JP4356280B2 - ディフェクト検出装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディフェクト検出装置に関し、詳しくは、ディスク状記録媒体から再生した再生信号が所定の閾値レベルを一定時間越えた場合にディフェクト検出を開始するディフェクト検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、ディフェクト検出装置では、ディスク状記録媒体から再生した再生信号の振幅値と所定の閾値とを比較し、上記比較結果に応じてディフェクト検出を行っている。ディフェクト検出装置は、ディスク状記録媒体の再生面に傷等があった場合、その傷の大きさに応じてディフェクトを検出し、この検出結果によりPLL回路の位相比較結果である位相誤差信号をホールドすることにより、ディフェクトによるクロックの変動を防止して、光ディスクに記録されたデータを確実に再生できるようにしている。
【0003】
ここで、上述したディフェクト検出装置を用いた光ディスク装置2の構成と動作について説明する。光ディスク装置2は、図8に示すように、光ピックアップ40と、再生部41と、ODC(Optical Disk Controller)部42とを備えており、光ピックアップ40により光ディスク49から再生した高周波再生信号(以下、再生信号をいう。)を再生部41に出力し、再生部41で所定の再生処理を行い、処理後の再生信号をODC部42に出力する。再生部41は、増幅部43と、イコライザ部44と、ディフェクト検出部45と、PLL(Phase Locked Loop)部46と、ADC(Analog to Digital Converter)部47と、ビタビ復号部48とを備えている。以下に再生部41について説明する。
【0004】
増幅部43は、再生信号を所定の利得により増幅し、増幅後の再生信号をイコライザ部44に出力する。イコライザ部44は、増幅後の再生信号の周波数特性をパーシャルレスポンスクラス2(PR(1,2,1))に適した特性に補正するとともに、高周波帯域のノイズ成分を抑圧してディフェクト検出部45と、PLL部46と、ADC部47とに出力する。
【0005】
ディフェクト検出部45は、図9に示すように、イコライザ部44から入力された再生信号をエンベロープ検波し、その結果得られるエンベロープ検波信号が所定の閾値を上回っているか下回っているかを判定する。例えば、ディフェクト検出部45は、上記エンベロープ検波信号の振幅が上記閾値を上回ったと判定したときに、ディフェクト検出フラグをPLL部46に出力(以下、アサートという。)し、上記エンベロープ検波信号の振幅が上記閾値を下回ったときにディフェクト検出フラグの出力を停止(以下、ネゲートという。)する。
【0006】
PLL部46は、位相比較器と、低域フィルタと、増幅器と、電圧制御発振回路とを備える帰還閉回路である。PLL部46は、イコライザ部44から入力された再生信号を2値化して2値化信号を生成し、上記再生信号と電圧制御発振回路の位相を位相比較器で比較し、誤差に比例した直流電圧(以下、位相誤差信号という。)を生成する。PLL部46は、低域フィルタでこの位相誤差信号の高周波成分を除去し、高周波成分除去後の位相誤差信号を増幅部43で増幅し、増幅後の位相誤差信号を電圧制御発振器にフィードバックし、再生信号と電圧制御発振器の発振周波数及び位相差を低減させる方向に電圧制御発振器の周波数を変化させる。
【0007】
この処理において、PLL部46は、ディフェクト検出フラグがアサートされている期間の位相誤差信号をホールドする。したがって、ディフェクト検出による位相誤差信号が急激に変動した場合でも、位相誤差信号の変動によるクロックの変動を防止することができる。PLL部46は、上記クロックをADC部47と、ビタビ復号部48と、ODC部42とに出力する。なお、PLL部46は、ディフェクト検出フラグがネゲートされたときに位相誤差信号のホールド動作から追従動作に移る。
【0008】
ADC部47は、PLL部46から入力されたクロックに基づいてイコライザ部44から入力されたアナログの再生信号をデジタル信号に変換処理し、デジタル化した再生信号をビタビ復号部48に出力する。ビタビ復号部48は、PLL部46から入力されたクロックに基づいてADC部47から入力された再生信号をビタビ復号処理して、ビタビ復号処理後の再生信号をODC部42に出力する。
【0009】
ODC部42は、PLL部46から入力されたクロックに基づいてビタビ復号部48から入力された再生信号から同期パターンを検出し、上記検出結果を基準にして上記再生信号からユーザーフィールドのデータを選択的に取得する。さらにODC部42は、ユーザーフィールドのデータを復調及びデインターリーブ処理した後、誤り訂正処理等をしてユーザーデータを再生し、このユーザーデータをホスト装置に出力する。
【0010】
このような光ディスク装置2では、ディフェクト検出部45で所定の閾値に基づいて再生信号のエンベロープ検波後の信号からディフェクトを検出した場合、PLLの動作の安定化を図るために、PLL部46にディフェクト検出フラグのアサート及びネゲートを行い、PLL部46で上記アサート及びネゲートに応じて、位相誤差信号のホールドと追従を繰り返す。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述のようにディフェクト検出部45で所定の閾値に基づいて閾値付近の信号値をとるディフェクト検出では、図3に示すように、ディフェクト検出フラグが短期間のうちにアサート及びネゲートを繰り返すことになる。このような場合には、PLL部46は、位相誤差信号の追従とホールドを頻繁に繰り返すことになり、ディフェクト検出に対してPLLの安定化を図ることが困難となる問題がある。
【0012】
一方で、上述した問題を解決するために閾値のレベルを高めに設定したり、低めに設定したする方法があるが、閾値レベルを高めに設定すると、比較的大きなディフェクトに対して位相誤差信号がホールドされないためにPLLが不安定になりやすく、また、閾値レベルを低めに設定すると、PLLが追従できるレベルのディフェクトに対しても位相誤差信号がホールドされてしまい、PLLが十分に追従できなくなる。
【0013】
そこで、本発明は、上述したような実情に鑑みて提案されたものであり、閾値レベル付近で頻繁に上下を繰り返すエンベロープ検波信号に対して、閾値レベルの設定値を高め及び低めに設定することなくPLLを安定に動作させることを可能とするディフェクト検出装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るディフェクト検出装置は、上述の課題を解決するために、所定の閾値レベルを発生する閾値レベル発生手段と、ディスク状記録媒体から信号を再生する信号再生手段と、信号再生手段により再生された信号をエンベロープ検波して得られたエンベロープ検波信号と、閾値レベル発生手段により発生された所定の閾値レベルをアナログ変換して得られた変換済み閾値レベルとを比較する信号比較手段と、信号比較手段による比較の結果、エンベロープ検波信号が変換済み閾値レベルを上回る状態が、所定のチャンネルクロックの間、連続していることを確認した後にディフェクト検出フラグをアサートし、エンベロープ検波信号が変換済み閾値レベルを下回る状態が、所定のチャンネルクロックの間、連続していることを確認した後にディフェクト検出フラグをネゲートする検出フラグ出力手段とを備えたことを特徴とする。
【0015】
このようなディフェクト検出装置は、検出フラグ出力手段により、信号比較手段による比較の結果、エンベロープ検波信号が変換済み閾値レベルを上回る状態が、所定のチャンネルクロックの間、連続していることを確認した後にディフェクト検出フラグをアサートし、エンベロープ検波信号が変換済み閾値レベルを下回る状態が、所定のチャンネルクロックの間、連続していることを確認した後にディフェクト検出フラグをネゲートする。
【0016】
また、本発明に係るディフェクト検出装置は、上述の課題を解決するために、所定の閾値レベルを発生する閾値レベル発生手段と、ディスク状記録媒体から信号を再生する信号再生手段と、信号再生手段により再生された信号をエンベロープ検波して得られたエンベロープ検波信号と、閾値レベル発生手段により発生された所定の閾値レベルをアナログ変換して得られた変換済み閾値レベルとを比較する信号比較手段と、信号比較手段による比較の結果、エンベロープ検波信号が変換済み閾値レベルを下回る状態が、所定のチャンネルクロックの間、連続していることを確認した後にディフェクト検出フラグをアサートし、エンベロープ検波信号が変換済み閾値レベルを上回る状態が、所定のチャンネルクロックの間、連続していることを確認した後にディフェクト検出フラグをネゲートする検出フラグ出力手段とを備えたことを特徴とする。
【0017】
このようなディフェクト検出装置は、検出フラグ出力手段により、信号比較手段による比較の結果、エンベロープ検波信号が変換済み閾値レベルを下回る状態が、所定のチャンネルクロックの間、連続していることを確認した後にディフェクト検出フラグをアサートし、エンベロープ検波信号が変換済み閾値レベルを上回る状態が、所定のチャンネルクロックの間、連続していることを確認した後にディフェクト検出フラグをネゲートする。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0019】
本発明は、例えば図1に示すような光ディスク装置1に適用される。
【0020】
光ディスク装置1は、ODC部10と、中央演算処理(CPU)部11と、レーザドライバ部12と、光ピックアップ部13と、再生部14とを備え、ODC部10のインターフェースを介して接続されているコンピュータ等のホスト装置から出力されるユーザーデータを光ディスク32に記録し、上記光ディスク32からユーザーデータを再生してホスト装置に出力する。なお、媒体は、ユーザーデータの記録再生が可能なものであれば磁気ディスク又は光磁気ディスク等でもよい。
【0021】
ODC部10は、ゲート信号発生部15と、インターフェース部16と、エンコーダ/デコーダ部17と、エラー訂正(ECC)部18とを備えており、インターフェース部16を介して接続されているホスト装置との間で入出力するユーザーデータを処理する処理回路である。ODC部10は、ホスト装置より得られるコマンドをCPU部11に通知し、また、この通知によるCPU部11からの応答をホスト装置に通知する。また、このようなコマンドの通知により得られる動作の切換えの指示により、ホスト装置から順次入力されるユーザーデータを処理して所定のデータ列を生成し、このデータ列によりレーザドライバ部12を駆動してユーザーデータを光ディスク32に記録する。また、再生部14から出力される再生データに所定の処理を行い、ユーザーデータを再生し、ユーザーデータをホスト装置に出力する。
【0022】
インターフェース部16は、ホスト装置より得られるコマンドをCPU部11に通知し、CPU部11からの応答コマンドをホスト装置に通知する。また、インターフェース部16は、ホスト装置から順次入力されるユーザーデータをエンコーダ/デコーダ部17に出力し、エンコーダ/デコーダ部17から得られるユーザーデータをホスト装置に出力する。インターフェース部16は、SCSI(Small Computer System Interface)等のインターフェースである。
【0023】
ゲート信号発生部15は、セクタマーク検出回路を有しており、上記セクタマーク検出回路で検出されるセクタマーク検出のタイミングを基準にして、記録系及び再生系の動作基準信号であるライトゲート信号WG及びリードゲート信号RGを生成する。なお、ここでセクタマークは、光ディスク32にプリフォーマットにより記録された基準信号であり、各セクタの先頭位置を示している。ゲート信号発生部15は、上記ライトゲート信号WGをエンコーダ/デコーダ部17及びレーザドライバ部12に出力し、上記リードゲート信号RGをエンコーダ/デコーダ部17及び再生部14に出力する。
【0024】
ECC部18は、書き込み時においては、順次誤り訂正符号を生成しエンコーダ/デコーダ部17に出力し、読み出し時においては、エンコーダ/デコーダ部17で再生されるユーザーデータを誤り訂正処理する。
【0025】
エンコーダ/デコーダ部17は、書き込み時において、インターフェース部16から入力されるユーザーデータを所定のブロック単位で区切り、誤り訂正回路で生成される誤り訂正符号を付加した後、インターリーブ処理を行う。次に、エンコーダ/デコーダ部17は、インターリーブ処理したデータをRLL(1,7)変調してRLL変調データを生成し、このRLL変調データに、同期パターン及びPLL回路のロック用信号であるVFO等を付加する。次に、エンコーダ/デコーダ部17は、同期パターン等が付加されているRLL変調データをNRZI変調してNRZI変調データを生成する。そして、エンコーダ/デコーダ部17は、ゲート信号発生部15からのライトゲート信号WGの入力に応じて、上記NRZI変調データD1を書き込み時の基準信号であるライトクロックに同期させて、順次レーザードライバに出力する。
【0026】
また、エンコーダ/デコーダ部17は、読み出し時において、ゲート信号発生部15からのリードゲート信号RGの入力に応じて、再生部14の出力データを選択的に入力し、上記出力データから同期パターンを検出する。さらに、エンコーダ/デコーダ部17は、この同期パターンの検出結果を基準にして、出力データを選択的に処理し、ユーザーデータを再生して出力する。
【0027】
レーザドライバ部12は、駆動信号生成部19と自動光量制御回路(APC)部20とを備えている。駆動信号生成部19は、図2に示すように、NRZI変調データD1が立ち上がっている期間、NRZI変調データD1の基本周期Tに対して、1.5Tの周期で信号レベルが立ち上がった後、0.5T周期で信号レベルの立下がりと、信号レベルの立上がりとを繰り返し、NRZI変調データD1に応じて駆動信号S1を生成する。駆動信号生成部19は、生成した駆動信号S1をAPC部20に出力する。
【0028】
APC部20は、光ピックアップ部13から出力されるレーザビームの光量モニタの結果を基準にして、データの書き込み時に、駆動信号生成部19から入力された駆動信号S1に応じて再生時の光量より書き込みの光量にレーザビームを立ち上げるように光ピックアップ部13の半導体レーザを駆動する。これによりレーザドライバ部12は、いわゆるパルストレイン方式により順次光ディスク32にマーク列を形成して所望のユーザーデータを記録する。また、APC部20は、データの読み出し時に所定の光量よりレーザビームを照射するように光ピックアップ部13の半導体レーザを駆動する。
【0029】
光ピックアップ部13は、所定の駆動機構により保持されて光ディスク32の半径方向に可動できるように構成され、スピンドルモータにより所定の回転速度で回転する光ディスク32に対して、内蔵の半導体レーザより出射されるレーザビームを照射する。また、光ピックアップ部13は、このレーザビームの照射により光ディスク32から得られる反射光を所定の受光素子で受光し、上記反射光に所定の処理を行うことによりピット列、マーク列に応じて信号レベルが変化する再生信号RFや、トラッキングエラー量に応じて信号レベルが変化するトラッキングエラー信号や、フォーカスエラー量に応じて信号レベルが変化するフォーカスエラー信号等を生成する。光ピックアップ部13は、サーボ回路により上記トラッキングエラー信号及びフォーカスエラー信号に応じて対物レンズを可動させ、トラッキング制御及びフォーカス制御を行っている。
【0030】
再生部14は、増幅部21と、イコライザ部22と、ディフェクト検出部23と、PLL(Phase Locked Loop)部24と、ADC(Analog to Digital Converter)部25と、ビタビ復号部26とを備えている。増幅部21は、再生信号RFを所定の利得により増幅し、増幅後の再生信号RFをイコライザ部22に出力する。イコライザ部22は、イクイリップルフィルタ等により形成され、増幅部21から入力された増幅後の再生信号RFの周波数特性を補正してPLL部24、ADC部25及びディフェクト検出部23に出力する。なお、イコライザ部22は、エンコーダ/デコーダ部17で生成されるRLL変調データに対する再生信号RFによる応答が、パーシャルレスポンスクラス2(PR(1,2,1))に対応する応答となるようにする補正を行う。
【0031】
PLL部24は、位相比較器と、低域フィルタと、増幅器と、電圧制御発振回路とを備える帰還閉回路である。PLL部24は、イコライザ部22から入力された再生信号RFを2値化して2値化信号を生成し、上記再生信号RFと電圧制御発振回路の位相を位相比較器で比較し、誤差に比例した直流電圧(以下、位相誤差信号という。)を生成する。PLL部24は、低域フィルタでこの位相誤差信号の高周波成分を除去し、高周波成分除去後の位相誤差信号を増幅部21で増幅し、増幅後の位相誤差信号を電圧制御発振器にフィードバックし、再生信号RFと電圧制御発振器の位相差を低減させる方向に電圧制御発振器の周波数を変化させる。
【0032】
この処理において、PLL部24は、ディフェクト検出フラグがアサートされている期間の位相誤差信号をホールドする。したがって、ディフェクト検出による位相誤差信号が急激に変動した場合でも、位相誤差信号の変動によるクロックの変動を防止することができる。PLL部24は、上記クロックをADC部25と、ビタビ復号部26と、ODC部10とに出力する。なお、PLL部24は、ディフェクト検出フラグがネゲートされたときに位相誤差信号のホールド動作から追従動作に移る。
【0033】
ADC部25は、PLL部24から入力されたクロックに基づいてイコライザ部22から入力されたアナログの再生信号RFをデジタル信号に変換処理し、デジタル化した再生信号RFをビタビ復号部26に出力する。ビタビ復号部26は、PLL部24から入力されたクロックCKに基づいてADC部25から入力された再生信号RFをビタビ復号処理して、ビタビ復号処理後の再生信号RFをODC部10に出力する。ビタビ復号部26は、ブランチメトリックの計算基準である振幅基準値を適宜更新し、これにより適応型振幅基準値により復号結果の精度を向上するようになされている。また、ビタビ復号部26は、ディフェクト検出フラグのアサートに応じて、振幅基準値をホールドし、振幅基準値の更新を中止する。
【0034】
ディフェクト検出部23は、包絡線検波部27と、閾値発生部28と、DAC(Digital to Analog Converter)部29と、比較部30と、遅延部31とを備え、イコライザ部22から入力された再生信号RFからディフェクトを検出し、ディフェクト検出フラグをPLL部24に出力する。包絡線検波部27は、再生信号RFをエンベロープ検波し、エンベロープ検波信号ERFを比較部30に出力する。閾値発生部28は、CPU部11により設定される閾値レベルを保持し、DAC部29に出力する。DAC部29は、入力された閾値レベルをアナログ信号に変換処理し、閾値レベルTHRを比較部30に出力する。
【0035】
比較部30は、DAC部29から入力された閾値レベルTHRと包絡線検波部27から入力されたエンベロープ検波信号ERFとを比較し、エンベロープ検波信号ERFが閾値レベルTHR以上となったときにプレ・ディフェクト検出フラグを遅延部31にアサートし、エンベロープ検波信号ERFが閾値レベルTHR以下となったときにプレ・ディフェクト検出フラグをネゲートする。遅延部31は、入力されたプレ・ディフェクト検出フラグのアサート及びネゲートに基づき、上記アサートとネゲートの連続出力時間を監視し、所定時間経過後のアサートとネゲートに対してのみディフェクト検出フラグのアサートとネゲートをPLL部24に出力する。
【0036】
CPU部11は、光ディスク装置1全体の動作を制御するコントローラーであり、ODC部10のインターフェース部16を介して得られるホスト装置からのコマンドにより、光ディスク32にユーザーデータを記録し、上記光ディスク32からユーザーデータを再生し、再生データをホスト装置に出力する制御を行う。
【0037】
ここでディフェクトについて説明する。ディフェクトには複数のタイプがあり、そのひとつにマイクロディフェクトがある。マイクロディフェクトは、光ディスク32上の傷等に起因して生じるディフェクトである
【0038】
しかし、図3に示すように、エンベロープ検波信号ERFが閾値付近で頻繁に上下を繰り返し推移しているような場合には、ディフェクト検出部23は、上記推移に応じて、PLL部24にディフェクト検出フラグを頻繁にアサート及びネゲートすることになる。PLL部24は、このようなディフェクト検出フラグが入力されると、PLLの動作が不安定になり、ロックが外れてしまう場合がある。このような問題を解決するために、閾値のレベルを高めに設定したり、低めに設定したする方法があるが、閾値レベルTHRを高めに設定すると、比較的大きなディフェクトに対して位相誤差信号がホールドされないためにPLLが不安定になりやすく、また、閾値レベルTHRを低めに設定すると、PLLが追従できるレベルのディフェクトに対しても位相誤差信号がホールドされてしまい、PLLが十分に追従できなくなる。
【0039】
そこで、本発明を適用したディフェクト検出部23では、再生信号RFのエンベロープ検波信号ERFが閾値を上回っても直ぐにPLL部24にディフェクト検出フラグをアサートせず、エンベロープ検波信号ERFが閾値を上回っている状態が一定時間連続していることを確認してからディフェクト検出フラグをアサートし、また、再生信号RFのエンベロープ検波信号ERFが閾値を下回っても直ぐにPLL部24にディフェクト検出フラグをネゲートせず、エンベロープ検出信号が閾値を下回っている状態が一定時間連続していることを確認してからディフェクト検出フラグをネゲートする。なお、ディフェクト検出部23は、再生信号RFのエンベロープ検波信号ERFが閾値を上回ってから、好ましくは50〜600チャンネルクロック、さらに好ましくは100〜300チャンネルクロック経過後にディフェクト検出フラグをアサートし、また、再生信号RFのエンベロープ検波信号ERFが閾値を下回ってから、好ましくは50〜600チャンネルクロック、さらに好ましくは100〜300チャンネルクロック経過後にディフェクト検出フラグをネゲートする。
【0040】
ここで、ディフェクト検出部23がPLL部24にディフェクト検出フラグをアサート及びネゲートする動作についての第1の例を図4を用いて説明する。包絡線検波部27は、イコライザ部22から供給された高周波再生信号RF(100MHz程度)に対してエンベロープ検波を行い、図4(a)に示すような、エンベロープ検波信号ERFを生成し、上記エンベロープ検波信号ERFを比較部30に出力する。上記エンベロープ検波信号ERFの振幅は、500mV程度である。比較部30は、図4(b)に示すように、上記エンベロープ検波信号ERFとDAC部29を介して閾値発生部28から供給される閾値レベルTHRとを比較し、エンベロープ検波信号ERFが閾値レベルTHRを上回ったときにプレ・ディフェクト検出フラグを遅延部31にアサートし、エンベロープ検波信号ERFが閾値レベルTHRを下回ったときにプレ・ディフェクト検出フラグを遅延部31にネゲートする。
【0041】
遅延部31は、図4(c)に示すように、比較部30から供給されたプレ・ディフェクト検出フラグのアサートが1.0〜3.0μsec(好ましくは50〜600チャンネルクロック、さらに好ましくは100〜300チャンネルクロック)経過後にPLL部24にディフェクト検出フラグをアサートする。また、遅延部31は、図4(c)に示すように、比較部30から供給されたプレ・ディフェクト検出フラグのネゲートが1.0〜3.0μsec(好ましくは50〜600チャンネルクロック、さらに好ましくは100〜300チャンネルクロック)経過後にPLL部24にディフェクト検出フラグをネゲートする。
【0042】
PLL部24は、遅延部31から供給されるディフェクト検出フラグのアサート及びネゲートに応じて、ディフェクト部分で生成される位相誤差信号のホールド及び追従を行う。
【0043】
また、図5(a)及び(b)に示すように、エンベロープ検波信号ERFが閾値レベルTHRを上回ったときにプレ・ディフェクト検出フラグを遅延部31にネゲートし、エンベロープ検波信号ERFが閾値レベルTHRを下回ったときにプレ・ディフェクト検出フラグを遅延部31にアサートしても良い。このとき遅延部31は、図5(c)に示すように、プレ・ディフェクト検出フラグのネゲートが1.0〜3.0μsec(好ましくは50〜600チャンネルクロック、さらに好ましくは100〜300チャンネルクロック)経過後にPLL部24にディフェクト検出フラグをネゲートし、プレ・ディフェクト検出フラグのアサートが1.0〜3.0μsec(好ましくは50〜600チャンネルクロック、さらに好ましくは100〜300チャンネルクロック)経過後にPLL部24にディフェクト検出フラグをアサートする。
【0044】
つぎに、ディフェクト検出部23がPLL部24にディフェクト検出フラグをアサート及びネゲートする動作についての第2の例を図6を用いて説明する。包絡線検波部27は、イコライザ部22から供給された高周波再生信号RF(100MHz程度)に対してエンベロープ検波を行い、図6(a)に示すような、エンベロープ検波信号ERFを生成し、上記エンベロープ検波信号ERFを比較部30に出力する。上記エンベロープ検波信号ERFの振幅は、500mV程度である。比較部30は、図6(b)に示すように、上記エンベロープ検波信号ERFとDAC部29を介して閾値発生部28から供給される第1の閾値レベルTHR1及び第2の閾値レベルTHR2と比較し、エンベロープ検波信号ERFが第1の閾値レベルTHR1を上回ったときにプレ・ディフェクト検出フラグを遅延部31にアサートし、エンベロープ検波信号ERFが第2の閾値レベルTHR2を下回ったときにプレ・ディフェクト検出フラグを遅延部31にネゲートする。上記第1の閾値レベルTHR1は、エンベロープ検出信号振幅の2倍程度であり、上記第2の閾値レベルTHR2は、エンベロープ検出信号振幅の1.4倍程度である。本第2の例では、第1の閾値レベルTHR1は、1000mV程度であり、第2の閾値レベルTHR2は、700mV程度である。
【0045】
遅延部31は、図6(c)に示すように、比較部30から供給されたプレ・ディフェクト検出フラグのアサートが1.0〜3.0μsec(好ましくは50〜600チャンネルクロック、さらに好ましくは100〜300チャンネルクロック)経過後にPLL部24にディフェクト検出フラグをアサートする。また、遅延部31は、図6(c)に示すように、比較部30から供給されたプレ・ディフェクト検出フラグのネゲートが1.0〜3.0μsec(好ましくは50〜600チャンネルクロック、さらに好ましくは100〜300チャンネルクロック)経過後にPLL部24にディフェクト検出フラグをネゲートする。
【0046】
PLL部24は、遅延部31から供給されるディフェクト検出フラグのアサート及びネゲートに応じて、ディフェクト部分で生成される位相誤差信号のホールド及び追従を行う。
【0047】
また、図7(a)及び(b)に示すように、エンベロープ検波信号ERFが第1の閾値レベルTHR1を回ったときにプレ・ディフェクト検出フラグを遅延部31にネゲートし、エンベロープ検波信号ERFが第2の閾値レベルTHR2を回ったときにプレ・ディフェクト検出フラグを遅延部31にアサートするようにしても良い。このとき、遅延部31は、図7(c)に示すように、プレ・ディフェクト検出フラグのネゲートが、1.0〜3.0μsec(好ましくは50〜600チャンネルクロック、さらに好ましくは100〜300チャンネルクロック)経過後にPLL部24にディフェクト検出フラグをネゲートし、プレ・ディフェクト検出フラグのアサートが、1.0〜3.0μsec(好ましくは50〜600チャンネルクロック、さらに好ましくは100〜300チャンネルクロック)経過後にPLL部24にディフェクト検出フラグをアサートする。
【0048】
このように構成された光ディスク装置1は、イコライザ部22から入力された再生信号RFに包絡線検波部27でエンベロープ検波を行ってエンベロープ検波信号ERFを生成し、比較部30で上記エンベロープ検波信号ERFを閾値発生部28から入力される閾値レベルTHRと比較し、上記比較結果からプレ・ディフェクト検出フラグを遅延部31にアサート及びネゲートし、遅延部31で上記プレ・ディフェクト検出フラグのアサートが好ましくは50〜600チャンネルクロック、さらに好ましくは100〜300チャンネルクロック経過後にディフェクト検出フラグをPLL部24にアサートし、また、上記プレ・ディフェクト検出フラグのネゲートが好ましくは50〜600チャンネルクロック、さらに好ましくは100〜300チャンネルクロック経過後にディフェクト検出フラグをPLL部24にネゲートするので、PLL部24に安定したディフェクト検出フラグのアサート及びネゲートを供給することができ、エンベロープ検波信号ERFが閾値付近で頻繁に上下を繰り返し推移しているような場合に、閾値レベルTHRを高めに設定したり、低めに設定したりせずに、PLL動作の安定性を向上することができる。
【0049】
また、上述では、ディフェクト検出フラグをPLLの位相誤差信号の制御に用いる場合を示したが、位相誤差信号は、ディフェクトによる影響を避けた方がよいさまざまな信号の制御に用いることも可能である。例えば、エンベロープゆらぎ等に現れるRF信号のオフセット成分を取り除くようなオフセットフィードバック回路を構成している場合には、ディフェクト時にその影響を避けるために、ディフェクト検出フラグによりオフセットフィードバック回路をホールドすることも可能である。また、適応型振幅基準値を用いたビタビ復号器では、ディフェクト検出フラグのアサート時には振幅基準値を更新しないようにすることにより、振幅基準値がディフェクトの影響を受けないようにすることが可能である。
【0050】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明に係るディフェクト検出装置は、ディフェクト検出部で再生信号からエンベロープ検波したエンベロープ検波信号と、閾値レベルとを比較し、上記比較結果からプレ・ディフェクト検出フラグをアサート及びネゲートし、上記プレ・ディフェクト検出フラグのアサートが好ましくは50〜600チャンネルクロック、さらに好ましくは100〜300チャンネルクロック経過後にディフェクト検出フラグをアサートし、また、上記プレ・ディフェクト検出フラグのネゲートが好ましくは50〜600チャンネルクロック、さらに好ましくは100〜300チャンネルクロック経過後にディフェクト検出フラグをネゲートするので、PLL部に安定したディフェクト検出フラグのアサート及びネゲートを供給することができ、エンベロープ検波信号が閾値付近で頻繁に上下を繰り返し推移しているような場合に、閾値レベルを高めに設定したり、低めに設定したりせずに、PLL動作の安定性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した光ディスク装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明を適用した光ディスク装置のレーザドライバ部により駆動信号を生成する際の信号波形を示す図である。
【図3】ディフェクト検出部により閾値レベル付近を推移する再生信号からディフェクト検出フラグをアサート及びネゲートした際の信号波形を示す図である。
【図4】ディフェクト検出部により再生信号からディフェクト検出フラグをアサート及びネゲートする際の閾値レベル(a)、プレ・ディフェクト検出フラグ(b)及びディフェクト検出フラグ(c)の第1の信号波形の例を示す図である。
【図5】ディフェクト検出部により再生信号からディフェクト検出フラグをアサート及びネゲートする際の閾値レベル(a)、プレ・ディフェクト検出フラグ(b)及びディフェクト検出フラグ(c)の第2の信号波形の例を示す図である。
【図6】ディフェクト検出部により2つの閾値レベルに基づき再生信号からディフェクト検出フラグをアサート及びネゲートする際の閾値レベル(a)、プレ・ディフェクト検出フラグ(b)及びディフェクト検出フラグ(c)の第1の信号波形の例を示す図である。
【図7】ディフェクト検出部により2つの閾値レベルに基づき再生信号からディフェクト検出フラグをアサート及びネゲートする際の閾値レベル(a)、プレ・ディフェクト検出フラグ(b)及びディフェクト検出フラグ(c)の第2の信号波形の例を示す図である。
【図8】従来の光ディスク装置の構成を示すブロック図である。
【図9】ディフェクト検出部により再生信号からディフェクト検出フラグをアサート及びネゲートする際の信号波形を示す図である。
【符号の説明】
1 光ディスク装置、10 ODC部、11 CPU部、12 レーザドライバ部、13 光ピックアップ部、14 再生部、15 ゲート信号発生部、16インターフェース部、17 エンコーダ/デコーダ部、18 ECC部、19駆動信号生成部、20 APC部、21 増幅部、22 イコライザ部、23ディフェクト検出部、24 PLL部、25 ADC部、26 ビタビ復号部、27 包絡線検波部、28 閾値発生部、29 DAC部、30 比較部、31 遅延部、32 光ディスク

Claims (14)

  1. 所定の閾値レベルを発生する閾値レベル発生手段と、
    ディスク状記録媒体から信号を再生する信号再生手段と、
    上記信号再生手段により再生された信号をエンベロープ検波して得られたエンベロープ検波信号と、上記閾値レベル発生手段により発生された所定の閾値レベルをアナログ変換して得られた変換済み閾値レベルとを比較する信号比較手段と、
    上記信号比較手段による比較の結果、上記エンベロープ検波信号が上記変換済み閾値レベルを上回る状態が、所定のチャンネルクロックの間、連続していることを確認した後にディフェクト検出フラグをアサートし、上記エンベロープ検波信号が上記変換済み閾値レベルを下回る状態が、所定のチャンネルクロックの間、連続していることを確認した後にディフェクト検出フラグをネゲートする検出フラグ出力手段と
    を備えたディフェクト検出装置。
  2. 上記検出フラグ出力手段は、上記エンベロープ検波信号が上記変換済み閾値レベルを上回る状態が、50〜600チャンネルクロックの間、連続していることを確認した後にディフェクト検出フラグをアサートし、上記エンベロープ検波信号が上記変換済み閾値レベルを下回る状態が、50〜600チャンネルクロックの間、連続していることを確認した後にディフェクト検出フラグをネゲートする請求項1記載のディフェクト検出装置。
  3. 上記検出フラグ出力手段は、上記エンベロープ検波信号が上記変換済み閾値レベルを上回る状態が、100〜300チャンネルクロックの間、連続していることを確認した後にディフェクト検出フラグをアサートし、上記エンベロープ検波信号が上記変換済み閾値レベルを下回る状態が、100〜300チャンネルクロックの間、連続していることを確認した後にディフェクト検出フラグをネゲートする請求項1記載のディフェクト検出装置。
  4. 上記閾値レベル発生手段は、
    第1の閾値レベルを発生する第1の閾値レベル発生手段と、
    上記第1の閾値レベルより低いレベルの第2の閾値レベルを発生する第2の閾値レベル発生手段とを備え、
    上記検出フラグ出力手段は、上記エンベロープ検波信号が上記第1の閾値レベルを上回る状態が、所定のチャンネルクロックの間、連続していることを確認した後にディフェクト検出フラグをアサートし、上記エンベロープ検波信号が上記第2の閾値レベルを下回る状態が、所定のチャンネルクロックの間、連続していることを確認した後にディフェクト検出フラグをネゲートする請求項1記載のディフェクト検出装置。
  5. 上記検出フラグ出力手段は、上記エンベロープ検波信号が上記第1の閾値レベルを上回る状態が、50〜600チャンネルクロックの間、連続していることを確認した後にディフェクト検出フラグをアサートし、上記エンベロープ検波信号が上記第2の閾値レベルを下回る状態が、50〜600チャンネルクロックの間、連続していることを確認した後にディフェクト検出フラグをネゲートする請求項4記載のディフェクト検出装置。
  6. 上記検出フラグ出力手段は、上記エンベロープ検波信号が上記第1の閾値レベルを上回る状態が、100〜300チャンネルクロックの間、連続していることを確認した後にディフェクト検出フラグをアサートし、上記エンベロープ検波信号が上記第2の閾値レベルを下回る状態が、100〜300チャンネルクロックの間、連続していることを確認した後にディフェクト検出フラグをネゲートする請求項4記載のディフェクト検出装置。
  7. 上記第1の閾値レベルは、周波信号の振幅の2倍であり、上記第2の閾値レベルは、上記周波信号の振幅の1.4倍である請求項4記載のディフェクト検出装置。
  8. 所定の閾値レベルを発生する閾値レベル発生手段と、
    ディスク状記録媒体から信号を再生する信号再生手段と、
    上記信号再生手段により再生された信号をエンベロープ検波して得られたエンベロープ検波信号と、上記閾値レベル発生手段により発生された所定の閾値レベルをアナログ変換して得られた変換済み閾値レベルとを比較する信号比較手段と、
    上記信号比較手段による比較の結果、上記エンベロープ検波信号が上記変換済み閾値レベルを下回る状態が、所定のチャンネルクロックの間、連続していることを確認した後にディフェクト検出フラグをアサートし、上記エンベロープ検波信号が上記変換済み閾値レベルを上回る状態が、所定のチャンネルクロックの間、連続していることを確認した後にディフェクト検出フラグをネゲートする検出フラグ出力手段と
    を備えたディフェクト検出装置。
  9. 上記検出フラグ出力手段は、上記エンベロープ検波信号が上記変換済み閾値レベルを下回る状態が、50〜600チャンネルクロックの間、連続していることを確認した後にディフェクト検出フラグをアサートし、上記エンベロープ検波信号が上記変換済み閾値レベルを上回る状態が、上記再生信号から再生されるクロックに基づき、50〜600チャンネルクロック経過時間連続していることを確認した後にディフェクト検出フラグをネゲートする請求項8記載のディフェクト検出装置。
  10. 上記検出フラグ出力手段は、上記エンベロープ検波信号が上記変換済み閾値レベルを下回る状態が、100〜300チャンネルクロックの間、連続していることを確認した後にディフェクト検出フラグをアサートし、上記エンベロープ検波信号が上記変換済み閾値レベルを上回る状態が、100〜300チャンネルクロックの間、連続していることを確認した後にディフェクト検出フラグをネゲートする請求項8記載のディフェクト検出装置。
  11. 上記閾値レベル発生手段は、第1の閾値レベルを発生する第1の閾値レベル発生手段と、
    上記第1の閾値レベルより低いレベルの第2の閾値レベルを発生する第2の閾値レベル発生手段とを備え、
    上記検出フラグ出力手段は、上記エンベロープ検波信号が上記第1の閾値レベルを下回る状態が、所定のチャンネルクロックの間、連続していることを確認した後にディフェクト検出フラグをアサートし、上記エンベロープ検波信号が上記第2の閾値レベルを上回る状態が、所定のチャンネルクロックの間、連続していることを確認した後にディフェクト検出フラグをネゲートする請求項8記載のディフェクト検出装置。
  12. 上記検出フラグ出力手段は、上記エンベロープ検波信号が上記第1の閾値レベルを下回る状態が、50〜600チャンネルクロックの間、連続していることを確認した後にディフェクト検出フラグをアサートし、上記エンベロープ検波信号が上記第2の閾値レベルを上回る状態が、50〜600チャンネルクロックの間、連続していることを確認した後にディフェクト検出フラグをネゲートする請求項11記載のディフェクト検出装置。
  13. 上記検出フラグ出力手段は、上記エンベロープ検波信号が上記第1の閾値レベルを下回る状態が、100〜300チャンネルクロックの間、連続していることを確認した後にディフェクト検出フラグをアサートし、上記エンベロープ検波信号が上記第2の閾値レベルを上回る状態が、100〜300チャンネルクロックの間、連続していることを確認した後にディフェクト検出フラグをネゲートする請求項11記載のディフェクト検出装置。
  14. 上記第1の閾値レベルは、周波信号の振幅の2倍であり、上記第2の閾値レベルは、上記周波信号の振幅の1.4倍である請求項11記載のディフェクト検出装置。
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