JPH09315026A - メタルマスク及びその製造方法 - Google Patents

メタルマスク及びその製造方法

Info

Publication number
JPH09315026A
JPH09315026A JP15164896A JP15164896A JPH09315026A JP H09315026 A JPH09315026 A JP H09315026A JP 15164896 A JP15164896 A JP 15164896A JP 15164896 A JP15164896 A JP 15164896A JP H09315026 A JPH09315026 A JP H09315026A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal
metal mask
substrate
synthetic resin
printed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15164896A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Amano
弘司 天野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rohm Co Ltd filed Critical Rohm Co Ltd
Priority to JP15164896A priority Critical patent/JPH09315026A/ja
Publication of JPH09315026A publication Critical patent/JPH09315026A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/10Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern
    • H05K3/12Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern using thick film techniques, e.g. printing techniques to apply the conductive material or similar techniques for applying conductive paste or ink patterns
    • H05K3/1216Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern using thick film techniques, e.g. printing techniques to apply the conductive material or similar techniques for applying conductive paste or ink patterns by screen printing or stencil printing

Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷時にインクが滲み難いメタルマスクを提
供する。 【解決手段】 金属基板に所定の形状の印刷パターンが
設けられているメタルマスクにおいて、前記金属基板の
被印刷物との接触面側に、前記金属基板の印刷パターン
と同じ印刷パターンを有する合成樹脂層を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はメタルマスク及びそ
の製造方法に関する。更に詳細には、本発明は印刷時に
印刷用インクの“滲み”が起こりにくいメタルマスク及
びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、厚膜印刷用の印刷マスクとして
は、メッシュマスク又はメタルマスクなどが使用されて
きた。これらのマスクは一般的に、厚膜印刷などに適
し、回路基板上に導電ペーストを用いて回路パターンを
印刷したり、半田マスクなどの形成に使用される。
【0003】メッシュマスクでは、微細パターンを精細
に印刷できるという利点がある反面、マスクの骨格とな
るスクリーンメッシュが使用中に伸縮するために、印刷
パターンが徐々に変形し、寸法精度や印刷精度が低下す
るという欠点がある。更に、スクリーンメッシュが磨耗
し易く、耐久性に劣るという欠点もある。
【0004】メタルマスクでは、使用中の伸縮が起こり
にくいので、寸法精度、印刷精度の点ではメッシュマス
クよりも優れており、更に、耐摩耗性の点でもメッシュ
マスクよりも優れている。しかし、メタルマスクは印刷
時にインクが“滲み”易い欠点がある。更に、マスクの
掃除の際に、拭しょく時の紙又はウエスなどに由来する
糸状異物が付着する欠点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は印刷時にインクが滲み難いメタルマスクを提供するこ
とである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題は、金属基板に
所定の形状の印刷パターンが設けられているメタルマス
クにおいて、前記金属基板の被印刷物との接触面側に、
前記金属基板の印刷パターンと同じ印刷パターンを有す
る合成樹脂層を設けることにより解決される。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は本発明のメタルマスクの一
例の概要断面図である。図1に示されるように、本発明
のメタルマスク1は金属基板3と合成樹脂層5とから構
成されている。メタルマスク1は金属基板3と合成樹脂
層5を貫通する印刷パターン7を有する。
【0008】図2は従来のメタルマスクの使用状態を示
す概要図である。図示されているように、メタルマスク
20と印刷回路基板9との間の接触界面には微細な隙間
が多数存在する。このため、メタルマスク30の上面か
ら印刷パターン7に印刷インクが塗布されると、メタル
マスク30と印刷回路基板9との間の接触界面の隙間内
に印刷インクが回り込み、“滲み”を起こす。
【0009】図3は図1に示された本発明のメタルマス
ク1を印刷基板9に押圧して使用する印刷状態の一例の
概要図である。印刷回路基板9の印刷面は鏡面仕上げさ
れる訳ではないので、実際には図示されているように微
少な凹凸が多数存在する。本発明のメタルマスク1は金
属基板3の下面に合成樹脂層5が配設されているので、
印刷回路基板9にメタルマスク1を押圧すると、印刷回
路基板表面の凹凸はこの合成樹脂層5の内部に埋入す
る。このため、印刷基板9とメタルマスク1との接触界
面に隙間が全く発生しない。その結果、メタルマスク1
の上面から印刷インクを塗布しても、印刷回路基板9と
メタルマスク1との接触界面にインクが侵入できないの
で、印刷時のインク滲みが防止される。
【0010】本発明のメタルマスク1で使用される金属
基板3の材質は特に限定されない。例えば、ステンレス
などの金属が好適に使用される。金属基板3の厚さは特
に限定されない。一般的に、100μm〜500μmの
範囲内の厚さが好適に使用される。厚さが100μm未
満ではメタルマスクの強度不足により破損しやすいなど
の不都合がある。一方、厚さが500μm超では印刷パ
ターン7のエッチングが困難になったり、エッチングテ
ーパの発生更に両面エッチングの場合はインクの通過障
害を発生させる。また、厚すぎることにいより柔軟性に
欠け、印刷適性が損なわれる。
【0011】合成樹脂層5は被印刷物(例えば、印刷回
路基板9)に使用される材料よりも軟質の素材であれば
全て使用できる。従って、合成樹脂層5の素材としては
熱可塑性合成樹脂が好ましい。このような合成樹脂は当
業者に周知である。印刷パターン7を形成するために、
この合成樹脂層5は感光性合成樹脂であることが好まし
い。感光性合成樹脂であれば、露光などの常用手段によ
り所望部分をエッチング除去することができる。しか
し、合成樹脂層5は材料となる合成樹脂を刷毛塗り、ス
プレーコート、バケットコート、静電塗装、スピンコー
ト、浸漬塗布などの常用の手段で金属基板に接着させる
こともできる。合成樹脂層5の厚さは特に限定されな
い。一般的に、5μm〜100μmの範囲内の厚さが好
ましい。合成樹脂層5の膜厚が5μm未満の場合、印刷
時の滲み防止効果が得られない。一方、膜厚が100μ
m超の場合、エマルジョンタイプの膜の場合、形成に長
時間を要し、好ましくない。また、溶剤タイプの膜の場
合、特殊例としては形成可能であるが、設備やコストな
どの面で難点がある。合成樹脂層5の膜厚は、メタルマ
スクの設計厚さから使用される金属基板3の厚さを引く
ことにより自ずから決定される。また、所定の設計厚さ
を得るために、合成樹脂層5の膜厚を厚くすると金属基
板3の厚さを薄くすることができる。金属基板3の厚さ
が薄くなると、金属基板3に対する印刷パターンのエッ
チングが容易となる。
【0012】次に、本発明のメタルマスクの製造方法に
ついて図4を参照しながら説明する。先ず、所定の厚さ
の金属基板(例えば、厚さ5〜300μmのステンレス
板)と所定のパターンが付けられたポジフィルムを用意
する。厚さ10μmのステンレス板3に感光性樹脂を塗
布し、冷風で乾燥し、感光性樹脂層41を形成する(図
4(A)参照)。その後、ポジフィルム43を乗せ、メ
タルハライド光源45などを用いて露光する(図4
(B)参照)。その後、常用の方法で現像し、エッチン
グする。金属基板上に残置された感光性樹脂は洗浄して
除去する。斯くして、金属基板3に印刷パターン7が形
成される(図4(C)参照)。次いで、この金属基板3
の被印刷物と対峙する面側に再度感光性樹脂41を所定
の厚さで塗布し、冷風で乾燥する。塗布方法は、噴霧、
バーコーター、バケット、スピンコートなど任意の方法
を使用できる。その後、前記のポジフィルム43を、金
属基板に既に形成された印刷パターンに位置合わせして
感光性樹脂層41に重ね合わせる。次いで、メタルハラ
イド光源45などを用いて感光する(図4(D)参
照)。薬剤又は水など、使用した感光性樹脂の種類によ
り選択した液体を吹き付け未露光部を現像する。斯くし
て、金属基板の印刷パターンと同じ位置に印刷パターン
が形成された合成樹脂層5が得られる(図4(E)参
照)。合成樹脂層5の再露光及び/又は硬膜化剤の塗布
など、適当な硬膜化処理を施し、完成する。
【0013】本発明のメタルマスクを使用していくと、
金属基板下面の合成樹脂層が磨耗する。このため、寿命
がきたら、合成樹脂層のみを過酸化水素、次亜塩素酸ナ
トリウム水溶液又は有機溶剤などの適当な液体で剥離
し、再度、感光性樹脂を塗布し、露光し、現像すること
により、合成樹脂層を再生させることができる。
【0014】合成樹脂層は感光性樹脂の塗布、露光、現
像などの光学的処理方法に限らず、ディップコート、刷
毛塗り、スプレーコート、スピンコートなどの機械的方
法によっても形成することができる。合成樹脂塗膜形成
後に、金属基板の印刷パターンを通して吸引又は圧縮空
気の吹き出しなどを施すことにより、合成樹脂層に同じ
印刷パターンを形成することができる。
【0015】本発明のメタルマスクは印刷回路基板に金
属配線を印刷したり、半田パターンを印刷したりするこ
との他、コンデンサの内部電極の印刷、抵抗体の印刷、
LSI,トランジスタ,ガリウム・砒素などのパッケー
ジの印刷などの様々な目的に好適に使用できる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
金属基板を有するメタルマスクにおいて、該金属基板下
面に合成樹脂層が配設されているので、このメタルマス
クを印刷回路基板に押圧すると、軟質な合成樹脂層は印
刷回路基板表面の微細な凹凸や印刷回路基板自体の歪み
に密着することができる。その結果、印刷する際、印刷
インクがマスクと印刷回路基板との接触界面の間に侵入
することが効果的に防止され、インク滲みのない、シャ
ープな印刷が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のメタルマスクの一例の概要断面図であ
る。
【図2】従来のメタルマスクを印刷回路基板に押圧させ
た状態の概要断面図である。
【図3】本発明のメタルマスクを印刷回路基板に押圧さ
せた状態の概要断面図である。
【図4】本発明のメタルマスクの製造工程を示す模式的
説明図であり、(A)は金属基板に感光性樹脂を塗布し
た状態を示し、(B)はポジフィルムをあてて露光する
状態を示し、(C)は印刷パターンが形成された金属基
板を示し、(D)は(C)で得られた金属基板に感光性
樹脂を再度塗布し、ポジフィルムをあてて露光する状態
を示し、(E)は図1に示す本発明のメタルマスクが最
終的に得られた状態を示す。
【符号の説明】
1 本発明のメタルマスク 3 金属基板 5 合成樹脂層 7 印刷パターン 9 印刷回路基板 41 感光性樹脂層 43 ポジフィルム 45 露光光源

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属基板に所定の形状の印刷パターンが
    設けられているメタルマスクにおいて、前記金属基板の
    被印刷物との接触面側に、前記金属基板の印刷パターン
    と同じ印刷パターンを有する合成樹脂層が設けられてい
    ることを特徴とするメタルマスク。
  2. 【請求項2】 合成樹脂層は感光性合成樹脂からなる請
    求項1のメタルマスク。
  3. 【請求項3】 合成樹脂層は非感光性合成樹脂からなる
    請求項1のメタルマスク。
  4. 【請求項4】 金属基板の一方の面に感光性樹脂を塗布
    し、この感光性樹脂層の表面に、所定の印刷パターンを
    有するポジフィルムをあてて露光光源より光を照射して
    該感光性樹脂の所定部分を露光し、該感光性 樹脂を現
    像し、該感光性樹脂除去部分に対応する金属基板部分を
    エッチングして該金属基板に印刷パターンを形成するこ
    とからなるメタルマスクの製造方法において、 印刷パターンを有する金属基板の被印刷物との接触面側
    に感光性樹脂を塗布し、前記ポジフィルムをあてて露光
    光源より光を照射して前記印刷パターン部分に存在する
    感光性樹脂を露光させ、現像して該露光部分を除去する
    ことにより、前記金属基板の印刷パターンと同じ部分に
    印刷パターンを有する合成樹脂層を形成させることを特
    徴とするメタルマスクの製造方法。
JP15164896A 1996-05-23 1996-05-23 メタルマスク及びその製造方法 Pending JPH09315026A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15164896A JPH09315026A (ja) 1996-05-23 1996-05-23 メタルマスク及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15164896A JPH09315026A (ja) 1996-05-23 1996-05-23 メタルマスク及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09315026A true JPH09315026A (ja) 1997-12-09

Family

ID=15523168

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15164896A Pending JPH09315026A (ja) 1996-05-23 1996-05-23 メタルマスク及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09315026A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008200958A (ja) * 2007-02-19 2008-09-04 Bonmaaku:Kk マスク及びマスクの製造方法
JP2008246738A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Mitsubishi Paper Mills Ltd スクリーン印刷用マスクおよびスクリーン印刷用マスクの作製方法
DE112007000870T5 (de) 2006-04-07 2009-02-19 Mitsubishi Paper Mills Limited Verfahren zur Herstellung einer Siebdruckmaske mit Harz und Siebdruckmaske mit Harz
GB2476925A (en) * 2009-09-21 2011-07-20 Dtg Int Gmbh Printing screens and method of fabricating the same
US9925759B2 (en) 2009-09-21 2018-03-27 Asm Assembly Systems Switzerland Gmbh Multi-layer printing screen having a plurality of bridges at spaced intervals

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112007000870T5 (de) 2006-04-07 2009-02-19 Mitsubishi Paper Mills Limited Verfahren zur Herstellung einer Siebdruckmaske mit Harz und Siebdruckmaske mit Harz
JP2008200958A (ja) * 2007-02-19 2008-09-04 Bonmaaku:Kk マスク及びマスクの製造方法
JP2008246738A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Mitsubishi Paper Mills Ltd スクリーン印刷用マスクおよびスクリーン印刷用マスクの作製方法
GB2476925A (en) * 2009-09-21 2011-07-20 Dtg Int Gmbh Printing screens and method of fabricating the same
US9925759B2 (en) 2009-09-21 2018-03-27 Asm Assembly Systems Switzerland Gmbh Multi-layer printing screen having a plurality of bridges at spaced intervals

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH1142867A (ja) スクリーン印刷用マスク、その製造方法および使用方法
KR0165413B1 (ko) 패턴 에칭 방법
JPH09315026A (ja) メタルマスク及びその製造方法
JP2005142254A (ja) 配線基板及びその製造方法
JPH0497588A (ja) ソルダレジストの形成方法
JP2723744B2 (ja) 印刷配線板の製造方法
JPS5931543A (ja) シヤドウマスクの製造方法
JP2004218033A (ja) エッチング製品及びエッチング方法
JP3705314B2 (ja) スクリーン印刷用スクリーン版
JPH0420993B2 (ja)
JPS61139089A (ja) 印刷配線板の製造方法
JPH04186894A (ja) 印刷配線板の製造方法
JPH01248694A (ja) プリント基板のブラインドスルーホールの保護方法
JPH08290686A (ja) 印刷用メタルマスク
JP2518249B2 (ja) スル−ホ−ル基板の製法
JPH03255693A (ja) 印刷配線板の製造方法
JPH06318774A (ja) 印刷配線板の製造方法
JPH04785A (ja) プリント基板の製造方法
JPH0997977A (ja) ブラインドスルーホール部を有するプリント基板の製造方法
KR100204612B1 (ko) 인쇄회로기판에서의 인쇄방법
JPH08236018A (ja) シャドウマスクの製造方法
JPH0750469A (ja) プリント配線板の製造方法
JPH01296251A (ja) メタルマスクの製造方法
JPH1187885A (ja) 積層基材の製造方法
JPS6332991A (ja) 印刷配線板の製造方法