JPH058222Y2 - - Google Patents
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- JPH058222Y2 JPH058222Y2 JP1986063646U JP6364686U JPH058222Y2 JP H058222 Y2 JPH058222 Y2 JP H058222Y2 JP 1986063646 U JP1986063646 U JP 1986063646U JP 6364686 U JP6364686 U JP 6364686U JP H058222 Y2 JPH058222 Y2 JP H058222Y2
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- horn pad
- folded
- clamp spring
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- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 4
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 4
- 238000009751 slip forming Methods 0.000 claims description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 3
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 2
- 239000002131 composite material Substances 0.000 description 2
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 150000001875 compounds Chemical class 0.000 description 1
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Steering Controls (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は、自動車の衝突時にステアリングホイ
ールに衝撃が加わつてもホーンパツドが脱落しな
いようにした安全装置付ステアリングホイールに
おける前記ホーンパツドの取付構造に関する。
ールに衝撃が加わつてもホーンパツドが脱落しな
いようにした安全装置付ステアリングホイールに
おける前記ホーンパツドの取付構造に関する。
従来の技術
上記に関し、実開昭60−57468号公報には、ス
テアリングホイールの上部に支持されるホーンプ
レートに係止孔を形成し、ホーンパツドの下部に
弾性係合部を有する係合板を固定して前記ホーン
プレートの係止孔にホーンパツドの弾性係合部を
挿通した構成が開示されている。特に上記弾性係
合部より巾狭な係止部を付設したことにより、外
部衝撃が加わつてホーンパツドがずれた時でも、
該ホーンパツドが脱落しないような工夫がなされ
ている。更に実公昭55−35253号公報には上記と
同様な目的を達成するために、クランププレート
の一端のスポーク折曲点を、ホーンパツドに設け
たクランプスプリングよりも外方に延長して、こ
の延長部のクランププレートの両側縁にクランプ
スプリングの端縁に臨ませて開口された係合溝を
形成した構造が開示されている。更に実開昭55−
37764号公報にはコ字状断面を成すとともにその
両端が外方へ折り返された第1の取付部材と、こ
の第1の取付部材よりも大きな開口を有するコ字
状断面を成すとともにその両端が内方へ折り返さ
れた第2の取付部材とを互いに対向させた圧接結
合し、係止が外れた際に両取付部材の上記折り返
し部が互いに係止するようにした構成例が開示さ
れている。
テアリングホイールの上部に支持されるホーンプ
レートに係止孔を形成し、ホーンパツドの下部に
弾性係合部を有する係合板を固定して前記ホーン
プレートの係止孔にホーンパツドの弾性係合部を
挿通した構成が開示されている。特に上記弾性係
合部より巾狭な係止部を付設したことにより、外
部衝撃が加わつてホーンパツドがずれた時でも、
該ホーンパツドが脱落しないような工夫がなされ
ている。更に実公昭55−35253号公報には上記と
同様な目的を達成するために、クランププレート
の一端のスポーク折曲点を、ホーンパツドに設け
たクランプスプリングよりも外方に延長して、こ
の延長部のクランププレートの両側縁にクランプ
スプリングの端縁に臨ませて開口された係合溝を
形成した構造が開示されている。更に実開昭55−
37764号公報にはコ字状断面を成すとともにその
両端が外方へ折り返された第1の取付部材と、こ
の第1の取付部材よりも大きな開口を有するコ字
状断面を成すとともにその両端が内方へ折り返さ
れた第2の取付部材とを互いに対向させた圧接結
合し、係止が外れた際に両取付部材の上記折り返
し部が互いに係止するようにした構成例が開示さ
れている。
考案が解決しようとする問題点
しかしながらこのような従来のステアリングホ
イールにおけるホーンパツド取付構造は、自動車
の衝突時にホーンパツドが脱落しないという目的
を達成するために、夫々複雑な機構を付加してい
るので、生産性及び組付性の低下を招来する外、
保守点検時にホーンパツドを容易に取りはずすこ
とができないという問題点を有している。更に前
記実開昭60−57468号公報の場合、衝突時にホー
ンパツドの弾性係合部がステアリングホイールの
回転方向にずれないと脱落防止効果が発揮され
ず、又実開昭55−35523号公報及び実開昭55−
37764号公報に記載された構成の場合、ホーンパ
ツドと取り外す際に裏面から取付螺子をはずす等
の特別な手順を踏む必要があり、操作が面倒であ
るという問題点を有している。
イールにおけるホーンパツド取付構造は、自動車
の衝突時にホーンパツドが脱落しないという目的
を達成するために、夫々複雑な機構を付加してい
るので、生産性及び組付性の低下を招来する外、
保守点検時にホーンパツドを容易に取りはずすこ
とができないという問題点を有している。更に前
記実開昭60−57468号公報の場合、衝突時にホー
ンパツドの弾性係合部がステアリングホイールの
回転方向にずれないと脱落防止効果が発揮され
ず、又実開昭55−35523号公報及び実開昭55−
37764号公報に記載された構成の場合、ホーンパ
ツドと取り外す際に裏面から取付螺子をはずす等
の特別な手順を踏む必要があり、操作が面倒であ
るという問題点を有している。
そこで本考案はこのような従来のステアリング
ホイールにおけるホーンパツド取付構造が有して
いる問題点を解消して、組付性及び取り外し性が
良好で、しかも衝撃が加わつた際のホーンパツド
の脱落防止効果を保持することのできるホーンパ
ツドの取付構造を提供するものである。
ホイールにおけるホーンパツド取付構造が有して
いる問題点を解消して、組付性及び取り外し性が
良好で、しかも衝撃が加わつた際のホーンパツド
の脱落防止効果を保持することのできるホーンパ
ツドの取付構造を提供するものである。
問題点を解決するための手段
ボスカバー内に配設した取付ボスにスポークを
固着する一方、ステアリングホイール本体に埋設
固定された取付プレートの一端部を前記スポーク
に固着し、ホーンパツドを弾性支持するホーンコ
ンタクトプレートに固定されたクランプスプリン
グを前記取付プレートに係止して、前記ホーンパ
ツドを押圧自在に係合支持した構成において、上
記クランプスプリングにステアリングホイールの
径方向に広がる方向の弾性力を付与する一方、取
付プレートの周方向に沿う同心円上の位置に、巾
広部と巾狭部とが略円弧状に連続して形成された
係合孔を複数個穿設し、前記クランプスプリング
の先端部に前記係合孔の巾広部に挿通可能で且つ
該係合孔の巾狭部に挿通不可能な幅員を持つ第1
の折返部を形成するとともに、該クランプスプリ
ングの略中段部に上記係合孔の巾狭部に挿通可能
な幅員を持つ第2の折返し部を形成して、上記第
1の折返し部と第2の折返し部とを円弧方向に回
動しながら取付プレートの前記係合孔の巾広部と
巾狭部に順次係合固定したステアリングホイール
におけるホーンパツド取付構造を提供する。
固着する一方、ステアリングホイール本体に埋設
固定された取付プレートの一端部を前記スポーク
に固着し、ホーンパツドを弾性支持するホーンコ
ンタクトプレートに固定されたクランプスプリン
グを前記取付プレートに係止して、前記ホーンパ
ツドを押圧自在に係合支持した構成において、上
記クランプスプリングにステアリングホイールの
径方向に広がる方向の弾性力を付与する一方、取
付プレートの周方向に沿う同心円上の位置に、巾
広部と巾狭部とが略円弧状に連続して形成された
係合孔を複数個穿設し、前記クランプスプリング
の先端部に前記係合孔の巾広部に挿通可能で且つ
該係合孔の巾狭部に挿通不可能な幅員を持つ第1
の折返部を形成するとともに、該クランプスプリ
ングの略中段部に上記係合孔の巾狭部に挿通可能
な幅員を持つ第2の折返し部を形成して、上記第
1の折返し部と第2の折返し部とを円弧方向に回
動しながら取付プレートの前記係合孔の巾広部と
巾狭部に順次係合固定したステアリングホイール
におけるホーンパツド取付構造を提供する。
作 用
ホーンパツドを組付けるに際して、該ホーンパ
ツドを弾性支持するホーンコンタクトプレートに
固定されたクランプスプリングの先端部に形成さ
れた第1の折返し部を取付プレートに形成された
係合孔の円弧方向に沿つて幅狭部側へ回動させる
ことにより、該第1の折返し部が幅狭部の下側に
移動して上方への抜去ができない状態に仮止めさ
れる。
ツドを弾性支持するホーンコンタクトプレートに
固定されたクランプスプリングの先端部に形成さ
れた第1の折返し部を取付プレートに形成された
係合孔の円弧方向に沿つて幅狭部側へ回動させる
ことにより、該第1の折返し部が幅狭部の下側に
移動して上方への抜去ができない状態に仮止めさ
れる。
この状態から更にクランプスプリングを上方か
ら押圧することによつて該クランプスプリングの
略中段部に形成された第2の折返し部が係合孔の
幅狭部内に押し込まれて、該クランプスプリング
に付与された径方向に広がる方向の弾性力によつ
て第2の折返し部の折曲部分が係合孔の縁部に圧
接されて上方への抜けが防止された状態に支持さ
れ、クランプスプリングに連結されたホーンパツ
ドの取付プレート3に対する取付作業が完了す
る。
ら押圧することによつて該クランプスプリングの
略中段部に形成された第2の折返し部が係合孔の
幅狭部内に押し込まれて、該クランプスプリング
に付与された径方向に広がる方向の弾性力によつ
て第2の折返し部の折曲部分が係合孔の縁部に圧
接されて上方への抜けが防止された状態に支持さ
れ、クランプスプリングに連結されたホーンパツ
ドの取付プレート3に対する取付作業が完了す
る。
ホーンパツドを取付プレートから取り外す際に
は、該ホーンパツドを前記と逆方向へ回動するこ
とによつて、クランプスプリングの第1及び第2
の折返し部が前記係合孔の巾狭部から脱して巾広
部に移動し、上方へ抜去することが可能になる。
は、該ホーンパツドを前記と逆方向へ回動するこ
とによつて、クランプスプリングの第1及び第2
の折返し部が前記係合孔の巾狭部から脱して巾広
部に移動し、上方へ抜去することが可能になる。
実施例
以下図面を参照して本考案に係るステアリング
ホイールにおけるホーンパツド取付構造の一実施
例を説明する。
ホイールにおけるホーンパツド取付構造の一実施
例を説明する。
第1図は本考案を適用したステアリングホイー
ル1を示す平面図、第2図は同要部断面図であつ
て、図中2はステアリングホイール本体、3は取
付プレートであり、この取付プレート3はステア
リングホイール本体2に埋設されていて且つ径方
向先端部がクリツプ芯金4に連結されている。5
はホーンパツド、6は該ホーンパツド5のセツト
プレートであつて、このセツトプレート6の下側
に配置したコンタクトプレート7と前記ホーンパ
ツド5の螺子筒5aとが取付ビス8を用いて連結
されている。9はホーンスプリングであつて、セ
ツトプレート6と前記ホーンパツド5のボス5b
間に弾装される。前記セツトプレート6の一端部
6aは、取付プレート3の端部を折曲形成した支
持部3aに当接支持されている。21はホーンコ
ンタクトプレート、10はクランプスプリングで
あつて、両者は取付ビス11によりセツトプレー
ト6の螺子筒6bに固定されている。このクラン
プスプリング10には後述する如き複合折返し部
10aが形成されていて、取付プレート3の支持
部3aに穿設した係合孔12内に挿通されてい
る。又前記ホーンコンタクトプレート21の先端
部にはスイツチ接点13が取り付けられていて、
ホーンパツド5の押圧時に取付ビス8が接触する
ようにしてある。即ち取付ビス8は前記コンタク
トプレート7の螺子筒5aへの取付機能と、スイ
ツチ接点13へ接触するホーン接点とを兼ねてい
る。尚スイツチ接点13は図外の電源に接続さ
れ、コンタクトプレート7は図外のホーンに接続
されていて、スイツチ接点13が取付ビス8に接
触した際にホーンを鳴動するようにしてある(図
示省略)。
ル1を示す平面図、第2図は同要部断面図であつ
て、図中2はステアリングホイール本体、3は取
付プレートであり、この取付プレート3はステア
リングホイール本体2に埋設されていて且つ径方
向先端部がクリツプ芯金4に連結されている。5
はホーンパツド、6は該ホーンパツド5のセツト
プレートであつて、このセツトプレート6の下側
に配置したコンタクトプレート7と前記ホーンパ
ツド5の螺子筒5aとが取付ビス8を用いて連結
されている。9はホーンスプリングであつて、セ
ツトプレート6と前記ホーンパツド5のボス5b
間に弾装される。前記セツトプレート6の一端部
6aは、取付プレート3の端部を折曲形成した支
持部3aに当接支持されている。21はホーンコ
ンタクトプレート、10はクランプスプリングで
あつて、両者は取付ビス11によりセツトプレー
ト6の螺子筒6bに固定されている。このクラン
プスプリング10には後述する如き複合折返し部
10aが形成されていて、取付プレート3の支持
部3aに穿設した係合孔12内に挿通されてい
る。又前記ホーンコンタクトプレート21の先端
部にはスイツチ接点13が取り付けられていて、
ホーンパツド5の押圧時に取付ビス8が接触する
ようにしてある。即ち取付ビス8は前記コンタク
トプレート7の螺子筒5aへの取付機能と、スイ
ツチ接点13へ接触するホーン接点とを兼ねてい
る。尚スイツチ接点13は図外の電源に接続さ
れ、コンタクトプレート7は図外のホーンに接続
されていて、スイツチ接点13が取付ビス8に接
触した際にホーンを鳴動するようにしてある(図
示省略)。
14はボスカバー、15は該ボスカバー14内
に配設した取付ボス、16はボスプレートであつ
て、該ボスプレート16はボスカバー14の螺子
筒14aにボルト17を用いて固定されている。
上記取付ボス15にはスポーク18が溶接部22
により固着されている一方、第3図、第4図に示
した如く前記スポーク18の上方延長部18a,
18bに取付プレート3が溶接部23,23によ
り固着されている。従つてステアリングホイール
1に加えられた回転操作力は、グリツプ芯金4、
取付プレート3、スポーク18を介して取付ボス
15に伝えられる。
に配設した取付ボス、16はボスプレートであつ
て、該ボスプレート16はボスカバー14の螺子
筒14aにボルト17を用いて固定されている。
上記取付ボス15にはスポーク18が溶接部22
により固着されている一方、第3図、第4図に示
した如く前記スポーク18の上方延長部18a,
18bに取付プレート3が溶接部23,23によ
り固着されている。従つてステアリングホイール
1に加えられた回転操作力は、グリツプ芯金4、
取付プレート3、スポーク18を介して取付ボス
15に伝えられる。
取付プレート3の支持部3aに穿設した前記係
合孔12は、第3図に示した如く周方向に沿つて
同心円上の位置に穿設した3個の係合孔12a,
12b,12cから成つている。上記3個の係合
孔12a,12b,12cは同一の形状を有して
いて、第5図に示した如く、寸法Aを持つ巾広部
19と、寸法Bを持つ巾狭部20とが略円弧状に
連続して形成されている(A>B)。
合孔12は、第3図に示した如く周方向に沿つて
同心円上の位置に穿設した3個の係合孔12a,
12b,12cから成つている。上記3個の係合
孔12a,12b,12cは同一の形状を有して
いて、第5図に示した如く、寸法Aを持つ巾広部
19と、寸法Bを持つ巾狭部20とが略円弧状に
連続して形成されている(A>B)。
一方第6図に示した如くクランプスプリング1
0の先端部には、取付プレート3の前記係合孔1
2の巾広部19へ挿通可能で且つ係合孔12の幅
狭部20へ挿通不可能な幅員を持つ第1の折返し
10bが形成されており、該クランプスプリング
10の略中段部には、前記係合孔12の幅狭部2
0へ挿通可能な幅員を持つ第2の折返し部10c
が形成されている。第1の折返し部10bの寸法
をCとすると、この寸法Cは係合孔12の巾広部
19の寸法Aよりも小さく、巾狭部20の寸法B
よりも大きい(A>C>B)。更に折返し部10
cの寸法Dは前記係合孔12の巾狭部20の寸法
Bよりも小さく形成されている(B>D)。上記
第1の折返し部10bと第2の折返し部10cに
よつて、複合折返し部10aが形成される。上記
クランプスプリング10には、ステアリングホイ
ール2の径方向に広がる方向の弾性力が付与され
ている。
0の先端部には、取付プレート3の前記係合孔1
2の巾広部19へ挿通可能で且つ係合孔12の幅
狭部20へ挿通不可能な幅員を持つ第1の折返し
10bが形成されており、該クランプスプリング
10の略中段部には、前記係合孔12の幅狭部2
0へ挿通可能な幅員を持つ第2の折返し部10c
が形成されている。第1の折返し部10bの寸法
をCとすると、この寸法Cは係合孔12の巾広部
19の寸法Aよりも小さく、巾狭部20の寸法B
よりも大きい(A>C>B)。更に折返し部10
cの寸法Dは前記係合孔12の巾狭部20の寸法
Bよりも小さく形成されている(B>D)。上記
第1の折返し部10bと第2の折返し部10cに
よつて、複合折返し部10aが形成される。上記
クランプスプリング10には、ステアリングホイ
ール2の径方向に広がる方向の弾性力が付与され
ている。
かかる構成によれば、ホーンパツド5の組付け
に際して、該ホーンパツド5の螺子筒5aにセツ
トプレート6及びコンタクトプレート7を取付ビ
ス8を用いて固定し、且つ該コンタクトプレート
7とクランプスプリング10とを螺子筒6b及び
取付ビス11を用いて固定した状態で、第6図に
示す如くクランプスプリング10の先端部に形成
した第1の折返し部10bを、取付プレート3の
支持部3aに穿設した係合孔12の巾広部19内
へ挿通する。この状態を第7図に示す。次にクラ
ンプスプリング10の先端部に形成された第1の
折返し部10bを第6図の矢印Lに示したように
取付プレート3の円弧方向に沿つて幅狭部20側
へ回動させることにより、この第1の折返し部1
0bが幅狭部20の下側に移動して、該クランプ
スプリング10が上方へ抜去できない状態に仮止
めされる。即ち、第1の折返し部10bは、取付
プレート3に対するクランプスプリングの仮止め
機能を有している。
に際して、該ホーンパツド5の螺子筒5aにセツ
トプレート6及びコンタクトプレート7を取付ビ
ス8を用いて固定し、且つ該コンタクトプレート
7とクランプスプリング10とを螺子筒6b及び
取付ビス11を用いて固定した状態で、第6図に
示す如くクランプスプリング10の先端部に形成
した第1の折返し部10bを、取付プレート3の
支持部3aに穿設した係合孔12の巾広部19内
へ挿通する。この状態を第7図に示す。次にクラ
ンプスプリング10の先端部に形成された第1の
折返し部10bを第6図の矢印Lに示したように
取付プレート3の円弧方向に沿つて幅狭部20側
へ回動させることにより、この第1の折返し部1
0bが幅狭部20の下側に移動して、該クランプ
スプリング10が上方へ抜去できない状態に仮止
めされる。即ち、第1の折返し部10bは、取付
プレート3に対するクランプスプリングの仮止め
機能を有している。
この状態から更にクランプスプリング10を上
方から押圧することによつて該クランプスプリン
グ10の略中段部に形成された第2の折返し部1
0cが係合孔20の幅狭部20内に押し込まれて
第8図に示した状態となる。
方から押圧することによつて該クランプスプリン
グ10の略中段部に形成された第2の折返し部1
0cが係合孔20の幅狭部20内に押し込まれて
第8図に示した状態となる。
前記したように、クランプスプリング10に
は、ステアリングホイール3の径方向に広がる方
向の弾性力が付与されているので、第8図に示し
た状態下では第2の折返し部10cの外方への折
曲部分が幅狭分20の縁部に圧接されて上方への
抜けが防止された状態に支持される。上記の操作
を行うことによつて該クランプスプリング10に
連結されたホーンパツド5の取付プレート3に対
する取付作業が完了する。即ち、本実施例では取
付プレート3に対するクランプスプリング10の
組付操作が2段階に行われる。
は、ステアリングホイール3の径方向に広がる方
向の弾性力が付与されているので、第8図に示し
た状態下では第2の折返し部10cの外方への折
曲部分が幅狭分20の縁部に圧接されて上方への
抜けが防止された状態に支持される。上記の操作
を行うことによつて該クランプスプリング10に
連結されたホーンパツド5の取付プレート3に対
する取付作業が完了する。即ち、本実施例では取
付プレート3に対するクランプスプリング10の
組付操作が2段階に行われる。
次にホーンパツド5を取り外す際には、上記操
作と逆方向、即ち第6図の矢印Lと逆方向へ該ホ
ーンパツド5を回動する。するとクランプスプリ
ング10の第2の折返し部10cが係合孔12の
巾狭部20から巾広部19へ移動するので、該第
2の折返し部10c及び第1の折返し部10bを
ともに前記巾広部19から抜去することができ
て、ホーンパツド5の取外し作業が完了する。
作と逆方向、即ち第6図の矢印Lと逆方向へ該ホ
ーンパツド5を回動する。するとクランプスプリ
ング10の第2の折返し部10cが係合孔12の
巾狭部20から巾広部19へ移動するので、該第
2の折返し部10c及び第1の折返し部10bを
ともに前記巾広部19から抜去することができ
て、ホーンパツド5の取外し作業が完了する。
考案の効果
以上詳細に説明した如く、本考案に係るステア
リングホイールにおけるホーンパツド取付構造に
よれば、ホーンパツドを組付けるに際して該ホー
ンパツドに固定されたクランプスプリングの第1
の折返し部と第2の折返し部を取付プレートの係
合孔内に挿通し、且つ所定角度回動するのみの操
作を行えば良いので、組付作業が極めて簡易とな
る。又保守点検時にあつては、前記クランプスプ
リングを組付時と逆方向へ回動操作すれば、ホー
ンパツドを簡単に取り外すことができて、点検作
業が容易に行える利点がある。又ホーンパツドの
取付プレートに対する組付強度も高く保持するこ
とが可能であり、車両の衝突時にあつてもホーン
パツドがステアリングホイール本体から脱落しな
いという効果を維持することができて、安全性が
向上する。
リングホイールにおけるホーンパツド取付構造に
よれば、ホーンパツドを組付けるに際して該ホー
ンパツドに固定されたクランプスプリングの第1
の折返し部と第2の折返し部を取付プレートの係
合孔内に挿通し、且つ所定角度回動するのみの操
作を行えば良いので、組付作業が極めて簡易とな
る。又保守点検時にあつては、前記クランプスプ
リングを組付時と逆方向へ回動操作すれば、ホー
ンパツドを簡単に取り外すことができて、点検作
業が容易に行える利点がある。又ホーンパツドの
取付プレートに対する組付強度も高く保持するこ
とが可能であり、車両の衝突時にあつてもホーン
パツドがステアリングホイール本体から脱落しな
いという効果を維持することができて、安全性が
向上する。
第1図は本考案を適用したステアリングホイー
ルの全体を示す平面図、第2図は第1図の−
線断面図、第3図は第1図の要部を拡大して示す
平面図、第4図は第3図の−線断面図、第5
図は係合孔の形状例を示す平面図、第6図は組付
時の操作を説明する斜視図、第7図及び第8図は
組付状態を説明する要部断面図である。 2……ステアリングホイール本体、3……取付
プレート、3a……支持部、4……グリツプ芯
金、5……ホーンパツド、6……セツトプレー
ト、7……コンタクトプレート、9……ホーンス
プリング、10……クランプスプリング、10a
……複合折返し部、10b……第1の折返し部、
10c……第2の折返し部、12,12a,12
b,12c……係合孔、13……スイツチ接点、
14……ボスカバー、16……ボスプレート、1
8……スポーク、19……(係合孔12の)巾広
部、20……(係合孔12の)巾狭部、21……
ホーンコンタクトプレート。
ルの全体を示す平面図、第2図は第1図の−
線断面図、第3図は第1図の要部を拡大して示す
平面図、第4図は第3図の−線断面図、第5
図は係合孔の形状例を示す平面図、第6図は組付
時の操作を説明する斜視図、第7図及び第8図は
組付状態を説明する要部断面図である。 2……ステアリングホイール本体、3……取付
プレート、3a……支持部、4……グリツプ芯
金、5……ホーンパツド、6……セツトプレー
ト、7……コンタクトプレート、9……ホーンス
プリング、10……クランプスプリング、10a
……複合折返し部、10b……第1の折返し部、
10c……第2の折返し部、12,12a,12
b,12c……係合孔、13……スイツチ接点、
14……ボスカバー、16……ボスプレート、1
8……スポーク、19……(係合孔12の)巾広
部、20……(係合孔12の)巾狭部、21……
ホーンコンタクトプレート。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 ボスカバー内に配設した取付ボスにスポークを
固着する一方、ステアリング本体に埋設固定され
た取付プレートの一端部を前記スポークに固着
し、ホーンパツドを弾性支持するホーンコンタク
トプレートに固定されたクランプスプリングを前
記取付プレートに係止して前記ホーンパツドを押
圧自在に嵌合支持したステアリングホイールにお
けるホーンパツド取付構造において、 上記クランプスプリングにステアリングホイー
ルの径方向に広がる方向の弾性力を付与する一
方、取付プレートの周方向に沿う同心円上の位置
に、巾広部と巾狭部とが略円弧状に連続して形成
された係合孔を複数個穿設し、前記クランプスプ
リングの先端部に前記係合孔の巾広部に挿通可能
で且つ該係合孔の巾狭部に挿通不可能な幅員を持
つ第1の折返部を形成するとともに、該クランプ
スプリングの略中段部に上記係合孔の巾狭部に挿
通可能な幅員を持つ第2の折返し部を形成して、
上記第1の折返し部と第2の折返し部とを円弧方
向に回動しながら取付プレートの前記係合孔の巾
広部と巾狭部に順次係合固定したことを特徴とす
るステアリングホイールにおけるホーンパツド取
付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986063646U JPH058222Y2 (ja) | 1986-04-26 | 1986-04-26 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986063646U JPH058222Y2 (ja) | 1986-04-26 | 1986-04-26 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62174974U JPS62174974U (ja) | 1987-11-06 |
JPH058222Y2 true JPH058222Y2 (ja) | 1993-03-02 |
Family
ID=30899066
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986063646U Expired - Lifetime JPH058222Y2 (ja) | 1986-04-26 | 1986-04-26 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH058222Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6057468B2 (ja) * | 1977-03-22 | 1985-12-14 | 積水化学工業株式会社 | ポリエチレン粉体塗装用プライマ−組成物 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5213583Y2 (ja) * | 1971-01-27 | 1977-03-26 | ||
JPS6057468U (ja) * | 1983-09-22 | 1985-04-22 | 日本プラスト株式会社 | ステアリングホイ−ル |
-
1986
- 1986-04-26 JP JP1986063646U patent/JPH058222Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6057468B2 (ja) * | 1977-03-22 | 1985-12-14 | 積水化学工業株式会社 | ポリエチレン粉体塗装用プライマ−組成物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62174974U (ja) | 1987-11-06 |
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