JPH09310464A - パネルの支持脚 - Google Patents

パネルの支持脚

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JPH09310464A
JPH09310464A JP15330796A JP15330796A JPH09310464A JP H09310464 A JPH09310464 A JP H09310464A JP 15330796 A JP15330796 A JP 15330796A JP 15330796 A JP15330796 A JP 15330796A JP H09310464 A JPH09310464 A JP H09310464A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
panel
bolt member
support leg
height
leg
Prior art date
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Pending
Application number
JP15330796A
Other languages
English (en)
Inventor
Motohiro Kondo
基宏 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MISAWA CERAMIC CHEMICAL KK
Misawa Ceramics Corp
Original Assignee
MISAWA CERAMIC CHEMICAL KK
Misawa Ceramics Corp
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Publication date
Application filed by MISAWA CERAMIC CHEMICAL KK, Misawa Ceramics Corp filed Critical MISAWA CERAMIC CHEMICAL KK
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  • Refuge Islands, Traffic Blockers, Or Guard Fence (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パネルの高さ調節量が大きく、しかも部品を
交換して高さ調節を行なう必要もなく、経済的かつ作業
性も良好なパネルの支持脚を提供する。 【解決手段】 上下端間に段差部27が形成されて該段
差部より上部22が下方部分と比べ小径とされ、かつ前
記上部上端面にネジ回し溝24を備えるボルト部材20
と、ネジ33が少なくとも上部内周に形成された筒体3
2を座板31上面に立設した脚基体30と、前記ボルト
部材と螺合して前記段差部との間でパネルを挟持するナ
ット部材40とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、床面からの高さ
を調節できるパネルの支持脚に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、鉄道の駅のプラットホームに
おいては、新型車両の導入などによってプラットホーム
の床面をかさ上げしなければならないことがある。その
場合には、プラットホームの使用を妨げないように極力
短時間でかさ上げを行なう必要がある。そこで、本発明
者らは先に、所定の大きさからなる複数のパネルを、そ
の裏面に取り付けたアジャストボルトとともにプラット
ホームの元の床面に敷き詰める工法を提案した。図5は
その工法によりかさ上げされたプラットホームの一部を
示す断面図である。
【0003】前記工法で用いるアジャストボルト50
は、上部外周面にネジ52が形成されるとともに、上端
面にネジ回し溝53の形成された棒状ネジ部材51と、
該棒状ネジ部材51の下部に回転可能に取り付けられた
筒状の台部55とよりなる。そのアジャストボルト50
は、パネル60に埋設されたナット61に、前記棒状ネ
ジ部材51の上部が螺合されて、前記パネル60ととも
にプラットホームの元の床面Fに配置される。
【0004】前記パネル60の高さ調節は、前記ナット
61の位置に合わせて形成されているパネル上面の穴6
2にネジ回しの先端を挿入して前記棒状ネジ部材51を
回転し、棒状ネジ部材のパネル60裏面からの突出長さ
を調節することにより行なわれる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記工法で用いられる
アジャストボルトにあっては、パネルの高さ調節量、す
なわち、棒状ネジ部材の上下動範囲は、この棒状ネジ部
材と螺合するナット61の厚み(高さ)、すなわちパネ
ル60の厚みによって決まる。
【0006】しかし、前記ナット61は、パネルの保管
や運搬、あるいは施工作業性などの点からパネルの裏面
から突出しないのが好ましい。したがって、前記ナット
61の厚みは最大でもパネルの厚みを越えることがな
く、棒状ネジ部材51の上下動範囲、すなわち、パネル
の高さ調節範囲がパネルの厚みにより制限されることに
なり、場合によっては、パネルの高さ調節を充分にでき
ないおそれがある。特に、前記パネルは軽量化などの点
から薄くされることが多く、その場合には、パネルの高
さ調節範囲(棒状ネジ部材の上下動範囲)がより少なく
なって、床面形状に応じたパネルの高さ調節ができなく
なることがある。
【0007】また、前記パネルの高さ調節量の不足を補
うには、あらかじめ長さの異なる棒状ネジ部材を複数種
類用意しておいて、床面およびパネルのかさ上げ量に応
じて棒状ネジ部材を交換することが考えられる。しか
し、その場合には使用する部品の種類が多くなって部品
管理や施工作業などが複雑になる問題が発生する。
【0008】そこで、この発明は、前記の点に鑑みてな
されたものであって、パネルの高さ調節量が大きく、し
かも部品を交換して高さ調節を行なう必要もなく、経済
的かつ作業性も良好なパネルの支持脚を提供しようとす
るものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、床面からの
高さを調節できるパネルの支持脚において、上下端間に
段差部が形成されて該段差部より上部が下方部分と比べ
小径とされ、かつ前記上部上端面にネジ回し溝を備える
ボルト部材と、該ボルト部材の段差部より下方部分と螺
合するネジが少なくとも上部内周に形成された筒体を座
板上面に立設した脚基体と、前記ボルト部材の上部外周
と螺合して前記段差部との間でパネルを挟持するナット
部材とを備えることを特徴とする。また、前記支持脚
は、前記ボルト部材の上部外周に嵌まって該ボルト部材
の段差部で係止されるパネル支持板を備えるものがより
好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下添付の図面に従ってこの発明
を詳細に説明する。図1はこの発明のパネルの支持脚の
使用例を示す斜視図、図2はその支持脚部分の断面図、
図3は前記支持脚の分解斜視図、図4はこの発明の支持
脚の作用を従来構造と比較して示す断面図である。
【0011】図1ないし図3に示すように、この発明の
パネルの支持脚10は、ボルト部材20と脚基体30と
ナット部材40とを備えており、パネル11をその裏面
から高さ調節可能に支持して床面を所要量高くするのに
用いられる。なお、本実施例では、支持脚をプラットホ
ームの高さ調節に用いる例を示すが、OAルームのフロ
アの高さ調節にも好適に用いることができる。
【0012】パネル11は、この支持脚10を介してプ
ラットホームP上に配されて新しい床面となるもので、
適当な大きさの板状よりなる。この実施例のパネル11
は、コンクリート系材料からなり、四角形に形成されて
いる。なお、図示は省略するが、このパネルの表面を適
当な保護層により覆ってもよい。このパネル11の少な
くとも四隅には、当該パネルの厚み方向に貫通する取付
穴12が形成されており、パネル支持脚10のボルト部
材20の上部22を挿通するようになっている。また、
パネル11の表面側には、この取付穴12と通じるレン
チ挿入穴13が取付穴12より大径で形成されている。
【0013】このパネル11は、プラットホームP全体
に対して同じ寸法および形状のものを用いる必要はな
く、異なるものを混在させてもよい。たとえば、プラッ
トホームPの端縁付近に敷設されるものと中央部分に敷
設されるものとの寸法を変えたり、柱や階段などの近辺
に敷設されるものについては、適当な形状に切削加工さ
れる。
【0014】ボルト部材20は、大径の基部21と小径
の上部22とからなり、その基部21および上部22の
外周面にネジ山23,28が形成されている。基部21
は、後で述べる脚基体30と螺合してパネル11の高さ
を上下させる部分であって、段差部27を介して小径の
上部22が連設されている。この基部21の長さによっ
て、パネル11の高さ調節量が決定する。段差部27は
パネル11の裏面と当接し、後記するナット部材40と
によって該パネル11を挟持するためのもので、前記パ
ネル11裏面の取付穴12の径より大径とされている。
【0015】また、小径の上部22は、前記パネル11
の取付穴12に挿通されて前記基部21とナット部材4
0との間でパネル11を挟持するためのもので、前記取
付穴12に挿通した時に前記取付穴12内で自在に回動
できる太さに形成されるとともに、その上端が前記取付
穴12からレンチ挿入穴13内へ突出する長さに形成さ
れる。このボルト部材20は、前記上部22の上端面に
ネジ回し溝24を備えている。前記ネジ回し溝24は、
支持脚10により支持したパネル11の高さを調節する
に際し、ネジ回しの先端と係合して、ボルト部材20の
回動を容易にする。
【0016】脚基体30は座板31と筒体32とからな
る。座板31は、この支持脚10が床面に安定して立つ
ように四角形または円形などの平板状に形成され、その
略中央上面に筒体32が溶接などで立設されている。筒
体32は、前記ボルト部材20の基部21とほぼ同じ長
さであって、前記ボルト部材20が出入り可能な太さに
形成されている。前記筒体32の上部内周にはネジ33
が形成されており、ボルト部材20の基部21のネジ山
23と螺合している。なお、筒体32の上部内周のみな
らず全体の内周にネジ山を設けてもよい。
【0017】ナット部材40は、ボルト部材20の上部
22と螺合して前記段差部27との間でパネル11を挟
持するためのもので、前記ボルト部材20の上部22に
嵌められる。符号41は前記上部22外周のネジ山28
と螺合するネジ山、42は座金である。
【0018】この構造の支持脚は、以下のように用いら
れてパネルを支持する。すなわち、まず、パネル11の
裏面側から取付穴12にボルト部材20の上部22が挿
入される。前記ボルト部材20には、上部22と基部2
1との間に段差部27が形成されているので、前記パネ
ル11裏面は前記段差部27と当接する。
【0019】続いて、前記パネル11表面のレンチ挿入
穴13に突出したボルト部材20の上部22に座金42
を入れてナット部材40が螺合され、ボルト部材20の
段差部27とナット部材40との間でパネル11が緩く
挟持される。そして、脚基体30の筒体32をボルト部
材20の基部21に螺合し、パネル11を含む支持脚1
0全体を所望の高さとする。このようにして支持脚10
が取り付けられたパネル11を、前記支持脚10側がプ
ラットホームP側となるようにして所定位置に配置す
る。
【0020】なお、あらかじめ前記脚基体30の筒体3
2にボルト部材20を螺合させた状態で、該ボルト部材
20にパネル11を取り付けてもよい。また、適当な固
定手段を用いて、前記脚基体30をプラットホームPに
固定してもよい。
【0021】なお、本実施例において、前記ボルト部材
20の上部22には、パネル支持板25が嵌まってい
る。このパネル支持板25は、ボルト部材の上部22は
自在に挿通するが、基部21は挿通不可能な直径を有す
る穴26を有しており、前記ボルト部材20の段差部2
7に係止する。この支持板25は、支持脚10によりパ
ネル11を支持した際に、当該パネルの裏面側に当接し
てより安定性を高める。また、このパネル支持板25を
用いれば、前記段差部27の外径がパネル11の取付穴
12の径より小さい場合にも、パネル11を段差部27
とナット部材40間で確実に挟持することができ、好都
合である。
【0022】その後、必要に応じて、パネル11の高さ
調節を行なう。まず、図4(A)に示すように、ネジ回
しをボルト部材20上端のネジ回し溝24に嵌合してボ
ルト部材20を所望の方向に適宜回転させる。それによ
り、ボルト部材20を脚基体30の筒体32に対し上下
させ、パネル11を所望の高さにする。
【0023】その際、本発明の支持脚によれば、パネル
の高さ調節をボルト部材20と脚基体30の筒体32上
部との螺合で行なうため、高さ調節可能な範囲はパネル
11の厚みに影響されず、上下の矢印で示す筒体32の
長さとなる。したがって、同図(B)に示す従来のアジ
ャストボルトによる高さ調節範囲がパネル60の厚み以
下に限定されるのに比べ、本発明の支持脚は高さ調節範
囲が極めて大きく、床面の高さに応じた充分な調節作業
を行なうことができる。なお、本図において図5と同一
の符号は同一の部材を示す。
【0024】このようにして、パネル11の高さを調節
した後、前記ナット部材40をレンチ等で締めて、パネ
ル11を段差部27とナット部材40とで挟持する。な
お、このレンチ挿入穴13は、プラットホームPの高さ
調節完了後にパテなどで塞がれる。また、隣合うパネル
11,11の二辺に目地材などを貼ることも好ましい。
【0025】
【発明の効果】以上図示し説明したように、この発明の
パネルの支持脚によれば、パネルの支持高さは、ボルト
部材と脚基体の筒体との螺合量によって決定される。そ
のため、パネルの高さ調節量はパネルの厚みに全く制限
されないだけでなく、高さ調節のための部品交換が不要
となる。したがって、パネルの厚みを薄くしても、高さ
調節量を大きくすることができるので、床面に合わせた
パネルの施工を自在に行なうことができ、しかも、部品
の種類が増すこともないので施工作業や部品の管理など
に影響を与えることもなく、経済的かつ合理的に実施す
ることができ作業性も良好である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のパネルの支持脚の使用例を示す斜視
図である。
【図2】その支持脚部分の断面図である。
【図3】前記支持脚の分解斜視図である。
【図4】この発明の支持脚の作用を従来のアジャストボ
ルトと比較して示す断面図である。
【図5】従来のアジャストボルトによるプラットホーム
の高さ調節を示す要部の断面図である。
【符号の説明】
10 支持脚 11 パネル 12 取付穴 13 レンチ挿入穴 20 ボルト部材 21 基部 22 上部 24 ネジ回し溝 25 パネル支持板 27 段差部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床面からの高さを調節できるパネル支持
    脚において、 上下端間に段差部が形成されて該段差部より上部が下方
    部分と比べ小径とされ、かつ前記上部上端面にネジ回し
    溝を備えるボルト部材と、 該ボルト部材の段差部より下方部分と螺合するネジが少
    なくとも上部内周に形成された筒体を座板上面に立設し
    た脚基体と、 前記ボルト部材の上部外周と螺合して前記段差部との間
    でパネルを挟持するナット部材と、 を備えることを特徴とするパネルの支持脚。
  2. 【請求項2】 ボルト部材の上部外周に嵌まって該ボル
    ト部材の段差部で係止されるパネル支持板を備えること
    を特徴とする請求項1に記載されたパネルの支持脚。
JP15330796A 1996-05-23 1996-05-23 パネルの支持脚 Pending JPH09310464A (ja)

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JP15330796A JPH09310464A (ja) 1996-05-23 1996-05-23 パネルの支持脚

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JP15330796A JPH09310464A (ja) 1996-05-23 1996-05-23 パネルの支持脚

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JP15330796A Pending JPH09310464A (ja) 1996-05-23 1996-05-23 パネルの支持脚

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009121143A (ja) * 2007-11-15 2009-06-04 Hokkaido Railway Co 乗降場構成体および乗降場設置方法
IT202100031037A1 (it) * 2021-12-10 2023-06-10 Alfio Giovanni Torrisi Struttura prefabbricata modulare integrata in cemento armato per l’adeguamento dell’altezza del piano di calpestio di banchine ferroviarie

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