JP3247327B2 - マンホール枠における落下防止網の取付構造 - Google Patents

マンホール枠における落下防止網の取付構造

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信夫 竹田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、マンホール装置
の設置や補修をする場合において、蓋板を取り外したマ
ンホール枠の上面開口からマンホール孔に人や物が落下
するのを防止する落下防止網の取付構造に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来のマンホール装置は、マンホール用
ブロックに固定された固定枠とその上面開口に装着され
た蓋板とからなっており、これに使用する落下防止網
は、固定枠と略同形の枠材の表面に金網を添設した構造
で、多くの場合、蓋板を取り外した固定枠の上面開口に
落下防止網を載せて作業を行っている。
【0003】本願出願人は先にした出願(特開平9−1
77106号)において、舗装面に合わせて蓋板1を昇
降ないし傾動できるマンホール枠2を開示した。このマ
ンホール枠2は、土中に設けられたマンホール用ブロッ
クに固定される外枠3と、この外枠に遊隙4をもって内
装された内枠5とを備えており、外枠3の内側フランジ
に装着した受けボルト7及び締付ボルト8を操作して内
枠を昇降ないし傾動させ、蓋板1を舗装面の高さないし
傾きに合わせることができるようにしたものである。そ
して、傾きないし高さの調整をしたあとは、内枠と外枠
との間に形成されたリング状の空所9に平面弓形のスペ
ーサ10を内側から挿入し、このスペーサ10によって
蓋板を介して内枠にかかる荷重を受け止めている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなマ
ンホール装置において、従来の落下防止網の取付構造を
採用した場合、内枠を昇降ないし傾動するボルト7、8
の頭部や荷重を受け止めるスペーサの出し入れ位置が落
下防止網の取付位置より下方になり、ボルトの操作やス
ペーサの装脱を行うことができなくなるという問題があ
る。またこの場合に落下防止網を取り付けないで作業を
行うと、誤って工具やスペーサをマンホール孔に落とし
てしまうという問題がある。
【0005】本発明は、昇降ないし傾動可能に内装した
内枠を備えたマンホール枠に好適な落下防止網の取付構
造を提供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のマンホー
ル枠における落下防止網の取付構造は、マンホール用ブ
ロックに固定される外枠12と、この外枠に昇降ないし
傾動可能に内装された内枠13とを備え、内枠13が昇
降ないし傾動したときに内枠13と外枠12との間に形
成される空所38にスペーサ39を介装して内枠を支持
するマンホール枠11において、人や物がマンホール孔
に落下するのを防止する落下防止網34を、落下防止網
34が外枠12のスペーサ載置面23より下方となる位
置に取り付けることを特徴とするものである。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載のマ
ンホール枠における落下防止網の取付構造において、外
枠12の内面下部からマンホール用ブロックの中空孔の
上端部に延びる支持突起21を円周を略等分する位置に
複数個設け、その延設端に落下防止網の受け面22を設
けて落下防止網を支持したことを特徴とするものであ
る。
【0008】
【作用】請求項1記載の取付構造は、落下防止網34が
外枠12のスペーサ載置面23より下方の位置で取り付
けられるので、内枠13を昇降ないし傾動する作業を落
下防止網を取り付けて行うことができ、ボルトの操作や
スペーサの出し入れを安全に行うことができる。
【0009】請求項2記載の発明は、落下防止網34の
受け面22を外枠12に設けた網支持部21に設けたの
で、受け面22を外枠12と一体に製造することがで
き、落下防止網34の構造が簡単になり、且つ網支持部
21が外枠固定時に外枠とマンホール用ブロックの位置
決めを容易にする。
【0010】
【発明の実施の形態】図1ないし図3は本発明の一実施
例を示したものである。落下防止網を取り付けるマンホ
ール枠11は、土中に埋設されたマンホール用ブロック
の上面に載置される外枠12と、この外枠12内で昇降
ないし傾動する内枠13とを備えている。外枠12は、
図1及び図2に示すように、下端に設けた外側フランジ
14が固定ボルト15によりマンホール用ブロック16
の上面に固定される。外枠12の内壁側の下端には内側
フランジ17が外側フランジ14と同一平面で設けら
れ、その内縁に互いに90度隔たった位置に締結ナット
部18が突設され、調節ナット部19が互いに120度
隔たった位置に突設されている。調節ナット部の3つの
うち2つが締結ナット部18に隣接して設けられてお
り、残りの1つは反対側の締結ナット部18の中間位置
に独立して設けられている。締結ナット部18及び調節
ナット部19にはそれぞれねじ孔24、25が設けられ
ている。
【0011】各締結ナット部の中間位置(独立した調節
ナット部19のある領域を除く)に内側フランジ17の
下方に延びる網支持部21が設けられている。独立した
調節ナット部19の両側にある締結ナット部18には、
マンホール孔に出入りする時に作業者が把持する水平杆
20が装架されている。網支持部21の受け面22は、
後述する落下防止網が内側フランジ17の上面がスペー
サ載置面23より下方となる位置に設けられている。水
平杆20の上面は、網支持部21の受け面22と同平面
である。網支持部21の半径方向外端は、マンホール用
ブロックの内径に遊隙を残して嵌合し、外枠の移動を規
制している。
【0012】内枠13は、図1及び図3に示すように、
外枠12の内径よりも小さい径を持つ高さの低い円筒形
で、外枠12に対向する外周面が縦方向に緩い中凸の形
をしている。内枠13の内側面上端には、蓋板を嵌合す
るロート形のテーパ面26が形成されており、その少し
下方には段部27が設けられる。内側面下部には、90
度隔たった位置に締結ボルトホルダ28が、また、互い
に120度隔たった位置には調節ボルト受け29が突出
している。締結ボルトホルダ28の上面には、後述する
球面ワッシャ41を入れる浅い円形穴31が設けられ、
半径方向の平面U字形の切欠32が形成されている。調
節ボルト受け29の底面は平坦であり、半径方向の平面
U字形の切欠33が設けられている。
【0013】図2に想像線で示すように、内枠に収納さ
れた落下防止網34は平面視で八角形をしており、格子
状の枠部35とその枠部に溶接された金属製の網部36
とからなる。
【0014】図1に基づきマンホール枠の組立方法を説
明する。外枠12の調節ナット部19の3つのねじ孔2
5に調節ボルト37をねじ込み、内枠の調節ボルト受け
29と外枠の調節ナット部19との位置および内枠の締
結ボルトホルダ28と外枠の締結ナット部18との位置
を合わせて、外枠12の内部に内枠13を収納する。収
納された内枠13はその調節ボルト受け29の底面が調
節ボルト37の頭部に当接して支持される。高さ及び傾
きの微調整は、調節ボルト受け29の切欠33から六角
レンチを挿入して調節ボルト37を螺進退させるか、調
節ボルトの頭部にスパナを掛けて調節ボルト37を螺進
退させることにより行う。
【0015】内枠の昇降ないし傾動により生じた内枠1
3の外周下端部と内側フランジ17のスペーサ載置面2
3との間に形成された空所38に、内枠の内側から所望
の高さ及び傾斜角のスペーサ39を挿入する。球面ワッ
シャ41を介装した締結ボルト42を内枠の締結ボルト
ホルダ28の切欠32に挿通し、その先端を締結ナット
部18のねじ孔24にねじ込むことにより、スペーサ3
9を挟んで内枠13と外枠12とを強固に締結する。
【0016】本実施例のマンホール装置を設置した舗装
面が補修ないし再舗装されて、蓋板と路面との間に段差
ができたときは、まず蓋板を取り除き、マンホール枠1
1の上面開口から落下防止網34を入れ、外枠の網支持
部21の受け面22と水平杆20とで支持する。次にス
パナ等でマンホール枠11の内側の調節ボルト37、締
結ボルト42を操作して内枠を新たな路面に合う高さな
いし傾きに調整し、内枠13の外周下端部とスペーサ載
置面23とに形成された空所38に必要な高さないし傾
きのスペーサ39を入れ、締結ボルト42を締める。
【0017】落下防止網34の上面は、スペーサ39を
挿入するスペーサ載置面23よりも下方に位置するの
で、調節作業を速やかに行うことができ、工具や人の落
下を防止できる。特に、ボルトやスペーサといった細か
い部材がマンホール内に落下するのを防止でき、マンホ
ールの底で作業をしている人を傷つけることがない。作
業が終了したら、落下防止網を引上げたあとマンホール
枠の上面開口に蓋板を嵌着して次の作業場に移動する。
【0018】なお、落下防止網34の形状は、マンホー
ル枠11からマンホールの中心側に突出する部材、例え
ば締結ナット部や調整ナット部などがある場合には、そ
の部材を避けるような形状にしておく。更には落下防止
網34は、マンホール枠11にスペーサ、調整ボルト、
締結ボルトを避けた位置にS字形の吊具を設置し、この
S字形吊具の下端で支持することもできる。
【0019】
【発明の効果】本発明の落下防止網の取付構造によれ
ば、マンホール蓋の高さ及び傾きの調節作業時に、使用
する工具、部品、及び作業者などが転落することなく、
安全で迅速な作業を進めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の縦断面図
【図2】内枠を取り除いて示す外枠及び落下防止網の平
面図
【図3】内枠の平面図
【図4】従来のマンホール枠を示す縦断面図
【符号の説明】
11 マンホール枠 12 外枠 13 内枠 21 網支持部 22 受け面 23 スペーサ載置面 34 落下防止網 38 空所 39 スペーサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02D 29/14

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マンホール用ブロックに固定される外枠
    (12)と、この外枠に昇降ないし傾動可能に内装された内
    枠(13)とを備え、昇降ないし傾動した内枠(13)と外枠(1
    2)との間に形成されるリング状の空所(38)に介装したス
    ペーサ(39)が上記昇降ないし傾動した内枠を支持してお
    り、外枠(12)の前記スペーサの載置面(23)より下方の位
    置に落下防止網(34)が取り外し自在に取り付けられてい
    ることを特徴とする、マンホール枠における落下防止網
    の取付構造。
  2. 【請求項2】 外枠(12)の内面下部からマンホール用ブ
    ロックの中空孔の上端部に延びる支持突起(21)が設けら
    れ、その延設端に形成した受け面(22)に落下防止網(34)
    が載置されていることを特徴とする、請求項1記載のマ
    ンホール枠における落下防止網の取付構造。
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