JPH09317741A - 板金製ナット - Google Patents

板金製ナット

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JPH09317741A
JPH09317741A JP13394396A JP13394396A JPH09317741A JP H09317741 A JPH09317741 A JP H09317741A JP 13394396 A JP13394396 A JP 13394396A JP 13394396 A JP13394396 A JP 13394396A JP H09317741 A JPH09317741 A JP H09317741A
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JP
Japan
Prior art keywords
sheet metal
nut
female screw
metal plate
holes
Prior art date
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Pending
Application number
JP13394396A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Noguchi
博幸 野口
Noritoshi Watanabe
法寿 渡辺
Akira Namiki
明 並木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH09317741A publication Critical patent/JPH09317741A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 金属平板10にめねじ半体14と貫通穴
12とめねじ半体14とを一直線上に形成し、貫通穴1
2を中心にして金属平板10を折り曲げることでめねじ
半体同士を合せて一個のめねじ4としたことを特徴とす
る。 【効果】 金属平板にめねじ半体と貫通穴とめねじ半体
とを一直線上に形成し、貫通穴を中心にして金属平板を
折り曲げることでめねじ半体同士を合せて一個のめねじ
としたので、板金工程のみで、ねじ形成まで完了するの
で製造費が安くなる。そして、形の良いめねじが形成で
きるので強度の大きなナットが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプレス加工により製
造できる板金製ナットに関する。
【0002】
【従来の技術】図12は従来の溶接ナットの組立断面図
であり、ナット101を平板102に溶接し、この平板
102に別の平板103を合せ、この平板103をボル
ト104にて固定するものである。しかし、従来の溶接
ナットは、重く、コスト高である。そこで、軽量で安価
なナットが切望され、そのために板金製ナットが実用化
されつつある。
【0003】板金製ナットとして、例えば特開平7−1
00567号公報「板材におけるネジ穴形成方法及び装
置」が知られている。この技術は、同公報によれば板材
10(符号は公報に記載の番号を使用した。)に舌片状
の折曲げ部30を切り抜き、この折曲げ部30の上面
と、この折曲げ部が切り抜いた板材10の切断面40,
41とにそれぞれネジ山31,42,43とを形成する
ものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記公報に示
す構造では強度的に大きなものは得られず、被締結部材
相互を十分に締め付けをすることができない。
【0005】そこで、本発明の目的は、強度の大きな板
金製ナットを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1は、金属平板にめねじ半体と貫通穴とめねじ
半体とを一直線上に形成し、貫通穴を中心にして金属平
板を折り曲げることでめねじ半体同士を合せて一個のめ
ねじとしたことを特徴とする。金属平板にめねじ半体と
貫通穴とめねじ半体とを一直線上に形成し、貫通穴を中
心にして金属平板を折り曲げることでめねじ半体同士を
合せて一個のめねじとしたので、板金工程のみで、ねじ
形成まで完了するので製造費が安くなる。そして、形の
良いめねじが形成できるので強度の大きなナットが得ら
れる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図に基
づいて以下に説明する。図1は本発明に係る板金製ナッ
トの第1実施例の斜視図である。板金製ナット1は、被
締結部材と当接するフランジ面2と、このフランジ面2
に設けたボルト挿入口3,3と、これらのボルト挿入口
3,3の下方に形成しためねじ4,4と、これらのめね
じ4,4下端に設けたボルト貫通穴5,5と、フランジ
面2に設けた位置決め穴6…(…は複数を示す、以下同
じ。)とからなる。
【0008】次に上記構成からなる板金製ナット1の製
作工程について図2〜図4に基づいて説明する。図2
(a)〜(c)は本発明に係る板金製ナットの第1製作
工程図である。(a)は、加工前の金属平板10を示
す。次に、(b)は金属平板10に半円状の貫通穴11
…(4個)と矩形の貫通穴12,12と位置決め穴6…
(4個)を打抜き形成する。次に、(c)は貫通穴11
と貫通穴12との間に及び貫通穴12と貫通穴11との
間に半円状凹部13,13をプレス形成する。
【0009】図3(a)〜(b)は本発明に係る板金製
ナットの第2製作工程図である。(a)において、この
半円状凹部13,13にめねじ半体14,14を成形す
る。次に、(b)にて、めねじ半体14,14の外方両
端を折曲げることにより被締結部材と当接するフランジ
面2,2を形成する。
【0010】図4(a)〜(b)は本発明に係る板金製
ナットの第3製作工程図である。(a)は形成しためね
じ半体14,14を対向させV字に折曲げる。さらに、
(b)でこれらのめねじ半体14…を対向させることに
よりめねじ4,4を形成する。
【0011】次に、上記構造からなる板金製ナットを使
用した自動車のトランクルームを示す。図5は自動車の
トランクルームの分解斜視図である。自動車のトランク
ルーム20は、揺動自在のリッドアーム21,21と、
このリッドアーム21,21に取付けたトランクリッド
22と、このトランクリッド22に取付けたトランクリ
ッドロック23と、このトランクリッドロック23に係
合するストライカ24とからなり、トランクリッド22
にリッドクション26…と、トランクリッドロック23
のワイヤ27とを備える。なお、29はトランクリッド
22の補強シャーシ、30はボディである。
【0012】図6は図5の6−6線断面図であり、本発
明に係る板金製ナット1を使用したトランクリッド22
の取付け部を示す。トランクリッド22は、板金性ナッ
ト1を補強シャーシ29に溶接し、この補強シャーシ2
9をトランクリッド本体22aに溶接してなり、ボルト
31,31にてリッドアーム21に係止したものであ
る。
【0013】図7は図5の7矢視図であり、ストライカ
24は楕円形のベース金具33と、このベース金具33
に固定した略ロ字状の丸棒34からなり、トランクルー
ム20の後部ボディ30にボルト35,35で係止した
ものある。図8は図7の8−8線断面図であり、ストラ
イカ24をボディ30の板金30aに溶接した板金製ナ
ット1にボルト35で係止したものである。
【0014】次に、板金製ナット1の作用について説明
する。図9(a)〜(c)は本発明に係る板金製ナット
の作用説明図である。(a)は本発明に係る板金製ナッ
トの第1実施例での組立断面図であり、1は板金製ナッ
ト、37はボルト、38,39は平板、39a…は位置
決め穴6…に嵌合する凸部である。本実施例において、
板金製ナット1は平板39の当接する部分に、フランジ
面2を設け、このフランジ面2に位置決め穴6…を設
け、これらの穴6…と嵌合する凸部39a…を平板39
に設けたので以下の効果を奏する。
【0015】板金製ナット1とボルト37とで平板3
8,39の締付けをすると、位置決め穴6…及び凸部3
9a…は、平板38,39の締付け前には板金製ナット
1の位置合せ及び回転止として作用するので平板38,
39の締付け作業がしやすく、また、これらの位置決め
穴6…及び凸部39a…は平板38,39の締付け後
は、めねじ合せ面開き防止として作用するので平板3
8、39を十分に締め付けることができる。さらに、位
置決め穴6…と凸部39a…とで位置決めして、板金製
ナット1をあらかじ平板39に溶接するこで尚一層の強
度を得ることができる。
【0016】(b)は比較例であり本発明に係る板金製
ナット1のフランジ面2の位置決め穴6…に嵌合する凸
部39a…を削除した例を示し、ボルト37を締めると
板金製ナット1は矢印の方向へ締付け力を受ける。さ
らに、ボルト37を締めると(c)に示すように、板金
製ナット1は矢印の如く開き十分な締め付けをするこ
とができない。この点、(a)で示した本発明に係る板
金製ナット1は位置決め穴6…と凸部39a…との係合
作用により、十分な締付け力が得られる。
【0017】次に、板金製ナットの第2実施例を図10
〜図11に基づいて説明する。図10は本発明に係る板
金製ナットの第2実施例の斜視図である。板金製ナット
40は、被締結部材と当接するフランジ面42と、この
フランジ面42に設けたボルト挿入口43,43と、こ
れらのボルト挿入口43,43の下方に形成しためねじ
44,44と、これらのめねじ44,44下端に設けた
ボルト貫通穴45,45と、フランジ面42に設けた位
置決め凸部46…からなる。
【0018】図11は本発明に係る板金製ナットの第2
実施例の組立断面図であり、40は板金製ナット、47
はボルト、48,49は平板、49a…はフランジ面4
2の位置決め凸部46…と嵌合する穴である。本実施例
において、板金製ナット40は平板49の当接する部分
に、フランジ面42を設け、このフランジ面42に位置
決め凸部46…を設け、これらの凸部46…と嵌合する
穴49a…を平板49に設けたので以下の効果を奏す
る。
【0019】板金製ナット40とボルト47とで平板4
8,49の締付けをすると、位置決め凸部46…及び穴
49a…は、平板48,49の締付け前には板金製ナッ
ト40の位置合せ及び回転止として作用するので平板4
8,49の締付け作業がしやすく、また、これらの位置
決め凸部46…及び穴49a…は平板48,49の締付
け後は、めねじ合せ面開き防止として作用するので平板
48、49を十分に締め付けることができる。また、こ
れらの凸部46…及び穴49a…を利用して、組立前に
板金製ナット40を平板49に溶接しておくこともで
き、さらに、平板48,49を十分に締め付けることが
できる。
【0020】なお、以上の構成の第1実施例及び第2実
施例においては、従来の溶接ナットのように必要数を1
個づつ溶接する必要はなく、必要数のめねじを設けた板
金製ナットを1個溶接すればよいので作業性がよい。す
なわち、第1実施例及び第2実施例では、めねじを2個
設けた例を示したが、必ずしも2個である必要はなく、
1個または3個以上必要数を設ければよい。
【0021】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1は、金属平板にめねじ半体と貫通穴とめ
ねじ半体とを一直線上に形成し、貫通穴を中心にして金
属平板を折り曲げることでめねじ半体同士を合せて一個
のめねじとしたことを特徴とする。金属平板にめねじ半
体と貫通穴とめねじ半体とを一直線上に形成し、貫通穴
を中心にして金属平板を折り曲げることでめねじ半体同
士を合せて一個のめねじとしたので、板金工程のみで、
ねじ形成まで完了するので製造費が安くなる。そして、
形の良いめねじが形成できるので強度の大きなナットが
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る板金製ナットの第1実施例の斜視
【図2】本発明に係る板金製ナットの第1製作工程図
【図3】本発明に係る板金製ナットの第2製作工程図
【図4】本発明に係る板金製ナットの第3製作工程図
【図5】自動車のトランクルームの分解斜視図
【図6】図5の6−6線断面図
【図7】図5の7線矢視図
【図8】図7の8−8線断面図
【図9】本発明に係る板金製ナットの作用説明図
【図10】本発明に係る板金製ナットの第2実施例の斜
視図
【図11】本発明に係る板金製ナットの第2実施例の組
立断面図
【図12】従来の溶接ナットの組立断面図
【符号の説明】
1,40…板金製ナット、4,44…めねじ、6…穴、
10…金属平板、11,12…貫通穴、14…めねじ半
体。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属平板にめねじ半体と貫通穴とめねじ
    半体とを一直線上に形成し、前記貫通穴を中心にして前
    記金属平板を折り曲げることで前記めねじ半体同士を合
    せて一個のめねじとしたことを特徴とする板金製ナッ
    ト。
JP13394396A 1996-05-28 1996-05-28 板金製ナット Pending JPH09317741A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13394396A JPH09317741A (ja) 1996-05-28 1996-05-28 板金製ナット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13394396A JPH09317741A (ja) 1996-05-28 1996-05-28 板金製ナット

Publications (1)

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JPH09317741A true JPH09317741A (ja) 1997-12-09

Family

ID=15116704

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13394396A Pending JPH09317741A (ja) 1996-05-28 1996-05-28 板金製ナット

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JP (1) JPH09317741A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008020706A1 (en) * 2006-08-14 2008-02-21 Kwon-Hee Kim Method for manufacturing half nut with steel plate
JP2011196463A (ja) * 2010-03-19 2011-10-06 Takahashi Techno:Kk 締結具
DE112017003264T5 (de) 2016-06-30 2019-03-14 Smc Corporation Mutter
US11204056B2 (en) 2016-06-30 2021-12-21 Smc Corporation Nut

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DE112017003264T5 (de) 2016-06-30 2019-03-14 Smc Corporation Mutter
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