JP3247329B2 - マンホール枠 - Google Patents
マンホール枠Info
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Description
装面が上昇ないし下降したときに、また舗装面が傾斜し
ているときに、蓋板を昇降ないし傾斜させることができ
るマンホール枠に関するものである。
77106号)において、蓋板を昇降ないし傾動させる
ことができるマンホール枠を開示した。このマンホール
枠は、図6に示すように、土中に埋設されたマンホール
用ブロックに固定される外枠1とこの外枠に遊隙dをも
って内装された内枠2とを備え、外枠1に対して内枠2
を昇降ないし傾動させるものである。内枠の昇降傾動機
構は、外枠1の内側フランジ3に120度で設けたねじ
孔4に螺合されて内枠2を上方に押動する受けボルト5
と、外枠1の内側フランジ3にねじ孔4の中間部に設け
た円孔6を貫通して内枠2に螺合された引張りボルト7
とからなるねじ装置を備えている。
操作して内枠2を昇降ないし傾動させるものであるか
ら、舗装面が上昇又は下降したときや勾配があるときに
マンホール枠の頂面の高さや傾きを簡単に調整すること
ができ、舗装面に凹所や段部が発生するのを防止するこ
とができる。なお、図6に示すように、内枠2には蓋板
8を受ける円錐形のテーパ面9と、その下方に蓋板8に
設けたロック装置のレバー11を引っ掛けるリング状の
ストッパ12とが設けられている。
では、内枠の昇降距離を確保するために、受けボルトを
内側フランジの下方に長く突出させる必要があり、外枠
が内枠の2倍の高さとなり、マンホール枠が大型となる
という問題がある。また、ボルトの頭が内側フランジの
裏面側にあり、ボルトの操作性が悪いという問題があ
る。更に引張りボルトを螺合するための部分を肉厚とし
なければならず、内枠が重くなるという問題がある。
としており、操作性の良いねじ装置を有する小型軽量の
マンホール枠を提供することを課題としている。
ル枠は、土中に埋設されたマンホール用ブロックに固定
される外枠1と、この外枠1に遊隙dをもって内装され
た内枠2と、上記外枠1と内枠2との間に上下方向に装
架された複数個のねじ装置とを備え、このねじ装置を操
作して外枠1に対して内枠2を昇降ないし傾動させるマ
ンホール枠において、上記外枠は内周縁に複数個のフォ
ーク部46を備え、上記内枠は上記外枠のフォーク部4
6に対向する位置にフォーク部51、63、64を備
え、上記ねじ装置は外枠1のフォーク部46に着脱自在
かつ回転不能に装着された鍔付ナット50と、内枠2の
フォーク部51、63、64に着脱自在かつ軸方向移動
不能に設けられて上記鍔付きナットに螺合されるボルト
54、68とからなることを特徴とする、マンホール枠
である。
ォーク部46の上面及び下面にはフォーク溝47の両側
に拡がる凹み48、49が形成され、内枠のフォーク部
51、64の上面にもフォーク溝52、66の両側に拡
がる凹み53、67が設けられている、請求項1記載の
マンホール枠である。
のボルト54、68は首部に球面ワッシャ36を備えて
いる、請求項1又は2記載のマンホール枠である。
のボルトが鍔付ボルト54である、請求項1、2又は3
記載のマンホール枠である。
1、2、3又は4記載のマンホール枠において、ねじ装
置のボルト54、68がマンホール用ブロックの内周面
より内側に配置されていることを特徴とするものであ
る。
枠1のフォーク部46に着脱自在かつ回転不能に装着さ
れた鍔付ナット50と、内枠2のフォーク部51、64
に着脱自在かつ軸方向移動不能に設けられたボルト5
4、68とからなるから、小型軽量化を図ることがで
き、ボルトの頭がフォーク部51、64の表面側にある
ため、ボルトの操作性を向上させることができる。
外枠に内枠を収納した後にねじ装置を装架することがで
き、組立作業が容易になる。
とができ、更に大径の外枠にタップ加工をする必要がな
くなり、加工コストを低く抑えることができる。
のボルト54、68がマンホール用ブロックの内周面よ
り内側に配置されているので、ねじ装置のボルトをマン
ホール用ブロックの内周面に沿って進退させることがで
きるので、内枠を昇降したときに一々ボルトを取り替え
る必要がなく、部品点数が少なくてよい。
必要がなく、外枠を小型化することができる。
施例を示したものである。本実施例のマンホール枠13
は、土中に埋設された円筒形のマンホール用ブロックの
上面に載置される外枠1と、この外枠内で昇降ないし傾
動可能に収納された内枠2とを有している。
端に設けた外側フランジ14及び内側フランジ3を介し
てマンホール用ブロックの上面に固定される。外側フラ
ンジ14と内側フランジ3とは同一平面に設けられてお
り、外側フランジの外径はマンホール用ブロックの上面
の外径と同一であり、内側フランジの内径はマンホール
用ブロックの内径と同一である。
ように、内側に張り出した等しい形状のフォーク部46
が90度おきに4つ形成されている。各フォーク部46
は、半径方向内側に向いたフォーク溝47を備えてお
り、フォーク部46の上面及び下面には、フォーク溝4
7の両側に拡がる凹み48、49が形成されている。こ
のフォーク溝47及び凹み48、49は、図4に示すよ
うに上下に鍔57を有するナット50を回転不能に保持
する。同図の右側の2つのフォーク部より若干低くして
水平杆21が架設されており、その中間位置から半径方
向に短いつなぎ杆22が水平に延びており、内側フラン
ジ3に設けられた中間突部23に連結されている。水平
杆21は、作業者がマンホール孔に出入りするときの把
手となる。中間突部23に上下方向のねじ孔24が設け
られている。
域を除いた部分で、フォーク部46、46の中間にL形
部材20が水平杆と同一の高さで設けられている。水平
杆とL形部材は、内枠の調整作業時に物及び人がマンホ
ール孔に落下するのを防止するための金網を支持する。
内装されており、遊隙dにはこれを閉鎖するシーリング
材26が嵌着されている。内枠2にはその上部内側にロ
ート形のテーパ面9が形成されており、テーパ面9と蓋
板8の円錐外周面とが嵌合して水密構造を形成する。テ
ーパ面9の少し下方にはロック装置のレバーが係止され
るリング状のストッパ12が突設されている。
1のフォーク部46に対向する位置には、外枠1のフォ
ーク部46と等しい形状のフォーク部51が突設されて
いる。このフォーク部51の上面にもフォーク溝52の
両側に拡がる凹み53が設けられている。
る位置調整ねじ35が8個螺着されている。位置調整ね
じの先端(外枠に当接する部分)は球形であり、基端に
は軸方向の六角孔が設けられている。位置調整ねじ35
を遊隙dに進出させて先端を外枠1に当接させることに
より、外枠1に対する内枠2の横方向の相対位置を固定
することができる。
4は首部に球面ワッシャ36を備えており、ねじ部が鍔
付ナット50に螺合している。この鍔付ボルトの鍔56
は、球面ワッシャを挿通したあと溶接されたものであ
る。鍔付ナット50は、図4に示すように、円柱形本体
55の中間部に水平方向の面取58を設けて、着脱自在
かつ回転不能にしたものでよく、また短円柱形の本体5
5の両側に四角形の鍔57を固着したものでもよい。後
者の場合は、外枠1のフォークの凹み48、49を矩形
にして、鍔付ナット50が回転するのを防止する。
る。マンホール用ブロックの上面にボルトで外枠1を固
定し、次に内枠2を外枠1に収納する。このとき、内枠
のフォーク部51が外枠のフォーク部46の上方に位置
するようにする。次にねじ部に鍔付ナット50を螺合し
た4本の鍔付ボルト54の首部と鍔付ナット50とを、
内枠のフォーク溝52と外枠のフォーク溝47とに挿入
する。
望の姿勢に合わせるには、スパナで鍔付ボルト54を回
す。ボルト54はその鍔56でフォーク部51の下面を
押して内枠2を上動させ、上下位置及び傾きを調節す
る。所望の高さに来たら、内枠と外枠との間の上下方向
の空所40にスペーサ41を入れ、鍔付ボルト54を操
作して内枠2を下降させてスペーサ41を介して外枠1
に締結する。内枠2が外枠1に対して傾斜しているとき
は、球面ワッシャ36がその傾斜角を吸収してくれるの
で、内枠2を外枠1に強固に締結することができる。最
後に位置調整ねじ35を進出させて水平方向にも移動し
ないようにする。
ものである。例えば重ね舗装のために蓋板を20mm嵩
上げしたいときは、鍔付ボルト54を緩めて内枠2を2
0mm上昇させ、できた空所40に所望の厚さのスペー
サを入れ、鍔付ボルト54を締め付けて、内枠2の下面
をスペーサ41を介して外枠1に締結し、位置調整ねじ
35(図5参照)を進出させる。
ンジの上面に凸部42を設け、内枠の下面に凸部42に
対向する凹部43を設けるとともに、スペーサ41の上
面に凸部44を設け、下面に凹部45を設けておき、積
み重ねたときにお互いにずれがないようにしておけば、
車輛等による振動によってスペーサ41が外れるのを防
止することができる。なお、地盤沈下のおそれがある地
域に本実施例のマンホール装置を設置するときは、予め
スペーサ41を2〜3枚介装しておくことにより、地盤
沈下によって舗装面が沈下して蓋板との間に段差が生じ
たときに、必要枚数のスペーサ41を取り外しまたは薄
いものに交換して、内枠2及び蓋板8を下降させること
ができる。
の実施例では、外枠1に設けた第1実施例と同様な構造
のフォーク部46が設けられており、内枠2の内面に上
下2段のフォーク部63、64が設けられている。下段
のフォーク部64の上面にはフォークの溝66の両側に
拡がる浅い凹み67が設けられており、上下のフォーク
部63、64の間にボルト68の頭部及び球面ワッシャ
を収納できる空間が形成されている。マンホール枠を組
み立てるときは、外枠に内枠を入れ、六角孔を有するボ
ルト68の首部に球面ワッシャ36を装着してねじ部に
鍔付きナット50を螺合する。そして、上下のフォーク
部63、64の間の空間にボルトの頭及び球面ワッシャ
を入れ、外枠のフォーク溝47に鍔付きナット50を入
れる。
部63の溝65からボルトの六角孔38に六角レンチを
入れてボルト68を回す。ボルト68はその頭頂で上段
のフォーク部63の下面を押して内枠2を上動させる。
所望の高さにきたら、内枠と外枠との間にスペーサ41
を入れ、ボルト68を操作して内枠2を下降させてスペ
ーサ41を介して外枠1に締結する。
を収納した後にボルト68を装着することができ、組立
時の作業性が良くなる。
す断面図
Claims (5)
- 【請求項1】 土中に埋設されたマンホール用ブロック
に固定される外枠(1)と、この外枠(1)に遊隙(d)をもっ
て内装された内枠(2)と、上記外枠(1)と内枠(2)との間
に上下方向に装架された複数個のねじ装置とを備え、こ
のねじ装置を操作して外枠(1)に対して内枠(2)を昇降な
いし傾動させるマンホール枠において、上記外枠は内周
縁に複数個のフォーク部(46)を備え、上記内枠は上記外
枠のフォーク部(46)に対向する位置にフォーク部(51,6
3,64)を備え、上記ねじ装置は外枠(1)のフォーク部(46)
に着脱自在かつ回転不能に装着された鍔付ナット(50)
と、内枠(2)のフォーク部(51,63,64)に着脱自在かつ軸
方向移動不能に設けられて上記鍔付きナットに螺合され
るボルト(54,68)とからなることを特徴とする、マンホ
ール枠。 - 【請求項2】 外枠のフォーク部(46)の上面及び下面に
はフォーク溝(47)の両側に拡がる凹み(48,49)が形成さ
れ、内枠のフォーク部(51,64)の上面にもフォーク溝(5
2,66)の両側に拡がる凹み(53,67)が設けられている、請
求項1記載のマンホール枠。 - 【請求項3】 ねじ装置のボルト(54,68)は首部に球面
ワッシャ(36)を備えている、請求項1又は2記載のマン
ホール枠。 - 【請求項4】 ねじ装置のボルトが鍔付ボルト(54)であ
る、請求項1、2又は3記載のマンホール枠。 - 【請求項5】 ねじ装置のボルト(54,68)がマンホール
用ブロックの内周面より内側に配置されていることを特
徴とする、請求項1、2、3又は4記載のマンホール
枠。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35205997A JP3247329B2 (ja) | 1997-12-04 | 1997-12-04 | マンホール枠 |
KR1019980049184A KR100560226B1 (ko) | 1997-11-17 | 1998-11-17 | 맨홀틀및맨홀틀용라이너 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35205997A JP3247329B2 (ja) | 1997-12-04 | 1997-12-04 | マンホール枠 |
Publications (2)
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JPH11166245A JPH11166245A (ja) | 1999-06-22 |
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Family
ID=18421514
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP35205997A Expired - Fee Related JP3247329B2 (ja) | 1997-11-17 | 1997-12-04 | マンホール枠 |
Country Status (1)
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Families Citing this family (2)
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JP4731217B2 (ja) * | 2005-06-23 | 2011-07-20 | 中国電力株式会社 | 重量蓋 |
JP4895691B2 (ja) * | 2006-06-05 | 2012-03-14 | アロン化成株式会社 | 圧力開放式のます又はマンホールの蓋 |
-
1997
- 1997-12-04 JP JP35205997A patent/JP3247329B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH11166245A (ja) | 1999-06-22 |
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