JPH09317491A - エンジンのチエンガイド - Google Patents
エンジンのチエンガイドInfo
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- JPH09317491A JPH09317491A JP16099496A JP16099496A JPH09317491A JP H09317491 A JPH09317491 A JP H09317491A JP 16099496 A JP16099496 A JP 16099496A JP 16099496 A JP16099496 A JP 16099496A JP H09317491 A JPH09317491 A JP H09317491A
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- head
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B67/00—Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for
- F02B67/04—Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for of mechanically-driven auxiliary apparatus
- F02B67/06—Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for of mechanically-driven auxiliary apparatus driven by means of chains, belts, or like endless members
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、チエンガイドの取付時に、エンジ
ンのシリンダヘッドからシリンダブロックに指向する方
向からヘッド側取付ボルトを締結し、エンジンを小型化
するとともに、チエンカバー外部の補機類用取付スペー
スを大とし得ることを目的としている。 【構成】 このため、クランク軸の回転力をチエンを介
してカム軸に伝達するエンジンにおいて、チエンを案内
するチエンガイドを配設する際にチエンガイドのヘッド
側取付ボルトをエンジンのシリンダヘッドからシリンダ
ブロックに指向すべく締結する構成としている。
ンのシリンダヘッドからシリンダブロックに指向する方
向からヘッド側取付ボルトを締結し、エンジンを小型化
するとともに、チエンカバー外部の補機類用取付スペー
スを大とし得ることを目的としている。 【構成】 このため、クランク軸の回転力をチエンを介
してカム軸に伝達するエンジンにおいて、チエンを案内
するチエンガイドを配設する際にチエンガイドのヘッド
側取付ボルトをエンジンのシリンダヘッドからシリンダ
ブロックに指向すべく締結する構成としている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明はエンジンのチエン
ガイドに係り、特にチエンガイドの取付時に、エンジン
のシリンダヘッドからシリンダブロックに指向する方向
からヘッド側取付ボルトを締結し、エンジンを小型化す
るとともに、チエンカバー外部の補機類用取付スペース
を大とし得るエンジンのチエンガイドに関する。
ガイドに係り、特にチエンガイドの取付時に、エンジン
のシリンダヘッドからシリンダブロックに指向する方向
からヘッド側取付ボルトを締結し、エンジンを小型化す
るとともに、チエンカバー外部の補機類用取付スペース
を大とし得るエンジンのチエンガイドに関する。
【０００２】
【従来の技術】車両のエンジンには、シリンダを直列に
配設したエンジンや、シリンダを対向して配設したエン
ジン、シリンダをＶ字形状に配設したエンジン等があ
る。
配設したエンジンや、シリンダを対向して配設したエン
ジン、シリンダをＶ字形状に配設したエンジン等があ
る。
【０００３】前記エンジンのチエンガイドとしては、特
開平６−１７８９３号公報に開示されるものがある。こ
の公報に開示されるエンジンのチエンガイドは、クラン
ク軸の回転力をチエンを介してカム軸に伝達するエンジ
ンにおいて、このエンジンに取付ボルトによりウォータ
ポンプを取付ける際にウォータポンプの取付ボルトを利
用してチエンを案内するチエンガイドを配設する構成と
し、チエンによってクランク軸の回転力をカム軸に伝達
する際に、チエンの振れや騒音を回避している。
開平６−１７８９３号公報に開示されるものがある。こ
の公報に開示されるエンジンのチエンガイドは、クラン
ク軸の回転力をチエンを介してカム軸に伝達するエンジ
ンにおいて、このエンジンに取付ボルトによりウォータ
ポンプを取付ける際にウォータポンプの取付ボルトを利
用してチエンを案内するチエンガイドを配設する構成と
し、チエンによってクランク軸の回転力をカム軸に伝達
する際に、チエンの振れや騒音を回避している。
【０００４】また、従来のエンジンとしては、図６に示
すものがある。図６において、１０２は図示しないシリ
ンダを直列に配設したエンジンである。このエンジン１
０２は、シリンダブロック１０４に、合わせ面部Ａにて
シリンダヘッド１０６を搭載し、このシリンダヘッド１
０６にヘッドカバー１０８を取り付け、エンジン１０２
のシリンダブロック１０４の下部には、ベアリングキャ
ップ１１０を取り付け、図示しないオイルパンを取り付
けている。
すものがある。図６において、１０２は図示しないシリ
ンダを直列に配設したエンジンである。このエンジン１
０２は、シリンダブロック１０４に、合わせ面部Ａにて
シリンダヘッド１０６を搭載し、このシリンダヘッド１
０６にヘッドカバー１０８を取り付け、エンジン１０２
のシリンダブロック１０４の下部には、ベアリングキャ
ップ１１０を取り付け、図示しないオイルパンを取り付
けている。
【０００５】前記エンジン１０２は、シリンダブロック
１０４にベアリングキャップ１１０により回転可能に軸
支されるクランク軸１１２の軸線方向一端側に、クラン
クスプロケット１１４を取り付けている。
１０４にベアリングキャップ１１０により回転可能に軸
支されるクランク軸１１２の軸線方向一端側に、クラン
クスプロケット１１４を取り付けている。
【０００６】そして、前記シリンダヘッド１０６に、夫
々吸気用及び排気用の第１、第２カム軸１１６、１１８
を回転可能に軸支している。第１、第２カム軸１１６、
１１８には、軸線方向一端側に第１、第２カムスプロケ
ット１２０、１２２を夫々取り付けている。
々吸気用及び排気用の第１、第２カム軸１１６、１１８
を回転可能に軸支している。第１、第２カム軸１１６、
１１８には、軸線方向一端側に第１、第２カムスプロケ
ット１２０、１２２を夫々取り付けている。
【０００７】前記シリンダヘッド１０６のクランク軸１
１２と第１、第２カム軸１１６、１１８との中間部位に
中間軸１２４を軸支し、この中間軸１２４の軸線方向一
端側に大なる第１中間スプロケット１２６と小なる第２
中間スプロケット１２８とを夫々配設している。
１２と第１、第２カム軸１１６、１１８との中間部位に
中間軸１２４を軸支し、この中間軸１２４の軸線方向一
端側に大なる第１中間スプロケット１２６と小なる第２
中間スプロケット１２８とを夫々配設している。
【０００８】また、前記クランクスプロケット１１４と
第１中間スプロケット１２６とに、チエン、つまりタイ
ミングチエンたる第１チエン１３０を捲回するととも
に、第２中間スプロケット１２８と前記第１、第２カム
スプロケット１２０、１２２とには、第２チエン１３２
を捲回している。
第１中間スプロケット１２６とに、チエン、つまりタイ
ミングチエンたる第１チエン１３０を捲回するととも
に、第２中間スプロケット１２８と前記第１、第２カム
スプロケット１２０、１２２とには、第２チエン１３２
を捲回している。
【０００９】前記第１チエン１３０には、一定の張力を
与えるテンショナ１３４を設けるとともに、第１チエン
１３０を案内するチエンガイド１３６を配設している。
なお符号１３８は、第１、第２チエン１３０、１３２を
カバーするチエンカバー、１４０はチエンカバー１３８
をシリンダブロック１０４やシリンダヘッド１０６に取
り付けるチエンカバー取付ボルト、１４２は前記テンシ
ョナ１３４の一端を押圧する第１アジャスタ、１４４は
第２チエン１３２を押圧して一定の張力を与える第２ア
ジャスタである。
与えるテンショナ１３４を設けるとともに、第１チエン
１３０を案内するチエンガイド１３６を配設している。
なお符号１３８は、第１、第２チエン１３０、１３２を
カバーするチエンカバー、１４０はチエンカバー１３８
をシリンダブロック１０４やシリンダヘッド１０６に取
り付けるチエンカバー取付ボルト、１４２は前記テンシ
ョナ１３４の一端を押圧する第１アジャスタ、１４４は
第２チエン１３２を押圧して一定の張力を与える第２ア
ジャスタである。
【００１０】そして、前記第１チエン１３０を案内する
チエンガイド１３６を配設する際に、チエンガイド１３
６を、図６及び図８に示す如く、シリンダヘッド１０６
側に位置するヘッド側取付ボルト１６２と、シリンダブ
ロック１０４のクランク軸１１２近傍側に位置するブロ
ック側取付ボルト１４８とによって締結する。
チエンガイド１３６を配設する際に、チエンガイド１３
６を、図６及び図８に示す如く、シリンダヘッド１０６
側に位置するヘッド側取付ボルト１６２と、シリンダブ
ロック１０４のクランク軸１１２近傍側に位置するブロ
ック側取付ボルト１４８とによって締結する。
【００１１】このとき、チエンガイド１３６の両端は、
図８に示す如く、クランク軸１１２の軸線方向一端側か
ら軸線方向他端側に指向するヘッド側取付ボルト１６２
及びブロック側取付ボルト１４８によって締結されてい
る。
図８に示す如く、クランク軸１１２の軸線方向一端側か
ら軸線方向他端側に指向するヘッド側取付ボルト１６２
及びブロック側取付ボルト１４８によって締結されてい
る。
【００１２】また、前記シリンダヘッド１０６内に、図
１０に示す如く、内側からヘッドボルト孔部１５８とオ
イルギャラリ１６０とが順次形成されており、オイルギ
ャラリ１６０よりも外側部位には、ヘッド補助ボルト穴
部１６４が形成される。
１０に示す如く、内側からヘッドボルト孔部１５８とオ
イルギャラリ１６０とが順次形成されており、オイルギ
ャラリ１６０よりも外側部位には、ヘッド補助ボルト穴
部１６４が形成される。
【００１３】このヘッド補助ボルト穴部１６４は、図示
しないチエン室の外側に形成されることとなり、チエン
ガイド取付ボス（図示せず）との干渉を避けるために、
図８に示す如く、チエンカバー１３８の内壁１３８ａを
凹形状に形成するとともに、図１０に示す如く、シリン
ダヘッド１０６側にデッドスペース（図１０の斜線部分
参照）を形成している。
しないチエン室の外側に形成されることとなり、チエン
ガイド取付ボス（図示せず）との干渉を避けるために、
図８に示す如く、チエンカバー１３８の内壁１３８ａを
凹形状に形成するとともに、図１０に示す如く、シリン
ダヘッド１０６側にデッドスペース（図１０の斜線部分
参照）を形成している。
【００１４】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のエン
ジンのチエンガイドにおいては、オイルギャラリ１６０
周囲の面圧を確保するためにヘッド補助ボルト１６６を
使用している。
ジンのチエンガイドにおいては、オイルギャラリ１６０
周囲の面圧を確保するためにヘッド補助ボルト１６６を
使用している。
【００１５】そして、チエンカバー１３８の内壁１３８
ａが、図８に示す如く、凹形状に形成されることによ
り、前記ヘッド側取付ボルト１６２を挟むチエンカバー
取付ボルト１４０間において、最短ピッチとすることが
できない。
ａが、図８に示す如く、凹形状に形成されることによ
り、前記ヘッド側取付ボルト１６２を挟むチエンカバー
取付ボルト１４０間において、最短ピッチとすることが
できない。
【００１６】また、ヘッド側取付ボルト１６２を挟むチ
エンカバー取付ボルト１４０間の箇所は、シリンダヘッ
ドとシリンダブロックとチエンカバーとの３部品が組み
合う箇所であることにより、合わせ面部位におけるシー
ル性の低下が懸念されるものである。
エンカバー取付ボルト１４０間の箇所は、シリンダヘッ
ドとシリンダブロックとチエンカバーとの３部品が組み
合う箇所であることにより、合わせ面部位におけるシー
ル性の低下が懸念されるものである。
【００１７】この結果、チエンカバー外壁が外側方向に
突出した形状となり、エンジンが大型化し、チエンカバ
ー外部の補機類用取付スペースが小となり、実用上不利
であるという不都合がある。
突出した形状となり、エンジンが大型化し、チエンカバ
ー外部の補機類用取付スペースが小となり、実用上不利
であるという不都合がある。
【００１８】また、シリンダヘッド側にデッドスペース
が形成されることとなり、スペースの有効利用が図れ
ず、改善が臨まれていた。
が形成されることとなり、スペースの有効利用が図れ
ず、改善が臨まれていた。
【００１９】
【課題を解決するための手段】そこでこの発明は、上述
不都合を除去するために、クランク軸の回転力をチエン
を介してカム軸に伝達するエンジンにおいて、前記チエ
ンを案内するチエンガイドを配設する際にチエンガイド
のヘッド側取付ボルトを前記エンジンのシリンダヘッド
からシリンダブロックに指向すべく締結する構成とした
ことを特徴とする。
不都合を除去するために、クランク軸の回転力をチエン
を介してカム軸に伝達するエンジンにおいて、前記チエ
ンを案内するチエンガイドを配設する際にチエンガイド
のヘッド側取付ボルトを前記エンジンのシリンダヘッド
からシリンダブロックに指向すべく締結する構成とした
ことを特徴とする。
【００２０】
【発明の実施の形態】上述の如く発明したことにより、
チエンガイドの取付時には、エンジンのシリンダヘッド
からシリンダブロックに指向する方向からヘッド側取付
ボルトを締結し、エンジンを小型化するとともに、チエ
ンカバー外部の補機類用取付スペースを大としている。
チエンガイドの取付時には、エンジンのシリンダヘッド
からシリンダブロックに指向する方向からヘッド側取付
ボルトを締結し、エンジンを小型化するとともに、チエ
ンカバー外部の補機類用取付スペースを大としている。
【００２１】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
に説明する。
に説明する。
【００２２】図１〜図５はこの発明の実施例を示すもの
である。図１において、２は図示しないシリンダを直列
に配設したエンジンである。このエンジン２は、シリン
ダブロック４に、合わせ面部Ａにてシリンダヘッド６を
搭載し、このシリンダヘッド６にヘッドカバー８を取り
付けている。このエンジン２のシリンダブロック４の下
部には、ベアリングキャップ１０を取り付け、図示しな
いオイルパンを取り付けている。
である。図１において、２は図示しないシリンダを直列
に配設したエンジンである。このエンジン２は、シリン
ダブロック４に、合わせ面部Ａにてシリンダヘッド６を
搭載し、このシリンダヘッド６にヘッドカバー８を取り
付けている。このエンジン２のシリンダブロック４の下
部には、ベアリングキャップ１０を取り付け、図示しな
いオイルパンを取り付けている。
【００２３】前記エンジン２は、シリンダブロック４に
ベアリングキャップ１０により回転可能に軸支されるク
ランク軸１２の軸線方向一端側に、クランクスプロケッ
ト１４を取り付けている。前記シリンダヘッド６に、夫
々吸気用及び排気用の第１、第２カム軸１６、１８を回
転可能に軸支している。第１、第２カム軸１６、１８に
は、軸線方向一端側に第１、第２カムスプロケット２
０、２２を夫々取り付けている。
ベアリングキャップ１０により回転可能に軸支されるク
ランク軸１２の軸線方向一端側に、クランクスプロケッ
ト１４を取り付けている。前記シリンダヘッド６に、夫
々吸気用及び排気用の第１、第２カム軸１６、１８を回
転可能に軸支している。第１、第２カム軸１６、１８に
は、軸線方向一端側に第１、第２カムスプロケット２
０、２２を夫々取り付けている。
【００２４】前記シリンダヘッド６のクランク軸１２と
第１、第２カム軸１６、１８との中間部位に中間軸２４
を軸支して設け、この中間軸２４の軸線方向一端側に大
なる第１中間スプロケット２６と小なる第２中間スプロ
ケット２８とを夫々配設する。
第１、第２カム軸１６、１８との中間部位に中間軸２４
を軸支して設け、この中間軸２４の軸線方向一端側に大
なる第１中間スプロケット２６と小なる第２中間スプロ
ケット２８とを夫々配設する。
【００２５】また、前記クランクスプロケット１４と第
１中間スプロケット２６とに、チエン、つまりタイミン
グチエンたる第１チエン３０を捲回して設け、第２中間
スプロケット２８と前記第１、第２カムスプロケット２
０、２２とには、第２チエン３２を捲回して設ける。更
に、前記第１チエン３０には、この第１チエン３０に一
定の張力を与えるテンショナ３４を設けるとともに、第
１チエン３０を案内するチエンガイド３６を配設する。
なお符号３８は、第１、第２チエン３０、３２を夫々カ
バーするチエンカバー、４０はチエンカバー３８を前記
シリンダブロック４やシリンダヘッド６に取り付けるチ
エンカバー取付ボルト、４２は前記テンショナ３４の一
端を第１チエン３０側に押圧する第１アジャスタ、４４
は第２チエン３２を押圧してこの第２チエン３２に一定
の張力を与える第２アジャスタである。
１中間スプロケット２６とに、チエン、つまりタイミン
グチエンたる第１チエン３０を捲回して設け、第２中間
スプロケット２８と前記第１、第２カムスプロケット２
０、２２とには、第２チエン３２を捲回して設ける。更
に、前記第１チエン３０には、この第１チエン３０に一
定の張力を与えるテンショナ３４を設けるとともに、第
１チエン３０を案内するチエンガイド３６を配設する。
なお符号３８は、第１、第２チエン３０、３２を夫々カ
バーするチエンカバー、４０はチエンカバー３８を前記
シリンダブロック４やシリンダヘッド６に取り付けるチ
エンカバー取付ボルト、４２は前記テンショナ３４の一
端を第１チエン３０側に押圧する第１アジャスタ、４４
は第２チエン３２を押圧してこの第２チエン３２に一定
の張力を与える第２アジャスタである。
【００２６】そして、前記第１チエン３０を案内するチ
エンガイド３６を配設する際に、チエンガイド３６のヘ
ッド側取付ボルト４６を前記エンジン２のシリンダヘッ
ド６からシリンダブロック４に指向すべく締結する構成
とする。
エンガイド３６を配設する際に、チエンガイド３６のヘ
ッド側取付ボルト４６を前記エンジン２のシリンダヘッ
ド６からシリンダブロック４に指向すべく締結する構成
とする。
【００２７】詳述すれば、図１及び図３に示す如く、チ
エンガイド３６は、シリンダヘッド６側に位置するヘッ
ド側取付ボルト４６と、シリンダブロック４のクランク
軸１２近傍側に位置するブロック側取付ボルト４８とに
よって締結される。
エンガイド３６は、シリンダヘッド６側に位置するヘッ
ド側取付ボルト４６と、シリンダブロック４のクランク
軸１２近傍側に位置するブロック側取付ボルト４８とに
よって締結される。
【００２８】そして、チエンガイド３６のシリンダヘッ
ド６側の端部を延設且つシリンダヘッド６側に突出させ
て延設端部５０を形成し、この延設端部５０の突出部位
に、前記エンジン２のシリンダヘッド６からシリンダブ
ロック４に指向するボルト孔部５２を形成する。このと
き、このボルト孔部５２の形成位置に合致すべくシリン
ダヘッド６にヘッド側取付孔部５４を形成するととも
に、シリンダブロック４にヘッド側取付ボルト穴部５６
を形成するものである。
ド６側の端部を延設且つシリンダヘッド６側に突出させ
て延設端部５０を形成し、この延設端部５０の突出部位
に、前記エンジン２のシリンダヘッド６からシリンダブ
ロック４に指向するボルト孔部５２を形成する。このと
き、このボルト孔部５２の形成位置に合致すべくシリン
ダヘッド６にヘッド側取付孔部５４を形成するととも
に、シリンダブロック４にヘッド側取付ボルト穴部５６
を形成するものである。
【００２９】また、このヘッド側取付ボルト穴部５６
は、図５に示す如く、シリンダヘッド６内に形成される
ヘッドボルト孔部５８及びオイルギャラリ６０よりも外
側部位に形成されることにより、前記ヘッド側取付ボル
ト４６を、従来使用していたヘッド補助ボルトとしても
兼用できる構成としている。
は、図５に示す如く、シリンダヘッド６内に形成される
ヘッドボルト孔部５８及びオイルギャラリ６０よりも外
側部位に形成されることにより、前記ヘッド側取付ボル
ト４６を、従来使用していたヘッド補助ボルトとしても
兼用できる構成としている。
【００３０】そして、前記エンジン２は、第１及び図３
（ａ）に示す如く、チエンガイド３６のヘッド側取付ボ
ルト４６用のヘッド側取付ボルト穴部５６をシリンダヘ
ッド６のデッドスペースに設けてチエンガイド３６のチ
エンカバー３８のチエンカバー取付ボルト４０間を略直
線状とするとともに、ヘッド側取付ボルト穴部５６をオ
イルギャラリ６０近傍に位置させてオイルギャラリ６０
の面圧を高くする構成とする。
（ａ）に示す如く、チエンガイド３６のヘッド側取付ボ
ルト４６用のヘッド側取付ボルト穴部５６をシリンダヘ
ッド６のデッドスペースに設けてチエンガイド３６のチ
エンカバー３８のチエンカバー取付ボルト４０間を略直
線状とするとともに、ヘッド側取付ボルト穴部５６をオ
イルギャラリ６０近傍に位置させてオイルギャラリ６０
の面圧を高くする構成とする。
【００３１】次に作用について説明する。
【００３２】前記チエンガイド３６の取付時には、エン
ジン２のシリンダヘッド６からシリンダブロック４に指
向する方向からヘッド側取付ボルト４６を、チエンガイ
ド３６のシリンダヘッド６側端部の延設端部５０に形成
したボルト孔部５２とヘッド側取付孔部５４とに挿通さ
せ、ヘッド側取付ボルト４６をヘッド側取付ボルト穴部
５６に締結する。
ジン２のシリンダヘッド６からシリンダブロック４に指
向する方向からヘッド側取付ボルト４６を、チエンガイ
ド３６のシリンダヘッド６側端部の延設端部５０に形成
したボルト孔部５２とヘッド側取付孔部５４とに挿通さ
せ、ヘッド側取付ボルト４６をヘッド側取付ボルト穴部
５６に締結する。
【００３３】このとき、ヘッド側取付ボルト４６は、チ
エンガイド３６の取付のみでなく、シリンダブロック４
とシリンダヘッド６との締結をも行い、従来使用してい
たヘッド補助ボルトとしても機能している。
エンガイド３６の取付のみでなく、シリンダブロック４
とシリンダヘッド６との締結をも行い、従来使用してい
たヘッド補助ボルトとしても機能している。
【００３４】また、前記チエンガイド３６のシリンダブ
ロック４のクランク軸１２近傍側は、ブロック側取付ボ
ルト４８とによって締結する。
ロック４のクランク軸１２近傍側は、ブロック側取付ボ
ルト４８とによって締結する。
【００３５】これにより、チエンカバー３８の合わせ面
形状を内側に移動させることができ、エンジンを小型化
し得るとともに、チエンカバー外部のウォータポンプや
オルタネータ、エアコンポンプ、パワステポンプ等の補
機類用取付スペースを大とし得る。
形状を内側に移動させることができ、エンジンを小型化
し得るとともに、チエンカバー外部のウォータポンプや
オルタネータ、エアコンポンプ、パワステポンプ等の補
機類用取付スペースを大とし得る。
【００３６】また、前記ヘッド側取付ボルト穴部５６
を、シリンダヘッド６内に形成されるヘッドボルト孔部
５８及びオイルギャラリ６０よりも外側部位に形成する
ことにより、前記ヘッド側取付ボルト４６を、従来使用
していたヘッド補助ボルトとしても兼用でき、部品点数
を削減することができ、コストが低廉となり、経済的に
有利であるとともに、ボルトの締付回数も減少し、取付
性を向上し得るものである。
を、シリンダヘッド６内に形成されるヘッドボルト孔部
５８及びオイルギャラリ６０よりも外側部位に形成する
ことにより、前記ヘッド側取付ボルト４６を、従来使用
していたヘッド補助ボルトとしても兼用でき、部品点数
を削減することができ、コストが低廉となり、経済的に
有利であるとともに、ボルトの締付回数も減少し、取付
性を向上し得るものである。
【００３７】更に、前記チエンガイド３６のチエンカバ
ー３８のチエンカバー取付ボルト４０間を略直線状とす
べくチエンガイド３６のヘッド側取付ボルト４６用のヘ
ッド側取付ボルト穴部５６をシリンダヘッド６のデッド
スペースに設けるとともに、オイルギャラリ６０の面圧
を高くすべくヘッド側取付ボルト穴部５６をオイルギャ
ラリ６０近傍に位置させてエンジン２を構成したことに
より、シリンダヘッド６のデッドスペースを有効利用す
ることができるとともに、シリンダブロック４とシリン
ダヘッド６とチエンカバー３８との組み合わせ部位、つ
まりオイルギャラリ６０周囲やチエンカバー３８の合わ
せ面部位の面圧を高くすることができ、実用上有利であ
り、しかもチエンカバー３８のチエンカバー取付ボルト
４０、４０間を略直線状とすることができ、チエンカバ
ー取付ボルトボルト４０、４０間が最短ピッチとなり、
合わせ面の面圧の効率を高くし得る。
ー３８のチエンカバー取付ボルト４０間を略直線状とす
べくチエンガイド３６のヘッド側取付ボルト４６用のヘ
ッド側取付ボルト穴部５６をシリンダヘッド６のデッド
スペースに設けるとともに、オイルギャラリ６０の面圧
を高くすべくヘッド側取付ボルト穴部５６をオイルギャ
ラリ６０近傍に位置させてエンジン２を構成したことに
より、シリンダヘッド６のデッドスペースを有効利用す
ることができるとともに、シリンダブロック４とシリン
ダヘッド６とチエンカバー３８との組み合わせ部位、つ
まりオイルギャラリ６０周囲やチエンカバー３８の合わ
せ面部位の面圧を高くすることができ、実用上有利であ
り、しかもチエンカバー３８のチエンカバー取付ボルト
４０、４０間を略直線状とすることができ、チエンカバ
ー取付ボルトボルト４０、４０間が最短ピッチとなり、
合わせ面の面圧の効率を高くし得る。
【００３８】
【発明の効果】以上詳細に説明した如くこの発明によれ
ば、クランク軸の回転力をチエンを介してカム軸に伝達
するエンジンにおいて、チエンを案内するチエンガイド
を配設する際にチエンガイドのヘッド側取付ボルトをエ
ンジンのシリンダヘッドからシリンダブロックに指向す
べく締結する構成としたので、チエンカバーの合わせ面
形状を内側に移動させることができ、エンジンを小型化
し得るとともに、チエンカバー外部のウォータポンプや
オルタネータ、エアコンポンプ、パワステポンプ等の補
機類用取付スペースを大とし得る。
ば、クランク軸の回転力をチエンを介してカム軸に伝達
するエンジンにおいて、チエンを案内するチエンガイド
を配設する際にチエンガイドのヘッド側取付ボルトをエ
ンジンのシリンダヘッドからシリンダブロックに指向す
べく締結する構成としたので、チエンカバーの合わせ面
形状を内側に移動させることができ、エンジンを小型化
し得るとともに、チエンカバー外部のウォータポンプや
オルタネータ、エアコンポンプ、パワステポンプ等の補
機類用取付スペースを大とし得る。
【００３９】また、前記エンジンを、ヘッド補助ボルト
とチエンガイドのヘッド側取付ボルトとを兼用する構成
とすれば、部品点数を削減することができ、コストが低
廉となり、経済的に有利であるとともに、ボルトの締付
回数も減少し、取付性を向上し得る。
とチエンガイドのヘッド側取付ボルトとを兼用する構成
とすれば、部品点数を削減することができ、コストが低
廉となり、経済的に有利であるとともに、ボルトの締付
回数も減少し、取付性を向上し得る。
【００４０】更に、前記エンジンを、チエンガイドのチ
エンカバーのチエンカバー取付ボルト間を略直線状とす
べくチエンガイドのヘッド側取付ボルト用のヘッド側取
付ボルト穴部をシリンダヘッドのデッドスペースに設け
るとともに、オイルギャラリの面圧を高くすべくオイル
ギャラリ近傍に位置させる構成とすれば、シリンダヘッ
ドのデッドスペースを有効利用することができるととも
に、シリンダブロックとシリンダヘッドとチエンカバー
との組み合わせ部位の面圧を高くすることができ、実用
上有利である。また、チエンガイドのチエンカバーのチ
エンカバー取付ボルト間を略直線状とすることにより、
チエンカバー取付ボルトボルト間が最短ピッチとなり、
合わせ面の面圧の効率を高くし得るものである。
エンカバーのチエンカバー取付ボルト間を略直線状とす
べくチエンガイドのヘッド側取付ボルト用のヘッド側取
付ボルト穴部をシリンダヘッドのデッドスペースに設け
るとともに、オイルギャラリの面圧を高くすべくオイル
ギャラリ近傍に位置させる構成とすれば、シリンダヘッ
ドのデッドスペースを有効利用することができるととも
に、シリンダブロックとシリンダヘッドとチエンカバー
との組み合わせ部位の面圧を高くすることができ、実用
上有利である。また、チエンガイドのチエンカバーのチ
エンカバー取付ボルト間を略直線状とすることにより、
チエンカバー取付ボルトボルト間が最短ピッチとなり、
合わせ面の面圧の効率を高くし得るものである。
【図１】この発明の実施例を示すエンジンの概略図であ
る。
る。
【図２】エンジンのシリンダヘッドの概略平面図であ
る。
る。
【図３】チエンガイドを示し、（ａ）は取付時の正面
図、（ｂ）は取付時の右側面図である。
図、（ｂ）は取付時の右側面図である。
【図４】シリンダヘッドの拡大側面図である。
【図５】図４のＶ−Ｖ線による拡大断面図である。
【図６】この発明の従来技術を示すエンジンの概略図で
ある。
ある。
【図７】エンジンのシリンダヘッドの概略平面図であ
る。
る。
【図８】チエンガイドを示し、（ａ）は取付時の正面
図、（ｂ）は取付時の右側面図である。
図、（ｂ）は取付時の右側面図である。
【図９】シリンダヘッドの拡大側面図である。
【図１０】図９のＸ−Ｘ線による拡大断面図である。
２ エンジン ４ シリンダブロック ６ シリンダヘッド ８ ヘッドカバー １０ ベアリングキャップ １２ クランク軸 １４ クランクスプロケット １６ 第１カム軸 １８ 第２カム軸 ２０ 第１カムスプロケット ２２ 第２カムスプロケット ２４ 中間軸 ２６ 第１中間スプロケット ２８ 第２中間スプロケット ３０ 第１チエン ３２ 第２チエン ３４ テンショナ ３６ チエンガイド ３８ チエンカバー ４０ チエンカバー取付ボルト ４２ 第１アジャスタ ４４ 第２アジャスタ ４６ ヘッド側取付ボルト ４８ ブロック側取付ボルト ５０ 延設端部 ５２ ボルト孔部 ５４ ヘッド側取付孔部 ５６ ヘッド側取付ボルト穴部 ５８ ヘッドボルト孔部 ６０ オイルギャラリ
Claims (3)
- 【請求項１】 クランク軸の回転力をチエンを介してカ
ム軸に伝達するエンジンにおいて、前記チエンを案内す
るチエンガイドを配設する際にチエンガイドのヘッド側
取付ボルトを前記エンジンのシリンダヘッドからシリン
ダブロックに指向すべく締結する構成としたことを特徴
とするエンジンのチエンガイド。 - 【請求項２】 前記エンジンは、ヘッド補助ボルトとチ
エンガイドのヘッド側取付ボルトとを兼用するエンジン
である特許請求の範囲の請求項１に記載のエンジンのチ
エンガイド。 - 【請求項３】 前記エンジンは、チエンガイドのチエン
カバーのチエンカバー取付ボルト間を略直線状とすべく
チエンガイドのヘッド側取付ボルト用のヘッド側取付ボ
ルト穴部をシリンダヘッドのデッドスペースに設けると
ともに、オイルギャラリの面圧を高くすべくオイルギャ
ラリ近傍に位置させたエンジンである特許請求の範囲の
請求項１に記載のエンジンのチエンガイド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16099496A JP3267157B2 (ja) | 1996-05-31 | 1996-05-31 | エンジンのチエンガイド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16099496A JP3267157B2 (ja) | 1996-05-31 | 1996-05-31 | エンジンのチエンガイド |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09317491A true JPH09317491A (ja) | 1997-12-09 |
| JP3267157B2 JP3267157B2 (ja) | 2002-03-18 |
Family
ID=15726559
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16099496A Expired - Fee Related JP3267157B2 (ja) | 1996-05-31 | 1996-05-31 | エンジンのチエンガイド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3267157B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2012160969A1 (ja) * | 2011-05-20 | 2012-11-29 | ヤマハ発動機株式会社 | エンジンおよび鞍乗型車両 |
-
1996
- 1996-05-31 JP JP16099496A patent/JP3267157B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2012160969A1 (ja) * | 2011-05-20 | 2012-11-29 | ヤマハ発動機株式会社 | エンジンおよび鞍乗型車両 |
| CN103097693A (zh) * | 2011-05-20 | 2013-05-08 | 雅马哈发动机株式会社 | 发动机和骑乘型车辆 |
| CN103097693B (zh) * | 2011-05-20 | 2015-04-01 | 雅马哈发动机株式会社 | 发动机和骑乘型车辆 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3267157B2 (ja) | 2002-03-18 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |