JPH1196510A - 磁気ディスク装置及びそのリトライ方法 - Google Patents

磁気ディスク装置及びそのリトライ方法

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JPH1196510A
JPH1196510A JP25860397A JP25860397A JPH1196510A JP H1196510 A JPH1196510 A JP H1196510A JP 25860397 A JP25860397 A JP 25860397A JP 25860397 A JP25860397 A JP 25860397A JP H1196510 A JPH1196510 A JP H1196510A
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JP
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head
cutoff frequency
read
thermal asperity
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JP25860397A
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Hiroyuki Tanaka
浩幸 田中
Hiroyuki Chiba
寛幸 千葉
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は磁気ディスク装置及びリトライ方法
に関し、サーマルアスペリティを良好に補償し、リード
リトライの信頼性も向上することを目的とする。 【解決手段】 磁気ディスクから信号を再生するヘッド
と、ヘッドからの再生信号を処理する再生信号処理系
と、再生信号処理系内に設けられ、カットオフ周波数が
可変設定可能なハイパスフィルタとを備えるように構成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は磁気ディスク装置及
びそのリトライ方法に係り、特にサーマルアスペリティ
を補償する構成の磁気ディスク装置及びそのリトライ方
法に関する。近年、磁気抵抗素子(MR素子)を用いた
磁気抵抗効果型ヘッド(MRヘッド)を備えた磁気ディ
スク装置が提案されている。又、磁気ディスクの高密度
記録化に伴い、MRヘッドの磁気ディスクからの浮上量
が少なくなってきている。このため、MRヘッドが磁気
ディスク上に不可避的に存在する欠陥である突起物に衝
突して、その際に生じる摩擦熱によってMRヘッドによ
り磁気ディスクから再生される信号波形が変動する現
象、即ち、サーマルアスペリティが問題となっている。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスク装置の記憶容量は、最近増
大する傾向にあるが、記憶容量の増加は主に磁気ディス
クの記録密度の増加によるものである。磁気ディスクの
記録密度を増加させるには、磁気ディスクの半径方向の
トラックの本数を増加させる方法と、磁気ディスクの円
周方向の記録密度を増加させる方法とがある。
【0003】MRヘッドは、後者の、磁気ディスクの円
周方向の記録密度を増加させるのに適している。又、記
録密度を更に増加させるために、MRヘッドの磁気ディ
スク表面からの浮上量を少なくして、MRヘッドの出力
の信号対雑音(S/N)比を大きくすることが行われて
いる。MR素子は、外部からの磁場変動に応じて電気抵
抗が変化する特性を有する。このため、MRヘッドは、
このMR素子の特性を利用してMR素子に一定電流を流
すことにより、磁気ディスク上の磁化を電圧信号として
取り出す。又、MRヘッドは、インダクティブヘッドを
異なり、磁気ディスクが低速回転している間でも容易に
信号を取り出すことが可能であり、磁気ディスク装置を
大容量化及び小型化するのに適している。
【0004】ところが、磁気ディスク上に高密度記録を
行うためにMRヘッドの磁気ディスク表面からの浮上量
を少なくすると、MRヘッドが磁気ディスク上に不可避
的に存在する欠陥、即ち、突起物に衝突する。このよう
な衝突が生じると、衝突による摩擦熱によってMR素子
の熱抵抗が変化、即ち、増加してしまう。MR素子の熱
抵抗が増加すると、MRヘッドにより磁気ディスクから
再生される信号波形が変動する現象、即ち、サーマルア
スペリティが発生してしまう。具体的には、サーマルア
スペリティが発生すると、磁気ディスクから再生される
信号波形の直流(DC)成分に急激な変化が生じるの
で、磁気ディスク上に記録されたデータを正しく再生す
ることができなくなる。
【0005】サーマルアスペリティが発生すると、誤り
訂正符号(ECC)を用いた誤り検出及び訂正を行わな
いと、正しいデータの読み取りは不可能となる。しか
し、近年の磁気ディスクの記録密度の増加に伴い、MR
ヘッドの磁気ディスク表面からの浮上量が減少してお
り、サーマルアスペリティによる回復不能誤り(アンリ
カラブルエラー)が増大する傾向にある。
【0006】従来、上記サーマルアスペリティに対して
は、サーマルアスペリティを検出し、磁気ディスク装置
のデータ読み取り部内のアナログ/デジタル変換器の入
力ダイナミックレンジを拡大し、データ読み取り部の自
動利得制御(AGC)ループ及びフェーズロックドルー
プ(PLL)の動作をホールドし、データ読み取り部の
入力の交流結合(ACカップリング)のカットオフ周波
数を上げるといった対策が取られている。このような対
策は、例えば特開平6−28785号公報にて提案され
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記提案対策
では、リードリトライ時にデータ読み取り部のACカッ
プリングのカットオフ周波数を、磁気ディスクのゾー
ン、ヘッド、リードリトライ回数等に拘らず、常に一定
値だけ上昇させているために、以下に説明する問題があ
った。
【0008】磁気ディスク装置では、磁気ディスクの内
周側から外周側にかけて徐々に情報転送速度を上げて行
き、磁気ディスク内に複数のデータゾーンを設けるゾー
ンビットレコーディング(ZBR)を採用するのが一般
的である。しかし、ZBRを採用して上記カットオフ周
波数を上昇させると、サーマルアスペリティが発生して
いない箇所にもカットオフ周波数の上昇に伴う影響が現
われてしまい、リードマージンが減少してしまうという
問題があった。又、磁気ディスク上にデータと混在して
サーボ情報が記録されている場合、サーボ情報は一般的
にデータよりも低い周波数で記録されているため、サー
ボ情報がカットオフ周波数の上昇による影響を受け易い
という問題もあった。
【0009】このため、カットオフ周波数は、情報転送
速度の低い磁気ディスクの最内周ゾーン又はデータと混
在して記録されているサーボ情報に対してリードマージ
ンロスが大きくならないように設定されることになる。
ところが、このように設定されたカットオフ周波数で
は、情報転送速度の高い磁気ディスクの最外周ゾーンで
は1ビット当りの時間が短いために、ECCの訂正範囲
内に収めることが難しく、読み取り不能となる可能性が
あるという問題もあった。
【0010】従って、カットオフ周波数は、磁気ディス
クの最外周ゾーンではできるだけ高く設定することが望
ましく、常に一定値だけ上昇させたのではサーマルアス
ペリティによる悪影響の抑制は不十分であった。又、上
記の如く、カットオフ周波数を変更すると、磁気ディス
クから再生される信号波形のDC成分に急激な変化が生
じる。特に、サーマルアスペリティによる悪影響を効果
的に抑制するためにカットオフ周波数を上昇させると、
再生される信号波形のDC成分が除去されてしまうた
め、周波数の低い再生信号のど信号波形の変化が大きく
なってしまう。このような信号波形の大きな変化は、D
Cライン(所謂、信号波形の肩)のズレとして現われ、
データ読み取り部の復調回路のスライスマージンのロー
レベル側が削られてしまい、極端な場合には信号の湧き
出しが発生してしまうという問題もあった。
【0011】そこで、本発明は、サーマルアスペリティ
を良好に補償する磁気ディスク装置及びそのリトライ方
法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、請求項1
記載の、磁気ディスクから信号を再生するヘッドと、該
ヘッドからの再生信号を処理する再生信号処理系と、該
再生信号処理系内に設けられ、カットオフ周波数が可変
設定可能なハイパスフィルタとを備えた磁気ディスク装
置によって達成される。
【0013】請求項2記載の発明では、請求項1におい
て、前記磁気ディスク上には転送速度の異なる複数のゾ
ーンが設けられており、前記カットオフ周波数を前記ヘ
ッドが再生する該磁気ディスク上のゾーンに応じて切り
替える切り替え手段を更に備える。請求項3記載の発明
では、請求項1又は2において、前記切り替え手段は、
前記ヘッドの特性に応じて前記カットオフ周波数を切り
替える。
【0014】請求項4記載の発明では、請求項1〜3の
いずれかにおいて、前記切り替え手段は、補償するべき
サーマルアスペリティの大きさに応じて前記カットオフ
周波数を切り替える。請求項5記載の発明では、請求項
1〜4のいずれかにおいて、前記ヘッドにリードリトラ
イ動作を行わせる制御手段を更に備え、前記切り替え手
段はリードリトライ時に前記カットオフ周波数を切り替
える。
【0015】請求項6記載の発明では、請求項5におい
て、前記切り替え手段は、前記リードリトライの回数に
応じて前記カットオフ周波数を切り替える。請求項7記
載の発明では、請求項1〜6のいずれかにおいて、前記
ハイパスフィルタの前段に設けられたエミッタフォロワ
を更に備える。請求項8記載の発明では、請求項1〜7
のいずれかにおいて、前記ハイパスフィルタと一部を兼
用され、前記再生信号処理系の信号線を終端する終端回
路を更に備え、該終端回路はデータライト直後に他のモ
ード時より低い抵抗値で該信号線を終端する。
【0016】上記の課題は、請求項9記載の、磁気ディ
スクから信号を再生するヘッドからの再生信号を処理す
る再生信号処理系内に設けられたハイパスフィルタを有
する磁気ディスク装置におけるリトライ方法であって、
該ハイパスフィルタのカットオフ周波数を切り替えてリ
ードリトライを行うステップを含むリトライ方法によっ
ても達成される。
【0017】請求項10記載の発明では、請求項9にお
いて、前記磁気ディスク上には転送速度の異なる複数の
ゾーンが設けられており、前記ステップは、前記カット
オフ周波数を前記ヘッドが再生する該磁気ディスク上の
ゾーンに応じて切り替える。請求項11記載の発明で
は、請求項9又は10において、前記ステップは、前記
ヘッドの特性に応じて前記カットオフ周波数を切り替え
る。
【0018】請求項12記載の発明では、請求項9〜1
1のいずれかにおいて、前記ステップは、補償するべき
サーマルアスペリティの大きさに応じて前記カットオフ
周波数を切り替える。請求項13記載の発明では、請求
項9〜12のいずれかにおいて、前記ステップは、前記
リードリトライの回数に応じて前記カットオフ周波数を
切り替える。
【0019】請求項1記載の発明によれば、サーマルア
スペリティを良好に補償することができる。請求項2記
載の発明によれば、磁気ディスク上のゾーン毎の転送速
度に合わせてサーマルアスペリティを良好に補償するこ
とができる。請求項3記載の発明によれば、ヘッドの特
性に合わせてサーマルアスペリティを良好に補償するこ
とができる。
【0020】請求項4記載の発明によれば、補償するべ
きサーマルアスペリティの大きさに合わせてサーマルア
スペリティを良好に補償することができる。請求項5記
載の発明によれば、リードリトライの信頼性を向上する
ことができる。請求項6記載の発明によれば、サーマル
アスペリティが原因であるリードエラーに対してのみカ
ットオフ周波数を切り替えることで、リードリトライの
信頼性を向上することができる。
【0021】請求項7記載の発明によれば、リードデー
タの振幅が減少することを防止することができる。請求
項8記載の発明によれば、データライト直後に発生する
トランジェントな信号波形が再生信号処理系に入力され
るのを防止することができる。請求項9記載の発明によ
れば、リードリトライ時にサーマルアスペリティを良好
に補償することができる。
【0022】請求項10記載の発明によれば、磁気ディ
スク上のゾーン毎の転送速度に合わせてサーマルアスペ
リティを良好に補償することができる。請求項11記載
の発明によれば、ヘッドの特性に合わせてサーマルアス
ペリティを良好に補償することができる。請求項12記
載の発明によれば、補償するべきサーマルアスペリティ
の大きさに合わせてサーマルアスペリティを良好に補償
することができる。
【0023】請求項13記載の発明によれば、サーマル
アスペリティが原因であるリードエラーに対してのみカ
ットオフ周波数を切り替えることで、リードリトライの
信頼性を向上することができる。従って、本発明によれ
ば、サーマルアスペリティを良好に補償することが可能
となり、リードリトライの信頼性も向上することができ
る。
【0024】
【発明の実施の形態】図1は、本発明になる磁気ディス
ク装置の要部の構成を示すブロック図である。同図中、
ヘッド1は磁気ディスク2から再生した信号を再生信号
処理系3に供給する。再生信号処理系3は、再生信号を
増幅する回路(後述するヘッドIC)や、再生信号を復
調・復号する回路(リードチャネル)等を含み、復調・
復号された再生信号を例えば上位装置(図示せず)に供
給する。
【0025】ハイパスフィルタ(HPF)4は、再生信
号処理系3内に設けられている。このHPF4のカット
オフ周波数は、制御信号CNTに応答して切り替えて多
段階に可変設定可能である。HPF4は、再生信号処理
系3内であれば、後述するヘッドIC内、リードチャネ
ル内、又は、ヘッドICとリードチャネルとの間のパス
に設けることもできる。
【0026】磁気ディスク2上には転送速度の異なる複
数のゾーンが設けられており、制御信号CNTは、HP
F4のカットオフ周波数をヘッド1が再生する磁気ディ
スク2上のゾーンに応じて切り替えても良い。又、制御
信号CNTは、ヘッド1の特性に応じてHPF4のカッ
トオフ周波数を切り替えても良い。
【0027】更に、制御信号CNTは、補償するべきサ
ーマルアスペリティの大きさに応じてHPF4のカット
オフ周波数を切り替えても良い。ヘッド1にリードリト
ライ動作を行わせる場合、制御信号CNTは、リードリ
トライ時にHPF4のカットオフ周波数を切り替えても
良い。この場合、リードリトライの回数に応じてカット
オフ周波数を切り替えても良い。
【0028】尚、HPF4のカットオフ周波数の切り替
え時に、復調するべき再生信号の検出レベルをカットオ
フ周波数に応じて調整しても良い。本発明によれば、サ
ーマルアスペリティを良好に補償することが可能とな
り、リードリトライの信頼性も向上することができる。
【0029】
【実施例】図2は、本発明になる磁気ディスク装置の第
1実施例の要部の構成を示す回路図である。同図中、ヘ
ッドIC11は、ヘッド1により磁気ディスク2から再
生された信号を増幅し、パス12を介してリードチャネ
ル15に供給する。本実施例では、ヘッド1はMRヘッ
ドである。ヘッドIC11及びリードチャネル15とし
ては、周知の回路を使用し得る。リードチャネル15
は、再生信号を復調・復号して、デジタルシグナルプロ
セッサ(DSP)21及びハードディスクコントローラ
(HDC)22を介してパーソナルコンピュータ等の上
位装置23に供給する。ヘッドIC11と、パス12
と、リードチャネル15とは、再生信号処理系3を構成
する。
【0030】上位装置23よりリード要求があると、H
DC22はリードチャネル15をリードモードに設定す
る、これにより、ヘッド1により磁気ディスク2から再
生された信号は、ヘッドIC11内で増幅等の処理を施
された後、リードチャネル15に供給される。リードチ
ャネル15は、再生信号に対して、アナログ/デジタル
(A/D)変換処理や復号処理等を施して、磁気ディス
ク2に記録された信号を再生してデジタルデータを出力
する。リードチャネル15からのデジタルデータは、D
SP21を介してHDC22に供給され、更に上位装置
23に転送される。
【0031】図3は、リードチャネル15の概略構成を
示すブロック図である。同図中、リードチャネル15
は、図示の如く接続された電圧制御増幅器31、アナロ
グフィルタ32、アナログ/デジタル(A/D)変換器
33、デジタルイコライザ34、タイミング制御回路3
5、電圧制御発振器36、利得制御回路37、最尤復号
回路38及び9/8デコーダ39からなる。電圧制御増
幅器31、アナログフィルタ32、A/D変換器33及
び利得制御回路37は、利得制御ループを構成し、A/
D変換器33が目標値をサンプリングするようにA/D
変換器33の入力信号の振幅を制御する。A/D変換器
33、タイミング制御回路35及び電圧制御発振器36
は、サンプリングタイミング調整用PLLを構成し、A
/D変換器33のサンプリングタイミングを制御する。
【0032】A/D変換器33は、ヘッドIC11から
の再生信号を電圧制御増幅器31及びアナログフィルタ
32を介して入力され、出力デジタル信号をデジタルイ
コライザ34へ出力する。デジタルイコライザ34は、
A/D変換器33の出力デジタル信号に波形等化処理を
施し、波形等化されたデジタル信号は、最尤復号回路3
8によりシリアルデジタルデータに復号される。又、9
/8デコーダ39は、最尤復号回路38からのシリアル
デジタルデータをパラレルデジタルデータにデコード
し、図2のDSP21に出力する。
【0033】上記の如き利得制御ループ自体及びサンプ
リングタイミング調整用PLL自体は、夫々周知である
ため、これらの詳細な説明は省略する。図2の説明に戻
ると、ヘッドIC11とリードチャネル15との間のパ
ス12は、信号線12a,12bからなる。HPF4
は、これらの信号線12a,12bに接続されている。
HPF4は、図2に示す如く接続された容量Cのカップ
リングコンデンサ41と、抵抗値R1〜R3の抵抗42
〜44と、電解効果型トランジスタ(FET)46〜4
8とからなる。HPF4のカットオフ周波数は、制御用
LSI19によりFET46〜48のオン/オフを制御
することにより、8段階で可変制御可能である。HPF
4のカットオフ周波数fcは、HPF4内でオンしてい
るFETに接続されている抵抗値とリードチャネル15
の入力抵抗値との合成抵抗値をRで示すと、fc=1/
2πCRで表される。
【0034】尚、FET及び各信号線12a,12bに
接続された抵抗の数は3個に限定されるものではなく、
2個であっても、4個以上であっても良い。例えば、F
ET及び各信号線12a,12bに接続された抵抗の数
が2個の場合、HPF4のカットオフ周波数は4段階で
可変制御可能であり、4個の場合は16段階で可変制御
可能である。
【0035】又、制御用LSI19の機能は、HDC2
2内に設けても良く、この場合は制御用LSI19をH
DC22と別々に設ける必要はない。次に、HPF4の
カットオフ周波数の切り替え及び設定の各実施例につい
て説明する。図4は、磁気ディスク2の半径方向上に存
在するゾーンと、磁気ディスク2上の半径位置と、情報
転送速度と、HPF4のカットオフ周波数fcとの関係
を示す図である。説明の便宜上、ゾーン番号0〜nは、
磁気ディスク2の最外周側程小さく、最内周側程大きく
設定されているものとする。ヘッド1が磁気ディスク2
の最外周ゾーン、即ち、ゾーン番号0に位置する際の情
報転送速度は最高転送速度であり、最内周ゾーン、即
ち、ゾーン番号nに位置する際の情報転送速度は最低転
送速度である。
【0036】カットオフ周波数の切り替え及び設定処理
の第1実施例では、図4に示すように、情報転送速度が
低い磁気ディスク2の最内周ゾーン程カットオフ周波数
fcを小さく設定し、情報転送速度が高い磁気ディスク
2の最外周ゾーン程カットオフ周波数fcを大きく設定
するように、制御用LSI19(又はHDC22)によ
りFET46〜48のオン/オフを制御する。
【0037】ZBRを採用してカットオフ周波数fcを
上昇させると、サーマルアスペリティが発生していない
箇所にもカットオフ周波数fcの上昇に伴う影響が現わ
れてしまい、リードマージンが減少してしまうという可
能性がある。又、磁気ディスク2上にデータと混在して
サーボ情報が記録されている場合、サーボ情報は一般的
にデータよりも低い周波数で記録されているため、サー
ボ情報がカットオフ周波数fcの上昇による影響を受け
易い。ところが、本実施例では、カットオフ周波数fc
を、情報転送速度に応じて適切に切り替え設定している
ので、情報転送速度の低い磁気ディスク2の最内周ゾー
ン又はデータと混在して記録されているサーボ情報に対
してリードマージンロスが大きくなることを確実に防止
することができる。又、情報転送速度の高い磁気ディス
クの最外周ゾーンでは1ビット当りの時間が短いもの
の、カットオフ周波数fcを適切な大きな値に設定する
ことでECCの訂正範囲内に収め、読み取り不能となる
可能性を低減することもできる。
【0038】次に、カットオフ周波数の切り替え及び設
定処理の第2実施例を図5と共に説明する。図5は、ヘ
ッド1の特性と、HPF4のカットオフ周波数fcとの
関係を示す図である。ヘッド1の出力特性や周波数特性
は、製造バラツキ等により、個々のヘッド1で多少異な
る。しかし、例えばヘッド1の出力特性が悪い場合にH
PF4のカットオフ周波数fcを上昇させると、これに
よりヘッド1の出力が低下し、読み取り精度が低下して
しまう可能性がある。そこで、本実施例では、個々のヘ
ッド1に対し、ヘッド1の出力特性や周波数特性が悪い
程HPF4のカットオフ周波数fcを小さく設定するこ
とで、読み取り精度の低下を確実に防止することができ
る。
【0039】次に、カットオフ周波数の切り替え及び設
定処理の第3実施例を図6と共に説明する。図6は、補
償するべきサーマルアスペリティの規模と、HPF4の
カットオフ周波数fcとの関係を示す図である。本実施
例では、補償するべきサーマルアスペリティの規模が大
きくECCを用いた訂正に要する時間が長い程、HPF
4のカットオフ周波数fcを大きく設定し、補償するべ
きサーマルアスペリティの規模が小さい程、HPF4の
カットオフ周波数fcを小さく設定する。これにより、
サーマルアスベリティによるリードエラー時のリードリ
トライ回数を減少させることができる。サーマルアスペ
リティの検出自体には周知の方法を用いることができ、
又、サーマルアスペリティの規模もリードリトライ回数
等から検出可能である。
【0040】尚、カットオフ周波数の切り替え及び設定
処理の第1〜第3実施例は、適宜組み合わせても良く、
又、カットオフ周波数の切り替え及び設定処理は、リー
ドリトライ時に行っても良い。つまり、本発明になるリ
トライ方法では、カットオフ周波数の切り替え及び設定
処理をリードリトライ時に行うことで、リードリトライ
処理の信頼性を向上する。
【0041】次に、カットオフ周波数の切り替え及び設
定処理の第4実施例を図7と共に説明する。図7は、リ
ードリトライ回数と、リードリトライ内容と、HPF4
のカットオフ周波数fcとの関係を示す図である。図7
において、リトライ回数が1〜10回の場合は、リード
リトライ内容は通常のリリード時と同様であり、HPF
4のカットオフ周波数fcも通常のリリード時と同様の
f0に設定される。ここで、通常のリリード時と同様の
リードリトライ内容は、オフセットリード、各種スライ
スレベルの切り替え、MRヘッド1に供給されるセンス
電流の切り替え、ECCのパワーの切り替え等を含む周
知の内容で良い。これに対し、リトライ回数が11回以
上であると、サーマルアスペリティが発生しているもの
と判断して、f0<f1<f2<f3<f4とすると、
HPF4のカットオフ周波数fcをf0からf1,f
2,f3,f4に上昇させる。具体的には、リトライ回
数が11〜15回であると、リトライ内容はHPF4の
カットオフ周波数fcをf0からf1に上昇させてリー
ドリトライ処理を行う。同様にして、リトライ回数が1
6〜20回であると、リトライ内容はHPF4のカット
オフ周波数fcを更にf2まで上昇させてリードリトラ
イ処理を行い、リトライ回数が21〜25回であると、
リトライ内容はHPF4のカットオフ周波数fcを更に
f3まで上昇させてリードリトライ処理を行い、リトラ
イ回数が26〜30回であると、リトライ内容はHPF
4のカットオフ周波数fcを更にf4まで上昇させてリ
ードリトライ処理を行う。
【0042】このようにして、本実施例では、リードリ
トライ回数に応じてHPF4のカットオフ周波数fcを
可変設定する。これにより、サーマルアスペリティが原
因ではないリードエラーについては、HPF4のカット
オフ周波数fcはf0に保持したままでリードリトライ
処理を行い、このリードリトライ処理でも訂正できない
リードエラーについてはサーマルアスペリティによるリ
ードエラーであると判断して、HPF4のカットオフ周
波数fcをf0より上昇させてリードリトライ処理を行
う。従って、サーマルアスペリティを検出するための専
用の検出手段を設けることなくサーマルアスペリティを
検出することができ、又、サーマルアスペリティによる
リードエラーであると判断した場合にのみHPF4のカ
ットオフ周波数fcをf0より上昇させてリードリトラ
イ処理を行うことで、リードリトライ処理の信頼性を向
上することができる。
【0043】尚、図7では、HPF4のカットオフ周波
数fcを上昇するサーマルアスペリティ救済モードは4
つであるが、サーマルアスペリティ救済モードの数は4
に限定されるものではない。図8は、カットオフ周波数
の切り替え及び設定処理の第4実施例を説明するフロー
チャートである。図8に示す処理は、例えば図2に示す
HDC22により行われる。
【0044】図8において、ステップS1は、上位装置
23からのリード要求に応答してデータリードを行う。
ステップS2は、リードエラーが発生したか否かを判定
する。ステップS2の判定結果がNOであると、ステッ
プS3は、データリードの正常終了を上位装置23に報
告して処理は終了する。他方、ステップS2の判定結果
がYESであると、ステップS4は、リードエラーがE
CCを用いて訂正可能であるか否かを判定する。ステッ
プS4の判定結果がYESであると、ステップS5は、
コレクタブルエラーを上位装置23に報告して処理は終
了する。
【0045】ステップS4の判定結果がNOであると、
ステップS6は、通常のリードリトライ処理を行う。こ
のステップS6におけるリードリトライ処理は、図7に
おいてリトライ回数が1〜10回の場合と同様に、オフ
セットリード、各種スライスレベルの切り替え、MRヘ
ッド1に供給されるセンス電流の切り替え、ECCのパ
ワーの切り替え等を含む周知の内容で良い。ステップS
7は、通常のリードリトライ処理でリードエラーが救済
可能であるか否かを判定し、判定結果がYESである
と、ステップS8がリカバードエラーを上位装置23に
報告して処理は終了する。
【0046】他方、ステップS7の判定結果がNOの場
合は、HPF14のカットオフ周波数fcを上昇させて
リードリトライ処理を行う。図8は、便宜上、サーマル
アスペリティ救済モードが3つある場合を示す。ステッ
プS7の判定結果がNOであると、ステップS9は、H
PF4のカットオフ周波数fcを通常時のf0から例え
ばf1(f1>f0)に上昇してリードリトライ処理を
行う。ステップS10は、fc=f1におけるリードリ
トライ処理でリードエラーが救済可能であるか否かを判
定し、判定結果がYESであると、ステップS8がリカ
バードエラーを上位装置23に報告して処理は終了す
る。
【0047】ステップS10の判定結果がNOである
と、ステップS11は、HPF4のカットオフ周波数f
cをf1から更に例えばf2(f2>f1)に上昇して
リードリトライ処理を行う。ステップS12は、fc=
f2におけるリードリトライ処理でリードエラーが救済
可能であるか否かを判定し、判定結果がYESである
と、ステップS8がリカバードエラーを上位装置23に
報告して処理は終了する。
【0048】ステップS12の判定結果がNOである
と、ステップS13は、HPF4のカットオフ周波数f
cをf2から更に例えばf3(f3>f2)に上昇して
リードリトライ処理を行う。ステップS14は、fc=
f3におけるリードリトライ処理でリードエラーが救済
可能であるか否かを判定し、判定結果がYESである
と、ステップS8がリカバードエラーを上位装置23に
報告して処理は終了する。又、ステップS14の判定結
果がNOであると、ステップS15は、アンリカラブル
エラーを上位装置23に報告して処理は終了する。
【0049】図9は、図2において、HPF4のカット
オフ周波数fcが固定されている場合にリードチャネル
15に供給される再生信号を示す信号波形図である。
又、図10は、HPF4のカットオフ周波数fcが、カ
ットオフ周波数の切り替え及び設定処理の第1〜第4実
施例のいずれかに基づいて可変設定される場合にリード
チャネル15に供給される再生信号を示す信号波形図で
ある。図9及び図10中、縦軸は再生信号の振幅、横軸
は時間を、夫々任意単位で示す。図9及び図10は、同
じサーマルアスペリティが発生した場合を示す。
【0050】カットオフ周波数fcが固定の場合にはサ
ーマルアスペリティにより再生信号波形のDC成分に図
9に示す如き急激な変化が生じるが、カットオフ周波数
fcを適宜可変設定すると図10に示すように再生信号
波形のDC成分に急激な変化が生じないことが確認でき
た。これにより、上記実施例によれば、サーマルアスペ
リティを良好に補償することが可能となり、リードリト
ライの信頼性も向上可能であることが確認できた。
【0051】次に、本発明になる磁気ディスク装置の第
2実施例を図11と共に説明する。同図中、図2と同一
部分には同一符号を付し、その説明は省略する。ヘッド
IC11がオープンコレクタ出力によりリードデータを
パス12に出力する場合、例えば抵抗値RX=100Ω
程度の負荷抵抗55が各信号線12a,12bに接続さ
れる。Vccは電源電圧を示す。リードデータの振幅電
圧は、ヘッドIC11に流れる電流IXと負荷抵抗55
の抵抗値RXによって決定されるので、HPF4の抵抗
値が例えばR1+R1=2R1であると、ヘッドIC1
1の負荷抵抗はRXとR1との並列抵抗となる。通常、
RX<R1であるため、ヘッドIC11の負荷抵抗はR
Xより小さくなり、リードデータの振幅電圧が減少して
しまう。このため、本実施例では、負荷抵抗55とコン
デンサ41との間に、エミッタフォロワ61を設け、ヘ
ッドIC11の負荷抵抗がHPF4の抵抗値2R1の影
響を受けないようにしている。このエミッタフォロワ6
1は、図11に示す如く接続されたトランジスタ62,
63と、抵抗値RYの抵抗64とからなる。
【0052】次に、本発明になる磁気ディスク装置の第
3実施例を図12と共に説明する。同図中、図2と同一
部分には同一符号を付し、その説明は省略する。ヘッド
1がリードヘッドとして使用されるMRヘッドとライト
ヘッドとして使用されるインダクティブヘッドとからな
る複合ヘッドの場合、データライト時にはかなり大きな
電流がインダクティブヘッドに供給される。このため、
インダクティブヘッドに近接して配置されたMRヘッド
は、インダクティブヘッドに供給される電流の影響を受
け、データライトの直後にMRヘッドの出力にトランジ
ェントな波形変化が発生する。そこで、本実施例では、
リードチャネル15内に、通常は信号線12a,12b
を例えば3kΩの抵抗で終端し、データライト直後には
抵抗値を例えば100Ωに切り替えて終端する終端回路
を設ける。
【0053】又、上述の如く、HPF4は、再生信号処
理系3内に設けられていれば良く、例えばリードチャネ
ル15内に設けられていても良い。そこで、本実施例で
は、上記終端回路とHPF4とをリードチャネル15内
に設け、兼用できる回路部分は終端回路とHPF4とで
兼用することで、回路構成を簡略化すると共にコストを
低減する。
【0054】図12は、リードチャネル15の要部を示
す回路図である。終端回路70は、抵抗71,72とH
PF4の一部、例えば、抵抗42及びFET46とから
なる。Vrefは基準電圧を示す。通常は、FET46
はHDC22からの切り替え信号SW1に応答してオン
であり、終端回路70は例えば3kΩの抵抗値で信号線
12a,12bを終端する。他方、データライト直後に
は、FET46はHDC22からの切り替え信号SW1
に応答してオフであり、終端回路70は例えば100Ω
の抵抗値で信号線12a,12bを終端する。これによ
り、データライトの直後にMRヘッドの出力にトランジ
ェントな波形変化が発生しても、リードチャネル15へ
は殆ど信号が入力されず、トランジェントな波形変化に
よる悪影響を防止することができる。尚、データリード
時のHPF4の抵抗値の切り替えは、上記第1実施例の
場合と同様である。
【0055】以上、本発明を実施例により説明したが、
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明
の範囲内で種々の変形及び改良が可能であることは言う
までもない。
【0056】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、サーマル
アスペリティを良好に補償することができる。請求項2
記載の発明によれば、磁気ディスク上のゾーン毎の転送
速度に合わせてサーマルアスペリティを良好に補償する
ことができる。
【0057】請求項3記載の発明によれば、ヘッドの特
性に合わせてサーマルアスペリティを良好に補償するこ
とができる。請求項4記載の発明によれば、補償するべ
きサーマルアスペリティの大きさに合わせてサーマルア
スペリティを良好に補償することができる。請求項5記
載の発明によれば、リードリトライの信頼性を向上する
ことができる。
【0058】請求項6記載の発明によれば、サーマルア
スペリティが原因であるリードエラーに対してのみカッ
トオフ周波数を切り替えることで、リードリトライの信
頼性を向上することができる。請求項7記載の発明によ
れば、リードデータの振幅が減少することを防止するこ
とができる。
【0059】請求項8記載の発明によれば、データライ
ト直後に発生するトランジェントな信号波形が再生信号
処理系に入力されるのを防止することができる。請求項
9記載の発明によれば、リードリトライ時にサーマルア
スペリティを良好に補償することができる。請求項10
記載の発明によれば、磁気ディスク上のゾーン毎の転送
速度に合わせてサーマルアスペリティを良好に補償する
ことができる。
【0060】請求項11記載の発明によれば、ヘッドの
特性に合わせてサーマルアスペリティを良好に補償する
ことができる。請求項12記載の発明によれば、補償す
るべきサーマルアスペリティの大きさに合わせてサーマ
ルアスペリティを良好に補償することができる。請求項
13記載の発明によれば、サーマルアスペリティが原因
であるリードエラーに対してのみカットオフ周波数を切
り替えることで、リードリトライの信頼性を向上するこ
とができる。
【0061】従って、本発明によれば、サーマルアスペ
リティを良好に補償することが可能となり、リードリト
ライの信頼性も向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる磁気ディスク装置の要部の構成を
示すブロック図である。
【図2】本発明になる磁気ディスク装置の第1実施例の
要部の構成を示す回路図である。
【図3】リードチャネルの概略構成を示すブロック図で
ある。
【図4】磁気ディスク上のゾーンと、磁気ディスク上の
半径位置と、情報転送速度と、カットオフ周波数との関
係を示す図である。
【図5】ヘッドの特性とカットオフ周波数との関係を示
す図である。
【図6】補償するべきサーマルアスペリティの規模とカ
ットオフ周波数との関係を示す図である。
【図7】リードリトライ回数と、リードリトライ内容
と、カットオフ周波数との関係を示す図である。
【図8】カットオフ周波数の切り替え及び設定処理の第
4実施例を説明するフローチャートである。
【図9】カットオフ周波数が固定されている場合にリー
ドチャネルに供給される再生信号を示す信号波形図であ
る。
【図10】カットオフ周波数が可変設定される場合にリ
ードチャネルに供給される再生信号を示す信号波形図で
ある。
【図11】本発明になる磁気ディスク装置の第2実施例
の要部の構成を示す回路図である。
【図12】本発明になる磁気ディスク装置の第3実施例
のリードチャネルの要部を示す回路図である。
【符号の説明】
1 ヘッド 2 磁気ディスク 3 再生信号処理系 4 HPF 11 ヘッドIC 12 パス 15 リードチャネル 19 制御用LSI 21 DSP 22 HDC 23 上位装置 41 コンデンサ 42〜44,55,64,71,72 抵抗 46〜48 FET

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気ディスクから信号を再生するヘッド
    と、 該ヘッドからの再生信号を処理する再生信号処理系と、 該再生信号処理系内に設けられ、カットオフ周波数が可
    変設定可能なハイパスフィルタとを備えた、磁気ディス
    ク装置。
  2. 【請求項2】 前記磁気ディスク上には転送速度の異な
    る複数のゾーンが設けられており、前記カットオフ周波
    数を前記ヘッドが再生する該磁気ディスク上のゾーンに
    応じて切り替える切り替え手段を更に備えた、請求項1
    記載の磁気ディスク装置。
  3. 【請求項3】 前記切り替え手段は、前記ヘッドの特性
    に応じて前記カットオフ周波数を切り替える、請求項1
    又は2記載の磁気ディスク装置。
  4. 【請求項4】 前記切り替え手段は、補償するべきサー
    マルアスペリティの大きさに応じて前記カットオフ周波
    数を切り替える、請求項1〜3のいずれか1項記載の磁
    気ディスク装置。
  5. 【請求項5】 前記ヘッドにリードリトライ動作を行わ
    せる制御手段を更に備え、前記切り替え手段はリードリ
    トライ時に前記カットオフ周波数を切り替える、請求項
    1〜4のいずれか1項記載の磁気ディスク装置。
  6. 【請求項6】 前記切り替え手段は、前記リードリトラ
    イの回数に応じて前記カットオフ周波数を切り替える、
    請求項5記載の磁気ディスク装置。
  7. 【請求項7】 前記ハイパスフィルタの前段に設けられ
    たエミッタフォロワを更に備えた、請求項1〜6のいず
    れか1項記載の磁気ディスク装置。
  8. 【請求項8】 前記ハイパスフィルタと一部を兼用さ
    れ、前記再生信号処理系の信号線を終端する終端回路を
    更に備え、該終端回路はデータライト直後に他のモード
    時より低い抵抗値で該信号線を終端する、請求項1〜7
    のいずれか1項記載の磁気ディスク装置。
  9. 【請求項9】 磁気ディスクから信号を再生するヘッド
    からの再生信号を処理する再生信号処理系内に設けられ
    たハイパスフィルタを有する磁気ディスク装置における
    リトライ方法であって、 該ハイパスフィルタのカットオフ周波数を切り替えてリ
    ードリトライを行うステップを含む、リトライ方法。
  10. 【請求項10】 前記磁気ディスク上には転送速度の異
    なる複数のゾーンが設けられており、前記ステップは、
    前記カットオフ周波数を前記ヘッドが再生する該磁気デ
    ィスク上のゾーンに応じて切り替える、請求項9記載の
    リトライ方法。
  11. 【請求項11】 前記ステップは、前記ヘッドの特性に
    応じて前記カットオフ周波数を切り替える、請求項9又
    は10記載のリトライ方法。
  12. 【請求項12】 前記ステップは、補償するべきサーマ
    ルアスペリティの大きさに応じて前記カットオフ周波数
    を切り替える、請求項9〜11のいずれか1項記載のリ
    トライ方法。
  13. 【請求項13】 前記ステップは、前記リードリトライ
    の回数に応じて前記カットオフ周波数を切り替える、請
    求項9〜12のいずれか1項記載のリトライ方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6201651B1 (en) 1998-01-13 2001-03-13 Nec Corporation Circuit for reproducing data and apparatus for reading data out of a magnetic disc based on calculated frequency cut off
US6724550B2 (en) * 2001-01-23 2004-04-20 Seagate Technology Llc Adaptive dampening of thermal asperity events in disc drives
KR100714870B1 (ko) * 2005-12-13 2007-05-07 삼성전자주식회사 하드디스크 드라이브, 하드디스크 드라이브의 차단주파수보정방법 및 그 방법을 수행하는 컴퓨터 프로그램을 기록한기록매체

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US6724550B2 (en) * 2001-01-23 2004-04-20 Seagate Technology Llc Adaptive dampening of thermal asperity events in disc drives
KR100714870B1 (ko) * 2005-12-13 2007-05-07 삼성전자주식회사 하드디스크 드라이브, 하드디스크 드라이브의 차단주파수보정방법 및 그 방법을 수행하는 컴퓨터 프로그램을 기록한기록매체

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Effective date: 20040803