部の磁気ディスク収納空間に収納される磁気ディスク117の表面にパターンニングされるサーボ情報について説明する。図4は、図2に示した磁気ディスク装置100の内部の磁気ディスク収納空間に収納される磁気ディスク117の表面にパターンニングされるサーボ情報の概略を示す図である。サーボ情報とは、磁気ヘッドを位置決めするための情報である。同図に示すように、磁気ディスク117には、回転中心から半径方向に円弧状に延びるサーボ情報200が磁気パターンとして記録される。
同図に示すように、磁気ディスク117の表面において、サーボ情報200は、該磁気ディスク117の中心から外周へ、略半径方向に沿った円弧として、等間隔に配置されている。サーボ情報200が円弧状となるのは、次の理由による。即ち、先端に磁気ヘッドを有する浮上磁気ヘッド・スライダが取り付けられた磁気ヘッド・アクチュエータ119は、支軸121の中心軸121cを回転軸として扇状に半回転するが、これは、磁気ヘッドが端点201と端点202との間のサーボ情報200をなぞる場合に、中心軸121cから磁気ヘッドまでの距離が一定となるようにするためである。
次に、図2に示した磁気ディスク装置の構成について説明する。図5は、図2に示した磁気ディスク装置の構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、磁気ディスク装置100は、制御部101と、リード・チャネル102と、HDIC103と、記憶部104と、サーボ・コンボ・チップ(SVC)105と、図示しないホストコンピュータとの間における通信を制御する装置であるインターフェース106と、磁気ディスク117と、磁気ヘッド・アクチュエータ119と、磁気ヘッド126とを有する。なお、その他の構成及び構成に付随する機能は一般的な磁気ディスク装置と同様であるので、説明を省略する。
制御部101は、記憶部104に記憶される各種の処理手順を規定した制御プログラムや制御データを使用して、種々の処理を実行するCPU(又は、MCU若しくはMPU)を含む処理部である。特に、実施例に密接に関連するものとして、データ処理部101aと、システム・エリア読み出し完了判定部101bと、サーボ・マーク読み出し判定部101cと、VGA利得変更制御部101dと、HDIC利得変更制御部101eと、VGAS値読み出し部101fと、VGAS値判定部101gと、VGA利得調整部101hと、HDIC利得調整部101iと、システム・エリア情報処理部101jとを有する。
データ処理部101aは、ホストコンピュータから取得したデータを磁気ディスク117に記録させるとともに、ホストコンピュータからの要求に応じて、磁気ディスク117からデータ(磁気ディスク117から読み出し再生されたデータなど)をリード・チャネル102の信号復調部102aから取得し、インターフェース106を介してホストコンピュータに出力する処理部である。
システム・エリア読み出し完了判定部101bは、リード・チャネル102の信号復調部102aから受け渡されたデータが、システム・エリアの情報を既に読み出した後のデータであるか否かを判定する判定処理部である。この判定結果が肯定である場合に、リード・チャネル102の信号復調部102aから受け渡されたデータをサーボ・マーク読み出し判定部101cへさらに受け渡す。なお、判定結果が否定である場合は、リード・チャネル102の信号復調部102aから受け渡されたデータを破棄する。
サーボ・マーク読み出し判定部101cは、システム・エリア読み出し完了判定部101bから受け渡されたデータが、サーボ・マークを既に読み取った後のデータであるか否かを判定する判定部である。この判定結果が否定である場合に、VGA利得変更制御部101dに対してVGAの利得調整の制御を指示する。なお、判定結果が肯定である場合は、システム・エリア読み出し完了判定部101bから受け渡されたデータをVGAS値読み出し部101fへさらに受け渡す。
VGA利得変更制御部101dは、サーボ・マーク読み出し判定部101cからの指示に基づいて、VGA102bに対してVGA102bにおける利得増幅のレベルを1段階上げるように指示する。そして、HDIC利得変更制御部101eに対してHDIC103における利得増幅のレベルを1段階上げるように指示する。
HDIC利得変更制御部101eは、VGA利得変更制御部101dからの指示に基づいて、HDIC103に対してHDIC103における利得増幅のレベルを1段階上げるように指示する。
VGAS値読み出し部101fは、システム・エリア読み出し完了判定部101bから受け渡されたデータからVGAS値を読み取る処理を行う。この読み取ったVGAS値をVGAS値判定部101gへ受け渡す。
VGAS値判定部101gは、VGAS値読み出し部101fから受け渡されたVGAS値が所定閾値範囲内にあるか否かを判定する。この判定結果は否定である場合に、VGA利得調整部101hに対してVGAの利得調整の制御を指示する。なお、判定結果が肯定である場合は、システム・エリア情報処理部101jに対して、信号復調部102aから受け渡される信号からシステム・エリア情報を取得し、サーボ・コンボ・チップ105へさらに受け渡すように指示する。
VGA利得調整部101hは、VGAS値判定部101gからの指示に基づいて、VGA102bに対してVGA102bにおける利得増幅のレベルを1段階上げる又は下げるように指示する。この利得増幅のレベルを1段階上げるか又は下げるかの指示は、VGAS値判定部101gの判定結果に基づく。即ち、一定値以上VGAS値が所定閾値範囲の下限を下回る場合に利得増幅のレベルを1段階上げ、一定値以上VGAS値が所定閾値範囲の上限を上回る場合に利得増幅のレベルを1段階下げる。そして、VGA利得調整部101hは、VGA102bに対してVGA102bにおける利得増幅のレベルの上下を指示しなかった場合には、HDIC利得調整部101iに対してHDIC103における利得増幅のレベルを上下するように指示する。
HDIC利得調整部101iは、VGA利得調整部101hからの指示に基づいて、HDIC103に対してHDIC103における利得増幅のレベルを1段階上げる又は下げるように指示する。この利得増幅のレベルを1段階上げるか又は下げるかの指示は、VGAS値判定部101gの判定結果に基づく。即ち、一定値以上VGAS値が所定閾値範囲の上限を下回る場合に利得増幅のレベルを1段階上げ、一定値以上VGAS値が所定閾値範囲の上限を上回る場合に利得増幅のレベルを1段階下げる。
リード・チャネル102は、信号復調部102aと、VGA102bとをさらに有する。信号復調部102aは、VGA102bで利得調整された読み出し信号である再生信号を復調してデータ(ユーザ・データ、サーボ情報、システム・エリア情報)を取得し、該取得されたデータをデータ処理部101a、システム・エリア読み出し完了判定部101b又はシステム・エリア情報処理部101jへ受け渡す。
VGA102bは、HDIC103から受け渡された読み出し信号をさらに利得増幅する。この利得増幅は、初期状態においては1倍の利得増幅を行い、VGA利得変更制御部101d又はVGA利得調整部101hの指示に基づいて、利得増幅の段階を1段階上げて又は下げて利得増幅を行う。
HDIC103は、プリアンプであり、磁気ヘッド126から読み出された読み出し信号の利得を増幅する。この利得増幅は、初期状態においては1倍の利得増幅を行い、HDIC利得変更制御部101e又はHDIC利得調整部101iの指示に基づいて、利得増幅の段階を1段階上げて又は下げて利得増幅を行う。
記憶部104は、各種の処理手順を規定した制御プログラムや制御データを記憶する記憶部である。この制御データの具体例として、利得増幅倍率実行順序104aがある。利得増幅倍率実行順序104aは、実行順序を定めるシーケンスである。
磁気ディスク117は、金属又はガラス製の円盤(ディスク)状の基板に磁性膜を形成した記憶媒体である。磁気ディスク117へデータの記録を行う場合には、磁気ディスク117のデータを記録する記録領域に磁気ヘッドから磁界をかけ、表面上の磁性体の磁化状態を変化させることによってデータを記録する。また、磁気ディスク117からデータを読み出して再生する場合には、再生対象となる磁気ディスク117上の記録領域に磁気ヘッド126を移動させ、磁気ディスク117の磁性体の磁化状態を読み取ってデータを再生する。
磁気ヘッド126は、磁気ディスク117に対するデータの記録及び再生を行う装置である。また、磁気ヘッド126は、磁気ディスク117からトラック位置などを管理するためのサーボ情報を読み出し、磁気ディスク117から再生された再生データとともにHDIC103へ出力する。
なお、サーボ情報は、データとともに磁気ディスク117に記録される情報である。このサーボ情報は、トラックの位置やトラック単位の情報とともに、シリンダの位置を判定するための情報も含む。
磁気ヘッド・アクチュエータ119は、ボイス・コイル・モータ(VCM)を有し、サーボ・コンボ・チップ105から出力される制御電流によって磁気ヘッド126を扇状に移動させる装置である。
サーボ・コンボ・チップ105は、制御部101からの指示に従って、制御電流を磁気ヘッド・アクチュエータ119へ出力し、磁気ヘッド126の移動を制御する装置である。また、サーボ・コンボ・チップ105は、図示しないスピンドル・モータに制御電流を流し、磁気ディスク117の回転制御を行う。
次に、図5に示した利得増幅倍率実行順序104aの詳細について説明する。図6は、図5に示した利得増幅倍率実行順序104aであるVGA利得及びHDIC利得の利得増幅倍率の組み合わせの実行順序を説明するための説明図である。同図に示すように、HDIC利得をX倍及びVGA利得をY倍するX及びYの組み合わせ(X,Y)として、(1,1)、(2,1)、(3,1)、(4,1)、(1,2)、(2,2)、(3,2)、(4,2)の利得増幅がこの順序に従って段階的に実行される。このように、先ず、HDIC利得の増幅を優先させ、次にVGAの利得の増幅を行うことによって、HDIC103で発生した増幅のノイズがVGA102bにおいてさらに増幅されることを防止し、利得増幅によるノイズを極力抑制することが可能となる。
なお、上記に示したVGA利得及びHDIC利得の利得増幅倍率の組み合わせに限られるものではない。また、サーボ情報が復調可能なVGA102bの出力であるVGAS出力であって、かつ復調最適出力に達していない場合に、該VGAS出力を調整して復調最適出力に限りなく近づくようにするが、この復調最適出力の差の最大値(これを引き込み幅と呼ぶ)と、利得増幅倍率実行順序104aの1段階の変化による変化幅と一致させるように設計することによって、より迅速かつ効率的にサーボ・マークの探索及びサーボ情報の復調が可能となる。
次に、システム・エリア読み出し時の利得調整処理について説明する。図7は、システム・エリア読み出し時の利得調整処理手順を示すフローチャートである。同図に示すように、先ず、装置起動後(電源投入後)、システム・エリアのシークを開始する(ステップS101)。続いて、システム・エリアを読み出したか否かを判定し(ステップS102)、システム・エリアを読み出したと判定された場合に(ステップS102肯定)、ステップS103へ移り、システム・エリアを読み出したと判定されなかった場合に(ステップS102否定)、ステップS104へ移る。
ステップS103では、システム・エリアの最適パラメータに応じてサーボ・マークを探索する。この処理が終了すると、システム・エリア読み出し時の利得調整処理は終了する。
一方ステップS104では、サーボ・マークを探索する。続いて、サーボ・マークを検出したか否かを判定し(ステップS105)、サーボ・マークを検出したと判定された場合に(ステップS105肯定)、ステップS106へ移り、サーボ・マークを検出したと判定されなかった場合に(ステップS105否定)、ステップS109へ移る。
ステップS106では、VGAS値を読み出し、続いて、VGAS値は所定閾値範囲内か否かを判定する(ステップS107)。VGAS値は所定閾値範囲内であると判定された場合に(ステップS107肯定)、ステップS108へ移り、VGAS値は所定閾値範囲内であると判定されなかった場合に(ステップS107否定)、ステップS110へ移る。一方ステップS109では、例えば図6に示した実行順序に従ってHDIC又はVGAの利得を変更する。
ステップS108では、システム・エリア読み出し処理を行う。一方ステップS110では、VGAS値が所定範囲内となるように、HDIC又はVGAの利得を調整する。具体的には、利得調整前後でVGAS値が最大利得調整幅の半分程度加算されるようにHDIC又はVGAの利得を調整する。このようにすることによって、読み出し信号の復調エラーを防止して復調結果を得やすくすることが可能となる。
次に、以上に示した実施例の作用について説明する。図8は、実施例の利得調整の概要を説明するための説明図である。同図を参照して、磁気ヘッド126から出力された読み出し信号の出力をHDIC103でX倍し、さらにこれをリード・チャネル102のVGA102bでY倍して得られたVGAS値の概要について説明する。
先ず、図8(1)は、VGAS出力がサーボ情報に基づく位置変調に最適出力となる程度に磁気ヘッド出力が適正である場合を示す。磁気ヘッド出力をHDIC103でX倍し、さらにこれをリード・チャネル102のVGA102bでY倍すると、VGAS出力が位置復調に最適な出力となり、サーボ情報から位置情報が復調可能となる。
次に、図8(2)は、HDIC利得が1倍のときに磁気ヘッド出力が小さい場合を示す。磁気ヘッド出力をリード・チャネル102のVGA102bでのみY倍したとしても、磁気ヘッド出力が元々小さすぎる場合には、VGAS出力が位置復調に最適な出力に達せず、サーボ情報から位置情報が復調不可能である。
次に、図8(3)は、図8(2)に示したように、VGAS出力が位置復調に最適な出力に達しない場合に、HDIC利得をX´倍し、さらにHDIC出力をY´倍してVGASが利得調整可能範囲のセンター(中央)付近に達するようにすることによって、VGAS出力が位置復調に最適な出力となり、サーボ情報から位置情報が復調される。
なお、図8(4)に示すように、磁気ヘッド出力をHDIC103で利得増幅せずとも、VGAでの補正限界値を上げてVGA102bの利得増幅倍率を変更することによって、VGA102b単独で利得増幅して得られたVGAS出力であっても、位置復調に最適な出力となり、サーボ情報から位置情報が復調可能となる。
このように、HDIC出力及びVGA出力の利得調整(利得増幅)を、それぞれの増幅倍率を適切に選択して行うことにより、位置復調に最適なVGASを得ることが可能となる。
上記実施例で説明した各種処理は、予め用意されたプログラムを、磁気ディスク装置100に備えられたCPU(又は、MCU若しくはMPU)の処理装置で実行することによって実現することができる。図5に示した例では、上述の各種処理を実現する各種プログラムが記憶部104に記憶されており、CPUが該各種プログラムを読み出して実行することにより、上述した利得調整制御装置の機能を実現する各種プロセスが起動される。
なお、これら各種プログラムは、予め記憶部104に記憶されている必要はなく、必要に応じて、可搬型の物理記憶媒体若しくはネットワークを介して接続される外部のコンピュータシステムから読み出され、CPUにおいて実行されることとしてもよい。
また、上記各種処理は、予め記憶部104に記憶されているコードがCPUにより読み出されて実行されるものに限らず、結線論理回路(ワイヤード・ロジック)で実現されてもよいものである。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は、これに限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内で、更に種々の異なる実施例で実施されてもよいものである。また、実施例に記載した効果は、これに限定されるものではない。
上記実施例では、磁気ヘッド出力をHDIC103及びVGA102bでの2段階の利得調整を、装置起動時(電源投入後)のシステム・エリア読み出し以前に行うとしたが、これに限らず、装置稼働中において、出力の異常が発生した場合に利得調整を行なうこととしてもよい。即ち、記憶装置の稼働中において、環境の変化などによるヘッドの出力低下の影響を考慮して、必要に応じて利得調整を行なうこととしてもよい。
(付記1)記憶装置において、装置の起動時に該ヘッドから出力されるデータの読み出し信号の利得調整を行う利得調整制御装置であって、
前記データの読み出し信号の利得調整を行う第1の利得調整部と、
前記第1の利得調整部によって利得調整された前記データの読み出し信号の利得調整を行う第2の利得調整部と
を備えたことを特徴とする利得調整制御装置。
(付記2)前記第1の利得調整部は、装置起動直後のシステム・エリアの読み出し以前に前記データの読み出し信号の利得調整を行うことを特徴とする付記1に記載の利得調整制御装置。
(付記3)前記第1の利得調整部及び前記第2の利得調整部による前記データの読み出し信号の利得調整方法を規定するパラメータの組み合わせを順序付けて記憶する利得調整実行順序記憶部をさらに備え、
前記第1の利得調整部及び前記第2の利得調整部は、前記利得調整実行順序記憶部により記憶される前記パラメータの組み合わせの記憶順序に従って前記データの読み出し信号の利得調整を行うことを特徴とする付記1又は2に記載の利得調整制御装置。
(付記4)前記データの読み出し信号の利得調整を行う際に、前記第2の利得調整部による利得調整を行った後に前記第1の利得調整部による利得調整を行うことを特徴とする付記1〜3のいずれか一つに記載の利得調整制御装置。
(付記5)前記第2の利得調整部により調整された前記データの読み出し信号の利得が所定範囲内であるか否かを判定する判定部と、
前記判定部により前記第2の利得調整部により調整された前記データの読み出し信号の利得が所定範囲内であると判定されなかった場合に、該データの読み出し信号の利得が該所定範囲内となるようさらに利得調整を行う利得再調整部と
をさらに備えたことを特徴とする付記1〜4のいずれか一つに記載の利得調整制御装置。
(付記6)装置の起動時に該ヘッドから出力されるデータの読み出し信号の利得調整を行う記憶装置であって、
前記データの読み出し信号の利得調整を行う第1の利得調整部と、
前記第1の利得調整部によって利得調整された前記データの読み出し信号の利得調整を行う第2の利得調整部と
を備えたことを特徴とする記憶装置。
(付記7)前記第1の利得調整部は、装置起動直後のシステム・エリアの読み出し以前に前記データの読み出し信号の利得調整を行うことを特徴とする付記6に記載の記憶装置。
(付記8)前記第1の利得調整部及び前記第2の利得調整部による前記データの読み出し信号の利得調整方法を規定するパラメータの組み合わせを順序付けて記憶する利得調整実行順序記憶部をさらに備え、
前記第1の利得調整部及び前記第2の利得調整部は、前記利得調整実行順序記憶部により記憶される前記パラメータの組み合わせの記憶順序に従って前記データの読み出し信号の利得調整を行うことを特徴とする付記6又は7に記載の記憶装置。
(付記9)前記データの読み出し信号の利得調整を行う際に、前記第2の利得調整部による利得調整を行った後に前記第1の利得調整部による利得調整を行うことを特徴とする付記6〜8のいずれか一つに記載の記憶装置。
(付記10)前記第2の利得調整部により調整された前記データの読み出し信号の利得が所定範囲内であるか否かを判定する判定部と、
前記判定部により前記第2の利得調整部により調整された前記データの読み出し信号の利得が所定範囲内であると判定されなかった場合に、該データの読み出し信号の利得が該所定範囲内となるようさらに利得調整を行う利得再調整部と
をさらに備えたことを特徴とする付記6〜9のいずれか一つに記載の記憶装置。
(付記11)記憶装置において、装置の起動時に該ヘッドから出力されるデータの読み出し信号の利得調整を行う利得調整制御方法であって、
前記データの読み出し信号の利得調整を行う第1の利得調整工程と、
前記第1の利得調整工程によって利得調整された前記データの読み出し信号の利得調整を行う第2の利得調整工程と
を含んだことを特徴とする利得調整制御方法。
本発明によれば、システム・エリア読み出し以前のサーボ・マーク検出エラーやシーク・エラーの発生を防止したい場合に有用である。また、出力の低い磁気ヘッドでも記憶装置に使用可能とし、磁気ヘッドの製造に係る歩留まりを改善したい場合に有用である。
実施例の特徴を説明するための説明図である。 実施例に係る磁気ディスク装置の外観を概略的に示す図である。 実施例に係る磁気ディスク装置の内部構造を概略的に示す図である。 サーボ情報の概略を説明するための説明図である。 実施例に係る磁気ディスク装置の構成を示す機能ブロック図である。 VGA利得及びHDIC利得の利得増幅倍率の実行順序を説明するための説明図である。 システム・エリア読み出し時の利得調整処理手順を示すフローチャートである。 実施例に係る利得調整の概要を説明するための説明図である。
符号の説明
100 磁気ディスク装置
101 制御部
101a データ処理部
101b システム・エリア読み出し完了判定部
101c サーボ・マーク読み出し判定部
101d VGA利得変更制御部
101e HDIC利得変更制御部
101f VGAS値読み出し部
101g VGAS値判定部
101h VGA利得調整部
101i HDIC利得調整部
101j システム・エリア情報処理部
102 リード・チャネル
102a 信号復調部
102b VGA
103 HDIC
104 記憶部
104a 利得増幅倍率実行順序
105 サーボ・コンボ・チップ
106 インターフェース
117 磁気ディスク
118 スピンドル・モータ
119 磁気ヘッド・アクチュエータ
121 支軸
121c 中心軸
122 アクチュエータ・ブロック
123 アクチュエータ・アーム
125 磁気ヘッド・サスペンション
126 磁気ヘッド
127 動力源
200 サーボ情報
201 端点
202 端点
151 筐体
152 筐体本体
153 カバー
154 プリント基板
155 コネクタ

Claims (5)

  1. 記憶装置において、装置の起動時に該ヘッドから出力されるデータの読み出し信号の利得調整を行う利得調整制御装置であって、
    前記データの読み出し信号の利得調整を行う第1の利得調整部と、
    前記第1の利得調整部によって利得調整された前記データの読み出し信号の利得調整を行う第2の利得調整部と
    を備えたことを特徴とする利得調整制御装置。
  2. 前記第1の利得調整部は、装置起動直後のシステム・エリアの読み出し以前に前記データの読み出し信号の利得調整を行うことを特徴とする請求項1に記載の利得調整制御装置。
  3. 前記第1の利得調整部及び前記第2の利得調整部による前記データの読み出し信号の利得調整方法を規定するパラメータの組み合わせを順序付けて記憶する利得調整実行順序記憶部をさらに備え、
    前記第1の利得調整部及び前記第2の利得調整部は、前記利得調整実行順序記憶部により記憶される前記パラメータの組み合わせの記憶順序に従って前記データの読み出し信号の利得調整を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の利得調整制御装置。
  4. 装置の起動時に該ヘッドから出力されるデータの読み出し信号の利得調整を行う記憶装置であって、
    前記データの読み出し信号の利得調整を行う第1の利得調整部と、
    前記第1の利得調整部によって利得調整された前記データの読み出し信号の利得調整を行う第2の利得調整部と
    を備えたことを特徴とする記憶装置。
  5. 記憶装置において、装置の起動時に該ヘッドから出力されるデータの読み出し信号の利得調整を行う利得調整制御方法であって、
    前記データの読み出し信号の利得調整を行う第1の利得調整工程と、
    前記第1の利得調整工程によって利得調整された前記データの読み出し信号の利得調整を行う第2の利得調整工程と
    を含んだことを特徴とする利得調整制御方法。
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