JP2857833B2 - 物品格納棚の支柱下端支持構造 - Google Patents

物品格納棚の支柱下端支持構造

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JP2857833B2 JP6104588A JP10458894A JP2857833B2 JP 2857833 B2 JP2857833 B2 JP 2857833B2 JP 6104588 A JP6104588 A JP 6104588A JP 10458894 A JP10458894 A JP 10458894A JP 2857833 B2 JP2857833 B2 JP 2857833B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は倉庫や工場等において各
種の製品や半製品等の物品を格納する際に使用される物
品格納棚の支柱下端を床面に支持するために用いる物品
格納棚の支柱下端支持構造に関するものである。
【0002】
【従来技術】図6は従来のこの種の物品格納棚を用いる
自動倉庫の構成例を示す図である。図示するように、物
品格納棚2は支柱3に棚板1を水平に複数段取り付けた
構造である。物品格納棚2と2が対向して配設された間
の通路に棚積リフト4が上下のレール5,6に沿って走
行するようになっている。支柱3の下端は椀を伏せた形
状のベース10を介在させて床面に支持されている。
【0003】図7は支柱3の下端支持構造を示す図であ
る。ベース10はその上部中央部に取り付けられたボル
ト7を支柱3の下端に固定されたネジ金具8に捩じ込ん
でとり付けている。そして高さ調整金具9を回転させる
ことにより、支柱3の高さを調節する。なお、11は滑
り防止兼緩衝用リングである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記構成
の支柱3の下端支持構造では下記のような問題があっ
た。図6において、地震発生により矢印F1に示すよう
に、水平(横)方向の力が発生した場合、2点鎖線12
に示すように物品格納棚2が変形し、例えば、右側の物
品格納棚2における外側の支柱3の下端を支えるベース
10には矢印F2に示すように床面29に対して打ち抜
き力が作用し、内側の支柱3の下端を支えるベース10
には矢印F3に示すように床面29に対して引き抜き力
が作用する。
【0005】上記のようにベース10に床面29に対し
て打ち抜き力が作用するとアスファルト、モルタル等か
らなる床面29を凹ましたり破壊するという問題があ
り、ベース10がアンカーボルトで床面に固定している
場合にベース10に引き抜き力が作用しベース10が変
形するという問題があった。また、ベース10がアンカ
ーボルトで床面に固定していない場合、打ち抜き力や引
き抜き力が作用すると支柱3を支持するベース10の位
置が変位し、支柱3や棚板1等で構成する棚フレームが
容易に変形し、以後棚積リフト4による物品の出し入れ
に支障を来すという問題があった。
【0006】また、実開平6−23915号公報に示す
ようにベース10のフランジ部にアンカーボルト挿入用
の切欠部を設け、フランジ部をアンカーボルトとナット
で床面に固定したものもあるが、地震の揺れによりアン
カーボルトが切欠部から外れたり、フランジ部が引き抜
き力で変形してしまうという問題もあった。
【0007】本発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、上記問題点を除去し、地震発生等により棚に水平方
向の力が作用しベースに床面に対する打ち抜き力や引き
抜き力が発生しても、ベースによる床面の凹みや破壊、
ベースのフランジ部の変形やベース位置ずれによる棚フ
レームの変形等のない物品格納棚の支柱下端支持構造を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、物品を格納する複数段の棚を垂直に立設した
複数本の支柱で支持する構造の物品格納棚の支柱下端
に、ベース部材に立設して取り付けられたボルトを捩じ
込み、該ベース部材を介在させて該支下端を床面に支
持する物品格納棚の支柱下端支持構造であって、ベース
部材は椀を伏せた形状の椀状部と該椀状部の外周部に位
置し床面に作用する打ち抜力を分散させる広幅のフラ
ンジ部とが一体に形成され、該フランジ部の椀状部を挟
んだ長手方向両側位置にアンカーボルト挿入孔を設ける
と共に、該フランジ部の椀状部から長手方向端部に達す
る位置にアンカーボルト挿入孔を挟んで該フランジ部の
剛性を大きくする2本のリブを平行に設け、フランジ部
のアンカーボルト挿入孔に床に固定したアンカーボルト
を挿入し、ナットで締め付けベース部材を床面に固定し
たことを特徴とする。
【0009】ベース部材に取付けられたボルトは丸棒に
転造加工によりネジ部を形成したものであることを特徴
とする。
【0010】
【作用】本発明は椀状部の外周部に広幅のフランジ部を
設けると共に該フランジ部のそれぞれのアンカーボルト
挿入孔を挟んで椀状部から端部に達する位置に2本の
ブを平行に設け、該フランジ部を床に固定したアンカー
ボルトとナットで締め付け固定するので、地震発生
より棚に水平方向の力が加わり、ベース部材に床面に対
して打ち抜き力及び引き抜き力が発生した場合、該打ち
抜き力は広幅のフランジ部で分散されるから、床面に凹
みを与えたり破壊することがなく、引き抜き力によりベ
ース部材を変形させようとする力が作用するがフランジ
部に設けられた2本のリブで剛性が大きくなっているか
ら変形することがなく、且つベース部材がアンカーボル
トで床面に固定されているから、ベース部材の位置が変
位することがない。従って、棚フレームが変形すること
もない。
【0011】また、ベース部材に取付けられたボルトに
丸棒に転造加工によりネジ部を形成したボルトを用いる
ことにより、加工コストをダウンできる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明の物品格納棚の支柱下端支持構造を
示す図で、同図(a)は平面図、同図(b)は正断面
図、同図(c)は側面図である。
【0013】図において、20はベース部材であり、該
ベース部材20は椀を伏せた形状の椀状部21と該椀状
部21の外周部に位置するフランジ部22とが一体に形
成された形状で、該フランジ部22には長手方向にリブ
23が設けられている。椀状部21の上部中央は平坦に
形成されている。24は支柱3の下端に固定されたネジ
金具8に捩じ込むボルトであり、該ボルト24の下部に
は六角形状のスパナ掛部材25が溶接で固定され、該ス
パナ掛部材25の下方に間隙Gを設けて同形状の係止部
材26が設けられている。
【0014】図2はベース部材20の形状を示す図で、
同図(a)は平面図、同図(b)は正断面図、同図
(c)は側面図である。ベース部材20は中央部が幅広
に形成された長方形の鋼板等の金属板を、例えば板金加
工で椀状部21、フランジ部22及びリブ部23を一体
に形成している。また、椀状部21の中央部は平坦に形
成され、該平坦部21aの中央部にはボルト貫通用孔2
1bが形成され、更にフランジ部22の長手方向には椀
状部21を挟んでアンカーボルト挿入孔22a,22a
がそれぞれ形成されている。
【0015】図3はボルト24の形状を示す図であり、
ボルト24は鋼等の金属丸棒に転造加工によりネジ部2
4aを形成したものである。ネジ部24aを転造加工に
よって形成することにより、ボルト24の加工コストを
ダウンさせることができる。該ボルト24の下部を図4
に示す六角形状のスパナ掛部材25の孔25aに挿入
し、ネジ部24aの下部で溶接して固定する。続いてボ
ルト24のスパナ掛部材25の下部をベース部材20の
ボルト貫通用孔21bに挿入し、下端にスパナ掛部材2
5と同形状の係止部材26を挿入し溶接固定する。
【0016】上記のようにしてベース部材20の椀状部
21に取り付けたボルト24を支柱3の下端に固定され
たネジ金具8に捩じ込むことにより、ベース部材20を
支柱3の下端に固定する。このときスパナ掛部材25と
係止部材26との間の間隙Gの寸法はベース部材20の
肉厚より大きくしているから、ベース部材20と係止部
材26の間には遊びのための間隙ができる。
【0017】物品格納棚を設置する床には支柱3の下端
に取り付けたベース部材20が位置する部分にはアンカ
ーボルト27が埋込固定されており、該アンカーボルト
27をベース部材20のフランジ部22に設けられたア
ンカーボルト挿入孔21c,21cに挿入し、ナット2
8で締め付けることにより、ベース部材20を床面29
に固定する。支柱3の高さ調整はスパナ掛部材25をス
パナ等の工具で回転させることにより、調整する。
【0018】物品格納棚の支柱下端支持構造を上記のよ
うに構成することにより、地震等の発生により棚に水平
(横)方向の力が作用し、ベース20に床面29に対し
て打ち抜き力や引き抜き力が発生した場合、該打ち抜き
力は広幅のフランジ部22で分散されるから、床面29
に凹部を形成したり床面29を破壊することが無く、ま
た引き抜き力はベース部材20がアンカーボルト27で
床面に固定されているから、ベース20を変形しようと
作用するが、フランジ部22にはリブ23を形成してい
るから、剛性が増しフランジ部22は変形することが無
い。
【0019】また、リブ23で補強(剛性増大)した広
幅のフランジ部22を有するベース部材20をアンカー
ボルト挿入孔22a,22aにアンカーボルト27,2
7を通しナット28,28で締め付けて床面29に固定
しているので、地震等の振動発生によりベース部材20
が移動することがないから、棚フレームの変形がなく、
棚積リフト4(図6参照)による棚への物品の格納搬出
に支障がなくなる。
【0020】また、ベース部材20の椀状部21と係止
部材26との間の遊びのための隙間は、ベース部材20
のフランジ部22にアンカーボルト27を挿入し、ナッ
ト28で締め付け固定する際役立つと共に、地震等によ
り水平方向の力が作用し、上記抜き打ち力及び引き抜き
力が発生した際、ベース部材20の椀状部21がこの隙
間内を変位し若干の緩衝作用を果たす。
【0021】図5は本発明の物品格納棚の支柱下端支持
構造の他の構成例を示す図で、同図(a)は平面図、同
図(b)は正断面図である。本支柱下端支持構造が図1
と相違する点は、図5の場合はベース部材20の椀上部
21の上部が平坦ではなく、断面円弧状になっている点
である。これにより床面29の部分の傾きにより、スパ
ナ掛部材25に対してベース部20が傾動した場合、
支持点が椀上部21の上面をスムーズに移動して支える
ことができる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、
ース部材は椀を伏せた形状の椀状部と該椀状部の外周部
位置し床面に作用する打ち抜き力を分散させる広幅の
フランジ部とが一体に形成され、該フランジ部の椀状部
を挟んだ長手方向両側位置にアンカーボルト挿入孔を設
けると共に、フランジの剛性を大きくする2本のリブを
平行に設け、フランジ部のアンカーボルト挿入孔に床に
固定したアンカーボルトを挿入し、ナットで締め付けベ
ース部材を床面に固定したので、地震等により物品格納
棚に水平(横)方向の力が発生し、ベース部材に床面に
して打ち抜き力や引き抜き力が作用してもベース部材
による床面に凹みや破壊、フランジ部の変形や棚フレー
ムの変形、支柱の位置ずれ等が発生しない。特にフラン
ジ部の椀状部から長手方向端部に達する位置にアンカー
ボルト挿入孔を挟んで該フランジ部の剛性を大きくする
2本のリブを平行に設けたので、ベース部材に床面に対
して打ち抜き力や引き抜き力が作用してもそれに対する
剛性が大きくなっているから、ベース部材が変形するこ
とはないという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の物品格納棚の支柱下端支持構造を示す
図で、同図(a)は平面図、同図(b)は正断面図、同
図(c)は側面図である。
【図2】ベースの形状を示す図で、同図(a)は平面
図、同図(b)は正断面図、同図(c)は側断面図であ
る。
【図3】ボルトの形状を示す図である。
【図4】スパナ掛部材の形状を示す図で、同図(a)は
平面図、同図(b)は正断面図である。
【図5】本発明の物品格納棚の他の支柱下端支持構造を
示す図で、同図(a)は平面図、同図(b)は正断面図
である。
【図6】従来の物品格納棚を用いる自動倉庫の構成例を
示す図である。
【図7】従来の物品格納棚の支持構造を示す図である。
【符号の説明】
1 棚板 2 物品格納棚 3 支柱 4 棚積リフト 5 レール 6 レール 7 ボルト 8 ネジ金具 9 高さ調整金具 10 ベース 20 ベース 21 椀状部 22 フランジ部 23 リブ 24 ボルト 25 スパナ掛部材 26 係止部材 27 アンカーボルト 28 ナット 29 床面

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品を格納する複数段の棚を垂直に立設
    した複数本の支柱で支持する構造の物品格納棚の支柱下
    端に、ベース部材に立設して取り付けられたボルトを捩
    じ込み、該ベース部材を介在させて該支下端を床面に
    支持する物品格納棚の支柱下端支持構造であって、 前記ベース部材は椀を伏せた形状の椀状部と該椀状部の
    外周部に位置し床面に作用する打ち抜力を分散させる
    広幅のフランジ部とが一体に形成され、該フランジ部の
    前記椀状部を挟んだ長手方向両側位置にアンカーボルト
    挿入孔を設けると共に、該フランジ部の前記椀状部から
    長手方向端部に達する位置に前記アンカーボルト挿入孔
    を挟んで該フランジ部の剛性を大きくする2本のリブを
    平行に設け、 前記フランジ部のアンカーボルト挿入孔に床に固定した
    アンカーボルトを挿入し、ナットで締め付け前記ベース
    部材を床面に固定したことを特徴とする物品格納棚の支
    柱下端支持構造。
  2. 【請求項2】 前記ベース部材に取付けられたボルトは
    丸棒に転造加工によりネジ部を形成したものであること
    を特徴とする請求項1に記載の物品格納棚の支柱下端支
    持構造。
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JP7263021B2 (ja) * 2019-01-16 2023-04-24 株式会社奥村組 既設ラックの免震構造及び既設ラックの免震化改修方法

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