JPH0931113A - 界面活性剤、乳化重合用乳化剤、懸濁重合用分散剤及び樹脂改質剤 - Google Patents

界面活性剤、乳化重合用乳化剤、懸濁重合用分散剤及び樹脂改質剤

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JPH0931113A
JPH0931113A JP7189472A JP18947295A JPH0931113A JP H0931113 A JPH0931113 A JP H0931113A JP 7189472 A JP7189472 A JP 7189472A JP 18947295 A JP18947295 A JP 18947295A JP H0931113 A JPH0931113 A JP H0931113A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、2塩基カルボン酸型構造を
有する新規な化合物からなる界面活性剤、乳化重合用乳
化剤、懸濁重合用分散剤及びビニル系樹脂改質剤を提供
することにある。 【解決手段】 本発明の化合物は、一般式 【化1】 [X−O−(R1−O)m−OC−R2−COO]yM (1) (式中、Mは、水素原子あるいは金属原子、または4級
窒素を有する基を表し、yは、Mの価数と同数であり、
1は1種または2種以上の炭化水素基を表し、R2は二
塩基酸またはその無水物の残基を表し、mは、0〜10
00の数であり、Xは、重合性炭素−炭素2重結合を1
つ以上有する、酸素原子、ふっ素原子を有してもよい炭
化水素基を表す)で表わされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2塩基カルボン酸
型構造を有する界面活性剤に関し、また、本発明は該構
造を有する乳化重合用乳化剤に関し、また、本発明は該
構造を有する懸濁重合用分散剤に関し、また、本発明は
該構造を有する樹脂改質剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、界面活性剤としては乳化、分散、
洗浄、湿潤、起泡等の幅広い性能を有しており、それら
の諸性能を利用して、繊維をはじめとし、紙、ゴム、プ
ラスチック、金属、塗料、顔料、土木建築等あらゆる分
野に利用されている。特に、最近は界面活性剤を使用し
た末端商品の高性能化への動きが活発化してきており、
それに伴って、界面活性剤が有する副次的な欠点も指摘
されている。例えば、塗料、印刷インキ、接着剤などは
その製品の製造時、あるいは製品の安定化、更には作業
性などの点で欠かすことができないものである。それら
の製品が、塗布、印刷あるいは接着、粘着等の作業で使
用された場合は、界面活性剤は不要であり、むしろ存在
している界面活性剤によって、塗膜、印刷面、接着皮膜
等の耐水性、耐油性等の性能を悪化させる場合が多い。
これらの対策として界面活性剤の配合量の削減、界面活
性剤の高分子化等の方向で検討されているが、製品の安
定性、作業性等の点で未だ十分に解決されるまでに至っ
ていない。
【0003】又、従来乳化重合用乳化剤としては、アル
キル硫酸塩、アルキルベンゼン硫酸塩、ポリオキシエチ
レンアルキルエーテル硫酸塩等のアニオン界面活性剤や
ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチ
レン脂肪酸エステル、プルロニック型界面活性剤等の非
イオン性界面活性剤が使用されている。乳化重合用乳化
剤は、重合の開始反応や生成反応に関与するだけでな
く、生成したエマルジョンの機械安定性、化学的安定
性、凍結安定性及び貯蔵安定性にも関与し、更に、エマ
ルジョンの粒子径、粘性及び起泡性等のエマルジョン物
性、フィルム化した時の耐水性、耐候性、接着性、耐熱
性等のフィルム物性にも大きな影響を及ぼすことが知ら
れている。しかし、通常の乳化剤を使用して乳化重合し
たエマルジョンには乳化剤に起因するエマルジョンの泡
立ちが高くなること、またエマルジョンからフィルムに
した場合に乳化剤が遊離の状態でフィルム中に残るた
め、接着性、耐水性、耐候性耐熱性等のフィルム物性の
低下などの問題点が指摘されている。
【0004】この様な欠点を解消するため、近年分子中
に界面活性能を有する基と重合性基を有する基を有し、
乳化剤として作用するだけでなく、重合中徐々に重合体
に、化学的な結合で取り込まれていく反応性界面活性剤
に関する提案がされている。例えば特開平7−10909号
公報、特開平7−18009号公報などがあるが、これらに
はクロル酢酸もしくはその塩等を用いてカルボン酸化反
応を行うことが記載されているが、この反応では反応率
が低く、また、副生成物が多量に生成するため、製造す
る上で非常に困難である等の問題点が有る。従って、充
分な性能が得られず、いずれも上記問題点を充分解決す
るまでには至っていない。
【0005】又、従来懸濁重合用分散剤としては、工業
的にビニル系樹脂を製造する場合、水性媒体中で分散安
定剤の存在下に塩化ビニル系モノマ−を分散させ、油溶
性触媒を用いて重合を行う懸濁重合法が広く実施されて
いる。このような樹脂の品質を支配する因子としては重
合率、水/モノマ−比、重合温度、触媒の種類及び量、
重合層の型式、攪拌速度あるいは分散安定剤の種類、量
等が挙げられるが、中でも分散安定剤の種類による影響
が非常に大きい事がしられている。従来のビニル系樹脂
の懸濁重合用分散剤としては、メチルセルロ−ス、ヒド
ロキシプロピルメチルセルロ−ス、カルボキシメチルセ
ルロ−ス等のセルロ−ス誘導体、ゼラチンあるいはポリ
ビニルアルコ−ル等の水溶性高分子などが挙げられる。
しかしこの様な分散剤は重合後のビニル樹脂中にフリ−
で残存してしまい、それに起因してビニル樹脂の耐水
性、耐候性、耐久性等の樹脂の物性を下げてしまうとい
う問題があった。
【0006】又、ビニル系樹脂改質剤としては、従来、
ビニル重合体の改質剤として特開平1−174511号公報が
あるが、この改質剤を用いた場合、単量体との相溶性が
悪いために均一な共重合体が得られなかった。相溶性を
改良する試みとして、特開平1−174512号公報がある
が、尚充分な相溶性を得るには至らず、また重合体に対
する改質効果も不充分であるという問題点があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは上記問題
点を解決すべく鋭意検討した結果、構造中に2塩基酸の
カルボキシル基を有する化合物を用いることにより、上
記問題点を解決できることを見いだし、本発明を完成す
るに至った。
【0008】本発明の目的は上記欠点のない2塩基カル
ボン酸型構造を有する新規な界面活性剤を提供すること
にある。
【0009】また、本発明の他の目的は上記欠点のない
2塩基カルボン酸型構造を有する新規な乳化重合用乳化
剤を提供することにある。
【0010】また、本発明の更に他の目的は上記欠点の
ない2塩基カルボン酸型構造を有する新規な懸濁重合用
分散剤を提供することにある。
【0011】また、本発明の他の目的は上記欠点のない
2塩基カルボン酸型構造を有する新規なビニル系樹脂改
質剤を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、一般式
【化5】 [X−O−(R1−O)m−OC−R2−COO]yM (1) (式中、Mは、水素原子あるいは金属原子、または4級
窒素を有する基を表し、yは、Mの価数と同数であり、
1は1種または2種以上の炭化水素基を表し、R2は二
塩基酸またはその無水物の残基を表し、mは、0〜10
00の数であり、Xは、重合性炭素−炭素2重結合を1
つ以上有する、酸素原子、ふっ素原子を有してもよい炭
化水素基を表す)で表わされる化合物からなる界面活性
剤、乳化重合用乳化剤、懸濁重合用分散剤及び樹脂改質
剤である。
【0013】
【発明の実施の形態】上記一般式(1)において、Mは
水素原子あるいは金属原子、または4級窒素を有する
基、すなわちカチオン性原子または基である。金属原子
としては、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属、マ
グネシウム、カルシウムなどのアルカリ土類金属等が挙
げられ、4級窒素を有する基では、アンモニアの4級ア
ンモニウム、モノエタノ−ルアミン、トリエタノールア
ミン等のアルカノールアミンの4級アンモニウム、モノ
メチルアミン、ジプロピルアミン等のアルキルアミンの
4級アンモニウムが挙げられる。
【0014】一般式(1)及び(A)中のR1及びR
5は、1種または2種以上の炭化水素基であって、直
鎖、分岐鎖、環式、飽和、不飽和にかかわらないが、好
ましくは炭素原子数2〜4のアルキレン基またはスチレ
ンオキサイド残基(フェニルエチレン基)である。例え
ばエチレン、プロピレン、ブチレン、イソブチレン、ス
チレンオキサイド残基等である。R1及びR5は同一であ
っても異なってもよい。
【0015】一般式(1)および(A)中の(R1
O)m 、(R5−O)n 部は、エチレンオキサイド、プ
ロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド、エピクロル
ヒドリン等のアルキレンオキサイド、スチレンオキサイ
ド等を付加重合することにより得ることができる。ま
た、付加させるアルキレンオキサイド、スチレンオキサ
イド等により、R1及びR5が決定され、付加させるアル
キレンオキサイド、スチレンオキサイド等は単独重合、
2種類以上のランダム重合あるいはブロック重合であっ
てよい。付加の方法は通常の方法であってよい。また、
重合度m、nは0〜1000の数であり、m、nは好ま
しくは0〜500の範囲、更に好ましくは0〜100の
範囲がよい。m、nは同一であっても異なってもよい。
【0016】R2は、二塩基酸またはその無水物の残基
である。二塩基酸としては、例えばシュウ酸、マロン
酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、
スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ウンデカン二
酸、ドデカン二酸、トリデカン二酸、テトラデカン二酸
等の飽和脂肪族ジカルボン酸、シクロペンタンジカルボ
ン酸、ヘキサヒドロフタル酸、メチルヘキサヒドロフタ
ル酸等の飽和脂環族ジカルボン酸、フタル酸、イソフタ
ル酸、テレフタル酸、トリレンジカルボン酸、キシリレ
ンジカルボン酸等の芳香族ジカルボン酸、マレイン酸、
フマル酸、イタコン酸、シトラコン酸、メサコン酸等の
不飽和脂肪族ジカルボン酸、テトラヒドロフタル酸、メ
チルテトラヒドロフタル酸、ナジック酸(エンドメチレ
ンテトラヒドロフタル酸)、メチルナジック酸、メチル
ブテニルテトラヒドロフタル酸、メチルペンテニルテト
ラヒドロフタル酸等の不飽和脂環族ジカルボン酸等が挙
げられる。これらは無水物の形で用いられてもよい。
【0017】また、これら2塩基酸の中でも、重合性炭
素−炭素2重結合を有するものは、乳化重合用乳化剤、
懸濁重合用分散剤、樹脂改質剤として用いた場合に、ポ
リマー成分に組み込まれやすい。すなわち、マレイン
酸、フマル酸、イタコン酸、シトラコン酸、メサコン酸
等の不飽和脂肪族ジカルボン酸、テトラヒドロフタル
酸、メチルテトラヒドロフタル酸、ナジック酸(エンド
メチレンテトラヒドロフタル酸)、メチルナジック酸等
の不飽和脂環族ジカルボン酸等が挙げられる。
【0018】Xは、重合性炭素−炭素2重結合を1つ以
上有する、酸素原子、ふっ素原子を有してもよい炭化水
素基である。ここで、重合性炭素−炭素2重結合とは、
ラジカル重合性であってもカチオン重合性であってもよ
いが、乳化重合、懸濁重合系がラジカル重合系であるこ
とが多いので、アクリル基、メタクリル基、アリル基、
メタリル基等のラジカル重合性基であるのが好ましい。
【0019】これらのなかのうち、Xは、特に、以下一
般式(A)、(B)、(C)で表わされる基であるのが
好ましい。すなわち、一般式(A)は、
【化6】 但し、式中、R3は水素原子またはメチル基を表し、R4
はCH2またはC=Oを表し、R3、nは前述と同意義で
あり、R6は水素原子、またはふっ素原子を有してもよ
いアルキル基、アルケニル基、アラルキル基、アシル基
のうちのいずれかの基である。かかる一般式(A)で表
わされる基は、R4がCH2の場合は、(メタ)アリルグ
リシジルエーテル等の開環反応により、また、R4がC
=Oの場合は、グリシジル(メタ)アクリレート等の開
環反応により得ることができる。
【0020】また、一般式(B)は、
【化7】 但し、式中、R7は、水素原子またはメチル基を表し、
8は、CH2またはC=Oを表し、R9は水素原子、ま
たはふっ素原子を有してもよいアルキル基、アルケニル
基、アラルキル基、アシル基のうちのいずれかの基であ
る。かかる一般式(B)で表わされる基は、R8がCH2
の場合は、末端エポキシドと(メタ)アリルアルコール
等の開環反応により、また、R8がC=Oの場合は、末
端エポキシドと(メタ)アクリル酸等の開環反応により
得ることができる。
【0021】また、一般式(C)は、
【化8】 但し、式中、R10はふっ素原子を有してもよいアルキル
基、アルケニル基、アラルキル基、アシル基のうちのい
ずれかの基であり、Pは0〜4の数である。すなわち、
10は置換しなくてもよく、1〜4置換してもよい。多
置換する場合は、各々独立であってよい。かかる一般式
(C)で表わされる基は、プロペニルフェノールあるい
は置換プロペニルフェノールを用いることにより得るこ
とができる。
【0022】R6、R9及びR10は、水素原子がふっ素原
子で置換されてもよい炭化水素であって、炭素原子数1
〜36のアルキル基、アルケニル基、アラルキル基、ア
シル基であるのが好ましい。
【0023】ふっ素原子で置換されてもよいアルキル基
としては例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロ
ピル、ブチル、イソブチル、ターシャリブチル、ペンチ
ル、イソペンチル、ネオペンチル、ターシャリペンチ
ル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、2−エチルヘキシ
ル、ノニル、デシル、ウンデシル、ドデシル、トリデシ
ル、イソトリデシル、テトラデシル、ヘキサデシル、オ
クタデシル、ドコシル、テトラコシル、トリアコンチ
ル、2−オクチルドデシル、2−ドデシルヘキサデシ
ル、2−テトラデシルオクタデシル、モノメチル分岐−
イソステアリル、トリデカフルオロオクチル、ヘプタデ
カフルオロドデシル、ヘンエイコサフルオロドデシル、
ペンタコサフルオロドデシル、ノナコサフルオロドデシ
ル、トリトリアコンタフルオロオクタデシル、2−ペン
タフルオロエチルペンタフルオロヘキシル、2−トリデ
カフルオロヘキイルトリデカフルオロデシル、2−ヘン
エイコサフルオロデシルヘンエイコサフルオロテトラデ
シル、2−ペンタコサフウルオロドデシルペンタコサフ
ルオロヘキサデシル、2−ノナコサフルオロテトラデシ
ルノナコサフルオロオクタデシル基等が挙げられる。
【0024】ふっ素原子で置換されてもよいアルケニル
基としては例えば、ビニル、アリル、プロペニル、イソ
プロペニル、ブテニル、イソブテニル、ペンテニル、イ
ソペンテニル、ヘキセニル、ヘプテニル、オクテニル、
ノネニル、デセニル、ウンデセニル、ドデセニル、テト
ラデセニル、オレイル等が挙げられる。
【0025】ふっ素原子で置換されてもよいアラルキル
基としては例えば、フェニル、トルイル、キシリル、ク
メニル、メシチル、ベンジル、フェネチル、スチリル、
シンナミル、ベンズヒドリル、トリチル、エチルフェニ
ル、プロピルフェニル、ブチルフェニル、ペンチルフェ
ニル、ヘキシルフェニル、ヘプチルフェニル、オクチル
フェニル、ノニルフェニル、α−ナフチル、β−ナフチ
ル基等が挙げられる。
【0026】ふっ素原子で置換されてもよいアシル基と
しては、前記のアルキル基、アルケニル基、アラルキル
基の結合末端にカルボニル基が結合した基が挙げられ
る。例えば、アセチル、プロピオニル、ブチリル、イソ
ブチリル、バレリル、イソバレリル、ピバリル、ラウロ
イル、ミリストイル、パルミトイル、ステアロイル、ア
クリロイル、プロピオロイル、メタクロイル、クロトノ
イル、オレイロイル、ベンゾイル、フタロイル、スクシ
ニル等が挙げられる。
【0027】更に、前記条件に加えて、R6及びR9は水
素でもよい。
【0028】本発明の化合物は界面活性剤として使用す
ることができ、また、特にビニル基等のラジカル重合系
と反応性を有する界面活性剤として乳化重合用乳化剤、
懸濁重合用分散剤、樹脂用改質(親水性調節、相溶性向
上、帯電防止性向上、防曇性向上、耐水性向上、接着性
向上、染色性向上、造膜性向上、耐候性向上、耐ブロッ
キング性向上等)剤に使用することができる。
【0029】また、本発明の化合物は、構造中にカルボ
キシル基またはその塩を有するため、洗浄剤、湿潤剤と
して用いる場合は両親媒性を向上させる。
【0030】乳化重合用乳化剤、懸濁重合用分散剤とし
て使用する場合は重合可能な二重結合基を有するため、
従来、非反応型乳化剤を使用した場合に問題となってい
たエマルションまたはサスペンジョンの泡立ち、エマル
ションまたはサスペンジョンから得られるポリマーの諸
物性(耐水性・耐候性・接着性等)の低下、製造工程に
おいて出てくる排水中に乳化剤を含有するために起こる
排水負荷、環境破壊等の種々の問題点を解決出来る。ま
た、末端にカルボキシル基またはその塩を有するため、
樹脂をエマルションまたはサスペンジョンから析出させ
る塩析・酸析等による析出操作が容易にできる。また、
析出操作時に出る排水に該乳化剤、該分散剤が含まれな
いため、排水負荷・環境破壊に繋がらないという利点を
有する。この点については特にABS樹脂の製造時に有
用である。
【0031】更に、乳化重合用乳化剤、懸濁重合用分散
剤、ビニル系樹脂用改質剤として使用する場合は例えば
金属酸化剤の存在によって樹脂ポリマーを架橋させるこ
とも可能である。
【0032】本発明の界面活性剤を洗浄剤として使用す
る場合は、R2の炭素原子数は8〜24、mは1〜10
0の数である化合物が好ましい。使用量としては0.0
1〜10重量%、好ましくは0.1〜5重量%である。
【0033】本発明の界面活性剤は湿潤剤として使用す
る場合は、R2の炭素原子数は8〜24、mは1〜10
0の数である化合物が好ましい。使用量としては0.0
1〜10重量%、好ましくは0.1〜5重量%である。
【0034】本発明の乳化重合用乳化剤は、R2 の炭素
原子数は1〜24、mは1〜100の数である化合物が
好ましい。
【0035】本発明の乳化重合用乳化剤を使用するのに
適している重合系は、ラジカル重合系である。好ましく
は、以下に例示するモノマーからなるホモポリマーある
いはコポリマーである。例えば、酢酸ビニル、プロピオ
ン酸ビニル、アルキルビニルエーテル、アルキルビニル
ケトン等のビニル化合物、アクリル酸、アクリル酸メチ
ル、メタクリル酸メチル、アクリル酸ブチル、アクリル
酸2−エチルヘキシル、アクリル酸グリシジル、アクリ
ロニトリル、アクリルアミド等のアクリル化合物、スチ
レン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン等の芳香族
ビニル化合物、エチレン、プロピレン、1−ブテン、1
−ペンテン、1−ヘキサン、1−ヘプテン、1−オクテ
ン、1−ノネン、1−デセン、1−ウンデセン、1−ド
デセン、1−トリデセン、1−テトラデセン等のα−オ
レフィン化合物、ブタジエン、イソプレン、ペンタジエ
ン等の共役ジエン、塩化ビニル、塩化ビニリデン等のハ
ロゲン化オレフィン化合物、無水マレイン酸、マレイン
酸エステル類、イタコン酸エステル類、アクリロニトリ
ル−ブタジエン−スチレンラテックス(ABSラテック
ス)、スチレン−ブタジエンラテックス(SBRラテッ
クス)、アクリル系エマルション、アクリル−スチレン
系エマルション等が挙げられる。
【0036】本発明の乳化重合用乳化剤の使用量は、従
来公知の乳化重合用乳化剤の通常の使用量の範囲で任意
に使用することができるが、概ね、原料モノマーに対し
て、0.1〜20重量%、好ましくは0.2〜10重量%
が良い。また、該化合物と他の乳化剤との併用も可能で
ある。
【0037】本発明の懸濁重合用分散剤は、R2は炭素
原子数1〜24、mは1〜100の数である化合物が好
ましい。
【0038】本発明のカルボン酸型新規懸濁重合用分散
剤を使用するのに適している重合系は、塩化ビニル系モ
ノマーの懸濁重合である。当該分散剤を使用して製造す
るのに適しているポリマーは、以下に例示するモノマー
からなるホモポリマーあるいはコポリマーである。すな
わち、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、アルキルビニ
ルエーテル、アルキルビニルケトン等のビニル化合物、
アクリル酸、アクリル酸メチル、メタクリル酸メチル、
アクリロニトリル、アクリルアミド等のアクリル化合
物、エチレン、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテ
ン、1−ヘキサン、1−ヘプテン、1−オクテン、1−
ノネン、1−デセン、1−ウンデセン、1−ドデセン、
1−トリデセン、1−テトラデセン等のα−オレフィン
化合物、塩化ビニル、塩化ビニリデン等のハロゲン化オ
レフィン化合物、無水マレイン酸、マレイン酸エステル
類、イタコン酸エステル類等である。
【0039】本発明の懸濁重合用分散剤の使用量は、従
来公知の懸濁重合用分散剤の通常の使用量の範囲で任意
に使用することができるが、概ね、原料モノマーに対し
て、0.1〜20重量%、好ましくは0.2〜10重量%
が良い。また、本発明の懸濁重合用分散剤と他の懸濁重
合用分散剤の併用は該化合物の性能が低下しない範囲で
可能である。
【0040】本発明の樹脂改質剤は、R2は炭素原子数
1〜24、mは1〜10の数である化合物が好ましい。
【0041】本発明の樹脂改質剤を適用するのに適して
いる樹脂は、ビニル系モノマーからなるホモポリマーあ
るいはコポリマーである樹脂である。例えば、酢酸ビニ
ル、プロピオン酸ビニル、アルキルビニルエーテル、ア
ルキルビニルケトン等のビニル化合物、アクリル酸、ア
クリル酸メチル、メタクリル酸メチル、アクリロニトリ
ル、アクリルアミド等のアクリル化合物、エチレン、プ
ロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキサン、
1−ヘプテン、1−オクテン、1−ノネン、1−デセ
ン、1−ウンデセン、1−ドデセン、1−トリデセン、
1−テトラデセン等のα−オレフィン化合物、塩化ビニ
ル、塩化ビニリデン等のハロゲン化オレフィン化合物、
無水マレイン酸、マレイン酸エステル類、イタコン酸エ
ステル類等が挙げられる。本発明の樹脂改質剤は上記の
ホモポリマーあるいはコポリマーである樹脂の製造時に
添加することができる。また、上記のホモポリマーある
いはコポリマーである樹脂を加工する際に添加すること
も可能である。
【0042】本発明の樹脂改質剤は、構造中にエーテル
鎖を含有する化合物を用いることにより、優れた相溶性
を示す。また、(R1−O)m 、(R5−O)n を有する
場合は、必要に応じて該アルキレンオキサイド鎖の鎖長
及び構成するアルキレンオキサイドの種類を改質の目的
及び単量体との相溶性に応じて選択することにより親水
性を容易に調節することができる。
【0043】このため本発明の樹脂改質剤は単量体との
相溶性と改質効果を同時に向上させることができるもの
である。
【0044】また、本発明の樹脂改質剤を使用すること
により、使用された樹脂に永久帯電防止、防曇性を付与
することが可能である。
【0045】本発明の樹脂改質剤の使用量は、単量体の
種類、改質の目的、要求される性能などにより、種々変
えることができるが、例えば単量体に対して0.1〜8
0重量%使用することができ、とくに親水性の不充分な
水溶性樹脂を親水性の高い重合体にしようとする場合等
では、単量体に対して1〜80重量%使用することが好
ましい。
【0046】その他の用途、例えば耐水性、接着性、帯
電防止性、防曇性、染色性、造膜性、耐候性、耐ブロッ
キング性等の向上のため、あるいはポリマ−アロイのた
めの重合体に相溶化性を付与しようとする場合等には単
量体に対して0.1〜60重量%使用することが好まし
い。
【0047】本発明の樹脂改質剤を使用する場合にはポ
リマー物性の改善のためにジビニルベンゼン、エチレン
グリコールジメタクリレート、メチレンビスアクリルア
ミド等の架橋性ジビニル化合物等を通常の使用量の範囲
で任意に使用することができる。
【0048】本発明の化合物の製法としては、置換基X
の結合末端に水酸基が付いた化合物、すなわちX−OH
と二塩基酸あるいはその無水物を攪拌下、35℃〜12
0℃、好ましくは40℃〜100℃で2〜6時間反応さ
せることにより容易に得られる。必要に応じて触媒も使
用できる。ここで得られた化合物のMは水素であり、そ
の後に中和してMをアルカリ金属、アルカリ土類金属、
アンモニウム、アルキルアンモニウムもしくはアルカノ
−ルアンモニウム等としてもよい。例えば、水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属化合物、水酸
化カルシウム等のアルカリ土類金属化合物、アンモニ
ア、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン等のア
ルカノールアミン、モノメチルアミン、ジエチルアミ
ン、ジメチルアミン等のアルキルアミン等が挙げられ
る。
【0049】なお、本発明の一般式(1)で示される化
合物の合成法は上記に限定されるものではないことを理
解されたい。
【0050】
【実施例】以下、本発明を実施例により、更に具体的に
説明する。なお、以下の記載において、EO、BO及び
SOはそれぞれ下記の意味を有する:
【表1】
【0051】(製造例A)1モルの
【化9】 を撹拌機付き4ツ口フラスコに仕込み、50℃に昇温
後、1モルの無水マレイン酸を仕込んだ。50℃で2時
間撹拌し、更に、70℃で1時間撹拌し、酸価が64.
8mgKOH/gの化合物を得た。この化合物をNaOH
で中和して、化合物Aを得た。
【0052】(製造例B)1モルの
【化10】 を撹拌機付き4ツ口フラスコに仕込み、50℃に昇温
後、1モルの無水マレイン酸を仕込んだ。50℃で2時
間撹拌し、更に、70℃で1時間撹拌した。この時の反
応物の酸価は27.5mgKOH/gである化合物を得た。
その後、KOHで中和して、化合物Bを得た。
【0053】(製造例C)1モルの
【化11】 を撹拌機付き4ツ口フラスコに仕込み、60℃に昇温
後、1モルの無水フタル酸を仕込んだ。60℃で2時間
撹拌し、更に、80℃で2時間撹拌した。この時の反応
物の酸価は17.3mgKOH/gである化合物を得た。そ
の後、アンモニアで中和して、化合物Cを得た。
【0054】(製造例D)1モルの
【化12】 を撹拌機付き4ツ口フラスコに仕込み、60℃に昇温
後、1モルの無水コハク酸を仕込んだ。60℃で2時間
撹拌し、更に、80℃で2時間撹拌した。この時の反応
物の酸価は32.6mgKOH/gである化合物を得た。そ
の後、NaOHで中和して、化合物Dを得た。
【0055】(製造例E)1モルの
【化13】 を撹拌機付き4ツ口フラスコに仕込み、50℃に昇温
後、1モルのシトラコン酸を仕込んだ。50℃で2時間
撹拌し、更に70℃で3時間撹拌した。この時の反応物
の酸価は21.1mgKOH/gである化合物を得た。その
後、モノエタノールアミンで中和して、化合物Eを得た
(なお、PO/EOは、プロピレンオキサイドとエチレ
ンオキサイドのランダム重合物)。
【0056】(製造例F)1モルの
【化14】 を撹拌機付き4ツ口フラスコに仕込み、60℃に昇温
後、1モルのヘキサヒドロ無水フタル酸を仕込んだ。6
0℃で2時間撹拌し、更に、90℃で4時間撹拌した。
この時の反応物の酸価は17.5mgKOH/gである化合
物を得た。その後、ジメチルアミンで中和して、化合物
Fを得た。
【0057】(製造例G)1モルの
【化15】 を撹拌機付き4ツ口フラスコに仕込み、40℃に昇温
後、1モルのテトラヒドロ無水フタル酸を仕込んだ。4
0℃で3時間撹拌し、更に60℃で2時間撹拌した。こ
の時の反応物の酸価は76.5mgKOH/gである化合物
を得た。その後、ジメチルアミンで中和して、化合物G
を得た。
【0058】(製造例H)1モルの
【化16】 を撹拌機付き4ツ口フラスコに仕込み、50℃に昇温
後、1モルの無水マレイン酸を仕込んだ。50℃で2時
間撹拌し、更に、70℃で2時間撹拌し、この時の反応
物の酸価は72.3mgKOH/gである化合物を得た。そ
の後、NaOHで中和して、化合物Hを得た。
【0059】(製造例I)1モルの
【化17】 を撹拌機付き4ツ口フラスコに仕込み、40℃に昇温
後、1モルの無水フタル酸を仕込んだ。40℃で2時間
撹拌し、更に、70℃で3時間撹拌した。この時の反応
物の酸価は31.6mgKOH/gである化合物を得た。そ
の後、NaOHで中和して、化合物Iを得た。
【0060】(製造例J)1モルの
【化18】 を撹拌機付き4ツ口フラスコに仕込み、50℃に昇温
後、1モルの無水マレイン酸を仕込んだ。50℃で2時
間撹拌し、更に、70℃で1時間撹拌し、酸価が72.
1mgKOH/gの化合物Jを得た。
【0061】得られた化合物(A)〜(J)の化学式を以下
の表2−1及び表2−2に記載する:
【表2】
【0062】
【表3】
【0063】また、比較品として、カルボキシル基を有
しない公知の界面活性剤、乳化重合用乳化剤、懸濁重合
用分散剤、樹脂改質剤を以下に挙げる: 比較品(1) 1モルの
【化19】 を用いて、特開平7−18009号及び特開平7−10909号公
報等に記載されている方法に準じてカルボン酸化反応を
行い、副生成物として食塩が生成し、濾過処理により除
去した。得られた化合物はカルボン酸化された化合物が
73%、未反応の(D)が27%残存していた。
【0064】比較品(2)
【化20】
【0065】比較品(3) C1735COONa
【0066】比較品(4)
【化21】 特開平7−18011号公報記載の方法に準じて製造した。
【0067】比較品(5)
【化22】 特開平7−18009号公報記載の方法に準じて製造した。
【0068】比較品(6)
【化23】 特開平7−10909号公報記載の方法に準じて製造した。
【0069】比較品(7)
【化24】 特開平7−248005号公報記載の方法に準じて製造した。
【0070】実施例1 本発明の界面活性剤(A)〜(J)、および比較品
(1)〜(7)について、カ−ボンブラックの分散性能
を測定した。その結果を表3に示した。なお、試験方法
は以下の通りである: 分散性能試験方法 容量100mlの共栓付メスシリンダ−に界面活性剤1
g、カ−ボンブラック10gを入れ、水にて溶解分散さ
せ100mlに調整した。次に、そのメスシリンダ−を
1分間に100回振倒した後、1時間25℃にて静置し
た。その後、液上面から30cc抜き取りグラスフィル
タ−にて濾過した後、105℃にて、乾燥させ、グラス
フィルタ−上の残査の重量より分散性を次式により測定
した。 分散性能(%)=[グラスフィルタ−の残査重量(g)]/
3(g)×100
【0071】
【表4】
【0072】実施例2 本発明の乳化重合用乳化剤(A)〜(J)、および比較
品(1)〜(7)を用いて、スチレンとブタジエンおよ
びアクリロニトリルをモノマ−として乳化重合を行っ
た。得られた重合体エマルジョンについて、その機械安
定性、発泡性及び重合体エマルジョンから得られるポリ
マ−フィルムについて耐水性を測定した。 <重合方法>系内を窒素ガスで置換した高圧反応容器に
水110gを仕込み、本発明の乳化重合用乳化剤(A)
〜(J)、および比較品(1)〜(7)を4.0g溶解
した。その後、過硫酸カリウム1gを添加後ブタジエン
90gを5時間かけてフィードした。その後、熟成を行
いポリブタジエンラッテクスを得た。このポリブタジエ
ンラテックスに水150gを添加し、本発明の乳化重合
用乳化剤(A)〜(J)および比較品(1)〜(7)を
2.0g溶解した。系内を窒素ガスで置換した後、過硫
酸カリウムを0.5gを反応容器に加え、スチレンモノ
マ−40g、アクリロニトリルモノマ−10gの混合モ
ノマーを2時間にわたってフィードした。フィード終了
後4時間熟成しABS樹脂のラッテクスを得た。
【0073】実施例3 本発明の乳化重合用乳化剤(A)〜(J)、および比較
品(1)〜(7)を用いて、アクリル酸メチルをモノマ
−として乳化重合を行った。得られた重合体エマルジョ
ンについて、その機械安定性、発泡性及び重合体エマル
ジョンから得られるポリマ−フィルムについて耐水性を
測定した。 <重合方法>還流冷却器、撹拌機、滴下ロ−ト及び温度
計を備えた反応容器に水120gを仕込み、系内を窒素
ガスで置換した。別にアクリル酸メチルを80gに本発
明の乳化重合用乳化剤(A)〜(J)、および比較品
(1)〜(7)を4g溶解し、この内の8.4gと過流
酸カリウム0.08g、亜硫酸水素ナトリウム0.04g
を反応容器に加え、50℃で重合を開始した。そして残
りのモノマ−・乳化重合用乳化剤を2時間にわたって反
応器内に連続的に滴下し、滴下終了後2時間熟成しエマ
ルジョンを得た。
【0074】以上の実施例2及び3で得られた樹脂に対
して以下の試験法により試験を行った。 <試験方法> 機械安定性 エマルジョン50gをマロン法安定度試験器で10k
g、1000rpmの条件で5分間回転させ、生成した
凝塊物を100メッシュの金網で濾過し、濾過残渣を水
で洗浄後、105℃、2時間乾燥し、この重量を固型分
に対する重量%で表した。 発泡性 エマルジョンを水で2倍に希釈し、この希釈エマルジョ
ン20mlを100mlの目盛り付き試験管に入れ、1
0秒間上下に強振した時の泡高を測定してmlで表示し
た。 フィルムの耐水性 0.2mmのポリマ−フィルムの水浸漬法による白化に
要する時間により、◎:1日以上、○:1時間以上、
×:1時間未満という基準で評価した。 酸析性試験 ABSエマション100gに1N塩酸を10ml添加し
50℃で5分間撹拌後、静置した。その後、ABS樹脂
の凝集性を観察した。 ◎:完全に樹脂が凝集し、上澄み液が透明。 ○:一部の樹脂が凝集し、上澄み液は白濁。 ×:凝集がない。 実施例2の結果を表4に、実施例3の結果を表5にそれ
ぞれ示す。
【0075】
【表5】
【0076】
【表6】
【0077】実施例4 150リットルのグラスライニングオ−トクレ−ブに脱
イオン水150gに懸濁重合用分散剤(A)〜(J)、
及び比較品(1)〜(7)を2g及びジ−2−エチルヘ
キシルパ−オキジカ−ボネ−ト0.2重量部を仕込み、
オ−トクレ−ブ内を50mmHgとなるまで脱気して酸
素を除いた後、塩化ビニルモノマ−を100重量部仕込
み、回転数500rpmで撹拌下に57℃に昇温して重
合を行った。重合開始時、オ−トグレ−ブ内の圧力は
8.0kg/cmGであったが、重合開始7時間後、4.
0kg/cmGとなったので、この時点で重合を停止
し、未反応塩化ビニルモノマ−をパ−ジし、内容物を取
り出し脱水乾燥した。
【0078】実施例4で得られた樹脂に対して以下の試
験法により試験を行った。 (1)粒径分布 タイラーメッシュ基準の金網を使用して乾式篩い分析に
より行った。 (2)耐水性 0.5mm厚の塩化ビニル樹脂のフィルムを作成し、5
0℃の温水に浸漬させ、フィルムが白化するまでに要す
る時間を測定した。
【0079】
【表7】
【0080】実施例5 還流冷却器、撹拌器、滴下ロ−ト及び温度計を備えた反
応容器にキシレン100gを仕込み、系内を窒素ガスで
置換した。別にスチレン150g、本発明の樹脂改質剤
(A)〜(J)、及び比較品(1)、(4)、(5)、
(6)、(7)7.5g、過酸化ベンゾイル2g、ジ・
タ−シャリ−ブチルパ−オキサイド1gの混合溶液を調
整し、反応温度130℃で上記混合溶液を2時間にわた
り反応器内に連続的に滴下した。更に、キシレン10
g、過酸化ベンゾイル0.5g、ジ・タ−シャリ−ブチ
ルパ−オキサイド0.5gの混合溶液を滴下し、2時間
反応させた。その後冷却し、キシレンを90g添加し、
重合体溶液を得た。
【0081】実施例6 還流冷却器、撹拌器、滴下ロ−ト及び温度計を備えた反
応容器にキシレン100gを仕込み、系内を窒素ガスで
置換した。別にアクリル酸2−エチルヘキシル75g、
メタクリル酸75g、本発明の樹脂改質剤(A)、
(C)、(E)、(G)、(I)、及び比較品(1)、
(4)、(5)、(6)、(7)15g、過酸化ベンゾ
イル2g、ジ・タ−シャリ−ブチルパ−オキサイド0.
5gの混合溶液を調整し、反応温度130℃で上記混合
溶液を2時間にわたり反応器内に連続的に滴下した。更
に、キシレン10g、過酸化ベンゾイル0.5g、ジ・
タ−シャリ−ブチルパ−オキサイド0.5gの混合溶液
を滴下し、2時間反応させた。その後冷却し、キシレン
を90g添加し、重合体溶液を得た。
【0082】以上の実施例5及び6で得られた各重合体
溶液で0.2mm厚のポリマ−フィルムを常法により作
製し、それぞれ以下の方法で防曇性、帯電防止性を評価
した。得られた結果を表7に示す。 <測定・評価方法> フィルムの防曇性 上記ポリマ−フィルムに対する水の接触角を測定した。 フィルムの帯電防止性 上記ポリマ−フィルムを温度20℃、湿度35%の雰囲
気中に24時間放置後、表面固有抵抗を測定した。
【0083】
【表8】
【0084】実施例7 ポリプロピレンの樹脂ペレット100gと、本発明の樹
脂改質剤(A)〜(J)、及び比較品(1)、(4)、
(5)、(6)、(7)5gを混練機に仕込み、210
℃で30分間混練した。その後、10cm×10cm×
5mmの型に流し込み、試験片を作成した。
【0085】実施例8 ポリスチレンの樹脂ペレット100gと、本発明の樹脂
改質剤(A)〜(J)、及び比較品(1)、(4)、
(5)、(6)、(7)10gを混練機に仕込み、21
0℃で30分間混練した。その後、10cm×10cm
×5mmの型に流し込み、試験片を作成した。以上の試
験片を、実施例5及び6と同様の試験方法により、防曇
性、帯電防止性を測定した。結果を表8に示す。
【0086】
【表9】
【0087】
【発明の効果】本発明の効果は、新規な界面活性剤を提
供したことにある。また、本発明の他の効果は新規な乳
化重合用乳化剤を提供したことにある。更に、本発明の
他の効果は新規な懸濁重合用分散剤を提供したことにあ
る。また、本発明の他の効果は新規な樹脂改質剤を提供
したことにある。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式 【化1】 [X−O−(R1−O)m−OC−R2−COO]yM (1) (式中、Mは、水素原子あるいは金属原子、または4級
    窒素を有する基を表し、yは、Mの価数と同数であり、
    1は1種または2種以上の炭化水素基を表し、R2は二
    塩基酸またはその無水物の残基を表し、mは、0〜10
    00の数であり、Xは、重合性炭素−炭素2重結合を1
    つ以上有する、酸素原子、ふっ素原子を有してもよい炭
    化水素基を表す)で表わされる化合物からなる界面活性
    剤。
  2. 【請求項2】 一般式(1)で表わされる化合物におい
    て、Xは、重合性炭素−炭素2重結合が、アクリル基、
    メタクリル基、アリル基、メタリル基のうちのいずれか
    である請求項1記載の界面活性剤。
  3. 【請求項3】 一般式(1)で表わされる化合物におい
    て、Xが、以下の一般式(A) 【化2】 (式中、R3は、水素原子またはメチル基を表し、R
    4は、CH2またはC=Oを表し、R5は、1種または2
    種以上の炭化水素基を表し、nは、0〜1000の数で
    あり、R6は水素原子、またはふっ素原子を有してもよ
    いアルキル基、アルケニル基、アラルキル基、アシル基
    のうちのいずれかの基を表す)で表わされる請求項1ま
    たは2記載の界面活性剤。
  4. 【請求項4】 一般式(1)で表わされる化合物におい
    て、Xが、以下の一般式(B) 【化3】 (式中、R7は、水素原子またはメチル基を表し、R8
    CH2またはC=Oを表し、R9は、水素原子またはふっ
    素原子を有してもよいアルキル基、アルケニル基、アラ
    ルキル基、アシル基のうちのいずれかの基を表す)で表
    わされる請求項1または2記載の界面活性剤。
  5. 【請求項5】 一般式(1)で表わされる化合物におい
    て、Xが、以下の一般式(C) 【化4】 (式中、R10はふっ素原子を有してもよいアルキル基、
    アルケニル基、アラルキル基、アシル基のうちのいずれ
    かの基を表し、Pは、0〜4の数である)で表わされる
    請求項1または2記載の界面活性剤。
  6. 【請求項6】 一般式(1)で表わされる化合物におい
    て、Mが、水素原子、アルカリ金属原子、アルカリ土類
    金属原子、4級アンモニウム、アルカノールアミンの4
    級アンモニウム、アルキルアミンの4級アンモニウムの
    いずれかである請求項1ないし5のいずれか1項記載の
    界面活性剤。
  7. 【請求項7】 一般式(1)で表わされる化合物におい
    て、R1及びR5が、互いに同一であっても異なってもよ
    い1種または2種以上の炭素原子数2〜4のアルキレン
    基、フェニルエチレン基のいずれかである化合物からな
    る請求項1ないし6のいずれか1項記載の界面活性剤。
  8. 【請求項8】 一般式(1)で表わされる化合物におい
    て、R2が、2塩基酸またはその無水物の残基であっ
    て、重合性炭素−炭素2重結合を1つ以上有する請求項
    1ないし7のいずれか1項記載の界面活性剤。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし8のいずれか1項記載の
    化合物からなる乳化重合用乳化剤。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし8のいずれか1項記載
    の化合物からなる懸濁重合用分散剤。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし8のいずれか1項記載
    の化合物からなる樹脂改質剤。
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