JP3058324B2 - 枕 - Google Patents

Info

Publication number
JP3058324B2
JP3058324B2 JP9279872A JP27987297A JP3058324B2 JP 3058324 B2 JP3058324 B2 JP 3058324B2 JP 9279872 A JP9279872 A JP 9279872A JP 27987297 A JP27987297 A JP 27987297A JP 3058324 B2 JP3058324 B2 JP 3058324B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bolt
mounting portion
head mounting
pillow
base
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP9279872A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1199046A (ja
Inventor
盛俊 伊芸
Original Assignee
盛俊 伊芸
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 盛俊 伊芸 filed Critical 盛俊 伊芸
Priority to JP9279872A priority Critical patent/JP3058324B2/ja
Publication of JPH1199046A publication Critical patent/JPH1199046A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3058324B2 publication Critical patent/JP3058324B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bedding Items (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、就寝時などに使用する
枕に関し、特に枕の高さを容易に調節可能とした枕に関
する。
【0002】
【従来の技術】本発明の出願人は、登録第303932
7号において、頭載置部として、複数の支持バーを渡
し、各支持バーごとに高さ調節可能とし、さらに、基盤
に設けたボルトを基盤の下側から頭載置部側に螺合させ
操作することで、頭載置部全体を高さ調節可能とした枕
を提案した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、登録第30
39327号の各支持バーごとに高さ調節する方式は、
調節に手間取る不便がある。
【0004】また、従来の頭載置部全体の高さを調節す
る方式は、枕を裏返して、基盤の底側からボルトを回転
操作する必要がある。しかも、高さが適度になったかど
うかを試すには、その都度、枕を正常状態に直す必要が
ある。
【0005】したがって、ボルト操作と枕の裏返し、さ
らに元に戻すといった操作を何度も繰り返さないと、希
望の高さに調節できないという不便があり、高さ調節に
手間取るのが欠陥となっている。
【0006】本発明の技術的課題は、このような問題に
着目し、枕を裏返し、また元に戻したりする必要がな
く、頭載置部の上に頭を載せた使用状態で高さ調節を可
能とすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の技術的課題は、
次のような手段によって解決される。請求項1は、基盤
と該基盤の上側に支持される頭載置部とからなる枕であ
って、前記基盤に複数のメネジ孔を形成し、前記頭載置
部には、前記各メネジ孔と対応する位置に上下方向に貫
通孔をあけ、上側からボルトを挿入し前記メネジ孔に先
端を螺合させてあり、各ボルトは、上側からの操作によ
って前記頭載置部に対して回転自在にできるが、上下方
向の移動は不能に構成してある。
【0008】このように、基盤側のメネジ孔に螺合支持
した複数本のボルトを、頭載置部に開けた上下方向の貫
通孔に挿入し、各ボルトを、上側から操作する構造にな
っている。また、各ボルトは、頭載置部に対して回転は
自在にできるが、上下方向の移動が不能な構成となって
いる。
【0009】したがって、頭載置部の上に頭を載せた状
態で、各ボルトを回転操作することで、ボルトが基盤に
対し上下動でき、またボルトに対し頭載置部は上下移動
不能なため、頭を載せたまま、上側からの操作で、頭載
置部の高さを正確かつ容易に調節できる。
【0010】請求項2は、請求項1に記載のボルトが、
基盤の前後左右の4ヵ所のメネジ孔に螺合されており、
頭載置部の前後左右の4ヵ所に開けた孔に、各ボルトを
挿入してある枕である。
【0011】このように、頭載置部の前後左右の4ヵ所
に貫通孔を開け、またこれらの貫通孔に挿入されるボル
トは、基盤の前後左右4ヵ所のメネジ孔に螺合支持され
ているため、頭載置部が安定支持される。しかも、回転
操作されるボルトは4本で足りる。
【0012】請求項3は、請求項1または請求項2に記
載の頭載置部の下面に配設したワッシャーを介してナッ
トを螺合させ、該ナットより下側において、螺合したボ
ルトのオネジ山を潰して、ワッシャーを下降不能とした
枕である。「オネジ山を潰す」とは、オネジ山として機
能できないようにする、という意味である。また、「ナ
ット」には、メネジ孔の開けられた部材を総て含むもの
とする。
【0013】このように、頭載置部を支持するワッシャ
ーおよびナットの下側において、ボルトのオネジ山を潰
して、ワッシャーおよびナットが下降不能なストッパー
構造としたため、ボルトに止めピンを貫通させたりする
必要がなく、構造が簡単で安価に提供できる。
【0014】なお、本発明において、「ボルト」とは、
オネジ部を有するネジ類を総称するものとする。
【0015】
【発明の実施の形態】次に本発明による枕が実際上どの
ように具体化されるか実施形態を説明する。図1は本発
明による枕の一実施形態を示す断面図であり、図2のA
−A位置で切断してある。図2の(1)は図1の枕の平
面図、(2)は図1の枕の基盤の平面図である。
【0016】かまぼこ状の頭載置部2が、ボルトBによ
り板状の基盤1に上下動可能に支持されている。
【0017】基盤1には、前後左右の4ヵ所に、ナット
3を埋め込んで固定するなどの手法で、メネジ孔4を形
成してあり、ボルトBの下端がメネジ孔4に螺合してい
る。図示例のように、ナット3を埋め込む場合は、ナッ
ト3の存在しない部分は、ボルトBが上下できるよう
に、ナット3のメネジ孔4と連通する貫通孔5とする。
【0018】ナット3を用いない場合は、基盤1の厚さ
と同程度のメネジ部材を埋め込み固定してもよい。この
場合は、メネジ孔4が長くなるので、頭載置部2の支持
がより安定する。
【0019】頭載置部の前後左右の4ヵ所にも、前記の
基盤のメネジ孔4と対応する位置に、ボルト挿通用の貫
通孔6を開け、その中にボルトBが、上側から下向きに
挿通されている。
【0020】ボルトBの操作頭部7と貫通孔6の上側面
8との間には、ワッシヤー9を介在させてある。また、
貫通孔6の下側では、ワッシャー10を介して支持ナッ
ト11を螺合させてある。しかも、前記ボルトBは、支
持ナット11より下側において、ボルトBのオネジ山を
符号12で示すように潰して、ワッシャー10およびナ
ット11を下降不能にしてある。
【0021】この構造によると、頭載置部2の上側か
ら、4本のボルトBの頭部7を操作した場合、ボルトB
が回転しても、支持ナット11の下側において、ボルト
Bのオネジ山が崩されて、ナット11は上下動不能なた
め、ボルトBは頭載置部2に対し上下方向には移動不能
で、回転のみが可能となる。
【0022】したがってボルトBを左右に回転させる
と、そのオネジ部の下端がメネジ孔4中に螺合した状態
で、左右に回転するので、頭載置部2が基盤1に対し上
下動する。その結果、頭載置部2の高さ調節が行なわれ
ることになる。
【0023】このように、頭載置部2の上側から各ボル
トBを回転操作することで、頭載置部2全体の高さを上
側から調節できるので、頭載置部2の上に頭を載せたま
まで高さ調節できる。したがって、従来のように、枕を
裏返したりする必要がなく、簡単な操作で容易にかつ正
確に高さ調節できる。
【0024】図示例では、頭載置部2は、4本のボルト
で基盤に支持してあるが、ボルトBの本数は特に限定さ
れない。
【0025】ボルトBの頭部7が頭載置部2の上面に突
出していると、人の頭が、ボルトの頭部7に当たる恐れ
があるので、図示のように、頭載置部2の上部に、ボル
トの頭部7が入る凹部13を形成し、その中に頭部7を
埋没させることで、人の頭にボルトの頭部7が当たらな
いようにしてある。
【0026】支持ナット11が下降しないようにオネジ
部を崩すには、ボルトBの両側から局部的に加圧して窪
ませると、加圧方向と直角方向に膨らみができるので、
ナットが回転移動不能なようにオネジ部を確実かつ容易
に崩すことができる。
【0027】なお、前記のオネジ部を崩す構造に代え
て、ナット11の下側において、前記ボルトBを直径方
向に貫通するピンを設けることによっても、ワッシャー
10および支持ナット11が下がるのを防ぐストッパー
構造を実現できる。
【0028】各部の材料は、ボルト・ナットやワッシャ
ーは、強度保持のため、金属製が適している。基盤1や
頭載置部2は、合成樹脂製や木製、アルミニウムなど、
各種の材料を使用できる。また、基盤1は、ボルトBを
介して頭載置部2を安定支持できる形状およびサイズで
あればよい。
【0029】図示のボルトBは、操作用の頭部7がビス
などのように、マイナス溝構造になっているが、操作の
仕方は自由であり、したがってプラス溝構造も可能であ
り、また通常のボルトの頭部のように正六角形でもよ
く、正六角形の凹部を設けてもよい。
【0030】頭載置部2は、人の頭部を載せられる形状
とサイズであればよく、特に限定されない。例えば、前
記の登録第3039327号における枕のように、複数
の支持バーを渡し、各支持バーを支持している部材に、
ボルトBを挿通支持することも可能である。また、基盤
と頭載置部との間に生じる側方の間隙を無くすために、
基盤と頭載置部の少なくとも一方の周縁の側部あるいは
対向端部に遮蔽板14、15を設置することにより、内
部機構を隠せて体裁良く、また安全性の点からも有利な
ものとできる。
【0031】
【発明の効果】請求項1によると、基盤に設けたメネジ
孔に螺合支持した複数本のボルトを、頭載置部に開けた
上下方向の貫通孔に挿入し、各ボルトを、上側から操作
する構造になっている。また、各ボルトは、前記の頭載
置部に対して回転は自在にできるが、上下方向の移動が
不能な構成となっている。
【0032】したがって、頭載置部の上に頭を載せた状
態で、各ボルトを回転操作することで、ボルトが基盤に
対し上下動でき、またボルトに対し頭載置部は上下不能
なため、頭を載せた使用状態で、上側からの操作で、頭
載置部の高さを正確かつ容易に調節できる。
【0033】請求項2によると、頭載置部の前後左右の
4ヵ所に貫通孔を開け、またこれらの貫通孔に挿入され
るボルトが、基盤の前後左右の4ヵ所のメネジ孔に螺合
支持されているため、頭載置部が安定支持される。しか
も、回転操作されるボルトは4本で足りる。
【0034】請求項3は、頭載置部を支持するワッシャ
ーおよびナットの下側において、前記のボルトのオネジ
山を潰して、ワッシャーおよびナットを下降不能なスト
ッパー構造としたため、ボルトに止めピンを貫通させた
りする必要がなく、構造が簡単で安価に提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による枕の一実施形態を示すA−A断
面図である。
【図2】(1)は図1の頭載置部の平面図、(2)は図
1の枕の基盤の平面図である。
【符号の説明】
1 基盤 2 頭載置部 3 高さ調節ナット 4 メネジ孔 5、6 貫通孔 B 高さ調節用のボルト 7 ボルトの操作頭部 9、10 ワッシヤー 11 支持ナット 12 オネジ山を潰した部分, 13 凹部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基盤と該基盤の上に支持された頭載置部
    とからなる枕であって、 前記基盤に複数のメネジ孔を上下方向に形成し、前記頭
    載置部には、前記の各メネジ孔と対応する位置に上下方
    向の貫通孔をあけて、上方からボルトを挿入して前記メ
    ネジ孔に先端を螺合させてなり、各ボルトが、枕の上側
    からの操作によって、前記頭載置部に対して回転は自在
    にできるが、上下方向の移動が不能な構成となっている
    ことを特徴とする枕。
  2. 【請求項2】 前記メネジ孔および前記貫通孔が、それ
    ぞれ基盤および頭載置部の前後左右の4ヵ所に形成さ
    れ、それぞれ前記ボルトが螺合されていることを特徴と
    する請求項1に記載の枕。
  3. 【請求項3】 前記ボルトが、頭載置部の下面に配設し
    たワッシャーを介してナットと螺合し、その下側におい
    て、オネジ山を潰した構成により、頭載置部に対して回
    転は自在にできるが、上下方向の移動を不能としたこと
    を特徴とする請求項lまたは請求項2に記載の枕。
JP9279872A 1997-09-25 1997-09-25 Expired - Lifetime JP3058324B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9279872A JP3058324B2 (ja) 1997-09-25 1997-09-25

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9279872A JP3058324B2 (ja) 1997-09-25 1997-09-25

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1199046A JPH1199046A (ja) 1999-04-13
JP3058324B2 true JP3058324B2 (ja) 2000-07-04

Family

ID=17617129

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9279872A Expired - Lifetime JP3058324B2 (ja) 1997-09-25 1997-09-25

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3058324B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20030182725A1 (en) * 2000-10-23 2003-10-02 Baik Jae Soo Pillow for health
CN100450399C (zh) * 2006-11-01 2009-01-14 张国华 可调式婴儿头部定型枕具
KR101053093B1 (ko) 2009-11-04 2011-08-04 백옥선 높이 조절 베개
KR102134000B1 (ko) * 2018-12-24 2020-07-14 장해철 목등뼈 목 베개

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1199046A (ja) 1999-04-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006507085A5 (ja)
JP3058324B2 (ja)
JP3035474B2 (ja) アジャスタボルト装置
JP2007068687A (ja) 家具転倒防止具
KR19980064033A (ko) 조정가능한 베개
KR200253139Y1 (ko) 책상
JPH0627711Y2 (ja) 二重床における床パネルの支持構造
JP3129905B2 (ja) 重量物支持脚
JP3247329B2 (ja) マンホール枠
JPH06346565A (ja) 二重床用スロープ
JPH07119157A (ja) アンカーボルト据付構造
JPH09310464A (ja) パネルの支持脚
JP2728374B2 (ja) ドアヒンジ装置
JPS6414867U (ja)
JP2003052475A (ja) 壁等との隙間調整機構付き家具
JPH07293054A (ja) レバーハンドル錠のがたつき防止装置
JP3608188B2 (ja) 机のパネル取付け装置
JPH0219903Y2 (ja)
JPH09229291A (ja) 各種機械用高さ調整装置
JP2661877B2 (ja) 門における基礎架台のレベル調整装置
JP2745293B2 (ja) 自動販売機固定装置
JPH04129247U (ja) 支持装置
JPH0828008A (ja) 二重床パネルの支持脚構造
JPS63257511A (ja) 座高調節可能な椅子
JPH04371660A (ja) フロアパネル支持装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20000307